JP2010002708A - 画像形成装置 - Google Patents

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英明 小宮山
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Abstract

【課題】画像形成装置の使用傾向を考慮して短時間でポリゴンミラーの回転速度を決定し、最初の画像形成動作の開始遅延を出来るだけ抑える。
【解決手段】画像形成装置は、ポリゴンミラーを有する露光手段と、ポリゴンミラーを第1の回転速度と第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度の2つの速度で選択的に回転させる制御手段と、モノクロ画像の作成に対応した第1のモードとカラー画像の作成に対応した第2のモードのいずれかを選択できるモード選択手段とを備える。制御手段は、モード選択手段で第1のモードが選択されたときは第1の回転速度でポリゴンミラーを回転させ、モード選択手段で第2のモードが選択されたときは第2の回転速度でポリゴンミラーを回転させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポリゴンミラーを含む露光手段を備えており、モノクロ画像とカラー画像を選択的に作成することができる画像形成装置に関する。
モノクロ画像とカラー画像が選択的に作成される画像形成装置では、作成する画像の種類(モノクロ画像またはカラー画像か)に応じてシステム速度(感光体の回転速度、用紙搬送速度等)が切り替えられ、それにあわせて露光手段であるポリゴンミラーの回転速度も切り替えられる。ところが、ポリゴンミラーを静止状態から目的の速度まで立ち上げたり、モノクロ画像用の回転速度からカラー画像用の回転速度に又はその逆に切り替えるには、少なからず時間を要する。
そこで、画像形成装置の起動時に行われるモノクロ画像用又はカラー画像用の画像安定化処理に合わせた速度でポリゴンミラーを常時回転させておくことによって、印刷開始時における待ち時間の減少を図ることが提案されている。しかし、CPP(印刷一枚あたりのコスト)の低減も要求されており、画像形成装置の起動時に必ずしも画像安定化処理を実施するわけではなくなった。そのため、画像安定化処理の動作に合わせてポリゴンモータの回転速度を決定しても、画像安定化処理が実施されない場合も生じるので、1枚目のプリントが画像安定化処理に合わせた回転速度と異なる種類の画像印刷の場合、ポリゴンモータの速度をモノクロ印刷用からカラー印刷用に又はカラー印刷用からモノクロ印刷用に切替えなくてはならない。その結果として、プリント動作の開始に遅れが発生して、ユーザを待たせてしまうことになる。
ところで、カラー印刷を主体に行うユーザであれば、モノクロの画像安定化処理に比べて、カラーの画像安定化処理がより多く実行されるものと予想される。逆に、モノクロ印刷を主体に行うユーザであれば、カラーの画像安定化処理に比べて、モノクロの画像安定化処理がより多く実行されるものと予想される。そこで、本発明は、モノクロ又はカラーの画像安定化処理のいずれかを優先的に実施するモードを設け、モノクロ画像安定化処理を優先的に実施するモードに設定されていればモノクロ印刷用の速度でポリゴンミラーを常時回転し、カラー画像安定化処理を優先的に実施するモードに設定されていればカラー印刷用の速度でポリゴンミラーを常時回転させるようにすることで、ポリゴンミラーを素早く目的の回転速度に設定し、印刷の開始を早めることができるようにするものである。
この目的を達成するため、本発明は、ポリゴンミラーを有する露光手段と、ポリゴンミラーを第1の回転速度と第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度の2つの速度で選択的に回転させる制御手段とを備えた画像形成装置において、制御手段は、モノクロ画像の作成に対応した第1の画像安定化モードとカラー画像の作成に対応した第2の画像安定化モードのいずれかを選択できるモード選択手段と、モード選択手段で第1の画像安定化モードが選択されたときは第1の回転速度でポリゴンミラーを回転し、モード選択手段で第2の画像安定化モードが選択されたときは第2の回転速度でポリゴンミラーを回転させる速度設定手段を有する。
本発明によれば、画像形成装置起動後の最初のジョブとしてモノクロ用画像安定化処理又はモノクロ印刷が優先的に実行される画像形成装置にあっては、モノクロ画像用の安定化実施モードを選択することにより、ポリゴンモータをモノクロ印刷にあわせた回転速度で駆動させ、モノクロ印刷を素早く開始できる。また、画像形成装置起動後の最初のジョブとしてカラー用画像安定化処理又はカラー印刷が優先的に実行される画像形成装置にあっては、カラー画像用の安定化実施モードを選択することにより、ポリゴンモータをカラー印刷にあわせた回転速度で駆動させ、カラー印刷を素早く開始できる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る画像形成装置の実施例を説明する。
〔1.画像形成装置の構成と動作〕
図面を参照して画像形成装置の構成と動作を簡単に説明する。なお、本発明はプリンタ、複写機、複合機、ファクシミリなどの複数の画像形成装置に適用可能であるが、説明を簡単にするため、本発明をプリンタに適用した場合の例を以下に説明する。
図1を参照すると、プリンタ10はフルカラープリンタである。プリンタ10によるフルカラーの画像形成時、露光手段であるプリントヘッド12から、4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像に対応した光が4つの画像形成ユニット14にそれぞれ提供される。例えば、図の左側から右側に向かって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像剤を有する画像形成ユニットが順番に配置される。画像形成ユニット14は、周知のとおり、感光体、現像器、帯電器等を備えており、プリントヘッド12から出力された4色の画像に対応する画像形成ユニット14の感光体16(図2参照)に露光される。各画像形成ユニット14では、露光前に感光体16が所定の電位に帯電されており、その帯電された領域に画像が露光されて静電潜像が形成される。静電潜像は現像器から提供される現像剤(トナー)によって顕像化される。各画像形成ユニット14で作成された現像剤像は、中間転写体である転写ベルト18の外周面に転写されて重ね合わされ、フルカラーの現像剤像が得られる。フルカラーの現像剤像は、転写ベルト18の回転とともに搬送され、転写ベルト18と転写器20が対向する領域で、給紙部22から給紙されたシートに転写される。現像剤像が転写されたシートは、定着器24に搬送され、そこで現像剤像がシートに固定された後、排出部26に排出される。
〔2.プリントヘッド〕
図2を参照すると、プリントヘッド12は、4色に対応した4つの光源であるレーザーダイオード28を有する。各レーザーダイオード28から出力された光は、六角形の回転多面鏡であるポリゴンミラー30の外周面に照射される。ポリゴンミラー30は、回転速度を調整できるモータ(ポリゴンモータ)32に駆動連結されており、ポリゴンモータ32の駆動に基づいて所定の方向に回転する。これにより、ポリゴンミラー30の外周面に照射された光は、レンズ34,36、反射ミラー38,40、レンズ42、反射ミラー44を介して、感光体16上に走査されて静電潜像を形成する。ポリゴンモータ32は、後に詳述する制御手段50に接続されており、制御装置(制御手段)50で設定された速度でポリゴンミラー30を回転させる。
〔3.制御ブロック〕
図3は、制御装置50の構成を示すブロック図である。図示するように、制御装置50は、エンジン制御部52とプリンタコントローラ54とを有する。プリンタコントローラ54は、RAM56、HDD58、スキャナ60、ファクシミリインターフェイス(FAX IF)62、操作パネル64を制御する。プリンタコントローラ54は、エンジン制御部52とシリアル通信可能であり、画像バスを通して画像データをエンジン制御部52へと提供すると共に、LANを介してコンピュータ(PC)66,68とデータのやり取りを行う。RAM56、HDD58は記憶媒体であり、RAM56は転送速度の点で優れ、HDD58は転送速度面ではRAM56より劣るものの、記憶容量の点で優れている。スキャナ60は、原稿情報を読み取り、読み取った情報に対応する画像データを生成する。ファクシミリインターフェイス62は画像データのファクシミリ送受信を実行する。操作パネル64は、ハードウェアとしてはタッチパネルと押しボタンキーを含んでおり、ユーザに対して表示を行うと共に、ユーザから入力操作を受け付ける。後に説明する安定化実施モードは、操作パネル64のからの入力によって設定する。エンジン制御部52は、プリントヘッド12の制御を行う。プリントヘッド12は、ポリゴンモータ32とレーザーダイオード28を備えており、ポリゴンモータ32の起動、停止、回転中の監視などのポリゴンモータ制御を行う。また、エンジン制御部52は、プリンタコントローラ54から供給される画像データに応じて、レーザーダイオード28の点灯と消灯を切替え、感光体16上に静電潜像を形成する。さらに、エンジン制御部52は、バックアップメモリ(ROM)66に対してレーザー発光量、前回画像安定化処理を行ったときの絶対湿度、前回画像安定化処理を行ったときのプリントヘッド12内の温度などの各種データを記憶する。
〔4.画像安定化処理〕
以下、図面を参照して制御装置50の画像安定化処理について説明する。
画像安定化処理とは、感光体特性、現像特性、帯電特性などの様々な特性が環境条件や耐久条件等で変動することにより、印字される画像の色や濃度が変化し、画像の安定性が損なわれるのを防止するために、これらの特性の変動を抑えて、画像の安定化を図る処理の総称である。画像安定化処理には印字レーザー光量補正処理、トナー濃度補正処理、γ特性検出補正処理、レジスト補正処理などがある。尚、図13は、レジスト補正処理に用いる印字パターンを例示する図である。
〔4.1:安定化実施モード〕
図4を参照すると、画像安定化処理は、安定化実施モードを有する。安定化実施モードは、ユーザ又はサービスマンが画像形成装置の操作パネル64(図1参照)に設けたモード選択手段のスイッチ68(図1参照)又はボタンを操作することによって設定するモードで、2つのモード−モード1とモード2−を有する。モード1は、モノクロ印刷を中心にプリンタ10を使用するユーザを対象としたモードである。そのため、モード1が選択されている状態では、画像形成装置の起動時等に画像安定化処理を実施する要因があった場合、モノクロ印刷用の画像安定化処理を優先的に実施する。モード2は、カラー印刷を中心に使用するユーザを対象とした向モードである。したがって、モード2が選択されている状態では、画像形成装置の起動時等に画像安定化処理を実施する要因があった場合、カラー印刷用の画像安定化処理を優先的に実施する。
〔4.2:ポリゴンミラーの回転速度設定〕
図5を参照すると、ポリゴンモータの起動は、画像形成装置の起動時と、例えばジャムなどのトラブルによって画像形成処理が中断されたときに該中断された画像形成処理を再開させる時の、2つのタイミングで行われる。
画像形成装置起動時、画像安定化実施モードを指標として回転速度を決定する。具体的には、モード1が選択されていれば、モノクロ印刷とモノクロ印刷用画像安定化処理が実施される可能性が高いので、モノクロ印刷用の回転速度でポリゴンモータ32を回転する。モード2が選択されていれば、カラー印刷が選択される可能性が高い。そのため、画像安定化処理も、カラー画像安定化処理が実施される可能性が高いものと予想される。したがって、モード2が選択されている場合、カラー印刷用の回転速度でポリゴンモータ32を回転させる。
トラブルによってポリゴンモータ32が停止した後に再度ポリゴンモータ32を起動させて中断ジョブを再開するときには、画像安定化実施モードに関係なく、ポリゴンモータ32が停止する前と同じ速度でポリゴンモータ32を駆動させる。停止前と同じ速度でポリゴンモータ32を回転させることにより、中断した画像形成処理を再開する時、回転速度の切替えに伴う余分な待ち時間は発生しない。
〔4.3:画像安定化処理を実施する条件〕
図6を参照すると、画像形成装置の起動時に画像安定化処理を実施する条件は、新品の画像形成ユニットが画像形成装置に装着されたことを検出したこと、前回実施した画像安定化処理の時点から画像形成装置内センサの検出に基づいて絶対湿度が3ステップ(予め決められた湿度範囲)以上変化したこと、前回実施した画像安定化処理の時点からプリントヘッド12内の温度に2℃以上の変化があったこと、である。いずれかの画像形成ユニット又は中間転写ベルトが新品に交換された場合、安定化実施モードに拘わらず、パターン長が長いカラーロング安定化処理を実施する。前回実施した画像安定化処理の時点から絶対湿度が3ステップ以上変化をしたときは、転写効率やトナー付着量が前回の画像安定化処理を実施した時より変化しているので、画像安定化処理を実施する。安定化実施モードがモード1に設定されている場合、モノクロ印刷を中心に画像を作成するユーザが使用しているので、モノクロ画像安定化を実施する。モード2に設定されている場合、カラー印刷を中心に画像を作成するユーザが使用しているので、カラー画像安定化を実施する。前回の画像安定化実施時からプリントヘッド12内の温度が変化すると、プリントヘッド内のレンズが歪んでしまい、色ずれが発生してしまう。その色ずれを補正するためにレジスト制御を実施する。安定化実施モードがモード1に設定されている場合、モノクロ印刷では色ずれを補正する必要がないので、レジスト制御は実行しない。モード2に設定されている場合、カラー印刷を頻繁に行うので、色ずれ補正を実施する必要がある。
〔5.ポリゴンモータの制御〕
制御手段によるポリゴンモータの回転数制御を具体的に説明する。
〔5.1:画像形成装置起動時の処理〕
図7を参照すると、画像形成装置の起動に伴うポリゴンモータの制御では、画像形成装置起動時、ステップ(以下「S」の記号で示す。)60で、ポリゴンモータ32に電力が供給されている状態かを確認する。ポリゴンモータ32を起動する電力が供給されていなければ、ポリゴンモータ32を起動させることはできないので、電力が供給されるまで待機する。電力が供給されていれば、ポリゴンモータ32の起動制御を実行する(S61)。次に、ポリゴンモータ32が起動してその回転数が所定の安定回転数に達すると、画像安定化制御を実施する(S62)。画像安定化制御では、画像安定化処理を実施するか否か判断し、実施する場合は安定化の種類(モノクロ安定化処理、カラー安定化処理、カラーロング、カラー通常)などを決定し、画像安定化処理を実行する。画像安定化処理が終了すると、プリント制御を実行する(S63)。
〔5.2:ポリゴンモータの起動制御〕
実施例では、ポリゴンモータ32はステッピングモータで構成されている。したがって、ポリゴンモータ32は、ポリゴンモータ制御CLK(クロック)に同期して回転する。ポリゴンモータ制御CLKが1パルス進むと1ステップ分回転する。つまり、ポリゴンモータ32は、ポリゴンモータ制御CLKの値が大きいほど、高速で回転する。通常、モノクロ印刷の速度(ポリゴンミラーの回転速度)はカラー印刷の速度(ポリゴンミラーの回転速度)よりも速く設定される。例えば、モノクロ印刷ではポリゴンモータ制御CLKを2,100Hzに設定し、カラー印刷ではポリゴンモータ制御CLKを1,600Hzに設定する。
したがって、ポリゴンモータ32の起動制御では、まずユーザ選択モードを確認する(S70)。動作モードがモード1に設定されていれば、モノクロ中心のユーザを対象としているので、ポリゴンモータ制御CLKをモノクロ印字用の値(2,100Hz)に設定する(S71)。ユーザ選択モードがモード2に設定されていれば、ポリゴンモータ制御CLKをカラー印刷用の値(1,600Hz)に設定する(S72)。次に、ポリゴンモータリモート(起動信号)をONに設定してポリゴンモータ32を起動する(S73)。続いて、ポリゴンモータ32が安定した回転数(CLKに対応した回転数)に達しているかを確認する(S74)。ポリゴンモータ32が安定した回転数に達していない場合、その回転数に達するまで待機し、ポリゴンモータ32が安定した回転数に達するとポリゴンモータ32の起動制御は完了する。
〔5.3:画像安定化制御〕
図9を参照すると、画像安定化制御では、画像形成ユニット14又は中間転写ベルト18が新品か否か判断する(S80)。画像形成ユニット14又は中間転写ベルト18が新品である場合、長いパターンのカラーロング安定化処理を実施する(S81)。画像形成ユニット14又は中間転写ベルト18が新品でない場合、前回画像安定化処理を実施した時の絶対湿度と現在の絶対湿度との間に予め決められた所定幅(3ステップ)の差があるか否かを判断する(S82)。絶対湿度に3ステップ以上の変化が確認された場合、設定されている安定化実施モードを確認し、実施する安定化処理の種類を決定する(S83)。安定化実施モードがモード2に設定されている場合、カラーの通常安定化処理を実施する(S84)。安定化実施モードがモード1に設定されている場合、モノクロの通常安定化処理を実施する(S85)。絶対湿度に3ステップ以上の変化が確認されなかった場合、前回安定化処理を実施したときプリントヘッドユニット内の温度と現在の温度との間に予め決められた所定幅(2℃)の差があるか否か判断する(S86)。前回安定化処理の実施時から2℃以上変化していれば、温度変化があったと認識する。温度変化が2℃以上あり、安定化実施モードがモード2の場合、色ずれ補正を実施するためにレジスト制御を実施する(S87,S88)。温度変化が2℃未満、または安定化実施モードがモード1の場合、安定化処理は実施しない。
〔5.4:ポリゴンモータ停止制御〕
図10は、画像形成動作を中断する要因(例えば、ジャム)が発生したときにポリゴンモータを停止する制御を示す。この制御によれば、画像形成中に何らかのトラブルで画像形成動作の中断が発生すると、画像形成を停止し、ポリゴンモータ32を停止する。例えば画像形成中にジャムが発生する(S90)と、ポリゴンモータ制御CLKに設定されている現在の周波数を保存する(S91)。トラブル解除後の画像形成処理では、ここで保存した周波数をポリゴンモータ制御CLKに設定する。次に、ポリゴンモータリモート(起動信号)をOFFしてポリゴンモータ32を停止し(S92)、ポリゴンモータ制御CLKを0Hzに設定する(S93)。
〔5.5:ポリゴンモータの再起動制御〕
図11は、トラブル解消後にポリゴンモータを再起動する制御を示す。この制御によれば、画像形成を中断させたトラブル(例えば、ジャム)が解消されると(S100)、ポリゴンモータ32が停止する前にポリゴンモータ制御CLKに設定されていた値を再度ポリゴンモータ制御CLKに設定する(S101)。次に、ポリゴンモータリモートをONしてポリゴンモータ32を再起動させる(S102)。ポリゴンモータ32が起動すると、ポリゴンモータ32のロック信号を参照して、ポリゴンモータ32の回転数がポリゴンモータ制御CLKに対応した安定回転数に達したか否か判断する(S103)。ポリゴンモータ32の回転数が安定していなければ待機し、ポリゴンモータ32の回転数が安定すれば、停止した画像形成処理を再開する(S104)。
〔5.6:起動シーケンス〕
上述したポリゴンモータの起動制御を、従来の起動制御と対比して説明する。図12Aは従来の起動シーケンスと、図12Bは本発明の起動シーケンスを示す。いま、従来の起動シーケンスでは、ポリゴンモータを一律にカラー画像安定化処理の速度で起動させるものとする。これに対して、本発明の起動シーケンスでは、いま安定化実施モードとしてモード1が選択されているものとする。
この場合、従来の起動シーケンスではポリゴンモータを起動させるタイミングP1-1に達すると、ポリゴンモータを一律にカラーの速度で起動させて、ポリゴンモータの回転が安定するまで待機する。回転が安定したか否かの判断は、例えばポリゴンモータのロック信号が所定時間連続でロック状態であれば、安定した回転状態とみなす。ポリゴンモータが安定した回転数に達すると(P1-2)、カラー印刷が可能状態になり、印刷の指示が入力されるまで待機する。待機中にモノクロ安定化処理のコマンドを受信すると(P1-3)、モノクロ安定化処理を実行するために、ポリゴンモータの速度をカラー印刷用画像安定化処理速度(CLK=1,600Hz)からモノクロ印刷用画像安定化処理速度(CLK=2,100Hz)に切替える。ポリゴンモータの回転速度を切替えると、再び安定した回転数に達するまで待ち時間が発生し、後の安定回転に達した時点(P1-4)で初めてモノクロ印刷用の画像安定化処理を開始できる。したがって、モノクロ安定化処理が実際に開始されるまでに、ポリゴンモータが起動した時点(P1-1)からモノクロ印刷用画像安定化処理を実行する時点(P1-4)までのT1時間を要する。
他方、本発明の起動シーケンスによれば、ポリゴンモータ起動時(P2-1)、安定化実施モードを参照して、ポリゴンモータの起動速度を決定する。したがって、安定化実施モードとしてモード1が選択されている場合、モノクロ印刷用画像安定化処理速度でポリゴンモータを立ち上げる。これにより、ポリゴンモータが安定した回転数に達した時点(P2-2)で印刷可能になり、印刷の指示が来るまで待機する。その結果、待機中にモノクロ安定化コマンドを受信するとその時点ですぐにモノクロ印刷用画像安定化処理を実行でき、ポリゴンモータが起動した時点(P2-1)からモノクロ印刷用画像安定化処理を実行する時点(P2-3)まで時間(T2)が待ち時間となり、その時間(T2)は図12Aに示す従来の起動シーケンスの待ち時間(T1)に比べて大幅に短縮される。
このように、本発明によれば、画像形成装置起動後の最初のジョブとしてモノクロ用画像安定化処理又はモノクロ印刷が優先的に実行される画像形成装置にあっては、モノクロ画像用の安定化実施モードを選択することにより、ポリゴンモータをモノクロ印刷にあわせた回転速度で駆動させ、モノクロ印刷を素早く開始できる。また、画像形成装置起動後の最初のジョブとしてカラー用画像安定化処理又はカラー印刷が優先的に実行される画像形成装置にあっては、カラー画像用の安定化実施モードを選択することにより、ポリゴンモータをカラー印刷にあわせた回転速度で駆動させ、カラー印刷を素早く開始できる。
画像形成装置(プリンタ)の概略構成を示す断面図。 プリントヘッドの構成を示す図。 画像形成装置の制御ブロック図。 安定化実施モード、それぞれのモードの対象ユーザとマシン起動時の安定化種類を説明する図。 安定化実施モードごとのポリゴンモータ回転速度を説明する図。 安定化実施条件を説明する図。 画像形成装置起動時におけるポリゴンモータの制御を示す図。 ポリゴンモータ起動制御を示す図。 画像安定化実施モードに応じた制御を示す図。 プリント動作中断時のポリゴンモータ制御を示す図。 プリント動作復帰時のポリゴンモータ制御を示す図。 従来起動シーケンスと本発明の起動シーケンスを説明する図。 レジスト補正に用いる印字するパターンを例示する図。
符号の説明
10:プリンタ
12:プリントヘッド
14:画像形成ユニット
16:感光体
18:転写ベルト
20:転写器
22:給紙部
24:定着器
26:排出部
30:ポリゴンミラー
52:エンジン制御部
54:プリンタコントローラ
68:スイッチ(モード選択手段)

Claims (8)

  1. ポリゴンミラーを有する露光手段と、
    上記ポリゴンミラーを第1の回転速度と上記第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度の2つの速度で選択的に回転させる制御手段と、
    モノクロ画像の作成に対応した第1のモードとカラー画像の作成に対応した第2のモードのいずれかを選択できるモード選択手段とを備えた画像形成装置において、
    上記制御手段は、
    上記モード選択手段で第1のモードが選択されたときは第1の回転速度で上記ポリゴンミラーを回転させ、上記モード選択手段で第2のモードが選択されたときは第2の回転速度で上記ポリゴンミラーを回転させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記制御手段は、
    上記ポリゴンミラーの回転中に上記ポリゴンミラーの回転を中断させる事象が発生した場合、上記事象の発生前に選択された回転速度で上記ポリゴンミラーを回転させることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 上記制御手段は、画像形成装置の起動時に、モード選択手段の選択に応じてポリゴンミラーを第1の回転速度または第2の回転速度で回転させることを特徴とする請求項1または2の画像形成装置。
  4. 画像安定化処理を実行する安定化手段をさらに備え、
    上記安定化手段は、画像形成装置の起動時に、前回の安定化手段による画像安定化処理の実行時と比較して、画像形成装置内の絶対湿度に所定の変化があった場合に、画像安定化処理を実行し、
    上記制御手段は、モード選択手段の選択に応じてポリゴンミラーを第1の回転速度または第2の回転速度で回転させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの画像形成装置。
  5. ポリゴンミラーを有する露光手段を備えた画像形成装置において、
    モード選択手段により第1のモードが選択されたときは第1の回転速度で上記ポリゴンミラーを回転させ、モード選択手段により第2のモードが選択されたときは、上記第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で上記ポリゴンミラーを回転させることを特徴とする画像形成方法。
  6. 上記ポリゴンミラーの回転中に上記ポリゴンミラーの回転を中断させる事象が発生した場合、上記事象の発生前に選択された回転速度で上記ポリゴンミラーを回転させることを特徴とする請求項5の画像形成方法。
  7. 画像形成装置の起動時に、モード選択手段の選択に応じてポリゴンミラーを第1の回転速度または第2の回転速度で回転させることを特徴とする請求項5または6の画像形成方法。
  8. 画像形成装置の起動時に、前回の画像安定化処理の実行時と比較して、画像形成装置内の絶対湿度に所定の変化があった場合に、画像安定化処理を実行し、
    次に、モード選択手段の選択に応じてポリゴンミラーを第1の回転速度または第2の回転速度で回転させることを特徴とする請求項5〜7のいずれかの画像形成方法。
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