JP5422114B2 - X線診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体にX線を照射して診断を行なうX線診断装置に関する。
下記特許文献1に記載されているように、被検体にX線を照射し、被検体を通過したX線を光学画像に変換し、その画像を観察したり撮影したりすることにより被検体を診断するX線診断装置が知られている。これらのX線診断装置は、X線の照射をオン・オフさせる透視スイッチを有している。さらに、これらのX線診断装置は、X線の照射条件を設定するための複数のスイッチを備えている。これらの複数のスイッチとしては、管電圧の値を設定する設定スイッチ、管電流の値を設定する設定スイッチ、パルス透視/連続透視を選択する選択スイッチ、パルスレートを設定する設定スイッチ、パルス幅を設定する設定スイッチ、線質フィルタの種類を選択する選択スイッチ等が含まれている。
X線診断装置を用いて被検体を診断する場合の工程は、X線を照射して診断対象部位を位置決めする位置決め工程と、位置決めした診断対象部位にX線を照射して診断対象部位を診断する診断工程とに分けることができる。
位置決め工程時においては、診断対象部位を位置決めすることができればよく、鮮明な画像が得られなくてもよいので、X線の照射量を少なくし、被検体やX線診断装置を操作する術者のX線被曝量を少なくすることが望ましい。
一方、診断対象部位を位置決めした後の診断工程時においては、診断対象部位についての鮮明な画像を得るためにX線の照射条件を変更し、X線の照射量を位置決め工程時より多くする必要がある。
特開平11−285491号公報
しかしながら、従来のX線診断装置では、X線の照射条件を変更するためには複数のスイッチを操作しなければならず、これらのスイッチの操作には手間と時間とがかかり、煩雑である。
そこで、従来のX線診断装置の使用形態としては、スイッチ操作の煩雑さを軽減するため、診断対象部位を位置決めする位置決め工程時におけるX線の照射条件を、診断工程時のX線の照射条件と同じにしている場合がある。このような使用形態は、診断対象部位の位置決めと位置決めした診断対象部位の診断とを短時間で繰り返す場合に多くなっている。
このような使用形態によれば、診断対象部位を位置決めする場合において必要量以上のX線が照射されることになり、被検体や術者のX線被曝量が多くなる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、X線の照射条件の変更を容易に行なうことができ、被検者や術者のX線被曝量を減らすことができるX線診断装置を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、被検体にX線を照射して、連続透視またはパルス透視を行うX線診断装置において、コンソールに設けられ、押込み位置が浅い1段階目の切替ポジションと、押込み位置が深い2段階目の切替ポジションとに切替可能に構成された透視スイッチと、前記透視スイッチが前記1段階目の切替ポジションに切替えられた場合に照射される位置決め透視用のX線の第1の照射条件と、前記透視スイッチが前記2段階目の切替ポジションに切替えられた場合に照射される診断透視用のX線の第2の照射条件とを、この第2の照射条件のX線の照射量が前記第1の照射条件のX線の照射量より多くなるように設定する設定手段と、前記第1の照射条件と前記第2の照射条件とを記憶する記憶部と、前記透視スイッチが前記1段階目の切替ポジションに切替えられた場合に前記第1の照射条件のX線を照射し、前記透視スイッチが前記2段階目の切替ポジションに切替えられた場合に前記第2の照射条件のX線を照射するようにX線の照射を制御するメイン制御部と、を備えることである。
本発明によれば、X線の照射条件の変更を容易に行なうことができ、被検者やX線診断装置を操作する術者のX線被曝量を減らすことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係るX線診断装置は、天板(図示せず)上に載置された被検体に対してX線管(図示せず)からX線を照射し、被検体を透過したX線をX線撮影部(図示せず)で捉えることにより被検体を診断する装置である。このX線診断装置は、図1に示すような操作盤であるコンソール1を備えている。
コンソール1には、切替操作部である透視スイッチ2と、X線の照射条件を設定する各種のスイッチ3〜8と、位置決め用照射条件設定スイッチ9と、診断用照射条件設定スイッチ10と、決定スイッチ11とが設けられている。
透視スイッチ2は、押込み位置が浅い1段階目の切替ポジションと、押込み位置が深い2段階目の切替ポジションとに切替可能なスイッチである。透視スイッチ2を、押込み位置が浅い1段階目の切替ポジションに切替えた場合には、被検体における診断対象部位を位置決めするために適した照射条件のX線がX線管から照射される。透視スイッチ2を、押込み位置が深い2段階目の切替ポジションに切替えた場合には、被検体における診断対象部位を診断するために適した照射条件のX線がX線管から照射される。
コンソール1に設けられたX線の照射条件を設定する各種のスイッチ3〜8は、管電圧設定スイッチ3と、管電流設定スイッチ4と、パルス幅設定スイッチ5と、パルスレート設定スイッチ6と、連続透視/パルス透視選択スイッチ7と、線質フィルタ選択スイッチ8とである。
管電圧設定スイッチ3は、X線管に印加する管電圧値を設定するスイッチであり、設定したい管電圧値を入力する設定用ダイヤル3aと、設定した管電圧値が表示される表示部3bとを備えている。
管電流設定スイッチ4は、X線管に印加する管電流値を設定するスイッチであり、設定したい管電流値を入力する設定用ダイヤル4aと、設定した管電流値が表示される表示部4bとを備えている。
パルス幅設定スイッチ5は、X線管からパルス状に照射されるX線のパルス幅を設定するスイッチであり、設定したいパルス幅を入力する設定用ダイヤル5aと、設定したパルス幅が表示される表示部5bとを備えている。
パルスレート設定スイッチ6は、X線管からパルス状に照射されるX線の単位時間当りの照射回数を設定するスイッチであり、設定したいパルスレートを入力する設定用ダイヤル6aと、設定したパルスレートが表示される表示部6bとを備えている。
連続透視/パルス透視選択スイッチ7は、X線管から照射されるX線を連続照射とするかパルス照射とするかを選択するスイッチであり、連続透視かパルス透視かを選択する選択用ダイヤル7aと、選択結果が表示される表示部7bとを備えている。表示部7bには、「連続透視」又は「パルス透視」の表示が行なわれる。
線質フィルタ選択スイッチ8は、X線の線質を変える線質フィルタを選択するスイッチであり、複数の線質フィルタの中から1つを選択する選択用ダイヤル8aと、選択した線質フィルタの種類が表示される表示部8bとを備えている。
位置決め用照射条件設定スイッチ9は、透視スイッチ2を1段階目の切替ポジションに切替えた場合に照射されるX線の照射条件を設定する場合に操作するスイッチである。位置決め用照射条件設定スイッチ9をオンにした後、各種のスイッチ3〜8を操作することにより、透視スイッチ2を1段階目の切替ポジションに切替えた場合においてX線管から照射されるX線の照射条件を設定することができる。位置決め用照射条件設定スイッチ9をオンにし、ついで、スイッチ3〜8を操作する設定操作が終了した後、決定スイッチ11をオンにすることにより、透視スイッチ2を1段階目の切替ポジションに切替えた場合に照射されるX線の照射条件が決定される。
診断用照射条件設定スイッチ10は、透視スイッチ2を2段階目の切替ポジションに切替えた場合に照射されるX線の照射条件を設定する場合に操作するスイッチである。診断用照射条件設定スイッチ10をオンにした後、各種のスイッチ3〜8を操作することにより、透視スイッチ2を2段階目の切替ポジションに切替えた場合においてX線管から照射されるX線の照射条件を設定することができる。診断用照射条件設定スイッチ10をオンにし、ついで、スイッチ3〜8を操作する設定操作が終了した後、決定スイッチ11をオンにすることにより、透視スイッチ2を2段階目の切替ポジションに切替えた場合に照射されるX線の照射条件が決定される。
図2は、透視スイッチ2や各種のスイッチ3〜8、及び、位置決め用照射条件設定スイッチ9、診断用照射条件設定スイッチ10、決定スイッチ11等の接続状態を示すブロック図である。
透視スイッチ2と、スイッチ3〜8と、位置決め用照射条件設定スイッチ9と、診断用照射条件設定スイッチ10と、決定スイッチ11とは、X線管からのX線の照射条件を設定するための設定用制御部12に接続されている。
設定用制御部12は、上記スイッチ3〜11の操作に基づき、透視スイッチ2を1段階目の切替ポジション、又は、2段階目の切り替えポジションに切替えた場合にX線管から照射されるX線の照射条件を設定するための処理を行う。これらのスイッチ3〜11と設定用制御部12とにより、透視スイッチ2が1段階目又は2段階目の切替ポジションに切替えられた場合にX線管から照射されるX線の照射条件を設定する設定手段13が構成されている。
設定用制御部12には記憶部14が接続され、この記憶部14には、透視スイッチ2の切替ポジション毎に設定されたX線の照射条件が記憶される。
設定用制御部12は、メイン制御部15に接続されている。メイン制御部15はX線診断装置の主要な制御、例えば、X線管からのX線の照射制御、被検体を透過したX線の撮影制御、被検体が載置された天板の移動制御等を行う。
図3は、透視スイッチ2を1段階目の切替ポジションに切替えた場合にX線管から照射されるX線の照射条件を設定する操作を説明するフローチャートである。
まず、位置決め用照射条件設定スイッチ9をオンにする(S1)。
つぎに、スイッチ3〜8の個々について、X線の照射条件の設定操作を行う(S2)。この設定操作は、各スイッチ3〜8の設定用ダイヤル3a〜8aを操作することにより行なう。この場合に各スイッチ3〜8で設定する設定値等は、X線管から照射されるX線が被検体の診断対象部位を位置決めするために適した値とされる。設定用ダイヤル3a〜8aの操作により設定された設定値等は、各スイッチ3〜8の表示部3b〜8bに表示される。
スイッチ3〜8の設定操作が終了した後、決定スイッチ11をオンにする(S3)。決定スイッチ11をオンにすることにより、透視スイッチ2を1段階目の切替ポジションに切替えた場合にX線管から照射されるX線の照射条件が決定される。決定されたX線の照射条件は、記憶部14に記憶される。
透視スイッチ2を2段階目の切替ポジションに切替えた場合にX線管から照射されるX線の照射条件の設定は、診断用照射条件設定スイッチ10をオンにした後、図3に示すステップS2、ステップS3と同様の操作を行うことにより行なえる。この場合に決定されたX線の照射条件は、記憶部14に記憶される。
図4は、X線診断装置により被検体を診断する場合の手順を説明するフローチャートである。
まず、透視スイッチ2を1段階目の切替ポジションに切替える(S11)。透視スイッチ2が1段階目の切替ポジションに切替えられることにより、記憶部14に記憶されているX線の照射条件であって透視スイッチ2が1段階目の切替ポジションに切替えられた場合の照射条件が記憶部14から呼び出され、呼び出された照射条件がメイン制御部15に送信され、送信された照射条件に従ってX線管からX線が照射される。この場合に照射されるX線は、被検体の診断対象部位を位置決めするために適した照射条件のX線である。例えば、透視形態がパルスであり、パルス幅が小さく、パルスレートが低いX線であり、透視スイッチ2を2段階目の切替ポジションに切替えた場合に照射されるX線に比べてX線量が少なく、被検体やX線照射装置を操作する術者のX線被曝量が少なくなる。
被検体の診断対象部位を位置決めするために適したX線がX線管から照射された後、このX線を被検体に照射するとともに被検体を載置した天板を移動させ、診断対象部位の位置決めを行う(S12)。
診断対象部位の位置決めが終了した後、透視スイッチ2を2段階目の切替ポジションに切替える(S13)。透視スイッチ2が2段階目の切替ポジションに切替えられることにより、記憶部14に記憶されているX線の照射条件であって透視スイッチ2を2段階目の切替ポジションに切替えた場合の照射条件が記憶部14から呼び出され、呼び出された照射条件がメイン制御部15に送信され、送信された照射条件に従ってX線管からX線が照射される。この場合に照射されるX線は、被検体の診断対象部位を診断するために適した照射条件のX線である。例えば、パルス幅が大きく、パルスレートが高いX線であり、透視スイッチ2を1段階目の切替ポジションに切替えた場合に比べて照射されるX線量が多く、診断に適した鮮明な画像を得ることができる。
被検体の診断対象部位を診断するために適したX線がX線管から照射された後、このX線を被検体に照射するとともに被検体を載置した天板を移動させ、診断対象部位の診断を行なう(S14)。
このような構成において、本実施の形態に係るX線診断装置においては、1つの透視スイッチ2が、第1の切替ポジションと第2の切替ポジションとの2つの切替ポジションに切替可能に設けられている。
透視スイッチ2を第1の切替ポジションに切替えた場合には、予め設定されている照射条件のX線が照射される。この場合に照射されるX線は、被検体の診断対象部位を位置決めするために適した照射条件のX線であり、透視スイッチ2を第2の切替ポジションに切替えた場合に比べて照射量が少ない。
また、透視スイッチ2を第2の切替ポジションに切替えた場合には、予め設定されている照射条件のX線が照射される。この場合に照射されるX線は、被検体の診断対象部位を診断するために適した照射条件のX線であり、透視スイッチ2を第1の切替ポジションに切替えた場合に比べて照射量が多い。
したがって、透視スイッチ2を第1切替ポジションと第2切替ポジションとに切替えることにより、X線管から照射されるX線量が少ない照射条件と、照射されるX線量が多い照射条件とに切替えることができる。しかも、このX線の照射条件の切替えを、透視スイッチ2を第1切替ポジション又は第2切替ポジションに切替えることにより手間をかけず容易に行なうことができる。
このため、被検体の診断対象部位を位置決めするためのX線の照射と、診断対象部位を診断するためのX線の照射とを連続して行なう場合において、診断対象部位を位置決めする場合であって鮮明な画像を得る必要がない場合には、透視スイッチ2を第1切替ポジションに切替え、透視スイッチ2が第2切替ポジションに切替えられている場合よりもX線の照射量を少なくすることができる。これにより、被検体やX線診断装置を操作する術者のX線被曝量を少なくすることができる。また、診断対象部位を診断する場合には、透視スイッチ2を2段階目の切替ポジションに切替えてX線の照射量を多くし、診断に適した鮮明な画像を得ることができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係るX線診断装置を、図5ないし図8に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態において説明した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
第2の実施の形態に係るX線診断装置の基本的な構造は第1の実施の形態に係るX線診断装置と同じであり、被検体が載置される天板、X線を照射するX線管、被検体を透過したX線を捉えるX線撮影部等を備えている。
このX線診断装置は、図5に示すような操作盤であるコンソール1Aを備えている。コンソール1Aには、透視スイッチ2Aと、X線の照射条件を設定する各種のスイッチ3〜8と、位置決め用照射条件設定スイッチ9と、診断用照射条件設定スイッチ10と、決定スイッチ11と、操作部である位置決め用透視スイッチ16と、操作部である診断用透視スイッチ17とが設けられている。
透視スイッチ2Aは、オン・オフの切替が可能なスイッチであり、オンに切替えることによりX線管からX線が照射される。
位置決め用透視スイッチ16は、被検体の診断対象部位を位置決めする場合にX線管から照射されるX線の照射条件を記憶部14から呼び出すスイッチである。
診断用透視スイッチ17は、被検体の診断対象部位を診断する場合にX線管から照射されるX線の照射条件を記憶部14から呼び出すスイッチである。
図6は、透視スイッチ2Aや各種のスイッチ3〜8、及び、位置決め用照射条件設定スイッチ9、診断用照射条件設定スイッチ10、決定スイッチ11、位置決め用透視スイッチ16、診断用透視スイッチ17等の接続状態を示すブロック図である。
透視スイッチ2Aと、スイッチ3〜8と、位置決め用照射条件設定スイッチ9と、診断用照射条件設定スイッチ10と、決定スイッチ11と、位置決め用透視スイッチ16、診断用透視スイッチ17とは、X線管からのX線の照射条件を設定するための設定用制御部12Aに接続されている。
設定用制御部12Aは、上記スイッチ3〜11の操作に基づき、位置決め用透視スイッチ16又は診断用透視スイッチ17が操作された場合にX線管から照射されるX線の照射条件を設定するための処理を行う。これらのスイッチ3〜11と設定用制御部12Aとにより、位置決め用透視スイッチ16又は診断用透視スイッチ17がオンに操作されるとともに透視スイッチ2Aがオンに操作された場合にX線管から照射されるX線の照射条件を設定する設定手段13Aが構成されている。
図7は、位置決め用透視スイッチ16をオンに操作し、さらに、透視スイッチ2Aをオンに操作した場合にX線管から照射されるX線の照射条件を設定する操作を説明するフローチャートである。
まず、位置決め用照射条件設定スイッチ9をオンにする(S21)。
つぎに、スイッチ3〜8の個々について、X線の照射条件の設定操作を行う(S22)。この設定操作は、各スイッチ3〜8の設定用ダイヤル3a〜8aを操作することにより行なう。この場合に各スイッチ3〜8で設定する設定値等は、X線管から照射されるX線が被検体の診断対象部位を位置決めするために適した値とされている。設定用ダイヤル3a〜8aの操作により設定された設定値等は各スイッチ3〜8の表示部3b〜8bに表示される。
スイッチ3〜8の設定操作が終了した後、決定スイッチ11をオンにする(S23)。決定スイッチ11をオンにすることにより、位置決め用透視スイッチ16をオンに操作するとともに透視スイッチ2Aをオンに操作した場合にX線管から照射されるX線の照射条件が決定される。決定されたX線の照射条件は、記憶部14に記憶される。
診断用透視スイッチ17をオンに操作するとともに透視スイッチ2をオンに操作した場合にX線管から照射されるX線の照射条件の設定は、診断用照射条件設定スイッチ10をオンにした後、図7に示すステップS22、ステップS23と同様の操作を行うことにより行なえる。この場合に決定されたX線の照射条件は、記憶部14に記憶される。
図8は、X線診断装置により被検体を診断する場合の手順を説明するフローチャートである。
まず、位置決め用透視スイッチ16をオンに操作する(S31)。位置決め用透視スイッチ16がオンに操作されることにより、記憶部14に記憶されているX線の照射条件であって位置決め用透視スイッチ16がオンに操作された場合の照射条件が記憶部14から呼び出され、呼び出された照射条件がメイン制御部15に送信される。
位置決め用透視スイッチ16をオンに操作した後、透視スイッチ2Aをオンに操作する(S32)。透視スイッチ2Aがオンに操作されることにより、メイン制御部15に送信されている照射条件に従ってX線管からX線が照射される。この場合に照射されるX線は、被検体の診断対象部位を位置決めするために適した照射条件のX線である。例えば、透視形態がパルスであり、パルス幅が小さく、パルスレートが低いX線であり、診断用透視スイッチ17をオンにした場合に照射されるX線に比べてX線量が少なく、被検体やX線照射装置を操作する術者のX線被曝量が少なくなる。
被検体の診断対象部位を位置決めするために適したX線がX線管から照射された後、このX線を被検体に照射するとともに被検体を載置した天板を移動させ、診断対象部位の位置決めを行う(S33)。
診断対象部位の位置決めが終了した後、診断用透視スイッチ17をオンに操作する(S34)。診断用透視スイッチ17がオンに操作されることにより、記憶部14に記憶されているX線の照射条件であって診断用透視スイッチ17がオンに操作された場合の照射条件が記憶部14から呼び出され、呼び出された照射条件がメイン制御部15に送信される。なお、診断用透視スイッチ17がオンに操作されることにより、X線管からのX線の照射が停止される。
診断用透視スイッチ17をオンに操作した後、透視スイッチ2Aをオンに操作する(S35)。透視スイッチ2Aがオンに操作されることにより、メイン制御部15に送信されている照射条件に従ってX線管からX線が照射される。この場合に照射されるX線は、被検体の診断対象部位を診断するために適した照射条件のX線である。例えば、パルス幅が大きく、パルスレートが高いX線であり、位置決め用透視スイッチ16をオンに操作した場合に比べて照射されるX線量が多く、診断に適した鮮明な画像を得ることができる。
被検体の診断対象部位を診断するために適したX線がX線管から照射された後、このX線を被検体に照射するとともに被検体を載置した天板を移動させ、診断対象部位の診断を行なう(S36)。
このような構成において、本実施の形態に係るX線診断装置においては、異なる照射条件のX線を照射させる2つの操作部として、位置決め用透視スイッチ16と診断用透視スイッチ17とが設けられている。
位置決め用透視スイッチ16をオンに操作し、さらに、透視スイッチ2Aをオンに操作することにより、予め設定されている照射条件のX線が照射される。この場合に照射されるX線は、被検体の診断対象部位を位置決めするために適した照射条件のX線であり、診断用透視スイッチ17をオンに操作した場合に比べて照射量が少ない。
また、診断用透視スイッチ17をオンに操作し、さらに、透視スイッチ2Aをオンに操作することにより、予め設定されている照射条件のX線が照射される。この場合に照射されるX線は、被検体の診断対象部位を診断するために適した照射条件のX線であり、位置決め用透視スイッチ16をオンに操作した場合に比べて照射量が多い。
したがって、位置決め用透視スイッチ16と診断用透視スイッチ17とのいずれかをオンに操作することにより、X線管から照射されるX線量が少ない照射条件と、照射されるX線量が多い照射条件とに切替えることができる。しかも、このX線の照射条件の切替えを、位置決め用透視スイッチ16と診断用透視スイッチ17とのいずれかをオンに操作することにより手間をかけず容易に行なうことができる。
このため、被検体の診断対象部位を位置決めするためのX線の照射と、診断対象部位を診断するためのX線の照射とを連続して行なう場合において、診断対象部位を位置決めする場合であって鮮明な画像を得る必要がない場合には、位置決め用透視スイッチ16をオンに操作することにより、診断用透視スイッチ17がオンに操作されている場合よりもX線の照射量を少なくすることができる。これにより、被検体やX線診断装置を操作する術者のX線被曝量を少なくすることができる。また、診断対象部位を診断する場合には、診断用透視スイッチ17をオンに操作することによりX線の照射量を多くし、診断に適した鮮明な画像を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るX線診断装置のコンソールを示す平面図である。 各種のスイッチの接続構造を示すブロック図である。 X線管から照射されるX線の照射条件を設定する操作を説明するフローチャートである。 X線診断装置により被検体を診断する場合の手順を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るX線診断装置のコンソールを示す平面図である。 各種のスイッチの接続構造を示すブロック図である。 X線管から照射されるX線の照射条件を設定する操作を説明するフローチャートである。 X線診断装置により被検体を診断する場合の手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
2 透視スイッチ(切替操作部)
13 設定手段
13A 設定手段
14 記憶部
16 位置決め用透視スイッチ(操作部)
17 診断用透視スイッチ(操作部)

Claims (1)

  1. 被検体にX線を照射して、連続透視またはパルス透視を行うX線診断装置において、
    コンソールに設けられ、押込み位置が浅い1段階目の切替ポジションと、押込み位置が深い2段階目の切替ポジションとに切替可能に構成された透視スイッチと、
    前記透視スイッチが前記1段階目の切替ポジションに切替えられた場合に照射される位置決め透視用のX線の第1の照射条件と、前記透視スイッチが前記2段階目の切替ポジションに切替えられた場合に照射される診断透視用のX線の第2の照射条件とを、この第2の照射条件のX線の照射量が前記第1の照射条件のX線の照射量より多くなるように設定する設定手段と、
    前記第1の照射条件と前記第2の照射条件とを記憶する記憶部と、
    前記透視スイッチが前記1段階目の切替ポジションに切替えられた場合に前記第1の照射条件のX線を照射し、前記透視スイッチが前記2段階目の切替ポジションに切替えられた場合に前記第2の照射条件のX線を照射するようにX線の照射を制御するメイン制御部と、
    を備えることを特徴とするX線診断装置。
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