JP2002345871A - 折り返し部を有する吸収体製品 - Google Patents

折り返し部を有する吸収体製品

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JP2002345871A
JP2002345871A JP2001153494A JP2001153494A JP2002345871A JP 2002345871 A JP2002345871 A JP 2002345871A JP 2001153494 A JP2001153494 A JP 2001153494A JP 2001153494 A JP2001153494 A JP 2001153494A JP 2002345871 A JP2002345871 A JP 2002345871A
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勝彦 杉山
Migaku Suzuki
磨 鈴木
Toshimi Takesue
聡美 武末
Kazuyo Mori
和代 森
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NIPPON KYUSHUTAI GIJUTSU KENKY
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NIPPON KYUSHUTAI GIJUTSU KENKY
Livedo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収体本体を高い利用率で吸収させることに
よって、無駄が無く、かつコンパクトな吸収体製品を提
供する。 【解決手段】 液透過性の表面シートと、液不透過性の
裏面シートと、これら両シート間に配置された体液を吸
収固定する吸収体本体とを有する吸収体製品において、
前記吸収体本体は、その長手方向及び/又は幅方向に沿
って線状に配列されている折り曲げ容易な屈曲構造部分
を有しており、該屈曲構造部分を折り返し線としてその
側縁部及び/又は端縁部を該折り返し線から内側に折り
返した折り返し部を有することを特徴とする吸収体製
品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収体製品に関す
るものであり、さらに詳しくは、尿パッド、尿失禁製
品、おむつを提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、尿の横漏れを防止する手段として
立体的にギャザーを配置する方法と、実用新案登録30
55545号公報、特開平4-051952号公報など
のように吸収体を折り返して防漏壁を形成する方法が知
られている。
【0003】これらの吸収体製品では吸収体本体を折り
返して防漏壁を作るために高い吸収面積が確保できる。
しかしながら、吸収体本体の折り返し部分は嵩高にな
り、コンパクトにすることができなかった。さらに、従
来の均一密度の吸収体本体を折り返した場合、折り返し
線は吸収体本体が潰れるために密度が高くなり、吸液、
膨張によって、折り目を体液が通過しにくくなるという
問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、肌に
当接する部分の全面が尿の吸収に寄与することによって
材料の無駄がなく、かつ折り返してもコンパクトな尿パ
ッド、尿失禁製品及びおむつを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の各発明
を包含する。
【0006】(1)液透過性の表面シートと、液不透過
性の裏面シートと、これら両シートの間に配置された体
液を吸収固定する吸収体本体とを有する吸収体製品にお
いて、前記吸収体本体は、その長手方向及び/又は幅方
向に沿って線状に配列されている折り曲げ容易な屈曲構
造部分を有しており、該屈曲構造部分を折り返し線とし
てその側縁部及び/又は端縁部を該折り返し線から内側
に折り返した折り返し部を有することを特徴とする吸収
体製品。
【0007】(2)前記屈曲構造部分が、吸収体本体に
形成されている線状の肉薄化部分、スリット線及び切断
線から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の組合せに
よって構成されていることを特徴とする(1)項記載の
吸収体製品。
【0008】(3)前記屈曲構造部分が吸収体本体の両
側縁部及び/又は両端縁部における一対の第1折り返し
線となり、吸収体本体の両側縁部及び/又は両端縁部が
該一対の第1折り返し線に沿って内側に折り返されて第
1折り返し部が形成されていることを特徴とする(1)
項又は(2)項に記載の吸収体製品。
【0009】(4)前記第1折り返し部に、前記第1折
り返し線と平行な第2折り返し線となる屈曲構造部分が
形成されており、該第2折り返し線に沿って前記第1折
り返し部が内側あるいは外側に折り返されて第2折り返
し部が形成されていることを特徴とする(3)項記載の
吸収体製品。
【0010】(5)前記第1折り返し部に、前記第1折
り返し線と平行な複数の折り返し線となる屈曲構造部分
が形成されており、該複数の折り返し線に沿って吸収体
本体が外側あるいは内側に折り返されて複数の折り返し
部が形成されていることを特徴とする(3)記載の吸収
体製品。
【0011】(6)前記吸収体製品は、その一方の端縁
部を内側に折り返して折り返し部を形成し、該折り返し
部の両側縁部を接合して袋状構造が形成されていること
を特徴とする(1)項〜(5)項のいずれか1項に記載
の吸収体製品。
【0012】(7)前記折り返し部の端縁部が外側に折
り返され、折り返し部の対向する液不透過性の裏面シー
ト同士が接合されていることを特徴とする(6)項記載
の吸収体製品。
【0013】(8)前記折り返し部の折り返しが、前記
吸収体本体における長手方向と直交する方向に形成され
た線状の幅方向屈曲構造部分に沿ってなされていること
を特徴とする(6)項又は(7)項に記載の吸収体製
品。
【0014】(9)吸収体製品の長手方向一端の液透過
性表面シート上に、液不透過性シートが該液透過性表面
シートの両側縁部分及び該一端縁部分を覆って接合され
ていることを特徴とする(1)項〜(8)項のいずれか
1項に記載の吸収体製品。
【0015】(10)前記吸収体製品は、同一構造の吸
収体製品2個を表面シート同士を対向させて側縁同士及
び端縁同士を接合して形成されている袋状構造を有する
ことを特徴とする(1)〜(9)項のいずれか1項に記
載の吸収体製品。
【0016】(11)前記吸収体製品の両側縁部の長手
方向中央部において、長手方向第1折り返し部内側の対
向する表面シート同士が接合されていることを特徴とす
る(1)項〜(10)項のいずれか1項に記載の吸収体
製品。
【0017】(12)前記吸収体製品の長手方向の少な
くとも一端部側の両側縁において、長手方向第1折り返
し部内側の対向する表面シート同士が接合されているこ
とを特徴とする(1)項〜(10)項のいずれか1項に
記載の吸収体製品。
【0018】(13)前記吸収体本体に身体に沿って湾
曲しやすいように、切り込みが形成されていることを特
徴とする(1)項〜(12)項のいずれか1項に記載の
吸収体製品。
【0019】(14)前記吸収体製品の長手方向に沿っ
て両側縁に伸縮弾性体が配置されていることを特徴とす
る(1)項〜(13)項のいずれか1項に記載の吸収体
製品。
【0020】(15)前記吸収体製品の両側縁部におけ
る吸収体本体上の液透過性表面シート上に液不透過性シ
ートを配置したことを特徴とする(1)項〜(14)項
のいずれか1項に記載の吸収体製品。
【0021】(16)前記吸収体本体が、少なくとも5
0重量%以上の吸水性高分子を含有する、吸水性高分子
とセルロースパルプの混合体からなり、前記屈曲構造部
分は該部分の坪量を他の部分より低くすることによって
形成されていることを特徴とする(1)項〜(15)項
のいずれか1項に記載の吸収体製品。
【0022】(17)前記吸収体本体は、不織布基材に
ミクロフィブリルセルロースと吸水性高分子をラインコ
ートしたシート状吸収体を有しており、その屈曲構造部
分は前記シート状吸収体における不織布基材だけの部分
であることを特徴とする(1)項〜(16)項のいずれ
か1項に記載の吸収体製品。
【0023】(18)前記吸収体本体が、複数のシート
状吸収体を積層して形成されていることを特徴とする
(1)項〜(17)項のいずれか1項に記載の吸収体製
品。
【0024】(19)前記吸収体本体が、分離可能に取
り付けられた水解性シートからなることを特徴とする
(1)項〜(18)項のいずれか1項に記載の吸収体製
品。
【0025】(作用)本発明の吸収体製品は、吸収体本
体を折り返すことによって防漏壁を形成するものであ
る。折り返し線を有する吸収体本体は屈曲構造であり、
折り返しによっても嵩高にならず、かつ防漏壁に吸収性
があるために体液吸収に有効な面積が大きく、結果とし
てコンパクトな吸収体製品を構成している。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の吸収体製品における吸収
体本体は、木材パルプや非木材パルプを綿状にしたフラ
ッフパルプを主材としたものに吸水性高分子(SAP)
を併用したものでよく、その他に吸収紙単独、又は熱融
着繊維等の混合物や積層物が用いられる。また、吸水性
高分子の飛び出し防止のために全体をティシュで包み込
んだ積層構造としてもよい。また、より薄く、コンパク
トにするためには、吸水性高分子50重量%以上を含有
した構成からなるものを用いることが好ましい。
【0027】さらに、本発明の吸収体製品に好適な吸収
体本体は、不織布基材と吸水性高分子とミクロフィブリ
ルセルロースとからなるシート状複合体から構成されて
いるものであってもよい。そのようなシート状の複合体
の具体例としては、吸水性高分子とミクロフィブリルセ
ルロースをプロピレングリコールやメタノールと水の溶
液に分散した塗工液を、ポリエチレン系、ポリプロピレ
ン系、ポリエステル系、その他の熱可塑性樹脂やレーヨ
ン、コットンなど一般に不織布に用いられる材料を原料
とした不織布に塗工した吸水性高分子を主成分とするシ
ート状吸収体などが挙げられる。
【0028】ミクロフィブリルセルロースとは、木材パ
ルプを高シェア下で開繊して得られる平均繊維長0.1
mm以下の極微細繊維である。前記シート状吸収体は、
吸水性高分子を不織布にコーティングして得られるの
で、任意の幅のラインコートが可能である。本発明の吸
収体本体には、前記シート状吸収体を複数枚重ねて用い
てもよい。また、塗エパターンは全面コートとラインコ
ートの組合わせ、ラインコートのみなど選択することが
できる。
【0029】また、前記吸収体本体に水解性素材を用い
てもよい。水解性にする場合の前記吸収体製品の構成例
としては、例えば、表面シートとしてレーヨン、パル
プ、CMC−Caなどを用いた水解紙シートを用い、吸
収コアとしてフラッフパルプ、カーリーファイバーと生
分解性吸水性高分子や少量であれば生分解性がない吸水
性高分子などを用いたもの、水解紙上に吸水性高分子を
コーティングしたものなどを用い、バックシートとし
て、ティシュにPVAをラミネートした難透水性シート
などを用いたものを挙げることができる。
【0030】本発明の吸収体本体は、容易に折り返すこ
とが可能な屈曲構造部分を有している。容易に折り返す
ことが可能であれば、均一な折り返し加工をすることが
できる。また、折り返して生ずる厚み変化が吸収体の厚
み(D)の整数倍からあまり外れない。すなわち、n重
に折り重ねた厚みが、n×Dからあまり外れない結果とし
て折り返しても厚ぼったくならないようにすることがで
きる。
【0031】容易に折り返すことを可能にする屈曲構造
部分とは、吸収体本体の折り返し予定線部分が、その他
の部分と比較して坪量差、吸水性高分子含有量差又は密
度差のある部分として形成されている線状部分である。
例えば、該屈曲構造部分の坪量が他の部分より低ければ
容易に屈曲して折り返すことが可能であるし、吸水性高
分子含有量が他の部分より低いか、又は含まれない場合
も同じ効果が得られる。また、厚さが均一の場合は、屈
曲構造部分の密度が他の部分より低ければ容易に折り返
すことができる。均一密度の吸収体本体の折り曲げ予定
線部分を線状に圧縮して薄肉部を形成しても、薄肉化部
分の密度は上がるが折り返し線としては有効に機能す
る。屈曲構造をより積極的に形成するために、吸収体本
体にスリットを入れたり、部分的に切断してもよい。
【0032】また、吸収体本体が吸水性高分子を不織布
基材にラインコートしたものの場合は、ラインコートさ
れた部分は剛性が高く、ラインコートされていない部分
は柔軟であるために屈曲しやすい。その上、ラインコー
ト部分の厚みが非ラインコート部より厚いために非ライ
ンコート部を折り返しても折り重ねた厚さに微小な変化
しか与えずに済ますことが可能となる。これら屈曲構造
は折り返し線として機能させるために、実質的に線状に
配置して形成される。
【0033】また、吸収体本体に屈曲構造部分を複数配
置しても、必ずしもそれらを全て折り返し線として利用
する必要はない。屈曲構造部分は吸収体本体に任意の本
数を任意の位置に配置することができる。本発明のよう
に、吸収体本体を屈曲構造にすることによって、吸収体
製品を折りやすくかつ折り目を保ちやすくすることが可
能となる。
【0034】本発明の吸収体製品は、吸収体本体の折り
返し線で吸収体製品が少なくとも一度内側に折り返され
る。さらにその第1の折り返し線より外側の第2の折り
返し線で内側か外側に折り返し、必要であればさらに複
数の折り返し線で内側か外側に折り返しすることがで
き、折り返し線を増やすことによって任意の数の折り返
しを形成することができる。
【0035】前記吸収体製品の折り返しは、長手方向に
沿って(長手方向に沿った折り返し線で)折り返しても
よいし、幅方向に沿って折り返してもよい。また、長手
方向に沿って折ってから幅方向に沿って折ってもよく、
その逆に幅方向に沿って折り返した後、長手方向に沿っ
て折り返してもよい。
【0036】本発明の吸収体製品の構造は、本発明の主
旨に沿って任意に選択することが可能であるが、好まし
い構造として具体例を挙げるならば、吸収体製品が吸収
体本体の長手方向第1折り返し線部分で内側に折り返さ
れて長手方向第1折り返し部を形成し、その長手方向第
1折り返し部上の長手方向第2の折り返し線部分で外側
に折り返され、長手方向第2の折り返し部を形成し、吸
収体製品の長手方向一端縁が吸収体製品の長手方向と直
交する幅方向第1折り返し線部分で内側に折り返され、
対向する前記長手方向第2折り返し部の外縁同志が接合
されることによって袋状構造に形成されているものであ
る。前記幅方向第1折り返し線は、幅方向の屈曲構造部
分で形成し、この部分に沿って折り返すことが好ましい
が、屈曲構造部分以外で折り返して形成してもよい。
【0037】また、吸収体製品が吸収体本体の長手方向
第1折り返し線部分で内側に折り返されて長手方向第1
折り返し部を形成し、その長手方向第1折り返し部上の
長手方向第2折り返し線部分で外側に折り返され、長手
方向第2折り返し部を形成し、さらに吸収体製品上の一
方の端縁部領域に液不透過性シートを配置し、該液不透
過性シートを吸収体製品の両側縁及び端縁で接合しても
よい。この場合も一端が袋状構造になった吸収体製品を
得ることができる。
【0038】さらに例を挙げるならば、吸収体製品を、
吸収体本体の長手方向第1折り返し線部分で内側に折り
返して長手方向第1折り返し部を形成し、その長手方向
第1折り返し部上の長手方向第2折り返し線部分で外側
に折り返して長手方向第2折り返し部を形成した2個の
吸収体製品A、Bを表面シートの面同士を対向させた状
態で互いの両側縁及び一方の端縁同士を接合した袋状構
造をもった吸収体製品とすることもできる。この際、A
とBの長さは同じでもよく、一方が他方よりも短くても
よい。
【0039】前記のように、屈曲構造部分で折り返すこ
とによって、複数回折り重ねた場合でも折り返し部の厚
み変化を小さくすることができる。一方、従来の均一密
度の吸収体本体を折り返した場合、折り目が嵩高になっ
てしまい、複数回折り重ねると吸収体製品をコンパクト
にし難くなる。さらに従来の吸収体本体では折り返し線
部分は吸収体本体が潰れるために密度が高くなり、吸
液、膨張によって折り目を体液が通過し難くなる。本発
明は前記従来の吸収体本体における問題点を改良するも
のである。
【0040】前記のように、吸収体本体が木材パルプや
非木材パルプを綿状にしたフラッフパルプを主材とした
ものに吸水性高分子を併用したものの場合、屈曲構造の
折り返し線を得るには密度を下げることや、坪量を下げ
ること、又は屈曲構造部分への吸水性高分子の配合比を
下げるか、配合しない等の方法をとればよい。
【0041】吸収体本体が不織布基材と吸水性高分子と
ミクロフィブリルセルロースとからなるシート状複合体
から構成される場合、屈曲構造の折り返し線を得るに
は、不織布基材上に吸水性高分子とミクロフィブリルを
ラインコートし、非塗工部分を折り返し線とすればよ
い。また、塗工量の高い部分と低い部分を形成するよう
にラインコートして、低塗工量部分を折り返し線として
もよい。
【0042】液透過性の表面シートには、一般的に衛生
材料に用いられる素材を採用することができる。例え
ば、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリエステル
系、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維などか
らなる不織布、穴あき不織布、メッシュシートなどのシ
ートを選択することができる。
【0043】本発明の吸収体本体の裏面に配置する液不
透過性の裏面シートは、液不透過性のシート単独でも複
数の不織布とともに積層して用いてもよい。液不透過性
の裏面シートとしては、液体不透過性のポリエチレンシ
ート、好ましくは微孔を設けたポリエチレンシート、熱
可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸したシートのような
透湿性のある液体不透過性シートを用いて透湿性を付与
すると蒸れが少なく快適である。
【0044】前記液不透過性の裏面シートの外側に手触
り感を好適にし、フィルム独特の擦れ音をださないよう
に、不織布を貼り付けてもよい。その不織布はポリエチ
レン系、ポリプロピレン系、ポリエステル系などの熱可
塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布を用いる
ことができる。
【0045】本発明の吸収体本体の裏面に使用する液不
透過性の裏面シートの外側に廃棄の際に吸収体製品を丸
めて留めることができるように係留手段を具備させても
よい。係留手段としては例えば、粘着テープ、メカニカ
ルファスニングテープ、紐、バンドなどが挙げられる。
【0046】本発明の吸収体製品は、その長手方向第1
折り返し部の内側で対向している表面シート同士が部分
的に接合されていてもよい。長手方向第1折り返し部が
部分的に接合されることによって吸収体本体を着用者に
より密着させたり、保形性を良好にすることが可能とな
る。例えば、女性用の尿パットを設計する場合には吸収
製品の長手方向中央部で長手方向第1折り返し部内側表
面シートを接合すると、着用者の体に合った吸収体製品
を得ることができる。男性用吸収体製品も前記のように
得ることができるが、例えばパンツ型おむつの補助とし
て併用する尿パットの場合は前身頃での吸収を主目的と
した吸収体製品が適する。その場合、吸収体製品の長手
方向の一方の端縁において長手方向第1折り返し部の表
面シートが接合されると、その部分を股下に位置するよ
うに吸収体製品を配置したときに着用感、フィット性、
吸収前後の保形性が良好となり好ましい。接合の方法
は、不織布を接合するために常用される方法でよいが、
例えばホットメルトによる接着やヒートシール、超音波
による融着が挙げられる。
【0047】本発明の吸収体本体には、切り込みを入れ
ることによって身体に沿って湾曲しやすく設計すること
ができる。切り込みの方向は、吸収体製品の流れ方向に
交差してもよいし、流れ方向に沿ってもよいし、両方向
に入れてもよい。また、前記切り込みは吸収体本体の任
意の位置に、任意の本数入れることができる。
【0048】本発明の吸収体製品における伸縮弾性体と
しては、天然ゴム、合成ゴムなどからなる糸ゴム、平ゴ
ム、弾性ネット状シートを用いることができる。伸縮弾
性体は着用者の体線に沿うように吸収体製品を湾曲させ
たり、吸収体本体が折り返されてできる防漏壁の起立を
補う役目をする。
【0049】本発明の吸収体製品は、その表面シートの
両側縁に液不透過性シートを配置してもよい。本発明の
吸収体製品は最終折り返し部が着用者に触れ易い構造に
なるので、その部分の表面シートが着用者に直接触れる
と、排尿後の着用感が悪くなるので、液不透過性シート
を用いるのが好ましい。また、同時に吸収体製品端縁か
らのしみ出しを防止する役割もする。素材としては前記
の吸収体本体裏面に用いる液不透過性の裏面シートと同
様のものを用いることができるが、ポリエチレン系、ポ
リプロピレン系、ポリエステル系などの熱可塑性樹脂を
原料とした合成繊維を原料として、一般にSMSと呼ば
れるスパンボンド法/メルトブロ一法/スパンボンド法
でサンドイッチにした不織布や、SMMSなどが好適で
ある。
【0050】本発明の吸収体製品とは、赤ちゃん用おむ
つ、赤ちゃん用及び大人用尿パッド、大人用失禁用品な
どを意味する。
【0051】
【実施例】以下、尿パッドを例にして、図面を参照して
本発明の吸収体製品を詳細に説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。
【0052】図1は、本発明の尿パッドの外観斜視図、
図2は、図1に示した尿パッドの展開平面図、図3は、
図2に示した尿パッドをV−V’線に沿って切断した状
態の横断面図、図4は、図1に示した尿パッドを畳んだ
状態を上面から見た正面図、図5は、図4に示した尿パ
ッドをW−W’線に沿って切断した状態の横断面図をそ
れぞれ示している。
【0053】本発明の尿パッド1は、図3に示すよう
に、液透過性の表面シート3と、液不透過性の裏面シー
ト6と、これら両シートの間に配置された吸収体本体2
とから基本的に構成されており、また、表面シート3の
両側縁部には液不透過性シート4が取付けられており、
さらに、吸収体本体2の両側縁から延出した裏面シート
6部分と液不透過性シート4の間には、長手方向に沿っ
て伸縮弾性体5が配置されている。
【0054】本実施例では、吸収体本体2は、不織布か
らなる基材15面にミクロフィブリルセルロースとSA
Pを含む塗工液を塗工してSAP塗工部14を形成した
シート状吸収体13により形成されている。この場合、
シート状吸収体13のSAP塗工部14はライン塗工に
より形成されており、SAP塗工部14には、シート状
吸収体13を折り返す際の長手方向屈曲構造部分7とな
る非塗工部7が長手方向に4本形成されている。
【0055】また、本実施例では、尿パッド1は、図1
に示すように、長手方向第1折り返し線9に沿って尿パ
ッドの側縁部を内側に折り返して長手方向第1折り返し
部11を形成し、次いで第1折り返し部11上の長手方
向第2折り返し線10に沿って外側へ折り返して長手方
向第2折り返し部12を形成し、さらに、一方の端部領
域において折り返し部11、12の表面シート同士及び
裏面シート同士が接合されている。この場合、図2に示
すように、SAP塗工部に形成された4本の長手方向屈
曲構造部分7のうち、内側の2本を長手方向第1折り返
し線9とし、外側の2本を長手方向第2折り返し線10
として折り返されており、これらの線に沿って折り返さ
れた状態の断面は図5に示すとおりである。
【0056】図6は、図2に示した尿パッドをV−V’
線に沿って切断した状態の横断面図の、図3とは異なる
例を示している。図6において、シート状吸収体13の
下層(裏面シート側)にパルプとSAPを混合したパル
プマット層16が配置されており、特に速い吸収速度が
要求される場合に適した構造になっている。
【0057】図7は、図1に示す尿パッド1の長手方向
折り返し部11、12を両端部領域17、17で接合し
た例を示す外観斜視図である。このように、長手方向折
り返し部11、12を両端部領域17、17で接合する
ことによって、前身頃側及び後身頃側からの尿漏れを防
止することができる。
【0058】図8は、本発明の尿パッドの別の形態を示
す外観斜視図、図9は、図8に示した尿パッドの展開平
面図、図10は図9に示した尿パッドをX−X’線に沿
って切断した状態の横断面図をそれぞれ示している。
【0059】尿パッド1は、図10に示すように、その
基本構成は先に述べた場合と同様であるが、吸収体本体
2がシート状吸収体13を2層積層して形成されてい
る。このように、複数のシート状吸収体を積層して吸収
体本体を形成することにより尿パッドの吸収量を向上さ
せることができる。
【0060】また、尿パッド1は、図8に示すように、
長手方向第1折り返し線(図示せず)及び長手方向第2
折り返し線10に沿って尿パッドの側縁部を折り返し、
長手方向第1折り返し部(図示せず)及び長手方向第2
折り返し部12を形成し、さらに、一方の端縁部を幅方
向第1折り返し線18に沿って内側に折り返して幅方向
第1折り返し部19を形成し、その両側縁部を長手方向
第2折り返し部12の側縁部と接合することにより、袋
状構造部20が形成されている。
【0061】この場合、図9に示すように、尿パッド1
は、SAP塗工部に形成された4本の長手方向屈曲構造
部分7のうち、内側の2本を長手方向第1折り返し線9
とし、外側の2本を長手方向第2折り返し線10として
長手方向に折り返され、さらに、幅方向屈曲構造部7’
を幅方向第1折り返し線18として幅方向に折り返さ
れ、長手方向折り返し部12及び幅方向折り返し部19
の相対する両側縁部21、21が接合される。本実施例
では、幅方向屈曲構造部分7’を幅方向第1折り返し線
18として尿パッド1の端縁部を折り返しているが、幅
方向第1折り返し線は必ずしも屈曲構造にする必要はな
い。しかしながら、折り返し易くするために屈曲構造に
したり、切り込みを入れることは好ましい。
【0062】図11は、本発明の尿パッドの他の形態を
示す外観斜視図であり、図12は、図11に示した尿パ
ッドをT−T’線に沿って切断した状態を示す横断面図
である。
【0063】本実施例において、尿パッド1は、図8に
示す尿パッドの幅方向第1折り返し部19の端縁部をさ
らに外側に折り返した構成になっている。すなわち、図
11に示すように、尿パッド1は、長手方向第1折り返
し線(図示せず)及び長手方向第2折り返し線10に沿
って尿パッドの側縁部を折り返し、長手方向第1折り返
し部(図示せず)及び長手方向第2折り返し部12を形
成し、次いで、一方の端縁部を幅方向第1折り返し線1
8に沿って内側に折り返して幅方向第1折り返し部19
を形成し、さらに幅方向第1折り返し部19の端縁部を
幅方向第2折り返し線22に沿って外側に折り返して幅
方向第2折り返し部23を形成し、折り返し部の両側縁
部を接合することにより袋状構造部20が形成されてい
る。この場合、図12に示すように、尿パッド1は、吸
収体本体2に形成された幅方向屈曲構造部分7’を幅方
向第1及び第2折り返し線18、22として幅方向に折
り返されて幅方向第1及び第2折り返し部19、23が
形成され、折り返し部の相対する表面シート3同士及び
裏面シート6同士が接合されている。
【0064】本実施例の尿パッドは、実際の使用に当た
っては、袋状構造部20が股下部に位置するようにして
使用する。このような構成の尿パッドは、表面シート3
が着用者の肌に触れる面になるので、着用中のべたつき
感を軽減することが可能となる。なお、本実施例では、
長手方向第2折り返し部12に伸縮弾性体を配置してい
ないが、伸縮弾性体を配置したものであってもよい。
【0065】図13は、本発明の尿パッドのさらに別の
形態を示す外観斜視図であり、図14は、図13に示し
た尿パッドをS−S’線に沿って切断した状態を示す横
断面図である。
【0066】本実施例において、尿パッド1は、図14
に示すように、吸収体本体2と裏面シート6のみを図1
1及び図12の場合と同様に折り返した後、その上面を
覆って表面シート3が配置されている。このような構成
の尿パッドは、図13に示すように、袋状構造部20の
開口面が表面シート3で覆われているため、一度に多量
の尿が***された場合、袋状構造部20内に尿が保持さ
れ、漏れを防止することができる。
【0067】図15は、図13に示した尿パッドの端縁
部をさらに幅方向に2度折り返した形状になっている状
態を示す外観斜視図であり、図16は、図15に示す尿
パッドを長手方向のR−R’線に沿って切断した状態を
示す横断面図である。幅方向の折り返しを内外交互に合
計4回行うことによって袋状構造部20を2箇所形成
し、尿だまりとして機能させることができる。
【0068】図17は、本発明の尿パッドのさらに他の
形態を示す外観斜視図であり、図18は、図17に示し
た尿パッドを展開した状態において長手方向に沿って切
断した状態を示す横断面図である。
【0069】本実施例において、尿パッド1は、図17
に示すように、一方の端縁部が幅方向第1折り返し線に
沿って内側に折り返され、両側縁部21が接合されて袋
状構造部20が形成されている。この場合、図18に示
すように、尿パッド1は、吸収体本体2を構成するシー
ト状吸収体13に形成された幅方向屈曲構造部分7’を
幅方向第1折り返し線18として折り返される。
【0070】図19は、本発明の尿パッドを使いすてお
むつの吸収体として用いた例を示す外観斜視図であり、
図20は、図19に示す使いすておむつをU−U’線に
沿って切断した状態の尿パッドの折り返し部分を示す横
断面図である。
【0071】本実施例において、図19に示すように、
尿パッド1は、その長手方向両端部領域17、17が幅
方向第1折り返し線18で内側に折り返されて幅方向第
1折り返し部19が形成され、さらに幅方向第1折り返
し部19の幅方向第1折り返し線18の近傍が接合領域
24で接合された状態で、おむつ本体25の長手方向中
央領域に配置され、おむつ本体25と接合されている。
この場合、図20に示すように、尿パッド1は、吸収体
本体2に形成された幅方向屈曲構造部分7’を幅方向第
1折り返し線18として端部領域17が折り返されて幅
方向第1折り返し部19が形成され、さらに幅方向第1
折り返し線18の近傍の接合領域24で表面シート3が
接合されており、おむつ本体25に接合されている。
【0072】図21は、本発明の尿パッドを使いすてお
むつの吸収体として用いた場合の、図19とは異なる例
を示す外観斜視図であり、図22は、図21に示す使い
すておむつをT−T’線に沿って切断した状態の尿パッ
ドの折り返し部分を示す横断面図である。
【0073】本実施例において、図21に示すように、
尿パッド1は、股下領域において幅方向に襞部26が形
成されており、おむつ本体25の長手方向中央領域に形
成された一対の立体ギャザー27の間に配置され、おむ
つ本体25と接合されている。この場合、図22に示す
ように、尿パッド1の襞部26は、吸収体本体2として
シート状吸収体13を用い、基材15上に形成された多
数の幅方向屈曲構造部分7’の1つを幅方向第1折り返
し線18として折り返し、次いで、折り返し部分の幅方
向屈曲構造部分7’の1つを幅方向第2折り返し線22
として折り返すことにより形成されている。
【0074】図23、24、25及び26は、本発明の
吸収体本体の折り返しの形態を示す模式図である。図2
3は一度折り返した例であり、図24は第2折り返し線
で側縁部をさらに内側に折り返した例であり、図25は
図24と同じ2度折り返しているが、第2折り返し線で
側縁部を外側に折り返している。さらに図26は6回内
外交互に側縁部を折り返した例である。このように屈曲
構造部分を折り返し線として吸収体本体を複数回折り返
して吸収製品の吸収部分を構成することができる。
【0075】図27、28、29及び30は、本発明の
吸収体本体の屈曲構造と非屈曲構造の構成を示す模式図
である。これら模式図でパルプとSAPの混合マットで
形成された吸収体本体を説明することができる。すなわ
ち吸収体の坪量が低い部分を屈曲構造部分7とし、坪量
が高い部分を非屈曲構造8とすることができる。図のよ
うに屈曲構造と非屈曲構造は複数形成することができ、
屈曲構造部分の任意の位置を折り返し線として利用する
ことができる。
【0076】図31、32、33及び34は、本発明の
吸収体本体の屈曲構造と非屈曲構造の構成を示す模式図
である。これらの模式図で、パルプとSAPの混合マッ
トやSAP含有量が50%以上の混合マットで形成され
た吸収体本体を説明することができる。これらはSAP
濃度で屈曲構造部分と非屈曲構造部分を形成すればよ
い。すなわち、SAPが存在しないか又は濃度が低い部
分を屈曲構造部分7とし、SAP濃度が高い部分を非屈
曲構造8とすることができる。図のように屈曲構造と非
屈曲構造は複数形成することができ、屈曲構造部分の任
意の位置を折り返し線として利用することができる。
【0077】図35、36及び37は、本発明の吸収体
本体の屈曲構造と非屈曲構造の構成を示す模式図であ
る。これら模式図でSAPを塗工したシート状吸収体で
形成された吸収体本体を説明することができる。これら
についても前記の図31〜34で示した例と同様に、S
AP濃度で屈曲構造部分と非屈曲構造部分を形成すれば
よい。すなわち、SAPを塗工してしていない部分を屈
曲構造部分7とし、SAPを塗工した部分を非屈曲構造
8とすることができる。また、SAPの塗工量の少な
い、多いで屈曲構造と非屈曲構造を形成することができ
る。前記の例と同様に、屈曲構造と非屈曲構造は複数形
成することができ、屈曲構造部分の任意の位置を折り返
し線として利用することができる。
【0078】図38〜図50は、吸収体本体の折り返し
の形態を示すものである。図38は、前記図27と同様
の吸収体本体であり、図27の屈曲構造部分7が破線で
示した第1折り返し線9となる。このものの外縁部が折
り返されたものを図39に示す。図40は、図27の屈
曲構造部分7の一対を第1折り返し線9としたものであ
り、その外縁部を内側に折り返した例が図41で示すも
のであり、さらにその第1折り返し部11の屈曲構造部
分7を第2折り返し線10として外側に折り返して第2
折り返し部12を形成した例が図42に示されている。
【0079】図43は、図34と同様の吸収体本体であ
り、屈曲構造部分7が破線で示した複数の折り返し線9
となり、外縁部が交互に内・外の順に折り返されたもの
を図44に示す。
【0080】図45は、図35と同様のものであり、屈
曲構造部分7が破線で示した第1折り返し線9となり、
外縁部が内側に折り返されたものを図46に示す。
【0081】図47は、図36と同様のものであり、S
AP塗工面が下向きの状態になっている。SAPが塗工
されていなし、屈曲構造部分7の一対を第1折り返し線
9として内側に折り返し、さらにその第1折り返し部1
1の屈曲構造部分7を第2折り返し線10として外側に
折り返して第2折り返し部12を形成した例を図48に
示す。
【0082】図49は、図37と同様のものであり、S
AP塗工面が下向きの状態になっている。屈曲構造部分
7が破線で示した複数の折り返し線9となり、外縁部が
交互に内外の順に折り返された例を図50に示す。
【0083】図51、52、53は、本発明の吸収体本
体の別の形態を説明するものであり、身体に沿って吸収
体本体2を湾曲させるための切り込み部28を吸収体本
体2に設けた例である。吸収体本体の側縁部分に外向き
にハの字に切り込み部を設けた例を図51に示す。吸収
体本体の側縁部分に直行して切り込み部を設けた例を図
52に示す。図51と図52の例では着用者の前身頃か
ら後身頃にかけてのカーブに湾曲することが可能であ
る。図53は吸収体本体の長手方向に沿って切り込み部
が設けられている。これによって吸収体本体が着用者の
胴周り方向に湾曲することが可能である。前記の切り込
み部は併用してもよく、それによって胴周り方向と股下
周り方向に同時に湾曲させる効果がある。これらの切り
込み部は、吸収体本体を厚さ方向に貫通していてもよい
し、前記のごとく吸収体本体が複数のシート状吸収体が
積層されて形成されている場合は上層のシート状吸収体
に切り込み部を設ければ十分である。
【0084】
【発明の効果】本発明の第1の形態によると、吸収体本
体の折り返し線が屈曲構造であるために、折り返し易
く、嵩高にならず、結果としてコンパクトにすることが
できる。さらに、折り返しの角部の密度が高くなり過ぎ
ず、吸液、膨張によって、折り目を体液が通過しにくく
なるという問題がない吸収体製品を得ることが可能とな
る。
【0085】本発明の第2の形態によると、容易に屈曲
構造部を得ることが可能となる。
【0086】本発明の第3の形態によると、さらに防漏
壁が増えるので、大きな吸収面積を持つコンパクトな吸
収体製品が可能となる。
【0087】本発明の第4の形態によると、本発明の第
3の形態よりもさらに防漏壁が増えるので、大きな吸収
面積を持つ吸収体製品が可能となる。
【0088】本発明の第5の形態によると、本発明の第
4の形態よりもさらに防漏壁が増えるので、大きな吸収
面積を持つ吸収体製品が可能となる。
【0089】本発明の第6の形態によると、袋状構造を
もつ吸収体製品ができるので、尿を吸収体本体が完全に
吸収するまで、袋状構造部分に一時貯留することが可能
となる。
【0090】本発明の第7の形態によると、吸収体製品
に袋状構造部をより確実に形成することが可能となる。
【0091】本発明の第8の形態によると、袋状構造部
を形成するために、吸収体本体を容易に折り返すことが
可能となる。
【0092】本発明の第9の形態によると、前記第6の
形態と同様、袋状構造をもつ吸収体製品ができるので、
尿を吸収体本体が完全に吸収するまで、袋状構造部分に
一時貯留することが可能となる。
【0093】本発明の第10の形態によると、本発明の
第6、及び第9の形態と同様の効果を発揮するのと加え
て、袋状構造部分の内部全体が尿を吸収することができ
るので、さらに急速な尿の吸収が期待できる。
【0094】本発明の第11の形態によると、吸収体本
体を着用者により密着させたり、保形性を良好にするこ
とが可能となる。
【0095】本発明の第12の形態によると、吸収体本
体を着用者により密着させたり、保形性を良好にするこ
とが可能となる。
【0096】本発明の第13の形態によると、吸収体本
体を湾曲させ易くなり、着用者により密着させることが
可能となる。
【0097】本発明の第14の形態によると、吸収体本
体を湾曲させ易くなり、着用者により密着させることが
可能となる。また、吸収体本体が折り返されてできる防
漏壁の起立を補う役目をする。
【0098】本発明の第15の形態によると、着用感を
向上することができる。
【0099】本発明の第16の形態によると、薄い吸収
体製品を得ることができる。
【0100】本発明の第17の形態によると、極めて薄
い吸収体製品を得ることができる。
【0101】本発明の第18の形態によると、吸収体本
体の設計を柔軟にすることができる。
【0102】本発明の第19の形態によると、吸収体本
体の廃棄方法を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による尿パッドの一実施例の外観を表す
斜視図である。
【図2】図1に示した尿パッドを展開した状態における
平面図である。
【図3】図2に示した尿パッドをV−V’線に沿って切
断した状態の横断面図である。
【図4】図1に示した尿パッドを折り返し部で小さく畳
んだ状態の上面の正面図である。
【図5】図4に示した尿パッドをW−W’線に沿って切
断した状態の横断面図である。
【図6】図3とは異なる例を示す、図2に示した尿パッ
ドをV−V’線に沿って切断した状態の横断面図であ
る。
【図7】図1に示した尿パッドの長手方向折り返し部の
両端部を固定した状態を示す外観斜視図である。
【図8】本発明の別の尿パッドの外観を表す斜視図であ
る。
【図9】図8の尿パッドを展開した平面図である。
【図10】図9に示した尿パッドをX−X’線に沿って
切断した状態の横断面図である。
【図11】本発明の別の尿パッドの外観を表す斜視図で
ある。
【図12】図11に示した尿パッドをT−T’線に沿っ
て切断した状態の横断面図である。
【図13】本発明の別の尿パッドの外観を表す斜視図で
ある。
【図14】図13に示した尿パッドをS−S’線に沿っ
て切断した状態の横断面図である。
【図15】本発明の別の尿パッドの外観を表す斜視図で
ある。
【図16】図15に示した尿パッドをR−R’線に沿っ
て切断した状態の横断面図である。
【図17】本発明の別の尿パッドの外観を表す斜視図で
ある。
【図18】図17に示した尿パッドを展開した状態にお
いて長手方向に沿って切断した状態を示す横断面図であ
る。
【図19】本発明の尿パッドを使いすておむつの吸収体
として用いた場合の外観を示す斜視図である。
【図20】図19に示すおむつをU−U’線に沿って切
断した状態を示す横断面図である。
【図21】本発明の尿パッドを使いすておむつの吸収体
として用いた場合の別の例の外観を示す斜視図である。
【図22】図21に示すおむつをT−T’ 線に沿って
切断した状態を示す横断面図である。
【図23】吸収体本体の折り返し形態を説明する横断面
図である。
【図24】吸収体本体の別の折り返し形態を説明する横
断面図である。
【図25】吸収体本体の別の折り返し形態を説明する横
断面図である。
【図26】吸収体本体の別の折り返し形態を説明する横
断面図である。
【図27】吸収体本体の屈曲構造部分と非屈曲構造部分
を説明する吸収体本体の横断面図である。
【図28】吸収体本体の別形態の屈曲構造部分と非屈曲
構造部分を説明する吸収体本体の横断面図である。
【図29】吸収体本体の別形態の屈曲構造部分と非屈曲
構造部分を説明する吸収体本体の横断面図である。
【図30】吸収体本体の別形態の屈曲構造部分と非屈曲
構造部分を説明する吸収体本体の横断面図である。
【図31】吸収体本体の別形態の屈曲構造部分と非屈曲
構造部分を説明する吸収体本体の横断面図である。
【図32】吸収体本体の別形態の屈曲構造部分と非屈曲
構造部分を説明する吸収体本体の横断面図である。
【図33】吸収体本体の別形態の屈曲構造部分と非屈曲
構造部分を説明する吸収体本体の横断面図である。
【図34】吸収体本体の別形態の屈曲構造部分と非屈曲
構造部分を説明する吸収体本体の横断面図である。
【図35】吸収体本体の別形態の屈曲構造部分と非屈曲
構造部分を説明する吸収体本体の横断面図である。
【図36】吸収体本体の別形態の屈曲構造部分と非屈曲
構造部分を説明する吸収体本体の横断面図である。
【図37】吸収体本体の別形態の屈曲構造部分と非屈曲
構造部分を説明する吸収体本体の横断面図である。
【図38】吸収体本体を折り返す形態を説明する横断面
図である。
【図39】図38を折り返す形態を説明する横断面図で
ある。
【図40】吸収体本体を折り返す別の形態を説明する横
断面図である。
【図41】図40を折り返す形態を説明する横断面図で
ある。
【図42】図40を折り返す形態を説明する横断面図で
ある。
【図43】吸収体本体を折り返す別の形態を説明する横
断面図である。
【図44】図43を折り返す形態を説明する横断面図で
ある。
【図45】吸収体本体を折り返す別の形態を説明する横
断面図である。
【図46】図45を折り返す形態を説明する横断面図で
ある。
【図47】吸収体本体を折り返す別の形態を説明する横
断面図である。
【図48】図47を折り返す形態を説明する横断面図で
ある。
【図49】吸収体本体を折り返す別の形態を説明する横
断面図である。
【図50】図49を折り返す形態を説明する横断面図で
ある。
【図51】吸収体本体の切り込みを説明する上面正面図
である。
【図52】吸収体本体に別の形態の切り込みが入ったも
のを説明する上面正面図である。
【図53】吸収体本体に別の形態の切り込みが入ったも
のを説明する上面正面図である。
【符号の説明】
1:尿パッド 2:吸収体本体 3:液透過性表面シート 4:液不透過性シート 5:伸縮弾性体 6:液不透過性裏面シート 7:長手方向屈曲構造部分 7’:幅方向屈曲構造部分 8:非屈曲構造部分 9:長手方向第1折り返し線 10:長手方向第2折り返し線 11:長手方向第1折り返し部 12:長手方向第2折り返し部 13:シート状吸収体 14:SAP塗工部 15:基材 16:パルプマット層 17:端部領域 18:幅方向第1折り返し線 19:幅方向第1折り返し部 20:袋状構造部 21:側縁部 22:幅方向第2折り返し線 23:幅方向第2折り返し部 24:接合領域 25:おむつ本体 26:襞部 27:立体ギャザー 28:切り込み部
フロントページの続き (72)発明者 杉山 勝彦 愛知県春日井市王子町1番地 王子製紙株 式会社春日井工場内 (72)発明者 鈴木 磨 東京都中央区日本橋浜町2丁目26番5号 株式会社日本吸収体技術研究所内 (72)発明者 武末 聡美 東京都中央区銀座4丁目7番5号 王子製 紙株式会社内 (72)発明者 森 和代 徳島県美馬郡貞光町太田字小山北89−1 トーヨー衛材株式会社徳島貞光工場内 Fターム(参考) 3B029 BA14 BA17 BD14 BF03 4C098 AA09 CC03 CC10 CC11 CE06 DD06 DD10 DD24 DD25 DD26

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の表面シートと、液不透過性の
    裏面シートと、これら両シートの間に配置された体液を
    吸収固定する吸収体本体とを有する吸収体製品におい
    て、 前記吸収体本体は、その長手方向及び/又は幅方向に沿
    って線状に配列されている折り曲げ容易な屈曲構造部分
    を有しており、該屈曲構造部分を折り返し線としてその
    側縁部及び/又は端縁部を該折り返し線から内側に折り
    返した折り返し部を有することを特徴とする吸収体製
    品。
  2. 【請求項2】 前記屈曲構造部分が、吸収体本体に形成
    されている線状の肉薄化部分、スリット線及び切断線か
    ら選ばれる少なくとも1種又は2種以上の組合せによっ
    て構成されていることを特徴とする請求項1記載の吸収
    体製品。
  3. 【請求項3】 前記屈曲構造部分が吸収体本体の両側縁
    部及び/又は両端縁部における一対の第1折り返し線と
    なり、吸収体本体の両側縁部及び/又は両端縁部が該一
    対の第1折り返し線に沿って内側に折り返されて第1折
    り返し部が形成されていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の吸収体製品。
  4. 【請求項4】 前記第1折り返し部に、前記第1折り返
    し線と平行な第2折り返し線となる屈曲構造部分が形成
    されており、該第2折り返し線に沿って前記第1折り返
    し部が内側あるいは外側に折り返されて第2折り返し部
    が形成されていることを特徴とする請求項3記載の吸収
    体製品。
  5. 【請求項5】 前記第1折り返し部に、前記第1折り返
    し線と平行な複数の折り返し線となる屈曲構造部分が形
    成されており、該複数の折り返し線に沿って吸収体本体
    が外側あるいは内側に折り返されて複数の折り返し部が
    形成されていることを特徴とする請求項3記載の吸収体
    製品。
  6. 【請求項6】 前記吸収体製品は、その一方の端縁部を
    内側に折り返して折り返し部を形成し、該折り返し部の
    両側縁部を接合して袋状構造が形成されていることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収体製
    品。
  7. 【請求項7】 前記折り返し部の端縁部が外側に折り返
    され、折り返し部の対向する液不透過性の裏面シート同
    士が接合されていることを特徴とする請求項6記載の吸
    収体製品。
  8. 【請求項8】 前記折り返し部の折り返しが、前記吸収
    体本体における長手方向と直交する方向に形成された線
    状の幅方向屈曲構造部分に沿ってなされていることを特
    徴とする請求項6又は7に記載の吸収体製品。
  9. 【請求項9】 吸収体製品の長手方向一端の液透過性表
    面シート上に、液不透過性シートが該液透過性表面シー
    トの両側縁部分及び該一端縁部分を覆って接合されてい
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載
    の吸収体製品。
  10. 【請求項10】 前記吸収体製品は、同一構造の吸収体
    製品2個を表面シート同士を対向させて側縁同士及び端
    縁同士を接合して形成されている袋状構造を有すること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の吸収
    体製品。
  11. 【請求項11】 前記吸収体製品の両側縁部の長手方向
    中央部において、長手方向第1折り返し部内側の対向す
    る表面シート同士が接合されていることを特徴とする請
    求項1〜10のいずれか1項に記載の吸収体製品。
  12. 【請求項12】 前記吸収体製品の長手方向の少なくと
    も一端部側の両側縁において、長手方向第1折り返し部
    内側の対向する表面シート同士が接合されていることを
    特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の吸収
    体製品。
  13. 【請求項13】 前記吸収体本体に身体に沿って湾曲し
    やすいように、切り込みが形成されていることを特徴と
    する請求項1〜12のいずれか1項に記載の吸収体製
    品。
  14. 【請求項14】 前記吸収体製品の長手方向に沿って両
    側縁に伸縮弾性体が配置されていることを特徴とする請
    求項1〜13のいずれか1項に記載の吸収体製品。
  15. 【請求項15】 前記吸収体製品の両側縁部における吸
    収体本体上の液透過性表面シート上に液不透過性シート
    を配置したことを特徴とする請求項1〜14のいずれか
    1項に記載の吸収体製品。
  16. 【請求項16】 前記吸収体本体が、少なくとも50重
    量%以上の吸水性高分子を含有する、吸水性高分子とセ
    ルロースパルプの混合体からなり、前記屈曲構造部分は
    該部分の坪量を他の部分より低くすることによって形成
    されていることを特徴とする請求項1〜15のいずれか
    1項に記載の吸収体製品。
  17. 【請求項17】 前記吸収体本体は、不織布基材にミク
    ロフィブリルセルロースと吸水性高分子をラインコート
    したシート状吸収体を有しており、その屈曲構造部分は
    前記シート状吸収体における不織布基材だけの部分であ
    ることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記
    載の吸収体製品。
  18. 【請求項18】 前記吸収体本体が、複数のシート状吸
    収体を積層して形成されていることを特徴とする請求項
    1〜17のいずれか1項に記載の吸収体製品。
  19. 【請求項19】 前記吸収体本体が、分離可能に取り付
    けられた水解性シートからなることを特徴とする請求項
    1〜18のいずれか1項に記載の吸収体製品。
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