JP5429921B2 - 半導体素子製造装置 - Google Patents

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本発明は、レーザによるマーキング処理時に発生するススを効率よく集塵可能な、清浄性能に優れた半導体素子製造装置を関するものである。
半導体素子は、前工程と呼ばれるプロセスで、Siウエハ上に多数作成された後、後工程と呼ばれるプロセスにて個片に分離され、電気特性検査、特性分類、マーキング、外観検査等の工程を経た後、テープ、コンテナチューブ等に梱包されて出荷される。このような半導体素子は、個片に分離された後の工程において、保持機構に保持された状態で搬送機構により搬送されながら、搬送経路に設けられた各工程処理部において、電気特性検査等の上記各処理が施される。
なお、搬送機構による搬送方法としては、直線搬送、ターンテーブル搬送等があるが、いずれの場合でも、保持機構を所定の工程順に従って進行させるステップと、各工程処理部において半導体素子の処理開始から終了まで保持機構を停止させるステップを繰り返す、いわゆる間欠搬送が用いられることが多い。
このような半導体素子製造装置の従来例としては、各工程処理部にて間欠的に停止しながら半導体素子を搬送する搬送機構を備えたものが提案されている。例えば、特許文献1記載の技術は、一回の停止箇所に複数の工程処理部を設けて、搬送機構の一回の停止あたりでの工程処理数を増やし、複数の工程を複合的に処理したものである。この従来技術によれば、搬送機構の停止回数が低減するので、作業効率及び生産性の向上に寄与することができる。
ところで、半導体素子製造装置における工程処理のうち、レーザによってマーキング処理を実施するレーザマーキング処理を行う場合、半導体素子の表面にススが出ることが知られている。そのため、半導体素子表面から周囲にススが飛散しないように、これを集塵する技術が不可欠となっている。特に、高い清浄環境であるクリーンルーム内で半導体素子を製造する場合には、ススの集塵技術は、極めて重要な技術となっている。
ここで、半導体素子製造装置において、レーザマーキング処理を行うマーキングユニットの概要について説明する。図7に示すように、マーキングユニットは、先端部にレーザ照射用のレンズ31aを有するマーキングユニット本体31と、このマーキングユニット本体31を固定するプレート32と、支持台33と、受台34とから構成されている。なお、図7において、Sは半導体素子、符号3は半導体素子Sの搬送機構であるターンテーブル、10は半導体素子Sが吸着保持されるテーブルである。
プレート32は、支持台33に対してピン36が軸となって回動自在に連結されると共に、固定ネジ37によってマーキングユニット本体31が所定の照射角度で固定される。支持台33は、プレート32と連結し、レーザマーキング本体31の傾き角度を変更可能に支持している。
また、受台34は、マーキングユニット本体31が傾いた際にプレート32に接してマーキングユニット本体31の傾きを維持している。さらに、受台34がプレート32と接する支持部位にはストッパ35が設けられている。このストッパ35は、マーキングユニット本体31を下限位置まで下げたときに、プレート32の下端が当たり、マーキングユニット本体31を支持するものである。
このようなマーキングユニットには次のようなススの集塵装置が設置されている。すなわち、マーキングユニット本体31の先端部分をすっぽり包み込むようにして、ボックス形状の防塵カバー39が設けてられている。この防塵カバー39からチューブ40が引き出され、ススを吸いこむための集塵機41が接続されている。
さらに、マーキングユニット本体31のレーザ照射側の面には、前記の防塵カバー39に加えて、防塵用フィルム38が設けられている。防塵用フィルム38は、レーザマーキング処理時に発生するススが、マーキングユニット本体31のレンズ31aに付着することを防止するためのものであり、レンズ31aを覆うようにして、これに着脱可能に設けられている。
特開2006−306617号公報
しかしながら、従来の半導体素子製造装置には、以下のような課題が指摘されていた。
すなわち、図7に示した集塵機41は、集塵能力を高めるために高圧の集塵機でなくてはならないが、この場合、高圧であるゆえに集塵機41に内蔵されたフィルタをススが突き抜けてしまい、半導体素子製造装置を配置した製造室内にススを撒き散らすおそれがあった。特に、製造室が清浄環境の高いクリーンルームである場合には深刻な問題となっていた。
また、製造室内にススが存在することで、防塵用フィルム38に多量のススが付着することになる。そのため、レンズ31aに悪影響が及ばないように頻繁なメンテナンスが必要となっていた。さらに、集塵機41の集塵力を真空ポンプにて確保しようとした場合、真空ポンプは、それ自体が高価であり、且つ大形のものが多いので、半導体素子製造装置のコスト高や大形化を招いていた。
本発明は、上記の課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、簡単な構成によってレーザマーキング時に発生するススを確実に除去、回収することができ、室内にススを撒き散らすおそれがなく、メンテナンス作業の作業効率が高く、良好な経済性・スペース性を得ることができる半導体素子製造装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、レーザによるマーキング処理を施して半導体素子を製造する半導体素子製造装置において、半導体素子を回転搬送するターンテーブルと、前記ターンテーブルの周囲に配置された複数の工程処理ユニットと、前記ターンテーブルと、前記マーキング処理を施す工程処理ユニットとの間に設けられ、載置された半導体素子を回転搬送する衛星テーブルと、前記衛星テーブルの前記マーキング処理がなされる前記半導体素子に近接して配置され上流側の外部から内部に圧縮エアを取り込んで、前記圧縮エアによって前記マーキング処理時に発生したススを吸い込み、その圧縮エアを内部から下流側の外部に配置されたススを捕らえる集塵部に向けて流すエジェクタと、前記半導体素子の表面を擦るブラシと、が設置され、前記ブラシの設置位置は、前記衛星テーブルの回転に伴って前記ブラシが前記半導体素子の表面を擦る位置であることを特徴としている。
以上のような構成を有する本発明では、エジェクタの負圧により、マーキング処理時に発生したススを吸い込むので、集塵能力の高い集塵機は不要であり、高圧であるが故に集塵機のフィルタをススが突き抜けて室内に飛散するといった弊害がない。エジェクタとは、高速で流す圧縮エアを利用して負圧を発生させる真空発生器であって、真空発生部に可動部はなく構造がシンプルであり、経済性・スペース性が向上する。しかも、ススを含んだ圧縮エアの排気はエジェクタから流れ出るので、エジェクタ自体がススを捕らえるわけではない。したがって、ススがエジェクタから飛散することを回避でき、半導体素子製造装置の周囲を高い清浄環境に維持することが可能である。
以上のような本発明によれば、エジェクタを利用してマーキング処理時に発生したススを集塵することにより良好な清浄環境を維持でき、しかもメンテナンス作業の作業効率が高いため、経済性・スペース性に優れた半導体素子製造装置を提供することができる。
(1)代表的な実施形態
[1]構成
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、本実施形態という)について、図1〜図6に従って具体的に説明する。なお、上記の図7に示した従来技術と同一の部材に関しては同一符号を付して説明は省略する。
[1−1]全体の構成
まず、本実施形態に係る半導体素子製造装置1の全体構成について、図4を用いて説明する。図4に示すように、半導体素子製造装置1には、半導体素子Sの搬送機構としてターンテーブル3が配設されている。
ターンテーブル3は、ダイレクトドライブモータ2により進行及び停止する間欠搬送サイクルを繰り返しながら回転するように構成されている。また、ターンテーブル3の周囲には、パーツフィーダ等の搬送手段から送られてくる半導体素子Sをターンテーブル3上に供給する供給機構4と、半導体素子Sに対し所定の工程処理を施す工程処理ユニット5a〜5kとが等間隔に配置されている。
また、工程処理ユニット5a〜5kのうち、5fはマーキングユニット、5iは外観検査ユニットであり、この2つの工程処理ユニット5f、5iと、ターンテーブル3との間には、衛星テーブル10a、10bがそれぞれ設けられている。さらに、ターンテーブル3の円周等配位置には、ターンテーブル3と、供給機構4及び各工程処理ユニット5a〜5kとの間で、半導体素子Sの受渡し及び受取りを行う吸着保持ユニット6が設けられている。
[1−2]衛星テーブル
続いて、図5を用いて、衛星テーブル10a,10b(以下、まとめて衛星テーブル10という)の具体的な構成を説明する。図5に示すように、衛星テーブル10は、中心軸Cをターンテーブル3の回転外側に傾け(ここでは、45度)、90度間隔で半導体素子Sを搭載する搭載面21を4箇所備えている(図5にて衛星テーブル10上の円にて図示)。
搭載面21は、前記中心軸Cに対して45度外側に向けて設けられると共に、半導体素子Sを吸着保持する吸着孔22を備え、この吸着孔22からバキューム装置へ連通することによって、半導体素子Sが吸着保持されるように構成されている。このバキューム装置にはエジェクタ8が組み込まれている。
なお、衛星テーブル10には、図4及び図5に示すように、ターンテーブル3に設けられた吸着ノズル6aの中心位置と上下同位置に半導体素子Sの受渡し位置Tと、そこから180度回転した位置にマーキング又は外観検査等を行う半導体素子Sの処理位置Dとが設けられている。
[1−3]吸着保持ユニット
次に図4及び図5に示した吸着保持ユニット6について、説明する。吸着保持ユニット6は半導体素子Sを吸着、保持するための吸着保持機構であり、ターンテーブル3に設けられ、駆動ユニット7により上下方向に移動自在に構成されている。また、図5に示すように、吸着保持ユニット6の下部には、工程処理ユニット5a、5gに対して半導体素子Sの受渡し及び受取りを行うための保持ノズル6aが設置されている。
吸着ノズル6aは、ターンテーブル3が進行及び停止するサイクルに合わせて間欠回転すると共に、駆動ユニット7の上下に伴って搬送位置と処理位置とを上下動するように構成されている。より詳しくは、保持ノズル6aは、ターンテーブル3が停止すると下降を開始し、停止中は下降位置を保持し、さらにターンテーブル3が回転動作を再開する前に上昇して、回転時には上昇位置を保持するようになっている。
[1−4]マーキングユニットの集塵装置
本実施形態の構成上の特徴は、マーキングユニット5fの集塵装置にある。すなわち、図1、図2に示すように、マーキングユニット本体31の防塵カバー39にエジェクタ8が設置されている。また、図1及び図5に示すように、衛星テーブル10の近傍には、半導体素子Sの表面を擦るためのブラシ23が2箇所設置されている。
ここで、エジェクタ8について、図3の原理図を用いて詳しく説明する。エジェクタ8は、圧縮エアを流すことで負圧つまり真空を発生させる真空発生器であって、図3の原理図に示すように、エジェクタ8には、圧縮エアを拡散させる拡散室8aが設けられている。
拡散室8aには、正圧側開口部8bと、負圧側開口部8cが形成されており、正圧側開口部8bには内部ノズル8dが取り付けられている。また、内部ノズル8dと向かい合うようにして圧縮エアを排気するディフューザ部8eが設けられている。さらに、ディフューザ部8eには集塵部11が接続されている。
なお、エジェクタ8は、吸着保持ユニット6の吸着保持力や、衛星テーブル10におけるバキューム装置の吸引力を得るために利用することも可能であって、その場合には負圧側開口部8cに前記吸着保持ユニット6の保持ノズル6aや、衛星テーブル10の吸着孔22が接続される。
[2]作用
[2−1]全体の作用
以上のような構成を有する本実施形態における全体の作用は、次の通りである。すなわち、前工程を終了すると、パーツフィーダ等の搬送手段を介して供給機構4はターンテーブル3へ半導体素子Sを供給する。
ターンテーブル3は、1サイクルで回転と停止を繰返す間欠回転を行う。このとき、吸着ノズル6aは、ターンテーブル3が停止すると下降を開始し、停止中は下降位置を保持する。また、ターンテーブル3が再度回転動作を再開する前に上昇して、回転時には上昇位置を保持する。このようにして、保持ノズル6aは、ターンテーブル3の回転が停止している間に、下降して供給機構4や工程処理ユニット5a〜5kに半導体素子Sを受渡し、また受け取る。各工程処理ユニット5a〜5kでは、所定の工程処理を半導体素子Sに施す。
[2−2]マーキングユニットにおける衛星テーブルの動作タイミング
続いて、マーキングユニット5fにおける衛星テーブル10とターンテーブル3及び保持ノズル6aの動作タイミングについて、図6を用いて説明する。まず、保持ノズル6aは、ターンテーブル3の回転によって電子部品S1を保持した状態で衛星テーブル10上の保持ノズル6a上昇位置に移動する。このときターンテーブル3及び衛星テーブル10は停止している(図6(a)参照)。
続いて、図6(b)に示すように、保持ノズル6aが下降動作を開始し下降位置に達すると、保持ノズル6aから衛星テーブル10の搭載面21へ半導体素子S1が受け渡される。そして、衛星テーブル10は4分の1回転し、すでにマーキングが済んだ半導体素子S4が保持ノズル6aの位置まで来る。この時の状態が、図6(c)の状態である。次に、保持ノズル6aは停止している衛星テーブル10から半導体素子S4を受け取り、図6の(d)に示すように上昇動作を行う。
このように図6の(a)から(d)の状態までは、ターンテーブル3は停止しており、衛星テーブル10だけが1/4回転する。また、図6の(d)から(a)に移る間は、ターンテーブル3は回転し、衛星テーブル10は停止している。そしてこのとき、マーキングユニット5fのマーキング位置にある半導体素子S2がマーキングされる。
なお、本実施形態の特徴的な作用として、衛星テーブル10の回転に伴って、ブラシ23が半導体素子Sの表面を擦る点がある。このため、半導体素子Sからススを効率よく、除去することができる。
[2−3]エジェクタの作用
以上の構成を有する本実施形態では、マーキングユニット5fの集塵装置として、エジェクタ8を組み込んでおり、このエジェクタ8を用いて、ススを吸引している。すなわち、図3に示すように、エジェクタ8では、正圧側開口部8bから圧縮エアを取り込み、内部ノズル8dにてこれを絞って拡散室8aに放出する。内部ノズル8dによって絞られた圧縮エアは、拡散室8aに放出された時点で急速に膨張し、高速度でディフューザ部8eに流入する。
この高速流により拡散室8a内の圧力は低下し、負圧が生じることになる。これにより、負圧側開口部口8cから、つまり防塵カバー39側から拡散室8aに大気が流れ込む。拡散室8aに流れ込んだ大気は、内部ノズル8dを通過した高速の圧縮エアと混合して、ディフューザ部8eを通って集塵部11へと流れ込む。このようなエジェクタ8は、正圧側に圧縮エアを連続して供給することで、負圧の発生状態を維持することができ、この負圧を利用して、保持ノズル6aにて半導体素子Sを保持することが可能である。
[3]効果
以上述べたように、本実施形態に係る半導体素子製造装置1では、ブラシ23で半導体素子Sの表面を擦りつつ、ススを落とし、さらにはエジェクタ8にて発生する負圧を用いてマーキング処理時に発生したススを吸い込むので、ススを効率よく除去、回収することが可能である。
しかも、本実施形態では、ススを含む圧縮エアの排気は、エジェクタ8から流れ出るので、エジェクタ8自体がススを直接的に捕らえるのではなく、通過するだけであり、圧縮エアに含まれたススは集塵部11が回収する。このとき、集塵部11は、ススを吸い込むのではなく、ススを捕らえるだけなので、従来技術の集塵機11のように高い集塵能力を持つ必要がない。したがって、集塵部11からススが突き抜けて室内に飛び散るといった心配がなく、高い清浄環境を獲得することができる。このため、本実施形態はクリーンルームでの使用に好適である。
さらに、製造室内にススが飛散しないので、防塵用フィルム38をはじめとして、各機器や構成部材にススが付着することがなく、メンテナンス作業の軽減化を進めることができる。また、エジェクタ8には、真空を発生させる部分に可動部がなく、構成がシンプルなので、動作信頼性が高い。さらには、集塵力を確保する上で真空ポンプは不要であり、良好な経済性・スペース性を得ることができる。
(2)他の実施形態
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、例えば、エジェクタ8のディフューザ部8eを、集塵部11ではなく、工場の集中真空配管に接続してもよい。このような実施形態では、既存設備を有効に利用可能であり、しかも、半導体素子製造装置ごとにエジェクタ8を設置しているので、半導体素子製造装置の台数が増えても、真空圧の低下や不安定さを招くおそれがなく、優れた信頼性を維持することができる。また、ブラシ23をはじめとして、各構成部材の配置箇所や配置数等は適宜選択自由である。例えば、ブラシ23を回転自在に設置すれば、ススの除去効率をより高めることが可能である。
また、衛星テーブルは円形のターンテーブル状で構成したが、この構成に限られることなく、受け取り位置及び受渡し位置を共通にして、ターンテーブルの停止中に保持機構から半導体素子を受け取るとともに工程処理済みの半導体素子を受け渡すことのできる構成であれば、三角形で構成してもよい。さらに、前述したように、エジェクタ8の真空発生力は半導体素子Sの保持力に利用可能なので、吸着保持ユニット6や衛星テーブル10のバキューム装置に組み込むことで、更なるコストダウン及び省スペースを進めることができる。
なお、上記の実施形態では、衛星テーブルの中心軸を傾け、より省スペース化を狙ったが、中心軸を垂直に設けても本発明の作用効果を奏することができることは言うまでもない。さらに、上記実施形態では、衛星テーブルを介在させて設ける工程処理ユニットとしてマーキングユニットと外観検査ユニットを例に挙げたが、衛星テーブルを用いる工程処理を何にするかは、装置の目的等に応じて適宜変更可能である。
また、上記実施形態において、吸着保持ユニットは半導体素子を保持した状態で、移動機構によって、上下動するように構成したが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、吸着保持ユニットを工程処理ユニットの配置に応じていかなる方向へも移動可能とすることもできる。
具体的には、本発明の工程処理ユニット群における各工程処理ユニットを搬送機構の中心から外側に向かって並列させ、吸着保持ユニットを直径方向に移動させるように構成することも可能である。また、吸着保持ユニットの駆動源についても、適宜選択可能であり、リニアモータ、回転モータ、ソレノイドコイル、シリンダ等既知のいかなる駆動手段で駆動して良い。さらに、ギア、レバー、カム、ベルト、ボールネジ等いかなる既知の駆動力伝達機構を組み合わせも良い。
本発明の代表的な実施形態における主要部の構成図。 本実施形態の主要部の拡大構成図。 本実施形態の主要部の原理図。 本実施形態の全体構成を示す平面図。 本実施形態の一部拡大断面図。 本実施形態の衛星テーブルの動作タイミングを説明するための正面図。 従来の半導体素子製造装置の一部構成図。
符号の説明
1…半導体素子製造装置
2…ダイレクトドライブモータ
3…ターンテーブル
4…供給機構
5,5a〜5k…工程処理ユニット
5f…マーキングユニット
5i…外観検査ユニット
6…吸着保持ユニット
6a…保持ノズル
7…駆動ユニット
8…エジェクタ
8a…拡散室
8b…正圧側開口部
8c…負圧側開口部
8d…内部ノズル
8e…ディフューザ部
9…電磁弁
10,10a,10b…衛星テーブル
11…集塵部
21…搭載面
22…吸着孔
23…ブラシ
41…集塵部
D…半導体素子の処理位置
S…半導体素子
T…半導体素子の受渡し位置

Claims (2)

  1. レーザによるマーキング処理を施して半導体素子を製造する半導体素子製造装置において、
    半導体素子を回転搬送するターンテーブルと、
    前記ターンテーブルの周囲に配置された複数の工程処理ユニットと、
    前記ターンテーブルと、前記マーキング処理を施す工程処理ユニットとの間に設けられ、載置された半導体素子を回転搬送する衛星テーブルと、
    前記衛星テーブルの前記マーキング処理がなされる前記半導体素子に近接して配置され上流側の外部から内部に圧縮エアを取り込んで、前記圧縮エアによって前記マーキング処理時に発生したススを吸い込み、その圧縮エアを内部から下流側の外部に配置されたススを捕らえる集塵部に向けて流すエジェクタと、
    前記半導体素子の表面を擦るブラシと、が設置され、
    前記ブラシの設置位置は、前記衛星テーブルの回転に伴って前記ブラシが前記半導体素子の表面を擦る位置であることを特徴とする半導体素子製造装置。
  2. 前記エジェクタには圧縮エア排気用のディフューザ部が設けられ、
    前記ディフューザ部は集塵部に接続されたことを特徴とする請求項1記載の半導体素子製造装置。
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