JP5440052B2 - 中継局装置、基地局装置、移動局装置および無線通信システム - Google Patents

中継局装置、基地局装置、移動局装置および無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、中継局装置、基地局装置、移動局装置および無線通信システムに関する。より具体的には、移動局装置が基地局装置を介してネットワークと無線で接続するセルラーシステムにおいて、移動局装置は基地局装置と通信するのみならず、基地局装置と無線で接続されている中継局装置とも通信を行う通信方法論に関する。
セルラー無線通信システム(以下、単に「無線通信システム」とも言う。)には、基地局装置(以下、単に「基地局」とも言う。)がカバーするサービスエリアを延長するなどの目的で中継局装置(以下、単に「中継局」とも言う。)が設置される場合がある。基地局は、任意の移動局装置(以下、単に「移動局」とも言う。)と接続して通信路を提供すると同時に、中継局とも接続し、中継局との間でも通信路を提供する。中継局は、さらに他の移動局と接続し通信路を提供する。このような形態をとることで、移動局は、中継局を介して基地局との間で通信を行うことができるようになる。これによって、移動局は、基地局によってサービスが提供されるサービスエリアの外に存在する場合であっても、中継局のカバーするサービスエリア内に存在していれば通信を行うことができるようになる。
中継局が存在する無線通信システムに関しては、例えば、中継局の負荷を軽減するための方法論について開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、例えば、中継局における処理を軽減するために、基地局が、中継局が移動局にデータを配送する時刻にタイムラグを加味したタイミングでデータを中継局に送信するタイミングをスケジュールする技術について開示されている(例えば、特許文献2や、特許文献3参照)。
また、中継局が存在する無線通信システムにおけるチャネル割り当て制御方法としては、トータル平均データレートに基づいてチャネル割り当てを制御する方法などが開示されている(例えば、特許文献4参照)。このほか、中継局が存在する無線通信システムにおけるアンテナパターンの運用方法に関しては、アレー・アンテナを切り替えることで接続を高速化する方法などについて開示されている(例えば、特許文献5参照)。
基地局を設置するほかに、中継局を設置することで、サービスエリアを展開できるようになると、サービス提供事業者は、より少ない投資で無線通信システムを構築していくことが可能になる。
特開2008−118659号公報 特開2008−48218号公報 特開2008−109374号公報 特開2008−48416号公報 特開2008−48236号公報
しかしながら、中継局が存在する無線通信システムにおいては、基地局は中継局を介して移動局と接続することが念頭に置かれており、中継局自体がデータのエンドポイントになる形態については考慮されていなかった。このような事情もあり、中継局自体はサービス提供事業者のインフラ施設の一部として設置される必要があり、中継局は基地局よりも安価であるとはいえ、中継局をサービス提供事業者自身が設置する必要があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、中継局が移動局に対して基地局との間の通信路を提供し、かつ、中継局を通信のエンドポイントとすることが可能な、新規かつ改良された技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、基地局装置と自装置との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである基地局中継局間リソースの割り当てを要求する旨を示す基地局中継局間リソース割当要求を基地局装置に無線信号によって送信する基地局中継局間リソース割当要求送信部と、基地局中継局間リソース割当要求に対する応答である基地局中継局間リソース割当応答として基地局中継局間リソースを示す基地局中継局間リソース情報を基地局装置から無線信号によって受信する基地局中継局間リソース割当応答受信部と、基地局中継局間リソース割当応答受信部によって受信された基地局中継局間リソース情報を記憶する基地局中継局間リソース情報記憶部と、を備える、中継局装置が提供される。
中継局装置は、自装置によって中継されて基地局装置と移動局装置との間で送受信される無線信号のうち、基地局装置と自装置との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである基地局側中継リソースの割り当てを要求する旨を示す基地局側中継リソース割当要求を基地局装置に無線信号によって送信する基地局側中継リソース割当要求送信部と、基地局側中継リソース割当要求に対する応答である基地局側中継リソース割当応答として基地局側中継リソースを示す基地局側中継リソース情報を基地局装置から無線信号によって受信する基地局側中継リソース応答受信部と、基地局側中継リソース割当応答受信部によって受信された基地局側中継リソース情報を記憶する基地局側中継リソース情報記憶部と、をさらに備えることとしてもよい。
中継局装置は、自装置によって中継されて基地局装置と移動局装置との間で送受信される無線信号のうち、移動局装置と自装置との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである移動局側中継リソースの割り当てを要求する旨を示す移動局側中継リソース割当要求を基地局装置に無線信号によって送信する移動局側中継リソース割当要求送信部と、移動局側中継リソース割当要求に対する応答である移動局側中継リソース割当応答として移動局側中継リソースを示す移動局側中継リソース情報を基地局装置から無線信号によって受信する移動局側中継リソース応答受信部と、移動局側中継リソース割当応答受信部によって受信された移動局側中継リソース情報を記憶する移動局側中継リソース情報記憶部と、をさらに備えることとしてもよい。
中継局装置は、無線信号を受信する無線信号受信部と、無線信号受信部によって受信された無線信号によって使用されるリソースが基地局中継局間リソース情報記憶部によって記憶されている基地局中継局間リソース情報によって示されるものである場合に、無線信号からデータを抽出するデータ抽出部と、データ抽出部によって抽出されたデータを記憶するデータ記憶部と、をさらに備えることとしてもよい。
中継局装置は、無線信号受信部によって受信された無線信号によって使用されるリソースが基地局側中継リソース情報記憶部によって記憶されている基地局側中継リソース情報によって示されるものである場合には、移動局側中継リソース情報記憶部によって記憶されている移動局側中継リソース情報によって示される移動局側中継リソースを使用した無線信号を送信する無線信号送信部、をさらに備えることとしてもよい。
無線信号送信部は、無線信号受信部によって受信された無線信号によって使用されるリソースが移動局側中継リソース情報記憶部によって記憶されている移動局側中継リソース情報によって示されるものである場合には、基地局側中継リソース情報記憶部によって記憶されている基地局側中継リソース情報によって示される基地局側中継リソースを使用した無線信号を送信することとしてもよい。
中継局装置は、表示部と、データ記憶部からデータを抽出し、抽出したデータを表示部に表示させる表示制御部と、をさらに備えることとしてもよい。
データ抽出部は、無線信号から表示を制御するための表示制御情報をさらに抽出し、データ記憶部は、データ抽出部によって抽出された表示制御情報をさらに記憶し、表示制御部は、データ記憶部によって記憶されている表示制御情報に基づいてデータ記憶部からデータを抽出し、抽出したデータを表示部に表示させることとしてもよい。
中継局装置は、移動局装置と自装置との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである移動局中継局間リソースの割り当てを要求する旨を示す移動局中継局間リソース割当要求を基地局装置に無線信号によって送信する移動局中継局間リソース割当要求送信部と、移動局中継局間リソース割当要求に対する応答である移動局中継局間リソース割当応答として移動局中継局間リソースを示す移動局中継局間リソース情報を基地局装置から無線信号によって受信する移動局中継局間リソース割当応答受信部と、移動局中継局間リソース割当応答受信部によって受信された移動局中継局間リソース情報を記憶する移動局中継局間リソース情報記憶部と、をさらに備えることとしてもよい。
中継局装置は、移動局中継局間リソース情報記憶部によって記憶されている移動局中継局間リソース情報によって示される移動局中継局間リソースを使用した無線信号を送信する無線信号送信部と、データ記憶部からデータを抽出し、抽出したデータを無線信号によって無線信号送信部に送信させる送信制御部と、をさらに備えることとしてもよい。
中継局装置は、基地局中継局間リソース情報記憶部によって記憶されている基地局中継局間リソース情報によって示される基地局中継局間リソースを使用した無線信号を送信することが可能である無線信号送信部と、自動販売機から自動販売機内の在庫データを取得する在庫データ取得部と、在庫データ取得部によって取得された在庫データを記憶する在庫データ記憶部と、在庫データ記憶部によって記憶されている在庫データを抽出し、抽出した在庫データを無線信号によって無線信号送信部に送信させる送信制御部と、をさらに備えることとしてもよい。
中継局装置が行った通信にかかる料金は、中継局装置による基地局側中継リソースを使用した無線信号の送信、基地局側中継リソースを使用した無線信号の受信、移動局側中継リソースを使用した無線信号の送信および移動局側中継リソースを使用した無線信号の受信のうちの少なくともいずれか一つに関する情報に基づいて算出されることとしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、中継局が移動局に対して基地局との間の通信路を提供し、かつ、中継局を通信のエンドポイントとすることが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 同実施形態に係る周波数リソースの利用例を示す図である。 同実施形態に係る基地局が送信する信号種別についてまとめた図である。 同実施形態に係る中継局の概要を説明するための図である。 同実施形態に係る中継局が異なる指向性を有するアンテナを備える例について示す図である。 同実施形態に係る論理リンクの種別を示す図である。 同実施形態に係る移動局のハードウェア構成について示す図である。 同実施形態に係る移動局の機能構成について示す図である。 同実施形態に係る基地局のハードウェア構成について示す図である。 同実施形態に係る基地局の機能構成について示す図である。 同実施形態に係る中継局のハードウェア構成について示す図である。 同実施形態に係る中継局の機能構成について示す図である。 中継局が存在しない場合のチャネル利用例を示す図である。 中継局が存在する場合のチャネル利用例を示す図である。 中継局の他チャネルが割り当てられた状態を示す図である。 中継局が存在しない場合のチャネル利用例を示す図である。 中継局が存在する場合のチャネル利用例を示す図である。 中継局の他チャネルが割り当てられた状態を示す図である。 第一の論理リンクと第三の論理リンクを利用する処理の流れを示すフローチャートである。 中継局が行う通信に対してかかる料金を算出する処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1実施形態
1−1. 広告配信方法に関する考察
1−2. 広告配信方式の課題
1−3. 課題を解決するための手段の概要
1−4. 本実施形態に係る無線通信システムの概要
1−5. 無線通信システムにおける中継局の概要
1−6. 論理リンク種別の定義
1−7. 周波数リソースの利用例
1−8. 中継局によるチャネルの利用
1−9. 移動局のハードウェア構成例
1−10.移動局の機能構成例
1−11.基地局のハードウェア構成例
1−12.基地局の機能構成例
1−13.中継局のハードウェア構成例
1−14.中継局の機能構成例
1−15.中継局の信号処理
1−16.中継局の具体例(その1:電子看板の場合)
1−17.中継局300の具体例(その2:自動販売機の場合)
1−18.課金システムの例
2.変形例
3.まとめ
<1.第1実施形態>
[1−1. 広告配信方法に関する考察]
昨今、電子的なディスプレイ装置を看板として利用する広告システムが利用される傾向にある。一般的にディジタルサイネージシステムなどと呼ばれるものである。このようなシステムにおいては、表示する内容を時々刻々と変化させることができるなどのメリットがあるため、ペンキ塗りの看板などよりも高い広告効果が得られると期待されている。表示内容を変化させるためには表示データをディスプレイ装置に転送する必要があり、この表示データをディスプレイ装置に配送する目的で無線通信システムが用いられることもある。例えば、ディスプレイ装置に無線通信システムの移動局に相当する無線通信装置が備えられており、表示データを無線通信システムにて無線通信装置に配送し、無線通信装置に配送された表示データに基づいてディスプレイ装置が表示内容を表示するなどというものが存在する。
このほか、広告情報をさらに効果的に伝搬するための方法としては、広告情報を情報報知局から受信した端末は広告を表示し、さらに広告情報を他端末へと転送することで効果的な広告配信を行うというようなシステムについて開示されている(例えば、特開2002−298006号公報参照。)。このシステムにおいては、情報報知局を基地局と見立てると、広告表示装置は移動局に相当し、移動局は、自身のディスプレイ装置で表示した内容を他の移動局にも転送することで、他の移動局のディスプレイにも同様の広告を転送することができるようになる。
[1−2. 広告配信方式の課題]
前述したように、電子的なディスプレイ装置が無線通信システムの移動局に相当する無線通信装置を備えることにより、無線通信装置に配信された表示データに基づいて、表示内容を切り替えるディスプレイ装置などが存在する。このような装置においては、ディスプレイ装置に具備されている通信局は移動局であるため、表示内容をディスプレイ装置に配信するためのデータ配信には通信料金が発生するという問題があった。
また、広告情報を移動局間で交換することで伝搬させるシステムにおいては、同一の情報が伝搬されることが前提であるため、配信できる情報に制限が発生するといった問題があった。このほか、データ伝搬は移動局間で行われるため、移動局が伝搬データを入手する際にどこにいけばその情報が入手できるかが特定できないなどという問題が生じていた。
[1−3. 課題を解決するための手段の概要]
そこで、中継局が電子ディスプレイ装置などの出力装置を備えることによって、中継局は、電子看板として動作しながら、移動局に対して通信路を提供する。これによって、基地局は、電子看板用のデータを中継局に配信しつつ、移動局に対して基地局との接続を提供したり、中継局独自のコンテンツを移動局に届けたりすることが可能になる。
また、中継局が自動販売機などの装置と接続されることによって、中継局は、自動販売機の在庫情報に関するデータ(在庫データ)について基地局と通信を行いながら、移動局に対して基地局との接続を提供したりすることが可能になる。
上記のような用途が実現されることによって、サービス提供事業者は、中継局の設置を第三者に委ねる形態を採用することが可能となり、サービス提供事業者自らが中継局に直接の投資を行わずに、サービスエリアを拡張することが可能になる。それと同時に、中継局を設置する者は、中継局が移動局と基地局との間における通信の中継に寄与することによって、中継局宛ての通信にかかる料金を減額してもらうことができるようになる。
[1−4. 本実施形態に係る無線通信システムの概要]
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、移動局100が、ビルの屋上などに設置された基地局200と無線にて通信を行い、基地局200が外部のネットワーク40との接続を行うようなシステムは、セルラー無線通信システムとして知られている。いわゆる携帯電話システムなどはこのシステムの一例である。
無線通信システム1においては、サービス提供事業者が基地局200を多数設置し、移動局100がどこに存在していてもいずれかの基地局200と接続できるようにサービスエリアを展開する。図1はこの様子を示している。図1において、サービスエリア20は、基地局200と通信を行うことが想定されているエリアを示している。このように、基地局200がサービスを提供することができるエリアはセルなどと呼ばれる。移動局100は、例えば、サービスエリア20E内に位置するときは基地局200Eと接続を行い、サービスエリア20Dに位置するときには基地局200Dと接続を行う。このように、移動局100の位置する場所に応じて接続する基地局200を変更することで、移動局100が移動した場合であっても基地局200との接続がとぎれないようになっている。
このようなシステムにおいては、例えば、サービスエリア20の端のあたりでは、移動局100は複数の基地局200からの信号を受信できる。そのために、同じ周波数チャネルを使用する各基地局200からサービスが提供されるサービスエリア20同士が重ならないように各基地局200を配置することがある。この例について図2を用いて説明する。
図2は、周波数リソースの利用例を示す図であり、サービス提供事業者に割り当てられた周波数リソースがどのように利用されるかを模式的に示した図である。多くの無線通信システム1においては、別々の周波数帯を上りチャネル(移動局100から基地局200方向のチャネル)と下りチャネル(基地局200から移動局100方向のチャネル)に割り当てるFDD(Frequency Division Duplex)と呼ばれる方式が採用されている。さらに、上りチャネル、下りチャネルは、共にさらに細分化され、ある基地局200ではその一部のみが利用されるよう周波数チャネルが配分される。このように、同一の周波数帯域が隣接する基地局200で利用されないように基地局200を計画的に配置することで、混信などが発生しないように制御されている。
無線通信システム1に関する情報は、例えば、桑原守二監修“ディジタル移動通信”ISBN−4−905577−26−8などに詳しく記されているので、詳細はこれら文献を参照していただきたい。基地局200は、予め当該基地局200での利用が定められた周波数帯において、移動局100との通信に必要な信号を送受信している。
図3は、基地局が送信する信号種別についてまとめた図である。基地局200は、まず、移動局100に対して、基地局200が存在する旨、ならびに基地局200の基準時刻を知らせる目的で、同期信号を定期的に送信している。移動局100は、この同期信号を受信することにより、周囲に基地局200がいることを検出し、さらにどのタイミングで信号を受信すると制御信号を受信できるかなどの情報を抽出する。
基地局200は、さらに、リファレンス信号を既知のパタンで定期的に送信しており、リファレンス信号は、情報が変調されたシンボルの伝送路推定などに用いられる。基地局200は、このほか、制御情報を移動局100に通達するための制御チャネルを送信している。制御チャネルは、同期信号により得られたタイミング情報とリファレンス信号により得られる伝送路推定結果とを頼りに復調・受信が可能な信号である。移動局100は、この制御チャネルを受信することにより、基地局200の概要情報などを抽出することができる。
制御チャネルとしては、複数種の制御チャネルが定義されており、移動局100は、まず、制御形式識別チャネルを受信することにより、当セルにおいては制御チャネルがどの周波数帯域でどのタイミングで送信されてくるのかといった基本情報を入手する。移動局100は、この基本情報に基づき、下り制御チャネルを受信する。これにより、移動局100は、システム・パラメタなどを得て、当該基地局200と通信が可能か、通信を行うべきか、などを判断する。移動局100は、当該基地局200と実際に通信を行う場合には、トラヒックチャネルの割り当て要求を基地局200に通達し、基地局200からトラヒックチャネルが割り当てられることになる。
トラヒックを運ぶチャネルには、大きく分けて、特定の移動局100宛ての専用チャネルであるDTCH(Dedicated Traffic Channel)と、不特定多数の移動局100宛ての共通チャネルであるCTCH(Common Traffic Channel)とが存在する。基地局200は、特定の移動局100との間で通信を行う際にはトラヒックチャネルとしてDTCHを割り当てて通信を行い、不特定多数の移動局100に宛てたブロードキャストまたはマルチキャスト通信を行う際にはトラヒックチャネルにCTCHを割り当てて通信を行う。ここでは、専用トラヒックチャネルをDTCH、ブロードキャストまたはマルチキャスト通信用のチャネルをCTCHと表記したが、異なる名称で呼ばれる場合もあり、どのような名称によって呼ばれるものであってもよい。
このような無線通信システム1において使用される信号フォーマットなどについては、例えば、3GPP TS 36.211 (3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E−UTRA); Physical Channels and Modulation)や、3GPP TS 36.213 (3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E−UTRA); Physical layer procedures)などに詳しく記されているので、詳細はこれらの文献を参照していただきたい。
[1−5. 無線通信システムにおける中継局の概要]
無線通信システム1の移動局100は、基地局200とのみ通信を行うことを例示して説明してきたが、基地局200がカバーするサービスエリアを延長するなどの目的で中継局300が設置される場合も考えられる。図4は、中継局300の概要を説明するための図である。図4を用いて、無線通信システム1に中継局300が存在する形態について説明する。
基地局200Aは、任意の移動局100Aと接続して通信路を提供すると同時に、中継局300Aとも接続し、中継局300Aとの間でも通信路を提供する。中継局300Aは、さらに他の移動局100Bと接続し通信路を提供する。このような形態をとることで、移動局100Bは、中継局300Aを介して基地局200Aとの間で通信を行うことができるようになる。これによって、移動局100Bは、基地局200Aによってサービスが提供されるサービスエリア20Aの外に存在する場合であっても、中継局300Aのカバーするサービスエリア30A内に存在していれば通信を行うことができるようになるわけである。
上記で説明してきた中継局300は、一般的に、基地局200よりも少ないコストで装置化することが可能である。よって、上記のように中継局300を配置することができるようになると、サービス提供事業者は、状況に応じて、基地局200を設置する代わりに中継局300を設置することによって、サービスエリア30を展開することができるようになり、投資を抑えつつサービス提供を行うことができるようになる。
[1−6. 論理リンク種別の定義]
図6は、本実施形態に係る論理リンクの種別を示す図である。図6を用いて、本実施形態における論理リンクの種別を説明する。本実施形態における無線通信システム1には、一般のセルラー無線通信システムと同様に、基地局200と移動局100との間で直接設定される直接リンクが存在する。また、無線通信システム1に中継局300が存在する場合には、移動局100から中継局300を介して基地局200に接続するリレーリンクが存在している。本実施形態では、このリレーリンクを第二の論理リンクと定義する。
第二の論理リンクでは、物理的には移動局100が中継局300と接続し、中継局300が基地局200へ接続する形態をとっているが、論理的なリンクとしては直接リンクと同様に、移動局100が基地局200と接続されている。そのため、通信を開始するに先立って行われる移動局100の認証などは、中継局300で行われるのではなく、基地局200ないし基地局200に接続された制御センターにて行われる。第二の論理リンクが設立されると、第二の論理リンクを介して基地局200は中継局300との間で通信を開始し、中継局300は第二の論理リンクを介して基地局200との間で送受信したデータを第二の論理リンクを介して移動局100へとリレー接続する。また、中継局300は第二の論理リンクを介して移動局100との間で送受信したデータを第二の論理リンクを介して基地局200へとリレー接続する。
第二の論理リンクのほかに、基地局200と中継局300との間で設定され、中継局300を通信のエンドポイントとして動作させるためのリンクが存在しており、これを第一の論理リンクと定義する。第一の論理リンクは、移動局100の存在とは無関係に設立されるものであり、基地局200から中継局300宛てのデータ配信などの目的で利用される。
さらに、中継局300と移動局100との間で閉じたデータ通信を行うために設定されるリンクも存在し、このリンクを第三の論理リンクと定義する。移動局100は、第三の論理リンクを利用した場合には基地局200と接続を行わないため、第三の論理リンクを利用して広域なネットワーク40などに接続することはできない。また、第二の論理リンクを設定する際には移動局100の認証を基地局200ないし制御センターにて行うのに対し、第三の論理リンクを設定する際には移動局100の認証を中継局300にて行う。したがって、基地局200ないし基地局200が接続されたネットワーク40側では、第三の論理リンクによって接続された移動局100の情報を得ない場合がある。
なお、これらの論理リンクは、全て、移動局100や中継局300からの通信要求や基地局200が接続されたネットワーク40側からのページング(呼び出し)により動的に設立されるものである。典型的には、論理リンクの設立に伴い、後述する周波数リソースの割り当てが行われる。すなわち、時間帯に応じて、第一の論理リンク、第二の論理リンク、第三の論理リンク、が設立されていたりいなかったりする類のものである。第三の論理リンクを設立する際には、中継局300は、第三の論理リンクの設立に伴い、新規の周波数リソースの割り当てが必要であると判断すると、第三の論理リンク用途での周波数リソース割り当て要求を基地局200に対して発行する。基地局200は、この要求を受け付ける場合には応答結果として、中継局300にどの周波数リソースを利用してよいかを示す制御情報を通達すると共に、第三の論理リンクが収容される周波数リソースを中継局300に割り当てる。中継局300は、割り当てられた第三の論理リンク用途の周波数リソースを使って移動局100との間で第三の論理リンクを設立する。
[1−7. 周波数リソースの利用例]
上記の周波数リソースの割り当て例を図13から図18を用いて説明する。図13から図18は、無線通信システム1で用いる下りチャネルの利用例を図示したものである。まず、基地局200配下の周波数リソースの割り当てが、時分割で行われる場合について説明する。
図13は、無線通信システム1に中継局300が存在しない場合のチャネル利用例を図示したものである。基地局200は同期信号ならびに制御チャネルを定期的に送信しており、これらの信号が送信されていないほかの時間帯では、周波数リソースは他のチャネルとして利用されている。「他のチャネル」とは、上りチャネルとして利用されているところ、下りチャネルのトラヒックチャネルとして利用されているところなどを意味するが、説明の便宜上、以下では、他のチャネルはトラヒックチャネルとして利用されている場合を例にとり説明を続ける。したがって、図8の「他のチャネル」と書かれている時間帯ではトラヒックチャネルなどが収容されており、基地局200と移動局100との間でやり取りされるデータが実際に送受信される時間帯となる。
図14は、無線通信システム1に中継局300が存在する場合のチャネル利用例を示した図である。図14に示す場合においては、中継局300は、移動局100に対してはあたかも自身が基地局200であるかのように振る舞い、基地局200が送信する同期信号や制御信号と同等の信号(「中継局の同期信号」「中継局の制御チャネル」など)を送信する。これを受信することにより、移動局100は、中継局300の存在を認識し、必要に応じて中継局300を基地局200と認識して通信路を設定する。図14に示した時点では、中継局300が利用できる周波数リソースは同期信号と制御信号のみであるため、中継局300はトラヒックを送受信することができない状態である。中継局300がトラヒックを伝搬する必要のない時間帯においては、図14に示したような状態が定常状態となる。
図15は、図14に示した状態に加え、中継局300がトラヒックを伝搬するなどの「中継局の他チャネル」が割り当てられた状態を示している。中継局300は、この「中継局の他チャネル」の時間帯において、移動局100との間の通信に使用するチャネルや基地局200との間の通信で使用するチャネルを収容してトラヒックなどのデータ通信を行う。この「中継局の他チャネル」は、中継局300においてハンドルするデータ量が増えるに従って、利用時間率を上げるように制御される。中継局300が論理リンクを設立していない場合においては、図14に示したように制御信号のみを中継局300の利用リソースとして割り当てることも可能であるし、最低限の「中継局の他チャネル」を割り当てておくことも可能である。「中継局の他チャネル」を割り当てておくことによって、チャネル設立の手間を省くことができる。
次に、基地局200配下の周波数リソースの割り当てが、周波数分割で行われる場合について説明する。図16は、無線通信システム1に中継局300が存在しない場合のチャネル利用例を図示したものである。基地局200は、同期信号ならびに制御チャネルを定期的に送信しているが、当該基地局200の利用できる周波数帯域幅はこれらの信号帯域幅よりも広く、これらの信号が送信されていないほかの周波数帯・時間帯では、周波数リソースは他のチャネルとして利用されている。図16の「他のチャネル」と書かれている時間帯では、例えば、トラヒックチャネルなどが収容されており、基地局200と移動局100との間でやり取りされるデータが実際に送受信される時間帯となる。
図17は、無線通信システム1に中継局300が存在する場合のチャネル利用例を示した図である。図17に示す場合においては、中継局300は、移動局100に対してはあたかも自身が基地局200であるかのように振る舞い、基地局200が送信する同期信号や制御信号と同等の信号(「中継局の同期信号」「中継局の制御チャネル」など)を、基地局200が送信する同期信号や制御信号に使用される周波数帯とは異なる周波数帯を使用して送信する。これを受信することにより、移動局100は、中継局300の存在を認識し、必要に応じて中継局300を基地局200と認識して通信路を設定する。中継局300がトラヒックを伝搬する必要のない時間帯においては、図17に示したような状態が定常状態となる。
図18は、図17に示した状態に加え、中継局300がトラヒックを伝搬するなどの「中継局の他チャネル」が割り当てられた状態を示している。この「中継局の他チャネル」は、中継局300においてハンドルするデータ量が増えるに従って、利用時間率を上げるように制御される。中継局300が論理リンクを設立していない場合においては、図14に示したように制御信号のみを中継局300の利用リソースとして割り当てることも可能であるし、最低限の「中継局の他チャネル」を割り当てておくことも可能である。「中継局の他チャネル」を割り当てておくことによって、チャネル設立の手間を省くことができる。
このように、基地局200ならびに基地局200の配下にある中継局300は、時分割あるいは周波数分割でその利用周波数リソースを共有することで、中継局300を収容することができる。なお、上記では、同期信号と制御チャネルが時間的に連続して割り当てられている場合について例示したが、これらは連続的に配置されない場合も存在する。また、中継局300の利用する他チャネルは1ブロックとしてまとめて割り当てられる場合について例示したが、中継局300の利用する他チャネルは複数箇所(時間帯)に分散されて割り当てられる場合もある。
[1−8. 中継局によるチャネルの利用]
上記で説明した「中継局の他チャネル」の内訳を詳解する。「中継局の他チャネル」には、少なくとも下記の種類(1)〜(4)が存在する。
(1)第一の論理リンクを収容するためのチャネル
(2)第二の論理リンクにおける基地局200と中継局300との間の通信を収容するためのチャネル
(3)第二の論理リンクにおける中継局300と移動局100との間の通信を収容するためのチャネル
(4)第三の論理リンクを収容するためのチャネル
よって、図15ならびに図18に示した「中継局の他チャネル」には、場合に応じて上記(1)〜(4)のチャネルが含まれている。すでに述べたように、「中継局の他チャネル」の割り当ては、中継局300からの要求を基地局200が承認する形で行われる。中継局300は、基地局200に対して周波数リソースの割り当て要求を基地局200に発行する際には、当該要求が上記のどの種類の用途で行われるかを基地局200に通達し、基地局200はこの種別に応じて、割り当てる周波数リソースの制限などを制御する。
第一の論理リンクならびに第二の論理リンクは、典型的には、専用トラフィックチャネルDTCHとして設立される。これに対して、第三の論理リンクは、専用トラフィックチャネルDTCHとして設立されることとしてもよいが、共通トラヒックチャネルCTCHとして設立され、中継局300から周辺にいる不特定多数の移動局100に対して同報による情報配信が行われることとしてもよい。
[1−9. 移動局のハードウェア構成例]
図7は、本実施形態に係る移動局のハードウェア構成について示す図である。図7を用いて、本実施形態に係る移動局のハードウェア構成について説明する。移動局100は、典型的には携帯電話端末のような形状が想定されるが、形態電話端末に限定されるものではない。移動局100は、無線信号処理部730を備えている。無線信号処理部730は、基地局200との通信を行うための信号処理や、中継局300との通信を行うための信号処理を行うモジュールである。このモジュールで処理された信号は、アンテナ710を介して通信相手である基地局200や中継局300と送受信される。
移動局100は、不揮発性メモリ760を備えている。移動局100は、第三の論理チャネルを介して受信したデータなどを不揮発性メモリ760に格納し、その後、必要に応じてデータを不揮発性メモリ760から取り出すことができる。取り出したデータは、後述するCPU740により加工された後に出力装置780から出力されることとしてもよい。
移動局100には、さらに、CPU740が搭載されており、無線信号処理部730を介して送受信された信号や不揮発性メモリ760から取り出された信号は、このCPU740においてディジタル信号処理が施され、例えば、画像情報などの様々な形に加工された信号として取り扱われる。この信号は、出力装置780から出力(ディスプレイからの出力やスピーカからの出力など)がなされる。また、入力装置770(入力ボタン、テンキー、タッチパネルなど)を介して、ユーザからの指示の入力を受け付け、その指示に応じてCPU740が不揮発性メモリ760に記憶されているプログラムをRAM(Random Access Memory)750に展開して実行することも可能である。
[1−10.移動局の機能構成例]
図8は、本実施形態に係る移動局の機能構成について示す図である。図8を用いて、本実施形態に係る移動局の機能構成について説明する。図8に示すように、移動局100は、受信部110、制御部120、送信部130、記憶部150、表示部160などを備える。
受信部110は、無線信号受信部111などを備えるものである。受信部110は、例えば、アンテナなどによって構成されるものであり、受信部110を構成するアンテナは、送信部130を構成するアンテナと同一のものであってもよいし、別個のものであってもよい。
制御部120は、データ抽出部121、表示制御部122などを備えるものである。また、制御部120は、移動局100が有する各機能ブロックの動作を制御する機能を有するものである。制御部120は、例えば、CPUなどによって構成されるものであり、不揮発性メモリによって記憶されているプログラムがCPUによってRAMに展開され、RAMに展開されたプログラムがCPUによって実行されることによってその機能が実現されるものである。
送信部130は、無線信号送信部131などを備えるものである。送信部130は、例えば、アンテナなどによって構成されるものであり、送信部130を構成するアンテナは、受信部110を構成するアンテナと同一のものであってもよいし、別個のものであってもよい。
記憶部150は、データ記憶部151などを備えるものである。記憶部150は、例えば、不揮発性メモリなどによって構成されるものである。
表示部160は、出力装置の一例としての機能を有するものであり、配信データに基づいて画像や映像などの表示内容を表示する機能を有するものである。表示部160は、例えば、ディスプレイ装置などによって構成されるものである。
移動局100が第三の論理リンクを経由して中継局300から無線信号を受信する場合を想定する。その場合には、無線信号受信部111は、中継局300から無線信号を受信する。制御部120は、無線信号受信部111によって受信された無線信号が使用するリソースを判断する。制御部120は、無線信号受信部111によって受信された無線信号によって使用されるリソースが移動局中継局間リソース情報によって示されるものであると判断する。その場合には、データ抽出部121は、無線信号受信部111によって受信された無線信号が移動局100に宛てたものであるので、無線信号からデータを抽出し、データ記憶部151は、データ抽出部121によって抽出されたデータを記憶する。
上記したように、移動局100が第三の論理リンクを経由して中継局300から無線信号を受信する場合には、データ抽出部121は、無線信号受信部111によって受信された無線信号が移動局100に宛てたものであるので、無線信号からデータを抽出し、データ記憶部151は、データ抽出部121によって抽出されたデータを記憶する。表示制御部122は、データ記憶部151からデータを抽出し、抽出したデータを表示部160に表示させる。表示部160によって表示されるデータは、例えば、配信データなどであることが想定されるが、特に限定されるものではない。
[1−11.基地局のハードウェア構成例]
図9は、本実施形態に係る基地局のハードウェア構成について示す図である。図9を用いて、本実施形態に係る基地局のハードウェア構成について説明する。基地局200は、無線信号処理部830を備えている。無線信号処理部830は、中継局300との通信を行うための信号処理や、移動局100との通信を行うための信号処理を行うモジュールである。このモジュールで処理された信号は、アンテナ810を介して通信相手である中継局300や移動局100と送受信される。
基地局200は、RAM(Random Access Memory)850、不揮発性メモリ860などを備えている。基地局200には、さらに、CPU840が搭載されており、CPU840が不揮発性メモリ860に記憶されているプログラムをRAM850に展開して実行することも可能である。
基地局200は、さらに通信装置890を備えている。通信装置890は、ネットワーク40と接続されており、通信装置890は、ネットワーク40を経由して在庫管理センターなどに在庫データを送信することが可能である。また、通信装置890は、他の装置からネットワーク40を経由して中継局300に送信するデータを受信することが可能である。その他、通信装置890は、ネットワーク40に接続された他の装置とネットワーク40を介して通信を行うことが可能である。
[1−12.基地局の機能構成例]
図10は、本実施形態に係る基地局の機能構成について示す図である。図10を用いて、本実施形態に係る基地局の機能構成について説明する。図10に示すように、基地局200は、受信部210、制御部220、送信部230、記憶部250、通信部270などを備える。
受信部210は、基地局中継局間リソース割当要求受信部211、基地局側中継リソース割当要求受信部212、移動局側中継リソース割当要求受信部213、無線信号受信部214、移動局中継局間リソース割当要求受信部215などを備えるものである。受信部210は、例えば、アンテナなどによって構成されるものであり、受信部210を構成するアンテナは、送信部230を構成するアンテナと同一のものであってもよいし、別個のものであってもよい。
制御部220は、基地局中継局間リソース割当処理部221、基地局側中継リソース割当処理部222、移動局側中継リソース割当処理部223、移動局中継局間リソース割当処理部225などを備えるものである。また、制御部220は、基地局200が有する各機能ブロックの動作を制御する機能を有するものである。制御部220は、例えば、CPUなどによって構成されるものであり、不揮発性メモリによって記憶されているプログラムがCPUによってRAMに展開され、RAMに展開されたプログラムがCPUによって実行されることによってその機能が実現されるものである。
送信部230は、基地局中継局間リソース割当応答送信部231、基地局側中継リソース割当応答送信部232、移動局側中継リソース割当応答送信部233、無線信号送信部234、移動局中継局間リソース割当応答送信部235などを備えるものである。送信部230は、例えば、アンテナなどによって構成されるものであり、送信部230を構成するアンテナは、受信部210を構成するアンテナと同一のものであってもよいし、別個のものであってもよい。
記憶部250は、基地局中継局間リソース情報記憶部251、基地局側中継リソース情報記憶部252、移動局側中継リソース情報記憶部253、移動局中継局間リソース情報記憶部255などを備えるものである。記憶部250は、例えば、不揮発性メモリなどによって構成されるものである。
通信部270は、ネットワーク40を介してネットワーク40に接続された他の装置と通信を行う機能を有するものである。通信部270は、例えば、通信装置などによって構成されるものである。
基地局200は、第一の論理リンクを設定するために、中継局300と自局との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである基地局中継局間リソースの割り当てを中継局300から要求される。そのために、基地局中継局間リソース割当要求受信部211は、基地局中継局間リソースの割り当てを要求する旨を示す基地局中継局間リソース割当要求を中継局300から無線信号によって受信する。基地局中継局間リソース割当処理部221は、基地局中継局間リソースを割り当てる処理を行う。基地局中継局間リソース割当応答送信部231は、基地局中継局間リソース割当要求に対する応答である基地局中継局間リソース割当応答として基地局中継局間リソースを示す基地局中継局間リソース情報を中継局300に無線信号によって送信する。基地局中継局間リソース情報記憶部251は、基地局中継局間リソース割当処理部221によって割り当てられた基地局中継局間リソース情報を記憶する。なお、本実施形態では、無線信号が使用する周波数(周波数リソース)や無線信号が送受信される時刻をリソースの例として使用することとするが、リソースとして使用されるものは特に限定されるものではない。
基地局200は、基地局中継局間リソース情報記憶部251によって記憶されている基地局中継局間リソース情報を使用することによって、中継局300と第一の論理リンクを経由した通信を行うことができるようになる。
また、基地局200は、基地局側の第二の論理リンクを設定するために、中継局300によって中継されて基地局200と移動局100との間で送受信される無線信号のうち、基地局200と中継局300との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである基地局側中継リソースの割り当てを中継局300から要求される。そのために、基地局側中継リソース割当要求受信部212は、基地局側中継リソースの割り当てを要求する旨を示す基地局側中継リソース割当要求を中継局300から無線信号によって受信する。基地局側中継リソース割当処理部222は、基地局側中継リソースを割り当てる処理を行う。基地局側中継リソース割当応答送信部232は、基地局側中継リソース割当要求に対する応答である基地局側中継リソース割当応答として基地局側中継リソースを示す基地局側中継リソース情報を中継局300に無線信号によって送信する。基地局側中継リソース情報記憶部252は、基地局側中継リソース割当処理部222によって割り当てられた基地局側中継リソース情報を記憶する。
基地局200は、基地局側中継リソース情報記憶部252によって記憶されている基地局側中継リソース情報を使用することによって、中継局300と第二の論理リンクを経由した通信を行うことができるようになる。
また、基地局200は、移動局側の第二の論理リンクを設定するために、中継局300によって中継されて基地局200と移動局100との間で送受信される無線信号のうち、移動局100と中継局300との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである移動局側中継リソースの割り当てを中継局300から要求される。移動局側中継リソース割当要求受信部213は、移動局側中継リソースの割り当てを要求する旨を示す移動局側中継リソース割当要求を中継局300から無線信号によって受信する。移動局側中継リソース割当処理部223は、移動局側中継リソースを割り当てる処理を行う。移動局側中継リソース割当応答送信部233は、移動局側中継リソース割当要求に対する応答である移動局側中継リソース割当応答として移動局側中継リソースを示す移動局側中継リソース情報を中継局300に無線信号によって送信する。移動局側中継リソース情報記憶部253は、移動局側中継リソース割当処理部223によって割り当てられた移動局側中継リソース情報を記憶する。
基地局200が第一の論理リンクを経由して中継局300から無線信号を受信する場合を想定する。その場合には、無線信号受信部214は、中継局300から無線信号を受信する。制御部220は、無線信号受信部214によって受信された無線信号が使用するリソースを判断する。制御部220は、無線信号受信部214によって受信された無線信号によって使用されるリソースが基地局中継局間リソース情報記憶部251によって記憶されている基地局中継局間リソース情報によって示されるものであると判断する。その場合には、制御部220は、無線信号受信部214によって受信された無線信号からデータを抽出し、データの種類に応じた処理を行う。例えば、無線信号受信部214によって受信された無線信号から在庫データを抽出した場合には、通信部270を介して在庫データを在庫管理センターに送信する。
基地局200が基地局側の第二の論理リンクを経由して中継局300から無線信号を受信する場合を想定する。その場合には、無線信号受信部214は、中継局300から無線信号を受信する。制御部220は、無線信号受信部214によって受信された無線信号が使用するリソースを判断する。制御部220は、無線信号受信部214によって受信された無線信号によって使用されるリソースが基地局側中継リソース情報記憶部252によって記憶されている基地局側中継リソース情報によって示されるものであると判断する。制御部220は、無線信号受信部214によって受信された無線信号からデータを抽出し、データの種類に応じた処理を行う。すなわち、制御部220は、移動局側の第二の論理リンクを経由して無線信号受信部214によって無線信号を受信すると、受信した無線信号に応じた処理を実行する。
無線信号送信部234は、第一の論理リンクを経由して中継局300に無線信号によってデータを送信することができる。中継局300に送信するデータとしては、表示データや配信データなどがある。表示データとしては、例えば、広告情報などがある。また、基地局200は、表示データとともに表示データの表示を制御するための表示制御情報を送信することができる。これらのデータは、例えば、通信部270を介してネットワークから受信することも可能であり、記録媒体などから読み込まれることとしてもよい。
基地局200は、第三の論理リンクを設定するために、移動局100と中継局300との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである移動局中継局間リソースの割り当てを中継局300から要求される。移動局中継局間リソース割当要求受信部215は、移動局中継局間リソースの割り当てを要求する旨を示す移動局中継局間リソース割当要求を中継局300から無線信号によって受信する。移動局中継局間リソース割当処理部225は、移動局中継局間リソースを割り当てる処理を行う。移動局中継局間リソース割当応答送信部235は、移動局中継局間リソース割当要求に対する応答である移動局中継局間リソース割当応答として移動局中継局間リソースを示す移動局中継間リソース情報を中継局300に無線信号によって送信する。移動局中継局間リソース情報記憶部255は、移動局中継局間リソース割当処理部225によって割り当てられた移動局側中継リソース情報を記憶する。
[1−13. 中継局のハードウェア構成例]
図11は、本実施形態に係る中継局のハードウェア構成について示す図である。図11を用いて、本実施形態に係る中継局のハードウェア構成について説明する。中継局300は、無線信号処理部930を備えている。無線信号処理部930は、基地局200との通信を行うための信号処理や、移動局100との通信を行うための信号処理を行うモジュールである。このモジュールで処理された信号は、アンテナ(第1アンテナ910、第2アンテナ920など)を介して通信相手である基地局200や移動局100と送受信される。アンテナは、複数本(例えば、第1アンテナ910と第2アンテナ920との2本)を備えており、通信相手に応じて異なる指向性を有することとしてもよい。図5は、中継局300が異なる指向性を有するアンテナを備える例について示す図である。例えば、図5に示したように、中継局300Aは、接続する基地局200Aと通信を行う際には、ビームパタンB1で示されたように、通信相手となる基地局200Aに指向性を定めたパタンによって送受信を行い、移動局100と通信を行う際には、当該中継局300Aの提供するエリアに向けて指向性を定めたビームパタンB2で示されたようなパタンによって送受信を行う。ビームパタンB1で送信された信号を受信できる範囲はサービスエリア30A1として示され、ビームパタンB2で送信された信号を受信できる範囲はサービスエリア30A2として示されている。
中継局300は、不揮発性メモリ960を備えている。中継局300は、第一の論理チャネルを介して受信したデータなどを不揮発性メモリ960に格納し、その後、必要に応じてデータを不揮発性メモリ960から取り出すことができる。取り出したデータは、後述するCPU940により加工された後に出力装置980から出力されることとしてもよく、無線信号処理部930を介して移動局100に配信されることとしてもよい。
中継局300には、さらに、CPU940が搭載されており、無線信号処理部930を介して送受信された信号や不揮発性メモリ960から取り出された信号は、このCPU940においてディジタル信号処理が施され、例えば、画像情報などの様々な形に加工された信号として取り扱われる。この信号は、出力装置980から出力(ディスプレイからの出力やスピーカからの出力など)がなされる。また、入力装置970(入力ボタン、テンキー、タッチパネルなど)を介して、ユーザからの指示の入力を受け付け、その指示に応じてCPU940が不揮発性メモリ960に記憶されているプログラムをRAM950に展開して実行することも可能である。
[1−14.中継局の機能構成例]
図12は、本実施形態に係る中継局の機能構成について示す図である。図12を用いて、本実施形態に係る中継局の機能構成について説明する。図12に示すように、中継局300は、受信部310、制御部320、送信部330、記憶部350、表示部360などを備える。
受信部310は、基地局中継局間リソース割当応答受信部311、基地局側中継リソース割当応答受信部312、移動局側中継リソース割当応答受信部313、無線信号受信部314、移動局中継局間リソース割当応答受信部315などを備えるものである。受信部310は、例えば、アンテナなどによって構成されるものであり、受信部310を構成するアンテナは、送信部330を構成するアンテナと同一のものであってもよいし、別個のものであってもよい。
制御部320は、データ抽出部321、表示制御部322、送信制御部323、在庫データ取得部324などを備えるものである。また、制御部320は、中継局300が有する各機能ブロックの動作を制御する機能を有するものである。制御部320は、例えば、CPUなどによって構成されるものであり、不揮発性メモリによって記憶されているプログラムがCPUによってRAMに展開され、RAMに展開されたプログラムがCPUによって実行されることによってその機能が実現されるものである。
送信部330は、基地局中継局間リソース割当要求送信部331、基地局側中継リソース割当要求送信部332、移動局側中継リソース割当要求送信部333、無線信号送信部334、移動局中継局間リソース割当要求送信部335などを備えるものである。送信部330は、例えば、アンテナなどによって構成されるものであり、送信部330を構成するアンテナは、受信部310を構成するアンテナと同一のものであってもよいし、別個のものであってもよい。
記憶部350は、基地局中継局間リソース情報記憶部351、基地局側中継リソース情報記憶部352、移動局側中継リソース情報記憶部353、データ記憶部354、移動局中継局間リソース情報記憶部355、在庫データ記憶部356などを備えるものである。記憶部350は、例えば、不揮発性メモリなどによって構成されるものである。
表示部360は、出力装置の一例としての機能を有するものであり、表示データに基づいて画像や映像などの表示内容を表示する機能を有するものである。表示部360は、例えば、ディスプレイ装置などによって構成されるものである。ディスプレイ装置としては、様々な形態のものを使用することができるが、例えば、電子看板などを使用することができる。
中継局300は、第一の論理リンクを設定するために、基地局200と自局との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである基地局中継局間リソースの割り当てを基地局200に要求する必要がある。そのために、基地局中継局間リソース割当要求送信部331は、基地局中継局間リソースの割り当てを要求する旨を示す基地局中継局間リソース割当要求を基地局200に無線信号によって送信する。基地局中継局間リソース割当応答受信部311は、基地局中継局間リソース割当要求に対する応答である基地局中継局間リソース割当応答として基地局中継局間リソースを示す基地局中継局間リソース情報を基地局200から無線信号によって受信する。基地局中継局間リソース情報記憶部351は、基地局中継局間リソース割当応答受信部311によって受信された基地局中継局間リソース情報を記憶する。なお、前述したように、本実施形態では、無線信号が使用する周波数(周波数リソース)や無線信号が送受信される時刻をリソースの例として使用することとするが、リソースとして使用されるものは特に限定されるものではない。
中継局300は、基地局中継局間リソース情報記憶部351によって記憶されている基地局中継局間リソース情報を使用することによって、基地局200と第一の論理リンクを経由した通信を行うことができるようになる。
また、中継局300は、基地局側の第二の論理リンクを設定するために、自局によって中継されて基地局200と移動局100との間で送受信される無線信号のうち、基地局200と自局との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである基地局側中継リソースの割り当てを基地局200に要求する必要がある。そのために、基地局側中継リソース割当要求送信部332は、基地局側中継リソースの割り当てを要求する旨を示す基地局側中継リソース割当要求を基地局200に無線信号によって送信する。基地局側中継リソース割当応答受信部312は、基地局側中継リソース割当要求に対する応答である基地局側中継リソース割当応答として基地局側中継リソースを示す基地局側中継リソース情報を基地局200から無線信号によって受信する。基地局側中継リソース情報記憶部352は、基地局側中継リソース割当応答受信部312によって受信された基地局側中継リソース情報を記憶する。
中継局300は、基地局側中継リソース情報記憶部352によって記憶されている基地局側中継リソース情報を使用することによって、基地局200と第二の論理リンクを経由した通信を行うことができるようになる。
また、中継局300は、移動局側の第二の論理リンクを設定するために、自局によって中継されて基地局200と移動局100との間で送受信される無線信号のうち、移動局100と自局との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである移動局側中継リソースの割り当てを基地局200に要求する必要がある。移動局側中継リソース割当要求送信部333は、移動局側中継リソースの割り当てを要求する旨を示す移動局側中継リソース割当要求を基地局200に無線信号によって送信する。移動局側中継リソース割当応答受信部313は、移動局側中継リソース割当要求に対する応答である移動局側中継リソース割当応答として移動局側中継リソースを示す移動局側中継リソース情報を基地局200から無線信号によって受信する。移動局側中継リソース情報記憶部353は、移動局側中継リソース割当応答受信部313によって受信された移動局側中継リソース情報を記憶する。
中継局300は、移動局側中継リソース情報記憶部353によって記憶されている移動局側中継リソース情報を使用することによって、移動局100と第二の論理リンクを経由した通信を行うことができるようになる。また、中継局300は、移動局側中継リソース情報記憶部353によって記憶されている移動局側中継リソース情報を移動局100に送信部330を介して無線信号によって送信して、移動局100にも移動局側中継リソース情報を記憶させる必要がある。これにより、移動局100は、移動局側中継リソース情報を使用することによって、中継局300と第二の論理リンクを経由した通信を行うことができるようになる。
中継局300が第一の論理リンクを経由して基地局200から無線信号を受信する場合を想定する。その場合には、無線信号受信部314は、基地局200から無線信号を受信する。制御部320は、無線信号受信部314によって受信された無線信号が使用するリソースを判断する。制御部320は、無線信号受信部314によって受信された無線信号によって使用されるリソースが基地局中継局間リソース情報記憶部351によって記憶されている基地局中継局間リソース情報によって示されるものであると判断する。その場合には、データ抽出部321は、無線信号受信部314によって受信された無線信号が中継局300に宛てたものであるので、無線信号からデータを抽出し、データ記憶部354は、データ抽出部321によって抽出されたデータを記憶する。
中継局300が基地局側の第二の論理リンクを経由して基地局200から無線信号を受信する場合を想定する。その場合には、無線信号受信部314は、基地局200から無線信号を受信する。制御部320は、無線信号受信部314によって受信された無線信号が使用するリソースを判断する。制御部320は、無線信号受信部314によって受信された無線信号によって使用されるリソースが基地局側中継リソース情報記憶部352によって記憶されている基地局側中継リソース情報によって示されるものであると判断する。無線信号送信部334は、移動局側中継リソース情報記憶部353によって記憶されている移動局側中継リソース情報によって示される移動局側中継リソースを使用して、無線信号受信部314によって受信された無線信号を送信する。すなわち、無線信号送信部334は、無線信号受信部314によって受信された無線信号を、移動局側の第二の論理リンクを経由して移動局100に無線信号を送信する。
また、中継局300が移動局側の第二の論理リンクを経由して移動局100から無線信号を受信する場合を想定する。その場合には、無線信号受信部314は、移動局100から無線信号を受信する。制御部320は、無線信号受信部314によって受信された無線信号が使用するリソースを判断する。制御部320は、無線信号受信部314によって受信された無線信号によって使用されるリソースが移動局側中継リソース情報記憶部353によって記憶されている移動局側中継リソース情報によって示されるものであると判断する。無線信号送信部334は、基地局側中継リソース情報記憶部352によって記憶されている基地局側中継リソース情報によって示される基地局側中継リソースを使用して、無線信号受信部314によって受信された無線信号を送信する。すなわち、無線信号送信部334は、無線信号受信部314によって受信された無線信号を、基地局側の第二の論理リンクを経由して基地局200に無線信号を送信する。
上記したように、中継局300が第一の論理リンクを経由して基地局200から無線信号を受信する場合には、データ抽出部321は、無線信号受信部314によって受信された無線信号が中継局300に宛てたものであるので、無線信号からデータを抽出し、データ記憶部354は、データ抽出部321によって抽出されたデータを記憶する。表示制御部322は、データ記憶部354からデータを抽出し、抽出したデータを表示部360に表示させる。表示部360によって表示されるデータは、例えば、広告情報などであることが想定されるが、特に限定されるものではない。
基地局200から送信される無線信号には、表示を制御するための表示制御情報が含まれていることがある。その場合には、データ抽出部321は、無線信号受信部314によって受信された無線信号から表示制御情報をさらに抽出し、データ記憶部354は、データ抽出部321によって抽出された表示制御情報をさらに記憶する。表示制御部322は、データ記憶部354によって記憶されている表示制御情報に基づいてデータ記憶部354からデータを抽出し、抽出したデータを表示部360に表示させる。このようにして表示制御情報を使用すれば、表示部360に表示データを表示させるタイミングなどを制御することができる。
中継局300は、第三の論理リンクを設定するために、移動局100と自局との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである移動局中継局間リソースの割り当てを基地局200に要求する必要がある。移動局中継局間リソース割当要求送信部335は、移動局中継局間リソースの割り当てを要求する旨を示す移動局中継局間リソース割当要求を基地局200に無線信号によって送信する。移動局中継局間リソース割当応答受信部315は、移動局中継局間リソース割当要求に対する応答である移動局中継局間リソース割当応答として移動局中継局間リソースを示す移動局中継局間リソース情報を基地局200から無線信号によって受信する。移動局中継局間リソース情報記憶部355は、移動局中継局間リソース割当応答受信部315によって受信された移動局中継局間リソース情報を記憶する。
中継局300は、移動局中継局間リソース情報記憶部355によって記憶されている移動局中継局間リソース情報を使用することによって、移動局100と第三の論理リンクを経由した通信を行うことができるようになる。また、中継局300は、移動局中継局間リソース情報記憶部355によって記憶されている移動局中継局間リソース情報を移動局100に送信部330を介して無線信号によって送信し、移動局100にも移動局中継局間リソース情報を記憶させる必要がある。これにより、移動局100は、移動局中継局間リソース情報を使用することによって、中継局300と第三の論理リンクを経由した通信を行うことができるようになる。
中継局300が第一の論理リンクを介して基地局200から受信した無線信号を移動局100に送信する場合を想定する。その場合には、無線信号送信部334は、移動局中継局間リソース情報記憶部355によって記憶されている移動局中継局間リソース情報によって示される移動局中継局間リソースを使用した無線信号を送信することが可能であり、送信制御部323は、データ記憶部354からデータを抽出し、抽出したデータを無線信号によって無線信号送信部334に送信させる。すなわち、無線信号送信部334は、データ記憶部354によって記憶されているデータを、第三の論理リンクを経由して移動局100に無線信号を送信する。送信制御部323によってデータ記憶部354から抽出されるデータは配信データであることが想定され、データ抽出部321によって抽出されて表示部360に表示される表示データと同じものであってもよいし、異なるものであってもよい。
中継局300は第一の論理リンクを経由して基地局200にデータを送信することも可能である。例えば、無線信号送信部334は、基地局中継局間リソース情報記憶部351によって記憶されている基地局中継局間リソース情報によって示される基地局中継局間リソースを使用した無線信号を送信することが可能であり、在庫データ取得部324は、中継局300と接続された自動販売機から自動販売機内の在庫データを取得する。在庫データ記憶部356は、在庫データ取得部324によって取得された在庫データを記憶する。送信制御部323は、在庫データ記憶部356によって記憶されている在庫データを抽出し、抽出した在庫データを無線信号によって無線信号送信部334に送信させる。
基地局200は、中継局300から送信された在庫データを、例えば、ネットワーク40を介して在庫データを管理する在庫管理センターに送信する。このようにすれば、在庫管理センターは、自動販売機内の商品の在庫状況を第一の論理リンクを介した中継局300との通信によって把握することができる。
中継局300が行う通信には、第一の論理リンク、第二の論理リンク、第三の論理リンクを経由したものがある。しかし、中継局300が主体となって行う通信は、第一の論理リンクを使用した通信と第三の論理リンクを使用した通信とであり、第二の論理リンクを使用した通信は、中継局300にとっては、移動局100と中継局300との間の通信を中継するために行うものである。したがって、中継局300が行った通信にかかる料金は、料金算出装置によって第一の論理リンクを使用した通信にかかる料金や第三の論理リンクを使用した通信にかかる料金から第二の論理リンクを使用した通信にかかる料金を減額されることとしてもよい。言い換えると、中継局300が行った通信にかかる料金は、中継局300による基地局側中継リソースを使用した無線信号の送信、基地局側中継リソースを使用した無線信号の受信、移動局側中継リソースを使用した無線信号の送信および移動局側中継リソースを使用した無線信号の受信のうちの少なくともいずれか一つに関する情報に基づいて料金算出装置によって算出されることとすればよい。
[1−15.中継局の信号処理]
中継局300は、第二の論理リンクを設立した場合は、第二の論理リンクを介して受信したデータを基地局200または移動局100に送信する(リレーする)。リレーの方法論としては、例えば、一般的に知られている方法論が用いられるが、第二の論理リンクを使用したリレーの方法論については特に限定されるものではない。
図19は、第一の論理リンクと第三の論理リンクを利用する処理の流れを示すフローチャートである。以下では、第一の論理リンクと第三の論理リンクの利用形態について図19を用いて説明する。中継局300は、基地局が接続されているネットワーク40側からのページングや中継局300自身が生成する要求に応じて第一の論理リンクを設立する。中継局300は、第一の論理リンクを介して中継局300自身が利用するデータをダウンロードする(ステップS101)。さらに、中継局300は、受信したデータを、データ記憶部に格納する(ステップS102)。この受信データには、表示部によって出力されるコンテンツ、中継局300が第三の論理リンク経由で移動局100に配信するコンテンツなどが含まれている。さらに、この受信データには、出力データの更新頻度を制御するために用いられる閾値など、コンテンツをどのように配信するかを示す制御情報などが含まれている。
これと並行して、中継局300はタイマを動かしており、例えば、計時した時刻の経過時間がある閾値を超えると(ステップS103で「Yes」)、データ記憶部に格納されているデータなど抽出して(ステップS104)、抽出したデータによって、自身に備えられているディスプレイ装置などの表示部が出力する表示データを更新する(ステップS105)。これにより、中継局300で表示しているコンテンツを動的に変更することが可能となる。
さらに、中継局300は、第三の論理リンクを設立している場合には、データ記憶部に格納されている情報から、周辺の移動局100に配信する配信データを抽出し、第三の論理リンクを経由して移動局100に対して送信する(ステップS106)。中継局300は、第三の論理リンクでデータを配信するために新規周波数リソースの割り当てが必要と判断した場合には、第三の論理リンクを介したデータ配信に先立ち、基地局200に対して第三の論理リンク用途での周波数リソースの割り当てを要求する。中継局300は、基地局200からリソースが割り当てられると、このリソース情報を移動局100に通達した後に、当該周波数リソースを利用して第三の論理リンクを介したデータ送信を行う。
上記の説明では、出力データ(表示データ)の更新と第三の論理リンクを使ったデータの配信とが同一の時刻を皮切りに行われる場合について例示したが、両者の実行トリガは異なるタイミングであってもよい。また、図19に示した例では、時刻の経過に基づいて出力データ(表示データ)ならびに配信データの更新が行われたが、時刻の経過以外のイベントによりこれらの処理が起動される場合もある。このイベントは、上記したコンテンツをどのように配信するかを示す制御情報として、第一の論理リンクを介して基地局200から中継局300に配信されることとしてもよい。
中継局300は、第三の論理リンクとして共通トラヒックチャネルCTCHを設立し、このトラヒックチャネルを介して中継局300の周辺にいる不特定多数の移動局100に対して同報による情報配信を行う場合が典型である。しかし、中継局300は、移動局100からの要求などに応じて第三の論理リンクを利用して移動局100に情報配信を行うこととしてもよい。このような場合には、中継局300は、要求を発行した移動局100に向けて第三の論理リンクとして専用トラフィックチャネルDTCHを設立し、このトラヒックチャネルを介して移動局100にデータ転送を行う。
上述したとおり、第三の論理リンクを介して行われるデータ配信は、中継局300の不揮発性メモリ960に格納されている情報を取り出すことによって行われるため、同一のデータを複数回にわたり配信することもある。当該データは、先に第一の論理リンクを介して基地局200から中継局300に配信されてきたデータであり、第一の論理リンクは一度しか利用していないにも関わらず、移動局100には複数回に渡って配信することが可能となるため、周波数リソースの利用効率を高めることが可能となる。
[1−16.中継局の具体例(その1:電子看板の場合)]
中継局300がどのような装置であるかについて、さらに具体的な例を示して説明する。ここでは、中継局300が電子看板として動作する装置である場合の例である。この場合、第一の論理リンクを介して基地局200から中継局300に転送されてくるデータは広告情報であり、中継局300における出力装置980は、32インチ相当以上の大きさのディスプレイが想定される。このディスプレイは、不特定多数の人にコンテンツを直接閲覧させるために用いられる。コンテンツは、動画像情報であることがほとんどで、再生する動画像情報の内容が第一の論理リンクを介して基地局200側から転送されてきて、不揮発性メモリ960に格納され、経過時間や時間帯、その他の要因に応じて表示する情報が更新される。表示コンテンツをどのように更新するかといった制御情報も第一の論理リンクを介して基地局200から転送され、不揮発性メモリ960に格納される。
また、第一の論理リンクを介して中継局300に転送されてくるデータには、中継局300から移動局100に対して第三の論理リンクを介して配信されるデータも含まれる。これらのデータは中継局300のディスプレイで表示される内容と同一の場合もあるが、移動局100装置に配信するための別のデータとして配信されてくることが典型的である。
中継局300Aは、図5を使って説明したとおり、移動局100との通信を行う際には、当該中継局300Aの提供するエリアに向けて指向性を定めたビームパタンB2で示されたようなパタンで送受信を行うが、この電波送受信アンテナ放射パタンを、ディスプレイの表示方向とあわせることとしてもよい。このようにすることで、当該中継局300のディスプレイを見ている人に対して第三の論理リンクを設立するよう促すことが可能となる。
以上のように、中継局300が電子看板としての機能を有することにより、中継局300の設置をサービス提供事業者ではなく電子看板業者が行うことが促進されるようになる。言うまでもなく、この場合においても、当該中継局300は既に説明した第二の論理リンクを設立して移動局100と基地局200との間の通信路を提供する機能も有している。
[1−17.中継局300の具体例(その2:自動販売機の場合)]
中継局300の具体的な構成について、もう一つの例を示して説明する。中継局300が自動販売機の在庫データを管理する装置である場合の例である。この場合、図12に示したとおり、中継局300には、在庫データ記憶部が備わっており、在庫データ記憶部は自動販売機内の商品在庫データを記憶し、自動販売機内の商品在庫が少なくなるとその旨を基地局200経由で在庫管理センターに通達するなどということが行われる。この場合、第一の論理リンクを介して基地局200と中継局300の間で転送されるデータには、自動販売機内の商品在庫データが含まれることになる。
このほか、第一の論理リンクを介して中継局300に転送されてくるデータには、中継局300から移動局100に対して第三の論理リンクを介して配信されるデータも含まれ、このデータはデータ記憶部に格納された後、第三の論理リンクを介して必要に応じて移動局100へと配信される。
このように、中継局300が自動販売機内の在庫データを管理することにより、中継局300の設置をサービス提供事業者ではなく自動販売機設置業者が行うことが促進されるようになる。言うまでもなく、この場合においても、当該中継局300は既に説明した第二の論理リンクを設立して移動局100と基地局200との間の通信路を提供する機能も有している。
[1−18.課金システムの例]
上記のように、中継局300を無線通信システム1のサービス提供事業者以外の者が設置した場合、中継局300の所有者は、第一の論理リンクと第三の論理リンクとを利用するために占有した周波数リソース分だけサービス提供事業者に対して対価を支払うことが必要となる。しかしながら、中継局300は、第二の論理リンクを設立して移動局100を基地局200に接続する補助をも同時に行うことから、補助した作業分は中継局300の所有者に対してサービス提供事業者は対価を支払うべきであると考えられる。そこで、これらを加味した課金システムが設定されることが推奨される。図20は、中継局が行う通信に対してかかる料金を算出する処理の流れを示すフローチャートである。この例について、図20を用いて説明する。以下に示すような利用料金の算出は、例えば、料金算出装置によって計算される。
料金算出装置は、第一の論理リンクを介した通信にて利用した周波数リソースの総量を変数Aに設定し(ステップS201)、第二の論理リンクを介した通信にて利用した周波数リソースの総量を変数Bに設定し(ステップS201)、第三の論理リンクを介した通信にて利用した周波数リソースの総量を変数Cに設定する(ステップS203)。そして、料金算出装置は、AとCがαによって重み付けされたαCとを加算し、加算した結果からBがβによって重み付けされたβBを差し引いた値を課金料Xとして採用する(ステップS204)。
このようにすることで、中継局300が自身の都合で利用した周波数リソースから中継局300がサービス提供事業者に対して貢献した周波数リソースを差し引いて課金情報を抽出することができるようになる。周波数リソースの総量は、例えば、利用した周波数帯域幅とその周波数帯域幅を利用した延べ時間とに基づいて算出され、例えば、利用した周波数帯域幅とその周波数帯域幅を利用した延べ時間との乗算によって算出される。
<2.変形例>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
<3.まとめ>
本実施形態によれば、中継局が移動局に対して基地局との間の通信路を提供し、かつ、中継局を通信のエンドポイントとすることが可能な技術を提供することができる。これにより、中継局は、インフラ施設の一部として動作しながら無線通信システムのユーザとして動作することができるようになる。また、無線通信システムは、無線信号によって使用されるリソースを必要に応じて提供することができるため、リソースを有効に利用することができるようになる。
1 無線通信システム
40 ネットワーク
100 移動局
111 無線信号受信部
121 データ抽出部
122 表示制御部
131 無線信号送信部
151 データ記憶部
160 表示部
200 基地局
211 基地局中継局間リソース割当要求受信部
212 基地局側中継リソース割当要求受信部
213 移動局側中継リソース割当要求受信部
214 無線信号受信部
215 移動局中継局間リソース割当要求受信部
221 基地局中継局間リソース割当処理部
222 基地局側中継リソース割当処理部
223 移動局側中継リソース割当処理部
225 移動局中継局間リソース割当処理部
231 基地局中継局間リソース割当応答送信部
232 基地局側中継リソース割当応答送信部
233 移動局側中継リソース割当応答送信部
234 無線信号送信部
235 移動局中継局間リソース割当応答送信部
251 基地局中継局間リソース情報記憶部
252 基地局側中継リソース情報記憶部
253 移動局側中継リソース情報記憶部
255 移動局中継局間リソース情報記憶部
270 通信部
300 中継局
311 基地局中継局間リソース割当応答受信部
312 基地局側中継リソース割当応答受信部
313 移動局側中継リソース割当応答受信部
314 無線信号受信部
315 移動局中継局間リソース割当応答受信部
321 データ抽出部
322 表示制御部
323 送信制御部
324 在庫データ取得部
331 基地局中継局間リソース割当要求送信部
332 基地局側中継リソース割当要求送信部
333 移動局側中継リソース割当要求送信部
334 無線信号送信部
335 移動局中継局間リソース割当要求送信部
351 基地局中継局間リソース情報記憶部
352 基地局側中継リソース情報記憶部
353 移動局側中継リソース情報記憶部
354 データ記憶部
355 移動局中継局間リソース情報記憶部
356 在庫データ記憶部
360 表示部

Claims (15)

  1. 自装置によって中継されて基地局装置と移動局装置との間で送受信される無線信号とは異なる前記基地局装置と自装置との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである基地局中継局間リソースの割り当てを要求する旨を示す基地局中継局間リソース割当要求を前記基地局装置に無線信号によって送信する基地局中継局間リソース割当要求送信部と、
    前記基地局中継局間リソース割当要求に対する応答である基地局中継局間リソース割当応答として前記基地局中継局間リソースを示す基地局中継局間リソース情報を前記基地局装置から無線信号によって受信する基地局中継局間リソース割当応答受信部と、
    前記基地局中継局間リソース割当応答受信部によって受信された前記基地局中継局間リソース情報を記憶する基地局中継局間リソース情報記憶部と、
    を備える、中継局装置。
  2. 自装置によって中継されて前記基地局装置と移動局装置との間で送受信される無線信号のうち、前記基地局装置と自装置との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである基地局側中継リソースの割り当てを要求する旨を示す基地局側中継リソース割当要求を前記基地局装置に無線信号によって送信する基地局側中継リソース割当要求送信部と、
    前記基地局側中継リソース割当要求に対する応答である基地局側中継リソース割当応答として前記基地局側中継リソースを示す基地局側中継リソース情報を前記基地局装置から無線信号によって受信する基地局側中継リソース割当応答受信部と、
    前記基地局側中継リソース割当応答受信部によって受信された前記基地局側中継リソース情報を記憶する基地局側中継リソース情報記憶部と、
    をさらに備える、請求項1に記載の中継局装置。
  3. 自装置によって中継されて前記基地局装置と前記移動局装置との間で送受信される無線信号のうち、前記移動局装置と自装置との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである移動局側中継リソースの割り当てを要求する旨を示す移動局側中継リソース割当要求を前記基地局装置に無線信号によって送信する移動局側中継リソース割当要求送信部と、
    前記移動局側中継リソース割当要求に対する応答である移動局側中継リソース割当応答として前記移動局側中継リソースを示す移動局側中継リソース情報を前記基地局装置から無線信号によって受信する移動局側中継リソース割当応答受信部と、
    前記移動局側中継リソース割当応答受信部によって受信された前記移動局側中継リソース情報を記憶する移動局側中継リソース情報記憶部と、
    をさらに備える、請求項2に記載の中継局装置。
  4. 無線信号を受信する無線信号受信部と、
    前記無線信号受信部によって受信された前記無線信号によって使用されるリソースが前記基地局中継局間リソース情報記憶部によって記憶されている前記基地局中継局間リソース情報によって示されるものである場合に、前記無線信号からデータを抽出するデータ抽出部と、
    前記データ抽出部によって抽出された前記データを記憶するデータ記憶部と、
    をさらに備える、請求項3に記載の中継局装置。
  5. 前記無線信号受信部によって受信された前記無線信号によって使用されるリソースが前記基地局側中継リソース情報記憶部によって記憶されている前記基地局側中継リソース情報によって示されるものである場合には、前記移動局側中継リソース情報記憶部によって記憶されている前記移動局側中継リソース情報によって示される前記移動局側中継リソースを使用した無線信号を送信する無線信号送信部、
    をさらに備える、請求項4に記載の中継局装置。
  6. 前記無線信号送信部は、
    前記無線信号受信部によって受信された前記無線信号によって使用されるリソースが前記移動局側中継リソース情報記憶部によって記憶されている前記移動局側中継リソース情報によって示されるものである場合には、前記基地局側中継リソース情報記憶部によって記憶されている前記基地局側中継リソース情報によって示される前記基地局側中継リソースを使用した無線信号を送信する、
    請求項5に記載の中継局装置。
  7. 表示部と、
    前記データ記憶部から前記データを抽出し、抽出した前記データを前記表示部に表示させる表示制御部と、
    をさらに備える、請求項4に記載の中継局装置。
  8. 前記データ抽出部は、
    前記無線信号から表示を制御するための表示制御情報をさらに抽出し、
    前記データ記憶部は、
    前記データ抽出部によって抽出された前記表示制御情報をさらに記憶し、
    前記表示制御部は、
    前記データ記憶部によって記憶されている前記表示制御情報に基づいて前記データ記憶部から前記データを抽出し、抽出した前記データを前記表示部に表示させる、
    請求項7に記載の中継局装置。
  9. 移動局装置と自装置との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである移動局中継局間リソースの割り当てを要求する旨を示す移動局中継局間リソース割当要求を前記基地局装置に無線信号によって送信する移動局中継局間リソース割当要求送信部と、
    前記移動局中継局間リソース割当要求に対する応答である移動局中継局間リソース割当応答として前記移動局中継局間リソースを示す移動局中継局間リソース情報を前記基地局装置から無線信号によって受信する移動局中継局間リソース割当応答受信部と、
    前記移動局中継局間リソース割当応答受信部によって受信された前記移動局中継局間リソース情報を記憶する移動局中継局間リソース情報記憶部と、
    をさらに備える、請求項4に記載の中継局装置。
  10. 前記移動局中継局間リソース情報記憶部によって記憶されている前記移動局中継局間リソース情報によって示される前記移動局中継局間リソースを使用した無線信号を送信する無線信号送信部と、
    前記データ記憶部から前記データを抽出し、抽出した前記データを無線信号によって前記無線信号送信部に送信させる送信制御部と、
    をさらに備える、請求項9に記載の中継局装置。
  11. 前記基地局中継局間リソース情報記憶部によって記憶されている前記基地局中継局間リソース情報によって示される前記基地局中継局間リソースを使用した無線信号を送信することが可能である無線信号送信部と、
    自動販売機から前記自動販売機内の在庫データを取得する在庫データ取得部と、
    前記在庫データ取得部によって取得された前記在庫データを記憶する在庫データ記憶部と、
    前記在庫データ記憶部によって記憶されている前記在庫データを抽出し、抽出した前記在庫データを無線信号によって前記無線信号送信部に送信させる送信制御部と、
    をさらに備える、請求項1に記載の中継局装置。
  12. 前記中継局装置が行った通信にかかる料金は、
    前記中継局装置による前記基地局側中継リソースを使用した無線信号の送信、前記基地局側中継リソースを使用した無線信号の受信、前記移動局側中継リソースを使用した無線信号の送信および前記移動局側中継リソースを使用した無線信号の受信のうちの少なくともいずれか一つに関する情報に基づいて算出される、
    請求項9に記載の中継局装置。
  13. 自装置と移動局装置との間で送受信される無線信号とは異なる中継局装置と自装置との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである基地局中継局間リソースの割り当てを要求する旨を示す基地局中継局間リソース割当要求を前記中継局装置から無線信号によって受信する基地局中継局間リソース割当要求受信部と、
    前記基地局中継局間リソースの割り当てを行う基地局中継局間リソース割当処理部と、
    前記基地局中継局間リソース割当処理部によって割り当てられた前記基地局中継局間リソースを示す基地局中継局間リソース情報を記憶する基地局中継局間リソース情報記憶部と、
    前記基地局中継局間リソース割当要求に対する応答である基地局中継局間リソース割当応答として前記基地局中継局間リソースを示す前記基地局中継局間リソース情報を前記移動局装置に無線信号によって送信する基地局中継局間リソース割当応答送信部と、
    を備える、基地局装置。
  14. 基地局装置と移動局装置との間で送受信される無線信号とは異なる移動局装置と自装置との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである移動局中継局間リソースの割り当てを要求する旨を示す移動局中継局間リソース割当要求を前記基地局装置に無線信号によって送信する移動局中継局間リソース割当要求送信部と、
    前記移動局中継局間リソース割当要求に対する応答である移動局中継局間リソース割当応答として前記移動局中継局間リソースを示す移動局中継局間リソース情報を前記基地局装置から無線信号によって受信する移動局中継局間リソース割当応答受信部と、
    前記移動局中継局間リソース割当応答受信部によって受信された前記移動局中継局間リソース情報を記憶する移動局中継局間リソース情報記憶部と、
    前記移動局中継局間リソース情報記憶部によって記憶されている前記移動局中継局間リソース情報によって示される前記移動局中継局間リソースを使用した無線信号を送信する無線信号送信部と
    備える、中継局装置から前記無線信号を受信する、移動局装置。
  15. 基地局装置と中継局装置とを有する無線通信システムであって、
    前記基地局装置は、
    前記基地局装置と移動局装置との間で送受信される無線信号とは異なる前記中継局装置と前記基地局装置との間で送受信される無線信号によって使用されるリソースである基地局中継局間リソースの割り当てを要求する旨を示す基地局中継局間リソース割当要求を前記中継局装置から無線信号によって受信する基地局中継局間リソース割当要求受信部と、
    前記基地局中継局間リソースの割り当てを行う基地局中継局間リソース割当処理部と、
    前記基地局中継局間リソース割当処理部によって割り当てられた前記基地局中継局間リソースを示す基地局中継局間リソース情報を記憶する基地局中継局間リソース情報記憶部と、
    前記基地局中継局間リソース割当要求に対する応答である基地局中継局間リソース割当応答として前記基地局中継局間リソースを示す前記基地局中継局間リソース情報を前記移動局装置に無線信号によって送信する基地局中継局間リソース割当応答送信部と、
    を備え、
    前記中継局装置は、
    前記基地局中継局間リソースの割り当てを要求する旨を示す基地局中継局間リソース割当要求を前記基地局装置に無線信号によって送信する基地局中継局間リソース割当要求送信部と、
    前記基地局中継局間リソース割当要求に対する応答である基地局中継局間リソース割当応答として前記基地局中継局間リソースを示す前記基地局中継局間リソース情報を前記基地局装置から無線信号によって受信する基地局中継局間リソース割当応答受信部と、
    前記基地局中継局間リソース割当応答受信部によって受信された前記基地局中継局間リソース情報を記憶する基地局中継局間リソース情報記憶部と、
    を備える、無線通信システム。

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