JP5406925B2 - 被覆研磨材物品とその製造及び使用方法 - Google Patents

被覆研磨材物品とその製造及び使用方法 Download PDF

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Description

本開示は、全般的に研磨材技術に関し、より詳細には、被覆研磨材物品並びにその製造及び使用方法に関する。
一般に、被覆研磨材物品は、裏材に固定された研磨材層を有する。研磨材層は、研磨材粒子及び研磨材粒子を裏材に固定する結合剤を含む。
被覆研磨材物品の1つタイプは、メーク層及び研磨材粒子から構成される研磨材層を有する。このような被覆研磨材物品の製造において、硬化性メーク樹脂を含むメーク層前駆体が裏材の主面に塗布される。次いで、研磨材粒子は、硬化性メーク樹脂の中に少なくとも部分的に埋め込まれ(例えば静電塗装により)、硬化性メーク樹脂は、少なくとも部分的に硬化(すなわち架橋)されて、裏材に研磨材粒子を接着する。一般に、硬化性サイズ樹脂を含むサイズ層前駆体は、次いで少なくとも部分硬化した硬化性メーク樹脂及び研磨材粒子の上に塗布され、続いて、硬化性サイズ樹脂前駆体が硬化され、所望により硬化性メーク樹脂が更に硬化される。
一部の被覆研磨材物品は、サイズ層を覆うスーパーサイズ層を更に有する。スーパーサイズ層は、典型的に、粉砕助剤類及び/又は非充填物質類を包含する。
一部の被覆研磨材物品は、バックサイズ層などの1つ以上の裏材処理(すなわち、研磨材層を有する主面に対向する裏材の主面上の被覆)、プレサイズ層、結合層(すなわち、研磨材層と、研磨材層が固定される主面との間の被覆)、含浸剤、サブサイズ処理、又はこれらの組み合わせを有する。サブサイズは、既に処理済みの裏材に適用される以外、飽和剤と同様である。
フェノール樹脂は、例えば、高性能樹脂ボンド製品(例えば、粗グリット被覆研磨材物品)などの研磨材物品において何年もの間使用されてきた。フェノール樹脂は、通常、比較的低コストで強い接着及び凝集性強度を呈するが、例えば、フェストゥーンオーブン硬化工程における硬化時に、粘度低下を起こし易く、完成研磨製品に悪影響を及ぼす可能性がある。例えば、フェノール樹脂をメーク層前駆体(当該技術分野において「メークコート」としても知られている)中に包含させると、硬化時のこの粘度低下は、研磨性能の低下を生じる、鉱物配向の若干の低下を生じる可能性がある。フェノール樹脂布地裏材処理の場合、フェノール樹脂コーティングは、乾燥時に開口部を形成し、これは適切に封止された裏材を得るためには繰り返しの処理を必要とするのが普通である。この第2の工程は製造工程に時間と費用を増加させる。
一つの態様では、本開示は、布地裏材であって、プレサイズ層をその上に有する、布地裏材と、このプレサイズ層に固定され、これに接触する、研磨材層と、を含む、被覆研磨材物品であって、研磨材層はメーク層及び研磨材粒子を含み、プレサイズ層は、成分a)からf)の全重量を基準とし、以下、
a)エピクロロヒドリンとビスフェノールAとの反応により調製可能な60〜90重量パーセントのエポキシ樹脂、
b)5〜25重量パーセントの多官能性(メタ)アクリレート、
c)300までの酸価を有する、0.1〜10重量パーセントの芳香族酸官能性フリーラジカル重合可能な材料、
d)5〜15重量パーセントのジシアンジアミド、
e)有効な量の光開始剤、及び
f)所望により、有効な量のエポキシ硬化触媒を含む、被覆研磨材物品を提供する。
一部の実施形態では、この被覆研磨材物品は、メーク層及び研磨材粒子を覆うサイズ層を更に含む。
一部の実施形態では、このメーク層はフェノール樹脂を含む。
別の態様では、本開示は、加工物を研磨する方法であって、
本開示に記載の被覆研磨材物品を提供する工程と、
研磨材層を加工物の表面と摩擦接触させる工程と、
被覆研磨材物品及び加工物の少なくとも一方を、他方に対して動かして表面の少なくとも一部分を研磨する工程と、を含む、方法を提供する。
更に別の態様において、本開示は、研磨材物品を作製する方法であって、
プレサイズ層前駆体を布地裏材に塗布する工程であって、成分a)からf)の全重量を基準とし、プレサイズ層前駆体は、以下の成分を含む、工程と、
a)エピクロロヒドリンとビスフェノールAとの反応により調製可能な60〜90重量パーセントのエポキシ樹脂、
b)5〜25重量パーセントの多官能性(メタ)アクリレート、
c)300までの酸価を有する、0.1〜10重量パーセントの酸官能性フリーラジカル重合可能な材料、
d)5〜15重量パーセントのジシアンジアミド、
e)有効な量の光開始剤、及び
f)所望により、有効な量のエポキシ硬化触媒、
プレサイズ層前駆体を少なくとも部分的に硬化させて、布地裏材に固定されたプレサイズ層を提供する工程であって、このプレサイズ層は布地裏材を実質的に封止する、工程と、
メーク層前駆体をプレサイズ層上に配置する工程と、
研磨材粒子をメーク層前駆体中に埋め込む工程と、
メーク層前駆体を少なくとも部分的に硬化させる工程と、を含む、方法を提供する。
一部の実施形態では、この方法は、サイズ層前駆体を、少なくとも部分硬化したメーク層前駆体及び研磨材粒子上に配置する工程と、サイズ層前駆体を少なくとも部分的に硬化させる工程と、を更に含む。
一部の実施形態では、この成分は、a)エピクロロヒドリンとビスフェノールAとの反応により調製可能な60〜80重量パーセントのエポキシ樹脂、b)5〜15重量パーセントの多官能性(メタ)アクリレート、c)300までの酸価を有する、1〜5重量パーセントの酸官能性フリーラジカル重合可能な材料、d)5〜10重量パーセントのジシアンジアミド、e)有効な量の光開始剤、及びf)所望により、有効な量のエポキシ硬化触媒を含む。
一部の実施形態では、この成分は、a)エピクロロヒドリンとビスフェノールAとの反応により調製可能な75〜80重量パーセントのエポキシ樹脂、b)10〜15重量パーセントの多官能性(メタ)アクリレート、c)300までの酸価を有する、1〜4重量パーセントの酸官能性フリーラジカル重合可能な材料、d)5〜10重量パーセントのジシアンジアミド、e)有効な量の光開始剤、及びf)所望により、有効な量のエポキシ硬化触媒、を含む。
有利なこととしては、本開示によるプレサイズ層を含む被覆研磨材物品は、満足なレベルの剥離接着性を提供し、単一の被覆及び硬化手順で布地裏材を有効に封止し得る。更に、プレサイズ層前駆体は、広く使用されているフェノール系結合剤樹脂で生じる難点を軽減する。例えば、本開示によるプレサイズ層前駆体は、フェストゥーンオーブン硬化時の粘度低下を受けにくい。
本明細書で使用する用語を以下に定義する。
「酸価」は、1グラムの対象材料の酸含有量を中和するのに必要な水酸化カリウム(すなわち、KOH)のミリグラムでの理論量を指す。
動詞「Bステージ化」は、重力により自発的に流動しないが、印加圧力には降伏する、硬化の中間ステージへの転換を意味し、
「(メタ)アクリル」は、アクリル、メタクリル、又はその両方を含み、
「ポリエポキシド」は、少なくとも2個のエポキシ基を有する、モノマー、オリゴマー、又はポリマーを意味し、
「多官能性ポリ(メタ)アクリレート」は、少なくとも2個の(メタ)アクリレート基を有する、(メタ)アクリレートのモノマー、オリゴマー、又はポリマーを意味する。
本開示に記載の代表的の被覆研磨材物品の断面の側面図。
図1を参照すると、例示の被覆研磨材物品100は、布地裏材110を含む。布地裏材110は、プレサイズ層114及び任意のバックサイズ層118をその上に有する。布地裏材110が充分に多孔質である場合には、任意のバックサイズ層118及びプレサイズ層114は、裏材の中に浸透し、ある場合には、裏材の多孔質内部の点において相互に接触することすらある。プレサイズ層114はプレサイズ層前駆体から誘導される。プレサイズ層114を覆うのは、研磨材層120である。図示するように、研磨材層120は、研磨材粒子140が埋め込まれているメーク層130及びメーク層130と研磨材粒子140の上にある任意のサイズ層150を含む。メーク層130及び任意のサイズ層150は、研磨材粒子140をプレサイズ層114に、したがって布地裏材110に固定する。メーク層130と任意のサイズ層150は、対応する前駆体から誘導される。任意のスーパーサイズ層160は、任意のサイズ層150を覆う。
好適な布地裏材としては、例えば、被覆研磨材物品の作製するための当該技術分野において既知であるものが挙げられる。通常、布地裏材は2つの相対する主面を有する。裏材の厚さは、一般に、約0.02〜約5ミリメートル、望ましくは約0.05〜約2.5ミリメートル、より望ましくは約0.1〜約0.4ミリメートルの範囲であるが、これらの範囲外の厚さも有用であり得る。代表的な布地裏材としては、不織布地(例えば、ニードルタック、メルトスパン、スパンボンド、水流交絡、又はメルトブローン不織布地を含む)、編布、ステッチボンド、及び織布地、スクリム、これらの材料の2種以上の組み合わせ、及びこれらの処理されたものが挙げられる。
この布地裏材は、天然、合成、又は天然及び合成繊維のブレンドにかかわらず、いずれか既知の繊維から作製できる。有用な繊維材料の例としては、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート)、ポリアミド(例えば、ヘキサメチレンアジペート、リカプロラクタム)、ポリプロピレン、アクリル、セルロースアセテート、ポリビニリデンクロリド−ビニルクロリドコポリマー、ビニルクロリド−アクリロニトリルコポリマー、グラファイト、ポリイミド、絹、木綿、リネン、ジュート、麻、又はレイヨンを含む繊維又はヤーンが挙げられる。有用な繊維は、バージン材料、又は例えば衣類裁断、カーペット製造、繊維製造若しくは繊維製品処理から再生されたリサイクル材料若しくは廃棄材料からのものであってもよい。有用な繊維は、均質であってもよく、又は2成分繊維(例えば、共紡糸シース−コア繊維)などの複合体であり得る。繊維は、伸張されていてもよく、けん縮されていてもよいが、また押出成形プロセスによって成形されるもののような連続フィラメントであってもよい。
例えば、意図された使用目的によって、布地裏材の厚さは、一般に、約0.02〜約5ミリメートル、望ましくは約0.05〜約2.5ミリメートル、より望ましくは約0.1〜約0.4ミリメートルの範囲であるが、これらの範囲外の厚さも有用であり得る。一般に、この裏材の強度は、研磨工程時の引き裂き又は他の損傷に耐えるのに充分なものでなければならない。この裏材の厚さと滑らかさも、例えば被覆研磨材物品の意図した用途又は使用によって、被覆研磨材物品の所望の厚さと滑らかさをもたらすのに好適でなければならない。
この布地裏材は、典型的に、1平方メートル当り100〜400グラム(gsm)の、更に典型的には、200〜320gsmの、更に典型的には、270〜320gsmの範囲のいずれかの坪量も有してもよい。この布地裏材は、通常、良好な可撓性を有するが、これは必要事項でない。
布地裏材への結合剤樹脂の接着を促進するために、裏材の1つ以上の表面は、コロナ放電、紫外線曝露、電子ビーム曝露、火炎処理、及び/又はスカッフィングを含む既知の方法によって改質されてもよい。
このプレサイズ層は、対応するプレサイズ層前駆体を硬化させることにより調製される。このプレサイズ前駆体は、成分a)からf)の全重量を基準とし、エピクロロヒドリンとビスフェノールAとの反応により調製可能な60〜90重量パーセントのエポキシ樹脂を含む。このプレサイズ前駆体は、成分a)からf)の全重量を基準とし、エピクロロヒドリンとビスフェノールAとの反応により調製可能な70〜85重量パーセント、又は75〜80重量パーセントのエポキシ樹脂(すなわち1つ以上のエポキシ樹脂)を含んでもよい。このような樹脂は、通常、平均2個のエポキシ官能基を有するが、それより多い又はより少ない官能基も有用な場合がある。
このエポキシ樹脂は液体又は固体であってもよいが、通常、液体である。液体又は固体であっても、このエポキシ樹脂は、一般に、プレサイズ前駆体に溶解可能であるように選択されるべきである。一部の例では、エポキシ樹脂の溶解を促進するために加熱が有用であり得る。
ビスフェノールA−エピクロロヒドリン由来のエポキシ樹脂の例は、ビスフェノールAジグリシジルエーテル(当該技術分野においてDGEBAと通常呼ばれる)、及びHexion Specialty Chemicals(Columbus,OH)により販売されている、商品名「EPON」を有する市販のビスフェノールA由来エポキシ樹脂(例えば、EPON RESIN 825、EPON RESIN 828、EPON RESIN 1001F、EPON RESIN 1002F、EPON RESIN 1004F、EPON RESIN 1007F、及びEPON RESIN 1009F)、及びDow Chemical Company(Midland,MI)により販売されている、商品名「DER」を有するビスフェノールA−由来エポキシ樹脂(例えば、DER 332、DER 337、DER 362、及びDER 364)である。
成分a)からf)の全重量を基準とし、このプレサイズ層前駆体は、5〜25重量パーセントの多官能性(メタ)アクリレートを更に含む。例えば、このプレサイズ層前駆体は、8〜20重量パーセントの多官能性(メタ)アクリレート又は10〜15重量パーセントの多官能性(メタ)アクリレートを含んでもよい。この多官能性(メタ)アクリレートは、少なくとも2個の、更に通常少なくとも3個の、例えば少なくとも3、4、又は更には5個のアクリレート官能基数を有し、1個以上の多官能性(メタ)アクリレートの混合物であってもよい。
多種多様な好適な多官能性(メタ)アクリレートが、例えばSartomer Company(Exton,Pa)及びCytec(Stamford,CT)などの製造供給元から容易に入手できる。代表的な多官能性(メタ)アクリレートとしては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エトキシル化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ソルビトールトリ(メタ)アクリレート、ソルビトールヘキサ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、エトキシル化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、アクリレート化エポキシオリゴマー(例えば、商品名EBECRYL 3500、EBECRYL 3600、EBECRYL 3720、及びEBECRYL 3700としてCytecにより販売されているものなどのビスフェノールA−ベースのエポキシアクリレートオリゴマー)、脂肪族ウレタンアクリレートオリゴマー(例えば、商品名EBECRYL 8402でUCB Radcureにより販売されているもの)、芳香族ウレタンアクリレートオリゴマー、及びアクリレート化ポリエステル(例えば,商品名EBECRYL 870としてCytecにより販売されているもの)が挙げられる。更なる有用な多官能性(メタ)アクリレートオリゴマーとしては、例えばSartomer Companyから商品名SR 259として販売されているポリエチレングリコール200ジアクリレート、及び例えばSartomer Companyから商品名SR 344として販売されているポリエチレングリコール400ジアクリレートなどのアクリレート化ポリエーテルオリゴマーが挙げられる。
成分a)からf)の全重量を基準とし、このプレサイズ層前駆体は、300までの酸価(mg KOH/グラム酸官能性フリーラジカル重合可能な材料での)を有する、0.1〜10重量パーセントの、通常1〜10重量パーセントの、更に1〜5重量パーセントの酸官能性フリーラジカル重合可能な材料を更に含む。酸価は、通常、10から300まで、更に通常200から300までの範囲である。例示の材料しては、PHOTOMER 4173(酸価210)、PHOTOMER 4703(酸価290)、及びPHOTOMER 4846(酸価10)としてCognis Corp.(Cincinnati,OH)により販売されている酸官能性アクリレートが挙げられる。
成分a)からf)の全重量を基準とし、このプレサイズ層前駆体は、5〜15重量パーセントの、更に通常7〜13重量パーセントの、更に通常7〜10重量パーセントのジシアンジアミドを更に含む。ジシアンジアミドは、プレサイズ前駆体の硬化を助ける。ジシアンジアミドは、例えばAir Products and Chemicals(Allentown,PA)によりAMICURE CG−1200及びAMICURE CG−1400として販売されているように、広く市販されている。
プレサイズ層前駆体は、多官能性(メタ)アクリレート及び300までの酸価を有する酸官能性フリーラジカル重合可能な材料をフリーラジカル重合させる、通常Bステージ化するのに有効な量の光開始剤を更に含む。例えば、プレサイズ層前駆体は、成分a)〜f)の全重量に基づいて、0.1、1、又は3重量パーセントから5、7まで、又は10重量パーセント以上もの光開始剤を含み得る。プレサイズ層前駆体をBステージ化することにより、熱硬化(例えば、フェストゥーンオーブン中で)時のプレサイズ層前駆体の流れは低減されるか、又は無くなる。
この光開始剤は、単一の光開始剤又は2種以上の光開始剤の組み合わせであってもよい。代表的な光開始剤としては、α−メチルベンゾイン、α−フェニルベンゾイン、α−アリルベンゾイン、α−ベンジルベンゾインなどのベンゾイン及びその誘導体;ベンジルジメチルケタール(例えば、Ciba Specialty Chemicals(Tarrytown,NY)からIRGACURE 651として入手可能)、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテルなどのベンゾインエーテル;2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノン(例えば、Ciba Specialy ChemicalsからDAROCUR 1173として入手可能)及び1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(例えば、Ciba Specialy ChemicalsからIRGACURE 184として入手可能)、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−(4−モルホリニル)−1−プロパノン(例えば、Ciba Specialy ChemicalsからIRGACURE 907として入手可能)、2−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−1−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ブタノン(例えば、Ciba Specialy ChemicalsからIRGACURE 369として入手可能)などのアセトフェノン及びその誘導体が挙げられる。
有用な光開始剤としては、ピバロインエチルエーテル、アニソインエチルエーテル;アントラキノン、2−エチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、1,4−ジメチルアントラキノン、1−メトキシアントラキノン、ベンズアントラキノンハロメチルトリアジンなどのアントラキノン;ベンゾフェノン及びその誘導体;上述のようなイオドニウム塩及びスルホニウム塩;ビス(η−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)ビス[2、6−ジフルオロ−3−(1H−ピロロ−1−イル)フェニル]チタニウム(Ciba Specialty ChemicalsからCGI 784 DCとして入手可能)などのチタン錯体;例えば、4−ブロモメチルニトロベンゼンなどのハロメチルニトロベンゼン;モノ−及びビス−アシルホスフィン(例えば、IRGACURE 1700、IRGACURE 1800、IRGACURE 1850、及びDAROCUR 4265としてCiba Specialty Chemicalsから入手可能)も挙げられる。
成分a)からf)の全重量を基準とし、このプレサイズ層前駆体は、所望により、有効な量のエポキシ硬化触媒を更に含む。エポキシ硬化触媒は、既知のものであって、例えば、2−エチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール(例えば、Air Products and Chemicals(Allentown,PA)からIMICURE EMI−2,4として販売されている)、及び2−プロピルイミダゾール(例えば、Synthron(Morganton,NC)からACTIRON NXJ−60として販売されている)などのイミダゾール;並びに、例えばCVC Specialty Chemicals(Maple Shade,NJ)からOMICURE BC−120として販売されている、BFジエチルアミン及びBClアミン錯体を包含する、三フッ化ホウ素及び三塩化ホウ素錯体などのルイス酸錯体が挙げられる。その他の有用なエポキシ硬化触媒には、例えば、ジメチルプロピルアミン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、及びジメチルベンジルアミンを含む、脂肪族及び芳香族第3級アミンが挙げられる。含まれる場合、エポキシ硬化触媒の量は、通常、成分a)〜f)の全重量を基準とし、1〜2重量%の量であるが、より多量又は少量が有用な場合もある。
プレサイズ層前駆体は、例えば、充填剤、増粘剤、強化剤、研磨助剤、顔料、繊維、粘着性付与剤、潤滑剤、湿潤剤、界面活性剤、発泡防止剤、染料、カップリング剤、可塑剤、及び懸濁剤などの多様な添加物を更に含有し得る。
任意のバックサイズ層として有用な材料としては、例えば、フェノール樹脂(特に、レゾール樹脂)、エポキシ樹脂、アクリレート樹脂、アクリル系ラテックス、ウレタン樹脂、アミノプラスト、にかわ、でんぷん、及びこれらの組み合わせが挙げられる。任意のバックサイズ層は、例えば、充填剤及び/又は帯電防止材料(例えば、カーボンブラック粒子、五酸化バナジウム粒子)などの更なる添加物を含有し得る。帯電防止材料を添加すると、木材又は木材様材料にサンダー掛けする時に、被覆研磨材物品が静電気を蓄積する傾向を低下することができる。バックサイズ層に関する更なる詳細は、例えば、米国特許出願公開第2005/0100739(A1)号(Thurberら)、同第2004/0002951(A1)号(Kincaidら)、及び同第2005/0282029(Al)号(Keipertら)と、米国特許5,108,463号(Buchananら)、同第5,137,542号(Buchananら)、同第5,328,716号(Buchanan)、同第5,560,753号(Buchananら)、同第6,372,336(B1)号(Clausenら)、同第6,936,083(B2)号(Thurberら)、同第7,344,574(B2)号(Thurberら)、及び同第7,344,575(B2)号(Thurberら)に見出すことができる。
プレサイズ層前駆体は、通常、化学線によりBステージ化されることが可能である。これは、Bステージ化されると、プレサイズ層が以降の熱硬化時に実質的に流動しないために顕著な利点を有する。流れを実質的に無くすることによって、封止された布地裏材を得ながら一回通しの被覆と硬化が可能となり、その一方で、フェノール樹脂を用いる現行の業界の方法が、適切に封止された裏材を得るのに通常2回以上の被覆の通過を必要とする。
このプレサイズは、化学線に曝露し、次いで熱エネルギーに曝露する(メークコート前駆体を塗布した後又はその後まで行われなくともよい)ことにより硬化される。
化学線源の選択は、通常、意図する処理条件に応じて、光開始剤を適切に活性化するように選択される。代表的な有用紫外線及び可視光線源としては、水銀、キセノン、炭素アーク、タングステンフィラメントランプ、及び日光が挙げられる。紫外線、特に中圧水銀アークランプ又はマイクロ波誘導H型、D型、又はV型水銀ランプ、例えばFusion UV Systems(Gaithersburg,MD)から市販されているものが特に望ましい。化学線の曝露時間は、通常、例えば約0.01秒から1分以上までの範囲であり、含まれる反応性成分の量及び種類、エネルギー源、ウェブ速度、エネルギー源からの距離、及び硬化されるべきメーク層の厚さに応じて、例えば1平方センチメートル当たり0.1〜10ジュール(J/cm)の総エネルギー曝露を提供する。例えば、化学線を伴う熱エネルギーを低減するためにフィルター及び/又は二色性リフレクターも有用な場合がある。
熱エネルギーの有用な形態としては、例えば熱及び赤外線が挙げられる。熱エネルギーの代表的な源としては、オーブン(例えば、フェストゥーンオーブン)、加熱ロール、熱風ブロア、赤外線ランプ、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
このメーク層は、裏材の主表面の上に硬化性メーク層前駆体を被覆することにより形成可能である。このメーク層前駆体は、例えば、膠、フェノール樹脂、アミノプラスト樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、ウレタン樹脂、フリーラジカル的に重合可能な多官能性(メタ)アクリレート(例えば、ペンダントα,β−不飽和基を有するアミノプラスト樹脂、アクリレート化ウレタン、アクリレート化エポキシ、アクリレート化イソシアヌレート)、エポキシ樹脂(ビス−マレイミド及びフルオレン変成エポキシ樹脂を含む)、イソシアヌレート樹脂、及びこれらの組み合わせを含み得る。
使用されるメーク層の坪量は、例えば、意図される用途、研磨材粒子のタイプ、及び調製される被覆研磨材物品の特性に依存することもあるが、一般には、1、2、5、10、又は15gsmから20、25、100、200、300、400、又は更に600グラムまでの範囲にある。メーク層は、メーク層を裏材に塗布するためのいずれか既知のコーティング方法(例えば、メークコート)によって塗布されてもよく、それには、例えば、ロールコーティング、押出ダイコーティング、カーテンコーティング、ナイフコーティング、グラビアコーティング、及びスプレーコーティングが挙げられる。
メーク層前駆体を裏材上に被覆すると、研磨材粒子はメーク層前駆体に塗布され、これに埋め込まれる(例えば、ドロップコーティング及び/又は静電塗装により)。研磨材粒子は、メーク層前駆体上に無作為に又は正確なパターンで塗布又は配置可能である。
代表的で有用な研磨材粒子としては、酸化アルミニウムのような溶融アルミニウム酸化物系の材料、アルミニウム酸化物セラミック(これには、1種以上の金属酸化物変性剤類、及び/又はシード若しくは核剤が含まれてもよい)、熱処理されたアルミニウム酸化物、炭化ケイ素、共溶融されたアルミナ−ジルコニア、ダイアモンド、セリア、二ホウ化チタン、立方晶窒化ホウ素、炭化ホウ素、ガーネット、フリント、エメリー、ゾルゲル法で抽出された研磨材粒子、及びこれらのブレンドが挙げられる。セラミック研磨材粒子の例としては、米国特許第4,314,827号(Leitheiserら)、同第4,518,397号(Leitheiserら)、同第4,623,364号(Cottringerら)、同第4,744,802号(Schwabel)、同第4,770,671号(Monroeら)、同第4,881,951号(Woodら)、同第5,011,508号(Waldら)、同第5,090,968号(Pellow)、同第5,139,978号(Wood)、同第5,201,916号(Bergら)、同第5,227,104号(Bauer)、同第5,366,523号(Rowenhorstら)、同第5,429,647号(Larmie)、同第5,498,269号(Larmie)、及び同第5,551,963号(Larmie)に記載されているものが挙げられる。研磨材粒子は、例えば、個々の粒子、粒塊粒子、研磨材複合粒子、及びこれらの混合物の形態であってもよい。
代表的な凝集粒子が、例えば、米国特許第4,652,275号(Bloecherら)及び同第4,799,939号(Bloecherら)に記載されている。例えば米国特許第5,078,753号(Brobergら)に記載されるような希釈剤の侵食性凝集粒子を使用することも、本発明の範囲内である。研磨材複合粒子は、結合剤中の研磨材粒子を含む。
例示の研磨材複合粒子は、例えば米国特許第5,549,962号(Holmesら)に記載されている。
研磨材粒子のコーティング重量は、例えば、所望の特定の被覆研磨材物品、研磨材粒子を付着させる方法、及び研磨材粒子の寸法に依存することもあるが、典型的に、1〜2000gsmの範囲にある。
この研磨材粒子は、典型的に0.1〜約5000マイクロメートル、更に典型的に約1〜約2000マイクロメートル、更に典型的に約5〜約1500マイクロメートル、更に典型的に約100〜約1500マイクロメートルの範囲のサイズを有するが、他のサイズを使用してもよい。
この研磨材粒子は、通常、例えばAmerican National Standards Institute、Inc.(ANSI)標準、Federation of European Producers of Abrasive Products(FEPA)標準、及びJapanese Industrial Standard(JIS)標準などの研磨材業界承認の公称等級に対応するように選択される。代表的なANSI等級の表記(すなわち、公称等級として指定される)としては、ANSI 4、ANSI 6、ANSI 8、ANSI 16、ANSI 24、ANSI 36、ANSI 40、ANSI 50、ANSI 60、ANSI 80、ANSI 100、ANSI 120、ANSI 150、ANSI 180、ANSI 220、ANSI 240、ANSI 280、ANSI 320、ANSI 360、ANSI 400、及びANSI 600が挙げられる。代表的なFEPA等級表記としては、P8、P12、P16、P24、P36、P40、P50、P60、P80、P100、P120、P180、P220、P320、P400、P500、600、P800、P1000、及びP1200が挙げられる。代表的なJIS等級表記としては、JIS8、JIS12、JIS16、JIS24、JIS36、JIS46、JIS54、JIS60、JIS80、JIS100、JIS150、JIS180、JIS220、JIS240、JIS280、JIS320、JIS360、JIS400、JIS400、JIS600、JIS800、JIS1000、JIS1500、JIS2500、JIS4000、JIS6000、JIS8000、及びJIS10,000が挙げられる。
研磨材粒子は、メーク層前駆体中に埋め込まれると、例えば、任意のサイズ層前駆体の塗布時の鉱物の配向を保持するために、少なくとも部分硬化される。通常、これは、メーク層前駆体をBステージ化することを伴うが、所望ならば、更に進行した硬化も使用してもよい。Bステージ化は、例えば、選択されたメーク層前駆体の性状によって、熱及び/又は光及び/又は硬化剤を使用して、達成され得る。
所望により、サイズ層前駆体が少なくとも部分硬化されたメーク層前駆体と研磨材粒子の上に塗布されてもよい。このサイズ層前駆体は、例えば、膠、フェノール樹脂、アミノプラスト樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、ウレタン樹脂、フリーラジカル的に重合可能な多官能性(メタ)アクリレート(例えば、ペンダントα,β−不飽和基を有するアミノプラスト樹脂、アクリレート化ウレタン、アクリレート化エポキシ、アクリレート化イソシアヌレート)、エポキシ樹脂(ビス−マレイミド及びフルオレン変成エポキシ樹脂を含む)、イソシアヌレート樹脂、及びこれらの混合物を含み得る。サイズ層前駆体は、サイズ層を裏材に塗布するためのいかなる既知のコーティング方法によって塗布されてもよく、方法としては、例えばロールコーティング、ダイ押出しコーティング、カーテンコーティング、ナイフコーティング、グラビアコーティング、及びスプレーコーティングが挙げられる。サイズ層の坪量もまた、意図される用途、研磨材粒子のタイプ、及び調製される被覆研磨材物品の特性に依存して必然的に変化するものであるが、一般には、1又は5gsmから300、400、又は更に500gsm、又はそれ以上までの範囲にある。
塗布されると、サイズ層前駆体と、所望により少なくとも通常部分硬化したメーク層前駆体は、充分に硬化されて、使用可能な被覆研磨材物品を提供する。一般に、この硬化工程は熱エネルギーを伴うが、これは必要条件ではない。熱エネルギーの有用な形態としては、例えば熱及び赤外線が挙げられる。熱エネルギーの代表的な源としては、オーブン(例えば、フェストゥーンオーブン)、加熱ロール、熱風ブロア、赤外線ランプ、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
他の成分に加えて、メーク及びサイズ層前駆体は、例えば性能及び又は外観を改善するために、任意の添加物を含有し得る。代表的な添加物としては、研磨助剤、充填剤、可塑剤、湿潤剤、界面活性剤、顔料、カップリング剤、繊維、潤滑剤、キチソトロピー性物質、帯電防止剤、懸濁剤、及び染料が挙げられる。
有機又は無機であってもよいが、例示の研磨助剤としては、テトラクロロナフタレン、ペンタクロロフタレン、及びポリビニルクロリドのような塩素化ワックスなどのハロゲン化有機化合物;塩化ナトリウムなどのハロゲン化物塩、カリウム氷晶石、ナトリウム氷晶石、アンモニウム氷晶石、テトラフルオロホウ酸カリウム、テトラフルオロホウ酸ナトリウム、フッ化ケイ素、塩化カリウム、塩化マグネシウムと、スズ、鉛、ビスマス、コバルト、アンチモン、カドミウム、鉄、及びチタンなどの金属及びその合金が挙げられる。他の研磨助剤の例としては、イオウ、有機イオウ化合物、グラファイト、及び金属硫化物が挙げられる。異なる研磨助剤の組み合わせが使用可能である。
代表的な帯電防止剤としては、結合剤中の五酸化バナジウム(例えば、スルホン化ポリエステル中に分散した)などの電導性材料、保湿剤、カーボンブラック、及び/又はグラファイトが挙げられる。
本発明に有用な充填剤の例としては、石英などのシリカ、ガラスビーズ、泡ガラス、及びガラス繊維;タルク、粘土、(モンモリロナイト)長石、雲母、カルシウムシリケート、カルシウムメタシリケート、ナトリウムアルミノシリケート、ナトリウムシリケートなどのシリケート;硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸ナトリウム、硫酸アルミニウムナトリウム、硫酸アルミニウムなどの金属硫酸塩;石こう;バーミキュライト;木粉;アルミニウム三水和物;カーボンブラック;アルミニウム酸化物;二酸化チタン;氷晶石;キオライト;及び亜硫酸カルシウムなどの金属亜硫酸塩が挙げられる。
所望によりスーパーサイズ層は、任意のサイズ層の少なくとも一部分に塗布されてもよい。存在する場合、スーパーサイズ層は、通常、粉砕助剤及び/又は非充填物質を含む。任意のスーパーサイズ層は、被覆研磨材物品の切削能力を劇的に低下させる可能性のある、研磨材粒子の間の削り屑(加工物から研削される材料)の蓄積を防止又は低減するような役割を果たしてもよい。有用なスーパーサイズ層としては、通常、研磨助剤(例えば、カリウムテトラフルオロボレート)、脂肪酸金属塩(例えば、ステアリン酸亜鉛又はステアリン酸カルシウム)、リン酸エステル塩(例えば、カリウムベヘニルホスフェート)、リン酸エステル、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、鉱油、架橋シラン、架橋シリコーン、及び/又はフッ素化合物が挙げられる。有用なスーパーサイズ材料は、例えば、米国特許第5,556,437号(Leeら)で更に述べられている。典型的に、被覆研磨材製品に組み込まれる研磨助剤の量は、約50〜約400gsm、更に典型的に、約80〜約300gsmである。スーパーサイズは、例えば、サイズ層又はメーク層の調製に使用されるものなどの結合剤を含有し得るが、結合剤も有する必要はない。
場合によっては、得られる被覆研磨材物品がバックアップパッドに取り付け可能であるように、任意のバックサイズ層又は研磨材層に相対する被覆研磨材物品側上に任意の取り付け境界面を固定することが望ましいことがある。
本開示の研磨材物品搭載組み立て体の研磨材取り付け境界面は、接着剤、シート材料、又はこれらの組み合わせの非連続層からなることができる。このシート材は、例えば、2つの部分からなる機械的噛み合いシステムのループ部分又はフック部分を含むことができる。他の実施形態では、研磨材取り付け境界面は、取扱中に接着剤の層を保護するための任意の剥離ライナーと共に感圧性接着剤の層を含む。
ある実施形態では、本開示の研磨材物品搭載組み立て体の研磨材取り付け境界面は、不織布、織布又は編布のループ材料を含む。ループ状の研磨材取り付け境界面に適した材料としては、織布及び不織布の両方の材料が挙げられる。織布及び編布の取り付け境界面材料は、その布地構造中に含まれるループ形成フィラメント又はヤーンを有して、フックと係合する立ち上がったループを形成することができる。不織布のループ接合境界面の材料は、絡み合う繊維によって形成されるループを有することができる。一部の不織布ループ取り付け境界面材料では、不織布ウェブを通してヤーンを縫製することによりループを形成して、立ち上がったループを形成する。
本発明の被覆研磨材物品は、例えばベルト、テープ、ロール、ディスク(穿孔ディスクを含む)、及び/又はシートに加工可能である。ベルト用途の場合、研磨材シートの2つの自由端が、既知の方法を用いて共に接合されて、継ぎベルトを形成してもよい。継ぎ無しベルトも、例えば米国特許5,573,619号(Benedictら)に記載されているように形成されてもよい。
本発明の被覆研磨材物品は、加工物を研磨するために有用である。1つのそのような方法は、被覆研磨材物品の研磨材層の少なくとも一部分を加工物の表面の少なくとも一部分に摩擦接触させる工程と、被覆研磨材物品又は加工物の少なくとも一方を、他方に対して動かして表面の少なくとも一部分を研磨する工程と、を含む。加工物材料の例としては、金属、合金、新合金(exotic metal)、セラミックス、ガラス、木材、木材様材料、複合材料、塗装表面、プラスチック、強化プラスチック、石、及び/又はこれらの組み合わせ物が挙げられる。加工物は、平らであってもよく、又は関連した形状若しくは輪郭を有してもよい。代表的な加工物としては、金属成分、プラスチック成分、パーティクルボード、カムシャフト、クラクシャフト、家具、及びタービンブレードが挙げられる。
本開示による被覆研磨材物品は、手で使用してもよく、及び/又は機械と組み合わせて使用してもよい。被覆研磨材物品及び加工物の少なくとも一方又は両方は一般に、研磨時に他方に対して動かされる。研磨は、湿潤状態で実施されても、又は乾燥状態で実施されてもよい。代表的な湿潤研磨用液体としては、水、慣用の腐食防止化合物を含有する水、潤滑剤、油、石鹸液、及び切削流体が挙げられる。その液体はまた、消泡剤、脱脂剤などを含有してもよい。
本発明の目的及び利点を以下の非限定的な実施例により更に例示するが、これらの実施例の中で挙げた特定の材料及びその量、並びに他の条件及び詳細は、本発明を不当に限定するように解釈されるべきではない。
特に記載がない限り、実施例及びこれ以降の明細書における部、割合、比率などはいずれも重量基準である。次の略称が以下に続く実施例にわたって使用される。
Figure 0005406925
プレサイズ前駆体1(CTR1)の調製
75部のEP1(エピクロロヒドリンとビスフェノールAとを反応させることにより調製可能なエポキシ樹脂)及び1部のPI1(光開始剤)を装填したジャーをオーブン中に55℃で30分間入れた。このジャーを取り出し、10部のPFA1(多官能性(メタ)アクリレート)、1部のPA1(酸官能性フリーラジカル重合可能な材料)、及び8部のDICY(ジシアンジアミド)をジャーに装填し、混合した。終わりに、0.75部のCUR1(硬化剤)をジャーに添加し、プレサイズ前駆体を被覆する直前に混合した。
プレサイズ前駆体2(CTR2)の調製
75部のEP1及び1部のPI1を装填したジャーをオーブン中に55℃で30分間入れた。このジャーを取り出し、10部のPFA1、3部のPA1、及び8部のDICYをジャーに装填し、混合した。終わりに、0.75部のCUR1をジャーに添加し、プレサイズ前駆体を被覆する直前に混合した。
プレサイズ前駆体3(CTR3)の調製
75部のEP1及び1部のPI1を装填したジャーをオーブン中に55℃で30分間入れた。このジャーを取り出し、10部のPFA1、5部のPA1、及び8部のDICYをジャーに装填し、混合した。終わりに、0.75部のCUR1をジャーに添加し、プレサイズ前駆体を被覆する直前に混合した。
プレサイズ前駆体4(CTR4)の調製
75部のEP1、及び1部のPI1を装填したジャーをオーブン中に55℃で30分間入れた。このジャーを取り出し、10部のPFA1、10部のPA1、及び8部のDICYをジャーに装填し、混合した。終わりに、0.75部のCUR1をジャーに添加し、プレサイズ前駆体を被覆する直前に混合した。
比較用のプレサイズ前駆体A(CTRC1)の調製
75部のEP1及び1部のPI1を装填したジャーをオーブン中に55℃で30分間入れた。ジャーを取り出し、10部のPFA1及び15部のPA1を添加した。この混合物は均質でなかった。次に、8部のDICYをジャーに装填し、混合して、非均質混合物を得た。終わりに、0.75部のCUR1をジャーに添加し、比較用のプレサイズ前駆体を被覆する直前に混合した。
比較用のプレサイズ前駆体B(CTCR2)の調製
75部のEP1及び1部のPI1を装填したジャーをオーブン中に55℃で30分間入れた。ジャーを取り出し、10部のPFA1及び8部のDICYをジャーに装填し、混合した。終わりに、0.75部のCUR1をジャーに添加し、プレサイズ前駆体を被覆する直前に混合した。
バックサイズ前駆体1(BSR1)
CaCO(450部)、15部の酸化鉄、及び1%〜5重量%の水酸化カリウムにより接触され、1.5〜2.1/1のフェノール:ホルムアルデヒド比を有する285部のフェノール−ホルムアルデヒド樹脂を均質になるまで20℃で機械的に攪拌し、次いで水により1000部まで希釈した。
メーク樹脂前駆体1(MR1)
CaCO(442部)及び1%〜5重量%の水酸化カリウムにより接触され、1.5〜2.1/1のフェノール:ホルムアルデヒド比を有する285部のフェノール−ホルムアルデヒド樹脂を均質になるまで20℃で機械的に攪拌し、次いで水により1000部まで希釈した。
処理布地裏材の調製
Gardco(Pompano Beach,FL)から得られる10.2cm幅のコーティングナイフを使用するために準備した。このナイフを76マイクロメートルの最小間隙に設定して、15.2cm幅の布裏材がナイフの下を通過するようにさせた。1平方メートル当り300〜400グラム(gsm)の重量を有する未処理のポリエステル織布をMilliken & Company(Spartanburg,SC)から入手した。このポリエステル布を76マイクロメートルに設定したコーティングナイフ下に置き、次いでポリエステル布をナイフ下で手で引っ張って、ポリエステル布上にプレサイズコートを形成することにより、プレサイズ組成物をポリエステル布に塗布した。紫外線(UV)ランプ(118ワット/cm(118ジュール/cm−秒)、Dバルブ、Fusion UV Systems(Gaithersburg,MD)から入手)により1分当り5メートルのライン速度で照射することにより、得られるプレサイズ前駆体をBステージ化した。次いで、Bステージ化された前駆体プレサイズ層を160℃のオーブン中で10分間加熱した。得られるプレサイズ重量は約127.5gsmであった。同一のナイフコーティング法を用いて、得られるプレサイズで処理された布地裏材をバックサイズ前駆体BSR1組成物により処理した。得られるバックサイズ重量は約111.5gsmであった。処理済みの布裏材をオーブン中90℃で10分間及び105℃で15分間に入れることにより、このバックサイズ前駆体を硬化させた。
Figure 0005406925
比較例A〜C及び実施例1〜4
上述の処理済みの裏材の調製におけるナイフコーティング手順を用いて、表1中の処理済みの裏材(すなわち、比較処理済みの裏材A〜C及び処理済みの裏材1〜4)に処理済みの裏材のプレサイズ層被覆側でメーク樹脂前駆体1を独立に被覆した。次に、グレード36酸化アルミニウム鉱物(Treibacher GmbH(Treibach,Germany)から商品名ALODURとして市販されている)をメーク層前駆体の中に滴下コートして、クローズドコートを形成した。研磨材を被覆した材料を90℃で60分間及び105℃で10時間硬化させて、比較例A〜C及び実施例1〜4にそれぞれ示されている被覆研磨材を得た。
ストリップバック接着試験
試験対象の被覆研磨材物品を8センチメートル(cm)幅×25cm長の片に加工した。木製ボード(17.8cm×7.6cm×0.6cm厚)の2分の1の長さにポリアミドホットメルト接着剤(3M Company(St.Paul、MN)からJET MELT ADHESIVE PG3779として入手可能)を被覆した。被覆研磨材物品の全幅(ただし、長さの最初の15cmのみ)の研磨材粒子を担持する側にポリアミドホットメルト接着剤(3M CompanyからJET MELT ADHESIVE PG3779として入手可能)を被覆した。積層接着剤を保持しない被覆研磨材の10cmがボードに覆いかぶさるような形で、研磨材粒子を保持する被覆研磨材物品の側を積層接着剤を含むボードの側に取り付けた。ボードと被覆研磨材が緊密に結合されるように、圧力を加えた。得られる結合積層物を試験前少なくとも1時間、室温まで冷却した。次に、結合積層物の幅が5.1cmまで縮小するように、結合積層物を物品の両側で直線に沿って切断した。得られるトリミングした結合積層物をMTS Systems Corp.(Eden Prairie,MN)から商品名SINTECH 6Wとして入手される引っ張り試験機の上部つかみ具に取り付けられた固定治具に水平に搭載し、つかみ具の間の距離が12.7cmとなるように、被覆研磨材物品のオーバーハング部のほぼ1cmをこの測定器の下部つかみ具の中に搭載した。この測定器によって、0.05cm/秒の速度でつかみ具を引き離し、被覆研磨材物品を木製ボードから90度の角度で引っ張り、被覆研磨材物品の一部をボードから引き剥がす。剥離は被覆研磨材物品の層の間で起こった(すなわち、メーク層と処理済みの裏材)。引き剥がしに要する力を測定器により測定した。必要とされる力が大きいほど、裏材へのプレサイズコートへのメークコートの接着は良好である。結果を表2(下記)に示す。
Figure 0005406925
前出の被覆研磨材はサイズ層を有さないが、メーク層−プレサイズ層処理済みの裏材接着性を測定するためには、サイズ層は不必要であるということが認識されよう。例えば、このサイズ層は、サイズコートがプレサイズ層に接触しないので不必要である。本開示に記載の被覆研磨材物品の実際の実施においては、サイズ層はメーク層及び研磨材粒子の上にある。
一般に、剥離接着試験における51N/cm(1インチ当り29ポンド)の接着値は、重作業布で裏打ちした被覆研磨製品において有用であるのに充分な接着性を示すものである。一部の用途に対しては、より高い接着性が望ましいこともある。
本明細書で参照されている全ての特許及び刊行物は、参照として全体で本明細書に組み込まれている。当業者には、本発明の範囲及び趣旨から逸脱することなく、本発明のさまざまな修正及び改変を行うことができ、本発明が、本明細書に記述されている説明のための実施形態に不当に制限されないことが理解されるべきである。

Claims (3)

  1. 布地裏材であって、プレサイズ層をその上に有する、布地裏材と、前記プレサイズ層に固定され、これに接触する、研磨材層と、を含む、被覆研磨材物品であって、前記研磨材層はメーク層及び研磨材粒子を含み、前記プレサイズ層は、成分a)からf)の全重量を基準とし、以下、
    a)エピクロロヒドリンとビスフェノールAとの反応により調製可能な60〜90重量パーセントのエポキシ樹脂、
    b)5〜25重量パーセントの多官能性(メタ)アクリレート、
    c)300までの酸価を有する、0.1〜10重量パーセントの芳香族酸官能性フリーラジカル重合可能な材料、
    d)5〜15重量パーセントのジシアンジアミド、
    e)有効な量の光開始剤、及び
    f)所望により、有効な量のエポキシ硬化触媒、を含む、成分の反応生成物を含む、被覆研磨材物品。
  2. 加工物を研磨する方法であって、
    請求項1に記載の被覆研磨材物品を提供する工程と、
    研磨材層を前記加工物の表面と摩擦接触させる工程と、
    前記被覆研磨材物品及び前記加工物の少なくとも一方を、他方に対して動かして前記表面の少なくとも一部分を研磨する工程と、を含む、方法。
  3. 研磨材物品を作製する方法であって、
    プレサイズ層前駆体を布地裏材に塗布する工程であって、成分a)からf)の全重量を基準とし、前記プレサイズ層前駆体は、以下の成分を含む、工程と、
    a)エピクロロヒドリンとビスフェノールAとの反応により調製可能な60〜90重量パーセントのエポキシ樹脂、
    b)5〜25重量パーセントの多官能性(メタ)アクリレート、
    c)300までの酸価を有する、0.1〜10重量パーセントの酸官能性フリーラジカル重合可能な材料、
    d)5〜15重量パーセントのジシアンジアミド、
    e)有効な量の光開始剤、及び
    f)所望により、有効な量のエポキシ硬化触媒、
    前記プレサイズ層前駆体を少なくとも部分的に硬化させて、前記布地裏材に固定されたプレサイズ層を提供する工程であって、前記プレサイズ層は前記布地裏材を実質的に封止する、工程と、
    メーク層前駆体を前記プレサイズ層上に配置する工程と、
    研磨材粒子を前記メーク層前駆体中に埋め込む工程と、
    前記メーク層前駆体を少なくとも部分的に硬化させる工程と、を含む、方法。
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