JP5386328B2 - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液保持性の吸収性コアを具備する使い捨ておむつ等の吸収性物品の製造方法に関する。
吸収性物品の一種である使い捨ておむつは、着用者の運動等により、着用者の身体から離れて弛んだり、ずり落ちたりする場合があるため、このような不都合を防止すべく、ウエスト部やレッグ部の周縁部に弾性伸縮性が付与されている。また、これらの周縁部に加えて、ウエスト部の周縁部よりも下方に位置する胴回り部にも弾性伸縮性が付与されたパンツ型使い捨ておむつが知られている。使い捨ておむつに弾性伸縮性を付与する場合、実質的に非伸縮性の2枚のシート間に、伸長状態とした糸状又は帯状の弾性部材を、接着剤を介して固定し、その弾性部材を収縮させてギャザーを形成する方法が一般的である。
また、吸収性物品に使用される材料として、前記ギャザーを形成しない方法で得られる伸縮性シートが知られている。例えば特許文献1〜3には、周面部に互いに噛み合う歯溝を有する一対のロールを備えた加工装置を使用し、該ロールを回転させてそれらの噛み合い部分に不織布等のシートを供給し、該シートに延伸加工を施すことが記載されている。該延伸加工後には、該シートに伸縮性が発現され、該シートは伸縮性シートとなる。
しかし、このような伸縮性シート(延伸加工によって伸縮性を発現するシート)を用いて吸収性物品を製造する場合、シート搬送時の張力変動により仕上がり寸法が安定しないという課題がある。そこで、特許文献4にでは、伸長状態の伸縮性シートと非伸長性のシートとを接合して搬送することにより、シート搬送時の張力変動の影響を防止して、仕上がり精度の高い使い捨ておむつを安定して連続生産することができる製造方法を提案している。
特開2007−177384号公報 特開2008−156785号公報 特開2008−253679号公報 特開2007−105453号公報
伸縮性シートを用いて吸収性物品を製造する場合、特許文献4に記載されているように、伸縮性シートと非伸長性のシートとを接合して搬送させることによって、仕上がり寸法精度や全体的な強度がある程度は向上するが、伸縮性シートに対する吸収性本体等の他の部材の配置位置や仕上がり寸法等について、より一層の高精度が要望されているのが現状である。また、特許文献4に記載の吸収性物品は、ウエスト部弾性部材やレッグ部弾性部材を2枚のシートで挟持固定する構成であるところ、より簡単な構成を有し、比較的少ない材料及び製造工程で製造コストを抑えることができる吸収性物品が要望されている。
従って、本発明の課題は、従来品に比して簡単な構成で、柔軟性及び伸縮性に優れる吸収性物品を、高い仕上がり精度で安定して連続的に製造することができる、吸収性物品の製造方法を提供することにある。
本発明は、吸収性コアを含む吸収性本体と該吸収性本体が固定される外装体とを有している吸収性物品の製造方法であって、前記外装体の原反である基材シートの一面上に前記吸収性本体を配置して積層体を得、該積層体に延伸加工を施し、該基材シートに伸縮性を付与する延伸工程を備えた吸収性物品の製造方法を提供することにより、前記課題を解決したものである。
本発明の吸収性物品の製造方法によれば、従来品に比して簡単な構成で、柔軟性及び伸縮性に優れる吸収性物品を、高い仕上がり精度で安定して連続的に製造することができる。
図1は、本発明の製造方法により製造される吸収性物品の一例としてのパンツ型使い捨ておむつの一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1に示すおむつを各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた展開状態を示す肌当接面側(表面シート側)の平面図である 図3は、図1に示すおむつの分解斜視図である。 図4は、図2のII−II線断面を模式的に示す断面図である。 図5は、図1に示すおむつの製造工程の概略を示す模式斜視図である。 図6は、図5に示す延伸工程において歯溝ロールによって複合シートに延伸加工を施す様子を示す模式図である。 図7は、本発明の製造方法により製造される吸収性物品の他の一例としてのパンツ型使い捨ておむつを示す斜視図である。 図8は、図7に示すおむつを各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた展開状態を示す肌当接面側(表面シート側)の平面図である。 図9は、図7に示すおむつの製造工程の概略を示す模式斜視図である。
以下本発明の吸収性物品の製造方法(以下、単に製造方法ともいう)を、その好ましい実施態様に基づき図面を参照しながら説明する。先ず、本発明の第1実施態様の製造方法により製造される吸収性物品について説明する。第1実施態様においては、吸収性物品として、図1〜図4に示すパンツ型使い捨ておむつ1を製造する。
おむつ1は、図2及び図3に示すように、吸収性コア4を含む吸収性本体10と、吸収性本体10が固定される外装体12とを有している。より具体的には、おむつ1は、液透過性の表面シート2、液不透過性又は液難透過性(撥水性等)の裏面シート3、及び両シート2,3間に介在配置された液保持性の吸収性コア4を有する吸収性本体10と、吸収性本体10の非肌当接面側(裏面シート3側)に配され且つ吸収性本体10が固定される外装体12とを備えている。外装体12は、1枚の基材シート120(図5参照)から構成されている。吸収性本体10は、図2に示すように、平面視において一方向に長い形状(矩形形状)をしている。
おむつ1は、図2に示すように、着用時に着用者の腹側に配される腹側部A、及び背側に配される背側部B、並びに腹側部Aと背側部Bとの間に位置する股下部Cとを有している。外装体12は、おむつの輪郭を画成しており、展開状態において、その長手方向に沿う両側縁が、長手方向中央部において内方に括れた砂時計形の形状をしている。外装体12は、腹側部Aにおける両側縁部A1,A2と背側部Bにおける両側縁部B1,B2とが互いに接合されており、その接合によって、図1に示すように、おむつ1に、一対のサイドシール部S,S、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6,6が形成されている。
尚、本明細書において、肌当接面は、吸収性物品及びその構成部材における着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌当接面は、吸収性物品及びその構成部材における着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。また、長手方向は、吸収性物品又は吸収性物品の構成部材の長辺に沿う方向であり、幅方向は、該長手方向と直交する方向である。おむつ1の如きパンツ型の吸収性物品の場合、パンツ型の吸収性物品を図2に示す如く展開したときに、その長辺に沿う方向(図2の上下方向)が、パンツ型の吸収性物品の長手方向であり、図2の左右方向が、パンツ型の吸収性物品の幅方向である。
吸収性本体10は、表面シート2、裏面シート3及び吸収性コア4が一体化されてなる。表面シート2、裏面シート3及び吸収性コア4としては、それぞれ、この種の物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シートとしては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができ、裏面シートとしては樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。裏面シートに用いられる樹脂フィルムは通気性を有しているのが好ましい。吸収性コア4としては、パルプ等の繊維材料に、好ましくは高吸収性ポリマーの粒子を具備させ、これらの構成材料をティッシュペーパや不織布等のシート(図示せず)によって被覆されているもの等を用いることができる。
図2に示すように、吸収性本体10の長手方向の左右両側には、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス8、8が形成されている。各側方カフス8の自由端部の近傍には、一本又は複数本の側方カフス弾性部材81が伸張状態で配されている。側方カフス8は、おむつ着用時に起立して液の流出を阻止する。図3には、側方カフス8、8形成用のシート材が符号82で示されている。このシート材82における、吸収性コア4の両側縁より外方に延出する部分82Sは、吸収性コア4と裏面シート3との間又は裏面シート3と外装体12との間に固定されている。
外装体12は、図3及び図4に示すように、腹側部A及び背側部Bのそれぞれにおいて、サイドシール部A1,A2,B1,B2にて、ヒートシール、高周波シール又は超音波シールにより互いに接合されている。
おむつ1において、外装体12は、図3に示すように、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける、ウエスト開口部5の開口周縁端を形成する部位(後述するウエスト部弾性部材51を挟持固定する部位)よりも更におむつ長手方向の外方に延出する長さを有し、その延出部12a,12bが、吸収性本体10側に折り返されている。吸収性本体10は、その長手方向両端部における肌当接面側が、外装体12の折り返された部分(延出部)12a,12bに覆われており、その覆われた部分が、外装体12の折り返された部分12a,12bに接着剤を介して接着されている。これにより、吸収性本体10の長手方向両端部が、外装体12に被覆されて確実に固定されている。
吸収性本体10は、その長手方向両端部を除く部分においては、図3に示すように、幅方向中央部のみが外装体12と接着剤15を介して接合されている。吸収性本体10と外装体12とをこのように接合することにより、外装体12の伸縮が吸収性本体10の接合によって阻害されにくくなるため、胴回り部に良好なフィット性が得られる。吸収性本体10と外装体12とが接着されている領域の幅W1(図4参照)は、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおいて、吸収性本体10の幅Wの20〜80%であることが好ましく、より好ましくは30〜70%である。
腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける、ウエスト開口部5の周縁部50には、該ウエスト開口部5の開口周縁端に沿って、1本又は複数本のウエスト部弾性部材51が配されている。ウエスト部弾性部材51は、接着剤52を介して、折り返されて重ね合わされた外装体12間に伸長状態で固定されている。ウエスト部弾性部材51としては、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂、ホットメルト系伸縮部材等の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)又は帯状(平ゴム)に形成したものが好ましく用いられる。
尚、従来のこの種のおむつには、腹側部A、股下部C及び背側部Bに亘って存在する一対のレッグ開口部6,6それぞれの周縁部60に、該レッグ開口部6の開口周縁端に沿って、1本又は複数本のレッグ部弾性部材が配されているが、おむつ1には、このようなレッグ部弾性部材は配されていない。このように、おむつ1は、吸収性本体10を固定する外装体12が1枚のシートで構成され、且つレッグ部弾性部材を具備しておらず、従来品に比して簡単な構成である。
おむつ1は、後述するように、外装体12に延伸加工が部分的に施されており、図2に示すように、延伸加工が施された部分(図2中、斜線を付した部分。以下、被延伸加工部ともいう。)P1を有している。被延伸加工部P1は、吸収性本体10の長手方向に沿う両側縁10s,10sをそれぞれ通っておむつ1の長手方向の全長に延びる、2本の仮想直線(図示せず)よりも幅方向外方に形成されており、吸収性本体10の配置領域及び該配置領域を挟んでおむつ1の長手方向前後に位置する領域には、形成されていない。被延伸加工部P1は、少なくとも腹側部A及び背側部Bに形成されていることが好ましく、後述する本発明の製造方法における延伸工程においては、腹側部A及び背側部Bの基材シート120(外装体12の原反、図5参照)に延伸加工を施すことが好ましい。
被延伸加工部P1は、後述する延伸加工によって、外装体12自体におむつ1の幅方向(図2の左右方向)の伸縮性が付与されている。ここで「伸縮性」とは、所定方向に伸長可能であり且つ伸長を解除すると収縮することを言う。被延伸加工部P1における外装体12は、延伸加工によって、当該シートの形成成分である繊維等の一部あるいは全部が伸びたり破断したりし、これによって破れない程度に破壊されて塑性変形を起こしているため、同一のシートにおける延伸加工が施されていない部分(塑性変形を起こしていない部分)に比して、所定方向(おむつ1の幅方向)に伸びやすく且つその伸び量が増えている。つまり、被延伸加工部P1におけるシート12自体が、低応力でも容易におむつ1の幅方向に伸長しやすくなっている。そのため、被延伸加工部P1は、延伸加工が施されていない従来のおむつにおける外装体に比して、おむつ1の幅方向に引っ張ったときの伸び量が多く、小さな力でより伸びやすい高伸長性を有している。また、外装体12は、このような高伸長性に加えて、伸長を解除すると収縮する性質を有しており、前記伸縮性を有している。外装体12の原反(基材シート120)は、後述するように、延伸加工によって伸縮性が発現する潜在伸縮性シートである。
次に、前述したパンツ型使い捨ておむつ1を連続的に製造する方法である、本発明の製造方法の第1実施態様を、図5を参照して説明する。第1実施態様の製造方法は、基材シート120の一面上に吸収性本体10を配置して積層体110を得、積層体110に延伸加工を施し、基材シート120に伸縮性を付与する延伸工程を備えており、更に、該延伸工程前に、基材シート120にレッグ部6を形成するレッグ部形成工程を備えている。第1実施態様においては、延伸工程において、積層体110に対しその長手方向〔搬送方向、機械方向(MD)〕に延伸加工を施し、積層体110にMDの伸縮性を付与する。
第1実施態様の製造方法においては、外装体12の原反として帯状の基材シート120を使用している。基材シート120は、延伸加工が施される前は、その長手方向〔搬送方向、機械方向(MD)〕に実質的に伸長しないが、延伸加工が施された後は、基材シート120の該延伸加工が施された部分がMDに伸縮可能になる。即ち、基材シート120は、延伸加工が施される前は、MDの伸縮性(伸長性)を潜在的に有していて、斯かる特性は顕在化しておらず、延伸加工が施されることによって、その延伸加工が施された部分のMDの伸縮性(伸長性)が発現するようになされており、潜在伸縮性シートとも言うべきシートである。ここで、「所定方向(第1実施態様ではMD)に実質的に伸長しない」とは、搬送中の張力が所定方向(MD)に加わっても伸びないか、あるいは伸びても僅かであり、搬送の張力変動にも伸び量が変動しにくいことを意味する。
第1実施態様の製造方法においては、図5に示すように、先ず、基材シート120に張力を加えてその長手方向に搬送させつつ、該基材シート120の一面上に吸収性本体10を配置して、積層体110を得る。第1実施態様においては、別途製造した吸収性本体10の連続体(図示せず)を単位長さに切断して得た多数の吸収性本体10を、基材シート120上に間欠的に接着固定している。吸収性本体10の基材シート120上への配置は、基材シート120の伸長状態を維持したままで行う。また、第1実施態様においては、吸収性本体10に加えて、ウエスト部弾性部材51を基材シート120の一面上に伸長状態で導入している。吸収性本体10を基材シート120に固定する接着剤15(図3参照)は、吸収性本体10及び基材シート120の何れか一方又は双方に塗工しておくことができる。また、ウエスト部弾性部材51を基材シート120に固定する接着剤52(図3参照)は、ウエスト部弾性部材51及び基材シート120の何れか一方又は双方に塗工しておくことができる。
次に、レッグ部形成工程において、図5に示すように、積層体110からレッグ開口部形成用のトリム111を除去することにより、積層体110にレッグホール112を形成する。レッグホール112の周縁部は、最終的にレッグ部(レッグ開口部6の周縁部60)となる部分である。トリム111の除去は、ロータリーカッター、レーザーカッター等の公知の切断手段を用いて実施することができる。尚、レッグ開口部形成用のトリム111の除去は、吸収性本体10を基材シート120の一面上に配置する前に行うこともできる。
次に、基材シート120の両側部12a,12bを、吸収性本体10の両端部及びウエスト部弾性部材51を覆うように折り返し、その状態で積層体110を、図示しない一対以上のロール間で狭圧する。これにより、基材シート120と吸収性本体10及びウエスト部弾性部材51とが、接着剤15,52を介して実質的に一体化される。
こうして、レッグ部形成工程を経てレッグホール112が形成された積層体110を引き続きその長手方向に搬送し、搬送中の積層体110に対し、延伸工程において延伸加工を施して、基材シート120の潜在的な伸縮性を発現させることで積層体110に伸縮性を付与する。延伸工程前の積層体110における基材シート120には、弾性部材51が伸長状態で固定されており、延伸加工は基材シート120に固定された弾性部材51にも施されるが、延伸加工による弾性部材51への影響はない。斯かる延伸加工によって、基材シート120における、該延伸加工が施された部分のMDの伸縮性(伸長性)が発現し、それによって、基材シート120にMDの伸縮性が付与される。
第1実施態様の製造方法の主たる特徴の一つとして、潜在伸縮性シート〔延伸加工が施されることによって、その延伸加工が施された部分の伸縮性(伸長性)が発現するシート〕に延伸加工を施す前に、即ち、潜在伸縮性シートの伸縮性を発現させる前に、該潜在伸縮性シートに必要な加工(吸収性本体の配置、レッグ部の形成加工)を施す点が挙げられる。一般に、潜在伸縮性シートに延伸加工を施して得られた伸縮性シートは、その搬送中の張力によって伸長しやすく搬送安定性に乏しいため、該伸縮性シートを単独で搬送しつつ該伸縮性シートに各種加工(切断、折り曲げ、他の部材との接合等)を施した場合には、該張力の変動によって、切断位置、折り曲げ位置、接合位置等の各種加工を施す位置にズレが生じたり、切断、折り曲げ、接合等の加工の精度が低下したりするおそれがある。
そこで、第1実施態様の製造方法では、前述したように、潜在伸縮性シートである基材シート120に延伸加工を施す前に、即ち、MDに実質的に伸長しない状態の基材シート120に、必要な加工として、吸収性本体10の配置及びレッグ部の形成加工(基材シート120からのトリム111の除去)を実施している。これにより、吸収性本体10の配置を高精度で実施することが可能となり、また、トリム111の切断除去が容易になり、レッグホール112の切断形状が安定すると共に、おむつ製造の全工程における延伸工程の順番が下位になり、該延伸工程を経て得られる、MDの伸縮性が発現した基材シート120の搬送距離が短くなるため、基材シート120の搬送中の張力による影響を小さくすることができる。
第1実施態様の製造方法における延伸工程においては、積層体110(基材シート120)に延伸加工を施す方法として、互いに噛み合う歯溝を有する一対の挟持体を用い、該挟持体間にシートを噛ませるギア延伸法を採用している。該挟持体の形状は、歯溝を歯車状に噛み合わせた一対の歯溝ロールでも良く、平板状でも良い。また、ニップロールを2セット用いて、搬送速度の差によってロール間でシートをその搬送方向に延伸してもよい。
第1実施態様の延伸工程における延伸加工は、図5に示すように、一対の歯溝ロール71によるインライン加工である。一対の歯溝ロール71は、それぞれの周面部に、ロール軸線方向(CD)に延び且つ互いに噛み合う歯溝を有している。より具体的には、一対の歯溝ロール71それぞれの周面部には、歯溝が形成され、且つロールの軸線方向の延びる高延伸部72が、それぞれのロール周方向に離間されて二対形成されており、各ロールにおける隣接する高延伸部72,72間に、歯溝が形成されておらず略平坦な低又は非延伸部73が形成されている。各高延伸部72は、略矩形形状を有し、その長手方向を各ロールの軸線方向に一致させて該軸線方向の略全長に亘って形成されている。一対の歯溝ロール71におけるニ対の高延伸部72は、ロールの回転に伴い周期的に噛み合うように形成されている。高延伸部72は、歯80(図6参照)がロールの周方向に所定間隔を置いて多数形成されており、隣接する歯80の間が溝となっている。相対向する高延伸部72間では、被延伸加工物である積層体110の基材シート120は、MDに延伸加工が施され、MDに伸長する。第1実施態様においては、基材シート120の一部(図2に示すおむつにおいて、被延伸加工部P1となる部分)に延伸加工が施される。基材シート120に対する延伸加工は、基材シート120に張力を加えてこれを長手方向に搬送した状態を維持したままで実施される。
図6には、延伸工程において一対の歯溝ロール71によって基材シート120に延伸加工を施す様子が模式的に示されている。高延伸部72には、図6に示すように、所定の高さHを有する歯80が形成されており、一対の歯溝ロール71それぞれの高延伸部72どうしを互いに噛み合わせたときに、両ロールの歯溝が所定の噛み合い深さDで噛み合うようになされている。そのため、基材シート120における、相対向する高延伸部72間に噛み込まれた部分は、当該部分の構成繊維の一部あるいは全部に伸びや破断が発生し、全体として破れない程度に破壊されて塑性変形を起こし、これによりMD(基材シート120の長手方向)に伸長して高伸長領域となる。こうして伸長された部分は、伸縮性が発現するか又は向上する。一方、基材シート120における、相対向する低又は非延伸部73間を通った部分は、実質的に塑性変形を起こさず、実質的に伸縮性を発現しない低又は非伸長領域となる。
第1実施態様の製造方法においては、以上のようにしてレッグ部形成工程及び延伸工程を実施した後は、従来のパンツ型使い捨ておむつの製造方法と同様の工程を実施することができる。即ち、積層体110をその搬送方向と直交する方向に2つ折りし、次いで、サイドシール部Sを、ヒートシール、超音波シール、高周波シール等により形成して、おむつの連続体1’を得る。その後、おむつの連続体1’を個々のおむつに切断することにより、パンツ型使い捨ておむつ1を得ることができる。尚、延伸工程後の工程においては、基材シート120に伸縮性が付与されているため、前述した積層体の2つ折りやサイドシール部の形成を精度良く実施する観点から、シート(積層体)の搬送において、搬送ズレを極力抑えるために、吸引コンベア等の、シートを保持しつつ搬送するシート搬送手段を用いることが好ましい。
第1実施態様の製造方法によれば、このようにして、おむつ幅方向に高い伸縮性(伸長性)を有する被延伸加工部P1(図2参照)を備えた、おむつ1を効率的に連続製造することができる。特に、第1実施態様の製造方法においては、前述したように、潜在伸縮性シートである基材シート120の一面上に吸収性本体10を配置して積層体110を得、積層体110の基材シート120からトリム111を除去してレッグホール112(レッグ部)を形成した後に、基材シート120に延伸工程を実施してそのMDの伸縮性を発現させており、基材シート120が未だMDに実質的に伸長しておらず、基材シート120の搬送安定性が高い(搬送中の張力によって伸長しにくい)、延伸工程前の段階で、基材シート120に対し吸収性本体10の配置工程とレッグ部形成工程とを実施しているため、吸収性本体10を所定位置に高精度で配置することが可能となり、また、トリム111を精度良く除去することができる。そのため、レッグホール112の形状が均一であり、延伸工程を含めて加工精度が高く、仕上がり精度の高いパンツ型吸収性物品を安定して連続的に製造することができる。
また、第1実施態様の製造方法によって得られたおむつ1は、外装体12に被延伸加工部P1を有しているため、外装体12がおむつ幅方向(図2の左右方向)に良好に伸縮し、ズレ落ち防止性に優れ、また柔軟性及び伸縮性に優れ、サイズ適用範囲が広い。即ち、おむつ1は、吸収性本体10が固定されている外装体12が、延伸加工が施された1枚の基材シート120からなるという、従来品に比して簡単な構成でありながら、柔軟でサイズ適用範囲が広く、着用者の様々な身体的特徴、体型に対応することができる。また、おむつ1は、外装体12が着用者の肌に優しく当接するため、締め付けが少なくてゆとりがあり、肌に跡がつきにくく、着用感に優れる。また、おむつ1の斯かる特長は、おむつの型紙(外装体)の大きさを変えたり、新たな部材を追加したりすることなく、元々備えている部材を延伸するだけで得られるものであるため、おむつ1は、高性能であるにもかかわらず、材料費の節減、製造コストの低廉化が図られており、環境にも優しい。
以下に、本発明で用いる潜在伸縮性シート(基材シート120)について説明する。潜在伸縮性シートは、前述したように、延伸加工が施される前は実質的に伸長しないが、該延伸加工後は、該加工部分が所定方向に伸縮性を発現するシートである。潜在伸縮性シートは、延伸加工が施された後は伸縮性シートとなる。以下、潜在伸縮シートに関し、延伸加工が施された後の伸縮性が発現している状態について言及する場合は、伸縮性シートと言う。
潜在伸縮性シートは、延伸加工が施される前は、所定方向に実質的に伸長しない。具体的には、潜在伸縮性シートは、延伸加工が施される前において、MDの最大伸度が10%以下である(長さが1.1倍までしか伸びない)ことが好ましく、同方向の最大伸度が8%以下であることがより好ましい。また、潜在伸縮性シートは、延伸加工が施される前において、長手方向及びそれに直交する幅方向の両方向において最大伸度が10%以下(特に8%以下)であることが好ましい。伸長回復率及び最大伸度は、それぞれ、下記方法により測定される。
潜在伸縮性シートは、伸縮性シートとなった場合において、長手方向(MD)の最大伸度が100%以上であり且つ該方向に伸度100%まで伸長させた後、収縮させたときの伸長回復率(100%伸長時の伸長回復率)が70%以上であることが好ましい。ここで、「伸度100%」とは、例えば長さ50mmのシートを100mmまで伸ばした状態のことを指す。また、潜在伸縮性シートは、伸縮性シートとなった場合において、長手方向(MD)の方が、幅方向(CD)よりも大きく伸長可能であるシートであることが好ましい。好ましい潜在伸縮性シートの一例として、伸縮性シートとなった場合において、長手方向においては、大きく伸長し且つ伸長後に収縮する(最大伸度100%以上且つ100%伸長時の伸長回復率70%以上)が、幅方向においては、わずかにしか伸長しない(例えば、最大伸度50%以下)シートが挙げられる。伸長回復率及び最大伸度は、それぞれ、次のようにして測定される。
〔伸長回復率の測定方法〕
長さ50mm、幅25mmのサンプル片を用意し、テンシロン装置を用いて、チャック間隔L0にサンプル片を固定し、300mm/minの速度で100%伸長時の長さL2(L2=L0×2)まで伸長させた後、引張速度と同様の速度で戻し始めて引張荷重が0になった時におけるサンプル片の長さを伸長回復後の長さL1とする。次式から100%伸長時の伸長回復率を算出する。
100%伸長時の伸長回復率(%)=〔(L2−L1)/(L2−L0)〕×100
〔最大伸度の測定方法〕
伸長回復率の測定方法に用いたサンプル片と同じ寸法のサンプル片を同様の条件で伸長させ、破断した時点の伸度を最大伸度とする。破断した時点とは、伸長率と荷重の関係曲線において引張荷重が最大値を示す点である。
本発明で用いる潜在伸縮性シートとしては、延伸加工によって所定方向に伸縮性を発現する各種のシートを用いることができ、単層構造でも良く、複数の層が積層された多層構造でも良い。例えば、(1)弾性繊維層の両面又は片面に、伸長可能な繊維層が一体化されているシート、(2)ネット状の弾性シートの両面又は片面に、伸長可能な繊維層が一体化されているシート、(3)弾性フィルムからなる弾性シートの両面又は片面に、伸長可能な繊維層が一体化されているシート、(4)互いに交差せずに一方向に延びるように配列した多数の弾性フィラメントが、実質的に非伸長状態で、それらの全長にわたり、伸長可能な不織布に接合されてなる伸縮シート等を好ましく用いることができる。尚、弾性繊維層と伸長可能な繊維層との一体化の方法としては、これらを積層して水流交絡したり、エアースルー等により繊維を交絡させる方法、また、ヒートエンボス、接着剤、超音波等によって接合させる方法が挙げられる。前記(1)のシートとしては、例えば特開2007−138374号公報や特開2008−179128号公報に開示される伸縮性不織布の材料となる繊維シートを用いることができる。
次に、本発明の製造方法の他の実施態様について、図7〜図9を参照して説明する。以下の製造方法の実施態様については、前述した第1実施態様の製造方法と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、第1実施態様の製造方法についての説明が適宜適用される。
図7及び図8には、本発明の製造方法の第2実施態様により製造されるパンツ型使い捨ておむつ20が示されている。おむつ20における外装体22は、図2に示すように、腹側部Aに配置されている腹側外装体22Aと、背側部Bに配置されている背側外装体22Bとを有し、両外装体22A,22Bが、胴回り方向と直交する方向(おむつ20の長手方向、図8における上下方向)に所定間隔L5を置いて配置されている。吸収性本体10と両外装体22A,22Bそれぞれとの間は接着剤によって接合されている。両外装体22A,22Bの間に位置する股下部Cには、吸収性本体10が固定される外装体は配置されておらず、股下部Cにおけるおむつ20の外表面(非肌当接面)は、吸収性本体10の非肌当接面を形成する裏面シート3によって形成されている。腹側外装体22Aの両側縁部A1,A2と背側外装体22Bの両側縁部B1,B2とが互いに接合されており、その接合によって、おむつ20に、一対のサイドシール部S,S、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6,6が形成されている。
おむつ20において、腹側外装体22Aは、図8に示すように、腹側部Aにおける、ウエスト開口部5の開口周縁端を形成する部位(ウエスト部弾性部材51を挟持固定する部位)よりも更におむつ長手方向の外方に延出する長さを有し、その延出部22aが、吸収性本体10側に折り返されている。また、背側外装体22Bは、背側部Bにおける、ウエスト開口部5の開口周縁端を形成する部位よりも更におむつ長手方向の外方に延出する長さを有し、その延出部22bが、吸収性本体10側に折り返されている。吸収性本体10は、その長手方向両端部における肌当接面側が、これらの延出部22a,22bに覆われており、その覆われた部分が、該延出部22a,22bに接着剤を介して接着されている。
外装体22A,22Bそれぞれの胴回り方向と直交する方向(おむつ1の長手方向)の全長L6と、おむつの該方向の全長L7との比(L6/L7)は、好ましくは0.1〜0.4、更に好ましくは0.2〜0.3である。また、吸収性本体10が固定される外装体が配置されていない部分(股下部C)の胴回り方向と直交する方向の長さ(腹側外装体22Aと背側外装体22Bとの間の最短離間距離)L5と、おむつの全長L7との比(L5/L7)は、好ましくは0.1〜0.4、更に好ましくは0.2〜0.3である。
おむつ20は、前述したおむつ1と同様に、レッグ部弾性部材を有しておらず、また、吸収性本体10を固定する2枚の外装体22A,22Bがそれぞれ1枚のシートで構成されており、従来品に比して簡単な構成である。
おむつ20は、外装体22に延伸加工が部分的に施されており、図8に示すように、被延伸加工部P2を有している。被延伸加工部P2は、吸収性本体10の両側縁10s,10sをそれぞれ通っておむつ1の長手方向の全長に延びる、2本の仮想直線(図示せず)よりも幅方向外方に形成されており、吸収性本体10の配置領域及び該配置領域を挟んでおむつ1の長手方向前後に位置する領域には、形成されていない。被延伸加工部P2は、腹側部A及び背側部Bに形成されている。被延伸加工部P2は、前述したおむつ1における被延伸加工部P1と同様に形成されており、被延伸加工部P2自体におむつ20の幅方向(図8の左右方向)の伸縮性が付与されている。
次に、前述したパンツ型使い捨ておむつ20を連続的に製造する方法である、本発明の製造方法の第2実施態様を、図9を参照して説明する。第2実施態様の製造方法においては、外装体22の原反である基材シートとして、2枚の帯状の基材シート220A,220Bを用い、両シート220A,220Bを、それらの幅方向において所定距離(前記L5に相当する距離)離間させ且つそれらの長手方向に互いに平行に搬送する。基材シート220A,220Bは、何れも潜在伸縮性シートであり、前述した基材シート120と同じシートである。
第2実施態様の製造方法においては、図9に示すように、先ず、2枚の基材シート220A,220Bをそれらの幅方向に離間させ互いに平行に搬送させつつ、両基材シート220A,220Bそれぞれの一面上に、吸収性本体10を、該吸収性本体10が両基材シート220A,220Bの間を横断するように配置して、積層体210を得る。
次に、両基材シート220A,220Bそれぞれの両側部22a,22bを、吸収性本体10の両端部及びウエスト部弾性部材51を覆うように折り返し、その状態で積層体210を、図示しない一対以上のロール間で狭圧する。そして、積層体210を引き続きその長手方向に搬送し、延伸工程において一対の歯溝ロール71によって両基材シート220A,220Bに延伸加工を施す。斯かる延伸加工によって、両基材シート220A,220Bそれぞれにおける、該延伸加工が施された部分のMDの伸縮性(伸長性)が発現し、それによって、両基材シート220A,220BそれぞれにMDの伸縮性が付与される。
第2実施態様の製造方法においては、以上のようにして延伸工程を実施した後は、積層体210をその搬送方向と直交する方向に2つ折りし、次いで、サイドシール部Sを、ヒートシール、超音波シール、高周波シール等により形成して、おむつの連続体20’を得る。その後、おむつの連続体201’を個々のおむつに切断することにより、パンツ型使い捨ておむつ20を得ることができる。第2実施態様の製造方法によっても、前述した第1実施態様と同様の効果が奏される。
以上、本発明をその好ましい実施態様に基づき説明したが、本発明は前述した実施態様に制限されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、前述した実施態様においては、基材シート120に延伸加工を施す前に、基材シート120の両側部12a,12bを内方に折り返していたが、基材シート120に延伸加工を施した後に、該両側部12a,12bを内方に折り返しても良い。また、本発明で製造する吸収性物品に関し、ウエスト部弾性部材は無くても構わない。
また、本発明の適用範囲は、前述したパンツ型使い捨ておむつに限定されず、例えば展開型の使い捨ておむつ(止着用のファスニングテープを具備するおむつ)、生理用ナプキン等にも好適である。
1,20 パンツ型使い捨ておむつ(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収性コア
5 ウエスト開口部
51 ウエスト部弾性部材
6 レッグ開口部
10 吸収性本体
12,22 外装体
22A 腹側外装体
22B 背側外装体
71 歯溝ロール
72 高延伸部
73 低又は非延伸部
80 歯
110,210 積層体
111 レッグ開口部形成用のトリム
112 レッグホール
120,220A,220B 基材シート
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
P1,P2 被延伸加工部

Claims (5)

  1. 吸収性コアを含む吸収性本体と該吸収性本体が固定される外装体とを有している吸収性物品の製造方法であって、
    前記外装体の原反である基材シートの一面上に前記吸収性本体を配置して積層体を得、該積層体に延伸加工を施し、該基材シートに伸縮性を付与する延伸工程を備えた吸収性物品の製造方法。
  2. 前記延伸工程において、前記積層体を、互いに噛み合う歯溝を有する一対の挟持体間に噛み込ませることによって、該積層体の前記基材シートにおける、該一対の挟持体間に噛み込まれた部分を、伸縮可能にさせる請求項1記載の吸収性物品の製造方法。
  3. 前記吸収性物品は、着用時に着用者の腹側に配される腹側部及び背側に配される背側部並びに該腹側部と該背側部との間に位置する股下部とを有し、
    前記延伸工程において、前記腹側部及び前記背側部の前記基材シートに延伸加工を施す請求項1又は2記載の吸収性物品の製造方法。
  4. 前記吸収性物品は、着用時に着用者の脚回りに位置するレッグ部を有し、
    前記延伸工程前に、前記基材シートに前記レッグ部を形成するレッグ部形成工程を備えている請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品の製造方法。
  5. 前記基材シートとして、2枚の帯状の基材シートを用い、該2枚の基材シートを、それらの幅方向において所定距離離間させ且つそれらの長手方向に互いに平行に搬送させつつ、該2枚の基材シートそれぞれの一面上に、前記吸収性本体を、該吸収性本体が該2枚の基材シートの間を横断するように配置して、前記積層体を得る請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品の製造方法。
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