JP5436418B2 - 有機太陽電池及び有機光検出器の光活性層を生成する混合物 - Google Patents

有機太陽電池及び有機光検出器の光活性層を生成する混合物 Download PDF

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Description

本発明は、Dが供与体部分であり、そしてAが受容体部分である化合物D−Aを含む混合物の使用、特に、有機太陽電池及び有機光検出器の光活性層を生成するための化合物D−A及びフラーレン誘導体を含む混合物の使用、対応する有機太陽電池及び有機光検出器、並びに化合物D−A及びフラーレン誘導体を含む混合物に関する。
将来、伝統的な無機半導体ばかりでなく、低分子量又はポリマー材料に基づいた有機半導体も電子産業の多くの分野においてますます使用されていくことが予測される。多くの場合において、これらの有機半導体は、伝統的な無機半導体に対して、例えば、より良好な基材適合性及びそれらに基づく半導体部品のより良好な加工性という利点を有する。これらは柔軟な基材を加工することを可能にし、それらの界面軌道エネルギーを、分子モデリングの方法により特定の適用範囲に正確に適合させることができる。そのような部品の有意に低減された費用は、有機電子工学の研究分野に復興をもたらしてきた。有機電子工学は、主に、有機半導体層に基づいた電子部品の製造のための新たな材料及び製造方法の開発に関心を寄せている。これらには、特に、有機電界効果トランジスター(OFET)及び有機発光ダイオード(OLED:例えばディスプレーに使用されるもの)、並びに有機光起電装置が含まれる。
太陽電池において太陽エネルギーを電気エネルギーに直接変換することは、半導体材料の内部光効果、すなわちp−n遷移又はショトキー接触での光子の吸収及び陰電荷担体と陽電荷担体の分離による電子正孔対の発生に基づいている。そのように発生した光電圧は、光電流を外部回路に流すことができ、それによって太陽電池はその電力を送達する。
半導体は、バンドギャップよりも大きいエネルギーを有する光子しか吸収することができない。したがって、半導体のバンドギャップの大きさが、電気エネルギーに変換することができる日光の割合を決定する。将来、有機太陽電池が、低費用、低質量、柔軟性のある及び/又は着色された電池を製造する可能性、バンドギャップの微調整のより優れた可能性のため、ケイ素に基づいた伝統的な太陽電池をしのぐと予測される。したがって、有機太陽電池を製造するのに適した有機半導体に対する大きな需要が存在する。
太陽エネルギーを非常に効果的に利用するために、有機太陽電池は、通常、異なる電子親和力又は異なるイオン化挙動を有する2つの吸収材料から構成される。この場合、一方の材料はp−導体(電子供与体)として、他方はn−導体(電子受容体)として機能する。最初の有機太陽電池は、p−導体として銅フタロシアニン及びn−導体としてPTCBIからなる2層系により構成され、1%の効率を示した。可能な限り多くの入射光子を利用するため、比較的高い層厚が使用される(例えば、100nm)。しかし、電流を発生するため、吸収された光子により発生した励起状態は、正孔及び電子を発生するためにp−n接合部に到達しなければならず、次に陽極及び陰極に流れる。しかし、大部分の有機半導体は、励起状態の拡散距離が10nmまでしかない。現在まで知られている最良の製造方法によっても、励起状態が伝送される必要がある距離を10〜30nm以上までにしか低減することができない。
有機光起電装置の最近の開発は、いわゆる「バルクヘテロ接合」を対象としており、この場合、光活性層は、受容体及び供与体化合物を共連続相として含む。励起状態の供与体化合物から受容体化合物への光誘導性電荷移動の結果、化合物の空間的近接性によって、他の緩和的な進行と比較して急速な電荷の分離が起こり、生じた正孔及び電子が対応する電極を介して取り除かれる。そのような電池の効率を増加するために、電極と光活性層の間に、更なる層、例えば正孔又は電子輸送層が、多くの場合に適用される。
現在まで、そのようなバルクヘテロ接合電池において使用される供与体材料は、通常はポリマー、例えばポリビニルフェニレン若しくはポリチオフェン、又はフタロシアニンの種類の染料、例えば亜鉛フタロシアニン若しくはバナジルフタロシアニンであり、使用される受容体材料は、フラーレン又はフラーレン誘導体、また多様なペリレンである。供与体/受容体対のポリ(3−ヘキシルチオフェン)(「P3HT」)/[6,6]−フェニル−C61−酪酸メチルエステル(「PCBM」)、ポリ(2−メトキシ−5−(3,7−ジメチルオクチルオキシ)−1,4−フェニレンビニレン)(「OC110−PPV」)/PCBM及び亜鉛フタロシアニン/フラーレンから構成される光活性層は、徹底的に研究されてきており、現在も研究されている。
したがって、本発明の目的は、容易に生成することができ、産業用途において光エネルギーを電気エネルギーに変換するのに十分な効率を有する、電子部品、特に有機太陽電池及び光検出器に使用される更なる光活性層を提供することである。
したがって、その使用は、有機太陽電池及び有機光検出器の光活性層を生成するために、
K1)電子供与体又は電子受容体として、一般式k1:
Figure 0005436418
[式中、
Dは、少なくとも1つの炭素−炭素又は炭素−ヘテロ原子二重結合及び少なくとも1つの非縮合又は縮合の炭素環又は複素環を含む供与体部分であり、
Aは、少なくとも1つの炭素−炭素又は炭素−ヘテロ原子二重結合及び少なくとも1つの非縮合又は縮合の炭素環又は複素環を含む受容体部分であり、そして
供与体部分D及び受容体部分Aは、互いにπ結合している]で示される1つ以上の化合物、並びに
K2)構成成分K1)に対して電子受容体又は電子供与体として対応して作用する1つ以上の化合物
を構成成分として含む混合物において見出された。
特に、一般式k1の1つ以上の化合物における供与体部分Dは、下記:
Figure 0005436418
[式中、
110、R120及びR130は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキル、C5〜C7シクロアルキル、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルキルアミノ、ジ(C1〜C10アルキル)アミノ、C1〜C10アルキルアミノ−若しくはジ(C1〜C10アルキル)アミノスルホニルアミノ、C1〜C10アルキルスルホニルアミノ、アリール、アリール−C1〜C10アルキル、アリールオキシ−C1〜C10アルキル、又は−NHCOR170若しくは−NHCOOR170基であり、R170は、アリール、アリール−C1〜C10アルキル又は1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキルとして定義されており、
140、R150及びR160は、それぞれ独立して、水素、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキル、C5〜C7シクロアルキル又はアリールであり、
210、R220、R230及びR240は、それぞれ独立して、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキル又はC5〜C7シクロアルキルであるか、或いはR210とR220、及び/又はR230とR240は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5員又は6員環を形成し、窒素原子と隣接していないCH2基の1つは、酸素原子で置換されていてもよく、
250及びR260は、それぞれ独立して、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキル、C5〜C7シクロアルキル、アリール、アリール−C1〜C10アルキル又はアリールオキシ−C1〜C10アルキルであり、そして
Zは、O又はSである]からなる群より選択される。
特に、一般式k1の1つ以上の化合物における受容体部分Aは、下記:
Figure 0005436418
[式中、
310及びR320は、それぞれ独立して、水素、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキル又はC5〜C7シクロアルキルであり、
320は、水素、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキル、部分的にフッ素化されたC1〜C10アルキル、ペルフルオロ化C1〜C10アルキル、C5〜C7シクロアルキル又はアリールであり、
340は、水素、NO2、CN、COR350、COOR350、SO2350又はSO3350であり、R350は、アリール又はC1〜C10アルキルとして定義されており、
410は、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキル、C5〜C7シクロアルキル、アリール、アリール−C1〜C10アルキル、アリールオキシ−C1〜C10アルキル、−NHCOR420基又は−N(COR4202基であり、R420は、アリール、アリール−C1〜C10アルキル又は1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキルとして定義され、−N(COR4202基における2つのR420は、同一又は異なっていてもよく、
Xは、独立してCH又はNであり、そして
Yは、O、C(CN)2又はC(CN)(COOR430)であり、R430は、1又は2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキルとして定義される]からなる群より選択される。
上記に提示された変数の定義は、本明細書以降において説明され、以下のように理解されるべきである。
ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素、特にフッ素及び塩素を意味する。
1〜C10アルキルは、直鎖又は分岐鎖アルキルを意味すると理解されるべきであり、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル及びn−デシルである。好ましい基は、メチル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル及び2−エチルヘキシルであり、記述された基において、場合により1個以上の水素原子をフッ素原子で置換することも可能であり、そのためこれらの基は、部分的にフッ素化又はペルフルオロ化されていてもよい。
1又は2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキルは、例えば、3−メトキシエチル、2−及び3−メトキシプロピル、2−エトキシエチル、2−及び3−エトキシプロピル、2−プロポキシエチル、2−及び3−プロポキシプロピル、2−ブトキシエチル、2−及び3−ブトキシプロピル、3,6−ジオキサヘプチル、並びに3,6−ジオキサオクチルである。
1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルキルアミノ、ジ(C1〜C10アルキル)アミノ、C1〜C10アルキルアミノ−スルホニルアミノ、ジ(C1〜C10アルキル)アミノスルホニルアミノ及びC1〜C10アルキルスルホニルアミノ基は、それぞれ前述のC1〜C10アルキル基から誘導され、ジ(C1〜C10アルキル)アミノ基の場合では、同一又は異なるC1〜C10アルキル基がアミノ基に存在することができる。例には、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペントキシ、n−ヘキソキシ、n−ヘプトキシ、n−オクトキシ、2−エチルヘキソキシ、n−ノノキシ及びn−デコキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、イソブチルアミノ、sec−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、n−ヘプチルアミノ、n−オクチルアミノ、2−エチルヘキシルアミノ、n−ノニルアミノ及びn−デシルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ(n−プロピル)アミノ、ジイソプロピルアミノ、ジ(n−ブチル)アミノ、ジイソブチルアミノ、ジ(sec−ブチル)アミノ、ジ(tert−ブチル)アミノ、ジ(n−ペンチル)アミノ、ジ(n−ヘキシル)アミノ、ジ(n−ヘプチル)アミノ、ジ(n−オクチル)アミノ、ジ(2−エチルヘキシル)アミノ)、ジ(n−ノニル)アミノ及びジ(n−デシル)アミノ、また、対応する混合ジアルキルアミノ基、例えば、メチルエチルアミノからメチル−n−デシルアミノ、エチル−n−プロピルアミノからエチル−n−デシルアミノなど、また、メチルアミノスルホニルアミノ、エチルアミノスルホニルアミノ、n−プロピルアミノスルホニルアミノ、イソプロピルアミノスルホニルアミノ、n−ブチルアミノスルホニルアミノ、イソブチルアミノスルホニルアミノ、sec−ブチルアミノスルホニルアミノ、tert−ブチルアミノスルホニルアミノ、n−ペンチルアミノスルホニルアミノ、n−ヘキシルアミノスルホニルアミノ、n−ヘプチルアミノスルホニルアミノ、n−オクチルアミノスルホニルアミノ、2−エチルヘキシルアミノスルホニルアミノ、n−ノニルアミノスルホニルアミノ及びn−デシルアミノスルホニルアミノ、ジメチルアミノスルホニルアミノ、ジエチルアミノスルホニルアミノ、ジ(n−プロピル)アミノスルホニルアミノ、ジイソプロピルアミノスルホニルアミノ、ジ(n−ブチル)アミノスルホニルアミノ、ジイソブチルアミノスルホニルアミノ、ジ(sec−ブチル)アミノスルホニルアミノ、ジ(tert−ブチル)アミノスルホニルアミノ、ジ(n−ペンチル)アミノスルホニルアミノ、ジ(n−ヘキシル)アミノスルホニルアミノ、ジ(n−ヘプチル)アミノスルホニルアミノ、ジ(n−オクチル)アミノスルホニルアミノ、ジ(2−エチルヘキシル)アミノスルホニルアミノ、ジ(n−ノニル)アミノスルホニルアミノ及びジ(n−デシル)アミノスルホニルアミノ、また、混合ジアルキルアミノ基を含む対応する基、例えば、メチルエチルアミノスルホニルアミノからメチル−n−デシルアミノスルホニルアミノ、エチル−n−プロピルアミノスルホニルアミノからエチル−n−デシルアミノスルホニルアミノなど、n−ノニル−n−デシルアミノスルホニルアミノまで、また、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、n−プロピルスルホニルアミノ、イソプロピルスルホニルアミノ、n−ブチルスルホニルアミノ、イソブチルスルホニルアミノ、sec−ブチルスルホニルアミノ、tert−ブチルスルホニルアミノ、n−ペンチルスルホニルアミノ、n−ヘキシルスルホニルアミノ、n−ヘプチルスルホニルアミノ、n−オクチルスルホニルアミノ、2−エチルヘキシルスルホニルアミノ、n−ノニルスルホニルアミノ及びn−デシルスルホニルアミノが挙げられる。
5〜C7シクロアルキルは、特にシクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチルを意味することが理解される。
アリールは、非置換であっても置換されていてもよい単環式又は多環式の芳香族炭化水素基を含む。アリールは、好ましくはフェニル、トリル、キシリル、メシチル、ジュリル、ナフチル、フルオレニル、アントラセニル、フェナントレニル又はナフチルであり、より好ましくはフェニル又はナフチルであり、これらのアリール基は、置換されている場合、一般に、C1〜C10アルキル、C1〜C10アルコキシ、シアノ、ニトロ、SO2NRab、NHSO2NRab、CONRab及びCO2aからなる群の基より選択される1、2、3、4又は5つ、好ましくは1、2又は3つの置換基を有することができ、ここでC1〜C10アルコキシ基は、上記に提示されたC1〜C10アルキル基から誘導される。Ra及びRbは、好ましくはそれぞれ独立して、水素又はC1〜C10アルキルである。
アリール−C1〜C10アルキル又はアリールオキシ−C1〜C10アルキル基は、アリール又はアリールオキシ基による直鎖又は分岐鎖アルキル鎖の1個の水素原子のホルマール置換によって、上記に提示されたアルキル及びアリール基から誘導される。好ましい基は、ここでは、ベンジル及び直鎖アリールオキシ−C1〜C10アルキルであり、C2〜C10アルキル基の場合、アリールオキシ基は、好ましくは末端に結合している。
光活性層において、構成成分K1は、電子供与体の役割が想定され、その場合、電子受容体の役割は、したがって構成成分K2に特定される。しかし、代替的に、構成成分K1に電子受容体の役割を想定することもでき、その場合、構成成分K2は、したがって電子供与体として機能する。特定の構成成分が作用する方式は、構成成分K2のHOMO又はLUMOのエネルギーに対する構成成分K1のHOMO又はLUMOのエネルギーによって決まる。構成成分K1の化合物、特に、上記に提示されている好ましい供与体部分D04〜D14及び受容体部分A01〜A09を有する化合物は、典型的にはメロシアニンであり、これは典型的には電子供与体として現れる。特に、このことは、リレン又はフラーレン誘導体に構成成分K2としての使用が見出される場合に当てはまり、これは一般に電子受容体として作用する。しかし特定の個別の場合では、これらの役割が交代することがある。構成成分K2も同様に、式D−Aの一方の化合物には電子供与体の役割を想定することができ、式D−Aの他方の化合物には電子受容体の役割を想定することができるように、構成成分K1の構造定義に従う可能性があることが指摘されるべきである。
本発明における使用が見出される混合物は、好ましくは、供与体部分D及び/又は受容体化合物Aが、それぞれ上記に詳述されたD01〜D14又はA01〜09部分の定義を有し、それぞれ1000g/mol以下、特に600g/mol以下の分子量を有する、一般式k1の化合物又は好ましい化合物のものである。
使用が見出される混合物は、また、特に、上記に詳述された選択肢を考慮すると、構成成分K2が1つ以上のフラーレン及び/又はフラーレン誘導体を含むものである。
可能なフラーレンには、C60、C70、C76、C80、C82、C84、C86、C90及びC94、特にC60及びC70が含まれる。本発明に使用することができるフラーレンの概要は、例えば、A.Hirsch,M.Brettreich,"Fullerenes:Chemistry and Reactions",Wiley−VHC,Weinheim 2005の研究論文において示されている。
フラーレン誘導体は、典型的には、フラーレンに存在する1つ以上の炭素−炭素二重結合での反応により得られ、得られる誘導体におけるフラーレン単位の特徴は、実質的に変化していない。
上記に詳述された選択肢を考慮すると、本発明に使用される混合物は、特に、構成成分K2が、一般式k2:
Figure 0005436418
[式中、
Aは、C1〜C10アルキレンであり、
510は、アリール又はアリール−C1〜C10アルキルであり、そして
520は、C1〜C10アルキルである]
の1つ以上のC60フラーレン誘導体を含むものである。
アリール、アリールC1〜C10アルキル及びC1〜C10アルキルの定義については、既に上記になされている記述が参照される。
1〜C10アルキレンは、特に直鎖−(CH2n−を意味することが理解され、ここでnは、1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10である。
特に、本発明によると、使用が見出されるフラーレン誘導体は、R520がC1〜C4アルキル基、特にメチル基を意味し、Aがプロピレン鎖−(CH2−であり、そしてR510が、場合により置換されているフェニル又は2−チエニルであるものである。フラーレン誘導体は、好ましくは[6,6]−フェニル−C61−酪酸メチルエステル(「PCBM」)である。
特に好ましく使用される式k1の化合物は、好ましい供与体部分D01〜D14と好ましい受容体部分A01〜A09の組み合わせから生じる。得られた化合物は、簡素化した表記法により、
D01−A01、D01−A02、D01−A03、D01−A04、D01−A05、D01−A06、D01−A07、D01−A08、D01−A09、
D02−A01、D02−A02、D02−A03、D02−A04、D02−A05、D02−A06、D02−A07、D02−A08、D02−A09、
D03−A01、D03−A02、D03−A03、D03−A04、D03−A05、D03−A06、D03−A07、D03−A08、D03−A09、
D04−A01、D04−A02、D04−A03、D04−A04、D04−A05、D04−A06、D04−A07、D04−A08、D04−A09、
D05−A01、D05−A02、D05−A03、D05−A04、D05−A05、D05−A06、D05−A07、D05−A08、D05−A09、
D06−A01、D06−A02、D06−A03、D06−A04、D06−A05、D06−A06、D06−A07、D06−A08、D06−A09、
D07−A01、D07−A02、D07−A03、D07−A04、D07−A05、D07−A06、D07−A07、D07−A08、D07−A09、
D08−A01、D08−A02、D08−A03、D08−A04、D08−A05、D08−A06、D08−A07、D08−A08、D08−A09、
D09−A01、D09−A02、D09−A03、D09−A04、D09−A05、D09−A06、D09−A07、D09−A08、D09−A09、
D10−A01、D10−A02、D10−A03、D10−A04、D10−A05、D10−A06、D10−A07、D10−A08、D10−A09、
D11−A01、D11−A02、D11−A03、D11−A04、D11−A05、D11−A06、D11−A07、D11−A08、D11−A09、
D12−A01、D12−A02、D12−A03、D12−A04、D12−A05、D12−A06、D12−A07、D12−A08、D12−A09、
D13−A01、D13−A02、D13−A03、D13−A04、D13−A05、D13−A06、D13−A07、D13−A08、D13−A09、
D14−A01、D14−A02、D14−A03、D14−A04、D14−A05、D14−A06、D14−A07、D14−A08及びD14−A09のように表される。
特に好ましいものは、
D01−A01、D01−A02、D01−A03、D01−A04、D01−A05、D01−A06、D01−A07、D01−A08、D01−A09、
D02−A01、D02−A02、D02−A03、D02−A04、D02−A05、D02−A06、D02−A07、D02−A08、D02−A09、
D03−A01、D03−A02、D03−A03、D03−A04、D03−A05、D03−A06、D03−A07、D03−A08、D03−A09、
D04−A01、D04−A02、D04−A03、D04−A04、D04−A05、D04−A06、D04−A07、D04−A08、D04−A09、
D05−A01、D05−A02、D05−A03、D05−A04、D05−A05、D05−A06、D05−A07、D05−A08、D05−A09、
D06−A01、D06−A02、D06−A03、D06−A04、D06−A05、D06−A06、D06−A07、D06−A08及びD06−A09の組み合わせの化合物の使用である。
下記に明示されている化合物は、D01−A01、D01−A02、D01−A03、D01−A04、D01−A05、D01−A06、D01−A07、D01−A08及びD01−A09:
Figure 0005436418
化合物D02−A01、D02−A02、D02−A03、D02−A04、D02−A05、D02−A06、D02−A07、D02−A08及びD02−A09:
Figure 0005436418
化合物D03−A01、D03−A02、D03−A03、D03−A04、D03−A05、D03−A06、D03−A07、D03−A08及びD03−A09:
Figure 0005436418
化合物D04−A01、D04−A02、D04−A03、D04−A04、D04−A05、D04−A06、D04−A07、D04−A08及びD04−A09:
Figure 0005436418
化合物D05−A01、D05−A02、D05−A03、D05−A04、D05−A05、D05−A06、D05−A07、D05−A08及びD05−A09:
Figure 0005436418
化合物D06−A01、D06−A02、D06−A03、D06−A04、D06−A05、D06−A06、D06−A07、D06−A08及びD06−A09:
Figure 0005436418
である。
変数は、それぞれ上記に定義された通りである。
製造の結果として、個別の場合において、明示されている化合物ではなく、むしろその異性体化合物が得られる又は異性体の混合物が得られる可能性がある。本発明によると、式k1の異性体化合物、又は対応する好ましい及び特に好ましい化合物の異性体、並びに異性体の混合物も対応して含まれる。
一般式k1の化合物の合成、特に上記に示された式の化合物:
D01−A01、D01−A02、D01−A03、D01−A04、D01−A05、D01−A06、D01−A07、D01−A08、D01−A09、
D02−A01、D02−A02、D02−A03、D02−A04、D02−A05、D02−A06、D02−A07、D02−A08、D02−A09、
D03−A01、D03−A02、D03−A03、D03−A04、D03−A05、D03−A06、D03−A07、D03−A08、D03−A09、
D04−A01、D04−A02、D04−A03、D04−A04、D04−A05、D04−A06、D04−A07、D04−A08、D04−A09、
D05−A01、D05−A02、D05−A03、D05−A04、D05−A05、D05−A06、D05−A07、D05−A08、D05−A09、
D06−A01、D06−A02、D06−A03、D06−A04、D06−A05、D06−A06、D06−A07、D06−A08及びD06−A09の合成は、当業者に公知であるか、これらは公知の合成方法に基づいて製造することができる。
特に、対応する合成に関し、以下の出版物が言及されるべきである:
DE19502702A1;
EP416434A2;
EP509302A1;
"ATOP Dyes.Optimization of a Multifunctional Merocyanine Chromophore for High Refractive Index Modulation in Photorefractive Materials",F.Wuerthner,S.Yao,J.Schilling,R.Wortmann,M.RediAbshiro,E.Mecher,F.Gallego−Gomez,K.Meerholz,J.Am.Chem.Soc.2001,123,2810−2814;
"Merocyaninfarbstoffe im Cyaninlimit:eine neue Chromophorklasse fuer photorefraktive Materialien;Merocyanine Dyes in the Cyanine Limit:A New Class of Chromophores for Photorefractive Materials",F.Wuerthner,R.Wortmann,R.Matschiner,K.Lukaszuk,K.Meerholz,Y.De Nardin,R.Bittner,C.Braeuchle,R.Sens,Angew.Chem.1997,109,2933−2936;Angew.Chem.Int.Ed.Engl.1997,36,2765−2768;
"Electrooptical Chromophores for Nonlinear Optical and Photorefractive Applications",S.Beckmann,K.−H.Etzbach,P.Kraemer,K.Lukaszuk,R.Matschiner,A.J.Schmidt,P.Schuhmacher,R.Sens,G.Seybold,R.Wortmann,F.Wuerthner,Adv.Mater.1999,11,536−541;
"DMF in Acetic Anhydride:A Useful Reagent for MultipleComponent Syntheses of Merocyanine Dyes",F. Wuerthner,Synthesis 1999,2103−2113;
Ullmanns′ Encyclopedia of industrial Chemistry,Vol.16,5th Edition(Ed. B. Elvers,S.Hawkins,G.Schulz),VCH 1990 in the chapter"Methine Dyes and Pigments",p.487−535 by R. Raue(Bayer AG)。
本発明において使用が見出される混合物は、好ましくは、構成成分K1が10〜90質量%の割合で存在し、構成成分K2が90〜10質量%の割合で存在するものであり、構成成分K1とK2の割合は、それぞれの場合に構成成分K1及びK2の全体的な組成に基づいて、合計して100質量%になる。
使用される混合物は、より好ましくは、構成成分K1が20〜80質量%の割合で存在し、構成成分K2が80〜20質量%の割合で存在するものであり、構成成分K1とK2の割合は、それぞれの場合に構成成分K1及びK2の全体的な組成に基づいて、ここでも、合計して100質量%になる。
また、本発明の内容において特許請求されているものは、有機太陽電池及び有機光検出器であり、構成成分K1及びK2を含む上記記載の混合物を使用して又は同様に上記に記載されている混合物の好ましい実施態様を使用して生成された光活性層を含む。
有機太陽電池は、通常、層状構造を有し、一般に少なくとも次の層:電極、光活性層及び対電極を含む。これらの層は、一般にこの目的に慣用の基材上に存在する。適切な基材は、例えば、酸化物材料、例えばガラス、石英、セラミック、SiO2など、ポリマー、例えば塩化ポリビニル、ポリオレフィン、例えばポリエチレン及びポリプロピレン、ポリエステル、フルオロポリマー、ポリアミド、ポリウレタン、ポリアルキル(メタ)アクリレート、ポリスチレン及びその混合物と複合体、並びに上記に提示された基材の組み合わせである。
一方の電極に適している材料は、特に、金属、例えばアルカリ金属のLi、Na、K、Rb及びCs、アルカリ土類金属のMg、Ca及びBa、Pt、Au、Ag、Cu、Al、In、金属合金、例えばPt、Au、Ag、Cuなどに基づくもの、特にMg/Ag合金であるが、また追加的にアルカリ金属フッ化物、例えばLiF、NaF、KF、RbF及びCsF、並びにアルカリ金属フッ化物とアルカリ金属との混合物である。使用される電極は、好ましくは、入射光を実質的に反射する材料である。例には、Al、Ag、Au、In、Mg、Mg/Al、Caなどから構成される金属膜が挙げられる。
対電極は、入射光に対して実質的に透明な材料から構成され、例えばITO、ドープITO、ZnO、TiO2、Cu、Ag、Au及びPtであり、後者の材料は対応する薄層に存在する。
この文脈において、電極/対電極は、光活性層が放射線を吸収する波長範囲の放射線強度の少なくとも50%が透過するとき、「透明」であると考慮される。複数の光活性層がある場合、電極/対電極は、複数の光活性層が吸収する波長範囲の放射線強度の少なくとも50%が透過するとき、「透明」であると考慮される。
光活性層に加えて、1つ以上の更なる層が本発明の有機太陽電池及び光検出器に存在することが可能であり、例えば電子輸送層(「ETL」)及び/又は正孔輸送層(「HTL」)及び/又は障壁層であり、例えば典型的に入射光を吸収しない励起子障壁層(「EBL」)、あるいは電荷輸送層として機能し、同時に太陽電池の一方の又は両方の電極への接触を改善する層である。ETL及びHTLをドープして、それにより例えば出版物Drechsel et al.,Thin Solid Films 451−452(2004),515−517に記載されているp−i−n型の電池を生じることができる。
有機太陽電池の構造は、例えば、開示内容全体が参考として本明細書で援用される、文書WO2004/083958A2、US2005/0098726A1及びUS2005/0224905A1に追加的に記載されている。
光検出器は、本質的に、有機太陽電池と類似した構造を有するが、放射エネルギーの作用下での測定反応として対応する電流を発生する、適切なバイアス電圧により操作される。
光活性層は、例えば溶液により加工される。この場合、構成成分K1及びK2は、既に一緒に溶解していることができるが、構成成分K1の溶液及び構成成分K2の溶液として別々に存在することもでき、この場合、対応する溶液を下の層に適用する直前に混合する。構成成分K1及びK2の濃度は、一般に溶媒の数g/lから数十g/lまで変わる。
適切な溶媒は、残渣を残すことなく蒸発し、構成成分K1及びK2に対して十分な可溶性を有する全ての液体である。有用な例には、芳香族化合物、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、クロロベンゼン若しくはジクロロベンゼン、トリアルキルアミン、窒素含有複素環、N,N−二置換脂肪族カルボキサミド、例えばジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド若しくはジメチルブチルアミド、N−アルキルラクタム、例えばN−メチルピロリドン、直鎖及び環状ケトン、例えばメチルエチルケトン、シクロペンタノン若しくはシクロヘキサノン、環状エーテル、例えばテトラヒドロフラン、又はアルコール、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール若しくはブタノールが挙げられる。
加えて、前述の溶媒の混合物に使用を見出すことも可能である。
液相から本発明の光活性層を適用する適切な方法は、当業者に公知である。ここで、有利であることが見出されるものは、特に、光活性層の厚さを使用される溶液の量及び/又は濃度により、また回転速度及び/又は回転時間により簡単に制御することができるので、スピンコーティングによる処理である。溶液は、一般に室温で処理される。
更に、構成成分K1及びK2を適切に選択する場合、気相からの処理、特に真空昇華によっても可能である。
本発明の文脈において、構成成分として、
K1)一般式k1:
Figure 0005436418
[式中、
Dは、少なくとも1つの炭素−炭素又は炭素−ヘテロ原子二重結合及び少なくとも1つの非縮合又は縮合の炭素環又は複素環を含む供与体部分であり、
Aは、少なくとも1つの炭素−炭素又は炭素−ヘテロ原子二重結合及び少なくとも1つの非縮合又は縮合の炭素環又は複素環を含む受容体部分であり、そして
供与体部分D及び受容体部分Aは、互いにπ結合している]の1つ以上の化合物、並びに
K2)1つ以上のフラーレン及び/又はフラーレン誘導体
を含む混合物も特許請求される。
好ましい本発明の混合物は、構成成分として、
K1)一般式k1:
Figure 0005436418
[式中、
Dは、少なくとも1つの炭素−炭素又は炭素−ヘテロ原子二重結合及び少なくとも1つの非縮合又は縮合の炭素環又は複素環を含む供与体部分であり、
Aは、少なくとも1つの炭素−炭素又は炭素−ヘテロ原子二重結合及び少なくとも1つの非縮合又は縮合の炭素環又は複素環を含む受容体部分であり、そして
供与体部分D及び受容体部分Aは、互いにπ結合している]の1つ以上の化合物、並びに
K2)一般式k2:
Figure 0005436418
[式中、
Aは、C1〜C10アルキレンであり、
510は、アリール又はアリールC1〜C10アルキルであり、
520は、C1〜C10アルキルである]の1つ以上のC60フラーレン誘導体
を含む。
前述の変数の定義及び選択肢は、既に上記に詳細に考察されている。
特に好ましい本発明の混合物において、前述の選択肢を考慮すると、
一般式k1の1つ以上の化合物における供与体部分Dは、下記:
Figure 0005436418
[式中、
110、R120及びR130は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキル、C5〜C7シクロアルキル、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10アルキルアミノ、ジ(C1〜C10アルキル)アミノ、C1〜C10アルキルアミノ−若しくはジ(C1〜C10アルキル)アミノスルホニルアミノ、C1〜C10アルキルスルホニルアミノ、アリール、アリール−C1〜C10アルキル、アリールオキシ−C1〜C10アルキル、又は−NHCOR170若しくは−NHCOOR170基であり、R170は、アリール、アリール−C1〜C10アルキル又は1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキルとして定義されており、
140、R150及びR160は、それぞれ独立して、水素、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキル、C5〜C7シクロアルキル又はアリールであり、
210、R220、R230及びR240は、それぞれ独立して、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキル又はC5〜C7シクロアルキルであるか、或いはR210とR220、及び/又はR230とR240は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5員又は6員環を形成し、窒素原子と隣接していないCH2基の1つは、酸素原子で置換されていてもよく、
250及びR260は、それぞれ独立して、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキル、C5〜C7シクロアルキル、アリール、アリール−C1〜C10アルキル又はアリールオキシ−C1〜C10アルキルであり、そして
Zは、O又はSである]からなる群より選択される。
一般式k1の1つ以上の化合物における受容体部分Aは、下記:
Figure 0005436418
[式中、
310及びR320は、それぞれ独立して、水素、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキル又はC5〜C7シクロアルキルであり、
330は、水素、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキル、部分的にフッ素化されたC1〜C10アルキル、ペルフルオロ化C1〜C10アルキル、C5〜C7シクロアルキル又はアリールであり、
340は、水素、NO2、CN、COR350、COOR350、SO2350又はSO3350であり、R350は、アリール又はC1〜C10アルキルとして定義されており、
410は、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキル、C5〜C7シクロアルキル、アリール、アリール−C1〜C10アルキル、アリールオキシ−C1〜C10アルキル、−NHCOR420基又は−N(COR4202基であり、R420は、アリール、アリール−C1〜C10アルキル又は1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキルとして定義され、−N(COR4202基における2つのR420は、同一又は異なっていてもよく、
Xは、独立してHC又はNであり、そして
Yは、O、C(CN)2又はC(CH)(COOR430)であり、R430は、1又は2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC1〜C10アルキルとして定義される]からなる群より選択される。
対応するとりわけ好ましい化合物:
D01−A01、D01−A02、D01−A03、D01−A04、D01−A05、D01−A06、D01−A07、D01−A08、D01−A09、
D02−A01、D02−A02、D02−A03、D02−A04、D02−A05、D02−A06、D02−A07、D02−A08、D02−A09、
D03−A01、D03−A02、D03−A03、D03−A04、D03−A05、D03−A06、D03−A07、D03−A08、D03−A09、
D04−A01、D04−A02、D04−A03、D04−A04、D04−A05、D04−A06、D04−A07、D04−A08、D04−A09、
D05−A01、D05−A02、D05−A03、D05−A04、D05−A05、D05−A06、D05−A07、D05−A08、D05−A09、
D06−A01、D06−A02、D06−A03、D06−A04、D06−A05、D06−A06、D06−A07、D06−A08及びD06−A09は既に上記に提示されており、また本発明に関して明確に参照される。
更に、前述の選択肢を考慮すると、構成成分K1が10〜90質量%の割合で存在し、構成成分K2が90〜10質量%の割合で存在し、構成成分K1とK2の割合が、それぞれの場合に構成成分K1及びK2の全体的な組成に基づいて、合計して100質量%になる、これらの本発明の混合物が特許請求される。
特に、そして前述の選択肢を考慮すると、これらの特許請求される本発明の混合物において、構成成分K1は20〜80質量%の割合で存在し、構成成分K2は80〜20質量%の割合で存在し、構成成分K1とK2の割合は、それぞれの場合に構成成分K1及びK2の全体的な組成に基づいて、合計して100質量%になる。
図1aは、層厚L(nm)に対する開路電圧VOC(V)依存性を示す。 図1bは、層厚L(nm)に対する短絡電流密度JSC(mA/cm2)の依存性を示す。 図1cは、層厚L(nm)に対する占有率FFの依存性を示す。 図1dは、層厚L(nm)に対する効率(%)の依存性を示す。 図2aは、PCBMの質量割合(%)に対する開路電圧VOC(V)の依存性を示す。 図2bは、PCBMの質量割合(%)に対する短絡電流密度JSC(mA/cm2)の依存性を示す。 図2cは、PCBMの質量割合(%)に対する占有率FFの依存性を示す。 図2dは、PCBMの質量割合(%)に対する効率(%)の依存性を示す。 図3aは、熱処理時間t(分)に対するVOC,T/VOC,0比の依存性を示す。 図3bは、熱処理時間t(分)に対するJSC,T/JSC,0比の依存性を示す。 図3cは、熱処理時間t(分)に対するFFT/FF0比の依存性を示す。 図3dは、熱処理時間t(分)に対するηT0比の依存性を示す。 図4aは、ATOP1の質量割合(%)と特定の化合物AFOP、IDOP301及びIDTA304の質量割合(%)との比率に対する開路電圧VOC(V)の依存性を示す。 図4bは、ATOP1の質量割合(%)と特定の化合物AFOP、IDOP301及びIDTA304の質量割合(%)との比率に対する短絡電流密度JSC(mA/cm2)の依存性を示す。 図4cは、ATOP1の質量割合(%)と特定の化合物AFOP、IDOP301及びIDTA304の質量割合(%)との比率に対する占有率FFの依存性を示す。 図4dは、ATOP1の質量割合(%)と特定の化合物AFOP、IDOP301及びIDTA304の質量割合(%)との比率に対する効率(%)の依存性を示す。
本発明は、以下の非限定的実施例を参照して詳細に説明される。
実施例
本発明の光活性層において構成成分K1として使用される化合物:
式D02−A01の化合物:
Figure 0005436418
Figure 0005436418
式D02−A04の化合物:
Figure 0005436418
Figure 0005436418
式D03−A01の化合物:
Figure 0005436418
Figure 0005436418
式D03−A04の化合物:
Figure 0005436418
Figure 0005436418
式D04−A01の化合物:
Figure 0005436418
Figure 0005436418
式D04−A05の化合物:
Figure 0005436418
Figure 0005436418
本発明の光活性層における構成成分K2として使用される化合物:
Figure 0005436418
Figure 0005436418
太陽電池の製造:
一般的構造:典型的には、層は(2)又は(3)から(6)の順番で適用される。ITO(インジウムスズ酸化物)で被覆した市販のガラスプレートの場合、透明電極(2)は既にガラス基材(1)に適用されている。
(1)透明基材:ガラスプレート
(2)透明電極:140nm
(3)正孔注入層:0〜100nm
(4)光活性層:30〜500nm
(5)金属電極:0〜200nm
(6)封入:試験用の構造には任意
(1)+(2):透明基材及び透明電極
Merckからのおよそ140nmのITO(インジウムスズ酸化物)で被覆したガラスプレートを使用した。ITOの層抵抗は15Ω未満であった。
(3):正孔注入層:
ITO陽極の表面特性及び正孔注入を改善するために、H.C.Starckからの水性懸濁液BAYTRON P VP I4083を使用した。PEDOTと共に、懸濁は、ポリマーのポリ(スチレンスルホン酸)(PSSH)も含む。PEDOT層厚は、およそ35nmであった。スピンコーティングした後、PEDOT層を110℃で2分間焼き付けて、残留水を除去した。
(4):光活性層:
使用した構成成分K1は、式k1の純粋な化合物であるか又は式k1の化合物の混合物であり(式k1の化合物は、本明細書以降、「メロシアニン」とも呼ぶ)、それ自体公知の合成により製造した。使用した構成成分K2は、Nano−Cからの上記に示されているフラーレン誘導体[6,6]−PCBM([6,6]−フェニル−C61酪酸メチルエステル)である。調査した太陽電池の光活性バルクヘテロ接合層を生成するために、クロロベンゼン中の個別の構成成分K1及びK2の溶液の混合物を、スピンコーティングにより適用した。個別の構成成分の溶液は、層生成の直前に20g/lの濃度で作製し、50〜70℃で一晩撹拌した。スピンコーティングの直前に、個別の構成成分の溶液を合わせ、十分に混合した。層厚は、主に回転速度により制御し、それほどではないが回転時間を介して制御した。回転速度は、450〜2200rpmの範囲で変わり、回転時間は、20〜40秒間であった。溶媒は続く熱処理の間及び/又は工程(5)に必要とされる除去の際に蒸発した。
(5):金属電極:
蒸着により金属電極を適用するために(封入層の前に構造において最後の活性層を構成するので、いわゆる「最上部電極」である)、アルミニウム、バリウム及び銀を、純度99.9%の顆粒形態で使用した。最上部電極を、少なくとも5×10-6hPaの高真空下で蒸着により適用し、その際に蒸発率を最初は小さく保持し(0.2〜0.5nm/秒)、層厚を増加しながらわずか1.0〜1.5nm/秒に増加した。蒸着により適用したアルミニウム層は、約150nmの層厚を有した。
以下の略語を使用した:
L:光活性層の厚さ
OC:開路電圧
bi:ビルトイン電圧
OC,ideal:理論的開路電圧
SC:短絡電流密度
FF:占有率
η:効率
図1a〜1d:光活性層の層厚Lに対する、ATOP4:PCBMの質量比が1:3であるATOP4:PCBM太陽電池の特性の依存性プロットである。
図1a:層厚L(nm)に対する開路電圧VOC(V)依存性である。
図1b:層厚L(nm)に対する短絡電流密度JSC(mA/cm2)の依存性である。
図1c:層厚L(nm)に対する占有率FFの依存性である。
図1d:層厚L(nm)に対する効率(%)の依存性である。
図2a〜2d:ATOP誘導体:PCBMの質量割合(PCBMと特定のATOP誘導体の質量割合は合計すると100%になる)に対する、ATOP誘導体のATOP1、ATOP4、ATOP7及びATOP8を含む太陽電池の特性の依存性プロットである。
図2a:PCBMの質量割合(%)に対する開路電圧VOC(V)の依存性である。
図2b:PCBMの質量割合(%)に対する短絡電流密度JSC(mA/cm2)の依存性である。
図2c:PCBMの質量割合(%)に対する占有率FFの依存性である。
図2d:PCBMの質量割合(%)に対する効率(%)の依存性である。
図3a〜3d:熱処理時間t(分)に対する、ATOP7:PCBMの質量比が3:7であるATOP7:PCBM太陽電池の相対的特性の依存性プロットである。相対的パラメーターは、熱処理t分後の特定の特性と熱処理なしの特性の出発値との比率を形成することによって決定した。熱処理は、95℃及び125℃で実施した。
熱処理なしの出発値は図2a〜2dから取ることができ、下記である:
OC,0=0.63V;JSC,0=3.0mAcom-2;FF0=0.32;η0=0.60%
熱処理t分後の特定の特性値を、VOC,T、JSC,T、FFT及びηTにより示す。
図3a:熱処理時間t(分)に対するVOC,T/VOC,0比の依存性である。
図3b:熱処理時間t(分)に対するJSC,T/JSC,0比の依存性である。
図3c:熱処理時間t(分)に対するFFT/FF0比の依存性である。
図3d:熱処理時間t(分)に対するηT0比の依存性である。
層の熱処理(電極の付着後)は、電池の特性をいくらか改善することを可能にする。
図4a〜4d:光活性層におけるATOP1:AFOP、ATOP1:IDOP301及びATOP1:IDTA304の質量比に対する太陽電池の特性の依存性プロットである。全ての場合において、1:3の(ATOP1:AFOP):PCBM、(ATOP1:IDOP301):PCBM及び(ATOP1:IDTA304):PCBMの質量比が確立された。化合物AFOP、IDOP301及びIDTA304の質量割合は、上側の横座標(「メロシアニンの質量割合[%]」と表示されている)から取ることができ、化合物ATOP1の質量割合は、下側の横座標から取ることができる。2つの質量割合をそれぞれの場合に合計すると25%になり、PCBMの質量割合をそれぞれの場合に合計すると100%になる(上記比率1:3に従う)。
図4a:ATOP1の質量割合(%)と特定の化合物AFOP、IDOP301及びIDTA304の質量割合(%)との比率に対する開路電圧VOC(V)の依存性である。
図4b:ATOP1の質量割合(%)と特定の化合物AFOP、IDOP301及びIDTA304の質量割合(%)との比率に対する短絡電流密度JSC(mA/cm2)の依存性である。
図4c:ATOP1の質量割合(%)と特定の化合物AFOP、IDOP301及びIDTA304の質量割合(%)との比率に対する占有率FFの依存性である。
図4d:ATOP1の質量割合(%)と特定の化合物AFOP、IDOP301及びIDTA304の質量割合(%)との比率に対する効率(%)の依存性である。
以下の表は、式D−Aの異なる化合物(「メロシアニン」)を有する太陽電池の特性を提示する。全ての場合において、1:3のメロシアニン:PCBMの質量比が確立された。
Figure 0005436418
1)決定されず
前記で調査された光活性層において、構成成分K1(すなわち、式k1の1つ以上のメロシアニン)は、電子供与体として作用し、構成成分K2(すなわち、フラーレン誘導体)は、電子受容体として作用した。
前記の試験と同様に、光活性層が構成成分K1として化合物ATOP4及び構成成分K2として化合物ポリ(3−ヘキシルチオフェン)(「P3HT」)から構成される有機太陽電池を製造した(後者の化合物は典型的には電子供与体である)。ATOP4とP3HTの質量比は1:3、1:1及び3:1の範囲で変わった。対応する効率ηは、0.02%、0.03%及び0%であることが見出された。この組み合わせにおいて、P3HTは、ここでも電子供与体として機能するが、ATOP4は、電子受容体として機能することが見出された。

Claims (9)

  1. 有機太陽電池及び有機光検出器の光活性層を製造するための、
    K1)電子供与体又は電子受容体として、一般式k1:
    Figure 0005436418
    [式中、
    Dは、少なくとも1つの炭素−炭素又は炭素−ヘテロ原子二重結合及び少なくとも1つの非縮合又は縮合の炭素環又は複素環を含む供与体部分であり、
    ここで、該供与体部分Dは、下記:
    Figure 0005436418
    [式中、
    110 、R 120 及びR 130 が、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキル、C 5 〜C 7 シクロアルキル、C 1 〜C 10 アルコキシ、C 1 〜C 10 アルキルアミノ、ジ(C 1 〜C 10 アルキル)アミノ、C 1 〜C 10 アルキルアミノ−若しくはジ(C 1 〜C 10 アルキル)アミノスルホニルアミノ、C 1 〜C 10 アルキルスルホニルアミノ、アリール、アリール−C 1 〜C 10 アルキル、アリールオキシ−C 1 〜C 10 アルキル、又は−NHCOR 170 若しくは−NHCOOR 170 基であり、R 170 が、アリール、アリール−C 1 〜C 10 アルキル又は1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキルとして定義されており、
    140 、R 150 及びR 160 が、それぞれ独立して、水素、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキル、C 5 〜C 7 シクロアルキル又はアリールであり、
    210 、R 220 、R 230 及びR 240 が、それぞれ独立して、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキル又はC 5 〜C 10 シクロアルキルであるか、或いはR 210 とR 220 、及び/又はR 230 とR 240 が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5員又は6員環を形成し、窒素原子と隣接していないCH 2 基の1つが、酸素原子で置換されていてもよく、
    250 及びR 260 が、それぞれ独立して、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキル、C 5 〜C 7 シクロアルキル、アリール、アリール−C 1 〜C 10 アルキル又はアリールオキシ−C 1 〜C 10 アルキルであり、そして
    Zが、O又はSである]からなる群より選択され、
    Aは、少なくとも1つの炭素−炭素又は炭素−ヘテロ原子二重結合及び少なくとも1つの非縮合又は縮合の炭素環又は複素環を含む受容体部分であり、
    ここで、該受容体部分Aは、下記:
    Figure 0005436418
    [式中、
    310 及びR 320 が、それぞれ独立して、水素、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキル又はC 5 〜C 7 シクロアルキルであり、
    330 が、水素、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキル、部分的にフッ素化されたC 1 〜C 10 アルキル、ペルフルオロ化C 1 〜C 10 アルキル、C 5 〜C 7 シクロアルキル又はアリールであり、
    340 が、水素、NO 2 、CN、COR 350 、COOR 350 、SO 2 350 又はSO 3 350 であり、R 350 が、アリール又はC 1 〜C 10 アルキルとして定義されており、
    410 が、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキル、C 5 〜C 7 シクロアルキル、アリール、アリール−C 1 〜C 10 アルキル、アリールオキシ−C 1 〜C 10 アルキル、−NHCOR 420 基又は−N(COR 420 2 基であり、R 420 が、アリール、アリール−C 1 〜C 10 アルキル又は1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキルとして定義され、−N(COR 420 2 基における2つのR 420 が、同一又は異なっていてもよく、
    Xが、独立してCH又はNであり、そして
    Yが、O、C(CN) 2 又はC(CN)(COOR 430 )であり、R 430 が、1又は2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキルとして定義される]からなる群より選択され、そして
    該供与体部分D及び該受容体部分Aは、互いにπ結合している]の1つ以上の化合物、並びに
    K2)該構成成分K1)に対して電子受容体又は電子供与体として対応して作用する1つ以上の化合物
    ここで、該構成成分K2は、一般式k2:
    Figure 0005436418
    [式中、
    Aは、C 1 〜C 10 アルキレンであり、
    510 は、アリール又はアリールC 1 〜C 10 アルキルであり、そして
    520 は、C 1 〜C 10 アルキルである]の1つ以上のC 60 フラーレン誘導体を含む、
    構成成分として含む混合物の使用。
  2. 前記一般式k1の化合物が、前記供与体部分D01〜D14と前記受容体部分A01〜A09との以下の組み合わせ物:
    D01−A01、D01−A02、D01−A03、D01−A04、D01−A05、D01−A06、D01−A07、D01−A08、D01−A09、
    D02−A01、D02−A02、D02−A03、D02−A04、D02−A05、D02−A06、D02−A07、D02−A08、D02−A09、
    D03−A01、D03−A02、D03−A03、D03−A04、D03−A05、D03−A06、D03−A07、D03−A08、D03−A09、
    D04−A01、D04−A02、D04−A03、D04−A04、D04−A05、D04−A06、D04−A07、D04−A08、D04−A09、
    D05−A01、D05−A02、D05−A03、D05−A04、D05−A05、D05−A06、D05−A07、D05−A08、D05−A09、
    D06−A01、D06−A02、D06−A03、D06−A04、D06−A05、D06−A06、D06−A07、D06−A08及びD06−A09から成る群から選択される、請求項1に記載の使用。
  3. 前記構成成分K1における一般式k1の1つ以上の化合物が、それぞれ1000g/mol以下、特に600g/mol以下の分子量を有する、請求項1又は2に記載の使用。
  4. 前記構成成分K2が1つ以上のフラーレン及び/又はフラーレン誘導体を含む、請求項1からまでのいずれか1項に記載の使用。
  5. 前記構成成分K1が10〜90質量%、特に20〜80質量%の割合で存在し、前記構成成分K2が90〜10質量%、特に80〜20質量%の割合で存在し、前記構成成分K1とK2の割合が、それぞれの場合に前記構成成分K1及びK2の全体的な組成に基づいて、合計して100質量%になる、請求項1からまでのいずれか1項に記載の使用。
  6. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の混合物を使用して製造される光活性層を含む、有機太陽電池又は有機光検出器。
  7. 1)一般式k1:
    Figure 0005436418
    [式中、
    Dは、少なくとも1つの炭素−炭素又は炭素−ヘテロ原子二重結合及び少なくとも1つの非縮合又は縮合の炭素環又は複素環を含む供与体部分であり、
    ここで、該供与体部分Dは、下記:
    Figure 0005436418
    [式中、
    110 、R 120 及びR 130 が、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキル、C 5 〜C 7 シクロアルキル、C 1 〜C 10 アルコキシ、C 1 〜C 10 アルキルアミノ、ジ(C 1 〜C 10 アルキル)アミノ、C 1 〜C 10 アルキルアミノ−若しくはジ(C 1 〜C 10 アルキル)アミノスルホニルアミノ、C 1 〜C 10 アルキルスルホニルアミノ、アリール、アリール−C 1 〜C 10 アルキル、アリールオキシ−C 1 〜C 10 アルキル、又は−NHCOR 170 若しくは−NHCOOR 170 基であり、R 170 が、アリール、アリール−C 1 〜C 10 アルキル又は1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキルとして定義されており、
    140 、R 150 及びR 160 が、それぞれ独立して、水素、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキル、C 5 〜C 7 シクロアルキル又はアリールであり、
    210 、R 220 、R 230 及びR 240 が、それぞれ独立して、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキル又はC 5 〜C 7 シクロアルキルであるか、或いはR 210 とR 220 、及び/又はR 230 とR 240 が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5員又は6員環を形成し、窒素原子と隣接していないCH 2 基の1つが、酸素原子で置換されていてもよく、
    250 及びR 260 が、それぞれ独立して、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキル、C 5 〜C 7 シクロアルキル、アリール、アリール−C 1 〜C 10 アルキル又はアリールオキシ−C 1 〜C 10 アルキルであり、そして
    Zが、O又はSである]からなる群より選択され、
    Aは、少なくとも1つの炭素−炭素又は炭素−ヘテロ原子二重結合及び少なくとも1つの非縮合又は縮合の炭素環又は複素環を含む受容体部分であり
    ここで、該受容体部分Aは、下記:
    Figure 0005436418
    [式中、
    310 及びR 320 が、それぞれ独立して、水素、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキル又はC 5 〜C 7 シクロアルキルであり、
    330 が、水素、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキル、部分的にフッ素化されたC 1 〜C 10 アルキル、ペルフルオロ化C 1 〜C 10 アルキル、C 5 〜C 7 シクロアルキル又はアリールであり、
    340 が、水素、NO 2 、CN、COR 350 、COOR 350 、SO 2 350 又はSO 3 350 であり、R 350 が、アリール又はC 1 〜C 10 アルキルとして定義されており、
    410 が、1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキル、C 5 〜C 7 シクロアルキル、アリール、アリール−C 1 〜C 10 アルキル、アリールオキシ−C 1 〜C 10 アルキル、−NHCOR 420 基又は−N(COR 420 2 基であり、R 420 が、アリール、アリール−C 1 〜C 10 アルキル又は1若しくは2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキルとして定義され、−N(COR 420 2 基における2つのR 420 が、同一又は異なっていてもよく、
    Xが、独立してCH又はNであり、そして
    Yが、O、C(CN) 2 又はC(CN)(COOR 430 )であり、R 430 が、1又は2個の非隣接酸素原子で中断されていてもよいC 1 〜C 10 アルキルとして定義される]からなる群より選択され、そして
    該供与体部分D及び該受容体部分Aは、互いにπ結合している]の1つ以上の化合物、並びに
    K2)1つ以上のフラーレン及び/又はフラーレン誘導体、
    ここで、該構成成分K2は、一般式k2:
    Figure 0005436418
    [式中、
    Aは、C 1 〜C 10 アルキレンであり、
    510 は、アリール又はアリールC 1 〜C 10 アルキルであり、そして
    520 は、C 1 〜C 10 アルキルである]の1つ以上のC 60 フラーレン誘導体を含む、
    を構成成分として含む混合物。
  8. 前記一般式k1の化合物が、前記供与体部分D01〜D14と前記受容体部分A01〜A09との以下の組み合わせ物:
    D01−A01、D01−A02、D01−A03、D01−A04、D01−A05、D01−A06、D01−A07、D01−A08、D01−A09、
    D02−A01、D02−A02、D02−A03、D02−A04、D02−A05、D02−A06、D02−A07、D02−A08、D02−A09、
    D03−A01、D03−A02、D03−A03、D03−A04、D03−A05、D03−A06、D03−A07、D03−A08、D03−A09、
    D04−A01、D04−A02、D04−A03、D04−A04、D04−A05、D04−A06、D04−A07、D04−A08、D04−A09、
    D05−A01、D05−A02、D05−A03、D05−A04、D05−A05、D05−A06、D05−A07、D05−A08、D05−A09、
    D06−A01、D06−A02、D06−A03、D06−A04、D06−A05、D06−A06、D06−A07、D06−A08及びD06−A09から成る群から選択される、請求項7に記載の混合物。
  9. 前記構成成分K1が10〜90質量%、特に20〜80質量%の割合で存在し、前記構成成分K2が90〜10質量%、特に80〜20質量%の割合で存在し、前記構成成分K1とK2の割合が、それぞれの場合に前記構成成分K1及びK2の全体的な組成に基づいて、合計して100質量%になる、請求項に記載の混合物。
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