JP5402600B2 - 印刷装置におけるドット抜け検査方法、および印刷装置 - Google Patents

印刷装置におけるドット抜け検査方法、および印刷装置 Download PDF

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Description

インクジェットプリンターなど、媒体にインクを断続的に吐出して当該インクを媒体上の目的の位置に着弾させる印刷装置において、媒体上に着弾したインクによって形成されるドットの抜けを検査する方法に関する。また、前記検査方法に基づいて媒体上にドットを形成する印刷装置にも関する。
印刷装置として、紙、布、フィルム等の各種の媒体にインクを断続的に吐出して印刷を行うインクジェットプリンターが知られている。インクジェットプリンターは、インク滴からなる微細なドットを媒体上に配置することで画像を形成している。インクジェットプリンターの構成や印刷動作としては、例えば、媒体を特定の搬送方向に移動させるとともに、インクが吐出されるノズルを備えたインク吐出ヘッドを搬送方向と交差する走査方向に往復移動させる。それによって、ノズルから吐出されたインク滴が、媒体の表面の目的とする位置に着弾する。そして、その着弾したインク滴がドットとして画像を形成する。
あるいは、媒体の幅に亘って走査方向に、ノズルをライン状、あるいは千鳥状に固定したヘッドを備え、媒体を搬送方向に移動させながらインクを吐出して画像を形成する、いわゆるラインプリンターもある。
なお、インクは、インクタンクに充填されており、このタンクからポンプによってヘッド内のリザーバと呼ばれる空間に導かれたのち、そのリザーバからノズルと連通する圧力室に案内される。そして、この圧力室を膨張・収縮させることで、インクがノズルから吐出される。
ところで、インクジェットプリンターでは、インクの固着などによってノズルに目詰まりが生じ、インクが適正に吐出されない場合がある。また、インクを吐出させるための機構自体に不具合が生じてインクが適正に吐出されない場合もある。このような場合、媒体上にインクの液滴が着弾せず、いわゆる「ドット抜け不良」が発生する。そこで、インクジェットプリンターでは、このようなドット抜け不良の有無を検査する必要がある。この検査では、例えば、媒体上に所定のパターンとなるようにドットを形成し、そのドットを光学的に解析することで行われる。光学的検査は、ドットを所定のパターン(テストパターン)を光学センサーと画像認識技術とを用いて行われる場合もあるし、そのテストパターンを人の目によって確認することで行われる場合もある。いずれにしても、実際に媒体上にインクを吐出させて検査する。
そこで、従来より、インクジェットプリンターでは、記録紙に対し実際に印刷を行ってドット抜け不良がないかどうか検査する方法について、各種の提案がなされている、例えば、以下の特許文献1に記載の方法では、プリンターにイメージセンサーを搭載して、当該イメージセンサーにより印刷状態を検出してドットの抜けの有無をチェックしている。ドットの抜けがあった場合には、そのドットが抜けた位置を記憶し、印刷時に他のノズル等により補完する仕組みになっている。いずれにしても、所定のパターンなどを検査用画像として印刷し、その検査用画像を光学機器や人の目などにより、光学的にドット抜けを検査する方法がある。
特開2005−35042号公報
最近のインクジェットプリンターは、高精細の画像を印刷するために、画像を形成するドットの大きさが極めて小さくなっている。そして、このようなインクジェットプリンターには、使用するインクの特性や種類、インク滴を媒体上に定着させる方式などに応じて種々のタイプがあり、ある種のタイプのプリンターでは、微細なドットを光学的に検出できるように大きく拡大させることが困難となる事例が存在することが判明した。
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、その主たる発明は、光硬化型インクをノズルから液滴にして吐出して媒体に着弾させるとともに、当該着弾した液滴に光を照射して硬化させて、前記媒体上に微細なドットから構成される画像を形成する印刷装置において、当該ドットの抜けの有無を検査する方法であって、
前記印刷装置が、前記画像を形成するプロセスとして、任意の画像を形成する通常印刷プロセスと、ドット抜けの検出対象として検査画像を形成する検査印刷プロセスとを選択的に実行し、
前記通常印刷プロセスは、
前記光硬化型インクの液滴を前記媒体に着弾させる液滴吐出ステップと、
前記媒体に着弾した液滴に第1の光源からの光を照射して当該液滴を仮硬化させることで、当該液滴の流動を抑止する仮硬化ステップと、
前記仮硬化している液滴に対して第2の光源からの光を照射して当該仮硬化している液滴を硬化させて前記媒体に定着させる本硬化ステップと、
を含み、
前記検査印刷プロセスでは、前記液滴吐出ステップにより前記媒体上に着弾させた前記光硬化型インクの液滴について、仮硬化ステップを実行せずに媒体上で流動させて表面積を拡大させた後、前記本硬化ステップを実行する、
ことを特徴とする印刷装置におけるドット抜け検査方法としている。なお、本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明の第1の実施形態におけるプリンターの全体構成を示すブロック図である。 (A)は上記第1の実施形態におけるプリンターの全体構成の一部破断斜視図であり、(B)はプリンターの全体構成の横断面図である。 上記第1の実施形態におけるプリンターを構成するノズルの配列を示す説明図である。 上記第1の実施形態におけるプリンターにおける通常印刷モード時の動作を示す概略図である。 上記第1の実施形態におけるプリンターにおける検査印刷モード時の動作を示す概略図である。 本発明の第2の実施形態におけるプリンターの全体構成を示すブロック図である。 (A)は上記第2の実施形態におけるプリンターの全体構成の一部破断斜視図であり、(B)はプリンターの全体構成の横断面図である。 上記第2の実施形態におけるプリンターを構成するノズルの配列を示す説明図である。 上記第2の実施形態におけるプリンターにおける通常印刷モード時の動作を示す概略図である。 上記第2の実施形態におけるプリンターにおける検査印刷モード時の動作を示す概略図である。
===本発明の実施形態・実施例について===
印刷装置には、紫外線や可視光によって硬化する光硬化型インクを用いるタイプのものがあり、このタイプの印刷装置では、媒体上に着弾したインクに対して光を照射し、インクの液滴を硬化させて媒体上に定着させている。そして、光硬化型インクを用いる印刷装置には、着弾直後のインクの液滴に対し、主に、その液滴の流動を防止することを目的として、定着を目的とした光照射と比較して低エネルギーの光を照射してインクの液滴の表面を硬化する、いわゆる「仮硬化」を行うタイプのものもある。このように、仮硬化のための機能を備えたプリンターでは、ある色のインクの液滴が媒体に着弾すると、その液滴を仮硬化させてしまうのでインクが媒体上で流動して、その液滴の表面積が拡大することがない。そのため、液滴の大きさが微細であると、光学的に検出できる程度に大きなドットを形成することがさらに難しくなる。もちろん、光学的に検出するために高精細のスキャナーなどを用いることもできるが、検査自体のコストが嵩み、結果的に印刷装置の製造コストを増大させることになる。
したがって、本発明の実施形態は、上述した仮硬化機能を備えた印刷装置であり、その印刷装置において、光学的なドット抜け検査を安価に行える方法を本発明の実施例としている。そして、本発明の実施例は、上記主たる発明における特徴の他に、以下の特徴も備えている。
前記インクには、色が異なる複数の種類が存在し、当該色には、相対的に淡色と濃色とがあり、前記検査印刷プロセスでは、前記液滴吐出ステップにより前記インクの液滴を前記媒体上に着弾させてから前記本硬化ステップを実行するまでの時間について、前記濃色のインク液滴により前記淡色のインクの液滴の方を長くすること。
また、本発明の実施形態である印刷装置は、媒体に液滴を着弾させて画像を形成する印刷装置であって、
光硬化型インクを液滴にして吐出する複数のノズルと、仮硬化用照射部と、本硬化用照射部と、制御部とを含み、
前記仮硬化用照射部は、前記媒体に着弾した液滴に光を照射して当該液滴を仮硬化させて当該液滴の流動を防止し、
前記本硬化用照射部は、前記媒体に着弾した液滴に光を照射して当該液滴を硬化させて当該媒体上に定着させ、
前記制御部は、任意の画像を形成する通常印刷プロセスと、ドット抜けの検出対象として検査画像を形成する検査印刷プロセスとを選択的に実行し、
前記通常印刷プロセスは、
前記光硬化型インクの液滴を前記媒体に着弾させる液滴吐出ステップと、
当該着弾した液滴に前記仮硬化用照射部からの光を照射して当該液滴を仮硬化させて当該液滴の流動を抑止する仮硬化ステップと、
前記仮硬化している液滴に対して前記本硬化用照射部からの光を照射して当該仮硬化している液滴を硬化させて前記媒体に定着させる本硬化ステップと、
を含み、
前記検査印刷プロセスでは、前記液滴吐出ステップにより前記媒体上に着弾させた前記光硬化型インクの液滴について、仮硬化ステップを実行せずに媒体上で流動させて表面積を拡大させた後、前記本硬化ステップを実行する、
ことを特徴としている。
また、当該印刷装置は、前記媒体が供給される上流から当該媒体が排出される下流に向かう搬送方向に直交する方向に前記媒体の幅に亘って複数の前記ノズルを配置してなる第1、および第2のヘッドを備え、
前記仮硬化用照射部は、第1仮硬化用照射部と第2仮硬化用照射部を備え、
前記ノズルは、相対的に淡色と濃色とが含まれる複数種類のインクのそれぞれに対応して設けられ、
前記第1および第2のヘッドと、前記第1および第2仮硬化用照射部と、前記本硬化用照射部は、前記搬送方向の上流から下流に向かって第1のヘッド、第1仮硬化光照射部、第2のヘッド、第2仮硬化用照射部、本硬化用照射部の順に配置され、
前記制御部は、前記検査プロセスでは、前記淡色のインクを第1のヘッドのノズルから吐出する、
ことを特徴としてもよい。
===第1の実施形態===
本発明のドット抜け検査方法の実施例を実現するための第1の実施形態として、紫外線(UV)によって硬化するインク(UVインク)を用いるインクジェットプリンター(以下、プリンター)を挙げる。図1は、プリンター1aの全体構成のブロック図である。また、図2に、プリンター1aの概略構造を示した。なお、図2(A)は、プリンター1aの破断斜視図であり、図2(B)はプリンター1aの横断面図である。ここに示したプリンター1aは、ヘッドが媒体の幅方向(以下、ライン方向)に亘って延長するように配置されたラインプリンターであり、搬送ユニット20、ヘッドユニット30、検出器群50、コントローラー60、UV照射機構40を主要な構成として含んでいる。
コントローラー60は、プリンターの制御を行うための制御ユニットであり、演算処理装置であるCPU62、RAMやEEPROMなどの記憶素子を含んで構成されて、CPU62により実行されるプログラムの格納領域やそのプログラムの作業領域が確保されるメモリー63、各ユニット(20,30,40)を駆動するためのユニット制御部64、外部装置であるコンピューター110とプリンター1aとの間でデータの送受信を行うためのインターフェイス部(IF)61などを含んで構成されている。
検出器群50はプリンター1a内の様々な状態を検出するための各種センサーを含み、検出器群50に含まれる各センサーは、その検出結果(検出データ)をコントローラー60に出力する。なお、検出器群50には、例えば、搬送ローラー23の回転量を検出するためのロータリー式エンコーダ51などが含まれている。
搬送ユニット20は、紙などの媒体Sを所定の方向(以下、搬送方向)に搬送させるためのものである。この搬送ユニット20は、給紙ローラー21、搬送モーター22、搬送ローラー23、プラテン24、排紙ローラー25などを主要な構成要素としている。給紙ローラー21は、媒体Sの挿入口に挿入された媒体Sをプリンター1a内に給紙するためのローラーである。そして、上述した搬送ローラー23は媒体Sを従動ローラー26とともに挟み込み、給紙ローラー21によって給紙された媒体Sを印刷可能な領域まで搬送するローラーであり、搬送モーター22によって駆動され、コントローラー60は、この搬送ローラー23の回転量に基づいて媒体Sの移動量を検出することができる。
プラテン24は、印刷中の媒体Sを支持するためのものである。排紙ローラー25は、印刷可能な領域に対して搬送方向下流側に設けられ、媒体Sを従動ローラー27とともに挟み込んで媒体Sをプリンター1aの外部に排出するローラーである。この排紙ローラー25は、搬送ローラー23と同期して回転する。なお、搬送ローラー23と排紙ローラー25は、ともに1回転あたりの搬送量が1インチとなるように、周長が1インチとなるように設計されている。
ヘッドユニット30は、インクを媒体に向けて吐出するための構成であり、ノズルを備えたヘッド(31a,31b)の他に、インクタンク、インクタンクからヘッドにインクを供給するためのポンプなどを含んで構成されている。なお、本実施例では、多色印刷をするための複数の色のインクが個別のインクタンクに充填されている。
また、本実施形態におけるUV照射機構40は、仮硬化を行うための仮硬化用照射部(41a,41b)と、最終的にUVインクを媒体S上に定着させるためのUVを照射する本硬化用照射部42とを備えるとともに、図2(B)に示したように、ヘッド(31a,31b)と仮硬化用照射部(41a,41b)をそれぞれ二組ずつ備え、媒体Sの搬送方向に沿って、ヘッド(31a,31b)と仮硬化用照射部(41a,41b)とが交互に配置されている。
===プリンターの基本動作===
コントローラー60におけるCPU62は、メモリー63に記憶されているプログラムを実行することで、コンピューター110からIF61を介して受信した印刷データや検出器群50からの検出データなどを処理し、その処理結果に基づいてユニット制御回路64により各ユニット(20、30、40)を制御させる。それによって、印刷画像が媒体Sに形成される。
プリンター1aは、印刷画像を色インクによるドットを媒体S上に形成することで画像を印刷する。ヘッドユニット30は、そのインク滴を媒体Sに向けて吐出するための構成である。ヘッドユニット30の下面32には、複数のノズルが開口している。
図3に、そのノズルNの配列を例示した。ヘッド(31a,31b)の下面32には、複数のノズルNがライン方向に一定間隔で並んで開口し、ノズル列(33K,33C,33M,33Y)が形成されている。ノズル列(33K,33C,33M,33Y,)は、搬送方向に沿って一定間隔で並んでおり、各ノズル列(33K,33C,33M,33Y)は、それぞれ色が異なるインクに対応している。この例では、ブラックインクノズル列33K、シアンインクノズル列33C、マゼンタインクノズル列33M、およびイエローインクノズル列33Yが形成されている。
各ノズルNには、それぞれインクチャンバー(図示せず)と、ピエゾ素子が設けられている。ピエゾ素子の駆動によってインクチャンバーが伸縮・膨張すると、ノズルNからインク滴が吐出されるようになっている。そして、このような構成を備えたヘッド(31a,31b)は、媒体Sの搬送中にインク滴を断続的に吐出することで、媒体Sにインク滴からなるドットが媒体S上に2次元的に配置されて画像が形成される。
===UV照射機構===
本実施形態では、媒体Sに着弾したUVインクの液滴にUVを照射することで、その液滴(UVインク滴)が画像を構成するドットとして硬化される。UV照射機構40は、そのUV光源とその光源を点灯させるための駆動回路などを含んでいる。上述したように、プリンター1aは、媒体Sに着弾したUVインク滴に対して仮硬化を行うためのUVを照射する仮硬化用照射部(41a、41b)と、UVインク滴を完全に硬化させるためにUV照射を行なう本硬化用照射部42を備えている。なお、仮硬化用照射部(41a、41b)の光源としては紫外線LEDなどを用いることができ、本硬化用照射部42の光源としては、メタルハライドランプなどを用いることができる。
ここで、ライン方向を左右、搬送方向における媒体Sの排出方向を前方、あるいは下流とし、さらに図2に示したように、プリンター1aの前面から見てライン方向における左と右を規定すると、二つのヘッド(31a,31b)と二つの仮硬化用照射部(41a、41b)は、上流から下流に向かって交互に配置されており、最も上流側に一つ目のヘッド(上流側ヘッド)31aが配置され、以下、下流に向かって一つめの仮硬化用照射部(第1仮硬化用照射部)41a、下流側ヘッド31b、第2仮硬化用照射部41bの順で配置されている。
そして、上記の仮硬化用照射部(41a、41b)によるUVの照射動作は、例えば、上流側ヘッド31aにて吐出されて媒体Sに着弾したインク滴については第1仮硬化用照射部41aからの照射光により仮硬化し、下流側ヘッド31bから吐出された媒体S上のインク滴については第2仮硬化用照射部41bからの照射光により仮硬化するようになっている。すなわち、本実施形態では、仮硬化は、媒体Sの搬送中にヘッド(31a,31b)からUVインクを吐出してUVインク滴を媒体Sに着弾させると、そのUVインク滴に対して低エネルギーのUVを照射することで行われる。そして、仮硬化用照射部(41a、41b)の光源は、ノズル列(33K,33C,33M,33Y)に含まれるノズルNと同じ数のLEDをライン方向に沿って、個々のノズルと同じピッチでほぼ同じ位置に配置されている。
一方、本硬化用照射部42は、下流側ヘッド31bに対してさらに搬送方向下流側にあり、ライン方向に延長するように設けられている。そのUV照射範囲は、印刷対象となる媒体Sの幅よりも長い領域となっている。そして、本硬化用照射部42は、媒体Sが搬送方向に移動しているときに媒体Sに向けてUVを照射する。それによって、媒体S上に仮硬化されているUVインク滴が完全に硬化する。
===ドット抜け検査方法===
本発明の実施例として、上述した構成を備えたプリンター1aにおいて、光学的にドット抜け検査をする方法を挙げる。コントローラー60は、周辺各部(10,20,30,40)を制御し、プリンター1aを、任意の画像を形成する通常印刷モードと、ドット抜け検査を行うために所定の手順でテストパターンなどの所定の画像(検査用画像)を印刷する検査印刷モードとを切り替えさて動作させる。以下では、これら二つの印刷モードにおけるインクドットの形成手順を本発明の実施例として説明する。
===通常印刷モード===
通常印刷モードでは、例えば、PCのディスプレイに表示している文書や静止画像など、任意の画像を印刷するための動作である。図4(A)〜(E)に通常印刷モード時における印刷装置の動作について、その一例を示した。ここでは、媒体Sは上流から下流に向けて搬送されているものとする。まず、搬送中の媒体Sに、ある色のインクの液滴D1aを上流側ヘッド31aと下流側ヘッド31bの一方あるいは双方から吐出し、その液滴D1aを媒体Sに着弾させる(A)。そして、そのインクの液滴D1aを第1仮硬化用照射部41aより仮硬化する(B)。そして、媒体Sが下流側に搬送されていき、本硬化用照射部42によってこの仮硬化されている色インクの液滴D1bにUVが照射される(C)(D)。それによって、色インクのドットD1cが媒体S上に定着する(E)。
===検査印刷モード===
検査印刷モードでは、ドット抜けの検査をするための専用の検査用画像を印刷するための動作であり、検査用画像としては、各色のドットを線状あるいは、行列状に並べるなどして、各ドットの位置が相対座標によって表現できる規則的なパターンとなる画像が考えられる。すなわち、媒体Sの面上の座標とドットとの対応関係とがあらかじめ決まっていれば、検査用画像をスキャナーなどの光学機器によって読み取った際、所定の色のドットが所定の座標位置に存在するか否かをもってドット抜けの有無を検出することができる。
図5(A)〜(E)に検査印刷モード時の動作の概略を示した。
検査画像を印刷するためには、まず、ある色のインクの液滴D1aを吐出し、媒体Sに着弾させる(A)。そして、そのインクの液滴D1aに対しては、仮硬化を行わず、媒体Sをそのまま下流側に搬送していき、本硬化用照射部42によってこの色インクの液滴D1aにUVを照射し(C)(D)、色インクのドットD2を媒体S上に定着させる(E)。
===ドット抜け検査===
上述した検査印刷モードによって印刷された検査用画像は、スキャナーなどの光学機器によって読み取られる。そして、その読み取った画像データを解析することで、あるべき位置にあるべき色のドットがあるか否かを検出し、液滴が正しく着弾しているか否かを判断する。この検査用画像としては、各色のドットを線状あるいは、行列状に並べるなどして、各ドットの位置が相対座標によって表現できる規則的なパターンなどが考えられる。すなわち、紙面上の座標とドットとの対応関係とがあらかじめ決まっていれば、スキャナーなどの光学機器によって読み取った検査用画像について、所定の色のドットが所定の座標位置に存在するか否かをもってドット抜けの有無を検出することができる。
そして、本実施例のドット抜け検査法によれば、媒体Sに着弾したインク滴D1aを仮硬化させないため、媒体Sが搬送されて本硬化されるまでの過程でインク滴D1aが媒体S上で流動し、着弾時と比較して液滴D1aの表面積が大きくなる。そのため、高解像度のスキャナーを用いなくても容易にドットの有無を検出することが可能となる。
なお、上記実施例では、印刷した検査用画像を別途スキャナーで読み込んでドット抜けを検査することとしていたが、外部のスキャナーに代えて、多数の画素を備えたCCDなどの撮像素子をプリンター1a自体に組み込んでもよい。そして、媒体Sに着弾させた個々のインク滴D1aや本硬化後のドットD2を印刷動作に並行して個別に検出するようにしてもよい。撮像素子は、例えば、撮像素子の各画素、あるいは所定数の画素毎に一つのノズルNを対応させるとともに、その撮像素子を本硬化用照射部42の下流にライン状に配置すればよい。そして、インク滴D1aを本硬化した後、媒体Sが排出されるまでの間にドットD2の有無を検出すればよい。あるいは、第2仮硬化用照射部41bと本硬化用照射部42との間に撮像素子を設けてもよい。
もちろん、ドット抜けの有無は、目視によっても検出可能である。いずれにしても、本実施例のドット抜け検査方法は、仮硬化機構を備えた印刷装置において、ドット抜けの検査に供される検査用画像を形成する手順に特徴を有している。
===その他の実施例===
最近のインクジェットプリンターでは、ドットが極めて微細であり、また、色の表現を豊かにするため、より多くの色のインクを用いいている。そしてインクの色には、例えば、ライトイエローなど、他の色と比較すると相対的に淡い色のインクもある。そして、図5に示した手順に従って全ての色のインクも同様に吐出し、同様に本硬化してドットを形成してしまうと、淡色系のインクを確実に検出することが難しくなる。あるいは、確実に検出するために、高解像度で高感度のスキャナーなどを用いる必要がある。そこで、淡色系インクの液滴の表面積を選択的に大きくし、そのインク滴を確実に検出することを考えた。そして、その検出手法を本発明のその他の実施例として挙げる。
当該その他の実施例では、上記実施形態に係るプリンター1aにおける二つのヘッド(31a,31b)を備えた構成を利用し、淡色系のインク滴については他の色のインク滴より表面積を大きくすることとしている。具体的には、プリンター1aには、媒体Sの搬送方向の上流と下流のそれぞれに二つのヘッド(31a,31b)が配置されており、上流側ヘッド31aにて吐出されて媒体Sに着弾したインク滴D1aは、下流側ヘッド31bからのインク滴D1aよりも本硬化されるまでに時間が掛かることになる。すなわち、流動している時間が長い。他の濃色系のインクよりもドットを光学的に検出することが難しい。そして、このことを積極的に利用し、淡色系のインクについては、上流側ヘッド31aから吐出するようにする。それによって、高い解像度や高い感度を有する高価なスキャナーなどを用いなくても、確実に淡色系インクのドットの有無を検出することが可能となり、検査コストの増大を抑止することができる。
===検査画像について===
上記第1の実施形態に係るプリンターでは、上流側ヘッド31aから吐出されたインク滴と、下流側ヘッド31bから吐出されたインク滴とが最終的に本硬化されてドットに形成された際、双方のドットの大きさが異なることになる。そして、上流側ヘッド31aから吐出されたインクのドットはその表面積が大きくなることから、検査画像における隣接するドット同士が重なり、ドットを個別に検出することができず、ドット抜け検査の信頼性を低下させる可能性がある。そこで、検査印刷モードでは、上流側ヘッド31aから吐出されたインクのドットとそれに隣接するドットの間隔を、下流側ヘッド31bから吐出されたインクのドット同士と比較して広げるようにして検査用画像を印刷してもよい。
===第2の実施形態===
上記第1の実施形態に係るプリンター1aはラインプリンターであったが、シリアルプリンターであってもよい。すなわち、ヘッドを媒体の幅に亘ってライン方向に配置した構成とせず、ヘッドが搬送方向に対して交差する方向に移動する構成としてもよい。そして、この構成を備えたプリンターを実施形態を第2の実施形態とし、以下に、当該第2の実施形態におけるプリンターにおけるドット抜け検査方法について説明する。
図6に、シリアルプリンター1b(以下、プリンター1b)の機能ブロック構成を示し、図7に、プリンター1bの全体構成の概略を示した。図7(A)は、プリンター1bの破断斜視図であり、図7(B)はプリンター1bの横断面図である。ここに示したプリンター1bは、主要な構成として、第1の実施形態と同様に、搬送ユニット20、ヘッドユニット30、UV照射機構40、検出器群50、コントローラー60を含んでいるとともに、キャリッジユニット10を含んでいる。
キャリッジユニット10は、ヘッド31を搬送方向に対して直交する方向(以下、走査方向)に移動させるためのものであり、キャリッジ11と、キャリッジモーター12とを有する。キャリッジ11は、キャリッジガイド軸13に案内されて走査方向に往復移動可能であり、キャリッジモーター12によって駆動される。そして、多色印刷をするための複数の色のインクが個別のインクカートリッジ14に充填されている。そして、各色のインクに対応するぞれぞれのインクカートリッジ14がキャリッジ11に着脱自在に装着される。また、検出機器群50には、このキャリッジ11の移動方向の位置を検出するためのリニア式エンコーダ51が含まれている。
図8に、第2の実施例に係るプリンター1bにおけるノズルNの配列を例示した。当該実施形態では、複数のノズルNが、ヘッド31の下面32に、搬送方向に沿うように一定間隔で並んで開口し、ノズル列(33K,33C,33M,33Y)は、走査方向に沿って一定間隔で並んでいる。そして、このような構成を備えたヘッド31は、キャリッジ11と一体となって走査方向に移動し、その移動中にインク滴を断続的に吐出することで、走査方向に沿ったドットライン(ラスタライン)が媒体Sに形成される。
===第2の実施例におけるUV照射機構===
第2の実施形態におけるプリンター1bも、二つの仮硬化用照射部(41L、41R)と、本硬化用照射部42を備えているが、その二つの仮硬化用照射部(41L、41R)は、それぞれ、キャリッジ31の左と右の両脇に取り付けられている。そして、仮硬化用照射部(41L,41R)の下面には、UV光源があり、仮硬化用照射部(41L、41R)は、キャリッジ11と一体的に移動し、その移動に際し、媒体Sに向けてUVを照射する。
上記の仮硬化用照射部(41L、41R)によるUVの照射動作は、例えば、キャリッジ11が左方向に移動しているときには、右側の仮硬化用照射部41RによってUVを照射し、右方向に移動しているときには、左の仮硬化用照射部41LによってUVを照射するようになっている。すなわち、第2の実施形態では、「仮硬化」は、キャリッジ11の移動中にヘッド41からUVインクを吐出してUVインク滴を媒体Sに着弾させると、そのUVインク滴に対して低エネルギーのUVを照射することで行われる。そして、仮硬化用照射部(41L、41R)の光源は、ノズル列(33K,33C,33M,33Y)に含まれるノズルNと同じ数のLEDを搬送方向に沿って並べた構成となっており、搬送方向において、個々のノズルと個々のLEDとは、同じピッチで配置されているとともに、その配置位置もほぼ一致している。
===第2の実施例における印刷動作===
図9と図10に、それぞれ、第2の実施例おけるプリンター1bによる、通常印刷モードにおける印刷動作と、検査印刷モードにおける印刷動作の概略を示した。通常印刷モードでは、図9(A)〜(D)に示したように、まず、ヘッド31を走査方向の左右いずれか方向に移動させながら、ノズルNより、インク滴D1を吐出させ、媒体Sに着弾させる(A)。ここでは、右方向に移動しているときに吐出したものとする。そして、ヘッド31を、さらに右方向に移動させつつ媒体S上に着弾したそのインク滴D1に対し、左側の仮硬化用照射部41Lにより仮硬化する(B)。そして、媒体Sが下流方向(図中、紙面手前方向)に搬送されてれ、本硬化用照射部42によって、この仮硬化されている色インクの液滴D1bにUVを照射する(C)。それによって、仮硬化されたインク滴D1bがドットD1cとして媒体S上に定着する。
一方、検査印刷モードでは、まず、ヘッド31を走査方向の左右いずれか方向に移動させながら、ある色のインクの液滴D1を吐出し、媒体Sに着弾させる(A)。そして、そのインクの液滴D1に対しては仮硬化を行わず(B)、媒体Sを搬送していく。それによって、インク滴D1aが媒体S上で徐々に流動し、その表面積を大きくしていく。そして、最後に本硬化用照射部42によってインク滴D1aにUVを照射し(C)、当該インク滴D1aをドットD2として定着させる(D)。
なお、第2の実施形態のプリンター1bによって印刷された検査画像を用いてドット抜け検査を行う場合は、上記第1の実施形態の場合と同様にスキャナーなどを用いて光学的にドットの有無を検出すればよい。また、淡色系インクの液滴の検出が困難な場合には、媒体Sに着弾させた後に、インクの液滴が十分に流動するまでの時間を設ければよい。例えば、淡色系インクを最初に吐出し、必要に応じて、他の色のインクを吐出するまでの時間を長くしたり、媒体の搬送を休止したりして、媒体S上に着弾した淡色系インクの液滴を本硬化させるまでの時間を長くすればよい。
===印刷装置のその他の実施形態について===
第1の実施形態として示したプリンター1aでは、二つのヘッド(31a,31b)におけるノズルNの配列が同じであったが、必ずしも同じである必要はない。例えば、上流側ヘッド31aに、淡色系インク用のノズルのみを設け、下流側ヘッド31bには、濃色系インク用のノズルのみを設けてもよい。もちろん、ヘッドと仮硬化用照射部が一つずつであってもよい。
上記各実施形態におけるプリンター(1a,1b)では、駆動素子(ピエゾ素子)に電圧をかけて、インク室を膨張・収縮させることにより流体を噴射するピエゾ方式のインクジェットプリンターを例示していたが、液体の吐出方式は、これに限らず、発熱素子を用いてノズル内に気泡を発生させ、その気泡によって液体を噴射させるサーマル方式でもよい。
また、印刷装置の印刷対象となる媒体は、紙に限らず、布、光学デイスク(CD−Rなど)のレーベル面、基板など、インクによって印刷されるものであれば如何なる形態であってもよい。もちろん、媒体は、ロール紙のような連続的に搬送される形態であってもよいし、単票紙のように個別に搬送される形態であってもよい。
この発明は、例えば、多色印刷が可能なインクジェットプリンターなど、複数種類のインクを用い、吐出した各インクの液滴を媒体上に着弾させて画像を形成する印刷装置に適用可能である。
1a,1b プリンター、10 キャリッジユニット、
11 キャリッジ、12 キャリッジモーター、
13 キャリッジガイド軸、14 インクカートリッジ、
20 搬送ユニット、21 給紙ローラー、
22 搬送モーター、23 搬送ローラー、24 プラテン、
25 排紙ローラー、26 従動ローラー、30 ヘッドユニット、
31,31a,31b ヘッド、40 UV照射機構、
41a,41b,41L,41R 仮硬化用照射部、
42 本硬化用照射部、50 検出器群、60 コントローラー、
61 インターフェイス、62 CPU、63 メモリー、
64 ユニット制御回路、D1a,D1b インクの液滴、
D1c,D2 ドット、N ノズル、S 媒体

Claims (3)

  1. 光硬化型インクをノズルから液滴にして吐出して媒体に着弾させるとともに、当該着弾した液滴に光を照射して硬化させて、前記媒体上に微細なドットから構成される画像を形成する印刷装置において、当該ドットの抜けの有無を検査する方法であって、
    前記印刷装置が、前記画像を形成するプロセスとして、任意の画像を形成する通常印刷プロセスと、ドット抜けの検出対象として検査画像を形成する検査印刷プロセスとを選択的に実行し、
    前記通常印刷プロセスは、
    前記光硬化型インクの液滴を前記媒体に着弾させる液滴吐出ステップと、
    前記媒体に着弾した液滴に第1の光源からの光を照射して当該液滴を仮硬化させることで、当該液滴の流動を抑止する仮硬化ステップと、
    前記仮硬化している液滴に対して第2の光源からの光を照射して当該仮硬化している液滴を硬化させて前記媒体に定着させる本硬化ステップと、
    を含み、
    前記検査印刷プロセスでは、前記液滴吐出ステップにより前記媒体上に着弾させた前記光硬化型インクの液滴について、仮硬化ステップを実行せずに媒体上で流動させて表面積を拡大させた後、前記本硬化ステップを実行する、
    ことを特徴とする印刷装置におけるドット抜け検査方法。
  2. 媒体に液滴を着弾させて画像を形成する印刷装置であって、
    光硬化型インクを液滴にして吐出する複数のノズルと、仮硬化用照射部と、本硬化用照射部と、制御部とを含み、
    前記仮硬化用照射部は、前記媒体に着弾した液滴に光を照射して当該液滴を仮硬化させて当該液滴の流動を防止し、
    前記本硬化用照射部は、前記媒体に着弾した液滴に光を照射して当該液滴を硬化させて当該媒体上に定着させ、
    前記制御部は、任意の画像を形成する通常印刷プロセスと、ドット抜けの検出対象として検査画像を形成する検査印刷プロセスとを選択的に実行し、
    前記通常印刷プロセスは、
    前記光硬化型インクの液滴を前記媒体に着弾させる液滴吐出ステップと、
    当該着弾した液滴に前記仮硬化用照射部からの光を照射して当該液滴を仮硬化させて当該液滴の流動を抑止する仮硬化ステップと、
    前記仮硬化している液滴に対して前記本硬化用照射部からの光を照射して当該仮硬化している液滴を硬化させて前記媒体に定着させる本硬化ステップと、
    を含み、
    前記検査印刷プロセスでは、前記液滴吐出ステップにより前記媒体上に着弾させた前記光硬化型インクの液滴について、仮硬化ステップを実行せずに媒体上で流動させて表面積を拡大させた後、前記本硬化ステップを実行する、
    ことを特徴とする印刷装置
  3. 請求項において、
    前記媒体が供給される上流から当該媒体が排出される下流に向かう搬送方向に直交する方向に前記媒体の幅に亘って複数の前記ノズルを配置してなる第1、および第2のヘッドを備え、
    前記仮硬化用照射部は、第1仮硬化用照射部と第2仮硬化用照射部を備え、
    前記ノズルは、相対的に淡色と濃色とが含まれる複数種類のインクのそれぞれに対応して設けられ、
    前記第1および第2のヘッドと、前記第1および第2仮硬化用照射部と、前記本硬化用照射部は、前記搬送方向の上流から下流に向かって第1のヘッド、第1仮硬化光照射部、第2のヘッド、第2仮硬化用照射部、本硬化用照射部の順に配置され、
    前記制御部は、前記検査プロセスでは、前記淡色のインクを第1のヘッドのノズルから吐出する、
    ことを特徴とする印刷装置。
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