JP5392168B2 - コイニング加工方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄鋼材料、軽合金材料等の金属板材に、せん断加工を施して打抜き孔、飾り孔等のせん断加工孔を形成したときに発生したバリを圧潰するコイニング加工方法及びその装置に関する。
特に、せん断加工孔の両端及び内周面に圧縮の残留応力を付与して、せん断加工孔部の疲労特性を向上させることができるコイニング加工方法及びその装置に関する。
金属板材、特に、鋼板材は、塑性加工性に優れるため、打抜き加工等のせん断加工で、打抜き孔や飾り孔等のせん断加工孔を形成することができる。
せん断加工孔には、せん断加工を施す側から、ダレ面、せん断面、破断面、及び、バリを有する。
せん断加工孔の一端に発生したバリは、その突起形状故に、バリの発生部分に応力が集中しやすく、疲労破壊の起点となることが多いことから、バリを除去しておくことが望ましい。また、美観の点からも、バリを除去することは一般的に行われている。
せん断加工孔の一端に発生したバリを除去する方法として、コイニング加工がある。非特許文献1には、熱間圧延高強度鋼板の打抜き孔(せん断加工孔)のバリ発生側に、円錐形のパンチでコイニング加工を施してバリを除去する方法が開示されている。
非特許文献1に開示される方法は、せん断加工孔のバリが発生側から、円錐形のパンチの頭部を、せん断加工孔に挿入し、応力集中の原因となる突起形状を有するバリを圧潰するとともに、コイニング加工によって、せん断加工孔のバリ発生部周辺を圧縮変形することで、せん断加工孔のバリ発生部周辺に圧縮の残留応力を付与し、せん断加工孔部の疲労特性向上を図るものである。
しかしながら、非特許文献1の方法では、圧縮の残留応力が付与されるのは、せん断加工孔のバリ発生側端部と、せん断加工孔の内周面のうち、バリ発生部近傍のみに留まることから、せん断加工孔の両端及び内周面全体における疲労特性の改善は充分ではなかった。
特に、せん断加工孔のうち、バリが発生している端部と反対側のダレ面は、せん断加工時に引き伸ばされているため、引張の残留応力が付与されていおり、せん断加工孔全体の疲労特性を著しく低下させる原因となっている。
せん断加工孔のダレ面側から、上記の円錐パンチを挿入して、せん断加工孔のダレ面側端部と、せん断加工孔の内周面のうちのダレ面近傍に圧縮変形させることは可能であるが、コイニング加工を、バリ発生側とダレ面側とで2回行う必要があり、せん断加工孔を設けた部材の製造コストの上昇を招くという問題がある。
そして、せん断加工孔の両端から円錐パンチでコイニング加工を施した場合、せん断加工孔の両端近傍は、充分に圧縮変形され、付与される圧縮の残留応力も充分に大きいものの、せん断加工孔の内周面のうち、せん断加工孔を設けた部材の板厚中心付近は、充分に圧縮変形されず、付与される圧縮の残留応力も小さい。
また、せん断加工孔の内周面全体としてみた場合、付与される圧縮の残留応力が均一でないため、せん断加工孔部全体の疲労特性を改善することが難しい。
十代田哲夫、三浦正明、中谷道治、熱延ハイテンにおける打抜穴疲労特性の改善、神戸製鋼技報、日本、2004年12月、Vol.54、No.3、第29頁〜第32頁
本発明は、上記従来技術における問題に鑑み、金属板材をせん断加工して形成したせん断加工孔の一端に発生したバリをコイニング加工で圧潰するにあたり、1回のコイニング加工で、せん断加工孔の両端と、せん断加工孔の内周面全体に充分かつ均一な圧縮の残留応力を付与し、せん断加工孔全体の疲労特性を向上させることができるコイニング加工方法及びその装置を提供することを目的とする。
まず、本発明者らは、金属板材をせん断加工して形成したせん断加工孔を有するコイニング加工対象物を、第一金型と第二金型とコイニングパンチとを有するコイニング加工装置を使用して、せん断加工孔のバリ発生側からコイニング加工した際に、コイニングパンチの先端形状と、コイニングパンチの挿入量によって、せん断加工孔の内周面に付与される残留応力の分布がどのように変化するかを数値解析で調査した。
図9は、コイニング加工装置とコイニング加工対象物の数値解析モデルの要部を模式化した縦断面図である。
第一金型10に載置された板厚が3mmのコイニング加工対象物100は、第二金型30で第一金型10に押え付けられ、第一金型10及び第二金型30が、コイニングパンチ20の方向(図9において下方向)へ移動することで、せん断加工孔120はコイニング加工される。なお、コイニング加工対象物100は、バリ発生側110をコイニングパンチ20側にして載置される。
実際のコイニング加工において、第一金型10、コイニングパンチ20、第二金型30、コイニング加工対象物100は、図9の一点鎖線に対して線対称であることから、数値解析の計算時間を短縮するため、図9に示すように右半分のモデルで数値計算した。
図9に示すように、コイニングパンチ20の先端は、先細り形状とし、角度θが45°と60°の場合について数値解析した。
また、コイニングパンチ20の挿入量を、0〜2mmの範囲で変化させて数値解析した。なお、コイニングパンチ20の挿入量は、コイニングパンチ20の先端面21が、せん断加工孔120のバリ発生側110端面に達したところを原点とした、図9中のUで示す長さとした。
結果を図10に示す。図10は、コイニングパンチ20の先端形状及びコイニングパンチ20の挿入量Uと、せん断加工孔120に付与された残留応力との関係を示すグラフである。図10(a)はせん断加工孔120のバリ発生側の残留応力を、図10(b)はせん断加工孔120のダレ面側の残留応力を示す。
なお、せん断加工孔120のバリ発生側の残留応力とは、せん断加工孔120のバリ発生側110の端面からせん断加工孔120のせん断面117と破断面118との境界130までの範囲で、せん断加工孔120の内周面に付与された残留応力の平均値である。
また、せん断加工孔120のダレ側の残留応力とは、せん断加工孔120のダレ面側115の端面から深さが0.5mmまでの範囲で、せん断加工孔120の内周面に付与された残留応力の平均値である。
図10(a)及び(b)において、正の残留応力値は引張の圧縮応力を、負の残留応力値は圧縮の残留応力を示す。
図10(a)及び図10(b)から明らかなように、コイニングパンチ20の挿入量Uの増加とともに、せん断加工孔120のバリ発生側の残留応力は小さくなる(圧縮の残留応力が大きくなる)が、せん断加工孔120のダレ面側の残留応力は、コイニングパンチ20の挿入量Uが約0.7mmとなった時点で、減少が飽和する(圧縮の残留応力が付与が飽和する)。
コイニング加工対象物100は、バリ発生側110では、コイニングパンチ20の挿入が進行するとともに圧縮変形される。
これに対し、ダレ面側115では、コイニング加工対象物100が、コイニングパンチ20の挿入方向に圧縮変形しながら、せん断加工孔120の中心軸方向(図9において上方向)に伸張変形するため、せん断加工孔120のダレ面側内周面に圧縮の残留応力を付与することは難しい。
そこで、本発明者らは、コイニングパンチ20の先端21から、コイニングパンチ20よりも細い中芯を突出させ、その中芯の先端が、せん断加工孔120のダレ面側115に到達するまで、中芯をせん断加工孔120に挿入させつつ、この中芯で、せん断加工孔のダレ面及び内周面を塑性変形させるとともに、コイニングパンチ20でバリを圧潰し、せん断加工孔120の両端と、せん断加工孔120の内周面全体とを圧縮変形させることにより、せん断加工孔120の両端及び内周面全体に圧縮応力を付与し、せん断加工孔120全体の疲労特性を向上させることができることを知見した。
本発明は、上記の知見に基づきなされたもので、その要旨は次の通りである。
(1)せん断加工孔の一端周縁部に発生したバリを圧潰するコイニング加工方法であって、
前記せん断加工孔を有するコイニング加工対象物を第一金型に載置し、該第一金型に対向する第二金型で前記コイニング加工対象物を前記第一金型に押え付け、前記第二金型に対向し前記第一金型と一組をなすコイニングパンチの先端から突出させた中芯を、前記せん断加工孔の一端から、前記せん断加工孔に、前記第二金型に到達するまで挿入しつつ、前記第二金型と前記中芯とで、前記せん断加工孔の他端及び内周面を塑性変形させるとともに、前記バリを前記コイニングパンチで圧潰することを特徴とするコイニング加工方法。
(2)前記中芯の先端が、前記せん断加工孔の深さ方向所定位置に達するまで、前記中芯の外周面と前記せん断加工孔の内周面との間に、間隙が存在することを特徴とする上記(1)に記載のコイニング加工方法。
(3)前記せん断加工孔の深さ方向所定位置は、前記せん断加工孔の、せん断面と破断面との境界よりも、前記中芯の挿入方向手前であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のコイニング加工方法。
(4)前記中芯が前端部と本体部とを有する前端部付中芯であり、前記前端部の外周が前記本体部の外周よりも小さいことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載のコイニング加工方法。
(5)前記せん断加工孔が、打抜き加工孔であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載のコイニング加工方法。
(6)金属板材をせん断加工して形成した、せん断加工孔を有するコイニング加工対象物を載置する第一金型と、
前記第一金型に対向し、前記コイニング加工対象物を前記第一金型に押え付ける第二金型と、
前記第二金型に対向し前記第一金型と一組をなす、前記せん断加工孔の一端に形成されたバリを圧潰するコイニングパンチと、
前記コイニングパンチから突出し、前記せん断加工孔の、せん断面と破断面との境界の内周よりも大きく、前記せん断加工孔の一端の内周よりも小さい外周を有する中芯と
を備え、
前記中芯が、前記せん断加工孔の一端から、前記せん断加工孔に挿入され、前記中芯の先端を、前記第二金型に到達させることを特徴とするコイニング加工装置。
(7)前記中芯の外周が、前記せん断加工孔の、せん断面と破断面との境界の内周よりも、所定値だけ大きいを特徴とする上記(6)に記載のコイニング加工装置。
(8)前記所定値の最大値が、前記せん断加工孔を形成する、せん断加工パンチとせん断加工ダイとの間隙の上限値と、前記金属板材の板厚値との積であることを特徴とする上記(7)に記載のコイニング加工装置。
(9)前記中芯が前端部と本体部とを有する前端部付中芯であり、前記前端部の外周が前記本体部の外周よりも小さいことを特徴とする上記(6)〜(8)のいずれかに記載のコイニング加工装置。
(10)前記前端部付中芯の本体部の外周が、前記せん断加工孔の一端の内周と同じであることを特徴とする上記(9)に記載のコイニング加工装置。
(11)前記せん断加工孔が、打抜き加工孔であることを特徴とする上記(6)〜(10)のいずれかに記載のコイニング加工装置。
本発明によれば、コイニングパンチで、せん断加工孔のバリを圧潰し、せん断加工孔のバリ発生部を圧縮変形させることに加えて、コイニングパンチから突出させた中芯をせん断加工孔に挿入することによって、せん断加工孔の、バリ発生部とは反対側のダレ面と、せん断加工孔の内周面を圧縮変形させることができ、1回のコイニング加工で、せん断加工孔の両端及び内周面全体に圧縮の残留応力を付与することにより、せん断加工孔部全体の疲労特性を向上させることができる。
本発明のコイニング加工方法を実施するためのコイニング加工装置の一例を示す縦断面図である。図1(a)はコイニング加工対象物を第一金型に載置した状態、図1(b)はコイニング加工対象物を第二金型で第一金型に押し付けた状態、図1(c)はコイニング加工中の状態を示す。 コイニングパンチ及び中芯の先端部の要部を拡大した拡大縦断面図である。 中芯の先端が、せん断加工孔の深さ方向所定位置を超えたときの状態を示す縦断面模式図である。図3(a)は、中芯の先端が、せん断加工孔の深さ方向所定位置を超え、せん断面と破断面との境界の手前にあるとき、図3(b)は、中芯の先端が、第二金型に到達したときを示す。 鋼板を円筒パンチでせん断加工したコイニング対象物を、本発明のコイニング加工方法でコイニング加工するときの、せん断加工孔、コイニングパンチの先端、中芯の先端の要部を示す縦断面図である。 せん断加工孔が円筒パンチで形成され、コイニングパンチ及び中芯が円筒形状であるときの、変形前の材料と変形後の材料が流動する空間との位置関係を、中芯を省略して示した縦断面図である。 コイニングパンチから突出した前端部付中芯を示す斜視図である。 円筒パンチ以外の形状のせん断加工パンチでせん断加工孔を形成しコイニング対象物としたときの、せん断加工孔と前端部付中芯に関し、せん断加工孔のバリ発生側内周と、せん断面と破断面との境界の内周と、前端部付中芯の本体部の外周面と、前端部付中芯の前端部の外縁部とについて、中心軸周りの位置関係を示した説明図である。 円筒パンチでせん断加工孔を形成したコイニング加工対象物を、本発明の方法でコイニング加工したときの、中芯の外周の大きさと、せん断加工孔に付与される残留応力との関係を数値計算によって求めた結果を示すグラフである。図8(a)はせん断加工孔のバリ発生側の残留応力を、図8(b)はせん断加工孔のダレ面側の残留応力を示す。 コイニング加工装置とコイニング加工対象物の数値解析モデルの要部を模式化した縦断面図である。 コイニングパンチの先端形状及びコイニングパンチの挿入量と、せん断加工孔に付与された残留応力との関係を数値解析で求めた結果を示すグラフである。図10(a)はせん断加工孔のバリ発生側の残留応力を、図10(b)はせん断加工孔のダレ面側の残留応力を示す。
本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。図1は、本発明のコイニング加工方法を実施するためのコイニング加工装置の一例を示す縦断面図である。図1(a)はコイニング加工対象物を第一金型に載置した状態、図1(b)はコイニング加工対象物を第二金型で第一金型に押し付けた状態、図1(c)はコイニング加工中の状態を示す。図1中、符号1は本発明のコイニング加工装置を示す。
コイニング加工装置1は、第一金型10とコイニングパンチ20と第二金型30とを有する。第一金型10と第二金型30とは対向する位置に配設される。コイニングパンチ20は、第二金型30に対向し、第一金型10と一組をなして配設される。コイニングパンチ20は、コイニングパンチ20の先端から突出する中芯40を有する。
第一金型10とコイニングパンチ20とは、摺動するように配設されてもよいし、それぞれが一定の間隙を有して配設されてもよいが、一組をなすものとする。
コイニング加工装置1は、図示しないプレス加工装置に取り付けられ、第二金型30を上下移動させることでコイニング加工を行う。第一金型10及び中芯40の、第二金型30と反対の側には、弾性体60を備える。
コイニング加工対象物100は、第一金型10に載置される。コイニング加工対象物100は、鋼板をせん断加工して貫通孔を形成したもので、せん断加工孔120を有する。
せん断加工孔120の内周面125は、ダレ面116、せん断面117、破断面118、バリ119を有する。コイニング加工対象物100を第一金型10に載置する際には、図1(a)に示すように、前記せん断加工孔120の一端(バリ119発生側)をコイニングパンチ20側(図1(a)において下側)にする。
コイニング加工対象物100は、鋼板をせん断加工したものに限られず、アルミニウム合金等の非鉄金属の板材をせん断加工したものでもよい。
せん断加工方法は、打抜き加工が一般的であるが、これに限られるものではなく、ファインブランキング等であってもよい。
第一金型10に載置されたコイニング加工対象物100は、第一金型10に対向する第二金型30で第一金型10に押え付けられる。そして、図1(b)に示すように、コイニングパンチ20の先端から突出した中芯40は、前記せん断加工孔120の一端(バリ119発生側)から、せん断加工孔120に、中芯40の先端41が第二金型30に到達するまで挿入される。
第二金型30は、さらに、コイニングパンチ20側に移動され、図1(c)に示すように、コイニング加工対象物100のバリ発生側110を、コイニングパンチ20で圧縮変形させる。このとき、コイニングパンチ20で、せん断加工孔120の一端周縁部に発生したバリ119は圧潰される。
図2は、コイニングパンチ20及び中芯40の先端部の要部を拡大した拡大縦断面図である。
せん断加工孔120の内周面125は、せん断面117と破断面118との境界130において、せん断加工孔120の内周が最も小さい。また、せん断加工孔120の内周面125のうち、せん断加工孔120の一端である、バリ119の発生している部分の内周が最も大きい。
中芯40の外周の大きさは、せん断面117と破断面118との境界130の内周よりも大きく、せん断加工孔120の一端(バリ119の発生側の端部)の内周よりも小さい必要がある。
中芯40の外周の大きさが、せん断加工孔120の一端(バリ119の発生側の端部)の内周よりも大きいと、第二金型30をコイニングパンチ20側に移動させたときに、中芯40がせん断加工孔120に挿入されることなく、せん断加工孔120の一端(バリ119の発生側の端部)が圧潰(座屈)する。
中芯40の外周の大きさが、せん断面117と破断面118との境界130の内周よりも小さいと、中芯40の先端41が、第二金型30に到達したとき(図1(b)及び図1(c)参照)に、中芯40の外周が、せん断加工孔120の内周面125に接触せず、かつ、せん断加工孔120の他端(ダレ面116側の端部)にも接触しない。
中芯40の外周の大きさを、せん断面117と破断面118との境界130の内周よりも大きく、せん断加工孔120の一端(バリ119の発生側の端部)の内周よりも小さくすることで、中芯40をせん断加工孔120に挿入したとき、中芯40の先端41が、せん断加工孔120の深さ方向所定位置200に達するまで、中芯40の外周面とせん断加工孔120の内周面125との間には、空隙Gが存在する。
中芯40の先端41が、せん断加工孔120の深さ方向所定位置200を超えて、中芯40をせん断加工孔120に挿入されたとき、中芯40の外周面で、せん断加工孔120の内周面125を塑性変形させる。
せん断加工孔120の深さ方向所定位置200は、中芯40の外周の大きさと、せん断加工孔120の内周が等しくなる位置である。
せん断加工孔120の内周の大きさが、せん断加工孔120の一端(バリ119の発生側の端部)で最も大きく、せん断面117と破断面118の境界130に向かって小さくなっていくことから、せん断加工孔120の深さ方向所定位置200は、せん断面117と破断面118との境界130よりも、中芯30の挿入方向手前(図1において下側)となる。
図3は、中芯40の先端41が、せん断加工孔120の深さ方向所定位置200を超えたときの状態を示す縦断面模式図である。図3(a)は、中芯40の先端41が、せん断加工孔120の深さ方向所定位置200を超え、せん断面117と破断面118との境界130の手前にあるとき、図3(b)は、中芯40の先端41が、第二金型30に到達したときを示す。
中芯40の先端41が、深さ方向所定位置200を超え、境界130の手前にあるとき、図3(a)の矢印で示すように、コイニング加工対象物100を構成する材料は、第二金型30の方向に塑性流動する。
そして、中芯40がさらに挿入され、中芯40の先端41が第二金型30に到達したとき、図3(b)に示すように、中芯40が挿入される前の変形前材料70は、ダレ面116と第二金型30と中芯40とで囲まれた空間71へ塑性流動しながら圧縮変形される。
図3(a)及び図3(b)から明らかなように、せん断加工孔120の深さ方向所定位置200よりも第二金型30側(図3(a)及び図3(b)において上側)にあるコイニング対象物100を構成する材料は、圧縮変形され、せん断加工孔120の内周面125に圧縮の残留応力が付与される。
せん断加工孔120の一端(バリ119発生側)は、図1(c)に示すように、コイニングパンチ20で圧縮変形され、せん断加工孔120の他端(ダレ面116側)は、第二金型30で圧縮変形され、せん断加工孔120の一端と他端との間の内周面125は、中芯30で圧縮変形されることで、せん断加工孔120全体に圧縮の残留応力が付与され、せん断加工孔120全体の疲労特性を向上させることができる。
そして、圧縮変形された、せん断加工孔120の両端及び内周面は、表面粗さも改善され、美観が向上することはもちろんのこと、せん断加工孔120の表面の切り欠きによる疲労特性の劣化も低減される。
せん断加工孔120が、鋼板から円筒パンチでせん断加工(打抜き加工)されるときは、せん断加工孔120の断面と、そのせん断加工孔120をコイニング加工するコイニングパンチ20及び中芯40の断面は図4に示すようになる。
図4は、鋼板を円筒パンチでせん断加工したコイニング対象物100を、本発明のコイニング加工方法でコイニング加工するときの、せん断加工孔120、コイニングパンチ20の先端、中芯40の先端の要部を示す縦断面図である。
せん断加工孔120の一端(バリ119発生側)は直径φ、せん断面117と破断面118との境界130は直径φである。そして、直径φと直径φの関係は、φ<φであり、直径φは、せん断加工孔120の内周面125のうちで最小径である。
中芯40の外周は、境界130の内周よりも大きく、せん断加工孔130の一端(バリ119発生側)の内周よりも小さくする必要があることから、φ<φ<φの関係を満たす必要がある。
φの下限値は、図3(b)において、変形前材料70の体積と空間71の体積とがつり合うような値とすることが好ましい。
せん断加工孔120のダレ面116周辺は、鋼板をせん断加工するときに、引き伸ばされていることから、ダレ面116の周辺は、引張の残留応力が存在している状態であることが一般的である。
このような状態で、中芯30によって変形前材料70が塑性変形され、空間71に塑性流動したとき(図3(b)参照)、変形前材料70の体積と空間71の体積とがつり合っている場合には、せん断加工孔120のダレ面116側の残留応力はゼロに近くなる。
図5は、せん断加工孔120が円筒パンチで形成され、コイニングパンチ20及び中芯40が円筒形状である(図4参照)ときの、変形前材料70と空間71(図3(b)参照)との位置関係を、中芯30を省略して示した縦断面図である。
図5に示すように、ダレ面116とせん断面117との変化点140を原点としてx−y座標を定義し、ダレ面116を、放物線y=(d/d )xで近似する。
このとき、変形前材料70の体積と空間71の体積のつり合いは、次の(a)式で表され、(a)式におけるφが、φの好ましい下限値である。
2/3×(d /d)×(φ−φ3/2+1/2{t−(d−d)}×(φ−φ)+2/3×d×d=0 ・・・(a)
ここで、図5に示すように、tはコイニング加工対象物100の板厚、dはダレ面116のせん断加工孔120の周方向幅、dはダレ面116のコイニング対象物100の板厚方向高さ、dはせん断面117のコイニング対象物100の板厚方向高さ、φはせん断加工孔120の一端(バリ119発生側)の直径、φはせん断加工孔120の境界130の直径、φは中芯40の直径である。
一方、中芯40の直径φの上限値は、せん断加工孔120を形成する際の、せん断加工パンチとせん断加工ダイとの間隙の上限値と、コイニング対象物100の板厚値との積に、せん断加工孔120のせん断面117と破断面118の境界130の直径φの値を加えたものであることが好ましい。
図5において、中芯40の直径φの上限値は、φ+Ctである。ここで、Cはせん断加工孔120を形成する際の、せん断加工パンチとせん断加工ダイとの間隙(クリアランス)の上限値である。なお、コイニング対象物100の板厚値tは、せん断加工孔形成前の鋼板の板厚値tと同一であるものとする。
せん断加工パンチとせん断加工ダイとの間隙は、せん断加工孔の直径及び深さ、せん断加工孔を形成する鋼板の材質によって適正範囲が決まっているが、その適正範囲の上限値を間隙Cとする。
ここで、中芯40の直径φの上限値をφ+Ct、即ち、せん断面117と破断面118との境界130の直径φにCtを加えた値としたのは次の理由による。
中芯40の直径φがφ+Ctを超えると、せん断加工孔120に中芯40が挿入されたときに、せん断加工孔120の内周面125に中芯40の先端41が食い込んでしまう。
先端41が、せん断加工孔120の内周面125に食い込んだまま中芯40の挿入が進行すると、中芯40の外周でせん断加工孔120の内周面125を削ぎ落としてしまうため、中芯40の先端41が第二金型30に到達したときに、ダレ面側115(図1(a)参照)に、削ぎ落とされた内周面125がバリとなって残るため、せん断加工孔120のダレ面側115端部の意匠性が損なわれる。
したがって、中芯40の外周49が、せん断加工孔120の内周面125を削ぎ落とすことなく、しごき加工するためには、中芯40の直径φをφ+Ct以下とすることが好ましい。
また、中芯40が前端部と本体部とを有する前端部付中芯であり、前端部の外周を本体部の外周よりも小さくした場合には、φ=φとすることができる。
図6は、コイニングパンチ20から突出した前端部付中芯45を示す斜視図である。前端部付中芯45は、本体部46と前端部47とを有する。
本体部46の直径をφ、前端部47の直径をφ(φ<φ)としたとき、φ=φとすることができる。前端部47の外縁部48にRを付与するとさらに好ましい。
中芯40を、このような前端部付中芯45とすることで、前端部付中芯45の先端41がせん断加工孔120に挿入されるとき、せん断加工孔120の中心軸と前端部付中芯45の中心軸が僅かにずれている場合でも、前端部付中芯45の外縁部48がせん断加工孔120のバリ119発生側の内周に接触せず、円滑に前端部付中芯45をせん断加工孔に挿入することができる。
それ故、本体部46の直径φを、前端部付中芯45が挿入される入口となる、せん断加工孔120の一端(バリ119発生側)の直径φ(図4参照)と同一にすることができる。つまり、せん断加工孔120の内周面125に塑性変形を加える、本体部46の直径φが上限値となるため、せん断加工孔120の内周面125全体に、充分な圧縮の残留応力を付与することができる。
これまで、中芯40の外周の大きさ及びせん断加工孔120の大きさについて、説明を簡略化するために、せん断加工孔120を円筒パンチでせん断加工する例で示した実施形態については、これに限られるものではなく、本発明の効果は同様である。
その理由は、φ及びφはせん断加工孔120の重心の位置からの距離として定義し、せん断加工孔120の形状に対する中芯40のφ及びφは、せん断加工孔の重心の位置からの距離として定義したからである。
つまり、せん断加工孔120の内周面125における任意の位置を表す寸法φ及びφと、中芯40の外周における任意の位置を表す寸法φ及びφは、せん断加工孔120及び中芯40の深さ方向位置(図4及び図6において上下方向位置)によって変化するが、φ、φ、φ及びφの開始線(基準線)は同一であることから、φ、φ、φ及びφそれぞれの値によって表されたせん断加工孔120及び中芯40における任意の位置は、相対的位置関係として一義的に決まるからである。
せん断加工孔120を円筒パンチ以外でせん断加工する例としては、楕円や、頂点にRを設けた多角形等があり、例えば、図7に示すような形状とすることもできる。
図7は、円筒パンチ以外の形状のせん断加工パンチでせん断加工孔を形成しコイニング対象物100としたときの、せん断加工孔120と前端部付中芯45に関し、せん断加工孔120のバリ発生側内周120と、せん断面117と破断面118との境界130の内周と、前端部付中芯45の本体部46の外周49と、前端部付中芯45の前端部47の外縁部48とについて、中心軸周りの位置関係を示した説明図である。
図7に示したように、本体部46(図6参照)の外周49が、せん断面117と破断面118(図4参照)との境界130よりも大きく、せん断加工孔120の一端(バリ119発生側)の内周120(図4参照)よりも小さいことが必要である。
前端部付中芯45は、前端部47の外縁部48(図6参照)が本体部46の外周49(図6参照)よりも小さいため、本体部46の外周49と、せん断加工孔120の一端(バリ119発生側)内周120とを同じにしてもよい。
また、本体部46の外周の大きさの下限値は、図7におけるA−A線に沿う断面が、図3(b)となるときに、変形前材料70の体積と、空間71の体積とがつり合うような本体部46の外周の大きさとすることが好ましい。
一方、本体部46の外周の大きさの上限は、せん断加工孔120のせん断面117と破断面118との境界130の内周の大きさよりも、Ct×2に相当する分だけ大きくすることが好ましい。即ち、図7において、本体部46の外周49と境界130との距離Lの上限値は、Ctとすることが好ましい。
ここで、Cはせん断加工孔120を形成する際の、せん断加工パンチとせん断加工ダイとの間隙の上限値である。なお、コイニング対象物100の板厚値tは、せん断加工孔形成前の鋼板の板厚値tと同一であるものとする。
次に、本発明を実施例でさらに説明するが、実施例での条件は、本発明の実施可能性および効果を確認するために採用した一条件例であり、本発明は、この一条件例に限定されるものではない。本発明は、本発明の要旨を逸脱せず、本発明の目的を達成する限りにおいて、種々の条件を採用し得るものである。
円筒パンチを用いて、せん断加工孔120を形成したコイニング加工対象物100について、図4に示した第一金型10、コイニングパンチ20、第二金型30、及び、中芯40を用いて、せん断加工孔120をコイニング加工し、中芯40の外周の大きさと、せん断加工孔120に付与される残留応力との関係を求めた。
まず、数値解析で、事前検討を行った。せん断加工孔120のせん断面117と破断面118との境界130の直径φを10.00mmとした。また、せん断加工対象物100の板厚は、せん断加工前の鋼板と同一の3.00mmとした。そして、中芯30の直径φを10.00〜10.25mmの範囲で変化させ、(φ−φ)を0〜−0.25mmの範囲で変化させて数値解析した。
結果を図8に示す。図8(a)はせん断加工孔120のバリ119発生側の残留応力を、図8(b)はせん断加工孔120のダレ面116側の残留応力を示す。
なお、せん断加工孔120のバリ119発生側の残留応力とは、せん断加工孔120のバリ119発生側の端面からせん断面117と破断面118の境界130までの範囲で、せん断加工孔120の内周面125に付与された残留応力値の平均値である。
また、せん断加工孔120のダレ面116側の残留応力とは、せん断加工孔120のダレ面116側の端面から深さ0.5mmまでの範囲で、せん断加工孔120の内周面125に付与された残留応力の平均値である。
そして、図8(a)及び図8(b)において、正の残留応力は引張の残留応力を、負の残留応力は圧縮の残留応力を示す。
図8(a)及び図8(b)から明らかなように、中芯40の直径φが大きくなるとともに、バリ119発生側、ダレ面116側ともに、残留応力の値が小さくなる、即ち、圧縮の残留応力が多く付与されていることが確認できた。
また、図8(a)において、(φ−φ)が−0.15mm以下であっても、残留応力値は、−1000MPaでほぼ一定である。これは、(φ−φ)を−0.15mm以下にしても、圧縮の残留応力を付与する効果が飽和してしまうことを意味している。
したがって、(φ−φ)の下限値は、−0.15mmが好ましい。即ち、φの上限値は、φ+0.15mmであることが好ましい。
そして、図8(b)において、(φ−φ)が−0.05mm以上であると、残留応力値が正、即ち、圧縮の残留応力とならない。
したがって、(φ−φ)の上限値は、−0.05mmが好ましい。即ち、φの下限値は、φ+0.05mmであることが好ましい。
以上の実施例により、本願発明のコイニング加工方法で、せん断加工孔部に圧縮の残留応力を充分に付与できることが確認できた。
なお、上述したところは、本発明の実施形態を例示したものにすぎず、本発明は、特許請求の範囲の記載範囲内において種々変更を加えることができる。
前述したように、本発明によれば、コイニングパンチで、せん断加工孔のバリを圧潰し、せん断加工孔のバリ発生部を圧縮変形させることに加えて、コイニングパンチから突出させた中芯をせん断加工孔に挿入することによって、せん断加工孔の、バリ発生部とは反対側のダレ面と、せん断加工孔の内周面を圧縮変形させることができ、1回のコイニング加工で、せん断加工孔全体に圧縮の残留応力を付与することにより、せん断加工孔全体の疲労特性を向上させることが可能となる。本発明は、工業上、利用価値の高いものである。
1 コイニング加工装置
10 第一金型
20 コイニングパンチ
30 第二金型
40 中芯
41 先端
45 前端部付中芯
47 前端部
48 外縁部
49 外周
60 弾性体
70 変形前材料
71 空間
100 コイニング対象物
110 バリ発生側
115 ダレ面側
116 ダレ面
117 せん断面
118 破断面
119 バリ
120 せん断加工孔
125 内周面
130 境界
140 変化点
200 深さ方向所定位置
G 空隙

Claims (11)

  1. せん断加工孔の一端周縁部に発生したバリを圧潰するコイニング加工方法であって、
    前記せん断加工孔を有するコイニング加工対象物を第一金型に載置し、該第一金型に対向する第二金型で前記コイニング加工対象物を前記第一金型に押え付け、前記第二金型に対向し前記第一金型と一組をなすコイニングパンチの先端から突出させた中芯を、前記せん断加工孔の一端から、前記せん断加工孔に、前記第二金型に到達するまで挿入しつつ、前記第二金型と前記中芯とで、前記せん断加工孔の他端及び内周面を塑性変形させるとともに、前記バリを前記コイニングパンチで圧潰することを特徴とするコイニング加工方法。
  2. 前記中芯の先端が、前記せん断加工孔の深さ方向所定位置に達するまで、前記中芯の外周面と前記せん断加工孔の内周面との間に、間隙が存在することを特徴とする請求項1に記載のコイニング加工方法。
  3. 前記せん断加工孔の深さ方向所定位置は、前記せん断加工孔の、せん断面と破断面との境界よりも、前記中芯の挿入方向手前であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコイニング加工方法。
  4. 前記中芯が前端部と本体部とを有する前端部付中芯であり、前記前端部の外周が前記本体部の外周よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコイニング加工方法。
  5. 前記せん断加工孔が、打抜き加工孔であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコイニング加工方法。
  6. 金属板材をせん断加工して形成した、せん断加工孔を有するコイニング加工対象物を載置する第一金型と、
    前記第一金型に対向し、前記コイニング加工対象物を前記第一金型に押え付ける第二金型と、
    前記第二金型に対向し前記第一金型と一組をなす、前記せん断加工孔の一端に形成されたバリを圧潰するコイニングパンチと、
    前記コイニングパンチから突出し、前記せん断加工孔の、せん断面と破断面との境界の内周よりも大きく、前記せん断加工孔の一端の内周よりも小さい外周を有する中芯と
    を備え、
    前記中芯が、前記せん断加工孔の一端から、前記せん断加工孔に挿入され、前記中芯の先端を、前記第二金型に到達させることを特徴とするコイニング加工装置。
  7. 前記中芯の外周が、前記せん断加工孔の、せん断面と破断面との境界の内周よりも、所定値だけ大きいを特徴とする請求項6に記載のコイニング加工装置。
  8. 前記所定値の最大値が、前記せん断加工孔を形成する、せん断加工パンチとせん断加工ダイとの間隙の上限値と、前記金属板材の板厚値との積であることを特徴とする請求項7に記載のコイニング加工装置。
  9. 前記中芯が前端部と本体部とを有する前端部付中芯であり、前記前端部の外周が前記本体部の外周よりも小さいことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のコイニング加工装置。
  10. 前記前端部付中芯の本体部の外周が、前記せん断加工孔の一端の内周と同じであることを特徴とする請求項9に記載のコイニング加工装置。
  11. 前記せん断加工孔が、打抜き加工孔であることを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載のコイニング加工装置。
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