JPH0633276Y2 - 自己密封式の管継手 - Google Patents

自己密封式の管継手

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JPH0633276Y2
JPH0633276Y2 JP5393089U JP5393089U JPH0633276Y2 JP H0633276 Y2 JPH0633276 Y2 JP H0633276Y2 JP 5393089 U JP5393089 U JP 5393089U JP 5393089 U JP5393089 U JP 5393089U JP H0633276 Y2 JPH0633276 Y2 JP H0633276Y2
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卓 関根
恒之 土橋
宣昭 伊藤
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横浜エイロクイツプ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は空気調和機などの流体利用機器の配管に用い
られる自己密封式の管継手の改良に関する。
(従来の技術) 空気調和機などの流体導管用の管継手として、第5図の
ように雄継手B′の結合側内向き肉厚部の端面に環状凹
溝nを形成し、そこに断面三角形状の金属密封環mが、
その外周の頂縁を凹溝nの外側内周面に密着させると共
に底部一側縁を凹溝nの奥面に密着させるようにして圧
入されていて、継手の結合に当たり、雌継手A′の大径
のユニオンナット3′を雄継手B′の雄本体5′に螺合
させて、雌本体1′中の固定弁体2′により雄本体5′
内の可動弁体6′を図示のように後退させて、流路を開
く一方、雌本体1′内の筒状摺動弁4′の先端を雄本体
5′の肉厚部端面に圧接させると共に雄本体5′中の上
記金属密封環m底部他側縁を雌本体1′の結合側端面に
くい込ませて、内部流体が外部に漏れるのを防ぐように
したものが特公昭43-15480号により知られている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来の管継手では金属密封環による密封
効果はすぐれているが、シャープな角隅を持つ三角形断
面の環体を加工するには手数がかかり、かつその底辺が
本体の軸線に平行になるように圧入するには熟練を要
し、また、雌、雄本体の結合時には金属同士をくい込ま
せるため、相当の推力(締付けトルク)が必要で専用の
締付け工具でユニオンナットを数回回転させて雄本体に
ねじ込まなければならず、能率が悪く狭い場所では使い
難い。
そこで、この考案は高価で加工困難な密封環を用いるこ
となく、充分な密封効果が得られると共に雌、雄本体を
工具を必要とせずに容易迅速に結合、分離できる自己密
封式の管継手を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的のもとにこの考案は自己密封式の管継手とし
て、内部に結合側にばね付勢して摺動弁を嵌合させると
共にきの子状の固定弁体を設けた雌本体の外周中央部に
エッジを有する段部と環状凹溝を設け、雌本体の外側に
は、該環状凹溝を介し結合側端の入口部と中間らせん部
および逆向きらせん端部からなる複数のらせん状切欠を
設けたロックスリーブを回動自在に取付けた雌継手と、
内部にきの子状の可動弁体を結合側にばね付勢して設け
た雄本体の内側中央部に可動弁体が当接するテーパ面を
有する内向き突条を設け、該内向き突条より結合側の筒
部の内面中央部に環状溝を形成し、該環状溝内に雌本体
密封用の弾性Oリングと合成樹脂製のガスケットをコイ
ルばねにより結合側に付勢して配設すると共に雄本体の
中央部上には上記切欠に対応する複数のロックピンを植
設した雄継手とで構成したことを特徴としている。
(作用) 雌側ロックスリーブの各らせん状切欠の入口部と雄本体
上の各ロックピンの位置を合せて、ロックスリーブを雄
本体上に挿入していくと、雌側固定弁体の頭部端面が雄
側可動弁体の頭部に当接すると共に雌側摺動弁の先端面
が雄本体の内向き突条の内周縁に当接し、このとき、各
ロックピンは切欠の中間らせん部に移動する位置にあ
り、ロックスリーブを時計方向に回転させれば、雌継手
は切欠の中間らせん部に案内されて前進する。そのた
め、雌側の摺動弁は内向き突条の圧接したまま相体的に
後退すると共に雄側の可動弁体が雌側の固定弁体に押さ
れて後退し、継手内の流路が開かれ、ロックスリーブの
継続しての回転によりロックピンが切欠の逆向きらせん
端部に係合して、雌、雄継手は結合される。その際、雄
本体の結合側筒部内に設けた弾性Oリングは雌本体上に
密接して嵌合すると共にガスケットはコイルばねの反撥
力で環状凹溝のエッジと雌本体上の段部のエッジに圧着
される。
(実施例) 以下第1図ないし第4図を参照してこの考案の実施例に
つき説明する。
第1図は雌継手Aと雄継手Bを分離して示すもので、雌
本体1は両端開口の筒状体で配管接続側には円錐状に絞
り込まれたチューブ体2がろう付けして固定され、その
小径端には流体源または機器に接続される一方の導管p
が連結されており、中央部にはほぼ直角なエッジ11eを
有する中間段部1aとこれより大径の外側段部1bが設
けられると共に環状凹溝1cが設けられ、雌本体1の外
側には横向きコップ状のロックスリーブ3が被嵌され、
その配管側の内向き環状端部3aが雌本体1の環状凹溝
1cに回転自在にかしめ付けられている。
このロックスリーブ3には第2図に示すように結合側端
面から複数本(図では2本)の1/4円周より若干長い範
囲にわたるらせん状切欠3bが穿設されていて、これら
の切欠3bは軸線に沿った短い入口部3bとこれに続
く配管側に向う中間らせん部3bおよび逆向きの短い
らせん端部3bからなっている。
また、雌本体1の内側にはその内面に接して滑動可能な
筒状の摺動弁4ときの子状の固定弁体5が配設され、摺
動弁4の結合側端面には弾性シール材4aが取付けられ
ると共に配管側の外周面には雌本体内面に密接する弾性
Oリング4bが埋設されており、また、固定弁体5の配
管側基端部は雌本体1の端面とチューブ体2上の内向き
ビード部2aとの間に周囲部が挟み付けられた三脚状の
リテーナ7の中心部にかしめ付けられていて、そのリテ
ーナ7と摺動弁4の配管側端面との間にはコイルばね6
が配設され、そのコイルばね6のばね力により摺動弁4
は結合方向に付勢され、継手分離には結合側端面の弾性
シール材4aがそのばね力により固定弁体5の頭部周縁
に圧接して内部流体の漏洩を防止している。
一方、雄本体11は両端開口の段付筒状体で配管接続側
には円錐状のチューブ体12がろう付けにより固定され
ると共に小径端には機器または流体源に接続される他方
の導管pが連結されており、その内側のほぼ中央部には
配管側の側面がテーパ面11cをなした環状の内向き突条1
1aが設けられ、それにより結合側の筒部11bは雌本体1
の外側段部1bが嵌合できる大径孔を備えて他より肉薄
になっていて、この結合側筒部11bの内面中央部には所
要幅の環状溝11dが形成され、そこにはナイロンなどの
合成樹脂材で逆く字状または円弧条の断面を持つ環状の
ガスケット16とゴムなどの弾性Oリング17、カラー
18が嵌め込まれ、これらはカラー18と内向き突条11
aとの間に配設されたコイルばね19により結合側に付
勢され、ガスケット16は環状溝11dのエッジ11eに圧接
されている。
また、雄本体11内にはきの子状の可動弁体13が配設
され、その軸杆部はチューブ本体12の内向きビート部
12aにより止着された三脚状のリテーナ14の中心部に
摺動可能に嵌挿され、リテーナ14と弁体頭部13a上に
設けたガイドリング13bとの間に配設されたコイルばね
15により結合側に付勢されていて、継手分離時には頭
部端面に接着された弾性シール材13cが雄本体11の内
向き突条11aのテーパ面11cに圧接されて内部流体の漏洩
が防止されている。
そして、雄本体11の中央部外周には雌側ロックスリー
ブ3に形成した切欠3bと同数のロックピン20が切欠
3bに対応するように放射状に植設されている。
次に雌、雄継手A、Bの結合動作について説明すれば、
先ず、雌側ロックスリーブ3の各らせん状切欠3bの入
口部3bと雄本体上の各ロックピン20の位置を合わ
せて、ロックスリーブ3を雄本体11上に挿入していく
と、雌側固定弁体5の頭部端面が雄側可動弁体13の頭
部端面上の弾性シール材13cに当接すると共に雌側摺動
弁4の先端面上の弾性シール材4aが雄本体の内向き突
条11aの内周縁に当接する。
この時点では、各ロックピン20はロックスリーブ3の
各切欠3bの直線状入口部3bから中間らせん部3b
に移動する位置に来ており、その位置でロックスリー
ブ3を雄継手Bに向って時計方向に回転させると、雌継
手Aは切欠3bの中間らせん部3bに案内されて前進
していく。
そのため、第3図のように雌側の摺動弁4はこれを結合
側に付勢しているコイルばね6を圧縮しつつ固定弁体5
の頭部から離れて相対的に雌本体1中に引込むことにな
るが、ばね力でその先端面の弾性シール材4aが雄本体
中の内向き突条11aの内周縁に圧接されているので、内
部流体の外部への漏れが防止され、その状態のもとに、
雄側の可動弁体13が雌側の固定弁体5に押されてコイ
ルばね15を圧縮しつつ後退することになり、雌、雄継
手内の流路が開かれる。
更に、ロックスリーブ3を同方向に回転していくと、各
ロックピン20が逆向きらせん部3bに入って、そこ
に係合することになり雌、雄継手A、Bが図示のように
結合される。
一方、上記の過程において、雄本体11の環状溝11d内
に組込まれている弾性Oリング17と環状ガスケット1
6は雌本体1の結合側端部周面上に密接して嵌合するこ
とになり、摺動弁4と相俟って継手内部を密封し、更に
結合完了時点においてはガスケット16はこれを結合側
に付勢しているコイルばね19の縮小反撥力によって第
4図のように環状溝11dのエッジ11eと雌本体1の中間段
部1aのエッジ1eに押付けられ、それらのエッジ1
e、11eがガスケット16にくい込んで内部流体の密封
をより確実にする。このガスケット16に対するエッジ
1e、11eのくい込みにより弾性Oリング17を透過し
た流体があったにしてもその外部への漏れが確実に防が
れる。
また、第3図の結合状態において、ロックスリーブ3を
反時計方向に回転すれば、雌側のコイルばね6と雄側の
コイルばね15の復元力でロックピン20が、らせん状
切欠3bを逆方向に摺動して、雌、雄継手A、Bは分離
されるが、その際には、雌側の摺動弁4は雌本体1を相
対的に前進して、その先端弾性シール材4aが固定弁体
5の頭部に圧接して雌本体内を密封する一方、雄側の可
動弁体13も結合側に前進して、その頭部端の弾性シー
ル材13cが内向き突条11aのテーパ面11cに圧接して雄本
体内を密封する。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、雄本体上に回転自在に取付
けたロックスリーブに複数のらせん状の切欠を設ける一
方、雄本体上にはこれに対応するロックピンを植設し
て、らせん状切欠とロックピンの係合関係によって雌、
雄継手を結合、分離させるようにしたので、ロックスリ
ーブの半回転程度の回転により両継手を容易、迅速に結
合、分離させることができ、これまでのユニオンナット
の数回転のねじ込みによるものに比べ作業能率を向上さ
せることができ、また、雄本体の結合側筒部内の環状溝
に弾性Oリングと合成樹脂製のガスケットを設けて、弾
性Oリングは雌本体上に密接させると共にガスケットに
は環状溝一側のエッジと雌本体上の段部のエッジとをく
い込ませるようにしたので継手内を充分に密封できて内
部流体の漏れを確実に防ぐことができ、しかもガスケッ
トに対する段部エッジのくい込みはコイルばねの反撥力
によって行われるので、ロックスリーブには大きな締付
トルクを必要とせず、作業が楽で特別の工具を必要とし
ないなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る雌継手と雄継手の分離時の半断
面側面図。 第2図はロックスリーブの斜視図。 第3図は継手結合時の半断面側面図。 第4図は第3図の円形部分の拡大図。 第5図は従来継手の結合時の半断面側面図。 図中、 A…雌継手、1…雌本体、 1a…中間段部、1b…外側段部、 1c…環状凹溝、2…チューブ体、 3…ロックスリーブ 3b…らせん状切欠、3b…入口部、 3b…中間らせん部、 3b…逆向きらせん端部 4…摺動弁、5…固定弁体、 B…雄継手、11…雄本体、 11a…内向き突条、11b…結合側筒部、 11c…テーパ面、11d…環状溝 12…チューブ体、13…可動弁体 7,14…リテーナ、16…ガスケット、 17…弾性Oリング、 6,15,19…コイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に結合側にばね付勢して摺動弁4を嵌
    合させると共にきの子状の固定弁体5を設けた雌本体1
    の外周中央部にエッジ1eを有する段部1aと環状凹溝
    1cを設け、雌本体1の外側には、該環状凹溝1cを介
    し結合側端の入口部3bと中間らせん部3bおよび
    逆向きらせん端部3bからなる複数のらせん状切欠3
    bを設けたロックスリーブ3を回動自在に取付けた雌継
    手Aと、内部にきの子状の可動弁体13を結合側にばね
    付勢して設けた雄本体11の内側中央部に可動弁体13
    が当接するテーパ面11cを有する内向き突条11aを設け、
    該内向き突条11aより結合側の筒部11bの内面中央部に環
    状溝11dを形成し、該環状溝11d内に雌本体密封用の弾性
    Oリング17と合成樹脂製のガスケット16をコイルば
    ね19により結合側に付勢して配設すると共に雄本体1
    1の中央部上には上記切欠3bに対応する複数のロック
    ピン20を植設した雄継手Bとからなる自己密封式の管
    継手。
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