JP5385907B2 - 精密集積位相ロック回路用ループ・フィルタ - Google Patents

精密集積位相ロック回路用ループ・フィルタ Download PDF

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Description

本発明は、一般に、集積回路に関し、特に、縮小された面積および改善された高周波性能を有する精密集積抵抗器を形成する、集積位相ロック・ループ回路内のループ・フィルタにおけるアクティブ・バイアス電界効果トランジスタに関する。
集積回路とは、半導体デバイスまたはチップ内に製造される一群の電子部品である。その1つの電子部品は抵抗器である。抵抗器は、特定の条件下において電子回路内の電流の流れを制限または調節する。デジタル相補型金属酸化膜半導体(CMOS)プロセスによる集積抵抗器は、その抵抗特性が厳密な許容差を有することが多く、この許容差はアナログおよび入出力(I/O)回路にとって極めて重要である。これらの回路の安定性を提供するには、精密抵抗器は、抵抗値の変動が小さいことが必要であり、したがって、この抵抗器は許容される温度範囲外では作動しない。
集積回路内の別の電子部品はトランジスタである。トランジスタは、電流または電圧流を制御し、電子信号のスイッチまたはゲートとして機能する。1つの一般的な種類のトランジスタは、電界効果トランジスタ(FET)である。デジタル相補型金属酸化膜半導体(CMOS)プロセスによるFETは、一般に、その特性の許容差(例えば、約30〜40%以下のIeff(実効電流値)の変動、数千ppm/℃の遅延効果温度係数)が、精密抵抗器(例えば、約5〜15%以下の抵抗率、数百ppm/℃の抵抗温度係数)よりも緩い。
図1は、集積精密抵抗器の等価回路の例を示す。精密抵抗器回路100は、2つの抵抗器R1102およびR2104と、3つのコンデンサC1106、C2108およびC3110とを含む。精密抵抗器回路100に含まれるような従来の精密抵抗器は、好ましくない特性を有することが多い。これらの特性は、広い面積寸法(抵抗器がチップの広い面積を占めることを意味する)および大きな容量を含み、どちらも非常に高い抵抗値、大量の抵抗器、または高周波応答を必要とする回路に対する精密抵抗器の有用性を制限するものである。さらに、精密抵抗器は、FETに必要なマスク・ステップ以上の追加のマスク・ステップが必要になり、オン・チップ抵抗器を必要とする用途の複雑さやコストを増大させる。これに対して、FETは、極めて小型であるという利点を有し、したがって、高周波動作に対して非常に良好な特性を有する。しかしながら、プロセス技術に起因するFET動作のばらつきによって、通常、FETは精密アナログ用途には適さない。
例示的な実施形態は、縮小された面積および改善された高周波性能を有する精密集積抵抗器を形成する、集積位相ロック・ループ回路内のループ・フィルタにおける電界効果トランジスタをアクティブにバイアスするための方法およびシステムを提供する。集積位相ロック・ループ回路のループ・フィルタは、基準精密抵抗器と、第1の電界効果トランジスタと、第2の電界効果トランジスタとを含み、第1の電界効果トランジスタのゲートは、第2の電界効果トランジスタのゲートに結合され、フィルタ・コンデンサは、第1の電界効果トランジスタに接続され、コンデンサ電圧を発生させる。コンデンサ電圧は、第1の電界効果トランジスタのソース、第2の電界効果トランジスタのソース、および仮想グラウンドとして機能する基準精密抵抗器の底部に印加される。フィルタ・コンデンサによって生成されるコンデンサ電圧は、第2の電界効果トランジスタが集積精密抵抗器の特性を含むように、第2の電界効果トランジスタのバイアス点を設定する。さらに、第2の電界効果トランジスタによって生成される所定の電圧は、第1の電界効果トランジスタのゲートに印加され、第1の電界効果トランジスタが集積精密抵抗器の特性を含むように、第1の電界効果トランジスタのバイアス点を設定する。
本発明の特徴と考えられる新しい特徴は、添付の特許請求の範囲に記載される。しかしながら、以下の添付図面とともに読めば、例示的な実施形態についての以下の詳細な説明を参照することによって、本発明自体、ならびに使用の好ましい形態、さらにその目的および利点は最もよく理解されるであろう。
周知の集積精密抵抗器の等価回路を示す図である。 図2Aおよび図2Bは、電界効果トランジスタの3極管特性を示すグラフである。 周知の精密電界効果トランジスタの抵抗器回路を示す図である。 周知の位相ロック・ループ回路を示す図である。 例示的な実施形態による位相ロック・ループ回路内の精密抵抗器を有するループ・フィルタを示す図である。 例示的な実施形態による位相ロック・ループ回路内の精密抵抗器およびカスコードを有するループ・フィルタを示す図である。
例示的な実施形態は、CMOSプロセスによる電界効果トランジスタ(FETs)をバイアスすることによって精密集積抵抗器を作製する方法およびシステムを提供する。例示的な実施形態は、使用可能な抵抗器技術を有しないか、あるいはコスト削減のために抵抗器プロセスを削除した回路設計で使用することもできる。例示的な実施形態は、集積位相ロック・ループ回路のマスタ電界効果トランジスタをアクティブにバイアスすることで、電界効果トランジスタは精密抵抗器と同じ特性を有することが可能になる。バイアスとは、所定の電圧を回路に印加して適切な直流(DC:direct current)動作点を設定するプロセスである。次いで、マスタ・電界効果トランジスタのバイアスを使用して、マスタ電界効果トランジスタと整合する他の1つ以上のスレーブ電界効果トランジスタを制御してもよい。スレーブ電界効果トランジスタは、マスタ電界効果トランジスタと同じゲート長およびチャネル幅を有してもよく、あるいは、スレーブ電界効果トランジスタがある比率で関係してもよい。例示的な実施形態の場合、マスタおよびスレーブ電界効果トランジスタは、ともに回路内の基準集積精密抵抗器と同じ直流および熱特性を有するが、マスタおよびスレーブ電界効果トランジスタは、縮小された面積および改善された高周波性能を有する。
特に、例示的な実施形態は、ループ・フィルタ内に精密FET抵抗器を含む位相ロック・ループ回路を提供する。抵抗器技術を有する従来のループ・フィルタでは、抵抗器の寄生容量が、位相ロック・ループ回路の性能を大幅に変化させる可能性がある。従来のループ・フィルタにおける抵抗器技術は、回路のジッタ、ミストラッキング、または不安定性を増大させることになる可能性がある。抵抗器技術を有しない従来のループ・フィルタでは、ループ・フィルタ設計は、閉ループ応答でゼロとなる他の何らかの手段を含む必要がある。応答がゼロは、閉ループ応答でオーバ・シュートまたはピークを有しないことによる結果として安定動作を保証する。このような要件は、設計を複雑にする可能性があり、他のプロセス感度を高くすることもある。例示的な実施形態の位相ロック・ループ回路内のループ・フィルタは、ループ・フィルタのマスタFETをバイアスして精密FET抵抗器として動作させることによってこのような問題を解決する。次いで、精密FET抵抗器を使用して、スレーブFETのDC動作またはバイアス点を任意電圧Vcapを有するフィルタ・コンデンサと直列に設定する。任意電圧Vcapは、高入力インピーダンス、高利得、および低出力インピーダンスのオペアンプでバッファされて、任意電圧Vcapと同じ電位を実質的に有する電圧Vbufを生成する。オペアンプは、低出力インピーダンスおよび低入力オフセット電圧を有するため、ノードVbufは、精密FET抵抗器の仮想グラウンドとして機能する。精密FET抵抗器とスレーブFETのゲート対ソース電圧Vgsは、実質的に同じである。
抵抗器の抵抗は、その抵抗器の大きさに依存してもよい。位相ロック・ループ回路内のループ・フィルタに使用するための精密FET抵抗器を作製することによって、広い面積寸法を有する、あるいは広いチップ面積を占める従来の抵抗器とは異なり、チップ上の狭い面積で高精度を達成することができる。さらに、容量がオン・チップ抵抗器を使用する上の制約の1つであるため、集積抵抗器を使用する代わりにループ・フィルタの精密FET抵抗器を使用することによって、低容量を達成することもできる。ループ・フィルタの精密FET抵抗器によって、抵抗率および温度の許容差を緩めることもできる。従来の集積抵抗器の抵抗率および温度の大きな変動が、集積回路設計の成功を左右する可能性があるため、このような緩い許容差は有利である。さらに、例示的な実施形態のループ・フィルタは、ループ・フィルタが電界効果トランジスタを使用して抵抗器を作製する点から、抵抗器を1つも有しないCMOSプロセスで使用することもできる。
ここで、図面を参照して、図2Aおよび図2Bは、電界効果トランジスタの周知の3極管特性を示すグラフである。特に、図2Aおよび図2Bは、「線形」または3極管動作領域における電界効果トランジスタの動作を示す。3極管動作領域202でトランジスタを動作させる場合、トランジスタは抵抗器の特性を示すことがよく知られている。3極管動作領域202は、ドレイン対ソース電圧(Vds)の値が、ゲート電圧(Vgs)の値からトランジスタのしきい電圧(Vt)(図示せず)を引いた値よりも小さい、すなわち、Vds<Vgs−Vtである領域である。Vtは、電界効果トランジスタがオンし始める電圧を表す。グラフの縦軸は、トランジスタに供給されるドレイン電流(Id)204を表し、グラフの横軸は、トランジスタのドレイン対ソース電圧(Vds)206を表す。トランジスタが3極管領域202で動作する場合、各ゲート電圧(Vgs1208、Vgs2210、Vgs3212、ただし、Vgs3>Vgs2>Vgs1)は、トランジスタに供給される電流(Id204)と線形関係を有する。
図2Bは、トランジスタが図2Aの3極管領域202で動作する場合の、ドレイン電流(Id204)とゲート電圧(Vgs1208、Vgs2210、Vgs3212)との線形関係を示す。トランジスタは3極管領域で動作しているので、トランジスタは抵抗器の特性を示す。得られるトランジスタの抵抗は、特に、ドレイン対ソース電圧Vdsが低い場合(Vds<<Vgs−Vt)、ゲート電圧(Vgs1208、Vgs2210、Vgs3212)の値を変更することによって変化させることもできる。
図3は、周知の精密FET抵抗器回路の図である。図3では、マスタ電界効果トランジスタが、精密集積抵抗器と同じ特性を有するようにバイアスされることが示される。さらに、バイアスは、マスタ電界効果トランジスタと整合する他の1つ以上のスレーブ電界効果トランジスタを制御するのにも使用される。周知の精密FET抵抗器回路の例は、1989年9月19日に発行された「精密抵抗器素子を有するCMOS集積回路(CMOS Integrated Circuit Having Precision Resistor Elements)」と題される米国特許第4,868,482号に記載されている。
回路300は、基準電流Ix302を外部抵抗器Rext304に供給して基準電圧Va306を発生させる電流源を含む。個別電流源Ix308は、基準電流Ix302と整合し、トランジスタQr310のドレインに電流を供給する。トランジスタQr310は、ドレインにおいて電圧Vb312を発生させる。高利得オペアンプ(opamp)314を使用してQr310のゲートに負のフィードバックを供給することによって、基準電圧Va306は電圧Vb312と等しくなり、トランジスタQr310の実効ドレイン対ソース抵抗は、外部抵抗器Rext304の値と等しくなる。
回路300は、複数のトランジスタQ1316〜Qn318も含む。複数のトランジスタQ1316〜Qn318は、トランジスタQr310のゲートに接続されるゲートを有するので、複数のトランジスタQ1316〜Qn318は、オペアンプ(opamp)314によって駆動される。トランジスタQ1316〜Qn318のゲート長およびチャネル幅は、トランジスタQr310のゲート長およびチャネル幅と同じでもよく、あるいは、トランジスタQ1316〜Qn318のゲート長およびチャネル幅は、トランジスタQr310のゲート長およびチャネル幅とある比率で関係があってもよい。その結果、トランジスタQ1316〜Qn318の抵抗値は正確に制御されて、トランジスタQr310の抵抗値と等しくなるか、あるいは何らかの整数倍または整数比となる。したがって、トランジスタQr310とトランジスタQ1316〜Qn318は、ともに精密集積抵抗器と同じ特性を有することもできる。
図4は、周知の位相ロック・ループ(PLL:phase lock loop)回路の図である。位相ロック・ループ(PLL)は、入力または「基準」信号の周波数に固定される信号を生成する回路である。この回路は、発振器によって生成される出力信号を基準信号と比較し、出力信号の位相が基準信号の位相と同期または一致するまで出力信号の周波数を自動的に上げたり下げたりする。位相ロック・ループは、信号復調、周波数合成、および信号回復を含む様々な同期目的に使用される。この例示的な例では、従来の位相ロック・ループ回路400は、位相周波数検出器(PFD:phase frequency detector)402、電荷ポンプ404、ループ・フィルタ406、および電圧制御発振器(VCO:voltage controlled oscillator)408を含むアナログ位相ロック・ループである。
位相周波数検出器(PFD)402は、(位相ロック・ループ回路400で生成され、位相周波数検出器(PFD)402にフィードバックされる)フィードバック出力信号410と(refclk413からの)基準信号412の位相がずれているかどうかを判断する。フィードバック出力信号と基準信号との間の周波数差が大き過ぎる場合は、フィードバック出力信号の周波数は、基準信号の周波数に固定することができない。その結果、位相周波数検出器(PFD)402は、修正制御信号416を出力して発振器を制御し、フィードバック出力信号の周波数をクロック信号と同期させるように調整することによって、フィードバック出力信号と基準信号との間の位相をゼロにする。その後、フィードバック出力信号の周波数は、基準信号の周波数に固定することができる。
電荷ポンプ404は、電流基準回路(IREF414)からの入力電圧信号を使用して電流を発生させる。この電圧信号は、基準信号412とフィードバック出力信号410との間の位相および周波数関係に基づいて調整される。フィードバック出力信号410が基準信号412に対して遅れている場合、例えば、位相周波数検出器(PFD)402は、電荷ポンプ404に指示して電圧制御発振器408を速くするようにIREF414の電圧信号を変化させる。これに対して、フィードバック出力信号410が基準信号412に対して進んでいる場合、位相周波数検出器(PFD)402は、電荷ポンプ404に指示して電圧制御発振器408を遅くするようにIREF414の電圧信号を変化させる。
電圧制御発振器408は、電荷ポンプ404からの制御電圧に応答してその周波数を変化させる。電圧制御発振器408は、位相ロック・ループ回路400の出力信号を発生させる。出力信号は、位相周波数検出器(PFD)402内にフィードバックする。位相周波数検出器(PFD)402、電荷ポンプ404、ループ・フィルタ406、および電圧制御発振器(VCO)408は協働して、フィードバック出力信号410が位相ロック・ループ回路400に入力される基準信号412と最終的に同期できるようにする。
ループ・フィルタ406には、位相周波数検出器(PFD)402から制御信号が供給される。制御信号は、位相周波数検出器(PFD)402がフィードバック出力信号410の周波数を基準クロック信号412と比較する際に、ループ・フィルタ406に供給される。一般に、ループ・フィルタ406は、フィルタ・コンデンサ418に接続されるローパス・フィルタである。ローパス・フィルタは、電荷ポンプ404からの突発的な制御入力を取り除くように配置される。したがって、ループ・フィルタ406は、位相周波数検出器(PFD)402から制御信号を受信し、平滑化または平均化された制御信号416を電圧制御発振器408に供給する。
従来の位相ロック・ループ回路であるこの例では、電荷ポンプ404、ループ・フィルタ406、電流基準回路IREF414、およびフィルタ・コンデンサ418が円で囲まれている。CMOSプロセスが使用可能な抵抗器技術を有する場合、図示されるようにループ・フィルタ406を実施することができる。しかしながら、従来の位相ロック・ループ回路の場合、抵抗器の寄生容量によって位相ロック・ループの性能が大幅に変化することがあり、ジッタ、ミストラッキングまたは不安定性が増大することになる可能性がある。CMOSプロセスが適切な抵抗器技術を有しない場合は、位相ロック・ループ回路設計は、フィードバック出力信号と基準信号との間がゼロとなる他の何らかの手段(例えば、フィードフォワード)を含む必要があり、これによって複雑さが増大するとともに、他のプロセス感度が高くなることもある。
図5は、例示的な実施形態による精密抵抗器を有する例としての位相ロック・ループ(PLL)用ループ・フィルタの図である。PLL用ループ・フィルタ500は、電界効果トランジスタが精密抵抗器として動作して位相ロック・ループ回路の高い基準抵抗値にも整合するような適切な抵抗を可能にする方法を示す。PLL用ループ・フィルタ500を使用することによって、位相ロック・ループ回路設計の狭い面積で高い抵抗値を達成することができると同時に、良好な周波数の精密さおよび正確さを可能にする望ましい特徴が得られる。PLL用ループ・フィルタ500は、図4の従来のループ・フィルタ406の代わりに使用される。
PLL用ループ・フィルタ500のバイアス・ネットワークでは、抵抗器R502は、基準精密抵抗器である。基準精密抵抗器R502は,nビット506によって制御されるマルチプレクサ(MUX)504を使用して調整されてもよい。電流源は、基準電流Ix508を基準精密抵抗器R502に供給して基準電圧Va510を発生させる。内部基準精密抵抗器R502は、PLL用ループ・フィルタ500内に示されているが、代替の実施形態では、外部基準精密抵抗器を使用して基準電圧Va510を提供してもよい。
個別電流源Ix512は、基準電流Ix508と整合し、n型電界効果トランジスタ(NFET:n−type field effect transistor)Qr514に電流を供給する。NFETQr514は、ドレインにおいて電圧Vb516を発生させる。
高利得オペアンプ(opamp)518を使用してNFETQr514のゲートに負のフィードバックを供給することによって、基準電圧Va510は電圧Vb516と等しくなり、NFETQr514の実効ドレイン対ソース抵抗(Rds)は、マルチプレクサ504によって選択される基準抵抗R502の値と等しくなる。
抵抗器の抵抗は、抵抗器のチャネル長Lおよび抵抗器のチャネル幅に比例する。一例としての実施形態では、NFETQr514のチャネル長に対するチャネル幅の比率(W/L)は、Wr/Lrである。NFETQf520などの追加のトランジスタは、スレーブ・デバイスとしてマスタ精密NFET抵抗器Qr514に接続されてもよい。NFETQf520は、Wf/Lfのチャネル長に対するチャネル幅の比率を有するが、ここで、Wf/Lf=(Wr/Lr)/Nであり、Nは、正の実数である。この例では、NFETQf520の実効ドレイン対ソース抵抗(Rds)は、精密抵抗器NFETQr514の値のN倍である。精密抵抗器として動作させるためには、NFETQf520のドレインは3極管領域に留まる必要があるので、NFETQf520のドレインはデバイスの適切な電圧領域に限定される。同様に、精密抵抗器Qr514にスレーブ・デバイスとして接続されるどの追加のNFETのドレインも、デバイスを3極管領域外に移動させることになる電圧を超えてはならない。
したがって、PLL用ループ・フィルタ500は、NFETQr514の抵抗が、基準抵抗器R502と等しくなるか、あるいはその何らかの倍数になることができるように、NFETQr514をバイアスする動作をすることで、NFETQr514は、PLL用ループ・フィルタ500内で精密抵抗器として動作することができる。温度によって抵抗が増加するなどの抵抗器R502の特性のどんな変化でも、基準電圧Va510はそれに応じて変化する。したがって、PLLループ回路500は、電圧Vb516にその変化を基準電圧Va510まで追跡させる。
さらに、精密抵抗器NFETQr514を使用して、NFETQf520のDC動作またはバイアス点を、NFETQf520がフィルタ・コンデンサ522と直列になるように設定する。フィルタ・コンデンサ522を使用して、高入力、高利得および低出力インピーダンス・オペアンプ(opamp)526に任意電圧Vcap524を供給する。フィルタ・コンデンサ522は、図4のフィルタ・コンデンサ418と同じである。
NFETQr514とNFETQf520のドレイン対ソース・インピーダンスが等しくなるためには、双方のゲート対ソース電圧(Vgs)が等しい必要がある。双方のゲートは既に結合されているため、双方のソースは、ゲート対ソース電圧が等しくなるように同じ電位である必要がある。コンデンサ電圧Vcap524は、PLL動作の間、電源レール間で実質的にどんなDC値であってもよいので、opamp526を使用して、Vcap524を妨害または変化させることなく電圧Vcap524を複製する。フィルタ・コンデンサ522からの電圧Vcap524は、高入力、高利得および低出力インピーダンス・オペアンプ518でバッファされ、電圧Vbuf528を生成する。電圧Vbuf528は、電圧Vcap524と実質的に同じ電位を有する。
したがって、Vbuf528は、Vcap524と等しく、NFETQr514のゲート対ソース電圧は、NFETQf520のゲート対ソース電圧と等しいので、NFETQr514とNFETQf520のドレイン対ソース・インピーダンスを等しくすることができる。(opamp518によって得られる)基準精密抵抗器R502と同じ抵抗を有するために、NFETQr514のドレイン対ソース電圧(Vb516−Vbuf528)は、基準精密抵抗器R502間の電圧(Va510−Vbuf528)を追跡してこれと等しくなる必要があるため、Vbuf528は、基準精密抵抗器R502の底部にも印加される。このように、コンデンサ電圧Vcap524を使用してQr514、NFETQf520および仮想グラウンドとして機能する基準精密抵抗器R502をバイアスする。
図6は、例示的な実施形態による精密抵抗器およびカスコードを有する位相ロック・ループ・フィルタの図である。特に、図6は、精密FET抵抗器を3極管動作領域外に移動させることなしに大きな信号振幅を許容することができるようにカスコードする方法を示す。言い換えれば、広い範囲のドレイン対ソース電圧(Vds)が回路に望まれる場合、ループ・フィルタの電界効果トランジスタを縦に積み重ねて(カスコードして)、ドレイン電流(Id)がVdsに対して線形となる範囲を広げてもよい(したがって、3極管領域を広げてもよい)。
回路600は、基準電流Ix2602を基準抵抗器R2604に供給して基準電圧Va2606を発生させる電流源を含む。基準抵抗器R2604は、この例ではオン・チップであるように示されるが、代わりに、基準抵抗器R2604はオフ・チップであっても、あるいは図5のマルチプレクサ504のようなマルチプレクサ構造が使用されてもよい。電流源Ix2608は、基準電流Ix2602と整合し、NFETQr2610に電流を供給する。NFETQr2610は、ドレインにおいて電圧Vb2612を発生させる。高利得オペアンプ614は、NFETQr2610に負のフィードバックを供給することによって、基準電圧Va2606は電圧Vb2612と等しくなり、NFETQr2610の実効ドレイン対ソース抵抗は、抵抗器R2604の値と等しくなる。
同様に、基準電流Ix1616は、基準抵抗器R1618に供給され、基準電圧Va1620を発生させる。電流源Ix1622は、基準電流Ix1616と整合し、NFETQr1624に電流を供給する。NFETQr1624は、ドレインにおいて電圧Vb1626を発生させる。高利得オペアンプ628は、NFETQr1624に負のフィードバックを供給することによって、基準電圧Va1620は電圧Vb1626と等しくなり、NFETQr1624の実効ドレイン対ソース抵抗は、抵抗器R1618の値と等しくなる。
NFETQr2610を使用して、NFETQf2630のDC動作点を設定する。同様に、NFETQr1624を使用して、NFETQf1632のDC動作点を設定する。NFETQf1632は、高入力、高利得、低出力インピーダンス・オペアンプ634に電圧を供給して電圧Vbuf636を生成する。オペアンプ634は低出力インピーダンスを有するので、Vbuf636は精密抵抗器NFETQr2610の仮想グラウンドとして機能する。したがって、NFETQr2610とNFETQf2630のゲート対ソース電圧(Vgs)は、実質的に同じである。
NFETQf1632は、狭い範囲の電圧1について3極管領域にあり、NFETQf2630は、狭い範囲の電圧2について3極管領域にあるため、NFETQf2630とNFETQf1632とのカスコードによって、Vdsの範囲が拡大する。カスコードされたNFETQf2630およびNFETQf1632の場合、カスコード段はV3=V1+V2について3極管領域に留まるため、V1またはV2そのままよりも広い電圧範囲V3を達成することができる(V3=V1+V2)。
前述の回路は、集積回路チップの設計の一部である。チップの設計図は、図形処理用コンピュータ・プログラミング言語で作製され、(ディスク、テープ、物理ハード・ドライブ、またはストレージ・アクセス・ネットワークなどにおける仮想ハード・ドライブなどの)コンピュータ記憶媒体に記憶される。設計者がチップまたはチップの製造に使用されるフォトリソグラフィ用マスクを製造しない場合、得られた設計図を物理的手段によって(例えば、設計図を記憶する記憶媒体のコピーを提供することによって)、または電子的に(例えば、インターネットを経由して)このような実体に直接的または間接的に送信する。次いで、記憶された設計図は、一般に、ウェハ上に形成されることになる当該チップ設計図の複数のコピーを含むフォトリソグラフィ用マスクの製造のために適切なフォーマット(例えば、GDSII)に変換される。フォトリソグラフィ用マスクを使用して、エッチングあるいは別の方法で処理されるウェハ(またはウェハ上の層あるいはその両方)のエリアを画定する。
本発明の記載は、例示および説明を目的として提示されており、網羅的であること、または開示される形態の発明に限定されることを意図しない。多くの修正および変形が当業者には明らかであろう。実施形態は、本発明の原理および実際の応用を最もよく説明し、当業者が、想定される特定の使用に適した様々な修正を有する様々な実施形態について本発明を理解できるように、選択され説明された。

Claims (5)

  1. 位相ロック・ループ回路内のループ・フィルタであって、
    第1の電流源からの電流を受けて基準電圧を発生させる基準精密抵抗器と、
    第1の電界効果トランジスタおよび第2の電界効果トランジスタであって、前記第1の電界効果トランジスタのゲートが、前記第2の電界効果トランジスタのゲートに結合されている、第1の電界効果トランジスタおよび第2の電界効果トランジスタと、
    前記第1の電界効果トランジスタのソースに接続され、コンデンサ電圧を発生させるフィルタ・コンデンサと、
    前記第2の電界効果トランジスタのドレインに電流を供給してドレイン電圧を発生させる第2の電流源と、
    前記基準電圧を受け取り、前記第2の電界効果トランジスタの前記ドレイン電圧が前記基準電圧と実質的に等しくなるように、前記第2の電界効果トランジスタのゲートに負のフィードバックを供給するオペアンプと、を含み、
    前記コンデンサ電圧が、前記第1の電界効果トランジスタのソース、前記第2の電界効果トランジスタのソース、および前記基準精密抵抗器の一端に印加され、前記第2の電界効果トランジスタのドレイン対ソース抵抗が、前記基準精密抵抗器の抵抗と実質的に等しくなるように、前記第2の電界効果トランジスタのバイアス点を設定し
    前記第2の電界効果トランジスタのゲート電圧が、前記第1の電界効果トランジスタの前記ゲートに印加されて、前記第1の電界効果トランジスタのドレイン対ソース抵抗が、前記基準精密抵抗器の抵抗と実質的に等しくなるか、またはその倍数となるように、前記第1の電界効果トランジスタのバイアス点を設定する、ループ・フィルタ。
  2. 出力が前記第2の電界効果トランジスタのソースおよび前記基準精密抵抗器の前記一端に接続する第2のオペアンプをさらに含み、
    前記フィルタ・コンデンサが、前記第2のオペアンプに前記コンデンサ電圧を供給してバッファ電圧(Vbuf)を発生させ、前記バッファ電圧が、前記コンデンサ電圧と実質的に同じ電位を有し、
    前記第2のオペアンプが、前記コンデンサ電圧を受け取り、前記第1の電界効果トランジスタの前記ゲート対ソース電圧が、前記第2の電界効果トランジスタの前記ゲート対ソース電圧と実質的に等しくなるように、前記第2の電界効果トランジスタの前記ソースに負のフィードバックとして前記バッファ電圧を供給する、請求項1に記載のループ・フィルタ。
  3. 前記基準精密抵抗器が、nビットによって制御されるマルチプレクサによって調整される、請求項1または2に記載のループ・フィルタ。
  4. 前記第1の電界効果トランジスタが、前記第2の電界効果トランジスタと同じチャネル長、同じチャネル幅、その倍数のチャネル長、またはその倍数のチャネル幅を有する、請求項1〜のいずれか1項に記載のループ・フィルタ。
  5. 位相ロック・ループ回路であって、
    基準信号と前記位相ロック・ループ回路によって生成されるフィードバック出力信号との間の位相関係を判断する位相周波数検出器と、
    前記位相周波数検出器に接続され、前記基準信号と前記フィードバック出力信号との間の前記位相関係に基づいて電流を発生させる電荷ポンプと、
    前記電荷ポンプによって供給される前記電流から、平均制御信号を発生させるループ・フィルタと、
    前記ループ・フィルタから前記平均制御信号を受信すると、前記位相ロック・ループ回路に対して出力信号を発生させる電圧制御発振器と、を含み、
    前記ループ・フィルタが、
    第1の電流源からの電流を受けて基準電圧を発生させる基準精密抵抗器と、
    第1の電界効果トランジスタおよび第2の電界効果トランジスタであって、前記第1の電界効果トランジスタのゲートが、前記第2の電界効果トランジスタのゲートに結合されている、第1の電界効果トランジスタおよび第2の電界効果トランジスタと、
    前記第1の電界効果トランジスタのソースに接続され、コンデンサ電圧を発生させるフィルタ・コンデンサと、
    前記第2の電界効果トランジスタのドレインに電流を供給してドレイン電圧を発生させる第2の電流源と、
    前記基準電圧を受け取り、前記第2の電界効果トランジスタの前記ドレイン電圧が前記基準電圧と実質的に等しくなるように、前記第2の電界効果トランジスタのゲートに負のフィードバックを供給するオペアンプと、を含み、
    前記コンデンサ電圧が、前記第1の電界効果トランジスタのソース、前記第2の電界効果トランジスタのソース、および前記基準精密抵抗器の一端に印加され、前記第2の電界効果トランジスタのドレイン対ソース抵抗が、前記基準精密抵抗器の抵抗と実質的に等しくなるように、前記第2の電界効果トランジスタのバイアス点を設定し
    前記第2の電界効果トランジスタのゲート電圧が、前記第1の電界効果トランジスタの前記ゲートに印加されて、前記第1の電界効果トランジスタのドレイン対ソース抵抗が、前記基準精密抵抗器の抵抗と実質的に等しくなるか、またはその倍数となるように、前記第1の電界効果トランジスタのバイアス点を設定する、位相ロック・ループ回路。
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