JP5436690B2 - 光通信システム、局側装置および加入者側装置 - Google Patents

光通信システム、局側装置および加入者側装置 Download PDF

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Description

この発明は、PON(Passive Optical Network)システムなどの光通信システムにおいて、上り伝送効率向上を図った光通信システム、局側装置(OLT:Optical Linear Terminal)および加入者側装置(ONU:Optical Network Unit)に関するものである。
近年、インターネットの普及により、一本の光ファイバを複数の加入者宅に引き込むPON技術が発展してきている。中でも主流であるFTTH(Fiber To The Home)サービスの利用者が増加している。
FTTHサービスとは、光ファイバによる家庭向けのデータ通信サービスである。構成としては、1つの局側装置に対して複数の加入者側装置が光ファイバおよび光カプラにより接続されたものであり、局側装置と各加入者側装置との間でデータの送受信を行っている。
なお、局側装置から加入者側装置へデータを伝送する伝送方向を下り、加入者側装置から局側装置へデータを伝送する伝送方向を上りと定義する。
現状のPONシステムでは、下りのデータ伝送は連続伝送方式であるのに対して、上りのデータ伝送はバースト伝送方式である。バースト伝送方式とは、物理媒体上での信号が1つの固まり(バースト)として送られる伝送方式である。
この上りのデータ伝送では、複数の加入者側装置からのデータを時分割多重して局側装置に伝送している。そのため、上りの伝送効率を上げることが高速通信化を実現する上で重要となる。
一方、上りのデータ伝送では、加入者側装置毎に通信距離が異なるため、光強度と位相の異なるバーストが送られてくる。そのため、先頭でビット同期を取り直すため、光強度調整(AGC:Automatic Gain Control)期間および位相調整(CDR:Clock and Data Recovery)期間である同期期間(SyncTime)を設ける必要がある。
そこで、特許文献1では、局側装置と加入者側装置までの往復時間であるRTT(Round Trip Time)および局側装置に入力する光強度を計測し、AGC回路に計測値に応じた初期GAINをプリセットすることで、AGC期間を短縮している。これにより、SyncTimeを従来よりも短縮することができ、上り帯域の有効利用を図ることができる。
また、特許文献2では、1つの加入者側装置に複数の論理リンク情報(LLID:Logical Link ID)を設けた場合に、加入者側装置が複数のデータフレームを連結して送信している。これにより、SyncTimeを削減することができ、上り帯域の有効利用を図ることができる。
特開2008−199233号公報 特開2007−116587号公報
上記のように、従来のPONシステムを適応した光通信システムでは、加入者側装置毎に光強度と位相が異なるバーストが送られてくるため、AGC期間およびCDR期間であるSyncTimeが必要となる。しかしながら、このSyncTimeの期間にはデータを送信することができず、伝送効率を下げる働きをしてしまうため、上り帯域の有効利用が図れないという課題があった。
また、特許文献1の技術では、局側装置と加入者側装置までのRTTと局側装置に入力する光強度を計測することで、AGC期間を短縮することができる。しかしながら、CDR期間を削除することはできないという課題があった。
また、特許文献2の技術は、1つの加入者側装置に複数のLLIDを設けた場合に、複数のデータフレームを連結することで、SyncTimeを削減している。したがって、1つの加入者側装置に1つのLLIDを持たせた場合における上りデータ伝送効率化については適用することができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、CDR期間を削除することでSyncTimeを削減することができ、上り帯域利用効率を向上させることができる光通信システム、局側装置および加入者側装置を提供することを目的としている。
この発明に係る光通信システムは、局側装置と、局側装置との間で通信を行う複数の加入者側装置とを備え、局側装置は、各加入者装置から受信したデータの送信経路として、CDR回路を通過し当該データに対する位相調整がなされる送信経路と、CDR回路を通過せず当該データに対する位相調整がなされない送信経路のいずれかを選択するセレクタと、CDR回路による位相調整で用いられた位相調整量を通知する位相情報通知フレームを生成するフレーム制御部と、フレーム制御部により生成された位相情報通知フレームを加入者側装置に送信する光送信部とを備え、加入者側装置は、光送信部からの位相情報通知フレームに含まれる位置調整量を用いて、局側装置に送信するデータに対して位相調整を行う位相制御部を備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、CDR期間を削除することでSyncTimeを削減することができ、上り帯域利用効率を向上させることができる。
実施の形態1に係るPONシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るPONシステム内の各部の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るPONシステムの動作を示すシーケンス図である。 実施の形態1における位相情報を埋め込んだRegisterフレームの構成を示す図である。 実施の形態1における上りバーストフレームの構成を示す図である。 実施の形態2に係るPONシステム内の各部の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係るPONシステムの動作を示すシーケンス図である。 実施の形態2における位相情報を埋め込んだGateフレームの構成を示す図である。 実施の形態2に係るPONシステム内の各部の別の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るPONシステム内の各部の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るPONシステムの動作を示すシーケンス図である。 実施の形態3に係るPONシステム内の各部の別の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るPONシステム内の各部の別の構成を示すブロック図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るPONシステムを示す図であり、図2は各部の構成を示すブロック図である。
PONシステムは、図1,2に示すように、局舎側に設置される局側装置(OLT)1と、複数の宅内側にそれぞれ設置される加入者側装置(ONU)2−1〜2−n(以下、加入者側装置2と示す)とを備えている。
この局側装置1と複数の加入者側装置2は、光ファイバ3、光スプリッタ4および光ファイバ5−1〜5−n(以下、光ファイバ5と示す)を介して接続され、上下データの送受信を行う。
また、図2に示すように、局側装置1は上位装置6と接続され、上下データの送受信を行う。また、加入者側装置2は下位装置7と接続され、上下データの送受信を行う。
なお、上位装置6から下位装置7への伝送方向を下り、下位装置7から上位装置6への伝送方向を上りと定義する。
局側装置1は、WDM(Wavelength Division Multiplexing)カプラ101、光受信部102、帯域割当制御部103、電源制御部104、位相制御部105、フレーム分離部106、フレーム制御部107、下りバッファ部108、フレーム多重部109および光送信部110を備えている。
WDMカプラ101は、光スプリッタ4を介して各加入者側装置2からの上りデータを光受信部102に送信し、光送信部110からの下りデータを光スプリッタ4を介して各加入者側装置2に送信するものである。
光受信部102は、WDMカプラ101を介して各加入者側装置2からの上りデータを受信するものである。この光受信部102は、O/E(Optical/Electrical)変換器111、セレクタ112,113、強度調整部114および位相調整部115を備えている。
O/E変換器111は、WDMカプラ101を介して各加入者側装置2から受信した上りデータ(バースト光信号)を電気信号に変換するものである。O/E変換器111により電気信号に変換されたデータはセレクタ112に送信される。
セレクタ112,113は、帯域割当制御部103から通知された各加入者側装置2との通信周期に基づいて、強度調整部114内および位相調整部115内の送信経路を切り替えるものである。ここで、セレクタ112,113は、加入者側装置2との通信周期が初回周期(最初のdiscovery周期)の場合には、図2の第1送信経路(後述するAGC回路116およびCDR回路119を通過する送信経路)を選択し、初回周期以外の周期の場合には、第2送信経路(GAIN回路118を通過する送信経路)を選択する。
強度調整部114は、セレクタ112を介してO/E変換器111から受信したデータに対してGAIN調整を行うものである。この強度調整部114は、AGC回路116、GAIN保持部117およびGAIN回路118を備えている。
AGC回路116は、セレクタ112を介してO/E変換器111から受信したデータに対してGAIN調整を行うものである。このAGC回路116によりGAIN調整されたデータは位相調整部115に送信される。また、AGC回路116により、各加入者側装置2のデータに対して用いられたGAIN量を示すGAIN情報は、GAIN保持部117に送信される。
GAIN保持部117は、AGC回路116から受信した加入者側装置2毎のGAIN情報を保持するものである。このGAIN保持部117に保持されているGAIN情報はGAIN回路118により抽出される。
GAIN回路118は、帯域割当制御部103から通知された各加入者側装置2のデータ送信開始時間および継続時間に基づいて、GAIN保持部117から該当するGAIN量を抽出し、このGAIN量を用いて、セレクタ112を介してO/E変換器111から受信したデータに対してGAIN調整を行うものである。このGAIN回路118によりGAIN調整されたデータはセレクタ113を介してフレーム分離部106に送信される。
位相調整部115は、強度調整部114から受信したデータに対して位相調整を行うものである。この位相調整部115は、CDR回路119を備えている。
CDR回路119は、強度調整部114から受信したデータに対して位相調整を行うものである。このCDR回路119により位相調整されたデータはセレクタ113を介してフレーム分離部106に送信される。また、CDR回路119により、各加入者側装置のデータに対して用いられた位相調整量を示す位相情報は、位相制御部105に送信される。
帯域割当制御部103は、次の周期での各加入者側装置2のデータ送信開始時間および継続時間を決定し、各ブロック(GAIN保持部117およびフレーム制御部107)に通知するものである。また、帯域割当制御部103は、Discovery Window情報を各ブロック(セレクタ112,113および電源制御部104)に通知する。
このDiscovery Window情報とは、Discovery Window(未登録の加入者側装置2が局側装置1に登録要請を行う期間)でやり取りする情報(PONリンクを確立するのに必要となる情報)である。このDiscovery Window情報には、加入者側装置2との通信周期がdiscovery周期であるかを示す情報が含まれている。なお、discovery周期とは、Discevery Windowの生成周期である。
電源制御部104は、帯域割当制御部103から通知された各加入者側装置2との通信周期に基づいて、セレクタ112,113により選択されていない送信経路上の未使用ブロック(AGC回路116、CDR回路119またはGAIN回路118)の電源をOFFにするものである。
位相制御部105は、CDR回路119から受信した加入者側装置2毎の位相情報を保持するものである。この位相制御部105に保持されている位相情報はフレーム制御部107により抽出される。
フレーム分離部106は、セレクタ113から受信したデータをUserフレーム(受信データ)と制御フレーム(Register Requestフレーム、Register AckフレームまたはReportフレーム)とに分離するものである。このフレーム分離部106により分離されたUserフレームは上位装置6に送信され、制御フレームはフレーム制御部107に送信される。
フレーム制御部107は、フレーム分離部106からの制御フレームを認識した場合に、帯域割当制御部103や位相制御部105からの情報に基づいて、制御フレーム(Discovery Gateフレーム、RegisterフレームまたはGateフレーム)や、位相情報が含まれた位相情報通知フレームを生成するものである。なお、位相情報通知フレームはRegisterフレームの空き領域に埋め込まれて構成される。このフレーム制御部107により生成された制御フレームはフレーム多重部109に送信される。
下りバッファ部108は、上位装置6から受信した下りデータを一時的に蓄積するものである。この下りバッファ部108に蓄積された下りデータ(Userフレーム)はフレーム多重部109により読み出される。
フレーム多重部109は、下りバッファ部108から読み出したUserフレーム(受信データ)とフレーム制御部107からの制御フレーム(Discovery Gateフレーム、RegisterフレームまたはGateフレーム)とを多重するものである。このフレーム多重部109により多重されたフレームは光送信部110に送信される。
光送信部110は、フレーム多重部109からのフレーム(電気信号)を光信号に変換するものである。この光送信部110により光信号に変換されたフレーム(下りデータ)はWDMカプラ101に送信される。
また、加入者側装置2は、WDMカプラ201、光受信部202、フレーム分離部203、フレーム制御部204、上りバッファ部205、フレーム多重部206、位相制御部207および光送信部208を備えている。
WDMカプラ201は、光スプリッタ4を介して局側装置1からの下りデータを光受信部202に送信し、光送信部208からの上りデータを光スプリッタ4を介して局側装置1に送信するものである。
光受信部202は、WDMカプラ201を介して局側装置1からの下りデータ(光信号)を受信し、電気信号に変換するものである。この光受信部202により電気信号に変換されたデータはフレーム分離部203に送信される。
フレーム分離部203は、光受信部202から受信したデータをUserフレーム(受信データ)と制御フレーム(Discovery Gateフレーム、RegisterフレームまたはGateフレーム)とに分離するものである。このフレーム分離部203により分離されたUserフレームは下位装置7に送信され、制御フレームはフレーム制御部204に送信される。
フレーム制御部204は、フレーム分離部203からの制御フレーム(Userフレーム以外の全フレーム)を処理するものである。このフレーム制御部204は、Registerフレームから位相情報通知フレームを抽出し、位相情報を位相制御部207へ送信する。
上りバッファ部205は、下位装置7から受信した上りデータを一時的に蓄積するものである。この上りバッファ部205に蓄積された上りデータ(Userフレーム)はフレーム多重部206により読み出される。
フレーム多重部206は、上りバッファ部205から読み出したUserフレーム(受信データ)とフレーム制御部204からの制御フレーム(Register Requestフレーム、Register AckフレームまたはReportフレーム)とを多重するものである。このフレーム多重部206により多重されたフレームは光送信部208に送信される。
位相制御部207は、フレーム制御部204からの位相情報を用いて、光送信部208に送信されたフレームに対して位相調整を行うものである。
光送信部208は、フレーム多重部206により多重され、位相制御部207により位相が調整されたフレーム(電気信号)を光信号に変換するものである。この光送信部208により光信号に変換されたフレーム(上りデータ)はWDMカプラ201に送信される。
次に、上記のように構成されたPONシステムの動作について説明する。
図3はこの発明の実施の形態1に係るPONシステムの動作を示すシーケンス図である。なお、実施の形態1に係るPONシステムでは、位相同期を行う方法として、MPCP(Multi−Point Control Protocol)のDiscoveryシーケンスを利用した場合について述べる。
PONシステムの動作では、図3に示すように、まず、局側装置1はDiscovery Gateフレーム11を未登録の加入者側装置2に送信する(ステップST31)。Discovery Gateフレーム11とは、局側装置1から未登録の加入者側装置2に対して登録要請する期間を通知するフレームである。
このステップST31では、まず、フレーム制御部107は、未登録の加入者側装置2に対するDiscovery Gateフレーム11を生成する。次に、フレーム多重部109は、フレーム制御部107からのDiscovery Gateフレーム11と下りバッファ部108からのUserフレームとを多重する。次に、光送信部110は、フレーム多重部109により多重されたフレームを光信号に変換し、WDMカプラ101および光スプリッタ4を介して未登録の加入者側装置2に送信する。
次いで、加入者側装置2はRegister Requestフレーム12を局側装置1に送信する(ステップST32)。Register Requestフレーム12とは、加入者側装置2が登録要請を行うフレームである。
このステップST32では、まず、光受信部202は、WDMカプラ201を介して局側装置1から下りデータを受信し、電気信号に変換する。次に、フレーム分離部203は、光受信部202により電気信号に変換されたデータをUserフレームとDiscovery Gateフレーム11とに分離する。次に、フレーム制御部204は、フレーム分離部203により分離されたDiscovery Gateフレーム11を認識した後、Register Requestフレーム12を生成する。次に、フレーム多重部206は、フレーム制御部204からのRegister Requestフレーム12と上りバッファ部205からのUserフレームとを多重する。次に、光送信部208は、フレーム多重部206により多重されたフレームを光信号に変換し、WDMカプラ201および光スプリッタ4を介して局側装置1に送信する。
次いで、局側装置1は、GAIN調整および位相調整を行い、GAIN情報および位相情報を取得する(ステップST33)。
このステップST33では、まず、O/E変換器111は、WDMカプラ101を介して加入者側装置2からの上りデータを受信し、電気信号に変換する。次に、セレクタ112,113は、帯域割当制御部103からのDiscovery Window情報に基づいて最初のdiscovery周期であると判断し、第1送信経路に切り替える。また、電源制御部104は、帯域割当制御部103からのDiscovery Window情報に基づいて、未使用ブロック(GAIN回路118)の電源をOFFにして、省エネを図る。
次に、AGC回路116は、O/E変換器111からのデータに対してGAIN調整を行う。このAGC回路116によるGAIN情報はGAIN保持部117に保持される。次に、CDR回路119は、AGC回路116によりGAIN調整されたデータに対して位相調整を行う。このCDR回路119による位相情報は位相制御部105に保持される。
次に、フレーム分離部106は、セレクタ113を介してCDR回路119から受信したデータをUserフレームとRegister Requestフレーム12とに分離する。このフレーム分離部106により分離されたUserフレームは上位装置6に送信され、Register Requestフレーム12はフレーム制御部107に送信される。
次いで、局側装置1はRegisterフレーム13およびGateフレーム14を加入者側装置2に送信する(ステップST34,35)。Registerフレーム13とは、加入者側装置2にIDを割当てるLLIDを格納したフレームである。また、Gateフレーム14とは、データ送信開始時間および継続時間を加入者側装置2に通知するフレームである。
このステップST34,35では、まず、帯域割当制御部103は、次周期での各加入者側装置2のデータ送信開始時間および継続時間を決定し、GAIN保持部117およびフレーム制御部107に通知する。さらに、次周期でのDiscovery Window情報をセレクタ112,113および電源制御部104に通知する。
次に、フレーム制御部107は、Register Requestフレーム12を認識した後、Registerフレーム13を生成する。また、帯域割当制御部103から通知された次周期での各加入者側装置2のデータ送信開始時間および継続時間に基づいて、Gateフレーム14を生成する。この際、フレーム制御部107は、位相制御部105から抽出した位相情報をRegisterフレーム13の空き領域に埋めこんだ位相情報通知フレームも生成する。例えば図4に示すように、Registerフレーム13のPad/Reservedの帯域に1byte分埋め込むことで位相情報通知フレームを生成する。
次に、フレーム多重部109は、フレーム制御部107からの、位置情報通知フレームが埋め込まれたRegisterフレーム13およびGateフレーム14と、下りバッファ部108からのUserフレームとを多重する。次に、光送信部110は、フレーム多重部109により多重されたフレームを光信号に変換し、WDMカプラ101および光スプリッタ4を介して対応する加入者側装置2に送信する。
次いで、加入者側装置2は、位相調整を行い、Register Ackフレーム15を局側装置1に送信する(ステップST36,37)。Register Ackフレーム15とは、加入者側装置2が登録完了を局側装置1に通知するフレームである。
このステップST36,37では、まず、光受信部202は、WDMカプラ201を介して局側装置1からの下りデータを受信し、電気信号に変換する。次に、フレーム分離部203は、光受信部202により電気信号に変換されたデータをUserフレームと位置情報通知フレームが埋め込まれたRegisterフレーム13とGateフレーム14とに分離する。次に、フレーム制御部204は、フレーム分離部203により分離されたGateフレーム14を認識した後、Register Ackフレーム15を生成する。また、フレーム制御部204は、Registerフレーム13から位相情報通知フレームを抽出して、位相情報を位相制御部207に送信する。次に、フレーム多重部206は、フレーム制御部204からのRegister Ackフレーム15と上りバッファ部205からのUserフレームとを多重する。
次に、位相制御部207は、フレーム制御部204からの位相情報を用いて、光送信部208に送信されたフレームに対して位相調整を行う。次に、光送信部208は、フレーム多重部206により多重され、位相制御部207により位相調整されたフレームを光信号に変換し、WDMカプラ201および光スプリッタ4を介して局側装置1に送信する。
次いで、局側装置1はGAIN調整を行う(ステップST38)。
このステップST38では、まず、O/E変換器111は、WDMカプラ101を介して加入者側装置2からの上りデータを受信し、電気信号に変換する。次に、セレクタ112,113は、帯域割当制御部103からのDiscovery Window情報に基づいて最初のdiscovery周期ではないと判断し、第2送信経路に切り替える。また、電源制御部104は、帯域割当制御部103からのDiscovery Window情報に基づいて、未使用ブロック(AGC回路116およびCDR回路119)の電源をOFFにして、省エネを図る。
次に、GAIN回路118は、帯域割当制御部103から通知された各加入者側装置2のデータ送信開始時間および継続時間に基づいて、GAIN保持部117から該当するGAIN量を抽出し、このGAIN量を用いて、O/E変換器111からのデータに対してGAIN調整を行う。次に、フレーム分離部106は、セレクタ113を介してGAIN回路118から受信したデータをUserフレームとRegister Ackフレーム15とに分離する。このフレーム分離部106により分離されたUserフレームは上位装置6に送信され、Register Ackフレーム15はフレーム制御部107に送信される。
その後、フレーム制御部107は、Register Ackフレーム15を認識した後、Gateフレームを生成し、以後Gate−Reportシーケンスとなる。
Gate−Reportシーケンスにおける光強度調整および位相調整では、最初のdiscovery周期で抽出したGAIN量および位相調整量を反映させていく。
ここで、従来の上りバーストフレームの構成を大きく分類すると、図5(a)に示すように、レーザ立ち上げ(Lon:Laser On)期間20、光強度調整(AGC)期間21、位相調整(CDR)期間22、データ送信(Data)期間23、レーザ立ち下げ(Loff:Laser Off)期間24となる。AGC期間21およびCDR期間22は同期期間(SyncTime)25であり、このSyncTime25内ではデータを送信することはできない。
従来のPONシステムでは、図5(a)に示すように、AGC回路による光強度調整およびCDR回路による位相調整を毎周期行う必要があり、SyncTime25を毎周期設ける必要があるため、上り帯域の利用効率が低くなってしまう。それに対して、実施の形態1に係るPONシステムでは、図5(b)に示すように、最初のdiscovery周期にのみAGC回路116による光強度調整およびCDR回路119による位相調整を行い、以後、抽出したGAIN量および位相調整量を反映させている。そのため、最初のdiscovery周期以後のSyncTime25を削除することができ、データ送信量を増加させることができるため、上り帯域の利用効率を向上させることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、最初のdiscovery周期にのみAGC回路116による光強度調整およびCDR回路119による位相調整を行い、以後、抽出したGAIN量および位相調整量を反映させるように構成したので、SyncTimeを削除することができる。そのため、データ送信量を増加させることができ、上り帯域の利用効率を向上させることが可能となる。具体的には、加入者側装置2を128台接続した場合において、従来では、SyncTime=1.2μsで上り帯域の利用効率が65.87%であったのに対して、SyncTime=0μsにすることで、上り帯域の利用効率を79.24%まで向上させることが可能である。
また、強度調整部114および位相調整部115の未使用ブロックの電源をOFFにする電源制御部104を設けたので、省電力化を図ることもできる。
なお、実施の形態1に係るPONシステムでは、位相情報通知フレームをRegisterフレーム13の空き領域に埋め込むようにして構成したが、これに限るものではなく、Gateフレーム14の空き領域に埋め込むようにして構成してもよいし、位相情報通知フレームを別フォーマットのフレームとして構成してもよい。
また、実施の形態1に係るPONシステムでは、最初のdiscovery周期にのみAGC回路116による光強度調整およびCDR回路119による位相調整を行うように構成したが、これに限るものではなく、例えばdiscovery周期毎など所定の周期毎にAGC回路116による光強度調整およびCDR回路119による位相調整を行うように構成してもよい。これにより、より安定した同期を実現することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、最初のdiscovery周期で抽出したGAIN量および位相制御量を用いて、以後のGAIN調整および位相調整を行うように構成したが、実施の形態2は、GAIN量および位相制御量を毎周期更新する手法について述べる。
図6は実施の形態2に係るPONシステム内の各部の構成を示すブロック図である。
図6に示す実施の形態2に係るPONシステムは、図2に示す実施の形態1における強度調整部114からGAIN保持部117を削除し、光強度モニタ120およびGAIN制御部(GAIN保持部)121を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
光強度モニタ120は、セレクタ112を介してO/E変換器111から受信したデータに基づいて、GAIN調整に要するGAIN量を算出するものである。この光強度モニタ120により、各加入者側装置2のデータに基づき算出されたGAIN量を示すGAIN情報は、GAIN制御部121に送信される。また、光強度モニタ120に入力されたデータはGAIN回路118にそのまま送信される。
GAIN制御部121は、AGC回路116または光強度モニタ120から受信した加入者側装置2毎のGAIN情報を保持するものである。このGAIN制御部121に保持されているGAIN情報はGAIN回路118により抽出される。
なお、セレクタ112,113は、加入者側装置2との通信周期が最初のdiscovery周期の場合には、図6の第1送信経路(AGC回路116およびCDR回路119を通過する送信経路)を選択し、最初のdiscovery周期以外の周期の場合には、第2送信経路(光強度モニタ120およびGAIN回路118を通過し、CDR回路119を通過して終端する経路とCDR回路119を通過しない経路とに分岐する送信経路)を選択する。
また、GAIN回路118は、セレクタ112および光強度モニタ120を介してO/E変換器111から受信した今周期のデータに対して、GAIN制御部121から抽出した前周期のGAIN量を用いてGAIN調整を行う。このGAIN回路118によりGAIN調整されたデータは2つに分岐され、一方はCDR回路119に送信され、他方はセレクタ113を介してフレーム分離部106に送信される。
また、CDR回路119は、AGC回路116またはGAIN回路118から受信したデータに対して位相調整を行う。なお、AGC回路116からのデータは、位相調整後、セレクタ113を介してフレーム分離部106に送信される。一方、GAIN回路118からのデータは、位相調整後、終端する。
次に、上記のように構成されたPONシステムの動作について説明する。
図7はこの発明の実施の形態2に係るPONシステムの動作を示すシーケンス図である。なお、実施の形態2に係るPONシステムでは、位相同期を行う方法として、MPCPのDiscoveryシーケンスを利用した場合について述べる。
また、図7に示す実施の形態2に係るPONシステムのステップST71,72の動作は、図3に示す実施の形態1に係るPONシステムのステップST31,32の動作と同様であり、その説明を省略する。
PONシステムの動作では、図7に示すように、ステップST73において、局側装置1は、GAIN調整および位相調整を行い、GAIN情報および位相情報を取得する。
このステップST73では、まず、O/E変換器111は、WDMカプラ101を介して加入者側装置2からの上りデータを受信し、電気信号に変換する。次に、セレクタ112,113は、帯域割当制御部103からのDiscovery Window情報に基づいて最初のdiscovery周期であると判断し、第1送信経路を選択する。また、電源制御部104は、帯域割当制御部103からのDiscovery Window情報に基づいて、未使用ブロック(GAIN回路118および光強度モニタ120)の電源をOFFにして、省エネを図る。
次に、AGC回路116は、O/E変換器111からのデータに対してGAIN調整を行う。このAGC回路116によるGAIN情報はGAIN制御部121に保持される。次に、CDR回路119は、AGC回路116によりGAIN調整されたデータに対して位相調整を行う。このCDR回路119による位相情報は位相制御部105に保持される。
次に、フレーム分離部106は、セレクタ113を介してCDR回路119から受信したデータをUserフレームとRegister Requestフレーム12とに分離する。このフレーム分離部106により分離されたUserフレームは上位装置6に送信され、Register Requestフレーム12はフレーム制御部107に送信される。
次いで、局側装置1はRegisterフレーム13およびGateフレーム14を加入者側装置2に送信する(ステップST74,75)。
このステップST74,75では、まず、帯域割当制御部103は、次周期での各加入者側装置2のデータ送信開始時間および継続時間を決定し、GAIN制御部121およびフレーム制御部107に通知する。さらに、次周期でのDiscovery Window情報をセレクタ112,113および電源制御部104に通知する。
次に、フレーム制御部107は、Register Requestフレーム12を認識した後、Registerフレーム13を生成する。また、帯域割当制御部103から通知された次周期での各加入者側装置2のデータ送信開始時間および継続時間に基づいて、Gateフレーム14を生成する。この際、フレーム制御部107は、位相制御部105から抽出した位相情報を、Gateフレーム14の空き領域に埋めこんだ位相情報通知フレームも生成する。例えば図8に示すように、Gateフレーム14のPad/Reservedの帯域に1byte分埋め込むことで位相情報通知フレームを生成する。
次に、フレーム多重部109は、フレーム制御部107からの、Registerフレーム13および位置情報通知フレームが埋め込まれたGateフレーム14と、下りバッファ部108からのUserフレームとを多重する。次に、光送信部110は、フレーム多重部109により多重されたフレームを光信号に変換し、WDMカプラ101および光スプリッタ4を介して対応する加入者側装置2に送信する。
次いで、加入者側装置2は、位相調整を行い、Register Ackフレーム15を局側装置1に送信する(ステップST76,77)。
このステップST76,77では、まず、光受信部202は、WDMカプラ201を介して局側装置1からの下りデータを受信し、電気信号に変換する。次に、フレーム分離部203は、光受信部202により電気信号に変換されたデータをUserフレームとRegisterフレーム13と位置情報通知フレームが埋め込まれたGateフレーム14とに分離する。次に、フレーム制御部204は、フレーム分離部203により分離されたGateフレーム14を認識した後、Register Ackフレーム15を生成する。また、フレーム制御部204は、Gateフレーム14から位相情報通知フレームを抽出して、位相情報を位相制御部207に送信する。次に、フレーム多重部206は、フレーム制御部204からのRegister Ackフレーム15と上りバッファ部205からのUserフレームとを多重する。
次に、位相制御部207は、フレーム制御部204からの位相情報を用いて、光送信部208に送信されたフレームに対して位相調整を行う。次に、光送信部208は、フレーム多重部206により多重され、位相制御部207により位相調整されたフレームを光信号に変換し、WDMカプラ201および光スプリッタ4を介して局側装置1に送信する。
次いで、局側装置1は、GAIN調整を行い、GAIN量および位相調整量の更新を行う(ステップST78)。
このステップST78では、まず、O/E変換器111は、WDMカプラ101を介して加入者側装置2からの上りデータを受信し、電気信号に変換する。次に、セレクタ112,113は、帯域割当制御部103からのDiscovery Window情報に基づいて最初のdiscovery周期ではないと判断し、第2送信経路に切り替える。また、電源制御部104は、帯域割当制御部103からのDiscovery Window情報に基づいて未使用ブロック(AGC回路116)の電源をOFFにして、省エネを図る。
次に、光強度モニタ120は、セレクタ112を介してO/E変換器111から受信したデータに基づいて、GAIN調整に要するGAIN量を算出し、GAIN情報をGAIN制御部121に通知する。また、光強度モニタ120に入力したデータはGAIN回路118にそのまま送信される。
次に、GAIN回路118は、帯域割当制御部103から通知された各加入者側装置2のデータ送信開始時間および継続時間に基づいて、GAIN制御部121から該当する前周期のGAIN量を抽出し、このGAIN量を用いて、光強度モニタ120を介してO/E変換器111から受信した今周期のデータに対してGAIN調整を行う。このGAIN回路118によりGAIN調整されたデータは2つに分岐され、一方はCDR回路119に送信され、他方はセレクタ113を介してフレーム分離部106に送信される。
次に、GAIN制御部121は、光強度モニタ120からの今周期のGAIN情報を、保持している前周期のGAIN情報に上書きすることによって、GAIN情報の更新を行う。
次に、CDR回路119は、GAIN回路118から受信したデータに基づいて、位相調整量を抽出し、位相情報を位相制御部105に通知して終端する。次に、位相制御部105は、CDR回路119からの今周期の位相情報を、保持している前周期の位相情報に上書きすることにより、位相情報の更新を行う。
次に、フレーム分離部106は、セレクタ113を介してGAIN回路118から受信したデータをUserフレームとRegister Ackフレーム15とに分離する。このフレーム分離部106により分離されたUserフレームは上位装置6に送信され、Register Ackフレーム15はフレーム制御部107に送信される。
その後、フレーム制御部107は、Register Ackフレーム15を認識した後、Gateフレーム14を生成し、以後Gate−Reportシーケンスとなる。
Gate−Reportシーケンスにおいて、光強度調整では、光強度モニタ120により算出した今周期でのGAIN量を、次周期のGAIN回路118に反映させることでGAIN量の更新を毎周期行う。また、位相調整では、CDR回路119により抽出した位相調整量を毎周期ONU5に送信することで位相調整量の更新を毎周期行う。
以上のように、実施の形態2によれば、GAIN量および位相調整量を毎周期更新するように構成したので、実施の形態1における効果に加えて、安定した同期を実現することができる。
なお、図6に示す実施の形態2に係るPONシステムでは、セレクタ112,113が第2送信経路に切り替えた場合に、各加入者側装置2からのデータが光強度モニタ120を通過してGAIN回路118に送信される場合について示したが、例えば図9に示すように、光強度モニタ120の前段でデータを2つに分岐させて、一方のデータをGAIN回路118に入力させて、前周期のGAIN量を用いたGAIN調整を行わせ、他方のデータを光強度モニタ120に入力させて、今周期のGAIN量の算出を行わせるように構成してもよい。
実施の形態3.
実施の形態1では、最初のdiscovery周期の場合にのみGAIN量および位相調整量を取得する手法について述べ、実施の形態2では、GAIN量および位相調整量を毎周期更新する手法について述べた。実施の形態3では、データ送受信中にビットエラーを検出した場合に位相調整量を更新する手法について述べる。
図10は実施の形態3に係るPONシステム内の各部の構成を示すブロック図である。
図10に示す実施の形態3に係るPONシステムは、図6に示す実施の形態2における局側装置1にエラー監視部122およびセレクタ123を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
エラー監視部122は、光受信部102から受信したデータを監視して、ビットエラーを検出するものである。ここで、エラー監視部122は、ビットエラーを検出した場合には、その旨および位相再調整指示をフレーム制御部107に通知する。また、エラー監視部122に入力されたデータは、フレーム分離部106にそのまま送信される。
なお、フレーム制御部107は、実施の形態1における機能に加えて、エラー監視部122から位相再調整指示が通知された場合に、位相再調整を行うため、SyncTimeを含むフレームの送信を要求するGateフレームを生成する機能を有している。また、フレーム制御部107は、エラー監視部122からの位相再調整指示を帯域割当制御部103にも通知する。
また、帯域割当制御部103は、実施の形態1における機能に加えて、フレーム制御部107を介してエラー監視部122から位相再調整指示が通知された場合に、CDR回路119を通過する送信経路への切り替えをセレクタ123に指示する。この際、電源制御部104に対して未使用ブロックの変更を通知する。
セレクタ123は、帯域割当制御部103による指示に従い、位相調整部115内の送信経路を切り替えるものである。ここで、セレクタ123は、エラー監視部122によりビットエラーが検出されていない場合には、図10の第2送信経路(CDR回路119を通過しない送信経路)を選択し、エラー監視部122によりビットエラーが検出された場合には、第3送信経路(CDR回路119を通過する送信経路)を選択する。
次に、上記のように構成されたPONシステムの動作について説明する。
図11はこの発明の実施の形態3に係るPONシステムの動作を示すシーケンス図である。なお、実施の形態3に係るPONシステムでは、位相同期を行う方法として、MPCPのDiscoveryシーケンスを利用する場合について述べる。
また、図11に示す実施の形態3に係るPONシステムのステップST111〜117の動作は、図7に示す実施の形態2に係るPONシステムのステップST71〜77の動作は同様であり、その説明を省略する。
PONシステムの動作では、図10に示すように、ステップST118において、局側装置1は、GAIN調整を行い、GAIN量の更新を行う。
このステップST118では、まず、O/E変換器111は、WDMカプラ101を介して加入者側装置2からの上りデータを受信し、電気信号に変換する。次に、セレクタ112,113は、帯域割当制御部103からのDiscovery Window情報に基づいて最初のdiscovery周期ではないと判断し、第2送信経路に切り替える。また、セレクタ123は、帯域割当制御部103による指示に従い、エラー監視部122によりビットエラーが検出されていなければ第2送信経路に切り替える。また、電源制御部104は、帯域割当制御部103からのDiscovery Window情報に基づいて未使用ブロック(AGC回路116およびCDR回路119)の電源をOFFにして、省エネを図る。
次に、光強度モニタ120は、セレクタ112を介してO/E変換器111から受信したデータに基づいて、GAIN調整に要するGAIN量を算出し、GAIN情報をGAIN制御部121に通知する。また、光強度モニタ120に入力したデータはGAIN回路118にそのまま送信される。
次に、GAIN回路118は、帯域割当制御部103から通知された各加入者側装置2のデータ送信開始時間および継続時間に基づいて、GAIN制御部121から該当する前周期のGAIN量を抽出し、このGAIN量を用いて、光強度モニタ120を介してO/E変換器111から受信した今周期のデータに対してGAIN調整を行う。次に、GAIN制御部121は、光強度モニタ120からの今周期のGAIN情報を、保持している前周期のGAIN情報に上書することによって、GAIN情報の更新を行う。
次に、エラー監視部122は、光受信部102から受信したデータを監視してビットエラー検出を行う。ここで、エラー監視部122は、ビットエラーはないと判定した場合には、このデータをフレーム分離部106に送信する。一方、ビットエラーを検出した場合には、その旨および位相再調整指示をフレーム制御部107に通知する。このビットエラー検出後の位相再調整動作については後述する。
次に、フレーム分離部106は、エラー監視部122から受信したデータをUserフレームとRegister Ackフレーム15とに分離する。このフレーム分離部106により分離されたUserフレームは上位装置6に送信され、Register Ackフレーム15はフレーム制御部107に送信される。
その後、フレーム制御部107は、Register Ackフレーム15を認識した後、Gateフレームを生成し、以後Gate−Reportシーケンスとなる。
Gate−Reportシーケンスにおいて、光強度調整では、実施の形態2と同様に、光強度モニタ120により算出した今周期でのGAIN量を、次周期でのGAIN回路118に反映させることでGAIN量の更新を毎周期行う。また、位相調整では、最初のdiscovery周期に位相調整を行った後、エラー監視部122によりビットエラーが検出されるまでは、最初のdiscovery周期で抽出した位相調整量を反映させる。一方、エラー監視部122によりビットエラーが検出された場合には、位相再調整を行い、位相調整量の更新を行う。
次に、エラー監視部122によりビットエラーが検出された場合の位相再調整について説明する。なお以下では、図11に示すシーケンスを参照しながら、Gate−Reportシーケンス移行後での位相再調整について述べる。
PONシステムによる位相再調整動作では、図11に示すように、まず、局側装置1はGateフレーム16を加入者側装置2に送信する(ステップST119)。
このステップST119では、まず、フレーム制御部107は、エラー監視部122から位相再調整指示が通知されると、SyncTimeを含むフレームの送信を要求するGateフレーム16を生成する。次に、フレーム多重部109は、フレーム制御部107からのGateフレーム16と下りバッファ部108からのUserフレームとを多重する。次に、光送信部110は、フレーム多重部109により多重されたフレームを光信号に変換し、WDMカプラ101および光スプリッタ4を介して対応する加入者側装置2に送信する。
次いで、加入者側装置2はReportフレーム17を局側装置1に送信する(ステップST120)
このステップST120では、まず、光受信部202は、WDMカプラ201を介して局側装置1から下りデータを受信し、電気信号に変換する。次に、フレーム分離部203は、光受信部202により電気信号に変換されたデータをUserフレームとGateフレーム16とに分離する。次に、フレーム制御部204は、フレーム分離部203により分離されたGateフレーム16を認識した後、位相再調整を行うためのSyncTime領域を設けたReportフレーム17を生成する。次に、フレーム多重部206は、フレーム制御部204からのReportフレーム17と上りバッファ部205からのUserフレームとを多重する。次に、光送信部208は、フレーム多重部206により多重されたフレームを光信号に変換し、WDMカプラ201および光スプリッタ4を介して局側装置1に送信する。
次いで、局側装置1は、GAIN調整および位相再調整を行い、GAIN量および位相調整量の更新を行う(ステップST121)。
このステップST121では、まず、セレクタ123は、帯域割当制御部103による指示に従い、第3送信経路に切り替える。これにより、加入者側装置2からのデータは、GAIN回路118によりGAIN調整された後、CDR回路119に送信される。また、電源制御部104は、帯域割当制御部103による指示に従い、未使用ブロック(AGC回路116)の電源をOFFにして、省エネを図る。
次に、CDR回路119は、GAIN回路118によりGAIN調整されたデータに対して位相再調整を行う。このCDR回路119による位相情報は位相制御部105に送信される。次に、位相制御部105は、CDR回路119からの位相情報を、保持している位相情報に上書きすることによって、位相情報の更新を行う。
次に、エラー監視部122は、セレクタ113を介してCDR回路119から受信したデータにビットエラーがないことを確認して、このデータをフレーム分離部106に送信する。次に、フレーム分離部106は、エラー監視部122から受信したデータをUserフレームとReportフレーム17とに分離する。このフレーム分離部106により分離されたUserフレームは上位装置6に送信され、Reportフレーム17はフレーム制御部107に送信される。
次いで、局側装置1はGateフレーム18を加入者側装置2に送信する(ステップST122)。
このステップST122では、まず、フレーム制御部107は、Reportフレーム17を認識した後、Gateフレーム18を生成する。この際、フレーム制御部107は、位相制御部105から抽出した位相情報を、Gateフレーム18の空き領域に埋めこんだ位相情報通知フレームも生成する。次に、フレーム多重部109は、フレーム制御部107からの、位置情報通知フレームが埋め込まれたGateフレーム18と、下りバッファ部108からのUserフレームとを多重する。次に、光送信部110は、フレーム多重部109により多重されたフレームを光信号に変換し、WDMカプラ101および光スプリッタ4を介して対応する加入者側装置2に送信する。
次いで、加入者側装置2は、位相調整を行い、Reportフレーム19を局側装置1に送信する(ステップST123,124)。
このステップST123,124では、まず、光受信部202は、WDMカプラ201を介して局側装置1からの下りデータを受信し、電気信号に変換する。次に、フレーム分離部203は、光受信部202により電気信号に変換されたデータをUserフレームと位置情報通知フレームが埋め込まれたGateフレーム18とに分離する。次に、フレーム制御部204は、フレーム分離部203により分離されたGateフレーム18を認識した後、Reportフレーム19を生成する。また、フレーム制御部204は、Gateフレーム18から位相情報通知フレームを抽出して、位相情報を位相制御部207に送信する。次に、フレーム多重部206は、フレーム制御部204からのReportフレーム19と上りバッファ部205からのUserフレームとを多重する。
次に、位相制御部207は、フレーム制御部204からの位相情報を用いて、光送信部208に送信されたフレームに対して位相調整を行う。次に、光送信部208は、フレーム多重部206により多重され、位相制御部207により位相調整されたフレームを光信号に変換し、WDMカプラ201および光スプリッタ4を介して局側装置1に送信する。
次いで、局側装置1は、GAIN調整を行い、GAIN量の更新を行う(ステップST125)。
このステップST125では、まず、O/E変換器111は、WDMカプラ101を介して加入者側装置2からの上りデータを受信し、電気信号に変換する。次に、セレクタ123は、帯域割当制御部103による指示に従い、第2送信経路に切り替える。また、電源制御部104は、未使用ブロック(AGC回路116およびCDR回路119)の電源をOFFにして、省エネを図る。
次に、光強度モニタ120は、セレクタ112を介してO/E変換器111から受信したデータに基づいて、GAIN調整に要するGAIN量を算出し、GAIN情報をGAIN制御部121に通知する。また、光強度モニタ120に入力したデータはGAIN回路118にそのまま送信される。
次に、GAIN回路118は、帯域割当制御部103から通知された各加入者側装置2のデータ送信開始時間および継続時間に基づいて、GAIN制御部121から該当する前周期のGAIN量を抽出し、このGAIN量を用いて、光強度モニタ120を介してO/E変換器111から受信した今周期のデータに対してGAIN調整を行う。次に、GAIN制御部121は、光強度モニタ120からの今周期のGAIN情報を、保持している前周期のGAIN情報に上書きすることによって、GAIN情報の更新を行う。
次に、エラー監視部122は、光受信部102から受信したデータを監視してビットエラー検出を行う。ここで、エラー監視部122は、ビットエラーはないと判定した場合には、このデータをフレーム分離部106に送信する。一方、ビットエラーを検出した場合には、再度、位相再調整指示を行う。
次に、フレーム分離部106は、エラー監視部122から受信したデータをUserフレームとReportフレーム19とに分離する。このフレーム分離部106により分離されたUserフレームは上位装置6に送信され、Reportフレーム19はフレーム制御部107に送信される。
その後、フレーム制御部107は、Reportフレーム19を認識した後、Gateフレームを生成し、再度Gate−Reportシーケンスとなる。
以上のように、実施の形態3によれば、ビットエラーを検出した場合に位相調整量の更新を行うように構成したので、実施の形態1における効果に加えて、安定した同期を実現することができる。
なお、実施の形態3に係るPONシステムでは、エラー監視部122を設けて、ビットエラーを検出した場合に位相調整量の更新を行うように構成したが、例えば図12に示すように、GAIN制御部121にて、保持している前周期のGAIN量と光強度モニタ120により算出された今周期のGAIN量との差を所定の閾値と比較し、差が閾値以上である場合に、CDR回路119による位相再調整を行うように構成してもよい。
また、例えば図13に示すように、AGC回路116によりGAIN調整を毎周期行っている従来の強度調整部114bに、AGC回路116により用いられた前周期のGAIN量と今周期のGAIN量との差を所定の閾値と比較するGAIN制御部121bを設け、差が閾値以上である場合に、CDR回路119による位相再調整を行うように構成してもよい。
このように、前周期のGAIN量と今周期のGAIN量との変化量に基づいて、位相調整量の更新を行うことによっても、安定した同期を実現することができる。
また、実施の形態1〜3に係るPONシステムでは、位相同期の方法としてMPCPシーケンスを用いて説明を行ったが、これに限るものではなく、PONシステムで規定されているOAMに適用させてもよいし、PONシステムでは規定されていない独自のシーケンスに適用させてもよい。
また、実施の形態1〜3では、PONシステムを用いて説明を行ったが、これに限るものではなく、その他の一般的な光通信システムにも同様に適用可能である。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る光通信システムは、CDR期間を削除することでSyncTimeを削減することができ、上り帯域利用効率を向上させることができ、局側装置と、局側装置との間で通信を行う複数の加入者側装置とを備えた光通信システムなどに用いるのに適している。

Claims (16)

  1. 局側装置と、前記局側装置との間で通信を行う複数の加入者側装置とを備えた光通信システムにおいて、
    前記局側装置は、
    前記各加入者側装置から受信したデータに対して位相調整を行うCDR(Clock and Data Recovery)回路と、
    前記各加入者装置から受信したデータの送信経路として、前記CDR回路を通過し当該データに対する位相調整がなされる送信経路と、前記CDR回路を通過せず当該データに対する位相調整がなされない送信経路のいずれかを選択するセレクタと、
    前記CDR回路による位相調整で用いられた位相調整量を通知する位相情報通知フレームを生成するフレーム制御部と、
    前記フレーム制御部により生成された位相情報通知フレームを前記加入者側装置に送信する光送信部とを備え、
    前記加入者側装置は、
    前記光送信部からの位相情報通知フレームに含まれる位置調整量を用いて、前記局側装置に送信するデータに対して位相調整を行う位相制御部を備えた
    ことを特徴とする光通信システム。
  2. 前記局側装置は、前記セレクタにより選択されていない送信経路上の未使用ブロックの電源をOFFにする電源制御部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
  3. 前記セレクタは、前記加入者側装置との通信周期が最初のdiscovery周期の場合には、前記CDR回路を通過する送信経路を選択し、当該最初のdiscovery周期以外の周期の場合には、前記CDR回路を通過しない送信経路を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
  4. 前記セレクタは、所定の周期ごとに前記CDR回路を通過する送信経路を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
  5. 前記セレクタは、前記加入者側装置との通信周期が最初のdiscovery周期の場合には、前記CDR回路を通過する送信経路を選択し、当該最初のdiscovery周期以外の周期の場合には、前記CDR回路を通過して終端する送信経路および前記CDR回路を通過しない送信経路を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
  6. 前記局側装置は、前記加入者側装置から受信したデータを監視して、ビットエラーを検出するエラー監視部をさらに備え、
    前記セレクタは、前記加入者側装置との通信周期が最初のdiscovery周期の場合または前記エラー監視部によりビットエラーが検出された場合には、前記CDR回路を通過する送信経路を選択し、当該最初のdiscovery周期以外の周期であり、かつ、当該ビットエラーが検出されていない場合には、前記CDR回路を通過しない送信経路を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
  7. 前記局側装置は、前記各加入者側装置から受信したデータに対してGAIN調整を行うAGC(Automatic Gain Control)回路と、
    前記AGC回路によるGAIN調整で用いられた前周期のGAIN量と今周期のGAIN量との差を閾値と比較するGAIN制御部とをさらに備え、
    前記セレクタは、前記加入者側装置との通信周期が最初のdiscovery周期の場合または前記GAIN制御部によりGAIN量の差が閾値以上であると判定された場合には、前記CDR回路を通過する送信経路を選択し、当該最初のdiscovery周期以外の周期であり、かつ、当該GAIN量の差が閾値未満であると判定された場合には、前記CDR回路を通過しない送信経路を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
  8. 前記局側装置は、前記各加入者側装置から受信したデータに基づいて、GAIN調整に要するGAIN量を算出する光強度モニタと、
    前記光強度モニタにより算出された前周期のGAIN量と今周期のGAIN量との差を閾値と比較するGAIN制御部とをさらに備え、
    前記セレクタは、前記加入者側装置との通信周期が最初のdiscovery周期の場合または前記GAIN制御部によりGAIN量の差が閾値以上であると判定された場合には、前記CDR回路を通過する送信経路を選択し、当該最初のdiscovery周期以外の周期であり、かつ、当該GAIN量の差が閾値未満であると判定された場合には、前記CDR回路を通過しない送信経路を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
  9. 複数の加入者側装置との間で通信を行う局側装置において、
    前記各加入者側装置から受信したデータに対して位相調整を行うCDR回路と、
    前記各加入者装置から受信したデータの送信経路として、前記CDR回路を通過し当該データに対する位相調整がなされる送信経路と、前記CDR回路を通過せず当該データに対する位相調整がなされない送信経路のいずれかを選択するセレクタと、
    前記CDR回路による位相調整で用いられた位相調整量を通知し、前記加入者側装置に当該位相調整量を用いて位相調整を行わせる位相情報通知フレームを生成するフレーム制御部と、
    前記フレーム制御部により生成された位相情報通知フレームを前記加入者側装置に送信する光送信部とを
    備えたことを特徴とする局側装置。
  10. 前記セレクタにより選択されていない送信経路上の未使用ブロックの電源をOFFにする電源制御部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項9記載の局側装置。
  11. 前記セレクタは、前記加入者側装置との通信周期が最初のdiscovery周期の場合には、前記CDR回路を通過する送信経路を選択し、当該最初のdiscovery周期以外の周期の場合には、前記CDR回路を通過しない送信経路を選択する
    ことを特徴とする請求項9記載の局側装置。
  12. 前記セレクタは、所定の周期ごとに前記CDR回路を通過する送信経路を選択する
    ことを特徴とする請求項9記載の局側装置。
  13. 前記セレクタは、前記加入者側装置との通信周期が最初のdiscovery周期の場合には、前記CDR回路を通過する送信経路を選択し、当該最初のdiscovery周期以外の周期の場合には、前記CDR回路を通過して終端する送信経路および前記CDR回路を通過しない送信経路を選択する
    ことを特徴とする請求項9記載の局側装置。
  14. 前記加入者側装置から受信したデータを監視して、ビットエラーを検出するエラー監視部をさらに備え、
    前記セレクタは、前記加入者側装置との通信周期が最初のdiscovery周期の場合または前記エラー監視部によりビットエラーが検出された場合には、前記CDR回路を通過する送信経路を選択し、当該最初のdiscovery周期以外の周期であり、かつ、当該ビットエラーが検出されていない場合には、前記CDR回路を通過しない送信経路を選択する
    ことを特徴とする請求項9記載の局側装置。
  15. 前記各加入者側装置から受信したデータに対してGAIN調整を行うAGC回路と、
    前記AGC回路によるGAIN調整で用いられた前周期のGAIN量と今周期のGAIN量との差を閾値と比較するGAIN制御部とをさらに備え、
    前記セレクタは、前記加入者側装置との通信周期が最初のdiscovery周期の場合または前記GAIN制御部によりGAIN量の差が閾値以上であると判定された場合には、前記CDR回路を通過する送信経路を選択し、当該最初のdiscovery周期以外の周期であり、かつ、当該GAIN量の差が閾値未満であると判定された場合には、前記CDR回路を通過しない送信経路を選択する
    ことを特徴とする請求項9記載の局側装置。
  16. 前記各加入者側装置から受信したデータに基づいて、GAIN調整に要するGAIN量を算出する光強度モニタと、
    前記光強度モニタにより算出された前周期のGAIN量と今周期のGAIN量との差を閾値と比較するGAIN制御部とをさらに備え、
    前記セレクタは、前記加入者側装置との通信周期が最初のdiscovery周期の場合または前記GAIN制御部によりGAIN量の差が閾値以上であると判定された場合には、前記CDR回路を通過する送信経路を選択し、当該最初のdiscovery周期以外の周期であり、かつ、当該GAIN量の差が閾値未満であると判定された場合には、前記CDR回路を通過しない送信経路を選択する
    ことを特徴とする請求項9記載の局側装置。
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