JP5434092B2 - 発光装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、有機EL(electro luminescent)素子等を含む発光装置及びこれを備える電子機器に関する。
薄型で軽量な発光源として、OLED(organic light emitting diode)、即ち有機EL素子がある。有機EL素子は、有機材料を含む少なくとも一層の有機薄膜を画素電極と対向電極とで挟んだ構造を有する。このうち画素電極は例えば陽極として、対向電極は陰極として機能する。両者間に電流が流されると、前記有機薄膜で電子及び正孔間の再結合が生じ、これに起因して、当該有機薄膜ないしは有機EL素子は発光する。
かかる有機EL素子、ないしはこれを備えた画像表示装置としては、例えば特許文献1及び2に開示されているようなものが知られている。
特開2006−113325号公報 特開2007−316462号公報
ところで、上述のような有機EL素子は、適当な構成をもつ駆動回路によって駆動される。駆動回路としては例えば、pチャネル型の駆動トランジスタのゲート電位に応じてそのソース・ドレイン間に流れる電流を有機EL素子に供給するものがある。
もっとも、このような駆動回路には様々な解決すべき課題がある。例えば、当該駆動トランジスタの閾値電圧のバラツキにより発光輝度がばらつき、その結果、表示画像の品質が低下する、等々である。
前記の特許文献2は、このような問題に対処する技術を開示する。すなわち、特許文献2は、駆動トランジスタにおいてダイオード接続を実現することにより、そのゲート電位を、“(電源電圧)−(閾値電圧)”(以下、「補償後電位」ということがある。)に設定し、これにより閾値電圧のバラツキに起因する悪影響を排除する。この場合、特許文献2では特に、このようなダイオード接続を伴う「補償期間」を、「1水平走査期間で完了させる必要」から開放していることに特徴の1つがある(特許文献2の〔0006〕〔0029〕、あるいは〔図2〕等参照)。これによって、前述のゲート電位は、より確実に、前記補償後電位に設定され得るようになっており、また、補償期間と画像データ書込期間とは基本的に独立に設定可能となるので、一方の時間を長くとると他方が犠牲になるということもない、などといった各種の利点も得られるようになっている。
しかしながら、この場合、以下の改善すべき課題がある。すなわち、上記特許文献2に開示される技術では、補償期間を設定するための信号(特許文献2では、〔図3〕等に示される、駆動トランジスタTdrのダイオード接続の成否に係るトランジスタ「Tr4」のON・OFFを司る信号である。)を生成するための回路の構成が若干複雑になるおそれがあることである。特に、前述のように、当該信号の独立性を維持しようとすると、回路規模が増大してしまうおそれもある。
この点、前記特許文献1が開示する技術、即ち「スタート信号線」に「スタート信号」と「消灯タイミング信号」という異なるパルス幅をもつ信号を生成するデコーダ回路を備える技術(特許文献1の〔図8〕〔請求項1〕等参照)を応用すれば、回路規模の増大といった不具合を被るおそれは少なくなる。とはいえ、そのような態様の信号生成は一般に容易ではないため、当該の処理の複雑さが増大し、あるいは、それに見合ったコストの増大が見込まれる、などといった課題がなおある。
また、この特許文献1等のような技術では、スタートパルスが、1フレーム中複数回アクティブとなる(ハイレベル・ローレベルの往還が複数回繰り返される)ので、それを生成する信号生成回路内での貫通電流や、各種寄生容量の充放電等によって消費電力が増大するといったおそれもある。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決することの可能な発光装置及び電子機器を提供することを課題とする。
また、本発明は、かかる態様の発光装置、あるいは電子機器に関連する課題を解決可能な、発光装置、あるいは電子機器を提供することをも課題とする。
本発明に係る発光装置は、上述した課題を解決するため、N個の発光素子(Nは自然数)と、前記N個の発光素子の各々に対応して、その駆動に関与する複数種類の制御信号を供給するための複数の配線からなる走査線と、クロック信号の周期に応じたパルス幅をもつスタートパルス信号を生成するスタートパルス信号生成手段と、前記Nに応じたZ個(Zは自然数)からなり、その各々が前記スタートパルス信号のパルス幅に応じたパルス幅をもつ起点パルス信号を、当該Z個の順番に従って順次生成する、Z個の単位シフト回路と、前記Z個の単位シフト回路のうちの1つが生成する前記起点パルス信号の有無及び当該起点パルス信号のパルス幅に応じて、前記複数種類の制御信号のうちの2以上の種類の制御信号を生成し、当該制御信号を前記配線のうち該制御信号に対応する配線に供給する信号生成回路と、を備える。
本発明によれば、スタートパルス信号生成手段は、基本的に、1種類のスタートパルス信号を生成し、かつ、信号生成回路は、これに応じて(より正確には、当該スタートパルス信号に応じた起点パルス信号に応じて)2以上の種類の制御信号を生成する。したがって、従来例のように、それぞれが異なるパルス幅をもつ「スタート信号線」及び「消灯タイミング信号」(いずれも、本発明における「スタートパルス信号」としての性格をもつといえる。)を生成するという処理が必要ないから、当該の処理の複雑さが増大し、あるいは、コストの増大が見込まれるといったことが回避される。なお、前記において、「起点パルス信号」の「起点」とは、制御信号生成の起点となるという意味合いが込められているが、それ以外に特別な意味はない。
また、本発明によれば、いわば1回の機会、あるいは1個の構成で、複数種類の制御信号のうちの2以上の制御信号が生成されるようになっているので、これらを別々の回路によって生成する、などといった場合に比べて、回路規模の縮小化を実現することができる。
なお、本発明において、スタートパルス信号のパルス幅が、「クロック信号の周期に応じ」るというのは、例えば、当該パルス幅がクロック信号の1周期分の長さに等しいという場合のほか、2周期分以上の長さに等しいとか、あるいは場合によっては、整数で表現できない周期分の長さに等しいという場合、等々も含む。
また、本発明において、起点パルス信号が、「Z個の順番に従って順次」生成されるとは、例えば、Z個の単位シフト回路に、1,2,…,Zという番号を付けたとすると、1番目,2番目,…,Z番目の単位シフト回路が、この順番に起点パルス信号を生成するという場合を含むほか、その逆に、Z番目,(Z−1)番目,(Z−2)番目,…,1番目の単位シフト回路が、この順番に起点パルス信号を生成するという場合を含む。ちなみに、本発明において、“Z”は、“N”と一応使い分けられているが、これらに関しては、N=Z 又は N≠Zが成立してよい。
さらに、本発明において、「複数種類の制御信号」という場合、その中には例えば、ある種類の制御信号のパルス幅は前記クロック信号の1/4周期分の長さをもつが、他の種類の制御信号のパルス幅は2周期分の長さをもつ、などという場合、等々が含まれる。
この発明の発光装置では、前記スタートパルス信号生成手段は、前記複数の発光素子の各々を一通り駆動する間に、1回だけ、前記スタートパルス信号を生成する、ように構成してもよい。
この態様によれば、スタートパルス信号に関するハイレベル及びローレベルの往還は、いわゆる1フレーム期間(前述の「複数の発光素子の各々を一通り駆動する間」に相当する。)中、1回だけ行われることから、このスタートパルス信号生成手段その他の回路構成等を含む駆動回路内で、貫通電流や、各種寄生容量の充放電等によって消費電力が極端に増大するといったおそれがない。
本発明の発光装置では、前記信号生成回路は、前記2以上の種類の制御信号のうちの少なくとも1つを、当該2以上の種類の制御信号のうちの他の1つに基づいて生成する、ように構成してもよい。
この態様によれば、複数種類の制御信号のうちの1つが、他の1つに基づいて生成されることから、信号生成回路の回路構成を効率化・簡易化することが可能になる。また、本態様は、複数種類の制御信号を生成するための最も合理的な方法の1つを提供するということもできる。
本発明の発光装置では、前記信号生成回路はZ個あり、その各々は、第1NAND回路、該第1NAND回路から出力される原信号の入力を受けるインバータ回路、及び、第2NAND回路、を含み、前記Z個の信号生成回路のうちの、第p番目の信号生成回路(pは、p≦N−1を満たす自然数)に含まれる、前記第1及び第2NAND回路は、それぞれ、第p番目及び第(p+1)番目の前記単位シフト回路から出力される前記起点パルス信号の入力を受け、並びに、当該第p番目の信号生成回路に含まれる前記インバータ回路から出力される信号、及び、第(p+1)番目の信号生成回路に含まれる前記第1NAND回路から出力される前記原信号、の入力を受け、当該第p番目の信号生成回路は、前記第1NAND回路の出力に基づいて、前記複数種類の制御信号の1つを生成し、前記第2NAND回路の出力に基づいて、前記複数種類の制御信号の他の1つを生成する、ように構成してもよい。
この態様によれば、信号生成回路の好適な構成例の1つが提供される。なお、この態様に関する、より詳細な具体例については、後述する実施形態においても説明される。
本発明の発光装置では、前記N個の発光素子の各々を駆動するためのN個の単位回路を更に備え、前記単位回路は、ゲート電位の変動に応じた大きさの駆動電流を前記発光素子に供給する駆動トランジスタを含み、前記複数種類の制御信号には、前記駆動トランジスタの閾値電圧を補償するための補償制御信号が含まれる、ように構成してもよい。
この態様によれば、発光素子に駆動電流を供給する駆動トランジスタの閾値電圧を補償するための補償制御信号が、信号生成回路によって生成される。この場合、この補償制御信号は、前記起点パルス信号のパルス幅に応じて生成されることから、好適には例えば、当該パルス幅によって規定される比較的長い時間、閾値電圧補償動作を継続させることが可能である。これにより、よりよい閾値電圧補償が実行され得る。
なお、この態様に関する、より詳細な具体例(単位回路の詳細な構成、あるいはそれに基づく補償制御信号の具体的あり方等)については、後述する実施形態においても説明される。ちなみに、この点に関しては、後述する実施形態の変形例を説明する箇所における(3)の説明も参照されたい。
この態様では、前記複数種類の制御信号には、前記駆動トランジスタのゲート電位を初期化するための初期化信号が更に含まれる、ように構成してもよい。
この態様によれば、信号生成回路が生成する複数種類の制御信号の好適な具体例の1つが提供される。
なお、この態様においては、好適には、前記補償制御信号のパルス幅と、本態様に係る初期化信号のパルス幅とは異なっていることが好ましい。かかる態様の、より詳細な具体例については、後述する実施形態においても説明される。
また、本発明に係る「複数種類の制御信号」は、上述した「補償制御信号」、「初期化信号」のほか、例えば、前記発光素子の発光及び非発光を制御するための発光制御信号、あるいは、前記駆動トランジスタのゲート電位を所定の電位に設定するためのデータ信号の前記単位回路への書込の有無を司る書込信号(走査信号)、等々が含まれてよい。
この発明の発光装置では、前記複数種類の制御信号のうちの少なくとも1種類の制御信号は、前記N個の発光素子のうちの第p番目の発光素子に向けて供給されるとともに、第q番目の発光素子(qは、q≦Nかつq≠pを満たす自然数)にも向けて供給される、ように構成してもよい。
この態様によれば、制御信号の効率的な利用が可能となり、信号生成回路の構成の効率化・簡易化、走査線に含まれる配線数の減少、等々の利点が享受され得る。
なお、この場合においては、第p番目の単位回路における当該制御信号の“意味”と、第(p+1)番目の単位回路における当該制御信号の“意味”とは異ならせてあることが好ましい。例えば、前述した、「補償制御信号」等々の各種の制御信号の例を前提としていえば、当該制御信号は、第p番目の単位回路においては“書込信号(走査信号)”としての意味をもち、第(p+1)番目の単位回路においては“補償制御信号”としての意味をもつ、などというようである。
また、本発明の電子機器は、上記課題を解決するために、上述した各種の発光装置を備える。
本発明によれば、上述した各種の発光装置を備えてなるので、制御信号生成処理の簡易化、回路規模の縮小化、消費電力低減、より確実な閾値電圧補償動作の実行、等々の各種の効果が享受される。
本発明の第1実施形態に係る有機EL装置を示すブロック図である。 図1の有機EL装置を構成する単位回路の詳細を示す回路図である。 図1の走査線駆動回路を構成するPRE・INI信号生成回路の詳細を示すブロック図である。 図3のPRE・INI信号生成回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図3のPRE・INI信号生成回路を備えることによって回路規模が縮小することを説明するための説明図である。 図3のPRE・INI信号生成回路を備えない従来例において、回路規模が大きくなることを説明するための説明図である。 図3と同趣旨の図であって、本発明の第2実施形態に係るPRE・INI信号生成回路の詳細を示すブロック図である。 図7のPRE・INI信号生成回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 図3と同趣旨の図であって、本発明の第3実施形態に係る全信号生成回路の詳細を示すブロック図である。 図9のPRE・INI信号生成回路を備えることによって回路規模が縮小することを説明するための説明図である。 本発明の実施形態の変形例であって、初期化動作が複数回行われる場合のタイミングチャートである。 本発明の実施形態の変形例であって、自段の単位回路用の走査信号が、次段の単位回路用の補償制御信号に共用される形態を示す図である。 本発明に係る有機EL装置を適用した電子機器を示す斜視図である。 本発明に係る有機EL装置を適用した他の電子機器を示す斜視図である。 本発明に係る有機EL装置を適用したさらに他の電子機器を示す斜視図である。
<第1実施形態>
以下では、本発明に係る第1実施形態について図1乃至図4を参照しながら説明する。なお、ここに言及した図1乃至図4に加え、以下で参照する各図面においては、各部の寸法の比率が実際のものとは適宜に異ならせてある場合がある。
有機EL装置100は、図1に示すように、素子基板7と、この素子基板7上に形成される各種の要素とを備えている。各種の要素とは、有機EL素子8、走査線3及びデータ線6、電源線113、走査線駆動回路103、データ線駆動回路106、並びにタイミング生成回路300である。
有機EL素子(発光素子)8は、図1に示すように、素子基板7上に複数備えられる。それら複数の有機EL素子8はN行×M列のマトリクス状に配列されている(N,Mは自然数)。有機EL素子8の各々は、陽極としての画素電極、発光機能層及び陰極としての対向電極から構成されている。
画像表示領域7aは、素子基板7上、これら複数の有機EL素子8が配列されている領域である。画像表示領域7aでは、各有機EL素子8の個別の発光及び非発光に基づき、所望の画像が表示され得る。なお、以下では、素子基板7の面のうち、この画像表示領域7aを除く領域を、「周辺領域」と呼ぶ。
走査線3及びデータ線6は、それぞれ、マトリクス状に配列された有機EL素子8の各行及び各列に対応するように配列されている。より詳しくは、走査線3は、図1に示すように、図中左右方向に沿って延び、かつ、周辺領域上に形成されている走査線駆動回路103に接続されている。一方、データ線6は、図中上下方向に沿って延び、かつ、周辺領域上に形成されているデータ線駆動回路106に接続されている。なお、電源線113は、データ線6と並行するように配列されている。この電源線113には、高電源電位Velが供給される。
前記のうち走査線駆動回路103は、走査線3のそれぞれを順番に選択するための回路である。また、データ線駆動回路106は、走査線駆動回路103によって選択された走査線3に対応する各有機EL素子8に向けて、各データ線6を通じてデータ信号を供給するための回路である。第1実施形態においては、走査線駆動回路103の構成及び動作について特徴があるが、この点については後述する。
タイミング生成回路300は、走査線駆動回路103及びデータ線駆動回路106を駆動するためのクロック信号CLK、スタートパルス信号(転送開始パルス信号)SPを生成する。第1実施形態では特に、スタートパルス信号SPのパルス幅が、クロック信号CLKの周期に応ずるように定められている。より具体的には、後に改めて参照する図4に示すように、第1実施形態に係るスタートパルス信号SPのパルス幅は、クロック信号CLKの1周期の長さに対応している。
なお、これらクロック信号CLK及びスタートパルス信号SPは、両回路(103,106)の別に応じて例えば周期、位相等の態様の異なるものが生成されてもよいし、そのうちの全部又は一部が両回路(103,106)間で共用されてもよい。
各走査線3及び各データ線6の各交点の近傍には、前述の有機EL素子8等を含む単位回路(画素回路)Pが設けられている。
単位回路Pは、図2に示すように、有機EL素子8を含むほか、駆動トランジスタTdr、発光制御トランジスタTel、第1〜第4トランジスタTr1〜Tr4、及び第1〜第3容量素子C1〜C3を含む。
なお、図1では便宜的に1本の配線として図示された走査線3は、図2に示すように実際には4本の配線を含む。各配線には走査線駆動回路103から所定の信号が供給される。より詳細には、これら各配線には、それぞれ、走査信号GWRT[i]、補償制御信号GINI[i]、初期化信号GPRE[i]、及び発光制御信号GEL[i]が供給される。これら各信号の具体的な意義やこれに応じた単位回路Pの動作については後述する。なお、ここで使われた記号iは、前記マトリクス状配列の中の行番号を意味する(図1参照。1本の走査線3が4本の配線からなるので、全走査線3に含まれる配線数は結局、4N本である。)。また、これら各信号(GWRT[i],GINI[i],GPRE[i],GEL[i])は、本発明にいう「発光素子の各々に対応して、その駆動に関与する複数種類の制御信号」の一具体例に該当する。
駆動トランジスタTdrはpチャネル型であり、電源線113から有機EL素子8の画素電極に至る経路上にある。この駆動トランジスタTdrのソース(S)は電源線113に接続される。
この駆動トランジスタTdrは、ソース(S)とドレイン(D)との導通状態(ソース−ドレイン間の抵抗値)がゲート電位Vgに応じて変化することで当該ゲート電位Vgに応じた駆動電流Ielを生成する手段である。なお、ゲート電位Vgは、データ線6を通じて供給されるデータ信号Dataの大きさに応じる。
こうして、有機EL素子8は、駆動トランジスタTdrの導通状態、ないしはデータ信号Dataに応じて駆動される。
発光制御トランジスタTelは、nチャネル型であり、駆動トランジスタTdrと有機EL素子8の画素電極との間にある。この発光制御トランジスタTelのゲートには、前記発光制御信号GEL[i]が供給される。この発光制御信号GEL[i]がハイレベルに遷移すると発光制御トランジスタTelがオン状態に変化して有機EL素子8に対する駆動電流Ielの供給が可能となる。これにより、有機EL素子8は駆動電流Ielに応じた階調(輝度)で発光する。これに対して、発光制御信号GEL[i]がローレベルである場合には発光制御トランジスタTelがオフ状態を維持するから、駆動電流Ielの経路が遮断されて有機EL素子8は消灯する。
なお、有機EL素子8の画素電極は、前記駆動トランジスタTdrを介して前述した高電源電位Velが供給される電源線113に接続され、その対向電極は低電源電位VCTが供給される電位線(不図示)に接続される。
第1〜第3容量素子C1〜C3は、いずれも、2つの電極間に誘電体が介挿された素子である。それぞれの容量値は、Ch1,Ch2及びCcである。
第1容量素子C1の一方の電極及び第2容量素子C2の一方の電極(いずれも図中上方の電極)は電源線113に接続される。また、第1容量素子C1の他方の電極は第3容量素子C3の一方の電極(図中右方の電極)に接続され、第2容量素子C2の他方の電極は第3容量素子C3の他方の電極(図中左方の電極)に接続される。
第1トランジスタTr1は、ノードZ1とデータ線6との間に介在して両者の電気的な接続を制御するスイッチング素子である。第1トランジスタTr1のゲートには前記の走査信号GWRT[i]が供給される。
第4トランジスタTr4は、初期化電位VSTが供給される電位線(不図示)と駆動トランジスタTdrのドレインとの間に設けられ両者の電気的な接続を制御するスイッチング素子である。第4トランジスタTr4のゲートには前記の初期化信号GRPE[i]が供給される。なお、VSTは、VST<Vel−Vthを満たす。ここでVthは駆動トランジスタTdrの閾値電圧である。
第2トランジスタTr2は、ノードZ1と初期化電位VSTが供給される電位線との間に設けられ両者の電気的な接続を制御するスイッチング素子である。第2トランジスタTr2のゲートには前記の補償制御信号GINI[i]が供給される。
第3トランジスタTr3は、ノードZ2と駆動トランジスタTdrのドレインとの間に設けられ両者の電気的な接続を制御するスイッチング素子である。第3トランジスタTr3のゲートには補償制御信号GINI[i]が供給される。補償制御信号GINI[i]は、第2及び第3トランジスタTr2及びTr3間で共用される。
このような構成の単位回路Pは、以下の各ステップを踏んで動作する。
〔i〕初期化: 初期化信号GPRE[i]及び補償制御信号GINI[i]がハイレベルとなることで、第2〜第4トランジスタTr2〜Tr4がONとなり、これにより、第3容量素子C3は放電するとともに、初期化電位VSTをもつ。
〔ii〕補償: 初期化信号GPRE[i]がローレベルに遷移して第4トランジスタTr4がOFFとなり、補償制御信号GINI[i]がハイレベルを維持する。これにより、駆動トランジスタTdrはダイオード接続され、そのゲート・ソース間電圧が閾値電圧Vthに漸近し、したがってゲート電位Vgは、Vg=Vel−Vthに漸近する。なお、この一連の過程中、第1容量素子C1は閾値電圧Vthを保持する。
〔iii〕データ書込: 補償制御信号GINI[i]がローレベルに遷移して第2・第3トランジスタTr2・Tr3がOFFとなる一方、走査信号GWRT[i]がハイレベルとなることで、第1トランジスタTr1がONとなる。この際、適当な電位をもつデータ信号がデータ線6を通じて供給されると、それに応じて第3容量素子C3の電極(図中左方の電極)の電位が変動し、さらにそれに伴って駆動トランジスタTdrのゲート電位Vgが変動する。ここで「適当な電位」というのは、当該の有機EL素子8の発光階調に加えて、第1・第3容量素子C1・C3による分圧等の影響を勘案した上で設定される電位であることを含意する。結局、ゲート電位Vgは、データ信号の大きさに応じて変動する。
〔iv〕駆動: 走査信号GWRT[i]がローレベルに遷移して第1トランジスタTr1がOFFとなる一方、発光制御信号GEL[i]がハイレベルとなることで、発光制御トランジスタTelがONとなる。これにより、有機EL素子8には、ゲート電位Vgに応じた大きさの駆動電流Ielが駆動トランジスタTdrから供給されることになり、当該有機EL素子8は発光する。
以上のほか、第1実施形態に係る有機EL装置100では特に、前記の走査線駆動回路103が、図3に示すような構成を備えたPRE・INI信号生成回路50を含む。ここで、“PRE・INI信号生成回路”(その中でも特に “PRE・INI”)というネーミングは、当該の回路が前述した初期化信号G“PRE”[i]と補償制御信号G“INI”[i]とを生成することに由来している。
このPRE・INI信号生成回路50は、図3に示すように、シフトレジスタ51(i)、原信号生成回路52(i)、デコーダ53(i)、及び出力回路71(i)を備えている(なお、記号iの意義は、前述と同様、前記マトリクス状配列の中の行番号を意味する。)。これらのうちシフトレジスタ51(i)及び原信号生成回路52(i)のそれぞれは同数存在し、デコーダ53(i)は、それよりも1だけ少ない数存在する。つまり、前二者はN個、後一者は(N−1)個ある。
シフトレジスタ51(i)は、クロック信号CLKに応じた間隔で、順次(即ち、i=1,2,…,Nの順に従って)、所定の幅をもつパルス信号を出力する。
最前段のシフトレジスタ51(1)は、クロック信号CLKのほか、スタートパルス信号SPの入力も受ける。シフトレジスタ51(1)によって出力される最初のパルス信号は、これら両信号(CLK,SP)の入力に応じる。以後、それよりも後段に位置するシフトレジスタ51(i)は、それぞれの前段のシフトレジスタ51(i−1)から出力される開始信号(1段目のシフトレジスタ51(1)に入力するスタートパルス信号SPに相当する機能をはたす。)及びクロック信号CLKに応じて、前記パルス信号を順次出力する。
各シフトレジスタ51(i)から出力されるパルス信号は、前記所定の幅として、スタートパルス信号SPがもつパルス幅と同じパルス幅をもつ。したがって、第1実施形態では、スタートパルス信号SPが上述のようにクロック信号CLKの1周期の長さをもつことに応じて、当該パルス信号のパルス幅も、同じ長さをもつことになる(図4中の「nodeA」あるいは「nodeB」参照。この点については後に改めて触れる。)。
なお、シフトレジスタ51のより具体的な回路構成としては様々なものがあるが、本発明は、基本的にどのような態様でも採用可能である。例えば好適には、特開2006−113325号公報に開示されるシフトレジスタの構成などが参考になる。本発明は、かかる形態のシフトレジスタを、その範囲内に含む。
また、上記のシフトレジスタ51(1),51(2),…,51(N)の1個1個は、本発明にいう「単位シフト回路」の一具体例に該当する。
原信号生成回路52(i)は、シフトレジスタ51(i)から出力されたパルス信号に応じて、原信号を生成する。ここで原信号とは、初期化信号GPRE[i]及び補償制御信号GINI[i]の基となる信号という意味である。
この原信号生成回路52(i)は、より具体的には例えば、図3に示すように、NAND回路521(i)を含む。このNAND回路521(i)は、シフトレジスタ51(i)とその後段に位置するシフトレジスタ51(i+1)の各々から出力された前記パルス信号の入力を受ける。NAND回路521(i)は、両パルス信号の論理関係に応じて、ハイレベル又はローレベルの原信号を出力する。
デコーダ53(i)は、原信号生成回路52(i)、ないしはNAND回路521(i)から出力された信号に応じて、前記原信号を変換した信号(以下、「変換原信号」という。)を生成する。
このデコーダ53(i)は、より具体的には例えば、図3に示すように、NAND回路531(i)、及び、負論理入力端をもつインバータ532(i)を含む。インバータ532(i)は、前述した原信号生成回路52(i)から出力された原信号の入力を受ける。また、インバータ532(i)の出力は、NAND回路531(i)への入力となる。このNAND回路531(i)はまた、その後段に位置付けられる原信号生成回路52(i+1)から出力された原信号の入力も受ける。NAND回路531(i)は、これらの2入力の論理関係に応じ、ハイレベル又はローレベルの変換原信号を出力する。
出力回路71(i)は、前述の原信号及び変換原信号の入力を受けて、初期化信号GPRE[i]及び補償制御信号GINI[i]を出力する。
この出力回路71(i)は、より具体的には例えば、図3に示すように、2つのNOR回路711(i)及び712(i)を含む。これらNOR回路711(i)及び712(i)は、それぞれ、2つの負論理入力端をもつ。
NOR回路711(i)は、その一方の入力端子に前記原信号の入力を受け、他方の入力端子に制御信号EMBBGPの入力を受ける。NOR回路711(i)は、これら各信号の論理関係に応じて、ハイレベル又はローレベルの初期化信号GPRE[i]を出力する。なお、制御信号EMBBGPは、クロック信号CLKの2倍の周期でハイレベル及びローレベル間を遷移する信号である(後述する図4参照)。
また、NOR回路712(i)は、その一方の入力端子に前記変換原信号の入力を受け、他方の入力端子に制御信号EMBBGINの入力を受ける。NOR回路712(i)は、これら各信号の論理関係に応じて、ハイレベル又はローレベルの補償制御信号GINI[i]を出力する。なお、制御信号EMBBGINは、常に、ローレベルの信号である(後述する図4参照)。
次に、以上のような構成をもつ有機EL装置100、特に前記PRE・INI信号生成回路50の動作ないし作用及び効果について、既に参照した図1乃至図3に加えて図4及び図5を参照しながら説明する。
まず、スタートパルス信号SPがローレベルからハイレベルに遷移した後、クロック信号CLKもローレベルからハイレベルに遷移すると、シフトレジスタ51(1)は、ハイレベルのパルス信号を出力する。これにより、図3のノードAは、図4に示すように、ローレベルからハイレベルに遷移する(図4中の期間αの開始)。なお、既に述べたように、スタートパルス信号SPのパルス幅は、クロック信号CLKの1周期分の長さに相当する。
この期間αの段階では、次段のシフトレジスタ51(2)から出力されるパルス信号はローレベルであるから、原信号生成回路52(1)ないしNAND回路521(1)は、ハイレベルの原信号を出力する。
また、この段階においては、制御信号EMBBGPはローレベルであるので、出力回路71(1)内のNOR回路711(1)はローレベルの信号を出力する。
すなわち、この段階における初期化信号GPRE[1]はローレベルである。
なお、この期間α内の後半では、制御信号EMBBGPがハイレベルに遷移するが、これによってNOR回路711(1)の出力は影響を受けない。つまり、この期間α中、初期化信号GPRE[1]はローレベルを維持する。
他方、この段階において、デコーダ53(1)はハイレベルの変換原信号を出力する。
すなわち、このデコーダ53(1)内のインバータ532(1)には前記ハイレベルの原信号が入力するので、当該インバータ532(1)はローレベルの信号を出力する。他方、次段の原信号生成回路52(2)は、当該の段のシフトレジスタ51(2)及び更にその次段のシフトレジスタ51(3)がともにローレベルのパルス信号を出力しているので、ハイレベルの原信号を出力する。したがって、このデコーダ53(1)に含まれるNAND回路531(1)は、ハイレベルの変換原信号を出力する。
また、この期間αにおいて、制御信号EMBBGINはローレベルであるので、出力回路71(1)内のNOR回路712(1)はローレベルの信号を出力する。
すなわち、この段階における補償制御信号GINI[1]はローレベルである。
続いて、シフトレジスタ51(2)は、前段のシフトレジスタ51(1)から出力される開始信号に応じ、クロック信号CLKがハイレベルからローレベルへと遷移する時に、ハイレベルのパルス信号を出力する。これにより、図3のノードBは、ローレベルからハイレベルに遷移する(図4中の期間βの開始)。
この期間βの段階では、前段のシフトレジスタ51(1)はなおハイレベルを維持しているので、原信号生成回路52(1)はローレベルの原信号を出力する。
また、この段階においては、制御信号EMBBGPはローレベルであるので、出力回路71(1)内のNOR回路711(1)はハイレベルの信号を出力する。
すなわち、この段階における初期化信号GPRE[1]はハイレベルである。
他方、この段階において、デコーダ53(1)はローレベルの変換原信号を出力する。
すなわち、このデコーダ53(1)内のインバータ532(1)には前記ローレベルの原信号が入力するので、当該インバータ532(1)はハイレベルの信号を出力する。他方、次段の原信号生成回路52(2)は、更にその次段のシフトレジスタ51(3)がローレベルにパルス信号を出力しているので、なおハイレベルの原信号を出力する。したがって、このデコーダ53(1)に含まれるNAND回路531(1)は、ローレベルの変換原信号を出力する。
また、この段階において、制御信号EMBBGINはローレベルであるので、出力回路71(1)内のNOR回路712(1)はハイレベルの信号を出力する。
すなわち、この段階における補償制御信号GINI[1]はハイレベルである。
以上により、第1行目に対応する単位回路Pにおいて、前記〔i〕に記したような初期化動作が行われる。
続いて、制御信号EMBBGPがローレベルからハイレベルに遷移する(図4中の期間γの開始)。
この期間γの段階では、前の期間βから、いま述べた制御信号EMBBGPの変化だけが生じるので、出力回路71(1)中のNOR回路711(1)はローレベルの信号を出力する。
すなわち、この期間γにおいて、初期化信号GPRE[1]はハイレベルからローレベルに遷移する。
以上のように、第1行目に対応する単位回路Pにおける初期化動作は、クロック信号CLKの1/4周期分続いて終了する。
また、この期間γの段階では、補償制御信号GINI[i]は従前に続きなおハイレベルを維持する。これにより、第1行目に対応する単位回路Pにおいて、前記〔ii〕に記したような閾値電圧Vthの補償動作が行われる。
このように、第1実施形態では、スタートパルス信号SPがハイレベルとなることを契機として、ノードAの電位がハイレベルとなり、更に、これが維持されている間に、初期化信号GPRE[1]及び補償制御信号GINI[1]の2種の信号が単位回路Pに供給されて、両動作が調和的に実行されるようになっている。また、この場合特に、ノードAがハイレベルを維持する間(即ち、シフトレジスタ51(1)から出力されたパルス信号がハイレベルを維持する間)は、補償制御信号GINI[1]はハイレベルを維持し、閾値電圧Vthの補償動作は一定時間継続するようになっているから、ゲート電位はVel−Vthにより近づく(即ち、よりよい補償が行われる)ことが可能となっている。このことは、第1実施形態における特徴の1つといえる。
続いて、シフトレジスタ51(1)から出力されるパルス信号のパルス幅が、スタートパルス信号SPのパルス幅に相当するため、図3のノードAは、当該時点の経過によりハイレベルからローレベルに遷移する(図4中の期間δの開始)。
この期間δの段階では、シフトレジスタ51(2)はなおハイレベルを維持しているので、原信号生成回路52(1)はハイレベルの原信号を出力する。
また、この段階においては、制御信号EMBBGPはローレベルであるので、出力回路71(1)内のNOR回路711(1)はローレベルの信号を出力する。
すなわち、この段階における初期化信号GPRE[1]はなおローレベルを維持する。
他方、この段階において、デコーダ53(1)はハイレベルの変換原信号を出力する。
すなわち、このデコーダ53(1)内のインバータ532(1)には前記ハイレベルの原信号が入力するので、当該インバータ532(1)はローレベルの信号を出力する。他方、次段の原信号生成回路52(2)は、その更に次段のシフトレジスタ52(3)がハイレベルのパルス信号を出力するようになるので(ただし、それについては不図示)、ローレベルの原信号を出力する。したがって、このデコーダ53(1)に含まれるNAND回路531(1)は、ハイレベルの変換原信号を出力する。
また、この段階において、制御信号EMBBGINはローレベルであるので、出力回路71(1)内のNOR回路712(1)はローレベルの信号を出力する。
すなわち、この段階における補償制御信号GINI[1]はハイレベルからローレベルに遷移する。
以上のように、第1行目に対応する単位回路Pにおける補償動作は、既に述べたように、クロック信号CLKの1/4周期分続いて終了する。
また、この期間δの段階においては、次段の初期化信号GPRE[2] 及び補償制御信号GINI[2]がともに、ローレベルからハイレベルに遷移する。これは、シフトレジスタ51(2)及び51(3)がハイレベルのパルス信号の出力を開始することによる帰結である。この動作の機序は、基本的には、前述の期間βの段階における場合と同じである(ただし、信号生成に関与する信号生成回路52(i)及びデコーダ53(i)は当然変化する。)
以上により、第2行目に対応する単位回路Pにおいては、前記〔i〕に記したような初期化動作が行われる。
以後は、各行に対応する初期化信号GPRE[i]及び補償制御信号GINI[i]に関して、上述した期間α〜δとして述べた動作が、基本的に繰り返し行われる。
以上述べたように、第1実施形態に係る有機EL装置100、特にその構成要素であるPRE・INI信号生成回路50によれば、原信号から初期化信号GPRE[i]が生成され、また、この原信号に基づき生成される変換原信号から補償制御信号GINI[i]が生成されるようになっている(デコーダ53(i)の関与の有無という観点からいえば、実質的には、補償制御信号GINI[i]は初期化信号GPRE[i]に基づいて生成されている、といえる。図3参照)。つまり、この形態では、単位回路Pを制御するための2種類の制御信号が、基本的に、原信号のみから生成されるようになっているので、例えば両信号を別個の回路構成によって生成する場合等と比べて、その分の回路規模を縮小することができる。その様子は、視覚的に図5及び図6において示される。すなわち、図6は従来例であって、走査線駆動回路103が、発光制御信号GEL [i]、走査信号GWRT[i]、初期化信号GPRE[i]、及び補償制御信号GINI[i]それぞれのための信号生成回路61,62,63,64を含んで構成される必要があったところ、第1実施形態によれば、図5に示すように、このうちの後二者を、1個のPRE・INI信号生成回路50にまとめることができる。
このように、第1実施形態によれば、回路規模の縮小化、さらには有機EL装置100全体の小型化が実現される。
また、第1実施形態では、前述した各種信号生成の際、スタートパルス信号SPとしては、ただ1種類のパルス信号のみが用いられている。しかも、このパルス信号がアクティブとなるのは、1フレームごとに1回だけである。したがって、第1実施形態によれば、従来のように、異なるパルス幅をもつ信号を生成するなどという場合に要求されるような複雑な処理を実施する必要がなく、また、PRE・INI信号生成回路50内での貫通電流や寄生容量の充放電等によって消費電力が増大するといった懸念も殆どない。
<第2実施形態>
以下では、本発明に係る第2実施形態について図7を参照しながら説明する。なお、この第2実施形態は、転送方向制御信号DIR等を利用する点を除いて、上記第1実施形態と本質的に相違はない。したがって、以下では、両実施形態間で相違のない事項については、その説明を適宜簡略化するか、あるいは省略する。
第2実施形態に係るPRE・INI信号生成回路50Aは、図7に示すように、転送方向制御信号DIR及び反転転送方向制御信号/DIRを供給する制御線を備えている。
これら両信号(DIR,/DIR)は、一方が常時ハイレベルであるときは他方が常時ローレベルに、他方が常時ハイレベルであるときは一方が常時ローレベルになる。
これら両信号(DIR,/DIR)は、シフトレジスタ51(i)に入力する。
また、これら両信号(DIR,/DIR)は、デコーダ54(i)に入力する。
このデコーダ54(i)は、第1実施形態とは異なり、より具体的には例えば、図7に示すように、第1及び第2トランスミッションゲート543(i)及び544(i)を含む。なお、このデコーダ54(i)も、NAND回路541(i)及びインバータ542(i)を含む点では、第1実施形態におけるデコーダ53(i)と同様である。
第1トランスミッションゲート543(i)は、転送方向制御信号DIRがハイレベルのときに導通状態となり、あるいは、反転転送方向制御信号/DIRがローレベルのときに導通状態となる。その反対のレベルのときにはハイインピーダンス状態となる。
第2トランスミッションゲート544(i)は、転送方向制御信号DIRがローレベルのときに導通状態となり、その反対のハイレベルのときにハイインピーダンス状態となる。
なお、例えば、デコーダ54(2)は、その前段の原信号生成回路52(1)から出力される原信号の入力を受ける。この原信号は、当該デコーダ54(2)内の第1トランスミッションゲート543(2)の一端に入力する。デコーダ54(3)以後の各デコーダ54(i)についても同様である。なお、この場合、第1段目のデコーダ54(1)に含まれる第1トランスミッションゲート543(1)は、適当な初期信号の入力を受ける。
これら第1及び第2トランスミッションゲート543(i)及び544(i)は、図1において、走査線駆動回路103から出力されるべき初期化信号GPRE[i]等の各信号が、図中上から下に向かって(即ち、第1行目から第N行目に向かって)順にアクティブとなるようにするか、又は、図中下から上に向かって(即ち、第N行目から第1行目に向かって)順にアクティブとなるようにするかの役割を担う。
転送方向制御信号DIRがハイレベルで、反転転送方向制御信号/DIRがローレベルの時には、前述のように、第1トランスミッションゲート543(i)は導通状態となり、第2トランスミッションゲート544(i)がハイインピーダンス状態となるから、原信号生成回路52(i)で生成された原信号が、その後段のデコーダ54(i+1)で利用されるということになる。他方、その逆の時には、原信号生成回路52(i)で生成された原信号が、その前段のデコーダ54(i−1)で利用されるということになる。
以上のような第1及び第2トランスミッションゲート543(i)及び544(i)の作用によると、図8に示すように、第N行目の初期化信号GPRE[N]及び補償制御信号GINI[N]がローレベルからハイレベルに遷移し、以後、第(N−1)行目,第(N−2)行目,…,第1行目というように、第1実施形態の場合とは逆の順番で、単位回路Pの初期化動作・補償動作が行われる。
このような第2実施形態によっても、上記第1実施形態によって奏された作用効果と本質的に異ならない作用効果が奏されることは明白である。
<第3実施形態>
以下では、本発明に係る第3実施形態について図9及び図10を参照しながら説明する。なお、この第3実施形態は、出力回路73(i)と、それに入力する制御信号EMBBGW及びEMBBGELを利用する点を除いて、上記第1実施形態と本質的に相違はない。したがって、以下では、両実施形態間で相違のない事項については、その説明を適宜簡略化するか、あるいは省略する。
第3実施形態においては、走査線駆動回路103は、PRE・INI信号生成回路50を含むのではなく、全信号生成回路50Bを含む。この全信号生成回路50Bは、その名が示唆するように、前述した初期化信号GPRE[i]、補償制御信号GINI[i]、走査信号GWRT[i]及び発光制御信号GEL[i]のすべてを生成する。
この全信号生成回路50Bは、図9に示すように、出力回路73(i)を含む。
この出力回路73(i)は、上記第1実施形態と異なって、より具体的には例えば、4つのNOR回路731(i),732(i),733(i)及び734(i)を含む。これらのNOR回路731(i)〜734(i)は、それぞれ、2つの負論理入力端をもつ。
NOR回路731(i)及び732(i)は、上述の第1実施形態と相違ない。すなわち、NOR回路731(i)は、原信号及び制御信号EMBBGPの入力を受けて、初期化信号GPRE[i]を出力し、NOR回路732(i)は、変換原信号及び制御信号EMBBGINの入力を受けて、補償制御信号GINI[i]を出力する。
他方、NOR回路733(i)は、その一方の入力端子にデコーダ53(i)内のインバータ532(i)からの出力を受け、その他方の入力端子に制御信号EMBBGELの入力を受ける。NOR回路733(i)は、これら各信号の論理関係に応じて、ハイレベル又はローレベルの発光制御信号GEL[i]を出力する。
また、NOR回路734(i)は、その一方の入力端子に後段に位置するデコーダ53(i+1)の出力を受け、その他方の入力端子に制御信号EMBBGWの入力を受ける。NOR回路734(i)は、これら各信号の論理関係に応じて、ハイレベル又はローレベルの発光制御信号GEL[i]を出力する。
このような第3実施形態によっても、前記制御信号EMBBGW及びEMBBGELのハイレベル及びローレベル間の遷移の態様(即ち、その位相及び周期)を適当に調整すれば、上記第1実施形態によって奏された作用効果と本質的に異ならない作用効果が奏されることは明白である。
しかも、この第3実施形態によれば、全信号生成回路50Bが、初期化信号GPRE[i]及び補償制御信号GINI[i]に加えて、走査信号GWRT[i]及び発光制御信号GEL[i]をも生成することから、図10に示すように、図5と比べても回路規模の縮小化が実現される。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明に係る発光装置は、上述した形態に限定されることはなく、各種の変形が可能である。
(1) 上記第1実施形態では、例えば図4に示すように、前記〔i〕の初期化動作が一定期間行なわれた後、前記〔ii〕の補償動作が行われる例(であって、その後、初期化動作は行われない例)について説明しているが、本発明は、かかる形態に限定されない。
例えば、図11に示すように、初期化信号GPRE[i]が、補償動作が行われた後、特に前記〔iii〕の書込動作の後にも発せられるようになっていてもよい。図11では特に、書込動作が行われた後、発光期間が開始する前に、初期化動作が更に1回行われている例が示されている。
このような形態によると、駆動トランジスタTdrのドレイン電極の電位が、書込動作の後に初期化電位VSTに設定されることから、当該ドレイン電極に残存していた電荷が放電されることになる。
前記〔iii〕の補償動作の後には、前述のように、ゲート電位VgはVel−Vthに漸近するが、このことは、発光制御トランジスタTelがON状態とされた直後(即ち、発光期間の開始直後)に、有機EL素子8に望ましくない電流の供給を行う原因となることがある。これによると、例えば、本来は黒表示を行いたいのに、当該発光期間直後は、灰色表示が行われてしまうなどといった事象が発生してしまうことになる。
図11の形態によれば、このような不具合が発生しない。というのも、図11によれば、上述のように、発光期間の開始前に、前記ドレイン電極に残存していた電荷が放電されることになるので、当該ドレイン電極から有機EL素子8へ移動する電荷に起因した有機EL素子8の発光を抑制することが可能となるからである。
(2) 上記第1実施形態では、ある1本の走査線3(即ち、4本の配線)が、第i行目に対応する単位回路Pを動作させるために必要な信号のすべてを供給するようになっているが、本発明は、かかる形態に限定されない。
例えば、図12に示すように、前段の、あるいは自段の単位回路Pに供される走査信号GWRT[i]が、その次段の段位回路Pに供される補償制御信号GINI[i+1]と共用されるようになっていてもよい(図中符号Cs参照)。その他の共用態様も場合によっては考えられる。この場合、ある1本の走査線3が、隣接する2段分の単位回路Pを動作させるために必要な信号を供給しているということができる。
このような形態によれば、いったん発生させた信号の利用効率が高まり、また、図から明らかなように走査線3の配線数を減少することができるから、回路規模の縮小化、画素開口率の向上等の各種効果が奏されることになる。
(3) 上記実施形態では、図2に示したような構成をもつ単位回路Pについて説明しているが、本発明は、かかる形態に限定されない。本発明は、基本的に、現状提案されている有機EL素子8を駆動するための単位回路であれば、どのような構成をもつものであっても、その範囲内に含む。
なお、この場合、単位回路の構成の相違に応じて、本発明にいう「補償制御信号」、あるいは「初期化信号」は、上記実施形態における利用形態ないし態様に比べて、異なることになると考えられるが、そのような場合であっても、当該の単位回路内で「補償制御信号」・「初期化信号」と呼びうる、あるいは、そのような機能をもつ信号が用いられる限り、本発明はそれを範囲内に収める。
本発明において、「駆動トランジスタの閾値電圧を補償するための補償制御信号」、あるいは「駆動トランジスタのゲート電位を初期化するための初期化信号」というように、やや一般的な規定のされ方がなされているのは、このような事情への配慮である。
<応用>
次に、上記実施形態に係る有機EL装置100を適用した電子機器について説明する。
図13は、上記実施形態に係る有機EL装置100を画像表示装置に利用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。パーソナルコンピュータ2000は、表示装置としての有機EL装置100と本体部2010とを備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。
図14に、上記実施形態に係る有機EL装置100を適用した携帯電話機を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、ならびに表示装置としての有機EL装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、有機EL装置100に表示される画面がスクロールされる。
図15に、上記実施形態に係る有機EL装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistant)を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002、ならびに表示装置としての有機EL装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が有機EL装置100に表示される。
本発明に係る有機EL装置が適用される電子機器としては、図13から図15に示したもののほか、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ビデオプレーヤ、タッチパネルを備えた機器等が挙げられる。
100……有機EL装置、7……素子基板、7a……画像表示領域、8……有機EL素子、103……走査線駆動回路、106……データ線駆動回路、300……タイミング発生回路、Vel……高電源電位、VCT……低電源電位、P……単位回路、Tdr……駆動トランジスタ、50,50A……PRE・INI信号生成回路、51(i)……シフトレジスタ、52(i)……原信号生成回路、521(i)……NAND回路、53(i)……デコーダ回路、531(i)……NAND回路、532(i)……インバータ、71(i),73(i)……出力回路、711(i),712(i),731(i)〜734(i)……NOR回路、SP……スタートパルス信号、CLK……クロック信号、GPRE[i]……初期化信号、GINI[i]……補償制御信号、GWRT[i]……走査信号、GEL[i]……発光制御信号

Claims (3)

  1. クロック信号の周期に応じたパルス幅をもつスタートパルス信号を生成するスタートパルス信号生成手段と、
    その各々が前記スタートパルス信号のパルス幅に応じたパルス幅をもつ起点パルス信号を生成する、(Z+1)(Zは自然数)個の単位シフト回路と、
    前記(Z+1)個の単位シフト回路のうち第p番目(pは、p≦Z−1を満たす自然数)の単位シフト回路が出力する起点パルス信号と第(p+1)番目の単位シフト回路から出力される起点パルス信号が入力される第1NAND回路と、
    前記(Z+1)個の単位シフト回路のうち第(p+1)番目の単位シフト回路が出力する起点パルス信号と第(p+2)番目の単位シフト回路から出力される起点パルス信号が入力される第2NAND回路と、
    前記第1NAND回路から出力される第1原信号が入力されるインバータ回路と、
    前記インバータ回路から出力される信号と、第2NAND回路から出力される第2原信号とが入力される第3NAND回路と、
    前記第1NAND回路の出力に基づいて、第1の制御信号を出力する第1出力回路と、
    前記第3NAND回路の出力に基づいて、前記第1の制御信号とは異なる第2の制御信号を出力する第2出力回路と、
    前記第1の制御信号が出力される第1の制御線と、
    前記第2の制御信号が出力される第2の制御線と、
    前記第1の制御線及び第2の制御線に接続され且つ発光素子を有する単位回路と、
    を備え
    前記単位回路は、少なくともZ個有しており、
    前記Z個の単位回路の各々は、
    ゲート電位の変動に応じた大きさの駆動電流を前記発光素子に供給する駆動トランジスタを含み、
    前記第1の制御信号は、前記駆動トランジスタのゲート電位を初期化するための初期化信号であり、
    前記第2の制御信号は、前記駆動トランジスタの閾値電圧を補償するための補償制御信号であり、
    前記第1の制御信号のパルス幅は、第2の制御信号のパルス幅と異なる
    ことを特徴とする発光装置。
  2. 前記スタートパルス信号生成手段は、
    前記Z個単位回路の各々を一通り駆動する間に、1回だけ、前記スタートパルス信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の発光装置を備える、
    ことを特徴とする電子機器。
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