JP5415178B2 - パンツ型吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつ等のパンツ型吸収性物品に関する。
従来、着用者の腹側に配される腹側部、着用者の股間部に配される股下部及び着用者の背側に配される背側部に亘る砂時計状の外装体と、該外装体の内面側に固定された吸収性本体とを備え、腹側部における外装体の両側縁部と背側部における外装体の両側縁部とが接合されてウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型吸収性物品が知られている。
このようなパンツ型吸収性物品を連続生産する際には、外装体の帯状原反にレッグ開口部形成用の貫通孔や切り欠きを形成し、不要な部分をトリムとして除去するのが一般的である。
また、従来のパンツ型吸収性物品として、外装体が、着用者の腹側に配される腹側外装体と、着用者の背側に配される背側外装体とに分割されており、吸収性本体が、腹側外装体及び背側外装体に架け渡すように固定されていると共に、腹側外装体の左右の両側縁部と背側外装体の左右両側縁部とが接合されているパンツ型吸収性物品が知られている。例えば、特許文献1には、そのようなパンツ型吸収性物品として、前ベルト部分及び後ろベルト部分からなる環状弾性ベルトと吸収性本体とを備えると共に、後ろベルト部分(背側外装体)の縦方向の長さを、前ベルト部分(腹側外装体)の縦方向の長さよりも長くしたプルオン衣類が記載されている。
また、外装体が腹側外装体と背側外装体とに分割されたものではないが、特許文献2には、外装体を構成する外側シートと内側シートとの間に補助弾性部材を有し、該補助弾性部材は、胴周り側部の側縁近傍に固着された両端部と、該両端部の間に位置して前記外側シートと前記内側シートとに非固着の中央部とを有する着用物品が記載されている。
特表2008−508082号公報 特開2003−38556号公報
外装体が、着用者の腹側に配される腹側外装体と着用者の背側に配される背側外装体とに分割されたパンツ型吸収性物品は、外装体の帯状原反からのトリムの除去を不要としたり、除去すべきトリムの小型化等を図ることができるが、着用時にふんどしのような外観を呈するものが多く、そのような外観を好まない消費者も多かった。
特許文献1のプルオン衣類は、後ろベルト部分の縦方向の長さが、前ベルト部分(腹側外装体)の同長さより長いことによって、着用者の臀部の被覆性が高められている。しかし、特許文献1のプルオン衣類においても、特に着用者の前側から見た外観は好ましいものではなかった。
本発明者らは、腹側外装体及び背側外装体それぞれに、前記サイドシール部より下方に延出する延出部分を形成したパンツ型吸収性物品を検討したが、単に延出部分を形成したのみでは、ふんどしのような外観ではなくなるが、延出部分の見栄えがあまり良くなかった。
特許文献2も、特許文献も、外装体が腹側外装体と背側外装体とに分割されたおむつ等の外観の改善を何ら示唆するものではない。
従って、本発明は、外装体が、着用者の腹側に配される腹側外装体と着用者の背側に配される背側外装体とに分割されたタイプのパンツ型吸収性物品でありながら、外観に優れたパンツ型吸収性物品に関する。
本発明は、着用者の腹側に配される腹側外装体と、着用者の背側に配される背側外装体と、腹側外装体及び背側外装体に架け渡すように固定された吸収性本体とを具備し、腹側外装体と背側外装体の吸収性物品縦方向に沿う両側縁部に、腹側外装体と背側外装体とを接合して形成されたサイドシール部を有するパンツ型吸収性物品であって、腹側外装体及び背側外装体は、それぞれ、吸収性物品縦方向の長さが前記サイドシール部の長さより長く、それぞれ、該サイドシール部より下方に延出する延出部分を有しており、腹側外装体の前記延出部分においては、2枚のシート間に弾性部材が配されており、その弾性部材の一本又は複数本は、腹側外装体の側縁部又はその近傍に設けられた端部固定部において前記2枚のシート間に固定されている一方、端部固定部間においては、該2枚のシートの何れにも固定されておらず、腹側外装体の前記延出部分における吸収性本体と重なる部分に、前記2枚のシート間が接合された線状接合部が、吸収性物品幅方向に延びて形成されている、パンツ型吸収性物品を提供するものである。
本発明のパンツ型吸収性物品は、着用者の腹側に配される腹側外装体と着用者の背側に配される背側外装体とに分割されたタイプのパンツ型吸収性物品でありながら、外観に優れている。
図1は、本発明の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの使用状態(着用状態)を示す図であり、(a)は、腹側部側から見た図、(b)は、側方から見た図、(c)は、背側部側から見た図である。 図2は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつの展開且つ伸張状態を示す一部破断平面図である。展開且つ伸長状態とは、サイドシール部を引き剥がして、パンツ型吸収性物品を展開状態とし、その展開状態の吸収性物品を、各部の弾性部材を伸長させて、設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。 図3は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつの腹側部側をおむつ外面側から見た伸長状態の一部破断拡大図である。 図4は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつの背側部側をおむつ外面側から見た伸長状態の一部破断拡大図である。 図5は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつにおける延出部分伸縮部のおむつ横方向に沿う断面を示す図であり、(a)は、弾性部材24を伸長させて襞をなくした状態、(b)は弾性部材24が収縮して襞29が形成されている状態を示す図である。 図6は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつの好ましい製造方法を示す図である。 図7は、本発明の他の実施形態であるパンツ型使い捨ておむつを示す図(図3相当図)である。
以下、本発明のパンツ型吸収性物品を、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の第1実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ1(以下、おむつ1ともいう)は、図1及び図2に示すように、着用者の腹側に配される腹側外装体2Aと、着用者の背側に配される背側外装体2Bと、腹側外装体2A及び背側外装体2Bに架け渡すように固定された吸収性本体3とを具備し、腹側外装体2Aと背側外装体2Bの両側縁部2a、2bに、腹側外装体2Aと背側外装体2Bとを接合して形成されたサイドシール部4を有するパンツ型の使い捨ておむつ1である。
また、腹側外装体2A及び背側外装体2Bは、それぞれ、吸収性物品縦方向の長さLa,Lbが、サイドシール部4の長さL4より長く、それぞれ、該サイドシール部4より下方に延出する延出部分21a,21bを有している。
おむつ1についてより詳細に説明する。
おむつ1は、図1及び図2に示すように、着用時に、着用者の腹側に配される腹側部Aと、着用者の背側に配される背側部Bと、腹側部Aと背側部Bとの間に位置し、着用者の股間部に配される股下部Cを有している。おむつ(吸収性物品)1の縦方向は、腹側部Aから股下部Cを経て背側部Bに亘る方向又はその逆方向(図2中X方向)であり、おむつ(吸収性物品)1の横方向は、その縦方向に直交する方向(図2中Y方向)である。
おむつ1の吸収性本体3は、図2に示すように、液透過性の表面シート31、液不透過性又は撥水性の裏面シート32、及び両シート31、32間に介在配置された液保持性の吸収性コア33を有しており、X方向に長い長方形状に形成されている。
吸収性本体3の長手方向の両側部には、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス34,34が形成されている。各側方カフス34の自由端の近傍には、側方カフス弾性部材35が伸長状態で配されている。おむつ1を着用させる際には、側方カフス弾性部材35が収縮することにより側方カフス34が起立し、吸収性本体3から幅方向外方への液の流出が阻止される。表面シート31、裏面シート32及び吸収性コア33としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられているものと同様のものを用いることができる。吸収性本体3の外側には不織布やフィルム等の外装シートが配されている。外装シートは裏面シート32と一体化されていてもよい。
腹側外装体2Aは、おむつ1の展開且つ伸長状態(図2参照)において、横長の長方形状をなしており、おむつ縦方向(X方向)に沿う左右一対の側縁部2a,2aと、おむつ横方向(Y方向)に沿う上下一対の端縁部2c,2dとを有している。背側外装体2Bも、同様に、横長の長方形状をなしており、おむつ縦方向(X方向)に沿う左右一対の側縁部2b,2bと、おむつ横方向(Y方向)に沿う上下一対の端縁部2c,2dとを有している。腹側外装体2Aと背側外装体2Bは、図2のようにおむつ縦方向(X方向)の長さがおむつ横方向(Y方向)において均一である。
そして、腹側外装体2Aの側縁部2aの一部2a’と、背側外装体2Bの側縁部2bの一部2b’とが接合されていることによって、おむつ1には、サイドシール部4,4、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6,6が形成されている。この接合には、例えばヒートシール、高周波シール、超音波シール、接着剤等が用いられる。図1には、ウエスト開口部5に幼児の胴部7a、レッグ開口部6,6に幼児の脚部7b,7bが挿通された状態が示されている。
吸収性本体3は、長手方向の一端側(腹側外装体2Aと重なっている部分)が、腹側外装体2AのY方向の中央部に接着剤を介して固定され、長手方向の他端側(背側外装体2Bと重なっている部分)が、背側外装体2BのY方向の中央部に接着剤を介して固定されている。
腹側外装体2A及び背側外装体2Bは、本実施形態のおむつ1におけるように、2枚のシート間に伸長状態で配した弾性部材24の収縮により弾性伸縮性を発現するものについては、図2に示すように、弾性部材24を伸長させた状態で、一対の側縁部2a,2aどうし、及び一対の側縁部2b,2bどうしが、それぞれ互いに平行であることが好ましい。また、腹側外装体2A及び背側外装体2Bは、弾性部材24を伸長させた状態で、横長長方形状であることが好ましい。
なお、一対の側縁部2a,2aどうし及び一対の側縁部2b,2bどうしは、それぞれ互いに平行なものに代えて非平行なものであっても良く、例えば、腹側外装体2A又は背側外装体2Bの端縁部2dから端縁部2cに向かって、一対の側縁部間の距離が拡大したり、減少したり、一旦拡大した後に減少するもの、一旦減少した後に拡大するもの等であっても良い。
サイドシール部4は、図2に示すように、腹側外装体2Aの長さLa及び背側外装体2Bの長さLbの何れよりも短く形成されており、腹側外装体2A及び背側外装体2Bには、それぞれ、サイドシール部4より下方(着用時における下方)に延出する延出部分21a,21bが形成されている。
おむつ1における腹側外装体2A及び背側外装体2Bは何れも、図3及び図4に示すように、おむつの外面をなす外層シート22と、外層シート22の内面側に配された内層シート23と、両シート22,23間に配された複数本の糸状の弾性部材24とを備えており、それぞれ、ウエスト伸縮部G1、胴回り伸縮部G2、延出部分伸縮部G3,G4を有している。
ウエスト伸縮部G1は、腹側外装体2A及び背側外装体2Bのそれぞれにおいて、おむつ1の縦方向(X方向)における、吸収性本体3の長手方向の端部3a,3bより外方に形成されている。胴回り伸縮部G2は、腹側外装体2A及び背側外装体2Bのそれぞれにおいて、おむつ1の縦方向(X方向)における、ウエスト伸縮部G1と延出部分21a,21bとの間に形成されている。
延出部分伸縮部G3は、腹側外装体2Aの前記延出部分21aに形成されており、延出部分伸縮部G4は、背側外装体2Bの前記延出部分21bに形成されている。以下、腹側外装体2Aに形成された延出部分伸縮部G3を、腹側延出部分伸縮部G3といい、背側外装体2Bに形成された延出部分伸縮部G4を、背側延出部分伸縮部G4という。
胴回り伸縮部G2及び背側延出部分伸縮部G4は、図3又は図4に示すように、吸収性本体3と重なる部分、特に吸収性本体3の幅方向中央部と重なる部分において伸縮性を発現しないように、おむつ1の左右に分割された状態に形成されている。
ウエスト伸縮部G1及び腹側延出部分伸縮部G3は、図3又は図4に示すように、腹側外装体2A又は背側外装体2Bにおける、後述する端部固定部27,27間の全域に亘って伸縮性を発現するように形成されており、おむつ1の幅方向(Y方向)の略全域に亘って伸縮性を発現する。
ウエスト伸縮部G1、胴回り伸縮部G2及び背側延出部分伸縮部G4においては、外層シート22と内層シート23との間が、散点状に形成された多数の接合部26において接合されている。
より具体的には、伸縮部G1,G2及びG4の何れにおいても、おむつ1の横方向(Y方向)に接合部26が間欠的に直列配置されてなる接合部列が、おむつ1の縦方向(X方向)に複数列形成されている。また、それらの接合部列における各接合部のY方向の位置も全ての接合部列において一致している。また、おむつ1の縦方向(X方向)に接合部26が直列配置されてなる縦接合部列も形成されており、該縦接合部列は、おむつ1の横方向(Y方向)に間隔をおいて複数列形成されている。
そして、伸縮部G1,G2及びG4の何れにおいても、複数本の弾性部材24が、それぞれ、縦方向に隣接する接合部26間を通るように配されている。また、各弾性部材24は、後述する端部固定部27又は吸収性本体側固定部28においてシート22,23間に固定されている一方、それ以外の部位においては、シート22,23の何れにも固定されていない。
腹側外装体2Aのウエスト伸縮部G1は、腹側外装体2Aの両側縁部2a,2aに、外層シート22と内層シート23との間が接着剤を介して接合された一対の端部固定部27を有している(図3参照)。ウエスト伸縮部G1に配された弾性部材24は、一対の端部固定部27それぞれにおいてシート22,23間に固定されている一方、端部固定部27間においては、シート22,23の何れにも固定されていない。背側外装体2Bのウエスト伸縮部G1についても同様である(図4参照)。
腹側外装体2Aの胴回り伸縮部G2は、何れも、腹側外装体2Aの一方の側縁部に、外層シート22と内層シート23との間が接着剤を介して接合された端部固定部27を有しており、また、吸収性本体3の側縁3cの位置の近傍に、外層シート22と内層シート23との間が接着剤を介して接合された吸収性本体側固定部28を有している(図3参照)。胴回り伸縮部G2に配された弾性部材24は、端部固定部27と吸収性本体側固定部28のそれぞれにおいてシート22,23間に固定されている一方、端部固定部27と吸収性本体側固定部28との間においては、シート22,23の何れにも固定されていない。背側外装体2Bの胴回り伸縮部G2、及び背側延出部分伸縮部G4についても同様である(図4参照)。
吸収性本体側固定部28は、図3に示すように、吸収性本体3の側縁3cの内外に亘るように形成されていても良いが、その全体が吸収性本体3と重なるように形成されていても良い。その全体が吸収性本体3と重なっている態様には、吸収性本体側固定部28のおむつ幅方向外側の端部の位置と吸収性本体3の側縁3cの位置とが一致する態様と、吸収性本体側固定部28が、吸収性本体3の側縁3cとの間に所定の間隔を設けて形成されている態様との両者が含まれる。
また、吸収性本体側固定部28を、吸収性本体3の側縁3cよりおむつ幅方向の外方に形成することもできる。
第1実施形態のおむつ1における腹側延出部分伸縮部G3は、腹側外装体2Aの両側縁部それぞれに、外層シート22と内層シート23との間が接着剤を介して接合された端部固定部27,27を有している。そして、腹側延出部分伸縮部G3には、複数本の弾性部材24が、各端部固定部27,27においてはシート22,23間に固定され、それら両端部固定部27,27間においてはシート22,23の何れにも固定されない態様で、配されている。腹側延出部分伸縮部G3に、端部固定部27に位置する端部又はその近傍のみがシート22,23間に固定された態様で配される弾性部材24の本数は、1〜30本、特に5〜15本程度であることが好ましい。
本実施形態における腹側延出部分伸縮部G3は、吸収性本体3と重なる中央部分G31と、吸収性本体3の両側縁3c,3cそれぞれの外方に位置する側部部分G32,G32とを有する。図3及び図4には、腹側外装体2A又は背側外装体2Bを、おむつ幅方向(Y方向)に伸長させた状態が示されている。
腹側延出部分伸縮部G3の前記中央部分G31には、図3に示すように、おむつ幅方向(Y方向)に沿って延びる複数本の線状接合部29が形成されている。線状接合部29は、シート22,23間を、ヒートシール、超音波シール、高周波シール、接着剤又はこれらの組みあわせ等の任意の接合手段により接合して形成したものであり、シート22,23を熱融着させたものであることが好ましい。
図3には、線状接合部29が、おむつ縦方向に間隔を設けて6本形成されている例が示されているが、線状接合部29の本数は、1本でも複数本でも良い。1本のみ設ける態様としては、例えば、符号29aで示す最も股下部C側の一本の線状接合部29のみ形成する態様が挙げられる。線状接合部29は、1〜3本の弾性部材24毎に一本設けても良く、1本の弾性部材24毎に一本設けても良い。図示例における線状接合部29は、おむつ縦方向に、弾性部材24と線状接合部29とが交互に配置されるように形成されており、また、各弾性部材24を挟んでその上下に2本の線状接合部29が位置するように設けられている。
弾性部材24は、線状接合部29と重ならないように配されている。隣接する線状接合部29間に弾性部材24を配する場合も、隣接する線状接合部29間の間隔が弾性部材24の幅や太さとの関係で狭すぎると、該弾性部材24がシート22,23間に実質的に固定されてしまう。そのため、弾性部材24とシート22,23との間にY方向のずれが生じ得るような間隔とすることが好ましい。
他方、腹側延出部分伸縮部G3の前記側部部分G32には、図3に示すように、ウエスト伸縮部G1や胴回り伸縮部G2と同様の態様で、多数の接合部26が散点状に形成されている。具体的には、腹側延出部分伸縮部Gの側部部分G32にも、多数の接合部26が、おむつ1の横方向(Y方向)に接合部26が間欠的に直列配置されてなる接合部列が、おむつ1の縦方向(X方向)に複数列形成されるように配されている。そして、おむつ縦方向に隣接する接合部列間に弾性部材24が配されている。
また、腹側延出部分伸縮部G3の側部部分G32には、おむつ1の縦方向(X方向)に接合部26が直列配置されてなる縦接合部列も形成されており、該縦接合部列は、おむつ1の横方向(Y方向)に間隔をおいて複数列形成されている。
ウエスト伸縮部G1,胴回り伸縮部G2、背側延出部分伸縮部G4、及び腹側延出部分伸縮部G3の側部部分G32,G32のそれぞれにおいては、弾性部材24が収縮することにより、隣接する縦接合部列間のシート22及び23が外方に膨らむように変形して、隣接する縦接合部列間にシート22又はシート23からなる襞29が生じると共に、両シート22,23間には、襞29と襞29とに周囲を囲まれた中空部30が形成される(図5参照)。襞29や中空部30が形成されることにより、腹側外装体2A及び背側外装体2Bの柔らかさが向上して肌触り等が向上する他、肌当接面側に形成される襞29間を空気が流通し易くムレ防止性にも優れている。特に、内層シート23を、不織布等の通気性シートで形成した場合等においては、おむつ1内の湿気を外部に一層逃がしやすくなる。
本実施形態のおむつ1においては、腹側外装体2A及び背側外装体2Bに前述した延出部分21a,21bが形成されているため、おむつ1を着用したときに、腹側外装体2A及び背側外装体2Bの延出部分21a,21bに存する側縁部2a,2bが、図1(b)に示すように、腹側部方向と背側部方向に分かれて逆Y字状に開く。
しかも、腹側外装体2Aの腹側延出部分伸縮部G3には、弾性部材24、特に複数本の弾性部材24が、端部固定部27,27間の全域に亘ってシート22,23間に固定されない態様で配されているため、吸収性本体3の両側縁部それぞれの外方のみに弾性部材を配した場合や、弾性部材24を、吸収性本体側固定部28でシート22,23間に固定した状態に配した場合とは異なり、弾性部材24がその略全長に亘って収縮することにより得られる収縮量(弾性部材が短くなる長さ)を、線状接合部29の端部より外方、特に吸収性本体3の両側縁部それぞれより外方に位置する部分に効果的に作用させることができる。
そのため、腹側外装体2Aの延出部分21aにおける、線状接合部29の端部よりおむつ幅方向外方に位置する部分、特に吸収性本体3の両側縁部それぞれより外方に位置する部分を、おむつ幅方向に効果的に収縮させることができる。
従って、腹側部A側から見たときに、ふんどしのような外観を呈しない上に、延出部分21aが、めくれたり、ひらひらしたりせず、見栄えもよく、またモレへの不安感も与えにくい。
また、例えば、伸長応力の小さい弾性部材によっても、延出部分21aを効果的に収縮させることができるため、伸長応力の小さい弾性部材を用いて吸収性本体3や吸収性コア33の幅方向の収縮を抑制しつつ、延出部分21aを効率的に収縮させることも可能である。
また、本実施形態のおむつ1においては、腹側延出部分伸縮部G3の中央部分G31に線状接合部29を有しており、弾性部材24の収縮に伴い生じる外層シート22の浮き(内層シート23側から離れる方向に膨らむこと)を、線状接合部29により抑制することができるため、浮きによる外観の悪化、外層シート22の破けを防止できる。また、吸収性本体3の外装体側の面にキャラクターや模様等を表している場合に、それらが浮きによって外部から見えにくくなることも防止することができる。
外層シート22の浮き防止、外層シート22の破け防止等の観点から、線状接合部29の長さは、少なくとも一本の長さ、好ましくは複数本それぞれの長さが、1mm以上、特に10mm以上であることが好ましい。また、線状接合部29は、少なくとも一本の長さ、好ましくはその複数本のそれぞれの長さが、吸収性本体3の幅(おむつ幅方向の長さ)を100%としたときに、150〜5%の長さであることが好ましく、100〜10%の長さであることがより好ましい。また、線状接合部29の幅(おむつ縦方向の寸法)は、0.5〜10mm、特に1〜5mmであることが好ましい。
本実施形態における線状接合部29は、連続線状であるが、それに代えて、点線状であっても良い。点線状の線状接合部のおむつ幅方向の長さは、線状接合部中における相隣接する小接合部間の非接合部部分も含めた長さ(おむつ幅方向における一端と他端との間の距離)とする。
なお、おむつ1における腹側延出部分伸縮部G3の中央部分G31は、内層シート23側の略全域が接着剤で吸収性本体3に接合されている。また、延出部分21aの中央部分G31において、内層シート23と外層シート22とは線状接合部2以外では接合されていない。
また、本実施形態のおむつ1においては、腹側外装体2A及び背側外装体2Bの延出部分21a,21bに延出部分伸縮部G3、G4を有し、該延出部分21a,21bにおむつ横方向の伸縮性が付与されているため、延出部分21a,21bの縁部が、脚部7bの上部に柔軟に当たって、おむつ1の下方へのずれ落ちを効果的に防止する。
また、延出部分伸縮部G3,G4の伸縮応力が、着用時に、身体を締め付けるウエスト伸縮部G1や胴回り伸縮部G2の伸縮応力を更に強めるように機能し、身体へのフィット性が高まる。
そのため、おむつ1によれば、ウエスト開口部5やレッグ開口部6の締め付け力を過度に高めたりすることなく、優れたずれ落ち防止性が得られる。また、背側外装体2Bの延出部分21bによって臀部も適度に覆うことができ、臀部のはみ出しによる外観の悪化を防止することもできる。
また、おむつ1においては、腹側外装体2A及び背側外装体2Bに延出部分21a,21bが形成されているため、図1(b)に示すように、サイドシール部4が比較的まっすぐな状態を維持し易いため、腹側部Aと背側部Bにバランスよく均等な締め付け力を付与することができる。
また、おむつ1においては、腹側外装体2Aの延出部分21aのみならず、背側外装体2Bの延出部分21bにも、上述した構成の延出部分伸縮部G4,G4が形成されている。そのため、ずれ落ち防止性が一層向上している。
また、腹側延出部分伸縮部G3と延出部分伸縮部G4,G4の構成が上述のように異なるため、例えば、伸長応力が同じ弾性部材を同一の伸長率で配したとしても、腹側外装体2Aの延出部分21aと背側外装体2Bの延出部分21bとで、吸収性本体3の側縁外方の収縮の程度を異ならせることができる。
また、線状接合部29の形成および端部固定部27,27以外で固定されていない弾性部材24の影響により、腹側外装体2Aの延出部分21aの伸縮性の方が背側外装体2Bの延出部分21bに比べて大きい。
延出部分21a,21bそれぞれのおむつ横方向の伸縮性の程度は、展開かつ伸長状態のおむつ1における、延出部分21a,21bそれぞれの、吸収性本体3の側縁部3cからおむつ幅方向外方に延出する長さを100%としたとき、収縮状態における同長さが、90〜15%となることが好ましく、60〜20%となることがより好ましく、50〜25%となることが更に好ましくい。
上述した効果の一又は二以上が一層確実に奏されるようにする観点から、腹側外装体2A及び背側外装体2Bは、それぞれ、前記延出部分21a,21bの延出長さL5,L6が、該サイドシール部4の長さL4の5〜150%であることが好ましく、25〜70%であることがより好ましい。
また、同様の観点から、腹側外装体2Aの延出部分21aの延出長さL5は、腹側外装体2Aの長さLaの5〜60%、特に20〜40%であることが好ましく、背側外装体2Bの延出部分21bの延出長さL6は、背側外装体2Bの長さLbの5〜60%、特に20〜40%であることが好ましい。
なお、延出部分21a,21bそれぞれの延出長さL5,L6は、10mm以上であることが好ましく、20mm以上であることがより好ましい。
幼児用のおむつの場合、延出部分21a,21bそれぞれの延出長さL5,L6は、10〜100mmであることがより好ましく、更に好ましくは20〜70mmである。成人用のおむつの場合、延出部分21a,21bそれぞれの延出長さL5,L6は、10〜150mmであることがより好ましく、更に好ましくは20〜100である。
また、腹側外装体2Aと背側外装体2Bとは、着用者を前側から見たときに見える肌の露出部分を減らして漏れに対する不安感を低減する観点からは、前記延出部分21a,21bの延出長さL5,L6がほぼ等しいことが好ましい。延出部分21a,21bの延出長さL5,L6がほぼ等しいとは、腹側外装体2Aの延出部分21aの延出長さL5と、背側外装体2Bの延出部分21bの延出長さL6とが、5mm以下の関係を有する場合をいう。
他方、腹側外装体2A及び背側外装体2Bの両者に延出部分21a,21bを形成すると共に背側外装体2Bの延出部分21bの延出長さL6を、腹側外装体2Aの延出部分21aの延出長さL5よりも長くすることも好ましい。このような形態のパンツ型吸収性物品によれば、臀部を被覆して過度の露出を防止しつつ、着用者の股部前側もある程度覆うことができるため、外観に一層優れたおむつとなる。このような観点から、前記延出長さL6は、前記延出長さL5の1.1〜2.5倍の長さとすることがより好ましい。
なお、外層シート22及び内層シート23は、ウエスト開口部の開口周縁端をなす端縁部2dにおいて内層シート23側に折り返された延出折り返し部22a,23aを有しており、延出折り返し部22a,23aは、サイドシール部4において、外層シート22及び内層シート23の折り返されていない部分と接合されていると共に、吸収性本体3の長手方向と重なる部分が、接着剤により該吸収性本体3の表面シート側の面に接合されている。
外層シート22及び内層シート23としては、この種の物品に従来使用されている各種のシート材を特に制限なく用いることができるが、不織布であることが好ましく、特に柔軟性等の観点から、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等からなる単層の不織布又は2層以上の積層不織布であることが好ましい。また、これらの不織布とフィルムとを一体化したシートでもよい。弾性部材24の形成材料としては、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができる。弾性材料としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状(糸ゴム等)若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。
次に、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1の好ましい製造方法について図6を参照して説明する。本実施態様の製造方法は、おむつ1を連続的に製造する方法である。
本実施態様の製造方法においては、図6に示すように、外層シートの原反である幅広の帯状シート122と、内層シートの原反である幅広の帯状シート123とを、両者間に弾性部材24を伸長状態で介在させた状態に重ね合わせる。両帯状シート122,123を重ね合わせる前には、図示しない接着剤塗工機で、帯状シート122及び/又は帯状シート123に、端部固定部27及び吸収性本体側固定部28形成用の接着剤を間欠的に塗工しておき、ニップロール90による加圧により、弾性部材24が、両固定部27,28において帯状シート122,123間に固定されるようにする。
次いで、重ね合わせた両帯状シート122,123を、周面に接合部26形成用の凸部、線状接合部29形成用の凸部及び弾性部材24切断用の凸部が形成された加圧ロール91と、加圧ロール91と対向配置されたアンビルロール92との間に導入して部分的に加圧及び加熱することにより、上述した多数の接合部26及び線状接合部29を形成すると共に、吸収性本体3が配置される部位の弾性部材24を切断する。なお、接合部26の形成と、線状接合部29の形成と、弾性部材24の切断は、それぞれ異なる加圧ロールを用いて行うこともでき、また、接合部26の形成と弾性部材24の切断とを同一の加圧ロールで行う一方、線状接合部29の形成をそれとは別の加圧ロールで行うこともできる。
次いで、弾性部材24が介在された状態で積層された両帯状シート122,123を、分割手段93により、2本の帯状シート102A,102Bに分割する。分割により生じた2本の帯状シート102A,102Bは、腹側外装体連続体102A及び背側外装体連続体102Bとして用いられる。腹側外装体連続体102Aは、概ね、複数個分のおむつ1の腹側外装体2Aが連続した構成を有し、背側外装体連続体102Bは、概ね、複数個分のおむつ1の背側外装体2Bが連続した構成を有している。
分割手段としては、シートを連続的に切断し得る各種公知の切断装置を用いることができ、例えば、シートの流れ方向の上流側にカッター刃を備えたものや、周面又は周縁部に環状の刃を有する円筒又は円盤状のカッター、レーザーカッター、高圧水流カッター等を用いることができる。分割手段により分割する方法は、加圧ロール91等の軸長方向の寸法を短くできる等の利点がある。
次いで、腹側外装体連続体102Aと背側外装体連続体102Bとを、両者間に所定の間隔を設けた状態て連続搬送しながら、腹側外装体連続体102Aと背側外装体連続体102Bとに、吸収性本体3を架け渡すように固定する。吸収性本体3の固定のために、吸収性本体3の裏面シート側の面及び/又は両連続体102A,102Bの対向面に接着剤を塗工しておく。また、本実施態様においては、腹側外装体連続体102Aと背側外装体連続体102Bそれぞれの流れ方向に沿う一方の側部102A’,102B’を、吸収性本体3の両端部を覆うように折り返し、折り返した部分を該両端部に固定している。
そして、このようにして得られたおむつ連続体101を2つ折りし、次いで、サイドシール部4,4を、ヒートシール、超音波シール、高周波シール、接着剤等、またはこれらの手段を組み合わせて形成する。サイドシール部4,4の形成には、一対のシールロールを備えたシール装置(図示せず)が好ましく用いられる。また、おむつ連続体101の2つ折りは、腹側外装体連続体102Aの側部102A’の折り返し及び背側外装体連続体102Bの側部102B’の折り返しにより生じた縁部101’どうしが重なるように行う。
そして、サイドシール部4,4の形成後に、おむつ連続体101を公知の切断手段(図示せず)により、個々のおむつ1の寸法に切断する。これにより、上述した構成のパンツ型使い捨ておむつ1が得られる。サイドシール部4,4は、腹側外装体連続体102A及び背側外装体連続体102Bそれぞれの全幅に亘らないように形成し、おむつ1の腹側外装体2A及び背側外装体2Bに上述した延出部分21a,21bが形成されるようにする。
本実施態様の製造方法に関し、特に説明しない点は、従来の、いわゆる横流れ方式のパンツ型使い捨ておむつの製造方法と同様にして製造することができる。例えば、腹側外装体連続体102A及び背側外装体連続体102B上に配置する吸収性本体3は、吸収性本体が長手方向に連続した構成の吸収性本体連続体103を公知の方法により製造した後、これをおむつ1個分の寸法に切断して得ることができる。また、得られた吸収性本体3は、それぞれ90度回転した上で、腹側外装体連続体102A及び背側外装体連続体102B上に間欠的に配置することができる。
また、第1実施形態のおむつ1は、このように、外装体形成用の帯状シート122,123から、レッグ開口部形成用のトリムを除去しないで製造することができるため、トリムの除去や再利用に必要な工程を不要として、効率的且つ経済的に製造することができる。また、トリムが生じないため環境にもやさしい。
次に、本発明の第2及び第3実施形態について説明する。
第2及び第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつについては、第1実施形態との相違点について主として説明し、同様の点については説明を省略する。特に説明しない点は、第1実施形態と同様である。以下の説明においては、第1実施形態のおむつの各構成要素等に付した符号と同一の符号を、第2及び第3実施形態における対応する構成要素等に付してある。
第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつにおいては、図7に示すように、腹側延出部分伸縮部G3の中央部分G31に、複数本の線状接合部29が形成されているが、その線状接合部29の長さが、ウエスト開口部5側から股下部C側に向かって漸次短くなっている。
この場合、延出部分21aの収縮した部分が、線状接合部29の端部の位置まで移動するが、その収縮した部分が、おむつ幅方向内側に入る程度が、ウエスト開口部5側から股下部C側に向かって大きくなるため、延出部分21aの側縁部が、ウエスト開口部5側から股下部C側に向かっておむつ幅方向内側に大きく入ることになる。
そのため、腹側部A側の脚回りの外観をハイレグ様の外観とすることができる。
第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつは、第1実施形態のおむつ1における腹側延出部分伸縮部G3と同様の構成を有する伸縮部を、腹側外装体2Aの延出部分21a及び背側外装体2Bの延出部分21bの双方に有している。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されるものではない。
例えば、腹側延出部分伸縮部G3の側部部分G32における接合部26は、平面視千鳥状のパターンで形成されていても良い。また、ウエスト伸縮部G1や胴回り伸縮部G2等は、全面的に接着された2枚のシート間に弾性部材が固定されているもの等であっても良い。
また、背側外装体2Bの延出部分は、第1実施形態のおむつ1とは異なる構成によって、おむつ横方向に伸縮性を有していても良い。ここでいう、おむつ横方向に伸縮性を有するとは、横方向(Y方向)のみに伸縮性を有する場合に限られず、横方向(Y方向)及び縦方向(X方向)に伸縮性を有していても良い。また、平面内の全方向に伸縮するものであっても良い。
また、おむつ1における端部固定部27は、腹側外装体2A又は背側外装体2Bのおむつ幅方向(Y方向)の端縁との間にある程度の距離(例えば0mm超20mm以下の隙間)を設けて形成されていても良い。
また、パンツ型吸収性物品は、幼児又は成人用のパンツ型使い捨ておむつの他、パンツ型の生理用ナプキン等であっても良い。
1 パンツ型使い捨ておむつ(パンツ型吸収性物品)
2A 腹側外装体
2a,2a 側縁部
21a 延出部分
2B 背側外装体
2b,2b 側縁部
21b 延出部分
22 外層シート
23 内層シート
24 弾性部材
3 吸収性本体
31 表面シート
32 裏面シート
33 吸収性コア
34 側方カフス
4 サイドシール部
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
G1 ウエスト伸縮部
G2 胴回り伸縮部
G3 腹側延出部分伸縮部
G31 中央部分
G32 側部部分
G4 背側延出部分伸縮部

Claims (2)

  1. 着用者の腹側に配される腹側外装体と、着用者の背側に配される背側外装体と、腹側外装体及び背側外装体に架け渡すように固定された吸収性本体とを具備し、腹側外装体と背側外装体の吸収性物品縦方向に沿う両側縁部に、腹側外装体と背側外装体とを接合して形成されたサイドシール部を有するパンツ型吸収性物品であって、
    腹側外装体及び背側外装体は、それぞれ、吸収性物品縦方向の長さが前記サイドシール部の長さより長く、それぞれ、該サイドシール部より下方に延出する延出部分を有しており、
    腹側外装体の前記延出部分においては、2枚のシート間に弾性部材が配されており、
    その弾性部材の一本又は複数本は、腹側外装体の側縁部又はその近傍に設けられた端部固定部において前記2枚のシート間に固定されている一方、端部固定部間においては、該2枚のシートの何れにも固定されておらず、
    腹側外装体の前記延出部分における吸収性本体と重なる部分に、前記2枚のシート間が接合された線状接合部が、吸収性物品幅方向に延びて形成されており、
    前記線状接合部は、吸収性物品縦方向に間隔を開けて複数本形成されており、
    複数の前記線状接合部は、着用時に下方に位置するものほど、吸収性物品横方向の長さが短くなっている、パンツ型吸収性物品。
  2. 腹側外装体及び背側外装体は、それぞれ、前記延出部分の延出長さが、該サイドシール部の長さの5〜150%である、請求項1に記載のパンツ型吸収性物品。
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