JP5428744B2 - 電力変換装置の制御方法 - Google Patents

電力変換装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5428744B2
JP5428744B2 JP2009241934A JP2009241934A JP5428744B2 JP 5428744 B2 JP5428744 B2 JP 5428744B2 JP 2009241934 A JP2009241934 A JP 2009241934A JP 2009241934 A JP2009241934 A JP 2009241934A JP 5428744 B2 JP5428744 B2 JP 5428744B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm modulation
modulation method
output
switching
correction amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009241934A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011091907A (ja
Inventor
渡辺  純一
和彦 藤田
成人 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP2009241934A priority Critical patent/JP5428744B2/ja
Publication of JP2011091907A publication Critical patent/JP2011091907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5428744B2 publication Critical patent/JP5428744B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、交流/直流変換または直流/交流変換を行う電力変換装置におけるパルス幅変調(PWM)制御に関する。
図3は、三相電圧形PWMインバータの一例を示す回路構成図である。この三相電圧形PWMインバータは半導体スイッチQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6のオン・オフにより直流電力から交流電力に変換する電力変換装置である。半導体スイッチQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6のオン・オフはゲート信号Gu,Gv,Gw,Gx,Gy,Gzにより制御され、主にパルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)制御が適用されている。
PWM制御の変調方式には、最も基本的な3アーム変調方式やスイッチング損失の低減を図れる2アーム変調方式などがある。以下に主なPWM変調方式の説明を述べる。
(1)3アーム変調方式
図4は、PWM制御の三角波‐正弦波比較法(以下、3アーム変調方式と称する)における相電圧波形とゲート信号の一例を示す図である。3アーム変調方式では、インバータの相電圧波形V* U,V* V,V* Wを指令値(以下、電圧指令値と称する)とし、それを三角波キャリアcarrierと比較してゲート信号を生成する。各半導体スイッチQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6に入力されるゲート信号は下記(1)式〜(6)式の規則に従って生成される。図4は例としてゲート信号GuのPWMパターンを示している。ここで、carrier:三角波キャリア、V* U:U相電圧指令値、V* V:V相電圧指令値、V* W:W相電圧指令値である。
Figure 0005428744
ただし、上記(1)式〜(6)式の通りに半導体スイッチQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6にゲート信号Gu,Gv,Gw,Gx,Gy,Gzを与えると、上下アームの半導体スイッチ(例えば、Q1とQ2)が同時にオン状態となる期間が生じてしまい直流短絡となってしまう。そのため、実際にはターンオンするタイミングをデッドタイムtdだけ遅らせて半導体スイッチQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6にゲート信号Gu,Gv,Gw,Gx,Gy,Gzを与えている。
(2)2アーム変調方式
電力変換装置の主な損失は、導通損失とスイッチング損失に分類される。図5にスイッチング損失の説明図を示す。また、下記(7)式に1スイッチング当たりの損失wswを、下記(8)式に単位時間あたりのスイッチング損失Wswを示す。ここでは分かりやすくするために、電圧vと電流iは、図5に示すように直線的に変化するものとする。
Figure 0005428744
このような場合、スイッチング時間Tswの間に損失するエネルギーwswは上記(7)式となる。また、上記(8)式で表されるように、単位時間当たりのスイッチング損失Wswはスイッチング周波数fswに比例するため、スイッチング損失Wswを低減させるためには、スイッチング周波数fswを低く設定することが好ましい。しかしながら、スイッチング周波数fswが低いと波形制御性能の低下を招いてしまうこととなる。そこで、波形制御性能を保ちつつ、スイッチング回数(周波数)を減らす方法として、2アーム変調方式が考案された。
図6に、PWM制御の2アーム変調方式における電圧指令値とゲート信号の一例を示す。電圧指令値V* U,V* V,V* Wが1または−1となる期間は、その電圧指令値V* U,V* V,V* Wの絶対値は三角波キャリアcarrierよりも大きな値となるため、半導体スイッチQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6はそれぞれスイッチングを行わない。その結果、2アーム変調方式では、平均スイッチング周波数fswが低くなり、スイッチング損失Wswが低減される(特許文献1,非特許文献1)。
(3)Mアーム変調方式
図7に、特許文献2で開示されている変調方式(以下、Mアーム変調方式と称する)の説明図を示す。2アーム変調方式は平均スイッチング周波数fswが低くなるため、単位時間当たりのスイッチング損失Wswを低減できるが、電圧指令値V* U,V* V,V* Wが急峻に変化する期間ができてしまい、騒音が増加するという問題がある。Mアーム変調方式は、この電圧指令値V* U,V* V,V* Wの急峻に変化する期間に傾きを持たせて騒音の増加を抑え、かつスイッチング損失Wswも低減させる変調方式である。
特開昭59−139871号公報 特願2009−99491号公報(段落[0025]〜(0068),第1図〜第3図)
電気学会技術報告,第635号「PWMインバータ制御方式の最新技術動向」
従来技術で述べた3つの変調方式の比較を以下に示す。ただし、制御方法やパラメータなど全て同じ条件とする。
(1)3アーム変調方式
3アーム変調方式は電圧指令値V* U,V* V,V* Wの波形が正弦波状となるため、高調波の低減という観点では最も有利である。しかしながら、単位時間当たりのスイッチング回数が多いため、スイッチング損失の観点からは不利な変調方式である。
(2)2アーム変調方式
2アーム変調方式は平均スイッチング周波数fswが低くなるため、単位時間当たりのスイッチング損失Wswを低減できるという利点がある。しかしながら、電圧指令値V* U,V* V,V* Wの波形が急峻に変化する期間ができてしまい、騒音の増加という問題点がある。また、電圧指令値V* U,V* V,V* Wの波形が正弦波状ではないため、高調波成分を多く含むという問題点がある。
(3)Mアーム変調方式
Mアーム変調方式は、スイッチング損失を低減しつつ、騒音を抑えることができる。しかしながら、電圧指令値V* U,V* V,V* Wの波形における急峻な変化は抑制できるものの、電圧指令値V* U,V* V,V* Wは正弦波状の波形ではないため、高調波成分を多く含むとういう問題点がある。
以上示したようなことから、電力変換装置においては、スイッチング損失の低減を図ると共に、制御性能の向上を図ることが課題となる。
本発明の電力変換装置の制御方法の一態様は、電圧指令値をPWM変調して得られたゲート信号を半導体スイッチに対して出力し、この半導体スイッチを備え、交流/直流変換あるいは直流/交流変換を行う電力変換装置の制御方法であって、スイッチ切替部において、電圧制御運転時に検出された負荷電流の変化分をハイパスフィルタにより抽出し、そのハイパスフィルタの出力信号と予め設定された切替レベルとを比較して切替信号を生成し、切替スイッチにおいて、平常時は2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式の補正量を出力し、負荷電流が急変してハイパスフィルタの出力が切替レベルを超過した場合3アーム変調方式に切り替わって3アーム変調方式の補正量を出力し、一定時間後に2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式に切り替わって2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式の補正量を出力し、この補正量により補正された電圧指令値をPWM変調して、ゲート信号を半導体スイッチに出力することを特徴とする。
なお、前記電力変換装置の制御方法は、無停電電源装置や瞬低補償装置等に用いてもよい。
また、本発明の電力変換装置の別の態様は、電圧指令値をPWM変調して得られたゲート信号を半導体スイッチに対して出力し、この半導体スイッチを備え、交流/直流変換あるいは直流/交流変換を行う電力変換装置の制御方法であって、スイッチ切替部において、電流制御運転時に検出された電流制御アンプの変化分をハイパスフィルタにより抽出し、そのハイパスフィルタの出力信号と予め設定された切替レベルを比較して切替信号を出力し、切替スイッチにおいて、平常時は2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式の補正量を出力し、電流制御アンプの出力が急変してハイパスフィルタの出力が切替レベルを超過した場合3アーム変調方式に切り替わって3アーム変調方式の補正量を出力し、一定時間後に2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式に切り替わって2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式の補正量を出力し、この補正量により補正された電圧指令値をPWM変調して、ゲート信号を半導体スイッチに出力することを特徴とする。
なお、前記電力変換装置の制御方法は、整流器や系統連系装置に用いてもよい。
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、電力変換装置において、スイッチング損失の低減を図ると共に、制御性能の向上を図ることが可能となる。
本発明の変調方式におけるゲート信号生成部のブロック図。 本発明の電力変換装置の各部波形の一例を示す図。 三相電圧形PWMインバータの一例を示す回路構成図。 3アーム変調方式における相電圧波形とゲート信号の一例を示す図。 スイッチング損失の説明図。 2アーム変調方式における相電圧波形とゲート信号の一例を示す図。 Mアーム変調方式における相電圧波形とゲート信号の一例を示す図。
本発明では、電圧制御運転を行うUPS(無停電電源装置)や瞬低補償装置等あるいは電流制御運転を行う整流器や系統連系装置等に備えられた電力変換装置において、平常時は2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式により電力変換装置を運転し、電圧制御運転時に負荷が急変した場合や、電流制御運転時に負荷が急変し電流制御アンプが大きな指令値を出力した場合に、瞬時に3アーム変調方式に切り替え、等価的にスイッチング周波数fswを上げることで制御性能の向上を図るものである。
[実施形態1]
図1に本発明の変調方式におけるゲート信号生成部のブロック図を示す。本実施形態1における電力変換装置の制御方法は、UPS(無停電電源装置)や瞬低補償装置などのように電圧制御運転を行う電力変換装置に適用される。本実施形態1の変調方式は、各相の正弦波状の電圧指令値E* U,E* V,E* Wに補正量γを加えることにより、補正電圧指令値E* U+γ,E* V+γ,E* W+γが生成される。
前記補正量γは3アーム変調方式の加算項αと2アーム変調方式もしくはMアーム変調方式の加算項βを切替スイッチswで切り替えることにより生成される。
3アーム変調方式の加算項αは、電圧指令値E* U,E* V,E* Wに必要な補正値が設定される。3アーム変調方式で運転を行う際に電圧指令値E* U,E* V,E* Wを電圧指令値V* U,V* V,V* Wとしてそのまま使うのであれば、この加算項αは0に設定しておけばよい。
また、2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式の加算項βは正弦波状である電圧指令値E* U,E* V,E* Wを2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式の電圧指令値V* U,V* V,V* Wに補正するための補正項である。この2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式の加算項βについては、従来技術における特許文献1,2に開示されているため、ここでの説明は省略する。
スイッチ切替部1は、ハイパスフィルタHPFと,比較器2と,オフディレイタイマTと,を備える。このスイッチ切替部1は、ハイパスフィルタHPFに負荷電流が入力されると、負荷電流の変化分が抽出され、ハイパスフィルタHPFの出力が比較器2の入力端子Aに入力される。この比較器2は、入力端子Bに予め所定の値に設定された切替レベルも入力され、ハイパスフィルタHPFの出力信号と切替レベルの比較が行われる。この切替レベルは、電力変換装置に用いられるインバータや負荷の仕様によって設定されるものである。
そして、比較器2は、ハイパスフィルタHPFの出力信号の方が切替レベルよりも大きければ「1」レベルの信号を出力し、切替レベルの方がハイパスフィルタHPFの出力信号よりも大きければ「0」レベルの信号を出力する。
この比較器2から出力された信号はオフディレイタイマTに入力され、オフディレイタイマTは、「1」レベルの信号が入力された期間と、入力信号が「1」レベルの信号から「0」レベルの信号に切替わってから所定の期間だけ「0」レベルの切替信号を切替スイッチsw出力する。また、それ以外の「0」レベルの信号が入力された期間は「1」レベルの切替信号を切替スイッチswに出力する。
オフディレイタイマTからの切替信号を入力した切替スイッチswは、入力された切替信号が「0」レベルの期間は3アーム変調方式の加算項αを、入力された切替信号が「1」レベルの期間は2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式の加算項βを補正量γとして加算部3a,3b,3cに出力する。
そして、加算部3a,3b,3cにおいて、正弦波状の電圧指令値E* U,E* V,E* Wに補正量γがそれぞれ加算され、補正電圧指令値E* U+γ,E* V+γ,E* W+γが生成される。
上記のようにスイッチ切替部1を構成することにより、ハイパスフィルタHPFの出力信号が所定の切替レベルを上回った期間と、ハイパスフィルタHPFの出力信号が所定の切替レベルを下回ってから所定の期間だけは3アーム変調方式の加算項αが補正量γとして加算部3a,3b,3cに出力され、それ以外の期間は2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式の加算部3bが加算部3a,3b,3cに出力される。その結果、負荷電流の急変時のみ3アーム変調方式とし、その他の期間は2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式とすることができる。
図2に本実施形態1の電力変換装置の各部波形の一例を示す。図2(1)に正弦波状の電圧指令値E* U,E* V,E* Wの波形、図2(2)に負荷電流とハイパスフィルタ出力と切替レベルの波形、図2(3)にオフディレイタイマTの出力波形(切替信号)、図2(4)に切替スイッチswから出力される補正量γの波形、図2(5)に補正電圧指令値E* U+γ,E* V+γ,E* W+γの波形を示す。なお、ここでは、例として、平常時はMアーム変調方式で運転していることとする。
図2(2)に示すように、負荷電流の急峻な立ち上がりに応動して、ハイパスフィルタHPFの出力信号が立ち上がる。ハイパスフィルタHPFの出力信号は、負荷電流の急峻な立ち上がりに応動して、当初に大きな値となり、以後、値が小さくなっている。このハイパスフィルタHPFの出力信号と切替レベルが比較器2で比較され、ハイパスフィルタHPFの出力信号の方が大きい場合は「1」レベルの信号を出力し、切替レベルの方が大きい場合は「0」レベルの信号を出力する。
この比較器2から出力された信号はオフディレイタイマTに入力され、図2(3)に示すように、オフディレイタイマTでは、入力信号が「1」レベルの信号の期間と、入力信号が「1」レベルから「0」レベルに切替わってからオフディレイタイマTに予め設定された期間だけ、「0」レベルの切替信号を出力する。また、それ以外の「0」レベルの信号が入力された期間は「1」レベルの切替信号を出力する。
このオフディレイタイマTから出力された切替信号は切替スイッチswに入力され、この切替スイッチswからは、図2(4)に示すように、オフディレイタイマTから「1」レベルの切替信号が入力されている期間はMアーム変調方式の加算項βを、オフディレイタイマTから「0」レベルの切替信号が出力されている期間は3アーム変調方式の加算項α(本実施形態1では0)を、補正量γとして出力する。
この切替スイッチswから出力された補正量γは、加算部3a,3b,3cに出力され、図2(1)に示す正弦波状の電圧指令値E* U,E* V,E* Wと加算される。この加算部3a,3b,3cで加算された信号は、図2(5)に示すように、オフディレイタイマTから「1」レベルの切替信号が出力されている期間は、Mアーム変調方式の補正電圧指令値E* U+γ,E* V+γ,E* W+γの波形として出力し、オフディレイタイマTから「0」レベルの切替信号が出力されている期間は3アーム変調方式の補正電圧指令値E* U+γ,E* V+γ,E* W+γの波形を出力する。
上記のように、平常時はMアーム変調方式で運転が行われ、負荷電流が急変(増加)してハイパスフィルタHPFの出力が切替レベルを超過すると、切替スイッチswが切替わって3アーム変調方式となり負荷電流が落ち着いて一定時間後にMアーム変調方式に切替わる。
そのため、本実施形態1では、電圧制御運転時に負荷が急変した場合でも、瞬時に3アーム変調方式に切り替わり、等価的にスイッチング周波数が上昇する。その結果、スイッチング周波数の上昇による応答性の向上や、電圧の応答速度が速くなり、電圧波形の歪みを防止するなど制御性能の向上を図ることができる。
また、平常時は2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式で運転しているため、常に3アーム変調方式で運転している場合と比較してスイッチング損失を低減させることが可能となる。
さらに、平常時にMアーム変調方式を適用すれば、騒音を抑制することができる。
また、本発明では平常時は2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式で運転し、短時間(負荷の急変時)のみ3アーム変調方式で運転することで、2アーム変調方式またはMアーム変調方式に対応して設計した主回路を変更する必要がない利点を有する。
[実施形態2]
実施形態1では検出された負荷電流をハイパスフィルタHPFに入力し負荷電流の変化分を抽出したが、本実施形態2では電流制御アンプの出力をハイパスフィルタHPFに入力することによりインバータの急変を検出し、切替スイッチswを切り換える構成である。その他の構成は、実施形態1と同様であるため、説明は省略する。なお、本実施形態2の電力変換装置の制御方法は、整流器や系統連系装置などのように電流制御運転を行う電力変換装置に適用される。
本実施形態2のように構成することにより、平常時は、2アーム変調方式またはMアーム変調方式により電力変換装置を運転し、電流制御運転時に電流指令値が急変し電流制御アンプが大きな指令値を出力した場合、瞬時に3アーム変調に切換わる。そのため、3アーム変調方式に切替わった時、等価的にスイッチング周波数が上昇する。その結果、スイッチング周波数の上昇による応答性の向上や、電流の応答速度が速くなり電流波形の歪みが防止されるなど制御性能の向上を図ることができる。また、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
例えば、電力変換装置に、実施形態1ではUPSや瞬低補償装置、実施形態2では整流器や系統連系装置を適用したが、それぞれ電圧制御運転または電流制御運転を行う電力変換装置であれば適用可能である。
また、本実施形態1,2では特定の構成のスイッチ切替部1を説明したが、負荷電流あるいは電流制御アンプ急変時に切替スイッチswを切り替えられる切替信号を出力できる構成であればよい。
* U,E* V,E* W…正弦波電圧指令値
* U+γ,E* V+γ,E* W+γ…補正電圧指令値
U,GV,GW,GX,GY,GZ…ゲート信号
1〜Q6…半導体スイッチ
* U,V* V,V* W…電圧指令値
sw…切替スイッチ
1…スイッチ切替部
2…比較器
3a,3b,3c…加算部

Claims (6)

  1. 電圧指令値をPWM変調して得られたゲート信号を半導体スイッチに対して出力し、この半導体スイッチを備え、交流/直流変換あるいは直流/交流変換を行う電力変換装置の制御方法であって、
    スイッチ切替部において、電圧制御運転時に検出された負荷電流の変化分をハイパスフィルタにより抽出し、そのハイパスフィルタの出力信号と予め設定された切替レベルとを比較して切替信号を生成し、
    切替スイッチにおいて、平常時は2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式の補正量を出力し、負荷電流が急変してハイパスフィルタの出力が切替レベルを超過した場合3アーム変調方式に切り替わって3アーム変調方式の補正量を出力し、一定時間後に2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式に切り替わって2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式の補正量を出力し、
    この補正量により補正された電圧指令値をPWM変調して、ゲート信号を半導体スイッチに出力することを特徴とする電力変換装置の制御方法。
  2. 前記電力変換装置は、無停電電源装置に備えられたことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置の制御方法。
  3. 前記電力変換装置は、瞬低補償装置に備えられたことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置の制御方法。
  4. 電圧指令値をPWM変調して得られたゲート信号を半導体スイッチに対して出力し、この半導体スイッチを備え、交流/直流変換あるいは直流/交流変換を行う電力変換装置の制御方法であって、
    スイッチ切替部において、電流制御運転時に検出された電流制御アンプの変化分をハイパスフィルタにより抽出し、そのハイパスフィルタの出力信号と予め設定された切替レベルを比較して切替信号を出力し、
    切替スイッチにおいて、平常時は2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式の補正量を出力し、電流制御アンプの出力が急変してハイパスフィルタの出力が切替レベルを超過した場合3アーム変調方式に切り替わって3アーム変調方式の補正量を出力し、一定時間後に2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式に切り替わって2アーム変調方式あるいはMアーム変調方式の補正量を出力し、
    この補正量により補正された電圧指令値をPWM変調して、ゲート信号を半導体スイッチに出力することを特徴とする電力変換装置の制御方法。
  5. 前記電力変換装置は整流器から成ることを特徴とする請求項4記載の電力変換装置の制御方法。
  6. 前記電力変換装置は、系統連系装置に備えられたことを特徴とする請求項4記載の電力変換装置の制御方法。
JP2009241934A 2009-10-21 2009-10-21 電力変換装置の制御方法 Expired - Fee Related JP5428744B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009241934A JP5428744B2 (ja) 2009-10-21 2009-10-21 電力変換装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009241934A JP5428744B2 (ja) 2009-10-21 2009-10-21 電力変換装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011091907A JP2011091907A (ja) 2011-05-06
JP5428744B2 true JP5428744B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=44109631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009241934A Expired - Fee Related JP5428744B2 (ja) 2009-10-21 2009-10-21 電力変換装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5428744B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6719401B2 (ja) * 2017-02-17 2020-07-08 株式会社東芝 電力変換装置
JP2018174599A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 インバータ装置、空気調和機、インバータ装置の制御方法及びプログラム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02188193A (ja) * 1989-01-17 1990-07-24 Mitsubishi Electric Corp パルス幅変調形インバータ装置
JP2003259567A (ja) * 2002-03-06 2003-09-12 Fuji Electric Co Ltd 無停電電源装置
JP5197924B2 (ja) * 2006-04-13 2013-05-15 シャープ株式会社 モータ制御装置、冷蔵庫、空気調和機
JP5047582B2 (ja) * 2006-10-18 2012-10-10 東芝キヤリア株式会社 インバータ装置
JP5061578B2 (ja) * 2006-11-02 2012-10-31 ダイキン工業株式会社 インバータ装置、空調機およびインバータ装置の制御方法
JP2008199874A (ja) * 2007-01-18 2008-08-28 Nissin Electric Co Ltd インバータの並列運転制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011091907A (ja) 2011-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10224830B2 (en) System and method for controlling a back-to-back three-level converter with voltage ripple compensation
KR101266278B1 (ko) 전력변환장치의 제어방법
US8847534B2 (en) Converter, motor driving module, and refrigerating apparatus
KR102009512B1 (ko) 3상 인버터의 옵셋 전압 생성 장치 및 방법
JP2009542171A (ja) 3レベルコンバータを制御する方法
JP2010187431A (ja) 無停電電源装置
Blaabjerg et al. An integrated high power factor three-phase AC-DC-AC converter for AC-machines implemented in one microcontroller
JP4929863B2 (ja) 電力変換装置
JP5121755B2 (ja) 電力変換装置
CN111656665A (zh) 电力转换装置
JP5428744B2 (ja) 電力変換装置の制御方法
JP2010124690A (ja) 電源回路およびその制御回路
JP6305363B2 (ja) インバータ装置および車両
JP3796881B2 (ja) 3レベルインバータの制御方法とその装置
JP2018174599A (ja) インバータ装置、空気調和機、インバータ装置の制御方法及びプログラム
KR20170095557A (ko) 순환 전류를 방지하는 전력 변환 장치 및 이의 구동 방법
Baranwal et al. A modified four-step commutation to suppress common-mode voltage during commutations in open-end winding matrix converter drives
Rajkumar et al. Performance investigation of transformerless DVR based on T-type multilevel inverter with reduced switch count
KR100902940B1 (ko) 단상 더블 컨버젼 방식을 갖는 무정전 전원장치의 스위칭 제어 시스템
JP2004120820A (ja) 電力変換装置
JP2014007854A (ja) 電力変換装置
JP2010252628A (ja) 電力変換装置
JP4905174B2 (ja) 交流交流直接変換器の制御装置
KR102600920B1 (ko) 무변압기형 무정전 전원 장치 및 무변압기형 무정전 전원 장치의 제어 방법
JP4277360B2 (ja) 3レベルインバータの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130806

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5428744

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees