JP5406116B2 - 多芯筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、軸筒内に複数の筆記軸を収容した多芯筆記具に関し、特に、その筆記軸を容易に交換可能にした多芯筆記具に関する。
従来、この種の多芯筆記具としては、特許文献1または2に記載されたものが知られている。
特許文献1及び特許文献2では、軸筒内に複数の筆記軸を前後方向に移動可能に収容し、各々の筆記軸を後方に付勢し、各々の筆記軸の後端に操作体を連結し、軸筒の側壁に形成された窓孔から径方向外方に操作体を突出させている。
そして、特許文献1では、軸筒の後端に、窓孔を後方に開口させる開口部を設け、該開口部を介して筆記軸及び筆記軸の後端に連結する操作体を軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成し、開口部を閉鎖する蓋部を軸筒の後端部に着脱自在に螺着して、複数の筆記軸を軸筒内から取り外し交換可能に構成している。
同様に、特許文献2では、軸筒の後端に、窓孔を後方に開口させる開口部を設け、該開口部を介して筆記軸及び筆記軸の後端に連結する操作体を軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成し、開口部を閉鎖する蓋部を軸筒の後端部に軸着して、複数の筆記軸を軸筒内から取り外し交換可能に構成している。
こうして、特許文献1または2記載の多芯筆記具においては、筆記軸及び操作体を一緒に軸筒の後方から取り出すことができるために、筆記軸を交換した際の、筆記軸と操作体との誤った連結を防止することができるようになっている。
特開2007−15274号公報 特開2007−30241号公報
しかしながら、特許文献1または2記載の多芯筆記具においては、操作体及び筆記軸を軸筒の窓孔を後方に開口させる開口部を開閉するための蓋部を軸筒の後端部に設ける必要があるため、軸筒の後端部の利用が制限され、設計自由度が小さくなる、という問題がある。
また、筆記軸の交換操作時に、蓋部を開閉するための操作が必要となり、操作が煩わしいという問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたもので、軸筒の後端部の利用性を悪化させることなく、設計自由度を増加させることができて、且つ筆記軸を簡単に交換することができる多芯筆記具を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のうち第1の発明は、軸筒内に複数の筆記軸がその軸方向に移動可能に収容され、筆記軸の後端に操作体が連結され、各操作体が軸筒の後部外周面に形成された縦孔に軸方向に摺動可能に挿入されており、1つの操作体を前進させて前記縦孔の前端側に保持させることにより、この操作体に連結された筆記軸の先端を軸筒の先端から突出した状態とする多芯筆記具において、
前記縦孔の後端は塞がれており、操作体は、縦孔に対してその径方向に出し入れ自在に構成されており、筆記軸は操作体に連結された状態で縦孔を径方向に通過して軸筒に対して出し入れ自在であることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明の多芯筆記具において、前記筆記軸が、縦孔に対して径方向に出し入れ自在となるような可撓性を有することを特徴とする。
第3の発明は、1またはの発明の多芯筆記具において、前記操作体の後端には、前記縦孔の後端に係止可能な係止凹部が形成されることを特徴とする。
第4の発明は、の発明の多芯筆記具において、前記操作体は、縦孔に対して前方へ一旦摺動させて前記係止凹部から係止解除させることで、縦孔から取り出すことが可能であることを特徴とする。
第5の発明は、1ないしの発明のいずれかの多芯筆記具において、前記操作体には、径方向への出し入れの際に手掛かりとなり得る溝が形成されることを特徴とする。
第6の発明は、1ないしの発明のいずれかの多芯筆記具において、前記筆記軸の外周囲には、筆記軸を後方に付勢するコイルバネが巻回されており、前記コイルバネの後部は、密着巻き部分または少なくとも中央よりもピッチの小さくなった部分を有することを特徴とする。
第7の発明は、1ないしの発明のいずれかの多芯筆記具において、筆記軸及び操作体が軸筒外方へと取り出されたときに、前記筆記軸の外周囲に巻回されたコイルバネの後端は縦孔の前端付近に配置されることを特徴とする。
第8の発明は、1ないしの発明のいずれかの多芯筆記具において、縦孔は、前部の幅広孔と後部の幅狭孔と、からなり、幅狭孔の周囲は、幅狭孔よりも幅広の幅広溝となっており、 前記操作体は、幅広孔及び幅広溝を摺動可能となった本体と、幅狭孔を摺動可能となった突設部とを有することを特徴とする。
第9の発明は、の発明の多芯筆記具において、前記操作体の本体が、幅広溝に形成された係止段部に係止可能であることを特徴とする。
また、第10の発明は、1ないしの発明のいずれかの多芯筆記具において、前記軸筒の後端には消しゴム受台が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、操作体が、縦孔に対してその径方向に出し入れ自在となっているために、筆記軸の交換時に、縦孔から操作体及びそれに連結された筆記軸を取り出すことができ、且つ縦孔から操作体及び筆記軸を挿入することができるようになる。よって、交換時に、軸筒の後端部は関与しないために、軸筒の後端部を有効利用することができ、軸筒の後端部の設計自由度を増加させることができる。
また、交換作業は、操作体及び筆記軸を縦孔及び軸筒に出し入れするだけの操作でよいために、操作が簡単である。
第2の発明によれば、筆記軸に充分な可撓性を持たせることにより、縦孔の軸方向長さが短くても筆記軸の交換時の縦孔の径方向の筆記軸の出し入れを円滑に行うことができる。
第3の発明によれば、操作体の後端に形成された係止凹部が、縦孔の後端に係止することで、筆記軸を軸筒内に収容した状態にすることができて、筆記軸が縦孔から不用意に脱出しないようにすることができる。
第4の発明によれば、筆記軸の交換時には、操作体を前方へ一旦摺動させることで、係止凹部と縦孔との係止を解除することができるので、操作体及び筆記軸を軸筒内から取り出すことができるようになる。
第5の発明によれば、操作体に溝が形成されているので、この溝を手掛かりとして、出し入れの作業を行うことができるようになる。
第6の発明によれば、筆記軸を軸筒内に挿入する際に、軸筒内にあるコイルバネの後部に引っ掛かりにくい構成とすることができて、筆記軸の先端をコイルバネの内部に挿通させやすくなる。
第7の発明によれば、筆記軸及び操作体が外方へと取り出されたときに、コイルバネの後端は縦孔の前端付近に配置されることで、次に、筆記軸及び操作体を挿入する際に、筆記軸の先端をコイルバネの内部に挿通させやすくなる。
第8の発明によれば、筆記軸の交換時に、操作体の本体は、幅広孔または幅広溝に、及び操作体の突設部は幅狭孔に、同時に出し入れすることができる。また、筆記軸は幅広孔から軸筒に、出し入れすることができる。
第9の発明によれば、操作体の本体が幅広溝に形成された係止段部に係止することで、筆記軸の先端を軸筒の先端から突出した状態に維持することができる。
第10の発明によれば、軸筒の後端部の設計自由度が増加するために、軸筒の後端部に消しゴム受台を設けることができる。
本発明の実施形態による多芯筆記具を表す全体断面図(図4(b)の1−1線に沿って切って見た断面図)である。 操作体の(a)は側面図、(b)は斜視図である。 別の操作体の(a)は側面図、(b)は斜視図である。 ガイドストッパーの(a)は縦断面図、(b)は(a)の4b方向から見た矢視図、(c)は斜視図、(d)は反対方向から見た斜視図である。 後軸の(a)は平面図、(b)は縦断面図、(c)は5c−5c線に沿って見た断面図、(d)は5d−5d線に沿って見た断面図、(e)は5e−5e線に沿って見た断面図、(f)は5f−5f線に沿って見た断面図、である。 多芯筆記具の筆記軸を交換する場合の手順を表す斜視図である。 多芯筆記具の筆記軸の交換時の状態を示す全体断面図である。 (a)通常時、(b)筆記軸交換時の縦孔と操作体との関係を表す横断面図である。 コイルバネの変形例を表す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1に示した多芯筆記具10において、軸筒12は、主として、先具13と先軸14と後軸16とから構成される。先軸14の先端は先具13内に圧入されて着脱不能に連結されている。また、先軸14の後端は、アダプター18内に着脱不能に圧入されており、該アダプター18と後軸16とは互いに螺着により着脱可能に連結されている。尚、19は先軸12の使用者の把持部分に設けられた弾性グリッパである。尚、軸筒12は、図1に示した例より少ない部材またはより多い部材から構成することができる。
軸筒12内には、複数(本実施の形態では5本)の筆記軸20、22が収容される。複数の筆記軸20、22の組み合わせは任意であり、ユーザーが所望の筆記軸20、22の組み合わせを選択することができるようになっている。図1に示した例では、筆記軸として、4本のボールペン軸20と、1本のシャープペンシル軸22とからなる組み合わせが選択されている。
ボールペン軸20は、インキが収容されるインキ収容管20aと、インキ収容管20aの先端に取り付けられてボールを内蔵するチップ20bとを有している。複数のボールペン軸20も、それぞれユーザーが所望の色のインキの色の組み合わせ、または異なるボール径の組み合わせ等の異なる種類の組み合わせとすることができる。
シャープペンシル軸22には、例えば、実公平6−32397号公報に示されたような、チャックを前進させることにより筆記芯を送出する公知の芯送出機構が内蔵されている。シャープペンシル軸22の先端が先具13の先端から突出した状態でシャープペンシル軸22を前方へ向けて(後述の操作体26を操作して)ノックすると、シャープペンシル軸22の先具13から突出しない先部分が先具13の先端内壁に当接して、芯送出機構が前進し、芯が送出される。
また、筆記軸の組み合わせとしては、これに限定されず、アイブロウまたはアイライナー等の化粧料芯、消しゴム、パスのような比較的軟らかな筆記芯でもよく、その場合は実公平6−32397号公報で示されたように、筆記芯を細棒で保持し、この細棒をシャープペンシル軸22の場合の芯と同じように送出することによって、筆記芯を送出するものであってもよい。
各筆記軸20、22の後端には操作体24、26がそれぞれ連結される。操作体24、26は、図2及び図3に示したように、本体24a、26aと、本体24a、26aの後部で外径方向に突出し、使用者が手で操作する為の操作突部24b、26bと、本体24a、26aよりも内径方向に突出した突設部24c、26cが形成される。
操作体24、26の本体24a、26aの後端部には、後方に突出する係止爪24d、26dが形成される。
操作体24、26の突設部24c、26cは本体24a、26aよりも厚みが薄くなっている。突設部24c、26cは、その内径方向先端に、複数の係合片24e、26eを有し、後端に係止凹部24f、26fを有する。係止凹部24f、26fの内径方向側は傾斜面24g、26gとなっている。
操作体26の操作突部26bは、クリップ用取付台座となっており、クリップ用取付台座にはクリップ30が取り付けられる。操作体24の操作突部24bの側面には、小溝24hが形成される。
また、操作体24、26の前端には、筆記軸20、22に連結するべく筆記軸20、22内に嵌入される嵌入部24i、26iが形成される。
後軸16の内部には、各筆記軸20、22のガイドを行うガイドストッパー32が固定される。ガイドストッパー32は、図4に示したように、各筆記軸20、22が挿通する挿通孔32aが形成された本体32bと、本体32bの挿通孔32aから後方へと延長する案内路32cが形成された案内部32dとを備える。
ガイドストッパー32の本体32bと各操作体24の間には、弾性体であるコイルバネ33がそれぞれ介挿される。各コイルバネ33は各筆記軸20、22の外周囲を巻回して、各筆記軸20、22を常時、後方へ付勢している。
コイルバネ33は、両端部を除きピッチが均等となった通常のバネを使用することもできるが、好ましくは、図9に示したように、その後部に、自然状態で、少なくとも中央よりもピッチが小さくなり、密度の高くなった部分を有するバネを用いるとよい。または、後部に密着巻き部分を有するバネを用いることでもよい。
各操作体24、26は、後軸16の後部側壁に形成された縦孔16aにそれぞれ軸方向に摺動可能に挿入される。各縦孔16aは、図5に示すように、前部が孔幅の広い幅広孔16a1となり、後部が孔幅の狭い幅狭孔16a2となっており、幅狭孔16a2の後端は開口しておらず、縦孔16aの後端は塞がれた状態となる。また、幅狭孔16a2の周囲は、幅広孔16a1と同じ幅の幅広溝16bとなっている。幅広孔16a1及び幅広溝16bには、操作体24、26の本体24a、26aが挿入可能となっているのに対して、幅狭孔16a2には、操作体24、26の突設部24c、26cのみが挿入可能となっている。また、幅広溝16bの前後方向途中には、係止段部16cが形成され、また、幅広溝16bの幅狭孔16a2よりも後方の部分には、浅溝16b1が形成される。
好ましくは、幅狭孔16a2の後端部には、幅狭孔16a2よりも溝幅が広く、幅広溝16bよりは溝幅の狭い拡大部16a3が形成されるとよい。
後軸16の後端面には、円形の開口16dが形成され、さらにその後方には、消しゴム受台34が設けられる。消しゴム受台34は、後軸16と一体に形成されているが、これに限らず、別体とすることも可能である。
消しゴム受台34内には消しゴム36が挿入され、また、消しゴム受台34には、消しゴム36を不使用時に保護する消しゴムカバー38が着脱可能に被着される。
以上のように構成される多芯筆記具10において、全ての筆記軸20、22が軸筒12内に収容された状態では、全ての筆記軸20、22の操作体24、26の係止凹部24f、26fが縦孔16aの幅狭孔16a2の後端に係止している(図1の操作体26参照)。このため、筆記軸20、22は、軸筒12内にあって、不用意に脱出することはない。また、クリップ30を使用するために揺動させたとしても、操作体26が不用意に脱出することはない。
筆記軸20、22を使用する際には、筆記軸20、22のいずれか1つを突出させる。そのため、所望の筆記軸20、22に連結されるいずれか1つの操作体24の操作突部24、または操作体26の操作突部26若しくはクリップ30を縦孔16aに沿って前方に摺動させると、対応する操作体24、26の本体24a、26aが幅広孔16a1及び幅広溝16bに沿って移動し、操作体24、26の突設部24c、26cが幅狭孔16a2に沿って移動する。対応する本体24a、26aが係止段部16cを通過すると、縦孔16aの内径方向に没入することができる。そこで操作を停止すると、係止爪24d、26dが係止段部16cに係止されるために、前進した状態を維持し、よって、対応する筆記軸20、22の先端が、先具13の先端から突出して使用可能な状態となる(図1の筆記軸20参照)。
この状態から、使用する筆記軸20、22を切り替えるには、別の所望の筆記軸20、22に連結されるいずれか1つの操作体24の操作突部24、または操作体26の操作突部26若しくはクリップ30を縦孔16aに沿って前方に摺動させる。すると、別の操作体24、26の突設部24c、26cの係合片24e、26eが、突出している筆記軸20、22の操作体24、26の突設部24c、26cの係合片24e、26eと干渉して、今まで突出していた操作体24、26を外方に押し出すために、その操作体24、26はその係止を解除して、バネ33の付勢力によって後方に戻る。代わりに、別の所望の筆記軸20、22に連結される操作体24、26の係止爪24d、26dが係止段部16cに係止されるために、その所望の筆記軸20、22が前進した状態を維持し、使用可能な状態となる。
次に、筆記軸20、22が消耗した場合、または他の種類の筆記軸20、22に変更したい場合について図6及び図7を参照して説明する。取り替えるべき筆記軸20、22に連結された操作体24、26の操作突部24、26を掴み、縦孔16aから径方向外方へと引っ張り出す。このとき、やや筆記軸20をバネ33のバネ力に抗して、一旦前方に摺動させた後、径方向外方へと引っ張ると、係止凹部24f、26fの幅狭孔16a2との係止が解除されるので、外方へと取り出し可能となる。このとき、傾斜面24g、26gが係止の解除を援助する。
さらに、操作体24、26は、図8に示すように、縦孔16aに引っ掛かる鍔のようなものはなく、外方へと簡単に取り出すことができる構造となっており、また、小溝24hやクリップ30が設けられているため、これらを手掛かりとして外方へと引っ張りやすい構造となっている。この操作体24、26が縦孔16aから取り出されたときに、浅溝16b1によって操作体24、26の係合片24e、26eが幅広溝16bと干渉することなく、円滑に縦孔16aを通過することができるようになっている。
そして、筆記軸20、22自体の可撓性を利用して、操作体24、26に続き筆記軸20、22を外方へと引き出す。筆記軸20、22は、縦孔16aの幅広孔16a1を通過して軸筒12に対して出し入れすることができる。このとき、筆記軸20、22の外周囲を巻回していたバネ33の後端は、後軸16の縦孔16aの前端付近において後軸16と干渉して、それ以上後退できないようになっているとよい。
そして、反対の手順によって、交換後の別の筆記軸20、22を操作体24、26に連結した状態で、筆記軸20、22をその先端から縦孔16aに挿入し、縦孔16aの前端付近で待機しているバネ33の内側に挿入して、軸筒12内へと挿入していく。こうして、交換作業を終了することができる。尚、コイルバネ33の後部がピッチが小さくなっているかまたは密着巻きの部分となっていると、筆記軸20、22の挿入時にその先端がコイルバネ33に引っ掛かるおそれがなくなり、円滑に挿入作業を行うことができる。
このように、操作体24、26は、縦孔16aに対してその径方向に出し入れ可能な構成となっているために、その交換作業が簡単である。しかしながら、通常の使用状態時には、操作体24、26は軸筒12内に収容される筆記軸20、22と連結されており、且つ、操作体24、26の係止凹部24f、26fが、縦孔16aの後端に係止しているために、不用意に操作体24、26が縦孔16aから外れることはない。
また、操作体24、26及び筆記軸20、22を縦孔16aの径方向で出し入れするために、後軸16の後端は、操作体24、26及び筆記軸20、22の出し入れには影響されない。即ち、この例では、縦孔16aの後端は、消しゴム受台34等によって塞がれており、消しゴムのための収納空間として利用されている。このように軸筒12の後端部の設計自由度を増加させることができる。軸筒12の後端部の有効利用は、消しゴムの収納に限らず、任意の利用とすることができる。
10 多芯筆記具
12 軸筒
16a 縦孔
16a1 幅広孔
16a2 幅狭孔
16b 幅広溝
16c 係止段部
20、22 筆記軸
24、26 操作体
24a、26a 本体
24c、26c 突設部
24f、26f 係止凹部
24h 小溝
33 コイルバネ
34 消しゴム受台

Claims (7)

  1. 軸筒内に複数の筆記軸がその軸方向に移動可能に収容され、筆記軸の後端に操作体が連結され、各操作体が軸筒の後部側壁に形成された縦孔に軸方向に摺動可能に挿入されており、1つの操作体を前進させて前記縦孔の前端側の位置に保持させることにより、この操作体に連結された筆記軸の先端を軸筒の先端から突出した状態とする多芯筆記具において、
    前記縦孔の後端は塞がれており、前記縦孔の後端に前記操作体の後端を係止させることにより、この操作体に連結された筆記軸を軸筒の内部に収容した状態に保持することが可能であり、
    操作体は、縦孔に対してその径方向に出し入れ自在に構成されており、
    筆記軸は、操作体に連結された状態で、後端が塞がれた縦孔を径方向に通過して軸筒に対して出し入れ自在であり、
    前記縦孔は、前部の幅広孔と後部の幅狭孔と、からなり、幅狭孔の周囲は、幅狭孔よりも幅広の幅広溝となっており、前記操作体は、幅広孔及び幅広溝を摺動可能となった本体と、幅狭孔を摺動可能となった突設部とを有し、
    前記幅広溝には、操作体の本体が係止可能な係止段部が形成されており、
    操作体を縦孔の前端側まで前進させて操作体の本体を係止段部に係止させることにより、この操作体に連結された筆記軸の先端が軸筒の先端から突出した状態に保持されることを特徴とする多芯筆記具。
  2. 軸筒内に複数の筆記軸がその軸方向に移動可能に収容され、筆記軸の後端に操作体が連結され、各操作体が軸筒の後部側壁に形成された縦孔に軸方向に摺動可能に挿入されており、1つの操作体を前進させて前記縦孔の前端側の位置に保持させることにより、この操作体に連結された筆記軸の先端を軸筒の先端から突出した状態とする多芯筆記具において、
    前記縦孔の後端は塞がれており、前記縦孔の後端に前記操作体の後端を係止させることにより、この操作体に連結された筆記軸を軸筒の内部に収容した状態に保持することが可能であり、
    操作体は、縦孔に対してその径方向に出し入れ自在に構成されており、
    筆記軸は、操作体に連結された状態で、後端が塞がれた縦孔を径方向に通過して軸筒に対して出し入れ自在であり、
    前記軸筒の外周における前記縦孔の後方には縦孔の後端縁から続く浅溝が形成されており、
    前記操作体を縦孔に対して径方向に出し入れする際に、操作体の内周側の端部が前記浅溝に沿って移動することを特徴とする多芯筆記具。
  3. 前記操作体の後端には、前記縦孔の後端に係止可能な係止凹部が形成されることを特徴とする請求項1または2記載の多芯筆記具。
  4. 前記操作体は、前記縦孔に対して前方へ一旦摺動させて前記係止凹部から係止解除させることを特徴とする請求項記載の多芯筆記具。
  5. 前記軸筒内には、前記筆記軸を後方に付勢するコイルバネが収容されており、
    軸筒内に縦孔を介して筆記軸を挿入させた際に、筆記軸の先端がコイルバネの後端から内側に挿入されて筆記軸の外周にコイルバネが巻回されるように形成され、
    前記コイルバネの後部は、密着巻き部分または少なくとも中央よりもピッチの小さくなった部分を有することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の多芯筆記具。
  6. 前記筆記軸が縦孔を介して軸筒外方へと取り出されたときに、前記筆記軸の外周囲に巻回されていたコイルバネの後端は軸筒内における縦孔の前端付近に配置されることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の多芯筆記具。
  7. 前記軸筒の後端には消しゴム受台が設けられて、該消しゴム受台により前記軸筒の後端が塞がれており、前記筆記軸は、前記操作体に連結された状態で前記消しゴム受台により後端の塞がれた縦孔を径方向に通過して軸筒に対して出し入れ自在であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の多芯筆記具。
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