JP5401088B2 - クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、主に医療用として用いられるクリップに関する。
従来、例えば腹腔内の手術時などにおいて、血管の縫合の際に血管の断端部を保持固定する際には、特許文献1に開示されているような止血用の血管クリップが用いられている。この血管クリップは、先端側が開閉可能に構成された一対の保持片と、これら保持片をその先端側が閉じる方向に付勢するバネとを有してなるものである。
このような血管クリップを用いて血管を縫合する場合、まず、血管に対してその手前側から該血管の両断端部をそれぞれ前記血管クリップで挟持(保持)する。次いで、血管クリップを向こう側に反転させて血管を裏返し、その後、手前側において血管の縫合を行う。このように血管クリップを向こう側に反転させることで、手前側に血管クリップが存在せず、したがって血管クリップに干渉されることなく縫合を容易に行うことができるようになる。
特開2000−333965号公報
ところが、血管は比較的大きな張力を有しているため、縫合を行っている際、血管の張力によって裏返された血管が元に戻り、血管クリップが手前側に戻ってしまうことがある。すると、縫合している箇所がずれてしまい、また、手前側に血管クリップがあることでこれに干渉され、縫合処理がやりにくくなってしまう。したがって、その場合には、再度血管クリップを向こう側に反転させ、血管を裏返して先の縫合していた状態に戻す必要がある。
このような課題に対し、前記の特許文献1の血管吻合用治具では、平坦なゴム製シートに、吻合(縫合)すべき血管断端を載置するための平坦な頂上部を備えた断面截頭三角形状の吻合用***を設け、前記吻合用***の両端に支持台を設け、前記支持台に、血管クリップを固定可能にする張り出し腕を設けている。すなわち、血管クリップを反転させた後、前記の張り出し腕に係止させて固定することにより、血管クリップが手前側に戻ることを防止している。
しかしながら、前記の血管縫合用治具は比較的大きなスペースを必要とする。一方、血管などのクリップに保持される管状組織には、必ずしも前記の血管縫合用治具を用いることができないような位置にあるものもある。したがって、このような管状組織では、前記の血管縫合用治具が使えないことから、血管の張力によって血管クリップが手前側に戻ってしまうといった課題が、依然として残っているのが現状である。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、血管などの保持する対象物をねじ曲げて裏返すことなく、例えば手前側から向こう側に反転させることで縫合などの処理を行うための空間を確保できるようにした、クリップを提供することを目的としている。
本発明のクリップは、先端側が開閉可能に構成された一対の保持片と、
前記保持片をその先端側が閉じる方向に付勢する付勢部材と、
前記保持片の先端部に設けられて、前記保持片の先端側の開閉動作に追従して開閉する一対の挟持片と、を有してなり、
前記一対の挟持片は、前記保持片に対してその開閉方向に、相対的に回動可能に設けられていることを特徴としている。
このクリップによれば、一対の挟持片を、保持片に対してその開閉方向に、相対的に回動可能に設けているので、例えば手前側から一対の挟持片によって血管等の保持対象物を挟持(保持)し、挟持片をその状態にしたままで、一対の保持片側を向こう側に反転させることが可能になる。
また、前記クリップにおいて、前記保持片と前記挟持片とのうちの一方には、その開閉方向と直交する面に、略半円の外周の周面を有する凹部からなる第1係合部が設けられ、
前記保持片と前記挟持片とのうちの他方には、その開閉方向と直交する面に、前記第1係合部に係合し、かつ、該第1係合部の前記周面に沿って摺動する摺動部からなる第2係合部が設けられ、
前記第1係合部は、前記一対の保持片の先端側と前記一対の挟持片とが閉じた状態で、一対の前記凹部が略円の周面を形成するよう構成され、
前記第2係合部は、前記第1係合部の凹部のなす略円の周面を摺動することにより、前記一対の挟持片が前記一対の保持片に対して、相対的に回動可能になっているのが好ましい。
このようにすれば、一対の挟持片によって血管等の保持対象物を挟持(保持)することにより、その状態で一対の保持片のみを向こう側に反転させることが可能になる。
また、前記クリップにおいて、前記一対の挟持片は、該挟持片間を連結し、かつ、該挟持片を開く方向に付勢する付勢連結部によって連結されてなり、これによって前記一対の挟持片は、該挟持片の開く方向への付勢力により、前記一対の保持片に着脱可能かつ回動可能に保持されているのが好ましい。
このようにすれば、挟持片の付勢連結部によるバネ性によって挟持片が一対の保持片に着脱可能に保持されているので、例えば医療用として用いられる場合に、対象物に直接接する挟持片のみを、使用後交換することが可能になる。
また、前記クリップにおいて、前記一対の挟持片は、前記一対の保持片に対し、正逆方向に360°回動可能に設けられているのが好ましい。
このようにすれば、挟持片に対する保持片の可動範囲が非常に広いため、保持片を所望する位置にまで容易に回すことが可能になる。
また、前記クリップにおいて、前記第2係合部には、前記第1係合部の周面に摺動する摺動部の摺動面より内方に、前記第1係合部がなす略円と同心円の略外周の周面を有する凹部からなる第3係合部が設けられ、
前記第1係合部には、前記第3係合部の凹部のなす周面を摺動する摺動部からなる第4係合部が設けられていてもよい。
このようにすれば、前記第2係合部の摺動面側が、前記第1摺動部の周面と前記第4係合部の摺動部の摺動面との間に保持され、これによって前記一対の挟持片は、前記一対の保持片に回動可能に保持されるようになる。
また、前記クリップにおいて、前記第3係合部には、その周面に凹凸による段差部が形成され、前記第4係合部は、前記段差部のうちの凹部に係合し保持されるよう構成されているのが好ましい。
このようにすれば、挟持片に対して保持片を回動させ反転させた際、前記第4係合部を、前記第3係合部の前記段差部のうちの凹部に係合させることにより、これに対応する位置で保持片を挟持片に対して相対的に固定することが可能になる。
また、前記クリップにおいて、前記保持片は、その先端部が間隔をあけて左右に設けられた一対のアームからなり、前記挟持片は、前記一対のアーム間に配設されているのが好ましい。
このようにすれば、対象物に直接接する挟持片を保持片より小さく形成することができ、したがって前記対象物が狭小部にある場合にも、これに対応して該対象物を挟持することが可能になる。
また、本発明のクリップにおいては、前記のクリップを一対有し、これら一対のクリップに、その保持片どうしを連結する連結軸が設けられていてもよい。
このようにすれば、例えば血管の断端を縫合する場合のように保持する対象物が一対ある場合に、一対のクリップでそれぞれを保持することができ、しかもこれらクリップが連結軸で連結されているため、一対の保持対象物を連結軸の長さに対応する所定の間隔に保持することが可能になる。
また、前記クリップは、医療用であり、血管等の管状組織を挟持するものであってもよい。
このようにすれば、例えば血管の断端を縫合する際、挟持片で血管を挟持し保持した後、血管をねじ曲げて裏返すことなく、保持片を手前側から向こう側に反転させることにより、縫合などの処理を行うための空間を確保することができる。
本発明のクリップにあっては、例えば手前側から一対の挟持片によって血管等の保持対象物を挟持(保持)し、挟持片をその状態にしたままで一対の保持片側を向こう側に反転させることができるので、手前側に縫合などの処理を行うための空間を確保することができ、したがって縫合などの処理を行い易くすることができる。
以下、図面を参照して本発明をより詳しく説明する。
図1(a)、(b)、図2(a)、(b)、図3は、本発明のクリップの第1実施形態を示す図である。なお、図1(a)、(b)はクリップの使用形態を示す斜視図であり、図1(a)、(b)において符号1は2連クリップ、符号2は単位クリップである。また、図2、図3は単位クリップ2の構成を示す図であって、図2(a)は単位クリップ2の開いた状態を示す斜視図、(b)は単位クリップ2の開いた状態を示す側面図、図3は単位クリップ2の分解斜視図である。
図1(a)、(b)に示すように2連クリップ1は、二つ(一対)の単位クリップ2を、連結軸3によって連結したものである。単位クリップ2は、本実施形態では血管等の管状組織を挟持する医療用のものである。なお、以下の説明においては、単位クリップ2を省略してクリップ2と記すこともある。
クリップ2は、図2(a)、(b)に示すように先端側が開閉可能に構成された一対の保持片4a、4bと、図3に示すようにこれら保持片4a、4b間に取り付けられるトーションバネ(付勢部材)5と、このトーションバネ5を保持片4a、4bに固定するための軸6と、保持片4a、4bの先端部に設けられた挟持片7a、7bと、を有して構成されたものである。なお、本実施形態においては、トーションバネ5を保持片4a、4bに固定するための軸6は、図1に示した連結軸3からなっている。
保持片4a(4b)は、ABS樹脂などの合成樹脂によって形成されたもので、図3に示すように後端側に指で摘むための摘み部8a(8b)を有し、中央部に貫通孔(図示せず)を有した一対の軸受け9a、9a(9b、9b)を有し、先端側に前記挟持片7a、7bを保持するための一対のアーム10a、10a(10b、10b)を有して形成されたものである。また、保持片4a(4b)は、側面視した状態で、軸受け9aを中心にしてこの軸受け9aと反対の側に、く字状に折曲させられている。
一対のアーム10a、10a(10b、10b)は、間隔をあけて保持片4a(4b)の左右に配設されたもので、これらの間に挟持片7a(7b)を保持したものである。これらアーム10a(10b)には、その内面に第1係合部11a(11b)が形成されている。第1係合部11a(11b)は、略半円、つまり半円のなす円弧より短い円弧に対応した半円様の形状の凹部からなるもので、後述するように挟持片7a、7bを閉じ、したがってアーム10a(10b)を閉じた状態で、一対の第1係合部11a、11bによって略円形の凹部を形成するように構成されている。よって、このように挟持片7a、7bを閉じた状態では、一対の第1係合部11a、11bはそれぞれの内周面11cにより、円形の外周の周面の大半を形成するようになっている。
挟持片7a、7bは、これらの後端部間を連結し、かつ、該挟持片7a、7bを開く方向に付勢する付勢連結部7cによって連結されたもので、ABS樹脂などの合成樹脂によって一体に形成されたものである。付勢連結部7cは、U字状に形成された薄厚の板材からなるもので、これによって挟持片7a、7bを、一定の開き角度に保持するものである。したがって、挟持片7a、7bが前記の開き角度より小さい角度となるように閉じられると、付勢連結部7cは弾性変形することから、これが元に戻ろうとする弾性復帰力により、挟持片7a、7bを開く方向に付勢するようになっている。
一対の挟持片7a、7bは、鳥のくちばし状に形成配置されたもので、後端側から先端側に行くに連れて漸次細く、かつ薄くなるように形成されたものである。また、これら挟持片7a、7bの挟持面(保持面)となる内面には、該挟持片7a、7bの長さ方向と直交する方向に延びる突条及び溝からなる凹凸(図示せず)が、滑り止めとして形成されている。これによって挟持片7a、7bは、挟持対象物をより確実に挟持(保持)できるようになっている。また、挟持片7a(7b)には、その両側の外面に、それぞれ前記第1係合部11a(11b)に係合する第2係合部12a(12b)が形成されている。第2係合部12a(12b)は、略半円盤状の凸部(摺動部)からなるもので、その円弧状の外周面12cが、前記第1係合部11a(11b)の内周面11cに摺動する摺動面となっている。
すなわち、第2係合部12a、12bは、挟持片7a、7bが閉じた際に当接することで円盤状となるように形成されている。したがって、前述したように挟持片7a、7bが閉じた際に円形の外周の周面の大半を形成するようになっている第1係合部11a、11bに対して、第2係合部12a、12bは正逆方向に360°回動可能になっており、これによって一対の挟持片7a、7bは、一対の保持片4a、4bに対して、その開閉方向に360°回動可能になっている。なお、挟持片7a(7b)における第2係合部12a(12b)の中心から先端までの距離は、アーム10a(10b)における第1係合部11a(11b)の中心から後端までの距離より短くなっている。したがって、挟持片7a(7b)はアーム10a(10b)の根本(後端)側に干渉されることなく、アーム10a、10a(10b、10b)間を、その開閉方向に360°回動可能になっている。
また、一対の挟持片7a、7bは、前記したように付勢連結部7cによって開く方向に付勢されていることから、保持片4a、4bのそれぞれのアーム10a、10b間において、第2係合部12a(12b)の外周面(摺動面12c)が第1係合部11a(11b)の内周面(摺動面11c)を押圧するようになっている。したがって、一対の挟持片7a、7bは、付勢連結部7cの付勢力によって一対の保持片4a、4b間に保持されている。また、後述するように保持片4a、4bの先端側のアーム10a、10bを開いた際には、これに追従して挟持片7a、7bも開くようになっており、さらにその状態から閉じた際には、これに追従して閉じるようになっている。
なお、保持片4a、4bを開いた状態において、例えば挟持片7a、7bを指で摘んで閉じることにより、前記付勢連結部7cの付勢力による押圧が解除されるため、これら挟持片7a、7bを保持片4a、4bから容易に取り外すことができる。また、逆の操作を行うことにより、挟持片7a、7bを保持片4a、4b間に容易に取り付けることができる。したがって、本実施形態においては、挟持片7a、7bは保持片4a、4bに対して着脱可能に保持されている。
また、図1(a)、(b)に示した2連クリップ1において、一対のクリップ(単位クリップ)2、2は、連結軸3(軸6)に対してその周方向に回動不能に設けられており、これによって一対のクリップ2、2は、互いの挟持片7a、7bが同一の方向に向いて配置されている。また、これら一対のクリップ2、2は、連結軸3(軸6)に対してその軸方向に移動することなく固定されて設けられている。これによって一対のクリップ2、2は、その間隔が予め設定された間隔に保持されている。ただし、一対のクリップ2、2については、ある程度の押圧力を加えることでその軸方向に摺動可能になっていてもよく、その場合には、その間隔を任意に設定することが可能になる。
次に、このような構成の2連クリップ1の使用方法として、血管の断端を縫合する場合について説明する。
まず、図4(a)に示す血管15の断端15a、15aを縫合可能な状態に突き合わせ、その状態で、手前側より一方の単位クリップ2で一方の断端15a側を挟持する。また、同様にして他方の単位クリップ2で他方の断端15a側を挟持する。
詳しくは、保持片4a、4bの摘み部8a、8bを指で摘み、その先端側のアーム10a、10bを開く。すると、挟持片7a、7bはアーム10a、10bに追従することにより、これら挟持片7a、7bもその先端側が開く。そして、挟持片7a、7bの先端側で血管15の断端15a側を挟み、その状態で保持片4a、4bの摘み部8a、8bへの押圧を解除する。これにより、保持片4a、4bはトーションバネ5の付勢力によって閉じ、挟持片7a、7bもこれに追従して閉じることにより、血管15を止血した状態に挟持する。このようにすると、一対のクリップ2、2は連結軸3によってその間隔が固定されているので、これらクリップ2、2に血管15の断端15a、15aが挟持されることにより、断端15a、15aもその間隔が固定されたものとなる。
このようにして二つの単位クリップ2で二つの断端15a側を挟持したら、それぞれの保持片4a、4bの摘み部8a、8b側を、図4(b)に示すように手前側から向こう側、すなわち血管15の奥側に反転させる。すると、手前側に縫合などの処理を行うための空間を確保することができるため、血管15の断端15a、15aの縫合処理が行い易くなる。また、血管15を挟持する挟持片7a、7bについては回動させることなく手前側に残しておくため、血管15にはほとんどねじれが発生しない。したがって、血管15はその張力による戻りがないため、クリップ2、2は挟持片7a、7b、保持片4a、4bの状態を変化させることなく、設定した状態に保持される。なお、クリップ2、2は連結軸3(軸6)に対してその周方向に回動不能になっているので、これら一対のクリップ2、2は、互いの挟持片7a、7bを同一の方向に向けたままに保持される。
また、縫合処理が終了した後には、図4(a)に示したように保持片4a、4bの摘み部8a、8bを手前側に戻し、その後、摘み部8a、8bを摘んで挟持片7a、7bを開き、縫合後の血管15から取り外す。
このように本実施形態の2連クリップ1によれば、手前側から挟持片7a、7bによって血管15の断端15a、15aを挟持(保持)し、挟持片7a、7bをその状態にしたままで保持片側4a、4bを向こう側に反転させることができるので、手前側に縫合処理を行うための空間を確保することができ、したがって縫合処理を行い易くすることができる。
また、保持片4a、4bに対して挟持片7a、7bが着脱可能に保持されているので、前記のように医療用として用いる場合に、使用後、血管15などに直接接する挟持片7a、7bのみを交換し、保持片4a、4bについては再使用することが可能になる。したがって、使用に要するコストを十分に低減することができる。
なお、前記実施形態では血管15に対して手前側からクリップ2、2の挟持片7a、7bで挟持するようにしたが、図5に示すように血管15の上側から挟持片7a、7bで挟持し、その後保持片4a、4bを向こう側に反転させてもよい。このようにすれば、手前側に挟持片7a、7bも残らないため、縫合処理を行うための空間を手前側により大きく確保することができる。
次に、本発明のクリップの第2実施形態を説明する。この第2実施形態のクリップも、図1に示したように二つ(一対)の単位クリップを連結軸で連結した2連クリップであり、血管等の管状組織を挟持する医療用のものである。また、図6、図7は本実施形態に係る単位クリップ21の構成を示す図であって、図6(a)は単位クリップの閉じた状態を示す斜視図、(b)は単位クリップ2の開いた状態を示す斜視図、図7は単位クリップ2の分解斜視図である。
図6(a)、(b)、図7に示すように本実施形態に係る単位クリップ21も、先端側が開閉可能に構成された一対の保持片22a、22bと、図7に示すようにこれら保持片22a、22b間に取り付けられるトーションバネ(付勢部材)5と、このトーションバネ5を保持片22a、22bに固定するための軸6(連結軸3)と、保持片22a、22bの先端部に設けられた挟持片23a、23bと、を有して構成されたものである。
すなわち、このクリップ(単位クリップ)21が図2(a)、(b)、図3に示したクリップ2と異なるところは、第1係合部11a、11b、第2係合部12a、12bの構成と、挟持片23a、23bが付勢連結部7cで連結されることなく、それぞれ独立して形成されている点である。なお、本実施形態の挟持片23a、23bは第1実施形態の挟持片7a、7bと異なり、後端側から先端側に行くに連れて漸次細く、かつ薄くなるように形成されておらず、先端側と後端側とが同形状に形成されている。
これら挟持片23a、23bに設けられた、略半円盤状の凸部(摺動部)からなる第2係合部12a(12b)には、本実施形態では図7に示したように凹部からなる第3係合部24a(24b)が形成されている。
第3係合部24a(24b)は、凸部(摺動部)からなる第2係合部12a(12b)の、第1係合部11a(11b)の内周面に対して摺動する外周面(摺動面11c)より内方に形成されたもので、第2係合部12a(12b)の端面形状と略相似状の開口面を有するものである。すなわち、これら第3係合部24a(24b)は、図8に示すようにその略半円状の開口における円弧部分に対応する内周面24cが、一対の第1係合部11a、11bがなす略円と同心円の外周部分となるように形成されており、これによってこの内周面24cが、実質的に本発明における第3係合部として機能するようになっている。
ただし、本実施形態では、図8に示したように内周面24cには波状の凹凸による段差部が形成されており、したがってこの内周面24cがなす平面視形状は、円弧状とはならない。しかし、例えば凹凸の中心線を結んだ曲線、あるいは外側の頂点を結んだ曲線、又は内側の頂点を結んだ曲線が円弧状となり、このような円弧が前記したように第1係合部11a、11bがなす略円と同心円の外周となるように形成されている。そして、これによって本発明においては、波状の凹凸による段差部を有した内周面24cは、第1係合部11a、11bがなす略円と同心円の外周部分になっているものとしている。
一方、図7に示すように保持片22a、22bのアーム10a、10bに形成された、略半円状の凹部からなる第1係合部11a(11b)には、同じく凹部からなる前記第3係合部24a(24b)の内周面24cに摺動する、突起状の第4係合部25a(25b)が形成されている。第4係合部25a(25b)は、図8に示すように前記内周面24cに相対的に摺動する摺動部となるもので、この内周面24cにおける波状の段差部のうちの凹部に係合し、ここに保持されるように形成配置されたものである。
このような構成のもとに挟持片23a(23b)は、保持片22a(22b)のアーム10a、10a(10b、10b)間に回動可能に挟持され、保持されたものとなっている。すなわち、第2係合部12a(12b)の摺動面(湾曲面)12c側が、第1摺動部11a(11b)の内周面(摺動面11c)と第4係合部(摺動部)25a(25b)の摺動面との間に保持され、これによって挟持片23a(23b)は、保持片22a(22b)のアーム10a、10a(10b、10b)間に保持されている。
なお、保持片22a(22b)や挟持片23a(23b)は樹脂からなっているので、多少の弾性変形が可能になっている。したがって、アーム10a、10a(10b、10b)間を広げてここに挟持片23a(23b)を差し入れ、さらに第2係合部12a(12b)を第1係合部11a(11b)内に嵌め込むことにより、第4係合部25a(25b)を第3係合部24a(24b)内に入れ込むことができる。また、このようにして第1係合部11a(11b)に第2係合部12a(12b)を係合させ、さらに第3係合部24a(24b)に第4係合部25a(25b)を係合させると、一旦広げられたアーム10a、10a(10b、10b)間は元の状態に戻り、ここに挟持片23a(23b)が保持されるようになる。
そして、第1実施形態と同様に第2係合部12a(12b)は、その摺動面12cが第1係合部11a(11b)の摺動面11cに摺動するようになる。また、第4係合部25a(25b)も、第3係合部24a(24b)の内周面24cを摺動するようになる。ただし、内周面24cは前記したように波状の凹凸になっているので、第4係合部25a(25b)が凸部分に当接しているときにはその係合状態が安定せず、凹部分に当接しているときに安定する。したがって、第4係合部25a(25b)は内周面24c(第3係合部24a(24b))の凹部のなす部位において安定的に係止し、ここに保持されるようになっている。つまり、第4係合部25a(25b)が内周面24c(第3係合部24a(24b))の凹部のなす部位において係止することにより、保持片22a(22b)に対する挟持片23a(23b)の相対的な回動が規制されるようになっているのである。
ここで、第3係合部24a(24b)は閉じた凹部であり、摺動面となる内周面24cはその両端で平面視直線状の内壁面24dに繋がっている。したがって、第4係合部25a(25b)は内周面24cに対して相対的に摺動した際、その両端部においては内壁面24dに規制され、それ以上の回動が不能になっている。よって、本実施形態では、先の第1実施形態とは異なり、挟持片23a(23b)は保持片22a(22b)に対して正逆方向に360°回動することなく、約180°の可動範囲、つまり、図6(a)に示したように保持片22a(22b)のアーム10a(10b)の長さ方向に沿う初期位置に対し、正逆方向にそれぞれ約90°(90°弱)回動するようになっている。
このような構成のクリップ21を一対備えた2連クリップを用いて、血管の断端を縫合する場合にも、図4(a)、(b)に示した第1実施形態とほぼ同様にして行うことができる。
すなわち、図4(a)に示したように血管15の断端15a、15aを縫合可能な状態に突き合わせ、その状態で、例えば手前側より一方の単位クリップ21で一方の断端15a側を挟持し、他方の単位クリップ21で他方の断端15a側を挟持する。
このようにして二つの単位クリップ21で二つの断端15a側を挟持したら、それぞれの保持片22a、22bの摘み部8a、8b側を、血管15の奥側に向けて回動させる。ただし、本実施形態では挟持片23a(23b)は、保持片22a(22b)に対して図6(a)に示した初期の状態からは一方向に約90°しか回動できないため、保持片22a(22b)は血管15の上方に留まるようになる。なお、このような挟持片23a(23b)に対する保持片22a(22b)の相対的な位置については、図8に示した第3係合部24a(24b)の内周面24cの凹部と、第4係合部25a(25b)との間の係止によって決まる。したがって、保持片22a(22b)を回動させて移動させる位置については、挟持片23a(23b)に対する相対的な可動範囲において、前記の内周面24cの凹部に対応する位置のうちから、任意の位置を選択することができる。
このようにして保持片22a、22bを回動させると、血管15の手前側に縫合などの処理を行うための空間を確保することができるため、先の第1実施形態と同様に、血管15の断端15a、15aの縫合処理が行い易くなる。また、血管15を挟持する挟持片7a、7bについては回動させることなく手前側に残しておくため、血管15にはほとんどねじれが発生せず、したがってクリップ21、21は設定した状態に保持される。なお、クリップ21、21は連結軸3(軸6)に対してその周方向に回動不能になっているので、これら一対のクリップ21、21も、第1実施形態と同様に互いの挟持片23a、23bを同一の方向に向けたままに保持される。
また、縫合処理が終了した後には、保持片22a、22bの摘み部8a、8bを手前側に戻し、その後、摘み部8a、8bを摘んで挟持片7a、7bを開き、縫合後の血管15から取り外す。
このように本実施形態の2連クリップにあっても、手前側から挟持片23a、23bによって血管15の断端15a、15aを挟持(保持)し、挟持片23a、23bをその状態にしたままで保持片側22a、22bを回動させることができるので、手前側に縫合処理を行うための空間を確保することができ、したがって縫合処理を行い易くすることができる。
また、保持片22a、22bのアーム10a、10a(10b、10b)間を広げることで挟持片23a、23bを容易に取り外すことができるので、使用後これら挟持片23a、23bのみを交換し、保持片22a、22bについては再使用することができる。
なお、本実施形態においても、図5に示したように血管15に対して上側から挟持片23a、23bで挟持し、その後保持片22a、22bを向こう側に反転させてもよい。
また、この第2実施形態においては、第3係合部24a、24bの内周面24cを波状の凹凸による段差部とし、その凹部において第4係合部25a(25b)を保持固定することで保持片22a(22b)に対する挟持片23a(23b)の相対的な位置を任意の位置に固定できるようにしたが、本発明では内周面24cに凹凸を形成することなく、円孔の内周面と同じ湾曲面に形成してもよい。
さらに、前記実施形態では、保持片に第1係合部11a、11bを形成し、挟持片に第2係合部12a、12bを形成したが、逆に、保持片に第2係合部12a、12bを形成し、挟持片に第1係合部11a、11bを形成してもよい。
また、前記実施形態では図1に示したように一対の単位クリップを連結軸で連結することにより、2連クリップとして使用するようにしたが、連結軸によって3つ以上の単位クリップを連結することにより、使用するようにしてもよい。また、もちろん1つの単位クリップのみで使用するようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では本発明のクリップを医療用として用いるようにしたが、本発明のクリップは医療用以外にも種々の用途に用いることができる。例えば、一対の樹脂製チューブの端部間をレーザ照射によって溶着する場合にも、本発明の2連クリップを用いることで、その処理を容易にすることができる。同様に、水道管等の金属配管を溶接によって繋げる場合にも、使用することができる。
また、洗濯ばさみとして用いることもでき、さらには、水道管などの配管内に入り込んだものを配管の開口側から抜き出す用途にも、応用することができる。その場合にも、保持片に対して挟持片が回動することを利用することで、その操作が容易になることなどが期待できる。
(a)、(b)は本発明の第1実施形態に係るクリップを示す斜視図である。 (a)は単位クリップの開いた状態を示す斜視図、(b)は単位クリップの開いた状態を示す側面図である。 単位クリップの分解斜視図である。 (a)、(b)は図1に示したクリップの使用方法を説明するための斜視図である。 図1に示したクリップの使用方法を説明するための斜視図である。 (a)は単位クリップの閉じた状態を示す斜視図、(b)は単位クリップの開いた状態を示す斜視図である。 単位クリップの分解斜視図である。 第3係合部及び第4係合部の構成を説明するための要部拡大図である。
符号の説明
1…2連クリップ、2…単位クリップ(クリップ)、3…連結軸、4a、4b…保持片、5…トーションバネ(付勢部材)、6…軸、7a、7b…挟持片、7c…付勢連結部、10a、10b…アーム、11a、11b…第1係合部、11c…摺動面、12a、12b…第2係合部、12c…摺動面、15…血管、15a…断端、21…単位クリップ(クリップ)、22a、22b…保持片、23a、23b…挟持片、24a、24b…第3係合部、24c…摺動面、25a、25b…第4係合部

Claims (8)

  1. 先端側が開閉可能に構成された一対の保持片と、
    前記保持片をその先端側が閉じる方向に付勢する付勢部材と、
    前記保持片の先端部に設けられて、前記保持片の先端側の開閉動作に追従して開閉する一対の挟持片と、を有してなり、
    前記保持片と前記挟持片とのうちの一方には、その開閉方向に沿う面に、略半円の外周の周面を有する凹部からなる第1係合部が設けられ、
    前記保持片と前記挟持片とのうちの他方には、その開閉方向に沿う面に、前記第1係合部の前記周面に沿って摺動する摺動部からなる第2係合部が設けられ、
    前記第2係合部が前記第1係合部に係合することにより、前記一対の挟持片は、該一対の挟持片が開閉する側となる先端部より後端側で前記一対の保持片に対して取り付けられており、
    前記第1係合部は、前記一対の保持片の先端側と前記一対の挟持片の先端部とが閉じた状態で、一対の前記凹部が略円の周面を形成するよう構成され、
    前記第2係合部が、前記一対の保持片の先端側と前記一対の挟持片の先端部とが閉じた状態で、前記第1係合部の凹部のなす略円の周面を摺動することにより、前記一対の挟持片は前記一対の保持片に対して、該一対の保持片の開閉方向に沿う方向に相対的に回動可能になっていることを特徴とするクリップ。
  2. 前記一対の挟持片は、該挟持片間を連結し、かつ、該挟持片を開く方向に付勢する付勢連結部によって連結されてなり、これによって前記一対の挟持片は、該挟持片の開く方向への付勢力により、前記一対の保持片に着脱可能かつ回動可能に保持されていることを特徴とする請求項記載のクリップ。
  3. 前記一対の挟持片は、前記一対の保持片に対し、正逆方向に360°回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクリップ。
  4. 前記第2係合部には、前記第1係合部の周面に摺動する摺動部の摺動面より内方に、前記第1係合部がなす略円と同心円の略外周の周面を有する凹部からなる第3係合部が設けられ、
    前記第1係合部には、前記第3係合部の凹部のなす周面を摺動する摺動部からなる第4係合部が設けられていることを特徴とする請求項記載のクリップ。
  5. 前記第3係合部には、その周面に凹凸による段差部が形成され、前記第4係合部は、前記段差部のうちの凹部に係合し保持されるよう構成されていることを特徴とする請求項記載のクリップ。
  6. 前記保持片は、その先端部が間隔をあけて左右に設けられた一対のアームからなり、前記挟持片は、前記一対のアーム間に配設されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のクリップ。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載のクリップを一対有し、これら一対のクリップに、その保持片どうしを連結する連結軸が設けられていることを特徴とするクリップ。
  8. 医療用であり、血管等の管状組織を挟持するものであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のクリップ。
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