JP5397286B2 - 腕時計 - Google Patents

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この発明は、電子腕時計などの腕時計に関し、更に詳しくは合成樹脂製のケース本体を備えた腕時計に関する。
従来、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、合成樹脂製のケース本体の上部に時計ガラスが装着するガラス装着部を設ける共に、この合成樹脂製のケース本体中にガラス装着部の強度を確保するための金属補強板をガラス装着部に対応させて埋め込んだ構成のものが知られている。
実開平02−16306号公報
しかしながら、このような従来の腕時計では、金属補強板によってケース本体のガラス装着部の強度を確保することができても、時計バンドが取り付けられるバンド取付部の強度を確保することができないため、バンド取付部を大きく形成して強度を確保する必要があり、このため時計全体が大型化するという問題がある。
このような問題を解消するために、従来の腕時計では、バンド取付部をケース本体とは別に形成し、このバンド取付部をケース本体に取り付けることにより、時計全体の小型化および薄型化を図った構成のものが開発されている。このような構成の腕時計では、ケース本体にバンド取付部を単に取り付けた構成であると、時計バンドによってバンド取付部が押し上げられるため、ベゼルによってバンド取付部を位置規制する必要がある。
このような腕時計においては、ベゼルをケース本体のガラス装着部とバンド取付部との間に位置するケース本体の外周面に設けているが、ベゼルが軟質の合成樹脂で形成されていると、時計バンドと共にバンド取付部が押し上げられた際に、ベゼルが変形するので、緩衝効果があっても、ベゼルとケース本体との間に隙間が生じるという問題がある。また、ベゼルが金属で形成されていると、時計バンドと共にバンド取付部が押し上げられた際に、ベゼルが変形しないため、ベゼルとケース本体との間に隙間が生じることはないが、緩衝効果が得られないという問題がある。
そこで、ベゼルを軟質合成樹脂製の第1ベゼルと金属製の第2ベゼルとで構成することにより、バンド取付部の位置規制効果と緩衝効果との両方が得られるように構成することが検討されている。しかし、軟質合成樹脂製の第1ベゼルと金属製の第2ベゼルとを単に組み合わせた構成では、時計バンドと共にバンド取付部が押し上げられた際に、軟質合成樹脂製の第1ベゼルが浮き上がり、この第1ベゼルと金属製の第2ベゼルとの間に隙間が生じしてしまうという問題が生じる。
この発明が解決しようとする課題は、合成樹脂製のケース本体の強度を確保すると共に、軟質合成樹脂からなる第1ベゼルなどの緩衝部材が変形して隙間が発生するのを防ぐことができる腕時計を提供することである。
本発明は、上部にガラス装着部が設けられた合成樹脂製のケース本体と、このケース本体の12時6時方向に取り付けられたバンド取付部と、このバンド取付部に取り付けられた時計バンドと、前記ケース本体の前記ガラス装着部の外側を覆う軟質材料からなる緩衝部材と、前記ケース本体の前記ガラス装着部の外周及び前記緩衝部材の内周側に固定され、前記緩衝部材を係止して前記緩衝部材の変形を規制する係止部が形成された金属製リングとを備え、前記金属製リングの前記係止部は、少なくとも前記バンド取付部に対応する箇所に設けられ、前記緩衝部材に設けられた凹部に挿入することで、前記ケース本体に対して前記緩衝部材の一部を固定することを特徴とする腕時計である。
この発明によれば、金属製リングによって合成樹脂製のケース本体およびそのガラス装着部の強度を確保することができると共に、時計バンドによってバンド取付部が押し上げられた際に、金属製リングの係止部によって緩衝部材の浮き上がりを防ぐことができ、これにより緩衝部材が変形して隙間が発生するのを防ぐことができる。
この発明を適用した腕時計の一実施形態を示した拡大正面図である。 図1に示された腕時計のA−A矢視における拡大断面図である。 図1に示された腕時計のA−A矢視における要部を断面で示した拡大斜視図である。 図2に示された腕時計における第1のベゼルを示した拡大斜視図である。 図2に示された腕時計において、ケース本体のガラス装着部に金属製リングを装着した状態を示した斜視図である。 図5に示されたケース本体の外周に第1のベゼルを金属製リングによって係止させた状態を示した斜視図である。 図6に示されたケース本体の外周に第2のベゼルと第3のベゼルとを装着した状態を示した斜視図である。
以下、図1〜図7を参照して、この発明を適用した腕時計の一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1〜図3に示すように、時計ケースTKを備えている。この時計ケースTKは、合成樹脂製のケース本体1を備えている。このケース本体1の上部には、ガラス装着部3がほぼ円筒形の枠状に形成されている。このガラス装着部3内には、時計ガラス2がパッキン2aを介して装着されている。
また、このケース本体1の内部には、図2に示すように、時計モジュール4が設けられており、このケース本体1の下部には、裏蓋5が防水リング5aを介して取り付けられている。時計モジュール4は、図示しないが、指針を運針させて時刻を指示する時計ムーブメントや、時刻などの情報を電気光学的に表示する平面型の表示パネルなどの時計機能に必要な各種の部品を備えている。
また、ケース本体1における12時と6時とに対応する箇所には、図1〜図3に示すように、バンド取付部6がそれぞれ取り付けられている。このバンド取付部6には、図1に示すように、時計バンド7がそれぞれ取り付けられている(図1では12時側のみを示す)。この場合、ケース本体1における12時と6時とに対応する箇所には、図5に示すように、一対の取付突起部8がそれぞれ形成されている。この一対の取付突起部8には、それぞれピン取付孔8aが互いに対応して設けられている。
また、バンド取付部6には、図2および図3に示すように、一対の取付突起部8のピン取付孔8aに対応するケース側取付孔6aと、時計バンド7を取り付けるためのバンド側取付孔6bとがそれぞれ設けられている。これにより、バンド取付部6は、ケース側取付孔6aに取付ピン9を挿入させて一対の取付突起部8の間に配置し、この状態で取付ピン9の両端部を一対の取付突起部8の各ピン取付孔8aにそれぞれ挿入させることにより、取付ピン9を中心に上下方向に回転可能な状態で、ケース本体1に取り付けられている。
一方、ケース本体1におけるガラス装着部3の外周面には、図2および図3に示すように、金属製リング10が嵌め込まれた状態で固定されている。この金属製リング10は、内周面が段差状に形成され、外周面がテーパ状に形成されている。すなわち、この金属製リング10は、図2および図3に示すように、その内周面の上部がガラス装着部3の外周面に嵌着する小径部10aに形成され、内周面の下部がガラス装着部3の下側に位置するケース本体1の上部の外周面に嵌着する大径部10bに形成されている。
また、この金属製リング10は、図2および図3に示すように、その外周面の上部が小径で、下部が大径のテーパ状に形成され、この外周面の下部にケース本体1の外周面から突出する係止部11が形成されている。この係止部11は、ケース本体1の12時と6時とに位置する各バンド取付部6にそれぞれ対応する金属製リング10の箇所に設けられている。
この場合、金属製リング10は、図2、図3および図5に示すように、その上部に位置する小径部10aがガラス装着部3に圧入されていると共に、下部に位置する大径部10bがケース本体1に圧入されていることにより、小径部10aの内周面がガラス装着部3の外周面に密着し、大径部10bの内周面がケース本体1の外周面に密着し、この状態で嵌着固定されている。
さらに、このケース本体1の外周部には、図1〜図3に示すように、第1〜第3の各ベゼル12〜14が設けられている。第1のベゼル12は、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂からなり、図4に示すように、全体がほぼリング形状に形成されている。この第1のベゼル12は、図2、図3および図6に示すように、金属製リング10の外周面およびケース本体1の外周面に装着されるように構成されている。
すなわち、この第1のベゼル12は、図2および図3に示すように、その下部がケース本体1の外周面に設けられた突起部15上に位置すると共に、金属製リング10の下側に位置するケース本体1の外周面に密着し、この状態で金属製リング10の係止部11によって係止された状態で、ケース本体1に取り付けられるように構成されている。
また、この第1のベゼル12は、図2および図3に示すように、その上部が金属製リング10の上部外周に当接した状態で、外部上方に露出するように構成されている。この場合、第1のベゼル12の内周面における上部は、図2〜図4に示すように、金属製リング10の係止部11が挿入する凹部12aが設けられている。
これにより、第1のベゼル12は、図2および図3に示すように、その下部をケース本体1の外周面に設けられた突起部15上に配置し、金属製リング10の下側に位置するケース本体1の外周面に密着させた際に、金属製リング10の係止部11が第1のベゼル12の凹部12aに挿入することにより、金属製リング10の係止部11によって係止されて位置規制された状態で、ケース本体1の外周に取り付けられている。
一方、第2のベゼル13は、第1のベゼル12と同様、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂からなり、図2、図3および図7に示すように、ケース本体1の外周を覆うように構成されている。すなわち、この第2のベゼル13は、図2および図3に示すように、その上部13aがほぼリング形状に形成され、ガラス装着部3の上部に配置された状態で、金属製リング10の上端面、第1のベゼル12の上端面、および時計ガラス2の上面における外周端を覆うように構成されている。
また、この第2のベゼル13は、図2、図3および図7に示すように、その下部13bがケース本体1に設けられた突起部15の外端面に当接した状態で、バンド取付部6の上部に設けられた凹部6cに挿入することにより、ケース本体1に対してバンド取付部6を位置規制するように構成されている。この場合、第2のベゼル13は、その上部13aと下部13bとが連結されて一体に形成されている。これにより、第2のベゼル13は、図2、図3および図7に示すように、ケース本体1の上部外周から下部外周に亘って、ケース本体1を覆うように構成されている。
さらに、第3のベゼル14は、ステンレスなどの金属からなり、図2、図3および図7に示すように、全体がほぼリング形状に形成されている。この第3のベゼル14は、第1のベゼル12と第2のベゼル13の下部13bとの間に配置されている。すなわち、この第3のベゼル14は、図2および図3に示すように、その上端部が第1のベゼル12の上部下側に食い込んで配置されている。
また、この第3のベゼル14は、図2および図3に示すように、その下端部が第2のベゼル13における下部13bの上面に設けられた凹部13cに挿入されて配置されている。これにより、第3のベゼル14は、図2、図3および図7に示すように、第1のべセル12と第2のベゼル13における下部13bとの間に配置された状態で、外部に露出するように構成されている。さらに、時計ケースTKの側面における2時、4時、8時、10時の各箇所には、図1に示すように、押釦スイッチ16がそれぞれ設けられている。
次に、この腕時計のケース本体1に金属製リング10および第1〜第3の各ベゼル12〜14を組み付ける場合について説明する。
まず、図5に示すように、ケース本体1のガラス装着部3の外周に金属製リング10を圧入させて固定する。このときには、図2および図3に示すように、金属製リング10の上部に位置する小径部10aをガラス装着部3の外周に圧入させると共に、金属製リング10の下部に位置する大径部10bをケース本体1の外周に圧入させる。
これにより、金属製リング10がガラス装着部3の外周面およびその下側に位置するケース本体1の外周面に嵌着されて固定される。この状態では、金属製リング10の外周面がテーパ状をなし、このテーパ状の下部に設けられた係止部11が、ケース本体1の外周面から突出した状態で、ケース本体1の12時と6時とに位置する各バンド取付部6にそれぞれ対応して配置される。
次に、図6に示すように、第1のベゼル12をケース本体1の外周に装着する。このときには、図2および図3に示すように、第1のベゼル12の下部をケース本体1の外周面に設けられた突起部15上に配置すると共に、金属製リング10の下側に位置するケース本体1の外周面に密着させ、この状態で金属製リング10の係止部11を第1のベゼル12の内周面における上部に設けられた凹部12aに挿入させる。
これにより、第1のベゼル12は、図2および図3に示すように、その下部が金属製リング10の係止部11によって係止されて位置規制され、この状態でケース本体1の外周に取り付けられる。このときには、第1のベゼル12の内周面における上部の凹部12aによって第1のベゼル12の上部内面と金属製リング10の外周面との間に空間が形成され、この空間によって第1のベゼル12の上部が変形し易くなっている。
次いで、図2、図3および図7に示すように、第2のベゼル13をケース本体1の外周に装着する。このときには、図2および図3に示すように、第2のベゼル13の上部13aがほぼリング形状に形成され、ガラス装着部3の上部に配置されて、金属製リング10の上端面、第1のベゼル12の上端面、および時計ガラス2の上面における外周端を覆う。また、このときには、第2のベゼル13の下部13bが、図2および図3に示すように、ケース本体1に設けられた突起部15の外端面に当接した状態で、バンド取付部6の上部に設けられた凹部6cに挿入可能な状態で斜め下側に向けて突出して配置される。
次に、図7に示すように、金属製の第3のベゼル14を第1のベゼル12と第2のベゼル13の下部13bとの間に取り付ける。このときには、バンド取付部6が取り付けられていないので、図2および図3に示すように、第2のベゼル13の下部13bを下側に押し下げて変形させ、この状態で第3のベゼル14を第1のベゼル12と第2のベゼル13の下部13bとの間に配置する。
すなわち、このときには、第3のベゼル14の上端部を第1のベゼル12の上部下側に食い込ませると共に、第3のベゼル14の下端部を第2のベゼル13における下部13bの上面に設けられた凹部13c内に挿入させて配置する。これにより、第3のベゼル14が第1のべセル12と第2のベゼル13の下部13bとの間に配置されて外部に露出する。
この後、ケース本体1にバンド取付部6を取り付ける。このときには、図2および図3に示すように、バンド取付部6のケース側取付孔6aに取付ピン9を挿入させ、この状態でバンド取付部6を図5に示すケース本体1の一対の取付突起部8の間に配置する。このときには、図2および図3に示すように、バンド取付部6の上部に設けられた凹部6cに第2のベゼル13の下部13bを挿入させる。
そして、取付ピン9の両端部をケース本体1の一対の取付突起部8の各ピン取付孔8aにそれぞれ挿入させる。これにより、バンド取付部6が取付ピン9によってケース本体1に取り付けられる。このときには、バンド取付部6によって第2のベゼル13が押し上げられ、この第2のベゼル13によってその下部13b上の凹部13cに挿入された金属製の第3のベゼル14の下端部が押し上げられ、この第3のベゼル14の上端部が第1のベゼル12の上部下側に食い込む。
このため、バンド取付部6は、図2および図3に示すように、第1〜第3の各ベゼル12〜14によって位置規制される。この後、バンド取付部6に時計バンド7を取り付ける。このときには、バンド取付部6のバンド側取付孔6bに取付ピン(図示せず)を挿入させ、この取付ピンによって時計バンド7をバンド取付部6に取り付ける。
次に、この腕時計の作用について説明する。
通常は、ケース本体1に取り付けられたバンド取付部6が、第1〜第3のベゼル12〜14によって位置規制されている。すなわち、ケース本体1のバンド取付部6が取り付けられた際には、第2のベゼル13の下部13bがケース本体1の突起部15の外端部に当接していると共に、第2のベゼル13の下部13bがバンド取付部6の凹部6cに挿入していることにより、この第2のベゼル13によってバンド取付部6がケース本体1に対して弾力的に位置規制されている。
この状態で、時計バンド7が押し上げられた際には、時計バンド7によってバンド取付部6が押し上げられ、このバンド取付部6によって第2のベゼル13の下部13bが押し上げられる。すると、この第2のベゼル13によってその下部13b上の凹部13cに挿入された金属製の第3のベゼル14の下端部が弾力的に押し上げられ、この第3のベゼル14の上端部が第1のベゼル12の上部下側に食い込んで押し付けられる。
このときには、図2および図3に示すように、第1のベゼル12の下部が金属製リング10の係止部11によって係止されていることにより、第1のベゼル12がケース本体1の外周に位置規制された状態で取り付けられる。このため、第1のベゼル12は金属製の第3のベゼル14によって押し上げられても、第1のベゼル12が浮き上がることがなく、ケース本体1の外周に密着して固定されている。
また、このときには、第1のベゼル12がその上部の凹部12aによって第1のベゼル12の上部内面と金属製リング10の外周面との間に空間が形成され、この空間によって第1のベゼル12の上部が変形し易くなっているので、第1のベゼル12の上部が金属製の第3のベゼル14によって押し上げられると、第1のベゼル12の上部が変形し、第3のベゼル14が隙間を生じることなく、第1のベゼル12の上部下側に良好に食い込む。
このため、時計バンド7によってバンド取付部6が押し上げられても、その押し上げ力を第1〜第3の各ベゼル12〜14によって緩衝することができると共に、金属製リング10の係止部11によって第1のベゼル12が係止されてケース本体1に対して固定されているので、バンド取付部6の押し上げ力によって第1のベゼル12が浮き上がることがなく、これにより第1のベゼル12の変形によって隙間が生じることがない。
このように、この腕時計によれば、ガラス装着部3が設けられた合成樹脂製のケース本体1と、このケース本体1の12時6時方向に取り付けられたバンド取付部6と、このバンド取付部6に取り付けられた時計バンド7と、ケース本体1のガラス装着部3の外側を覆う第1のベゼル12と、ケース本体1のガラス装着部3の外周に固定され、第1のベゼル12を係止して第1のベゼル12の変形を規制する係止部11が形成された金属製リング10とを備えているので、合成樹脂製のケース本体1の強度を確保することができると共に、第1のベゼル12の変形による隙間の発生を防ぐことができる。
すなわち、この腕時計では、金属製リング10がケース本体1のガラス装着部3に圧入によって固定されていることにより、この金属製リング10によって合成樹脂製のケース本体1およびガラス装着部3を補強することができ、これによりケース本体1およびガラス装着部3の強度を十分に確保することができる。
このため、ガラス装着部3の肉厚を薄く形成しても、金属製リング10によってガラス装着部3の強度を確保することができるので、ケース本体1を合成樹脂で形成しても、ケース本体1の小型化を図ことができるほか、従来のように金属補強板をケース本体1中にインサート成形によって設ける必要もないので、ケース本体1を容易に製作することができると共に、ケース本体1の低コスト化をも図ることができる。
また、この腕時計では、第1のベゼル12が金属製リング10の係止部11によって係止されているので、バンド取付部6が時計バンド7によって押し上げられた際に、金属製リング10の係止部11によって第1のベゼル12が浮き上がるのを確実に防ぐことができ、これにより第1のベゼル12が変形して隙間が発生するのを確実に且つ良好に防ぐことができる。
この場合、金属製リング10の係止部11は、少なくともバンド取付部6に対応する箇所に設けられ、ケース本体1に対して第1のベゼル12の一部である下部を固定していることにより、接着剤を用いずに、第1のベゼル12をケース本体1に確実に固定することができ、これによりバンド取付部6が時計バンド7によって押し上げられても、第1のベゼル12の浮き上がりを確実に防いで、第1のベゼル12の変形による隙間の発生を確実に且つ良好に防ぐことができる。
このため、バンド取付部6の押し上げを防ぐために、ケース本体1にストッパ部を設ける必要がないので、これによってもケース本体1の小型化および薄型化を図ることができると共に、ストッパ部によってケース本体1がデザイン的な制約を受けることもないので、ケース本体1を自由な形状に形成し易く、設計上の自由度を高めることができる。
また、この腕時計では、金属製リング10の係止部11によってケース本体1に対して係止される第1のベゼル12を備えているほかに、ケース本体1およびバンド取付部6の両者に当接するウレタン樹脂などの軟質材料からなる第2のベゼル13を備えていることにより、この第2のベゼル13によってバンド取付部6をケース本体1に対して弾力的に且つ良好に位置規制することができる。
すなわち、第2のベゼル13は、その下部13bがケース本体1の突起部15における外端面に当接していると共に、バンド取付部6の凹部6cに挿入していることにより、この第2のベゼル13の下部13bによってバンド取付部6をケース本体1に対して弾力的に且つ良好に位置規制することができ、これにより時計バンド7によってバンド取付部6が押し上げられた際に、その押し上げ力を良好に緩衝することができる。
さらに、第1のベゼル12と第2のベゼル13との間には、金属製の第3のベゼル14が配置されていることにより、時計バンド7によってバンド取付部6が押し上げられた際に、その押し上げ力を第1〜第3の各ベゼル12〜14によって緩衝することができると共に、第1〜第3の各ベゼル12〜14の変形による隙間の発生を防ぐことができる。
すなわち、第1のベゼル12の下部が金属製リング10の係止部11によって係止されてケース本体1の外周に位置規制された状態で取り付けられるので、第1のベゼル12は金属製の第3のベゼル14によって押し上げられても、第1のベゼル12が浮き上がることがなく、第1のベゼル12をケース本体1の外周に密着させて固定させることができる。
このため、第1のベゼル12の内周面における上部の凹部12aによって、第1のベゼル12の上部内面と金属製リング10の外周面との間に空間が形成されていることにより、この空間によって第1のベゼル12の上部が金属製の第3のベゼル14によって押し上げられると、第3のベゼル14が第1のベゼル12の上部を容易に変形させて、その上部下側に良好に食い込ませることができ、これにより第1〜第3の各ベゼル12〜14の各間に隙間が発生するのを、より一層、確実に防ぐことができる。
なお、上述した実施形態では、金属製リング10の係止部11がバンド取付部6に対応する箇所に設けられている場合について述べたが、必ずしもバンド取付部6に対応する箇所のみに設けられている必要はなく、金属製リング10の全周囲に亘って連続して設けられていても良い。
1 ケース本体
2 時計ガラス
3 ガラス装着部
4 時計モジュール
5 裏蓋
6 バンド取付部
6a ケース側取付孔
6b バンド側取付孔
6c バンド取付部の凹部
7 時計バンド
8 取付突起部
9 取付ピン
10 金属製リング
10a 金属製リングの小径部
10b 金属製リングの大径部
11 係止部
12〜14 第1〜第3の各ベゼル
12a 第1のベゼルの凹部
13a 第2のベゼルの上部
13b 第2のベゼルの下部
15 ケース本体の突起部

Claims (5)

  1. 上部にガラス装着部が設けられた合成樹脂製のケース本体と、
    このケース本体の12時6時方向に取り付けられたバンド取付部と、
    このバンド取付部に取り付けられた時計バンドと、
    前記ケース本体の前記ガラス装着部の外側を覆う軟質材料からなる緩衝部材と、
    前記ケース本体の前記ガラス装着部の外周及び前記緩衝部材の内周側に固定され、前記緩衝部材を係止して前記緩衝部材の変形を規制する係止部が形成された金属製リングと
    を備え、
    前記金属製リングの前記係止部は、少なくとも前記バンド取付部に対応する箇所に設けられ、前記緩衝部材に設けられた凹部に挿入することで、前記ケース本体に対して前記緩衝部材の一部を固定することを特徴とする腕時計。
  2. 前記緩衝部材の内周面と前記金属製リングの外周面との間に空間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の腕時計。
  3. 前記空間は、前記係止部が前記凹部の下部を係止した状態で前記係止部の上部に形成される空間であることを特徴とする請求項2に記載の腕時計。
  4. 前記緩衝部材は、前記金属製リングの前記係止部によって前記ケース本体に対して係止される第1のベゼルを備えているほかに、前記ケース本体および前記バンド取付部の両者に当接する軟質材料からなる第2のベゼルを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の腕時計。
  5. 前記第1のベゼルと前記第2のベゼルとの間には、金属製の第3のベゼルが配置されていることを特徴とする請求項4に記載の腕時計。
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