JP5377146B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式或いは静電記録方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。詳しくは、本発明は、中間転写ベルトの周方向の位置に対応して、中間転写ベルトに転写されたトナー像の濃度を認識可能な画像形成装置に関する。
従来、例えばフルカラー画像の形成が可能な画像形成装置として、次のような直接転写方式や中間転写方式の画像形成装置が知られている。直接転写方式の画像形成装置では、単数又は複数の感光体ドラムに形成されたトナー像を、周方向に回転可能な転写材担持体であるベルト部材(以下「転写ベルト」という。)上に担持された転写材に転写する。中間転写方式の画像形成装置では、単数又は複数の感光体ドラムに形成されたトナー像を、一旦、周方向に回転可能な中間転写体であるベルト部材(以下「中間転写ベルト」という。)に転写(1次転写)する。その後、中間転写方式の画像形成装置は、中間転写ベルト上のトナー像を転写材に転写(2次転写)する。中間転写方式の画像形成装置では、多様な記録材に画像を形成することが容易で、記録材の選択性を高めることができる。
一方で、画像形成装置は、光学センサによりパッチ画像の濃度を検知してパッチ検方式により現像剤のトナー補給制御等による各色の画像濃度を制御したり、レジストレーションずれを光学センサで検知してレジストレーション補正したりしている。
こうした中で、中間転写ベルトを有し、光学センサによるパッチ濃度の検知に基づいて画像濃度を制御する画像形成装置の構成を想定する。光学センサによって中間転写ベルトの転写面に転写されたパッチ濃度の測定には下地補正といった技術が必要とされる。下地補正は、トナーが転写される中間転写ベルトの下地の状態を考慮して、パッチ濃度の測定時に、下地の表面の光沢がパッチ濃度に与える影響をキャンセルさせる効果を有する。この中間転写ベルトの下地の状態には、たとえば、中間転写ベルトの転写面の光沢の経時変化、中間転写ベルトが1周内で有する光沢ムラがある。特に、中間転写ベルトが1周内で有する光沢ムラによるパッチ濃度に対する影響をキャンセルさせる発明として、特許文献1に記載の画像形成装置が提案されている。
特許文献1に記載の画像形成装置では、制御装置は、パッチ濃度の測定に先立ってトナー像の下地となる中間転写ベルトの転写面の1周分を濃度センサにより読み取り、中間転写ベルトの位相、及び、各位相における濃度センサの出力値を記憶する。そして、制御装置は、記憶した中間転写ベルトの転写面の位相、及び、各位相における濃度センサの出力値を参照し、トナーパッチの下地となる所定の位相の中間転写ベルトの転写面に対応する濃度センサの出力値を把握する。そして、制御装置は、下地補正を行ってトナーパッチの濃度を得ている。
また、特許文献1に記載の画像形成装置では、制御装置が中間転写ベルトの転写面の位相を認識できるようにするために、中間転写ベルトに対して周方向に所定間隔毎にマークが貼られ、中間転写ベルトに対向してマークを検知するマーク検知センサが配置される。制御装置の内部の算出手段は、マーク位置検知センサが中間転写ベルトの所定のマークを検知してから経過した経過時間に基づいて、現在の中間転写ベルトの位相を判断する。
ただし、光学センサを用いて中間転写ベルトの1周分のプロファイルを取得する場合には、中間転写ベルトには周方向の基準となる基準位置が必要である。そのような中間転写ベルトの基準位置に付されたマークが1つであると、そのマークがマーク検知センサの場所に来るまでに待ち時間が生じてしまう。このために、特許文献1に記載の画像形成装置では、マーク検知センサの場所に来るまでの待ち時間を短縮するために、中間転写ベルトには、同形状及び同パターンのマークが複数付けられている。
特開平05−150574号公報
しかしながら、各ベルト位置検出マークを区別できず、電源の突然のOFF状態又は紙詰まり解消処理等の後に、基準位置を失ってしまい、基準位置および中間転写ベルトの1周のプロファイルを取り直さなければならず、待ち時間が発生してしまう虞がある。
本発明は、上記実情に鑑み、ベルト部材の周方向位置を算出する算出手段がベルト部材の位置を判断する時間を短縮することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための、本発明の画像形成装置は、トナー像が表面に形成される複数の像担持体と、前記複数の像担持体に対向し、前記複数の像担持体のトナー像が転写される転写面を有する無端状のベルト部材と、前記転写面に対向し、前記転写面に転写されたトナー像の濃度を検知可能な第1検知手段と、前記第1検知手段の検知結果を前記ベルト部材の1周分に亘るプロファイルとして記憶する記憶手段と、前記ベルト部材の周方向の位置である周方向位置を示す複数の位置マークと、前記ベルト部材に対向し、前記位置マークを検知可能な第2検知手段と、前記第2検知手段の検知結果に基づいて前記ベルト部材の前記周方向位置を算出する算出手段と、前記記憶手段が記憶した前記プロファイル、及び、前記算出手段が算出した前記周方向位置に基づいて、前記複数の像担持体に形成するトナー像の条件を変更する変更手段と、を備え、前記位置マークの各々の形状が、前記ベルト部材の周方向の寸法が互いに異なることによって前記周方向位置の各々で互いに異なり、前記ベルト部材の前記周方向位置が識別可能であることを特徴とする。
本発明の他の画像形成装置は、トナー像が表面に形成される複数の像担持体と、前記複数の像担持体に対向し、前記複数の像担持体のトナー像が転写される転写面を有する無端状のベルト部材と、前記転写面に対向し、前記転写面に転写されたトナー像の濃度を検知可能な第1検知手段と、前記第1検知手段の検知結果を前記ベルト部材の1周分に亘るプロファイルとして記憶する記憶手段と、前記ベルト部材の周方向の位置である周方向位置を示す複数の位置マークと、前記ベルト部材に対向し、前記位置マークを検知可能な第2検知手段と、前記第2検知手段の検知結果に基づいて前記ベルト部材の前記周方向位置を算出する算出手段と、前記記憶手段が記憶した前記プロファイル、及び、前記算出手段が算出した前記周方向位置に基づいて、前記複数の像担持体に形成するトナー像の条件を変更する変更手段と、を備え、前記位置マークの各々の形状が、前記ベルト部材の幅方向の寸法が互いに異なることによって前記周方向位置の各々で互いに異なり、前記ベルト部材の前記周方向位置が識別可能であることを特徴とする。
本発明によれば、複数の位置マークが周方向位置の各々で互いに異なる。したがって、算出手段は、周方向位置の情報を失っても、ベルト部材の回転方向で上流側に存在する最寄りの周方向位置を認識して、ベルト部材の周方向の位置を判断することができる。その結果、算出手段がベルト部材の位置を判断する時間は短縮される。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 画像形成部の構成を示す図1の拡大断面図である。 光学センサの構成を示す断面図等である。 中間転写ベルトの周方向に延びる白地シールの形状を示す概略図等である。 実施例2に係る中間転写ベルトの白地シールの形状を示す概略図等である。 参考例に係る中間転写ベルトの白地シールの形状を示す概略図等である。
以下、図面を参照し、本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対位置等は、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるから、特に特定的な記載が無い限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置100の構成を示す断面図である。画像形成装置100は、4つの感光体ドラム1a〜1dを有し、中間転写方式が用いられ、電子写真画像形成プロセスを利用したフルカラー電子写真画像形成装置である。図1に示されるように、画像形成装置100は,画像形成装置本体(以下、単に『装置本体』という)100Aを有する。画像形成装置100は、この装置本体100Aの内部に『複数』すなわち4つの『画像形成部』として第1画像形成部Sa、第2画像形成部Sb、第3画像形成部Sc、第4画像規制部Sdを有する。各画像形成部Sa、Sb、Sc、Sdはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色を形成するためのものである。なお、実施例1では、各画像形成部Sa〜Sdの構成は、用いられるトナーの色が異なることを除いて実質的に同じである。従って、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すために図中符号に与えた添え字a、b、c、dは省略して総括的に画像形成部Sの用語を用いて説明する。
画像形成部Sは、トナー像が表面に形成される複数の『像担持体』である感光体ドラム1a〜1dを備える。感光体ドラム1の周囲には、1次帯電手段としての帯電ローラ2a〜2d、露光手段としてのレーザスキャナ3a〜3dが感光体ドラム1の回転方向に沿って順次配設されている。さらに、感光体ドラム1の周囲には、現像手段としての現像装置4a〜4d、ドラムクリーニング手段としてのドラムクリーナ6a〜6d等が、感光体ドラム1の回転方向に沿って順次配設されている。また、複数の感光体ドラム1a〜1dに対向(隣接)して、複数の感光体ドラム1a〜1dのトナー像が転写される転写面51a(図2参照)を有する無端状の『ベルト部材』である中間転写ベルト51が配置されている。
中間転写ベルト51は、複数の支持部材として駆動ローラ52、張架ローラ55、2次転写内ローラ56、上流規制ローラ65に掛け渡されている。中間転写ベルト51は、ベルト駆動手段である駆動ローラ52によって駆動力が伝達されて、矢印R3の方向に周回移動する。また、中間転写ベルト51の内周面側において各感光体ドラム1a〜1dに対向する位置には、1次転写部材としての1次転写ローラ53a〜53dが配置されている。各1次転写ローラ53a〜53dによって中間転写ベルト51が各感光体ドラム1a〜1dに向けて付勢され、各感光体ドラム1a〜1dと中間転写ベルト51とが接触する1次転写部(1次転写ニップ)N1a〜N1dが形成されている。さらに、中間転写ベルト51の外周面側において2次転写内ローラ56に対向する位置には、2次転写部材としての2次転写外ローラ57が配置されている。2次転写外ローラ57が中間転写ベルト51の外周面に接触して、2次転写部(2次転写ニップ)N2が形成されている。各画像形成部Sa〜Sdにて形成された感光体ドラム1a〜1d上の画像は、各感光体ドラム1a〜1dに隣接して移動通過する中間転写ベルト51上に順次多重転写される(1次転写工程)。その後、中間転写ベルト51上に転写された画像は更に2次転写部N2において紙等の記録材Pへ転写される(2次転写工程)。
こうした画像形成装置100は、以下のように動作する。まず、フルカラー画像を形成する場合、帯電ローラ2a〜2dにより、感光体ドラム1a〜1dが一様に帯電された後、画像信号に応じた露光がレーザスキャナ3a〜3dによってなされることにより、感光体ドラム1a〜1d上に静電像が形成される。その後、現像装置4a〜4dによってトナー像が現像され、感光体ドラム1a〜1d上のトナー像は、1次転写ローラ53a〜53dに転写バイアスが不図示の転写高圧電源から印加されることによって中間転写ベルト51に順次転写される。このとき、中間転写ベルト51の位置を規制する上流規制ローラ65の配置により、中間転写ベルト51は4色の感光体ドラム1a〜1dに当接して配置される。感光体ドラム1a〜1d上に残った転写残トナーはドラムクリーナ6a〜6dによって回収される。それぞれの感光体ドラム1a〜1d上から上記の要領で中間転写ベルト51上に順次多重転写された画像は、2次転写部材である2次転写内ローラ56、2次転写外ローラ57の間に2次転写バイアスを印加することで記録材Pに転写される。記録材P上のトナー像は定着装置7によって定着されることにより、フルカラー画像を得る。
画像形成装置100では、光学センサ30によりパッチ画像の濃度を検知して、パッチ検方式により現像剤のトナー補給制御等による各色の画像濃度を制御したり、レジストレーションずれを光学センサ30で検知してレジストレーション補正を行ったりしている。
図2は、画像形成部Sの構成を示す図1の拡大断面図である。感光体ドラム1は、装置本体100A(図1参照)によって回動自在に支持されている。図2に示されるように、感光体ドラム1は、アルミニウム等の導電性基体11と、その外周に形成された光導電層12と、を基本構成とする円筒状の電子写真感光体である。感光体ドラム1は、その中心に支軸13を有する。感光体ドラム1は、駆動手段(図示せず)によって、支軸13を中心として矢印R1の方向に回転駆動される。実施例1では、感光体ドラム1の帯電極性は負極性である。
感光体ドラム1の上方には、1次帯電手段としての帯電ローラ2が配置されている。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面に接して、感光体ドラム1の表面を所定の極性及び電位に一様に帯電させる。帯電ローラ2は、中心に配置された導電性の芯金21と、その外周に形成された低抵抗導電層22と、中抵抗導電層23と、を有し、全体としてローラ状に構成されている。帯電ローラ2は、芯金21の両端部が軸受部材(図示せず)によって回転自在に支持されると共に、感光体ドラム1に対して平行に配置されている。これら両端部の軸受部材は、押圧手段(図示せず)によって感光体ドラム1に向けて付勢されている。これにより、帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面に所定の押圧力を持って圧接されている。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の矢印R1の方向の回転に伴って、矢印R2の方向に従動回転する。帯電ローラ2には、帯電バイアス出力手段としての帯電バイアス電源24によって帯電バイアス電圧が印加される。これにより、感光体ドラム1の表面は一様に接触帯電される。
感光体ドラム1の回転方向において帯電ローラ2の下流側には、レーザスキャナ3が配設されている。レーザスキャナ3は、画像情報に基づいてレーザ光をOFF/ONしながら走査して、感光体ドラム1上を露光する。これにより、画像情報に応じた静電像(潜像)が感光体ドラム1上に形成される。
感光体ドラム1の回転方向においてレーザスキャナ3の下流側には、現像装置4が配置されている。現像装置4は、現像剤として非磁性トナー粒子(トナー)と磁性キャリア粒子(キャリア)とを備える2成分現像剤を収容した現像容器41を有する。現像容器41の感光体ドラム1に面した開口部内に、現像剤担持体としての現像スリーブ42が回転自在に設置されている。現像スリーブ42の内部には、磁界発生手段としてのマグネットローラ43が、現像スリーブ42の回転に対して非回転に固定配置されている。マグネットローラ43の形成する磁界によって、2成分現像剤は、現像スリーブ42上に担持される。また、現像スリーブ42の下方位置には、現像スリーブ42上に担持された2成分現像剤を規制して薄層化する現像剤規制部材としての規制ブレード44が設置されている。現像容器41の内部は、現像室45と撹拌室46とに区画されており、その上方には補給用のトナーを収容した補給室47が設けられている。この補給室47は、パッチ検方式による画像濃度の制御時に、撹拌室46にトナーを補給して、現像容器41の内部に入っている現像剤のトナー濃度を所定値に維持するトナー補給制御に使用される。
現像スリーブ42上の2成分現像剤の薄層は、現像スリーブ42の回転に伴って感光体ドラム1と対向した現像領域へ搬送される。そして、現像スリーブ42上の2成分現像剤は、現像領域に位置するマグネットローラ43の現像主極の磁気力によって現像領域において穂立ちし、2成分現像剤の磁気ブラシが形成される。この磁気ブラシによって感光体ドラム1の面上が擦られると共に、現像バイアス出力手段としての現像バイアス電源48によって現像スリーブ42に現像バイアス電圧が印加される。これにより、磁気ブラシの穂を構成するキャリアに付着しているトナーが、感光体ドラム1上の静電像の露光部に付着して、トナー像が形成される。実施例1では、感光体ドラム1の帯電極性と同極性に帯電したトナーを、感光体ドラム1上の露光により電荷が減衰した部分に付着させる反転現像によって、感光体ドラム1上にトナー像が形成される。
感光体ドラム1の回転方向において現像装置4の下流側の感光体ドラム1の下方には、1次転写ローラ53が配設されている。1次転写ローラ53は、芯金531と、その外周面に円筒状に形成された導電層532と、によって構成されている。1次転写ローラ53は、両端部がスプリング等の押圧部材(図示せず)によって感光体ドラム1に向けて付勢されている。これにより、1次転写ローラ53の導電層532は、所定の押圧力で中間転写ベルト51を介して感光体ドラム1の表面に圧接される。また、芯金531には、1次転写バイアス出力手段としての1次転写バイアス電源54が接続されている。感光体ドラム1と1次転写ローラ53との間には1次転写部N1(N1a、N1b、N1c、N1d)が形成される。1次転写部N1には、中間転写ベルト51が挟まれている。この中間転写ベルト51は、矢印K1の方向に移動するようになっている。1次転写ローラ53は、中間転写ベルト51の内周面に接触して、中間転写ベルト51の移動に伴って回転する。そして、画像形成時に、1次転写ローラ53には、1次転写バイアス電源54によって、トナーの正規の帯電極性(第1の極性:実施例1では負極性)とは逆極性(第2の極性:実施例1では正極性)の1次転写バイアス電圧が印加される。そして、1次転写ローラ53と感光体ドラム1との間に、第1の極性のトナーを感光体ドラム1上から中間転写ベルト51に向けて移動させる方向の電界が形成される。これによって、感光体ドラム1上のトナー像が、中間転写ベルト51の表面に転写(1次転写)される(1次転写工程)。なお、感光体ドラム1及び中間転写ベルト51の表面移動速度に相当するプロセス速度は、200mm/secである。
1次転写工程後の感光体ドラム1の表面に残留したトナー(1次転写残トナー)等の付着物は、ドラムクリーナ6によって清掃される。ドラムクリーナ6は、ドラム清掃部材としてのクリーニングブレード61と、搬送スクリュー62と、ドラムクリーナハウジング63と、を有する。クリーニングブレード61は、加圧手段(図示せず)によって、感光体ドラム1に対して、所定の角度、圧力で当接されている。これにより、感光体ドラム1の表面に残留したトナー等は、クリーニングブレード61によって感光体ドラム1上から掻き取られて除去され、ドラムクリーナハウジング63の内部に回収される。回収されたトナー等は、搬送スクリュー62により搬送され、廃トナー収容部(図示せず)に排出される。
ここで、図1に戻って、さらに、画像形成装置100の装置本体100Aの内部の構成に関して説明する。図1に示されるように、各感光体ドラム1a〜1dの下方には、中間転写ベルト51、1次転写ローラ53a〜53d、2次転写内ローラ56、2次転写外ローラ57、中間転写ベルトクリーナ59等を有して、中間転写ユニット5が構成されている。2次転写内ローラ56は電気的に接地されている。また、2次転写外ローラ57には、2次転写バイアス出力手段としての2次転写バイアス電源58が接続されている。2次転写内ローラ56は、中間転写ベルト51の内周面に接触して、中間転写ベルト51の移動に伴って回転する。
例えば、フルカラー画像の形成時には、第1〜第4の画像形成部Sa〜Sdの各感光体ドラム1a〜1d上に各色のトナー像が形成される。この各色のトナー像は、中間転写ベルト51を挟んで各感光体ドラム1a〜1dに対向する各1次転写ローラ53から1次転写バイアスを受けて、順次に中間転写ベルト51上に転写(1次転写)される。このトナー像は、中間転写ベルト51の回転に伴って2次転写部N2まで搬送される。
一方、この時までに、記録材供給手段8によって、記録材Pが2次転写部N2まで搬送される。即ち、記録材供給手段8において、記録材収容部としてのカセット81からピックアップローラ82によって1枚ずつ取り出された記録材Pは、搬送ローラ83等によって2次転写部N2に搬送される。
画像形成時に、2次転写外ローラ57には、2次転写バイアス電源58によって、トナーの正規の帯電極性(第1の極性:実施例1では負極性)とは逆極性(第2の極性:実施例1では正極性)の2次転写バイアス電圧が印加される。そして、2次転写内ローラ56と2次転写外ローラ57との間に、第1の極性のトナーを中間転写ベルト51上から記録材Pに向けて移動させる方向の電界が形成される。これによって、中間転写ベルト51上のトナー像は、記録材P上に転写(2次転写)される。2次転写部N2においてトナー像が転写された記録材Pは、定着手段としての定着装置7へと搬送される。
なお、2次転写工程後に中間転写ベルト51の外周面上に残留したトナー(2次転写残トナー)等の付着物は、中間転写ベルトクリーナ59によって除去及び回収される。中間転写ベルトクリーナ59は、ドラムクリーナ6と同様の構成を有する。
定着装置7は、回転自在に配設された定着ローラ71と、定着ローラ71に圧接しながら回転する加圧ローラ72と、を有する。定着ローラ71の内部には、ハロゲンランプ等のヒータ73が配設されている。そして、このヒータ73へ供給する電圧等を制御することにより、定着ローラ71の表面の温度調節が行われている。定着装置7に記録材Pが搬送されてくると、一定速度で回転する定着ローラ71と加圧ローラ72との間を記録材Pが通過する際に、記録材Pは、その表裏両面からほぼ一定の圧力及び一定の温度で加圧及び加熱される。これにより、記録材Pの表面上の未定着トナー像は、溶融して記録材Pに定着される。こうして、記録材P上にフルカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ベルト51は、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)のような誘電体樹脂によって構成することができる。中間転写ベルト51として、表面抵抗率1012Ω/□(JIS−K6911法準拠プローブを使用、印加電圧100V、印加時間60sec、23℃/50%RH)、厚み100μmのPI(ポリイミド)樹脂で形成されたものを用いた。しかし、これに限定されるものではなく、他の材料、体積抵抗率、及び厚みのものでも構わない。
また、1次転写ローラ53は、図2に示されるように、外径8mmの芯金531と、厚さ4mmの導電性ウレタンスポンジで形成された導電層532と、によって構成されている。1次転写ローラ53の電気抵抗値は、約10Ω(23℃/50%RH)であった。なお、1次転写ローラ53の電気抵抗値は、500g重の荷重の下で接地された金属ローラに当接された1次転写ローラ53を50mm/secの周速で回転させ、芯金531に100Vの電圧を印加して測定された電流値から求められる。
さらに、2次転写内ローラ56は、図1に示されるように、外径18mmの芯金561と、厚さ2mmの導電性でソリッドのシリコーンゴム層562と、によって構成されている。2次転写内ローラ56の電気抵抗値は、1次転写ローラ53と同様の測定方法において、約10Ωであった。
また、2次転写外ローラ57は、図1に示されるように、外径20mmの芯金571と、厚さ4mmの導電性のEPDMゴムのスポンジ層572と、によって構成されている。2次転写外ローラ57の電気抵抗値は、1次転写ローラ53と同様の測定方法において、印加電圧が2000Vの場合に、約10Ωであった。
図3(a)は、光学センサ30の構成を示す断面図である。図3(a)に示されるように、『第1検知手段』である光学センサ30は、中間転写ベルト51の転写面51aに対向し、転写面51aに転写されたトナー像の濃度を検知可能なセンサである。また、光学センサ30は、中間転写ベルト51の転写面51aに対向すると共に、最終色となる4色目の黒用の1次転写部N1dから2次転写部N2までの間に1つ設置されており(図1参照)、パッチを検出する機能を発揮する。この光学センサ30は、感光体ドラム1dの表面に形成された黒トナーによるパッチ画像、及び、感光体ドラム1a、1b、1cの表面に形成されたイエロー、マゼンダ、シアンの色トナーによるパッチ画像の濃度を検知できるようになっている。また、光学センサ30は、中間転写ベルト51の下地の濃度を検知できるようになっている。
光学センサ30は発光素子30a及び受光素子30bを備える。そして、発光素子30aが中間転写ベルト51の転写面51aのパッチ画像に光を照射する。光は、中間転写ベルト51の表面のパッチ画像の部分で正反射若しくは乱反射し、又は、正反射及び乱反射して、所定の反射光量で受光素子30bへと進む。受光素子30bは、その反射光量を受光して電気信号(画像濃度信号)を発生する。この受光素子30bは、コントローラ50の濃度記憶部50aに接続されている。
ここで、図1に示されるコントローラ50に関して説明する。コントローラ50は、濃度記憶部50a、信号処理部50d、位置算出部50b、条件変更部50cを備える。『記憶手段』である濃度記憶部50aは、光学センサ30の検知結果を中間転写ベルト51の1周分に亘る『プロファイル』である濃度情報として記憶する部分である。コントローラ50は、電気信号を、コントローラ50が有する信号処理部50dで所定の基準値に増幅し、増幅率として濃度記憶部50aに保管するようになっている。コントローラ50は、得られた電気信号に基づいて画像形成条件にフィードバックして、現像剤へのトナー補給を制御したり、潜像の露光や現像バイアス等の条件を制御することにより、画像濃度を制御する。なお、装置本体100Aの設置時や中間転写ベルト51の交換時には、まず、中間転写ベルト51の反射光量(輝度)のプロファイルは初期設定される。
光学センサ30によって中間転写ベルト51の転写面51aに転写されたパッチ濃度の測定には下地補正といった技術が必要とされる。下地補正は、トナーが転写される中間転写ベルト51の下地の状態を考慮して、パッチ濃度の測定時に、下地の表面の光沢がパッチ濃度に与える影響をキャンセルさせる効果を有する。この中間転写ベルト51の下地の状態には、たとえば、中間転写ベルト51の転写面51aの光沢の経時変化、中間転写ベルト51が1周内で有する光沢ムラがある。
中間転写ベルト51のトナーパッチの直下の下地におけるセンサの出力値を把握した状態では下地補正(濃度補正)は、たとえば以下の方法で行う。すなわち、トナーパッチ検出時の正反射光出力R10(トナーパッチ)と、トナーパッチ直下の下地検出時の正反射光出力R20(トナーパッチ直下下地)が存在するとき、トナーパッチの濃度DENS(トナーパッチ)は、次式(1)によって算出される。
Figure 0005377146
図3(b)は、基準位置検知センサ31の構成を示す斜視図である。図3(b)に示されるように、中間転写ベルト51における転写面51aとは反対側の反対面51bのうちの中間転写ベルト51の移動方向である矢印K1の方向と直交する方向の端部には、複数の白地シール32が設けられている。複数の『位置マーク』である白地シール32は、中間転写ベルト51の周方向の位置である周方向位置を示す。中間転写ベルト51の1周分の光学センサ30の出力を得るために、この白地シール32が活用される。白地シール32の各々の形状は、後述するが、周方向位置の各々で互いに異なり、中間転写ベルト51の周方向位置が識別可能である。
中間転写ベルト51に対向して、白地シール32を検知可能な『第2検知手段』である基準位置検知センサ31が設けられている。基準位置検知センサ31は、中間転写ベルト51の基準位置を検知するセンサとして機能を発揮する。基準位置検知センサ31はコントローラ50の位置算出部50b(図1参照)に接続されている。
ここで、前述のコントローラ50を更に説明する。『算出手段』である位置算出部50bは、基準位置検知センサ31の検知結果に基づいて中間転写ベルト51の周方向位置を算出する部分である。コントローラ50は、白地シール32の反射量を基準位置検知センサ31によって検出することで、中間転写ベルト51の基準位置を算出する。次の白地シール32が来るまでは、コントローラ50が有する基準位置の位置算出部50bは、中間転写ベルト51の回転時間及び速度から、中間転写ベルト51の周方向の位置を算出する。すなわち、コントローラ50は、基準位置検知センサ31が中間転写ベルト51の反対面51bの基準位置を検知し、中間転写ベルト51の周方向の位置を検知した後からの経過時間によって、現在の中間転写ベルト51の位相を判断する。
前述した『変更手段』である条件変更部50cは、濃度記憶部50aが記憶した『プロファイル』である濃度情報、及び、位置算出部50bが算出した周方向位置に基づいて、複数の感光体ドラム1a〜1dに形成するトナー像の条件を変更する部分である。コントローラ50は、得られた中間転写ベルト51の位相に対応するトナーパッチの濃度に基づいて、中間転写ベルト51の下地補正を行う。
まず、中間転写ベルト51上にトナーの付着がない状態で、基準位置検知センサ31が白地シール32を検知する。その後に、『第1検知手段』である『光学式濃度検知手段』としての光学センサ30が中間転写ベルト51の反射光量を中間転写ベルト51の1周に渡って測定し、そのときの出力プロファイルを濃度記憶部50a(制御用メモリ)に記憶しておく。
次に、現像剤濃度の初期設定を行う。現像剤濃度の初期設定もまた、通常、装置本体100Aの設置時や現像剤の交換時に行われる。感光体ドラム1上に画像濃度制御用の基準画像であるパッチ画像の潜像を形成し、現像装置4の現像スリーブ42に現像バイアスを印加してパッチ潜像を現像し、1次転写後のパッチ画像を得る。パッチ画像からの反射光量を光学センサ30によって測定後、前述の基準位置検知センサ31からの出力と記憶した中間転写ベルト51の反射光量プロファイルからパッチ画像形成位置の中間転写ベルト51の反射光量を算出する。そして、式(1)からパッチ画像濃度を算出する。その画像濃度信号を初期設定値として読み込み、制御用メモリ(図示せず)に記憶する。
ついで、画像形成に使用後、適時、たとえば所定の画像形成枚数ごとに、パッチ画像を形成し、そのパッチ画像反射光量を光学センサ30で測定して、パッチ画像形成位置の反射光量を用いて式(1)からパッチ画像濃度を算出する。そして、得られた画像濃度信号を初期値と比較し、その比較結果を画像形成条件にフィードバックして、現像剤へのトナー補給を制御したり、潜像の露光や現像バイアス等の条件を制御することにより、画像濃度を制御する。なお、光学センサ30には正反射型のものを用いたが、光学センサ30を正反射型のものに限定されるものではない。
図4(a)は、中間転写ベルト51の周方向に延びる白地シール32の形状を示す概略図である。図4(a)に示されるように、『位置マーク』である『ベルト位置検出マーク』としての白地シール32の各々には、中間転写ベルト51の周方向に長さが異なるものが用いられる。このように、中間転写ベルト51の周方向の寸法が互いに異なることによって、白地シール32の各々の形状が互いに異なるようになっている。この白地シール32は、例えば4種類用いられる。白地シール32の寸法は、中間転写ベルト51の幅方向の長さ×中間転写ベルト51の周方向の長さといった表現で表すと、1cm×1cm、1cm×1.5cm、1cm×2cm、1cm×2.5cmとなっている。なお、ここでは、『位置マーク』として白地シール32が用いられるが、『位置マーク』は白地シール32に限定されるものではない。また、『位置マーク』は、中間転写ベルト51の基準位置を把握するために設けられており、画像形成のタイミングには用いられていないが、画像形成のタイミングにも用いられても良い。図3(b)を参照して前述したように、『第2検知手段』である『ベルト位置マーク検知センサ』としての基準位置検知センサ31には光学センサが用いられる。白地シール32の各々が中間転写ベルト51の周方向で長さが異なることから、基準位置検知センサ31が前述の4つの白地シール32の各々に光を照射すると、白地シール32からの反射時間が変化する。この反射時間の相違によって、基準位置検知センサ31は白地シール32の各々を区別することが可能となる。
図4(b)は、基準位置検知センサ31から出力されるパターン及び時間の関係を示すグラフである。図4(b)に示されるように、基準位置検知センサ31の出力は、白地シール32の中間転写ベルト51の幅方向の寸法に対応し、出力の時間は、白地シール32の中間転写ベルト51の周方向の寸法に対応することとなる。
図4(c)は、中間転写ベルト51のベルト下地出力及び時間の関係を示すグラフである。中間転写ベルト51の下地の光反射率のプロファイルを取得したシーケンスに入ると、コントローラ50は、基準位置検知センサ31が検知した白地シール32を検知情報を受信して記憶した後に、中間転写ベルト51の1周分のプロファイルの取得を開始する。図4(c)に示されるように、コントローラ50は、異なる形状の白地シール32を検知する度に、白地シール32に対応するプロファイルの位置を記憶する。そして、同じ形状の白地シール32を再度取得した時点でプロファイルの取得を終了させる。
このようなシーケンスによって、コントローラ50は、いつパッチ画像が中間転写ベルト51に転写された場合でも、白地シール32を通過した後の経過時間及び中間転写ベルト51の回転速度から、中間転写ベルト51の位置を計算可能とする。その結果、コントローラ50は、中間転写ベルト51の周方向の位置毎に、中間転写ベルト51の位置に対応したプロファイルを導出することができる。
コントローラ50は、例えば、実際にパッチ画像を中間転写ベルト51上に転写させた際に、パッチ画像直下の下地プロファイルを取り出すために以下の動作をする。コントローラ50は、パッチ画像を作像したタイミング、及び、基準位置検知センサ31が最後に白地シール32を検知した時点からの経過時間から、中間転写ベルト51上の絶対位置を算出する。そして、コントローラ50は、その絶対位置から図4(c)から対応するプロファイルでのベルト下地反射効率を求め、前述の式(1)から実際のパッチ画像の濃度を計算することが可能となる。なお、実施例1では、中間転写ベルト51の一周のプロファイルとしてベルト下地の光反射率プロファイルを用いているが、これに限定されるものではない。
[中間転写ベルト51の1周のプロファイル取得シーケンスのタイミングについて]
中間転写ベルト51の光反射プロファイルを測定するタイミングについて、装置本体100Aの設置時、中間転写ベルト51の交換時、及び、パッチ画像形成頻度よりも十分長い間隔とした。例えば、パッチ画像形成頻度が画像形成枚数を100枚おきとした場合に、中間転写ベルト51の1周のプロファイル測定頻度は画像形成枚数10000枚おきとする。ただし、測定タイミングはこれに限定されるものではない。
また、実施例1では、中間転写ベルト51の1周のプロファイルとしてベルトの下地の反射率を用いた。ただし、中間転写ベルト51の厚みプロファイルを検地して、それをベルト回転速度にフィードバックさせるものでもよく、光反射率に限定されるものではない。
図5(a)は、実施例2に係る中間転写ベルト51の白地シール232の形状を示す概略図である。実施例2の画像形成装置の説明にあたっては、実施例2の画像形成装置の構成のうち実施例1の画像形成装置100と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。実施例2の画像形成装置が実施例1の画像形成装置100と異なる点は、以下の点である。すなわち、白地シール232a〜232cにおける中間転写ベルト51の幅方向の寸法が互いに異なることによって、白地シール232a〜232cの各々の形状が互いに異なる点である。詳しくは、実施例2の画像形成装置では、『位置マーク』である『ベルト位置検出マーク』としての白地シール232の1つ目の形状が、四角形の白地シール232aで形成される。2つ目の形状が、中間転写ベルト51の周方向の上流側に凸状の三角形の白地シール232bで形成される。3つ目の形状が、中間転写ベルト51の周方向の下流側に凸状の三角形の白地シール232cで形成される。このように、白地シール32の各々の光反射率が周方向位置の各々で互いに異なり、中間転写ベルト51の周方向位置が識別可能である。これにより、実施例2の画像形成装置では、これらの白地シール232a〜232cの形状から、中間転写ベルト51の位置を導出する。
詳しくは、白地シール232a〜232cには、互いに形状の異なる3種類のものが用いられる。白地シール232aは1辺が1cm×1cmの正方形である。白地シール232bは1辺が1cmで中間転写ベルト51の周方向の上流側に凸状に形成される正三角形である。白地シール232cは1辺が1cmで中間転写ベルト51の周方向の下流側に凸状に形成される正三角形である。ただし、白地シールの形状はこれに限定されない。図3(b)を参照して前述したように、『第2検知手段』である『ベルト位置マーク検知センサ』としての基準位置検知センサ31には光学センサが用いられる。白地シール232a〜232cの形状が異なることから、基準位置検知センサ31が前述の3つの白地シール232a〜232cの各々に光を照射すると、白地シール232a〜232cからの反射強度が変化する。この反射強度の相違によって、基準位置検知センサ31は白地シール232a〜232cの各々を区別することが可能となる。
図5(b)は、基準位置検知センサ31から出力されるパターン及び時間の関係を示すグラフである。図5(b)に示されるように、基準位置検知センサ31の出力は、白地シール32の中間転写ベルト51の幅方向の寸法に対応し、出力の時間は、白地シール32の中間転写ベルト51の周方向の寸法に対応することとなる。
図6(a)は、参考例に係る中間転写ベルト51の白地シール332の形状を示す概略図である。参考例の画像形成装置の説明にあたっては、参考例の画像形成装置の構成のうち実施例1の画像形成装置100と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。参考例の画像形成装置が実施例1の画像形成装置100と異なる点は、以下の点である。すなわち、参考例の画像形成装置では、白地シール332a〜332cにおける中間転写ベルト51の幅方向に延びる単位図形Kの数が互いに異なることによって、白地シール332a〜332cを構成する単位図形Kの数が互いに異なる点である。詳しくは、『位置マーク』である『ベルト位置検出マーク』としての白地シール332の1つ目の形状が、感光体ドラム1の軸方向に帯状に延びる1本の長方形の単位図形Kの第1パターンである白地シール332aで形成される。2つ目の形状が、中間転写ベルト51の幅方向に帯状に延びる2本の長方形の単位図形Kの第2パターンである白地シール332bで形成される。3つ目の形状が、中間転写ベルト51の幅方向に伸びる3本の長方形の単位図形Kの第3パターンである白地シール332cで形成される。このような3種類の白地シール332a〜332cでは、白地シール332a〜332cを構成する単位図形Kの数が、周方向位置の各々で互いに異なり、中間転写ベルト51の周方向位置が識別可能である。これにより、参考例の画像形成装置では、これらの単位図形Kの332a〜332cの形状から、中間転写ベルト51の位置を導出する。
白地シール332a〜332cには、互いに形状の異なる3種類のものが用いられる。白地シール332a〜332cは、前述の実施例1及び2のものとは異なる。すなわち、まず、単位図形K自体の形状は、感光体ドラム1の軸方向の寸法が1cm、中間転写ベルト51の周方向の寸法が0.5cmとなっている。そして、第1位置では単位図形Kが1枚貼付され、第2位置では単位図形Kが0.5cmの間隔を空けて2枚貼付され、第3位置では単位図形Kが0.5cmの間隔を空けて3枚貼付されている。ただし、白地シールの形状又はパターンはこれに限定されない。図3(b)を参照して前述したように、『第2検知手段』である『ベルト位置マーク検知センサ』としての基準位置検知センサ31には光学センサが用いられる。白地シール332a〜332cの形状が異なることから、基準位置検知センサ31が前述の3つの白地シール332a〜233cの各々に光を照射すると、白地シール332a〜332cからの反射回数が変化する。この反射回数の相違によって、基準位置検知センサ31は白地シール32の各々を区別することが可能となる。
図6(b)は、基準位置検知センサ31から出力されるパターン及び時間の関係を示すグラフである。図5(b)に示されるように、基準位置検知センサ31の出力は、白地シール332の感光体ドラム1の軸方向の寸法に対応し、出力の時間は、白地シール332の中間転写ベルト51の周方向の寸法に対応することとなる。
実施例1〜3の構成によれば、複数の白地シールが周方向位置の各々で互いに異なる。したがって、位置算出部50bは、周方向位置の情報を失っても、中間転写ベルト51の回転方向で上流側に存在する最寄りの周方向位置を認識して、中間転写ベルト51の周方向の位置を判断することができる。その結果、コントローラ50が中間転写ベルト51の位置を判断する時間は短縮される。このために、素早く中間転写ベルト51の基準位置を検知し、複数の白地シールを正確に区別することで待ち時間を発生させないことを可能となった。
実施例1及び2の構成によれば、複数の白地シールの各々が、形状、又は、光反射率が互いに異なることから、中間転写ベルト51の周方向位置の識別性が向上する。
参考例の構成によれば、複数の白地シール332a〜332cの各々が、白地シール332a〜332cを構成する単位図形Kの数が周方向位置の各々で異なるもので形成されて、形状が互いに異なるから、中間転写ベルト51の周方向位置の識別性が向上する。
なお、前述した実施例1〜3では、白地シール32、232、332の各々の形状、光反射率、並びに、白地シール32を構成する単位図形Kの数のいずれか1つが、周方向位置の各々で互いに異なり、中間転写ベルト51の周方向位置が識別可能である。ただし、この形態に限定されない。すなわち、白地シール32、232、332の各々に磁気を有する部材を使用して、磁気によって複数の白地シール32、232、332を識別する形態であっても良い。
また、前述した実施例1〜3では、中間転写方式に関して説明していたが、直接転写方式の機構に関しても、本発明の構成は適用可能である。
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体)
30 パッチ画像検出光学センサ(第1検知手段)
31 基準位置検出センサ(第2検知手段)
32 白地シール(位置マーク)
50 コントローラ
50a 濃度記憶部(記憶手段)
50b 位置算出部(算出手段)
50c 条件変更部(変更手段)
51 中間転写ベルト(ベルト部材)
51a 転写面
K 単位図形

Claims (2)

  1. トナー像が表面に形成される複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体に対向し、前記複数の像担持体のトナー像が転写される転写面を有する無端状のベルト部材と、
    前記転写面に対向し、前記転写面に転写されたトナー像の濃度を検知可能な第1検知手段と、
    前記第1検知手段の検知結果を前記ベルト部材の1周分に亘るプロファイルとして記憶する記憶手段と、
    前記ベルト部材の周方向の位置である周方向位置を示す複数の位置マークと、
    前記ベルト部材に対向し、前記位置マークを検知可能な第2検知手段と、
    前記第2検知手段の検知結果に基づいて前記ベルト部材の前記周方向位置を算出する算出手段と、
    前記記憶手段が記憶した前記プロファイル、及び、前記算出手段が算出した前記周方向位置に基づいて、前記複数の像担持体に形成するトナー像の条件を変更する変更手段と、を備え、
    前記位置マークの各々の形状が、前記ベルト部材の周方向の寸法が互いに異なることによって前記周方向位置の各々で互いに異なり、前記ベルト部材の前記周方向位置が識別可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. トナー像が表面に形成される複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体に対向し、前記複数の像担持体のトナー像が転写される転写面を有する無端状のベルト部材と、
    前記転写面に対向し、前記転写面に転写されたトナー像の濃度を検知可能な第1検知手段と、
    前記第1検知手段の検知結果を前記ベルト部材の1周分に亘るプロファイルとして記憶する記憶手段と、
    前記ベルト部材の周方向の位置である周方向位置を示す複数の位置マークと、
    前記ベルト部材に対向し、前記位置マークを検知可能な第2検知手段と、
    前記第2検知手段の検知結果に基づいて前記ベルト部材の前記周方向位置を算出する算出手段と、
    前記記憶手段が記憶した前記プロファイル、及び、前記算出手段が算出した前記周方向位置に基づいて、前記複数の像担持体に形成するトナー像の条件を変更する変更手段と、を備え、
    前記位置マークの各々の形状が、前記ベルト部材の幅方向の寸法が互いに異なることによって前記周方向位置の各々で互いに異なり、前記ベルト部材の前記周方向位置が識別可能であることを特徴とする画像形成装置。
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