JP5442772B2 - 食器洗浄機および洗浄品目のすすぎのための方法 - Google Patents

食器洗浄機および洗浄品目のすすぎのための方法 Download PDF

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Description

本発明は、洗浄品目の一括的洗浄のための食器洗浄機に関する。ここで食器洗浄機は、洗浄液とすすぎ液をスプレーするためのスプレー手段を備えた洗浄チャンバーと、洗浄液のための洗浄タンクと、使用済みすすぎ液のための再循環すすぎタンクと、最終すすぎ液の供給のための手段と、スプレー手段を介して洗浄チャンバー内にスプレーされた液体を収集するように用意された収集装置を備えている。本発明はさらに、洗浄品目のすすぎの方法に関する。
汚された洗浄品目、たとえば、皿、コップ、カトラリー、ソースパンの形態の台所道具を洗浄するための洗浄動作は、通常、
洗浄品目を洗剤入り洗浄液で洗浄し、
その結果洗浄液の残留物および洗浄液中のあらゆる食物残りがすすぎ落とされるように洗浄品目をすすぎ液ですすぐステップを有している。
効果的なすすぎを得るために、すすぎ液はしばしば加熱される。さらに、それにはしばしば乾燥剤が入っており、乾燥剤は、すすぎ液の表面張力を低減し、したがって、すすぎの後に洗浄品目からすすぎ液が落ちるのと容易にする。すすぎ液の消費、および、しかるべき場合に、すすぎ液を熱するためのエネルギーの消費はもちろん、乾燥剤などのすすぎ液化学薬品の消費は、食器洗浄機の運転費用のかなりの部分を占める。
WO2005/020782は、すすぎ液消費を低減した食器洗浄機を説明している。これは、使用済みすすぎ液のための収集装置と、収集装置に接続された注入口を有する再循環すすぎタンクを備えたWO2005/020782の食器洗浄機によって達成される。収集したすすぎ液は、予備すすぎ過程において洗浄品目をすすぐために使用され、その後、最終すすぎ過程において新しく清潔な最終すすぎ液で洗浄品目の最終すすぎがおこなわれる。遅延開口を備えたフロートバルブは、最も汚い非常に最初の予備すすぎ液体が再循環すすぎタンクに入らないようにするが、その代り、洗浄タンク内へ流れ落ちることを確実にする。
WO2005/020782
本発明の目的のひとつはすすぎ液の消費を削減することである。この目的は、洗浄品目の一括的洗浄のための食器洗浄機を使用して達成される。その食器洗浄機は、洗浄品目を収容するように用意され、洗浄液とすすぎ液をスプレーするためのスプレー手段が中に配置された洗浄チャンバーと、洗浄過程の最中にスプレー手段を介して洗浄チャンバーに供給されるであろう洗浄液を収容するように用意された洗浄タンクと、すすぎ過程の最中にスプレー手段を介して洗浄チャンバーに供給されるであろう使用済みすすぎ液を収容するように用意された再循環すすぎタンクと、最終すすぎ過程の最中にスプレー手段を介して洗浄チャンバーに供給される最終すすぎ液の供給のための手段と、スプレー手段を介して洗浄チャンバー内にスプレーされた液体を収集するように用意された収集装置と、収集装置から再循環すすぎタンクへ使用済みすすぎ液をポンプ輸送するように用意されたポンプを備えている。ポンプが収集装置から再循環すすぎタンクへ使用済みすすぎ液をポンプ輸送するように用意されているという事実のおかげで、正確に制御可能な量の最初のすすぎ液を廃棄することが可能である。ゆえに、再使用済みすすぎ液は、より清潔にしておくことができ、これにより、より少ない量の清潔な最終すすぎ液を供給することに十分である。廃棄されるすすぎ液の量も、選ばれた洗浄プログラムや、洗浄タンク内の洗浄液が使用された洗浄動作の回数などに依存して容易に変えることができる。本発明のおかげで、より高い精度で、最終すすぎ液のための再循環すすぎタンク内の空間を解放することも可能であり、これは、再循環すすぎタンクが収集された最終すすぎ液を収容できなくなる危険を低減する。これはまた、再使用済みすすぎ液クリーナーを維持することを支援する。概して、本発明は、しかるべき場合に、加熱エネルギーとすすぎ液の化学薬品たとえば乾燥剤はもちろん、すすぎ液を節約する。これはもちろん、経済的および環境的利点を伴う。本発明の利点はまた、もちろん、前述の経済的および環境的利点の代わりに、またはそれと組み合わさって、より良い洗浄結果、すなわち、より清潔な食器の形態で実現される。
食器洗浄機は、洗浄品目が少なくとも3秒のあいだ再循環すすぎタンクからのすすぎ液ですすがれた後に収集装置から再循環すすぎタンクへ使用済みすすぎ液を送り始めるように用意されている。これは、最も汚い洗浄液が洗浄チャンバーから適切に洗い落とされるのを可能にするのに適当な大まかすすぎ時間であることがわかった。
一実施形態では、洗浄タンクは洗浄チャンバーの下に位置しており、収集装置は収集皿を備え、これは、水平面に対して傾斜しており、洗浄チャンバーについての下限表面を規定しているとともに、それを介して洗浄チャンバーが洗浄タンクと連絡している開口を備えており、洗浄タンクは、収集装置と開口を介してチャンバーから使用済み洗浄液とすすぎ液を受け取るように用意されている。この実施形態は可動部をほとんど使用することなく実現することができ、また、比較的清潔なすすぎ液が比較的汚い洗浄液を薄めることが可能であるという事実は、洗浄動作が短縮されるおよび/またはすすぎ液が節約されるのを可能にする。好ましくは、収集装置は開口の周囲に沿って延在するトラフを備え、ポンプは、使用済みすすぎ液のための、トラフに配置された、排出口に接続されている。この実施形態は、ほとんど可動部なくして有効な収集を生む。好ましくは、トラフは水平面に対して傾斜しており、トラフの排出口はトラフの最下部分に位置している。これにより、より大きな再循環する流れを達成することができる。
一実施形態では、再循環すすぎタンクは、すすぎ液のためのオーバーフローを備えている。ゆえに、再循環すすぎタンクへ、それがどれくらいいっぱいかにかかわらず、最後の、従って最も清潔な、すすぎ水をポンプ輸送することが常に可能である。好ましくは、すすぎ液のためのオーバーフローは、洗浄タンクの中または上方に出てきている。ゆえに、すすぎ液は洗浄液として再使用される。
一実施形態では、再循環すすぎタンクは液位センサーを備えている。そのようなセンサーは、最終すすぎ過程における最終すすぎ液の量を再循環すすぎタンク内の利用可能空間に、またその逆に、適合させることをより簡単にする。
一実施形態では、洗浄チャンバーの上部は、上昇下降可能フードによって規定される。
本発明の別の側面によれば、目的は、食器洗浄機内の洗浄チャンバー内の洗浄品目の一括的すすぎのための方法を使用して達成される。その方法は、大まかすすぎ過程において再循環すすぎタンクからの使用済みすすぎ液で洗浄品目をすすぐことと、再循環すすぎ過程において再循環すすぎタンクからの使用済みすすぎ液で洗浄品目をすすぐことと、最終すすぎ過程において最終すすぎ液で洗浄品目をすすぐことと、再循環すすぎ過程と最終すすぎ過程において使用されたすすぎ液の収集を有しており、方法は、収集したすすぎ液の再循環すすぎタンクへのポンプ輸送を有している。この方法の結果、大まかすすぎ過程において使用される正確に制御可能な量の最初のすすぎ液を廃棄することが可能である。ゆえに、再使用済みすすぎ液は、より清潔にしておくことができ、これにより、より少ない量の清潔な最終すすぎ液を供給することに十分である。本発明のおかげで、より高い精度で、最終すすぎ液のための再循環すすぎタンク内の空間を解放することも可能であり、これは、再循環すすぎタンクが収集された最終すすぎ液を収容できなくなる危険を低減する。これはまた、再使用済み最終すすぎ液クリーナーを維持することを支援する。概して、本発明は、しかるべき場合に、加熱エネルギーとすすぎ液の化学薬品たとえば乾燥剤はもちろん、すすぎ液を節約する。収集したすすぎ液のポンプ輸送は、大まかすすぎ過程の開始の後の少なくとも3秒よりも早くは始められない。
1つの実施形態では、大まかすすぎ過程において使用されたすすぎ液が洗浄タンクに供給される。
本発明は、好適な、しかし非限定的な実施形態を使用して、添付図面を参照して、以下に、より詳細に説明される。
図1は、食器洗浄機の概略側面図である。 図2は、図1の食器洗浄機の断面図である。 図3は、図2のIII−III断面の図である。
図1は、洗浄品目の洗浄とすすぎのための食器洗浄機の実施形態の例を示している。食器洗浄機10はフレーム12を有し、それは、標準的500mm幅の洗浄バスケット16を支持するように用意されたリップ14(図2)を備えている。上昇下降可能フード18は、上昇位置(実線)において、汚された洗浄品目20を収容している洗浄バスケット16がフードすき間22を介して機械10内に導入され、リップ14上に置かれることを可能にするように用意されている。下降位置(破線)では、フード18は、フレーム12にきつく閉まり、それにより閉じた洗浄チャンバー24(図2)を形成するように用意されている。フード18は、制御部材26で上昇および下降されるように用意されている。
図2は、食器洗浄機10の断面図である。機械10は、フード18が下降位置にある状態で示されている。フレーム12は洗浄タンク28を有し、それは、たとえば洗剤が混合された水の形態の洗浄液を、オーバーフロー管30によって決まる水位まで収容している。オーバーフロー管30は、不図示の手法で排水管32に接続されている。
上側水平スプレーアーム34aが、フレーム12の上部に位置し、実質的鉛直軸36aの周りに回転可能となっている。上側スプレーアーム34aは、複数のノズル(図示せず)を備えており、それらは、上方から洗浄品目20に向けて洗浄およびすすぎ液をスプレーするように下方に向けられている。下側水平スプレーアーム34bが、リップ14の下に位置し、それらは、実質的鉛直軸36bの周りに回転可能となっている。下側水平スプレーアーム34bは、複数のノズル38b(図3)を備えており、それらは、下方から洗浄品目20に向けて洗浄およびすすぎ液をスプレーするように上方に向けられている。洗浄ポンプ40が、洗浄タンク28からスプレーアーム34a−bに洗浄液をポンプ輸送するように用意されている。洗浄タンク28の底には、底部バルブ(図示せず)があり、それは、たとえば仕事日の終わりや機械10を掃除または点検修理することが望まれるときに洗浄タンク28を空にするための排水管32に接続されている。
収集皿42は、スプレーアーム34a−bからスプレーされた洗浄およびすすぎ液を収集するためのもので、洗浄チャンバー24の底部の大部分を覆っており、収集皿42の開口44(図3)に向かって下方に傾斜しており、開口44を介して洗浄チャンバー24が洗浄タンク28と連絡している。開口44の周りに、傾斜底部を備えた収集トラフ46が走っている。使用済みすすぎ液のための回収ポンプ48が、収集トラフ46の最下点にあるすすぎ液排出口50に接続されている。回収ポンプ48は、洗浄品目20の洗浄の最中には動作されないように用意されている。ゆえに、洗浄過程の最中にスプレーアーム34a−bによって洗浄チャンバー24内にスプレーされる洗浄液は、収集皿42によって収集され、収集トラフ46からあふれて、開口44を介して洗浄タンク28内に流れ落ちる。
回収ポンプ48は、動作されたときに、収集トラフ46の排出口50から、洗浄タンク28に位置している循環的円筒状再循環すすぎタンク52に液体をポンプ輸送する。再循環すすぎタンク52は、壁54によって範囲が定められており、壁54は、洗浄タンク28のオーバーフロー30の上方へ延在している。さらに、再循環すすぎタンク52は上面に開口56を備えており、これにより、すすぎ液は壁54の上側端からあふれて洗浄タンク内に流れ落ちることができる。開口56はキャップ58によって覆われており、キャップ58は、再循環すすぎタンク52から洗浄タンク28内へのあふれを許可し、また洗浄チャンバー24からの液体が上方から再循環すすぎタンク52内に洗い落ちるのを防止する。
再循環すすぎポンプ60は、再循環すすぎタンク52からスプレーアーム34a−bに使用済みすすぎ液をポンプ輸送するように用意されている。さらに、食器洗浄機10は、清潔な最終すすぎ液のための注入口62と、最終すすぎ過程の最中に清潔な最終すすぎ液をスプレーアーム34a−bにポンプ輸送するための最終すすぎポンプ(図示せず)を備えている。
回収ポンプ48の排出口64は再循環すすぎタンク52の上側部に出てきており、再循環すすぎポンプ60の注入口66は再循環すすぎタンク52の下側部に出てきている。ゆえに、最後に収集されたすすぎ液は、再循環すすぎポンプ60によってスプレーアーム34a−bに最後にポンプ輸送されたものである。これは、非常に最後の使用済み最終すすぎ液は、最も清潔であって、次の洗浄動作の最初の大まかすすぎ過程の最中にスプレーアーム34a−bからスプレーされずに、再循環すすぎ過程のために保存され、したがって、少なくとも部分的に回収されることを意味する。
代替実施形態は、回収ポンプ48の排出口が再循環すすぎタンク52の下側部に出てくるようにし、再循環すすぎポンプ60の注入口が再循環すすぎタンク52の上側部に出てくるようにする。この実施形態は、一方においては、再循環すすぎタンク52のあふれの場合には最少の最後の回収されたすすぎ液が失われることを意味し、また、他方においては、大まかすすぎ過程と再循環すすぎ過程の最中に十分な量のすすぎ液が再循環すすぎタンク52の中に存在することを保証することが必要であることを意味する。
再循環すすぎタンクは、再循環すすぎタンクの中のすすぎ液の量を測定するための液位センサー(図示せず)をさらに備えている。ゆえに、最終すすぎ過程においてスプレーアーム34a−bによってスプレーされる最終すすぎ液の量は、再循環すすぎタンク52の中の空き空間に容易に調節することができ、これにより、収集された比較的清潔な最終すすぎ液は、再循環すすぎタンク52からあふれて洗浄タンク28の中に落ちることがまったくないか、そうなるのはほんの少量だけである。反対に、液位センサーはまた、再循環すすぎ過程の最中に、最終すすぎ過程で収集されるべき使用済み最終すすぎ液のある所定量のために再循環すすぎタンク52の中に適切な空間を供給するために使用することができる。
食器洗浄機10はまた、洗浄チャンバー24と洗浄タンク28の間の開口44にストレーナー(図示せず)を備えることができる。ゆえに、洗浄液中のどんな食物残りも効果的に収集および除去することができる。
図3は、図2のIII−III断面の図である。明瞭さのために、洗浄バスケット16と洗浄品目20は示されていない。図は、リップ14と、下側スプレーアーム34bと、収集皿42と、開口44と、収集トラフ46と、トラフ46の排出口50と、再循環タンク52(破線で示す)をおおうキャップ58を示している。
図1〜3の食器洗浄機は、以下のように洗浄動作を実行するように用意されている。
最初に、洗浄品目が洗浄過程で洗浄され、その間、洗浄液が洗浄ポンプ40を使用して洗浄タンク28からスプレーアーム34a−bにポンプ輸送される。スプレーアーム34a−bを使用して洗浄液が洗浄品目20にスプレーされ、続いて、あふれる収集トラフ46を介して洗浄タンク28内に流れ落ち戻る。洗浄過程は約90秒間のあいだ継続し、この時間の最中、洗浄液は洗浄チャンバー24と洗浄タンク28の間を循環する。
洗浄液が洗浄品目から流れ落ちさせる約8秒の短い休止が洗浄過程に続く。
その後、洗浄品目20は大まかすすぎ過程ですすがれ、その最中、再循環すすぎタンク52からの使用済みすすぎ液が、再循環すすぎポンプ60を使用してスプレーアーム34a−bにポンプ輸送される。再循環すすぎタンク52からのすすぎ液は、スプレーアーム34a−bを使用して洗浄品目20にスプレーされ、続いて、あふれる収集トラフ46を介して洗浄タンク28内に流れ落ち戻る。大まかすすぎ過程の最中に使用されるすすぎ液は、洗浄チャンバー24と収集トラフ46の中に残っている洗浄水のほとんどをすすいで洗浄タンク28内に落ちる。大まかすすぎ過程は約5秒のあいだ継続する。
それから、再循環すすぎ過程が続き、その最中、再循環すすぎタンク52からの使用済みすすぎ液は、再循環すすぎポンプ60を使用してスプレーアーム34a−bにポンプ輸送される。再循環すすぎタンク52からのすすぎ液は、スプレーアーム34a−bを使用して洗浄品目20にスプレーされ、続いて、収集皿42を介して収集トラフ46に導かれる。回収ポンプ48は再循環すすぎ過程の最中は動作中にあり、収集トラフ46からの収集された使用済みすすぎ液を再循環すすぎタンク52にポンプ輸送し戻す。すすぎ液の若干量はまた、洗浄チャンバー24から開口44を介して洗浄タンク28内にこぼれ得る。
最終すすぎ過程の最中、清潔な最終すすぎ液が、最終すすぎポンプ(図示せず)を使用して最終すすぎ液のための注入口62からスプレーアーム34a−bにポンプ輸送される。注入口62からのすすぎ液は、スプレーアーム34a−bを使用して洗浄品目20にスプレーされ、続いて、収集皿42を介して収集トラフ46に導かれる。回収ポンプ48は最終すすぎ過程の最中は動作中にあり、収集された使用済み最終すすぎ液を収集トラフ46から再循環すすぎタンク52にポンプ輸送する。
回収ポンプ48は、最終すすぎの終わりに続いて約10秒以上は動作中にあるように用意されている。ゆえに、最終すすぎ後に洗浄品目20から流れ落ちる最後の清潔な最終すすぎ液も回収される。
大まかすすぎ過程で使用される最初のすすぎ液は、大まかすすぎの最中、洗浄品目20と収集トラフ46に残っている汚い洗浄液と混合される。大まかすすぎ過程の最中の回収ポンプ48の不活動は、この最初のすすぎ液が回収されず、その代りに洗浄液を薄めることを可能にすることを意味する。従って、ある程度の量の洗剤が次の洗浄動作の前に洗浄液に加えられて希釈を補う。
要約すれば、再循環すすぎタンクを備えた食器洗浄機が上に説明された。ここで、食器洗浄機は少なくとも以下の過程を有する洗浄動作を実行するように用意される。
・洗浄過程、その際、洗浄液は洗浄品目を洗い流す。
・大まかすすぎ過程、その最中、再循環すすぎタンクからの使用済みすすぎ液は、洗浄品目を洗い流すが、再循環すすぎタンクに戻されない。
・再循環すすぎ過程、その最中、再循環すすぎタンクからの使用済みすすぎ液は、洗浄品目を洗い流し、収集され再循環すすぎタンクにポンプ輸送される。
・最終すすぎ過程、その際、最終すすぎ液は、洗浄品目を洗い流し、収集され再循環すすぎタンクにポンプ輸送される。
請求項の要旨の範囲内において本発明はさまざまに修正することができることが認められる。たとえば、最終すすぎ液を供給するための手段は、食器洗浄機10の外側での連結を有している必要はない。最終すすぎ液を供給するための手段は、最終すすぎ液のためのタンクを機械の内部に備えることができ、このタンクは、最終すすぎの前、最中または後のあらゆる時間において任意の適切な手法で満たされるように用意することができ、また、機械は、このタンク中のすすぎ液に化学添加物と熱を自動的に供給するように用意することができる。
図示例のスプレー手段は洗浄液とすすぎ液の両方のために使用されるけれども、もちろん、液体とすすぎ液の洗浄のための個別のスプレー手段を持っていることも可能である。食器洗浄機は、たとえば、使用済みすすぎ液と最終すすぎ液のための個別のスプレー手段を備えることもできる。
洗浄チャンバー14の範囲が上昇下降可能フードによって定められる必要はなく、食器洗浄機はフロントローディングタイプとすることもできる。

Claims (11)

  1. 洗浄品目の一括的洗浄のため食器洗浄機であって、前記食器洗浄機(10)は、
    洗浄品目(20)を収容するように用意され、洗浄液とすすぎ液をスプレーするためのスプレー手段(34a−b)が中に配置された洗浄チャンバー(24)と、
    洗浄過程の最中に前記スプレー手段(34a−b)を介して前記洗浄チャンバー(24)に供給されるであろう洗浄液を収容するように用意された洗浄タンク(28)と、
    すすぎ過程の最中に前記スプレー手段(34a−b)を介して前記洗浄チャンバー(24)に供給されるであろう使用済みすすぎ液を収容するように用意された再循環すすぎタンク(52)と、
    最終すすぎ過程の最中に前記スプレー手段(34a−b)を介して前記洗浄チャンバー(24)に供給される最終すすぎ液を供給するための手段(62)と、
    前記スプレー手段(34a−b)によって前記洗浄チャンバー(24)内にスプレーされた液体を収集するように用意された収集装置(42,46)を備えており、
    前記収集装置(42,46)から前記再循環すすぎタンク(52)へ使用済みすすぎ液をポンプ輸送するように用意されたポンプ(48)によって特徴付けられた食器洗浄機(10)。
  2. 前記食器洗浄機(10)は、洗浄品目(20)が少なくとも3秒のあいだ前記再循環すすぎタンク(52)からのすすぎ液ですすがれた後に前記収集装置(42,46)から前記再循環すすぎタンク(52)へ使用済みすすぎ液の送りを始めるように用意されている、請求項1に記載の食器洗浄機。
  3. 前記洗浄タンク(28)は前記洗浄チャンバー(24)の下に位置しており、前記収集装置(42,46)は前記収集皿(42)を備え、これは、水平面に対して傾斜しており、前記洗浄チャンバー(24)の下限表面を規定しているとともに、それを介して前記洗浄チャンバー(24)が前記洗浄タンク(28)と連絡している開口(44)を備えており、前記洗浄タンク(28)は、前記収集装置(42,46)と前記開口(44)を介して前記チャンバー(24)から使用済み洗浄液とすすぎ液を受け取るように用意されている、先行請求項のいずれかひとつに記載の食器洗浄機。
  4. 前記収集装置(42,46)は前記開口(44)の周囲に沿って延在するトラフ(46)を備え、前記ポンプ(48)は、使用済みすすぎ液のための、前記トラフ(46)に配置された、前記排出口(50)に接続されている、請求項3に記載の食器洗浄機。
  5. 前記トラフ(46)は水平面に対して傾斜しており、前記トラフ(46)の前記排出口(50)は前記トラフ(46)の最下部分に位置している、請求項4に記載の食器洗浄機。
  6. 前記再循環すすぎタンク(52)は、すすぎ液のためのオーバーフロー(56)を備えている、先行請求項のいずれかひとつに記載の食器洗浄機。
  7. すすぎ液のための前記オーバーフロー(56)は、前記洗浄タンク(28)の中または上方に出てきている、請求項6に記載の食器洗浄機。
  8. 前記再循環すすぎタンク(52)は液位センサーを備えている、先行請求項のいずれかひとつに記載の食器洗浄機。
  9. 食器洗浄機内の洗浄チャンバー内の洗浄済み洗浄品目の一括的すすぎのための方法であって、前記方法は、
    大まかすすぎ過程において再循環すすぎタンク(52)からの使用済みすすぎ液で洗浄品目(20)をすすぐことと、
    再循環すすぎ過程において再循環すすぎタンク(52)からの使用済みすすぎ液で洗浄品目(20)をすすぐことと、
    最終すすぎ過程において最終すすぎ液で洗浄品目(20)をすすぐことと、
    再循環すすぎ過程と最終すすぎ過程において使用されたすすぎ液の収集を有しており、
    収集したすすぎ液の再循環すすぎタンク(52)へのポンプ輸送によって特徴付けられる方法。
  10. 前記ポンプ輸送は、大まかすすぎ過程の開始の後の少なくとも3秒よりも早くは始められない、請求項9に記載の方法。
  11. 大まかすすぎ過程において使用されたすすぎ液が洗浄タンク(28)に供給される、請求項9〜10のいずれかひとつによる方法。
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