JP5413266B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用のステアリング装置に関する。
従来、車両用のステアリング装置には、例えば車両が前面衝突し、慣性の作用により運転者がステアリングホイールに衝突(二次衝突)した場合に、その衝撃緩和等を目的として、ステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムが車両本体から離脱するようにしたものがある。通常、こうしたステアリング装置では、ステアリングコラムを支持する固定ブラケットが、該固定ブラケットに対して所定荷重以上の車両前方への荷重が作用したときに、車両本体から離脱する所謂ブレークアウェイブラケットとして構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−62434号公報
しかしながら、上記従来のようなステアリング装置においては、固定ブラケットが車両本体から離脱した後は、同固定ブラケットによりステアリングコラムが車両本体に対して支持されなくなるため、ステアリングコラム(ステアリングホイール)が落下する虞がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、固定ブラケットの離脱後においても、ステアリングコラムが車両本体に対して支持された状態を維持できるステアリング装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ステアリングホイールが連結されるステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムと、締結装置により車両本体に固定され前記ステアリングコラムを支持する固定ブラケットとを備え、前記固定ブラケットは、所定荷重以上の車両前方への荷重が作用することにより、車両前方側に離脱するように構成されたステアリング装置において、前記固定ブラケットには、前記ステアリングコラムの軸線方向に貫通する貫通孔が形成され、離脱した前記固定ブラケットを前記軸線方向に移動させるガイドレール、及び前記ガイドレールの該固定ブラケットに対する相対移動を規制する規制手段を備え、前記ガイドレールは、前記締結装置により前記車両本体に固定される固定部及び本体部を有し、前記本体部は前記軸線方向に延びて前記貫通孔に挿通され、前記締結装置により前記固定部を前記車両本体に固定する際の締め付けに伴って前記車両本体に近接するように設けられるものであり、前記規制手段は、前記車両本体に固定される前の前記ガイドレールが前記固定ブラケットに対して相対移動することを規制して該固定ブラケット及び該ガイドレールを前記車両本体に固定可能な取付位置で保持する規制部材を備え、前記規制部材は前記締結装置の締結により前記ガイドレールが前記車両本体に近接するにつれて該ガイドレールの前記固定ブラケットに対する相対移動を規制する規制力が小さくなるように形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、固定ブラケットの貫通孔には、車両本体に固定されたガイドレールの本体部が挿通されており、該本体部はステアリングコラムの軸線方向に延出されている。そのため、固定ブラケットに対して所定荷重以上の車両前方への荷重が作用して、該固定ブラケットが車両本体から離脱して車両前方側に移動しても、該固定ブラケットの貫通孔内には、ガイドレールの本体部が挿通された状態となり、固定ブラケットはガイドレールを介して車両本体に支持される。従って、固定ブラケットの離脱後においても、ステアリングコラムがガイドレールを介して車両本体に支持された状態を維持でき、ステアリングコラムが落下することを防止できる。
ここで、ステアリング装置の製造後、車両本体に組み付けるまでの間に該ステアリング装置を移動(搬送)させる際に、該ステアリング装置に振動等が加わることで、ガイドレールの固定ブラケットに対する相対位置がずれることがある。そのため、車両本体に固定する前の固定ブラケットに対するガイドレールの相対位置を、これら固定ブラケット及びガイドレールが車両本体に固定可能な取付位置に調整して製造したとしても、ステアリング装置を車両本体に組み付けるときに、これらの相対位置を再び調整し直さなければならず、組み付け性が低下する虞がある。一方、ガイドレールの固定ブラケットに対する相対移動を規制すると、その規制力に応じて固定ブラケットが車両本体から離脱する離脱荷重が変化する。そのため、ステアリング装置を車両へ組み付けた後は、ガイドレールの固定ブラケットに対する相対移動を規制する規制力を小さくし、固定ブラケットの離脱荷重へ与える影響を抑えることが望ましい。
この点、上記構成によれば、車両本体へ固定する前の状態でのガイドレールの固定ブラケットに対する相対移動が規制部材により規制されるため、ステアリング装置を移動させる際の振動等では、ガイドレールの固定ブラケットに対する相対位置がずれ難くなり、ステアリング装置の組み付け性の低下を抑制できる。そして、規制部材は、ステアリング装置を車両に組み付ける際にガイドレールが車両本体に近接するにつれて、該ガイドレールの相対移動を規制する規制力が小さくなるように形成されている。そのため、ステアリング装置の組み付け後(固定ブラケット及びガイドレールを車両本体に固定した後)は、固定ブラケットとガイドレールとの相対移動を規制する規制力が小さくなり、規制部材が固定ブラケットの離脱荷重に与える影響を小さくできる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のステアリング装置において、前記規制部材は、前記ガイドレールに係止することにより、前記ガイドレールの前記固定ブラケットに対する相対移動を規制するものであり、前記ガイドレールが前記車両本体に近接するにつれて該ガイドレールとの接触面積が小さくなるように形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、ガイドレールは規制部材が係止することで、固定ブラケットに対する相対移動が規制されるため、規制部材によって容易にガイドレールの移動を規制することができる。また、ガイドレールが車両本体に近接するにつれて規制部材とガイドレールとの接触面積が小さくなるため、規制部材が係止することでガイドレールの相対移動を規制する規制力が低減し、規制部材が固定ブラケットの離脱荷重に与える影響を小さくできる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のステアリング装置において、前記ガイドレールは、車両幅方向に延びる側板部を有し、前記規制部材は、前記ガイドレールの位置合わせをする位置合わせ部、及び前記ガイドレールに係止する係止部を備え、前記位置合わせ部は前記側板部における車両前方側の前面に当接することにより、前記ガイドレールの前記固定ブラケットに対する前記軸線方向の位置合わせをするものであり、前記係止部は、前記側板部における車両後方側の後面に係止するとともに、前記ガイドレールが前記車両本体に近接するにつれて前記後面との接触面積が小さくなるように形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、側板部の前面に位置合わせ部が当接するとともに、その後面に係止部が係止することにより、ガイドレールの固定ブラケットに対する相対移動が規制される。つまり、これら位置合わせ部及び係止部と側板部との間の摩擦力により、ガイドレールの車両本体に近接する方向への移動が規制されるとともに、側板部の後面が係止部に係止することでガイドレールの軸線方向に沿った移動が規制され、ステアリング装置の組み付け性の低下を抑制できる。また、側板部の前面を位置合わせ部に当接させることで、容易にガイドレールの固定ブラケットに対する軸線方向の位置合わせをすることができる。
この構成において、ステアリング装置の組み付け後に後面と係止部とが接触する場合には、固定ブラケットの離脱時に、係止部及びガイドレールを変形させて固定ブラケットとガイドレールとを相対移動させる必要がある。ここで、上記構成では、ステアリング装置の組み付け後に後面と係止部との接触面積が小さくなるため、ステアリング装置の組み付け前(固定ブラケット及びガイドレールを車両本体に固定する前)に比べ、係止部及びガイドレールの変形量が小さくても固定ブラケットとガイドレールとが相対移動可能になる。従って、ステアリング装置の組み付け後に規制部材による規制力を小さくでき、規制部材が固定ブラケットの離脱荷重に与える影響を小さくできる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のステアリング装置において、前記係止部は、前記固定ブラケット及び前記ガイドレールが前記車両本体に固定された状態で前記後面との接触面積がゼロとなるように形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、ガイドレールが車両本体に固定された状態で側板部と係止部との接触面積がゼロになる、すなわち側板部と係止部とが非接触状態になる。そのため、固定ブラケットが離脱するときに、係止部及びガイドレールが変形せずとも固定ブラケットとガイドレールとが相対移動可能になり、規制部材が固定ブラケットの離脱荷重に与える影響を十分に小さくできる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のステアリング装置において、前記貫通孔に設けられる緩衝部材を備え、前記緩衝部材は、弾性材料からなるとともに、前記本体部が遊挿される遊挿孔を有することを要旨とする。
上記構成によれば、本体部と貫通孔との間に弾性材料が介在されることになるため、車両走行時の振動などによって本体部が固定ブラケットに接触して異音が発生することを防止できる。なお、本体部は、緩衝部材の遊挿孔内に遊挿されるため、固定ブラケットの離脱荷重に影響を与えない。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のステアリング装置において、前記規制部材は、弾性材料により構成され、前記緩衝部材は、前記規制部材と一体形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、緩衝部材が規制部材と一体形成されるため、部品点数の増大を抑制できる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のステアリング装置において、前記固定ブラケットは、車両後方側に開口するとともに前記締結装置が挿通される締結孔を有し、該締結孔と前記締結装置との間にカプセル機構を介して前記車両本体に固定されるものであり、前記カプセル機構は、前記固定ブラケットに当接するカプセルと、前記締結装置により前記固定ブラケットを前記車両本体に固定する際の締め付けに伴って圧縮される付勢部材とを備え、該付勢部材の付勢力により前記固定ブラケットが離脱する際に該固定ブラケットと前記カプセルとの間で発生する摩擦力が規定されるものであって、前記締結装置は、一組のボルト及びナット又は一つのボルトにより構成され、前記ガイドレールの前記固定部は、前記車両本体との間に前記付勢部材を介して前記一組のボルト及びナット又は前記一つのボルトにより該車両本体に固定されることを要旨とする。
上記構成によれば、ガイドレールは、一組のボルト及びナット、又は一つのボルトからなる締結装置により、固定ブラケットを車両本体に固定する際の締め付けに伴って付勢部材が圧縮されるときに、該付勢部材とともに車両本体に近接するようになる。そして、締結装置は、一組のボルト及びナット又は一つのボルトにより構成されるため、固定ブラケットとガイドレールとを、例えば別々のボルト及びナットにより車両本体に固定する場合に比べ、部品点数の増大を防止できる。
本発明によれば、固定ブラケットの離脱後においても、ステアリングコラムが車両本体に対して支持された状態を維持可能なステアリング装置を提供することができる。
ステアリング装置におけるステアリングコラムの軸線方向に沿った断面図。 A−A断面図。 ステアリング装置の側面図。 車体側ブラケットの一部を破断したステアリング装置の平面図。 カプセル機構を示す拡大断面図。 カプセル機構の分解斜視図。 ガイドレール、保持ラバー及び車体側ブラケットを示す分解斜視図。 (a)ガイドレールの側面図、(b)ガイドレールの平面図。 (a)保持ラバーの側面図、(b)保持ラバーの正面図。 B−B断面図。 (a)〜(c)アッパブラケットの離脱前後の状態を示す作用説明図。 ステアリング装置の組み付け前における保持ラバー近傍の断面を示す断面図。 (a)別の保持ラバーの正面図、(b)別の保持ラバーの側面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、ステアリング装置1において、車両後方側の端部(図1における右側端部)にステアリングホイール2が固定されるステアリングシャフト3を構成するコラムシャフト4は、軸受5に軸支されることによりステアリングコラム6内において回転可能に収容されている。そして、コラムシャフト4における車両前方側の端部(図1における左側端部)は自在継手を介してインターミディエイトシャフト(図示略)に連結されることにより、そのステアリング操作に伴う回転及び操舵トルクが、ラック&ピニオン機構等の図示しない転舵輪の舵角を変更する転舵機構へと伝達されるようになっている。なお、ステアリングシャフト3は、車両前方側端部が鉛直方向下側に位置するように傾斜した状態で車両に搭載されている。
また、ステアリング装置1は、鉛直方向におけるステアリングホイール2の位置(ステアリング位置)の調整を可能とする所謂チルト調整機能、及びステアリングシャフト3の軸線方向におけるステアリング位置の調整を可能とする所謂テレスコ調整機能を有している。
詳述すると、本実施形態のコラムシャフト4は、ステアリングホイール2が固定される中空状のアッパシャフト11と、該アッパシャフト11に収容されるロアシャフト12とを備えている。アッパシャフト11の内周にはスプライン嵌合部11aが形成されるとともに、ロアシャフト12の外周にはスプライン嵌合部12aが形成されている。そして、アッパシャフト11とロアシャフト12とは、スプライン嵌合することにより互いに軸線方向へ相対摺動可能、且つ一体回転可能に構成されている。また、ステアリングコラム6は、軸受5を介してアッパシャフト11を収容支持するアウタチューブ13と、ロアシャフト12を収容するインナチューブ14とを備えている。このアウタチューブ13は、その内周にインナチューブ14が挿入されることにより同インナチューブ14に対して軸線方向に相対摺動可能に設けられている。
なお、本実施形態では、インナチューブ14の他端には、操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与するEPSアクチュエータ(図示略)の出力軸16が収容されるハウジング17が設けられている。この出力軸16は、ロアシャフト12の他端に連結されるとともに、上記ハウジング17内に軸受19〜21を介して回転可能に支持されている。なお、出力軸16は、アッパシャフト11及びロアシャフト12とともにコラムシャフト4を構成している。そして、この出力軸16にはウォームホイール22が固定されており、該ウォームホイール22及び図示しないウォームギアにより構成される変速機構を介して、図示しないモータの回転を出力軸16に伝達することにより、操舵系に対してアシスト力を付与することが可能な構成となっている。
そして、ステアリングコラム6は、車両本体の一部を構成する取付ステー24の車両前方側に固定されたロアブラケット25によって、ハウジング17に設けられたチルト中心軸Oを中心として傾動可能に支持されている。また、ステアリングコラム6は、取付ステー24の車両後方側に固定されたアッパブラケット26によって、そのアウタチューブ13がチルト中心軸Oを中心として傾動可能、且つ軸線方向移動可能に支持されている。
図2及び図3に示すように、アッパブラケット26は、取付ステー24に固定される車体側ブラケット31と、ステアリングコラム6(アウタチューブ13)が固定されるコラム側ブラケット32と、これら車体側ブラケット31とコラム側ブラケット32とを連結する支軸33とを備えている。
この車体側ブラケット31は、ステアリングシャフト3の軸線方向視で略コ字状に形成されるクランプ部35、及びクランプ部35の上端に固定される平板状のプレート部36とから構成されている。そして、クランプ部35に設けられた一対の側板37には、ステアリングコラム6の傾動方向に沿った略円弧状のチルト長孔38がそれぞれ形成されている。また、コラム側ブラケット32は、ステアリングシャフト3の軸線方向視で略コ字状に形成されるとともに、該コラム側ブラケット32に設けられた一対の側板41には、軸線方向に沿って長いテレスコ長孔42が形成されている。さらに、本実施形態の車体側ブラケット31には、その剛性を確保すべく、ステアリングシャフト3の軸線方向と直交する補強部43が側板41の左右方向(図2における左右方向)両側にそれぞれ形成されている。
支軸33は、軸状に形成されるとともに、その基端側(図2における左側)には径方向外側に延出される円板状の頭部45が形成されている。そして、支軸33は、コラム側ブラケット32が車体側ブラケット31の内側に配置された状態で、両ブラケット31,32にそれぞれ形成されたチルト長孔38及びテレスコ長孔42に挿通されることにより、車体側ブラケット31とコラム側ブラケット32とを連結している。なお、支軸33の先端側(図2における右側)には、ナット46が螺着されることにより、支軸33が両ブラケット31,32に対してその軸方向移動不能に固定されている。これにより、コラム側ブラケット32は、チルト長孔38の形成された範囲内で車体側ブラケット31に対してチルト中心軸Oを中心として傾動可能となるとともに、テレスコ長孔42の形成された範囲内で軸線方向に沿って移動可能となっている。つまり、アッパブラケット26は、上記範囲内でステアリングコラム6を傾動可能且つ軸方向移動可能に支持している。
また、ステアリング装置1には、鉛直方向及び軸線方向におけるステアリング位置を保持するためのロック機構51が設けられている。
詳述すると、このロック機構51は、支軸33を中心として該支軸33と一体で回動可能に設けられた操作レバー52と、支軸33の頭部45とクランプ部35の側板37との間に設けられ、操作レバー52(支軸33)の回動位置に応じて該側板37を支軸33の軸方向先端側(図3における右側)に押圧するカム機構53とを備えている。なお、このカム機構53は、支軸33と一体回転する第1カム部材54、及び該第1カム部材54と相対回転可能な第2カム部材55からなり、その相対回転位置に応じてこれら第1カム部材54と第2カム部材55とが接離する構成となっている。
また、ロック機構51は、操作レバー52の回動位置に応じてインナチューブ14を、ステアリングシャフト3の軸線方向及び車両幅方向と直交する上下方向における上側に押圧する略筒状の押圧部材56を備えている。なお、支軸33の外周にはスプライン嵌合部33aが形成されるとともに、押圧部材56の内周にはスプライン嵌合部56aが形成されており、押圧部材56はスプライン嵌合することにより、支軸33と一体回転するように構成されている。また、押圧部材56は、支軸33の中心に対して偏心した位置に配置される断面円弧状のカム部57を有しており、該カム部57はアウタチューブ13の下部に形成された開口13aを介してインナチューブ14に当接している。そして、支軸33の回動位置に応じて上記カム部57がインナチューブ14を押圧する構成となっている。
そして、操作レバー52を周方向一方側に回動させることで、カム機構53によって両ブラケット31,32の各側板37,41同士が摩擦係合するとともに、押圧部材56によってインナチューブ14の外周面とアウタチューブ13の内周面とが摩擦係合する。これにより、コラム側ブラケット32が車体側ブラケット31に対して相対移動できなくなり、ステアリング位置を変更不能なロック状態となる。一方、操作レバー52を周方向他方側に回動させることで、カム機構53による押圧力がなくなって両ブラケット31,32の側板37,41同士の摩擦係合が解除されるとともに、押圧部材56による押圧力がなくなり、該インナチューブ14とアウタチューブ13との摩擦係合が解除される。これにより、コラム側ブラケット32が車体側ブラケット31に対して相対移動可能になり、ステアリング位置を変更可能なアンロック状態となる。
このように構成されたステアリング装置1では、ロック機構51をアンロック状態とし、車体側ブラケット31に対してコラム側ブラケット32及びステアリングコラム6を傾動させることにより、チルト長孔38の範囲内で上下方向におけるステアリング位置を調整可能な構成となっている。また、インナチューブ14及びロアシャフト12に対してアウタチューブ13及びアッパシャフト11を相対移動させるとともに、車体側ブラケット31に対してコラム側ブラケット32を軸方向に相対移動させることにより、テレスコ長孔42の範囲内で軸線方向におけるステアリング位置を調整可能な構成となっている。
ここで、アッパブラケット26は、例えば二次衝突時にステアリングコラム6が車両本体の一部を構成する取付ステー24から離脱すべく、該アッパブラケット26に対して所定荷重以上の車両前方への荷重が作用したときに、取付ステー24から離脱する所謂ブレークアウェイブラケットとして構成されている。すなわち、本実施形態では、アッパブラケット26が固定ブラケットとして構成されている。
詳述すると、図4に示すように、車体側ブラケット31のプレート部36は、クランプ部35の車両幅方向(図4における上下方向)両側に延出する延出部61を有しており、これら各延出部61には、ステアリングシャフト3の軸線方向に沿って長く形成されるとともに車両後方側(図4における右側)に開口した締結孔62がそれぞれ形成されている。そして、図5に示すように、アッパブラケット26(車体側ブラケット31)は、各締結孔62にカプセル機構63を介して取付ステー24から突出するボルト64が挿通されるとともに、該ボルト64にナット65が締結されることで取付ステー24に固定されている。すなわち、一組のボルト64及びナット65によって締結装置が構成される。
図4及び図6に示すように、締結孔62は、略円形状の円形部71と、該円形部71に連続するとともにその直径よりも狭い幅に形成された等幅帯状のスリット部72とから構成されている。一方、図5及び図6に示すように、カプセル機構63は、アッパブラケット26(プレート部36)と取付ステー24との間に介在される平板状のカプセル73を備えている。このカプセル73には、締結孔62の円形部71に挿入される円筒状のボス部74が形成されている。このボス部74の外径は締結孔62の円形部71の内径と略等しく形成されており、スリット部72の幅よりも大きくなっている。また、カプセル機構63は、ボス部74の内周に嵌合するとともにボルト64が挿通される円筒状のカラー75と、カラー75に外嵌される円環状の皿ばね76と、同皿ばね76を収容する円環状のハウジング77とを備えている。カラー75の下端には径方向外側に延出した環状のフランジ部78が形成されており、皿ばね76の端部が当接するようになっている。そして、カプセル機構63は、ボルト64の先端側にナット65が螺着されることで、皿ばね76が弾性変形した状態で取付ステー24に固定されるようになっている。この皿ばね76の付勢力により、アッパブラケット26が離脱する際に、カプセル73とプレート部36及び取付ステー24との間に該付勢力に応じた摩擦力が作用するようになっている。すなわち、本実施形態では、皿ばね76が付勢部材に相当する。
なお、ボス部74の内周面には径方向内側に突出する係合突部74aが形成されるとともに、カラー75の上端には係合突部74aが係合する係合溝75aが形成されている。そして、ボス部74の係合突部74aをカラー75の係合溝75aに係合させることで、車両への組み付け前の状態でカプセル機構63がアッパブラケット26に対して固定されるようになっている。これにより、車両への組み付け前の状態でステアリング装置1を移動させる際に、同カプセル機構63が脱落しないようになっている。
そして、アッパブラケット26に対して所定荷重以上の車両前方への荷重が作用すると、カプセル機構63を車両本体に残した状態で、ステアリングシャフトの軸線方向における車両前方側に離脱するようになっている。なお、所定荷重とは、カプセル73のボス部74が締結孔62のスリット部72を通過する際の抵抗及び、上記皿ばね76の付勢力に応じたアッパブラケット26とカプセル73との間の摩擦力に抗してアッパブラケット26を移動させるのに必要な荷重である。
ところで、アッパブラケット26が車両本体を構成する取付ステー24から離脱した後は、該アッパブラケット26によりステアリングコラム6が取付ステー24に対して支持されなくなる。
そこで、図2〜4及び図7に示すように、本実施形態のステアリング装置1には、アッパブラケット26が離脱した後においても、該アッパブラケット26が取付ステー24に支持された状態を維持すべく、ガイドレール81が設けられている。
詳述すると、図2及び図7に示すように、車体側ブラケット31の補強部43には、ステアリングシャフト3の軸線方向に貫通する貫通孔82が形成されている。この貫通孔82は、上下方向に長い長方形状に形成されている。
図2〜図4及び図8(a),(b)に示すように、ガイドレール81は、取付ステー24に固定される固定部84と、車両幅方向(図8(b)における上下方向)と平行に延びる側板部85と、軸線方向(図8における左右方向)と平行に延びる本体部86とを備えている。
具体的には、この固定部84は上下方向と直交する平板状に形成されるとともに、固定部84にはボルト64が挿通されるボルト孔87が形成されている。そして、固定部84は、ボルト孔87が締結孔62の円形部71と同軸上に配置されることで、カプセル機構63と一体で取付ステー24に固定されている。これにより、ガイドレール81は、ナット65をボルト64に螺着する際に、皿ばね76が圧縮されることで車両本体を構成する取付ステー24に近接するようになっている。また、側板部85は、固定部84の車両幅方向左側端部から上下方向下側に延びた後、上下方向に平行で車両幅方向に延びる平板状に形成されている。
さらに、本体部86は、側板部85の車両幅方向右側端部から上下方向に平行で軸線方向に延びる平板状に形成されるとともに、固定部84にボルト64が挿通された状態で貫通孔82に挿入可能に形成されている。また、この本体部86の車両前方側端部には、離脱したアッパブラケット26が係止するフック部88が設けられている。具体的には、本体部86は、その上下方向における上側の上端部89が車両前方側に向かって上下方向における下側に傾斜することにより、軸線方向における車両前方側に向かうにつれて上下方向の長さが短くなるように形成されている。そして、フック部88は、本体部86の車両前方側端部から上下方向の上側に突出して形成されている。
ここで、ステアリング装置1の製造後、車両(取付ステー24)に組み付けるまでの間に該ステアリング装置1を移動(搬送)させる際に振動等が加わることで、ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対位置がずれることがある。そのため、取付ステー24に固定する前のアッパブラケット26に対するガイドレール81の相対位置を、これらアッパブラケット26及びガイドレール81が取付ステー24に固定可能な取付位置に調整して製造したとしても、ステアリング装置1を取付ステー24に組み付けるときに、これらの相対位置を再び調整し直さなければならず、組み付け性が低下する虞がある。一方、ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対移動を規制すると、その規制力に応じてアッパブラケット26が取付ステー24から離脱する離脱荷重が変化する。そのため、ステアリング装置1を車両へ組み付けた後は、ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対移動を規制する規制力を小さくし、アッパブラケット26の離脱荷重へ与える影響を抑えることが望ましい。
この点を踏まえ、図2〜図4、図7及び図9(a),(b)に示すように、本実施形態のステアリング装置1は、車体側ブラケット31に固定され、ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対移動を規制する規制手段としての保持ラバー91を備えている。この保持ラバー91は、側板部85の車両前方側の前面85aと当接する位置合わせ部としての位置合わせ突起92、及びステアリング装置1の組み付け前の状態で側板部85の車両後方側の後面85bに係止する係止部としての係止爪93とを備えている。また、保持ラバー91は、貫通孔82に設けられ、本体部86が遊挿される遊挿孔96を有する緩衝部材としての緩衝部94を備えている。なお、本実施形態では、位置合わせ突起92、係止爪93及び緩衝部94は、合成ゴムや樹脂材料等の弾性材料により構成されており、緩衝部94は位置合わせ突起92及び係止爪93と一体に形成されている。また、位置合わせ突起92及び係止爪93によって規制部材が構成されている。
そして、保持ラバー91は、アッパブラケット26及びガイドレール81を取付ステー24に固定する前の状態で、これらの相対位置をアッパブラケット26及びガイドレール81が取付ステー24に対して固定可能な取付位置、すなわち固定部84のボルト孔87が締結孔62の円形部71と同軸上に配置される位置で保持するようになっている。また、保持ラバー91は、ボルト64にナット65を螺着することによりガイドレール81が取付ステー24に近接するにつれて該ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対移動を規制する規制力が小さくなるようになっている。
詳述すると、保持ラバー91は、緩衝部94が貫通孔82に挿入されて車体側ブラケット31に固定されている。具体的には、この緩衝部94は、貫通孔82の形状に対応した略直方体状に形成されており、その車両後方側端部には、外周から外側に延出されるフランジ部97が形成されるとともに、その車両前方側端部には車両幅方向に突出する突出部98が形成されている。そして、保持ラバー91は、貫通孔82に挿入されて、その突出部98が補強部43の車両前方側の側面に係止することで、アッパブラケット26に固定されている(図4参照)。また、遊挿孔96は、緩衝部94の略中央に軸線方向に貫通して形成されており、ガイドレール81の本体部86は遊挿孔96を介して貫通孔82に挿通されるようになっている。なお、遊挿孔96の上下方向の長さは、本体部86における車両後方側端部の上下方向長さに比べ、ステアリング装置1を組み付ける際に皿ばね76が圧縮される圧縮量以上、長くなるように形成されている。
図9(a),(b)に示すように、位置合わせ突起92は、緩衝部94から車両後方側(図9(a)における右側)に突出するとともに略円柱状に形成されており、保持ラバー91(緩衝部94)の前面85aとの対向面91aにおける上下方向上側部分に配置されている。そして、位置合わせ突起92の突出量は、ガイドレール81の本体部86を遊挿孔96に遊挿し、該位置合わせ突起92が側板部85の前面85aに当接した状態で、固定部84のボルト孔87が締結孔62の円形部71と同軸上に配置されるように設定されている。
一方、係止爪93は、緩衝部94から車両後方側に突出するとともに略四角柱に形成される連結部101と、該連結部101の車両後方側端部から上下方向上側に突出する爪部102とからなる。この爪部102は、側板部85の前面85aが位置合わせ突起92と当接するとともに本体部86の下端が遊挿孔96の下端に当接した状態では、該側板部85の後面85bに係止してガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対位置を保持するようになっている(図12参照)。詳しくは、爪部102は、側板部85を車両前方側に押圧した状態で当接しており、位置合わせ突起92及び係止爪93と側板部85との間に摩擦力が作用することで、ガイドレール81の上下方向における位置が保持されるようになっている。また、側板部85の後面85bに係止爪93が係止することで、ガイドレール81がアッパブラケット26に対して軸線方向に相対移動することが規制される。
また、係止爪93は、本体部86の下端が遊挿孔96の下端に当接した状態で、連結部101の上面101aが側板部85の下端に当接する位置に形成されている。そして、係止爪93の爪部102は側板部85の下端から上方に突出して形成されている。つまり、係止爪93の爪部102は、ガイドレール81が取付ステー24に近接するように上下方向上側に移動することで、後面85bと該爪部102との接触面積が小さくなるようになっている。本実施形態では、爪部102の突出量αは、ナット65をボルト64に螺着することによる皿ばね76の圧縮量β(図12参照)以下となっており、図10に示すように、側板部85の下端が爪部102の上端よりも上方に位置し、後面85bと該爪部102との接触面積がゼロ、すなわち後面85bと該爪部102とが非接触状態になるようになっている。
次に、本実施形態のステアリング装置1の作用について説明する。
図11(a)に示すように、アッパブラケット26の離脱前の状態においては、該アッパブラケット26はカプセル機構63を介して取付ステー24に固定されており、ステアリングコラム6(アウタチューブ13)はアッパブラケット26により取付ステー24に対して支持されている。ここで、上記のようにアッパブラケット26に対して所定荷重以上の車両前方への荷重が作用すると、図11(b)に示すように、アッパブラケット26が取付ステー24から離脱する。ここで、本実施形態では、ガイドレール81の本体部86は保持ラバー91の遊挿孔96に遊挿されるとともに、側板部85の下端は係止爪93の爪部102よりも上方に位置することにより係止爪93が側板部85に係止していない(図10参照)。そのため、アッパブラケット26の離脱時に、保持ラバー91によってガイドレール81がアッパブラケット26に対して軸線方向に相対移動することが規制されない。従って、保持ラバー91は、アッパブラケット26が取付ステー24から離脱する離脱荷重に影響を与えず、上記所定荷重がアッパブラケット26に作用することで、確実に該アッパブラケット26が離脱する。
このようにアッパブラケット26が離脱した後、車体側ブラケット31の貫通孔82には、取付ステー24に固定されたガイドレール81の本体部86が緩衝部94を介して挿通されているため、アッパブラケット26は本体部86の長手方向(軸線方向)に沿って移動する。そして、図11(c)に示すように、アッパブラケット26は、ガイドレール81のフック部88に当接することで、それ以上車両前方側(図11における左側)に移動することが規制される。このように、アッパブラケット26の貫通孔82に取付ステー24に固定されたガイドレール81の本体部86が挿通されているため、該アッパブラケット26はガイドレール81を介して取付ステー24に支持された状態となる。従って、アッパブラケット26の離脱後においても、ステアリングコラム6がガイドレール81を介して取付ステー24に支持された状態が維持され、ステアリングコラム6が落下しない。
そして、アッパブラケット26が離脱した後において、例えば二次衝突による反動等でステアリングコラム6がガイドレール81の本体部86に沿って車両後方側に移動しても、アッパブラケット26がカプセル機構63、ボルト64及びナット65に当接することにより、ステアリングコラム6(ステアリングホイール2)の車両後方側への移動が止められる。
次に、ステアリング装置の車両への組み付けについて説明する。
図12に示すように、ステアリング装置1は、係止爪93が側板部85の後面85bに係止した状態で製造される。これにより、ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対位置が、ステアリング装置1を移動(搬送)させる際の振動等によってずれず、ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対位置が取付位置で保持される。そして、ナット65をボルト64に螺着することにより、皿ばね76が弾性変形(圧縮)することに伴って、ガイドレール81が取付ステー24に近接するように移動する。ここで、ガイドレール81の移動量は、皿ばね76の圧縮量βと等しい。また、上記のように係止爪93の爪部102の突出量αは皿ばね76の圧縮量β以下に設定されているため、ステアリング装置1の車両への組み付け後は、係止爪93の爪部102とガイドレール81の側板部85との接触面積がゼロとなる(図10参照)。このように保持ラバー91は、ステアリング装置1の組み付け前(アッパブラケット26及びガイドレール81を取付ステー24に固定する前)の状態において、該ガイドレール81の相対移動を規制するとともに、ステアリング装置1の組み付け後(アッパブラケット26及びガイドレール81を取付ステー24に固定した後)の状態において、アッパブラケット26の離脱荷重に影響を与えない。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)ステアリング装置1は、固定部84から軸線方向における車両前方側に延びて貫通孔82に挿通される本体部86を有するガイドレール81、及びガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対移動を規制する保持ラバー91を備えた。この保持ラバー91に、取付ステー24に固定される前のガイドレール81がアッパブラケット26に対して相対移動することを規制してこれらを取付位置で保持する位置合わせ突起92及び係止爪93を形成した。そして、係止爪93を、ボルト64にナット65を螺着することによりガイドレール81が取付ステー24に近接するにつれて該ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対移動を規制する規制力が小さくなるように形成した。
上記構成によれば、アッパブラケット26が取付ステー24から車両前方側に離脱して車両前方側に移動しても、その貫通孔82内には、ガイドレール81の本体部86が挿通された状態となり、アッパブラケット26はガイドレール81を介して取付ステー24に支持される。従って、アッパブラケット26の離脱後においても、ステアリングコラム6がガイドレール81を介して取付ステー24に支持された状態を維持でき、ステアリングコラム6が落下することを防止できる。
ここで、ステアリング装置1の組み付け性の観点からは、ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対移動を規制することが望ましく、アッパブラケット26の離脱性能の観点からは、ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対移動を規制する規制力は小さい方が望ましい。
この点、上記構成によれば、取付ステー24に固定する前の状態でのガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対移動が保持ラバー91により規制されるため、ステアリング装置1を移動させる際の振動等では、ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対位置がずれ難くなり、ステアリング装置1の組み付け性の低下を抑制できる。そして、位置合わせ突起92及び係止爪93は、ステアリング装置を車両に組み付ける際にガイドレール81が取付ステー24に近接するにつれて、該ガイドレール81の相対移動を規制する規制力が小さくなるように形成されている。そのため、ステアリング装置1の組み付け後は、アッパブラケット26とガイドレール81との相対移動を規制する規制力が小さくなり、保持ラバー91がアッパブラケット26の離脱荷重に与える影響を小さくできる。
(2)ガイドレール81に車両幅方向に延びる側板部85を設けた。また、保持ラバー91に、側板部85の前面85aに当接することにより、ガイドレール81のアッパブラケット26に対する軸線方向の位置合わせをする位置合わせ突起92と、側板部85の後面85bに係止するとともにガイドレール81が取付ステー24に近接するにつれて該後面85bとの接触面積が小さくなる係止爪93とを形成した。そして、係止爪93をアッパブラケット26及びガイドレール81が取付ステー24に固定された状態で後面85bとの接触面積がゼロとなるように形成した。
上記構成によれば、位置合わせ突起92及び係止爪93と側板部85との間の摩擦力により、ガイドレール81の取付ステー24に近接する方向への移動が規制されるとともに、側板部85の後面85bが係止爪93に係止することでガイドレール81の軸線方向に沿った移動が規制されるため、容易にステアリング装置1の組み付け性の低下を抑制できる。そして、ガイドレール81が取付ステー24に固定された状態で側板部85の後面85bと係止爪93との接触面積がゼロになるため、アッパブラケット26が離脱するときに、保持ラバー91がアッパブラケット26の離脱荷重に与える影響をなくすことができる。また、側板部85の前面85aを位置合わせ突起92に当接させることで、容易にガイドレール81のアッパブラケット26に対する軸線方向の位置合わせをすることができる。
(3)貫通孔82に設けられ、弾性材料からなるとともに本体部86が遊挿される遊挿孔96を有する緩衝部94を、上記位置合わせ突起92及び係止爪93と一体に形成した。上記構成によれば、本体部86と貫通孔82との間に弾性材料が介在されることになるため、車両走行時の振動などによって本体部86がアッパブラケット26に接触して異音が発生することを防止できる。なお、本体部86は、緩衝部94の遊挿孔96内に遊挿されるため、アッパブラケット26の離脱荷重に影響を与えない。また、緩衝部94が位置合わせ突起92及び係止爪93と一体形成されるため、部品点数の増大を抑制できる。
(4)アッパブラケット26に車両後方側に開口するとともにボルト64が挿通される締結孔62を形成し、該締結孔62とボルト64との間にカプセル機構63を介して取付ステー24に固定した。このカプセル機構63は、アッパブラケット26に当接するカプセル73と、ボルト64にナット65を螺着することにより圧縮される皿ばね76とを備える。そして、ガイドレール81の固定部84を、取付ステー24との間に皿ばね76を介してボルト64及びナット65により固定されるようにした。上記構成によれば、ガイドレール81は、アッパブラケット26を車両本体に固定するためのボルト64及びナット65により、取付ステー24に固定されるため、部品点数の増大を防止できる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記実施形態では、ステアリング装置1の組み付け前において側板部85の後面85bに係止爪93の爪部102全体が接触して係止した状態から、ガイドレール81を取付ステー24に固定することで、後面85bと爪部102との接触面積がゼロとなり、側板部85に係止爪93が係止しないようにした。しかし、これに限らず、ガイドレール81を取付ステー24に固定した後においても、後面85bに爪部102の一部が接触して係止するようにしてもよい。なお、この場合には、アッパブラケット26の離脱時に、係止爪93及びガイドレール81を変形させてアッパブラケット26とガイドレール81とを相対移動させる必要がある。ここで、この構成では、ステアリング装置1の組み付け後に後面85bと係止爪93との接触面積が小さくなるため、ステアリング装置1の組み付け前に比べ、係止爪93及びガイドレール81の変形量が小さくてもアッパブラケット26とガイドレール81とが相対移動させることができる。この結果、ステアリング装置1の組み付け後に保持ラバー91による規制力を小さくして、該保持ラバー91がアッパブラケット26の離脱荷重に与える影響を小さくできる。
・上記実施形態では、保持ラバー91に係止爪93を形成し、その爪部102が側板部85に係止することで、ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対位置を保持するようにしたが、これに限らない。例えば、図13(a)に示すように、係止爪93を形成せず、遊挿孔96の下端部に、その車両幅方向長さを本体部86の車両幅方向長さよりも短くするとともにその上下方向長さを皿ばね76の圧縮量βよりも短く形成した規制部材としての圧入部111を設け、本体部86が圧入されるようにしてもよい。これにより、ステアリング装置1の組み付け前においては、ガイドレール81の本体部86が圧入部111に挟持されるため、圧入部111が本体部86との間の摩擦により係止することで該ガイドレール81のアッパブラケット26に対して相対移動することが規制され、組み付け性の低下を抑制できる。また、圧入部111の上下方向長さは、皿ばね76の圧縮量βよりも短く形成されているため、アッパブラケット26及びガイドレール81を取付ステー24に固定すると、本体部86は、圧入部111の上方に移動し、該圧入部111の係止が解除される。そのため、アッパブラケット26が離脱するときに、アッパブラケット26とガイドレール81との相対移動が保持ラバー91により規制されず、保持ラバー91がアッパブラケット26の離脱荷重に与える影響を十分に小さくできる。なお、図13(a)において、圧入部111の上下方向長さを、皿ばね76の圧縮量βよりも長く形成してもよい。
また、図13(b)に示すように、保持ラバー91から車両後方側に突出し、本体部86の下端が遊挿孔96の下端に当接した状態で側板部85を挟持する規制部材としての溝部112を有する突出片113を該保持ラバー91に形成してもよい。なお、溝部112の上下方向長さは、皿ばね76の圧縮量βよりも短く形成されている。また、側板部85を溝部112に圧入してその前面85aが該溝部112の車両前方側に当接することで、ガイドレール81のアッパブラケット26に対する軸線方向の位置合わせがされるようになっている。これにより、溝部112と側板部85との間の摩擦力により、ガイドレール81の取付ステー24に近接する方向への移動が規制されるとともに、側板部85の後面85bが溝部112の車両後方側に係止することでガイドレール81の軸線方向に沿った移動が規制されるため、容易にステアリング装置1の組み付け性の低下を抑制できる。そして、ガイドレール81が取付ステー24に固定された状態で側板部85と溝部112との接触面積がゼロになるため、アッパブラケット26が離脱するときに、保持ラバー91がアッパブラケット26の離脱荷重に与える影響をなくすことができる。なお、図13(b)において、溝部112の上下方向長さを、皿ばね76の圧縮量βよりも長く形成してもよい。
さらに、接着剤や粘着テープ等の粘着部材を保持ラバー91に設け、ステアリング装置1の組み付け前にガイドレール81の下端が該粘着部材に接触し、ガイドレール81が取付ステー24に近接することでガイドレール81の下端と粘着部材とが剥離するようにしてもよい。その他、ガイドレール81が取付ステー24に近接するにつれて、該ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対移動を規制する規制力が小さくなれば、どのような構成であってもよい。
・上記実施形態では、側板部85の前面85aが保持ラバー91の位置合わせ突起92に当接することで、ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対位置を取付位置とするようにしたが、これに限らない。例えば、保持ラバー91に位置合わせ突起92を形成せず、保持ラバー91の対向面91aに側板部85の前面85aが当接することで、ガイドレール81のアッパブラケット26に対する相対位置が取付位置となるようにしてもよい。この場合には、保持ラバー91の対向面91aが位置合わせ部として機能する。
・上記実施形態では、緩衝部94と、位置合わせ突起92と、係止爪93とを一体にして保持ラバー91を形成したが、これに限らず、これら緩衝部94と、位置合わせ突起92と、係止爪93とをそれぞれ別部材により構成してもよい。
・上記実施形態では、保持ラバー91に緩衝部94を設けたが、これに限らず、保持ラバー91に緩衝部94を設けず、位置合わせ突起92及び係止爪93のみを有するようにしてもよい。なお、この場合には、本体部86は貫通孔82に対して直接遊挿される。
・上記実施形態では、アッパブラケット26を取付ステー24に固定するための一組のボルト64及びナット65によってガイドレール81を取付ステー24に固定した。しかし、これに限らず、ガイドレール81を、アッパブラケット26に対して取付ステー24に固定する際に該取付ステー24に近接するように設ければ、別途設けたボルト及びナットによりガイドレール81を取付ステー24に固定するようにしてもよい。なお、この場合には、ボルト64及びナット65と、ガイドレール81を固定するための別途設けたボルト及びナットとにより締結装置が構成される。また、この場合において、ガイドレール81の固定部84をアッパブラケット26よりも車両前方側に配置するとともに、本体部86が固定部84から車両後方側に延びてアッパブラケット26の貫通孔82に挿通されるようにしてもよい。
・上記実施形態では、付勢部材として皿ばね76を用いたが、これに限らず、コイルスプリング等、その他の付勢部材を用いてもよい。
・上記実施形態では、取付ステー24にボルト64が上下方向下側に突出するように設けられ、ナット65を螺着することによりアッパブラケット26及びガイドレール81を取付ステー24に固定するようにした。しかし、これに限らず、取付ステー24にねじ溝が形成された取付孔を形成し、ボルトを該取付孔に螺着することによりアッパブラケット26及びガイドレール81を取付ステー24に固定するようにしてもよい。なお、この場合には、当該ボルトが締結装置に相当する。
・上記実施形態では、本発明をチルト調整機能及びテレスコ調整機能を有するステアリング装置に適用したが、これに限らず、チルト調整機能及びテレスコ調整機能のいずれか一方のみを有するステアリング装置、又はこれらの各機能を有さないステアリング装置に適用してもよい。
・上記実施形態では、ステアリング装置1を、コラムシャフト4を構成する出力軸16にアシスト力を付与する所謂コラムアシスト式の電動パワーステアリング装置(EPS)として構成した。しかし、これに限らず、例えば所謂ラックアシスト式等、コラムアシスト以外のEPSや油圧式のパワーステアリング装置、或いはノンアシスト型のステアリング装置に適用してもよい。
1…ステアリング装置、2…ステアリングホイール、3…ステアリングシャフト、6…ステアリングコラム、11…アッパシャフト、12…ロアシャフト、13…アウタチューブ、14…インナチューブ、24…アッパブラケット、26…取付ステー、31…車体側ブラケット、32…コラム側ブラケット、33…支軸、35…クランプ部、36…プレート部、37,41…側板、42…テレスコ長孔、43…補強部、51…ロック機構、62…締結孔、63…カプセル機構、64…ボルト、65…ナット、71…円形部、72…スリット部、73…カプセル、74…ボス部、75…カラー、76…皿ばね、77…ハウジング、81…ガイドレール、82…貫通孔、84…固定部、85…側板部、85a…前面、85b…後面、86…本体部、91…保持ラバー、92…位置合わせ突起、93…係止爪、94…緩衝部、96…遊挿孔、101…連結部、102…爪部、111…圧入部、112…溝部。

Claims (7)

  1. ステアリングホイールが連結されるステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムと、締結装置により車両本体に固定され前記ステアリングコラムを支持する固定ブラケットとを備え、前記固定ブラケットは、所定荷重以上の車両前方への荷重が作用することにより、車両前方側に離脱するように構成されたステアリング装置において、
    前記固定ブラケットには、前記ステアリングコラムの軸線方向に貫通する貫通孔が形成され、
    離脱した前記固定ブラケットを前記軸線方向に移動させるガイドレール、及び前記ガイドレールの該固定ブラケットに対する相対移動を規制する規制手段を備え、
    前記ガイドレールは、前記締結装置により前記車両本体に固定される固定部及び本体部を有し、前記本体部は前記軸線方向に延びて前記貫通孔に挿通され、前記締結装置により前記固定部を前記車両本体に固定する際の締め付けに伴って前記車両本体に近接するように設けられるものであり、
    前記規制手段は、前記車両本体に固定される前の前記ガイドレールが前記固定ブラケットに対して相対移動することを規制して該固定ブラケット及び該ガイドレールを前記車両本体に固定可能な取付位置で保持する規制部材を備え、
    前記規制部材は前記締結装置の締結により前記ガイドレールが前記車両本体に近接するにつれて該ガイドレールの前記固定ブラケットに対する相対移動を規制する規制力が小さくなるように形成されたことを特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1に記載のステアリング装置において、
    前記規制部材は、前記ガイドレールに係止することにより、前記ガイドレールの前記固定ブラケットに対する相対移動を規制するものであり、前記ガイドレールが前記車両本体に近接するにつれて該ガイドレールとの接触面積が小さくなるように形成されたことを特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項1又は2に記載のステアリング装置において、
    前記ガイドレールは、車両幅方向に延びる側板部を有し、
    前記規制部材は、前記ガイドレールの位置合わせをする位置合わせ部、及び前記ガイドレールに係止する係止部を備え、
    前記位置合わせ部は前記側板部における車両前方側の前面に当接することにより、前記ガイドレールの前記固定ブラケットに対する前記軸線方向の位置合わせをするものであり、
    前記係止部は、前記側板部における車両後方側の後面に係止するとともに、前記ガイドレールが前記車両本体に近接するにつれて前記後面との接触面積が小さくなるように形成されたことを特徴とするステアリング装置。
  4. 請求項3に記載のステアリング装置において、
    前記係止部は、前記固定ブラケット及び前記ガイドレールが前記車両本体に固定された状態で前記後面との接触面積がゼロとなるように形成されたことを特徴とするステアリング装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のステアリング装置において、
    前記貫通孔に設けられる緩衝部材を備え、
    前記緩衝部材は、弾性材料からなるとともに、前記本体部が遊挿される遊挿孔を有することを特徴とするステアリング装置。
  6. 請求項5に記載のステアリング装置において、
    前記規制部材は、弾性材料により構成され、
    前記緩衝部材は、前記規制部材と一体形成されたことを特徴とするステアリング装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のステアリング装置において、
    前記固定ブラケットは、車両後方側に開口するとともに前記締結装置が挿通される締結孔を有し、該締結孔と前記締結装置との間にカプセル機構を介して前記車両本体に固定されるものであり、
    前記カプセル機構は、前記固定ブラケットに当接するカプセルと、前記締結装置により前記固定ブラケットを前記車両本体に固定する際の締め付けに伴って圧縮される付勢部材とを備え、該付勢部材の付勢力により前記固定ブラケットが離脱する際に該固定ブラケットと前記カプセルとの間で発生する摩擦力が規定されるものであって、
    前記締結装置は、一組のボルト及びナット又は一つのボルトにより構成され、
    前記ガイドレールの前記固定部は、前記車両本体との間に前記付勢部材を介して前記一組のボルト及びナット又は前記一つのボルトにより該車両本体に固定されることを特徴とするステアリング装置。
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