JP5422740B2 - ホログラム記録方法および記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、ホログラムの記録方法および記録再生装置に関する。
CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc)などに代表される光情報記録媒体は、これまで主としてレーザ光の短波長化および対物レンズの開口数(NA)の増大により記録密度の増加に対応してきた。しかし、そのいずれもが技術的な理由などにより限界に近づいているといわれており、その他の手段または方式による記録密度の増大が要望されている。
そこで、ホログラフィを用いた体積記録型の高密度光記録(以下、ホログラフィックメモリという。)およびホログラフィックメモリの記録再生装置が開発されている。DVDなどのように記録面上に記録マークを記録する、いわゆる面記録方式に対して、ホログラフィックメモリの記録に用いるホログラフィック光ディスクは、情報記録層の厚み方向への記録が可能な体積記録方式であるため、DVDなどに比べて大きな記録密度を獲得できる。
DVDなどの場合、記録マークは一般にON/OFFのビットデータを表すが、ホログラフィックメモリの場合、比較的大量の情報が一括して変調されて干渉縞として記録媒体に記録される。この一組の情報は、記録媒体に保持する情報光の変調パターンで、白黒のドットで構成された2次元バーコード状の記録再生の最小単位であり、再生像(ページデータ)という。一回の記録または再生で大量の情報を得ることができるため、高い転送レートが実現できる。
特開平10−105033公報 特開2007−127697公報
しかしながら、記録媒体に情報を記録する位置には高い位置決め精度が要求されることになり、情報記録時に記録媒体が振動している場合には、いつまでも記録が行われない、または、記録可能な時間が著しく短くなる。その結果、所望のページデータを記録するのに必要以上に長い露光時間を要するという問題がある。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、定常的な微小振動が存在する場合でも、短時間で効率的に情報を記録できるホログラムの記録方法および記録再生装置を提供することを目的とする。
本実施形態のホログラム記録再生装置は、まず、可干渉性の光源より出射される、記録される情報を含む情報光と該情報光と同一波長である参照光とが干渉することにより、ホログラムとして情報が記録されるホログラム記録媒体の変位を検出して変位信号を生成する。次に、一定時間ごとに前記変位信号をサンプリングし、一定間隔で区切った複数の範囲のそれぞれを階級として、前記変位信号のサンプリング値が該当する階級に度数を割り当てて該サンプリング値の頻度分布情報を計算する。次に、前記頻度分布情報から前記変位信号の変位の振幅範囲である許容変位範囲を決定し、前記ホログラム記録媒体に情報の記録を開始するときに、変位信号のサンプリング値が前記許容変位範囲内にある場合は、前記ホログラム記録媒体に情報の記録をおこない、変位信号のサンプリング値が前記許容変位範囲外にある場合は、前記情報光および前記参照光の少なくともどちらか一方を、前記情報が前記ホログラム記録媒体に記録されない光強度に減光または遮断する露光制御をおこなうことを特徴とする。
ホログラム記録再生装置を示すブロック図。 ホログラム記録媒体の構造を示す図。 ホログラム記録再生装置の光学系を示すブロック図。 ホログラム記録再生装置の制御構造を示す図。 本実施形態に係るDSPを示すブロック図。 本実施形態に係るDSPのレーザ制御処理の動作を示すフローチャート。 本実施形態に係るレーザ制御処理をおこなった場合の時間波形とレーザ強度との関係の一例を示す図。 本実施形態に係るレーザ制御処理をおこなった場合の時間波形とレーザ強度との関係の別例を示す図。 本実施形態に係るレーザ制御処理をおこなった場合の頻度分布情報と再生像との一例を示す図。 本実施形態の変形例に係るDSPを示すブロック図。 本実施形態の変形例に係るDSPのレーザ制御処理の動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係るホログラム記録方法および記録再生装置について詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。
本実施形態が適用可能なホログラム記録再生装置について図1を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係るホログラム記録再生装置100は、変位検出部101、レーザ制御部102、撮像素子制御部103、再生角度制御部104、シャッター制御部105、空間光変調制御部106、信号処理部107、主演算処理部(CPU)108、RAM107、ROM110、NV−RAM111、IF(インタフェース)部112、信号バス113、ホログラム光学系150を含む。さらに、ホログラム光学系150は、レーザ光源151、撮像素子152、角度ステージ153、シャッター154、空間光変調部155を含む。
このホログラム記録再生装置100を用いて、ホログラム記録媒体130に情報を記録する。ホログラム記録媒体130については、図2を参照して後述する。また、ホログラム光学系150の動作については、図3を参照して後述する。
変位検出部101は、ホログラム記録媒体130が振動することにより生じる変位を検出し、変位に応じた電気信号(以下、変位信号とも呼ぶ)として出力する。変位検出部101は、フォトニックセンサやレーザ変位計などの光学式センサや、圧電素子などを用いることもできる。なお、ホログラム記録媒体130で反射した参照光のスポット位置を検出する手法でもよく、媒体の変位に応じた電気信号が得られればどのような手法でもよい。参照光は、情報光と同一波長で一般的には情報光と同一光源から生成される光であり、参照光については図3を用いて後述する。
また、図示しないが、ホログラム記録媒体130に反射層を設け、従来のCD、DVDなどの光ディスク同様に焦点誤差信号を検出するようにして、ホログラム記録媒体130の変位に応じた信号を得てもよい。
レーザ制御部102は、情報記録時または再生時にCPU108の指令に基づいて設定された再生時レーザパワー、記録時レーザパワーが適切に得られるように、レーザ光源151を制御する。また、レーザ制御部102は、変位検出部101から変位信号を受け取り、変位信号に基づいてレーザ光源151の強度を変調する。レーザ制御部102の動作については、図4を参照して後述する。
撮像素子制御部103は、情報再生時に、CPU108からの指令に基づいて設定された撮像素子のパラメータを撮像素子152に設定し、CPU108からの指令に基づいて撮像開始の合図となる信号を撮像素子152に送る。さらに、撮像素子制御部103は、撮像された画像データをRAM(Random Access Memory)107に記録する。
再生角度制御部104は、情報記録時または再生時に、参照光とホログラム記録媒体130との角度を制御するための指令をCPU108から受け取り、この指令に基づいて角度ステージ153を制御する。
シャッター制御部105は、情報記録時または再生時に、シャッター154の開閉を制御する。
空間光変調制御部106は、情報記録時に、ホスト装置120からIF 112を介して提供される記録したい情報(記録データ)に基づいて、画像データを空間光変調部155に表示する。
信号処理部107は、再生信号処理および記録信号処理をおこなう。再生信号処理の場合には信号バス113を介して画像データを取得し、デジタルデータにデコードするための処理をおこなう。記録信号処理の場合には再生信号処理とは逆の処理、すなわち、エンコードをおこなう。
図示されている各制御部、メモリなどは、すべて信号バス113を介してCPU108によって制御される。CPU108は、IF 112を通じてホスト装置120から提供される動作コマンドに従って、記録再生装置の全体動作を制御する。また、CPU108は、RAM109を作業エリアとして使用し、不揮発メモリ(NV−RAM:Non-Volatile Random Access Memory)111に記録された装置個体ごとのパラメータを適宜参照し、ROM(Read Only Memory)110に記録されているプログラムを含む制御プログラムに従って所定の動作をおこなう。
次に、ホログラム記録媒体130の構造について図2を参照して詳細に説明する。
ホログラム記録媒体130は、透過型の記録媒体であり、図2に示すように、対向する2つの基板201aおよび基板201bと、基板201aと基板201bとの間に挟持されて基板201b上に積層されたホログラム記録層202と、を含む。
基板201aおよび201bは、ガラス、ポリカーボネート、アクリル樹脂などの光透過性を有する材質で形成される。ただし、基板201aおよび201bの材質は、これらに限定されるものではなく、例えば、一般的なレーザ光の全波長に対して透過性を有する必要はないので、使用するレーザ光の波長に対する透過性を有する材質で形成されていればよい。
ホログラム記録層202は、ホログラム記録材料から形成される。ホログラム記録材料は、レーザ光の情報光と参照光とを干渉させてホログラムが形成される材料である。ホログラム記録材料としては、一般にはフォトポリマーと呼ばれるラジカル重合形の材質で形成され、ラジカル重合性化合物、光ラジカル重合開始剤、マトリックス材料などが含まれる。なお、ホログラム記録材料は、これらの材料に限定されるものではなく、ホログラム記録が可能な材料であれば、いずれの材料を用いてもよい。
次に、本実施形態に係るホログラム記録再生装置100の光学系について図3を参照して詳細に説明する。
ホログラム光学系150は、レーザ光源151、1/4波長板301,311、偏光ビームスプリッタ302,305,306、空間光変調部155、レンズ303,304,309,310、シャッター154、撮像素子152、集光レンズ307、ミラー308、および共役ミラー312を含む。
本実施形態では、情報光と参照光とが別々の対物レンズなどを経てホログラム記録層202において重なるようにホログラム記録媒体130に入射させる方式である、二光束方式の光学系を採用する。なお図3においては、煩雑さを避けるために、レーザ光を整形するためのコリメータレンズなどは省略して図示する。
レーザ光源151は、記録再生用のレーザ光を出射する光源であり、一般には緑色や青紫色の半導体レーザおよび波長を安定させるための外部共振器(図示せず)を組み合わせて用いる。なお、レーザ光源151として、その他の波長や、いわゆるDFBレーザ、SHGレーザ、固体レーザ、および気体レーザなどのレーザ光を出射するような光源を用いてもよい。
レーザ光源151から出射されたレーザ光は、直線偏光を円偏光にする1/4波長板301によって直線偏光が円偏光にされ、偏光ビームスプリッタ302によって2つの光束に分割される。2つの光束のうち偏光ビームスプリッタ302によって反射された第1の光束は、レンズ303、304により径の調整がおこなわれて、再び偏光ビームスプリッタ305で反射されて空間光変調部155に入射され、空間光変調部155によって変調される。ここで、空間光変調部155としては、液晶素子やデジタル・マイクロミラー・デバイスなどを用いることができ、空間光変調部155によって、レーザ光を空間的に変調して情報を担持する情報光が生成される。
その後、空間光変調部155によって変調された第1の光束は、今度は偏光ビームスプリッタ305,306を透過して、集光レンズ307により収束光となり、情報光としてホログラム記録媒体130のホログラム記録層202に集光される。なお、このときシャッター154は、開状態となり、情報光である第1の光束を遮断することはない。
一方、偏光ビームスプリッタ302によって分割された2つの光束のうち偏光ビームスプリッタ302を透過した第2の光束は、ミラー308で反射して、レンズ309、310により光束の直径が調整され、ホログラム記録媒体130のホログラム記録層202に参照光として照射される。
ここで、上述したホログラム光学系150によるホログラム記録媒体130のホログラム記録層202へ、ホログラムを記録するときは、まず、上述の過程により生成された情報光と参照光とをホログラム記録層202中の同一位置に照射し、これらの光を重ね合わせて干渉縞を形成させる。このとき、フォトポリマー中の光重合開始剤がフォトンを吸収して活性化し、干渉縞明部のモノマーの重合を発動させて促進させる。モノマーの重合が進行して干渉縞明部に存在するモノマーが消費されると、干渉縞暗部から明部にモノマーが移動して供給され、結果として、干渉縞パターンの明部と暗部に密度差が生じる。これにより、干渉縞パターンの強度分布に応じた屈折率変調が形成されるのでホログラム記録をおこなうことができる。このときに十分な屈折率変調が生じるまでの時間、すなわちホログラム記録媒体130に情報を記録するために必要とされる時間である必要露光時間Twを、媒体の特性や多重数、レーザパワーによって予め決定もしくは学習しておき、その都度調整することで安定した記録ができる。
一方、ホログラム記録媒体130に記録された情報を再生するときは、シャッター154を閉状態として情報光を遮断し、第2の光束を、ホログラム記録媒体130を一旦透過し、1/4波長板311を通過し、参照光のみをホログラム記録媒体130に入射させる。具体的には、第2の光束が、共役ミラー312で第2の光束の位相が共役となるように位相成分が反転されて反射され、参照光として入射される。すなわち、ホログラムを形成するときに参照光を照射した方向とは反対方向から、ホログラム記録媒体130に対して参照光を照射して再生光を取り出す。このように反対方向から参照光を照射することで、ホログラム光学系150の回路規模を小さくすることができる。また、ホログラム記録媒体130から取り出された再生光は、偏光ビームスプリッタ306で図3の下の方向に向きを変えた上で撮像素子152により取得される。ここで、撮像素子152には、CCDやCMOSなどの2次元イメージセンサを用いることができる。ただし、これに限定されるものではなく、撮像素子152として1次元のリニアイメージセンサを走査して用いてもよいし、撮像管を用いてもよい。
なお、位相を揃えるため、情報光と参照光とのホログラム記録媒体130にいたるまでの光路長は、同一であることが好ましいが、レーザ光源151のいわゆるコヒーレント長で許容される範囲であれば当該光路長は異なっていてもよい。
さらに、ホログラム記録媒体130と撮像素子152との間にダイクロイックミラーを設置してもよい。
次に、本実施形態に係るホログラム記録再生装置100の具体的な制御構造について図4を参照して説明する。
ここでは、変位検出部101、ホログラム光学系150、レーザ制御部102を用いて説明する。ホログラム光学系150の動作は、図3の動作と同様であるのでここでの説明は省略する。レーザ制御部102は、BPF(Band Pass Filter)部401、A/D(Analog/Digital)変換部402、DSP(Digital Signal Processor)403、デジタル出力部(DIO)404およびレーザ駆動部(LD Driver)405を含む。
BPF部401は、変位検出部101から変位信号を受け取り、変位信号から直流成分と高域のノイズ成分とを取り除き、振動成分のみの情報を有する振動変位信号を抽出する。
A/D変換部402は、BPF部401から振動変位信号を受け取り、この振動変位信号についてアナログ−デジタル変換をおこなう。
DSP403は、A/D変換部402からデジタル化された振動変位信号を受け取り、デジタル化された振動変位信号をもとに、変位信号の振幅方向の変位が所定の範囲内であるときにホログラム記録媒体130に情報を記録するように、変調信号を生成する。DSP403の具体的は処理については図6のフローチャートを参照して後述する。
デジタル出力部404は、DSP403から変調信号を受け取り、変調信号に応じて複数の電圧信号を出力する。ここでは、HighとLowとの2値の電圧信号を出力する。一般的なTTLレベルとして、Highでは2.0V以上、Lowでは0.8V以下の電圧信号を出力する。なお、2値信号に限らず、複数のレベルを設けた電圧信号を出力してもよい。
レーザ駆動部405は、デジタル出力部404から2値の電圧信号を受け取り、2値の電圧信号に関して、HighからLowへ、LowからHighへのタイミングと同期して、レーザ光源151の駆動電流がパルス状になるように変調して出力する。すなわち、2値の電圧信号がHighのときはホログラム記録媒体130に記録を行う場合のレーザ強度となるような電流値を出力し、Lowのときは記録を行わない状態のレーザ強度となるような電流値を出力する。出力電流値は2値に限らず、複数のレベルを設けるように構成してもよく、少なくとも記録を行うレーザ強度と、記録をおこなうレーザ強度に達しないレーザ強度との2種類が存在すればよい。
なお、図4に示した例ではBPF401があるがこれは必須ではなく、変位信号からフィルタ処理を行わずに、直接ホログラム記録媒体130の変位状態を抽出して処理することができれば、変位検出部101の出力が直接A/D変換部402に入力されてもよい。
続いて、DSP403の構成について図5を参照して詳細に説明する。
DSP403は、オフセット除去部501、頻度分布計算部502、ピーク検出部503、記録範囲決定部504および変調信号生成部505を含む。なお、変調信号生成部505と、上述したデジタル出力部404およびレーザ駆動部405とをあわせて露光制御部とも呼ぶ。
オフセット除去部501は、A/D変換部402からデジタル化された振動変位信号を受け取り、ADコンバータのオフセット分など、前段のBPF401で除去しきれなかったDC成分のオフセットを振動変位信号から除去し、振動信号を生成する。
頻度分布計算部502は、オフセット除去部501から振動信号を受け取り、振動信号の振幅方向の変位に対して、振動信号のサンプリング値がどの範囲に分布するかを示す頻度分布を計算し、頻度分布情報を生成する。
ピーク検出部503は、頻度分布計算部502から頻度分布情報を受け取り、頻度分布情報の中で最大値、すなわち最も出現頻度が高い値を頻度中心変位として検出する。
記録範囲決定部504は、ピーク検出部503から頻度中心変位を受け取り、ホスト装置120からタイミング信号を受け取った場合に、頻度中心変位に基づいて許容変位範囲を決定する。
変調信号生成部505は、ウィンドウコンパレータを構成しており、オフセット除去部501から振動信号を受け取り、ホスト装置120からタイミング信号を受け取った場合に、タイミング信号がHighを指示し、かつ振動信号の変位が許容変位範囲内にあればHighとし、許容変位範囲外にあればLowとなるような2値の変調信号を生成する。ここで、タイミング信号がHighを指示する場合とは、ホログラム記録媒体に情報の記録をおこなう場合を示す。また、タイミング信号がLowを指示する場合には、Lowとなるような変調信号に固定し、変調信号を変化させない。
次に、DSP403の動作について図6のフローチャートを参照して詳細に説明する。
ステップS601では、A/D変換部402からデジタル化された振動変位信号が、オフセット除去部501に入力される。デジタル化された振動変位信号は、直流成分が取り除かれているため、通常は0を中心に正負に振動する値としてオフセット除去部501に入力される。
ステップS602では、オフセット除去部501が、ADコンバータのオフセット分など、前段のBPF401で除去しきれなかったDC成分のオフセットをデジタル化された振動変位信号から除去し、振動信号を生成する。
ここで、ステップS602の後の処理は、2つのスレッドに分けて並列的に処理される。
ステップS603では、頻度分布計算部502が、振動信号に関して、所定の時間における変位の頻度分布を計算して頻度分布情報を生成する。
頻度分布情報は、はじめにサンプル時間Tlの振動信号の変位に関する頻度分布を生成する。Tlは、必要露光時間Twに合わせることが望ましいが、それより短い時間間隔でもよい。サンプリング間隔をTsとすると、このときデータ点数(Tl/Ts)は少なくとも50以上になるように予めTsを設計しておくことが望ましい。さらに変位の頻度分布の範囲Rを許容範囲±dに対して4d、変位の頻度分布の範囲を一定間隔に区切った場合の分割数を示す階級数NをN=20と設定し、階級間隔hはR/Nより求める整数とする。これらのTs,R,N,hの数値は設計要件であり、対象とする系にあわせて適切に設計され、これに限定されない。また許容範囲±dは、ホログラム光学系およびレーザ波長で決まる、二重に重なって記録されていてもそれぞれのページ間で干渉が起きないような範囲であり、例えば、波長の半分程度(0.2μm)になるように設定されるが、これに限定されない。
各階級の端点をa[n]=(n=0,1,2,・・・,N−1)とすると、各端点は式(1)で表せる。
Figure 0005422740
続いて、頻度分布計算部502は、変位信号のサンプリング値Vinが各階級に含まれる数をカウントする。すなわちサンプリング周期ごとに、変位信号のサンプリング値がa[k]≦Vin<a[k]+hの範囲内となるとき、配列Hist[k]の値をインクリメントすることで、配列Hist[n](n=0,1,2,・・・,N−1)には階級nにおける頻度を示す値が格納され、頻度分布情報が生成される。
ステップS604では、頻度分布計算部502が、所定のサンプル時間Tlが経過しているかどうかを判定する。所定のサンプル時間Tlが経過していない場合、つまりサンプリング値の数が所定の数に到達していない場合にステップS610に進む。一方、所定のサンプル時間Tlが経過した場合、つまりサンプリング値の数が所定の数に到達した場合はステップS605に進む。
ステップS605では、ピーク検出部503が、頻度分布情報に基づいて、配列Hist[n](n=0,1,2,・・・,N−1)の最大値探索をおこない、サンプリング値が格納されている数が最も多い配列、すなわち最頻値を示す階級n=nmaxを検出する。このとき、ピーク検出部503は、変位信号の変位の中心値を示す頻度中心変位C’を、
C’=−d+(nmax+0.5)×h
から算出し、中心変位情報を生成する。なお、ピークとなる最頻値が複数存在する場合には、どの最頻値を選択しても得られる効果は同一となるため、複数の最頻値の中から1つ選択して、選択した最頻値を用いて頻度中心変位C’を算出すればよい。
ステップS606では、記録範囲決定部504が、ホスト装置120からタイミング信号に同期する。そして、記録範囲決定部504がタイミング信号を受け取った場合に、頻度中心変位C’を許容中心変位Cとして、ホログラム記録媒体に情報を記録するときに許容される変位信号の振幅範囲である許容変位範囲C±dと決定する。
ステップS607では、頻度分布計算部502の配列Hist[n]が初期化される。
ステップS608では、変調信号生成部505が、ホスト装置120から記録を指示する(Highを指示する)タイミング信号を受け取った場合に、変調信号としてVout(HighまたはLowの2値信号)を生成する。具体的には、オフセット除去部501から入力された振動信号をVin、記録範囲決定部504で決定された許容変位範囲C±d(単位はμmをデジタル値に変換した値)、変調信号をVout(HighまたはLowの2値信号)とすると、変調信号生成部505の処理は式(2)のように表される。
Figure 0005422740
また、変調信号生成部505は、記録範囲決定部504から新たに決定された許容変位範囲C±dにより更新されるまで、それ以前の許容変位範囲を用いて変調信号を生成する。
ステップS609では、変調信号に応じてHighまたはLowの2値の電圧信号を出力し、ステップS610に進む。
ステップS610では、1サンプリング値当たりの処理を終了し、次のサンプリング値に対してもステップS601からステップS610まで同様の処理をおこなう。
なお、レーザ駆動部405において、変調信号をLowレベルにおいてもバイアスパワー以上で、かつHighレベルにおける記録パワーよりも小さいバイアス電流を重畳しておくことによって、緩和振動の発生を抑制し、コヒーレンスの悪化を抑える効果が得られる。また、電流注入から発光までの応答遅延を短縮することもできる。その結果、振動の発生から、レーザの変調までに生じる遅延時間を短縮できるため、より高い周波数の振動に対しても効果を得ることができる。
次に、本実施形態にかかるホログラム記録再生装置100のデータ記録時のレーザ制御動作を図7と図8とを参照して詳細に説明する。
図7は、静止している媒体に対して、突発的に振動が加わった場合のホログラム記録再生装置100の記録動作を示し、図7上部の曲線(a)は、変位検出部101により取得したホログラム記録媒体130の変位を表す変位信号であり、図7下部の曲線(b)は、変調されたレーザ強度を表す。ホログラム記録媒体130が静止している間(A−B間)、変調信号はHighとなり、レーザ強度は記録パワーとなり、ホログラム記録媒体130へのホログラムの記録がおこなわれる。このとき許容変位範囲701は、ホログラム記録媒体130が静止している時の変位信号の定常状態を中心とした、図7上部の矢印で示された範囲となる。続いて、ホログラム記録媒体130に振動が加わり変位信号が許容変位範囲を超えた点Bにおいては、曲線(b)に示すように変調信号がLowとなり、レーザ強度は記録に寄与しない程度のバイアスパワーとなる。そして、変位が再び許容変位範囲701内に収まるまでの間(B−C間)、ホログラム記録媒体130への記録は中断される。このように、変位信号の変位に応じて、許容変位範囲内に変位信号が収まる場合に発光し、ホログラム記録媒体130中の意図しない場所へのホログラム記録を阻止する。
次に、図8は、ホログラム記録媒体130が定常的に定期的に振動している場合のホログラム記録再生装置100の記録動作を示し、図8上部の曲線(a)は、変位検出部101により取得したホログラム記録媒体130の変位を表す変位信号であり、図8上部の曲線(b)は、変調されたレーザ強度を表す。
このときの変位頻度分布は曲線(a)に示すような、2つのピークをもつ形状となる。この場合は、片方のピークを中心とした所定の範囲が許容変位範囲として設定され、このときの許容変位範囲801は、図8上部の矢印で表す範囲のように振動の中心からシフトした範囲となる。その結果、レーザ光の変調レーザ強度は、曲線(b)のように変調され、振動の片方のピークでのみ記録パワーでの発光がおこなわれる。頻度分布を観測することによりホログラム記録媒体130の変位位置を推定することができるため、同一の記録場所に効率的に情報を記録することができ、結果として従来よりも短時間で情報を記録することができる。
本実施形態に係るホログラム記録再生装置100により生成された再生像と従来手法の場合の再生像との比較について図9を参照して詳細に説明する。
図9(a)は定期的な振動における頻度分布情報を表し、図9(b)は従来手法を用いて定期的な振動の状態で記録したホログラムの再生像を示す。その結果、振動の影響により、ホログラム記録媒体130中の複数の記録場所にデータを記録してしまうため、非再生領域(例えば、図9(b)中、右側の隅にある黒い領域)が生じ、再生像の劣化が生じていることがわかる。一方、本実施形態に係るホログラム記録再生装置100では、図9(c)に表された頻度分布情報のうち、最頻値901を含む中心から左側の範囲でのみ記録し、右側の斜線部では記録を停止する。その結果、得られる再生像は図9(d)に示すように、再生像全面に渡って明遼に得られ、高品質の再生像となる。
以上に示した実施形態によれば、ホログラム記録媒体の変位を計測し、変位状態にあるホログラム記録媒体中で変位の頻度分布が最も高い範囲を選択してホログラム記録媒体に情報を記録できる変位の許容範囲を設定することで、振動状態によらずにその影響を排除しつつ、ホログラム記録媒体中の所望の記録場所に短時間で効率的に高品質なホログラムを記録できる。
(実施形態の変形例)
本実施形態に係る変形例は、ホログラム記録媒体に情報を記録する場合に、情報を記録した累積時間をカウントし、一定時間経過した場合は露光を停止する。累積時間をカウントすることで、露光時間が不十分で記録がうまく行えない状態になる場合や、情報を記録する際に記録がうまくおこなえない状態にもかかわらず記録し続けてしまう場合をなくし、無駄な記録時間を削減することができる。
本変形例に係るDSPについて図10のブロック図を参照して説明する。
DSP1000は、オフセット除去部501、頻度分布計算部502、ピーク検出部503、記録範囲決定部504、カウント部1001、および変調信号生成部1002を含む。オフセット除去部501、頻度分布計算部502、ピーク検出部503、および記録範囲決定部504は、図5に示した各ブロックと同様の動作をするため、ここでの詳細な説明は省略する。
カウント部1001は、例えばタイマーであり、ホスト装置120からのタイミング信号を変調信号生成部505が受け取り、変調信号を生成して、ホログラム記録媒体130に記録が始まった時点から時間のカウントを始める。そして一定時間を経過した場合に、累積カウント値をリセットし、リセットしたことを示すリセット信号を生成する。
変調信号生成部1002は、カウント部1001が累積カウント値をリセットしたことを示すリセット信号を受け取った場合に、変調信号としてLowの電圧信号を生成する点が図5に示す変調信号生成部505と異なるが、後は変調信号生成部505と同様の動作をおこなう。
次に、本変形例に係るDSP1000の動作について図11のフローチャートを参照して詳細に説明する。なお、図11に示すフローチャートのうち、ステップS601からステップS607、ステップS609、ステップS610までは、図6に示した各ステップと同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
ステップS608では、変調信号生成部505が、後述する累積カウント値Iがゼロであり、かつホスト装置120からHighを指示するタイミング信号を受け取った時点から動作を開始し、累積カウント値Iがゼロでない限り、サンプリングごとに変調信号を生成し続ける。
ステップS1101では、カウント部1001が、ステップS608で変調信号生成部505がHighの変調信号を生成した後に、累積露光時間のカウントを開始する。累積露光時間は、ホログラム記録媒体130に記録をおこなっている時間、すなわち変調信号がHighとなっている場合のみカウントをおこなった累積時間である。
ステップS1102では、カウント部1001が、累積露光時間が所定の必要露光時間Twに達するまでカウントする。累積露光時間は累積カウント値I×サンプリング周期Tsで求めることができる。累積露光時間が必要露光時間Twに達した場合は、ステップS1103に進む。一方、累積露光時間が必要露光時間Twに達していない場合は、ステップS609に進み、そのまま変調信号が出力され、記録を続ける。
ステップS1103では、カウント部1001が累積カウント値Iをゼロにリセットし、同時に変調信号生成部505がカウント部1001からリセット信号を受け取り、変調信号をLowに再設定する。
以上で1サンプリング値の処理を終了し、次のサンプリング値に対しても同様の処理をおこなう。
以上に示した本実施形態に係る変形例では、カウント部により累積露光時間を計測することで、露光時間が不十分で記録がうまく行えない状態になる場合や、情報を記録する際に記録がうまくおこなえない状態にもかかわらず記録し続けてしまう場合をなくし、無駄な記録時間を削減することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100・・・ホログラム記録再生装置、101・・・変位検出部、102・・・レーザ制御部、103・・・撮像素子制御部、104・・・再生角度制御部、105・・・シャッター制御部、106・・・空間光変調制御部、107・・・信号処理部、108・・・CPU、109・・・RAM、110・・・ROM、111・・・NV−RAM、112・・・IF、120・・・ホスト装置、130・・・ホログラム記録媒体、150・・・ホログラム光学系、151・・・レーザ光源、152・・・撮像素子、153・・・角度ステージ、154・・・シャッター、155・・・空間光変調部、201a,201b・・・基板、202・・・ホログラム記録層、301,311・・・1/4波長板、302,305,306・・・偏光ビームスプリッタ、303,304,309,310・・・レンズ、307・・・集光レンズ、308・・・ミラー、312・・・共役ミラー、401・・・BPF部、402・・・A/D変換部、403,1000・・・DSP、404・・・デジタル出力部、405・・・レーザ駆動部、501・・・オフセット除去部、502・・・頻度分布計算部、503・・・ピーク検出部、504・・・記録範囲決定部、505・・・変調信号生成部、701,801・・・許容変位範囲、901・・・最頻値、1001・・・カウント部。

Claims (7)

  1. 可干渉性の光源より出射される、記録される情報を含む情報光と該情報光と同一波長である参照光とが干渉することにより、ホログラムとして情報が記録されるホログラム記録媒体の変位を検出して変位信号を生成し、
    一定時間ごとに前記変位信号をサンプリングし、一定間隔で区切った複数の範囲のそれぞれを階級として、前記変位信号のサンプリング値が該当する階級に度数を割り当てて該サンプリング値の頻度分布情報を計算し、
    前記頻度分布情報から前記変位信号の変位の振幅範囲である許容変位範囲を決定し、
    前記ホログラム記録媒体に情報の記録を開始するときに、変位信号のサンプリング値が前記許容変位範囲内にある場合は、前記ホログラム記録媒体に情報の記録をおこない、変位信号のサンプリング値が前記許容変位範囲外にある場合は、前記情報光および前記参照光の少なくともどちらか一方を、前記情報が前記ホログラム記録媒体に記録されない光強度に減光または遮断する露光制御をおこなうことを特徴とするホログラム記録方法。
  2. 前記頻度分布情報から前記サンプリング値の度数が最大である階級を検出して、該階級から前記変位信号の変位の中心値を示す頻度中心変位を算出することをさらに具備し、
    前記許容変位範囲を決定することは、前記頻度中心変位に正の第1値を加算して第2値を算出し、該頻度中心変位に負の該第1値を加算して第3値を算出し、該第2値と該第3値とで規定された範囲を許容変位範囲として決定することを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録方法。
  3. 前記一定時間は、前記ホログラム記録媒体に情報を記録するために必要とされる時間である必要露光時間と同一時間、または該必要露光時間より短い時間であり、
    前記許容変位範囲を決定することは、前記ホログラム記録媒体に情報の記録を開始することを示すタイミング信号を受け取った場合に、前記許容変位範囲を更新することを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録方法。
  4. 前記タイミング信号を受け取った際に前記露光制御を開始する場合に、前記ホログラム記録媒体への記録をおこなった累積時間を示す累積露光時間をカウントし、
    前記露光制御をおこなうことは、前記累積露光時間が前記必要露光時間に達した場合に、前記情報光および前記参照光の少なくともいずれか一方を、前記情報が前記ホログラム記録媒体に記録されない光強度に減光または遮断することを特徴とする請求項3に記載のホログラム記録方法。
  5. 前記可干渉性の光源は、半導体レーザであり、
    前記露光制御をおこなうことは、前記半導体レーザをパルス変調するために変調信号を出力し、
    前記変調信号に応じて前記半導体レーザをパルス駆動するために電流を出力することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のホログラム記録方法。
  6. 前記電流を出力することは、前記半導体レーザが発光する閾値電流以上のバイアス電流を重畳することを特徴とする請求項5に記載のホログラム記録方法。
  7. 可干渉性の光源より出射される、記録される情報を含む情報光と該情報光と同一波長である参照光とが干渉することにより、ホログラムとして情報が記録されるホログラム記録媒体の変位を検出して変位信号を生成する変位検出部と、
    一定時間ごとに前記変位信号をサンプリングし、一定間隔で区切った複数の範囲のそれぞれを階級として、前記変位信号のサンプリング値が該当する階級に度数を割り当てて該サンプリング値の頻度分布情報を計算する頻度分布計算部と、
    前記頻度分布情報から前記変位信号の変位の振幅範囲である許容変位範囲を決定する記録範囲決定部と、
    前記ホログラム記録媒体に情報の記録を開始するときに、変位信号のサンプリング値が前記許容変位範囲内にある場合は、前記ホログラム記録媒体に情報の記録をおこない、変位信号のサンプリング値が前記許容変位範囲外にある場合は、前記情報光および前記参照光の少なくともどちらか一方を、前記情報が前記ホログラム記録媒体に記録されない光強度に減光または遮断する露光制御をおこなう露光制御部と、を具備することを特徴とするホログラム記録再生装置。
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