JP5396224B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は液晶表示装置に係り、特に、横電界方式と称される液晶表示装置に関する。
横電界方式と称される液晶表示装置は、液晶を挟持する一対の基板の面と平行な面内において、液晶の分子を回転駆動させるようにし、いわゆる広視野角特性に優れたものとして構成することができる。
図5は、このような液晶表示装置の一例を示す画素の断面図である。液晶LCを挟持して対向配置される第1基板SUB1、第2基板SUB2のうち、第1基板SUB1の液晶LC側の面に、絶縁膜INを介して配置される画素電極PXと対向電極CTとが配置されている。対向電極CTは、絶縁膜INのたとえば下層に面状のパターンとして形成され、画素電極PXは、絶縁膜INの上層に並設された複数の線状のパターンとして形成されている。なお、画素電極PXの上層には、液晶LCの分子の初期配向方向を決定させる第1配向膜ORI1が形成されている。画素電極PXと対向電極CTとの間には、電界が発生し、この電界によって液晶LCの分子を駆動させるようになっている。
なお、図5は、本発明の実施例を示す図1に対応して描いた図となっている。このため、図5の上述した構成以外の他の構成については図1における説明を参照されたい。
本願発明に関連する文献としては、たとえば下記特許文献1に示した液晶表示装置が知られている。前記特許文献1には、図5に示した構成において、隣接する画素電極PXの間の絶縁膜INをその下層の対向電極CTが露出するまで除去された構成が開示されている。
特開2007−183299号公報
しかし、図5に示した液晶表示装置において、第1配向膜ORI1の近傍に前記第1配向膜ORI1の容量および抵抗によって、図6に示す等価回路が形成される。図6において、等価回路は、たとえば画素電極PXから対向電極CTに至る電界の電気力線(図5において矢印EFで示す)に沿って、画素電極PXと第1配向膜ORI1との界面抵抗R1、第1配向膜ORI1の容量C4と抵抗R4との並列接続体、第1配向膜ORI1の抵抗R2および液晶LCの容量C2の並列接続体、第1配向膜ORI1の容量C4と抵抗R4との並列接続体、および絶縁膜INの容量C3が直列接続された回路として把握される。
このため、第1配向膜ORI1内にDC電流Iが流れ、このDC電流Iによって絶縁膜INに電荷が蓄積(残留DC)されるようになる。そして、絶縁膜INに、このような残留DCが蓄積されると、いわゆる焼き付け、あるいはフリッカが生じる原因となる。
この場合、第1配向膜ORI1の抵抗を大きくすることによって、前記DC電流の発生を抑制することができる。しかし、絶縁膜INにDC電流が発生してしまった場合に、残留DCが抜け難くなり、焼き付けが消え難くなるという不都合が生じる。
また、上述した特許文献1に示した構成を採用することによって、上述した焼き付けを減少させることができるが、対向電極CTの表面と画素電極PXの表面との段差による凹凸が大きくなり、液晶LC側の面の平坦化が損なわれることになる。ことのことは、対向電極CTおよび画素電極PXを被って形成する第1配向膜ORI1の表面に前記凹凸が反映され、信頼性あるラビング処理ができず、配向不良が生じてしまうことになる。
本発明の目的は、液晶側の面の平坦化を損なうことなく、焼き付きの大幅な減少を図った液晶表示装置を提供することにある。
本発明の液晶表示装置は、上述した第1配向膜ORI1を、たとえば2層構造で形成し、前記画素電極PX側の層の抵抗を液晶LC側の層の抵抗よりも大きくするようにしたものである。
本発明の構成は、たとえば、以下のようなものとすることができる。
(1)本発明の液晶表示装置は、液晶を挟持して対向配置される第1基板と第2基板とを備え、
前記第1基板の前記液晶側の面の画素領域において、前記第1基板側に形成する第1電極を設けるとともに、この第1電極の前記液晶側の面に絶縁膜を介して形成される複数の線状パターンを有する第2電極を設け、
前記第1電極および前記第2電極のうちの何れか一方を画素電極とするとともに、何れか他方を対向電極として構成し、
前記第2電極をも被って前記液晶と接触して形成される第1配向膜を設けてなる液晶表示装置であって、
前記第1配向膜に、
前記第2電極側に設けられる層であって、前記第2電極の前記液晶側の面全体、および、前記複数の第2電極間における前記絶縁膜の前記液晶側の面全体を被って形成する第1の層と、
前記液晶側に設けられる層であって、前記第1の層の前記液晶側の面全体に重畳するとともに、前記液晶側において、この液晶と接触して形成する第2の層と、
を設け、
前記第1の層の抵抗を、前記第2の層の抵抗よりも大きくすることを特徴とする。
(2)本発明の液晶表示装置は、(1)において、前記第1配向膜は、前記第1の層の抵抗を、1015〜1016(Ω・cm)のオーダーとし、前記第2の層の抵抗を、1013〜1014(Ω・cm)のオーダーとしたものであることを特徴とする。
(3)本発明の液晶表示装置は、(2)において、前記第2基板の前記液晶側の面に前記液晶と接触して形成される第2配向膜を備え、この第2配向膜の抵抗は1013〜1014(Ω・cm)のオーダーで形成されていることを特徴とする。
(4)本発明の液晶表示装置は、(1)において、前記第1電極は、対向電極として構成され、隣接する画素の第1電極と電気的に接続されて構成され、前記第2電極は、画素電極として構成され、隣接する画素の第2電極とは電気的に分離されて構成されていることを特徴とする。
(5)本発明の液晶表示装置は、(1)において、前記第1電極は、画素電極として構成され、隣接する画素の第1電極と電気的に分離されて構成され、前記第2電極は、対向電極として構成され、隣接する画素の第2電極とは電気的に接続されて構成されていることを特徴とする。
(6)本発明の液晶表示装置は、(1)において、前記第1電極および前記第2電極は、それぞれ、透光性導電膜で構成されていることを特徴とする。
なお、上記した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。また、上記した構成以外の本発明の構成の例は、本願明細書全体の記載または図面から明らかにされる。
上述のように構成した液晶表示装置は、液晶側の面の平坦化を損なうことなく、焼き付きの大幅な減少を図ることができるようになる。
本発明のその他の効果については、明細書全体の記載から明らかにされる。
本発明の液晶表示装置の実施例1を示す構成図で、図3のI−I線における断面図である。 本発明の液晶表示装置の概略を示す平面図である。 本発明の液晶表示装置の画素の構成を示す平面図である。 本発明の液晶表示装置の効果を説明するための等価回路図である。 従来の液晶表示装置の例を示す構成図で、図1と対応づけて示した断面図である。 従来の液晶表示装置の不都合を示す等価回路図である。
本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。なお、各図および各実施例において、同一または類似の構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
〈全体の構成〉
図2は、本発明の液晶表示装置の実施例1の概略を示す平面図である。図2において、液晶(図示せず)を挟持して対向配置される第1基板SUB1、第2基板SUB2がある。第2基板SUB2は観察者側に配置されるようになっている。第1基板SUB1の背面にはバックライト(図示しない)が配置されるようになっている。第2基板SUB2は、第1基板SUB1よりも若干小さな面積となっており、第1基板SUB1の図中下側の辺部SDを露出させるようになっている。第1基板SUB1の図中下側の辺部SDには半導体装置(チップ)SECが搭載されている。この半導体装置SECは後述の表示領域ARにおける各画素を駆動する制御回路となっている。第2基板SUB2の周辺には、第1基板SUB1との固着を図るシール材SLが形成され、このシール材SLは液晶を封止させる機能をも有している。
シール材SLで囲まれた領域は表示領域ARとなっている。第1基板SUB1の前記表示領域ARにおける液晶側の面には、図中x方向に延在しy方向に並設されるゲート信号線GL、および図中y方向に延在しx方向に並設されるドレイン信号線DLが形成されている。隣接する一対のゲート信号線GLと隣接する一対のドレイン信号線DLとで囲まれる領域は画素領域を構成するようになっている。これにより、表示領域ARにはマトリックス状に配置された多数の画素を有するようになっている。
各画素領域には、図中の点線楕円枠内の等価回路図である図Aに示すように、ゲート信号線GLからの信号(走査信号)によってオンされる薄膜トランジスタTFTと、この薄膜トランジスタTFTを通してドレイン信号線DLからの信号(映像信号)が供給される画素電極PXと、この画素電極PXとの間に電界を生じさせる対向電極CTとが形成されている。前記電界は第1基板SUB1の面に平行な成分を有し、液晶の分子は第1基板SUB1の面に水平な状態のままで配向状態が変化するようになっている。この種の液晶表示装置はたとえば横電界方式と称される。なお、対向電極CTはたとえばゲート信号線GLに平行して走行するコモン信号線CLを介して映像信号に対して基準となる基準信号が供給されるようになっている。
なお、ゲート信号線GL、ドレイン信号線DL、およびコモン信号線CLは、それぞれ図示しない引き出し線によって前記半導体装置SECに接続され、ゲート信号線GLには走査信号、ドレイン信号線DLには映像信号、コモン信号線CLには基準信号が供給されるようになっている。
〈画素の構成〉
図3は、図2の図Aに示す画素の構成を示し、第1基板SUB1の液晶側に形成された画素の平面図である。また、図1は、図3のI−I線における断面図で、第2基板SUB2とともに描画している。
図3において、第1基板SUB1(図1参照)の液晶側の面(表面)に、図中x方向に延在しy方向に並設されるゲート信号線GLが形成されている。これらゲート信号線GLは後述のドレイン信号線DLとともに画素の領域を画するようになっている。ゲート信号線GLには、画素領域側に突出する突出部PJが形成され、この突出部PJは後述の薄膜トランジスタTFTのゲート電極GTを構成するようになっている。
第1基板SUB1の表面には、ゲート信号線GL(ゲート電極GT)をも被って、絶縁膜GI(図1参照)が形成されている。この絶縁膜GIは、薄膜トランジスタTFTの形成領域において前記薄膜トランジスタTFTのゲート絶縁膜として機能し、ゲート信号線GLとドレイン信号線DLとの交差部においてこれら信号線の層間絶縁膜として機能するようになっている。
絶縁膜GIの上面であって少なくともゲート電極GTと重なる個所に、たとえばアモルファスシリコンからなる島状の半導体層ASが形成されている。この半導体層ASは薄膜トランジスタTFTの半導体層となるものである。この半導体層ASの上面にドレイン電極DT、ソース電極STが対向配置されて形成されることにより、いわゆるボトムゲート構造のMIS(Metal Insulator Semiconductor)型の薄膜トランジスタTFTが構成されるようになる。
ここで、ドレイン電極DT、ソース電極STは、たとえばドレイン信号線DLの形成と同時に形成されるようになっている。ドレイン信号線DLは図中y方向に延在されx方向に並設して形成され、ドレイン電極DTは、前記ドレイン信号線DLの一部が半導体層AS上に延在することによって形成されている。ソース電極STは、半導体層ASの形成領域の外側にまで延在され、前記半導体層ASに隣接して配置されるパッド部PDと一体に形成されている。このパッド部PDは面積が比較的大きく形成され、後述の画素電極PXとのコンタクト部として機能するようになっている。
第1基板SUB1の表面には、ドレイン信号線DL、薄膜トランジスタTFT、パッド部PDをも被って保護膜PASが形成されている。この保護膜PASは、薄膜トランジスタTFTの液晶との直接の接触を回避させ、薄膜トランジスタTFTの特性の安定化を図っている。保護膜PASは、たとえば、無機絶縁膜からなる第1保護膜PAS1と有機絶縁膜からなる第2保護膜PAS2の順次積層体によって形成されている。保護膜PASの上層に塗布によって形成できる有機絶縁膜を用いることにより、表面の平坦化を図ることができる。
保護膜PASの上面には、たとえばITO(Indium Tin Oxide)の透光性導電膜からなる対向電極CTが形成されている。この対向電極CTは、表示領域ARの全域にわたって形成され、各画素において共通の信号(基準信号)が供給される電極として形成されている。ただし、対向電極CTは、前記パッド部PDが形成されている領域に重なるようにして開口OPが形成されている。パッド部PDは、上述したように画素電極PXとのコンタクト部となることから、この部分において画素電極PXと対向電極CTとの短絡が生じてしまうのを前記開口OPによって回避させるようになっている。このように形成される対向電極CTは各画素において面状のパターンで形成されることになる。
第1基板SUB1の表面には、対向電極CTをも被って絶縁膜INが形成されている。この絶縁膜INは対向電極CTと後述する画素電極PXとの層間絶縁膜として機能するようになっている。
画素領域における前記絶縁膜IN上には、たとえばITO(Indium Tin Oxide)の透光性導電膜からなる画素電極PXが形成されている。画素電極PXは、たとえば図中y方向に延在されx方向に並設(たとえば4個)された線状パターンの電極によって形成されている。画素電極PXの各電極は、それぞれの両端において互いに接続されたパターンとして形成されている。そして、画素電極PXの薄膜トラジスタTFT側の端部は前記パッド部PDの形成個所を被って形成され、絶縁膜IN、保護膜PASに形成されたスルーホールTHを通して、前記パッド部PDに接続されるようになっている。これにより、画素電極PXは、薄膜トランジスタTFTのソース電極STと電気的に接続されるようになる。なお、スルーホールTHは、対向電極CTの開口OP内において形成され、スルーホールTHの側壁に対向電極CTが露出されないようになっている。
第1基板SUB1の表面には、画素電極PXをも被って第1配向膜ORI1が形成されている。ここで、第1配向膜ORI1は、この実施例1の場合、たとえば液晶層側に配置した上層配向膜URIと第1基板側(又は画素電極PX側)に配置した下層配向膜DRIとの2層構造として形成されている。そして、第1配向膜ORI1において、液晶LC側の上層配向膜(図中符号URIで示す)に対して、画素電極PX側の下層配向膜(図中符号DRIで示す)は抵抗が高い材料で形成されている。たとえば、上層配向膜URIの抵抗が1013〜1014(Ω・cm)のオーダーに対し、下層配向膜DRIの抵抗が1015〜1016(Ω・cm)のオーダーで高抵抗となっている。
第1配向膜ORI1は、たとえば、抵抗の高い樹脂膜を塗布によって下層配向膜DRIを形成した後に、抵抗の低い樹脂膜を塗布によって上層配向膜URIを形成し、その後、上層配向膜URIの表面をラビング処理することによって形成する。この場合、抵抗の高い樹脂膜は、たとえば、可溶性のポリイミドを塗布することで形成でき、また抵抗の低い樹脂膜は、例えばポリアミック酸を成分とする樹脂を塗布した後焼成することによって形成することができる。
なお、このように構成した第1基板SUB1は、液晶LCを介して第2基板SUB2が対向配置され、この第2基板SUB2の液晶LC側の面には該液晶LCと接触するようにして第2配向膜ORI2が形成されている。この第2配向膜ORI2の抵抗は、たとえば1013〜1014(Ω・cm)のオーダーとなっており、前記第1配向膜ORI1の上層配向膜URIの抵抗とほぼ同じとなっている。図1に示す第2基板SUB2の液晶LC側の面には、通常、ブラックマトリックス、カラーフィタル等が形成されるが、これらの描画は省略している。
このように構成した液晶表示装置において、たとえば画素電極PXから対向電極CTに至る電界の電気力線EFに沿った第1配向膜ORI1の等価回路を図4に示す。なお、図4には、下層配向膜DRIおよび上層配向膜URIからなる第1配向膜ORI1を点線で示している。図4に示すように、等価回路は、画素電極PXと下層配向膜DRIとの界面抵抗R1、下層配向膜DRIの容量C1、上層配向膜URIの抵抗R2および液晶の容量C2の並列接続体、下層配向膜DRIの容量C1、および絶縁膜INの容量C3が直列接続された回路として把握できる。この場合、下層配向膜DRIは、上述したように抵抗が高く形成されていることから、この部分において図6に示した抵抗がないものと想定でき、図6に示したDC電流の流れを発生させることなく構成できる。このため、絶縁膜INに残留DCが蓄積されることがなく、いわゆる焼き付け、あるいはフリッカの発生を抑制させることができる。また、仮に、絶縁膜INにDC電流が発生してしまうようなことがあっても、絶縁膜INに発生する残留DCは抵抗の低い上層配向膜URIを通して抜けるようになり、焼き付けが消え易くなる(回復する)ようにできる。
上述した実施例1では、第1配向膜ORI1は、2層構造となっており、下層配向膜DRIは高抵抗層に、上層配向膜URIは低抵抗層に形成するようにしたものである。しかし、第1配向膜ORI1は必ずしも2層構造に限定されることはなく、2層よりも多層に形成するようにしてもよい。この場合、液晶LC側の層よりも画素電極PX側の層において抵抗の大きな層を存在させることによって実施例1に示したと同様の効果を奏することができる。
また、このように第1配向膜ORI1を多層構造で構成した場合、それぞれの層の界面において抵抗は段差的な変化をともなうものとなる。しかし、第1配向膜ORI1は画素電極PX側の抵抗が液晶LC側の抵抗よりも滑らかに大きくなっている場合でも実施例1に示したと同様の効果を奏することができる。このことから、第1配向膜ORI1は、その膜厚方向に滑らかな抵抗分布を形成できるならば、必ずしも多層で構成しなくてもよい。
上述した実施例1では、液晶表示装置の画素において、面状のパターンからなる対向電極CTの上面に絶縁膜INを介して複数の線状のパターンからなる画素電極PXを具備した構成としたものである。しかし、これに限らず、上述の面状のパターンとして構成した電極を画素電極PXとし、上述の複数の線状のパターンとして構成した電極を対向電極CTとして構成するようにしてもよい。面状のパターンの電極と複数の線状のパターンの電極のうち、いずれを画素電極PXとしても画素電極PXと対向電極CTの間に発生する電界の分布に変化がないからである。この場合、画素電極PXは、画素ごとに独立した映像信号が供給されることから、隣接する画素の画素電極PXとは電気的に分離させて構成し、対向電極CTは、各画素に共通の基準信号が供給されることから、隣接する画素の対向電極CTと電気的に接続させて構成するようにする。また、画素電極PXと対向電極CTの両方を線状の電極としてもよい。
以上、本発明を実施例を用いて説明してきたが、これまでの各実施例で説明した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。また、それぞれの実施例で説明した構成は、互いに矛盾しない限り、組み合わせて用いてもよい。
SUB1……第1基板、SUB2……第2基板、SL……シール材、AR……表示領域、SEC……半導体装置(チップ)、GL……ゲート信号線、DL……ドレイン信号線、CL……コモン信号線、TFT……薄膜トランジスタ、PX……画素電極、CT……対向電極、GI……絶縁膜、PAS……保護膜、PAS1……無機絶縁膜、PAS2……有機絶縁膜、IN……絶縁膜、ORI1……第1配向膜、URI……上層配向膜、DRI……下層配向膜、LC……液晶、ORI2……第2配向膜、EF……電気力線。

Claims (7)

  1. 液晶を挟持して対向配置される第1基板と第2基板とを備え、
    前記第1基板の前記液晶側の面の画素領域において、前記第1基板側に形成する第1電極を設けるとともに、この第1電極の前記液晶側の面に絶縁膜を介して形成される複数の線状パターンを有する第2電極を設け、
    前記第1電極および前記第2電極のうちの何れか一方を画素電極とするとともに、何れか他方を対向電極として構成し、
    前記第2電極をも被って前記液晶と接触して形成される第1配向膜を設けてなる液晶表示装置であって、
    前記第1配向膜に、
    前記第2電極側に設けられる層であって、前記第2電極の前記液晶側の面全体、および、前記複数の第2電極間における前記絶縁膜の前記液晶側の面全体を被って形成する第1の層と、
    前記液晶側に設けられる層であって、前記第1の層の前記液晶側の面全体に重畳するとともに、前記液晶側において、この液晶と接触して形成する第2の層と、
    を設け、
    前記第1の層の抵抗を、前記第2の層の抵抗よりも大きくすることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記第1配向膜は、
    前記第1の層の抵抗を、1015〜1016(Ω・cm)のオーダーとし、
    前記第2の層の抵抗を、1013〜1014(Ω・cm)のオーダーとしたものであることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記第2基板の前記液晶側の面に前記液晶と接触して形成される第2配向膜を備え、この第2配向膜の抵抗は1013〜1014(Ω・cm)のオーダーで形成されていることを特徴とする請求項に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第1電極は、対向電極として構成され、隣接する画素の第1電極と電気的に接続されて構成され、前記第2電極は、画素電極として構成され、隣接する画素の第2電極とは電気的に分離されて構成されていることを特徴とする請求項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記第1電極は、画素電極として構成され、隣接する画素の第1電極と電気的に分離されて構成され、前記第2電極は、対向電極として構成され、隣接する画素の第2電極とは電気的に接続されて構成されていることを特徴とする請求項に記載の液晶表示装置。
  6. 前記第1電極および前記第2電極は、それぞれ、透光性導電膜で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  7. 前記第1電極は面状パターンに形成され、前記第2電極は線状パターンに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
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