JPH0832607A - ネットワーク構成管理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 管理者が与えることなく接続構成を認識で
き、また、管理ミスによる通信不能を防止できるネット
ワーク構成管理方法を提供する。 【構成】 複数のポートを有する集線装置４ａ〜４ｄの
各ポートに局又は他の集線装置を接続し、複数の集線装
置４ａ〜４ｄが段階的に接続されたネットワークを構成
し、各集線装置がそれぞれのポートで受信した過去全て
のフレームの送信元ネットワークアドレスをそのポート
に直接或いは間接的に接続された局の情報としてアドレ
ス管理テーブル２ａ〜２ｄに記憶し、上記ネットワーク
の基幹に設けられた管理ステーション１が各集線装置の
アドレス管理テーブルに記憶された局の情報を収集し、
その収集内容から集線装置の段階的な接続構成を推定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークの接続構
成を管理するネットワーク構成管理方法に係り、特に、
管理者が与えることなく接続構成を認識でき、また、管
理ミスによる通信不能を防止できるネットワーク構成管
理方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】集線装置を用いたスター型ネットワーク
（ＬＡＮ）の規格としてＩＥＥＥ８０２．３で規定され
ている１０ＢＡＳＥ−Ｔが知られている。このようなネ
ットワークを管理する従来技術を説明する。

【０００３】図４に示されるように、ネットワークに
は、複数のポートを有する集線装置４４ａ〜４４ｄが設
けられ、これらの集線装置のポートに局５ａ〜５ｈ又は
他の集線装置が接続されている。このネットワークの接
続構成は、集線装置４４ａ，４４ｂ，４４ｃ，４４ｄの
順が段階的に接続（カスケード接続）された構成であ
る。局５ａ〜５ｈはネットワークアドレス（以下単にア
ドレスという）がＡ〜Ｈに設定してある。各集線装置内
には局のネットワークアドレスを管理するネットワーク
アドレス管理テーブル（テーブルという）２ｅ〜２ｈが
設けられている。図示されるようにテーブルの欄のひと
つひとつがポートに対応付けされている。ネットワーク
の基幹にはネットワークを管理する管理ステーション４
１が設けられている。管理ステーション４１と各集線装
置４４ａ〜４４ｄとの間で管理フレーム４３がやり取り
される。

【０００４】図４において、局５ａ〜５ｈは集線装置４
４ａ〜４４ｄを介してフレームをやり取りする。各集線
装置は各ポートで受信したフレームを全ての他のポート
に中継すると共にフレームから送信元のアドレスを抽出
し、最後に受信したフレームから抽出したアドレスをポ
ートに対応するテーブルの欄に格納する。他の集線装置
を接続したポート（カスケードポート）に到着するフレ
ームは複数の局が送信元になり得るから、フレームから
抽出される送信元のアドレスは複数種類となるが、その
うち最新のもののみがテーブルに保存されることにな
る。例えば、集線装置４４ｃのポート＃３に対応する欄
には集線装置４ｄに接続された局５ｇ，５ｈのアドレス
Ｇ，Ｈのいずれかが書き込まれる。

【０００５】管理ステーション４１には集線装置のネッ
トワークアドレス等が管理者の手により図４の接続構成
に基づいて予め入力されている。管理ステーション４１
はその情報に従って各集線装置がテーブルに保持してい
る局の情報を収集するために、管理情報を要求する管理
フレーム４３を各集線装置４４ａ〜４４ｄに送信する。
各集線装置４４ａ〜４４ｄは応答の管理フレーム４３を
管理ステーション４１に送信する。このやり取りにより
管理ステーション４１は各集線装置４４ａ〜４４ｄに接
続された局５ａ〜５ｈのアドレスＡ〜Ｈを認識し、これ
を利用して局の機器の異常等を検出する。

【０００６】図５に示されるネットワークにおいては、
管理ステーション５１が設けられた基幹の伝送路８に分
岐の伝送路７ａ，７ｂを介して複数の集線装置５４ａ，
５４ｂが接続され、集線装置５４ａ，５４ｂに複数の局
５ａ〜５ｄが接続されている。局５ａ〜５ｄは集線装置
５４ａ，５４ｂを介してフレームのやり取りを行う。集
線装置５４ａ，５４ｂは受信したフレームを全てのポー
トに中継する。例えば、局５ａが局５ｄに対してフレー
ムを送信した場合、フレームは伝送路６ａを通り集線装
置５４ａに受信される。集線装置５４ａはこのフレーム
を伝送路６ｂを介して局５ｂに中継すると共に伝送路７
ａ，８，７ｂを介して集線装置５４ｂに中継する。集線
装置５４ｂは伝送路６ｃ，６ｄを介して局５ｃ，５ｄに
フレームを中継する。局５ｂ，５ｃはこのフレームが自
局宛てでないためフレームを廃棄する。局５ｄのみがフ
レームを受信することになる。集線装置５４ａ，５４ｂ
はフレームの中継動作の他に、フレームを中継した回
数、エラーの発生回数等の管理情報を収集し、保持す
る。

【０００７】管理ステーション５１には全局及び全集線
装置のネットワークアドレス等が管理者の手により図５
の接続構成に基づいて予め入力されている。管理ステー
ション５１は、その情報に従って各局及び各集線装置に
対して管理情報の問い合わせを行いネットワークの異常
等を検出する。

【０００８】次に、複数のポートを有するマルチポート
中継装置の各ポートに局を接続してなるネットワークに
あっては、ネットワークに設けられた管理ステーション
が各局に管理情報要求フレーム等のフレームを送信して
管理を行っている。フレームは必ずマルチポート中継装
置を経由するが、従来のマルチポート中継装置には管理
情報要求フレームが到着したポートを認識する機能がな
い。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】図４、図５の構成にあ
っては、管理ステーション４１，５１は各集線装置４４
ａ〜４４ｄ，５４ａ，５４ｂ及び各集線装置に接続され
た局５ａ〜５ｈの動作状態を監視し、異常発生を検出す
ることができる。しかし、これら集線装置の接続順序等
を変更した場合、接続構成が変わってしまうので、管理
者は管理ステーション４１，５１に接続構成の変更内容
を入力しなければならず、その変更に手間、時間を要す
る。局の移動に際しても同様に手間、時間を要する。変
更に時間を要するので、その間、正確に異常の検出がで
きなくなる。

【００１０】管理情報要求フレームが到着したポートを
認識する機能がないマルチポート中継装置を用いたネッ
トワークにあっては、遠隔からマルチポート中継装置を
管理する際に、どのポートに管理ステーション等からの
管理情報要求フレームが到着するかを管理者が知る方法
がないため、管理ステーションとマルチポート中継装置
との間で通信の障害が発生した際に、障害の発生原因ポ
ートを特定することが困難である。また、不要なポート
の通信を不可（不活性）に設定する際、誤って管理ステ
ーションからの管理情報要求フレームが到着するポート
を不活性にしてしまうと、それ以後、管理ステーション
とマルチポート中継装置との間で通信ができなくなって
しまう。

【００１１】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、管理者が与えることなく接続構成を認識でき、ま
た、管理ミスによる通信不能を防止できるネットワーク
構成管理方法を提供することにある。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数のポートを有する集線装置の各ポート
に局又は他の集線装置を接続し、複数の集線装置が段階
的に接続されたネットワークを構成し、各集線装置がそ
れぞれのポートで受信した過去全てのフレームの送信元
ネットワークアドレスをそのポートに直接或いは間接的
に接続された局の情報としてアドレス管理テーブルに記
憶し、上記ネットワークの基幹に設けられた管理ステー
ションが各集線装置のアドレス管理テーブルに記憶され
た局の情報を収集し、その収集内容から集線装置の段階
的な接続構成を推定するものである。

【００１３】上記接続構成の推定は、複数の局の情報を
持つポートは他の集線装置が接続されたカスケードポー
トと判定し、各集線装置のカスケードポートの局の情報
の重複の関係から順次、推定していってもよい。

【００１４】また、複数のポートを有する集線装置の各
ポートに局を接続し、複数の集線装置が接続されたネッ
トワークを構成し、各集線装置がそれぞれのポートで受
信した最新のフレームの送信元ネットワークアドレスを
そのポートに接続された局の情報としてアドレス管理テ
ーブルに記憶し、上記ネットワークに設けられた管理ス
テーションが予め各集線装置の情報のみを有し、定期的
に各集線装置にアドレス管理テーブルに記憶された局の
情報を問い合わせて収集し、その収集内容から各集線装
置に接続された局を認識するものである。

【００１５】また、複数のポートを有するマルチポート
中継装置の各ポートに局を接続してネットワークを構成
し、このネットワークに設けられた管理ステーションか
らのフレームがポートに到着したとき、マルチポート中
継装置が当該ポートを管理ステーションの接続された管
理ポートとして認識し、爾後、管理ステーションからの
管理情報要求フレームが管理ポートの情報を求めるもの
であれば、上記認識による管理ポートの情報を応答する
ものである。

【００１６】

【作用】上記構成により、各集線装置は、それぞれのポ
ートで受信した過去全てのフレームの送信元ネットワー
クアドレスをそのポートに直接或いは間接的に接続され
た局の情報としてアドレス管理テーブルに記憶する。集
線装置（イ）のひとつのポートに他の集線装置（ロ）が
接続され、他の集線装置の各ポートに局が接続されてい
る場合、集線装置（イ）のポートに受信され得るフレー
ムの送信元ネットワークアドレスは複数となるが、過去
全てのものが記憶されることになる。管理ステーション
が各集線装置のアドレス管理テーブルに記憶された局の
情報を収集すると、このネットワークに接続されている
局の情報はもれなく収集されることになる。また、ひと
つの集線装置（イ）のカスケードポートから収集された
局の情報は、そのカスケードポートに接続された他の集
線装置（ロ）の全ポートから収集される局の情報と一致
するから、ひとつの集線装置（イ）のカスケードポート
に他の集線装置（ロ）が接続されていることがわかる。
このようにして、収集内容から集線装置の段階的な接続
構成を推定することができる。

【００１７】各ポートにおける局の情報はフレーム受信
に際して記憶され、管理ステーションは通信によって局
の情報の収集ができるから、接続構成の推定は自動的に
行われ、管理者の手を煩わすことがない。もちろん、接
続構成を変更したときでも、接続構成の推定が自動的に
行われる。

【００１８】接続構成の推定に際して、複数の局の情報
を持つポートは他の集線装置が接続されたカスケードポ
ートと判定してよい。逆に、１局の情報しか持たないポ
ートは局が直接、接続されたポートと判定してよい。各
集線装置のカスケードポートが判定されたら、各カスケ
ードポートの局の情報の重複の関係から順次、集線装置
推定していくことができる。

【００１９】管理ステーションが予め各集線装置の情報
のみを有する場合、各集線装置に接続された局がわかれ
ばよい。そこで、各集線装置がそれぞれのポートで受信
した最新のフレームの送信元ネットワークアドレスをそ
のポートに接続された局の情報としてアドレス管理テー
ブルに記憶する。管理ステーションが定期的に各集線装
置にアドレス管理テーブルに記憶された局の情報を問い
合わせて収集し、その収集内容から各集線装置に接続さ
れた局を認識する。この場合、局の接続構成を変更して
も管理者の手を煩わすことなく自動的に認識できること
になる。

【００２０】マルチポート中継装置を用いたネットワー
クにあっては、管理ステーションからのフレームがポー
トに到着したとき、直接、間接を問わず少なくともその
ポートに接続されたネットワークに管理ステーションが
存在することがわかる。そこで、マルチポート中継装置
が当該ポートを管理ステーションの接続された管理ポー
トとして認識する。爾後、管理ステーションからの管理
情報要求フレームが管理ポートの情報を求めるものであ
れば、上記認識による管理ポートの情報を応答する。こ
れにより管理ステーションはマルチポート中継装置のど
のポートが管理ポートであるかを知り、障害の発生原因
ポートの特定やポートの不活性化の禁止に役立てること
ができる。

【００２１】

【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。

【００２２】図１に示されるように、本発明のネットワ
ーク構成管理方法を用いたネットワークには、複数のポ
ートを有する集線装置４ａ〜４ｄが設けられ、これらの
集線装置のポートに局５ａ〜５ｈ又は他の集線装置が接
続されている。このネットワークの接続構成は、図４と
同じカスケード接続による構成である。局５ａ〜５ｈは
ネットワークアドレス（アドレス）がＡ〜Ｈに設定して
ある。各集線装置内には局のネットワークアドレスを管
理するネットワークアドレス管理テーブル（テーブル）
２ａ〜２ｄが設けられている。図示されるようにテーブ
ルの欄のひとつひとつがポートに対応付けされている。
ネットワークの基幹にはネットワークを管理する管理ス
テーション１が設けられている。管理ステーション１と
各集線装置４ａ〜４ｄとの間で管理フレーム３がやり取
りされる。

【００２３】本発明のネットワークでは、図４の従来技
術で述べた動作に加えて、集線装置４ａ〜４ｄはカスケ
ードポートに到着した過去全てのフレームの送信元ネッ
トワークアドレスをテーブル２ａ〜２ｄに保持する。

【００２４】管理ステーション１は、各集線装置４ａ〜
４ｄがテーブル２ａ〜２ｄに保持している局の情報を管
理フレーム３を用いて収集する。管理ステーション１
は、集線装置の段階的な接続構成を推定する。詳しく
は、複数の局の情報を持つポートは他の集線装置が接続
されたカスケードポートと判定し、各集線装置のカスケ
ードポートの局の情報の重複の関係から順次、推定して
いく。例えば、集線装置４ｃのテーブル２ｃのポート＃
３にはアドレスＧとＨとが保持されているから、このポ
ートはカスケードポートである。一方、集線装置４ｄの
テーブル２ｄのポート＃１にはアドレスＧのみ、ポート
＃２にはアドレスＨのみが保持されているから、集線装
置４ｄには局５ｇ，５ｈがそれぞれ直接接続され、他の
集線装置が接続されていないことがわかる。同時に、集
線装置４ｃのカスケードポートに、局５ｇ，５ｈを接続
している集線装置４ｄが接続されていることがわかる。
次に、集線装置４ｂのカスケードポートに対応して保持
されているアドレスはＥ，Ｆ，Ｇ，Ｈであり、すでに集
線装置４ｄに接続されていることが分かっている局５
ｇ，５ｈのアドレスＧ，Ｈを除くと、集線装置４ｂのカ
スケードポートには、局５ｅ，５ｆを接続している集線
装置４ｃが接続されていることがわかる。同様の推定に
より、集線装置４ａのカスケードポートには、局５ｃ，
５ｄを接続している集線装置４ｂが接続されていること
がわかる。

【００２５】図１において、接続構成が変更されたと
き、各集線装置４ａ〜４ｄはフレームが到着する度にア
ドレスを抽出してテーブルを作成していく。一方、管理
ステーション１は各集線装置４ａ〜４ｄに対して定期的
に問い合わせを行うので、収集された局の情報から変更
された集線装置の段階的な接続構成を推定することがで
きる。管理ステーション１は、推定した接続構成からネ
ットワーク構成図を作成するようにしてもよく、接続構
成の変更に応じて動的にネットワーク構成図を変更する
ことにより、管理者は容易に接続構成を把握することが
できる。

【００２６】次に他の実施例を説明する。

【００２７】図２に示されるように、本発明のネットワ
ーク構成管理方法を用いたネットワークは、管理ステー
ション２１が設けられた基幹の伝送路８に分岐の伝送路
７ａを介して集線装置２４ａが接続され、集線装置２４
ａに複数の局５ａ，５ｂが接続されている。この構成は
図５の構成の一部分に相当しており、局間のフレーム中
継動作は同じである。集線装置２４ａにはこの集線装置
に接続された局のネットワークアドレスを保持するテー
ブル２２ａが設けられている。

【００２８】図２において、集線装置２４ａのポート＃
１に接続された局５ａがフレームを送信した場合、フレ
ームは伝送路６ａを通り集線装置２４ａに受信される。
集線装置２４ａはこのフレームを伝送路６ｂを介した局
５ｂ及び伝送路７ａに中継すると共に、フレーム内の送
信元アドレスＡを認識する。アドレスＡはポート＃１に
対応付けてテーブル２２ａに格納される。集線装置２４
ａのポート＃２に接続された局５ｂがフレームを送信し
た場合も同様な動作が行われ、アドレスＢはポート＃２
に対応付けてテーブル２２ａに格納される。もし、その
後、これらの局の接続が変更された場合、同様な動作に
より、その都度テーブル２２ａが更新される。

【００２９】管理ステーション２１は、初期化の際に集
線装置２４ａの情報のみを設定され、この情報を保持し
ている。管理ステーション２１は、この情報を用いて定
期的に集線装置２４ａに対して、ネットワーク管理プロ
トコルを用いたフレーム２３によりテーブルの内容を問
い合わせる。集線装置２４ａが応答することにより、管
理ステーション２１は集線装置２４ａの接続情報を得
る。このようにして、管理ステーション２１はに集線装
置２４ａ接続された局５ａ，５ｂを自動的に認識する。

【００３０】管理ステーション２１は、接続情報からネ
ットワーク構成図を作成するようにしてもよく、接続局
の変更に応じて動的にネットワーク構成図を変更するこ
とにより、管理者は容易に最新の構成を把握することが
できる。

【００３１】次に他の実施例を説明する。

【００３２】図３に示されるように、ネットワーク管理
機能付きマルチポート中継装置は、複数のポート３１
ａ，３１ｂと、フレームの到着したポートを検出する到
着ポート検出手段３２と、主にポート間のフレーム中継
を行う中継処理部３３と、フレームが到着したポートの
番号を管理する管理処理部３４とを備えている。

【００３３】到着ポート検出手段３２は、いずれかのポ
ートにフレームが到着すると、フレームの種類に拘らず
到着したポートのポート番号（＃１，＃２）を検出し、
到着フレームを中継処理部３３に渡すと共にポート番号
を管理処理部３４に通知する。中継処理部３４は到着フ
レームを他のポートに送出して中継動作を行うと共に、
この到着フレームをフレームの種類に拘らず管理処理部
３４に渡す。

【００３４】管理処理部３４は、中継処理部３３から受
け取った到着フレームと、到着ポート検出手段３２から
受け取ったポート番号との対応付けを行い、すべてのフ
レームの到着ポート番号を認識する。管理処理部３４
は、到着フレームの種類を調べ、この到着フレームが図
外の管理ステーションから届いた管理情報の要求フレー
ムであった場合、対応するポート番号のポートを管理ス
テーションが接続された管理ポートとして認識し、ポー
ト番号を管理情報として保持する。さらに、この管理情
報要求フレームが管理ポートの番号を求めるものであっ
た場合、ただちに管理ポートの番号を応答する。

【００３５】これにより管理ステーションはマルチポー
ト中継装置のどのポートが管理ポートであるかを知り、
障害の発生原因ポートの特定や管理ポートの不活性化の
禁止に役立てることができる。

【００３６】

【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。

【００３７】（１）管理者が与えることなく接続構成を
認識できるので、構成の変更に対しても自動的に対応で
きるようになり、煩わしかった管理者による入力作業が
省力化される。

【００３８】（２）マルチポート中継装置が管理ポート
を認識して管理ステーションに伝えるので、障害の発生
原因ポートの特定や管理ポートの不活性化の禁止が可能
になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すネットワークの構成図
である。

【図２】本発明の他の実施例を示すネットワークの構成
図である。

【図３】本発明の他の実施例を示すマルチポート中継装
置の構成図である。

【図４】従来のネットワークの構成図である。

【図５】従来のネットワークの構成図である。

【符号の説明】

１ 管理ステーション ２ａ〜２ｄ ネットワークアドレス管理テーブル ４ａ〜４ｄ 集線装置 ５ａ〜５ｈ 局

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｌ 12/24 12/26 9466−5Ｋ Ｈ０４Ｌ 11/08

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のポートを有する集線装置の各ポー
   トに局又は他の集線装置を接続し、複数の集線装置が段
   階的に接続されたネットワークを構成し、各集線装置が
   それぞれのポートで受信した過去全てのフレームの送信
   元ネットワークアドレスをそのポートに直接或いは間接
   的に接続された局の情報としてアドレス管理テーブルに
   記憶し、上記ネットワークの基幹に設けられた管理ステ
   ーションが各集線装置のアドレス管理テーブルに記憶さ
   れた局の情報を収集し、その収集内容から集線装置の段
   階的な接続構成を推定することを特徴とするネットワー
   ク構成管理方法。
2. 【請求項２】 上記接続構成の推定は、複数の局の情報
   を持つポートは他の集線装置が接続されたカスケードポ
   ートと判定し、各集線装置のカスケードポートの局の情
   報の重複の関係から順次、推定していくことを特徴とす
   る請求項１記載のネットワーク構成管理方法。
3. 【請求項３】 複数のポートを有する集線装置の各ポー
   トに局を接続し、複数の集線装置が接続されたネットワ
   ークを構成し、各集線装置がそれぞれのポートで受信し
   た最新のフレームの送信元ネットワークアドレスをその
   ポートに接続された局の情報としてアドレス管理テーブ
   ルに記憶し、上記ネットワークに設けられた管理ステー
   ションが予め各集線装置の情報のみを有し、定期的に各
   集線装置にアドレス管理テーブルに記憶された局の情報
   を問い合わせて収集し、その収集内容から各集線装置に
   接続された局を認識することを特徴とするネットワーク
   構成管理方法。
4. 【請求項４】 複数のポートを有するマルチポート中継
   装置の各ポートに局を接続してネットワークを構成し、
   このネットワークに設けられた管理ステーションからの
   フレームがポートに到着したとき、マルチポート中継装
   置が当該ポートを管理ステーションの接続された管理ポ
   ートとして認識し、爾後、管理ステーションからの管理
   情報要求フレームが管理ポートの情報を求めるものであ
   れば、上記認識による管理ポートの情報を応答すること
   を特徴とするネットワーク構成管理方法。