JP5425932B2 - モータビークル用タイヤ - Google Patents

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Description

説明
本発明はモータビークル用のタイヤ、すなわち横断曲率が高くて、モータビークルが傾斜してカーブ(bend)を曲がるときに路面との適切な接触面を提供するタイヤに関する。
好ましくは、本発明で言及するタイヤは、濡れたまたは乾燥した路面での都市部および/または郊外の自動車道路および街路におけるパワー、快適性および走行距離に関して高性能を提供することを目指した「スポーツツーリング」タイプのモータビークル、すなわちスポーツ用モータビークルで使用するためのものである。
「スポーツツーリング」用モータビークルは一般に排気容量が大きく(800cm以上)および/または高パワー(110馬力以上)である。しかしながら、市場には、排気容量が1250cmおよびパワーが150馬力のモータビークルが既にある。
そのようなモータビークルのタイヤは、いずれのタイプの路面(濡れた、乾燥した、通常のおよび/または凸凹のアスファルト、滑りやすい地面)および/またはルート(街中の道路、自動車道路、カーブの多い山道など)でも確実に高性能である必要があることが知られている。
そのようなタイヤはまた、走行安定性、制御性、指向性、ロードホールディング、低燃費および通常程度の摩耗を保証する必要がある。
上述の特性の中でも特に重要なものは、前輪用タイヤの具体的な例としては、排水性である。実際、モータビークルの前輪のタイヤが確実に効果的に排水できることは欠かせないことであり、そのため、排水されたアスファルト上を直線的に走行する後輪のタイヤは、地面に対するパワーを効果的に出すことができる。他方で、後輪用タイヤの具体的な例として特に重要なものは、あらゆるタイプの路面および走行距離での静止摩擦および挙動安定性である。
上述の理由から、タイヤのトレッドバンドには、トレッドバンドの環状中心部分から、対向する環状肩部分まで実質的に延在する複数の溝が形成されている。
走行中のタイヤの挙動は、そのような溝の数、向き、分布および形状、それゆえ、トレッドバンドの特定のパターンによって非常に影響を受ける。
欧州特許第0 906 836号には、トレッドバンドが、タイヤの赤道面にまたがる中心領域と、中心領域に関して軸方向の両側に配置された2つの肩領域とを含む、モータビークル用のタイヤが記載されている。トレッドバンドには複数の溝が形成されていて、それらの溝は、赤道面に対して両側から、赤道面自体から始まって肩領域まで延在し、および中心領域では実質的に周方向にあり、肩領域では実質的に横断し、かつ中間領域では赤道面から肩領域に向かって進むにつれ実質的に周方向から実質的に横断するように漸次的に変化する方向に従って延在している。赤道面に対してタイヤの一方の側に配置された溝は、タイヤの他方の側に形成された溝に対応して、周方向に沿って少しずつずらして並べられている。
本出願人は、特にモータビークル用のタイヤのために、技術的な課題の解決だけでなくトレッドバンドのパターンも、強力に情報伝達できる価値を有することに気付いた。
実際、本出願人は、トレッドバンドはタイヤの最も目につきやすい部分の1つであるため、溝によって形成されたトレッドパターンは、消費者の選択に影響を与えることができる、示唆的かつ情報伝達可能な大きな力を有することに気付いた。それゆえ、本出願人は、トレッドバンドの構造を弱めることなく、すなわちトレッドバンドの安定性、制御性、指向性、ロードホールディングおよび通常程度の摩耗といった運転特性を保持して、いかにタイヤに示唆的および情報伝達可能な外観を与えるかという問題を考慮した。
本出願人は、新しいタイヤは、最適な動作条件に到達しかつ使用者がモータビークルの特性全てを享受して使用者のモータビークルを良好な性能でより自由に運転できるようにするためには、一定のキロメートル数を走行する必要があることを認めた。
本出願人はまた、十分に安全な状態で最適な条件に達しているタイヤを使用者のモータビークルに使用する可能性に関するメッセージをモータビークルの使用者に伝えるために、いかにトレッドパターンを使用するかという問題を考慮した。こうしたことが、トレッドバンドの技術特性に活かされている。
本出願人は、上記の問題は相互に対照的であることに気付いた。
本出願人は、上述の問題は、タイヤのステアリング、安定性、グリップおよび排水性の特性を実質的に不変のままにして、好ましくはタイヤの中心部位が摩耗するために一定期間後に凹部が消えることにより得られるグラフィック要素を備えるトレッドパターンによって解決されることに気付いた。
本出願人は、深さが限定されてはいるもののかなり深い凹部が特にトレッドバンドの中心部分に配置されることによって、使用し始めの数キロメートルにわたって、すなわち構造的なおよび混在する問題のためにタイヤがまだその可能性を完全には満たしていない段階で、新しいタイヤの特性を高めることができることに気付いた。
第1の態様では、本発明は、モータビークルの、好ましくは高性能のモータビークルの運転者に、最適な使用条件に達しているタイヤを運転者のモータビークルに使用する可能性(the possibility of using his motor vehicle with the tyre that has reached optimal use conditions)を提示する方法であって、そのシグナルは、第1の予め定められたキロメートル数より前のトレッドパターンの不連続性によって伝えられ、そのような不連続性は、トレッド自体の空き/固体比(the empty/solid ratio)の低減および/またはパターンの変化の形態である、方法に関する。
好ましくは、前記不連続性は、第1のキロメートル数よりも少ない第2の予め定められたキロメートル数後に明らかとなる。
別の態様では、本発明は、タイヤの赤道面(X−X)にまたがる環状中心部分(A)と、環状中心部分(A)に関して軸方向の両側に配置された2つの環状肩部分(B)と、環状中心部分(A)と各環状肩部分(B)との間にそれぞれ配置された2つの環状側部部分(C)とを含むトレッドバンドを有する、モータビークル用のタイヤであって、トレッドバンドが、タイヤの周方向に沿って反復した少なくとも1つのモジュール(T’;T’)であって:
− 赤道面(X−X)に対して傾斜しかつ少なくとも環状側部部分(C)および各環状肩部分(B)に配置された少なくとも1組の複数の主溝;

主に環状中心部分(A)および少なくとも1つの環状側部部分(C)に配置された少なくとも1組の複数の副凹部(secondary recesses);
を含むモジュールを有し、
予め定められたキロメートル数、すなわちタイヤの最初の使用から始まって実質的に少ないキロメートル数後(すなわちタイヤ自体の強化または慣らし運転期間に対応する)に複数の副凹部が実質的に消失する、タイヤに関する。
本発明は、その好ましい態様では、以下の好ましい特性の1つ以上を有し得る。
副凹部は、主溝と共同で、第1のパターンを形成するように配置された副溝を含むことが有利である。
好ましくは、タイヤの最初の使用から始まって予め定められた実質的に少ないキロメートル数を走行したタイヤでの副凹部の実質的な消失は、主溝が、第1のパターンとは視覚的に異なる第2のパターンを画定するようなものである。
本出願人は、2つの異なるタイプの溝(一方は一定のキロメートル数後に消失する)から形成されたトレッドパターンは、モータビークルの使用者に、タイヤは「慣らし運転」されており、それゆえ、より高い運転性能が可能になるということを視覚的に提示することに気付いた。
換言すると、パターンの一方が消失することにより、モータビークルの使用者は、タイヤがその最適な動作条件に達していることを示していると認識でき、そのため、その特性を完全に享受してより良い性能で運転することが可能となる。
好ましくは、副溝は、赤道面に対して対称的に配置される。
好ましくは、副凹部の実質的な消失は、環状中心部分(A)および環状側部部分(C)での、新しいタイヤと約2000kmの距離を走行したタイヤとの間に1.5%超の空き/固体比の差があることを決定づける。
好ましくは、約1500kmの距離、一層好ましくは約1000kmを走行したタイヤでは、新しいタイヤと比べて、少なくとも環状中心部分(A)および環状側部部分(C)の副凹部が実質的に消失する。
好ましくは、約750km、一層好ましくは約500kmの距離を走行したタイヤでは、新しいタイヤと比べて、少なくとも環状中心部分(A)および環状側部部分(C)の副凹部が実質的に消失する。
好ましくは、約100km、一層好ましくは約200kmの距離を走行したタイヤでは、新しいタイヤと比べて、少なくとも環状中心部分(A)の副凹部が実質的に消失する。
副凹部は、主溝と共同して、トレッドバンドの技術特性を損なわずに、より優れた情報伝達および示唆という価値(communicative and suggestive value)をトレッドバンドに保証できる。タイヤの第1の走行キロメートル数で発生する副凹部の少なくとも環状中心部分(A)および環状側部部分(C)での実質的な消失は、空き/固体比の変動を決定づける。
モータビークルの使用者に可視であるそのような変化は、タイヤがその最適な動作条件に達しているということの提示として認識でき、そのため、より良い性能で、かつその特性を完全に享受して走行することが可能となる。
他方で、副凹部が存在することによって、使用し始めの数キロメートルにわたる、すなわちタイヤがその潜在的可能性を十分に満たしていない段階における、新しいタイヤの特性が高まる。
本願明細書および以下の特許請求の範囲を通して、用語「軸方向」および/または「軸方向に」は、タイヤの赤道面に実質的に垂直な方向、すなわちタイヤの回転軸に実質的に平行な方向を指すのに使用する。他方で、用語「周方向」および/または「周方向に」は、タイヤ自体の環状延在部に沿ったタイヤの赤道面に実質的に平行な方向を指すのに使用する。
本願明細書および以下の特許請求の範囲では、「空き/固体」比は、タイヤのフットプリント部位の部分での、凹部、切り欠きおよび/または溝(空き)が占めるトレッド部分、それゆえ、地面との物理的接触が全くない部分と、タイヤのフットプリント部位自体の部分の延在部との間の検知可能な値を意味する。
この定義のためには、計算の対象となるトレッドバンドの凹部、切り欠きおよび/または溝の全てが、その深さまたは幅とは無関係とみなされる。
本発明のタイヤでは、上述の環状中心部分および上述の対向する環状側部部分は、モータビークルが直線でまたはわずかに傾斜して走行するときに路面と接触するように意図されたタイヤの中心部位に画成される。あるいは、上述の側部の肩部分は、主に、モータビークルが大きく傾斜してカーブを曲がるときに路面と接触するように意図された、タイヤのそれぞれの肩部位に画成される。
特に有利な選択によれば、副凹部の実質的な消失は、少なくとも1つの環状側部部分(C)での、新しいタイヤと約2000kmの距離を走行したタイヤとの間の4%以上の空き/固体比の差を決定づける。
好ましくは、副凹部の実質的な消失は、少なくとも1つの環状肩部分(B)での、新しいタイヤと約2000kmの距離を走行したタイヤとの間の1.7%以下の空き/固体比の差を決定づける。
有利な選択によれば、中心部分(A)および側部部分(C)は各々、タイヤが新しいときには7%超の空き/固体比を有する。
好ましくは、中心部分(A)および側部部分(C)は、タイヤの2000kmの走行後に20%未満の空き/固体比を有する。
複数の副凹部が環状肩部分(B)の少なくとも一方の少なくとも最小部分に(at least in a minimal part)配置されることが有利である。
前記複数の副凹部の、副凹部の深さは、1mm以下、好ましくは0.7mm以下である。
好ましくは、前記複数の副凹部の、副凹部の深さは、0.1mm以上、好ましくは0.2mm以上である。
副凹部は、主溝と共に、第1のパターン、装飾要素またはグラフィックマークを形成するように配置されている。
主溝は赤道面に対して対称的に配置される。
副凹部を溝とし得ることが有利である。
本発明のために、溝は、開放または閉鎖している、直線状または曲線状の連続的な線で形成されたか、または赤道面に対して異なる角度を形成する直線状および/または曲線部分から形成された凹部である。
特に有利な選択によれば、副凹部は赤道面に対して対称的に配置される。
少なくとも2000kmを走行したタイヤの部分Aおよび部分Cの副凹部は、実質的に除去される。
好ましくは、部分(A)および部分(C)のトレッドバンドの副凹部が、タイヤが約2000kmの距離を走行した後に消失すると、主溝が、前記第1のパターンとは異なる第2のパターン、装飾要素またはグラフィックマークを形成する。
各モジュール(T’;T’)の複数の副凹部が、トレッドバンドの周方向延在部の30%以下の部分に周方向に延在することが有利である。
好ましくは、本発明は、二輪車の前輪および後輪にそれぞれ装着されたフロントタイヤとリアタイヤとを含む、モータビークル用の対のタイヤであって、対のタイヤの各タイヤは、タイヤの赤道面(X−X)にまたがる環状中心部分(A)と、環状中心部分(A)に関して軸方向の両側に配置された2つの第1の環状肩部分(B)と、環状中心部分(A)と各第1の環状肩部分(B)との間にそれぞれ配置された2つの環状側部部分(C)とを含むトレッドバンドを有し、トレッドバンドは、タイヤの周方向に沿って反復した少なくとも1つのモジュール(T’;T’)であって:
− 赤道面(X−X)に関して互いに対向しかつ少なくとも環状側部部分(C)および各環状肩部分(B)に配置された少なくとも1組の複数の主溝;
− 環状中心部分(A)および少なくとも1つの環状側部部分(C)にほとんどの部分が配置された少なくとも1組の複数の副凹部;
を含むモジュールを有し、副凹部の実質的な消失が、環状中心部分(A)での、新しいリアタイヤと約2000kmの距離を走行したリアタイヤとの間の4%以上の空き/固体比の差を決定づける、対のタイヤに関する。
好ましくは、副凹部の実質的な消失が、環状側部部分(C)での、新しいリアタイヤと約2000kmの距離を走行したリアタイヤとの間の4%超の空き/固体比の差を決定づける。
副凹部の実質的な消失が、側部の肩部分(B)での、新しいリアタイヤと約2000kmの距離を走行したリアタイヤとの間の2%以下の空き/固体比の差を決定づけることが有利である。
好ましくは、副凹部の実質的な消失が、少なくとも1つの環状肩部分(B)での、新しいリアタイヤと約2000kmの距離を走行したリアタイヤとの間の0.5%以下の空き/固体比の差を決定づける。
本発明のタイヤのさらなる特性および利点は、例示としてのみの非限定的な添付の図面を参照した、いくつかの好ましい実施形態の以下の詳細な説明から明らかとなる。
図3の線I−Iに沿った、本発明によるリアタイヤの半径方向の断面図を示す。 第1の実施形態による新しいリアタイヤのトレッドバンドの部分の平面延在部の部分を示す。 約2000km走行後の図2のリアタイヤのトレッドバンドの部分の平面延在部の部分を示す。 第1の実施形態による新しいフロントタイヤのトレッドバンドの部分の平面延在部の部分を示す。 約2000km走行後の図4のフロントタイヤのトレッドバンドの部分の平面延在部の部分を示す。
図1に、本発明によるモータビークルの車輪のタイヤを全体的に1で示す。特に、「スポーツツーリング」タイプのモータビークルの後輪に使用するためのタイヤである。
タイヤ1には、赤道面X−Xおよび回転軸Zが規定されている。周方向(図2に、タイヤの回転方向に向けられた矢印Rで示す)および赤道面X−Xに対して垂直な軸方向も規定されている。
タイヤ1は、少なくとも1つのカーカスプライ3を含む中心クラウン部分16を有するカーカス構造体2を備える(以下詳細に説明する)。
カーカス構造体2は、好ましくはその内壁が、膨張したらタイヤ自体の気密シールを好適に保証する気密性エラストマー材料の層で実質的に構成されるライナーによって被覆されている。
カーカスプライ3は、その軸方向に対向する側縁部3aにおいて、対応する取付けリムにタイヤを保持するための環状補強構造4がそれぞれ係合されている。環状補強構造4は一般に「ビードコア」として知られている。
ビードコア4の外周縁部には、テーパ付エラストマー充填材5が付与され、カーカスプライ3とカーカスプライ3の対応する折り返し側縁部3aとの間に画成される空間を占める。
別の実施形態では(図示せず)、カーカスプライは、折り返されることなく、2つの金属性環状挿入体を備える特定の環状補強構造と関連付けられる対向する側縁部を有する。この場合、エラストマー材料の充填材を、第1の環状挿入体に対して軸方向外側の位置に配置できる。他方で、第2の環状挿入体を、カーカスプライの端部に対して軸方向外側の位置に配置する。最後に、前記第2の環状挿入体に対して軸方向外側の位置に、それと接触する必要はないが、環状補強構造の製造の終了処理をする別の充填材を設けることができる。
公知のように、ビードコア4および充填材5を備えるタイヤの部位は、タイヤを対応する取付けリム(図示せず)に固定するための、いわゆる「ビード」(図1に全体的に15で示す)を形成する。
上述のカーカス構造体に対して半径方向外側の位置にはベルト構造6が設けられる(以下詳細に説明する)。
ベルト構造に対して半径方向外側の位置にはトレッドバンド8が設けられ、それにより、タイヤ1は地面と接触する。
タイヤはまた、赤道面X−Xの軸方向に対向する側においてカーカス構造体2の側部に付与される一対のサイドウォール2aを備えることができる。サイドウォールはタイヤのトレッドバンド8からビード15まで延在する。
本発明のタイヤ1は、高い横断曲率および低いサイドウォールを特徴とする。
公知のように、タイヤの横断曲率は、赤道面X−Xで測定した、トレッドの端部Oを通る線b−bからトレッドバンドの頂部までの距離ht(図1)と、トレッドバンドの前記端部間の距離wtとの比の特定値によって規定される。例えば図1にOで示す縁部のように例えば正確な基準がないために、トレッドバンドの端部が容易に特定できない場合、距離wtを、タイヤの最大弦の測定と確実にみなすことができる。
上述の横断曲率の値を「曲率比」または通常「トレッドキャンバー」と呼ぶ。
本発明のタイヤ1の曲率比は、好ましくは0.2以上、好ましくは0.28以上、例えば0.30である。しかしながらそのような曲率比は、0.8以下、好ましくは0.5以下である。他方で、サイドウォールに関しては、本発明のタイヤ1は、赤道面X−Xで測定したトレッドバンドの頂部とタイヤのビードを通る基準線lで規定する取付直径との間の高さHと距離htとの比が0.7未満、一層好ましくは0.5未満、例えば0.38である。
カーカスプライ3は好ましくはエラストマー材料で作製されており、かつ、互いに平行に配置された複数の補強要素(図示せず)を備える。
カーカスプライ3に含まれる補強要素は、好ましくは通常タイヤのカーカスの製造に採用されるもの、例えばナイロン、レーヨン、PET、PENから選択されるテキスタイルコードを、直径が0.35mm〜1.5mmの基本ワイヤと共に含む。
ベルト構造6は、カーカス構造体2のクラウン部分16に平行におよび軸方向に並んで配置された好ましくは1つ以上のゴム引きコード7を含んで、複数のコイル7aを形成する。そのようなコイルはタイヤの転動方向に従った方向に実質的に向けられ(一般に0°〜5°の角度で)、そのような方向は通常、タイヤの赤道面X−Xに対してあるべき方向を基準にして「ゼロ度」として公知である。上述のコイルは好ましくはカーカス構造体2のクラウン部分16全体に延在する。
好ましくは、ベルト構造6は単一コード7の巻回からなるか、または一方の端部から他方の端部までカーカス構造体2のクラウン部分16にらせん状に巻かれた好ましくは5本以下の並んで配置されたコードを含むゴム引き布のテープからなる。
あるいは、ベルト構造6は、少なくとも2層の半径方向に覆う層を含み、それぞれの層は、互いに平行に配置されたコードで補強されたエラストマー材料からなる。これらの層は、第1のベルト層のコードがタイヤの赤道面に対して斜めに向けられる一方、第2の層のコードもまた斜めに向けられているが、第1の層のコードに対称的に交差して、いわゆる「クロスベルト」を形成するように配置される。
好ましくは、コードは、高炭素含有量(HT)の鋼線、換言すると、炭素含有量が0.9%超の鋼線によって作製される。テキスタイルコードを使用する場合、テキスタイルコードを合成繊維、例えばナイロン、レーヨン、PEN、PET、好ましくは高弾性合成繊維、特に合成アラミド繊維(例えばKevlar(登録商標)繊維)から作製できる。あるいは、低弾性、換言すると15000N/mm以下の弾性(例えばナイロンまたはレーヨン)の少なくとも1つのワイヤを、高弾性(例えばKevlar(登録商標))、換言すると25000N/mm以上の弾性の少なくとも1つのワイヤと織り合わせて含むハイブリッドコードを使用することができる。
好ましくは、ベルト構造6は、エラストマー材料のシートから実質的になる支持層9を含み、支持層9は、コード7の層とカーカスプライ3との間に配置され、かつ周りにコイル7aが巻かれている。層9は、好ましくは、コイル7aが延在する表面に実質的に対応する軸方向延在部を有する表面にわたって延在する。あるいは、層9は、コイル7aの延在部の表面よりも小さい表面にわたって、例えばベルト構造6の対向側部部分にのみ延在できる。
ベルト構造6とトレッドバンド8との間には、エラストマー材料の追加的な層が配置される。そのような層は、好ましくはベルト構造6の延在部の表面に対応する表面にわたって延在する。あるいは、上述の追加的な層は、ベルト構造6の延在部の表面よりも小さい表面にわたって、例えばベルト構造6の対向側部部分にのみ延在できる。
本発明のタイヤ1の好ましい実施形態では、層1および上述の追加的な層の少なくとも一方が、エラストマー材料に分散された短アラミド繊維、例えばKevlar(登録商標)を含む。
図2、図3および図4によりよく示すように、タイヤのトレッドバンド8では、赤道面X−Xにまたがって配置された環状中心部分Aと、環状中心部分Aに関して軸方向の両側に配置された2つの第1の環状側部部分Cと、環状部分Cの軸方向に外側にある、環状中心部分Aに関して軸方向の両側に配置された2つの環状肩部分Bとを特定することが可能である。
環状中心部分Aおよび環状側部部分Cは、モータビークルが直線でまたはわずかに傾斜して走行するときに路面と接触するためのものである一方、環状肩部分Bは主に、モータビークルが大きく傾斜してカーブを曲がるときに路面と接触するためのものである。
図2および図4を参照すると、環状中心部分Aは、トレッドバンド8の軸方向延在部の50%以下、例えばリアタイヤでは約30%に等しく、フロントタイヤでは約20%に等しい軸方向延在部に赤道面X−Xにまたがって延在する。
各環状延在部Cのトレッドバンドの軸方向延在部は、トレッドバンド8の軸方向延在部の25%以下である。
本発明のタイヤのトレッドバンド8のパターンは、トレッドバンド8の周方向および軸方向延在部に沿って様々に分散された複数の主溝、および環状部分AおよびCに配置された複数の副溝で画成される。
複数の副溝はまた、環状肩部分Bの少なくとも一方にわたって、最小部分のみではあるが延在できる。
図面に示す実施形態では、主溝は、赤道面(X−X)に対して傾斜しており、かつ3つの部分A;B;C全てに配置されている。
本発明の重要な態様によれば、新しいタイヤと約2000kmの距離を走行したタイヤとでは、環状中心部分Aおよび環状側部部分Cの空き/固体比の差が1.5%以上である。
好ましくは、約1500km、一層好ましくは約1000kmの距離を走行したタイヤでは、新しいタイヤと比べて、少なくとも環状中心部分Aおよび環状側部部分Cの副凹部が実質的に消失する。
好ましくは、約750km、一層好ましくは約500kmの距離を走行したタイヤでは、新しいタイヤと比べて、少なくとも環状中心部分Aおよび環状側部部分Cの副凹部が実質的に消失する。
好ましくは、約100km、一層好ましくは約200kmの距離を走行したタイヤでは、新しいタイヤと比べて、少なくとも環状中心部分Aおよび環状側部部分Cの副凹部が実質的に消失する。
好ましくは、新しいタイヤと約2000kmの距離を走行したタイヤとでは、少なくとも1つの環状側部部分Cの空き/固体比の差が4%以上である。
新しいタイヤと約2000kmの距離を走行したタイヤとでは、環状肩部分Bの空き/固体比が異なる。
有利な選択に従って、そのような部位では、新しいタイヤとの空き/固体比の差が1.7%以下である。
特に、約2000Kmの距離を走行後、中心部分Aおよび環状側部部分Cに配置された複数の副溝の溝は、摩耗のためにトレッドバンドからほとんど全て除去されて、トレッドパターン、特にその空き/固体比を変化させる。
タイヤが新しいと、前記複数の副溝は、主溝とともに、第1のパターン、装飾要素またはグラフィックマークを形成するように配置される。
特に、以下、より詳しく説明するように、前記複数の副溝は、主溝と共に、定型化した天使の形状を形成するように配置される。
他方で、タイヤが約2000Kmの距離を走行したら、副溝はほとんどすべて除去され、摩耗によってトレッドバンド8から消され、複数の主溝の溝が、第1のパターンとは異なる第2のパターン、装飾要素またはグラフィックマークを形成する。
特に、以下、より詳しく説明するように、主溝は、定型化した悪魔の形状を形成するように配置される。
それゆえ、トレッドバンドの予め選択した部位において、ステアリング、安定性、グリップおよび排水性の特性を不変にしたままで、タイヤの摩耗に従って変化する、特別な外観ならびに示唆的および情報伝達可能な力を備える装飾および/またはグラフィック要素を得ることが可能である;実際、副溝が存在することによって、使用し始めの数キロメートルにわたって、すなわちタイヤがまだその潜在的可能性を十分には満たしていない段階での、新しいタイヤの特性を高める。
中心部分Aおよび側部部分Cはそれぞれ、タイヤが新しいときには7%超の空き/固体比を有する。
そのように選択することによって、タイヤの寿命の初めにトレッドバンドのこれらの部位に優れた排水特性を与える。
他方で、タイヤが2000km走行した後、中心部分Aおよび側部部分Cはそれぞれ、20%未満の空き/固体比を有する。
以下、摩耗したタイヤ、換言すると、約2000km走行して主溝のみが残っているタイヤ1のトレッドパターンを詳細に説明する。
他方で、副溝の構造的な詳細は、本願明細書において後述する。
図3に、約2000km走行したリアタイヤを示す。このリアタイヤでは、複数の主溝の溝が、複数の副溝の溝と共に、タイヤ1の周方向に沿って反復するモジュールTを画成する。
モジュールTは、赤道面X−Xに関して軸方向の両側に対称的に配置された傾斜する対の溝20、21および22を含む。モジュールTは、図2に、rを付した破線で示す。
トレッドバンド8のモジュールTは、好ましくは90°以下および25°以上の角度で周方向に延在する。そのような角度は例えば約45°に等しくできる。
溝20、21および22の構造的な詳細は、本願明細書において後述する。
モジュールTはまた、赤道面X−Xに関して軸方向の両側に対称的に配置された対の溝30、40および50を含む。
溝30、40および50の構造的な詳細は、本願明細書において後述する。
以下、本発明のタイヤ1のトレッドパターンについて、赤道面X−Xに対してトレッドバンド8の一方の側を参照して詳細に説明するが、この説明は、トレッドバンド8の他方の側にも当てはまることを理解されたい。
モジュールTでは、溝20はそれぞれ、好ましくは少なくとも2つの異なって傾斜した直線状部分、一層好ましくは3つの直線状部分を有する、それぞれの折れ線に沿って延在し、各直線状部分は、赤道面X−Xに対して、それぞれ予め定められた角度だけ傾斜している。しかしながら、3つ以外の複数の直線状部分を設けることが可能である。
好ましくは、溝20の、軸方向に最も内側の第1の部分20aは角度α1だけ傾斜しており、軸方向に中間の第2の部分20bは、α1よりも大きい角度α2だけ傾斜しており、および軸方向に最も外側の第3の部分20cは、α2よりも大きい角度α3だけ傾斜している。角度α1は好ましくは0°〜20°であり、図3の特定の例では約12°に等しい。角度α2は好ましくは15°〜35°であり、図3の特定の例では約27°に等しい。角度α3は好ましくは45°〜65°であり、図3の特定の例では約53°に等しい。
各溝20は環状中心部分Aの内側部位から始まって各環状肩部分Bの少なくとも1つの軸方向外側部分までトレッドバンド8全体に延在する。例えば、溝20の周方向延在部全体はモジュールTの約80%に等しい。
好ましくは、図3に示すように、部分20aは環状中心部分Aに延在する一方、部分20bは各環状側部部分Cに延在し、および部分20cは各環状肩部分Bに延在する。
例えば、部分20aの周方向延在部は溝20の周方向延在部全体の40%以下であり、部分20bの周方向延在部は溝20の周方向延在部全体の55%以下であり、部分20bの周方向延在部は溝20の周方向延在部全体の20%以下である。
好ましくは、部分20cはその自由端部分20dにおいて、実質的に三角形状である。
溝22は溝20から周方向に離間している。
溝22はまたそれぞれ、好ましくは少なくとも2つの異なって傾斜した直線状部分、一層好ましくは3つの直線状部分を有する、それぞれの折れ線に沿って延在し、各直線状部分は、赤道面X−Xに対してそれぞれ予め定められた角度だけ傾斜している。この場合も、3つ以外の複数の直線状部分を設けることが可能である。
好ましくは、溝22の軸方向に最も内側の第1の部分22aは角度γ1だけ傾斜しており、溝22の軸方向に中間の第2の部分22bは、γ1より大きい角度γ2だけ傾斜しており、溝22の軸方向に最も外側の第3の部分22cは、γ2より大きい角度γ3だけ傾斜している。
角度γ1は好ましくは15°〜35°であり、図3の特定の例では約25°に等しい。角度γ2は好ましくは35°〜55°であり、図3の特定の例では約43°に等しい。角度γ3は好ましくは45°〜65°であり、図3の特定の例では約57°に等しい。
各溝22は、側部部分Cに実質的にまたがってトレッドバンド8全体に延在する。好ましくは、溝22の周方向延在部全体は、溝20の周方向延在部よりも小さく、例えばモジュールTの約45%に等しい。
好ましくは、図3に示すように、部分22aおよび22bは環状側部部分Cに延在する一方、部分22cは環状側部部分Bに延在する。
例えば、部分22aの周方向延在部は、溝22の周方向延在部全体の45%以下であり、部分22bの周方向延在部は、溝22の周方向延在部全体の50%以下であり、部分22bの周方向延在部は、溝22の周方向延在部全体の35%以下である。それゆえ、溝22は、大部分は環状側部部分Cおよび環状肩部分Bに延在する代わりに、中心部分Aには最小限にのみ延在するか、またはそこには全く延在しない。
例えば、溝22は、溝22の軸方向長さ全体の20%以下、好ましくは前記溝の軸方向長さ全体の10%以下の軸方向長さを有する部分だけ中心部分Aに延在する。
溝21は溝20および22から周方向に離間しており、それらの間に配置される。溝21は、好ましくは赤道面X−Xに対して、α1〜α2の間のサイズを有する角度βだけ傾斜する単一の直線状部分によって画成される。角度βは好ましくは10°〜30°である。図3に示す特定の例では、そのような角度は約20°に等しい。
しかしながら、2つ以上の直線状部分で形成された溝21を設けることが可能である。
各溝21は、中心部分Aにおいてのみ、かつそのような中心部分Aの軸方向外側部分までトレッドバンド8に周方向に延在し、多くても環状側部部分Cと最小部分で接するが、各環状肩部分Bには接することはない。好ましくは、溝21の周方向延在部全体は、溝20の周方向延在部の3分の1よりも短い。図3の例では、溝21はモジュールTの約25%に等しい周方向延在部を有する。
溝21の各々は、好ましくは、溝20および22の軸方向内側端部部分に対して軸方向に最も内側の位置に配置された軸方向内側端部部分を有する。
本発明のタイヤ1のトレッドパターンの溝30、40および50に戻る。
溝30は溝20から軸方向に離間しており、前記溝20の半分に実質的に等しい周方向延在部を有する。
溝30はトレッドバンド8の環状肩部分Bに延在し、赤道面X−Xに対して、好ましくは15°〜35°(図3に示す特定の例では約25°に等しい)のサイズの角度τだけ傾斜し、環状肩部分Bの軸方向に最も外側の部分に画成された折り返し自由端部分30aを有する。
溝40は、溝21に対して周方向に反対側に溝20から周方向に離間している。溝40は、溝30と同じ形状およびサイズを有し、赤道面X−Xに対して、好ましくは30°〜50°(図3に示す特定の例では約41°に等しい)のサイズの角度ωだけ傾斜している。
溝40は、おそらく環状肩部分Bにも小さな部分のみで接して、トレッドバンド8の環状側部部分Cに実質的に延在する。溝40は、環状肩部分Bの軸方向に最も外側の部分に画成された折り返し自由端部分40aを有する。
他方で、溝50はトレッドバンド8の環状中心部分Aにのみ延在する。溝50は、溝30に対して反対側に溝40から周方向に離間しており、実質的に三角形状であって、その三角形の底辺が赤道面に面しており、図3の例では上述の他の全ての溝と反対方向にとられた約23°に等しい角度δだけ傾斜している。
溝50の周方向延在部は、溝30および40の3分の1よりも短い。
溝50、溝20の三角形の自由端部分および溝30および40の折り返し自由端部分を除いて、上述の溝の全てのサイズが、環状中心部分Aから環状肩部分Bに向かって軸方向に増大している。そのような特徴は、溝の傾斜と併せて、濡れた路面条件で効果的な排水を可能にし、そのような排水性は、溝20、22、30および40がタイヤ1の対向する肩部位に延在することによって、より効果的となる。
さらに、上述の溝の全ては実質的に同じ深さを有し、環状中心部分Aから環状肩部分Bに向かうにつれて浅くなる。
図4および図5に示すフロントタイヤの場合、複数の主溝の溝は、複数の副溝の溝と共同で、タイヤ1の周方向に沿って反復するモジュールTを画成する。
図4および図5に示すフロントタイヤでは、各モジュールTにおいて、複数の主溝は、赤道面X−Xに関して軸方向の両側に対称的に延在する溝120、121および122を備える。
溝120、121および122の構造的な詳細は、本願明細書において後述する。
ここでも、各モジュールTにおいて、リアタイヤのトレッドバンド8はまた、同様に赤道面X−Xに関して軸方向の両側に対称的に配置された対の溝130および140を備える。
溝130および140の構造的な詳細は本願明細書において後述する。
溝120は環状肩部分Bから、赤道面X−Xを横断しそのような赤道面において頂点V1を規定する各折れ線に沿って、反対側の環状肩部分Bまで延在する。
好ましくは、上述の折れ線は、赤道面X−Xに関するトレッドバンド8の各側に、少なくとも2つの異なって傾斜した直線状部分、一層好ましくは3つの直線状部分を有し、各直線状部分は、赤道面X−Xに対して、それぞれ予め定められた角度だけ傾斜している。
好ましくは、溝120の、軸方向に最も内側の第1の部分120aは角度α11だけ傾斜しており、軸方向に中間の第2の部分120bは、α11よりも小さい角度α12だけ傾斜しており、軸方向に最も外側の第3の部分20cは、α12より大きい角度α13だけ傾斜している。角度α11は好ましくは45°〜75°であり、図5の特定の例では約57°に等しい。角度α12は好ましくは10°〜30°であり、図5の特定の例では約20°に等しい。角度α13は好ましくは30°〜55°であり、図5の特定の例では約42°に等しい。
それゆえ、溝120の形状は、頂点V1から移動するにつれて次第に広くなる実質的にV字形状である。そのような頂点は、赤道面X−Xにおいて、溝120の2つの軸方向に対向する部分の2つの部分120aが交差することによって規定される。
溝120は、フロントタイヤのトレッドバンド8全体に、トレッドバンド8の周方向延在部の約4.5%に等しい周方向延在部を有する部分に延在する一方、軸方向に、トレッドバンド8の軸方向延在部の約90%に等しい軸方向延在部を有する部分に延在する。
好ましくは、部分120aの周方向延在部は溝120の周方向延在部全体の10%以下であり、部分120bの周方向延在部は溝120の周方向延在部全体の40%以下であり、部分120cの周方向延在部は溝120の周方向延在部全体の50%に等しい。
好ましくは、部分120cは、その端部部分120dに、同じ溝の他の部分の傾斜と反対の傾斜を有する端部を有する。
溝121は溝120から周方向に離間している。
溝121はまた、赤道面X−Xを横断しそのような赤道面において、周方向Rに対して頂点V1と同じ方向に向けられる頂点V2を規定するそれぞれの折れ線に沿って、環状肩部分Bから反対側の環状肩部分Bまで延在する。
頂点V1と頂点V2との間の周方向の距離M1はトレッドバンド8の周方向延在部全体の3.5%以上である。一層好ましくは、距離M1はトレッドバンド8の周方向延在部全体の3.7%以上である。
好ましくは、上述の折れ線は、赤道面X−Xに対するトレッドバンド8の各側に、少なくとも2つの異なって傾斜した直線状部分、一層好ましくは5つの直線状部分を有し、各直線状部分は、赤道面X−Xに対して、それぞれ予め定められた角度だけ傾斜している。しかしながら、5つ以外の複数の直線状部分を設けることも可能である。
好ましくは、溝121の、軸方向に最も内側の第1の部分121aは、角度β11だけ傾斜しており、第1の部分に対する軸方向に最も外側の第2の部分121bは、β11よりも小さい角度β12だけ傾斜しており、第2の部分に対する軸方向に最も外側の第3の部分121cは、β12よりも大きい角度β13だけ傾斜しており、第3の部分に対する軸方向に最も外側の第4の部分121dは、β13よりも大きい角度β14だけ傾斜しており、第4の部分に対する軸方向に最も外側の第5の部分121eは、β14よりも大きい角度β15だけ傾斜している。角度β11は好ましくは45°〜70°であり、図5の特定の例では約57°に等しい。角度β12は好ましくは6°〜25°であり、図5の特定の例では約13°に等しい。角度β13は好ましくは10°〜30°であり、図5の特定の例では約21°に等しい。角度β14は好ましくは30°〜60°であり、図5の特定の例では約44°に等しい。角度β15は好ましくは60°〜85°であり、図5の特定の例では約74°に等しい。
それゆえ、溝121の形状は、頂点V2から移動するにつれて次第に広くなる実質的にV字形状である。そのような頂点は、赤道面X−Xにおいて、溝121の2つの軸方向に対向する部分の2つの部分121aが交差することによって規定される。
溝121は、トレッドバンド8全体に、溝120の周方向延在部よりも大きい周方向延在部を有する部分に延在する。好ましくは、溝121は、トレッドバンド8の周方向延在部の約6%に等しい長さの部分に周方向に延在する一方、軸方向に、トレッドバンド8の軸方向延在部の約90%に等しい軸方向延在部を有する部分に延在する。
好ましくは、部分121aの周方向延在部は、溝121の周方向延在部全体の10%以下であり、部分121bの周方向延在部は、溝121の周方向延在部全体の40%以下であり、部分121cの周方向延在部は、溝121の周方向延在部全体の約25%に等しく、部分121dの周方向延在部は、溝121の周方向延在部全体の約20%に等しく、部分121eの周方向延在部は、溝121の周方向延在部全体の約4%に等しい。
好ましくは、部分121eは、その端部部分121fにおいて、実質的に三角形状である。
溝120に対して溝121の周方向に反対側に、フロントタイヤのトレッドバンド8はまた、赤道面X−Xに対して傾斜する対の溝122を備える。溝122は、赤道面X−Xに関して両側に対称的に配置され、それぞれ、折れ線に沿って、各環状肩部分Bから環状中心部分Aまで、赤道面X−Xに交差せずに延在する。
そのため、対向する溝122の軸方向内側の自由端部間に、主溝のないトレッドバンドの部分が設けられ、この部分は、トレッドバンド8の軸方向延在部の7%以下の部分に軸方向に延在する。
各溝122は端部Eを有し、周方向における溝120の頂点V1からの端部Eの距離M2は、フロントタイヤのトレッドバンド8の周方向延在部全体の3.5%未満である。
好ましくは、上述の折れ線は、赤道面X−Xに対して、それぞれ予め定められた角度だけ異なって傾斜する2つの直線状部分を有する。しかしながら、2つ以外の複数の直線状部分を設けることも可能である。
好ましくは、溝122の、軸方向に最も内側の第1の部分122aは、角度ω11だけ傾斜しており、軸方向に最も外側の第2の部分122bは、ω11よりも大きい角度ω12だけ傾斜している。角度ω11は好ましくは20°〜40°であり、図5の特定の例では約30°に等しい。角度ω12は好ましくは30°〜60°であり、図5の特定の例では約40°に等しい。
それゆえ、各対の溝122は、そのような頂点から移動するにつれて次第に広くなる、頂点で中断する概してV字形状を有する。
各溝122は、トレッドバンド8全体に、溝120および121の周方向延在部よりも短い、好ましくはフロントタイヤのトレッドバンド8の周方向延在部の約4.5%に等しい周方向延在部を有する部分に延在する一方、軸方向に、トレッドバンド8の軸方向延在部の約40%に等しい軸方向延在部を有する部分に延在する。
好ましくは、部分122aの周方向延在部は、溝122の周方向延在部全体の45%以下である一方、部分122bの周方向延在部は、溝122の周方向延在部全体の55%以下である。
好ましくは、部分122bは、その端部部分122cに、赤道面に対して同じ溝の他の部分の傾斜と反対の傾斜を有する端部を有する。
本発明のタイヤ1のトレッドパターンの溝130および140に戻る。
溝130は、溝120とは反対側に溝122から周方向に離間しており、それぞれ、溝122の周方向延在部よりも短い、好ましくは、トレッドバンド8の周方向延在部の5%以下の周方向延在部を有する。
溝130はまた、それぞれ、赤道面X−Xに交差せずにトレッドバンド8の各環状肩部分Bから環状中心部分Aに向かって延在する。溝130は、赤道面X−Xに対して15°〜35°の角度γ11だけ傾斜している単一の部分によって画成される;図2の例ではそのような角度は好ましくは25°に等しい。
溝130の軸方向外側端部130aは、溝122の端部のように、折り返している。そのような自由端部130aは、溝120、121および122の自由端部120d、121fおよび122cがそれぞれ延在する部分に対してトレッドバンド8の最も内側の環状部分に軸方向に延在する。他方で、溝130の軸方向内側の自由端部Fは、溝120および121の各頂点V1およびV2、および溝122の端部Eが規定される部分に対してトレッドバンドの軸方向に最も外側の環状部分に延在する。
それゆえ、溝130の各々の軸方向延在部は溝122の軸方向延在部よりも短く、好ましくはトレッドバンド8の軸方向延在部の約30%に等しい。
対向する溝130の軸方向内側の自由端部F間に、主溝のないトレッドバンドの環状部分が設けられ、溝122の自由端部E間に画成される部分よりも長い部分だけ軸方向に延在する。
溝140は、赤道面X−Xの両側に対称的にトレッドバンド8の環状中心部分Aに形成される。溝140は、溝122に対して軸方向内側部分に、該溝の部分122aおよび122bに配置される。溝140は実質的に三角形状であって、その三角形の底辺は赤道面X−Xに面しており、図5の例では、上述の他の全ての溝の傾斜とは反対方向に角度δ11だけ傾斜している。好ましくは、そのような角度δ11は約15%に等しい。
溝140の周方向延在部は、溝122の周方向延在部の3分の1よりも小さい。
溝140、溝121の三角形の端部部分121fおよび溝120、122および130のそれぞれの折り返し端部部分120d、122f、および30aを除いて、上述の溝の全てのサイズが、環状中心部分Aから環状肩部分Bに向かうにつれて軸方向に大きくなる。そのような特徴は、溝の傾斜と併せて、濡れた路面条件での効果的な排水を可能とし、そのような排水性は、溝120、122および130が、タイヤ1の対向する環状肩部分Bに延在することによって、より効果的となる。
さらに、上述の溝の全ては実質的に同じ深さを有し、環状中心部分Aから環状肩部分Bに移動するにつれて浅くなる。
本発明の重要な態様によれば、フロントタイヤおよびリアタイヤの双方で上述したように、新しいタイヤと約2000kmの距離を走行したタイヤとでは環状中心部分Aおよび環状側部部分Cの空き/固体比の差が1.5%以上である。
好ましくは、新しいタイヤと比べて、少なくとも環状中心部分Aおよび環状側部部分Cの副凹部の実質的な消失は、約1500km、一層好ましくは約1000kmの距離を走行したタイヤで発生する。
好ましくは、約750km、一層好ましくは約500kmの距離を走行したタイヤでは、新しいタイヤと比べて、少なくとも環状中心部分Aおよび環状側部部分Cの副凹部が実質的に消失する。
好ましくは、約100km、一層好ましくは約200kmの距離を走行したタイヤでは、新しいタイヤと比べて、少なくとも環状中心部分Acおよび環状側部部分Cの副凹部が実質的に消失する。
好ましくは、新しいタイヤと約2000kmの距離を走行したタイヤとでは、側部部分Cのそれぞれの空き/固体比の差が4%超である。
肩部分Bのそれぞれでは、新しいタイヤと約2000kmの距離を走行したタイヤとでは、空き/固体比の差が1.7%以下である。
換言すると、約2000Kmの走行後、中心部分Aおよび環状側部部分Cに配置された複数の副溝の溝は、摩耗によりトレッドバンドから除去され、トレッドパターンを変化させる。
このようにするために、複数の副溝の溝の深さは、1mmよりも浅い、好ましくは0.7mmよりも浅いことが有利である。
複数の主溝の溝は、複数の副溝の溝と共に、新しいタイヤ1の周方向に沿って予め定められたピッチで反復するモジュールT’を画成する。
図2にモジュールT’を、rで示す破線によって規定する。
トレッドバンド8のモジュールT’は、好ましくは90°以下および20°以上の角度で周方向に延在する。そのような角度は例えば約45°に等しくできる。
各モジュールT’では、主に中心部分Aおよび側部部分Cに配置された複数の副溝は、主溝の部分と共同して、タイヤが新しいときには、パターン、装飾要素またはグラフィックマークを画成する。
特に、図2および図4の実施形態では、複数の主溝は、副溝の部分と共に、タイヤが新しいときには、天使の形状を表すグラフィックマークを画成する。
詳細には、図4に示す新しいフロントタイヤでは、複数の副溝が溝101〜105によって示される。
天使の形状を形成するために、副溝101〜105は、赤道面X−Xに対して対称的に配置される。
具体的には、天使の光輪の形状を表す溝101は、赤道面X−Xを実質的にまたがって中心部分Aに配置され、実質的にらせん形状を有する。
溝101は、溝122の自由端部と溝140の上端部との間の周方向の中間位置に位置決めされる。
天使の目の形状を表す、赤道面X−Xに対して互いに対向する溝102は、中心部分Aに配置される。
溝102は、溝140の周方向上端部に対してその内側に、軸方向に最も内側の位置に位置決めされる。
溝102の各々は、3mm〜7mm、例えば約5mmに等しい軸方向延在部を有し、3mm以下、例えば1mmに等しい軸方向に測定された最大幅を有する。
溝101は、溝102および140と共同して、フロントタイヤに天使の顔の形状を形成する。
溝103、104、105は天使の翼の形状の部分を表す。
溝103は、赤道面に対して互いに対向しており、周方向部分AおよびCに延在している。
各溝103は、矢印Rで示すタイヤの転動方向と同じ方向に凹面が向いている実質的に放物線形状を有する。
各溝103は、溝122と溝130との間の周方向に延在して、凹面が実質的に溝130の端部を囲むようにする。
溝104は、溝105のように、赤道面X−Xに対して互いに対向しており、主に周方向部分Cに延在する。
溝104は、溝105のように、溝130と溝121との間で赤道面X−Xに対して実質的に平行に延在している。
溝105は溝104の周方向延在部よりも周方向に長く延在している。
溝104、105の最大幅は5mm以下、好ましくは3mm以下、例えば2mmに等しい。
溝105は、溝121と共に、タイヤの、天使の翼の形状の底部を形成する。
図2に示すリアタイヤでは、溝11〜18で複数の副溝を示す。
天使の形状を形成するためには、リアタイヤの副溝11〜18を赤道面X−Xに対して対称的に配置する。
特に、溝11は天使の光輪の形状をしており、赤道面X−Xに実質的にまたがって中心部分Aに配置され、かつ実質的に楕円形状を有する。
溝11は、溝22と周方向に連続する溝50の上端部との間に、周方向の中間位置に位置決めされる。
天使の目の形状をした溝12は、赤道面X−Xに対して互いに対向しており、中心部分Aに配置される。
溝12は、溝50の内側の、その周方向上端部に対して、軸方向に最も内側の位置に位置決めされる。
各溝12は、3mm〜13mm、例えば約9mmに等しい軸方向延在部、および軸方向に5mm以下、例えば3mmに等しい最大幅を有する。
溝13、14、15、16、17、18は天使の翼の形状の部分を表す。
溝13は赤道面X−Xに対して互いに対向しており、周方向部分AおよびCに延在する。
各溝13は、赤道面X−Xに対して傾斜しており、溝40の実質的に軸方向に最も内側の端部から、溝20の軸方向に最も内側の端部まで延在している。
溝15は赤道面X−Xに対して互いに対向しており、好ましくは周方向の肩部分Bか、または側部部分Cと肩部分Bにまたがる部位に延在する。
各溝15は、凹面が軸方向に外側に面する実質的に放物線形状を有する。
各溝15は、溝40の軸方向外側端部と溝30との間の周方向に延在する。
溝16は、溝15のように、赤道面X−Xに対して互いに対向しており、好ましくは周方向の肩部分Bか、または側部部分Cと肩部分Bにまたがる部位に延在する。
いずれの場合にも、溝16は、溝15に対してより内側の軸方向位置に延在する。
各溝16は、凹面が転動方向Rと反対方向に向く実質的に放物線形状を有する。
各溝16は周方向に溝30と溝20との間に延在する。
溝14は、溝18のように、赤道面X−Xに対して互いに対向しており、主に周方向部分AおよびCに延在する。
溝14は、溝18のように、赤道面X−Xに対して実質的に平行に延在する。
溝14の周方向の延在部は、溝18のように、同じ平面に沿ってはいないが、2つの実質的に平行な平面にある。
各溝14は、溝40の軸方向内側端部から溝20まで周方向に延在する。
他方、各溝18は、溝20の軸方向内側端部から溝21の軸方向内側端部まで周方向に延在する。
溝17は、赤道面X−Xに対して互いに対向しており、主に周方向部分Cに延在する。
各溝17は、赤道面X−Xに対して傾斜しており、溝20の軸方向に最も内側の端部から溝21の軸方向に最も内側の端部まで実質的に延在する。
溝13〜18の最大幅は7mm以下、好ましくは5mm以下、例えば4mmに等しい。
溝15、16、17は、溝21、20、30と共同で、リアタイヤに天使の翼の形状の底部を形成する。
上述のように、約2000Km走行したら、中心部分Aおよび環状側部部分Cに配置されたリアタイヤおよびフロントタイヤ双方の複数の副溝の溝は、摩耗によりトレッドバンド8から除去される。
従って、そのような溝で表される天使の形状は、ほとんど消去される。
換言すると、約2000km走行したら、トレッドバンド上では、複数の主溝の溝のみまたは複数の副溝のおそらくいくつかの溝もしくは溝の一部が残る。副溝が残る場合、残った副溝はほぼ例外なく環状肩部分Bに配置されている。
トレッドバンドのトレッドパターンは変更され、残った溝は、元のデザインとは異なるグラフィカルなおよび/または美的なデザインを画成する。
具体的には、定型化した悪魔の形状をした装飾的なデザインである。
それゆえ、約2000Kmの距離を走行後、溝/副凹部の消失により、トレッドパターンの変形を決定づけ、第1の外観形状から第2の外観形状となる。そのような変化は、好都合にも、顧客にメッセージや提示を伝達するマーケティング戦略としておよび/または異なる形態の情報伝達として使用することができる。
例えば、新しいタイヤには天使の形状を、第1の使用期間後のタイヤには定型化した悪魔の形状を表すということを選択することによって、車両の運転者は、直感的に、異なる特性を有する2つの運転段階を知る。
実際、タイヤが新しいときには、運転者はより慎重に(すなわち「天使のように」)運転する必要があり、約2000kmの初期の移行期間後には、タイヤはその潜在能力をすべて満たすことができるので、運転者はより自由に(すなわち「悪魔のように」)運転できるようになる。
特に有利な態様によれば、上述のフロントタイヤおよびリアタイヤは、モータビークルに対で装着することができる。
そのような場合には、本出願人は、環状中心部分Aにおいて、リアタイヤでは空き/固体比の差が上述のものに対してさらに大きくなり得る一方、フロントタイヤの環状肩部分Bでは、空き/固体比の差がゼロに近くなり得ることに気付いた。
この選択によれば、副溝から形成されたパターンのほとんど全てが、最も磨耗をする部位においてリアタイヤに配置される。
逆もまた同様に、フロントタイヤでは、肩部分には実質的に副溝がない。そのような副溝があると、完全に傾斜してカーブを走行するときに運転特性に悪影響を及ぼすことがある。
具体的には、新しいリアタイヤと約2000kmの距離を走行したリアタイヤとでは、環状部分Aでの空き/固体比の差が4%以上、例えば4.5%に等しい。
各環状側部部分Cでは、新しいリアタイヤと2000km走行したリアタイヤとでは、空き/固体比の差が4%以上であり得、例えば4.2%に等しい。
環状肩部分Bでは、新しいリアタイヤと約2000kmの距離を走行したリアタイヤとでは、空き/固体比の差が2%以下であり得、例えば1.2%に等しい。
環状肩部分Bでは、新しいフロントタイヤと約2000kmの距離を走行したリアタイヤとでは、空き/固体比の差が、0.5%以下であり得る。
環状部分Aでは、新しいリアタイヤと約2000kmの距離を走行したリアタイヤとでは、空き/固体比の差が4.5%以上である。
当然ながら、当業者は上述の本発明にさらに修正および変形を行って、特定の偶発的な適用条件を満たすことができ、これらの変形および修正は、いずれの場合も、以下の特許請求の範囲で定義される保護範囲に網羅される。
例えば、環状中心部分Aおよび環状側部部分Cからの溝または副凹部の実質的な消失は、上述のように、2000km走行する前にも起こり得る。
しかしながら、これらの場合にも、溝または副凹部の実質的な消失は2000km後である。
さらに、溝または副凹部はまた、モータビークルに装着される対のタイヤ1つのみに設けることもできる。好ましくは、そのような解決法は、リアタイヤにのみ採用され得る。

Claims (24)

  1. タイヤの赤道面(X−X)にまたがる環状中心部分(A)と、前記環状中心部分(A)に関して軸方向の両側に配置された2つの環状肩部分(B)と、前記環状中心部分(A)と各環状肩部分(B)との間にそれぞれ配置された2つの環状側部部分(C)とを含むトレッドバンド(8)を有する、モータビークル用のタイヤ(1)であって、前記トレッドバンド(8)は、前記タイヤの周方向に沿って反復する少なくとも1つのモジュール(T;T)であって:
    − 前記赤道面(X−X)に対して傾斜しかつ少なくとも前記環状側部部分(C)および各環状肩部分(B)に配置された少なくとも1組の複数の主溝;
    − 主に前記環状中心部分(A)および少なくとも1つの環状側部部分(C)に配置された少なくとも1組の複数の副溝
    を含むモジュールを有し、
    − 前記複数の副凹部は、前記主溝と共同して、第1のパターンを形成するように配置され;
    − 約2000kmの距離を走行した前記タイヤの前記副溝は、少なくとも前記環状中心部分(A)においておよび前記環状側部部分(C)の少なくとも一方において実質的に消失し、複数の主溝の前記溝が、前記第1のパターンとは異なる第2のパターンを画成する、タイヤ(1)。
  2. タイヤの赤道面(X−X)にまたがる環状中心部分(A)と、前記環状中心部分(A)に関して軸方向の両側に配置された2つの環状肩部分(B)と、前記環状中心部分(A)と各環状肩部分(B)との間にそれぞれ配置された2つの環状側部部分(C)とを含むトレッドバンド(8)を有する、モータビークル用のタイヤ(1)であって、前記トレッドバンド(8)が、前記タイヤの周方向に沿って反復した少なくとも1つのモジュール(T;T)であって:
    − 前記赤道面(X−X)に対して傾斜しかつ少なくとも前記環状部分(B);(C)に配置された少なくとも1組の複数の主溝;
    − 主に前記環状中心部分(A)および少なくとも1つの環状側部部分(C)に配置された少なくとも1組の複数の副凹部;
    を含むモジュールを有し、
    前記副凹部の実質的な消失が、前記環状中心部分(A)および環状側部部分(C)での新しいタイヤと約2000kmの距離を走行したタイヤとの間の1.5%超の空き/固体比の差を決定づける、タイヤ(1)。
  3. 約1500kmの距離を走行したタイヤでは、前記新しいタイヤと比べて、少なくとも前記環状中心部分(A)および環状側部部分(C)の前記副凹部が実質的に消失する、請求項2に記載のタイヤ(1)。
  4. 約1000kmの距離を走行したタイヤでは、前記新しいタイヤと比べて、少なくとも前記環状中心部分(A)および環状側部部分(C)の前記副凹部が実質的に消失する、請求項2に記載のタイヤ(1)。
  5. 約500kmの距離を走行したタイヤでは、前記新しいタイヤと比べて、少なくとも前記環状中心部分(A)の前記副凹部が実質的に消失する、請求項2に記載のタイヤ(1)。
  6. 前記副凹部の実質的な消失が、少なくとも1つの環状側部部分(C)での新しいタイヤと約2000kmの距離を走行したタイヤとの間の4%以上の空き/固体比の差を決定づける、請求項2〜4のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  7. 前記副凹部の実質的な消失が、少なくとも1つの環状肩部分(B)での新しいタイヤと約2000kmの距離を走行したタイヤとの間の1.7%以下の空き/固体比の差を決定づける、請求項2〜6のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  8. 前記中心部分(A)および側部部分(C)は各々、タイヤが新しいときには7%超の空き/固体比を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  9. 前記中心部分(A)および側部部分(C)は、前記タイヤが少なくとも2000km走行した後、20%未満の空き/固体比を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  10. 前記環状肩部分(B)の少なくとも一方の少なくとも最小部分に前記複数の副凹部が配置される、請求項1〜9のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  11. 前記複数の副凹部が副溝を備える、請求項1〜10のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  12. 前記複数の副凹部の深さは1mm以下、好ましくは0.7mm以下である、請求項1〜11のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  13. 前記副凹部は、前記主溝と共に、第1のパターン、装飾要素またはグラフィックマークを形成するように配置されていることを特徴とする、請求項2〜12のいずれか一項に記載のタイヤ。
  14. 前記副凹部が前記赤道面に対して対称的に配置されていることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載のタイヤ。
  15. 前記主溝が前記赤道面に対して対称的に配置されていることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載のタイヤ。
  16. 約2000Kmの距離を走行したタイヤの前記中心部分(A)および前記側部部分(C)の前記副凹部が実質的に除去されることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載のタイヤ。
  17. 前記タイヤが約2000kmの距離を走行後に前記中心部分(A)および前記側部部分(C)の前記副凹部が消失したら、前記トレッドバンド(8)の前記主溝が、前記第1のパターンとは異なる第2のパターン、装飾要素またはグラフィックマークを形成することを特徴とする、請求項2〜16のいずれか一項に記載のタイヤ。
  18. 各モジュール(T’、T’)の前記複数の副凹部が、前記トレッドバンドの前記周方向延在部全体の30%以下の部分に周方向に延在する、請求項1〜17のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  19. 二輪車の前輪および後輪にそれぞれ装着されるフロントタイヤとリアタイヤとを含む、モータビークル用の対のタイヤ(1)であって、対のタイヤの各タイヤが、回転軸(Z)の周りで延在しかつ、前記タイヤの赤道面(X−X)にまたがる環状中心部分(A)と、前記環状中心部分(A)に関して軸方向の両側に配置された2つの第1の環状肩部分(B)と、前記環状中心部分(A)と各第1の環状肩部分(B)との間にそれぞれ配置された2つの環状側部部分(C)とを含むトレッドバンド(8)を有し、前記トレッドバンド(8)が、前記タイヤの周方向に沿って反復した少なくとも1つのモジュール(T’、T’)であって:
    − 前記赤道面(X−X)に対して互いに対向しかつ少なくとも前記環状肩部分(B)および環状側部部分(C)に配置された少なくとも1組の複数の主溝;
    − 主に前記環状中心部分(A)および少なくとも1つの環状側部部分(C)に配置された少なくとも1組の複数の副凹部
    を含むモジュールを有し、
    前記環状中心部分(A)の、新しいリアタイヤと少なくとも2000km走行したリアタイヤとの空き/固体比の差が4%以上である、対のタイヤ(1)。
  20. 前記副凹部の実質的な消失が、少なくとも1つの環状側部部分(C)での、新しいリアタイヤと約2000kmの距離を走行したリアタイヤとの間の4%超の空き/固体比の差を決定づける、請求項19に記載のモータビークル用の対のタイヤ。
  21. 前記副凹部の実質的な消失が、少なくとも片側の肩部分(B)での、新しいリアタイヤと約2000kmの距離を走行したリアタイヤとの間の2%以下の空き/固体比の差を決定づけることを特徴とする、請求項20に記載のモータビークル用の対のタイヤ。
  22. 前記副凹部の実質的な消失が、少なくとも1つの環状肩部分(B)での、新しいフロントタイヤと約2000kmの距離を走行したフロントタイヤとの間の0.5%以下の空き/固体比の差を決定づけることを特徴とする、請求項21に記載のモータビークル用の対のタイヤ。
  23. トレッドパターンをそれぞれ有する少なくとも2つのタイヤを備えるモータビークルの運転者に、最適な使用条件に達している前記タイヤを前記運転者のモータビークルに使用する可能性を提示する方法であって、そのシグナルが、第1の予め定められたキロメートル数より前の前記トレッドパターンの不連続性によって伝えられ、そのような不連続性は、前記トレッド自体の空き/固体比の低減および/またはパターンの変化の形態である、方法。
  24. 前記不連続性が、第1のキロメートル数よりも少ない第2の予め定められたキロメートル数後に明らかとなる、請求項23に記載の方法。
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