JP5406644B2 - 旋回装置 - Google Patents

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Description

本発明は旋回装置に関する。特に、旋回装置に取付ける被旋回部材の旋回範囲を制限するためのストッパを備える旋回装置に関する。
被旋回部材を軸線の周りに回転させる旋回装置が知られている。旋回装置は、例えば、ロボットの関節を駆動するために用いられる。この場合、ロボットのアームが被旋回部材に相当する。旋回装置は、被旋回部材の旋回範囲を物理的に制限するストッパを有することがある。特許文献1には、旋回装置と被旋回部材の夫々に板材を取付け、所望の旋回範囲の境界で板材同士を当接させることにより、被旋回部材の旋回範囲を制限する技術が開示されている。
特開平4−275894号公報
特許文献1の技術では、旋回装置の基部と被旋回部材の双方に、夫々板材が取付けられている。被旋回部材が所定角旋回すると、板材同士が接触することにより、被旋回部材が所定角を超えて旋回することを防止している。すなわち、夫々の板材が、ストッパ構造として機能している。特許文献1では、夫々の板材が、旋回装置及び被旋回部材にボルト留めされている。なお、特許文献1では、旋回装置に取付けられている板材を阻止片と称し、被回転部材に取付けられている板材を係合体と称している。特許文献1の技術によると、夫々の板材をボルト留めするためのボルト孔を、旋回装置と被旋回部材の夫々に設ける必要がある。そのため、予め設けたボルト孔にのみ板材を取付けることが可能であり、旋回装置の周方向において、板材の取付け位置に選択の余地がない。許容する旋回範囲を変更する場合、板材を固定するためのボルトを通すボルト孔を、新たに形成する必要がある。すなわち、許容する旋回範囲を変更するために、新たなボルト孔を設ける必要がある。また、旋回装置及び被旋回部材に対して、夫々板材の一部をボルト留めしているだけなので、板材同士が接触する力が大きいと、板材が、旋回装置及び/又は被旋回部材から外れてしまう虞がある。すなわち、特許文献1の旋回装置は、ストッパ構造の強度が低い。本明細書は、許容する旋回範囲の変更が容易であるとともに、高強度のストッパ構造を備える旋回装置を実現する技術を提供する。
本明細書が開示する技術は、旋回装置の周方向におけるストッパ部材の取付け位置の変更が容易であり、ストッパ部材を強固に取付けることができる旋回装置に具現化することができる。その旋回装置は、ケースと、そのケースに対して相対回転する回転部材と、ケースに対する回転部材の旋回範囲を制限するストッパ部材とを備える。その旋回装置では、ケースに、回転部材の軸線方向に延びる複数の溝が、回転部材の軸線と同心の円弧に沿って並ぶように形成されている。また、ケースを固定するためのボルトを通すボルト孔が、隣接する2つの溝を画定する突条部の夫々に形成されている。そして、ストッパ部材は、その一部が溝に嵌合するとともに、ケースを固定するためのボルトによってケースに固定されている。なお、本明細書でいう「回転部材」とは、ケースに対して相対回転する部品のことを意味する。典型的には、旋回装置の出力軸が「回転部材」に相当する。「被旋回部材」は、回転部材に取り付けられる部材であり、旋回装置で回転させる対象物を意味する。産業用ロボットの場合、旋回するアームが「被旋回部材」に相当する。なお、回転部材を不動面に固定すれば、回転部材は回転しないで、ケースが不動面に対して回転する。その場合、「被旋回部材」は、旋回装置のケースに取り付けられる。
上記の旋回装置によると、ケースに複数の溝が設けられており、溝を画定する突条部の夫々にボルト孔が設けられているので、ストッパ部材の取付け位置の選択性が向上する。複数の溝は、回転部材の軸線と同心の円弧に沿って並ぶように形成されている。従って、ストッパ部材は、いずれの溝に固定されてもストッパとしての機能を実現することができる。
また、ストッパ部材の一部が、ケースに設けられている溝に嵌合している。ストッパ部材の両側が溝の側壁に接しているので、ストッパ部材に力が作用したときに、ストッパ部材が旋回装置から外れにくい。そのため、上記旋回装置によると、取付け位置の選択性が高く、高強度のストッパ構造を実現することができる。さらに、上記旋回装置では、ケースを固定するためのボルト孔を利用してストッパ部材を固定するので、ケースに、ストッパ部材を固定するためのボルト孔を形成する必要がない。
複数の溝は、回転部材の軸線と同心の円弧に沿って等間隔に形成されていてもよい。これにより、ストッパ部材を取付ける位置を、回転部材の軸線を中心とする所定角毎に、正確に調整することができる。
本明細書に開示する技術によると、許容する旋回範囲の変更が容易であるとともに、高強度のストッパ構造を備える旋回装置を実現することができる。
ストッパ構造を備える産業用ロボットの外観を示す。 ストッパ構造を備える旋回装置の断面図を示す。 旋回装置の平面図を示す。 旋回装置のケースの斜視図を示す。 実施例1の第1ストッパ部材の斜視図を示す。 実施例1の旋回装置を固定部材に取付けた状態の斜視図を示す。 実施例2の第1ストッパ部材の斜視図を示す。 実施例2の旋回装置を固定部材に取付けた状態の斜視図を示す。
実施例を説明する前に、実施例の技術的特徴のいくつかを以下に記す。
(特徴1)旋回装置は、複数の関節を有する産業用ロボットの第1関節を駆動する。第1関節は、産業用ロボットの複数の関節のうち、最も基部側に位置する関節である。
(特徴2)旋回装置は、偏心揺動型の歯車伝動装置である。
(特徴3)旋回装置は、ケースと、ケースに回転可能に支持されている回転部材を備える。回転部材は、基部側の固定部材に取付けられている。ケースは、旋回装置を挟んで基部とは反対側に設けられている被旋回部材に取付けられている。
図1は、産業用ロボット100の外観の概略図を示す。産業用ロボットは、第1関節110と、第2関節114と、第3関節126と、第4関節130と、第5関節134と、第6関節138を有している。第1関節110は、メインベース104に取付けられており、軸線102の周りを回転可能である。メインベース104は、設置面に固定されている。第2関節114は、ジョイントベース144に取付けられており、軸線112の周りを回転可能である。第1関節110は、産業用ロボット100の複数の関節のうち、最も基部側(設置面側)に位置する。第1関節110が、メインベース104に対して、ジョイントベース144を軸線102の周りに回転させる。なお、符号111は、第1関節を駆動するモータを示している。第3関節126は、軸線124の周りを回転可能である。第3関節126は、肩部122を軸線124の周りに回転させる。第4関節130は、軸線142の周りを回転可能である。第5関節134は、軸線136の周りを回転可能である。第6関節138は、軸線140の周りを回転可能である。符号116、118、120は夫々、第4関節130、第5関節134、第6関節138を駆動するモータを示している。第1〜第6関節には夫々、旋回装置が組み込まれている。以下の説明では、第1〜第6関節を、夫々第1〜第6旋回装置と称することがある。ジョイントベース144は、第1旋回装置110を挟んで、基部側に設けられているメインベース104とは反対側に設けられている。ジョイントベース144は、第1旋回装置110の被旋回部材に相当する。
図2は、第1旋回装置110とメインベース104の断面図を示す。なお、図面を明瞭にするために、一部の部品のハッチングを省略している。第1旋回装置110は、ケース2と、ケース2に回転可能に支持されている回転部材4を有する。回転部材4が、ボルト22によって、メインベース104に固定されている。ケース2は、ボルト12によって、支持部材8に取付けられている。なお、図示は省略するが、支持部材8は、図1のジョイントベース144に固定されている。そのため、ケース2が、ジョイントベース144に固定されているということができる。回転部材4がケース2に対して回転すると、ジョイントベース144が、メインベース104に対して回転する。第1ストッパ部材108が、ケース2に取付けらており、ケース2の回転に伴ってメインベース104に対して回転する。なお、詳細は後述するが、ケース2の外周側に溝が形成されており、第1ストッパ部材108の一部が、その溝に嵌合している。第1ストッパ部材108は、ケース2から、第1旋回装置110の径方向外側に向かって延びている。なお、「径方向」とは、軸線102に直交する方向を意味する。
第2ストッパ部材106が、メインベース104に固定されている。第2ストッパ部材106は、軸線102に沿って延びており、第1ストッパ部材108の旋回を制限する。第2ストッパ部材106は、第1ストッパ部材108が回転し続けるとぶつかる位置に配置されている。そのため、ケース2のメインベース104に対する旋回量が制限される。第1ストッパ部材108と第2ストッパ部材106によって、産業用ロボット100のストッパ構造が形成される。
図3は、第1旋回装置110を図2の矢印20の方向から見た図を示す。ケース2は、回転部材4の回転軸線102と軸線を同じにする円筒状の外周面2aを有している。図3では、第1ストッパ部材108の図示を省略している。ケース2の外周側に、複数の溝36が形成されている。複数の溝36は、回転部材の回転軸線102と同心の円弧に沿って並ぶように位置している。また、溝36は、ケース2の外周面2aの周方向に等間隔に形成されている。別言すると、溝36を画定する突条部34が、ケース2の周面に、周方向に等間隔に形成されている。夫々の突条部34には、ケース2を支持部材8に固定するためのボルト孔32が形成されている(図2も参照)。ケース2の内側に、回転部材4が配置されている。回転部材4には、回転部材4をメインベース104に固定するためのボルト孔30が複数形成されている。ケース2と回転部材4の間に、オイルシール16が配置されている。オイルシール16によって、第1旋回装置110内のオイルが、第1旋回装置110の外部に漏れることを防止している。
図4は、ケース2の斜視図を示す。なお、図4は、ケース2の特徴を説明するための概略図であり、図3に示すケース2の形状を正確に現していない。例えば、溝36の数、寸法等は、図3で示したケース2の形状と異なる。このことは、後述する図5〜図8についても同様である。図4に示すように、溝36は、軸線102に沿って延びており、軸線102方向の片側に底面38を有している。別言すると、溝36は、軸線102方向の片側だけが開口している。なお、溝36は、軸線102に直交する方向においても、底面40を有している。
図5は、第1ストッパ部材108の斜視図を示す。第1ストッパ部材108は、固定部54と、挿入部52と、突出部50を有する。固定部54には、2つのボルト孔56が形成されている。ボルト孔56のピッチは、ケース2のボルト孔32のピッチに等しい(図4を参照)。挿入部52の形状は、ケース2の溝36の形状にほぼ等しい。そのため、第1ストッパ部材108は、溝36の側壁42と、底面38、40に接した状態で、溝36に嵌合することができる。挿入部52を溝36に挿入した状態で、ボルト孔56、32にボルトを通すことにより、第1ストッパ部材108がケース2に強固に固定される。なお、挿入部52を溝36に挿入すると、突出部50が、ケース2の径方向外側に突出する。
図6は、第1旋回装置110をメインベース104に取付けた状態の斜視図を示す。第1旋回装置110については、ケース2と第1ストッパ部材108のみを示している。上記したように、ボルト孔32には、ケース2を支持部材8に固定するためにボルト12(図2を参照)が通される。ボルト12は、図5に示す固定部54のボルト孔56と、図4に示すケース2のボルト孔32を通過した状態で、支持部材8に締め付けられる。別言すると、第1ストッパ部材108とケース2が、ボルト12によって、支持部材8に共締めされる。上記したように、第1旋回装置110が駆動すると、ケース2が、メインベース104に対して軸線102の周りを回転する。それにより、第1ストッパ部材108が、軸線102の周りを旋回する。
第1旋回装置110では、ケース2は、第1ストッパ部材108と第2ストッパ部材106で構成されるストッパ構造によって、軸線102の周りを1周しないように制限されている。別言すると、第1旋回装置110では、ケース2が、軸線102の周りを、360°未満の既定角度だけ回転するように制限されている。第2ストッパ部材106は、ケース2が所定角度を越えて旋回しようとしたときに、第1ストッパ部材108と衝突する位置に配置されている。すなわち、第2ストッパ部材106は、仮に第2ストッパ部材106が存在しておらず、ケース2が既定角度を越えて旋回したときに、第1ストッパ部材108が存在する範囲に配置されている。第1ストッパ部材108と第2ストッパ部材106で構成されるストッパ構造によって、第1旋回装置110が異常動作をしたときに、ジョイントベース144が既定角度を越えて旋回することを防止することができる(図1を参照)。
ここで、第1旋回装置110について説明する。第1旋回装置110は、偏心揺動型の歯車伝動装置である。偏心揺動型の歯車伝動装置の基本的な構造は公知のため、簡単に説明する。図2に示すように、第1旋回装置110は、ケース2と、ケース2に回転可能に支持されている回転部材4を備えている。ケース2はリング状であり、内周面に内歯が形成されている。回転部材4は、外歯歯車14とクランクシャフト10を支持している。クランクシャフト10は、軸線102に沿って延びている。クランクシャフト10の軸線は、軸線102からオフセットしている。図示は省略するが、第1旋回装置110では、複数のクランクシャフト10が、軸線102の周方向に沿って配置されている。複数のクランクシャフト10の夫々が、外歯歯車14に係合している。クランクシャフト10には、モータ111のトルクが伝達される。クランクシャフト10が回転すると、外歯歯車14は、ケースの内周面に設けられた内歯に噛合いながら、軸線102の周りを偏心回転する。外歯歯車14の外歯の数とケース2の内歯の数が相違するので、外歯歯車14が偏心回転すると、外歯歯車14とケース2が相対回転する。それにより、回転部材4とケース2が相対回転する。このタイプの歯車伝動装置は、大きな減速比(例えば、減速比30〜250)を実現することができる。別言すると、本実施例の第1旋回装置110は、大きなトルクを出力することができる。
上記したように、第1旋回装置110は、大きなトルクを出力することができる。そのため、第1ストッパ部材108と第2ストッパ部材106が衝突したときに、両者の間に大きな力が作用する。しかしながら、第1ストッパ部材108の両側が溝36の側壁42に接しているので、第1ストッパ部材108に大きな力が作用しても、第1ストッパ部材がケース2から外れることを抑制することができる。そのため、本実施例のストッパ構造は、従来のストッパ構造よりも高強度であり、より安全な産業用ロボットを実現することができる。なお、側壁42と底面40によって形成される角度は、90度に近いほどよい。より正確にいうと、図3において、溝36を画定している2つの側壁42を延ばした交点が、軸線102に近いほどよい。これにより、第1ストッパ部材108から溝36に加えられる力が増大し、溝36が負担する力が増大する。別言すると、より高強度のストッパ構造を実現することができる。
第1旋回装置110では、ケース2を支持部材8に固定するためのボルト孔32を利用して、第1ストッパ部材108をケース2に固定する。そのため、第1ストッパ部材108を固定するためだけのボルト孔を、ケース2に設ける必要がない。また、ケース2の突条部34の夫々にボルト孔32が設けられているので、第1ストッパ部材108の固定位置を容易に変更することができる。別言すると、第1旋回装置110では、第1ストッパ部材108の取付け位置の選択性が高い。例えば、図6において、第1ストッパ部材108の固定位置を、溝36a、36b等に変更する場合も、ケース2に新たに加工する必要がない。なお、上記したように、溝36は、ケース2の周方向に等間隔に形成されている。そのため、第1ストッパ部材108の取付け位置を、軸線102を中心とする所定角毎に正確に調整することができる。別言すると、ケース2の旋回が禁止される範囲を、所定角毎に正確に調整することができる。
複数の溝36は、回転部材4の軸線と同心の円弧に沿って並ぶように形成されている。そのため、いずれの溝36に第1ストッパ部材108を固定しても、第1ストッパ部材108は、ケース2と回転部材4が相対回転したときに、第2ストッパ部材106と衝突するように位置する。そのため、第1ストッパ部材108は、いずれの溝36に固定されてもストッパとしての機能を達成する。
例えば工場では、安全のため、あるいは、他の装置との干渉を避けるためにロボットの旋回範囲を制限したいという要望がある。産業用ロボットのレイアウト変更に伴って、ロボットの旋回範囲を変更することが求められることがある。従来は、産業用ロボットのユーザが個別に追加加工を施して、ストッパの位置を変更する必要があった。本実施例の旋回装置が採用された産業用ロボットは、追加加工をすることなく、旋回範囲を変更することができる。
図7は、第1ストッパ部材108aの斜視図を示す。図8は、第1ストッパ部材108aを用いた第1旋回装置110aを、固定部材に取付けた状態の斜視図を示す。なお、第1ストッパ部材108aは、第1ストッパ部材108の変形例であり、第1ストッパ部材108と機能が同じ部分に同じ数字の符号を付すことにより、詳細な説明を省略することがある。また、第1旋回装置110aは、第1ストッパ部材の形状だけが第1ストッパ部材108と相違する。第1ストッパ部材108aは、軸線102に沿って延びており、突出部50aが、ケース2から軸線102方向に突出している。そのため、第1旋回装置110aの径方向のサイズが、ケース2の径方向のサイズに等しい。すなわち、第1旋回装置110aは、径方向に突出部が存在しない。そのため、第1旋回装置110が駆動しているときに、第1ストッパ部材108aが、第1旋回装置110の周囲の装置物等に衝突することを抑制することができる。産業用ロボット100の安全性を、より高くすることができる。
上記実施例では、ストッパ構造を、産業用ロボットの第1関節110に設ける例について説明した。ストッパ構造は、他の関節に設けることもできる。例えば、第3関節(第3旋回装置)126に設けてもよい。この場合、第3旋回装置126のケースに、回転部材の軸線と同心の円弧に沿って複数の溝を設け、いずれかの溝に第1ストッパ部材を嵌合させる。そして、肩部122に第2ストッパ部材を固定する。
上記実施例では、1個の第1ストッパ部材108をケース2に固定している。複数の第1ストッパ部材108をケース2に固定してもよい。
上記実施例では、ケース2の外周面2aが円筒状である。ケース2に形成されている複数の溝36が、回転部材4と軸線102を同じにする円弧に沿って形成されていれば、ケース2の外周面の形状は円筒状でなくてもよい。例えば、旋回装置のケースは、多角形であってもよい。
上記実施例では、ケース2をジョイントベース144(被旋回部材)に固定し、回転部材4をメインベース104に固定している。ケース2をメインベース104に固定し、回転部材4をジョイントベース144に固定してもよい。この場合、第2ストッパ部材をジョイントベース144に固定する。
上記実施例では、旋回装置として、偏心揺動型の歯車伝動装置を使用している。しかしながら、ケースに対して回転部材を回転させることができれば、他のタイプの旋回装置を使用してもよい。また、偏心揺動型の歯車伝動装置の場合、クランクシャフトが、回転部材の軸線と同心であってもよい。
実施例のストッパ構造は、次のように表現することもできる。旋回装置の回転部材に固定された被回転部材に第2ストッパ部材が取り付けられている。第2ストッパ部材は、回転部材がケースに対して予め決められた角度回転したときに、ケースに固定されている第1ストッパ部材に衝突する位置に配置されている。第1ストッパ部材と第2ストッパ部材によって、回転部材の旋回範囲を制限するストッパ構造が実現される。なお、第2ストッパ部材は、回転部材に直接固定されていてよいし、回転部材に固定される被回転部材に固定されていてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:ケース
4:回転部材
12:ボルト
32:ボルト孔
34:突条部
36:溝
102:回転部材の軸線
108:ストッパ部材
110:旋回装置

Claims (2)

  1. ケースと、そのケースに対して相対回転する回転部材と、ケースに対する回転部材の旋回範囲を制限するストッパ部材とを備える旋回装置であって、
    前記ケースに、回転部材の軸線方向に延びる複数の溝が、回転部材の軸線と同心の円弧に沿って並ぶように形成されており、
    前記ケースを固定するためのボルトが通過する第1ボルト孔が、隣り合う2つの溝を画定する突条部の夫々に形成されており、
    前記ストッパ部材は、固定部と挿入部を備えており、
    固定部には、隣り合う突条部に形成されている2個の第1ボルト孔のピッチと同じピッチの2個の第2ボルト孔が形成されており、
    挿入部の一部が前記溝に嵌合しており、
    前記ケースを固定するためのボルトによって、前記ストッパ部材が前記ケースに固定されている旋回装置。
  2. 前記複数の溝が、回転部材の軸線と同心の円弧に沿って等間隔に形成されている請求項1に記載の旋回装置。
JP2009211214A 2009-09-14 2009-09-14 旋回装置 Active JP5406644B2 (ja)

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