JP5440195B2 - カラープロファイルの作成方法、カラープロファイルを作成する画像処理装置、及び当該画像処理装置の制御プログラム - Google Patents

カラープロファイルの作成方法、カラープロファイルを作成する画像処理装置、及び当該画像処理装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、出力装置の色調整のためのカラープロファイルの作成方法、当該カラープロファイルを作成する画像処理装置、及び当該画像処理装置の制御プログラムに関する。
従来、カラープリンタの色域外の色を含むカラー画像を印刷するためには、カラープリンタの色域内の色をそのまま再現しつつ、色域外の色を色域表面の色に写像する方法が採用されている。このような写像方法を一般に「クリッピング」と呼ぶ。クリッピングによる写像方法の問題点としては、色域外の色が色域表面に集中的に写像されることにより原稿画像においての階調差がつぶれてしまう点が挙げられる。ただし、CMYK画像や、写真画像のような一般的なRGB画像では、その画像の多くの部分がカラープリンタの色域の範囲内であるため、クリッピングによる「階調つぶれ」の影響を受けることは少ない。
他方、コンピュータグラフィックスによるRGB画像や高彩度の色を含むRGB画像はカラープリンタの色域から大きく外れた色を多数含んでいるため、クリッピングにより各色の明度、彩度のバランスが大きく崩れ、結果的に出力画像が不自然なものになってしまう場合がある。つまり、このようなRGB画像ではクリッピングによる「階調つぶれ」の影響を大きく受けることになる。
そこで、以下の特許文献1には、入力側デバイスの色域と出力側デバイスの色域との差分に応じて出力側デバイスの色域外の各点の色相角を補正するマッピング装置が提案されている。より具体的に、当該マッピング装置は、入力側デバイスの色空間における飽和色の色相角が出力側デバイスの色空間における飽和色の色相角と一致するように各点の色相角を補正する方法を採用している。
しかし、上記のような入出力デバイス間の色域の差分に応じた補正方法によると、入力側がRGBデバイスであり出力側がCMYKデバイスである場合のように両者の色域の形状が大きく異なる場合には、色ごとの補正量にばらつきが生じることになる。その結果、出力画像の階調つぶれは軽減されるものの、一部の色が過剰に補正されることにより明度や彩度等のバランスが崩れるため印刷画質が低下するという問題が起きる場合がある。
特開2004−32140
本発明は、上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、クリッピングによる階調つぶれを軽減すると同時に画像内の各色の明度及び彩度のバランスを適正に保持するためのカラープロファイルの作成方法、当該カラープロファイルを作成する画像処理装置、及び当該画像処理装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)出力装置の色調整のためにデバイス非依存の第1色空間の表色値をデバイス依存の第2色空間の表色値に変換するためのカラープロファイルの作成方法であって、前記第1色空間の表色値のうち前記出力装置の色域の範囲外に位置する色域外表色値を当該色域の表面上に写像するステップ(A)と、前記ステップ(A)での写像前後の前記色域外表色値の色差を計算するステップ(B)と、前記ステップ(B)で計算された前記色差、及び前記ステップ(A)での写像前の前記色域外表色値に基づき、前記ステップ(A)での写像前の前記色域外表色値を補正するための補正値を計算するステップ(C)と、前記ステップ(C)で計算された前記補正値による補正後の前記色域外表色値を、前記ステップ(A)に従って再度写像するステップ(D)と、前記ステップ(A)での写像前の前記色域外表色値を、前記ステップ(D)での写像後の前記色域外表色値に対応する前記第2色空間の表色値に変換するためのカラープロファイルを作成するステップ(E)と、を有し、前記ステップ(C)で計算される前記補正値は、前記ステップ(A)での写像前の前記色域外表色値の色相角の補正値であり、前記ステップ(C)では、前記ステップ(A)での写像前の前記色域外表色値の色相角の範囲ごとに定められた初期補正値に、前記ステップ(A)での写像前の前記色域外表色値の色相角の値に対して定められた係数と、前記ステップ(B)で計算された前記色差の値に対して定められた係数とを乗算することにより、前記補正値が計算されることを特徴とするカラープロファイルの作成方法。
)前記ステップ(A)は、前記色域外表色値の色相角に対応する明度−彩度平面における前記色域の範囲外の領域を複数の領域に分割するステップ(A1)と、前記ステップ(A1)での分割後の前記領域のうち前記色域の彩度頂点に隣接する領域である高彩度領域に属する色域外表色値の写像目標値として、前記彩度頂点よりも彩度が小さい所定の表色値を決定するステップ(A2)と、前記高彩度領域に属する前記色域外表色値を、前記ステップ(A2)で決定された前記写像目標値と前記色域外表色値とを結ぶ直線と、前記色域の表面との交点に写像するステップ(A3)と、を含むことを特徴とする上記(1)に記載のカラープロファイルの作成方法。
)前記第1色空間は、L*a*b*色空間であることを特徴とする上記(1)又は2に記載のカラープロファイルの作成方法。
)前記第1色空間は、CIECAM02色空間であることを特徴とする上記(1)〜()のいずれか1つに記載のカラープロファイルの作成方法。
)出力装置の色調整のためにデバイス非依存の第1色空間の表色値をデバイス依存の第2色空間の表色値に変換するためのカラープロファイルを作成する画像処理装置であって、前記第1色空間の表色値のうち前記出力装置の色域の範囲外に位置する色域外表色値を当該色域の表面上に写像する第1色域写像部と、前記第1色域写像部による写像前後の前記色域外表色値の色差を計算する色差計算部と、前記色差計算部により計算された前記色差、及び前記第1色域写像部による写像前の前記色域外表色値に基づき、前記第1色域写像部による写像前の前記色域外表色値を補正するための補正値を計算する補正値計算部と、前記補正値計算部により計算された前記補正値による補正後の前記色域外表色値のうち、前記出力装置の色域の範囲外に位置するものを当該色域の表面上に再度写像する第2色域写像部と、前記第1色域写像部による写像前の前記色域外表色値を、前記第2色域写像部による写像後の前記色域外表色値に対応する前記第2色空間の表色値に変換するためのカラープロファイルを作成するカラープロファイル作成部と、を有し、前記補正値計算部により計算される前記補正値は、第1色域写像部による写像前の前記色域外表色値の色相角の補正値であり、前記補正値計算部は、前記第1色域写像部による写像前の前記色域外表色値の色相角の範囲ごとに定められた初期補正値に、前記第1色域写像部による写像前の前記色域外表色値の色相角の値に対して定められた係数と、前記色差計算部により計算された前記色差の値に対して定められた係数とを乗算することにより、前記補正値を計算することを特徴とする画像処理装置。
)前記第1及び第2色域写像部の各々は、前記色域外表色値の色相角に対応する明度−彩度平面における前記色域の範囲外の領域を複数の領域に分割する領域分割部と、前記領域分割部による分割後の前記領域のうち前記色域の彩度頂点に隣接する領域である高彩度領域に属する色域外表色値の写像目標値として、前記彩度頂点よりも彩度が小さい所定の表色値を決定する写像目標決定部と、前記高彩度領域に属する前記色域外表色値を、前記写像目標決定部により決定された前記写像目標値と当該色域外表色値とを結ぶ直線と、前記色域の表面との交点に写像する表色値写像部と、を含むことを特徴とする上記(5)に記載の画像処理装置。
)前記第1色空間は、L*a*b*色空間であることを特徴とする上記(5)又は(6)に記載の画像処理装置。
)前記第1色空間は、CIECAM02色空間であることを特徴とする上記()〜()のいずれか1つに記載の画像処理装置。
)出力装置の色調整のためにデバイス非依存の第1色空間の表色値をデバイス依存の第2色空間の表色値に変換するためのカラープロファイルを作成する画像処理装置の制御プログラムであって、前記第1色空間の表色値のうち前記出力装置の色域の範囲外に位置する色域外表色値を当該色域の表面上に写像する手順(A)と、前記手順(A)での写像前後の前記色域外表色値の色差を計算する手順(B)と、前記手順(B)で計算された前記色差、及び前記手順(A)での写像前の前記色域外表色値に基づき、前記手順(A)での写像前の前記色域外表色値を補正するための補正値を計算する手順(C)と、前記手順(C)で計算された前記補正値による補正後の前記色域外表色値を、前記手順(A)に従って再度写像する手順(D)と、前記手順(A)での写像前の前記色域外表色値を、前記手順(D)での写像後の前記色域外表色値に対応する前記第2色空間の表色値に変換するためのカラープロファイルを作成する手順(E)と、を前記画像処理装置に実行させ、前記手順(C)で計算される前記補正値は、前記手順(A)での写像前の前記色域外表色値の色相角の補正値であり、前記手順(C)では、前記手順(A)での写像前の前記色域外表色値の色相角の範囲ごとに定められた初期補正値に、前記手順(A)での写像前の前記色域外表色値の色相角の値に対して定められた係数と、前記手順(B)で計算された前記色差の値に対して定められた係数とを乗算することにより、前記補正値が計算されることを特徴とする制御プログラム。
10)前記手順(A)は、前記色域外表色値の色相角に対応する明度−彩度平面における前記色域の範囲外の領域を複数の領域に分割する手順(A1)と、前記手順(A1)での分割後の前記領域のうち前記色域の彩度頂点に隣接する領域である高彩度領域に属する色域外表色値の写像目標値として、前記彩度頂点よりも彩度が小さい所定の表色値を決定する手順(A2)と、前記高彩度領域に属する前記色域外表色値を、前記手順(A2)で決定された前記写像目標値と前記色域外表色値とを結ぶ直線と、前記色域の表面との交点に写像する手順(A3)と、を含むことを特徴とする上記(9)に記載の制御プログラム。
11)前記第1色空間は、L*a*b*色空間であることを特徴とする上記(9)又は(10)に記載の制御プログラム。
12)前記第1色空間は、CIECAM02色空間であることを特徴とする上記()〜(11)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
13)上記()〜(12)のいずれか1つに記載の制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明においては、入力点としての第1色空間の色域外表色値について、クリッピングによる写像前後の色差に基づく補正値を計算し、当該補正値による補正後の入力点を再度クリッピングにより写像したときの写像後の表色値に対応する第2色空間の表色値を出力値とするカラープロファイルを作成している。そのため、本発明によれば、カラープロファイルによる色変換の入出力デバイス間で色域の形状が大きく異なる場合であっても、色ごとの補正量のばらつきを効果的に低減することができる。その結果、本発明によれば、クリッピングによる階調つぶれを軽減すると同時に明度及び彩度のバランスを適正に保持することができるようになる。
本発明の一実施形態に係る色調整システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る測定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る色調整処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るカラーチャートを示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るデバイスプロファイルを示す概念図である。 本発明の一実施形態に係るデバイスプロファイルの作成方法を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るデバイスリンクプロファイルを示す概念図である。 本発明の一実施形態に係る色域写像処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置のC*−L*平面上の色域と写像方法を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置のC*−L*平面上の色域と写像方法を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置のa*−b*平面上の色域と写像結果を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置のa*−L*平面上の色域と写像結果を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
−システムの構成(図1〜図4)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置が適用された色調整システムSの全体構成を示すブロック図である。本実施形態に係る色調整システムSは、一の出力装置に合わせて画像形成装置(プリンタ1)の色調整を行なうためのカラーマネジメントシステムである。つまり、色調整システムSは、プリンタ1により出力すべき画像データの色変換処理用に用いられるカラープロファイルを生成する機能を備えている。ここで、色調整システムSによる色調整の目標となる出力装置(以下、「目標装置」ともいう)は、例えば、RGB色空間を利用した画像を出力(表示)するCRTディスプレイや液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマディスプレイ(PDP)等の表示装置である。
図1のように、色調整システムSは、色調整の対象である画像形成装置としてのプリンタ1、画像形成装置による印刷用の画像データに対して各種画像処理を実行する画像処理装置としてのPC2、及び画像形成装置等により印刷された印刷画像を測色する測定装置としての分光測色計3を備えている。ここで、プリンタ1はIEEE1284準拠のプリンタケーブルやUSBケーブル等によりPC2に接続されており、分光測色計3はUSBケーブル等によりPC2に接続されており、PC2はLAN等のネットワークNに接続されている。なお、PC2は、図1のように単独の装置であってもよいし、プリンタ1に内蔵されていてもよい。後者の場合、プリンタ1が直接ネットワークNに接続されることになる。
図2は、図1中のプリンタ1の構成を示すブロック図である。図2のように、プリンタ1は、制御部11、記憶部12、操作パネル部13、印刷部14、入出力インタフェース15を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス16によって双方向通信可能に接続されている。
制御部11は、CPUであり、プログラムに従って各部の制御を行う。記憶部12は、各種プログラムを格納するROM、作業領域として各種データを一時的に記憶するRAM、PC2から受信した印刷データ等を一時的に保存するハードディスクを備えている。操作パネル部13は、ユーザに各種情報を表示するとともにユーザから各種指示を取得するためのタッチパネルや固定キー等からなるオペレーションパネルである。
印刷部14は、PC2から受信した画像データに基づく画像を、帯電、露光、現像、転写、定着等の工程からなる電子写真方式により記録媒体に印刷する。ただし、印刷部14が採用する印刷方式は、熱転写方式、インクジェット方式等の他の方式であってもよい。入出力インタフェース15は、PC2と通信するためのインタフェースである。また、プリンタ1とPC2とはネットワークNを介して接続されていてもよく、この場合は入出力インタフェース15として、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格に準拠したNIC(Network Interface Card)が採用される。
図3は、図1中のPC2の構成を示すブロック図である。図3のように、PC2は、制御部21、記憶部22、表示部23、入力部24、ネットワークインタフェース25を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス26によって接続されている。PC2は、外部からネットワークNを介して印刷データを受信し、それに対してRIP展開処理や色変換処理等の各種画像処理を実行してからプリンタ1に転送する。つまり、本実施形態に係るPC2は主にプリンタ1のプリンタコントローラとしての機能を有する。
制御部21は、CPUであり、プログラムに従って各部の制御や各種演算処理等を実行する。特に本実施形態の制御部11は、上述のように外部から受信した印刷データに対する画像処理を実行する。記憶部22は、PC2の基本動作のための各種プログラム及びパラメータを格納するROM、作業領域として一時的にプログラムを含む各種データを記憶するRAM、OSを含む各種プログラムその他のデータを格納するハードディスクを含んでなる。特に、記憶部22のハードディスクは各種画像処理のためのプログラムや色変換処理に用いるカラープロファイル等を格納している。
表示部23は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマディスプレイ(PDP)等の表示装置であり、ユーザに各種情報を表示する。入力部24は、キーボードやマウス等であり、PC2への各種入力を行なうユーザにより利用される。ネットワークインタフェース25は、ネットワークNに接続しネットワークN上の他の機器と通信するためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格に準拠している。ネットワークインタフェース25は例えばNICである。また、PC2は、分光測色計3から受信したデータを用いて色変換処理のためのカラープロファイルを作成する機能を有する。
図4は、図1中の分光測色計3の構成を示すブロック図である。図4のように、分光測色計3は、制御部31、記憶部32、操作パネル部33、測色部34、入出力インタフェース35を備えており、これらはバス36によって相互に通信可能に接続されている。分光測色計3は、プリンタ1により印刷されたカラーチャートを測色し、各カラーパッチに対応する測色データをL*a*b*値に変換する機能を備えている。
制御部31はプログラムに従って各部を制御するとともに各種演算処理を実行する。記憶部32は各種プログラムやパラメータ等を記憶するとともに、測色部34により測定したデータ等を一時的に格納する。特に、記憶部32は、測色部34による測定データをL*a*b*値のようなデバイス非依存の表色値に変換するためのプログラムを格納している。操作パネル部33はユーザからの動作指示を取得するための固定キー等を備えている。
測色部34は、光学センサを測定対象のカラーチャート上で移動させることにより複数のカラーパッチを測色し、その測色結果を記憶部32に送信する。この測色結果は記憶部32においてL*a*b*値に変換される。
−動作の概要(図5〜図14)
次に、本実施形態に係る色調整システムSの動作の概要について説明する。図5は、本実施形態に係るPC2による色調整処理の手順を示すフローチャートである。この色調整処理は、カラープロファイルを用いた色変換処理により目標装置に合わせてプリンタ1の色調整を行なうための処理である。図5のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、記憶部22のROMに制御プログラムとして記憶されており、動作開始の際に制御部21により読み出されて実行される。
先ず、PC2は、カラープロファイルを用いた色変換処理を実行することなくプリンタ1にカラーチャートを印刷させ、その印刷画像中の個々のカラーパッチを分光測色計3に測定させる(S101)。これにより、PC2は各々のカラーパッチのCMYK値に対応するL*a*b*値を取得する。そして、PC2は、S101で取得したL*a*b*値に基づきプリンタ1のデバイスプロファイルの第1のルックアップテーブルを作成し(S102)、さらに、第2のルックアップテーブルを作成する(S103)。このとき作成されたデバイスプロファイルは記憶部22に保存される。なお、本例ではカラーチャートとしてISO12642規格に準拠したカラーチャートを採用する。図6は、本例におけるカラーチャートCを示す概略図である(図中で彩色は省略している。図8においても同様。)。
図7は、S102及びS103で作成されたプリンタ1のデバイスプロファイルD1を示す概念図である。図7のように、デバイスプロファイルD1は一対のルックアップテーブル(第1のルックアップテーブルL11、及び第2のルックアップテーブルL12)からなる。ここで、第1のルックアップテーブルL11は、CMYK値を入力点とし、L*a*b*値を出力値とする4次元入力/3次元出力の変換テーブルであり、図7のように、CMYK:9×9×9×9点の掛け合わせからなる全6561通りの入力点(CMYK値)について対応する出力値(L*a*b*値)を格納している。これらの9×9×9×9点は、C、M、Yについては、各色の最大値を100%としたときの0%、10%、20%、30%、40%、55%、70%、85%、100%の9点であり、Kについては0%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、80%、100%の9点である。このような値(%)を選択した理由はカラーチャート測定点との整合性を考慮したためである。0%〜100%のCMYKを、C、M、Y、Kそれぞれの一次元ルックアップテーブルで、このような9点に対応付けるようにする。なお、この変換テーブルにより上記6561通りのCMYK値以外の入力点に対応する出力値を得るためには、例えば特開2002−330303号明細書に記載されているような補間計算が適用可能である。
また、第2のルックアップテーブルL12は、L*a*b*値を入力点とし、CMYK値を出力値とする3次元入力/4次元出力の変換テーブルであり、図7のようにL*a*b*:33×33×33点の掛け合わせからなる全35973通りの入力点(L*a*b*値)について対応する出力値(CMYK値)を格納している。
なお、第1のルックアップテーブルは当該デバイスが色変換処理の入力側に相当する場合に使用されることから入力用変換テーブルとも称され、第2のルックアップテーブルは当該デバイスが色変換処理の出力側に相当する場合に使用されることから出力用変換テーブルとも称される。以下の説明でも各テーブルはこのように称される場合がある。また、PC2は、S102において、「測色的」「知覚的」「彩度優先」等のカラースペース間の詳細な色変換方法(レンダリングインテント)に応じた複数種類の変換テーブルを含むカラープロファイルを作成することもできる。
ここで、図8を参照しながらS102及びS103でのデバイスプロファイルD1の作成方法について詳細に説明する。先ず、本実施形態のPC2は、以下の(I)〜(III)の手順で第1のルックアップテーブルL11を作成する。
(I)印刷済みカラーチャート中の以下の各点に対応するL*a*b*値を測色値に測色させる
(a)K=0%についてのC×M×Y:6×6×6の掛け合わせの各点(CMYはそれぞれ0%、10%、20%、40%、70%、100%)
(b)K=40%についてのC×M×Y:5×5×5の掛け合わせの各点(CMYはそれぞれ0%、20%、40%、70%、100%)
(c)K=60%についてのC×M×Y:5×5×5の掛け合わせの各点(CMYはそれぞれ0%、20%、40%、70%、100%)
(d)K=80%についてのC×M×Y:4×4×4の掛け合わせの各点(CMYはそれぞれ0%、40%、70%、100%)
(e)K=100%についてのC×M×Y:2×2×2の掛け合わせの各点(CMYはそれぞれ0%、100%)
(f)CMYKの各々についての単色階調(各色について3%、7%、10%、15%、20%、25%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%の13ステップ)。
(II)上記(I)で得た(a)〜(e)の各点についてのL*a*b*値を用いて以下の(g)〜(k)の各点についてのL*a*b*値を求める。上記(I)における測定値が存在しない点については、周囲の点の測定値、及び各色の単色階調の測定値(f)を用いた補間計算によりL*a*b*値を演算するものとする
(g)K=0%についてのC×M×Y:9×9×9の掛け合わせの各点(CMYはそれぞれ0%、10%、20%、30%、40%、55%、70%、85%、100%)
(h)K=40%についてのC×M×Y:9×9×9の掛け合わせの各点(CMYはそれぞれ0%、10%、20%、30%、40%、55%、70%、85%、100%)
(i)K=60%についてのC×M×Y:9×9×9の掛け合わせの各点(CMYはそれぞれ0%、10%、20%、30%、40%、55%、70%、85%、100%)
(j)K=80%についてのC×M×Y:9×9×9の掛け合わせの各点(CMYはそれぞれ0%、10%、20%、30%、40%、55%、70%、85%、100%)
(k)K=100%についてのC×M×Y:9×9×9の掛け合わせの各点(CMYはそれぞれ0%、10%、20%、30%、40%、55%、70%、85%、100%)。
(III)そして上記(II)で求めた(g)〜(h)の各点についてのL*a*b*値、及び上記(I)で求めた(f)の各点のうちのK単色階調についてのL*a*b*値を用いた補間計算により以下の(l)〜(n)の各点についてL*a*b*値を演算し、さらに、上記(II)で求めた(h)〜(i)の各点についてのL*a*b*値、及び上記(I)で求めた(f)の各点のうちのK単色階調についてのL*a*b*値を用いた補間計算により以下の(o)のL*a*b*値を演算する
(l)K=10%についてのC×M×Y:9×9×9の掛け合わせの各点(CMYはそれぞれ0%、10%、20%、30%、40%、55%、70%、85%、100%)
(m)K=20%についてのC×M×Y:9×9×9の掛け合わせの各点(CMYはそれぞれ0%、10%、20%、30%、40%、55%、70%、85%、100%)
(n)K=30%についてのC×M×Y:9×9×9の掛け合わせの各点(CMYはそれぞれ0%、10%、20%、30%、40%、55%、70%、85%、100%)
(o)K=50%についてのC×M×Y:9×9×9の掛け合わせの各点(CMYはそれぞれ0%、10%、20%、30%、40%、55%、70%、85%、100%)。
本実施形態のPC2は以上のようにしてC×M×Y×K:9×9×9×9の全点についてのL*a*b*値を求め、CMYK値をL*a*b*値に変換するための第1のルックアップテーブルL11を作成する。
再び図8を参照して、第2のルックアップテーブルL12の作成方法について説明する。第2のルックアップテーブルL12は、L*a*b*値を入力点とし、CMYK値を出力値とする3次元入力/4次元出力の変換テーブルであり、これを作成するためにはL*a*b*値に対応するCMYK値を逆計算する必要がある。
このような逆計算においてはL*a*b*の3つの値をCMYKの4つの値に変換する必要があるが、本実施例では、特開2003−78773号明細書に開示されている計算方法を採用する。より具体的に、PC2は、C、M、Yの値からKを求める関係式を用いてKを加えた時のL*a*b*値の対応テーブル、つまりC×M×Yの各点についてL*a*b*値が求められている対応テーブルを作成し、その対応テーブルを用いて、33×33×33点のL*a*b*の各点についてL*a*b*値に対応するCMYの値を求める。そして、所定の関係式によりCMYの値からKの値を求める。以下の数式(1)は、CMYからKを求めるための関係式の一例である
なお、数式(1)において、C、M、Y、Kいずれも0〜255の範囲内の値であるものとする。また、min[C、M、Y]はCMYのうち最も小さい値を返す関数である。数式(1)による計算の結果、K<0となった場合は、K=0であるものとみなす。
このようにして求めたCMYK値を第2のルックアップテーブルL12の出力値として決定する。なお、L*a*b*値の入力点がプリンタ1の色域の範囲外の場合には、PC2は、色域写像処理を実行して、写像後のL*a*b*値に対応するCMYK値を上記のようにして求めて、そのCMYK値を第2のルックアップテーブルL12の出力値として決定する。本実施形態に係る色域写像処理の具体的手順については後述する(図10参照)。
続いて、PC2は、目標装置の入力用プロファイルと、S103で作成した出力用変換テーブルL12とを組み合わせたデバイスリンクプロファイルD2を作成する(S104)。なお、本例では、目標装置の入力用プロファイルとして、国際電気標準会議(IEC)が定めた国際標準規格であるsRGBのプロファイルを採用する。
図9は、デバイスリンクプロファイルD2の一例を示す概略図である。図9のように、デバイスリンクプロファイルD2は、RGB値からなる入力点とCMYK値からなる出力値との対応関係を示す3次元入力/4次元出力の変換テーブルである。デバイスリンクプロファイルD2の出力値は、入力点であるRGB各点をsRGBのプロファイルを用いてL*a*b*値に変換し、それを出力用変換テーブルL12を用いてさらに変換したときのCMYK値に等しい。
続いて、PC2は、S104で作成したデバイスリンクプロファイルD2を用いてサンプル用のRGB画像データをCMYK画像データに変換し、そのCMYK画像データをプリンタ1に出力させる(S105)。このようにデバイスリンクプロファイルD2を用いてRGBからCMYKへの色変換処理を実行することで、RGBの入力用プロファイル及びプリンタ1の出力用変換テーブルを用いて段階的な色変換処理を実行する場合と比較してPC2の処理時間を短縮することができる。
次に、図10は、前述の色域写像処理の手順を示すフローチャートである。PC2は、プリンタ1のデバイスプロファイルD1の出力用変換テーブルL12の入力点(L*a*b*値)の各々について以下の処理を実行する。
先ず、PC2は現在処理中の入力点がプリンタ1の色域の範囲外であるか否か(すなわち、色域外表色値であるか否か)を判定する(S201)。このときの判定方法としては、例えば、特開2003−78773号明細書に記載された方法が採用される。そして、現在処理中の入力点が色域外表色値ではない場合は(S201のNO)、その入力点について色域写像処理を実行する必要はないため、色域写像処理を行わずにL*a*b*値に対応するCMYK値を求め、そのCMYK値をそのまま第2のルックアップテーブルL12の出力値として決定する(S212)。その後、PC2は現在処理中の入力点についての色域写像処理を終了し(エンド)、次の入力点についての処理に移行する。
他方、現在処理中の入力点が色域外表色値である場合は(S201のYES)、S202以降の手順に従って現在処理中の入力点に対応する出力用変換テーブルL12の出力値を計算する。先ず、PC2は、現在処理中の入力点の色相角(h)及び彩度(C*)を以下の数式(2)及び(3)に従って計算する(S202)。
そして、PC2は、S202での計算結果を参照し、現在処理中の入力点の色相角(h)に対応する彩度頂点の明度(L*cmax)及び彩度(C*cmax)をさらに計算する(S203)。ここで、彩度頂点とは、所定の色相角に対応する彩度−明度平面(C*−L*平面)上に表現された色域の範囲内において彩度(C*)が最大になる点のことである。図11は、所定の色相角に対応するC*−L*平面上に表現されたプリンタ1の色域を示す概略図である。図中のC*−L*平面において、斜線が引かれた領域がプリンタ1の色域であり、点Eがその色相角に対応する彩度頂点である。本例において、彩度頂点の明度(L*cmax)及び彩度(C*cmax)は以下の(I)〜(II)に示す方法により計算される。
(I)出力用変換テーブルL12から以下の出力値(CMYK値)に対応する入力点(L*a*b*値)を取得する。そして、取得したL*a*b*値の各々について、前述の数式(1)及び(2)を用いて色相角及び彩度を計算する
(0,100,0,0)から(0,100,100,0)までのYのみを漸次増加させた9点、
(0,100,100,0)から(0,0,100,0)までのMのみを漸次減少させた9点、
(0,0,100,0)から(100,0,100,0)までのCのみを漸次増加させた9点、
(100,0,100,0)から(100,0,0,0)までのYのみを漸次減少させた9点、
(100,0,0,0)から(100,100,0,0)までのMのみを漸次増加させた9点、及び
(100,100,0,0)から(0,100,0,0)までのCのみを漸次減少させた9点。
(II)明度L*と、色相角及び彩度の計算結果に基づく補間計算により、現在処理中の入力点の色相角(h)に対応する彩度と明度を求める。このようにして求めた彩度と明度を、現在処理中の入力点の色相角(h)に対応する彩度頂点の彩度(C*cmax)と明度(L*cmax)とみなす。
再び図10を参照して、PC2は、色相角(h)に対応するC*−L*平面におけるプリンタ1の色域の範囲外の領域(以下、単に「色域外領域」ともいう)を複数の領域に分割する(S204)。図11の例において、PC2は色域外領域を5つの領域(P〜P)に分割している。本例における領域(P〜P)についての説明は以下の通りである。
:L*軸上の明度中間点Cと白色頂点Aとの間に位置する白色目標点Dを始点としてL*軸の正方向に延伸する傾きp(p>0)の直線dと、L*軸との間に挟まれた色域外領域
:彩度頂点Eと明度中間点Cの間に位置する高彩度色目標点Fを始点としてL*軸の正方向に延伸する傾きpの直線dと、直線dとの間に挟まれた色域外領域
:高彩度色目標点Fを始点としてL*軸の負方向に延伸する傾きq(q<0)の直線dと、直線dとの間に挟まれた色域外領域
:L*軸上の黒色頂点Bを始点としてL*軸の負方向に延伸する傾きqの直線dと、直線dとの間に挟まされた色域外領域
:L*軸と、直線dとの間に挟まれた色域外領域。
続いて、PC2は、現在処理中の入力点がS204での分割後の領域のどれに属するかを判定する(S205)。なお、図11の例において、現在処理中の入力点が5つの領域(P〜P)のどれに属するかは、その入力点の明度(L*)及び彩度頂点の明度(L*cmax)の大小関係、並びにC*−L*平面における入力点(X)と前述の白色目標点D、高彩度色目標点F、黒色頂点Bとをそれぞれ結んだ線分XD、XF、XBの傾きaXD、aXF、aXB及び前述の傾きp、qの大小関係に基づき判定することができる。具体的には以下のような判定方法が考えられる。
L*≧L*cmax である場合 ⇒入力点は『P、P、Pのどれか』に属する
さらに aXD≧p である場合 ⇒入力点は『P』に属する
さらに aXF≦p である場合 ⇒入力点は『P』に属する
それ以外の場合 ⇒入力点は『P』に属する。
L*<L*cmax である場合 ⇒入力点は『P、P、P』のどれかに属する
さらに aXF≧q である場合 ⇒入力点は『P』に属する
さらに aXB≦q である場合 ⇒入力点は『P』に属する
それ以外の場合 ⇒入力点は『P』に属する。
続いて、PC2は現在処理中の入力値を、C*−L*平面上の仮想領域(P〜P)ごとに定められたクリッピング方法により色域表面上のL*a*b*値に写像する(S206)。以下の表1に、領域(P〜P)ごとのクリッピング方法の一例を示す。
図11の例では、領域Pを彩度頂点Eを始点とした傾きp(p>0)の直線dと傾きq(q<0)の直線dとの間に挟まれた色域外領域として、その領域に属する入力点を彩度頂点Eに一律に写像する従来のクリッピング方法ではなく、これらを彩度頂点よりも彩度が小さい高彩度色目標点Fに向かって写像する方法を採用している。従来の方法によると、領域Pに属する入力点の写像後の明度(L*)は全てL*cmaxになるので写像により各点の明度差がつぶれてしまうが、本方法によると写像後の各点は図中の太線上に分散するので各点の明度差はある程度維持されることになる。
なお、図11に示したクリッピング方法は本実施形態に係るPC2が採用するクリッピング方法の一例にすぎない。PC2が採用する他のクリッピング方法としては、図12に示すように色域外領域をさらに細かい領域に分割する方法が考えられる。図12の例における領域(P〜P)についての説明は以下の通りである。また、領域(P〜P)ごとの入力点(X)のクリッピング方法は以下の表2に示す通りである。
:L*軸上の明度中間点Cと白色頂点Aとの間に位置する白色目標点Dを始点としてL*軸の正方向に延伸する傾きp(p>0)の直線dと、L*軸との間に挟まれた色域外領域
:彩度頂点Eと明度中間点Cとの間に位置する高明度側の中間彩度色目標点Hを始点としてL*の正方向に延伸する傾きpの直線dと、直線dとの間に挟まれた色域外領域
:中間彩度色目標点Hを始点としてL*軸の正方向に延伸する傾きp(0<p<p)の直線dと、直線dとの間に挟まれた色域外領域
:高彩度色目標点Fを始点としてL*軸の正方向に延伸する傾きpの直線dと、直線dとの間に挟まれた色域外領域
:高彩度側目標点Fを始点としてL*軸の負方向に延伸する傾きq(q<0)の直線dと、直線dとの間に挟まれた色域外領域
:明度中間点Cと高明度側の中間彩度色目標点Hの間に位置する低明度側の中間彩度色目標点Gを始点としてL*軸の負方向に延伸する傾きqの直線dと、直線dとの間に挟まれた色域外領域
:中間彩度色目標点Gを始点としてL*軸の負方向に延伸する傾きq(q<q)の直線dと、直線dとの間に挟まれた色域外領域
:L*軸上の黒色頂点Bを始点としてL*軸の負方向に延伸する傾きqの直線dと、直線dとの間に挟まれた色域外領域
:L*軸と、直線dとの間に挟まされた色域外領域。
続いて、PC2は、S206での写像後の入力点の色相角(h)をS207以降の手順に従って補正する。ここで、一般にカラープリンタのC*−L*平面における色域の広さは色相角に応じて変動するが、多くのカラープリンタの色域は、入力側のRGB装置の色域と比較して、色相角が310°〜360°の範囲(マゼンタ〜レッドに相当する範囲)において特に狭くなることが知られている。
図13(A)は、a*−b*平面上のプリンタ1の色域を示す概略図である。図中の太線がプリンタ1の色域である。なお、図中の細線は比較のために示す目標装置(RGB装置)の色域である。図13のように、プリンタ1の色域の上記範囲(310°<h<360°)に相当する部分は、RGB装置の色域と比較して特に狭くなっていることが分かる。つまり、色相角(h)が上記範囲に属する入力点はクリッピングによる彩度低下が特に大きくなる。例えば、図13には、写像前の入力点w、x、y、z及びそれらに対応する写像後の入力点W、X、Y、Zが示されているが、各点の写像前後の位置関係を比較すると、色相角(h)が上記範囲に属する入力点x、y、zの彩度低下は、色相角(h)が上記範囲に属さない入力点wの彩度低下と比較して特に大きくなっていることが分かる。
そこで、本実施形態に係るPC2は、以下の手順に従って写像後の入力点の色相角(h)をプリンタ1の色域がより広くなる方向に補正することでクリッピングによる彩度低下を軽減する。先ず、PC2は、S202で計算した色相角(h)が所定範囲に属するか否かを判定する(S207)。ここで、所定範囲とは前述のように色域が特に狭くなる範囲のことであり、本例では310°<h<340°の範囲のことを指している。そして、色相角(h)が所定範囲に属する場合(S207のYES)、PC2はS206での写像前後の入力点の色差(ΔE)を以下の数式(4)に従って計算する(S208)。ここで、写像前の入力点のL*a*b*値は(L*,a*,b*)であり、写像後の入力点のL*a*b*値は(L*,a*,b*)であるものとする。
他方、色相角(h)が所定範囲に属さない場合(S207のNO)、PC2は色相角(h)を補正することなく、写像後のL*a*b*値(L*,a*,b*)に対応するCMYK値を第2のルックアップテーブルL12の出力値として決定する(S212)。その後、PC2は現在処理中の入力点についての色域写像処理を終了し(エンド)、次の入力点についての処理に移行する。
そして、PC2は、S208で計算した色差(ΔE)が0よりも大きいかどうかを判定する(S209)。ここで、色差(ΔE)が0よりも大きい場合は(S209のYES)、以下の手順に従って色相角(h)を補正し、色差(ΔE)が0である場合は(S209のNO)、色相角(h)を補正することなく、写像後のL*a*b*値に対応するCMYK値を第2のルックアップテーブルL12の出力値として決定する(S212)。なお、本例では、S208で計算した色差(ΔE)が0より大きいか否かを判定することとしたが、この色差(ΔE)が所定の閾値t(例えば、t=1)よりも大きいか否かを判定することとしてもよい。
続いて、PC2は、S208で計算した色差(ΔE)に応じた色相角(h)の補正値(Δh)を計算する(S210)。より具体的に、PC2は、以下の数式(5)に従って色相角の補正値(Δh)を計算する。
ここで、数式(5)における第1の係数c及び第2の係数cは、それぞれ、入力点の色相角(h)の値、及び入力点の写像前後の色差(ΔE)の値に対して予め定められた重み係数である。入力点の色相角(h)の範囲と第1の係数(c1)との対応関係は、例えば、以下の表3の通りである。また、入力点の写像前後の色差(ΔE)の範囲と第2の係数(c2)との対応関係は、例えば、以下の表4の通りである。なお、数式(5)では2つの係数を乗算する前の初期補正値を「8」としているが、この初期補正値は適宜変更可能である。以上のように、入力点の色相角(h)の補正値(Δh)は、所定の初期補正値に、入力点の色相角(h)の値に対して予め定められた第1の係数(c)と、入力点の写像前後の色差(ΔE)の値に対して予め定められた係数(c)とを乗算することにより計算される。
なお、上記の数式(5)において2種類の重み係数を採用する理由は、補正後の各点の色相角(h´)の分布を連続的にするためである。ここで、計算結果の一例を示すと、現在処理中の入力点のL*a*b*値が(54.3,86.4,−56.0)である場合、色相角(h)は327°であり、彩度(C*)は103であり、色差(ΔE)は50である。そのため、数式(5)及び表3、4に従って補正値(Δh)を計算すると、Δh=8×1×1=8となる。よって、補正後の色相角(h´)はh´=327°+8°=335°となる。
続いて、PC2は、S210で計算した補正値(Δh)により色相角をh’に補正した入力点について前述のS202〜S206の手順を実行する。このとき、補正後の入力点の明度(L*)及び彩度(C*)は、補正前の値をそのまま採用する(上記例においては、L*=54.3、C*=103)。また、補正後の入力点のa*値及びb*値は、以下の数式(6)及び(7)に従って計算する。
そして、PC2は、補正後の入力点をS206で再度写像したときの写像後のL*a*b*値に対応するCMYK値を、第2のルックアップテーブルL12の出力値として決定する(S212)。その後、PC2は現在処理中の入力値についての一連の処理を終了し(エンド)、次の入力点についての処理に移行する。
ここで、図13(B)は、上述の色域写像処理後のプリンタ1の色域を示す概略図である。図中の各点は図13(A)中の各点に対応する。また、図中のW´、X´、Y´、Z´の各点は、図13(A)中の入力点W、X、Y、Zに対応する補正後入力点である。両図を比較すると、色相角(h)の補正により入力点x、y、zの彩度低下が軽減されていることが分かる。
また、図14は、図11に示すクリッピング方法による写像の前後、及び図10に示す色相角(h)の補正の前後の入力点w、x、y、zのa*−L*平面における位置関係を示す概略図である。図14のように、色相角(h)の補正により各点の明度(L*)が増加しており、結果的に各点の間の明度の階調も広くなっていることが分かる。これは各点の色相角(h)を色域が広がる方向に補正した結果、明度の再現範囲も高明度側に広がったからである。
なお、図11〜図14の例においては、マゼンタ〜レッド付近の色相の入力点について色相角を補正するための方法について説明したが、その他の色相の入力点についても同様の補正方法を採用することができる。例えば、RGB色空間のブルーに相当する入力点を色相角を一定のまま写像すると、L*a*b*色空間の歪みが原因で、写像後のCMYK値は赤みが強い色になってしまうことが知られている。そこで、RGB色空間のブルーに相当する入力点を色相角(h)が減少する方向に補正することで、このような赤みを軽減することができる。
以上のように、本実施形態においては、入力点としての第1色空間の色域外表色値についてクリッピングによる写像前後の色差(ΔE)に基づく補正値(Δh)を計算し、当該補正値(Δh)による補正後の入力点を再度クリッピングにより写像したときの写像後の表色値に対応する第2色空間の表色値を出力値とするカラープロファイルを作成している。そのため、本実施形態によれば、目標装置がRGB装置である場合のように色変換処理の入出力デバイス間で色域の形状が大きく異なる場合であっても、色ごとの補正値(Δh)のばらつきを効果的に防止することができる。その結果、本実施形態によれば、クリッピングによる階調つぶれを軽減すると同時に明度及び彩度のバランスを適正に保持することができるようになる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されることなく、請求の範囲内において、種々改変されることができる。例えば、上記実施形態では、色変換処理に用いられるデバイス非依存の色区間としてL*a*b*色空間を採用したが、これはCIECAM02等の他のデバイス非依存の色空間であってもよい。また、上記実施形態では、クリッピングによる写像前後の色差に基づいて入力点の色相角(h)を補正したが、このような補正処理の対象は入力点の彩度及び明度であってもよい。
本発明による画像処理装置は、上記各手順を実行するための専用のハードウェア回路によっても、また、上記各手順を記述したプログラムをCPUが実行することによっても実現可能である。後者により本発明を実現する場合、画像処理装置を動作させるプログラムは、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ROMやハードディスク等に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像処理装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
1 プリンタ、
2 PC、
3 分光測色計、
A 色調整システム、
C カラーチャート、
L11 第1のルックアップテーブル(入力用色変換テーブル)、
L12 第2のルックアップテーブル(出力用色変換テーブル)、
D1 デバイスプロファイル、
D2 デバイスリンクプロファイル。

Claims (13)

  1. 出力装置の色調整のためにデバイス非依存の第1色空間の表色値をデバイス依存の第2色空間の表色値に変換するためのカラープロファイルの作成方法であって、
    前記第1色空間の表色値のうち前記出力装置の色域の範囲外に位置する色域外表色値を当該色域の表面上に写像するステップ(A)と、
    前記ステップ(A)での写像前後の前記色域外表色値の色差を計算するステップ(B)と、
    前記ステップ(B)で計算された前記色差、及び前記ステップ(A)での写像前の前記色域外表色値に基づき、前記ステップ(A)での写像前の前記色域外表色値を補正するための補正値を計算するステップ(C)と、
    前記ステップ(C)で計算された前記補正値による補正後の前記色域外表色値を、前記ステップ(A)に従って再度写像するステップ(D)と、
    前記ステップ(A)での写像前の前記色域外表色値を、前記ステップ(D)での写像後の前記色域外表色値に対応する前記第2色空間の表色値に変換するためのカラープロファイルを作成するステップ(E)と、を有し、
    前記ステップ(C)で計算される前記補正値は、前記ステップ(A)での写像前の前記色域外表色値の色相角の補正値であり、
    前記ステップ(C)では、前記ステップ(A)での写像前の前記色域外表色値の色相角の範囲ごとに定められた初期補正値に、前記ステップ(A)での写像前の前記色域外表色値の色相角の値に対して定められた係数と、前記ステップ(B)で計算された前記色差の値に対して定められた係数とを乗算することにより、前記補正値が計算されることを特徴とするカラープロファイルの作成方法。
  2. 前記ステップ(A)は、前記色域外表色値の色相角に対応する明度−彩度平面における前記色域の範囲外の領域を複数の領域に分割するステップ(A1)と、前記ステップ(A1)での分割後の前記領域のうち前記色域の彩度頂点に隣接する領域である高彩度領域に属する色域外表色値の写像目標値として、前記彩度頂点よりも彩度が小さい所定の表色値を決定するステップ(A2)と、前記高彩度領域に属する前記色域外表色値を、前記ステップ(A2)で決定された前記写像目標値と前記色域外表色値とを結ぶ直線と、前記色域の表面との交点に写像するステップ(A3)と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のカラープロファイルの作成方法。
  3. 前記第1色空間は、L*a*b*色空間であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラープロファイルの作成方法。
  4. 前記第1色空間は、CIECAM02色空間であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載のカラープロファイルの作成方法。
  5. 出力装置の色調整のためにデバイス非依存の第1色空間の表色値をデバイス依存の第2色空間の表色値に変換するためのカラープロファイルを作成する画像処理装置であって、
    前記第1色空間の表色値のうち前記出力装置の色域の範囲外に位置する色域外表色値を当該色域の表面上に写像する第1色域写像部と、
    前記第1色域写像部による写像前後の前記色域外表色値の色差を計算する色差計算部と、
    前記色差計算部により計算された前記色差、及び前記第1色域写像部による写像前の前記色域外表色値に基づき、前記第1色域写像部による写像前の前記色域外表色値を補正するための補正値を計算する補正値計算部と、
    前記補正値計算部により計算された前記補正値による補正後の前記色域外表色値のうち、前記出力装置の色域の範囲外に位置するものを当該色域の表面上に再度写像する第2色域写像部と、
    前記第1色域写像部による写像前の前記色域外表色値を、前記第2色域写像部による写像後の前記色域外表色値に対応する前記第2色空間の表色値に変換するためのカラープロファイルを作成するカラープロファイル作成部と、を有し、
    前記補正値計算部により計算される前記補正値は、第1色域写像部による写像前の前記色域外表色値の色相角の補正値であり、
    前記補正値計算部は、前記第1色域写像部による写像前の前記色域外表色値の色相角の範囲ごとに定められた初期補正値に、前記第1色域写像部による写像前の前記色域外表色値の色相角の値に対して定められた係数と、前記色差計算部により計算された前記色差の値に対して定められた係数とを乗算することにより、前記補正値を計算することを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記第1及び第2色域写像部の各々は、前記色域外表色値の色相角に対応する明度−彩度平面における前記色域の範囲外の領域を複数の領域に分割する領域分割部と、前記領域分割部による分割後の前記領域のうち前記色域の彩度頂点に隣接する領域である高彩度領域に属する色域外表色値の写像目標値として、前記彩度頂点よりも彩度が小さい所定の表色値を決定する写像目標決定部と、前記高彩度領域に属する前記色域外表色値を、前記写像目標決定部により決定された前記写像目標値と当該色域外表色値とを結ぶ直線と、前記色域の表面との交点に写像する表色値写像部と、を含むことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1色空間は、L*a*b*色空間であることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1色空間は、CIECAM02色空間であることを特徴とする請求項のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  9. 出力装置の色調整のためにデバイス非依存の第1色空間の表色値をデバイス依存の第2色空間の表色値に変換するためのカラープロファイルを作成する画像処理装置の制御プログラムであって、
    前記第1色空間の表色値のうち前記出力装置の色域の範囲外に位置する色域外表色値を当該色域の表面上に写像する手順(A)と、
    前記手順(A)での写像前後の前記色域外表色値の色差を計算する手順(B)と、
    前記手順(B)で計算された前記色差、及び前記手順(A)での写像前の前記色域外表色値に基づき、前記手順(A)での写像前の前記色域外表色値を補正するための補正値を計算する手順(C)と、
    前記手順(C)で計算された前記補正値による補正後の前記色域外表色値を、前記手順(A)に従って再度写像する手順(D)と、
    前記手順(A)での写像前の前記色域外表色値を、前記手順(D)での写像後の前記色域外表色値に対応する前記第2色空間の表色値に変換するためのカラープロファイルを作成する手順(E)と、を前記画像処理装置に実行させ、
    前記手順(C)で計算される前記補正値は、前記手順(A)での写像前の前記色域外表色値の色相角の補正値であり、
    前記手順(C)では、前記手順(A)での写像前の前記色域外表色値の色相角の範囲ごとに定められた初期補正値に、前記手順(A)での写像前の前記色域外表色値の色相角の値に対して定められた係数と、前記手順(B)で計算された前記色差の値に対して定められた係数とを乗算することにより、前記補正値が計算されることを特徴とする制御プログラム。
  10. 前記手順(A)は、前記色域外表色値の色相角に対応する明度−彩度平面における前記色域の範囲外の領域を複数の領域に分割する手順(A1)と、前記手順(A1)での分割後の前記領域のうち前記色域の彩度頂点に隣接する領域である高彩度領域に属する色域外表色値の写像目標値として、前記彩度頂点よりも彩度が小さい所定の表色値を決定する手順(A2)と、前記高彩度領域に属する前記色域外表色値を、前記手順(A2)で決定された前記写像目標値と前記色域外表色値とを結ぶ直線と、前記色域の表面との交点に写像する手順(A3)と、を含むことを特徴とする請求項に記載の制御プログラム。
  11. 前記第1色空間は、L*a*b*色空間であることを特徴とする請求項9又は10に記載の制御プログラム。
  12. 前記第1色空間は、CIECAM02色空間であることを特徴とする請求項11のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  13. 請求項12のいずれか1つに記載の制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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