JP4540880B2 - 移動通信システム、移動通信システムの携帯通信端末及び基地局 - Google Patents

移動通信システム、移動通信システムの携帯通信端末及び基地局 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Cdma2000 1x-EV DO方式(またはHDR方式)等の、基地局から移動端末への方向(下り方向)の通信速度(データレート)が移動端末における基地局信号(パイロットチャネル信号など)の受信状態(受信電界強度、搬送波対干渉比=CIR)により大きく変化するよう制御される移動通信システムでの移動端末ユーザーヘの下り方向データレート変動予測情報の通知機能に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、次世代の高速無線通信方式としてcdma2000 1x-EV DO方式が開発されている。
上記cdma2000 1x-EV DO方式は、Qualcomm社によるcdma2000 1xの拡張方式であるHDR(High Data Rate)方式を標準化した方式として、電波産業界ARIBにおいてStd.T-64 1S-2000 C.S.0024“cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface Specification"で標準化されているもので、現在国内ではKDDI社によりサービスされているcdmaOne方式(国内ではARIB T-53、北米、韓国等ではEIA/TIA/IS-95等)を拡張し、第3世代方式(3G)に対応させたcdma2000 1x方式を更にデータ通信に特化して通信速度を改善することを目的とした方式である。
なお、cdma2000 lx-EV DOにおいて、EVはEvolution、DOはData onlyの意である。
【0003】
cdma2000 1x-EV DO方式では、携帯通信端末から受信した受信状態を通知する情報に基づいて、基地局が当該端末へ送信するデータの変調方式を切り替えることにより、当該端末の受信状態が良好な時は誤り耐性が低いが高速な通信レート、受信状態が悪いときは低速だが誤り耐性の高い通信レートを使用することが可能となる。
【0004】
また、cdma2000 1x-EV DO方式の下り方向(基地局から携帯通信端末への方向)では、時間を1/600秒単位で分割し、その時間内では一つの携帯通信端末だけとの通信を行い、通信相手の携帯通信端末を時間により切り替えることにより複数の携帯通信端末と通信を行う、時分割多重アクセス(TDMA;time division multiplex access)を採用している。これにより、常に、個々の携帯通信端末に対して最大の電力を持ってデータ送信を行うことが可能となり、携帯通信端末間で行うデータ通信を最速の通信速度で行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一方、上述したcdma2000 1x-EV DO方式は、基地局から携帯通信端末への方向のデータ通信速度が携帯通信端末における受信状態(例えば受信電界強度、搬送波対干渉比=CIR)によって、大きく変化するという特性を有している。
例えば、携帯通信端末において、その受信状態が最も良好なときであれば通信速度2.4Mbpsでのデータ通信が可能となるが、受信状態が悪いときでは数10kbps程度にまでデータ通信速度が低下してしまう。そして、携帯通信端末での受信状態が悪く、低い下りデータ通信速度しか得られないような状況で比較的大きな容量のデータのダウンロードを開始してしまうと、以下に示すような問題が生じる。
【0006】
まず、第1に、データダウンロード終了までに長い時間要するため、利用者はその間、時間を束縛されることとなり、十分なサービスを行える環境を提供することができない。
第2に、通信時間が長くなるため通信費が高額になってしまう。
第3に、ダウンロードを行っている期間は、CPU(中央処理装置)処理能力の一部がデータ通信の処理に割かれることになり、キー入力等の利用者操作に対する反応が遅くなる。
【0007】
第4に、RF部を有する携帯通信端末の消費電流はRF部での消費電流が支配的であり、RF部での消費電流はデータ通信速度よりもRF部が起動している時間に大きく左右されるため、低いデータ通信速度で長時間データ通信を行うことは高いデータ通信速度で短時間に行う場合に比べ、電流の消費が大きくなってしまう。
第5に、通信網側から携帯通信端末へ動画データや音楽データをダウンロードしながら、端末での再生も並行して行う(動画や音楽のストリーミング再生)ようなサービスを受ける場合には、所定値以上の下りデータ通信速度が必要とされるが、この時、必要とされる下りデータ通信速度が得られない場合には、画質、音質の低下や動画停止、音の途切れ等の影響が考えられ、十分なサービス品質が得られない。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、場所に応じて顕著に変化する受信状態を即時的かつ正確に利用者に通知することにより、利用者が良好な受信状態でデータ通信を行うことができる、移動通信システムの携帯通信端末及び基地局を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムにおいて、前記携帯通信端末は、自局の位置検出機能を有し、自局の位置情報を所定の頻度で基地局に送出し、かつ下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を送出し、前記基地局は、前記通知要求を受信し、前記携帯通信端末から受信した位置情報、及び該位置情報から算出した移動情報に基づいて現時点から所定時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出し、該変動予測情報を前記携帯通信端末に通知すると共に、前記携帯通信端末は、前記変動予測情報を受信し、該変動予測情報を表示手段に表示することを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの携帯通信端末において、前記携帯通信端末は、自局の位置検出機能を有し、自局の位置情報を所定の頻度で基地局に送出し、かつ下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を送出すると共に、前記基地局により算出された下り方向データ通信速度の変動予測情報を受信し、該変動予測情報を表示手段に表示することを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの基地局において、前記基地局は、前記携帯通信端末より下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を受信し、前記携帯通信端末から受信した位置情報、及び該位置情報から算出した移動情報に基づいて現時点から所定時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出し、該変動予測情報を前記携帯通信端末に通知することを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの携帯通信端末において、前記携帯通信端末は、自局の位置検出機能を有し、自局の位置情報及び移動情報を所定の頻度で基地局に送出し、かつ下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を送出すると共に、前記基地局により算出された下り方向データ通信速度の変動予測情報を受信し、該変動予測情報を表示手段に表示することを特徴とする。
【0013】
また、請求項5に記載の発明は、基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの基地局において、前記基地局は、前記携帯通信端末より下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を受信し、前記携帯通信端末から受信した位置情報及び移動情報に基づいて現時点から所定時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出し、該変動予測情報を前記携帯通信端末に通知することを特徴とする。
【0014】
また、請求項6に記載の発明は、基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの携帯通信端末において、各種設定、指示を行うための操作手段と、自局の位置を検出する位置検出手段と、各種データを表示する表示手段と、前記位置検出手段の検出出力を取り込み、自局の位置情報を所定の頻度で基地局に送出し、かつ前記操作手段の操作に基づいて下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を送出すると共に、前記基地局により算出された下り方向データ通信速度の変動予測情報を受信し、該変動予測情報を前記表示手段に表示する制御手段とを有することを特徴とする。
【0015】
また、請求項7に記載の発明は、基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの基地局において、前記携帯通信端末より所定の頻度で受信した該携帯通信端末の位置情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている位置情報に基づいて前記携帯通信端末の移動情報を算出する移動情報検出手段と、前記携帯通信端末より下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を受信し、前記記憶手段に記憶されている位置情報、及び該位置情報から前記移動情報検出手段により算出した移動情報に基づいて現時点から所定時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出し、該変動予測情報を前記携帯通信端末に通知する制御手段とを有することを特徴とする。
【0016】
また、請求項8に記載の発明は、基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの携帯通信端末において、各種設定、指示を行うための操作手段と、自局の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段により検出された位置情報を記憶する記憶手段と、各種データを表示する表示手段と、前記記憶手段に記憶された位置情報に基づいて自局の移動情報を算出し、自局の位置情報及び移動情報を所定の頻度で基地局に送出し、前記操作手段の操作に基づいて下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を送出すると共に、前記基地局により算出された下り方向データ通信速度の変動予測情報を受信し、該変動予測情報を前記表示手段に表示する制御手段とを有することを特徴とする。
【0017】
また、請求項9に記載の発明は、基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの基地局において、所定の頻度で携帯通信端末より受信した該携帯通信端末の位置情報及び移動情報を記憶する記憶手段と、前記携帯通信端末より下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を受信し、前記記憶手段に記憶されている位置情報及び移動情報に基づいて現時点から所定時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出し、該変動予測情報を前記携帯通信端末に通知する制御手段とを有することを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、携帯通信端末のユーザは、データ通信を開始する前に、現時点からある時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を確認することができる。この結果、携帯通信端末のユーザは、予想外の長時間ダウンロードを回避できる確率が高くなり、長い時間ダウンロードの終了を待つストレスから開放される可能性が高くなる。
また、高い下りデータレートが得られる受信状態を選択してデータ通信(データダウンロード)を行うことにより、基地局設備(能力)の効率的な利用が可能となる。
【0019】
さらに、高い下りデータレートが得られる受信状態を選択してデータ通信(データダウンロード)を行うことにより、データダウンロード時間の短縮が可能となる。この結果、ユーザがキー入力等の操作を行ったときに、操作感が悪化する可能性(CPU処理能力の一部がデータ通信処理に割かれることに起因するもの)が低減される。
【0020】
また、携帯電話などRF部分を有する携帯通信端末の消費電流はRF部分での消費電流が支配的であり、RF部分での消費電流はデータ通信速度よりもRF部が起動している時間に大きく左右されるが、データダウンロード時間の短縮により消費電流の削減が可能となる。
回線交換での時間課金を前提とした湯合には、データダウンロード時間の短縮により料金の低減が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る移動通信システムの構成を図1に示す。同図において、本実施の形態に係る移動通信システムは、携帯通信端末1と、基地局2−1、2−2、2−3、…と、基地局2−1、2−2、2−3、…を統括的に制御する制御局3とを有している。制御局3は、ルータ4を介してインターネット等のネットワーク5に接続されている。この移動通信システムでは、基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される。
【0022】
上記構成において、携帯通信端末1は、自局の位置検出機能を有し、自局の位置情報を所定の頻度で自局が位置するサービスエリアを管轄する基地局、例えば、基地局2−1に送出し、かつ下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を送出する。(以下、基地局については基地局2−1を例にとり、説明するが、他の基地局の構成、動作は、基地局2−1と同様であることは勿論である。)
一方、基地局2−1は、前記通知要求を受信し、携帯通信端末1から受信した位置情報、及び該位置情報から算出した移動情報に基づいて現時点から所定時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出し、該変動予測情報を携帯通信端末1に通知する。携帯通信端末1は、前記変動予測情報を受信し、該変動予測情報を表示手段に表示する。
【0023】
次に、携帯通信端末1の構成を図2に示す。図2は、本発明の一実施形態に係るcdma2000 1x-EV DO方式を採用した携帯通信端末1の構成を示している。
図2に示すように、本実施形態に係る携帯通信端末1は、アンテナ100、共用器101、復調器102、変調器108からなるRF部と、復号器103、符号化器107からなるベースバンド処理部と、自局の位置検出を行う位置検出手段としてのGPS受信部105、CPU104、メモリ109、液晶ディスプレイ等からなる表示部110、キーパッド、キーボード等の操作部111を備えている。
【0024】
また、当該携帯通信端末1を無線モデムとして使用できるように、パーソナルコンピュータ(PC)113との外部インタフェース(例えばシリアルポート、パラレルポート、USB、blue-tooth、赤外線通信、10base-T LAN等)112を備えている。
【0025】
復調器102は、基地局、例えば、基地局2−1から受信した受信信号の変調方式に対応する復調方式によって、ベースバンド帯域の受信信号から多重化信号を復調する。なお、本実施形態においては、QPSK(quadriphase phase shift keying)、8PSK(8 phase shift keying)、16QAM(16quadrature amplitude modulation)の3種のいずれかの復調方式によって復調を行う。復調器102によって復調された受信データは、復号器103によって復号処理される。即ち、復号器103はスペクトル拡散されている受信多重化信号をスペクトル逆拡散する。
【0026】
ここで、自局に割り当てられた受信データ(例えば、ダウンロードを希望したデータ等)があった場合には、受信データは復号器103からCPU104へ出力される。この受信データは、CPU104内において処理されるか、又はCPU104及び外部インタフェース112を経由して外部のPC等113へ送られるようになっている。
【0027】
CPU9は、当該携帯通信端末において生成された、又は、外部のPC等29から外部インタフェース27を経由して入力された送信データがあるか否かを判断し、送信データがある場合には、この送信データを符号化器17に出力する。この送信データは、符号化器17によって更に符号化され、変調器19によって特定の変調方式(例えば、QPSK)により変調され、共用器3及びアンテナ1を経由して基地局へ送信されるようになっている。
【0028】
次に、基地局2−1は、アンテナ200、受信部201、送信部202、制御部203、制御局とのインタフェースを行うネットワークインタフェース(I/F)部204、携帯通信端末での下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出する変動予測演算部205とを有している。
受信部201は携帯通信端末からの送信データを受信し、送信部202は、携帯通信端末への送信データを送出する機能を有する。
【0029】
また、変動予測演算部205は、位置情報記憶部2051、移動情報検出部2052、DRCマップ記憶部2053、DRC変動予測部2054を有している。
位置情報記憶部2051は、携帯通信端末1から送信される位置情報(例えば、経度、緯度情報)を記憶する記憶装置である。また、移動情報検出部2052は、位置情報記憶部2051から読み出した携帯通信端末1の位置情報から携帯通信端末1の移動方向、移動速度を検出する機能を有する。
【0030】
DRCマップ記憶部2053は、DRC(Data Rate Control Bit)マップを有する記憶装置である。DRCとは、本来、移動端末から基地局へ通知される移動端末で測定された下り方向の受信状態から期待される「所定の誤り率以下で受信可能な最高伝送速度」を意味するものであるが、本実施の形態では自局サービスエリア内における場所毎の下り方向予測データ通信速度値として使用している。
【0031】
ここで、DRCマップは、予め自局サービスエリア内における場所毎の受信電波状況(基地局から携帯通信端末1に出力される下りパイロット信号のCIR(搬送波対干渉比)を測定し求められた典型的なCIR値のマップを図4に示すCIR−DRC変換テーブルを用いてDRC値のマップに変換したものである。因みにCIRは、次式により算出される。
CIR=(Ec/lo)/(1-Ec/lo)…(1)
なお、Ec/Ioはパイロット信号強度対全受信信号強度を示す。
【0032】
DRC変動予測部2054は、携帯通信端末1の下り方向データ通信速度の変動予測情報であるDRC変動予測情報を算出する。
制御部203は、スケジューラ2030を含んで構成され、各部を制御する。スケジューラ2030は、現在データ通信中の携帯通信端末に対して時分割単位ごとにどの携帯通信端末と通信を行うかのスケジューリングを行う。
【0033】
上記構成からなる本実施の形態に係る移動通信システムの動作を図5乃至図8のフローチャートを参照して説明する。図5は携帯通信端末1及び基地局2−1の動作を、図6は携帯通信端末1の動作を、図7及び図8は基地局2−1の動作をそれぞれ、示している。これらの図において、携帯通信端末1は、自局の位置検出をGPS受信部105により行う(ステップ300)。
【0034】
GPS受信部105は、複数のGPS衛星からアンテナ100を介して受信した衛星の位置情報に基づいて自局の位置を算出する。なお、携帯通信端末1における位置検出は、本実施の形態のように携帯通信端末1が単独で行なってもよいし、基地局のサポートを得て移動端末が位置検出を行うような方法(例えばGPS衛星の位置情報を基地局2−1から携帯通信端末1に送り、携帯通信端末1ではその情報を基にGPS衛星からの電波を検出、受信して位置検出を行う等の方法)でもよい。
【0035】
携帯通信端末1は検出した自局の位置を所定の頻度で基地局2−1へ報告し(ステップ301)、基地局2−1では携帯通信端末1の位置情報を受信し、基地局2−1内の位置情報記憶部2051に格納する(ステップ302、303)。(基地局2−1は、必要に応じて携帯通信端末1から位置情報の報告を受けた時間情報も格納する。)
携帯通信端末1は、ユーザによる操作部111における所定の操作により基地局2−1に対し、下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知を要求する(ステップ400)。
基地局2−1では、携帯通信端末1が要求した下り方向データ通信速度の変動予測情報の算出を行い、携帯通信端末1に通知する。この処理については基地局の動作として、後述する。
【0036】
次いで、携帯通信端末1は、基地局2−1より下り方向データ通信速度の変動予測情報を受信すると(ステップ401)、表示部110に受信した下り方向データ通信速度の変動予測情報を数値、もしくはグラフ等の形式で表示する(ステップ402)。携帯通信端末1のユーザは、表示部110に表示された情報を確認し、この情報を基にデータ通信(下り方向のデータダウンロード)を行うか否かを判断する(ステップ403)。高い下り方向データ通信速度が得られる場合には、データ通信(例えば、データのダウンロード)を行い(ステップ404、405)、他方、高い下り方向データ通信速度が得られない場合には、データ通信を行なわず、携帯通信端末1の動作を終了する(ステップ403)。
【0037】
また、基地局2−1では、携帯通信端末1より下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を受信すると(ステップ500)、基地局2−1内の移動情報検出部2052において、位置情報記億部2051に格納した移動端末の位置情報の変化に基づいて携帯通信端末1の移動情報(移動方向、速度)を算出する(ステップ501)。
【0038】
次に、基地局2−1内のDRC変動予測部2054において、携帯通信端末1の位置、移動方向及び速度とDRCマップ記憶部2053に格納されたDRCマップからDRCの変動予測情報が算出される(ステップ502)。次いで、下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知を要求した移動端末以外に、基地局と接続してデータ通信中の携帯通信端末が存在するか否かが判定される(ステップ503)。
【0039】
データ通信中の携帯通信端末が存在する場合には、現在、データ通信中の携帯通信端末についても同様にDRCの変動予測情報が算出される(ステップ504)。次いで、下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知を要求した携帯通信端末1のDRC変動予測情報及び現在、基地局2−1と接続しデータ通信中の携帯通信端末のDRC変動予測情報が基地局2−1の制御部203内のスケジューラ2030に入力され、スケジューラ2030は入力された各携帯通信端末のDRC変動予測情報を基に時分割単位毎に、どの携帯通信端末と通信するかを判定する(ステップ505)。ここで、各時分割単位での通信で使用される下り方向の伝送速度(変調速度)の予測値は、基本的にその時分割単位におけるDRCの値に基づいて可能な限り高い伝送速度(変調速度)が使用されるものとする。
【0040】
携帯通信端末に通知される下り方向データ通信速度の変動予測情報の算出対象となる時間範囲は、下り方向のデータ通信の内容が携帯通信端末1によるデータダウンロードであることを考慮すると、現時点(基地局2−1へ下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知を要求した時点、もしくは携帯通信端末1から最新の位置情報を基地局2−1ヘ通知した時点)から数分または十数分程度が妥当と考えられるが、この時間範囲は携帯通信端末でのユーザによる所定の操作により段階的に選択されるようにしてもよい。この時間範囲での携帯通信端末1の移動範囲が隣接基地局のサービスエリアまで跨るか(ハンドオフを含むか)否かが判定される(ステップ506)。
【0041】
ステップ506の判定が否定された場合には、スケジューラ2030での判定の結果、各移動端末毎に下り方向データ通信速度の変動予測情報が求められ、基地局に対し下り方向データレート変動予測情報の通知を要求した移動端末へ該当する予測情報の通知が行われる(ステップ510)。ここで、DRC変動予測部2054は下り方向データ通信速度の変動予測専用のスケジューラを備えるうように構成してもよい。制御部203のスケジューラ2030は既述したように、現在データ通信中の携帯通信端末に対して時分割単位毎にどの端末と通信を行うかのスケジューリングを行っており、DRC変動予測部2054が専用のスケジューラを持てば制御部203のスケジューラ2030にかかる負担を軽減できると考えられる。
【0042】
一方、ステップ506の判定が肯定された場合、すなわち、上記時間範囲での携帯通信端末の移動範囲が隣接基地局のサービスエリアまで跨る場合(ハンドオフが含まれる場合)には、現在、携帯通信端末1がそのサービスエリア内に位置する基地局2−1は移動情報検出部2052において算出した携帯通信端末1の移動情報と位置を制御局(もしくはそれに類する基地局制御装置)3を介して該当する隣接基地局(ハンドオフ先になると予想される基地局)へ通知するとともにそのサービスエリア内での対象移動端末の下り方向データレート変動予測情報算出を同様に制御局を介して要求する(ステップ507)。
【0043】
要求を受けた隣接基地局は既述したのと同様の方法で自局サービスエリア内における対象となる携帯通信端末について下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出し、要求元の基地局へ制御局3を介して通知する(ステップ508)。通知を受けた基地局(現在移動端末がそのサービスエリア内に位置する基地局)2−1では隣接基地局におけるサービスエリア内での下り方向データ通信速度の変動予測情報と自局サービスエリア内での前記情報を結合した複数の基地局サービスエリアに跨る下り方向データ通信速度の変動予測情報を作成し、情報要求元の携帯通信端末へ通知する(ステップ509)。
【0044】
なお、上記説明において携帯通信端末1が検出した位置情報は携帯通信端末1内の記憶装置に格納し、基地局に下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知を要求する際に、位置情報の変化から移動情報(移動方向、速度)を携帯通信端末1で算出し、位置情報及び移動情報を下り方向データ通信速度の変動予測情報通知要求と共に基地局へ送るようにしてもよい。
【0045】
この場合、携帯通信端末1が基地局と接続しデータ通信を開始してからは所定の頻度で携帯通信端末から基地局へ位置情報、移動情報を通知するようにし、基地局では最新の情報のみを基地局内の記憶装置に格納しておき、基地局サービスエリア内の携帯通信端末から下り方向データレート変動予測情報の要求があった時には基地局エリア内におけるデータ通信中の携帯通信端末の状態も考慮に入れて、情報要求をした携帯通信端末の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出できるようにする。これは、移動端末から基地局へ位置情報、移動情報を通知するのが、基地局に下り方向データレート変動予測情報の通知を要求する時だけにすると、データ通信中の端末についてもDRC変動予測情報を求めた上でスケジューラにおいて予測情報通知要求を出した携帯通信端末の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出することができなくなるので、この事態を回避するためである。
【0046】
また、上記説明中、基地局2−1内のDRC変動予測部2054とDRCマップ記憶部2053は、制御局(もしくはそれに類する基地局制御装置)3内に設けるようにしてもよい。この場合、制御局3内のDRCマップ記憶部はその制御局3が制御する基地局すべてのDRCマップを格納するようにし、各基地局からは下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を行った携帯通信端末及びその基地局とデータ通信中の携帯通信端末の位置情報、移動情報が制御局3へ送られ、制御局3からは前記情報要求を行った移動端末についての下り方向データレート変動予測情報が該当基地局へ送られ、基地局は前記変動予測情報の通知要求を行った携帯通信端末へ下り方向データ通信速度の変動予測情報を通知するようにすればよい。
【0047】
以上に説明したように、本実施の形態によれば、基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムにおいて、前記携帯通信端末は、自局の位置検出機能を有し、自局の位置情報を所定の頻度で基地局に送出し、かつ下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を送出し、前記基地局は、前記通知要求を受信し、前記携帯通信端末から受信した位置情報、及び該位置情報から算出した移動情報に基づいて現時点から所定時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出し、該変動予測情報を前記携帯通信端末に通知すると共に、前記携帯通信端末は、前記変動予測情報を受信し、該変動予測情報を表示手段に表示するようにしたので、下記に示すような効果が得られる。
【0048】
すなわち、本実施の形態によれば、携帯通信端末のユーザは、データ通信を開始する前に、現時点からある時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を確認することができる。この結果、携帯通信端末のユーザは、予想外の長時間ダウンロードを回避できる確率が高くなり、長い時間ダウンロードの終了を待つストレスから開放される可能性が高くなる。
また、高い下りデータレートが得られる受信状態を選択してデータ通信(データダウンロード)を行うことにより、基地局設備(能力)の効率的な利用が可能となる。
【0049】
さらに、高い下りデータレートが得られる受信状態を選択してデータ通信(データダウンロード)を行うことにより、データダウンロード時間の短縮が可能となる。この結果、ユーザがキー入力等の操作を行ったときに、操作感が悪化する可能性(CPU処理能力の一部がデータ通信処理に割かれることに起因するもの)が低減される。
【0050】
また、携帯電話などRF部分を有する携帯通信端末の消費電流はRF部分での消費電流が支配的であり、RF部分での消費電流はデータ通信速度よりもRF部が起動している時間に大きく左右されるが、データダウンロード時間の短縮により消費電流の削減が可能となる。
回線交換での時間課金を前提とした湯合には、データダウンロード時間の短縮により料金の低減が可能となる。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムにおいて、前記携帯通信端末は、自局の位置検出機能を有し、自局の位置情報を所定の頻度で基地局に送出し、かつ下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を送出し、前記基地局は、前記通知要求を受信し、前記携帯通信端末から受信した位置情報、及び該位置情報から算出した移動情報に基づいて現時点から所定時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出し、該変動予測情報を前記携帯通信端末に通知すると共に、前記携帯通信端末は、前記変動予測情報を受信し、該変動予測情報を表示手段に表示するようにしたので、下記に示すような効果が得られる。
【0052】
すなわち、本発明によれば、携帯通信端末のユーザは、データ通信を開始する前に、現時点からある時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を確認することができる。この結果、携帯通信端末のユーザは、予想外の長時間ダウンロードを回避できる確率が高くなり、長い時間ダウンロードの終了を待つストレスから開放される可能性が高くなる。
また、高い下りデータレートが得られる受信状態を選択してデータ通信(データダウンロード)を行うことにより、基地局設備(能力)の効率的な利用が可能となる。
【0053】
さらに、高い下りデータレートが得られる受信状態を選択してデータ通信(データダウンロード)を行うことにより、データダウンロード時間の短縮が可能となる。この結果、ユーザがキー入力等の操作を行ったときに、操作感が悪化する可能性(CPU処理能力の一部がデータ通信処理に割かれることに起因するもの)が低減される。
【0054】
また、携帯電話などRF部分を有する携帯通信端末の消費電流はRF部分での消費電流が支配的であり、RF部分での消費電流はデータ通信速度よりもRF部が起動している時間に大きく左右されるが、データダウンロード時間の短縮により消費電流の削減が可能となる。
回線交換での時間課金を前提とした湯合には、データダウンロード時間の短縮により料金の低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る移動通信システムの構成を示すブロック図。
【図2】 図1における携帯通信端末の具体的構成を示すブロック図。
【図3】 図1における基地局の具体的構成を示すブロック図。
【図4】 CIR−DRCテーブルの内容を示す説明図。
【図5】 図1における携帯通信端末及び基地局の動作の一例を示すフローチャート。
【図6】 図1における携帯通信端末の動作の一例を示すフローチャート。
【図7】 図1における基地局の動作の一例を示すフローチャート。
【図8】 図1における基地局の動作の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 携帯通信端末
2−1、2−2、2−3.… 基地局
3 制御局
4 ルータ
5 ネットワーク
100、200 アンテナ
101 共用器
102 復調器
103 復号器
104 CPU
105 GPS受信部
107 符号化器
108 変調器
109 メモリ
110 表示部
111 操作部
201 受信部
202 送信部
203 制御部
204 ネットワークインタフェース(I/F)部
205 変動予測演算部
2051 位置情報記憶部
2052 移動情報検出部
2053 DRCマップ記憶部
2054 DRC変動予測部

Claims (9)

  1. 基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムにおいて、
    前記携帯通信端末は、自局の位置検出機能を有し、自局の位置情報を所定の頻度で基地局に送出し、かつ下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を送出し、
    前記基地局は、前記通知要求を受信し、前記携帯通信端末から受信した位置情報、及び該位置情報から算出した移動情報に基づいて現時点から所定時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出し、該変動予測情報を前記携帯通信端末に通知すると共に、
    前記携帯通信端末は、前記変動予測情報を受信し、該変動予測情報を表示手段に表示することを特徴とする移動通信システム。
  2. 基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの携帯通信端末において、
    前記携帯通信端末は、自局の位置検出機能を有し、自局の位置情報を所定の頻度で基地局に送出し、かつ下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を送出すると共に、前記基地局により算出された下り方向データ通信速度の変動予測情報を受信し、該変動予測情報を表示手段に表示することを特徴とする移動通信システムの携帯通信端末。
  3. 基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの基地局において、
    前記基地局は、前記携帯通信端末より下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を受信し、前記携帯通信端末から受信した位置情報、及び該位置情報から算出した移動情報に基づいて現時点から所定時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出し、該変動予測情報を前記携帯通信端末に通知することを特徴とする移動通信システムの基地局。
  4. 基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの携帯通信端末において、
    前記携帯通信端末は、自局の位置検出機能を有し、自局の位置情報及び移動情報を所定の頻度で基地局に送出し、かつ下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を送出すると共に、前記基地局により算出された下り方向データ通信速度の変動予測情報を受信し、該変動予測情報を表示手段に表示することを特徴とする移動通信システムの携帯通信端末。
  5. 基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの基地局において、
    前記基地局は、前記携帯通信端末より下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を受信し、前記携帯通信端末から受信した位置情報及び移動情報に基づいて現時点から所定時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出し、該変動予測情報を前記携帯通信端末に通知することを特徴とする移動通信システムの基地局。
  6. 基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの携帯通信端末において、
    各種設定、指示を行うための操作手段と、
    自局の位置を検出する位置検出手段と、
    各種データを表示する表示手段と、
    前記位置検出手段の検出出力を取り込み、自局の位置情報を所定の頻度で基地局に送出し、かつ前記操作手段の操作に基づいて下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を送出すると共に、前記基地局により算出された下り方向データ通信速度の変動予測情報を受信し、該変動予測情報を前記表示手段に表示する制御手段と、
    を有することを特徴とする移動通信システムの携帯通信端末。
  7. 基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの基地局において、
    前記携帯通信端末より所定の頻度で受信した該携帯通信端末の位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている位置情報に基づいて前記携帯通信端末の移動情報を算出する移動情報検出手段と、
    前記携帯通信端末より下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を受信し、前記記憶手段に記憶されている位置情報、及び該位置情報から前記移動情報検出手段により算出した移動情報に基づいて現時点から所定時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出し、該変動予測情報を前記携帯通信端末に通知する制御手段と、
    を有することを特徴とする移動通信システムの基地局。
  8. 基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの携帯通信端末において、
    各種設定、指示を行うための操作手段と、
    自局の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された位置情報を記憶する記憶手段と、
    各種データを表示する表示手段と、
    前記記憶手段に記憶された位置情報に基づいて自局の移動情報を算出し、自局の位置情報及び移動情報を所定の頻度で基地局に送出し、前記操作手段の操作に基づいて下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を送出すると共に、前記基地局により算出された下り方向データ通信速度の変動予測情報を受信し、該変動予測情報を前記表示手段に表示する制御手段と、
    を有することを特徴とする移動通信システムの携帯通信端末。
  9. 基地局から携帯通信端末への下り方向のデータ通信速度が、該携帯通信端末における基地局信号の受信状態により大きく変化するように制御される移動通信システムの基地局において、
    所定の頻度で携帯通信端末より受信した該携帯通信端末の位置情報及び移動情報を記憶する記憶手段と、
    前記携帯通信端末より下り方向データ通信速度の変動予測情報の通知要求を受信し、前記記憶手段に記憶されている位置情報及び移動情報に基づいて現時点から所定時間内の下り方向データ通信速度の変動予測情報を算出し、該変動予測情報を前記携帯通信端末に通知する制御手段と、
    を有することを特徴とする移動通信システムの基地局。
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