JP5440209B2 - 油圧ダイクッション装置の制御装置及び制御方法 - Google Patents

油圧ダイクッション装置の制御装置及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、油圧ダイクッション装置の制御装置及び制御方法に関する。
油圧ダイクッション装置は、上金型と下金型との間で被加工物を挟んで成型するプレス機に設けられ、上金型との間で被加工物を狭持して、しわ押え用の反力や被加工物をプレス成型するための突き上げ力(プレス機の可動部であるスライドに対する押付力:クッション力)を発生する装置である。この油圧ダイクッション装置は、下金型が取り付けられるダイクッションパッドと、ダイクッションパッドを駆動する油圧シリンダと、油圧シリンダに上記のクッション力を発生させる制御を行う制御装置とを備える。
図4は、油圧ダイクッション装置の理想的な特性を示す図である。油圧ダイクッション装置は、オーバーシュートの発生無しに高速応答性が実現できることが理想である。つまり、図4に示す通り、スライドが油圧ダイクッション装置のダイクッションパッドに衝突(接触)する時刻t1において、余分なクッション力を発生することなく目標のクッション力F1を即座に発生し得るのが理想である。
従来、高速応答性を実現する方法の一つとしてプリロード法が提案されている。図5は、従来のプリロード法を説明するための図である。図5に示す通り、プリロード法は、スライドがダイクッションパッドに衝突する時刻t1の前に、予め目標とするクッション力F1を発生させてスライドの衝突を待つ方法である。この方法では、スライドが油圧ダイクッション装置に衝突する時刻t1において既に目標とするクッション力F1が得られているため、時刻t1になって初めてクッション力を発生させる場合に比べて高速応答性を実現することが可能である。
以下の特許文献1には、ダイクッションパッドの速度がスライドの速度から大きく乖離しないような制御を行い、両者間の挟持力を低下することを防止する技術が開示されている。具体的には、スライドとダイクッションパッドとの間に生じさせるべき力の指令及び両者間に生ずる力の検出結果に基づいてダイクッションの速度指令値を求め、この速度指令値の絶対値が、検出されたスライドの速度の絶対値以上の閾値を超えないように、ダイクッションの指令値を作成している。
特許第4189419号公報
ところで、上述したプリロード法においては、スライドが衝突するタイミングよりも前の所定のタイミング(油圧シリンダのサーボ弁の無駄時間Ta及び応答時間Tbを考慮したタイミング)でサーボ弁を動かし始め、油圧シリンダのクッション力が調整されるタイミングとスライドが衝突するタイミングとを厳密に一致させる制御が必要になる。このため、制御切り替えのタイミングがずれると過大なオーバーシュートが発生するという問題があった。また、油圧ダイクッション装置の機構によっては、クッション力を調整するタイミングのずれによって振動が生じてしまいオーバーシュートが発生する場合があるという問題があった。
図6は、従来のプリロード法を用いた場合に生ずるオーバーシュートの一例を示す図である。図6において、符号C100を付した曲線は油圧ダイクッション装置が備える油圧シリンダを駆動する指令値を示す曲線であり、符号F100を付した曲線は油圧シリンダで生ずるクッション力を示す曲線である。図6に示す通り、スライドが衝突するタイミング(時刻t1)に対しクッション力を調整するタイミングがずれると、油圧シリンダで生ずるクッション力がオーバーシュートし、このオーバーシュートを抑えるべく油圧シリンダを駆動する指令値も振動する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、オーバーシュートを抑制しつつ目標のクッション力を即座に発生させることができる油圧ダイクッション装置の制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の油圧ダイクッション装置の制御装置は、接触対象物(10)と接触し前記接触対象物の移動と連動して一軸移動可能な接触部材(22)と、該接触部材を駆動する油圧シリンダ(23、41)を備える油圧ダイクッション装置(20、40)の制御装置(30、50)であって、前記接触対象物が前記接触部材に接触する時点である接触時点以後に前記油圧シリンダに発生させるべき第1クッション力よりも大きな第2クッション力を前記接触時点よりも前に予め前記油圧シリンダに発生させ、前記接触時点において前記油圧シリンダのクッション力が減じられている状態にする制御を行うことを特徴としている。
また、本発明の油圧ダイクッション装置の制御装置は、前記接触時点における前記油圧シリンダのクッション力が、前記第1クッション力と前記第2クッション力との間において減圧されている状態になるように制御することを特徴としている。
また、本発明の油圧ダイクッション装置の制御装置は、前記油圧ダイクッション装置が、前記油圧シリンダに対する油の供給及び排出を行う弁装置(24)を備えており、前記弁装置を制御することによって前記油圧シリンダに発生させるクッション力の制御を行うことを特徴としている。
また、本発明の油圧ダイクッション装置の制御装置は、前記油圧ダイクッション装置が、前記油圧シリンダ内の油に対する加圧及び減圧を行う駆動機構を動かすモータ(43)を備えており、前記モータを制御することによって前記油圧シリンダに発生させるクッション力の制御を行うことを特徴としている。
本発明の油圧ダイクッション装置の制御方法は、接触対象物(10)と接触し前記接触対象物の移動と連動して一軸移動可能な接触部材(22)と、該接触部材を駆動する油圧シリンダ(23、41)とを備える油圧ダイクッション装置(20、40)の制御方法であって、前記接触対象物が前記接触部材に接触する時点である接触時点以後に前記油圧シリンダに発生させるべき第1クッション力よりも大きな第2クッション力を、前記接触時点よりも前に予め前記油圧シリンダに発生させる第1ステップと、前記接触時点において前記油圧シリンダのクッション力が減じられている状態に制御する第2ステップとを有することを特徴としている。
また、本発明の油圧ダイクッション装置の制御方法において、前記第2ステップは、前記接触時点における前記油圧シリンダのクッション力が、前記第1クッション力と前記第2クッション力との間において減圧されている状態になるように制御するステップであることを特徴としている。
本発明によれば、接触対象物が接触部材に接触する時点である接触時点以後に油圧シリンダに発生させるべき第1クッション力よりも大きな第2クッション力を接触時点よりも前に予め油圧シリンダに発生させ、接触時点において油圧シリンダのクッション力が減じられている状態にする制御を行っているため、接触時点においてオーバーシュートを抑制しつつ目標のクッション力を即座に発生させることができるという効果がある。
油圧ダイクッション装置を備えるプレス機の概略構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態による制御装置の動作を説明するための図である。 プレス機の変形例を示す図である 油圧ダイクッション装置の理想的な特性を示す図である。 従来のプリロード法を説明するための図である。 従来のプリロード法を用いた場合に生ずるオーバーシュートの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による油圧ダイクッション装置の制御装置及び制御方法について詳細に説明する。図1は、油圧ダイクッション装置を備えるプレス機の概略構成を示す側面図である。図1に示す通り、プレス機1は、スライド10(接触対象物)と油圧ダイクッション装置20とを備えており、スライド10を油圧ダイクッション装置20に衝突(接触)させて、これらの間に挟持されたパネルP(被加工物)をプレス成型する。
スライド10は、鉛直方向の往復運動が可能に構成されており、その下部にはパネルPをプレス成型するための上金型D1が取り付けられている。具体的に、スライド10は、メーンモータ(図示省略)によって回転駆動されるクランク軸11と、クランク軸11の偏心部とスライド10の上部とを連結するコネクティングロッド12とを備えるクランク機構によって往復運動が可能である。
尚、クランク機構にはクランク軸11の回転角を検出する回転角センサ13が設けられており、この回転角センサ13で検出された回転角によってスライド10の速度やスライド10が衝突する時点が求められる。回転角センサ13の検出結果は、スライド10の動作を制御する制御装置(図示省略)及び油圧ダイクッション装置20の動作を制御する制御装置30にそれぞれ出力される。
油圧ダイクッション装置20は、クッションピン21、ダイクッションパッド22、油圧シリンダ23、サーボ弁24(弁装置)、ロジック弁25、チェック弁26、ストロークセンサ27、及び圧力センサ28a,28bを備えており、制御装置30の制御の下でしわ押え用の反力やパネルPをプレス成型するためのクッション力を発生する。ダイクッションパッド22は、スライド10の下方に配置され、クッションピン21を介して下金型D2を支持する。
また、ダイクッションパッド22は、その下部に油圧シリンダ23のピストンの一端部が連結されており、スライド10が衝突したときにスライド10の移動と連動して鉛直下方向に移動可能である。油圧シリンダ23は、ピストンの他端部に仕切られた上室23aと下室23bとを備えており、上室23a及び下室23bに対する油の供給及び排出が行われることで必要なクッション力を発生する。サーボ弁24は、制御装置30の制御の下で、不図示のポンプから供給される加圧された油の供給先(油圧シリンダ23の上室23a又は下室23b)及び供給量の切り替え、並びに、油の排出元(油圧シリンダ23の上室23a又は下室23b)及び排出量の切り替えを行う。尚、油圧シリンダ23から排出された油は、油圧シリンダ23で用いられる油を収容するタンク(図示省略)に収容される。
ロジック弁25は、油圧シリンダ23の上室23aとサーボ弁24とを接続する配管に設けられ、制御装置30の制御の下でこの配管の流路を断状態又は開状態にする。チェック弁26は、油圧シリンダ23の上室23aとサーボ弁24とを接続する配管と不図示のタンクとの間を接続する配管に設けられ、油圧シリンダ23の上室23aの油圧が予め設定された閾値よりも小さくなった場合に開状態になる弁である。
ストロークセンサ27は、ダイクッションパッド22の鉛直方向の移動量を検出するセンサである。また、圧力センサ28a,28bは、油圧シリンダ23の上室23aの油圧と下室23bの油圧とをそれぞれ検出するセンサである。尚、図1では図示を省略しているが、これらストロークセンサ27及び圧力センサ28a,28bの検出結果は制御装置30に出力される。
制御装置30は、回転角センサ13、ストロークセンサ27、及び圧力センサ28a,28bの検出結果を用いてサーボ弁24及びロジック弁25等を制御して油圧シリンダ23で発生するクッション力の調整を行うことにより、油圧ダイクッション装置20の動作を制御する。ここで、制御装置30は、パネルPをプレス成型する際には、油圧シリンダ23に予め過剰なクッション力を発生させておき(オーバープリロード)、スライド10の衝突時に油圧シリンダ23のクッション力が減じられている状態にする制御を行う。
具体的には、スライド10がダイクッションパッド22に衝突する時点を時刻t1とすると、制御装置30は、時刻t1以後に油圧シリンダ23に発生させるべきクッション力F1(目標値:第1クッション力)よりも大きなクッション力F2(第2クッション力)を時刻t1よりも前に予め油圧シリンダ23に発生させる制御を行う。そして、時刻t1の前の所定のタイミングでサーボ弁24を開状態にしてクッション力を徐々に減少させ、時刻t1において油圧シリンダ23のクッション力が上記のクッション力F1とクッション力F2との間のクッション力になるように制御する。かかる制御を行うのは、衝突時においてオーバーシュートを抑制しつつ目標のクッション力を即座に発生させるためである。
ここで、クッション力F2の大きさはクッション力F1よりも大きければ任意の大きさに設定することが可能であるが、クッション力F2を余り大きくしすぎるとクッション力を減ずるのに時間を要してしまう。このため、クッション力F2の大きさは、油圧シリンダ23のクッション力をクッション力F2からクッション力F1に減ずるのに要する時間が数秒程度に収まる大きさ設定にするのが望ましい。
次に、上記構成におけるプレス機の動作について説明する。図2は、本発明の一実施形態による制御装置の動作を説明するための図である。尚、図2において、符号C10を付した曲線は制御装置30がサーボ弁24に対して出力する指令値(サーボ弁24の開度を示す指令値)を示す曲線であり、符号F10を付した曲線は油圧シリンダで生ずるクッション力を示す曲線である。
プレス機1に設けられたスライド10及び油圧ダイクッション装置20のダイクッションパッド22は、パネルPの成型を開始する前に制御装置30等の制御によって予め定められた高さ位置にそれぞれ配置される。尚、スライド10が配置される高さ位置をH1とし、ダイクッションパッド22が配置される高さ位置をH2とする。そして、クッションピン21を介してダイクッションパッド20上に支持された下金型D2上にはパネルPが配置される。
以上の配置が完了すると、制御装置30は、図2に示す通り、サーボ弁24を制御してスライド10の衝突後に油圧シリンダ23に発生させるべきクッション力F1よりも大きなクッション力F2を発生させる(オーバープリロード:第1ステップ)。油圧シリンダ23がオーバープリロードの状態になると、不図示の制御装置の制御によってメーンモータのトルクが制御されてクランク軸11の回転が開始され、これにより高さスライド10の下降が開始される。
スライド10の下降が開始されると、制御装置30はサーボ弁24を開状態にしてクッション力を徐々に減少させ、スライド10が衝突する時点において油圧シリンダ23のクッション力が上記のクッション力F1とクッション力F2との間のクッション力になるように制御する(第2ステップ)。かかる制御によって、スライド10は油圧シリンダ23のクッション力が減じられている状態で、ダイクッションパッド22に衝突することになる(時刻t1)。
尚、ここでは、説明を簡単にするためにスライド10を下降させてから油圧シリンダ23のクッション力を徐々に減少させる場合を例に挙げている。しかしながら、例えば油圧シリンダ23のクッション力をクッション力F1からクッション力F2に減ずるのに要する時間が、スライド10の下降が開始されてから衝突するまでに要する時間よりも長ければ、スライド10を下降させる前に油圧シリンダ23のクッション力を徐々に減少させる制御が開始される。
スライド10がダイクッションパッド22に衝突した後(時刻t1以降)は、図2に示す通り、目標値としてのクッション力F1を油圧シリンダ23に発生させる制御が行われる。これにより、パネルPが上金型D1と下金型D2との間にクッション力F1をもって挟持された状態で、スライド10とダイクッションパッド22が一体となって所定の距離(ストローク)だけ鉛直下方向に移動する。スライド10及びダイクッションパッド22の移動が完了するとスライド10がダイクッションパッド22から離間し、これによりパネルPが上金型D1及び下金型D2通りにプレス成型された成型品が得られる。
以上説明した通り、本実施形態では、スライド10がダイクッションパッド22に衝突する時刻t1以後に油圧シリンダ23に発生させるべきクッション力F1よりも大きなクッション力F2を時刻t1よりも前に予め油圧シリンダ23に発生させ、時刻t1において油圧シリンダ23のクッション力が減じられている状態(具体的には、クッション力F1とクッション力F2との間において減じられている状態)にしている。これにより、制御切り替えタイミングのずれに対するロバスト性が高まり、衝突時においてオーバーシュートを抑制しつつ目標のクッション力を即座に発生させることができる。
以上、本発明の一実施形態による油圧ダイクッション装置の制御装置及び制御方法について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、油圧ダイクッション装置20が外部からの油の供給が行われる油圧シリンダ23を備えており、制御装置30がサーボ弁24を制御することによって油圧シリンダ23で発生するクッション力を制御する例について説明した。
しかしながら、本発明は、上記の油圧シリンダ23以外の油圧シリンダを備える油圧ダイクッション装置の制御にも適用可能である。図3は、プレス機の変形例を示す図である。図3に示すプレス機2は、スライド10と油圧ダイクッション装置40とを備えており、スライド10を油圧ダイクッション装置40に衝突(接触)させて、これらの間に挟持されたパネルP(被加工物)をプレス成型する。
ダイクッション装置40は、図1に示すダイクッション装置20において、油圧シリンダ23、サーボ弁24、ロジック弁25、及びチェック弁26に代えて、モータ駆動によりクッション力が制御される油圧シリンダ41を設けた構成である。油圧シリンダ41は、2つのピストンP1,P2を備える。ピストンP1は、一端部がダイクッションパッド22の下部に連結され、他端部が油圧シリンダ41の内部を上室41aと下室41bとに仕切っている。ピストンP2は、一端部が可動板42に連結され、他端部が油圧シリンダ41の下室41bを2つに仕切っている。ピストンP1により仕切られる上室41a及び下室41bの双方には油が充填されている。
可動板42は、ネジ溝を有する穴部が両端部に形成されている平板状の部材である。可動板42に形成された穴部の各々には、側面にネジ山が形成されておりモータ43によって軸の周りに回動可能に構成された円柱形状の送り部材44が介挿されている。送り部材44の各々の軸は鉛直方向に設定されており、モータ43によって送り部材44を同じ速度で回転させると可動板42を鉛直方向に並進させることができる。
ここで、可動板42はピストンP2の一端に連結されているため、可動板42が鉛直方向に移動するとピストンP2は可動板42と一体となって鉛直方向に移動する。モータ43の駆動によって可動板42を上方向に移動させると、ピストンP1とピストンP2との間に挟持された油が加圧されるため、油圧シリンダ41のクッション力を大きくすることができる。これに対し、モータ43の駆動によって可動板42を下方向に移動させると、ピストンP1とピストンP2との間に挟持された油が減圧されるため、油圧シリンダ41のクッション力を小さくすることができる。
制御装置50は、回転角センサ13、ストロークセンサ27、及び圧力センサ28a,28bの検出結果を用いてモータ43を制御して油圧シリンダ41で発生するクッション力の調整を行うことにより、油圧ダイクッション装置40の動作を制御する。ここで、制御装置50は、前述した制御装置30と同様に、パネルPをプレス成型する際には、油圧シリンダ41に予め過剰なクッション力を発生させておき(オーバープリロード)、スライド10の衝突時に油圧シリンダ41のクッション力が減じられている状態にする制御を行う。従って、図3に示す構成のダイクッション装置40においても、衝突時においてオーバーシュートを抑制しつつ目標のクッション力を即座に発生させることができる。
10 スライド
20 油圧ダイクッション装置
22 ダイクッションパッド
23 油圧シリンダ
24 サーボ弁
30 制御装置
40 油圧ダイクッション装置
41 油圧シリンダ
43 モータ
50 制御装置

Claims (6)

  1. 接触対象物と接触し前記接触対象物の移動と連動して一軸移動可能な接触部材と、該接触部材を駆動する油圧シリンダとを備える油圧ダイクッション装置の制御装置であって、
    前記接触対象物が前記接触部材に接触する時点である接触時点以後に前記油圧シリンダに発生させるべき第1クッション力よりも大きな第2クッション力を前記接触時点よりも前に予め前記油圧シリンダに発生させ、前記接触時点において前記油圧シリンダのクッション力が減じられている状態にする制御を行うことを特徴とする油圧ダイクッション装置の制御装置。
  2. 前記接触時点における前記油圧シリンダのクッション力が、前記第1クッション力と前記第2クッション力との間において減圧されている状態になるように制御することを特徴とする請求項1記載の油圧ダイクッション装置の制御装置。
  3. 前記油圧ダイクッション装置は、前記油圧シリンダに対する油の供給及び排出を行う弁装置を備えており、
    前記弁装置を制御することによって前記油圧シリンダに発生させるクッション力の制御を行う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の油圧ダイクッション装置の制御装置。
  4. 前記油圧ダイクッション装置は、前記油圧シリンダ内の油に対する加圧及び減圧を行う駆動機構を動かすモータを備えており、
    前記モータを制御することによって前記油圧シリンダに発生させるクッション力の制御を行う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の油圧ダイクッション装置の制御装置。
  5. 接触対象物と接触し前記接触対象物の移動と連動して一軸移動可能な接触部材と、該接触部材を駆動する油圧シリンダとを備える油圧ダイクッション装置の制御方法であって、
    前記接触対象物が前記接触部材に接触する時点である接触時点以後に前記油圧シリンダに発生させるべき第1クッション力よりも大きな第2クッション力を、前記接触時点よりも前に予め前記油圧シリンダに発生させる第1ステップと、
    前記接触時点において前記油圧シリンダのクッション力が減じられている状態に制御する第2ステップと
    を有することを特徴とする油圧ダイクッション装置の制御方法。
  6. 前記第2ステップは、前記接触時点における前記油圧シリンダのクッション力が、前記第1クッション力と前記第2クッション力との間において減圧されている状態になるように制御するステップであることを特徴とする請求項5記載の油圧ダイクッション装置の制御方法。
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