JP5442212B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、感情情報を含む文字への変換を行うことができる電子機器に関する。
表示部とキー入力部を有する携帯電話機などの電子機器において、当該電子機器が有する複数の機能の中で、メール作成等といった文章作成の機能がある。
このような電子機器を使用して文章作成を行う場合は、通常、キー入力部で入力された文字が、適切な文字に変換されていくことへの確認が電子機器の表示部上で逐一行われる。そして、その確認を繰り返し行って作成すべき文章を完成させる。
ここで、作成された文章の読み手への伝わりやすさを向上させるために、当該文章中に感情情報を含む文字を含ませる場合がある。ここで、感情情報を含む文字には、仮名漢字数字以外にも、記号、絵文字といったものが含まれる。それに対して、キー入力部で入力される文字は通常、仮名を基本としている。そのため、キー入力部で入力される文字に基づいて感情情報を含む文字に変換する場合には、その変換を効率的に行う必要がある。
そこで、特許文献1に開示された「アニメーション選択装置及び方法」では、キー入力部に入力された文字を所定の単語と対応させることで、その文字をユーザーの感情を表現するアニメーションへ変換する作業を複雑な操作無しで選択的に行えるようにしている。
特許文献2に開示された「テキストメッセージにおける感情表現方法」では、キー入力部で文字を入力していく際に、キー入力部のキーを長押しすると、その押されたキーに関連する文字について複数のテキストパラメータを表示部に表示させている。そして、ユーザーに対して、表示部に表示された複数のテキストパラメータのうち、いずれかを選択させる。さらに、選択されたテキストメッセージに対してアニメーション処理を自動的に施し、そのメッセージを視覚的に強調させ、感情を含ませる。
特許文献3に開示された「文字入力装置」では、受信メールの自立語と、送信済みの返信メールの文字列とを、同一のIDによって関連付けさせている。そして、返信メールが作成される際にキー入力部で入力された文字列に対応する自立語を変換予測候補とさせて、受信メールの返信の文字入力を円滑に行えるようにしている。
特許文献4に開示された「文字入力装置および文字入力装置プログラム」では、ユーザーが入力を希望する表現からなる文字列を変換予測候補の上位とさせるために、入力中の文書の内容や文脈に応じて最適な文脈辞書を選択可能としている。
特開2006−127371号公報 特表2005−512231号公報 特開2001−273291号公報 特開2007− 34871号公報
従来の電子機器では一般的に、キー入力部で入力される文字に基づいて感情情報を含む文字に変換する場合、その感情情報を含む旨の入力作業がその都度必要であった。そのため、従来の電子機器では、キー入力部で入力される文字を感情情報を含む文字へ変換する効率が低く、利便性は必ずしも高くなかった。
なお、引用文献1,2の方法では、感情を表現するアニメーションへ変換する作業は簡易である。しかし、変換されたアニメーションには必ずしもユーザーの感情が反映されておらず、感情情報を作成文章中に適切に盛り込むことは困難である。
また、引用文献3の装置では、受信メール中の語句に付与されたIDによって関連付けられた文字列に対してのみにしか、感情情報を作成文章中に盛り込むことができない。また、感情表現を文章中に盛り込むことができるのは、返信メールの文章に限定される。そのため、返信メール以外の一般的な文章作成において、感情情報を作成文章中に盛り込むことはできない。
さらに、引用文献3の装置では、変換予測候補となっている単語が必ずしもユーザーの感情が反映されているとは限らない。
また、引用文献4の装置では文脈辞書が選択されるのみであるため、感情情報を作成文書中に盛り込むことができない。
以上の事情を鑑みて、本発明が解決しようとする課題は、煩雑な感情情報を含む旨の入力作業が不要であり、入力される文字を適切な感情情報を含む文字への変換する効率が高く、利便性が良い電子機器を提供することである。
本発明の電子機器は、文字入力を受け付ける文字入力部と、感情の種類に応じて分類された感情IDと文字との対応関係が格納された感情文字判別テーブルと、前記文字入力部にて入力された入力文字が前記感情文字判別テーブルに格納された文字である場合に、該入力文字に対応した前記感情IDを取得する取得部と、前記取得した感情IDに対応した文字を、予測変換候補データベースから取得し、前記入力文字に対する予測変換候補として、前記取得した文字を表示する表示部と、前記文字入力部にて入力された入力文字が前記感情文字判別テーブルに格納された文字でなく、前記入力文字と前回入力された前回文字とを一つの文節とすることができ、かつ、前記前回文字が前記感情IDを付与された文字である場合に、前記入力文字と前回文字とを一つの文節とし、該文節のIDとして前記前回文字の感情IDを付与する付与部と、を備え、前記表示部は、前記文節に付与された感情IDに対応した文字を前記予測変換候補データベースから取得し、前記入力文字に対する予測変換候補として、前記取得した文字を優先して表示する。
好適に本発明の電子機器は、前記取得部は、前記文字入力部にて入力された入力文字が前記感情文字判別テーブルに格納された文字でない場合に、該入力文字に対応したIDとして感情を示す文字でないことを示すIDを取得し、前記表示部は前記IDとして感情を示す文字でないことを示すIDが付与された場合には、前記予測変換候補データベースから前記入力文字に対応した予測変換候補を取得して、該取得した文字を前記予測変換候補データベースに示される順位で表示する。
より好適に本発明の電子機器は、前記文節と該文節に付与された前記感情IDとの対応関係を前記感情文字判別テーブルに格納する更新部を備える。
また、本発明の電子機器は、前記付与部は、前回入力文字の末尾が句読点、または、改行文字でない場合に、前記入力文字と前回入力された前記前回文字とを1つの文節とすることができると判断する。
好ましくは、本発明の電子機器では、前記感情の種類が、嬉しい、怒る、悲しい、及び、楽しいのうちの少なくとも1つを含む。
なお、前記予測変換候補データベースは、前記入力文字に続く可能性を有する文字が格納されていることが望ましい。

本発明の電子機器は、入力される文字を適切な感情情報を含む文字へ変換する効率が高く、利便性が良い。
以下、本発明の電子機器の一例として携帯端末1について説明する。
図1は、携帯端末1の斜視図である。携帯端末1は、操作部2と表示部3を有している。
操作部2は、例えば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発信キーなど、各種の機能が割り当てられたキーを有しており、これらのキーがユーザーによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を発生し、その信号を携帯端末1内の制御部に出力する。
表示部3は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)や、有機EL(OLED)ディスプレイを用いて構成されており、上記制御部から供給される映像信号に応じた画像を表示する。
表示部3に表示される画像は、例えば、発信時における発信先の電話番号、着信時における発信元の電話番号、受信メールや送信メールの文章の内容、日付、時刻、電池残量、待ち受け画像がある。
図2は、図1で示した携帯端末1の構成に関するブロック図である。
ここで、本発明は、図1で示した携帯端末1の操作部2を操作して感情情報を含む文字を有する文章を作成する機能に特徴がある。そこで、その機能を実現するために必要な構成についてのみ図2に示す。すなわち図2に示されたブロック図は、携帯端末1において、感情情報を含む文字を有する文章を作成するために必要な機能以外の、音声通話機能、メール送受信機能、ウェブ閲覧機能等を実現するために必要な構成を省略している。
さらに、文章を作成する機能のうち、操作部2で入力された文字が、適切な文字(通常の漢字、数詞、固有名詞等)に変換する基本的な機能を実現するための構成についても省略している。すなわち、かかる機能は、パーソナルコンピューター、ワードプロセッサ、携帯電話機において、かな、漢字、及び、数字などによって構成される通常の文章を作成する際の通常の仮名漢字変換機能である。
そのため、通常の仮名漢字変換機能を当業者に周知の機能とみなして、その機能を実現するための構成を省略する。以上の理由により、図2に示されたブロック図では、操作部2で入力された文字を感情情報を含む文字に変換する機能を実現するための構成のみが示されている。
図2に示されたブロック図では、携帯端末1において、制御部4と、制御部4に接続された表示部3と、制御部4に接続された文字入力部2a(図1に示した操作部2が有する機能の一つに対応する)が示されている。
そして、制御部4の制御に基づいて実際に感情情報を含む文字を有する文章を作成する機能を実現するための情報処理部5が制御部4に接続されている。
ここで、情報処理部5は、感情文字判断テーブル6、予測変換候補データベース8を有している。また、情報処理部5は、感情文字判別テーブル6、予測変換候補データベース8を適宜更新する更新部10を備えている。さらに、情報処理部5は、感情文節判断部11を有している。
一方で、制御部4は、感情IDを取得する取得部7と、文節に対して感情IDを付与する付与部9を有している。
上記の制御部4と情報処理部5は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びメモリーに対して適宜設計を行うことで実現することができる。
また、図2に示すように、情報処理部5は、文字入力部2aに入力された文字と、その文字が意味する感情によって分類された感情IDとの対応関係を格納する感情文字判別テーブル6を有する。
ここで、感情文字判別テーブル6の構成をより具体的に示すために、図3を参照する。
図3に示された感情文字判別テーブル6では、文字入力部に入力された文字のうち、感情を有する所定の文字、例えば、「嬉しい」、「怒る」、「悲しい」、「楽しい」のそれぞれに対して、分類された感情ID「A」、「B」、「C」、「D」を対応させる。なお、文字入力部に入力される文字が、同音であって複数の感情を有するような文字である場合もある。そのような場合は例えば、以下の更新部10で感情文字判別テーブル6が更新される順序によって対応関係が決定される。
なお、文字入力部に入力された文字が、感情を有しない場合には、その文字に対して一律に「感情なし」IDとして「E」を対応させる。ここで、こういった対応関係は、画一的に決定されるものではなく、感情文字判別テーブル6に接続された更新部10(図2)によって適宜更新される。すなわち、感情文字判別テーブル6に対して学習機能を持たせる。
図2に示すように、情報処理部5は、文字入力部2aに入力された文字と意味が繋がる可能性を有する文字の候補を所定の優先順位で格納する予測変換候補データベース8を有する。
ここで、予測変換候補データベース8の構成のより具体的な例を示すために、図4を参照する。
図4に示された予測変換候補データベース8では、例えば、感情ID「A」と対応する文字「嬉しい」と意味が繋がる可能性(予測変換候補となりうる)がある文字「ネツ☆」、「事があったのッ!」、「(^^)」を所定の順位で格納する。また、感情ID「C」と対応する文字「悲しい」と意味が繋がる可能性がある文字「けど・・・」を格納し、感情ID「D」と対応する文字「楽しい」と意味が繋がる可能性がある文字「し、楽しい♪」を格納する。
なお、文字が感情を有しない場合(文字に「感情なし」IDとして「E」が付与される場合)は、予測変換候補として、その文字(たとえば、「今日は日曜日」、「やりました」)と適当な意味がつながる文字「ね。」、「です。」を格納する。
ここで、予測変換候補データベース8に格納される上記のような予測変換候補の内容、格納順位は、感情文字判別テーブル6に接続された更新部10(図2)によって適宜更新される。すなわち、予測変換候補データベース8に対して学習機能を持たせる。
また、図2において、情報処理部5は、文字入力部2aに入力される文字の組み合わせが感情情報を含む文節を構成するか否かを判断するための感情文節判断部11を有する。感情文節判断部11において、文節を構成するか否かを判断する具体的な手法は後のフローチャート(図7)で説明する。
さらに、図2において、情報処理部5を制御する制御部4は文字入力部2aに入力された文字が、感情文字判別テーブル6に格納された文字に該当する場合には、その文字に対応する感情IDを付与し、また、感情文字判別テーブルに格納された文字に該当しない場合には「感情なし」IDを付与する、取得部7を有する。さらに、制御部4は、感情文節判断部11において、文字入力部2aに入力される文字の組み合わせが感情情報を含む文節を構成すると判断された場合に、その文節に感情IDを付与する、付与部9を有する。
図2に示されたような構成を有する携帯端末1を使用して、感情情報を含む文字を有する文章を作成するためのフローを、携帯端末1の表示部3に表示される内容を示す図5及び、図6のフローチャートのステップST0〜ST10を参照しながら説明する。
ここで、文章を作成するフローにおいて、表示部3は、図5(a)に示したように文字入力部2aに入力された文字を示す入力文字表示部12と、文字入力部2aに入力された文字に対応して変換すべき文字の候補を示す変換BOX13を表示する。変換BOX13に表示される文字は、通常の仮名漢字変換機能によって変換される文字候補の他に、予測変換候補に関する文字がある。
携帯端末1の操作部2に対して所定の操作を行うと、表示部3に文章を作成する初期画面が表示される(図5(a)、ST0)。そして、文字入力部2aを操作して、例えば文字「嬉しい」を入力する(ST1)。そうすると、制御部4は、感情文字判別テーブル6にアクセスを行い、入力された文字「嬉しい」と、感情文字判別テーブル6内に格納された文字と感情IDとの対応関係を調べる(ST2)。
ここでは、入力された文字が「嬉しい」であり、感情文字判別テーブル6内の文字「嬉しい」と一致している。そして、感情文字判別テーブルにおいて、「嬉しい」に対応する感情IDは「A」であるので、取得部7は感情ID「A」を取得する(ST3)。なお、入力された文字が「嬉しい」等ではなく、入力された文字が感情を有しない文字「○○○○」の場合には、取得部7は「感情なし」IDである「E」を取得する(ST3´)。
こうして、取得部7が感情文字判別テーブル6からIDを取得すると、制御部4は、学習データBOX(予測変換候補データベース8を有している)へのアクセスを行う(ST4)。学習データBOXへのアクセスの後、制御部4は、取得部7が感情IDを取得したか否かを判断する(ST5)。判断の結果、取得部7が感情ID「A」、「B」、「C」、「D」のいずれも取得しておらず、「感情なし」IDである「E」を取得した場合には、制御部4は、予測変換候補データベース8を参照して、入力された文字「○○○○」につながる「ね。」、「です。」を所定の順位にしたがって変換BOX13に示す(図5(b)、ST7)。
一方で、判断の結果、取得部7が感情ID「A」、「B」、「C」、「D」のいずれかを取得していた場合には、制御部4は、予測変換候補データベース8を参照して、入力された文字(ここでは「嬉しい」)に対する予測変換候補となる文字「ネツ☆」、「事があったのッ!」、「(^^)」を所定の順位にしたがって、変換BOX13に通常の変換文字に対して優先的に示す(図5(c)、ST6)。なお、判断の結果、取得部7が感情ID「A」、「B」、「C」、「D」のいずれかを取得していた場合には、制御部4は入力された文字の通常の変換文字を変換BOX13に表示させないとしてもよい。なお、取得部7が感情IDのいずれも取得していない場合は、制御部4は、変換BOX13に通常の変換文字を表示させる。
このように、入力された文字を入力するだけで、予測変換候補となり、かつ、適切な感情情報を含んでいる文字が変換BOX13に優先的に示される。そのため、ユーザーは、文字入力部2aで入力される文字に基づいて感情情報を含む文字に変換する場合、感情情報を含む旨の入力作業が不要となる。したがって、感情情報を含む旨の煩雑なキー入力作業が不要で、文字入力部2aで入力される文字を適切な感情情報を含む文字への変換する効率が高く、利便性が良くなる。
以上のように、取得部7が感情文字判別テーブル6から感情IDを取得したか否かについての判断が、制御部4によって行われる。そして、その判断内容にしたがって、変換BOX13に、入力された文字に対する予測変換候補となる文字が所定の順位に従って示されることになる。ここで、予測変換候補となる文字を選択する方法を、図6のフローチャートとは別の図7のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、制御部4は、取得部7が感情文字判別テーブル6から感情IDを取得したかについて調べる(ST11)。取得部7が感情ID「A」、「B」、「C」、「D」のいずれかを取得していた場合には、制御部4は、予測変換候補データベース8を参照して、取得部7が取得した感情IDと同一種類の感情IDに対応する予測変換候補を予測変換候補データベース8から抽出する(ST12)。
そして、制御部4は、予測変換候補データベース8内において、取得部7が取得した感情IDの種類と一致する感情IDに対応する予測変換候補となる文字群を選択する(ST13)。なお、取得部7が感情IDを取得していない場合には、制御部4は、入力された文字と適当な意味がつながる予測変換候補となる文字群を予測変換候補データベース8から選択する(ST13)。そして、選択された文字群は、変換BOX13に表示される(ST14)。
こうして、図7のフローチャートを参照して、予測変換候補となる文字を選択する方法について説明した。
以降、図6のフローチャートの説明に戻る。
変換BOX13に予測変換候補が表示された後、文字入力部2aが再度操作されて変換BOX13から、次回の文字(次回選択文字)が選択された場合、又は、別の文字が入力された場合を考える。ここで、ST1で入力された文字を「前回入力された文字」とし、当該次回選択文字及び別の文字を「今回入力された文字」とする。このとき、制御部4は、ST5と同様にして、今回入力された文字に対して感情IDが付与されたか否かを判断する(ST8)。今回入力された文字に対して感情IDが付与されていると判断された場合には、ST6のフローに進む。
一方で、今回の文字に対して感情IDが付与されていないと判断された場合には、制御部4は、今回入力された文字と、前回入力された文字(ST1で入力された文字)との組み合わせを一つの文節とすることができるか否か判断する感情文節判断を行う(ST9)。
感情文節判断について、その具体的なフローを示すフローチャート(図8)に基づいて説明する。まず、前回入力された文字の末尾の文字が句読点、または、改行文字(改行を示す文字)でない、か否かを調べる(ST21)。前回入力された文字の末尾の文字が句読点である、又は、改行文字である場合には(No)、今回入力された文字と前回入力された文字との組み合わせは文節を構成しないので、感情文節判断フローを終了する。
そして、前回入力された文字の末尾の文字が句読点、または、改行文字でない場合には(Yes)、前回入力された文字に対して、感情ID「A」、「B」、「C」、「D」のうちいずれかが取得された(ST3参照)のかを調べる(ST22)。前回入力された文字に対して、感情ID「A」、「B」、「C」、「D」のいずれかが取得されていない場合(No)には、前回入力された文字に上記今回入力された文字とを組み合わせた文節が感情を含むことは無いので、感情文節判断フローを終了する。
前回入力された文字に対して、感情ID「A」、「B」、「C」、「D」のいずれかが取得されていた場合(Yes)には、前回入力された文字と今回入力された文字とを組み合わせた文節も、感情を含むこととなる。すなわち、例えば、前回入力された文字が感情ID「A」を付与された「嬉しい」であり、今回入力された文字が、「誕生会」である場合は、前回入力された文字と今回入力された文字の組み合わせ「嬉しい誕生会」も感情を含むことになる。
この場合、制御部4は、上記文節「嬉しい誕生会」に対して、感情を有する所定の文字として感情ID「A」を新たに付与する。すなわち制御部4は、情報処理部5内の更新部10に対して、感情文字判別テーブル6を更新させる(ST23,ST24)。すなわち、感情文字判別テーブル6において、文節(文字)「嬉しい誕生会」に対して、感情ID「A」が対応するように更新させる。
また、制御部4は、更新部10に対して、感情文字判別テーブル6と対応するように、予測変換候補データベース8を更新させる。すなわち、例えば、感情ID「A」と対応する文節「嬉しい誕生会」と意味が繋がる可能性(予測変換候補となりうる)がある文字「ネツ☆」、「事があったのッ!」、「(^^)」を所定の順位で格納する。
以上のように、感情文字判別テーブル6及び予測変換候補データベース8を更新後、感情文節判断フローが終了する。
こうして、前回入力された文字だけでなく、今回入力された文字との組み合わせからなる文節についても、適宜感情IDが新たに付与されていく。そのため、ユーザーは、文字入力部2aで前回入力される文字だけでなく、今回入力された文字との組み合わせからなる文節に基づいて感情情報を含む文字に変換する場合、感情情報を含む旨の入力作業が不要となる。したがって、文字入力部2aで入力される文字を適切な感情情報を含む文字への変換する効率が高く、利便性が良くなる。
さらに、感情文字判別テーブル6及び予測変換候補データベース8は常時更新部10によって更新されていくので、文字入力部2aで入力される文字を適切な感情情報を含む文字への変換する効率や利便性が一層向上する。
こうして、図8のフローチャートを参照して、感情文節判断を行う方法について具体的に説明した。
以降再び、図6のフローチャートの説明に戻る。
感情文節判断フローが終了すると、制御部4は、感情文節判断フローにおいて、上記文節が感情を含む文節であり、上記感情IDが付与されているかを判断する(ST10)。
上記感情IDが付与されていると判断された場合(Yes)は、制御部4は、更新された予測変換候補データベース8を参照して、上記文節に対する予測変換候補となる文字を所定の順位にしたがって、変換BOX13に優先的に示す(ST6)。
上記感情IDが付与されていないと判断された場合(No)は、制御部4は、更新された予測変換候補データベース8を参照して上記文節につながる「ね。」、「です。」を所定の順位にしたがって変換BOX13に示す(ST7)。
なお、以上のフローにおいて、文字入力部2aから(前回)入力された文字、今回入力された文字が入力されない場合は、感情情報を含む文字を有する文章の作成工程は終了する(ST11)。
本発明の電子機器の一例として携帯端末1について説明したが、電子機器は携帯端末1に限られることはない。すなわち、本発明の電子機器は、文章作成において感情情報を含む文字への変換を行う機能を持たせたいあらゆる電子機器に対して適用できる。たとえば、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、ワードプロセッサがある。
本発明の電子機器の一例としての携帯端末の斜視図である。 図1で示した携帯端末の構成に関するブロック図である。 感情文字判別テーブルの具体的な構成を示す図である。 予測変換候補データベースの具体的な構成を示す図である。 携帯端末の表示部の表示される内容を示す図である。 感情情報を含む文字を有する文章を作成するフローチャートである。 予測変換候補となる文字を選択する方法を示すフローチャートである。 感情文節判断について具体的なフローを示すフローチャートである。
符号の説明
1…携帯端末、2…操作部、2a…文字入力部、3…表示部、4…制御部、5…情報処理部、6…感情文字判別テーブル、7…取得部、8…予測変換候補データベース、9…付与部、10…更新部、11…感情文節判断部、12…入力文字表示部、13…変換BOX

Claims (6)

  1. 文字入力を受け付ける文字入力部と、
    感情の種類に応じて分類された感情IDと文字との対応関係が格納された感情文字判別テーブルと、
    前記文字入力部にて入力された入力文字が前記感情文字判別テーブルに格納された文字である場合に、該入力文字に対応した前記感情IDを取得する取得部と、
    前記取得した感情IDに対応した文字を、予測変換候補データベースから取得し、前記入力文字に対する予測変換候補として、前記取得した文字を表示する表示部と、
    前記文字入力部にて入力された入力文字が前記感情文字判別テーブルに格納された文字でなく、前記入力文字と前回入力された前回文字とを一つの文節とすることができ、かつ、前記前回文字が前記感情IDを付与された文字である場合に、前記入力文字と前回文字とを一つの文節とし、該文節のIDとして前記前回文字の感情IDを付与する付与部と、
    を備え、
    前記表示部は、前記文節に付与された感情IDに対応した文字を前記予測変換候補データベースから取得し、前記入力文字に対する予測変換候補として、前記取得した文字を優先して表示する電子機器。
  2. 前記取得部は、
    前記文字入力部にて入力された入力文字が前記感情文字判別テーブルに格納された文字でない場合に、該入力文字に対応したIDとして感情を示す文字でないことを示すIDを取得し、
    前記表示部は前記IDとして感情を示す文字でないことを示すIDが付与された場合には、前記予測変換候補データベースから前記入力文字に対応した予測変換候補を取得して、該取得した文字を前記予測変換候補データベースに示される順位で表示する請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記文節と該文節に付与された前記感情IDとの対応関係を前記感情文字判別テーブルに格納する更新部を備える請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記付与部は、前回入力文字の末尾が句読点、または、改行文字でない場合に、前記入力文字と前回入力された前記前回文字とを1つの文節とすることができると判断する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記感情の種類が、嬉しい、怒る、悲しい、及び、楽しいのうちの少なくとも1つを含む請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記予測変換候補データベースは、前記入力文字に続く可能性を有する文字が格納されている請求項1に記載の電子機器。
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