JP5394179B2 - 吸収パッド - Google Patents

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本発明は、尿等の***物を吸収するために、おむつや下着の内面に敷いて使用される吸収パッドに関するものである。
吸収パッドは、おむつや下着の内面に敷いて使用されるものである(例えば特許文献1参照)。このような吸収パッドとしては、肌に接する液透過性トップシートと裏面側の液不透過性バックシートとの間に吸収体が介在された構造のもの(不透過タイプ)の他に、裏面側の液不透過性バックシートに開口部が設けられるか又は裏面側に液透過性素材が用いられ、吸収した***物が裏面側のおむつに透過可能な構造のもの(透過タイプ)が知られている。前者は、下着の内面に敷いて使用する他、おむつの内面に敷いて使用し、排尿だけのときにパッドのみを交換し、おむつ全体の交換頻度を減らすといった使用形態に適しており、後者は、おむつの内面に敷いて使用し、おむつの吸収量を増加させるのに適している。
この使用形態からも判るように、不透過タイプを用いるか、透過タイプを用いるかは、使用者によって異なるというよりは、状況によって異なるという傾向が強いため、使用者によっては両方のタイプを購入し、状況によって使い分けすることが行われている。
しかしながら、両方のタイプを購入し、使い分け、管理することは、使用者にとっては煩雑であり、一製品で両方のタイプとして使用できるものが望まれている。
このような要望に応えるものとして、裏面側の液不透過性バックシートに開口形成手段を設けることが提案されている(特許文献2参照)。しかし、不透過タイプとして用いるときには***位置において十分な吸収量を有することが望まれ、また透過タイプとして用いるときには、不透過タイプのときよりも裏面側のおむつへの透過性が高くなること、つまり***位置における吸収量があまり多くないことや、より広範囲にわたり吸収量が増加することが望まれるものであり、このように相反する吸収特性は、特許文献2記載のもののように液不透過性バックシートに開口部を設けるだけでは実現できない。
特開2005−287791号公報 特開2003−10223号公報
そこで、本発明の主たる課題は、使用に際して不透過タイプと透過タイプとを選択できるとともに、不透過タイプとして用いるときには***位置における吸収量がより多く、また透過タイプとして用いるときには、不透過タイプのときよりも裏面側のおむつへの透過性が高く、かつより広範囲にわたり吸収量が増加する、といった特徴を有する吸収パッドを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
前後方向及び幅方向のうちいずれか一方を第1方向とし、他方を第2方向としたとき、
第1方向における一方側部分、他方側部分、及びこれらの間の中間部分を有し、中間部分が一方側部分及び他方側部分の少なくとも一方上に折り畳まれ、一方側部分と他方側部分とが近接している、吸収体と、
この吸収体における前記一方側部分、中間部分及び他方側部分の各表面を覆うように設けられた液透過性トップシートと、
前記吸収体の一方側部分の裏面側を覆う一方側領域と、前記吸収体の他方側部分の裏面側を覆う他方側領域とを有する液不透過性バックシートと、を備え、
前記液不透過性バックシートの一方側領域と他方側領域とは前後方向に連続一体をなしており、且つ一方側領域と他方側領域とは両領域の境界で分断可能なように構成されているか、又は
前記液不透過性バックシートは前記吸収体の第1方向中間部分における少なくとも前記第2方向両端部間の部分を覆う領域を有しないものであるとともに、一方側領域における他方側端部裏面及び他方側領域における一方側端部裏面に、第2方向に連続する液不透過性粘着剤層がそれぞれ設けられ、これら一方側領域の液不透過性粘着剤層と他方側領域の液不透過性粘着剤層とに跨るように剥離シートが貼り付けられている、
ことを特徴とする吸収パッド。
(作用効果)
本発明の吸収パッドにおいては、液不透過性バックシートの一方側領域と他方側領域とが前後方向に連続一体をなしているか、又は液不透過性バックシートは、吸収体の裏面側のうち第1方向中間部分における少なくとも第2方向両端部間の部分を覆う領域を有しないが、吸収体の一方側部分及び他方側部分の裏面側を覆う液不透過性バックシートの一方側領域と他方側領域とが液不透過性粘着剤層と剥離シートとによって継ぎ合わされ且つシールされているため、吸収パッドの裏面側への液の透過は原理的には発生しない。よって、本発明の吸収パッドは、そのまま使用すれば不透過タイプとして使用することができる。しかも、この不透過タイプの状態では、吸収体における中間部分が一方側部分及び他方側部分の少なくとも一方上に折り畳まれ、三層構造となるため、***位置における吸収量が飛躍的に増加する。
一方、この不透過タイプの状態から、液不透過性バックシートの一方側領域と他方側領域とを分断するか、又は剥離シートを剥がし、吸収体の折り畳み部分を展開すると、液不透過性バックシートの一方側領域と他方側領域とが第1方向に離間し、液不透過性バックシートにより覆われていない領域(以下、裏面側未被覆領域ともいう)がパッド裏面に露出する。この状態では、吸収体を透過した***物は、液不透過性バックシートにより被覆されていない裏面側未被覆領域を介して吸収パッド裏側に透過する透過タイプとなる。しかも、この透過タイプの状態では、吸収体は一層構造となり、不透過タイプのときよりも裏面側のおむつへの透過性が高くなるとともに、折り畳み部分の展開により面積が拡大するため、より広範囲にわたり吸収量が増加するようになる。また、液不透過性バックシートの液不透過性粘着剤層がおむつ内面に対して粘着し、ズレ止めとして機能する。
<請求項2記載の発明>
前記液不透過性バックシートは前記吸収体の第1方向中間部分における少なくとも前記第2方向両端部間の部分を覆う領域を有しないものであるとともに、前記吸収体と前記液不透過性バックシートとの間に、前記液不透過性バックシートの一方側領域から前記液不透過性バックシートの他方側領域にわたる補助液不透過性シートが設けられている、請求項1記載の吸収パッド。
(作用効果)
液不透過性バックシートを、吸収体の第1方向中間部分における少なくとも第2方向両端部間の部分を覆う領域を有しないものとする場合、両領域の継目からの漏れが懸念される。よって、上述のように、このような継目をカバーするように補助液不透過性シートを設けるのが好ましい。この場合、液不透過性バックシートの一方側領域と他方側領域との継目に向かう***物は、補助液不透過性シートにより遮断されるようになる。
<請求項3記載の発明>
前記液不透過性バックシートは前記吸収体の第1方向中間部分における少なくとも前記第2方向両端部間の部分を覆う領域を有しないものであるとともに、前記吸収体における一方側部分の他方側端部と、前記吸収体における他方側部分の一方側端部とが突き合わされ、且つこれらの突き合わされた部分の間に、前記液不透過性バックシートにおける一方側領域の他方側端部と、前記液不透過性バックシートにおける他方側領域の一方側端部とが合掌状をなして挟持されている、請求項1又は2記載の吸収パッド。
(作用効果)
液不透過性バックシートを、吸収体の第1方向中間部分における少なくとも第2方向両端部間の部分を覆う領域を有しないものとする場合、両領域の継目からの漏れが懸念されるが、液不透過性バックシートの両領域が合掌状で接触するとともに、その両側から吸収体の両部分で挟むことにより、継目を密接させることができ、より漏れ難い構造とすることができる。
以上のとおり、本発明によれば、使用に際して不透過タイプと透過タイプとを選択できるとともに、不透過タイプとして用いるときには***位置における吸収量がより多く、また透過タイプとして用いるときには、不透過タイプのときよりも裏面側のおむつへの透過性が高く、かつより広範囲にわたり吸収量が増加する、等の利点がもたらされる。
不透過タイプ状態の吸収パッドの展開状態の表面側を示す平面図である。 不透過タイプ状態の吸収パッドの展開状態の裏面側を示す平面図である。 図1のY−Y断面図である。 図1のZ−Z断面図である。 透過タイプ状態の吸収パッドの展開状態の表面側を示す平面図である。 透過タイプ状態の吸収パッドの展開状態の裏面側を示す平面図である。 図5のZ−Z断面図である。 他の吸収パッドを示す、図1のZ−Z断面相当の断面図である。 他の吸収パッドを示す、図1のZ−Z断面相当の断面図である。 他の吸収パッドを示す、図1のZ−Z断面相当の断面図である。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。
図1〜図4は、本発明に係る吸収パッド例1の不透過タイプの状態を示し、図5〜図6は透過タイプの状態を示している。この吸収パッド1は、吸収体23と、吸収体23の表面側(肌当接側)を覆う液透過性トップシート22と、吸収体23の裏面側を覆う液不透過性バックシート21とを有するものである。
吸収体23としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。必要に応じて、吸収体23はクレープ紙等からなる包装シート(図示せず)により包むことができる。また、吸収体23の形状は、長方形状、台形状等、適宜の形状とすることができる。吸収体23における繊維目付け及び吸収性ポリマーの目付けは適宜定めることができるが、繊維目付けは100〜600g/m2程度とするのが好ましく、また吸収性ポリマーの目付け0〜400g/m2程度とするのが好ましい。
吸収体23は、前後方向中間部分(図示例では中央部分)23Mと、その前側部分23F及び後側部分23Bとを有しており、中間部分23Mの前側領域が前側部分23F上に、及び中間部分23Mの後側領域が後側部分23B上に位置するように(つまり、図4に示す前後方向に沿う縦断面がΩ字状となるように)折り畳まれている。図示しないが、中間部分23Mが前側部分23F及び後側部分23Bのいずれか一方上に位置するように(つまり、前後方向に沿う縦断面がZ字状となるように)折り畳むことも可能である。
この吸収体23における前側部分23Fから後側部分23Bまでの各表面は、前後方向に連続する一体的な液透過性トップシート22により覆われている。図示例では、トップシート22の両側部が吸収体23の両側縁からはみ出しているが、幅方向両側部については液不透過性シートや撥水性シート等の他のシートにより被覆することもできる。トップシート22としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
一方、吸収体23の裏面側には液不透過性バックシート21が配されている。液不透過性バックシート21としては、ポリエチレンフィルム等の他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。このような透湿性シートにおいても臭気の透過は抑制される。吸収パッドの裏面を布のような肌触りとするために、液不透過性バックシート21の外面に外装不織布を張り合わせたり、液不透過性バックシート21として外面に不織布をラミネートしたラミネートシートを用いたりすることができる。これらの不織布の原料繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
より詳細には、液不透過性バックシート21は、吸収体23の前側部分23Fの裏面側を覆う前領域21Fと、吸収体23の後側部分23Bの裏面側を覆う後領域21Bとを別体としてそれぞれ備えるものであり、吸収体23の中間部分23Bの裏面側を覆う領域を有しないものである。前領域21Fの前端部、後領域21Bの後端部、及び各領域の両側部は吸収体23の両側縁からはみ出しており、同様にはみ出すトップシート22と貼り合わされることにより、吸収体23の存在しないエンドフラップ部EF及びサイドフラップ部SFがそれぞれ形成されている。これら貼り合わせ部分は、ホットメルト接着剤、ヒートシール、超音波シールにより形成できる。
そして、液不透過性バックシート21における前領域21Fの後端部裏面及び後領域21Bの前端部裏面には幅方向に連続する液不透過性粘着剤層24がそれぞれ設けられるとともに、これら前領域21Fの液不透過性粘着剤層24と後領域21Bの液不透過性粘着剤層24とに跨るように剥離シート25が張り付けられている。液不透過性粘着剤層24は、非透水性又は撥水性の粘着剤を用いて形成することができ、剥離シート25としては液不透過性粘着剤層24の表面に液密に粘着されるものを用いることができる。
なお、液不透過性バックシート21の裏面にはズレ止め粘着剤層を設けることができる。図示例では、液不透過性バックシート21の後領域21Bにのみズレ止め粘着剤層を設けているが、前領域21Fのみ、又は両領域にズレ止め粘着剤層30を設けることもできる。符号31はズレ止め粘着剤層の上に張り付けられた剥離シートを示している。
以上のように構成された吸収パッド1においては、液不透過性バックシート21は、吸収体23の裏面側のうち前後方向中間部分23Bを覆う領域を有しないが、吸収体23の前側部分23F及び後側部分23Bの裏面側を覆う液不透過性バックシート21の前領域21Fと後領域21Bとが液不透過性粘着剤層24と剥離シートとによって継ぎ合わされ且つシールされているため、吸収パッド1の裏面側への液の透過は原理的には発生しない。よって、この状態でそのまま使用すれば不透過タイプの吸収パッドとして使用することができる。しかも、この不透過タイプの状態では、吸収体23における中間部分23Bが前側部分23F及び後側部分23Bの少なくとも一方上に折り畳まれ、三層構造となるため、***位置における吸収量が飛躍的に増加する。
特に図示例では、吸収体23における前側部分23Fと後側部分23Bとが前後方向中央で突き合わされ、且つこれらの突き合わされた部分の間に、液不透過性バックシート21における前領域21Fの端部と後領域21Bの端部とが合掌状をなして挟持されている。このように、液不透過性バックシート21の両領域が合掌状で接触するとともに、その両側から吸収体23の両部分で挟むことにより、継目を密接させることができ、より漏れ難い構造とすることができる。
一方、この不透過タイプの状態から、図5〜図7に示すように、剥離シートを剥がし、吸収体23の折り畳み部分を展開すると、液不透過性バックシート21の前領域21Fと後領域21Bとが前後方向に離間し、液不透過性バックシート21により覆われていない領域(以下、裏面側未被覆領域ともいう)がパッド裏面に露出する。この状態では、吸収体23を透過した***物は、液不透過性バックシート21により被覆されていない裏面側未被覆領域を介して吸収パッド1の裏側に透過する透過タイプとなる。しかも、この透過タイプの状態では、吸収体23は一層構造となり、不透過タイプのときよりも裏面側のおむつへの透過性が高くなるとともに、折り畳み部分の展開により面積が拡大するため、より広範囲にわたり吸収量が増加するようになる。また、液不透過性バックシート21の液不透過性粘着剤層24がおむつ内面に対して粘着し、ズレ止めとして機能する。
他方、この吸収パッドは適宜の方法で製造することができるが、例えば、液透過性トップシート上に吸収体23を取り付け、その上に液不透過性バックシート21を前後方向に間欠的に貼り付けた後、前後方向の中間部分23Bが前側部分23F及び後側部分23Bの肌当接側に位置するように折り畳み、しかる後、液不透過性バックシート21の前領域21F及び後領域21Bに粘着剤24を塗布し、その上に剥離シート25を貼り付けることで製造すると、製造ラインで容易に連続製造できるため好ましい。
<その他>
(イ)上記例は、本発明の第1方向を前後方向とし、第2方向を幅方向とした例であるが、反対に、本発明の第1方向を幅方向とし、第2方向を前後方向とすることもできる。その場合、幅方向両側部に折目が存在しないため、いわゆる立体ギャザーを幅方向両側部に設けるのが容易となる。もちろん、上述の例でも、幅方向両側部に立体ギャザーを設けることができる。
(ロ)液不透過性バックシート21が吸収体23の中間部分23Bを覆う領域を有しない場合、両領域の継目からの漏れが懸念される。よって、図8及び図9に示すように、吸収体23と液不透過性バックシート21との間に、液不透過性バックシート21の一方側領域から液不透過性バックシート21の他方側領域にわたる補助液不透過性シート40を設けるのも好ましい形態である。なお、補助液不透過性シート40は、図8に示すように液不透過性バックシート21上に接触するように設ける他、図9に示すように吸収体23の折り畳み部分の間に設けることもできる。
(ハ)上記例では、液不透過性バックシート21を前後別体とすることにより、液不透過性バックシート21が吸収体23の中間部分23Bを覆う領域を有しない形態となっているが、液不透過性バックシート21を吸収体23の前後全体にわたる一体ものとするとともに、吸収体23の前後方向中間部のうち幅方向中間部のみ吸収体23を覆わないように開口部を形成することもでき、この場合、透過タイプの状態では液不透過性バックシート21の開口部を介して吸収パッド裏面側への液透過がなされる。
(ニ)上記例では、液不透過性バックシート21を前後別体とすることにより、液不透過性バックシート21が吸収体23の中間部分23Bを覆う領域を有しない形態となっているが、図10に示すように、液不透過性バックシート21の前領域21Fと後領域21Bとを前後方向に連続一体とし、両領域の境界に沿って周囲よりも強度の弱い(例えば図示のように厚みが薄い直線状の部分)分断部21Cを設けることもできる。この場合、液不透過性バックシート21を分断部21Cで前後に分断することにより、液不透過性バックシート21の前領域21Fと後領域21Bとが前後方向に離間し、液不透過性バックシート21により覆われていない領域が吸収パッド1の裏面に露出する透過タイプとなる。
(ホ)吸収パッド1の各部の寸法は適宜定めることができ、例えば、物品全長(前後方向長さ)L1は350〜800mm程度、全幅W1は130〜400mm程度(ただし、おむつの吸収面の幅より狭い)とすることができ、この場合における吸収体23の前後方向長さL2は200〜750mm程度、前側部分23Fの前後方向長さは50〜250mm程度、後側部分23Bの前後方向長さは50〜250mm程度、及び中間部分23Bの前後方向長さは50〜250mm程度とすることができる。
本発明は、下着や使い捨ておむつと組み合わせて用いられる吸収パッドに利用可能である。
1…吸収パッド、21…液不透過性バックシート、22…液透過性トップシート、23…吸収体、24…液不透過性粘着剤層、25…剥離シート、30…ズレ止め粘着剤層、31…剥離シート。

Claims (3)

  1. 前後方向及び幅方向のうちいずれか一方を第1方向とし、他方を第2方向としたとき、
    第1方向における一方側部分、他方側部分、及びこれらの間の中間部分を有し、中間部分が一方側部分及び他方側部分の少なくとも一方上に折り畳まれ、一方側部分と他方側部分とが近接している、吸収体と、
    この吸収体における前記一方側部分、中間部分及び他方側部分の各表面を覆うように設けられた液透過性トップシートと、
    前記吸収体の一方側部分の裏面側を覆う一方側領域と、前記吸収体の他方側部分の裏面側を覆う他方側領域とを有する液不透過性バックシートと、を備え、
    前記液不透過性バックシートの一方側領域と他方側領域とは前後方向に連続一体をなしており、且つ一方側領域と他方側領域とは両領域の境界で分断可能なように構成されているか、又は
    前記液不透過性バックシートは前記吸収体の第1方向中間部分における少なくとも前記第2方向両端部間の部分を覆う領域を有しないものであるとともに、一方側領域における他方側端部裏面及び他方側領域における一方側端部裏面に、第2方向に連続する液不透過性粘着剤層がそれぞれ設けられ、これら一方側領域の液不透過性粘着剤層と他方側領域の液不透過性粘着剤層とに跨るように剥離シートが貼り付けられている、
    ことを特徴とする吸収パッド。
  2. 前記液不透過性バックシートは前記吸収体の第1方向中間部分における少なくとも前記第2方向両端部間の部分を覆う領域を有しないものであるとともに、前記吸収体と前記液不透過性バックシートとの間に、前記液不透過性バックシートの一方側領域から前記液不透過性バックシートの他方側領域にわたる補助液不透過性シートが設けられている、請求項1記載の吸収パッド。
  3. 前記液不透過性バックシートは前記吸収体の第1方向中間部分における少なくとも前記第2方向両端部間の部分を覆う領域を有しないものであるとともに、前記吸収体における一方側部分の他方側端部と、前記吸収体における他方側部分の一方側端部とが突き合わされ、且つこれらの突き合わされた部分の間に、前記液不透過性バックシートにおける一方側領域の他方側端部と、前記液不透過性バックシートにおける他方側領域の一方側端部とが合掌状をなして挟持されている、請求項1又は2記載の吸収パッド。
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