JP5388882B2 - 樹脂組成物及びこれを用いた成形体 - Google Patents
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Description
そのため、変性PPE樹脂は、各種の電気・電子部品、事務機器部品、外装材や工業用品などに利用されている。
一般的には、通常の樹脂材料を用いて外装材料を成型した後、その表面にクリア塗装を施すことで、装飾性を有する外装材を得る技術が知られているが、最近の傾向として、高光沢性を有する樹脂材料を用いることにより、無塗装で装飾性を有する外装材を得ようとする試みがなされている。
無塗装で装飾性を有する外装材料は、必然的にその成形体の外観が重要な品質管理項目となり、成型時の微小な不具合が品質に大きく影響するため、このような不具合を起こさない樹脂材料への期待は高まってきている。
上述したような成形体への要望に対応するため、例えば、特許文献1には、樹脂組成物に特定の有機染料を配合することにより、高光沢性を有する樹脂組成物を得るための技術が開示されている。
すなわち、外装材の成型時に金型汚染(モールドデポジット、樹脂染料の金型への移行)が生じたり、成形体の不具合(白化、曇りの発生、色調の異方性、色むら)等が生じたりしている。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
下記(A)+(B)+(C)の合計を100質量部としたとき、
(A)ポリフェニレンエーテル10〜90質量部、
(B)ゴム変性ポリスチレン及びホモポリスチレン90〜10質量部、
(C)難燃剤としてのリン化合物0〜40質量部、
(D)離型剤0.05〜1.0質量部、
(E)顔料系着色剤
を、含有し、
前記ゴム変性ポリスチレンは、ゴム粒子を含有するハイインパクトポリスチレンであるHIPS(a)、HIPS(b)からなり、HIPS(a)/HIPS(b)の重量比が98/2〜70/30であり、
HIPS(a)は、前記ゴム粒子の形態が、1個のポリスチレンコア(単一細胞構造)からなるものを含み、当該ゴム粒子の平均粒子径は0.1〜0.5μmであり、
HIPS(b)は、前記ゴム粒子の形態が、サラミ構造(複数細胞構造)からなるものを含み、当該ゴム粒子の平均粒子径0.9〜4μmである、
樹脂組成物。
前記(A)+前記(B)+前記(C)の合計100質量部に対して、前記(D)を0.05〜0.8質量部含有する前記〔1〕に記載の樹脂組成物。
前記(D)離型剤が、高級脂肪酸の金属塩、高級脂肪酸アミド及び/又はビスアミド、高級脂肪酸エステル、パラフィンワックスからなる群より選ばれる一種以上を含有する前記〔1〕又は〔2〕に記載の樹脂組成物。
前記(D)離型剤が、高級脂肪酸の金属塩を含有する前記〔1〕乃至〔3〕のいずれか一に記載の樹脂組成物。
前記(A)+前記(B)+前記(C)の合計100質量部に対して、前記(E)顔料系着色剤を0.1〜5質量部を含有する前記〔1〕乃至〔4〕のいずれか一に記載の樹脂組成物。
前記(C)難燃剤が、
下記式(I)
前記(A)+前記(B)+前記(C)の合計100質量部に対して、前記(C)難燃剤を3〜35質量部含有している前記〔1〕乃至〔5〕のいずれか一に記載の樹脂組成物。
(式中、Q1、Q2、Q3、Q4は、水素又は炭素数1〜6のアルキル基を表し、R1、R2、R3、R4は、水素又はメチル基を表す。nは1以上の整数を、n1、n2は0〜2の整数を示し、m1、m2、m3、m4は、1〜3の整数を示す。)
前記(C)難燃剤が、下記式(I)
前記(A)+前記(B)+前記(C)の合計100質量部に対して、前記(C)難燃剤を5〜30質量部含有している前記〔1〕乃至〔6〕のいずれか一に記載の樹脂組成物。
(式中、Q1、Q2、Q3、Q4は、水素又は炭素数1〜6のアルキル基を表し、R1、R2、R3、R4は、水素又はメチル基を表す。nは1以上の整数を、n1、n2は0〜2の整数を示し、m1、m2、m3、m4は、1〜3の整数を示す。)
前記〔1〕乃至〔7〕のいずれか一に記載の樹脂組成物を用いた成形体。
テレビ、ビデオ、事務機の外装用成形体である前記〔8〕に記載の成形体。
なお、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
本実施形態の樹脂組成物は、
下記(A)+(B)+(C)の合計を100質量部としたとき、
(A)ポリフェニレンエーテル:10〜90質量部、
(B)ゴム変性ポリスチレン及びホモポリスチレン:90〜10質量部、
(C)難燃剤としてのリン化合物:0〜40質量部、
(D)離型剤:0.05〜1.0質量部、
(E)顔料系着色剤、
を、含有する樹脂組成物である。
ここで、前記(B)ゴム変性ポリスチレンは、ゴム粒子を含有するハイインパクトポリスチレンであるHIPS(a)、HIPS(b)からなり、HIPS(a)/HIPS(b)の重量比が98/2〜70/30である。
HIPS(a):前記ゴム粒子の形態は、主として1個のポリスチレンコア(単一細胞構造)からなり、当該ゴム粒子の平均粒子径は0.1〜0.5μmである。
ここで、「主として」とは、当該ゴム粒子の90%以上、好ましくは95%以上が1個のポリスチレンコア(単一細胞構造)からなるものとする。
HIPS(b):前記ゴム粒子の形態は、主としてサラミ構造からなり、当該ゴム粒子の平均粒子径0.9〜4μmである。
ここで、「主として」とは、当該ゴム粒子の80%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上がサラミ構造(複数細胞構造)からなるものとする。
((A)ポリフェニレンエーテル)
(A)ポリフェニレンエーテルは、下記式(III)及び/又は(IV)で表される構造単位の繰り返しである単独重合体、又は共重合体である。
入手の容易性及び価格の観点から、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルが好ましい。
かかる物性・特性を具備するポリフェニレンエーテルは、樹脂組成物の成形流動性(成形のし易さ)と、耐衝撃性や耐薬品性などの機械物性とのバランスの観点からも好適である。
なお、本明細書における重量平均分子量及び数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定されたポリスチレン換算の分子量を基準として算出された値である。
このような変性ポリフェニレンエーテルは、特開平2−276823号公報、特開昭63−108059号公報や特開昭59−59724号公報などに記載されており、例えばラジカル開始剤の存在下又は非存在下で、ポリフェニレンエーテルに不飽和カルボン酸やその誘導体を溶融混練し、これらを反応させることによって得られる。
また、上記変性ポリフェニレンエーテルは、ポリフェニレンエーテルと不飽和カルボン酸又はその誘導体とを、ラジカル開始剤の存在下又は非存在下で有機溶剤に溶解し、かかる溶液中で反応させることによっても得られる。
また、飽和カルボン酸であるが、変性ポリフェニレンエーテルを製造する際の反応温度でそれ自身が熱分解し、不飽和カルボン酸やその誘導体となり得る化合物も用いることができる。かかる化合物として、以下に制限されないが、例えば、リンゴ酸やクエン酸が挙げられる。
上記のポリフェニレンエーテル樹脂は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記(B)成分中のゴム変性ポリスチレンとは、スチレン系化合物とスチレン系化合物と共重合可能な化合物とを、ゴム質重合体存在下で重合して得られる重合体であるものとする。
上記スチレン系化合物として、以下に制限されないが、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、モノクロロスチレン、p−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、エチルスチレンが挙げられる。中でもスチレンが好ましい。
また、上記スチレン系化合物と共重合可能な化合物としては、以下に制限されないが、例えば、メチルメタクリレートやエチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類;アクリロニトリルやメタクリロニトリル等の不飽和ニトリル化合物類;無水マレイン酸などの酸無水物が挙げられる。
スチレン系化合物と共重合可能な化合物の使用量は、スチレン系化合物との合計量に対して、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは15質量%以下である。
例えば、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエンランダム共重合体及びスチレン−ブタジエンブロック共重合体、並びにこれらを部分的に又はほぼ完全に水素添加したゴム成分が挙げられる。
HIPSを構成するゴム質重合体のゴム粒子の形態として、サラミ構造(複数細胞構造)、ポリスチレンコア(単一細胞構造)の2種が挙げられる。
前記「ポリスチレンコア」とは、ポリスチレンマトリックス中に単一細胞構造からなるゴム粒子が分散したコアシェル構造である。
上記ゴム変性ポリスチレンは、塊状重合法又は塊状懸濁重合法により製造することができ、ゴム粒子形態は、重合工程における撹拌の状態、ゴム粒子生成時の混合状態などをコントロールすることにより制御できる。
なお、ゴム粒子の形態は、当該業者によく知られた超薄切片を四酸化オスミウム水溶液で染色して作製した試料の透過型電子顕微鏡写真を用いることで観察できる。
図1に、ゴム粒子の形態を透過型電子顕微鏡にて10000倍で撮影した写真を示し、樹脂組成物中におけるサラミ構造(複数細胞構造)と、ポリスチレンコア(単一細胞構造)のゴム粒子形態の例を示す。図1の下部のスケールは1μmを示す。
HIPS(a)/HIPS(b)の質量比は、98/2〜70/30であり、好ましくは96/4〜80/20、より好ましくは94/6〜85/15の範囲である。
上記併用範囲により、本実施形態の樹脂組成物が、着色性及び表面特性の優れたものとなる。
また、上記2種のHIPS(a)、HIPS(b)の併用は、2種類のHIPSを別々に作り、樹脂組成物を溶融混練する際に押出機などでブレンドしたり、又はHIPSを重合反応機にて混合したりすることにより行うことができる。
樹脂組成物の着色性は色目で評価でき、表面特性は、白化や曇り、フローマークの有無により評価できる。
HIPS(b):ゴム粒子の形態は、当該ゴム粒子の80%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上がサラミ構造(複数細胞構造)からなり、平均粒子径0.9〜4.0μmであり、好ましくは1.2〜2μmである。
HIPS(b)100質量%中のゴム含量は、好ましくは3〜20質量%である。HIPSのゴム粒子の平均粒子径は、レーザー粒度計を用いて測定できる。
HIPSのゴム粒子の平均粒子径は、従来公知のレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置を用いて測定でき、体積基準の粒子径に基づいて測定する。
また、ゴム変性ポリスチレンの3質量%メチルエチルケトン溶液を用いることができる。
ゴム含量は、(B)ゴム変性ポリスチレン及びホモポリスチレンの合計量100質量%中、1〜15質量%が好ましく、4〜10質量%がより好ましい。
ゴム含量は、(B)ゴム変性ポリスチレンのゴム含量を調節すること、及びゴム変性ポリスチレンとホモポリスチレンとの比率を調整することによって制御できる。
具体的に、ゴム含量は、ゴム変性ポリスチレン中のゴムをホモポリスチレンによって希釈することにより制御する。
例えば、ゴム変性ポリスチレン(HIPS)中のゴム含量が15質量%であるとき、ゴム変性ポリスチレン/ホモポリスチレン=50/50の比率で配合することにより、全体のゴム含量を7.5質量%にでき、30/70の比率で配合することにより、全体のゴム含量を4.5質量%にできる。
すなわち、ゴム含量が15質量%であるHIPSを、(B)成分中のゴム変性ポリスチレンとして用いる場合、ゴム含量を、(B)ゴム変性ポリスチレン及びホモポリスチレンの合計量100質量%中、1〜15質量%とするためには、HIPS/ホモポリスチレン=7/93〜100/0の比率で配合すればよく、ゴム含量を4〜10質量%とするためには、HIPS/ホモポリスチレン=27/73〜67/23の比率で配合すればよい。
なお、ホモポリスチレンの含有量は、目的とするゴム含量や、用いるゴム変性ポリスチレン(HIPS)中のゴム含量に応じて適宜調整すればよく、上記のように含有量が0である場合もある。
本実施形態の樹脂組成物を構成する(C)リン系難燃剤として、以下に制限されないが、例えば、下記の有機リン酸エステル化合物が挙げられる。
有機リン酸エステル化合物としては、例えば、トリフェニルホスフェート、フェニルビスドデシルホスフェート、フェニルビスネオペンチルホスフェート、フェニルビス(3,5,5'−トリメチル−ヘキシルホスフェート)、エチルジフェニルホスフェート、2−エチルヘキシルジ(p−トリル)ホスフェート、ビス−(2−エチルヘキシル)p−トリルホスフェート、トリトリルホスフェート、ビス−(2−エチルヘキシル)フェニルホスフェート、トリ−(ノニルフェニル)ホスフェート、ジ(ドデシル)p−トリルホスフェート、トリクレジルホスフェート、ジブチルフェニルホスフェート、2−クロロエチルジフェニルホスフェート、p−トリルビス(2,5,5'−トリメチルヘキシル)ホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、ビスフェノールA・ビス(ジフェニルホスフェート)、ジフェニル−(3−ヒドロキシフェニル)ホスフェート、ビスフェノールA・ビス(ジクレジルホスフェート)、レゾルシン・ビス(ジフェニルホスフェート)、レゾルシン・ビス(ジキシレニルホスフェート)、2−ナフチルジフェニルホスフェート、1−ナフチルジフェニルホスフェート及びジ(2−ナフチル)フェニル、並びにホスフェートレゾルシノール及びビスフェノールA等のフェノール類(2官能フェノールや多官能フェノール等)を原料とした(芳香族)縮合リン酸エステル化合物が挙げられる。
これらは、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、上記式(I)で表される縮合リン酸エステルは、得られる樹脂組成物の表面硬度やセルフタッピング特性が優れたものとなるため、かかる観点においても好ましい。
ここで、前記酸価とは、JIS K2501に準拠し、試料1g中に含まれる酸性成分を中和するのに要する水酸化カリウムのmg数で表される値である。
縮合リン酸エステル化合物の酸価が上記範囲内の場合、目的とする樹脂組成物の成型時に金型が一層腐食されにくく、縮合リン酸エステル化合物が易分解性に起因する加工時のガス発生を有意に抑制でき、樹脂組成物の電気特性を一層向上させることができる。
(C)リン系難燃剤を、(A)+(B)+(C)100質量部に対して3質量部以上添加することにより難燃効果が得られる。
一方、40質量部以下とすることにより、樹脂組成物の機械的強度や耐熱性の低下を実用上十分な程度に抑制でき、35質量部以下とすることにより、樹脂組成物の機械的強度や耐熱性の低下を実用上、一層十分な程度まで抑制できる。
なお、上記した有利な効果を十分発揮させるために、上記式(I)又は(II)で表される縮合リン酸エステルを主成分とする(C)リン系難燃剤を3〜35質量部含有するように、目的物の樹脂組成物を製造することが好ましい。
(D)離型剤としては、高級脂肪酸の金属塩、高級脂肪酸アミド及び/又はビスアミド、高級脂肪酸エステル、パラフィンワックス、並びにポリオレフィンなどが挙げられる。
高級脂肪酸の金属塩とは、高級脂肪酸と金属水酸化物の塩であり、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム等が好ましく用いられる。
高級脂肪酸アミド及び/又はビスアミドとは、高級脂肪酸のモノアミド、ビスアミド等であり、例えば、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド等が好ましい。
本実施形態において使用可能なポリオレフィン系樹脂としては、以下に制限されないが、例えば、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、並びにエチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体及びエチレン−オクテン共重合体などのエチレン−α−オレフィン共重合体、並びにエチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−ブチルアクリレート共重合体及びエチレン−エチルアクリレート−メチルメタクリレート共重合体などのエチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体が挙げられる。
(D)離型剤の含有量が0.05質量部未満であると、外観改良効果が十分に得られず、また、1.0質量部を超えると、(D)離型剤が分散不良を起こし、ブリードアウトや耐熱温度の低下を招来する。
本実施形態の樹脂組成物は、(E)顔料系着色剤を含有する。
(E)顔料系着色剤としては、カーボンブラック等の顔料系着色剤を用いることができ、各種組み合わせにより所望の着色が可能であり、無機顔料、有機顔料を併用してもよい。
また、(A)ポリフェニレンエーテル、(B)ゴム変性ポリスチレン及びホモポリスチレン、(C)リン系難燃剤の合計100質量部に対して、(E)顔料系着色剤を0.1質量部以上含有(添加)することが好ましく、0.2質量部以上含有(添加)することがより好ましく、0.3質量部以上含有(添加)することがさらに好ましく、0.5質量部以上含有(添加)することがさらにより好ましい。
(E)顔料系着色剤の含有量(添加量)を0.1質量部以上とすることにより、着色性に優れた樹脂組成物が得られる。
一方、経済性及び組成物特性に対する影響の観点から、含有量(添加量)の上限は、5質量部とすることが好ましく、3質量部とすることがより好ましく、1質量部程度とすることがさらに好ましい。
また、上記した(E)顔料系着色剤に染料を併用することにより、着色性に優れウェルド部の色むらが少なく、MD(モールドデポジット)による外観不良の少ないポリフェニレンエーテル系樹脂組成物が得られるため好適である。
本実施形態の樹脂組成物は、(F)水添ブロック共重合体をさらに含有してもよい。
水添ブロック共重合体とは、ビニル芳香族単量体と共役ジエン単量体とのブロック共重合体を水素添加して得られる共重合体である。
例えば、ビニル芳香族単量体単位の重合体ブロックと共役ジエン単量体単位の重合体ブロックとを水素添加して得られる、ランダム共重合体部分を含有しないか又はほとんど含有しないブロック共重合体を水素添加して得られる水添ブロック共重合体が挙げられる。
市販品としては、クレイトンポリマー社のクレイトンG(商品名)、旭化成社のタフテック(商品名)、クラレ社のセプトン(商品名)が知られている。
すなわち、(F)水添ブロック共重合体は、ビニル芳香族単量体単位からなる重合体ブロックを40質量%以上と、共役ジエン単量体単位を含む重合体ブロックを60質量%以下有する水添ブロック共重合体であることが好ましい。
ビニル芳香族単量体単位の重合体ブロック含有量が上記範囲内にあるものとすることにより、本実施形態の樹脂組成物は一層優れた外観特性を有するとともに、機械的強度と成形加工性とのバランスにも一層優れたものとなる。
より優れた着色性及び成形加工性を確保する観点から、ビニル芳香族単量体単位成分をブロック共重合体に対して60〜80質量%とすることが好ましい。
これにより、本実施形態の樹脂組成物は、機械的強度と成形加工性とのバランスが良好なものとなる。
本実施形態の樹脂組成物において、より高い機械的強度を確保するとともに、衝撃吸収性と成形加工性とのバランスを一層優れたものとする観点から、水添ブロック共重合体の重量平均分子量は、4万〜50万が好ましく、5万〜30万がより好ましく、7万〜20万がさらに好ましい。
重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC法)により測定できる。
また、前記水添ブロック共重合体は、上述した(D)離型剤であるポリオレフィン系樹脂との併用により、一層優れた効果を発揮する。
また、公知の各種難燃剤及び難燃助剤、例えばテトラフロロエチレンの単独重合体(ポリテトラフロロエチレン)、テトラフロロエチレンを含む共重合体、シリコンオイル及びシリコンレジンを添加することにより、さらに難燃性が向上しうる。
本実施形態の樹脂組成物を製造する方法については、特に限定されるものではないが、一般的には、押出機を用いて溶融混練することにより製造できる。
特に、原材料成分を製造工程の途中で添加可能な二軸押出機を用いる方法が、高い生産性を確保し、良質な樹脂組成物を得る観点から好ましい。
混練温度は、ベース樹脂となる(A)、(B)の好ましい加工温度に従えばよく、一般的には240〜360℃の範囲、好ましくは260〜320℃の範囲である。
本実施形態の樹脂組成物は、全成分を一括溶融混練してもよいが、上記(A)及び(B)、又は上記(A)、(B)及び(C)を、予め溶融混練しておき、後工程で他の成分を添加してもよい。
予め溶融混練したペレット状の中間組成物を得、次工程で他の混練機器を用いて上記他の成分を添加する二段階で樹脂組成物を製造してもよい。
本実施形態の樹脂組成物は、射出成型法、押出成型法等の一般的な成型方法により成形品に加工できる。
特に、金型表面の温度を、射出樹脂の熱変形温度近傍以上に上げておき、樹脂の射出と保圧工程の間は熱変形温度以上に保ち、保圧工程終了後、短時間で金型温度を下げて、樹脂を冷却し、成形品を取り出すヒートサイクル成型法は、ウェルドラインが目立たず、外観特性が良好な成形品が得られる方法として優れている。
本実施形態に係る成形体は、上述した樹脂組成物を用いて成型したものであるため、従来の樹脂組成物においては、十分とはいえないような、外観特性(着色性や表面特性など)、実用レベルの離型性(射出成型時に金型への付着物など)、成形加工性及び難燃性に優れる。
さらに、成型時における、成形体の表面の曇り、白化やフローマークの発生を顕著に防止できるため、所望の成形体を得ることができる。
その結果、装飾性や、光沢度の高い外観特性が特に要求される用途(例えば、テレビ外装用体)においても、本実施形態に係る成形体であれば好適に使用可能である。
(A)ポリフェニレンエーテル(PPE)
ポリ−2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル(旭化成プラスチックス シンガポール社製、ザイロン S201A)。
<HIPS(a)>
(a−1):ゴム粒子の形態が、当該ゴム粒子の95%以上が1個のポリスチレンコア(単細胞構造)からなり、ゴム粒子の平均粒子径が0.3μm、ゴム含量がスチレン−ブタジエンブロック共重合体15質量%
(a−2):ゴム粒子の形態が、当該ゴム粒子の95%以上が1個のポリスチレンコア(単細胞構造)からなり、ゴム粒子の平均粒子径が0.6μm、ゴム含量がスチレン−ブタジエンブロック共重合体15質量%
<HIPS(b)>
(b−1):ゴム粒子の形態が、当該ゴム粒子の90%以上がサラミ構造(複数細胞構造)からなり、ゴム粒子の平均粒子径が1.5μm、ゴム含量がポリブタジエン12質量%
(b−2):ゴム粒子の形態が、当該ゴム粒子の90%以上がサラミ構造(複数細胞構造)からなり、ゴム粒子の平均粒子径が0.7μm、ゴム含量がポリブタジエン12質量%
(b−3):ゴム粒子の形態が、当該ゴム粒子の90%以上がサラミ構造(複数細胞構造)からなり、ゴム粒子の平均粒子径が1.0μm、ゴム含量がポリブタジエン12質量%
(b−4):ゴム粒子の形態が、当該ゴム粒子の90%以上がサラミ構造(複数細胞構造)からなり、ゴム粒子の平均粒子径が3.4μm、ゴム含量がポリブタジエン12質量%
<GPPS>
ホモポリスチレン(PSJポリスチレン 680、PSジャパン社製)を用いた。
なお、ゴム粒子の平均粒子径は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置「LA−910(堀場製作所(株)製)」を用いて測定した。
(C−1:表1中のBDP):ビスフェノールAのビスジフェニルホスフェート(BDP)を主成分とする酸価=0.05の縮合リン酸エステル(CR−741、大八化学(株)製)を用いた。
(C−2:表1中のTPP):トリフェニルフォスフェート(TPP、大八化学(株)製)を用いた。
(D−1)ステアリン酸亜鉛(大日化学工業(株)ダイワックスZ)
(D−2)ステアリン酸マグネシウム(大日化学工業(株)ダイワックスM)
(D−3)EBS(花王(株)花王ワックスEB・FF)
(D−4)LD−PE(旭化成ケミカルズ(株)のサンテック(登録商標)M2004)
(D−5):エチレン−プロピレン共重合体(三井化学(株)のタフマー(登録商標)P−0680)
(E−1)カーボンブラック(三菱化学(株)製、三菱カーボンブラック#960)
(E−2)有機染料 赤系染料、黄色系染料、緑色系染料、紫色系染料を下記に示す比率で組合せて使用した。
赤系染料 ;SOLVENT RED 179 0.1質量部
黄色系染料;DISPERSE YELLOW 160 0.1質量部
緑色系染料;SOLVENT GREEN 3 0.15質量部
紫色系染料;SOLVENT VIOLET 13 0.65質量部
スチレン・ブタジエンブロック共重合体の水素添加ブロック共重合体(クレイトンポリマー社製、クレイトン(登録商標)G1651)を使用した。
((1)白化及び曇り)
鏡面光沢を有する150mm×150mm×2mmの平板の中央部にウェルドラインができる2点ピンゲートの平板金型を用い、加熱シリンダー温度240℃、金型温度60℃の条件下で射出成型して平板を作製し、目視によりゲート近辺部分、その他平板全体の白化および曇りを評価した。
<白化> 平板表面に白化する外観不良が発生しないものを○(良い)、1〜2箇所に発生するのを○〜△、3〜7箇所に発生するのを△(普通)、8〜15数箇所に発生するものを△〜×、15箇所以上に発生するものを×(悪い)の5段階で評価した。
<曇り> 平板表面に曇りがほとんど目立たないものを○(良い)、僅かに目立つもの○〜△、やや目立つものを△(普通)、少し目立つものを△〜×、明らかに目立つものを×(悪い)の5段階で評価した。
鏡面光沢を有する150mm×150mm×2mmの平板の中央部にウェルドラインができる2点ピンゲートの平板金型を用い、加熱シリンダー温度240℃、金型温度60℃の条件下で射出成型して平板を作製し、目視によりウェルドラインの色調を判定した。
異方性確認できないものを○(良い)、僅かに目立つもの○〜△、やや目立つものを△(普通)、少し目立つものを△〜×、明らかに目立つものを×(悪い)の5段階で評価した。
150mm×150mm×3mmの平板に、肉厚3mm、内径3.6mmφのボスがついた成形体を射出成形し、ボス口に4mmφのタッピングネジを締め付け、トルク15kg・cmより1kg・cm刻みでトルクを上げて繰り返し締め付け、タッピング部が崩れて空回りしたときのトルク(kg・cm)で表した。
セルフタッピング強度は略30であれば、実用上十分であると判断した。
鏡面光沢を有する50mm×90mm×2.5mmの平板を作製するための金型を用い、加熱シリンダー温度260℃、金型温度60℃の条件下で、上記平板を作製するための金型をフル充填させずに10〜20mmショートする条件で30枚作製後、金型の鏡面光沢の状態を目視評価した。
ショートさせた部分の金型の鏡面に付着物がほとんど目立たないものを○(良い)、やや目立つものを△(普通)、及び明らかに目立つものを×(悪い)とする3段階で評価した。
UL−94 垂直燃焼試験に基づいて、厚さ1.6mmの射出成型した試験片を用いて測定し、10回接炎時の合計燃焼時間と燃焼時の滴下物の有無を評価した。
V−0:平均燃焼時間5秒以下、最大燃焼時間10秒以下、有炎滴下なし。
V−1:平均燃焼時間25秒以下、最大燃焼時間30秒以下、有炎滴下なし。
V−2:平均燃焼時間25秒以下、最大燃焼時間30秒以下、有炎滴下あり。
HB :上記3項目に該当しないもの及び試験片を保持するクランプまで燃え上がってしまったもの。
平均燃焼時間(秒)は、各サンプルを2本即ち計10回接炎後の消炎時間の平均燃焼時間であり、最大燃焼時間(秒)には、同じく計10回接炎後の消炎時間のなかで最も長く燃焼が継続した試験片の燃焼時間を表している。
ISO−75−2に基づき、1.80Pa下にて測定した。
下記表1に示す割合(質量部)で材料を配合し、スクリュー直径40mmのニーディングディスクを組み合わせた同方向回転二軸押出機を用いて、溶融混合を行い、樹脂組成物を作製した。
ポリフェニレンエーテル(PPE)、ホモポリスチレン(GPPS)又はHIPSの一部及び安定剤としてのトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト0.2質量部を、押出機の上流投入口からフィードし、HIPS、着色剤、離型剤を予備ブレンドして押出機中流投入口からサイドフィードし、難燃剤を押出機下流から圧入添加した。
押出機の運転条件は、加熱シリンダーの上流温度を300℃、下流温度を270℃、スクリュー回転数400rpmとし、ベント口から真空脱揮しながら溶融混練し、ストランドを冷却裁断して樹脂組成物のペレットを得た。
次に、得られた樹脂組成物ペレットを用いて、射出成型により最高設定温度220℃、金型温度60℃の条件下で評価用の物性試験片を成型した。
上述した(1)〜(6)の試験法により評価した。
評価結果を下記表1に示す。
Claims (7)
- 下記(A)+(B)+(C)の合計を100質量部としたとき、
(A)ポリフェニレンエーテル10〜90質量部、
(B)ゴム変性ポリスチレン及びホモポリスチレンを含む場合、又はゴム変性ポリスチレンを含みホモポリスチレンを含まない場合のいずれかであって、ゴム変性ポリスチレンとホモポリスチレンとの合計90〜10質量部、
(C)難燃剤としてのリン化合物であって、下記式(I)で示される縮合リン酸エステルを含有する難燃剤3〜40質量部、
(式中、Q1、Q2、Q3、Q4は、水素又は炭素数1〜6のアルキル基を表し、R1、
R2、R3、R4は、水素又はメチル基を表す。nは1以上の整数を、n1、n2は0〜
2の整数を示し、m1、m2、m3、m4は、1〜3の整数を示す。)
(D)離型剤0.05〜1.0質量部、
(E)顔料系着色剤
を、含有し、
前記ゴム変性ポリスチレンは、ゴム粒子を含有するハイインパクトポリスチレンである
HIPS(a)、HIPS(b)からなり、HIPS(a)/HIPS(b)の重量比が
98/2〜70/30であり、
HIPS(a)は、前記ゴム粒子の形態が、1個のポリスチレンコア(単一細胞構造)
からなるものを含み、当該ゴム粒子の平均粒子径は0.1〜0.5μmであり、
HIPS(b)は、前記ゴム粒子の形態が、サラミ構造(複数細胞構造)からなるもの
を含み、当該ゴム粒子の平均粒子径0.9〜4μmである、
樹脂組成物。 - 前記(A)+前記(B)+前記(C)の合計100質量部に対して、
前記(D)を0.05〜0.8質量部含有する請求項1に記載の樹脂組成物。 - 前記(D)離型剤が、高級脂肪酸の金属塩、高級脂肪酸アミド及び/又はビスアミド、
高級脂肪酸エステル、パラフィンワックスからなる群より選ばれる一種以上を含有する請
求項1又は2に記載の樹脂組成物。 - 前記(D)離型剤が、高級脂肪酸の金属塩を含有する請求項1乃至3のいずれか一項に
記載の樹脂組成物。 - 前記(A)+前記(B)+前記(C)の合計100質量部に対して、
前記(E)顔料系着色剤を0.1〜5質量部含有する請求項1乃至4のいずれか一項に
記載の樹脂組成物。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の樹脂組成物を用いた成形体。
- テレビ、ビデオ、事務機の外装用成形体である請求項6に記載の成形体。
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