JP5408843B2 - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

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本発明は、体内の管空内を移動する撮像機により撮像された時系列の管空内画像をもとに、撮像機の管空内での位置を推定することができる画像処理装置および画像処理プログラムに関するものである。
近年、カプセル型内視鏡に代表されるように、消化管等の体内の管空内を移動しながら時系列の管空内画像を順次撮像する医用の撮像機が開発されている。この撮像機は、患者の口から飲み込まれた後、管空内を蠕動運動等により移動しながら順次画像を撮像して体外の受信装置に送信し、最終的に体外に排出される。医師は、体外の受信装置で受信した時系列の管空内画像を診断用のワークステーション等で確認し、患部を発見した場合には、必要に応じて再度患者の体内に医療処置具を挿入したり、患者の体を切開する等して、組織採取や止血、患部切除といった医療処置をおこなう。
このような医療処置を効率よく行うためには、目標の患部が管空内のどこにあるのかという情報が必要となるが、撮像機が患部を撮像した場合、撮像時の撮像機の位置は患部の付近に相当する。したがって、撮像時の撮像機の位置を把握しておけば、患部の位置を推定することができる。
撮像時の撮像機の位置に関する情報は、体内での空間的な座標よりも、管空の入口や出口、あるいは特定の臓器の開始位置または終了位置から管空に沿ってどの程度の位置で撮像したのかという情報が有用である。例えば、小腸のように体内で形を変える臓器では、撮像時の撮像機の位置を座標で把握しても、臓器が変形してしまうと、特定した位置と実際の患部の位置とが一致しなくなる。撮像時の撮像機の位置を、管空の入口等の基点からの距離によって把握すれば、臓器が変形した場合であっても患部の位置を知ることができる。ここで、カプセル型内視鏡の管空内における所定の位置からの移動量を算出するものとしては、撮像機内にある磁界発生用の単心コイルにより発生した磁界を、体外に配置した複数のコイルによって検出することによって求めるものが知られている(特許文献1参照)。
特開2005−198789号公報
しかしながら、特許文献1では、所定の位置からのカプセル型内視鏡の移動量を求めるために、カプセル型内視鏡内に単心コイルを設ける必要があり、カプセル型内視鏡が大型化するという問題がある。また、患者の体外に移動量検出用のコイルを配置せねばならず、システムの構成が複雑化し、コストが増大するという問題もある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成によって撮像機の管空内での移動量を推定することができる画像処理装置および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる画像処理装置は、体内の管空内を移動する撮像機により撮像された時系列の管空内画像を処理して、撮像機の移動量を推定する撮像機移動量推定手段を備えることを特徴とする。
また、この発明にかかる画像処理プログラムは、コンピュータに、体内の管空内を移動する撮像機により撮像された時系列の管空内画像を処理して、撮像機の移動量を推定する撮像機移動量推定ステップ、前記撮像機移動量推定ステップで複数枚の前記管空内画像を処理することで推定した複数の移動量の値を累積することにより、各管空内画像を撮像した際の前記管空内での前記撮像機の位置を推定する位置推定ステップ、を実行させることを特徴とする。
また、この発明にかかる画像処理プログラムは、体内の管空内を移動する撮像機により撮像された時系列の管空内画像を処理するコンピュータに、異なる時刻の管空内画像において管空内の所定部位を抽出する所定部位抽出ステップ、前記所定部位の位置をもとに前記撮像機の移動量を推定する移動量推定ステップ、を実行させることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置によれば、撮像機が時系列で撮像した画像を処理することによって撮像機の体内の管空内での移動量を推定することができるので、撮像機の管空内での位置の推定を、簡易な構成によって実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態である画像処理装置について、図面を参照して説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態である画像処理装置を含む画像処理得システムの全体構成を示す概略模式図である。なお、本実施の形態では、体内の管空内の画像(以下、管空内画像という。)を撮像する撮像機の一例として、カプセル型内視鏡を用いる。このカプセル型内視鏡は、撮像機能や無線機能、撮像部位を照明する照明機能等を具備するものであって、例えば、検査のために人や動物等の被検体の口から飲込まれて被検体内部に導入される。そして、自然排出されるまでの間、食道、胃、小腸、大腸等の内部の管空内画像を順次撮像して取得し、体外に無線送信する。
図1に示すように、画像処理システムは、被検体1内部の管空内画像を撮像する撮像機(カプセル型内視鏡)2、撮像機2から無線送信される管空内画像データを受信する受信装置3、受信装置3によって受信された管空内画像をもとに、撮像機2によって撮像された管空内画像を処理する画像処理装置5等を備える。受信装置3と画像処理装置5との間の管空内画像のデータの受け渡しには、例えば携帯型の記録媒体(携帯型記録媒体)4が使用される。
受信装置3は、被検体1の体外表面に貼付される複数の受信用アンテナ群A1〜Anを介して撮像機2から送信された無線信号を受信する無線ユニット3aと、無線ユニット3aが受信した無線信号の処理等をおこなう受信本体ユニット3bとを備え、無線ユニット3aと受信本体ユニット3bとは、コネクタ等を介して着脱可能に接続される。この受信装置3は、携帯型記録媒体4の着脱が自在に構成されており、撮像機2によって撮像された被検体1内部の管空内画像の画像データを受信し、時系列順に携帯型記録媒体4に蓄積する。本実施の形態では、携帯型記録媒体4に、管空の入口での時刻t(0)から、管空の出口での時刻t(T)までの間に撮像された管空内画像の画像データが時系列順に蓄積されることとする。ここで、管空の入口での時刻t(0)は、例えば撮像機2が被検体内部に導入された時刻に相当し、管空の出口における時刻t(T)は、撮像機2が体外に排出された時刻に相当する。
画像処理装置5は、携帯型記録媒体4を着脱自在に装着し、この携帯型記録媒体4に蓄積された管空内画像の画像データを取得する外部インターフェース10と、画像処理装置5全体の動作を制御する制御部11と、記憶部12と、管空内画像をもとにその撮像時における撮像機2の位置を推定するための種々の演算処理を行う演算部13と、各種の指示情報を入力する入力部14と、演算部13の演算結果等を表示出力する表示部15とを備える。
記憶部12は、更新記憶可能なフラッシュメモリ等のROMやRAMといった各種ICメモリ、内蔵或いはデータ通信端子で接続されたハードディスク、CD−ROM等の情報記憶媒体及びその読取装置等によって実現されるものであり、画像処理装置5の動作に係るプログラムや、画像処理装置5の備える種々の機能を実現するためのプログラム、これらプログラムの実行に係るデータ等が格納される。また、演算部13が管空内画像を処理して撮像時の撮像機2の位置を推定するための画像処理プログラム12aが格納される。
演算部13は、構造領域抽出部13aと、対応領域抽出部13bと、管空深部抽出部13cと、移動量推定部13dと、位置推定部13eとを備える。構造領域抽出部13aは、管空内を移動する撮像機2によって撮像された一の管空内画像の中から、構造領域を抽出する。対応領域抽出部13bは、一の管空内画像とは異なる時刻に撮像された他の管空内画像の中から、構造領域抽出部13aによって一の管空内画像の中から抽出された構造領域に対応する対応領域を抽出する。管空深部抽出部13cは、一の管空内画像の中から、撮像機2の進行方向奥側の管空部分(以下、「管空深部」と称す。)を抽出する。移動量推定部13dは、一の管空内画像中の構造領域と、他の管空内画像中の対応領域と、管空深部との位置関係をもとに、一の管空内画像の撮像時から他の管空内画像の撮像時までに移動した撮像機2の移動量を推定する。位置推定部13eは、移動量推定部13dによって推定された撮像機2の移動量をもとに、各管空内画像が撮像された際の管空内での撮像機2の位置を推定する。
図2は、画像処理装置5の演算部13が行う演算処理手順を示す全体フローチャートである。なお、ここで説明する処理は、演算部13が記憶部12に格納された画像処理プログラム12aを実行することにより実現される。
図2に示すように、演算部13は、先ず、処理対象の管空内画像の時系列順序を示す符号iを「0」に初期化する(ステップS101)。そして、演算部13は、外部インターフェース10および制御部11を介して処理対象の管空内画像である時刻t(i)の管空内画像と、この管空内画像と時系列的に連続する管空内画像である時刻t(i+1)の管空内画像とを取得する(ステップS102)。なお、ここでは、時系列的に連続する管空内画像を取得することとしたが、互いの管空内画像に管空内の共通部分が映る場合であれば、必ずしも時系列的に連続した管空内画像を取得する必要はない。
図3は、撮像機2によって撮像された管空内画像の一例を示す図である。管空内画像には、管空内の粘膜(以下、「管空粘膜」と称す。)21、管空内を浮遊する内容物22や泡23等に加え、撮像機2の進行方向奥側の管空深部24が映る。なお、撮像機2によって撮像される管空内画像は、各画素位置においてR(赤),G(緑),B(青)の各色成分に対する画素レベル(画素値)を持つカラー画像である。
そして、図2に示すように、構造領域抽出部13aが時刻t(i)の管空内画像の中から構造領域を抽出する構造領域抽出処理を実行し(ステップS103)、対応領域抽出部13bが時刻t(i+1)の管空内画像の中から対応領域を抽出する対応領域抽出処理を実行し(ステップS104)、管空深部抽出部13cが時刻t(i),t(i+1)の各管空内画像の中から管空深部を抽出する管空深部抽出処理を実行し(ステップS105)、移動量推定部13dが時刻t(i)からt(i+1)までの撮像機2の移動量を推定する移動量推定処理を実行する(ステップS106)。
そして、ステップS106の移動量推定処理の後、演算部13が、時系列順序を示す符号をインクリメントしてi=i+1とし(ステップS107)、次に処理対象とする時刻t(i)の管空内画像の有無をt(i)≦t(T)により判定する。ここで、t(T)は、処理対象とする管空内画像に係る最終の時刻である。t(i)≦t(T)の場合には(ステップS108:Yes)、ステップS101〜ステップS107の処理を再度実行する。なお、時系列的に連続した管空内画像を処理する場合には、ステップS105の管空深部抽出処理によって時刻t(i+1)の管空内画像から抽出した管空深部を記憶部12に保持しておくことにより、次にこの時刻t(i+1)の管空内画像を時刻t(i)の管空内画像としてステップS102からステップS107の処理を再度実行する場合に、これを利用することができ、これによって計算負荷を軽減できる。一方、t(i)>t(T)の場合には(ステップS108:No)、ステップS109に移行し、位置推定部13eが各管空内画像が撮像された際の撮像機2の位置を推定する位置推定処理を実行する(ステップS109)。そして、演算部13が、位置推定処理の結果に基づいて、各管空内画像が撮像された際の管空内での撮像機2の位置情報を出力して(ステップS110)、画像処理装置5における演算部13の演算処理を終了する。例えば、演算部13は、制御部11を介して位置情報を表示部15に表示出力させる。
次に、演算部13の各部が実行する処理について、詳細に説明する。先ず、図2のステップS103による構造領域抽出処理について説明する。この構造領域抽出処理では、構造領域抽出部13aは、時刻t(i)の管空内画像の中から複数の構造領域を抽出する。構造領域とは、異なる時刻に撮像された管空内画像間(この処理では、図2のステップS102で取得された時刻(i)の管空内画像と、この管空内画像と時系列的に連続する時刻(i+1)の管空内画像との間)で対応付けが可能な領域であり、例えば、管空粘膜上の局所的な部位を特徴付ける構造(以下、「特徴構造」と称す。)が映る領域である。通常管空粘膜にはしわがあり、表面には部分的に血管が透けて見えるのが一般的である。これら管空粘膜のしわや表面に透けて見える血管は、各部で形状が異なり他とは識別が可能なので、特徴構造といえる。構造領域抽出部13aは、これら特徴構造が明確に映る領域を抽出する。
図4は、構造領域抽出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。構造領域抽出部13aは、例えば、時刻t(i)の管空内画像の左上位置を初期位置として所定サイズの矩形領域を設定し、この矩形領域の位置を所定量ずつずらしながら管空内画像の右下位置まで走査させることにより、この時刻t(i)の管空内画像中の構造領域を探索する。
先ず、構造領域抽出部13aは、時刻t(i)の管空内画像上の初期位置に所定サイズの矩形領域を設定する(ステップS301)。そして、構造領域抽出部13aは、設定した矩形領域内の色に関する特徴量を求める(ステップS302)。ここで、色に関する特徴量とは、例えば、設定した矩形領域内のRGB平均値やRGBヒストグラム、或いは矩形領域内の各画素のRGB値から2次的に計算される色比,色差,色相,彩度等の平均値やヒストグラム等である。
次に、構造領域抽出部13aは、ステップS302で求めた矩形領域内の色に関する特徴量と、予め設定した管空粘膜の色に関する特徴量との類似度を算出する(ステップS303)。例えば、構造領域抽出部13aは、互いの特徴量を各々一つの特徴ベクトルと考えた場合のベクトル先端間の距離や、ベクトル同士のなす角の余弦等を、類似度として算出する。
次に、構造領域抽出部13aは、ステップS303で算出した類似度と、予め閾値として設定される基準類似度とを比較し、設定した矩形領域が管空粘膜上の領域かを判定する。例えば、構造領域抽出部13aは、算出した類似度が基準類似度以上ならば、設定した矩形領域が管空粘膜を映した領域と判定し(ステップS304:Yes)、ステップS305に移行する。一方、算出した類似度が基準類似度未満の場合には、設定した矩形領域が、例えば内容物や泡を映した領域であって、管空粘膜を映した領域ではないと判定し(ステップS304:No)、ステップS306に移行する。
ステップS305では、構造領域抽出部13aは、矩形領域内の画素値の分布範囲を算出する。算出された分布範囲は、現時点での矩形領域の位置に係る情報と対応付けられて記憶部12に保持される。画素値の分布範囲としては、矩形領域内のRGB色成分毎の画素値の分布範囲を算出して、これらの中から最も広い分布範囲を選出することとしてもよいし、特定の色成分の分布範囲を算出してもよい。得られた分布範囲が狭い場合には、矩形領域内の画素値は一様な状態であり、特徴構造が映っている可能性は低い。一方、得られた分布範囲が広い場合には、矩形領域に特徴構造が映っている可能性が高い。なお、画素値の分布範囲は、矩形領域内の全画素を用いて算出しなくてもよい。例えば、矩形領域内の所定方向の画素列の画素値を用いて分布範囲を算出してもよいし、直交する2方向の画素列の画素値を用いて分布範囲を算出してもよく、結果として矩形領域内の全画素を用いて算出する場合と比べて計算負荷を軽減することができる。
そして、構造領域抽出部13aは、時刻t(i)の管空内画像上での設定領域の走査が終了するまで(ステップS306:No)、矩形領域の位置を変更し(ステップS307)、ステップS302〜ステップS306の処理を繰り返し実行する。そして、時刻t(i)の管空内画像上での設定領域の走査が終了した場合には(ステップS306:Yes)、ステップS308に移行する。ステップS308では、構造領域抽出部13aは、ステップS305で分布範囲を算出した矩形領域の中から、その分布範囲が広いものから順に所定数個を選出し、特徴構造が映る構造領域として抽出する。このとき、各構造領域が重ならないように矩形領域を選出する。選出された構造領域に係るデータは、記憶部12に保持される。そして、構造領域抽出部13aは、図2のステップS103にリターンする。
図5は、構造領域抽出処理の結果を示す模式図であり、図3に例示した管空内画像を時刻t(i)の管空内画像として構造領域抽出処理を行った結果抽出された構造領域の一例を示している。図5の例では、構造領域として、4つの構造領域T1,T4,T3,T4が抽出されており、この構造領域抽出処理によって、管空内に浮遊する内容物22や泡23等が映る領域を避け、しわや血管を含む管空粘膜の領域21の特徴構造が映る構造領域が抽出される。
次に、図2のステップS104による対応領域抽出処理について説明する。この対応領域抽出処理では、対応領域抽出部13bは、時刻t(i+1)の管空内画像の中から、構造領域抽出処理の結果時刻t(i)の管空内画像の中から抽出された各構造領域と同一箇所と判断される領域を、対応領域として抽出する。具体的には、対応領域抽出部13bは、構造領域抽出処理によって抽出された各構造領域をテンプレートに設定し、公知のテンプレートマッチング処理を行って、時刻t(i+1)の管空内画像から、各テンプレートに類似する領域を検出する。テンプレートマッチングの手法としては、例えば、“CG−ARTS協会,ディジタル画像処理,202p,テンプレートマッチング”で開示された手法を用いることができる。なお、マッチングの探索範囲は各テンプレートの中心座標(xj,yj)(j=1,2,・・・,N(N:テンプレート数))を中心に、管空内画像の時系列的な変化量を考慮して設定すればよい。また高速化のために、疎密探索法、残差逐次検討法等を用いても良い。例えば、“CG−ARTS協会,ディジタル画像処理,206p,高速探索法”で開示された手法を用いることができる。結果的に、時刻t(i)の管空内画像の中から抽出した各構造領域それぞれに対応するテンプレート毎に、時刻t(i+1)の管空内画像の中から最も類似する領域の座標(xj’,yj’)と、その類似度とが得られる。マッチング時の類似度が低いテンプレートに関しては、同一箇所と判断せずに、対応領域として抽出しない。また、このようにマッチングの結果対応領域が抽出されなかった構造領域は、以後の処理で使用しない。
図6は、対応領域抽出処理の結果を示す模式図であり、図5に例示した管空内画像と時系列的に連続するt(i+1)の管空内画像をもとに、各構造領域T1〜T4をそれぞれテンプレートとしてマッチングを行った結果抽出された対応領域の一例を示している。図6の例では、図5の構造領域T1に対応する対応領域T1’、構造領域T2に対応する対応領域T2’、構造領域T3に対応する対応領域T3’、構造領域T4に対応する対応領域T4’が、それぞれ抽出されている。また、図6において、各テンプレートの探索範囲ST1’〜ST4’を破線によって示している。例えば、図5に示すt(i)の管空内画像中の構造領域T1に着目すれば、この構造領域T1をテンプレートとしたマッチングが、図6に示すt(i+1)の管空内画像中の破線で示す探索範囲ST1’で行われ、検出された類似度の高い領域が対応領域T1’として抽出される。
次に、図2のステップS105による管空深部抽出処理について説明する。この管空深部抽出処理では、管空深部抽出部13cは、時刻t(i),t(i+1)の各管空内画像の中から、管空深部を抽出し、その重心位置を算出する。管空深部は、撮像機2から距離が離れているため、撮像機2からの照明が届きにくく、暗い領域として得られる。この暗い画素が集まっている領域を管空深部として抽出し、その重心位置を求める。なお、図3,5,6に示す管空内画像では、管空を理解し易いように模式的に管空深部の中心を明るく示しているが、実際には中心部分も暗い。管空深部抽出部13cは、時刻t(i),t(i+1)の各管空内画像の中から暗い画素が集まる領域(暗部)を管空深部として抽出し、その重心位置を求める。
図7は、管空深部抽出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。管空深部抽出部13cは、時刻t(i)の管空内画像およびt(i+1)の管空内画像をそれぞれ処理対象とし、ループAの処理をそれぞれ実行する(ステップS501〜ステップS506)。ここで、ループA内の処理の説明において、処理対象とする管空内画像を「対象管空内画像」と称す。
ループAでは、先ず、対象管空内画像を構成する各画素のG値と、予め設定される所定の閾値とを比較し、対象管空内画像の各画素の中から、G値が所定の閾値以下の画素を暗部画素として抽出する(ステップS502)。ここでG値を用いるのは、血液中のヘモグロビンの吸収帯域の波長に近く、感度や解像度が高いことから、対象管空内画像の明暗情報をよく表すためである。なお、G値以外の色成分の値を用いて暗部画素を抽出することとしてもよい。あるいは、公知の変換技術を用いて算出した明暗情報を示す値を用いて暗部画素を抽出することとしてもよい。例えば、YCbCr変換によって算出した輝度や、HSI変換によって算出した明度を用いることができる。また、G値に対して予め設定される所定の閾値を設定することとしたが、対象管空内画像を構成する各画素のG値分布を算出し、公知の判別分析法等を用いて設定することとしてもよい。判別分析法の手法としては、例えば、“CG−ARTS協会,ディジタル画像処理,175p,判別分析法”で開示された手法を用いることができる。
続いて、管空深部抽出部13cは、ステップS502で抽出した暗部画素に対して公知のラベリング処理を行って、隣接する暗部画素群に固有の値(ラベル)を付ける(ステップS503)。これにより、対象管空内画像中の暗部領域を認識することができる。ラベリング処理の手法としては、例えば、“CG−ARTS協会,ディジタル画像処理,181p,ラベリング”で開示された手法を用いることができる。
続いて、管空深部抽出部13cは、ステップS503で認識した対象管空内画像中の各暗部領域の面積をそれぞれ算出し、面積が最も大きい暗部領域を管空深部として抽出する(ステップS504)。管空内画像には、例えば管空粘膜のしわの影等、管空深部以外の暗部領域も存在するが、通常これらの領域は管空深部に比べて面積が小さいので、管空深部との識別が可能である。そして、管空深部抽出部13cは、管空深部として抽出した暗部領域の重心位置を算出する(ステップS505)。抽出された管空深部の領域や、この管空深部の重心位置に係るデータは、対象管空内画像の識別情報と対応付けられて記憶部12に保持される。そして、管空深部抽出部13cは、時刻t(i)の管空内画像およびt(i+1)の管空内画像それぞれについてループAの処理を実行したならば、図2のステップS105にリターンする。
図8は、図5に例示したt(i+1)の管空内画像に対する管空深部抽出処理の結果を示す模式図である。図8の例では、管空深部抽出処理の結果、斜線領域31で示す暗部領域が管空深部として抽出され、その重心位置33が算出される。
次に、図2のステップS106による移動量推定処理について説明する。この移動量推定処理では、移動量推定部13dは、構造領域抽出部13aが時刻t(i)の管空内画像の中から抽出した構造領域の位置と、対応領域抽出部13bが時刻t(i+1)の管空内画像の中から抽出した対応領域の位置と、管空深部抽出部13cが時刻t(i)管空内画像およびt(i+1)の管空内画像の中から抽出した管空深部およびその重心位置とをもとに、時刻t(i)からt(i+1)までの撮像機2の移動量を推定する。推定された移動量は、記憶部12に格納・蓄積される。
図9は、移動量推定処理を説明するための管空内と撮像機2のモデル図であり、時刻t(i)において管空内の特徴構造51を含む管空内画像を撮像した撮像機2の撮像状況モデルを上段に示し、時刻t(i+1)において特徴構造51を含む管空内画像を撮像した撮像機2の撮像状況モデルを下段に示している。図9の下段に示す撮像状況モデルでは、上段に示す撮像状況モデルに対して、その撮像位置(撮像機2の位置)の変化と撮像方向の変化とが見られる。ここで、Dは、時刻t(i)における撮像機2から管空粘膜の特徴構造51までの距離を管空内壁面上に投影した特徴構造距離を表し、D’は、時刻t(i+1)における撮像機2から管空粘膜の特徴構造51までの距離を管空内壁面上に投影した特徴構造距離を表す。Oは撮像機2が有するレンズ等の光学系の主点に相当する光学中心である。Rは管空半径である。この管空半径Rとしては、例えば平均的な管空半径を用いる。
また、図9上段のモデル図において、この撮像状況モデルによって撮像機2の撮像素子上に投影されて得られる管空内画像の画像座標53aを示している。この画像座標53aは、撮像機2の光軸52と交わる位置を原点とした座標系であり、fは、撮像機2の光学中心Oから撮像素子までの距離である。ここで、この撮像状況モデルによって得られる管空内画像中の特徴構造51が映る構造領域の中心の座標を、構造領域中心座標T(xT,yT)とし、この管空内画像における管空深部の重心位置の座標を管空深部重心座標C(xC,yC)とする。また、θを、時刻t(i)における、光学中心Oから管空深部方向へのベクトルOCと光学中心Oから特徴構造51へのベクトルOTとの成す角とする。
同様にして、図9下段のモデル図において、この撮像状況モデルによって得られる管空内画像の画像座標53bを示している。この画像座標53bは、撮像機2の光軸52と交わる位置を原点とした座標系であり、fは、撮像機2の光学中心Oから撮像素子までの距離である。ここで、この撮像状況モデルによって得られる管空内画像中の特徴構造51が映る対応領域の中心の座標を、対応領域中心座標T’(xT’,yT’)とし、この管空内画像における管空深部の重心位置の座標を管空深部重心座標C’(xC’,yC’)とする。また、θ’を、時刻t(i+1)における、光学中心Oから管空深部の重心方向54へのベクトルOC’と光学中心Oから特徴構造51へのベクトルOT’とのなす角とする。
ここで、図9上段の撮像状況モデルの特徴構造距離D,構造領域中心座標T,管空深部重心座標C,距離f,管空半径Rから、次式(1)が得られる。なお、δは、撮像機2の撮像素子のピッチを表す。距離fおよび撮像素子のピッチδの各カメラパラメータの値は、事前に取得しておく。
Figure 0005408843
同様にして、図下段の撮像状況モデルの特徴構造距離D’,構造領域中心座標T’,管空深部重心座標C’,距離f,管空半径Rから、から、次式(2)が得られる。
Figure 0005408843
そして、式(1)および式(2)から次式(3)が得られる。
Figure 0005408843
式(3)を変形すると、次式(4)が得られる。
Figure 0005408843
式(4)が示すD−D’は、時刻t(i)およびt(i+1)の各時刻での撮像機2から管空粘膜の特徴構造51までの距離を管空内壁面上に投影した特徴構造距離の差分であり、図9下段に示す時刻t(i)からt(i+1)までの撮像機2の移動量dに相当する。このようにしてD−D’を求めることにより、時刻t(i)からt(i+1)までの撮像機2の移動量を推定することができる。具体的には、移動量推定部13dは、構造領域抽出処理によって抽出された各構造領域に対応する特徴構造それぞれについてD−D’を求める。そして、移動量推定部13dは、求めた複数の移動量の値の平均値を算出して、撮像機2の時刻t(i)からt(i+1)までの移動量と推定する。
次に、図2のステップS109による位置推定処理について説明する。この位置推定処理では、位置推定部13eは、移動量推定処理の結果推定されて記憶部12に蓄積された時刻t(i)からt(i+1)までの撮像機2の移動量の累積値を求め、各管空内画像を撮像した際の撮像機2の位置を推定する。この累積値は、管空の入口での時刻t(0)から管空の出口での時刻t(T)までの撮像機2の移動距離に相当する。なお、求めた累積値を、撮像機2が管空入口から出口まで移動した移動量の総和、すなわち管空の全長で割ることにより、各時刻における管空内での撮像機2の相対的な位置を割り出すこととしてもよい。
図10は、位置推定処理の結果を示す模式図であり、横軸を時刻t、縦軸を管空入口から管空出口までの撮像機2の相対的な位置として、推定された撮像機2の相対的な位置の時系列変化を示している。これによれば、患部を映した管空内画像の撮像時刻をもとに、この管空内画像を撮像した際の管空内での撮像機2の管空入口または管空出口からの相対的な位置を知ることができ、患部の位置を推定することが可能となる。
このように本実施の形態では、撮像機2が時系列で撮像した管空内画像を処理することによって、撮像機内や患者の体外に別途装置を設けることなく、簡易な構成で撮像機2の移動量を推定し、各管空内画像を撮像した際の撮像機2の管空内における位置を推定することができる。この結果、撮像機に移動量測定用の単心コイル等の装置を別途内蔵した場合のように撮像機が大型化したり、システムの構成が複雑化するようなことはなく、撮像機や体外装置をコンパクトかつ低コストで生産することができる。
なお、撮像機2が患部を撮像した場合の撮像機2の位置は、患部の近傍であって、患部の位置と完全には同一ではない。しかしながら、患部が映る管空内画像を利用して、患者の管空内へ医療処置具を挿入する際の挿入ルートを経口からとすべきか経腔からとすべきかを判断する場合であるとか、患者の体を切開する位置を特定臓器の上部に近い方とすべきか下部に近い方とすべきかを判断する場合等には、患部の位置を厳密に把握せずともよい。この場合、本実施の形態によって患部の大体の位置の情報が得られれば、その後の組織採取や止血、患部切除等の医療処置でこの位置の情報を役立てることができる。
また、本実施の形態では、管空入口から出口までを対象に説明を行ったが、小腸または大腸等の特定の臓器の開始位置または終了位置等を基点とした撮像機2の位置を推定してもよい。これによれば、特定の臓器の開始位置または終了位置から管空に沿ってどの程度の位置に患部があるかという情報を得ることができる。
また、本実施の形態では、構造領域を管空深部よりも先に抽出したが、管空深部を先に抽出し、この位置にもとづいて構造領域を抽出してもよく、例えば管空深部を囲むように構造領域を抽出してもよい。
また、本実施の形態では、所定サイズの矩形領域を走査しながら構造領域として適当な複数の領域を抽出する方法を示したが、構造領域の形状は矩形である必要はなく任意の形状でもよい。たとえば矩形領域内の画素ごとに、管空粘膜の画素か否かの判定を行い、管空粘膜でないと判定された画素を除いた任意形状の領域を構造領域として抽出することもできる。
また、予め所定サイズの格子状に管空内画像を分割し、各分割領域において図4に示したステップS302〜S305を行い、最後に、分布範囲が大きな分割領域から順に所定個数の分割領域を構造領域として抽出してもよく、結果として構造領域を抽出するための計算負荷を軽減できる。ここで、構造領域を複数抽出せず、一つだけ抽出することにすれば計算負荷はさらに軽減できる。
画像処理装置を含む画像処理得システムの全体構成を示す概略模式図である。 画像処理装置の演算部が行う演算処理手順を示す全体フローチャートである。 撮像機によって撮像された管空内画像の一例を示す図である。 構造領域抽出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 構造領域抽出処理の結果を示す模式図である。 対応領域抽出処理の結果を示す模式図である。 管空深部抽出処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 管空深部抽出処理の結果を示す模式図である。 移動量推定処理を説明するための管空内と撮像機のモデル図である。 位置推定処理の結果を示す模式図である。
符号の説明
1 被検体
2 撮像機
3 受信装置
A1〜An 受信用アンテナ群
3a 無線ユニット
3b 受信本体ユニット
4 携帯型記録媒体
5 画像処理装置
10 外部インターフェース
11 制御部
12 記憶部
12a 画像処理プログラム
13 演算部
13a 構造領域抽出部
13b 対応領域抽出部
13c 管空深部抽出部
13d 移動量推定部
13e 位置推定部
14 入力部
15 表示部

Claims (12)

  1. 体内の管空内を移動する撮像機により撮像された時系列の管空内画像において、異なる時刻の前記管空内画像における管空内の所定部位をそれぞれ抽出する所定部位抽出手段と、
    前記所定部位の位置をもとに前記撮像機の移動量を推定する移動量推定手段と、
    を有する撮像機移動量推定手段を備え、
    前記所定部位抽出手段は、
    前記管空内画像より構造領域を抽出する構造領域抽出手段と、
    前記構造領域を抽出した管空内画像とは異なる時刻の管空内画像より構造領域と対応する対応領域を抽出する対応領域抽出手段と、
    前記管空内画像より前記管空内の奥が映る部分である管空深部を抽出する管空深部抽出手段と、
    を有し、前記所定部位として前記構造領域、前記対応領域および前記管空深部を抽出し、
    前記移動量推定手段は、前記構造領域、前記対応領域および前記管空深部の位置をもとに前記撮像機の移動量を推定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記移動量推定手段は、前記構造領域、前記対応領域および前記管空深部の位置をもとに、1の時刻における前記撮像機から前記構造領域までの第1の距離を管空内の壁面上に投影して第1の投影距離を求めるとともに、2の時刻における前記撮像機から前記対応領域までの第2の距離を管空内の壁面上に投影して第2の投影距離を求め、さらに、前記第1の投影距離と前記第2の投影距離との差分を算出することで前記撮像機の移動量を推定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記移動量推定手段は、前記第1の時刻における撮像機が有する光学系の主点に相当する光学中心から前記管空深部へのベクトルと、前記光学中心から前記構造領域へのベクトルとのなす角である第1の角を算出し、該算出した第1の角と前記管空の半径とを用いて前記第1の投影距離を求めるとともに、前記第2の時刻における撮像機が有する光学系の主点に相当する光学中心から前記管空深部へのベクトルと、前記光学中心から前記対応領域へのベクトルとのなす角である第2の角を算出し、該算出した第2の角と前記管空の半径とを用いて前記第2の投影距離を求めることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記構造領域抽出手段は、前記管空内の粘膜が映る領域を前記構造領域として抽出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  5. 前記構造領域抽出手段は、前記管空内の粘膜のしわ、または前記管空内の粘膜表面の血管の少なくとも一方が映る領域を前記構造領域として抽出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  6. 前記構造領域抽出手段は、画素値の分布範囲が所定の閾値より大きな領域を前記構造領域として抽出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  7. 前記構造領域抽出手段は、前記管空内画像内の複数の領域を前記構造領域として抽出することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  8. 前記対応領域抽出手段は、異なる時刻の体内の管空内画像間において、前記構造領域をテンプレートとしたマッチング処理を行い、マッチング時の類似度が所定の閾値より高い領域を、前記対応領域として抽出することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  9. 前記管空深部抽出手段は、前記管空内画像内の暗い画素が集まる領域を前記管空深部として抽出することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  10. 前記撮像機移動量推定手段で複数枚の前記管空内画像を処理することで推定した複数の移動量の値を累積することにより、各管空内画像を撮像した際の前記管空内での前記撮像機の位置を推定する位置推定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  11. 体内の管空内を移動する撮像機により撮像された時系列の管空内画像を処理するコンピュータに、
    異なる時刻の管空内画像において管空内の所定部位を抽出する所定部位抽出ステップ、
    前記所定部位の位置をもとに前記撮像機の移動量を推定する移動量推定ステップ、
    を実行させ、
    前記所定部位抽出ステップは、
    前記管空内画像より構造領域を抽出する構造領域抽出ステップと、
    前記構造領域を抽出した管空内画像とは異なる時刻の管空内画像より構造領域と対応する対応領域を抽出する対応領域抽出ステップと、
    前記管空内画像より前記管空内の奥が映る部分である管空深部を抽出する管空深部抽出ステップと、
    を含み、前記所定部位として前記構造領域、前記対応領域および前記管空深部を抽出し、
    前記移動量推定ステップは、前記構造領域、前記対応領域および前記管空深部の位置をもとに前記撮像機の移動量を推定することを特徴とする画像処理プログラム。
  12. 前記移動量推定ステップで複数枚の前記管空内画像を処理することで推定した複数の移動量の値を累積することにより、各管空内画像を撮像した際の前記管空内での前記撮像機の位置を推定する位置推定ステップをさらに実行させることを特徴とする請求項11に記載の画像処理プログラム。
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