JP5427913B2 - 管理システム及び情報処理システム - Google Patents

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Description

本願明細書に開示される技術は、サーバコンピュータ、ネットワーク装置及びストレージ装置を含む情報処理システム、並びに、この情報処理システムを管理する管理システムに関する。
近年、情報処理システムは、コンピュータネットワーク(以降、単にネットワークと記す)を介して様々な情報処理装置を相互に接続することで複雑化・大規模化してきており、これに伴いいずれかの情報処理装置に発生した障害がネットワークを介して様々な情報処理装置に影響を与えるようになってきた。これらの障害の箇所と原因を特定する根本原因解析技術として、情報処理装置から通知される障害内容を表すイベント情報を用いて障害箇所及び原因を解析するイベント・コリレーション技術がある(特許文献1参照)。
イベント・コリレーション技術は、障害時に上げられるイベントの相関を利用して根本原因を推測するもので、古くからネットワークシステムの障害の診断に用いられてきた。また、ネットワーク障害については、OSI参照モデルの第3層のネットワーク層であるIPレベルの通信に関する解析がほとんどであり、ICMP(Internet Control Message Protocol)とARP(Address Resolution Protocol)によるトポロジ情報収集とSNMP(Simple Network Management Protocol)を組み合わせた障害解析手法が主流である(非特許文献1参照)。
米国特許第6249755号明細書
電子情報通信学会論文誌Vol.J83−B,No.9,pp.1258−1266,"管理情報の統合化によるネットワーク障害診断支援システムの提案と評価"
ネットワークの障害に関してはOSI参照モデルにおける第2層のデータリンク層(Layer−2:以降、略してL2と記す)で通信を行うコンピュータネットワークにおいては、通信経路におけるLayer−2スイッチ(以降、L2スイッチと記す)の接続順序などLayer−2におけるネットワークトポロジの詳細情報を管理プロトコルで得られない場合があり(例えばSNMP)、ある情報処理装置を宛先装置として通信が到達しない障害が発生した場合に原因となるネットワークスイッチを迅速に特定することが難しい問題があった。
そこで本発明においては、経路上のL2スイッチの存在の有無に関する情報に基づいて、L2における通信経路上の障害や経路上のネットワークスイッチにおいて該ネットワークスイッチが原因装置である可能性について推定し、推定結果に基づいて原因装置についての情報を表示する。
なお、原因装置についての情報表示として、原因装置であると高い割合で推定される装置を高い優先度で(例えば、高い割合の装置から順に)識別子を表示してもよい。
本発明によれば、障害が発生したネットワークスイッチを迅速に特定することができる。
情報処理システムの全体構成の概観図を模式的に示したものである。 管理用LANの例を模式的に示したものである。 ネットワークインタフェースMACアドレス情報、学習MACアドレス情報、並びに経路情報を作成する処理フローを示したものである。 管理サーバがL2スイッチから取得するダイナミックCAM情報を模式的に示したものである。 図3のフローのダイナミックCAM情報作成について詳細化した処理フローを示したものである。 図3のフローの経路情報作成について詳細かした処理フローを示したものである。 SNMPによるL2スイッチのポート又はVLANに対するMACアドレスの取得コマンドとその出力結果の一例を示したものである。 SNMPによるL2スイッチのMACアドレスに対するブリッジポート番号の取得コマンドとその出力結果の一例を示したものである。 SNMPによるL2スイッチのブリッジポート番号に対するネットワークインタフェースのインデックス番号の取得コマンドとその出力結果の一例を示したものである。 SNMPによるL2スイッチのネットワークインタフェースのインデックス番号に対応するインタフェース名の取得コマンドとその出力結果の一例を示したものである。 通信経路の障害の原因装置を解析する処理と、解析結果を画面に出力する処理フローを示したものである。 解析結果を画面に表示するときの画面出力レイアウトの一例を模式的に示したものである。 解析結果を画面に表示するときの画面出力の一例を示したものである。 解析結果を元に通信経路を類推してトポロジ表示を画面出力するフローを示したものである。 本発明の第一実施形態において通信経路をトポロジ表示した画面出力の一例を示したものである。 本発明の管理サーバの構成を示した模式図である。 ネットワークインタフェースMACアドレス情報を示した図である。 学習MACアドレス情報を示した図である。 経路情報を示した図である。 通信状態情報を示した図である。 解析結果情報を示した図である。 障害原因確信度を求める算出式を示した図である。 図2の例においてある所定のスイッチが障害である場合の障害原因確信度を算出した式とL2スイッチとの関係を表す図である。 図2の例において別な所定のスイッチが障害である場合の障害原因確信度を算出した式とL2スイッチとの関係を表す図である。
以下、本発明について説明する。
なお、本発明の一つの実施形態として、SNMPの標準的な管理モデルであるMIB−IIやBridge−MIBなどから収集可能な範囲内の情報に基づいて把握できる経路上のスイッチの存在に関する情報のみで、L2における通信経路上の障害や経路上のネットワークスイッチにおいて該ネットワークスイッチが原因装置である可能性について評価する式を提供し、原因装置として確からしい装置の順に画面に出力する情報処理システムがある。
また本発明の別な実施形態としては、複数のネットワーク装置と計算機とを含む複数の管理対象情報処理装置を管理する管理システムであって、前記管理システムは、前記計算機から管理情報を受信するネットワークインタフェースと、前記管理情報に基づいて前記計算機の状態を判断するプロセッサと、前記計算機の状態を格納するメモリと、前記計算機の状態を表示するディスプレイ装置と、を有し、前記プロセッサは、前記ネットワークインタフェースと前記計算機との通信経路上のネットワーク装置である経路上ネットワーク装置を一つ以上、前記複数のネットワーク装置から特定し、前記プロセッサは、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置と前記ネットワークインタフェースを介して通信することで一つ以上の到達性について判断し、前記一つ以上の到達性を前記メモリへ記録し、前記プロセッサは、前記一つ以上の到達性に基づいて、特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置に含まれる第一の経路上ネットワーク装置が前記ネットワークインタフェースから前記計算機への不到達の原因である確かさに関する第一の確信度を算出し、前記ディスプレイ装置は、前記ネットワークインタフェースから前記計算機への通信が不到達であることを示す情報と、不到達の原因が前記第一の経路上ネットワーク装置である確かさとして前記第一の確信度と、を表示する管理システムがある。
なお、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置は、受信したパケットの宛先アドレスを変更せずに他のネットワーク装置又は計算機に転送するスイッチ装置を含み、前記一つ以上の経路上ネットワーク装置の特定は、前記スイッチ装置で転送したパケットのMACアドレスを含むスイッチ装置の情報と、前記ネットワークインタフェースのMACアドレスと、前記計算機のMACアドレスと、に基づいてもよい。
また、前記スイッチ装置の情報は隣接するスイッチ装置を識別する情報を含まないでもよい。
また、前記プロセッサは、前記一つ以上の到達性に基づいて、特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置に含まれる第二の経路上ネットワーク装置が前記ネットワークインタフェースから前記計算機への不到達の原因である確かさに関する第二の確信度を算出し、前記ディスプレイ装置は、前記ネットワークインタフェースから前記計算機への通信が不到達であることを示す情報と、不到達の原因が前記第二の経路上ネットワーク装置である確かさとして前記第二の確信度とを、前記第一の確信度より低い視覚的優先度で表示してもよい。なお、前記第二の確信度が前記第一の確信度より小さい場合に、前記低い視覚的優先度での表示として以下のいずれかまたは全てを行ってもよい。
(A)前記ディスプレイ装置の画面の左端または/及び上端を基準として、前記第二の確信度又は前記第二の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上の位置よりも、前記第一の確信度前記又は第一の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上の位置を近くする。
(B)前記第二の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトの前記画面上でのサイズよりも、第一の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上のサイズを大きくする。
(C)前記第二の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトの前記画面上での強調度よりも、第一の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上の強調度を高くする。
また、前記プロセッサは、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置に含まれ、前記到達性の判断によって可到達と判断された可到達ネットワーク装置の数を算出し、前記ディスプレイ装置は、前記算出した可到達ネットワーク装置の数が二つ以上の場合は、二つ以上の前記可到達ネットワーク装置を示す表示オブジェクトをグループ化したことを示すグループ表示オブジェクトを表示してもよい。
また、前記第一の確信度が前記第二の確信度より高い場合、前記ディスプレイ装置は、前記グループ化した二つ以上の表示オブジェクトから前記第一のネットワーク装置が接続していることを表す表示オブジェクトと、前記グループ化した二つ以上の表示オブジェクトから前記第二の経路上ネットワーク装置が前記第一の経路上ネットワーク装置を介して接続していることを表す表示オブジェクトと、を表示してもよい。
また、前記ディスプレイ装置による、前記管理システムから前記計算機への不到達であることを示す情報と、前記第一のネットワーク装置の識別情報と、前記第一の確信度との表示は、さらに前記管理情報の受信と関連することを表示してもよい。
これによって、本発明によれば、ある情報処理装置間の経路上に存在するLayer−2のスイッチ機能を有するネットワークスイッチの障害について、経路上のネットワークスイッチの接続順番が不明であっても、SNMPにおいて標準的にサポートされている収集可能な装置情報のみを用いて、接続順序を計算で求める手間をかけずに容易に障害原因と考えられるネットワークスイッチを疑わしい順にユーザに提示することができるようになる。さらに本発明は、一部のスイッチが特殊なプロトコルによって接続順序を管理サーバに提供できる環境可においても適用可能である。ただし、上記特徴及びメリットは一例に過ぎず、これ以外の部分についても特許性を有しないものと認めるものではない。
以後の説明では「xxxテーブル」、「xxxリスト」、「xxxDB」又は「xxxキュー」等の表現にて本発明の情報を説明するが、これら情報はテーブル、リスト、DB又はキュー等のデータ構造以外で表現されていてもよい。そのため、データ構造に依存しないことを示すために「xxxテーブル」、「xxxリスト」、「xxxDB」及び「xxxキュー」等について「xxx情報」と呼ぶことがある。
また各情報の内容を説明する際に、「識別情報」、「識別子」、「名」、「名前」、「ID」及び「番号」という表現を用いるが、これらの表現は装置や部品などの物理的な存在に限らず、論理的な存在についても区別をつけるために割り当てられているものであるため、お互いに置換が可能である。
以後の説明では「プログラム」を主語として説明を行う場合があるが、プログラムはプロセッサによって実行されることによって定められた処理をメモリ及びインタフェースを用いながら行うため、プロセッサを主語とした説明としてもよい。また、プログラムを主語として開示された処理は管理サーバ等の計算機、情報処理装置が行う処理としてもよい。また、プログラムの一部または全ては専用ハードウェアによって実現されてもよい。
また、各種プログラムはプログラム配布サーバや記憶メディアによって各計算機にインストールされてもよい。
<1.情報処理システムの構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態による情報処理システムの1つの構成を示す概観図である。情報処理システム0は、管理サーバ1と、管理サーバ1で生成される画面出力データを表示するためのディスプレイ装置2と、管理対象装置群4とからなる。管理サーバ1は、管理対象装置群4を構成する計算機、ネットワークスイッチ(NWスイッチ)及びストレージ装置を含む情報処理装置を管理対象として監視・管理している。
管理サーバ1は、情報を電子データとして記憶するための領域であるメモリ11と、メモリ11に存在する電子データを用いてコンピュータネットワーク上で発生した障害の解析処理を行うプロセッサ10と、管理対象装置群4と管理用LAN3のコンピュータネットワークを介して電子データの送受信を行うためのネットワークインタフェース13(インタフェースはI/Fと略す場合がある)と、ディスプレイ装置2に表示するためのデータを出力する画面出力インタフェース12とを備えて構成される。メモリ11は、主メモリとして半導体メモリであってもよいし、補助メモリとして磁気ディスク装置であっても、外付けのストレージ装置であっても構わない。また管理用LAN3は、Local Areaについて限定されたNetworkである必要はない。管理用LAN3は、情報処理装置間の通信を行うためのネットワークと別なネットワークであってもよく、また部分的または完全に同一なネットワークであってもよい。
図16は、管理サーバ1のメモリ11に格納する情報及びプログラムについて示す模式図である。
メモリ11には、情報処理システム0において管理サーバ1に予め与えられている管理対象装置群4に関する装置名、並びにコンピュータネットワーク上でアクセスするために必要な識別情報及び認証情報を含む管理対象装置情報115と、システムの起動時又は構成変更時に作成されるネットワークインタフェースMAC(Media Access Control)アドレス情報110及び学習MACアドレス情報111と、これらを元に作成される経路情報112と、管理対象装置群4を監視している間に管理対象装置群4を構成する情報処理装置の通信状態を定期的に一定間隔で(または周期を問わず繰り返し)収集した通信状態を格納するための通信状態情報113と、プロセッサ10によって解析処理がおこなわれた結果を格納するための解析結果情報114と、解析結果情報に基づいて作成される表示用情報211と、管理プログラム120と、を有する。なお、メモリ11に格納された前記の各情報及びプログラムについては、後でフローチャートと情報の図とによって説明を補足する。
説明を図1に戻す。管理対象装置群4は、管理対象装置である計算機と、ストレージ装置を含んだ情報処理装置と、前記管理対象装置である情報処理装置及び管理サーバ1間を接続する管理用LAN3に存在するネットワーク装置とを備えて構成される。管理サーバ1は、これらの管理対象装置群4を構成する情報処理装置である計算機、ネットワーク装置及びストレージ装置などから初回起動時、又はこれらの管理対象装置群4の構成が変わった場合に、全ての管理対象装置からネットワークインタフェース情報を収集し、管理対象装置でLayer−2のデータリンク層の制御でパケット転送を行うLayer−2スイッチであるものについてはスイッチの情報であるダイナミックCAM情報を収集する。前記ネットワークインタフェース情報及びダイナミックCAM情報は、管理対象装置群4の構成が変わらない限り再収集する必要はないが、1日に一度など比較的長い間隔で繰り返し変更の有無を確認する上で収集しても構わない。一方で、管理サーバ1から管理対象の計算機、ネットワーク装置、そしてストレージ装置へは、それらに対するネットワークの可到達性を判断するための通信を繰り返し行うことで、可到達性を判断し、その結果をメモリ11内の通信状態情報113に格納する。なお、ネットワーク装置は前述のLeyer−2スイッチである。より好適には、管理サーバ1はネットワーク可到達性を判断する通信より先にダイナミックCAM情報とネットワークインタフェース情報を収集するが、そうでなくてもよい。
なお、以後の説明では管理対象装置群4を構成する計算機、ストレージ装置、またはネットワーク装置を管理対象装置又は管理対象情報処理装置と呼ぶことがある。
前述の通り、管理サーバ1はディスプレイ装置2と接続するが他の入出力装置を有しても良い。入出力装置の例としてはディスプレイとキーボードとポインタデバイスが考えられるが、これ以外の装置であってもよい。また、入出力装置の代替としてシリアルインターフェースやイーサーネットインターフェースを入出力装置とし、当該インタフェースにディスプレイ又はキーボード又はポインタデバイスを有する表示用計算機を接続し、表示用情報を表示用計算機に送信したり、入力用情報を表示用計算機から受信することで、表示用計算機で表示を行ったり、入力を受け付けることで入出力装置での入力及び表示を代替してもよい。当然ながら、管理サーバ1がディスプレイ装置を内蔵してもよい。
以後、情報処理システム0を管理し、本願発明の表示用情報を表示する一つ以上の計算機の集合を管理システムと呼ぶことがある。管理サーバ1が表示用情報を表示する場合は管理サーバ1が管理システムであり、管理サーバ1と表示用計算機の組み合わせも管理システムである。また、管理処理の高速化や高信頼化のために複数の計算機で管理サーバ1と同等の処理を実現してもよく、この場合は当該複数の計算機(表示を表示用計算機が行う場合は表示用計算機も含め)が管理システムである。
<1.1.用語定義>
以下に、本発明で用いる用語の定義を記す。なお本箇所以外にも用語定義がされている。
情報処理装置:ネットワーク通信を送信または受信する装置(たとえばサーバ装置、ストレージ装置、プリンタ、スキャナ等)と、ネットワーク通信を中継する装置(ルータ、プロキシーサーバ、スイッチ)とをさす。
監視対象情報処理装置:管理サーバ1が監視対象とする情報処理装置。
確信度:ある事象が発生している確からしさを表す値。後述する到達性に基づく式で算出される。
<2.情報処理システム又は管理サーバが有する情報>
管理サーバ1が有する情報について説明する前に、各情報およびリストに格納されている具体的な値が想定している管理用LAN3の例(以後、管理用LAN3の例と呼ぶ)について図2を用いて説明する。
管理用LAN3の例において、管理サーバ1から計算機44への通信経路は、L2スイッチのSW−42からSW−40、SW−43及びSW−41の接続順番で接続されている。なお、本例では特に記載しない限りSW−43に障害が発生しているものとする。
なお、上記説明により各情報はこの値しか格納しないという意味ではなく、また管理用LAN3の構成を限定するものでもない。
次に、管理サーバ1が有する各種情報について説明する。
<2.1.管理対象装置情報>
管理対象装置情報115(図16)は、管理サーバ1が管理対象とする管理対象装置の識別子を格納する情報である。この識別子は管理対象装置と通信するための識別子、例えばIPアドレスが考えられる。しかしこれ以外の識別子であっても管理対象装置と最終的に通信可能であればよい。
<2.2.ネットワークインタフェースMACアドレス情報>
図17は、ネットワークインタフェースMACアドレス情報110を示した図である。ネットワークインタフェースMACアドレス情報110は、内容として、管理対象装置を識別するための名前を入れるカラムである装置名C11と、ネットワークインタフェース(NIC(Network Interface Card)と呼ぶことがある)を識別するためのネットワークインタフェース名を入れるカラムであるNIC名C12と、ネットワークインタフェースに割り当てられているMACアドレスを入れるカラムであるMACアドレスC13とをレコードとして持つ。なお、当該情報は必ずしもテーブルである必要はない。
<2.3.学習MACアドレス情報>
図18は、学習MACアドレス情報111を示した図である。
学習MACアドレス情報111は、内容として、管理対象装置群4に含まれる複数のL2スイッチについて、装置を識別する情報を格納するカラムである装置C21と、前記装置が備えるネットワークインタフェースを識別するためのインタフェース名を格納するカラムであるインタフェースカラムC22と、このインタフェースがLayer−2においてルーティングするために学習した通過パケットに含まれるMACアドレスのリストを格納するためのカラムである学習MACアドレスリストC23とを含む。なお、当該情報は必ずしもテーブルである必要はない。
<2.4.経路情報>
図19は、経路情報112を示した図である。
経路情報112は、内容として、管理サーバ1から通信の宛先とした管理対象の情報処理装置の識別情報を格納するカラムである目的装置C31と、管理サーバ1と目的装置の通信経路に存在する情報処理装置の識別情報をリストとして格納したカラムである経路上の装置リストC32と、を含む。なお、当該情報は必ずしもテーブルである必要はない。
<2.5.通信状態情報>
図20は、通信状態情報113を示した図である。
通信状態情報113は、内容として、管理対象装置を識別するための情報を格納するカラムである装置名C41と、装置におけるネットワークインタフェースを識別するための情報を格納するカラムであるインタフェース名C42と、前記ネットワークインタフェースに対する管理サーバ1からの通信状態として、通信可能である可到達か、通信不可である不到達かを格納するためのカラムである通信状態C43とを含む。なお、当該情報は必ずしもテーブルである必要はない。
<2.6.解析結果情報>
図21は解析結果情報114を示した図である。
解析結果情報114は、内容として、解析結果に対して一意に識別される識別子を格納するカラムである解析IDC51と、解析時間を格納するカラムである解析時間C52と、解析において原因装置と想定した装置を格納する原因装置C53と、障害の原因と想定した装置の箇所を格納するカラムである原因箇所C54と、解析において想定している原因の確信度を格納するカラムである確信度C55と、解析に用いた関連する障害通知情報を格納するカラムである受信イベントリストC56と、を含む。
<2.7.表示用情報>
図12は、表示用情報211を示した図である。
表示用情報211は、内容として、解析結果情報の1つのレコードに1対1対応する解析結果エントリを一つ以上含む。そして、解析結果エントリは、解析結果の要約を表す文字列と、その解析結果の確からしさを示す確信度を示す情報とからなるタイトル211−11と、根本原因に関する詳細なメッセージである根本原因詳細メッセージ211−12と、確信度を算出するのに用いた通信状態を元にした関連受信イベント一覧211−13と、から成る。なお、表示用情報211はこれらすべてを有することが管理者の困難さを軽減する上ではより好適であるが、一部の内容のみ有してもよい。また他の情報を併せて格納してもよい。
<2.8.管理プログラム>
管理プログラム120は、監視対象情報処理装置の状態を管理するプログラムである。管理プログラム120は、これまで示した処理及び以後説明する処理に加えて、監視対象情報処理装置の状態(例えば、障害発生の有無や、当該装置で行われた設定変更の有無や、性能に関する状態等がある)を管理し、ディスプレイ装置2で表示する。そのため、当該管理プログラム120は例えば以下を行う。
(A)ネットワークインタフェース13を介して監視対象情報処理装置から管理情報(例えば、障害発生の有無や、当該装置の設定情報や、性能情報等がある)を受信する。
(B)受信した管理情報に基づいて上記状態を判断し、ディスプレイ装置2へ表示させる。
なお、管理プログラム120は管理サーバ1が受信した監視対象情報処理装置への設定要求を受信し、当該要求に基づいてした監視対象情報処理装置への設定を行っても良い。
<3.管理サーバが取得する情報>
次に、管理サーバ1が取得する情報について説明する。
<3.1.ダイナミックCAM情報>
図4は、管理サーバ1が受信するダイナミックCAM情報401を示した図である。ダイナミックCAM情報401は、L2スイッチのネットワークインタフェースに備わっているポートに対するVLAN番号に関する情報であるVLAN情報4011と、あるVLAN番号に属しているポートのMACアドレスを示すMACアドレス情報4012と、得られたMACアドレスに対応するブリッジポート番号を示すブリッジポート番号情報4013と、得られたブリッジポート番号とネットワークインタフェースの名前の対応関係に関する情報であるブリッジポート・インタフェースマッピング情報4014と、からなる。
なお、ダイナミックCAM情報401は必ずしも一つのコマンドでこれらすべての情報及び内容を取得しなければならないわけではない。以下にダイナミックCAM情報401を取得する具体的なコマンドの一例について記す。
<3.1.1.SNMPを用いたダイナミックCAM情報の取得>
MACアドレス情報4012は、図7に示すSNMPコマンドの出力結果により取得することができる。
ブリッジポート番号情報4013は、図8に示すSNMPコマンドの出力結果により取得することができる。
ブリッジポート・インタフェースマッピング情報4014は、図9に示すSNMPコマンドにてポート番号とインタフェースのIndex値との対応関係を得た後に、図10に示すSNMPコマンドの出力結果により取得することができる。
<3.1.2.SNMP以外を用いたダイナミックCAM情報の取得>
ダイナミックCAM情報401は、CISCO社のIOS搭載のスイッチにおいては“show mac”コマンド、CatOS搭載のスイッチにおいては、“show cam dynamic”コマンドにて取得することができる。
<3.2.ネットワークインタフェース情報>
ネットワークインタフェース情報は、管理サーバ1が管理対象装置から受信する情報である。ネットワークインタフェース情報は、内容として、管理対象装置の装置名(又は識別子)と、この管理対象装置が有するネットワークインタフェースの名前(または識別子)と、当該ネットワークインタフェースに割り当てられたMACアドレス及び/又はIPアドレス(またはその他通信識別子)を有する。なお、当該情報は必ずしも1回の通信で取得される必要はない。
<4.管理サーバの処理および表示>
次に、管理サーバ1が有する管理プログラム120について説明する。
<4.1.情報取得>
以下に、管理サーバ1が、管理対象装置情報115に基づいて、一つ以上の管理対象情報処理装置からネットワークインタフェース情報を取得し、管理対照情報処理装置の内、ネットワーク装置についてはさらにダイナミックCAM情報を取得することで、ネットワークインタフェースMACアドレス情報110、学習MACアドレス情報111、経路情報112を作成及び更新する手順について示す。
図3は、管理プログラム120が、情報処理システム0を初回に起動するとき、又は情報処理システム0の管理対象装置群4の構成が変更されたときに実施する準備処理手順を示したものである。なお、本手順は管理者によって指定されたタイミングで行ってもよい。以下、フローの説明を行う。
(ステップS31)管理プログラム120は、管理サーバ1の管理対象装置情報115に登録された一つ以上の情報処理装置から、ネットワークインタフェース情報を取得する。
(ステップS32)管理プログラム120は、取得したネットワークインタフェース情報に基づいて、ネットワークインタフェースMACアドレス情報110を作成または更新する。なお、この作成又は更新の一例は、ネットワークインタフェース情報に含まれる全て又は一部の内容をネットワークインタフェースMACアドレス情報110に登録することである。
(ステップS33)管理プログラム120は、管理対象装置群4に含まれる一つ以上のL2スイッチからダイナミックCAM情報401を受信して、学習MACアドレス情報111を作成又は更新する。なお、この作成または更新の一例は、ダイナミックCAM情報401に含まれる全て又は一部の内容を学習MACアドレス情報111に登録することである。
(ステップS34)管理プログラム120は、管理サーバ1(より正確には管理サーバ1のネットワークインタフェース13)から、管理対象情報処理装置を通信の宛先とした場合の経路について経路情報112を作成する。
図5は、図3のステップS33にて管理プログラムが学習MACアドレス情報111を生成する処理をより詳細な手順として示したものである。以下、図5のフローに従って説明する。
(ステップS331)管理プログラム120は、管理対象装置情報115から管理対象情報処理装置であってL2スイッチである装置を取り出して、これをL2スイッチリストと対象装置リストに加える。なお、対象装置リストは本手順中に一時的にメモリ11に作成される情報である。また、L2スイッチリストは図6のフローにて用いるので、図6の手順中に一時的にメモリ11に作成されている必要がある。しかし、それぞれのリストは本手順終了後もメモリ11に格納されていてもよい。
(ステップS332)管理プログラム120は、対象装置リストの中身が空であるかの判断を行う。ステップS332の判断によって、対象装置リストが空でなかった場合には、ステップS333に進み、空の場合は本手順を終了し、図3のステップS34を処理する。
(ステップS333)管理プログラム120は、対象装置リストからL2スイッチを対象スイッチとして取り出す。
(ステップS334)管理プログラム120は、取り出した対象スイッチのダイナミックCAM情報を取得する。
(ステップS335)管理プログラム120は、受信したダイナミックCAM情報から学習MACアドレス情報111を作成又は更新して、再びステップS332に戻る。
図6は、図3のステップS34にて経路情報112を生成する処理をより詳細な手順として示したものである。以下に図6のフローに従って説明する。
(ステップS341)管理プログラム120は、管理対象装置情報115より、管理対象装置群4に属する情報処理装置を目的装置リストに加える。なお、目的装置リストは、本手順中に一時的にメモリ11に作成される情報であるが、本手順終了後もメモリ11に格納されていてもよい。
(ステップS342)管理プログラム120は、ステップS33にて作成したL2スイッチリストに登録された全てのL2スイッチを対象装置リストに登録する。
(ステップS343)管理プログラム120は、目的装置リストが空であるかを確認し、空でない場合にはステップS344に、空である場合には処理を終了する。
(ステップS344)管理プログラム120は、目的装置リストから装置を一つ取り出し、目的装置と定める。
(ステップS345)管理プログラム120は、対象装置リストが空であるかを確認し、空であればステップS341に戻り、空でなければステップS346に進む。
(ステップS346)管理プログラム120は、対象装置リストからL2スイッチを一つ取り出し、対象スイッチと定める。
(ステップS347)管理プログラム120は、管理サーバ1のネットワークインタフェースと目的装置のネットワークインタフェースのMACアドレスが、対象スイッチに対する学習MACアドレス情報111において、それぞれ異なる2つ以上のインタフェースに登録されているかをネットワークインタフェースMACアドレス情報110利用して調査し、登録されている場合にはステップS348へ進み、登録されていない場合にはステップS345に戻る。
(ステップS348)管理プログラム120は、経路情報112に対象スイッチを登録する。
以上に示した手順により経路情報112が生成される。なお、図2に記した管理用LAN3の例において、経路情報112は、L31のように、管理サーバ1と目的装置SW−40の経路上にL2スイッチのSW−42が存在することを示す。同様にして、L32では、管理サーバ1と目的装置SW−41の経路上にL2スイッチのSW−40,SW−42及びSW−43が存在することを示す。その他のL2スイッチを目的装置とした結果も同様に図19のように求まる。
次に、例として図7乃至図10に示すコマンドを用いた本手順を説明する。
図7は、SNMPによるL2スイッチのポートに割当てられているMACアドレスの取得コマンドと、その出力結果の例を示しており、スイッチを代表するIPアドレスが“192.168.1.1”である装置のMACアドレスとして、“00 00 0C 07 BA 04”及び“00 01 02 1B 19 91”等が取得できることを示している。
図8は、SNMPによるL2スイッチのVLAN番号1に属するブリッジポート番号を取得するコマンドと、その出力結果の例を示しており、MACアドレス“00 00 0C 07 BA 04”に対するブリッジポート番号が「11」であることを示す。
図9は、SNMPによるL2スイッチのブリッジポート番号に対するネットワークインタフェースのインタフェースのインデックス番号を取得するコマンドと、その出力結果とを示しており、ブリッジポート番号11に対するネットワークインタフェースのインデックス番号が「2」であることを示す。
図10は、SNMPによるL2スイッチのネットワークインタフェースのインデックス番号と、インデックス番号に対するインタフェース名を取得するコマンドと、その出力結果とを示しており、インデックス11のインタフェース名は”Fa0/16”であることを示している。
これら図7、図8、図9、及び図10の出力結果から、L2スイッチのインタフェース名が”Fa0/16”を示すポートにおいて学習されたMACアドレスは、“00 00 0C 07 BA 04”であることがわかる。すなわち、“00 00 0C 07 BA 04”をMACアドレスとして持つネットワークインタフェースを有する情報処理装置を宛先とするパケットは、ポートの“FA0/16”を通過したことがあることを示す。この情報を元に、ある通信経路の両端の情報処理装置のネットワークインタフェースが持つMACアドレスが、L2スイッチのどのポートに学習されているかを調べ、同じL2スイッチの異なるポートにおいて、それぞれ両端の情報処理装置が別々に学習されている場合に経路の途中に当該スイッチが存在することがわかる。
<4.2.解析>
図11は、情報処理システムが管理対象装置群4の監視を開始してから繰り返し行う障害解析処理と、解析結果を表示するまでの手順を示したものである。なお、解析結果の表示は障害解析と独立したタイミングで行ってもよい。また、本手順は管理者からの指示を管理サーバが受信したタイミングで開始または終了してもよい。
(ステップS111)管理プログラム120は、管理対象装置情報115に登録された管理対象情報処理装置を全て未評価装置リストに加える。なお、未評価装置リストは本手順中に一時的にメモリ11に作成される情報である。ただし、この未評価装置リストは本手順終了後もメモリ11に格納されていてもよい。
(ステップS112)管理プログラム120は、管理対象装置情報115に登録された管理対象情報処理装置に対して通信が到達可能であることを示す可到達か、到達不可能である不到達であるかを判断し、装置名(または装置の識別子)及びインタフェース名(又はインタフェースの識別子やインタフェースが有するMACアドレス)と共に判断結果を通信状態情報113に格納する。なお、通信状態の判断方法の例としては以下がある(全てを採用する必要はない)。
(判断方法1)SNMPによる情報取得コマンドを発行し、その応答から判断する。
(判断方法2)SNMPトラップなどであげられるリンクダウンなどの障害通知に基づいて判断する。
(判断方法3)ICMPの“ping”コマンドによる応答の有無で判断する。なお、これら判断方法のなかには実際に障害が発生しているL2スイッチ以外にもこの障害が発生したL2スイッチを経由して判断のための通信を行うことにより、実際には障害が発生していないにもかかわらず不到達と判断されるL2スイッチがある。そのために、以後のステップがある。
(ステップS113)管理プログラム120は、未評価装置リストに登録された管理対象情報処理装置について、一つでも不到達と判断した管理対象情報処理装置が存在するかどうかを判断する。存在するのであればステップS114へ、存在しなければステップS117へ進む。なお、判断は通信状態情報113に基づいて行う。図2の管理用LAN3の例ではSW−41及びSW−43が不到達と判断されるため、ステップS114へ進む。
(ステップS114)管理プログラム120は、通信状態が不到達と判断した一つ以上の管理対象情報処理装置を未評価装置リストから取り出し、各々を評価対象装置に定める。図2の管理用LAN3の例では、SW−41又はSW−43を未評価装置リストから取り出し、評価対象装置に定める。
(ステップS115)管理プログラム120は、評価対象装置に対して、可到達性に基づく図22記載の式で、該評価対象装置がネットワーク経路障害の原因装置である可能性を示す障害原因確信度を求める。図2の管理用LAN3の例では、評価対象装置をSW−41とした場合の障害原因確信度は図23に示すように75%に求まる。評価対象装置をSW−43とした場合の障害原因確信度は図24に示すように100%となり、SW−43が原因装置である可能性が最も高い結果となる。
(ステップS116)管理プログラム120は、解析結果情報114を以下のとおり更新する。
(A)解析時間:本手順を実施した日付又は/及び時間を登録する。
(B)原因装置と原因箇所:不到達判断で抽出した評価対象装置の識別情報と当該評価対象装置のインタフェースを登録する。
(C)受信イベントリスト:管理サーバ1から評価対象装置までの経路上の不到達と判断した一つ以上の管理対象情報処理装置の通信の不到達状態を示す識別情報を登録する。
図2の管理用LAN3の例では、通信状態が不到達となっているSW−43を原因装置とする解析結果はL51に示すとおり、原因箇所がインタフェースFa01/32で、障害原因確信度は100%、そして関連する受信イベントリストは、SW−43における不到達の通信状態情報として登録される。SW−41についても同様にしてL52のレコードのように登録される。
(ステップS117)管理プログラム120は、ある解析時間における解析結果情報114のエントリついて障害原因確信度が高い順にレコードを抽出する。なお、抽出は障害原因確信度が所定の値以上のエントリのみを抽出してもよく、また高い順から定められた数のみ抽出してもよい。図2の管理用LAN3の例では、L51とL52を抽出する。
(ステップS118)管理プログラム120は、ステップS117にて障害原因確信度が高い順に抽出した解析結果情報114(図16)のレコードに基づいて表示用情報211(図16)を作成し、生成した表示用情報211を画面出力インタフェース12を介してディスプレイ装置2へ送信する。そしてディスプレイ装置2は表示用情報211に基づく管理画面を表示する。表示用情報211生成の一例としては、以下が考えられる。
(A)タイトル:図21のコラムC53及びコラムC54に記載の原因装置及び原因箇所が原因の障害が発生している旨のメッセージをコラムC55の確立度と併せて登録する。
(B)根本原因詳細メッセージ:図21のコラムC53及びコラムC54に記載の原因装置及び原因箇所が原因の障害が発生している旨メッセージを登録する。
(C)関連受信イベント一覧:図21のコラム56の受信イベントリストに登録された管理対象情報処理装置(L2スイッチがより好適)の識別子又は名前から管理者が判別可能な文字列に変換した関連する管理対象情報処理装置を識別可能な文字列を登録する。
図2の管理用LAN3の例では、図13に示すような情報を表示することで、管理者が潜在的にSW−41及びSW−43の両方で障害が発生しているものの、SW−43がより原因装置として確信度が高いと絞り込むことができる。
<4.3.解析結果の表示>
図14は、図11について上述した画面表示処理のステップS118において、表示用情報211を用いて更にL2における通信経路において類推可能な範囲でトポロジ表示を行う処理のフローを示している。なお、本表示は図11の解析処理とは独立のタイミングで行われてもよい。その場合は管理者から画面表示の要求を受信し、それを契機として表示を行ってもよい。以下、フローに沿って説明する。
(ステップ1181)管理プログラム120は、経路情報112(図16及び図19)から、通信障害が発生したある経路について、表示用情報211(図16)から、原因装置である装置で、なおかつ該通信経路上の装置である場合に、確信度の高い順に原因装置リストに追加する。なお、原因装置リストは本手順中に一時的にメモリ11に作成される情報である。ただし、このリストは本手順終了後もメモリ11に格納されていてもよい。図2の管理用LAN3の例では、障害の発生した経路として管理サーバ1から計算機44に至る通信経路について、SW−43及びSW−41を原因装置リストに追加する。
(ステップS1182)管理プログラム120は、経路情報112の経路上の装置リストに存在し、なおかつ原因装置リストに存在しない装置をグループ化してまとめて1つの箱として表し、管理サーバ1に接続して端から詰めて表示するように画面出力インタフェース12を介してディスプレイ装置2に通知する。ディスプレイ装置2は通知を受けて、経路情報112の経路上の装置リストに存在し、なおかつ原因装置リストに存在しない装置をグループ化してまとめて1つの箱として表し、管理サーバ1に接続して端から詰めて表示する。図2の管理用LAN3の例では、SW−40及びSW−42が該当するため、これらを一つの箱にまとめて、管理サーバ1と接続させて、画面の左端から詰めて表示する。なお画面の左端でなくても構わないが、画面の端から詰めて表示する。
(ステップS1183)管理プログラム120は、原因装置リストを先頭から順番に、管理サーバ1側からすでに接続されている装置の最も管理サーバ1から遠い装置と接続して表示するよう、画面出力インタフェース12を介してディスプレイ装置2に通知する。ディスプレイ装置2は通知を受けて、原因装置リストを先頭から順番に、管理サーバ側からすでに接続されている装置の最も管理サーバ1から遠い装置と接続して表示する。図2の管理用LAN3の例では、SW−43が原因装置としての確信度が最も高いため、これを先に管理サーバ1に接続したSW−40及びSW−42をまとめた箱に接続し、SW−41をSW−43の右側に接続して表示する。
(ステップS1184)管理プログラム120は、経路の目的装置を最後に接続表示した管理サーバ1から最も遠い装置の管理サーバ1から見て遠い側に接続して表示するよう、画面出力インタフェース12を介してディスプレイ装置2に通知する。ディスプレイ装置2は通知を受けて、経路の目的装置を最後に接続表示した管理サーバ1から最も遠い装置の管理サーバ1から見て遠い側に接続して表示する。図2の管理用LAN3の例では、SW−43の右側に計算機44を接続して表示する。
以上のステップS1181からステップS1184により、図15に示す障害が発生した通信経路のL2スイッチの接続順序が一部判明した形で画面に表示できる。このように、原因装置として確からしい順に経路上のスイッチを絞り込むだけでなく、その情報を元に障害の通信経路の接続順序をある程度明確に示すことができるようになる。
<4.4.画面表示>
図15は画面表示の一例を示した図である。
当該画面では、当該画面では前記ネットワークインタフェース13から前記計算機への通信が不到達であることを示す情報(例えば、特定のスイッチについて障害が発生した印「X」を表示する)と、不到達の原因がある経路上ネットワーク装置である確かさとして算出した確信度と、を表示する。また、当該画面では表示用情報に基づいた情報を表示する。そして、当該画面には算出対象となったネットワーク装置(より好適にはスイッチ装置)の識別情報と確信度が表示される。なお、図15の例の通り、複数のネットワーク装置の確信度を算出して表示する場合を考えると、仮に第一の経路上ネットワーク装置についての確信度(第一の確信度)が、第二の経路上ネットワーク装置についての確信度(第二の確信度)より高い場合に、より視認性を高めるために、第二の確信度を第一の確信度より低い視覚的優先度で表示してもよい。視覚的優先度の例としては以下があるが、他のやりかたで視覚的優先度を提供してもよい。
(A)確信度が高い経路上ネットワーク装置の情報またはアイコンなどの表示オブジェクトをより上または左で表示する。
(B)確信度が高い経路上ネットワーク装置の情報またはアイコンなどの表示オブジェクトをより大きく表示する。
(C)確信度が高い経路上ネットワーク装置の情報またはアイコンなどの表示オブジェクトをより注目しやすい色で表示する。
なお、経路上ネットワーク装置の表示オブジェクトの一例としてはアイコンや、文字または動画などが考えられるが、視覚的に経路上ネットワーク装置を意味するのであれば他のものでもよい。
また、画面表示では、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置に含まれて前記到達性の判断によって可到達と判断された可到達ネットワーク装置の数を算出し、前記算出した可到達ネットワーク装置の数が二つ以上の場合は、二つ以上の前記可到達ネットワーク装置を示す表示オブジェクトをグループ化したことを示すグループ表示オブジェクトを表示してもよい。なお、グループ表示オブジェクトの一例としてはこの二つ以上の可到達の経路上ネットワーク装置の表示オブジェクトを囲むような四角や丸隅の四角や円が考えられるが、視覚的に二つ以上の可到達の経路上ネットワーク装置がグループ化されていることを認識できるのであれば他の表示方法に変えても良い。また可到達の経路上ネットワーク装置を意味する表示オブジェクト間の接続関係を示す表示オブジェクト(例えば線)の表示を抑制してもよい。これは管理プログラム120でスイッチ装置間の接続関係を特定せずに確信度を算出し、表示する場合により好適である。
また、画面表示では、前記第一の確信度が前記第二の確信度より高い場合、前記グループ表示オブジェクトから前記第一のネットワーク装置とが接続していることを表す表示オブジェクト(例えば線)と、前記グループ表示オブジェクトから前記第二の経路上ネットワーク装置とが、前記第一の経路上ネットワーク装置を介して接続していることを表す表示オブジェクト(例えば線)と、を表示してもよい。同様に管理サーバ1(または管理システム)を意味する表示オブジェクトとグループ表示オブジェクトとが接続していることを示す表示オブジェクト(例えば線)を表示してもよい。
<5.バリエーション>
上記説明においては管理サーバ1が図11のステップS112の到達性の判断を行うために通信テストを実施し、管理サーバ1から各管理対象情報処理装置までの通信状態について精度の高い判断を提供することで、管理サーバ1が再び各管理対象情報処理装置の監視のための通信を再開することができるようになる。
さらに、以下の実施例の変形を行うことで、管理サーバ1は、管理サーバ1から各管理対象情報処理装置までの経路以外の管理対象情報処理装置間の経路についても、不到達な管理対象情報処理装置(より好適にはL2スイッチ)を解析できるようになる。
(A)経路情報112に情報登録している図6のステップS346、ステップS347、及びステップS348にて、管理サーバ1のネットワークインタフェースと目的装置のネットワークインタフェースについての登録可否を判断している部分を対象に変形する。具体的には管理サーバ1の代わりに目的装置リストと同様な管理対象情報処理装置が登録されている第2目的装置リストを導入し、目的装置リストに含まれる管理対象情報処理装置と第2目的装置リストに含まれる管理対象情報処理装置が、対象スイッチの学習MACアドレスに登録されているかどうかで判断する。
(B)図11のステップS112にて上記第2目的装置リストに含まれる管理対象情報処理装置から前述の判断方法を実施する。
(C)図15の画面と図14の手順とにて管理サーバ1を上記第2目的装置リストに含まれる管理対象情報処理装置に読み替える。
また、ディスプレイ装置2への画面表示方法として画面表示するビットパターンを管理サーバ1から送信している場合(例えばDSUB端子やHMDI端子で信号を受け付けるディスプレイ)は、表示用情報211(図16)を送信するのではなく、表示画面に対応するビットパターンを作成し、当該ビットパターンを表示させるための電気的な信号をディスプレイ装置2に送信すればよい。
なお、管理用LAN3の全てのネットワーク装置は必ずしも全ての装置がL2スイッチ装置である必要はない。またL2スイッチ装置であってもベンダ固有の要求を管理サーバ1から送信し、応答内容によって隣接するL2スイッチ装置を特定し、その情報を用いて管理サーバ1から計算機までの通信経路上のL2スイッチ装置(またはネットワーク装置)を特定してもよい。
本発明は、サーバコンピュータ、ネットワーク装置及びストレージ装置を含む情報処理システムに広く適用することができる。

Claims (33)

  1. 複数のネットワーク装置と、第1の計算機と、第2の計算機とを含む複数の管理対象情報処理装置を管理する管理システムであって、
    前記管理システムは、
    前記第1の計算機及び前記第2の計算機から管理情報を受信するネットワークインタフェースと、
    前記管理情報に基づいて、前記第1の計算機及び前記第2の計算機の状態を判断するプロセッサと、
    前記第1の計算機及び前記第2の計算機の状態を格納するメモリと、
    前記第1の計算機及び前記第2の計算機の状態を表示するディスプレイ装置と、
    を有し、
    前記プロセッサは、前記第1の計算機と前記第2の計算機との通信経路上のネットワーク装置である経路上ネットワーク装置を一つ以上、前記複数のネットワーク装置から特定し、
    前記プロセッサは、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置、前記第1の計算機又は前記第2の計算機と前記ネットワークインタフェースを介して通信することで一つ以上の到達性について判断し、前記一つ以上の到達性を前記メモリへ記録し、
    前記プロセッサは、前記一つ以上の到達性に基づいて、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置に含まれる第一の経路上ネットワーク装置が前記第1の計算機から前記第2の計算機への不到達の原因である確かさに関する第一の確信度を算出し、
    前記ディスプレイ装置は、前記第1の計算機から前記第2の計算機への通信が不到達であることを示す情報と、不到達の原因が前記第一の経路上ネットワーク装置である確かさとして前記第一の確信度とを表示する
    ことを特徴とする管理システム。
  2. 請求項1記載の管理システムであって、
    前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置は、受信したパケットの宛先アドレスを変更せずに他のネットワーク装置又は他の計算機に転送するスイッチ装置を含み、
    前記一つ以上の経路上ネットワーク装置の特定は、前記スイッチ装置で転送したパケットのMACアドレスを含むスイッチ装置の情報と、前記第1の計算機のMACアドレスと、前記第2の計算機のMACアドレスとに基づく
    ことを特徴とする管理システム。
  3. 請求項2記載の管理システムであって、
    前記スイッチ装置の情報は、隣接するスイッチ装置を識別する情報を含まない
    ことを特徴とする管理システム。
  4. 請求項1乃至2記載の管理システムであって、
    前記プロセッサは、前記一つ以上の到達性に基づいて、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置に含まれる第二の経路上ネットワーク装置が前記第1の計算機から前記第2の計算機への不到達の原因である確かさに関する第二の確信度を算出し、
    前記ディスプレイ装置は、前記第1の計算機から前記第2の計算機への通信が不到達であることを示す情報と、不到達の原因が前記第二の経路上ネットワーク装置である確かさとして前記第二の確信度とを、前記第一の確信度より低い視覚的優先度で表示する
    ことを特徴とする管理システム。
  5. 請求項4記載の管理システムであって、
    前記低い視覚的優先度での表示は、前記第二の確信度が前記第一の確信度より小さい場合に、前記ディスプレイ装置の画面の左端または/及び上端を基準として、前記第二の確信度又は前記第二の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上の位置よりも、前記第一の確信度又は前記第一の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上の位置が近い
    ことを特徴とする管理システム。
  6. 請求項4記載の管理システムであって、
    前記低い視覚的優先度での表示は、前記第二の確信度が前記第一の確信度より小さい場合に、前記第二の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトの前記画面上でのサイズよりも、前記第一の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上のサイズが大きい
    ことを特徴とする管理システム。
  7. 請求項4記載の管理システムであって、
    前記低い視覚的優先度での表示は、前記第二の確信度が前記第一の確信度より小さい場合に、前記第二の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトの前記画面上での強調度よりも、前記第一の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上の強調度が高い
    ことを特徴とする管理システム。
  8. 請求項4記載の管理システムであって、
    前記プロセッサは、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置に含まれ、前記到達性の判断によって可到達と判断された可到達ネットワーク装置の数を算出し、
    前記ディスプレイ装置は、前記算出した可到達ネットワーク装置の数が二つ以上の場合は、二つ以上の前記可到達ネットワーク装置を示す表示オブジェクトをグループ化したことを示すグループ表示オブジェクトを表示する
    ことを特徴とする管理システム。
  9. 請求項1乃至8記載の管理システムであって、
    前記第1の計算機、前記プロセッサ、前記メモリ及び前記ディスプレイ装置は、一つの計算機に含まれる
    ことを特徴とする管理システム。
  10. 請求項1乃至8記載の管理システムであって、
    前記ネットワークインタフェース、前記プロセッサ、前記メモリ及び前記ディスプレイ装置は、一つの計算機に含まれ、
    前記ディスプレイ装置は、前記一つの計算機より送信される信号に応じて画面表示を行うLCD、CRT又は前記一つの計算機より送信される情報に基づいて表示を行う表示用計算機である
    ことを特徴とする管理システム。
  11. 請求項8記載の管理システムであって、
    前記第一の確信度が前記第二の確信度より高い場合、前記ディスプレイ装置は、前記グループ化した二つ以上の表示オブジェクトから前記第一のネットワーク装置が接続されていることを表す表示オブジェクトと、前記グループ化した二つ以上の表示オブジェクトから前記第二の経路上ネットワーク装置が、前記第一の経路上ネットワーク装置を介して接続されていることを表す表示オブジェクトとを表示する
    ことを特徴とする管理システム。
  12. 複数のネットワーク装置と、第1の計算機と、第2の計算機とを含む複数の管理対象情報処理装置を管理する管理システムのプロセッサが実行するプログラムであって、
    前記プログラムを実行することで前記管理システムは、
    前記管理システムが有するネットワークインタフェースを通じて、前記第1の計算機及び前記第2の計算機から管理情報を受信し、
    前記管理情報に基づいて、前記第1の計算機及び前記第2の計算機の状態を判断し、
    前記第1の計算機及び前記第2の計算機の状態を前記管理システムが有するメモリに格納し、
    前記第1の計算機及び前記第2の計算機の状態を前記管理システムが有するディスプレイ装置に表示し、
    前記第1の計算機と前記第2の計算機との通信経路上のネットワーク装置である経路上ネットワーク装置を一つ以上、前記複数のネットワーク装置から特定し、
    前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置、前記第1の計算機又は前記第2の計算機と前記ネットワークインタフェースを介して通信することで一つ以上の到達性について判断し、前記一つ以上の到達性を前記メモリへ記録し、
    前記一つ以上の到達性に基づいて、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置に含まれる第一の経路上ネットワーク装置が前記第1の計算機から前記第2の計算機への不到達の原因である確かさに関する第一の確信度を算出し、
    前記第1の計算機から前記第2の計算機への通信が不到達であることを示す情報と、不到達の原因が前記第一の経路上ネットワーク装置である確かさとして前記第一の確信度とを前記ディスプレイ装置に表示する
    ことを特徴とするプログラム。
  13. 請求項12記載のプログラムであって、
    前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置は、受信したパケットの宛先アドレスを変更せずに他のネットワーク装置又は他の計算機に転送するスイッチ装置を含み、
    前記一つ以上の経路上ネットワーク装置の特定は、前記スイッチ装置で転送したパケットのMACアドレスを含むスイッチ装置の情報と、前記第1の計算機のMACアドレスと、前記第2の計算機のMACアドレスとに基づく
    ことを特徴とするプログラム。
  14. 請求項13記載のプログラムであって、
    前記スイッチ装置の情報は、隣接するスイッチ装置を識別する情報を含まない、
    ことを特徴とするプログラム。
  15. 請求項12乃至13記載のプログラムであって、
    前記プロセッサは、前記一つ以上の到達性に基づいて、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置に含まれる第二の経路上ネットワーク装置が前記第1の計算機から前記第2の計算機への不到達の原因である確かさに関する第二の確信度を算出し、
    前記ディスプレイ装置は、前記第1の計算機から前記第2の計算機への通信が不到達であることを示す情報と、不到達の原因が前記第二の経路上ネットワーク装置である確かさとして前記第二の確信度とを、前記第一の確信度より低い視覚的優先度で表示する
    ことを特徴とするプログラム。
  16. 請求項15記載のプログラムであって、
    前記低い視覚的優先度での表示は、前記第二の確信度が前記第一の確信度より小さい場合に、前記ディスプレイ装置の画面の左端または/及び上端を基準として、前記第二の確信度又は前記第二の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上の位置よりも、前記第一の確信度又は前記第一の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上の位置が近い
    ことを特徴とするプログラム。
  17. 請求項15記載のプログラムであって、
    前記低い視覚的優先度での表示は、前記第二の確信度が前記第一の確信度より小さい場合に、前記第二の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトの前記画面上でのサイズよりも、前記第一の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上のサイズが大きい
    ことを特徴とするプログラム。
  18. 請求項15記載のプログラムであって、
    前記低い視覚的優先度での表示は、前記第二の確信度が前記第一の確信度より小さい場合に、前記第二の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトの前記画面上での強調度よりも、前記第一の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上の強調度が高い
    ことを特徴とするプログラム。
  19. 請求項15記載のプログラムであって、
    前記プロセッサは、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置に含まれ、前記到達性の判断によって可到達と判断された可到達ネットワーク装置の数を算出し、
    前記ディスプレイ装置は、前記算出した可到達ネットワーク装置の数が二つ以上の場合は、二つ以上の前記可到達ネットワーク装置を示す表示オブジェクトをグループ化したことを示すグループ表示オブジェクトを表示する
    ことを特徴とするプログラム。
  20. 請求項12乃至19記載のプログラムであって、
    前記第1の計算機、前記プロセッサ、前記メモリ及び前記ディスプレイ装置は、一つの計算機に含まれる
    ことを特徴とするプログラム。
  21. 請求項12乃至19記載のプログラムであって、
    前記ネットワークインタフェース、前記プロセッサ、前記メモリ及び前記ディスプレイ装置は、一つの計算機に含まれ、
    前記ディスプレイ装置は、前記一つの計算機より送信される信号に応じて画面表示を行うLCD、CRT又は前記一つの計算機より送信される情報に基づいて表示を行う表示用計算機である
    ことを特徴とするプログラム。
  22. 請求項19記載のプログラムであって、
    前記第一の確信度が前記第二の確信度より高い場合、前記ディスプレイ装置は、前記グループ化した二つ以上の表示オブジェクトから前記第一のネットワーク装置が接続されていることを表す表示オブジェクトと、前記グループ化した二つ以上の表示オブジェクトから前記第二の経路上ネットワーク装置が、前記第一の経路上ネットワーク装置を介して接続されていることを表す表示オブジェクトとを表示する
    ことを特徴とするプログラム。
  23. 複数のネットワーク装置と、
    第1の計算機と、
    第2の計算機と、
    前記第1の計算機及び前記第2の計算機から管理情報を受信するネットワークインタフェースと、
    前記管理情報に基づいて、前記第1の計算機及び前記第2の計算機との状態を判断するプロセッサと、
    前記第1の計算機及び第2の計算機の状態を格納するメモリと、
    前記第1の計算機及び第2の計算機の状態を表示するディスプレイ装置と、
    を有する管理システムと、
    を含む計算機システムであって、
    前記プロセッサは、前記第1の計算機と前記第2の計算機との通信経路上のネットワーク装置である経路上ネットワーク装置を一つ以上、前記複数のネットワーク装置から特定し、
    前記プロセッサは、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置、前記第1の計算機又は前記第2の計算機と前記ネットワークインタフェースを介して通信することで一つ以上の到達性について判断し、前記一つ以上の到達性を前記メモリへ記録し、
    前記プロセッサは、前記一つ以上の到達性に基づいて、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置に含まれる第一の経路上ネットワーク装置が前記第1の計算機から前記第2の計算機への不到達の原因である確かさに関する第一の確信度を算出し、
    前記ディスプレイ装置は、前記第1の計算機から前記第2の計算機への通信が不到達であることを示す情報と、不到達の原因が前記第一の経路上ネットワーク装置である確かさとして前記第一の確信度とを表示する
    ことを特徴とする計算機システム。
  24. 請求項23記載の計算機システムであって、
    前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置は、受信したパケットの宛先アドレスを変更せずに他のネットワーク装置又は他の計算機に転送するスイッチ装置を含み、
    前記一つ以上の経路上ネットワーク装置の特定は、前記スイッチ装置で転送したパケットのMACアドレスを含むスイッチ装置の情報と、前記第1の計算機のMACアドレスと、前記第2の計算機のMACアドレスとに基づく
    ことを特徴とする計算機システム。
  25. 請求項24記載の計算機システムであって、
    前記スイッチ装置の情報は、隣接するスイッチ装置を識別する情報を含まない
    ことを特徴とする計算機システム。
  26. 請求項23乃至24記載の計算機システムであって、
    前記プロセッサは、前記一つ以上の到達性に基づいて、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置に含まれる第二の経路上ネットワーク装置が前記第1の計算機から前記第2の計算機への不到達の原因である確かさに関する第二の確信度を算出し、
    前記ディスプレイ装置は、前記第1の計算機から前記第2の計算機への通信が不到達であることを示す情報と、不到達の原因が前記第二の経路上ネットワーク装置である確かさとして前記第二の確信度とを、前記第一の確信度より低い視覚的優先度で表示する
    ことを特徴とする計算機システム。
  27. 請求項26記載の計算機システムであって、
    前記低い視覚的優先度での表示は、前記第二の確信度が前記第一の確信度より小さい場合に、前記ディスプレイ装置の画面の左端または/及び上端を基準として、前記第二の確信度又は前記第二の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上の位置よりも、前記第一の確信度又は前記第一の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上の位置が近い
    ことを特徴とする計算機システム。
  28. 請求項26記載の計算機システムであって、
    前記低い視覚的優先度での表示は、前記第二の確信度が前記第一の確信度より小さい場合に、前記第二の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトの前記画面上でのサイズよりも、前記第一の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上のサイズが大きい
    ことを特徴とする計算機システム。
  29. 請求項26記載の計算機システムであって、
    前記低い視覚的優先度での表示は、前記第二の確信度が前記第一の確信度より小さい場合に、前記第二の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトの前記画面上での強調度よりも、前記第一の経路上ネットワーク装置を示す表示オブジェクトを表示する前記画面上の強調度が高い
    ことを特徴とする計算機システム。
  30. 請求項26記載の計算機システムであって、
    前記プロセッサは、前記特定した一つ以上の経路上ネットワーク装置に含まれ、前記到達性の判断によって可到達と判断された可到達ネットワーク装置の数を算出し、
    前記ディスプレイ装置は、前記算出した可到達ネットワーク装置の数が二つ以上の場合は、二つ以上の前記可到達ネットワーク装置を示す表示オブジェクトをグループ化したことを示すグループ表示オブジェクトを表示する
    ことを特徴とする計算機システム。
  31. 請求項23乃至30記載の計算機システムであって、
    前記第1の計算機、前記プロセッサ、前記メモリ及び前記ディスプレイ装置は、一つの計算機に含まれる
    ことを特徴とする計算機システム。
  32. 請求項23乃至30記載の計算機システムであって、
    前記ネットワークインタフェース、前記プロセッサ、前記メモリ及び前記ディスプレイ装置は、一つの計算機に含まれ、
    前記ディスプレイ装置は、前記一つの計算機より送信される信号に応じて画面表示を行うLCD、CRT又は前記一つの計算機より送信される情報に基づいて表示を行う表示用計算機である
    ことを特徴とする計算機システム。
  33. 請求項30記載の計算機システムであって、
    前記第一の確信度が前記第二の確信度より高い場合、前記ディスプレイ装置は、前記グループ化した二つ以上の表示オブジェクトから前記第一のネットワーク装置が接続されていることを表す表示オブジェクトと、前記グループ化した二つ以上の表示オブジェクトから前記第二の経路上ネットワーク装置が、前記第一の経路上ネットワーク装置を介して接続されていることを表す表示オブジェクトとを表示する
    ことを特徴とする計算機システム。
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