JP5432760B2 - ピンチロール装置 - Google Patents

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本発明は、紙等のメディアを挟み込むピンチロール装置に関する。
従来から、プリンタ等において、紙等のメディアを挟み込むピンチロール装置が用いられている。特許文献1には、回転可能な保持シャフトと、保持シャフトに保持されたピンチローラとを備えたピンチロール装置が開示されている。ピンチローラは、保持シャフトの軸方向に沿って複数設けられている。メディアを挟み込む際には、保持シャフトを回転させることにより、ピンチローラをメディアに接近する方向に移動させる。
特開2006−95822号公報
ところで、近年、プリンタ等の高度化に伴い、同一のプリンタ等において様々な厚みのメディアが利用されることがある。ところが、メディアの厚みが異なると、プリンタ等の動作の精度が低下するおそれがある。例えば、インクジェットプリンタでは、メディアの厚みが異なると、インクがインクジェットヘッドから吐出されてからメディアに着弾するまでの時間に差が生じ、印刷の品質が低下してしまうおそれがある。そこで、メディアの厚みを検出することのできる汎用的なセンサを設けることが考えられるが、そのようなセンサは高価である。そのため、プリンタ等の大幅なコストアップを招くという問題がある。
一方、プリンタ等には、メディアを挟み込むピンチロール装置が内蔵されている。そのため、ピンチロール装置を利用してメディアの厚みを検出することができれば、高価なセンサを新たに付加する必要はない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、メディアの厚みを検出することのできるピンチロール装置を提供することにある。
本発明に係るピンチロール装置は、メディアを支持するプラテンと、前記メディアを挟んで前記プラテンと対向する位置に配置され、主走査方向に並んだ複数のピンチローラと、前記ピンチローラを前記プラテンに接近する方向に移動させる駆動装置と、前記ピンチローラの移動量を検出する移動量検出装置と、前記ピンチローラの接触を検出するセンサと、前記プラテン上に前記メディアを配置せずに前記駆動装置を駆動する第1の動作と、前記プラテン上に前記メディアを配置して前記駆動装置を駆動する第2の動作とを実行する制御装置と、前記第1の動作の際に前記ピンチローラが前記プラテンと接触したときの前記移動量と、前記第2の動作の際に前記ピンチローラが前記メディアと接触したときの前記移動量とから、前記メディアの厚みを検出する厚み検出装置と、を備えたものである。
本発明によれば、メディアの厚みを検出することのできるピンチロール装置を実現することができる。
プリンタの斜視図である。 ピンチロール装置の一部の斜視図である。 ピンチローラが下方に位置しているときのピンチ部材の正面図である。 ピンチローラが上方に位置しているときのピンチ部材の正面図である。 図3のV−V線断面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 カムの斜視図である。 カムの平面図である。 カムの右側面図である。 ピンチロール装置の平面図である。 ピンチロール装置の正面図である。 厚み検出装置のブロック図である。
以下、本発明の実施の形態に係るピンチロール装置を説明する。図1に示すように、本実施形態に係るピンチロール装置20は、インクジェット式のプリンタ1に搭載されている。まず、プリンタ1について説明する。以下の説明では、図示のY方向を主走査方向または左右方向といい、Y方向と直交する方向であるX方向を副走査方向または前後方向という。
プリンタ1は、左右方向に延びるガイドレール2と、ガイドレール2に沿って左右方向に移動可能なインクジェットヘッド3とを備えている。また、プリンタ1は、メディアである記録紙10を支持するプラテン4を備えている。プラテン4には、グリッドローラ5が設けられている。グリッドローラ5は、図示しないフィードモータによって駆動される。ガイドレール2はプラテン4の上方に配置されている。プラテン4の左右の端部には、サイドカバー6L,6Rがそれぞれ配置されている。右側のサイドカバー6Rには、操作パネル7が設けられている。サイドカバー6Rの内部には、制御装置50が設けられている。
詳細は後述するが、ピンチロール装置20はピンチローラ21(図2参照)を備えており、ピンチローラ21とグリッドローラ5との間に記録紙10を挟み込むものである。記録紙10がピンチローラ21とグリッドローラ5との間に挟み込まれた状態でグリッドローラ5が回転すると、記録紙10は前方または後方に搬送される。
インクジェットヘッド3は左方または右方に移動する際に、記録紙10に向かってインクを吐出する。これにより、記録紙10に印刷が行われる。インクジェットヘッド3が一走査分の印刷を終了すると、グリッドローラ5が回転し、記録紙10が前方に所定量搬送される。以下、同様の動作が繰り返され、記録紙10上に所定の画像等が形成される。
次に、ピンチロール装置20の構成を説明する。図2に示すように、ピンチロール装置20は、左右方向に配列された複数のピンチ部材22と、それらピンチ部材22を連結するワイヤ23と、ワイヤ23の巻き取りおよび送り出しを行うモータ24とを備えている。
図3に示すように、ピンチ部材22は、ピンチローラ21を回転自在に支持する支持体25と、支持体25を支持するベース部材26と、カム40とを備えている。
ベース部材26は、折り曲げ加工された板金によって構成されている。ベース部材26の左片26aと右片26bとには、左右方向に延びる軸27および軸28が支持されている。軸27は軸28の上方に配置されている。図5に示すように、ベース部材26の上片26cの後端部には、下方に延びるガイド片26dが設けられている。ベース部材26の上片26cの前端部には、上方に延びる取付片26eが設けられている。図3に示すように、取付片26eには、孔32が形成されている。図示は省略するが、これらの孔32にねじ等の固定具が挿入されることによって、ベース部材26はプリンタ1のガイドレール2またはその近傍の部分に固定される。
図5に示すように、支持体25の前後方向の略中央には、軸28が貫通している。支持体25は、この軸28に回転自在に支持されている。支持体25の前側部分には、左右方向に延びる軸21aが設けられている。ピンチローラ21は、軸21aに回転自在に支持されている。なお、本実施形態では、図3に示すように、左右に並ぶ2つのピンチローラ21が設けられている。ただし、ピンチローラ21の個数は何ら限定される訳ではない。図5に示すように、支持体25の後側部分には、後述するカム40のカム面41と接触する接触部29が形成されている。また、支持体25の後側部分には、引っ張りばね31の後端部が引っ掛けられた係止部30が設けられている。引っ張りばね31の前端部は、軸27に引っ掛けられている。軸27は軸28の上方に位置しているので、支持体25は引っ張りばね31により、図5における反時計回り方向の力を常時受けている。そのため、引っ張りばね31によって、ピンチローラ21には常時下向きの力が働いている。
支持体25には、ピンチローラ21の接触を検出するセンサ38が設けられている。センサ38は、ピンチローラ21がプラテン4または記録紙10に接触すると、OFF状態からON状態に切り換わるように構成されている。ただし、センサ38のON/OFF状態は、その逆であってもよい。また、ピンチローラ21の接触を検出するセンサ38は、支持体25以外の場所に設けられていてもよい。なお、前述したように、ピンチ部材22は左右方向に複数配置されているが、センサ38は、少なくとも一つのピンチ部材22に設けられていればよく、すべてのピンチ部材22に設けられている必要はない。センサ38の設置個数および設置箇所は、ピンチ部材22の個数に応じて、適宜に選定することができる。本実施形態では、センサ38は3箇所に設けられており、左端付近、中央付近、右端付近に位置するピンチ部材22にそれぞれ設けられている。
図7に示すように、カム40は、右側から左側に行くほど下方に傾斜したカム面41を有している。カム面41の前後方向の幅Wは、右側から左側に行くほど狭くなっている。図8および図9に示すように、カム40の後側には、ガイド部材42が設けられている。本実施形態では、カム40およびガイド部材42は、合成樹脂によって一体成型されている。図9に示すように、カム40とガイド部材42との間には、下方に凹んだ溝43が形成されている。図5に示すように、この溝43にはガイド片26dが摺動自在に嵌め込まれる。カム40に左右方向の力が加えられたときに、ガイド片26dはカム40を左右方向に案内する役割を果たす。
図8に示すように、ガイド部材42には孔44が形成されている。この孔44には、ワイヤ23とガイド部材42とを固定するための固定具46(図10参照)が嵌め込まれる。ただし、ワイヤ23とガイド部材42とを固定するための構造は何ら限定されない。例えば、ガイド部材42にワイヤ23と係合する部分を設け、固定具等を用いずにガイド部材42とワイヤ23とを直接接続してもよい。また、ワイヤ23とカム40とは、ガイド部材42を介して間接的に接続されていなくてもよい。ワイヤ23とカム40とは、直接接続されていてもよい。
図7に示すように、カム40の上部には、左右方向に延びる孔45が形成されている。図示は省略するが、この孔45には、ベース部材26に取り付けられたピンが挿入される。ピンは孔45内を摺動自在である。ピンの下端部は外径が大きくなっており、その外径は孔45の横幅よりも大きい。このピンにより、ベース部材26からのカム40の脱落が防止される。
図10および図11に示すように、モータ24はピンチ部材22よりも右方に配置されている。図示は省略するが、モータ24はプリンタ1の右側のサイドカバー6Rの内部に配置されている。モータ24は回転位置の検出が可能なモータである。本実施形態では、モータ24はステッピングモータによって構成されている。ただし、モータ24の種類は特に限定されず、例えば、エンコーダを有するサーボモータ等であってもよい。図11に示すように、モータ24の回転軸24aには、ねじ状の歯車すなわちウォーム33が取り付けられている。プリンタ1の内部には、上下方向に延びる軸34が回転可能に支持されている。軸34の下端部には、ウォーム33と噛み合うウォーム(図示せず)が形成されている。そのため、モータ24が駆動すると、ウォーム33の回転に伴って軸34が回転する。軸34には、ワイヤ23の右側部分が巻き掛けられている。ワイヤ23の左端には係止部材35が固定されている。図示は省略するが、係止部材35は、引っ張りばねを介してプリンタ1の内部に取り付けられている。このような構成により、モータ24が所定の方向に回転すると、ワイヤ23は軸34に巻き取られ、右方向に移動することになる。一方、モータ24が逆方向に回転すると、ワイヤ23は軸34から送り出され、左方向に移動することになる。
次に、ピンチロール装置20の動作を説明する。プリンタ1に記録紙10をセットする際には、モータ24によってワイヤ23が巻き取られる。これにより、図4に示すように、ワイヤ23に連結されたカム40は右方向にスライドする。すると、図6に示すように、支持体25の接触部29がカム面41上を滑り、接触部29はカム40によって押し下げられる。その結果、支持体25は、ばね31の付勢力に抗して、軸28を中心として時計回り方向に回転する。ピンチローラ21は、プラテン4から離れるように上方に移動する。記録紙10は、このような状態でピンチローラ21とプラテン4との間に挿入される。
その後、モータ24によってワイヤ23が送り出されると、図3に示すように、カム40は左方向にスライドする。すると、図5に示すように、支持体25はばね31の付勢力を受け、軸28を中心として反時計回り方向に回転する。すると、支持体25の接触部29はカム面41上を滑りながら上方に移動し、ピンチローラ21はプラテン4に近づくように下方に移動する。その結果、ピンチローラ21とプラテン4との間に記録紙10が挟まれる。
本実施形態に係るピンチロール装置20によれば、以下のようにして記録紙10の厚みを検出することが可能である。図12は、厚み検出装置60のブロック図である。次に、図12を参照しながら、記録紙10の厚みを検出する方法について説明する。
まず、プラテン4上に記録紙10を載せない状態で、ピンチローラ21を下方に移動させる。すなわち、制御装置50は、プラテン4上に記録紙10を配置せずにモータ24を駆動する第1の動作を実行する。そして、第1移動量検出部61は、ピンチローラ21がプラテン4と接触したときのカム40の移動量、例えば所定位置からの移動量A1を検出する。なお、ピンチローラ21の接触は、前述したセンサ38によって検出される。一方、モータ24はステッピングモータであるので、カム40の移動量はモータ24のステップ数から演算することができる。このように、カム40の移動量は、必ずしも直接検出しなくてもよく、間接的に検出するようにしてもよい。
次に、プラテン4上に記録紙10を載せた状態で、ピンチローラ21を下方に移動させる。すなわち、制御装置50は、プラテン4上に記録紙10を配置してモータ24を駆動する第2の動作を実行する。そして、第2移動量検出部62は、ピンチローラ21が記録紙10と接触したときのワイヤ23の移動量A2を検出する。次に、演算部63は、第1の動作時の移動量A1と第2の動作時の移動量A2との差ΔA=A1−A2を演算する。この移動量の差ΔAは、記録紙10の厚みに相当するワイヤ23の移動量である。ワイヤ23の移動量とピンチローラ21の上下方向の移動量との関係は予め定められており、記憶部65に記憶されている。演算部64は、記憶部65に記憶されている上記関係を参照し、ワイヤ23の移動量の差ΔAから、ピンチローラ21の上下方向の移動量の差、すなわち記録紙10の厚みTを演算する。以上により、記録紙10の厚みTが検出される。
以上のように、本実施形態に係るピンチロール装置20によれば、記録紙10の厚みを検出することができる。記録紙10の厚みが異なると、インクがインクジェットヘッド3から吐出されてから記録紙10に着弾するまでの時間が異なってくる。具体的には、上記時間は、記録紙10が薄いほど長くなり、記録紙10が厚いほど短くなる。そのため、記録紙10の厚みの違いにより、印刷の品質が低下してしまうおそれがある。しかし、プリンタ1によれば、記録紙10の厚みを検出することができるピンチロール装置20を備えているので、記録紙10の厚みに応じてインクジェットヘッド3の動作を制御することができる。したがって、多様な記録紙10に対して、質の高い印刷を行うことが可能となる。
また、本実施形態に係るピンチロール装置20によれば、ワイヤ23を右方向に引っ張るだけで、記録紙10を挟み込むことができる。そのため、従来技術(前述の特許文献1参照)のように、ピンチローラを保持する長尺の保持シャフトは不要であり、記録紙10を挟み込む際に長尺の保持シャフトを回転させる必要がない。したがって、高度な加工精度が求められる保持シャフトが不要であり、ピンチロール装置20のコストダウンを図ることができる。また、重量物である保持シャフトが不要となるので、ピンチロール装置20の軽量化を図ることができる。
ピンチロール装置20は、ワイヤ23の巻き取りおよび送り出しを行うモータ24を備えている。そのため、ピンチローラ21の移動を自動化することができる。ただし、ワイヤ23を手動で引っ張ることにより、ピンチローラ21を移動させることも可能である。
本実施形態では、モータ24は、回転位置の検出が可能なモータによって構成されている。そのため、比較的簡易な構成により、記録紙10の厚みを検出することができる。
なお、本実施形態では、モータ24がステッピングモータによって構成され、そのステップ数に基づいてピンチローラ21の移動量(すなわち、昇降距離)を算出することとした。しかし、本明細書でいうところの「回転位置の検出が可能なモータ」は、ステッピングモータに限定される訳ではない。「回転位置の検出が可能なモータ」には、それ自体または他の機器と組み合わせられることにより、結果的に回転位置の検出が可能なモータのすべてが含まれる。モータ24は他の種類のモータ、例えばサーボモータ等であってもよい。モータ24がサーボモータの場合には、サーボモータに付属したエンコーダの回転ステップ数に基づいて、ピンチローラ21の移動量を算出することができる。
ピンチロール装置20において、左右方向に配列されたカム40は、一斉に移動させることができれば足り、必ずしも互いに連結されている必要はない。ただし、本実施形態によれば、カム40はワイヤ23によって互いに連結されている。そのため、ワイヤ23の一端を引っ張ることにより、すべてのカム40を同時に移動させることができる。したがって、簡単な構成により、すべてのカム40を一斉に移動させることができる。なお、カム40を連結させる連結部材は、ワイヤ23等の紐状体に限らず、その他の構成を有していてもよい。例えば、連結部材は細板板金等の中実の棒状体であってもよく、中空の棒状体であってもよい。
本発明において、カム40の形状は何ら限定されない。カム40は、左右方向の一方から他方に移動すると、ピンチローラ21が記録紙10に接近する方向に移動し、左右方向の他方から一方に移動すると、ピンチローラ21が記録紙10から離反する方向に移動するように構成されていればよい。ただし、本実施形態では、カム40は、右側から左側に行くほど下方に傾斜した傾斜面からなるカム面41を備えている。そのため、簡単な構成により、カム40の左右方向の移動をピンチローラ21の上下方向の移動に変換することができる。
本実施形態に係る支持体25は、前後方向の略中央部分が回転軸28に支持され、接触部29は回転軸28よりも後方に設けられている。そのため、カム40が左方向に移動するほど、接触部29は前方に移動することになる。例えば、カム40が左端に位置しているときの接触部29(図5参照)は、カム40が右端に位置しているときの接触部29(図6参照)よりも前方に位置することになる。ところが、図7に示すように、カム面41の幅Wは、右側に行くほど大きくなっている。そのため、カム40が左方向に移動して接触部29が前方に変位しても、接触部29がカム面41から離れてしまうおそれはない。
上記実施形態では、ピンチローラ21を保持する保持シャフトの代わりに、左右方向に移動可能なカム40およびワイヤ23を用いていた。しかし、本発明は前記実施形態に限らず、他に種々の形態で実施することができる。本発明において、カム40およびワイヤ23の代わりに、ピンチローラ21を保持する保持シャフトを用いることも可能である。この場合、保持シャフトを回転させることによって、ピンチローラ21をプラテン4に接近する方向およびプラテン4から離反する方向に移動させることができる。なお、保持シャフトの形状は何ら限定されず、例えば、断面が円形または角形の中実の保持シャフト、あるいは中空の保持シャフト等を使用することが可能である。
上記実施形態は、プリンタ1に搭載されたピンチロール装置20であった。しかし、本発明に係るピンチロール装置20の適用対象は、プリンタ1に限定される訳ではない。例えば、カッティングプリンタ、シートカッティング装置等の他の装置に本発明に係るピンチロール装置を適用することも可能である。
また、ピンチロール装置20が対象とするメディアは、記録紙10に限定されない。メディアは、ビニールシート等の他のシート状部材であってもよい。また、メディアは、ガラス板等の基板等であってもよい。
4 プラテン
10 記録紙(メディア)
20 ピンチロール装置
21 ピンチローラ
22 ピンチ部材
23 ワイヤ(連結部材,紐状体)
24 ステッピングモータ(駆動装置,移動量検出装置)
25 支持体
28 軸(回転軸)
29 接触部
38 センサ
40 カム
41 カム面
50 制御装置
60 厚み検出装置

Claims (5)

  1. メディアを支持するプラテンと、
    前記メディアを挟んで前記プラテンと対向する位置に配置され、主走査方向に並んだ複数のピンチローラと、
    前記ピンチローラを前記プラテンに接近する方向に移動させる駆動装置と、
    前記ピンチローラの移動量を検出する移動量検出装置と、
    前記ピンチローラの接触を検出するセンサと、
    前記プラテン上に前記メディアを配置せずに前記駆動装置を駆動する第1の動作と、前記プラテン上に前記メディアを配置して前記駆動装置を駆動する第2の動作とを実行する制御装置と、
    前記第1の動作の際に前記ピンチローラが前記プラテンと接触したときの前記移動量と、前記第2の動作の際に前記ピンチローラが前記メディアと接触したときの前記移動量とから、前記メディアの厚みを検出する厚み検出装置と
    を備えたピンチロール装置。
  2. それぞれ前記ピンチローラを支持し、前記ピンチローラが前記プラテンに接近する方向および前記プラテンから離反する方向に回転可能な複数の支持体と、
    前記主走査方向に移動可能に形成された複数のカムであって、前記主走査方向の一方から他方に移動すると前記ピンチローラが前記プラテンに接近する方向に移動し、前記主走査方向の他方から一方に移動すると前記ピンチローラが前記プラテンから離反する方向に移動するように、前記支持体の一部と接触することによって前記支持体を回転させるカム面をそれぞれ有する複数のカムと、
    前記複数のカムが前記主走査方向に共に移動するように前記複数のカムを連結する連結部材と、を備え、
    前記駆動装置は、前記連結部材を前記主走査方向に移動させる装置である、請求項1に記載のピンチロール装置。
  3. 前記連結部材は、前記カムに接続された前記主走査方向に延びる棒状体からなっている、請求項2に記載のピンチロール装置。
  4. 前記連結部材は、前記カムに接続された前記主走査方向に延びる紐状体からなっている、請求項2に記載のピンチロール装置。
  5. 前記駆動装置および前記移動量検出装置は、回転位置の検出が可能なモータからなっている、請求項1〜4のいずれか一つに記載のピンチロール装置。
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