JP5402117B2 - 画像形成装置および駆動制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送体の搬送速度を制御する搬送体制御装置、画像形成装置および駆動制御方法に関するものである。
従来、プリンタや、コピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、印刷機能、スキャナ機能等を一つの筐体に納めたいわゆるMFP(Multi Function Peripheral)と称される複合機等の印刷装置では、各色のトナー画像が、転写ベルトと呼ばれる搬送体上で重ね合わせて2色以上の画像が形成される。従って、その重ね合わせが適切に行われるように、上述した搬送体の速度が一定となるように適切に制御することが必要となる。
具体的には、図14に示すように、駆動モータ1402が駆動ローラ1404を駆動させることによって、転写ベルト1407が速度Vで搬送され、さらに従動ローラ1403はこの搬送に伴って従動回転する。このとき駆動モータ1402の回転速度が目標の速度となるよう目標周波数が設定され、この目標周波数に基いて回転速度は制御される。エンコーダ1401は、従動ローラ1401の回転速度に対応するパルス信号(Fb信号)を検出し、制御部1406は、このパルス信号の周波数と目標周波数を比較することにより駆動モータ1402の制御を行い、転写ベルト1407の搬送速度が一定となるようフィードバック制御を行っている。
このように、転写ベルトの搬送速度を一定に保つようにフィードバック制御する技術として、例えば、特許文献1には、従動ローラの偏心による速度成分を求め、求めた速度成分と転写ベルトの速度を比較することによって、転写ベルトの速度を一定に保つように制御する技術が開示されている。
しかしながら、塵埃の影響や、電気的に接触不良である場合、或いはエンコーダ自体に不具合が生じた場合に、エンコーダが回転速度を正確に検出できないという問題がある。このように、エンコーダによる速度検出が異常となった場合、特許文献1の技術では、転写ベルトの搬送速度が制御不能に陥るため、駆動モータおよび画像形成装置を停止して、故障の原因から調査して対処しなければならないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、エンコーダの異常が生じた場合であっても、転写ベルトの搬送を停止させずに、搬送速度を制御可能とする搬送体制御装置、画像形成装置および駆動制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、搬送体の搬送を制御する搬送体制御装置と、搬送される前記搬送体に画像形成を行う画像形成手段と、を備え、前記搬送体制御装置は、搬送体の搬送速度と、該搬送速度に対応するパルス信号とを検出する検出手段と、前記搬送体を駆動する駆動モータと、前記搬送体の搬送速度と、前記駆動モータの回転速度の目標値に基いて、前記搬送速度をフィードバック制御する第1の制御手段と、前記駆動モータの回転速度を検出し、検出した前記駆動モータの回転速度と、前記目標値とに基いて、前記回転速度をフィードバック制御する第2の制御手段と、前記第1の制御手段によるフィードバック制御を実行中に、前記搬送体の搬送速度に基いて前記検出手段が異常であるか否かを判定する判定手段と、前記検出手段に異常があると判定された場合に、前記第1の制御手段によるフィードバック制御から前記第2の制御手段によるフィードバック制御に切替える切替手段と、画像を複数色または単色のいずれによって形成するかを判定する色判定手段と、を備え、前記判定手段は、前記複数色の場合であって、前記パルス信号の周期が前記複数色に対して定められた第1の色別所定範囲を超えた場合、或いは、前記単色の場合であって、前記パルス信号の周期が前記単色に対して定められた第2の色別所定範囲を超えた場合に、前記異常があると判定することを特徴とする。
本発明によれば、検出手段に異常があった場合に、第1の制御手段によるフィードバック制御から第2の制御手段によるフィードバック制御に切替えて制御することにより、エンコーダに異常が発生した場合であっても、搬送を停止せず、搬送体の搬送速度を制御することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態にかかる複合機の主要部の構成を示す図である。 図2は、図1に示す複合機の主要部のブロック図である。 図3は、Fb信号が正常である場合と、異常である場合を説明する図である。 図4は、第1の実施の形態にかかる複合機においてフィードバック制御の切り替えが行われるまでの実行手順を示すフローチャートである。 図5は、第2の実施の形態にかかる複合機の構成を示す構成図である。 図6は、第2の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。 図7は、第2の実施の形態にかかる複合機においてフィードバック制御の切り替えが行われるまでの実行手順を示すフローチャートである。 図8は、第3の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。 図9は、第3の実施の形態にかかる複合機においてフィードバック制御の切り替えが行われるまでの実行手順を示すフローチャートである。 図10は、第4の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。 図11は、第4の実施の形態にかかる複合機においてフィードバック制御の切り替えが行われるまでの実行手順を示すフローチャートである。 図12は、第5の実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。 図13は、第5の実施の形態にかかる複合機においてフィードバック制御の切り替えが行われるまでの実行手順を示すフローチャートである。 図14は、従来の複合機の構成を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる搬送体制御装置、画像形成装置および駆動制御方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
本発明の一実施の形態として、画像処理装置をコピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、印刷機能、スキャナ機能等を一つの筐体に納めたいわゆるMFP(Multi Function Peripheral)と称される複合機等、印刷機能を備えた装置に適用した例を示す。尚、以下の説明では、画像処理装置を上述の複合機に適用した場合について説明しているが、少なくともこれらの機能を備えるものであれば、複合機以外の装置に対しても適用可能である。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる複合機1000のうち、本発明にかかる主要な部分についての構成を示す図である。図1に示すように、複合機1000は、エンコーダ1と、搬送体としての中間転写ベルト2と、制御回路3と、DC(Direct current)サーボモータ4と、駆動ローラ5と、感光体ドラム6A〜6Dと、感光体ドラム駆動モータ7A〜7Dと、操作パネル8と、従動ローラ9と、2次転写ローラ10と、を主に備えている。
エンコーダ1は、従動ローラ9の回転速度をディジタル的に検出する速度センサであり、中間転写ベルト2の搬送速度に対応するパルス信号であるFb信号を検出し、検出したFb信号を制御回路3およびDCサーボモータ4に送出する。また、エンコーダ1は、フィードバック制御に用いる信号をFb信号からFG信号に切替えた後も、引き続きFb信号を制御回路3に送出する。
ここでFb信号とは、例えば、従動ローラ9の回転軸に設置された回転スリットに検出用の光を通過させ、一定間隔に設けられたスリットを経て断続的に通過する光を受光素子で検出することにより得られるパルス信号である。また、従動ローラ9の回転速度は、中間転写ベルト2の搬送速度に比例するので、Fb信号は、搬送体である中間転写ベルト2の搬送速度に対応するパルス信号であると換言できる。
中間転写ベルト2は、感光体ドラム6A〜6Dに帯電された各色のトナー像を順次重ね合わされて坦持する無端状のベルトであり、駆動ローラ5の駆動に従って、駆動ローラ5と従動ローラ9の間に張架されて反時計回りに回動する。
制御回路3は、エンコーダ1から送出されたFb信号の周期が、予め定められた所定の範囲を超えた場合には、Fb信号に異常があると判定し、Fb信号によるフィードバック制御(以下、Fb制御と呼ぶ。)からFG信号によるフィードバック制御(以下、FG制御と呼ぶ。)に切替える。
ここでFG信号とは、例えば、モータMにおいてロータがステータを横切る際にステータコイルに逆起電圧が発生することを利用し、周波数発生器(FG)がこの逆起電圧の変化に同期して発生させるパルス信号である。すなわちFG信号の周波数はモータMの回転速度に比例する。
DCサーボモータ4は、モータMと、モータMをFb信号またはFG信号によりフィードバック制御する制御系と、から主に構成される。詳細の説明については、図2を用いて後述する。
モータMは、駆動ローラ5を回転駆動させるモータであり、この駆動ローラ5が回転することによって駆動ローラ5および従動ローラ9によって支持される中間転写ベルト2が搬送され、従動ローラ9が従動回転する。
駆動ローラ5は、中間転写ベルト2を搬送方向に搬送するローラであり、上述したように、DCサーボモータ4によって回転駆動される。
感光体ドラム6A〜6Dは、中間転写ベルトに当接され、現像器(不図示)によって静電潜像から形成されたトナー像を担持し、感光体ドラム駆動モータ7A〜7Dによって回転駆動されることによって中間転写ベルト2上に各色のトナー像が形成される。
感光体ドラム駆動モータ7A〜7Dは、上述した感光体ドラム6A〜6Dを回転駆動するモータである。
操作パネル8は、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイ装置から構成され、ユーザからタッチ操作等によって印刷処理の指示を受け付ける。また、操作パネル8は、エンコーダ1からのFb信号のパルス周期が、予め定められた所定の範囲を超えた場合に、Fb信号が異常、或いはエンコーダ1による中間転写ベルト2の速度検出が異常である旨を表示する。
尚、上記では、操作パネル8は、Fb信号の周期が上述した所定の範囲を超えた場合にFb信号が異常である旨を表示することとしたが、さらに、その表示を確認したユーザが操作パネル8をタッチ操作等によって、Fb制御からFG制御に切替える指示の入力を受付けることとしても良い。
従動ローラ9は、中間転写ベルト2を支持して従動回転させるためのローラであり、中間転写ベルト2は、この従動ローラ9および駆動ローラ5によって搬送方向に従動回転する。
2次転写ローラ10は、感光体ドラム6A〜6Dで形成され中間転写ベルト2に転写された各色のトナー像を、搬送方向Dに搬送される転写紙Pに一括して転写するためのローラである。この2次転写ローラ10によって、中間転写ベルト2上の各色のトナー像が転写紙Pに転写される。
次に、制御回路3およびDCサーボモータ4について詳細に説明する。図2は、図1に示した制御回路3およびDCサーボモータ4のブロック図である。
制御回路3は、図2に示すように、目標設定部310と、判定用メモリ320と、切替部330と、比較判定部340と、動作制御部350と、を主に備えている。
判定用メモリ320は、目標周波数f0および目標周期T0と、Fb信号の所定の範囲と、Fb信号のパルス出力が無い場合の許容間隔とを記憶する。また、判定用メモリ320は、Fb信号が異常であると判定された回数を履歴形式で記憶し、異常が生じた場合でも異常回数のカウントのみ行って制御切替を行わない許容回数を定めた回数閾値Nを記憶する。回数閾値Nは、例えば画像形成装置の型式等ごとに1〜3回程度として、製品出荷時に予め設定される。
ここで、目標周波数f0とは、中間転写ベルト2を目標の搬送速度で搬送させるためのフィードバック制御におけるFb信号の目標値としての周波数である。また、目標周期T0とは、中間転写ベルト2を目標の搬送速度で搬送させるためのフィードバック制御におけるFb信号の目標値としてのパルス周期である。
ここで、目標周期T0の所定の範囲とは、エンコーダ1から送出されたFb信号が正常である場合のパルス周期の範囲を定めたものである。所定の範囲は、一例として、目標周期T0に対して±20%の範囲が設定される。目標周期T0が1.0mmsecである場合、Fb信号の周期が、所定の範囲内である場合、すなわち0.8mmsec〜1.2mmsecである場合に、Fb信号は正常であると判定される。この場合、Fb信号の周期が所定の範囲を超えた場合、すなわち0.8mmsec未満或いは1.2mmsecより大きい場合に、Fb信号は異常であると判定される。
また、許容間隔は、一例として、目標周期T0に対して120%の値が設定され、この例の場合、Fb信号においてパルス出力が1.2mmsec以上検出されない状態が続いた場合に、Fb信号が異常であると判定される。この場合、Fb信号は所定の範囲を超えたこととする。
比較判定部340は、起動時または再起動時等の所定のタイミング、あるいは所定時間おきに、Fb信号と目標周期T0とに基づいて、Fb信号が正常か否かを判定する。具体的には、比較判定部340は、エンコーダ1から受信したFb信号の周期が、判定用メモリ320に記憶された所定の範囲内である場合にFb信号は正常であると判定し、所定の範囲外である場合にFb信号は異常であると判定する。また、比較判定部340は、図3に示すように、正常である場合には周期T1で検出されていたFb信号が、予め定められた許容間隔を超えた時間T2を経過して検出された場合に、Fb信号が異常であると判定する。
また、比較判定部340は、FG制御に切替えられた後も所定のタイミングでFb信号が正常に復帰したか否かを判定し、Fb信号の周期が所定の範囲内で検出された場合には、Fb信号は正常に復帰したと判定する。また、Fb信号が単に検出された場合に、Fb信号は正常に復帰したと判定しても良い。
また、比較判定部340は、Fb信号が異常であると判定した回数を判定用メモリ320に記憶させ、記憶された回数が、回数閾値Nを超えたか否かを判定する。
尚、上述では、比較判定部340は、受信したFb信号の周期が、所定の範囲内にあるか否かによって、Fb信号が正常であるか否かを判定することとしたが、周期は問わず、単にFb信号を取得したか否かによって、Fb信号が正常であるか否かを判定することとしてもよい。
目標設定部310は、操作パネル8において、ユーザからプリント開始等の指示を受け付けると、判定用メモリ320に記憶された目標周波数f0を、DCサーボモータ4に設置された設定用メモリ410に設定する。
切替部330は、比較判定部340によってFb信号は異常であると判定された場合であって、かつ異常と判定した回数が上述した回数閾値Nを超えていると判定された場合に、印刷処理中であってもDCサーボモータ4を停止せず、FG制御部430に対して、Fb信号からFG信号によるフィードバック制御に切替える旨の切替信号を切替スイッチ450に送出する。
また、切替部330は、比較判定部340によってFb信号が異常であると判定された場合でも、異常と判定された回数が回数閾値N以下の場合には、フィードバック制御の切替は行わず、操作パネル8に、Fb信号が異常である旨を表示させる。尚、この場合に、切替部330は、その表示を確認したユーザが操作パネル8をタッチする等してFb制御からFG制御に切替える指示の入力を受付け、その指示に従ってFb制御からFG制御への切替信号を送出することとしても良い。
さらに、切替部330は、比較判定部340によって、Fb信号が異常であると一旦判定された場合であっても、その後Fb信号が正常に戻ったと判定された場合には、DCサーボモータ4のエンコーダ制御部420に対して、FG制御からFb制御に再切替を行う旨の切替信号を送出する。
この再切替を行うことにより、FG制御より精度良く中間転写ベルト2の搬送速度を制御できるFb制御に速やかに復帰させることが可能となる。即ち、厚紙が駆動ローラ5に挟み込まれて給紙されるような場合や、駆動ローラ9の熱膨張によりモータMの回転速度が一定であっても中間転写ベルト2の搬送速度が変化してしまう場合、FG制御では精度良く制御することが出来ないが、実際の中間転写ベルト2の搬送速度に対応するFb信号に基いてフィードバック制御を行うFb制御に復帰することができるため、精度良く中間転写ベルト2の搬送速度を制御することができる。
尚、ここでは、DCサーボモータ4を駆動中すなわち印刷処理中に、切替部330が切替信号を送出する場合について述べたが、これ以外にも例えば、Fb信号が異常と判定された場合に一旦DCサーボモータ4を停止させてから切替信号を送出したり、DCサーボモータ4が駆動中であっても所定の時間が経過した後に切替信号を送出したり、Fb信号が異常と判定された場合に直ちに切替信号を送出したりする等、切替信号を送出するタイミングをユーザの所望に応じて設定することとしても良い。
動作制御部350は、目標設定部310によって設定用メモリ410に目標周波数f0が設定されると、この目標周波数f0をF/V変換器(図示せず)を通してアナログ電圧に変換し、モータMの印加電圧の制御を行う等して、モータMの回転速度を制御する。また、動作制御部350は、複合機1000のエンジン部(不図示)の動作を開始させ、プリントやスキャン等のアプリケーションの処理を行う。また、これらのアプリケーションによる処理が終了した場合には、DCサーボモータ4の駆動やエンジン部(不図示)の動作を停止させる。
DCサーボモータ4は、図2に示すように、設定用メモリ410と、エンコーダ制御部420と、FG制御部430と、FG発生部440と、切替スイッチ450と、モータMとから主に構成されている。
設定用メモリ410は、目標設定部310により設定された目標周波数f0を記憶する。
エンコーダ制御部420は、エンコーダ1からFb信号を受け取り、受け取ったFb信号の周期が、設定用メモリ410に記憶された目標周期T0となるように、モータMの回転速度をフィードバック制御する。
上述したように、Fb信号は、中間転写ベルト2の搬送速度に対応するパルス信号であり、目標周期T0は、中間転写ベルト2を目標の搬送速度で搬送させるためのフィードバック制御におけるFb信号の目標値としてのパルス周期である。また、上述した機構において、中間転写ベルト2の搬送速度はモータMの回転速度に比例する。
従って、エンコーダ制御部420は、中間転写ベルト2の搬送速度と、中間転写ベルト2の搬送速度の目標値とに基づいて、中間転写ベルト2の搬送速度をフィードバック制御すると換言できる。
また、エンコーダ制御部420は、制御回路3の切替部330から、Fb信号への切替信号(例えば、「0」等の2値の値。)を受け取ると、切替スイッチ450を切替えて、モータMをエンコーダ制御部420に接続させ、Fb制御すなわちエンコーダ制御部420を介したフィードバック制御が行う。
FG制御部430は、FG発生部440からのFG信号を受け取り、受け取ったFG信号の周期が、設定用メモリ410に記憶された目標周期T0となるように、モータMの回転速度をフィードバック制御する。また、FG制御部430は、制御回路3の切替部330から、FG信号への切替信号(例えば、「1」等の2値の値。)を受け取ると、切替スイッチ450を切替えて、モータMをFG制御部430に接続させ、FG制御すなわちFG制御部430を介したフィードバック制御を行う。
FG発生部440は、周波数発生器(Frequency Generator)等で構成され、上述のようにモータMの回転速度に比例するパルス信号であるFG信号を発生させ、FG制御部430に送出する。
モータMは、駆動ローラ5を回転させるDCサーボモータである。モータMが切替スイッチ450を介してエンコーダ制御部420と接続されている場合には、モータMの回転速度はFb信号によってフィードバック制御される。また、モータMが切替スイッチ450を介してFG制御部430に接続されている場合には、モータMの回転速度はFG信号によってフィードバック制御される。
切替スイッチ450は、リレー回路等から構成され、切替信号に従って、モータMと、エンコーダ制御部420またはFG制御部430との間の接続を切替えるスイッチである。
次に、上述した複合機1000で行われる実行処理について説明する。図4は、ユーザからの印刷開始の指示を受け付けてから、印刷が完了してDCサーボモータ4が停止するまでの手順を示すフローチャートである。
まず、操作パネル8によってユーザから印刷開始の指示を受付けられると、目標設定部310は設定用メモリ410に目標周波数f0を設定する(ステップS401)。動作制御部350は、設定された目標周波数f0に基いてモータMを駆動開始させる(ステップS402)。モータMの駆動に伴って駆動ローラ5が回転し、中間転写ベルト2が従動ローラ9に従って従動回転し、エンコーダ1は、従動ローラ9の回転からFb信号を検出する。続いて、比較判定部340は、エンコーダ1から出力されたFb信号を受信し(ステップS403)、受信したFb信号と判定用メモリ320が記憶する所定の範囲とを比較し、Fb信号が異常であるか否かを判定する(ステップS404)。
比較判定部340が、受信したFb信号が正常であると判定した場合(ステップS404;No)、モータMは、引き続きFb信号によってフィードバック制御される。
その後、印刷処理が終了し、動作制御部350が、印刷アプリケーションから印刷処理が終了した旨の通知を受けた場合(ステップS405;Yes)、動作制御部350は、モータMの駆動を停止させ、印刷アプリケーションの動作を終了させる(ステップS406)。一方、印刷処理が終了しておらず、動作制御部350が、印刷アプリケーションから印刷処理が終了した旨の通知を受けていない場合(ステップS405;No)、ステップS403に戻り、Fb制御によって印刷処理を続行する。
ステップS404において、比較判定部340が、受信したFb信号は異常であると判定した場合(ステップS404;Yes)、さらにその回数が回数閾値Nを超えたか否かを判定する(ステップS407)。
比較判定部340が、異常と判定した回数は回数閾値Nを超えていないと判定した場合(ステップS407;No)、引き続きFb制御を行う。さらにステップS405と同様に印刷処理が終了していない場合(ステップS408;No)には、ステップS403に戻って、Fb制御によって印刷処理を続行する。一方、印刷処理が終了した場合(ステップS408;Yes)、ステップS406と同様に、モータMの駆動を停止させ、印刷アプリケーションの動作を終了させる(ステップS409)。そして、切替部330は、操作パネル8にFb信号が異常である旨を表示させる(ステップS410)。
ステップS407において、比較判定部340が、異常と判定した回数が回数閾値Nを超えたと判定した場合(ステップS407;Yes)、切替部330は、FG制御部430に対してFG信号によるフィードバック制御への切替信号を出力する(ステップS411)。この切替信号を受けて、FG制御部430は切替スイッチ450を切替え、FG制御部430とモータMとを接続する。なお、上述したように、切替スイッチ450によってFG制御部430とモータMとが接続された後も、エンコーダ1はFb信号を制御回路3に送出し続ける。
比較判定部340は、引き続きFb信号を受信し続け(ステップS412)、さらに、Fb信号が正常に復帰したか否かを所定のタイミングで判定する(ステップS413)。Fb信号が正常に復帰したと判定された場合(ステップS413;Yes)、切替部330は、Fb制御への切替信号をエンコーダ制御部420に送出し(ステップS415)、ステップS403に戻って、ステップS403以降の処理を繰り返す。
一方、Fb信号が正常に復帰していないと判定された場合(ステップS413;No)、引き続きFG制御を行い、さらにステップS405と同様に、印刷処理が終了していない場合(ステップS414;No)、ステップS412に戻って、FG制御による印刷処理を続行する。ステップS405と同様に、印刷処理が終了した場合(ステップS414;Yes)、ステップS406と同様に、モータMの駆動を停止させ、印刷アプリケーションの動作を終了させる(ステップS416)。このステップS416の処理が終了すると、本実施の形態における全ての処理が終了する。
上述では、Fb信号が正常に復帰したと判定された場合、切替部330は直ちに切替信号を出力し、FG制御からFb制御への再切替を行ったが、他の例として、Fb信号が正常に復帰したと判定した回数を記憶しておき、この回数が所定の回数以上となった場合に、切替部330は切替信号を出力し、FG制御からFb制御への再切替を行うようにしても良い。
上述のように、本実施の形態の複合機1000においては、Fb信号とFG信号とを切替えてモータMのフィードバック制御を行うので、エンコーダ1に異常が発生した場合であっても、転送ベルト2を停止させることなく、転写ベルト2の搬送速度を制御することができる。
また、本実施の形態の複合機1000によれば、FG制御に切り替えられた後も、Fb信号を監視し続け、Fb信号が正常に戻った場合に、直ちにFb制御への再切替を行うことができるので、エンコーダ1に塵埃が乗ったり電気的接触が不良となる等の一時的なエンコーダ1の検出不良に対して、自動的にFb制御への復帰を試みることが可能となる。すなわち、エンコーダ1の異常があると判定された場合でも、より高精度に中間転写ベルト2の搬送速度を制御できるFb制御に、自動的に復帰して、高品質の画像を得ることができるという効果を奏する。
(第2の実施の形態)
上述した第1の実施の形態においては、ユーザから印刷開始の指示を受け付けてから、印刷を終了するまでの一連の処理の中で、Fb信号が異常となった場合のフィードバック制御の切替について説明した。しかし実際には、印刷処理中に紙詰まり等の異常が発生した際に、複合機の電源を停止させて措置を行った上で印刷処理を再開する場合もある。これに対し、本実施の形態の複合機は、フィードバック制御の状態を不揮発性メモリ等に保存しておき、再起動後、利用可能な制御信号を選択してフィードバック制御を開始する。
図5は、第2の実施の形態にかかる複合機2000の構成を示す構成図である。第2の実施の形態にかかる複合機2000は、第1の実施の形態における制御回路3とは異なる制御回路30を備え、さらに、不揮発性メモリ13を備えている点で第1の実施の形態にかかる複合機1000と異なる。以下の説明では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
不揮発性メモリ13は、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリから構成され、フィードバック制御の状態を示すFG制御フラグを保存する。FG制御フラグは、FG信号とFb信号のいずれによってフィードバック制御が行われているかを示し、例えば、「1」の場合にFG信号で制御されていることを示し、「0」の場合にFb信号で制御されていることを示す。また、不揮発性メモリ13は、比較判定部340がFb信号は異常であると判定した場合に、その回数を記憶する。
続いて、制御回路30について説明する。図6は、制御回路30のブロック図である。図6に示すように、制御回路30は、第1の実施の形態における制御回路3とは異なる切替部630を含んで構成されている。
切替部630は、第1の実施の形態と同様の機能を有する他、Fb信号が異常であると判定された場合に、FG制御部430に送出するFG信号への切替信号に基いて、FG制御フラグをセットし、例えば「1」とすることで、FG制御フラグにFG信号によるフィードバック制御である旨を保存させる。この場合、切替部630は、不揮発性メモリ13に異常であると判定した回数を履歴方式で保存する。
また、切替部630は、Fb信号が異常であると判定された場合において、さらにFb信号が正常に復帰したと判定した場合には、FG制御フラグをリセットし、例えば「0」とすることで、FG制御フラグにFb信号によってフィードバック制御する旨を保存する。この場合、切替部630は、不揮発性メモリ13に記憶した異常であると判定した回数をリセットする。
続いて、第2の実施の形態における複合機2000で行われる実行処理について、図7を用いて説明する。第2の実施の形態にかかる複合機2000は、第1の実施の形態にかかる複合機1000における処理と比べて、FG制御フラグやFb信号が異常となった回数を不揮発性メモリ13に記憶させる処理のみが異なる。そこで、これら以外の処理については、第1の実施の形態にかかる処理と同じ処理内容であるため、同一の符号を付してその説明を省略している。
まず、ステップS400において、比較判定部340は、FG制御フラグがセットされているか否かを判定する。FG制御フラグがセットされている場合(ステップS400;Yes)、ステップS412に移行し、FG制御によるモータMの駆動を開始する。ステップS400において、FG制御フラグがセットされていない場合(ステップS400;No)、ステップS401に移行し、Fb制御によるモータMの駆動を開始する。
比較判定部340によって、受信したFb信号が判定用メモリ320に記憶された所定の範囲と比較して異常であると判定されると(ステップS404;Yes)、切替部630は、その回数を不揮発性メモリ13に記憶させる(ステップS701)。そして、ステップS407以降の各処理を行う。
その後、切替部630は、FG制御部430にFG信号への切替信号を出力し(ステップS411)、この切替信号に基いてFG制御フラグをセットする(ステップS702)。
そして、Fb信号が正常に復帰したと判定された場合(ステップS413;Yes)、切替部630は、FG制御フラグをリセットし(ステップS703)、さらに、不揮発性メモリ13に記憶されているFb信号が異常と判定された回数をリセットする(ステップS704)。その後、ステップS415以降の各処理を行う。
このように、本実施の形態においては、不揮発性メモリ13が制御状態および異常と判定された回数を記憶するので、エンコーダ1の異常が検出された場合に、さらに複合機2000が再起動された場合であっても、利用可能な制御手段を速やかに選択してモータMの駆動を開始することができ、さらに、中間転写ベルト2の搬送速度を制御することができるという効果を奏する。
(第3の実施の形態)
上述した第1または第2の実施の形態においては、Fb信号に異常がある場合に、DCサーボモータ4を停止させずに、すなわち印刷処理中に、フィードバック制御を切替える例について説明した。しかし、印刷処理を実行中にフィードバック制御の切替えを行った場合、制御信号が一時的に途切れるため、各色のトナー画像を精度良く重ね合わせることが困難になる場合がある。これに対し、本実施の形態の複合機は、印刷処理対象の印刷ジョブが終了した段階で、フィードバック制御の切替えを行う。
図8は、第3の実施の形態にかかる複合機3000の構成を示すブロック図である。第3の実施の形態にかかる複合機3000は、第1の実施の形態における制御回路3とは異なる制御回路32を備え、その制御回路32には、第1の実施の形態における切替部330とは異なる切替部830を備え、さらにジョブ検出部860を備えている点で第1の実施の形態にかかる複合機1000と異なっている。以下の説明では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
切替部830は、第1の実施の形態における切替部330と同様の機能を有する他、ジョブ検出部860によって、印刷アプリケーションによる印刷処理が印刷ジョブ単位で終了したことが検出された場合に、FG信号への切替信号を出力する。
ジョブ検出部860は、印刷アプリケーションによる印刷処理の実行状況を監視し、印刷処理がジョブ単位で終了した場合にその旨を検出する。
続いて、第3の実施の形態における複合機3000で行われる実行処理について説明する。第3の実施の形態にかかる複合機3000は、第1の実施の形態にかかる複合機1000における処理と比べて、印刷ジョブが終了した段階で切替信号を出力する処理のみが異なる。そこで、図9を用いてこれらの処理について説明するが、これら以外の処理については、第1の実施の形態にかかる処理と同じ処理内容であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
ステップS407において、比較判定部340によって、異常と判定した回数が回数閾値Nを超えたと判定された場合(ステップS407;Yes)、ジョブ検出部860は、印刷ジョブの実行状況を監視し、実行中の印刷ジョブが終了したか否かを検出する(ステップS901)。実行中の印刷ジョブが終了したと検出していない場合(ステップS901;No)、実行中の印刷ジョブの終了を検出するまで待機する。実行中の印刷ジョブが終了したと検出した場合(ステップS901;Yes)、切替部830は、FG信号への切替信号を出力する(ステップS411)。
本実施の形態の複合機3000によれば、ジョブ検出部860が、印刷処理の終了をジョブ単位で検出し、印刷ジョブが終了したタイミングでフィードバック制御の切替を行うため、カラー印刷中での重ね合わせによるトナー画像ずれを防止しつつ、速やかに中間転写ベルト2の搬送速度を制御することができるという効果を奏する。
なお、上記では、切替部830は、比較判定部340によって異常と判定した回数が回数閾値Nを超えたと判定した場合であって、ジョブ検出部860によって実行中の印刷ジョブが終了したと検出された場合に、直ちに、フィードバック制御の切替を行っている。ここで、その他の態様として、例えば、制御回路32に切替判定部831(図示せず)をさらに設け、切替判定部831が、エンコーダ1が検出するパルス信号の異常の程度に応じて、印刷ジョブの終了を待ってフィードバック制御の切替を行うか、終了を待たずに切替を行うかを判定するようにしても良い。
具体的には、判定用メモリ320が異なる2つの所定の範囲を記憶すると良い。切替判定部831は、Fb信号の周期が第1の所定の範囲を超えた場合に、印刷ジョブの終了を待ってフィードバック制御の切替を行うと判定する。一方、パルス信号の間隔があまりにも長い場合の異常に対処するために、第1の所定の範囲より大きい許容範囲によって第2の所定の範囲を設定しておく。切替判定部831は、この第2の所定の範囲を超えた場合に、印刷ジョブの終了を待たずに直ちにフィードバック制御の切替を行うと判定する。
これにより、Fb信号の異常が検出された場合においても、異常の度合いによって切替のタイミングを設定することが可能となり、Fb信号の異常の度合いが大きい場合には直ちにフィードバック制御の切替を行って、印刷処理が不可能に陥ることを回避することが可能となる。一方、Fb信号の異常の度合いが小さい場合には、印刷ジョブの終了を待ってフィードバック制御の切替を行うことで、制御信号の切替時に起きてしまう画像の乱れの影響を除去することが可能となる。すなわち、印刷処理をスムーズに行いつつ、高品質の画像を形成することができるという効果を奏する。
(第4の実施の形態)
上述した第3の実施の形態においては、実行中の印刷ジョブが終了した時点でフィードバック制御を切替えることによって、重ね合わせによる画像のずれを防止しつつ、中間転写ベルト2の搬送速度を制御することとした。しかし、印刷ジョブが行う印刷処理の対象となる印刷物のページが膨大である場合には、その印刷ジョブが終了するまでには長時間を要するため、Fb信号が異常であってなお、Fb制御を続ければならない場合も存在する。これに対し、第4の実施の形態の複合機は、印刷処理対象となっている印刷ジョブの中の印刷ページが終了した段階で、フィードバック制御の切替を行う。
図10は、第4の実施の形態にかかる複合機4000の構成を示すブロック図である。第4の実施の形態にかかる複合機4000は、第3の実施の形態における制御回路32とは異なる制御回路34を備え、その制御回路34には、第3の実施の形態における切替部830とは異なる切替部835を備え、さらにページ検出部870を備えている点で第3の実施の形態にかかる複合機3000と異なっている。以下の説明では、上述した第3の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
切替部835は、第3の実施の形態における切替部830と同様の処理を行う他、ページ検出部870によって、印刷アプリケーションによる印刷処理が印刷ページ単位で終了したと検出された場合に、FG信号への切替信号を出力する。
ページ検出部870は、印刷アプリケーションによる印刷処理の実行状況を監視し、印刷ジョブの中で行われている印刷処理がページ単位で終了した場合に、その旨を検出する。
続いて、第4の実施の形態における複合機4000で行われる実行処理について説明する。第4の実施の形態にかかる複合機4000は、第3の実施の形態にかかる複合機3000における処理と比べて、印刷ジョブの中のページの印刷が終了した段階で切替信号を出力する処理のみにおいて異なる。そこで、図11を用いてこれらの処理について説明するが、これら以外の処理については、第3の実施の形態にかかる処理と同じ処理内容であるため、第3の実施の形態にかかる処理と同一の処理については、同一の符号を付してその説明を省略する。
ステップS407において、比較判定部340により、異常と判定された回数が回数閾値Nを超えていると判定された場合であって(ステップS407;Yes)、さらにジョブ検出部860により、実行中の印刷ジョブが終了していないと検出された場合に(ステップS1101;No)、ページ検出部870は、印刷処理がページ単位で終了したか否かを検出する(ステップS1102)。
ページ検出部870によって、印刷処理がページ単位で終了したと検出された場合には(ステップS1102;Yes)、切替部830が、FG信号への切替信号を出力する(ステップS411)。ページ検出部870によって、印刷処理がページ単位で終了したと検出されていない場合は(ステップS1102;No)、ステップS1102に戻ってページ単位で終了したと検出されるまで待機する。
一方、ステップS1101において、ジョブ検出部860により印刷ジョブは終了したと検出された場合には、ステップS411に移行し、切替部830はFG信号への切替信号を出力する。
このように、ページ検出部870が、印刷処理の終了をページ単位で検出し、印刷ジョブ中のページの印刷が終了した時点で制御の切替を行うため、重ね合わせによる画像ずれを防止しつつ、印刷ジョブの全てを待たずにより早い時点でフィードバック制御の切替を行い、中間転写ベルト2の搬送速度を制御することができるという効果を奏する。
(第5の実施の形態)
上述した第1〜第4の実施の形態においては、印刷処理の種類がカラー印刷であるかモノクロ印刷であるかに関らず、Fb信号の周期が単一の所定の範囲を超えた場合にFb信号は異常であると判定し、フィードバック制御の切替を行っていた。ここで、カラー印刷ではトナー画像の重ね合わせが必要であるため、Fb信号によって中間転写ベルト2の搬送速度をより高精度に制御し、フィードバック制御の切替タイミングについても考慮する必要がある。一方、モノクロ印刷ではトナー画像の重ね合わせが不要であるためFG信号による速度制御でも十分な画質が得られ、従来はFG信号による搬送速度の制御が行われていた。従って、モノクロ印刷時にFb信号に異常が検出された場合には、早急にFG制御に切替えても画質に大きな影響は生じない。また、モノクロ印刷では重ね合わせが無いため、信号切替による画像の乱れの影響も少ないので、印刷処理をスムーズに行うことを優先して、より早いタイミングでフィードバック制御の切替を行うことも可能である。本実施の形態の複合機においては、印刷処理の種類に応じて所定の範囲を設定し、さらに、モノクロ画像の場合の所定の範囲において許容範囲を狭く設定することを特徴とする。
図12は、第5の実施の形態にかかる複合機5000の構成を示すブロック図である。第5の実施の形態にかかる複合機5000は、第1の実施の形態における制御回路36と、第1の実施の形態における操作パネル8とは異なる操作パネル128とを備え、さらに制御回路36には、第1の実施の形態における判定用メモリ320とは異なる判定用メモリ1220と、第1の実施の形態における比較判定部340とは異なる比較判定部1240と、色指定判定部1260を新たに備えている点で第1の実施の形態にかかる複合機1000と異なっている。以下の説明では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
操作パネル128は、第1の実施の形態における操作パネル8と同様の表示や指定を受付ける他、さらに、カラー印刷処理を行うかモノクロ印刷処理を行うかの指定を受け付ける。
判定用メモリ1220は、第1の実施の形態における判定用メモリ320と同様の内容を記憶する他、印刷種類に応じてFb信号の所定の範囲を別個に設定する。すなわち、カラー印刷処理を行う場合のFb信号の所定の範囲(以下、カラー印刷用所定範囲と呼ぶ。)と、モノクロ印刷処理を行う場合のFb信号の所定の範囲(以下、モノクロ印刷用所定範囲と呼ぶ。)とを記憶する。これらのカラー印刷用所定範囲、モノクロ印刷用所定範囲は、操作部128で指定される印刷種類に対応付けて記憶されている。
また、判定用メモリ1220は、カラー印刷用所定範囲の範囲よりも狭い範囲であるモノクロ印刷用所定範囲を記憶する。具体的には、カラー印刷用所定範囲を目標周期T0の±20%の範囲内と設定し、モノクロ印刷用所定範囲を目標周期T0の±10%の範囲内と設定する。この例において目標周期T0が、1.0mmsecである場合、カラー印刷用所定範囲は0.8mmsec〜1.2mmsecとなり、モノクロ印刷用所定範囲は0.9mmsec〜1.1mmsecとなる。従って、モノクロ印刷用所定範囲を用いた場合、カラー印刷用所定範囲を用いた場合より速やかにFb信号の異常を検出することが可能となる。
これにより、モノクロ印刷においては、Fb信号の周期ずれが起こる初期の段階で異常と判断することができ、より早い段階で異常回数を回数閾値Nまで累積させてFG信号に切替えることが可能となる。この結果、より速やかにフィードバック制御の切替を行うことができ、Fb信号の周期ずれによる画像品質低下をより早く抑えることが可能となる。
また、Fb信号の異常を、印刷種類に応じて、カラー印刷用所定範囲とモノクロ印刷用所定範囲という2つの所定の範囲を使用して判定しているが、例えば、比較判定部340がFb信号を異常と判定した回数閾値Nを、カラー印刷処理の場合の回数閾値Nと、Nより少ない回数であるモノクロ印刷処理の場合の回数閾値と、の2つに分けて記憶することとしてもよい。
色指定判定部1260は、操作部128からの指定にしたがって、カラー印刷処理あるいはモノクロ印刷処理を行うかの印刷処理の種類を判定する。尚、印刷処理の種類の指定については、ネットワークを介して印刷用データを受信した場合等に、色指定判定部1260がその受信データの形式を判定し、使用する所定の範囲を選択することとしても良い。
比較判定部1240は、第1の実施の形態における比較判定部340と同様の機能を有する他、色指定判定部1260によりカラー印刷処理を行うと判定された場合であって、Fb信号の周期がカラー印刷用所定範囲を超えた場合に、Fb信号は異常であると判定する。また、比較判定部1240は、色指定判定部1260によりモノクロ印刷処理を行うと判定された場合であって、Fb信号の周期がモノクロ印刷用所定範囲を超えた場合にFb信号は異常であると判定する。
続いて、第5の実施の形態における複合機5000で行われる実行処理について説明する。第5の実施の形態にかかる複合機5000は、第1の実施の形態にかかる複合機1000における処理と比べて、印刷処理の種類に応じて所定の範囲を選択する処理のみが異なる。そこで、図13を用いてこれらの処理について説明するが、これら以外の処理については、第1の実施の形態にかかる処理と同じ処理内容であるため、同一の符号を付してその説明を省略している。
操作部128によって、ユーザからの印刷開始の指示および印刷処理の種類の指定を受付けられると、色指定判定部1260は、指定された印刷処理の種類が、カラー印刷処理であるか、モノクロ印刷処理であるかを判定する(ステップS1301)。カラー印刷処理であると判定された場合(ステップS1301;Yes)、色指定判定部1260は、判定用メモリ1220からカラー印刷用所定範囲を取得する(ステップS1302)。一方、モノクロ印刷処理であると判定された場合(ステップS1301;No)、色指定判定部1260は、判定用メモリ1220からモノクロ印刷用所定範囲を取得する(ステップS1303)。
ステップS1404において比較判定部1240は、Fb信号の周期が取得されたカラー印刷用所定範囲あるいはモノクロ印刷用所定範囲を超えた場合に、Fb信号を異常と判定し(ステップS1404;Yes)、異常と判定した回数が回数閾値Nを超えた場合に(ステップS407;Yes)、FG信号への切替信号を送出する(ステップS411)。
このように、色指定判定部1260は印刷処理の種類を判定し、比較判定部340は印刷種類に応じた所定の範囲によって検出手段の異常を判定するため、カラー印刷処理ではFb制御をより長く続行させることができ、モノクロ印刷処理では制御切替を速やかに行うことができる。従って、エンコーダの異常が検出された場合であっても、処理画像の種類に応じて制御切替を行うことが可能となり、高品質の画像形成と印刷処理の快適性とを両立させることができるという効果を奏する。
なお、本実施の形態の複合機1000〜5000で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。本実施の形態の複合機1000〜5000で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態の複合機1000〜5000で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の複合機1000〜5000で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施の形態の複合機1000〜5000で実行されるプログラムは、上述した各部(目標設定部、切替部、比較判定部等)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、目標設定部、切替部、比較判定部等が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、上述した実施の形態では、複合機を一例として説明したが、本発明は複合機に限る必要はなく、コピー機、ファクシミリ、プリンタを含む様々な装置に適用することができる。
以上のように、本発明にかかる搬送体制御装置、画像形成装置および駆動制御方法は、カラー画像やモノクロ画像を形成する画像形成装置において行われる中間転写ベルトのフィードバック制御処理を行う際に有用であり、特に、駆動ローラの回転速度を検出するエンコーダが異常となった場合等において、制御信号を切り替えてフィードバック制御する技術に適している。
1 エンコーダ
2 中間転写ベルト
3 30 32 34 36 制御回路
4 DCサーボモータ
5 駆動ローラ
6A〜6D 感光体ドラム
7A〜7D 感光体ドラム駆動モータ
8 128 操作パネル
9 従動ローラ
10 2次転写ローラ
13 130 不揮発性メモリ
310 目標設定部
320 1220 判定用メモリ
330 630 830 835 切替部
340、1240 比較判定部
350 動作制御部
410 設定用メモリ
420 エンコーダ制御部
430 FG制御部
440 FG発生部
450 切替スイッチ
860 ジョブ検出部
870 ページ検出部
1000 2000 3000 4000 5000 複合機
1260 色指定判定部
M モータ
P 転写紙
f0 目標周波数
T0 目標周期
N 回数閾値
特開2000−47547号公報

Claims (10)

  1. 搬送体の搬送を制御する搬送体制御装置と、
    搬送される前記搬送体に画像形成を行う画像形成手段と、を備え、
    前記搬送体制御装置は、
    搬送体の搬送速度と、該搬送速度に対応するパルス信号とを検出する検出手段と、
    前記搬送体を駆動する駆動モータと、
    前記搬送体の搬送速度と、前記駆動モータの回転速度の目標値に基いて、前記搬送速度をフィードバック制御する第1の制御手段と、
    前記駆動モータの回転速度を検出し、検出した前記駆動モータの回転速度と、前記目標値とに基いて、前記回転速度をフィードバック制御する第2の制御手段と、
    前記第1の制御手段によるフィードバック制御を実行中に、前記搬送体の搬送速度に基いて前記検出手段が異常であるか否かを判定する判定手段と、
    前記検出手段に異常があると判定された場合に、前記第1の制御手段によるフィードバック制御から前記第2の制御手段によるフィードバック制御に切替える切替手段と、
    画像を複数色または単色のいずれによって形成するかを判定する色判定手段と、を備え、
    前記判定手段は、前記複数色の場合であって、前記パルス信号の周期が前記複数色に対して定められた第1の色別所定範囲を超えた場合、或いは、前記単色の場合であって、前記パルス信号の周期が前記単色に対して定められた第2の色別所定範囲を超えた場合に、前記異常があると判定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 印刷対象となる印刷ジョブの印刷処理が完了したか否かを判定するジョブ検出手段をさらに備え、
    前記切替手段は、前記異常があると判定された場合であって、前記印刷ジョブの印刷処理が完了したことが検出された場合に、前記第1の制御手段によるフィードバック制御から前記第2の制御手段によるフィードバック制御に切り替えること、
    を特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記異常があると判定された場合に、前記印刷ジョブの印刷処理の完了を待って前記フィードバック制御を切り替えるか否かを判定する切替判定手段をさらに備え、
    前記切替手段は、前記異常があると判定された場合であって、前記印刷ジョブの印刷処理の完了を待たずに切替えると判定された場合には、直ちに前記第1の制御手段によるフィードバック制御から前記第2の制御手段によるフィードバック制御に切り替え、前記異常があると判定された場合であって、前記印刷ジョブの印刷処理の完了を待って切替えると判定された場合には、前記ジョブ検出手段が前記印刷ジョブの印刷処理が完了したことを検出した場合に、前記第1の制御手段によるフィードバック制御から前記第2の制御手段によるフィードバック制御に切替える、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 印刷対象となるページの印刷処理が完了したか否かを判定するページ検出手段をさらに備え、
    前記切替手段は、前記異常があると判定された場合であって、前記ページの印刷処理が完了したことが検出された場合に、前記第1の制御手段によるフィードバック制御から前記第2の制御手段によるフィードバック制御に切り替えること、
    を特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の色別所定範囲は、前記第1の色別所定範囲が示すパルス信号の周期の範囲より広い範囲の周期の範囲であること、
    を特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記切替手段は、前記異常があると判定された回数が所定回数を超えた場合に、前記第1の制御手段によるフィードバック制御から前記第2の制御手段によるフィードバック制御に切替えること、
    を特徴とする請求項乃至5のいずれか一に記載の画像形成装置。
  7. フィードバック制御の状態を記憶する記憶手段を更に備え、
    前記切替手段は、前記第1の制御手段によるフィードバック制御を前記第2の制御手段によるフィードバック制御に切替える場合、前記記憶手段に、前記搬送速度は前記第2の制御手段によりフィードバック制御されている旨を保存し、更に、前記画像形成装置が再起動された場合に、保存された前記フィードバック制御の状態に基いて、前記第1の制御手段或いは前記第2の制御手段によるフィードバック制御を実行すること、
    を特徴とする請求項乃至6のいずれか一に記載の画像形成装置。
  8. 記判定手段は、前記第1の制御手段によるフィードバック制御を実行中に、前記パルス信号の周期が所定の範囲以下であるか否かによって前記パルス信号が正常か異常かを判定し、さらに、前記パルス信号が異常であると判定した場合において、その後、前記パルス信号が正常に復帰したか否かを判定し、
    前記切替手段は、前記パルス信号が正常に復帰したと判定された場合に、前記第2の制御手段によるフィードバック制御から前記第1の制御手段によるフィードバック制御に切り替えること、
    を特徴とする請求項乃至7のいずれか一に記載の画像形成装置。
  9. 記第1の制御手段は、前記パルス信号と、前記駆動モータの回転速度の目標値とに基づいて、前記搬送速度をフィードバック制御し、
    前記第2の制御手段は、前記駆動モータの回転速度を検出し、検出した前記回転速度に基づく周波数発生信号を生成し、前記周波数発生信号と前記目標値とに基づいて、前記回転速度をフィードバック制御し、
    前記判定手段は、前記パルス信号のパルス周期が所定の範囲を超えた場合に、前記異常があると判定する、
    ことを特徴とする請求項乃至8のいずれか一に記載の画像形成装置。
  10. 搬送体の搬送速度と、該搬送速度に対応するパルス信号とを検出する検出手段と、前記搬送体を駆動する駆動モータと、を備える搬送体制御装置で実行される駆動制御方法であって、
    第1の制御手段が、前記搬送速度と、前記駆動モータの回転速度の目標値に基いて、前記搬送速度をフィードバック制御する第1の制御ステップと、
    第2の制御手段が、前記回転速度を検出し、検出した前記回転速度と、前記目標値とに基いて、前記回転速度をフィードバック制御する第2の制御ステップと、
    判定手段が、前記第1の制御手段によるフィードバック制御を実行中に、前記搬送速度に基いて前記検出手段に異常があるか否かを判定する判定ステップと、
    切替手段が、前記検出手段に異常があると判定された場合に、前記第1の制御手段によるフィードバック制御から前記第2の制御手段によるフィードバック制御に切替える切替ステップと、
    色判定手段が、画像を複数色または単色のいずれによって形成するかを判定する色判定ステップと、を含み、
    前記判定ステップは、前記複数色の場合であって、前記パルス信号の周期が前記複数色に対して定められた第1の色別所定範囲を超えた場合、或いは、前記単色の場合であって、前記パルス信号の周期が前記単色に対して定められた第2の色別所定範囲を超えた場合に、前記異常があると判定する
    ことを特徴とする駆動制御方法。
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