JP5422634B2 - 内視鏡挿入補助具及び内視鏡システム - Google Patents

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Description

本発明は、バルーンを膨張・収縮させて内視鏡の挿入を補助する内視鏡挿入補助具及び内視鏡システムに関する。
従来、医療分野において、大腸や小腸のような深部消化管内に内視鏡の挿入部を挿入して、管内壁面の観察や診断、治療を施す手技が行われている。大腸や小腸等の深部消化管は複雑に屈曲しており、内視鏡の挿入部を単に押し入れていくだけでは挿入部の先端に力が伝わり難く、深部への挿入は困難を窮める。このため、内視鏡の挿入部を筒状の挿入補助具(オーバーチューブまたはスライディングチューブともいう)に挿通させて、挿入補助具と一緒に体内に挿入する方法が提案されている。この方法によれば、内視鏡の挿入部が挿入補助具にガイドされるので、挿入部の余分な屈曲や撓みを防止することができ、挿入部を消化管の深部に挿入することができる。
特許文献1、2には、先端部にバルーンを取り付けた内視鏡挿入補助具が記載されている。このバルーン付き内視鏡挿入補助具によれば、バルーンを膨張させることによって内視鏡挿入補助具を消化管に固定することができる。バルーンの膨張と収縮を繰り返しながら内視鏡の挿入部と内視鏡挿入補助具を交互に挿入することによって、挿入部を容易に消化管の深部に挿入することが可能となる。
バルーン付き内視鏡挿入補助具では、バルーンに水や空気などの流体を供給・吸引するための挿入補助具側流体管路が設けられている。この挿入補助具側流体管路は、一端がバルーンの内部と連通し、他端がバルーン制御装置との接続口と連通している。接続口にバルーン制御装置を接続することにより流体が供給・吸引され、バルーンを膨張・収縮することができる。
特許第3888359号公報 特開平11−290263号公報
しかしながら、上記特許文献1、2記載の内視鏡挿入補助具では、挿入補助具側流体管路と連通する接続口は、バルーン制御装置と接続することは考慮されているもの、シリンジ(注射器)などと接続することは考慮されておらず、接続口が雌テーパー形状の開口でもない。これにより、バルーン制御装置の故障時などの緊急時に接続口にシリンジを接続して対応することができない。
そこで、オーバーチューブ側流体管路と連通する接続口としてシリンジと接続可能な雌テーパー形状の開口を形成し、バルーン制御装置のコネクタを雄テーパー形状とすることが考えられるが、内視鏡を用いた処置では、薬剤や洗浄液を被検体の体内に送液する際、シリンジを接続する場合があり、テーパー形状の開口が露呈していると、間違って接続してしまう可能性がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、緊急時にシリンジなどを接続可能とし、且つ通常時の接続間違いを防止することができる内視鏡挿入補助具及び内視鏡システムを提供することを目的とする。
本発明の内視鏡挿入補助具は、膨張・収縮可能なバルーンと、内視鏡の挿入部に装着可能であり、先端部に前記バルーンが配設され、前記バルーンに流体を供給・吸引するための挿入補助具側流体管路を有する本体部と、流体を供給・吸引するバルーン制御装置、または内視鏡側流体管路と、前記挿入補助具側流体管路とを接続するための通常接続部と、
前記挿入補助具側流体管路と連通し、所定の雄テーパー形状医療器具と接続可能な器具接続口と、前記器具接続口を覆い隠すとともに前記通常接続部を露呈させる第1の形態と、前記第1の形態から少なくとも一部分を破壊、または除去することにより、前記器具接続口を露呈させる第2の形態とを切り換える切換手段とを備えることを特徴とする。
前記通常接続部は、雄テーパー形状を有し、バルーン制御装置と接続可能な雄テーパー突出部であり、前記器具接続口は、雌テーパー形状を有し、前記挿入補助具側流体管路に連通する雌テーパー開口であることが好ましい。
前記挿入補助具側流体管路に対して固定的に連結されたコネクタ本体を備え、前記雌テーパー開口は、前記コネクタ本体に形成されており、前記切換手段は、前記雄テーパー突出部が一体に形成され、前記コネクタ本体に装着されることで前記雌テーパー開口を覆い隠す変換アダプタであることが好ましい。
前記挿入補助具側流体管路に対して連結チューブを介して連結されたコネクタ本体を備え、前記雌テーパー開口は、前記コネクタ本体に形成されており、前記切換手段は、前記雄テーパー突出部が一体に形成され、前記コネクタ本体に装着されることで前記雌テーパー開口を覆い隠す変換アダプタであることが好ましい。
前記変換アダプタは、前記第1の形態では前記コネクタ本体に嵌合しており、前記コネクタ本体との嵌合力に抗して前記変換アダプタを除去すると前記第2の形態となることが好ましい。あるいは、前記変換アダプタは、前記第1の形態では前記コネクタ本体とともに粘着テープで結合されており、前記粘着テープを剥がすと前記第2の形態となることが好ましい。
前記通常接続部を有するコネクタを備え、前記切換手段は、弾性材から形成され、前記挿入補助具側流体管路と前記コネクタとの間を繋ぎ、前記器具接続口となる内周面を有する切換チューブであり、第1の形態では前記内周面が隠されており、前記第1の形態から切断することにより前記内周面が露呈する第2の形態となる切換チューブであることが好ましい。
前記切換手段を前記第2の形態に切り換えたとき前記雄テーパー形状医療器具以外の器具を接続しないように警告するための警告表示を備えることが好ましい。
前記挿入補助具側流体管路または前記切換手段には、前記挿入補助具側流体管路における液体の通過を防ぐとともに、気体の通過を許容する防水フィルタが設けられていることが好ましい。
前記防水フィルタは、前記切換手段が前記第1の形態から前記第2の形態に切り換えられたとき、前記挿入補助具側流体管路から除去されることが好ましい。
本発明の内視鏡システムは、請求項1〜10のいずれか1項に記載の前記内視鏡挿入補助具と、前記内視鏡挿入補助具が装着される挿入部、及び前記挿入部の先端部に設けられ、管腔内を撮像する撮像部が設けられた内視鏡とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、器具接続口を覆い隠すとともに通常接続部を露呈させる第1の形態と、切換手段の少なくとも一部分を破壊、または除去することにより、器具接続口を露呈させる第2の形態とを切り換えることができるので、緊急時にシリンジなどを接続可能とし、且つ通常時の接続間違いを防止することができる。
電子内視鏡システムの外観斜視図である。 内視鏡の先端部の構成を示す平面図である。 第1実施形態を適用したオーバーチューブの構成を示す斜視図である。 第1実施形態を適用したオーバーチューブの要部断面図である。 第2の形態のコネクタを示す斜視図である。 変換アダプタに切り込みを入れた第1実施形態の変形例を適用したコネクタの構成を示す斜視図である。 防水フィルタを設けた第1実施形態の別の変形例を適用したコネクタの構成を示す斜視図である。 第2実施形態を適用した電子内視鏡システムの外観斜視図である。 第2実施形態を適用した電子内視鏡システムの管路構成の概略を示す説明図である。 第1の形態のコネクタを示す斜視図である。 第1の形態のコネクタを示す要部断面図である。 第3実施形態を適用したオーバーチューブの構成を示す要部断面図である。 図12のA−A線に沿った断面図である。
図1において、内視鏡システム2は、電子内視鏡10およびオーバーチューブ(内視鏡挿入補助具)11を備える。電子内視鏡10は、被検体の管腔内(例えば大腸)に挿入される挿入部12と、この挿入部12の基端側に連設され、医師や技師などの術者が操作を行うための操作部13とを備える。操作部13にはユニバーサルコード14が接続され、ユニバーサルコード14の先端には光源用コネクタ15が設けられている。また、光源用コネクタ15からケーブル16が分岐され、このケーブル16の先端にはプロセッサ用コネクタ17が設けられている。光源用コネクタ15およびプロセッサ用コネクタ17は、光源装置18およびプロセッサ装置19にそれぞれ着脱自在に接続される。
操作部13には、アングルノブ20や、挿入部12の先端からエアー、水を噴出させるための送気・送水ボタン21、吸引ボタン22等が設けられている。また、操作部13の挿入部12側には、電気メス等の処置具が挿通される鉗子口23が設けられている。
挿入部12は、その先端に設けられ、被検体内撮影用の撮像素子等が内蔵された先端部24と、先端部24の基端に連設された湾曲自在な湾曲部25と、湾曲部25の基端に連設された可撓性を有する軟性部26とからなる。挿入部12には、オーバーチューブ11を着脱自在に装着することができる。軟性部26は、先端部24を体内の目的の位置に到達させるために数mの長さをもつ。湾曲部25は、操作部13のアングルノブ20の操作に連動して上下、左右方向に湾曲動作する。これにより、先端部24を体内の所望の方向に向けることができる。
図2において、先端部24の先端面30には、観察窓31、照明窓32、送気・送水ノズル33、および鉗子出口34が設けられている。観察窓31は、先端面30の片側中央に配置されている。照明窓32は、観察窓31に関して対称な位置に二個配されている。
観察窓31の奥には、体内の被観察部位の像を取り込むための対物光学系、および被観察部位の像を撮像するCCDやCMOSイメージセンサ等の撮像素子が設けられている。撮像素子は、挿入部12、操作部13、ユニバーサルコード14に挿通されてプロセッサ用コネクタ17まで延設された信号ケーブルにてプロセッサ装置19に接続される。観察窓31から取り込まれた被観察部位の像は、撮像素子の受光面に結像されて撮像信号に変換される。プロセッサ装置19は、信号ケーブルを介して受けた撮像素子からの撮像信号に各種画像処理を行って映像信号に変換し、これをケーブル接続されたモニタ35(図1参照)に観察画像として表示させる。
照明窓32の背後には、光源装置18の照射光源からの照明光を導くライトガイドの出射端が配されている。ライトガイドは、挿入部12、操作部13、ユニバーサルコード14に挿通されて光源用コネクタ15まで延設され、光源用コネクタ15内に入射端が配設される。ライトガイドで導かれた照明光は、照明窓32を介して体内の被観察部位に向けて照射される。
送気・送水ノズル33は、送気・送水ボタン21の操作に応じて、光源装置18に内蔵の送気・送水装置から供給されるエアーや水を、観察窓31に向けて噴射する。鉗子出口34は、挿入部12内に配設された鉗子チャンネル(図示せず)に接続され、鉗子口23に連通している。鉗子口23に挿通された処置具の先端は、鉗子出口34から露呈される。
オーバーチューブ11は、術者が把持する把持部40と、本体部41と、バルーン42とを備える。把持部40は、プラスチック等の硬質材料からなる筒状体であり、後述するコネクタ51が設けられている。本体部41は、ポリウレタン等の可撓性材料によって略筒状に形成され、把持部40の先端側に外嵌されて固定される。このオーバーチューブ11は、ディスポーザブル(使い捨て)の器具であり、使用後は廃棄される。
図3および図4に示すように、オーバーチューブ11の本体部41の内部には、その軸方向にわたって挿通管路44、オーバーチューブ側流体管路45(挿入補助具側流体管路)が形成されている。挿通管路44は、電子内視鏡10の挿入部12が挿通される孔であり、且つその内径が挿入部12の外径よりも若干大きく形成されている。挿通管路44の内周面には、例えば、ポリビニルピロリドン等の親水性コート材(潤滑性コート材)がコーティングされている。
オーバーチューブ11の使用時には、水等の潤滑剤を挿通管路44の内周面(挿入部12と本体部41との隙間)に供給し、挿入部12と本体部41との摩擦を低減する。潤滑剤は、図1に示すコネクタ47から注射器等(図示せず)で注入される。コネクタ47は細径のチューブ48に接続され、チューブ48の先端は挿通管路44の基端に連結される。コネクタ47から注入された潤滑剤は、チューブ48を通して挿通管路44の内周面に供給される。
本体部41は、例えば、断面形状が一定のマルチルーメンチューブを加工することによって製造される。本体部41の先端には、内径を窄ませるためのテーパー49が形成されている(図1も参照)。このテーパー49を設けることで、挿通管路44に電子内視鏡10の挿入部12を挿通させた際に、挿入部12と本体部41の先端との隙間が狭くなり、本体部41の先端側への潤滑剤の漏出が防がれる。なお、テーパー49は、本体部41の先端の全周に設けてもよいし、一部を窄ませて形成してもよい。
本体部41の先端部外周面には、バルーン42が取り付けられる。バルーン42は、ゴム等の弾性材によって端部が絞られた略筒状に形成されており、小径の先端部及び基端部と、中央の膨出部とを有する。このバルーン42は、本体部41の先端外周面に被せられ、例えば、先端部及び基端部に糸を巻回し、その上に接着剤を塗布することによって本体部41に固定される。
オーバーチューブ側流体管路45は、バルーン42に流体(例えばエアー)を供給・吸引するための管路であり、挿通管路44の管壁内に設けられている。オーバーチューブ側流体管路45は、その先端側がバルーン42の先端部の固定位置において閉塞されている。また、オーバーチューブ側流体管路45は、本体部41の外周面に形成されたバルーン用の開口50に連通されている。開口50は、バルーン42の装着位置に形成され、この開口50から流体の供給・吸引を行うことによってバルーン42が膨張・収縮される。オーバーチューブ側流体管路45の基端側は、把持部40に設けられたコネクタ51に連通される。
コネクタ51は、コネクタ本体52と、コネクタ本体52に取り付けられた変換アダプタ53(切換手段)とを備える。コネクタ本体52は、略L字の管路形状に形成され、把持部40と一体に形成される。コネクタ本体52の一端52aがオーバーチューブ側流体管路45に対して固定的に連結され、他端側、すなわち把持部40の径方向先端側には、緊急時に、所定の雄テーパー形状医療器具としてのシリンジを接続するための雌ルアーテーパー形状を有する雌テーパー開口54(器具接続口)が形成されている。
変換アダプタ53は、コネクタ本体52に装着されるキャップ状の装着部56と、先端側に突出し、雄ルアーテーパー形状を有する雄テーパー突出部57(通常接続部)とが一体に形成されてなる。装着部56の内周面は、コネクタ本体52の外周面よりも若干小さく形成されている。これにより、装着部56はコネクタ本体52に対して強く嵌合し、変換アダプタ53が簡単に外れないように嵌合されており、所定量以上の力を加えた場合、例えば、平均的な成人の力で変換アダプタ53を軸方向に引っ張ると変換アダプタ53が外れる程度の嵌合力で嵌合している。なお、これに限らず、少量の接着剤などを装着部56の内周面、コネクタ本体52の外周面に塗布するなどして、コネクタ本体52に対して変換アダプタ53が簡単に外れないように嵌合することが好ましい。
また、装着部56の基端部付近には、外周面から突出する突出部56a(図3参照)が形成されている。この突出部56aによって装着部56が把持しやすくなり、変換アダプタ53の取り外し作業を容易に行うことができる。また、装着部56の外周面には、被係止開口部56bが形成されている。
図3及び図4に示すコネクタ51の通常形態(第1の形態)では、コネクタ本体52に変換アダプタ53の装着部56が装着されることで、コネクタ本体52の雌テーパー開口54を覆い隠すとともに雄テーパー突出部57を露呈させる。一方、変換アダプタ53を所定量以上の力で引っ張り、装着部56とコネクタ本体52との嵌合力に抗して変換アダプタ53を除去すると、図5に示すようにコネクタ本体52の雌テーパー開口54が露呈する緊急形態(第2の形態)に切り換えることができる。
また、コネクタ本体52の先端付近、すなわち変換アダプタ53が装着される部分は、警告表示として、視覚的に目立つ色、例えば赤や黄色などにすること、あるいは、指標、例えば、三角形や星印などを付することが好ましい。これにより、雌テーパー開口54が露呈する緊急形態になったとき、コネクタ本体52の色や指標が術者に注意を促し、シリンジ以外の器具の接続を防ぐことができる。
コネクタ51には、バルーン制御装置60側のコネクタ61が接続される。バルーン制御装置60でエアーを供給・吸引することによって、バルーン42が膨張・収縮される。
図1において、バルーン制御装置60は、バルーン42を膨張・収縮させるためにエアー等の流体(例えば、エアー)を供給・吸引する装置であり、ポンプ、シーケンサ等が設けられた装置本体62と、リモートコントロール用のハンドスイッチ63とバルーン専用モニタ64とを備えている。
バルーン制御装置60は、バルーン42に流体を供給して膨張させたり、その流体圧を一定値に制御してバルーン42を膨張状態に保持する。また、バルーン制御装置60は、バルーン42から流体を吸引して収縮させたり、その流体圧を一定値に制御してバルーン42を収縮状態に保持する。
バルーン専用モニタ64には、バルーン42を膨張、収縮させる際に、バルーン42の圧力値や膨張・収縮状態が表示される。なお、バルーン42の圧力値や膨張・収縮状態は、電子内視鏡10の観察画像にスーパーインポーズしてモニタ35に表示してもよい。
バルーン制御装置60の装置本体62の前面パネルには、電源スイッチ、異常発生時等に操作される停止スイッチ、バルーン42用の圧力表示部(図示せず)等が設けられている。圧力表示部はバルーン42の圧力値を表示するパネルであり、バルーン42の破れ等の異常発生時には圧力表示部にエラーコードが表示される。
また、装置本体62の前面パネルには、バルーン42への流体供給・吸引用のチューブ65が取り付けられている。チューブ65と、装置本体62との接続部分には、逆流防止ユニット(図示せず)が設けられている。逆流防止ユニットは、装置本体62の前面パネルに着脱自在に装着された中空円盤状のケースの内部に気液分離用のフィルタを組み込んで構成されており、バルーン42が破れた際、体液等の液体が装置本体62内に流入することを防止する。
チューブ65の先端には、コネクタ61が設けられている。コネクタ61をオーバーチューブ11のコネクタ51と結合させることにより、チューブ65と、オーバーチューブ側流体管路45とを接続することができる。
ハンドスイッチ63には各種のスイッチが設けられる。例えば、装置本体62側に設けられた停止スイッチと同様の停止スイッチと、内視鏡側のバルーン42の加圧/減圧を指示する内視鏡ON/OFFスイッチなどが設けられており、このハンドスイッチ63はコード67を介して装置本体62に電気的に接続されている。
コネクタ61は、例えばプラスチックなどから形成され、略円筒形状で、中心部に雌ルアーテーパー形状の雌テーパー開口66が形成されている。これにより、コネクタ51の雄テーパー突出部57を嵌合させることができる。雄テーパー開口66はチューブ65と連通している。
また、コネクタ61の外周面には、コネクタ51の被係止開口部56bを係止する係止爪61aを備えている。コネクタ61の雌テーパー開口66がコネクタ51の雄テーパー突出部57に嵌合したとき、係止爪61aが被係止開口部56bを係止する。これにより、コネクタ61がコネクタ51から離脱することを防止する。コネクタ61とコネクタ51との接続により、バルーン制御装置60からバルーン42へ流体を供給・吸引可能な状態となる。
上記構成の作用について説明する。電子内視鏡10を使用する場合、挿入部12にオーバーチューブ11を装着し、バルーン制御装置60のコネクタ61とオーバーチューブ11のコネクタ51とを接続する。また、光源用コネクタ15およびプロセッサ用コネクタ17は、光源装置18およびプロセッサ装置19に接続する。
術者は、電子内視鏡10の挿入部12とオーバーチューブ11をプッシュ式で交互に体内に挿入していき、必要に応じてバルーン制御装置60のハンドスイッチ63を操作してバルーン42を膨張させてオーバーチューブ11を被検体の管腔内に固定し、挿入部12をさらに深部に挿入する。あるいは、バルーン42を収縮させてオーバーチューブ11をさらに深部に挿入する。このようにして挿入部12を管腔内の深部に挿入し、観察を行うことができる。
上述したように、通常形態では、コネクタ51の雄テーパー突出部57が露呈しているため、コネクタ61の雌テーパー開口66と嵌合させてオーバーチューブ11のオーバーチューブ側流体管路45と、バルーン制御装置60のチューブ65とを接続することができる。一方、バルーン制御装置60の故障等が発生した場合には、コネクタ51の変換アダプタ53を除去して雌テーパー開口54を露呈させることにより緊急形態に切り換えることができる。これにより、雌テーパー開口54に、雄ルアーテーパー形状を有するシリンジ68の接続部68a(図5参照)を接続してバルーン42を膨張・収縮させることが可能となり、バルーン制御装置60の故障等の緊急時に容易に対応することができる。
また、電子内視鏡10とともに用いる処置具には、シリンジを接続するものが含まれているが、オーバーチューブ11のコネクタ51は、通常形態では、雄テーパー突出部57が露呈し、雌テーパー開口54が変換アダプタ53で覆われているため、間違ってシリンジを接続することを防ぐことができる。
なお、上記第1実施形態では、変換アダプタ53をコネクタ本体52に対して全て除去し、器具接続口としての雌テーパー開口54を露呈させる構成としているが、本発明はこれに限らず、変換アダプタ53の少なくとも一部を除去して雌テーパー開口54を露呈させる構成であればよく、例えば、図6に示す変形例のコネクタ70のように、変換アダプタ71にミシン目状の切り込み72を入れておき、変換アダプタ71の一部を除去できるようにしてもよい。この場合、変換アダプタ71は、装着部73、雄テーパー突出部57とが一体に形成される。
装着部73は、キャップ状に形成され、コネクタ本体52の先端に装着される先端部73aと、コネクタ本体52の外周面に固着される基端部73bとを有し、先端部73aと基端部73bとの間に切り込み72が形成されている。装着部73は、先端部73aを基端部73bに対して所定量以上の力で回転させることにより、切り込み72に沿って先端部73aと基端部73bとを分離させることができる。変換アダプタ71は、通常形態では、雌テーパー開口54を覆い隠すとともに、雄テーパー突出部57を露呈させる。一方、先端部73aを所定量以上の力で回転させ、先端部73aと基端部73bとを分離させると、先端部72bを除去すると、コネクタ本体52の雌テーパー開口54が露呈する緊急形態に切り換えることができる。
なお、変換アダプタ71の先端部73aと基端部73bとを分離するための構成としては、上述したミシン目状の切り込み72に限定するものではなく、先端部73aと基端部73bとの間に破壊しやすい形状を形成すればよく、例えば、厚みの薄い連結部を形成してもよい。またこのように破壊しやすい形状を形成することにより、通常形態から緊急形態に切り換えるとき、変換アダプタを破壊したときの音(例えば、「パキッ」と発する音)や感触で形態の変化を認識しやすくなる。
また、上記第1実施形態の別の変形例としては、図7に示すように、変換アダプタ53と、コネクタ本体52との間に防水フィルタ75を配置してもよい。この場合、コネクタ本体52との先端面と、装着部56との間に挟まれる位置に配されている。防水フィルタ75は、例えば、バルーン制御装置60に設けられた逆流防止ユニットのフィルタと同様のものが用いられ、液体の通過を防ぎ、気体の通過を許容する。これにより、バルーン42に液体が流入することを防止することができる。また、緊急時には、変換アダプタ53とともに、防水フィルタ75を取り除き、コネクタ本体52の雌テーパー開口54にシリンジを接続することができる。緊急時には、バルーン42や、オーバーチューブ側流体管路45に進入した液体も除去したいため、防水フィルタ75を取り除いたほうがシリンジによる作業を行いやすい。なお、防水フィルタ75を配置する位置は、これに限らず、オーバーチューブ側流体管路45から変換アダプタ53までの位置であればどこに配置してもよい。
また、上記第1実施形態では、変換アダプタ53を把持しやすくするために突出部56aが形成されているが、これに限らず、例えば装着部56の外周面にローレットなどの凹凸を形成したり、断面を楕円形状に形成するなどして把持しやすくしてもよい。
上記第1実施形態では、オーバーチューブ側流体管路45と固定的に連結されるコネクタ51に切換手段としての変換アダプタ53を備え、バルーン制御装置60側のコネクタ61と接続する構成としているが、本発明はこれに限らず、図8及び図9に示す第2実施形態の内視鏡システムでは、オーバーチューブ側流体管路と連結チューブを介して連結されるコネクタに切換手段を備えるとともに、内視鏡にバルーン制御装置と接続する流体管路を設け、この内視鏡の流体管路とオーバーチューブ側のコネクタとを接続する構成に適用する。なお、本実施形態の内視鏡システム80では、バルーン付きの電子内視鏡81、およびバルーン付きのオーバーチューブ82からなるダブルバルーン式の内視鏡を備える。また、上記第1実施形態と同じ部品を用いているものについては、同符号を付して説明を省略する。
電子内視鏡81は、被検体の管腔内(例えば大腸)に挿入される挿入部83と、この挿入部83の基端側に連設され、医師や技師などの術者が操作を行うための操作部84とを備える。操作部83にはユニバーサルコード85が接続され、ユニバーサルコード85の先端には光源用コネクタ86が設けられている。挿入部83は、上記第1実施形態の挿入部12と同様の先端部24、湾曲部25、軟性部26を備え、オーバーチューブ82が装着される。
電子内視鏡81では、上記第1実施形態の電子内視鏡10の構成に加えて、オーバーチューブ82に設けられた第1のバルーン87に流体を供給・吸引するための第1の流体管路88、挿入部83の先端部24に設けられる第2のバルーン89、第2のバルーン89に流体を供給・吸引するための第2の供給管路90を備えている。
第1の流体管路は、操作部84、ユニバーサルコード85、光源用コネクタ86の内部に配設される。第1の流体管路54は、可撓性を有するチューブから構成される。電子内視鏡10の操作部84先端付近には、口金部91が設けられている。
図10に示すように、口金部91は、例えば、プラスチックまたは金属からなり、操作部84を構成するケースと一体に形成される。口金部91は、略円筒形状の外形で、且つ中心の位置にオーバーチューブ側流体管路95(挿入補助具側流体管路)と接続するための操作部側接続口91aが形成されている。操作部側接続口91aは、雌ルアーテーパー形状をしている。また、口金部91の外周面には、被係止開口部91bが形成されている。
オーバーチューブ82は、術者が把持する把持部92と、本体部93と、第1のバルーン87とを備える。把持部92は、プラスチック等の硬質材料からなる筒状体である。本体部93は、ポリウレタン等の可撓性材料によって略筒状に形成され、把持部92の先端側に外嵌されて固定される。このオーバーチューブ82は、ディスポーザブル(使い捨て)の器具であり、使用後は廃棄される。
図8に示すように、本体部93の内部には、上記第1実施形態のオーバーチューブ11の本体部41と同様に、その軸方向にわたって挿通管路94、オーバーチューブ側流体管路95が形成され、本体部93の先端には、内径を窄ませるためのテーパー96が形成されている。
本体部93の先端部外周面には、第1のバルーン87が取り付けられる。第1のバルーン87は、上記第1実施形態のバルーン42と同様、ゴム等の弾性材によって端部が絞られた略筒状に形成されている。この第1のバルーン87は、本体部93の先端外周面に被せられ、本体部93に固定される。
オーバーチューブ側流体管路95は、第1のバルーン87に流体を供給・吸引するための管路であり、本体部93の外周面に形成されたバルーン用の開口97に連通されている。開口96から流体の供給・吸引を行うことによって第1のバルーン87が膨張・収縮される。オーバーチューブ側流体管路95の基端には、連結チューブ98が連設され、連結チューブ98の基端には、コネクタ99が連設される。なお、連結チューブ98は、挿入部83を被検体の体内に挿入するときのストローク(挿入長さ)以上とすることが好ましい。これにより、連結チューブ98が電子内視鏡81の挿入動作を妨げることがない。
図10及び図11に示すように、コネクタ99は、コネクタ本体100と、コネクタ本体100に取り付けられた変換アダプタ101と、粘着テープ102とからなる。コネクタ本体100及び変換アダプタ101は、例えばプラスチックから形成される。コネクタ本体100は、略円筒形状に形成され、連結チューブ98の一端に固着される。コネクタ本体100の中心部には、緊急時にシリンジを接続するための雌ルアーテーパー形状を有する雌テーパー開口103(器具接続口)が形成されている。
変換アダプタ101は、コネクタ本体100に外径を合わせた円板状の装着部104と、装着部104から突出し、中心部が中空、且つ雄ルアーテーパー形状を有する雄テーパー突出部105(通常接続部)とが一体に形成されてなる。装着部104は、コネクタ本体100の先端面、すなわち雌テーパー開口103を覆い隠し、且つコネクタ本体100と外周面が連続するように当接した状態とされ、互いの接合面を跨ぐようにコネクタ本体100及び装着部104の外周面に貼り付けられた粘着テープ102によってコネクタ本体100と結合されている。粘着テープ102は、変換アダプタ101が簡単に外れないように、例えば、コネクタ本体100及び装着部104の外周面に1周以上配されており、所定量以上の力を加えた場合、粘着テープ102を剥がすことができる。また、装着部104には、係止爪106が形成されている。
コネクタ99の通常形態(第1の形態)では、コネクタ本体100に変換アダプタ101が結合しているため、コネクタ本体100の雌テーパー開口103を覆い隠すとともに雄テーパー突出部105を露呈させる。一方、粘着テープ102を所定量以上の力で剥がし、変換アダプタ101を除去すると、コネクタ本体100の雌テーパー開口103が露呈する緊急形態(第2の形態)に切り換えることができる。
また、コネクタ本体100の先端面、すなわち変換アダプタ101と当接する部分は、警告表示として、視覚的に目立つ色にすること、あるいは指標を付することが好ましい。これにより、雌テーパー開口103が露呈する緊急形態になったとき、コネクタ本体100の色や指標が術者に注意を促し、シリンジ以外の器具の接続を防ぐことができる。
図9に示すように、光源用コネクタ15には、接続用凸部108が設けられている。接続用凸部108には、第1及び第2のコネクタ側接続口109、110が形成される。第1の流体管路54は、一端が操作部側接続口91aと、他端が第1のコネクタ側接続口109と連通している。
挿入部83の先端部24には、第2のバルーン89が着脱自在に取り付けられる。第2のバルーン89は、バルーン42、87と同様に、ゴム等の弾性材によって端部が絞られた略筒状に形成されている。この第2のバルーン89は、内部に先端部24を挿通させて先端部24の所定位置に配置され、先端部24に固定される。
電子内視鏡81には、挿入部83、操作部84、ユニバーサルコード85、光源用コネクタ86の内部に配され、第2のバルーン89に流体を供給・吸引するための第2の流体管路90が設けられている。第2の流体管路90は、可撓性を有するチューブから構成され、その先端側が第2のバルーン89の先端部の固定位置において閉塞されている。第2の流体管路90は、一端が先端部24の外周面に形成されたバルーン用の開口111に連通されている。開口111は、第2のバルーン89の装着位置に形成され、この開口111から流体の供給・吸引を行うことによって第2のバルーン89が膨張・収縮される。第2の流体管路90の他端は、第2のコネクタ側接続口110と連通している。第2の流体管路90は、第1の流体管路88とともにバルーン制御装置112に接続される。
バルーン制御装置112は、第1のバルーン87と、第2のバルーン89とを交互に膨らませるために各バルーン87、89に別々に流体(例えば、エアー)の供給・吸引を行うもので、装置本体113と、ハンドスイッチ114とバルーン専用モニタ115とを備えている。
バルーン専用モニタ115には、各バルーン87、89を膨張、収縮させる際に、各バルーン87、89の圧力値や膨張・収縮状態が表示される。装置本体113の前面パネルには、電源スイッチ、異常発生時等に操作される停止スイッチ、バルーン87、89用の圧力表示部(図示せず)等が設けられている。
また、装置本体113の前面パネルには、各バルーン87、89への流体供給・吸引用のチューブ116、117が取り付けられている。各チューブ116、117と、装置本体113との接続部分には、逆流防止ユニット(図示せず)が設けられている。チューブ116、117の先端には、1つのコネクタ118が設けられている。コネクタ118を電子内視鏡81の光源用コネクタ86と結合させることにより、チューブ116と、電子内視鏡81の第1の流体管路88とを接続するとともに、チューブ117と電子内視鏡10の第2の流体管路90とを接続することができる。
コネクタ118と光源用コネクタ86との結合、及び口金部91、コネクタ99を介してオーバーチューブ側流体管路95と第1の流体管路88とを接続することにより、バルーン制御装置112から第1及び第2のバルーン87、89へ流体を供給・吸引可能な状態となる。
上記構成の作用について説明する。電子内視鏡10を使用する場合、挿入部83にオーバーチューブ82を装着し、コネクタ99の雄テーパー突出部105を口金部91の操作部側接続口91aに嵌合させるとともに、バルーン制御装置112のコネクタ118を光源用コネクタ86と接続する。
術者は、電子内視鏡81の挿入部83とオーバーチューブ82をプッシュ式で交互に体内に挿入していき、必要に応じてバルーン制御装置112のハンドスイッチ114を操作して第1のバルーン87を膨張させるとともに第2のバルーン89を収縮させてオーバーチューブ82を被検体の管腔内に固定し、挿入部83をさらに深部に挿入する。あるいは、第1のバルーン87を収縮させるとともに第2のバルーン89を膨張させて挿入部83を被検体の管腔内に固定し、オーバーチューブ82をさらに深部に挿入する。このようにして挿入部83を管腔内の深部に挿入し、観察を行うことができる。
上述したように、通常形態では、コネクタ99の雄テーパー突出部107が露呈しているため、口金部91の操作部側接続口91aと嵌合させてオーバーチューブのオーバーチューブ側流体管路95と電子内視鏡81の第1の流体管路88とを接続することができる。一方、バルーン制御装置60の故障等が発生した場合には、コネクタ99の粘着テープ102を剥離するとともに、変換アダプタ101を除去して雌テーパー開口103を露呈させることにより緊急形態に切り換えることができる。これにより、緊急時には、雌テーパー開口103にシリンジを接続して対応することができる。また、通常形態では、雄テーパー突出部107が露呈し、雌テーパー開口103が変換アダプタ101で覆われているため、間違ってシリンジを接続することを防ぐことができる。
上記第2実施形態では、粘着テープ102を剥離するともに変換アダプタ101をコネクタ本体52に対して全て除去し、器具接続口としての雌テーパー開口103を露呈させる構成としているが、本発明はこれに限らず、上記第1実施形態の変形例と同様に変換アダプタ101の少なくとも一部を除去して雌テーパー開口103を露呈させる構成でもよい。また、上記第1実施形態と同様に、オーバーチューブ側流体管路95から変換アダプタ101までのいずれかの位置に、防水フィルタ75を配置し、且つ変換アダプタ101を除去して緊急形態としたとき、防水フィルタを除去できることが好ましい。また、第2実施形態の変換アダプタを把持しやすくするために、第1実施形態と同様に、装着部の外周面から突出する突出部や、外周面にローレットなどの凹凸を形成したり、断面を楕円形状に形成してもよい。
また、上記第1実施形態では、オーバーチューブ側流体管路45に固定的に連結されたコネクタ51に変換アダプタ53を備えているが、これに限らず、上記第2実施形態のように、連結チューブを介してオーバーチューブ側流体管路45と接続されるコネクタに変換アダプタを備える構成にしてもよい。なお、この場合、連結チューブは、挿入部12を被検体の体内に挿入するときのストローク(挿入長さ)以上とすることが好ましい。
上記第2実施形態では、変換アダプタの少なくとも一部を除去することにより、通常形態と、緊急形態を切り換える構成としているが、本発明はこれに限るものではなく、切換手段を切断することにより、通常形態と、緊急形態を切り換える構成としてもよい。図12に示す第3実施形態では、オーバーチューブ側流体管路とコネクタ121との間に設けられた切換チューブ122を切断することにより通常形態と、緊急形態を切り換える構成としている。なお、この第3実施形態を適用するオーバーチューブは、切換チューブ122及びコネクタ121を除く、本体部、把持部などの構成は上記第2実施形態のオーバーチューブ82と同様であり、組み合わされる電子内視鏡は、上記第2実施形態の電子内視鏡81である。また、オーバーチューブ120は、ディスポーザブル(使い捨て)の器具であり、使用後は廃棄される。
切換チューブ122は、例えばゴムや軟質樹脂などの弾性材からなり、オーバーチューブ側流体管路95の基端に連設され、切換チューブ122の基端には、コネクタ121が連設される。コネクタ121は、略円筒状のコネクタ本体123と、中心部が中空、且つ雄ルアーテーパー形状を有する雄テーパー突出部124とが一体に形成されてなる。切換チューブ122は、軸方向と直交する断面が、軸方向におけるどの位置でも同じ形状に形成されている。なお、ここでいう「同じ形状」とは、略同じ形状であることを含む。図11に示すように切換チューブ122の軸方向と直交する断面122aは、外周面122bが楕円形状で、内周面122cが円形状となるように形成されている。切換チューブ122の内径Rは、シリンジ68の接続部68aの最小径T1よりもやや小さいかまたはやや大きく、且つ最大径T2より小さい寸法に形成されている。これにより、切換チューブ122を切断したとき、露呈する内周面122cにシリンジ68の接続部68aを嵌合させて接続することができる。
なお、市販されているシリンジ68は、接続部68aの最小径T1が4mm又は6mmのものが多い。例えば、最小径T1が4mmの接続部68aを想定した場合、切換チューブ122の内径Rを3mm〜4mmとすることが好ましく、最小径T1が6mmの接続部68aを想定した場合、切換チューブ122の内径Rを5mm〜10mmとすることが好ましい。また、切換チューブ122は、外周面122bを楕円形状に形成しているため、掴みやすくなっており、切換チューブ122を切断するとき、作業台などに容易に固定することができる。
切換チューブ122の通常形態では、コネクタ121の雄テーパー突出部124が露呈するとともに、切換チューブ122の内周面122cは当然隠されている。一方、切換チューブ122を任意の位置で切断すると上述した内周面122cが露呈する緊急形態に切り換えることができる。なお、本実施形態では、切換チューブ122を切断する位置は任意としているが、切換チューブ122に切断位置を示す指標を付し、この指標に沿って切断するようにしてもよい。また、切換チューブ122の断面には、警告表示として、視覚的に目立つ色にすること、あるいは指標を付することが好ましい。これにより、内周面122が露呈する緊急形態になったとき、コネクタ本体100の色や指標が術者に注意を促し、シリンジ以外の器具の接続を防ぐことができる。さらにまた、切換チューブ122の内周面122cのいずれかの位置に、上記第1実施形態の防水フィルタ75と同様の防水フィルタを配置することが好ましい。
上記各実施形態においては、所定の雄テーパー形状医療器具としてのシリンジが接続可能な器具接続口を形成し、切換手段を第1の形態から第2の形態に切り換えたとき、器具接続口にシリンジを接続させているが、本発明はこれに限らず、流体を供給・吸引可能な雄テーパー形状医療器具が接続可能な器具接続口であればよく、例えばカテーテルチップが接続できる器具接続口を形成してもよい。
上記各実施形態では、切換手段の第1の形態として通常時に使用する通常形態と、第2の形態としてバルーン制御装置などが故障した緊急時に対応する緊急形態との間で切り換える例を上げているが、本発明は、第1の形態が通常時、第2の形態が緊急時の使用に限定するものではない。
上記実施形態においては、撮像素子を用いて被検体の状態を撮像した画像を観察する電子内視鏡を例に上げて説明しているが、本発明はこれに限るものではなく、光学的イメージガイドを採用して被検体の状態を観察する内視鏡にも適用することができる。
2 電子内視鏡システム
10 電子内視鏡
11 オーバーチューブ
51,98 コネクタ
52,100 コネクタ本体
53,101 変換アダプタ
54,103 雌テーパー開口
57,105,124 雄テーパー突出部
68 シリンジ
75 防水フィルタ
102 粘着テープ
122 切換チューブ

Claims (11)

  1. 膨張・収縮可能なバルーンと、
    内視鏡の挿入部に装着可能であり、先端部に前記バルーンが配設され、前記バルーンに流体を供給・吸引するための挿入補助具側流体管路を有する本体部と、
    流体を供給・吸引するバルーン制御装置、または内視鏡側流体管路と、前記挿入補助具側流体管路とを接続するための通常接続部と、
    前記挿入補助具側流体管路と連通し、所定の雄テーパー形状医療器具と接続可能な器具接続口と、
    前記器具接続口を覆い隠すとともに前記通常接続部を露呈させる第1の形態と、前記第1の形態から少なくとも一部分を破壊、または除去することにより、前記器具接続口を露呈させる第2の形態とを切り換える切換手段とを備えることを特徴とする内視鏡挿入補助具。
  2. 前記通常接続部は、雄テーパー形状を有し、バルーン制御装置と接続可能な雄テーパー突出部であり、
    前記器具接続口は、雌テーパー形状を有し、前記挿入補助具側流体管路に連通する雌テーパー開口であることを特徴とする請求項1記載の内視鏡挿入補助具。
  3. 前記挿入補助具側流体管路に対して固定的に連結されたコネクタ本体を備え、
    前記雌テーパー開口は、前記コネクタ本体に形成されており、
    前記切換手段は、前記雄テーパー突出部が一体に形成され、前記コネクタ本体に装着されることで前記雌テーパー開口を覆い隠す変換アダプタであることを特徴とする請求項2記載の内視鏡挿入補助具。
  4. 前記挿入補助具側流体管路に対して連結チューブを介して連結されたコネクタ本体を備え、
    前記雌テーパー開口は、前記コネクタ本体に形成されており、
    前記切換手段は、前記雄テーパー突出部が一体に形成され、前記コネクタ本体に装着されることで前記雌テーパー開口を覆い隠す変換アダプタであることを特徴とする請求項2記載の内視鏡挿入補助具。
  5. 前記変換アダプタは、前記第1の形態では前記コネクタ本体に嵌合しており、前記コネクタ本体との嵌合力に抗して前記変換アダプタを除去すると前記第2の形態となることを特徴とする請求項3又は4記載の内視鏡挿入補助具。
  6. 前記変換アダプタは、前記第1の形態では前記コネクタ本体とともに粘着テープで結合されており、前記粘着テープを剥がすと前記第2の形態となることを特徴とする請求項3又は4記載の内視鏡挿入補助具。
  7. 前記通常接続部を有するコネクタを備え、
    前記切換手段は、弾性材から形成され、前記挿入補助具側流体管路と前記コネクタとの間を繋ぎ、前記器具接続口となる内周面を有する切換チューブであり、前記第1の形態では前記内周面が隠されており、前記第1の形態から切断することにより前記内周面が露呈する第2の形態となる切換チューブであることを特徴とする請求項1記載の内視鏡挿入補助具。
  8. 前記切換手段を前記第2の形態に切り換えたとき前記雄テーパー形状医療器具以外の器具を接続しないように警告するための警告表示を備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の内視鏡挿入補助具。
  9. 前記挿入補助具側流体管路または前記切換手段には、前記挿入補助具側流体管路における液体の通過を防ぐとともに、気体の通過を許容する防水フィルタが設けられていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項記載の内視鏡挿入補助具。
  10. 前記防水フィルタは、前記切換手段が前記第1の形態から前記第2の形態に切り換えられたとき、前記挿入補助具側流体管路から除去されることを可能とする請求項9記載の内視鏡挿入補助具。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の前記内視鏡挿入補助具と、
    前記内視鏡挿入補助具が装着される挿入部、及び前記挿入部の先端部に設けられ、管腔内を撮像する撮像部が設けられた内視鏡とを備えたことを特徴とする内視鏡システム。
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