JP5399353B2 - 物品搬送装置 - Google Patents

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本発明は、前工程に接続するコンベヤにて搬送されてくる積層物品を、直交するコンベヤに向けて所定間隔毎に送り込む物品搬送装置に関するものである。
前工程に接続するバケットコンベヤに所定間隔毎に設けたバケットに、複数の物品を積み重ねた積層物品を収容し、該バケットコンベヤの間欠停止時に、搬送手段でバケット内の積層物品を直交方向に送り出すと共に、該積層物品を下流側に接続した包装機の供給コンベヤにおける各押送アタッチメント間に送り込むようにした装置として、例えば特許文献1に開示の装置が存在する。この装置では、連続走行する各押送アタッチメント間に積層物品を搬送手段の押送部材で送り込む際に、その物品送り込み位置で押送部材が後傾回動して積層物品から離反するよう構成することで、押送アタッチメントへの受渡し時に押送部材で積層物品を引掛けて段積み姿勢を乱してしまうことがない。
特許第2918839号公報
特許文献1に開示の装置では、バケットコンベヤの間欠停止時に、積層物品の後方から押送部材で押し出すのみの構成であって、袋詰め品等の如く積層状態で姿勢が不安定となる物品においては、搬送処理速度が高速になるにつれて押送部材が物品の後方に至って搬送開始するときの慣性力によって荷崩れが発生してしまうといった難点が指摘される。
本発明は、前記した従来技術に係る物品搬送装置に内在する問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、高速で搬送する場合においても複数の物品が積み重ねられた積層物品を、直交する搬送路間で姿勢を乱すことなく安定して搬送し得る物品搬送装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係る物品搬送装置は、複数の物品を積み重ねた積層物品を、搬送方向と直交する側方に開放する区画部に収容して間欠的に搬送する搬送コンベヤと、押送部材を所定間隔毎に備え、搬送コンベヤと直交する搬送路に配設されて連続走行する送りコンベヤと、前記搬送コンベヤの送出位置から前記送りコンベヤの搬送始端部まで前記積層物品を移送する移送コンベヤとを備え、
前記移送コンベヤは、前記積層物品の前側および後側を位置規制して搬送する一対の支持部材を備え、前記搬送路に沿って該支持部材の一方を移動可能な第1の無端索体と、支持部材の他方を移動可能な第2の無端索体と、前記各無端索体を夫々独立して回転する駆動モータとを備え、
前記送出位置において積層物品を、その前後を前記一対の支持部材で支持して送りコンベヤの搬送始端部まで搬送して積層物品を送りコンベヤの搬送速度より低速で前記押送部材へ受け渡し、後側の支持部材を送出位置から搬送される後続の積層物品の前側に臨む位置まで後退すると共に、前側の支持部材を前進して前記押送部材で押送される積層物品の搬送経路から退避し、該前側の支持部材が配設されている無端索体の他の支持部材を次に送出位置に至る積層物品の後側に臨む位置まで移動するよう各駆動モータを駆動制御する構成としたことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記送りコンベヤの搬送始端部において前記押送部材が積層物品の後側に至る時期に合わせて、積層物品を挟む前後の支持部材の支持を解除するよう各駆動モータを駆動制御する構成としたことを要旨とする。
請求項3に係る発明では、前記送りコンベヤの搬送始端部において積層物品の搬送を前記押送部材で引き継いだ後に、支持部材による積層物品の前側の支持を解除する構成としたしたことを要旨とする。
請求項4に係る発明では、前記支持部材は、前記押送部材の通過を許容する開口部を有することを要旨とする。
請求項5に係る発明では、前記搬送路における押送部材の移動経路に沿って、前記積層物品を載置して搬送するローラを搬送方向に向けて並設したことを要旨とする。
請求項6に係る発明では、前記区画部と前記搬送路との夫々の載置面に搬送ラインに沿って空所を設け、前記移送コンベヤにおける支持部材は、空所から下方に延出して移動する延出端部を有することを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、積層物品を高速で搬送する場合においても搬送コンベヤの送出位置から積層物品を直交する搬送路へ送り出す際には、該積層物品の前後を支持部材で支持して搬送するので、物品が袋詰品等を積み重ねた不安定な積層物品であっても、積層状態の乱れや荷崩れ等を起こすことなく良好な搬送をなし得る。また、送りコンベヤの搬送始端部において押送部材より低速で移動する支持部材で積層物品の前を支持して押送部材に受け渡すことができ、積層物品を移送コンベヤから送りコンベヤへ受け継ぐ際の積層状態の乱れや荷崩れ等を防止し得る。更に、送りコンベヤに受け渡した積層物品の後側に位置する支持部材を、次に送出位置に至る積層物品の前側に臨む位置まで後退するので、高速での搬送処理に対応し得る。
請求項2に係る発明によれば、送りコンベヤの押送部材で押送が開始される位置まで積層物品の前後を支持部材で支持して搬送することができ、移送コンベヤから送りコンベヤへの積層物品の受け渡しを確実に行ない得る。
請求項3に係る発明によれば、送りコンベヤへの積層物品の受け渡しに際し、移送コンベヤの支持部材で積層物品の前側を支持しているので、押送部材が積層物品の後側に当接する際に積層物品が前方に押されて姿勢を乱すのを確実に防止し得る。
請求項4に係る発明によれば、支持部材の後方に位置する押送部材との接触を防止する機構等の複雑な構成を用いる必要がなく、構成を簡略化し得る。
請求項5に係る発明によれば、積層物品の搬送抵抗を低減することができるので、不安定な積層物品においても姿勢を乱すことなく良好に搬送し得る。
請求項6に係る発明によれば、積層物品の最下部の物品底面より下方まで延出した延出端部を備えた支持部材で全ての物品を支持して搬送することができ、搬送不良を生ずることはない。
実施例に係る物品搬送装置を示す概略正面図である。 実施例に係る物品搬送装置を移送コンベヤを省略して示す概略平面図である。 実施例に係る物品搬送装置の送出位置に至った区画部と共に移送コンベヤおよび送りコンベヤを示す概略側面図である。 実施例に係る物品搬送装置の移送コンベヤおよび送りコンベヤを示す概略側面図である。 実施例に係る移送コンベヤを一部省略して示す概略平面図である。 実施例に係る物品搬送装置の物品搬送工程図である。
次に、本発明に係る物品搬送装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
図1は、実施例に係る物品搬送装置の全体構成を示すものであって、物品搬送装置は、前工程に接続されて複数の物品を積み重ねた積層物品Wを間欠的に水平搬送する搬送コンベヤ10と、該搬送コンベヤ10の搬送方向と直交して積層物品Wを水平搬送する例えば横形製袋充填機(包装機)の供給コンベヤである送りコンベヤ12と、搬送コンベヤ10から送りコンベヤ12に積層物品Wを受け渡す移送コンベヤ14とから基本的に構成される。
前記搬送コンベヤ10は、サーボモータ等の駆動モータにより走行駆動される無端チェン16に所定間隔毎に区画部18が設けられる。各区画部18は、図2または図3に示す如く、搬送方向に離間する一対の仕切り片18a,18aと、両仕切り片18a,18aの下部において積層物品Wが載置される複数のローラ18bとから上方および搬送方向と直交する側方に開口する収容部が画成され、該収容部に積層物品Wが収容状態で載置される。そして、各区画部18が無端チェン16の走行により間欠移動することで、下流側に設けられた送出位置Eまで搬送される。また、前記複数のローラ18bは、区画部18に形成された空所18cを挟んで搬送方向の前後に離間する位置において該搬送方向と直交する方向に向けて自由回転可能に並設されている。そして搬送コンベヤ10は、前記送出位置Eにおいて、その搬送向きが搬送コンベヤ10と直交するように配置された移送コンベヤ14における後述する支持部材64,68の移動経路に整列するように区画部18を間欠停止するよう駆動制御される。
前記搬送コンベヤ10の送出位置Eにおいて搬送コンベヤ10と直交し、移送コンベヤ14の搬送向きへ延在するよう配設される搬送路22には、載置面を構成する複数のローラ24が自由回転可能に配設される。各ローラ24は、図2に示す如く、搬送路22の中央に形成された空所26を挟む両側において搬送方向に沿うよう並列配置され、空所26内を移送コンベヤ14における支持部材64,68が通過し得るよう構成されている。また、この空所26には、図1に示す如く、搬送路22に沿って設けたガイドレール28に案内されて連続走行する無端チェン30に所定間隔毎に押送部材32が設けられた送りコンベヤ12が配設される。なお、送りコンベヤ12における無端チェン30は、上流側の転向部から下流側に向けた所定領域に亘り、上傾する傾斜走行部28aが設けられている。
前記送りコンベヤ12は、各押送部材32が前記空所26の上方へ突出してローラ24に載置された積層物品Wを下流側に押送するよう構成される。なお、無端チェン30には、各押送部材32,32間において載置部材34が複数連設され、前記傾斜走行部28aにおいて各載置部材34の上面が前記空所26の下側から上方へ向けて移動してローラ24より僅かに高い位置に臨んで積層物品Wの底面を支持して搬送するよう構成される。すなわち、積層物品Wの底面は、前記載置面を構成するローラ24のみならず、押送部材32と一体で移動する載置部材34で支持された状態で搬送されるので、該積層物品Wの搬送時における姿勢ならびに積層状態を乱すことなく、下流側の包装部に対して良好に送り込むことができる。
前記搬送路22には、図2または図4に示す如く、前記移送コンベヤ14および送りコンベヤ12で搬送される積層物品Wの幅に応じてその左右両側方を案内可能に位置調節される一対の側部物品ガイド36,36と、積層物品Wの高さに応じて積層物品Wの上面を案内可能に搬送ラインLを挟んで左右に離間する一対の上部ガイド38,38とが設けられる。
前記搬送路22の上方に、前記搬送コンベヤ10の送出位置Eから前記送りコンベヤ12の搬送始端部へ積層物品Wを受け渡す移送コンベヤ14が配設される。移送コンベヤ14は、図5に示す如く、搬送方向に離間して従動軸40と第1駆動軸42および第2駆動軸44がコンベヤフレーム46に夫々支持される。従動軸40は、送出位置Eより上流側に位置し、第1駆動軸42は、送りコンベヤ12における押送部材32が積層物品Wの押送を開始する搬送始端部より下流側に位置し、また第2駆動軸44は、第1駆動軸42の上流側に近接して位置する。第1駆動軸42には、軸方向に所定間隔離間して一対の第1駆動スプロケット48,48が、該第1駆動軸42と夫々一体回転可能に配設されると共に、各第1駆動スプロケット48の内側に近接する位置に、第2駆動スプロケット50,50が夫々第1駆動軸42に自由回転可能に配設される。従動軸40には、第1従動スプロケット52および第2従動スプロケット54が夫々自由回転可能に配設され、各第1駆動スプロケット48と第1従動スプロケット52との間に第1無端チェン(第1の無端索体)56が夫々巻掛けられると共に、各第2駆動スプロケット50と第2従動スプロケット54との間に第2無端チェン(第2の無端索体)58が夫々巻掛けられる。前記第2駆動軸44には、前記第1駆動軸42に配設した各第2駆動スプロケット50に一体的に取着される歯車50aに噛合する歯車60が一体回転可能に配設され、第2駆動軸44の回転に伴って第2駆動スプロケット50が回転するよう構成される。
前記対をなす第1無端チェン56,56間に、図1に示す如く、その移動方向に所定間隔で複数(実施例では3つ)の第1取着部材62が架設され、各取着部材62には、該無端チェン56,56の外方に延出する第1の支持部材64が配設され、これら複数の第1の支持部材64から第1の支持部材組が構成される。また対をなす第2無端チェン58,58間に、その移動方向に所定間隔で複数(実施例では3つ)の第2取着部材66が架設され、各取着部材66には、該無端チェン58,58の外方に延出する第2の支持部材68が配設され、これら複数の第2の支持部材68から第2の支持部材組が構成される。そして、第1無端チェン56,56および第2無端チェン58,58の回転に伴って、第1の支持部材64および第2の支持部材68は、前記送りコンベヤ12の搬送方向に沿う鉛直面上で同じ長円形の周回軌道を移動するようになっている。なお、第1の支持部材64および第2の支持部材68は、無端チェン56,58の走行方向に交互に位置している。図1および図6では、各支持部材64,68を区別するため、第1の支持部材64を実線で示し、第2の支持部材68を二点鎖線で示している。
前記第1の支持部材64および第2の支持部材68は、その長円形の周回軌道において前記搬送路22の載置面と対向する直線軌道部(下側直線軌道部)をその搬送向きに移動する際に、夫々前記第1取着部材62および第2取着部材66から該載置面に向けて略垂直に延出し、搬送路22上の積層物品Wの搬送方向前側あるいは後側を支持し得るよう構成される。各支持部材64,68は、平板状の部材であって、前記区画部18における一対の仕切り片18a,18a間を通過可能な幅寸法に設定される。また各支持部材64,68には、図3または図4に示す如く、幅方向の中央に、前記押送部材32の通過を許容する開口部64a,68aが、延出端側に開口するよう形成される。更に、各支持部材64,68は、下側直線軌道部を移動する際に、下端が前記区画部18の空所18cおよび搬送路22の空所26において載置面より下方まで延出する延出端部64b,68bが形成されている。すなわち、載置面上の積層物品Wの全ての物品の前側および後側を支持部材64,68で支持して搬送することができ、搬送中において積層物品Wの荷崩れや搬送姿勢の乱れを生ずることなく円滑な搬送をなし得る。また、前記延出端部64b,68bは本体部分より幅狭に設定され、空所18c,26においてその下端部が、少なくとも積層物品Wの最下部の物品の底面より下方まで延在し、各支持部材64,68が積層物品Wの高さ方向下端位置まで支持し得る。なお、空所18c,26は、前記ローラ18b,24による積層物品Wの載置面積を大きく確保し得る適宜寸法に設定される。
前記第1駆動軸42および第2駆動軸44は、可変速制御可能なサーボモータ等の第1の駆動モータ70および第2の駆動モータ72に連係されて、両駆動軸42,44は独立して回転・停止されるよう構成される。すなわち、第1の駆動モータ70を駆動することにより、第1無端チェン56,56を介して第1の支持部材64が移動し、第2の駆動モータ72を駆動することにより、第2無端チェン58,58を介して第2の支持部材68が移動するようになっている。
次に、前述したように構成された物品搬送装置における移送コンベヤ14で積層物品Wを送出位置Eから送りコンベヤ12に向けて搬送する動作について、第1の支持部材64が積層物品Wの後側に至り、また第2の支持部材64が積層物品Wの前側に位置した以降において説明する。すなわち、前記区画部18が送出位置Eに至って搬送コンベヤ10が間欠停止した状態で、移送コンベヤ14は、該送出位置Eの区画部18に収容されている積層物品Wを搬送方向の前後に位置する第1の支持部材64および第2の支持部材68とで支持して、前記送りコンベヤ12の搬送速度より低速の速度で第1、第2の支持部材64,68を略同一速度で前進移動するよう第1、第2の駆動モータ70,72が駆動制御される。これにより、図6(a),(b)に示すように、積層物品Wは第2の支持部材68で前側が支持された状態で第1の支持部材64により区画部18から送り出されて搬送路22のローラ群上に移載される。すなわち、搬送コンベヤ10の区画部18に収容されている積層物品Wを一対の支持部材64,68で前後から支持した状態で区画部18から送り出すので、個々の物品の外形が定まらず、不安定な例えば袋詰品等の積層物品であっても積層姿勢を乱すことなく安定して直交する搬送路22に送り出すことができ、搬送処理速度が高速となっても積層物品Wが荷崩れするのは防止される。
一対の支持部材64,68で前後から支持され前記送りコンベヤ12の搬送始端部まで移送された積層物品Wは、該積層物品Wの後側に前記押送部材32が到来する時期に合わせて、前記第1の駆動モータ70を逆転するよう駆動制御し、図6(c),(d)に示すように、積層物品Wの後側に位置する第1の支持部材64をその前進移動速度より高速で後退して該第1の支持部材64を、次に区画部18に収容されて送出位置Eに到来する積層物品Wの前側を支持し得る位置に臨ませると共に、引続き同一速度で第2の支持部材68を前進するよう第2の駆動モータ72を駆動制御する。また第2の駆動モータ72は、第2の支持部材組における他の第2の支持部材68を、次に区画部18に収容されて送出位置Eに到来する積層物品Wの後側を支持し得る位置まで移動して停止するよう駆動制御される。
すなわち、移送コンベヤ14は、連続走行する送りコンベヤ12の押送部材32での搬送に引き継ぐ直前位置まで一対の支持部材64,68で積層物品Wの前後を支持しているので、積層物品Wの姿勢を乱すことなく送りコンベヤ12に確実に受け渡すことができる。また、移送コンベヤ14は、送りコンベヤ12の押送部材32より低速で移動する支持部材64,68で積層物品Wの前側を支持して押送部材32に受け渡すので、積層物品Wを移送コンベヤ14から送りコンベヤ12へ受け継ぐ際の積層状態の乱れや荷崩れ等は防止される。更に、送りコンベヤ12に受け渡した積層物品Wの後側に位置する支持部材64,68を、次の積層物品Wの前側を支持するために後退するようにしたので、支持部材64,68と次に送出位置Eまで移動中の区画部18との干渉を回避する手段を設ける必要はなく、構成を簡略化し得る。更にまた、積層物品Wが押送部材32の搬送に引き継がれる際には、該押送部材32は積層物品Wの後側に位置する支持部材64,68の開口部64aを通過するので、積層物品Wを押送部材32の搬送に受け継いだ後に支持部材64,68による積層物品Wの後側の支持を解除することができ、押送部材32へ受け渡す際に積層物品Wの姿勢を乱すことがなく、良好な搬送をなし得る。また、支持部材64,68を押送部材32の移動経路から退避する手段等、押送部材32と干渉するのを防止する機構を設ける必要はなく、構成が簡単になる。
ここで、前記移送コンベヤ14は、前記送りコンベヤ12の押送部材32が積層物品Wの後側に当接して搬送を引き継いだ後に、積層物品Wの前後を支持する一対の支持部材64,68のうちで前側を支持した一方の支持部材64,68が上方に向けて移動するよう下流側の転向部の位置が設定されている。このため、押送部材32が積層物品Wの後側に当接するときには該積層物品Wの前側は他方の支持部材64,68で支持状態となっており、該押送部材32が積層物品Wの後側に当接して押送を開始する際に前方に押されて積層姿勢が乱れるのは防止される。また、積層物品Wの前側を支持していた支持部材64,68が上方に向けて移動して積層物品Wの支持を解除するので、押送部材32より低速で移動する支持部材64,68と押送部材32とで積層物品Wが強圧されるのは防止される。
また実施例では、前記区画部18における載置面および搬送路22の載置面を何れも自由回転可能なローラ18b,24で構成したので、移送コンベヤ14で区画部18から送りコンベヤ12まで移送される積層物品Wは、その搬送路22に敷設されたローラ18b,24の転動により搬送されるので、積層物品Wに大きな搬送抵抗が加わることなくスムーズな搬送が達成され、積層物品Wの荷姿の乱れや荷崩れを防止し得る。
(変更例)
本発明は実施例の構成に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で、例えば以下のようにも変更可能である。
(1) 実施例では、各支持部材64,68を夫々2本の無端チェン56,58に配設した場合で説明したが、各支持部材64,68を夫々1本の無端索体に配設し、各無端索体を夫々独立して走行するようにしたものであってもよい。
(2) 実施例では支持部材64,68が配設される無端索体として無端チェン56,58を用いた場合で説明したが、歯付ベルト等、その他の無端索体を採用することができる。
(3) 実施例では、搬送路22の載置面をローラ24で構成した場合で説明したが、搬送方向に向けて延びるベッドやレールに載置して搬送される形態としてもよい。すなわち、積層物品Wの載置面は、積層物品Wの重量、形状等の物品の性状や、積層数または搬送姿勢の状態等の搬送条件に応じたものとすればよい。
(4) 実施例では、搬送コンベヤ10の区画部18および搬送路22に設けた各ローラ18b,24を自由回転可能に構成したが、モータ等の駆動力を与えて移送コンベヤ14と同じ搬送速度で搬送し得る搬送ローラや搬送ベルト等を採用するようにしてもよい。
(5) 実施例では、移送コンベヤ14における支持部材64,68の下端を搬送路22の載置面より下方まで延出したが、これは袋詰め品等で各物品の高さが低いものに採用する等、積み重ねられる個々の物品の高さや物品の性状、その他、必要に応じて採用すればよい。
(6) 実施例では、移送コンベヤ14の支持部材64,68を一定速度で前進して搬送する場合で説明したが、積層物品Wを送りコンベヤ12による搬送へ引き継いだ後に、積層物品Wの前側を支持する支持部材64,68を、押送部材32での押送速度より高速で前進するよう設定する。または、積層物品Wを押送部材32による搬送に引き継ぐ際に、積層部品Wの前側を支持する支持部材64,68の動作を一時停止した後に前進するように走行するようにしてもよい。すなわち、移送コンベヤ14の支持部材64,68は、必ずしも一定速度で走行させる必要はなく、必要に応じて変速する構成を採用し得る。また、特に積層状態において安定性を欠く物品等においては、前記区画部18から送り出す際や送りコンベヤ12の押送部材32へ受け渡す際において、積層物品Wの後側を支持する支持部材64,68の移動速度を低速に設定する等の構成を採用し得る。
(7) 移送コンベヤ14から送りコンベヤ12への積層物品Wの受け渡しに際しては、移送コンベヤ14における前後の支持部材64,68で積層物品Wを支持している間に、送りコンベヤ12の押送部材32が積層物品Wの後側に当接し、該押送部材32の搬送に受け継いだ後に支持部材64,68による積層物品Wの前側の支持を解除するよう動作するのが好適である。
(8) 実施例では、移送コンベヤ14の無端チェン56,58における下側軌道部が搬送路22の搬送方向に沿う直線軌道部としたが、例えば下側軌道部における下流側について上方に向けて傾斜する傾斜軌道部とし、積層物品Wの前側を支持して送りコンベヤ12の搬送始端部へ移動した一方の支持部材64,68が積層物品Wの支持を解除する際には前進しつつ上方へ移動する構成を採用し得る。
(9) 実施例では、送りコンベヤ12の上流側の転向部において押送部材32が載置面から上方に回動して突出する構成としたが、上流側の転向部から下流側の所定範囲で押送部材32が前進しつつ載置面より次第に上方に突出する等の各種形態を採用し得る。
10 搬送コンベヤ,12 送りコンベヤ,14 移送コンベヤ,18 区画部
18c 空所,22 搬送路,24 ローラ,26 空所,32 押送部材
56 第1無端チェン(第1の無端索体),58 第2無端チェン(第2の無端索体)
64 第1の支持部材,64a 開口部,64b 延出端部,68 第2の支持部材
68a 開口部,68b 延出端部,70 第1の駆動モータ,72 第2の駆動モータ
E 送出位置,L 搬送ライン,W 積層物品

Claims (6)

  1. 複数の物品を積み重ねた積層物品(W)を、搬送方向と直交する側方に開放する区画部(18)に収容して間欠的に搬送する搬送コンベヤ(10)と、押送部材(32)を所定間隔毎に備え、搬送コンベヤ(10)と直交する搬送路(22)に配設されて連続走行する送りコンベヤ(12)と、前記搬送コンベヤ(10)の送出位置(E)から前記送りコンベヤ(12)の搬送始端部まで前記積層物品(W)を移送する移送コンベヤ(14)とを備え、
    前記移送コンベヤ(14)は、前記積層物品(W)の前側および後側を位置規制して搬送する一対の支持部材(64,68)を備え、前記搬送路(22)に沿って該支持部材(64,68)の一方を移動可能な第1の無端索体(56)と、支持部材(64,68)の他方を移動可能な第2の無端索体(58)と、前記各無端索体(56,58)を夫々独立して回転する駆動モータ(70,72)とを備え、
    前記送出位置(E)において積層物品(W)を、その前後を前記一対の支持部材(64,68)で支持して送りコンベヤ(12)の搬送始端部まで搬送して積層物品(W)を送りコンベヤ(12)の搬送速度より低速で前記押送部材(32)へ受け渡し、後側の支持部材(64,68)を送出位置(E)から搬送される後続の積層物品(W)の前側に臨む位置まで後退すると共に、前側の支持部材(64,68)を前進して前記押送部材(32)で押送される積層物品(W)の搬送経路から退避し、該前側の支持部材(64,68)が配設されている無端索体(56,58)の他の支持部材(64,68)を次に送出位置(E)に至る積層物品(W)の後側に臨む位置まで移動するよう各駆動モータ(70,72)を駆動制御する構成とした
    ことを特徴とする物品搬送装置。
  2. 前記送りコンベヤ(12)の搬送始端部において前記押送部材(32)が積層物品(W)の後側に至る時期に合わせて、積層物品(W)を挟む前後の支持部材(64,68)の支持を解除するよう各駆動モータ(70,72)を駆動制御する構成とした請求項1記載の物品搬送装置。
  3. 前記送りコンベヤ(12)の搬送始端部において積層物品(W)の搬送を前記押送部材(32)で引き継いだ後に、支持部材(64,68)による積層物品(W)の前側の支持を解除する構成とした請求項1または2記載の物品搬送装置。
  4. 前記支持部材(64,68)は、前記押送部材(32)の通過を許容する開口部(64a,68a)を有する請求項1〜3の何れか一項に記載の物品搬送装置。
  5. 前記搬送路(22)における押送部材(32)の移動経路に沿って、前記積層物品(W)を載置して搬送するローラ(24)を搬送方向に向けて並設した請求項1〜4の何れか一項に記載の物品搬送装置。
  6. 前記区画部(18)と前記搬送路(22)との夫々の載置面に搬送ライン(L)に沿って空所(18c,26)を設け、前記移送コンベヤ(14)における支持部材(64,68)は、空所(18c,26)から下方に延出して移動する延出端部(64b,68b)を有する請求項1〜5の何れか一項に記載の物品搬送装置。
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