JP5383275B2 - 体液処理用品およびこれを含む着用物品 - Google Patents

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Description

この発明は、体液処理用品およびこれを含む着用物品に関し、さらに詳しくは体液処理用品を有する使い捨てのおむつ、***トレーニングパンツ、失禁ブリーフ等に関する。
従来、袋状の吸収体物品に開口を形成し、開口に向かって尿が***されるものとして、例えば、特開2005−323797号公報(特許文献1)が公知である。開口と袋状の吸収体物品の底部との間には尿を分散させるガイドシートを形成し、ガイドシート側縁を吸収体で覆うことによって尿を吸収するようにしている。ガイドシートと開口との間にはスキンコンタクトシートを形成し、***された尿が着用者に接触するのを予防している。
特開2005−323797号公報(JP 2005−323797 A)
吸収体物品内に吸収された尿は、例えば体圧が作用すると吸収体から尿が滲出する。吸収体から尿が滲出した状体で、着用者が寝返りを打ったり四つん這いになったりすると、尿が袋状の吸収体物品の内部を移動して、開口から漏れ出てしまう可能性がある。
この発明では、特に体圧が作用したり、体勢が変化したりした場合でも、体液が漏れ出ることがない体液処理用品と、これを含む着用物品とを提供することを課題とする。
この発明は第1の発明と第2の発明を含む。
第1の発明は、体液が流入する開口部を有し、流入した体液を収容する収容体を含む体液処理用品の改良に関わる。
この第1の発明は、前記体液処理用品において、前記開口部から前記収容体外部への体液の流出に対する逆流防止手段を含み、前記逆流防止手段は、前記開口部に対応する位置関係を有し前記収容体内部側から前記開口部の周縁に接離可能な弁体と、前記弁体が前記収容体内部に脱落するのを防止する支持体とを含み、前記開口部の周縁と前記支持体との間には、前記弁体が前記体液処理用品の厚さ方向に移動可能なスペースが画成され、前記弁体と前記開口部の周縁との離間によって、前記体液が前記収容体内部へと流入可能であり、前記弁体は、不透液性を有するとともに、前記開口部の面積よりも広い面積を有し、前記支持体は、透液性を有する繊維不織布を含むことを特徴とする。
第1の発明の好ましい実施態様のひとつとして、前記開口部および前記逆流防止手段は、複数形成される。
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記開口部の周縁には、保形部材がさらに形成され、前記保形部材は、前記収容体の内部側または外部側の少なくともいずれか一方に形成される。
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記スペースは、前記開口部の周縁と前記支持体との間に位置するスペーサによって画成され、前記スペーサの周壁と、前記支持体と、前記開口部の周縁とにより、前記弁体の縦方向および横方向の移動が規制される
第2の発明は、縦方向および横方向と、身体側およびその反対側と、前記縦方向に連なる前ウエスト域、後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域とを有するシャーシを含む着用物品の改良に関わる。
この第2の発明は、少なくとも前記クロッチ域に位置する前記体液処理用品を含み、前記体液処理用品の開口部が、前記身体側に開口することを特徴とする。
第2の発明の好ましい実施態様のひとつとして、前記シャーシは、前記クロッチ域に形成されたシャーシ開口を含み、該シャーシ開口が前記体液処理用品の開口部に位置し、前記収容体が前記シャーシの前記反対側に位置する。
好ましい他の実施態様のひとつとして、少なくとも前記クロッチ域には、体液を吸収可能な吸液構造体を含み、前記吸液構造体は、身体側およびその反対側と、これを厚さ方向に貫通する吸液開口とを含み、該吸液開口が前記体液処理用品の開口部に位置し、前記収容体が前記吸液構造体の前記反対側に位置する。
第1の発明の体液処理用品において、収容体の開口部に収容体外部から内部への体液の流入が可能であるとともに、収容体内部から外部への体液の逆流を防止する逆流防止手段を形成することとしたので、体液処理用品から体液が漏れるのを抑制することができる。体液処理用品として、開口部に水密に接触可能な弁体を含むこととし、弁体と開口部の周縁とが接触したときには、収容体内部からの体液の漏れを抑制することができる。
第2の発明の着用物品において、少なくともクロッチ域に体液処理用品を位置させ、収容体の開口部が、身体側に開口することとしたので、例えばおむつなどの着用物品を用いた場合には、***された尿を体液処理用品で保持することができる。したがって、着用物品からの尿等の漏れを抑制することができる。
実施例1の体液処理用品の平面概要図。 図1のII−II線断面概要図。 体液処理用品の説明図。 体液処理用品の説明図。 おむつの斜視図。 おむつの展開平面図。 図6のVII−VII線断面図。 実施例2の体液処理用品の部分概要図。 図8のIX−IX線断面概要図。 実施例3の体液処理用品の部分概要図。 図10のXI−XI線断面概要図。
図1〜4は、この発明の体液処理用品の一例を示したものであり、図1は、体液処理用品1の平面図、図2は図1のII−II線断面の概要図、図3は体液処理用品1の部分斜視図、図4は体液処理用品1の説明図である。図1および3では、説明のため、その一部を破断している。図示したように、体液処理用品1は、縦方向Yおよび横方向Xを有し、複数の開口部11を有する不透液性の収容体10と、開口部11に対応する位置に形成された逆流防止手段20とを含む。
収容体10は、身体側に位置する第1シート12と、身体側とは反対側である着衣側に位置する第2シート13とを含み、これら第1および第2シート12,13がその周囲で接合され、袋状に形成されている。第1シート12には、厚さ方向に貫通する開口部11が形成され、この開口部11から体液である尿が流入するようにされている。隣接する開口部11は、縦方向Yおよび横方向Xにおいて互いに重ならないように配置されている。第1および第2シート12,13としては、不透液性のシート、例えば、プラスチックフィルムと繊維不織布とのラミネート、極細繊維の比較的高密度を有するメルトブロー繊維不織布等の繊維不織布を用いることができる。
逆流防止手段20は、開口部11に対応するとともに、第1シート12の収容体10内部側に位置し尿等の体液よりも比重が小さい平板状の弁体30と、弁体30が収容体10内部に脱落するのを防止するシート状の支持体40と、第1シート12と支持体40との間に介在するスペーサ50とを含む。
弁体30は、例えば、収容体10や支持体40よりも高剛性で、かつ、耐水性を有する繊維パネル、発泡プラスチック、紙質材料からなる不透液性シートを用いることができ、第1シート12側に位置する弁体上面31と、第2シート13側に位置する弁体下面32とを有する。弁体30は、複数の開口部11に対応させて、複数形成されるとともに、開口部11の開口面積よりもその面積が広く、弁体上面31の周縁部が、開口部11の収容体10内部側の開口部周縁14に水密に接触可能とされている。この実施形態において、開口部11の直径を約6mm、弁体30の直径を約12.5mmとしている。ただし、この寸法に限定されるものではなく、開口部11の数や位置、体液処理用品1の大きさ等に応じて適宜変更可能である。
第1シート12と支持体40との間には、スペーサ50が配置されている。スペーサ50としては、例えば、繊維パネル、発泡プラスチック、紙質材料等、比較的保形性の高いものを用いることができる。スペーサ50は、ほぼ楕円形を有し、複数形成された開口部11のすべてを覆う面積を有し、長径方向を縦方向Yに一致させ、短径方向を横方向Xに一致させている。スペーサ50は、第1シート12側に位置するスペーサ上面51と、第2シート13側に位置するスペーサ下面52とを含み、スペーサ上面51が第1シート12に当接され、スペーサ下面52が支持体40に当接され、それぞれ接着剤等の接合手段によって接合されている。スペーサ50には、スペーサ上面51からスペーサ下面52へと貫通するスペーサ開口53が開口部11と対応させて形成され、スペーサ開口53には、弁体30がそれぞれ配置されている。支持体40として、例えば、透液性の繊維不織布を用いることができる。
第1シート12と支持体40との間には、スペーサ開口53によってスペース15が形成される。弁体30は、このスペース15においてスペーサ50の厚さ方向に移動可能に支持される。すなわち、スペーサ開口53の直径は、開口部11の直径よりも大きく、さらに、弁体30の直径よりも大きくされている。スペーサ50の厚さ寸法は、弁体30よりも大きくされている。具体的には、弁体30の厚さは、約0.5mmであり、スペーサ50の厚さ寸法は、約2mmである。
スペーサ下面52には、支持体40が接合されているので、弁体30が収容体10内部に脱落することがない。また、弁体30は、スペーサ50の周壁と、開口部周縁14と、支持体40とによって、その縦方向Yおよび横方向Xの移動が規制される。
このような体液処理用品1の開口部11に、尿などの体液が***されると、体液の重量で弁体30が支持体40側に向かって押し下げられ、弁体下面32が支持体40に接触し支持される。開口部周縁14と、弁体上面31とが離間し、体液が弁体30の周囲を通ってスペース15へと流入する。さらに体液は、支持体40を透過して、収容体10の内部へと流入する。収容体10は、不透液性であり、袋状であるので、体液は、収容体10内で保持される。
体液が収容体10内に保持された状態から、図4に示すように、収容体10がさかさまになったような場合では、体液が開口部11に向かって移動し、弁体30の弁体下面32は、支持体40を透過した体液に押圧されて、第1シート12側に移動する。弁体30は、弁体上面31が開口部周縁14に接触される。弁体30は、体液に押圧されているから、開口部周縁14との間で水密に接触可能であり、体液の収容体10外部への流出を防止することができる。
また、弁体30は、体液よりも比重が小さいので、体液に浮くことができる。収容体10が図2に示した状態で、尿などの体液が収容体10内に保持されている場合、弁体30は体液に浮くので、体液が開口部11から流出する前に、開口部11が弁体30で閉じられる。したがって、この場合でも体液が収容体10外部へ流出するのを防止することができる。
弁体30と第1シート12との間に、わずかな体液が残存していたような場合には、体液の表面張力によって、弁体上面31と第1シート12の開口部周縁14とがより水密に接触可能であって、収容体10内部の体液が流出するのを防止する効果を向上させることができる。
開口部11および逆流防止手段20を複数形成することとしたので、何らかの理由でいずれかの弁体30が厚さ方向に移動不能となったとしても、逆流防止手段20の領域の全面的な機能不全を回避することができる。また、必要に応じて複数の開口部11および逆流防止手段20を広範囲に形成することも可能となり、確実に体液を収容体10内部に収容することができる。
図5〜7は、上記のような体液処理用品1を含む着用物品の一例を示したものである。着用物品として、使い捨ておむつ2をその一例として説明する。
図5は、おむつ2の斜視図であり、図6は、図5の両側縁の接合を解いたときのおむつ2の平面図であり、図7は、図6のVII−VII線断面図である。図5および6において、説明のためその一部を破断し、各弾性部材をその収縮力に抗して伸長させ、おむつ2を平面状に保った状態を示している。おむつ2はシャーシ60と、吸液構造体70とを含む。シャーシ60は、縦方向Yに連なる前ウエスト域61、後ウエスト域62、これら前後ウエスト域61,62間に位置するクロッチ域63を含むとともに、横方向Xの寸法を二等分する縦仮想中心線P−Pと、縦方向Yの寸法を二等分する横仮想中心線Q−Qとを有している。
シャーシ60は、身体側を形成するライナ64と、その反対側である着衣側を形成するアウタ65とを含み、縦方向Yに延びるシャーシ両側縁66と、横方向Xに延びるシャーシ前後端縁67,68とを含む。シャーシ両側縁66は、クロッチ域63において縦仮想中心線P−Pに向かって湾曲されている。ライナ64およびアウタ65は液透過性の繊維不織布等、当技術分野の慣用素材を用いることができる。
シャーシ両側縁66に沿って、少なくともクロッチ域63においてレッグ弾性体82が伸長状態で収縮可能に取り付けられている。レッグ弾性体82は、ライナ64とアウタ65との間であって、少なくともいずれか一方に接合されている。
シャーシ前後端縁67,68に沿って、比較的幅広のウエスト弾性体81が横方向Xに伸長状態で収縮可能に取り付けられている。ウエスト弾性体81は、ライナ64のさらに身体側に接合されている。ウエスト弾性体81およびレッグ弾性体82として、伸縮性の繊維不織布を用いることができる。ただし、伸縮性繊維不織布に限られるものではなく、この種の物品の公知の弾性体を用いることができる。図5に示したように、シャーシ両側縁66は、前後ウエスト域61,62において互いに接合され、パンツ型のおむつ2が形成されている。
シャーシ60には、少なくともクロッチ域63において、ライナ64およびアウタ65を厚さ方向に貫通するシャーシ開口69が形成されている。この実施形態では、シャーシ開口69は、クロッチ域63から前後ウエスト域61,62へと延びるほぼ楕円形に形成されている。これらライナ64とアウタ65との間には、シャーシ開口69を塞ぐようにトップシート17が配置されている。トップシート17には、横仮想中心線Q−Qよりもシャーシ前端縁67側に、ほぼ楕円形のトップ開口18が形成されている。トップ開口18は、トップシート17をその厚さ方向に貫通し、シャーシ開口69の開口面積よりも小さい面積を有している。
アウタ65の着衣側には、シャーシ開口69を塞ぐように、すなわちトップシート17と重なるように吸液構造体70が形成されている。吸液構造体70は、身体側およびその反対側である着衣側と、吸液性芯材71と、この吸液性芯材71を覆う被覆シート72とを含み、横仮想中心線Q−Qよりもシャーシ前端縁67側であって、トップ開口18と重なるように吸液開口74が形成されている。吸液開口74は、吸液性芯材71をその厚さ方向に貫通している。吸液性芯材71はフラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物等、被覆シート72は液拡散性のティッシュペーパ等、それぞれ当技術分野の慣用素材を用いることができる。
吸液構造体70の着衣側には、体液処理用品1が取り付けられ、さらにその着衣側にはカバーシート73が取り付けられている。カバーシート73は、不透液性のフィルム等を用いることができる。また、カバーシート73のさらに着衣側に、繊維不織布を配置して肌触りを向上させることもできる。
吸液構造体70と、カバーシート73との間に配置された体液処理用品1は、その第1シート12が吸液構造体70側に位置し、第2シート13がカバーシート73側に位置されている。体液処理用品1の開口部11は、横仮想中心線Q−Qよりもシャーシ前端縁67側に位置され、吸液構造体70の吸液開口74およびトップ開口18を介して、身体側に露出されている。開口部11は、着用者の外性器に対応するように位置している。
上記のようなおむつ2では、着用者による排尿があった場合には、尿は開口部11から体液処理用品1の収容体10に収容される。体液処理用品1が図2の状態にあるときには、尿が弁体30の周囲を通って収容体10に収容され、着用者が横になったり、四つんばいになったりして図4の状態になったときには、弁体30と第1シート12の開口部周縁14とが水密に接触して、収容体10に収容された尿が着用者側に逆流するのを防止することができる。また、着用者が座ったりして体液処理用品1に体圧が作用した場合には、収容体10に収容された尿の水位が収容体10内で上昇するが、弁体30は、尿などの体液よりも比重を小さくしているので尿に浮くことができ、その結果、尿が収容体10から流出する前に弁体30の弁体上面21が第1シート12の開口部周縁14に接触する。したがって、この場合にも尿が身体側に逆流するのを防止することができる。体液処理用品1からの尿の逆流を防止することができるので、おむつ2からの尿漏れを抑制することができる。
たとえ、尿が体液処理用品1の開口部11から外れて***されたり、収容体10から漏れたりしても、開口部11の周囲には吸液構造体70が存在するので、漏れた尿を吸液構造体70で吸収することができる。したがって、より一層おむつ1からの尿漏れを抑制することができる。また、弁体30を保持するスペース15は、スペーサ50によって形成されるが、弁体をシート片状にすることによりスペーサ50の厚さ方向の寸法を小さくすることができ、着用者に対する違和感を少なくすることができる。
この実施形態で、おむつ2の吸液構造体70に吸液開口74を形成し、吸液開口74に体液処理用品1の開口部11を露出させる構成としているが、体液処理用品1全体を吸液構造体70の身体側に位置させるようにしてもよい。この場合には、シャーシ60と吸液構造体70との間に体液処理用品1を形成することができる。
シャーシ60にはシャーシ開口69を形成することとしているが、必ずしもシャーシ開口69を形成しなくてもよい。この場合には、少なくとも体液処理用品1の開口部11が位置する部分を液透過性にすることによって、シャーシ60の着衣側に位置する体液処理用品1に尿などの体液を透過させることができる。また、シャーシ60の身体側に体液処理用品1を形成するようにしてもよい。いずれにしても体液処理用品1の開口部11を介して尿などの体液が収容体10に収容されるようにできればよい。収容体10として、不透液性のものを用いているが、必ずしも不透液性のものに限定されるものではない。開口部11を介して流入した体液を収容することができるものであれば透液性のものであってもよいし、例えば吸液性芯材で体液を保持するような場合も含む。ただし、第1シート12として透液性のシートを用いた場合には、開口部周縁14と弁体30との水密な接触を可能とするために、少なくとも開口部周縁14は不透液性であることが必要である。例えば、第1シート12として透液性繊維不織布を用いた場合には、開口部周縁14に不透液性のフィルムを貼ることによって実現可能であり、また、疎水性繊維不織布に親水処理を施したものを第1シート12として用いた場合には、開口部周縁14にのみ親水処理を施さないことによっても実現可能である。
図8および9は、この発明の実施例2を示したものであり、図8は、体液処理用品1の部分平面図であって、説明のためにその一部を破断させたものであり、図9は、図8のIX−IX線断面図である。この実施例2では、体液処理用品1は、開口部11を第1シート12に直接形成するのではなく、開口部11を形成した保形部材90を別途備えることを特徴とする。この特徴以外の他の構成要素については、実施例1と同様であり、同様の構成要素については、詳細な説明を省略する。
収容部10を形成する第1シート12には、保形部材90を取り付けるための取付開口16を形成している。取付開口16の第2シート13側には、開口部11を形成した保形部材90が、接着剤等の接合手段を介して接合されている。保形部材90は、例えば、繊維パネル、発泡プラスチック、紙質材料等、比較的保形性の高いものを用いて形成することができ、第1シート12よりも高い剛性を有する。保形部材90は、第1シート12側に位置する保形上面91と、第2シート13側に位置する保形下面92とを含み、保形上面91が第1シート12の取付開口16の周縁に接合され、保形下面92がスペーサ50のスペーサ上面51に接合されている。
保形部材90に開口部11を形成し、これを第1シート12に形成することによって、第1シート12に直接開口部11を形成した場合に比べて、開口部11の形状を保持することができる。開口部11がゆがんだりしてその形状が崩れてしまった場合には、弁体30が開口部周縁14に密着し難く、それらの間に隙間ができてしまう可能性がある。隙間ができると、そこから尿などの体液が漏れる可能性があるが、開口部11の形状を保持することによって、弁体30がより確実に水密に接触し、体液の漏れを防止することができる。この実施例で、開口部周縁14は、保形部材90の保形下面91によって形成されている。
保形部材90に開口部11を形成し、これを第1シート12に接合すればよいので、第1シート12に直接開口部11を形成する場合に比べて、その形成が容易になる。すなわち、保形部材90は第1シート12よりも狭い面積を有し、かつ、剛性が高いので、その扱いが容易であり、開口部11の形成も容易にできる。また、保形部材90とスペーサ50とは別部材としているが、これらを同一の部材で形成するようにしてもよい。
保形部材90は、第1シート12の第2シート13側、すなわち、収容体10内部側に取り付けられているが、その反対側である収容体10外部側に取り付けられていてもよい。このような体液処理用品1は、実施例1のようにおむつ2のような着用物品に使用することができる。
図10および11は、この発明の実施例3を示したものであり、図10は体液処理用品1の平面図の一部を破断させたものであり、図11は図10のXI−XI線断面図である。この実施例3では、第1シート12には、開口部11を一つ形成したことを特徴とし、他の構成要素は実施例1と同様である。同様の構成要素については、その詳細な説明を省略する。
第1シート12には、一つの開口部11が形成されている。第1シート12と第2シート13との間には、弁体30が開口部周縁14に接離可能に形成されている。
開口部11を一箇所としているので、その形成が容易となり、開口部11に取り付けられる弁体30も一つでよいので、部品点数の削減が可能となる。この実施例3において、実施例2のように保形部材に開口部11を形成し、保形部材を第1シート12に取り付けるようにしてもよい。また、このような体液処理用品1は、実施例1のようなおむつ2に使用することができる。
1 体液処理用品
2 おむつ(着用物品)
10 収容体
11 開口部
14 開口部周縁
15 スペース
20 逆流防止手段
30 弁体
40 支持体
50 スペーサ
60 シャーシ
61 前ウエスト域
62 後ウエスト域
63 クロッチ域
69 シャーシ開口
70 吸液構造体
74 吸液開口
90 保形部材

Claims (10)

  1. 体液が流入する開口部を有し、流入した体液を収容する収容体を含む体液処理用品において、
    前記開口部から前記収容体外部へと流出する体液に対する逆流防止手段を含み、
    前記逆流防止手段は、前記開口部に対応する位置関係を有し前記収容体内部側から前記開口部の周縁に接離可能な弁体と、前記弁体が前記収容体内部に脱落するのを防止する支持体とを含み、前記開口部の周縁と前記支持体との間には、前記弁体が前記体液処理用品の厚さ方向に移動可能なスペースが画成され、前記弁体と前記開口部の周縁との離間によって、前記体液が前記収容体内部へと流入可能であり、
    前記弁体は、不透液性を有するとともに、前記開口部の面積よりも広い面積を有し、
    前記支持体は、透液性を有する繊維不織布を含むことを特徴とする前記体液処理用品。
  2. 前記開口部および前記逆流防止手段は、複数形成される請求項1に記載の体液処理用品。
  3. 前記開口部の周縁には、保形部材がさらに形成され、前記保形部材は、前記収容体の内部側または外部側の少なくともいずれか一方に形成される請求項1または2に記載の体液処理用品。
  4. 前記スペースは、前記開口部の周縁と前記支持体との間に位置するスペーサによって画成され、前記スペーサの周壁と、前記支持体と、前記開口部の周縁とにより、前記弁体の縦方向および横方向の移動が規制される請求項1〜3のいずれかに記載の体液処理用品。
  5. 縦方向および横方向と、身体側およびその反対側と、前記縦方向に連なる前ウエスト域、後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域とを有するシャーシを含む着用物品において、
    少なくとも前記クロッチ域に位置する体液処理用品を含み、
    前記体液処理用品は、体液が流入する開口部を有するとともに、流入した体液を収容する収容体と、前記開口部から前記収容体外部へと流出する体液に対する逆流防止手段とを含み、
    前記逆流防止手段は、前記開口部に対応する位置関係を有し前記収容体内部側から前記開口部の周縁に接離可能な弁体と、前記弁体が前記収容体内部に脱落するのを防止する支持体とを含み、前記開口部の周縁と前記支持体との間には、前記弁体が前記体液処理用品の厚さ方向に移動可能なスペースが画成され、前記弁体と前記開口部の周縁との離間によって、前記体液が前記収容体内部へと流入可能であり、
    前記弁体は、不透液性を有するとともに、前記開口部の面積よりも広い面積を有し、
    前記支持体は、透液性を有する繊維不織布を含み、
    前記開口部は、前記身体側に開口することを特徴とする前記着用物品。
  6. 前記シャーシは、前記クロッチ域に形成されたシャーシ開口を含み、該シャーシ開口が前記開口部に位置し、前記収容体が前記シャーシの前記反対側に位置する請求項5記載の着用物品。
  7. 少なくとも前記クロッチ域には、体液を吸収可能な吸液構造体を含み、
    前記吸液構造体は、身体側およびその反対側と、これを厚さ方向に貫通する吸液開口とを含み、該吸液開口が前記開口部に位置し、前記収容体が前記吸液構造体の前記反対側に位置する請求項5または6に記載の着用物品。
  8. 前記開口部および前記逆流防止手段は、複数形成される請求項5〜7のいずれかに記載の着用物品。
  9. 前記開口部の周縁には、保形部材がさらに形成され、前記保形部材は、前記収容体の内部側または外部側の少なくともいずれか一方に形成される請求項5〜8のいずれかに記載の着用物品。
  10. 前記スペースは、前記開口部の周縁と前記支持体との間に位置するスペーサによって画成され、前記スペーサの周壁と、前記支持体と、前記開口部の周縁とにより、前記弁体の縦方向および横方向の移動が規制される請求項5〜9のいずれかに記載の着用物品。
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