JP5392923B2 - アナログメータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、指針をモータ駆動するアナログメータ装置に関する。
一般に、アナログメータにて温度及び湿度を表示する温湿度計が知られている。特許文献1及び特許文献2に記載されたものは、バイメタル式温度計と伸縮式湿度計とを組合せたものであり、環境の変化に伴う物体の伸縮を利用して各指針をそれぞれ動かす構成となっている。特許文献2の図4にも示されているように、温度計の指針と湿度計の指針について、回転の中心軸を共通とした同軸型のものも知られている。
また、温度や湿度を所定のセンサにて検出し、その検出値に応じて指針をモータ駆動する構成も知られている。特許文献3及び4には、この種の温度計、湿度計が開示されている。センサとしては各種のものがあり、例えば、温度センサとしてはサーミスタ、湿度センサとしては感湿体の水分吸収に伴う導電性の変化を計測するものがよく知られている。このように指針をモータにて駆動するものは、前述したように物体の伸縮を利用して指針を動かすものと比較すると、指示遅れや誤差が小さい、目盛りの間隔が完全に一定となる、指針及び文字板の大型化が可能になる、といった利点がある。
実公昭54−38958号公報 特開2002−22848号公報 特許第3653746号公報 特表2007−537442号公報
さて、指針をモータ駆動するアナログメータ装置は、指針の駆動方式を工夫することにより、環境データを表示する機能とは別の機能を付加することが可能であると考えられる。そこで本願発明者は、環境データを表示する機能を備えたアナログメータ装置であって、更に時計としての機能を備えた装置を実現するべく、その具体的構成を鋭意検討した。
本発明の目的は、アナログメータ装置の多機能化を達成することである。
本願第1請求項に記載した発明は、温度や湿度等の環境データを検出するセンサと、指針が配置された文字板と、前記指針を回転駆動するムーブメントと、前記ムーブメントを制御する制御手段とを備えたアナログメータ装置において、
前記センサとしては、異なる環境データをそれぞれ検出する第1センサ及び第2センサを備え、前記指針としては、回転の中心軸が共通の第1指針及び第2指針を備え、前記ムーブメントは、前記第1指針を駆動する第1駆動系と、前記第2指針を駆動する第2駆動系とを備え、前記第1駆動系は、正逆回転が可能な第1ステッピングモータ、前記第1ステッピングモータに連結された第1減速機構、及び前記第1減速機構に連結された第1指針パイプからなるとともに、前記第2駆動系は、正逆回転が可能な第2ステッピングモータ、前記第2ステッピングモータに連結された第2減速機構、及び前記第2減速機構に連結された第2指針パイプからなり、前記第1指針パイプ及び前記第2指針パイプは、それらの一方を他方に挿通し、前記第1指針及び前記第2指針は、前記第1指針パイプ及び前記第2指針パイプにそれぞれ支持して設け、前記制御手段は、前記第1指針及び前記第2指針の駆動方式がそれぞれ異なる環境データ表示モードと時刻表示モードとを設定してなるものであり、前記環境データ表示モードでは、前記第1センサが検出した環境データに応じて前記第1指針を回転駆動するとともに、前記第2センサが検出した環境データに応じて前記第2指針を回転駆動するようにし、且つ、前記第1指針及び前記第2指針の回転軸と交差する鉛直線を境に前記文字板を右側及び左側とするとき、前記文字板の右側及び左側の一方に前記第1指針の駆動域を設けるとともに、前記文字板の右側及び左側の他方に前記第2指針の駆動域を設け、前記時刻表示モードでは、前記第1指針及び前記第2指針をそれぞれ時針及び分針として回転駆動するようにし、前記文字板は、前記第1指針及び前記第2指針の回転軸を中心に、前記文字板の右側及び左側の一方には前記第1指針の駆動域に対応する前記環境データの目盛りを、また、前記文字板の右側及び左側の他方には前記第2指針の駆動域に対応する前記環境データの目盛りを、設け、更に、前記双方の環境データの目盛りの外側には、前記第1指針及び前記第2指針の回転軸を中心に時計の指標を設け、当該アナログメータ装置は、前記環境データ表示モードと前記時刻表示モードとを切換える切換え手段を備えた構成のアナログメータ装置である。
本発明によれば、アナログメータ装置の多機能化を達成することができる。
本発明の実施例に係り、アナログメータ装置を示す正面図である。 本発明の実施例に係り、アナログメータ装置を示すブロック図である。 本発明の実施例に係り、筐体を示す外観図(背面斜め横から見た図)である。 本発明の実施例に係り、筐体を示す外観図(側面斜め横から見た図)である。 本発明の実施例に係り、ムーブメントを示す外観図(正面斜め横から見た図)である。 本発明の実施例に係り、ムーブメントを示す外観図(背面斜め横から見た図)である。 本発明の実施例に係り、ムーブメントを示す外観図(側面斜め横から見た図)である。 本発明の実施例に係り、ムーブメントの内部を示す背面図である。 本発明の実施例に係り、ムーブメントの内部を示す説明図である。 本発明の実施例に係り、アナログメータ装置(電源の電力残存量が残り少なくなった場合)を示す正面図である。 本発明の実施例に係り、第1指針の説明図である。 本発明の実施例に係り、第2指針の説明図である。 本発明の実施例に係り、アナログメータ装置の制御を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係り、アナログメータ装置(第1指針の長さと第2指針の長さとが異なるもの)を示す正面図である。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すアナログメータ装置1は、複数の環境データとして温度と湿度をそれぞれ表示する温湿度計である。また、後述するように、電波修正時計としても使用することが可能となっている。
このアナログメータ装置1は、環境データを検出するセンサ210,220と、指針310,320が配置された文字板400と、指針310,320を回転駆動するムーブメント500と、ムーブメント500を制御する制御手段600とを備えている。センサとしては、環境データとして温度を検出する第1センサ210及び湿度を検出する第2センサ220を備えている。指針としては、回転の中心軸が共通の第1指針310及び第2指針320を備えている。
ムーブメント500は、第1指針310を駆動する第1駆動系510と、第2指針320を駆動する第2駆動系520と、第1駆動系510及び第2駆動系520を保持するケース体530とを備えている。
制御手段600は、第1指針310及び第2指針320の駆動方式がそれぞれ異なる環境データ表示モードと時刻表示モードとを設定してなるものである。環境データ表示モードでは、第1センサ210が検出した環境データに応じて第1指針310を回転駆動するとともに、第2センサ220が検出した環境データに応じて第2指針320を回転駆動する構成となっている。また、時刻表示モードでは、第1指針310及び第2指針320をそれぞれ分針及び時針として回転駆動する構成となっている。このアナログメータ装置1は、環境データ表示モードと時刻表示モードとを切換える切換え手段を備えている。
文字板400は、アナログメータ装置1の筐体100の正面に支持された透明カバー110に覆われている。第1センサ210、第2センサ220、ムーブメント500、及び制御手段600は、筐体100の内部に配置されている。
文字板400には、第1指針310及び第2指針320の回転軸を中心に等間隔で温度計の目盛り401を設けた第1指針310の駆動域と、同じく湿度計の目盛り402を設けた第2指針320の駆動域が設けられている。温度計の目盛り401と湿度計の目盛り402との間には、それらの目盛り401,402が設けられていないブランク部403が設けられている。環境データ表示モードの場合、各指針310,320は、それぞれの駆動域において回転駆動する構成となっている。すなわち、環境データ表示モードのアナログメータ装置1は、温湿度計となっている。
また、この文字板400には、第1指針310及び第2指針320の回転軸を中心に時計の指標404が設けられている。時刻表示モードの場合、第1指針310は1時間で1回転、第2指針320は12時間で1回転する。制御手段600は、計時手段610を備えており、第1指針310が分針、第2指針320が時針として回転駆動することにより、計時手段610がカウントする時刻を表示する構成となっている。本例の場合、筐体100の内部には、標準時刻電波を受信するアンテナ20が設けられている。制御手段600は、定期的に標準時刻電波を受信して計時手段610の時刻を修正する。すなわち、時刻表示モードのアナログメータ装置1は、いわゆる電波修正時計となっている。
図例した筐体100は、円形薄型のものであり、その背部には、壁側のフックに係止するための係止部120、及びこれを立て掛けるための収納式脚体130が設けられている。また、図中の140は、アナログメータ装置1の電源10となる電池を収納するための電池ボックスである。
次に、本例のムーブメント500について説明する。図5乃至図9に示すように、本例のムーブメント500は、第1駆動系510及び第2駆動系520を薄型のケース体530に収納してなるものである。制御手段600は、所要の回路を設けた回路基板であり、ケース体530の正面に装着され、第1センサ210及び第2センサ220は、その回路基板に搭載されている。
すなわち、アナログメータ装置1の製造においては、第1駆動系510及び第2駆動系520をケース体530の内部に設けてムーブメント500を作成し、そして第1センサ210、第2センサ220、ムーブメント500、及び制御手段600を組付けて一つのユニットとし、これを筐体100の内部に配置する。このような構成によると、組付け作業の煩雑化を回避することができる。また、このようなユニットを筐体100の内部に配置する構成であれば、筐体100のデザインや大きさを容易に設計変更することが可能となる。すなわち、アナログメータ装置1の設計の自由度が向上し、多様な製品開発を容易に行うことが可能となる。
特に、制御手段600たる回路基板にセンサ210,220を設けることによれば、センサ210,220による検出精度の確保が容易になるという利点がある。一般に、リード線を介してセンサを基板に接続すると、リード線の電気抵抗や配線容量等により、センサの検出には測定誤差が生じる。この点、本例によれば、そのような測定誤差の問題を回避することができる。部品点数が削減されるうえ、検出精度も向上する。更に、筐体の設計時には、センサをどこに配置するかを考慮する必要がないので、設計作業も容易となる。
第1駆動系510は、正逆回転が可能な第1ステッピングモータ511、第1ステッピングモータ511に連結された第1減速機構512、及び第1減速機構512に連結された第1指針パイプ513からなるとともに、第2駆動系520は、正逆回転が可能な第2ステッピングモータ521、第2ステッピングモータ521に連結された第2減速機構522、及び第2減速機構522に連結された第2指針パイプ523からなるものである。各減速機構512,522は、所定のギア比を設定してなる輪列であり、各指針パイプ513,523の基端部には、各減速機構512,522と噛合するギア部がそれぞれ設けられている。
第1指針パイプ513及び第2指針パイプ523は、それらの一方を他方に挿通し、且つケース体530の正面外部に突出するように設けられている。制御手段600たる回路基板の要所には、第1指針パイプ513及び第2指針パイプ523を貫通する孔部601が設けられている。第1指針パイプ513及び第2指針パイプ523は、ケース体530を筐体100の内部に配置するとともに文字板400の中央に突出する。第1指針310及び第2指針320は、第1指針パイプ513及び第2指針パイプ523にそれぞれ支持して設けられている。
また、本例のムーブメント500は、第1指針パイプ513及び第2指針パイプ523の位置を検出する位置検出手段540を備えている。図例した位置検出手段540は、発光素子541及び受光素子542からなるインタラプタである。発光素子541及び受光素子542は、それらの間に第1駆動系510及び第2駆動系520を挟むように配置されている。具体的には、発光素子541及び受光素子542の一方は、制御手段600たる回路基板に設けるとともに、それらの他方は、ケース体530の背面側の要所に設けられている。発光素子541及び受光素子542の間に位置する第1駆動系510及び第2駆動系520の要所には、発光素子541の光を透過する透光部543が設けられている。発光素子541としてはLED、受光素子542としてはフォトトランジスタを採用している。位置検出時には、発光素子541を点灯しつつ第1駆動系510及び第2駆動系520をそれぞれ駆動する。各指針パイプ513,523の位置は、その際の受光素子542の検出パターンから特定する構成となっている。尚、位置検出手段540としては、フォトインタラプタの他に、フォトリフレクタを採用することも可能である。また、本例の位置検出手段540は、一対の発光素子541及び受光素子542にて第1指針パイプ513及び第2指針パイプ523の双方の位置を検出するものである。但し、位置検出手段540は、各駆動系510,520に対して発光素子541及び受光素子542をそれぞれ設けて構成することも可能である。
位置検出手段540による位置検出は、筐体の背面に設けられたリセットスイッチ710が押された際に実行される。或は、計時手段を備えた制御手段600により、定期的に(例えば1日に一回)行うように構成してもよい。第1指針パイプ513及び第2指針パイプ523の位置を検出した後、制御手段600は、第1ステッピングモータ511及び第2ステッピングモータ521のステップ数をカウントして第1指針310及び第2指針320の指示位置をそれぞれ認識する。
本例の場合、筐体100の正面又は側面には、モニタースイッチ720が設けられている。本例では、制御手段600は、所定の時間帯(例えば24時間前から現在に至るまでの時間帯)における最高気温、最低気温、最高湿度、及び最低湿度を記憶しており、このモニタースイッチ720が押された際には、第1指針310及び第2指針320の指示位置により、それらを表示する構成となっている。つまり、過去の環境データを表示する構成となっている。
例えば、環境データ表示モード又は時刻表示モードにおいて、モニタースイッチ720を1回押すと、第1指針310が最高気温を示すとともに第2指針320が最高湿度を示し、2回押すと、第1指針310が最低気温を示すとともに第2指針320が最低湿度を示す。3回押すと、或はモニタースイッチ720が一定時間(例えば30秒)押されないと、環境データ表示モード又は時刻表示モードに復帰する。筐体100の内部には、スピーカ730が設けられており、モニタースイッチ720が押された際には、メロディーとともに所要のアナウンスが流れる構成となっている。或は、過去の環境データの表示を定期的に行うように構成してもよい。
本例では、環境データ表示モードと時刻表示モードとを切換える切換え手段として、筐体100の側面又は正面にスライド式の切換えスイッチ740を設けている。使用者がこの切換えスイッチ740を操作することにより、環境データ表示モードと時刻表示モードとが切換えられる。尚、切換え手段としては、リモコン式スイッチ等を採用することも可能である。筐体100を室内の壁に掛けて使用する場合に便利である。また、筐体100に音センサを配置し、モードが所定の音に反応して切換るように構成することも可能である。
また、文字板400には、モードの状態を表示するモード表示手段750が設けられている。図例したモード表示手段750は、第1発光部751及び第2発光部752からなるものである。環境データ表示モードであれば、第1発光部751が点灯し且つ第2発光部752が消灯する。時刻表示モードであれば、第1発光部751が消灯し且つ第2発光部752が点灯する。或は、ソレノイド等の駆動手段にてプレートを駆動することにより、そのプレートによるモードの表示が変更されるように構成することも可能である。モード表示手段750によれば、アナログメータ装置1を見る者が、アナログメータ装置1の表示について温湿度と時刻とを混同する事態を回避することができる。
更に本例では、図10に示すように、電源10の電力残存量が残り少なくなった場合、第1指針310及び第2指針320を重ねて停止する構成となっている。制御手段600は、電源10の電圧が予め設定された所定の値を下回ると、電力が完全に断たれる前に第1指針310及び第2指針320を所定の位置へと回転駆動し、その位置でそれらを停止する。第1指針310及び第2指針320は、ブランク部403を指示する位置に重ねて停止される。その際、前述したモード表示手段750の第1発光部751及び第2発光部752は、いずれも消灯する。
このような構成によると、アナログメータ装置1を見る者に対し、速やかに電池切れを告知することができる。仮に、環境データ表示モードの状態で電池切れになると、各指針310,320は電池切れの時点の環境データを表示したままとなり、アナログメータ装置1を見る者が、それを現在の環境データであると誤解をしてしまう場合が考えられる。また、時刻表示モードの状態で電池切れになると、各指針310,320は電池切れの時点の時刻を表示したままとなり、アナログメータ装置1を見る者が、それを現在の時刻であると誤解をしてしまう場合が考えられる。この点、本例によれば、一目で電池切れであることが認識できるので、そのような不都合を回避することができる。
次に、環境データ表示モードにおける各指針310,320の回転駆動について詳述する。図11に示すように、第1ステッピングモータ511の1ステップあたりの第1指針310の回転角度に相当する環境データ(温度)の量をAとするとき、第1指針310は、環境データをAの間隔で離散的に表示するものとなっている。図例したものは、第1ステッピングモータ511の1ステップあたりの第1指針310の回転角度が0.5°、その回転角度に対応する環境データの量が0.2℃となっている。温度計の目盛り401は、Aの5倍、すなわち1℃間隔となっている。
また、図12に示すように、第2ステッピングモータ521の1ステップあたりの第2指針320の回転角度に相当する環境データ(湿度)の量をBとするとき、第2指針320は、環境データをBの間隔で離散的に表示するものとなっている。図例したものは、第2ステッピングモータ521の1ステップあたりの第2指針320の回転角度が1°、その回転角度に対応する環境データの量が0.5%となっている。湿度計の目盛り402は、Bの2倍、すなわち1%間隔となっている。
第1センサ210及び第2センサ220は、それぞれ所定の環境データをアナログ信号として検出するものである。制御手段600は、所定の時間間隔で、第1センサ210及び第2センサ220が検出したアナログ信号の各環境データをそれぞれアナログ・デジタル変換し、その変換した値を表示する位置に第1指針310及び第2指針320をそれぞれ回転駆動するようにムーブメント500を制御する。一般的な生活の場で日常的に使用する温度計、湿度計であれば、その時間間隔は20秒以上且つ180秒以下が実用的な範囲であり、本例では60秒間隔となっている。
このように、20秒以上の時間間隔で指針310,320を回転駆動する構成によれば、環境データの僅かな変化によって指針310,320が小刻みに往復運動するといった指針310,320の不要な挙動を回避することができる。消費電力も低減することができる。
尚、時刻表示モードにおいては、5秒間隔で第1ステッピングモータ511が1ステップし、第1指針310が0.5°回転する。また、2分間隔で第2ステッピングモータ521が1ステップし、第2指針310が1°回転する。
次に、環境データ表示モードにおける第1指針310及び第2指針320の駆動域について説明する。本例のアナログメータ装置1は、第1指針310及び第2指針320の回転軸と交差する鉛直線L(図1参照)を境に文字板400を右側及び左側とするとき、文字板400の右側及び左側の一方に第1指針310の駆動域を設けるとともに、文字板400の右側及び左側の他方に第2指針320の駆動域を設けてなるものである。図例では、左側に第1指針310の駆動域を設け、右側に第2指針320の駆動域を設けている。各駆動域には、前述した温度計の目盛り401及び湿度計の目盛り402がそれぞれ設けられている。
第1指針310による温度表示は、第1指針310が鉛直線Lを左側から右側に越えてなされることはない。また、第2指針320による湿度表示は、第2指針320が鉛直線Lを右側から左側に越えてなされることはない。
このような構成によると、第1駆動系510のバックラッシュに起因する第1指針310の指示位置のずれ、及び第2駆動系520のバックラッシュに起因する第2指針320の指示位置のずれを防止することができる。各指針310,320が鉛直線Lを越えて回転駆動すると、バックラッシュが生じることにより指示位置のずれが不可避となるが、本例ではそのような不都合を回避することができる。
本例のように、指針310,320をステッピングモータ511,521にて回転駆動するものは、物体の伸縮を利用して指針を動かすものと比較すると、指針310,320及び文字板400の大型化が可能となる。但し、バックラッシュが生じるという問題がある。バックラッシュの影響は、大型化に伴い顕著となるため、それに対処するための構成は、このようなアナログメータ装置1において重要性が高い。
すなわち、本例のアナログメータ装置1は、回転の中心軸が共通の第1指針310及び第2指針320をそれぞれステッピングモータ511,521にて駆動するものについて、文字板400のレイアウトを工夫することにより、各指針310,320による環境データの表示をより正確になさしめるという顕著な効果を達成したものとなっている。
図13は、このアナログメータ装置1の制御の一例を示すフローチャートである。先ず、電池ボックス140に電池を収納すると、そこで電源が入り(Step1)、位置検出手段540により位置検出がなされる(Step2)。位置検出は、その後リセットスイッチ710が押された際にもなされる(Step3)。位置検出がなされると、切換えスイッチ740の状態に応じて(Step4)、環境データ表示モード(Step5)又は時刻表示モード(Step6)となる。これらのモードは、切換えスイッチ740を操作することにより変更される。そして、モニタースイッチ720が押されると(Step7)、それに応じて過去の環境データを表示する等のモニター表示がなされる(Step8)。電力残存量が残り少なくなると(Step9)、指針を所定の位置へ回転駆動して停止する(Step10)。
以上説明したように、本例のアナログメータ装置は、モータにて指針を駆動する温湿度計として極めて合理的に構成されたものである。特に、モードを切換えることにより、電波修正時計としても利用することができるものであり、便利である。尚、本例における各部の構成は、特許請求の範囲に記載した技術的範囲において適宜に設計変更が可能であり、図例説明したものに限定されないことは勿論である。例えば、本例では環境データとして温度及び湿度を検出して表示するものとしたが、或は、気圧等の他の環境データを検出して表示するように構成することも可能である。
尚、時刻表示モードにおいては、第1指針310の駆動域と第2指針320の駆動域が同じとなる。故に、第1指針310と第2指針320は、アナログメータ装置1を見る者が、それらを区別できるように構成しておく必要がある。図1に示したアナログメータ装置1の場合、第1指針310と第2指針320は、長さが同じであるが、形状が異なることにより区別できるものとなっている。この点、一般的な時計は、分針が時針よりも長いものである。時計としてのデザインを追求する場合は、図14に示すように、第1指針310と第2指針320の長さが異なるように構成するとよい。
本発明のアナログメータ装置は、時計としても利用することができるアナログ式の温湿度計として好適に利用することが可能である。
1 アナログメータ装置
10 電源
20 アンテナ
100 筐体
110 透明カバー
120 係止部
130 収納式脚体
140 電池ボックス
210 第1センサ
220 第2センサ
310 第1指針
320 第2指針
400 文字板
401 温度計の目盛り
402 湿度計の目盛り
403 ブランク部
404 時計の指標
500 ムーブメント
510 第1駆動系
511 第1ステッピングモータ
512 第1減速機構
513 第1指針パイプ
520 第2駆動系
521 第2ステッピングモータ
522 第2減速機構
523 第2指針パイプ
530 ケース体
540 位置検出手段
541 発光素子
542 受光素子
543 透光部
600 制御手段
601 孔部
610 計時手段
710 リセットスイッチ
720 モニタースイッチ
730 スピーカ
740 切換えスイッチ
750 モード表示手段
751 第1発光部
752 第2発光部

Claims (1)

  1. 温度や湿度等の環境データを検出するセンサと、指針が配置された文字板と、前記指針を回転駆動するムーブメントと、前記ムーブメントを制御する制御手段とを備えたアナログメータ装置において、
    前記センサとしては、異なる環境データをそれぞれ検出する第1センサ及び第2センサを備え、
    前記指針としては、回転の中心軸が共通の第1指針及び第2指針を備え、
    前記ムーブメントは、前記第1指針を駆動する第1駆動系と、前記第2指針を駆動する第2駆動系とを備え、
    前記第1駆動系は、正逆回転が可能な第1ステッピングモータ、前記第1ステッピングモータに連結された第1減速機構、及び前記第1減速機構に連結された第1指針パイプからなるとともに、前記第2駆動系は、正逆回転が可能な第2ステッピングモータ、前記第2ステッピングモータに連結された第2減速機構、及び前記第2減速機構に連結された第2指針パイプからなり、
    前記第1指針パイプ及び前記第2指針パイプは、それらの一方を他方に挿通し、
    前記第1指針及び前記第2指針は、前記第1指針パイプ及び前記第2指針パイプにそれぞれ支持して設け、
    前記制御手段は、前記第1指針及び前記第2指針の駆動方式がそれぞれ異なる環境データ表示モードと時刻表示モードとを設定してなるものであり、
    前記環境データ表示モードでは、前記第1センサが検出した環境データに応じて前記第1指針を回転駆動するとともに、前記第2センサが検出した環境データに応じて前記第2指針を回転駆動するようにし、且つ、前記第1指針及び前記第2指針の回転軸と交差する鉛直線を境に前記文字板を右側及び左側とするとき、前記文字板の右側及び左側の一方に前記第1指針の駆動域を設けるとともに、前記文字板の右側及び左側の他方に前記第2指針の駆動域を設け、
    前記時刻表示モードでは、前記第1指針及び前記第2指針をそれぞれ時針及び分針として回転駆動するようにし、
    前記文字板は、前記第1指針及び前記第2指針の回転軸を中心に、前記文字板の右側及び左側の一方には前記第1指針の駆動域に対応する前記環境データの目盛りを、また、前記文字板の右側及び左側の他方には前記第2指針の駆動域に対応する前記環境データの目盛りを、設け、更に、前記双方の環境データの目盛りの外側には、前記第1指針及び前記第2指針の回転軸を中心に時計の指標を設け、
    当該アナログメータ装置は、前記環境データ表示モードと前記時刻表示モードとを切換える切換え手段を備えたことを特徴とするアナログメータ装置。
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