JP5432627B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットヘッドのノズルからインクを吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置に関する。
従来、インクジェットヘッドの方式の1つとして、シェアモード型のインクジェットヘッドが知られている。シェアモード型のインクジェットヘッドは、並設された複数のインク室を有し、各インク室にはノズルが連通されている。インク室間は、分極方向が異なる2つの圧電部材からなる隔壁で隔てられ、この隔壁の表面には電極がそれぞれ設けられている。この電極にパルス電圧が印加されて隔壁が変形することで、インク室内の容積および圧力が変化し、ノズルからインク室内のインクが吐出される。
このようなシェアモード型のインクジェットヘッドでは、通常、配列された複数のインク室を2つおきに同じグループに属するように3つのグループに分割する。そして、グループごとに順にインク室を駆動させてノズルからインクを吐出させ、3つのグループの駆動を1周期とし、これを繰り返すように駆動制御される。
シェアモード型のインクジェットヘッドでは、インク室を吐出駆動する際の隔壁の変形により、吐出駆動対象のインク室以外のインク室内の圧力状態が変化する、いわゆるクロストークが生じる。
上記のような分割駆動制御を行う場合において、ある吐出駆動対象のインク室の同じグループにおける両隣のインク室が、同じ周期内において吐出駆動される場合と吐出駆動されない場合とでは、クロストークの影響により、吐出駆動対象のインク室から吐出されるインクの飛翔速度や吐出体積が異なり、これが印刷品質の低下を招くことがあった。
そこで、吐出駆動対象のインク室の近くの吐出駆動対象でないインク室の電極に、吐出駆動対象のインク室の電極に印加するパルス電圧の約半分の電圧のダミーパルスを印加し、このダミーパルスによる隔壁の変形で生じるクロストークを用いて、吐出駆動対象のインク室から吐出されるインクの飛翔速度を速くする技術が特許文献1に開示されている。
特開2000−255055号公報
特許文献1では、吐出駆動対象のインク室の電極に印加するパルス電圧とは異なる電圧のダミーパルスを用いているため、電圧制御が煩雑になるという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、簡単な電圧制御により、シェアモード型のインクジェットヘッドにおけるクロストークの影響に起因する印刷品質の低下を抑制することができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係るインクジェット記録装置は、複数の並設されたインク室と、前記インク室に連通してインクを吐出する複数のノズルと、隣接する前記インク室間の隔壁を変形させる複数の可変手段とを有するインクジェットヘッドと、前記各可変手段に吐出駆動パルスを印加して、吐出駆動すべきインク室の両側の前記隔壁を中立位置から互いに離反する方向に変形させてインク室の容積を拡大させた後に前記隔壁を中立位置に戻すことにより、前記吐出駆動すべきインク室内の圧力を上昇させてノズルからインクを吐出させるヘッド駆動手段と、複数の前記インク室をn(n=2,3,…)個おきに同じグループに属するようにn+1個のグループに分割し、グループ単位で吐出駆動すべきインク室を吐出駆動し、1周期で全グループの吐出駆動すべきインク室を吐出駆動するように前記ヘッド駆動手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、各周期において、当該周期内で吐出駆動されないインク室について、同じグループ内における両隣のインク室のうちの少なくともいずれか一方が当該周期内で吐出駆動される場合、前記吐出駆動されないインク室に対応する前記可変手段に、前記吐出駆動パルスの電圧と略同じ大きさの電圧で前記吐出駆動パルスより短い印加時間のダミーパルスを、前記両隣のインク室における吐出駆動すべきインク室への前記吐出駆動パルスの印加終了以後に印加して、前記吐出駆動されないインク室の両側の前記隔壁を中立位置から互いに接近する方向に変形させるように前記ヘッド駆動手段を制御することを特徴とする。
請求項2に係るインクジェット記録装置は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、前記制御手段は、各周期において、当該周期内で吐出駆動されないインク室の前記両隣のインク室の両方が当該周期内で吐出駆動される場合、前記両隣のインク室の当該周期における吐出駆動回数であるインクドロップ数のうちの多い方と同じ数の前記ダミーパルスを、前記吐出駆動されないインク室に対応する前記可変手段に印加するように前記ヘッド駆動手段を制御することを特徴とする。
請求項3に係るインクジェット記録装置は、請求項1に記載のインクジェット記録装置において、前記制御手段は、各周期において、当該周期内で吐出駆動されないインク室の前記両隣のインク室の両方が当該周期内で吐出駆動される場合、予め設定された1周期における最大インクドロップ数と同じ数の前記ダミーパルスを、前記吐出駆動されないインク室に対応する前記可変手段に印加するように前記ヘッド駆動手段を制御することを特徴とする。
請求項4に係るインクジェット記録装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置において、前記制御手段は、各周期において、当該周期内で吐出駆動されないインク室の前記両隣のインク室のうちのいずれか一方が当該周期内で吐出駆動される場合、この吐出駆動されるインク室の当該周期における吐出駆動回数であるインクドロップ数と同じ数の前記ダミーパルスを、前記吐出駆動されないインク室に対応する前記可変手段に印加するように前記ヘッド駆動手段を制御することを特徴とする。
本発明のインクジェット記録装置によれば、簡単な電圧制御により、シェアモード型のインクジェットヘッドにおけるクロストークの影響に起因する印刷品質の低下を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係るインクジェット記録装置におけるインクジェットヘッドの概略構成を一部断面で示す斜視図である。 図1に示すインクジェットヘッドにおいてインク供給部を備えた状態のA−A線に沿った断面図である。 図1におけるB−B線に沿った断面図である。 本実施の形態に係るインクジェット記録装置の機能構成を示すブロック図である。 インク吐出の基本的な動作を示す図である。 インクを1ドロップ吐出するために電極に印加される電圧の波形図である。 インクジェットヘッドの構成の一例を示す断面図である。 図7に示すインクジェットヘッドを時分割駆動する場合の各インク室の吐出駆動のタイミングチャートの一例を示す図である。 本実施の形態において時分割駆動時に各インク室の電極に印加される電圧の波形図である。 本実施の形態における時分割駆動時のインクジェットヘッドの動作を示す図である。 ダミーパルスの印加時間とインクの飛翔速度との関係を示す実験結果の一例を示す図である。 ダミーパルスによるインクの飛翔速度の抑制効果を印加時間の長さごとに判定した結果を示す表図である。 本実施の形態に係るインクジェット記録装置における記録時の動作を示すフローチャートである。 吐出駆動されないインク室の電極とその両隣のインク室の電極に印加される電圧波形の一例を示す図である。 吐出駆動されないインク室の電極とその両隣のインク室の電極に印加される電圧波形の他の例を示す図である。 吐出駆動されないインク室の電極とその両隣のインク室の電極に印加される電圧波形のさらに他の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
図1は、本発明の実施の形態に係るインクジェット記録装置におけるシェアモード型のインクジェットヘッドの概略構成を一部断面で示す斜視図、図2は、図1に示すインクジェットヘッドにおいてインク供給部を備えた状態のA−A線に沿った断面図、図3は、図1におけるB−B線に沿った断面図である。
なお、本実施の形態において、後述のインク室に関する構成は全インク室で共通であるので、個々のインク室を示す符号のアルファベット等の添え字を省略して総括的に表記することがある。
図1〜図3に示すように、インクジェットヘッド1には、セラミック等からなる基板2とカバープレート3との間に、2つの圧電部材4a,4bからなる複数の隔壁4が配置されている。圧電部材4a,4bは、例えば、PZT(PbZrO−PbTiO)等の公知の圧電材料からなり、図3中の矢印で示すように互いに異なる方向に分極している。
基板2、カバープレート3、および隔壁4の先端には、ノズルプレート5が固定されている。これにより、基板2、カバープレート3、隔壁4、およびノズルプレート5に囲まれた複数のインク室6が並ぶように形成される。ノズルプレート5には、複数のノズル7が設けられており、インク室6の一端側はノズル7に連通されている。インク室6の他端側は、全インク室6に連通するインク流入口8、インク供給口9を経て、インクチューブ10によってインクタンク(図示せず)に接続されている。このインク流入口8、インク供給口9、およびインクチューブ10によりインク供給部が構成される。
インク室6の側面を構成する隔壁4および底面を構成する基板2の表面には、電極(可変手段)11が密着形成されている。インク室6内の電極11は、圧電部材4aの後部側表面まで延びている。各電極11には、この後部側表面において異方導電性フィルム(図示せず)を介してフレキシブルケーブル12が接続されており、このフレキシブルケーブル12を介して電極11にパルス電圧が印加されるようになっている。
電極11は、パルス電圧が印加されると、隔壁4をせん断変形させることによりインク室6の容積およびインク室6内の圧力を変化させる。これにより、ノズル7からインク室6内のインクが吐出される。
図4は、本実施の形態に係るインクジェット記録装置の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施の形態に係るインクジェット記録装置は、インクジェットヘッド1を駆動させるヘッド駆動部21と、制御部22と、駆動波形格納部23とを備える。
ヘッド駆動部21は、フレキシブルケーブル12を介してインクジェットヘッド1の電極11にパルス電圧を印加することにより、隔壁4を変形させてインク室6の容積およびインク室6内の圧力を変化させ、ノズル7からインクを吐出させる吐出駆動を行う。
制御部22は、画像処理部(図示せず)等から入力される画像データに基づいて、ヘッド駆動部21によるインクジェットヘッド1の駆動を制御する。
駆動波形格納部23は、インクジェットヘッド1を駆動させるための電圧の波形データを格納する。
次に、インク吐出の基本的な動作について説明する。
図5に示すように、圧電部材4a,4bからなる隔壁4A〜4Dで隔てられた3つのインク室6A〜6Cのうちのインク室6Bからインクを吐出させる場合について説明する。図6は、インクを1ドロップ吐出するためにインク室6Bの電極11Bに印加される電圧の波形図である。
図5(a)に示す定常状態から、図6における時刻t1において、インク室6A,6Cの電極11A,11Cを接地するとともに、インク室6Bの電極11Bに負電圧−Vの駆動パルス(吐出駆動パルス)P1を印加すると、隔壁4B,4Cを構成する圧電部材4a,4bの分極方向に垂直な方向の電界が生じる。これにより、圧電部材4a,4bの接合面にズリ変形が生じ、図5(b)に示すように、隔壁4B,4Cは互いに離反する方向に変形し、インク室6Bの容積が拡大する。この結果、インク室6B内のインクに負圧が生じて、インク流入口8からインク室6Bにインクが流れ込む。
駆動パルスP1の印加時間は時刻t1から時刻t2までの1ALである。AL(Acoustic Length)は、容積が拡大したインク室6にインクが流入することによる圧力波が、インク室6の全域を伝播してノズル7に達するまでの時間であり、インクジェットヘッド1の構造や、インクの密度等に依存して決まるものである。
図5(b)の状態から、図6における時刻t2において、インク室6Bの電極11Bに印加する電圧を接地電位に戻すと、隔壁4B,4Cは、図5(a)に示した中立位置に戻る。これにより、インク室6B内のインクが急激に加圧され、対応するノズル7からインクが吐出される。
インク室6Bの電極11Bに印加する電圧を接地電位に戻してから1ALが経過すると、時刻t3から時刻t4までの1ALの期間、インク室6Bの電極11Bに正電圧Vの駆動パルスP2を印加する。これにより、図5(c)に示すように、隔壁4B,4Cは互いに接近する方向に変形し、インク室6Bの容積が縮小する。
インクは時刻t2の直後にインク室6B内の圧力がピークを迎えることで吐出される。圧力がピークを迎えた後、インク室6B内には負圧が生じる。駆動パルスP2を印加してインク室6B内の容積を縮小させて加圧力を発生させることで、インク吐出後のインク室6B内の負圧が抑えられ、インク室6B内におけるインクの残留振動が抑制される。これにより、次回の吐出動作を安定して行うことができる。
駆動パルスP2の印加後、時刻t4から時刻t5の間においてインク室6Bの電極11Bに印加する電圧を接地電位とし、図5(a)の状態に戻す。
駆動波形格納部23は、図6の電圧波形を示す波形データを格納している。制御部22は、駆動波形格納部23から読み出した図6の電圧波形を示す波形データに基づいてヘッド駆動部21を制御することにより、上記説明のような吐出動作を行わせる。
次に、インクジェットヘッド1の時分割駆動について説明する。
シェアモード型のインクジェットヘッド1では、上述のように隔壁4の変形を利用してインク吐出を行うので、隣接したインク室6を同時に吐出駆動することはできない。このため、制御部22は、インクジェットヘッド1が有する全インク室6を、互いに隣接しないインク室6からなる複数のグループに分割し、グループ単位でインク室6を吐出駆動させる。
すなわち、本実施の形態のインクジェット記録装置では、インクジェットヘッド1の複数のインク室6をn(n=2,3,…)個おきに同じグループに属するようにn+1個のグループに分割し、グループごとに順に、当該グループ内の吐出駆動すべきインク室6を吐出駆動し、1周期で全グループの吐出駆動すべきインク室6を吐出駆動する。この周期を繰り返すことにより、インクジェットヘッド1のノズル7の下方で搬送される用紙等の記録媒体に画像を記録する。
例えば、インク室6が2個おきに同じグループに属するように3個のグループに分割される。図7に示すように、インクジェットヘッド1が9個のインク室6A1,6B1,6C1,6A2,6B2,6C2,6A3,6B3,6C3を有する場合、これらがインク室6A1〜6A3を含むグループA、インク室6B1〜6B3を含むグループB、インク室6C1〜6C3を含むグループCに分割される。
この場合の各インク室の吐出駆動のタイミングチャートを図8に示す。図8に示すように、最初の駆動期間でグループAのインク室6A1〜6A3が駆動され、次いでグループBのインク室6B1〜6B3が駆動され、次いでグループCのインク室6C1〜6C3が駆動され、これで1つの周期Tが構成される。周期Tごとに画像の1ラインが印刷される。
それぞれのインク室では、周期Tごと(駆動期間ごと)に、画像データに設定された画素ごとのインクドロップ数に応じた回数の吐出駆動が行われる。1つの駆動期間において吐出される最大のインクドロップ数(例えば5ドロップ)は予め設定されており、各駆動期間において、最大インクドロップ数以下のインクが吐出される。もちろん、駆動期間内でインクが吐出されない(インクドロップ数が0である)こともある。
上記のような時分割駆動が行われる場合、吐出駆動が行われるインク室6において、同じグループ内における両隣のインク室6も吐出駆動される場合、クロストークの影響で、両隣のインク室6が吐出駆動されない場合よりも、吐出駆動時のインク室6内の圧力が低くなる。このため、吐出駆動が行われるインク室6において、同じグループ内における両隣のインク室6の吐出駆動が行われるか否かにより、吐出されるインクの飛翔速度や吐出体積が異なり、これにより印刷品質の低下を招くことがある。
このような不都合を解消するため、本実施の形態では、ある周期Tにおいて、あるインク室6の吐出駆動が行われない場合、そのインク室6と同じグループ内における両隣のインク室6のうちの少なくともいずれか一方で、同じ周期T内で吐出駆動が行われるのであれば、吐出駆動が行われないインク室6の電極11に所定のタイミングでダミーパルスを印加する。
このダミーパルスを印加する場合のインクジェットヘッド1の動作について説明する。
図7に示したような、9つのインク室6A1〜6A3,6B1〜6B3,6C1〜6C3を有するインクジェットヘッド1で、ある周期において、インク室6A2の吐出駆動が行われず、グループA内においてインク室6A2の両隣のインク室6A1,6A3が吐出駆動される場合について説明する。
図9(a)は、インク室6A1,6A3の電極11A1,11A3に印加される電圧の波形図、図9(b)は、インク室6A2の電極11A2に印加されるダミーパルスの波形図である。
図9(a)の波形図は、図6の波形図と同様である。図9(a)では、2ドロップ分を示している。
図7の定常状態から、インク室6A1,6A3の電極11A1,11A3に駆動パルスP1を印加すると、図10(a)に示すように、インク室6A1の両側の隔壁4A1,4B1、およびインク室6A3の両側の隔壁4A3,4B3がそれぞれ互いに離反する方向に変形し、インク室6A1,6A3にインクが流れ込む。
その後、インク室6A1,6A3の電極11A1,11A3に印加する電圧を接地電位に戻すと同時に、インク室6A2の電極11A2に、図9(b)に示すダミーパルスP3を印加する。
これにより、図10(b)に示すように、隔壁4A1,4B1および隔壁4A3,4B3が中立位置に戻るとともに、インク室6A2の両側の隔壁4A2,4B2が互いに接近する方向に変形する。
この結果、インク室6A1,6A3内のインクが加圧され、インク室6A1,6A3に対応するノズル7からインクが吐出される。一方、インク室6A2の両側の隔壁4A2,4B2が互いに接近する方向に変形することにより、インク室6C1,6B2内に負圧が生じ、これがインク室6B1,6C2を介してインク室6A1,6A3に伝わる。これにより、インク室6A1,6A3内の圧力上昇が、インク室6A2も吐出駆動された場合と同程度に抑えられる。
ダミーパルスP3の電圧は、駆動パルスP1,P2の電圧と同じ大きさの正電圧Vであり、ダミーパルスP3の印加時間Tは、1ALより短く、AL/12〜AL/3が好ましく、特にAL/6〜AL/4が好ましい。
ダミーパルスP3の印加時間Tの経過後、インク室6A2の電極11A2に印加する電圧を接地電位に戻すと、隔壁4A2,4B2が中立位置に戻り、インクジェットヘッド1は図7の状態に戻る。
その後、インク室6A1,6A3の電極11A1,11A3に印加する電圧を接地電位に戻してから1ALが経過すると、電極11A1,11A3に駆動パルスP2を印加する。これにより、図10(c)に示すように、隔壁4A1,4B1、および隔壁4A3,4B3はそれぞれ互いに接近する方向に変形し、インク室6A1,6A3内のインクが加圧され、インク吐出後の残留振動が抑えられる。
上述のように、駆動パルスP1の印加後、インク室6A1,6A3の電極11A1,11A3に印加する電圧を接地電位に戻した後、インク室6A1,6A3内の圧力が高まり、これによりインク室6A1,6A3からインクが吐出される。例えば、AL=2400nsのとき、電極11A1,11A3に印加する電圧を接地電位に戻したときから約300〜700ns後にインク室6A1,6A3内の圧力がピークになる。そこで、印加時間TがAL/12〜AL/3程度のダミーパルスP3を吐出駆動されないインク室6A2の電極に印加することにより、吐出駆動されるインク室6A1,6A3内の圧力上昇を効果的に抑制することができる。
図11は、ダミーパルスP3の印加時間Tとインクの飛翔速度との関係を示す実験結果の一例を示す図である。図11は、AL=2400nsとし、吐出駆動されるインク室6の同グループ内の両隣の吐出駆動されないインク室6の電極11にダミーパルスP3を印加した場合の実験結果を示す。
図11において、ダミーパルスP3の印加時間T=0nsにおける飛翔速度約9.8m/sは、吐出駆動されるインク室6の同グループ内における両隣のインク室6が吐出駆動されず、ダミーパルスP3の印加も行われなかった場合のインクの飛翔速度である。この場合に比べて、同グループ内における両隣のインク室6の電極11にダミーパルスP3を印加した場合(T=0ns以外の場合)は、吐出駆動されるインク室6からのインクの飛翔速度が抑えられていることが分かる。
一方、吐出駆動されるインク室6の同グループ内における両隣のインク室6も吐出駆動される場合(ベタ印字)では、インクの飛翔速度は、約4.7m/sという実験結果が得られた。図11によれば、吐出駆動されない同グループ内の両隣のインク室6にダミーパルスP3を印加した場合は、特に、印加時間T=400〜600nsの場合において、同グループ内の両隣のインク室6も吐出駆動される場合(ベタ印字)と同程度の約4.7m/sの飛翔速度が得られている。
このような実験結果から、ダミーパルスP3によるインクの飛翔速度の抑制効果を印加時間Tの長さごとに判定した結果を図12に示す。前述のように、T=AL/12〜AL/3(200〜800ns)が好ましく、特に、ベタ印字の場合と同等の飛翔速度が得られるT=AL/6〜AL/4(400〜600ns)が好ましい。
印加時間Tが上記の範囲外の場合、インクの飛翔速度の抑制効果が低下する。また、印加時間TがAL/3より長い場合には、ダミーパルスP3が印加されたインク室6に隣接する、異なるグループのインク室6からインクが吐出されるおそれがある。例えば図10の例では、インク室6A2の電極11A2に印加されるダミーパルスP3の印加時間が長すぎると、隔壁4A2,4B2の変形により、インク室6A2に隣接するインク室6C1,6B2にインクが流入し、ダミーパルスP3の印加終了後に隔壁4A2,4B2が中立位置に戻る際に、インク室6C1,6B2内のインクが加圧されて、インクが吐出されるおそれがある。
図9(b)のダミーパルスP3を示す波形データは、図6の電圧波形を示す波形データと同様に、駆動波形格納部23に格納されている。
なお、ダミーパルスP3の印加開始時点は、駆動パルスP1の印加終了時点(接地電位の印加開始時点)と同時に限らず、これより遅らせてもよい。また、印加時間Tは、インクの温度によって調整してもよい。
次に、本実施の形態に係るインクジェット記録装置における記録時の動作について、図13に示すフローチャートを参照して説明する。
記録動作時において、制御部22は、入力される画像データに基づいて、周期Tごとに、周期T内においてはインク室6のグループごとに順に、図13に示すフローチャートに従ってインクジェットヘッド1の各インク室6の駆動を制御する。
まず、ステップS10において、制御部22は、画像データに基づいて、各インク室6が、当該周期Tで吐出駆動すべきインク室であるか否かを判断する。ここで、制御部22は、画像データにおいて、当該周期Tにおける当該インク室6に対応する画素に設定されたインクドロップ数が0以外である場合、吐出駆動すべきインク室であると判断し、インクドロップ数が0である場合、吐出駆動すべきインク室でないと判断する。吐出駆動すべきインク室である場合(ステップS10:YES)、ステップS20に進み、吐出駆動すべきインク室でない場合(ステップS10:NO)、ステップS30に進む。
ステップS20では、制御部22は、駆動波形格納部23から図6の電圧波形を示す波形データ読み出し、この波形データに基づいてヘッド駆動部21を制御することにより、前述の図5を用いて説明した吐出動作を当該インク室6に行わせる。吐出動作は、画像データにより設定された当該インク室6の当該周期Tにおけるインクドロップ数分だけ繰り返される。
ステップS30では、制御部22は、画像データに基づいて、各インク室6の同グループ内における両隣のインク室6のうちの少なくともいずれか一方が、当該周期Tで吐出駆動すべきインク室であるか否かを判断する。同グループ内の両隣のインク室6のうちの少なくともいずれか一方が吐出駆動すべきインク室である場合(ステップS30:YES)、ステップS40に進み、同グループ内の両隣のインク室6がともに吐出駆動すべきインク室でない場合(ステップS30:NO)、処理を終了する。
ステップS40では、制御部22は、各インク室6の同グループ内における両隣のインク室6の両方が、当該周期Tで吐出駆動すべきインク室であるか否かを判断する。同グループ内の両隣のインク室6の両方が吐出駆動すべきインク室である場合(ステップS40:YES)、ステップS50に進み、同グループ内の両隣のインク室6のうちのいずれか一方が吐出駆動すべきインク室である場合(ステップS40:NO)、ステップS60に進む。
ステップS50では、制御部22は、駆動波形格納部23からダミーパルスP3の波形データ読み出し、同グループ内の両隣のインク室6の当該周期Tにおけるインクドロップ数のうちの多い方と同じ数だけ、当該インク室6の電極11にダミーパルスP3を印加するようにヘッド駆動部21を制御する。
例えば、図7に示したインクジェットヘッド1において、インク室6A2が吐出駆動されず、グループA内における両隣のインク室6A1,6A3が吐出駆動される場合において、インク室6A1,6A3の当該周期Tにおけるインクドロップ数がそれぞれ5,3であるとすると、当該周期T内のグループAの駆動期間において、図14に示すように、インク室6A2に、インク室6A1の吐出駆動に合わせてダミーパルスP3が5回印加される。
ステップS60では、制御部22は、同グループ内の両隣のインク室6うちの吐出駆動される方のインク室6の当該周期Tにおけるインクドロップ数と同じ数だけ、当該インク室6の電極11にダミーパルスP3を印加するようにヘッド駆動部21を制御する。
例えば、図7に示したインクジェットヘッド1において、インク室6A2が吐出駆動されず、グループA内における両隣のインク室6A1,6A3のうちのインク室6A1が吐出駆動され、その当該周期Tにおけるインクドロップ数が4であり、インク室6A3が吐出駆動されないとすると、図15に示すように、インク室6A2に、インク室6A1の吐出駆動に合わせて、ダミーパルスP3が4回印加される。
このような処理により、前述のように、吐出駆動されるインク室6に同グループ内において隣接するインク室6が吐出駆動されない場合でも、吐出駆動されるインク室6内の圧力上昇が、隣接するインク室6も吐出駆動される場合と同程度に抑えられる。これにより、同じグループ内における隣接するインク室6の吐出駆動の有無によって吐出駆動されるインク室6のインクの飛翔速度や吐出体積が異なることによる印刷品質の低下を軽減することができる。
なお、上述の図13のフローチャートでは、両隣のインク室6のインクドロップ数に応じて、当該インク室6の電極11に印加するダミーパルスP3の数を決定していたが、ダミーパルスP3の数は、最大インクドロップ数に固定してもよい。
例えば、インク室6A2が吐出駆動されず、同グループA内における両隣のインク室6A1,6A3が吐出駆動される場合において、インク室6A1,6A3の当該周期Tにおけるインクドロップ数がそれぞれ4,3であるとすると、図13のフローチャートによれば、インク室6A2には、ダミーパルスP3が4回印加されることになるが、図16に示すように、インク室6A1,6A3のインクドロップ数に関わらず、ダミーパルスP3を最大インクドロップ数である5回印加するようにしてもよい。
上記説明のように本実施の形態によれば、吐出駆動されないインク室6の同グループ内における両隣のインク室6のうちの少なくともいずれか一方が吐出駆動される場合、吐出駆動されないインク室6にダミーパルスP3を印加してその両側の隔壁4を変形させることで、吐出駆動されるインク室6内の圧力上昇を、同グループ内における両隣のインク室6も吐出駆動される場合と同程度に抑えることができる。これにより、同じグループ内における両隣のインク室6の吐出駆動の有無によってクロストークの影響で吐出駆動されるインク室6のインクの飛翔速度や吐出体積が異なることを抑制でき、その結果、印刷品質の低下を軽減することができる。また、本実施の形態では、駆動パルスP1,P2と同じ電圧のダミーパルスP3を用いるので、電圧制御が簡単である。
1 インクジェットヘッド
4 隔壁
6 インク室
11 電極
21 ヘッド駆動部
22 制御部
23 駆動波形格納部

Claims (4)

  1. 複数の並設されたインク室と、前記インク室に連通してインクを吐出する複数のノズルと、隣接する前記インク室間の隔壁を変形させる複数の可変手段とを有するインクジェットヘッドと、
    前記各可変手段に吐出駆動パルスを印加して、吐出駆動すべきインク室の両側の前記隔壁を中立位置から互いに離反する方向に変形させてインク室の容積を拡大させた後に前記隔壁を中立位置に戻すことにより、前記吐出駆動すべきインク室内の圧力を上昇させてノズルからインクを吐出させるヘッド駆動手段と、
    複数の前記インク室をn(n=2,3,…)個おきに同じグループに属するようにn+1個のグループに分割し、グループ単位で吐出駆動すべきインク室を吐出駆動し、1周期で全グループの吐出駆動すべきインク室を吐出駆動するように前記ヘッド駆動手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、各周期において、当該周期内で吐出駆動されないインク室について、同じグループ内における両隣のインク室のうちの少なくともいずれか一方が当該周期内で吐出駆動される場合、前記吐出駆動されないインク室に対応する前記可変手段に、前記吐出駆動パルスの電圧と略同じ大きさの電圧で前記吐出駆動パルスより短い印加時間のダミーパルスを、前記両隣のインク室における吐出駆動すべきインク室への前記吐出駆動パルスの印加終了以後に印加して、前記吐出駆動されないインク室の両側の前記隔壁を中立位置から互いに接近する方向に変形させるように前記ヘッド駆動手段を制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記制御手段は、各周期において、当該周期内で吐出駆動されないインク室の前記両隣のインク室の両方が当該周期内で吐出駆動される場合、前記両隣のインク室の当該周期における吐出駆動回数であるインクドロップ数のうちの多い方と同じ数の前記ダミーパルスを、前記吐出駆動されないインク室に対応する前記可変手段に印加するように前記ヘッド駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記制御手段は、各周期において、当該周期内で吐出駆動されないインク室の前記両隣のインク室の両方が当該周期内で吐出駆動される場合、予め設定された1周期における最大インクドロップ数と同じ数の前記ダミーパルスを、前記吐出駆動されないインク室に対応する前記可変手段に印加するように前記ヘッド駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記制御手段は、各周期において、当該周期内で吐出駆動されないインク室の前記両隣のインク室のうちのいずれか一方が当該周期内で吐出駆動される場合、この吐出駆動されるインク室の当該周期における吐出駆動回数であるインクドロップ数と同じ数の前記ダミーパルスを、前記吐出駆動されないインク室に対応する前記可変手段に印加するように前記ヘッド駆動手段を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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