JP5375660B2 - 記録装置、及び、ワイプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に画像を形成する記録装置、及び、吐出面上の異物の払拭を行うワイプ装置に関する。
特許文献1には、インクジェットヘッドと、インクジェットヘッドを上下動させるフレーム移動機構と、インクジェットヘッドをメンテナンスするメンテナンスユニットと、メンテナンスユニットを水平に移動させる水平移動機構とを含むインクジェットプリンタについて記載されている。このインクジェットプリンタにおいては、インクジェットヘッドを印刷位置からヘッドメンテナンス位置に上昇させた後、インクジェットヘッドと対向する位置にメンテナンスユニットを水平移動させる。そして、パージ動作を行ってからインクジェットヘッドを下降させ、メンテナンスユニットを退避位置に水平移動させながらワイパとインクジェットヘッドの吐出面とを当接させて吐出面を払拭する。こうして、インクジェットヘッドの吐出不良を回復させることができる。
特開2008−200849号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のインクジェットプリンタにおいて、メンテナンスユニットをインクジェットヘッドと対向する位置に水平移動させる際に、ワイパと吐出面とが接触しないようにインクジェットヘッドをヘッドメンテナンス位置に上昇させる必要がある。このため、インクジェットプリンタ内には、ヘッドを上下動させるためのスペースを確保する必要が生じてプリンタが高さ方向に大型化する。さらに、ワイパを水平移動させる機構のみならず、別の駆動源を用いてヘッドを上下動させる機構が必要となり、これら機構を構成する部材なども多くなって、プリンタがさらに大型化するとともに、部品点数の増加によってその製造コストも上昇する問題がある。
そこで、本発明の目的は、装置本体の小型化を図るとともに、装置の製造コストを低減させることが可能な記録装置、及び、ワイプ装置を提供することである。
本発明の記録装置は、液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有する記録ヘッドと、前記吐出面に沿う払拭方向に移動することによって前記吐出面上の異物の払拭を行うワイプ装置とを備えている。そして、前記ワイプ装置が、ワイパと、前記ワイパを保持し、前記吐出面の面内方向であって前記払拭方向と直交する直交方向の両端部に前記直交方向外側に突出した突起を有するワイパホルダと、前記直交方向に前記ワイパホルダを挟んで配置され、前記ワイパホルダの前記突起が挿入される穴がそれぞれ形成された2枚のカムプレートを有し、前記カムプレートが前記払拭方向及び前記払拭方向とは反対の退避方向のいずれに移動しているかに応じて前記ワイパホルダの高さを変更する前記カム機構と、前記ワイパホルダを前記払拭方向に沿ってスライド可能に支持するガイド機構と、前記カムプレートを前記払拭方向及び前記退避方向のいずれかに選択的に移動させる移動手段とを含んでいる。前記カムプレートの前記穴は、前記払拭方向に関して、前記穴の前端が前記穴の後端よりも前記吐出面から離れているとともに、前記穴の前端から前記穴の後端の範囲で前記ワイパホルダの前記突起が前記穴と相対移動可能に、当該カムプレートの面内方向であって前記払拭方向と交差する方向に延在し、前記ワイパホルダの前記突起と前記穴の内側面との静止摩擦力は、前記ワイパホルダのスライド移動に伴う負荷に比べて小さく設定されており、前記カム機構は、前記カムプレートが前記払拭方向に移動しているときには前記ワイパを前記吐出面に当接可能な当接高さとし、前記カムプレートが前記退避方向に移動しているときには前記ワイパを前記吐出面に当接できない離隔高さとする。
本発明のワイプ装置は、液体を吐出する吐出口が開口した吐出面に沿う払拭方向に移動することによって前記吐出面上の異物の払拭を行うワイプ装置において、ワイパと、前記ワイパを保持し、前記吐出面の面内方向であって前記払拭方向と直交する直交方向の両端部に前記直交方向外側に突出した突起を有するワイパホルダと、前記直交方向に前記ワイパホルダを挟んで配置され、前記ワイパホルダの前記突起が挿入される穴がそれぞれ形成された2枚のカムプレートを有し、前記カムプレートが前記払拭方向及び前記払拭方向とは反対の退避方向のいずれに移動しているかに応じて前記ワイパホルダの高さを変更する前記カム機構と、前記ワイパホルダを前記払拭方向に沿ってスライド可能に支持するガイド機構と、前記カムプレートを前記払拭方向及び前記退避方向のいずれかに選択的に移動させる移動手段とを含んでいる。そして、前記カムプレートの前記穴は、前記払拭方向に関して、前記穴の前端が前記穴の後端よりも前記吐出面から離れているとともに、前記穴の前端から前記穴の後端の範囲で前記ワイパホルダの前記突起が前記穴と相対移動可能に、当該カムプレートの面内方向であって前記払拭方向と交差する方向に延在し、前記ワイパホルダの前記突起と前記穴の内側面との静止摩擦力は、前記ワイパホルダのスライド移動に伴う負荷に比べて小さく設定されており、前記カム機構は、前記カムプレートが前記払拭方向に移動しているときには前記ワイパを前記吐出面に当接可能な当接高さとし、前記カムプレートが前記退避方向に移動しているときには前記ワイパを前記吐出面に当接できない離隔高さとする。
本発明の記録装置によると、移動手段がカムプレートを払拭方向に移動させると、ワイパが吐出面に当接可能な当接高さにあるようにカムプレートがワイパホルダの高さを変更する。このため、ワイパによって吐出面が払拭可能となる。一方、移動手段がカムプレートを退避方向に移動させると、ワイパが吐出面に当接できない離隔高さにあるようにカムプレートがワイパホルダの高さを変更する。このため、ワイパと吐出面とを離隔させた状態でワイパを退避させることが可能となる。このように移動手段でカムプレートを払拭方向及び退避方向に移動させるだけで、ワイパで吐出面を払拭することと、ワイパと吐出面とを離隔させながらワイパを退避させることが可能となる。そのため、装置本体の小型化を図ることが可能になるとともに、装置の製造コストを低減させることができる。また、カム機構が穴を有する2枚のカムプレートを有しているので、その構成が簡易になる。
本発明のワイプ装置によると、移動手段がカムプレートを払拭方向に移動させると、ワイパが吐出面に当接可能な当接高さにあるようにカムプレートがワイパホルダの高さを変更する。このため、ワイパによって吐出面が払拭可能となる。一方、移動手段がカムプレートを退避方向に移動させると、ワイパが吐出面に当接できない離隔高さにあるようにカムプレートがワイパホルダの高さを変更する。このため、ワイパと吐出面とを離隔させた状態でワイパを退避させることが可能となる。このように移動手段でカムプレートを払拭方向及び退避方向に移動させるだけで、ワイパで吐出面を払拭することと、ワイパと吐出面とを離隔させながらワイパを退避させることが可能となる。そのため、ワイプ装置を組み込む記録装置本体の小型化を図ることが可能になるとともに、製造コストを低減させることができる。また、カム機構が穴を有する2枚のカムプレートを有しているので、その構成が簡易になる。
本発明の一実施形態によるインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 図1のプリンタの部分平面図であって、各インクジェットヘッドに対応するワイプ装置を示す図である。 図2のワイプ装置を示す斜視図である。 図3のワイプ装置上にヘッドが配置され、ワイパによる払拭が行われている状況を示す斜視図である。 ワイプ装置の要部斜視図である。 (a)は図4に示すVIa−VIa線に沿った断面図であり、(b)はワイプ装置の要部の横断面図である。 ヘッドの吐出面をワイプ装置で払拭する際の状況を示す状況図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1を参照し、本発明に係る記録装置の一実施形態としてのインクジェットプリンタ1の全体構成について説明する。
プリンタ1は、ライン式のカラーインクジェットプリンタである。プリンタ1は、直方体形状の筐体1aを有する。筐体1aの天板上部には、排紙部31が設けられている。筐体1aの内部空間は、上から順に3つの空間A,B,Cに区分できる。空間A,Bは、排紙部31に連なる用紙搬送経路が形成された空間である。空間Aでは、用紙Pの搬送と用紙Pへの画像形成が行われる。空間Bでは、給紙に係る動作が行われる。空間Cには、インク供給源としてのインクカートリッジ39が収容されている。
空間Aには、4つのインクジェットヘッド10(以下、ヘッド10と称する)、ヘッド10の吐出面10aを払拭するワイプ装置40(後述する:図2参照)、用紙Pを搬送する搬送ユニット21、用紙Pをガイドするガイド部材等が配置されている。空間Aの上部には、プリンタ1の各部の動作を制御してプリンタ1全体の動作を司るコントローラ1pが配置されている。
4つのヘッド10は、主走査方向に長尺な略直方体形状を有する。各ヘッド10は、副走査方向に所定ピッチで並び、ヘッドフレーム3を介して筐体1aに支持されている。ヘッド10は、圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室のインクに圧力を与えるアクチュエータとが貼り合わされた積層体(ともに図示せず)を有しており、底面は吐出面10aとなっている。吐出面10aには、インクを吐出する複数の吐出口(不図示)が形成されている。画像形成に際して、4つのヘッド10からは、搬送される用紙Pに対してマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクが吐出される。
搬送ユニット21は、押さえローラ4、剥離プレート5、2つのベルトローラ6,7、及び、両ローラ6,7間に巻回されたエンドレスの搬送ベルト8を有する。ベルトローラ7は、駆動ローラであって、コントローラ1pによる制御の下、搬送モータ(図示せず)の駆動により回転し、図1中時計回りに回転する。ベルトローラ7の回転に伴い、搬送ベルト8が図1中の矢印方向に走行する。ベルトローラ6は、従動ローラであって、搬送ベルト8が走行するのに伴って、図1中時計回りに回転する。
搬送ベルト8のループ内には、4つのヘッド10の吐出面10aと対向するように、板状のプラテン19が配置されている。搬送ベルト8の上側ループは、内周面側からプラテン19により支持されており、外周面8aと吐出面10aとの間に画像形成に適した間隙が形成されている。
搬送ベルト8の外周面8aには、弱粘着性のシリコン層が形成されている。ガイド部材により搬送ユニット21に送られてきた用紙Pは、押さえローラ4によって押え付けられて外周面8aに保持され、黒塗り矢印に沿って副走査方向に搬送される。
そして用紙Pは、図1中右方の剥離プレート5によって外周面8aから剥離される。剥離された用紙Pは、ガイド部材により上方へと搬送され、筐体1a上部の開口30から排紙部31へと排出される。
ガイド部材は、上流側ガイド部と下流側ガイド部で構成される。上流側ガイド部は、給紙ユニット1bと搬送ユニット21を繋ぎ、ガイド27a,27bと送りローラ対26を含む。下流側ガイド部は、搬送ユニット21と排紙部31とを繋ぎ、ガイド29a,29bと2組の送りローラ対28を含む。各送りローラ対26,28は、コントローラ1pによる制御の下、それぞれの送りモータ(図示せず)の駆動により回転する。
空間Bには、給紙ユニット1bが筐体1aに対して着脱可能に配置されている。給紙ユニット1bは、主走査方向に沿って着脱される。図1に示すように、給紙ユニット1bは、用紙Pを収納する給紙トレイ23、及び、給紙トレイ23に取り付けられた給紙ローラ25を有する。給紙トレイ23は、上方に開口する箱であり、複数の用紙Pを収納可能である。給紙ローラ25は、コントローラ1pによる制御の下、給紙モータ(図示せず)の駆動により回転し、給紙トレイ23の最も上方にある用紙Pを送り出す。
給紙ローラ25によって送り出された用紙Pは、ガイド27a,27bに沿って送りローラ対26により搬送ユニット21へと送られる。用紙Pは、ベルトローラ6の回転によって、搬送ベルト8で搬送される。その途中で、用紙P上に画像が形成される。画像形成された用紙Pは、ガイド29a,29bに沿って送りローラ対28によって上方へ搬送される。最終的に、用紙Pは、筐体1aの上方にある開口30から排紙部31に排出される。このように、プリンタ1の内部には、給紙ユニット1bから排紙部31に至る用紙搬送経路が形成されている。
ここで、副走査方向とは、搬送ユニット21による用紙Pの搬送方向と平行な方向であり、主走査方向とは、副走査方向に直交する方向であって水平面に沿った方向である。主走査方向及び副走査方向は共に、水平面(ヘッド10の吐出面10a)に平行で且つ鉛直面に直交する方向である。
空間Cには、インクユニット1cが筐体1aに対して着脱可能に配置されている。インクユニット1cは、主走査方向に沿って着脱される。インクユニット1cは、カートリッジトレイ35及び4つのカートリッジ39を有する。4つのカートリッジ39には、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクがそれぞれ貯留されている。これらカートリッジ39は、トレイ35に収容され、副走査方向に並設されている。
空間Aに配置されたコントローラ1pは、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、CPUが実行するプログラム及びプログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read Only Memory)、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)、プリンタ1に接続された外部装置との間でデータ送受信を行う入出力インターフェース等を有する。コントローラ1pは、インターフェースを介して外部装置であるPC(Personal Computer)等から用紙Pに記録される画像に係る画像データを受信し、当該画像データをRAMに記憶させる。そしてコントローラ1pは、RAMに記憶された画像データに基づいて、用紙Pの搬送及び用紙Pへの記録を制御する。
コントローラ1pは、記録指令を受信すると、搬送経路全体をアクティブにする。具体的には、コントローラ1pは、先ず、搬送モータを駆動してベルトローラ6を回転させ、搬送ベルト8の走行速度が所定速度に安定するまで待機する。当該待機中、コントローラ1pは、記録指令に含まれる画像データを複数の吐出口の配置態様に対応した記録データに変換し、RAMの所定領域に格納する。搬送ベルト8の走行速度が所定速度に安定した後、コントローラ1pは、給紙モータ及び送りモータを駆動して給紙ローラ25及び送りローラ対26,28をそれぞれ回転させ、用紙Pを搬送ユニット21に順次供給する。押さえローラ4よりも用紙搬送方向下流側に、用紙センサ32が設置されている。センサ32から受信した検出信号に基づき、コントローラ1pは、4つのヘッド10からのインク吐出タイミングを決定する。用紙Pが吐出面10aの真下を横切る際、記録データに従って多数の吐出口から順にインク滴が吐出され、用紙P上に所望のカラー画像が形成される。その後、用紙Pは送りローラ対28によって排紙部31に送られる。
ここで、時間の経過と共に、吐出面10aには異物(インク、紙粉、粉塵等)が付着し、また、吐出回数の少ない吐出口ではインクの増粘が進む。いずれの現象もインクの吐出性能を悪化させる要因となるため、コントローラ1pは、所定時間毎又は所定記録枚数毎に、吐出性能を回復させるための処理(メンテナンス)を行う。このメンテナンスは、例えば、ポンプの駆動により吐出口から強制的にインクを吐出させるパージ動作、及び、パージ動作後に、ワイパ41で吐出面10a上の異物(インク等)を払拭する払拭動作をいう。
次に、図2〜図7を参照し、ワイプ装置40について説明する。なお、図2、図4、図7等では、ヘッドフレーム3の図示を省略している。
ワイプ装置40は、図2に示すように、4つのヘッド10のそれぞれに対して設けられている。4つのワイプ装置40は、図1に示す筐体1a内の空間Aにおいて、搬送ユニット21の側方に、ヘッド10の配置ピッチと同じ間隔で、副走査方向に並設配置されている。
ワイプ装置40は、図3〜図7に示すように、ワイパ41、ワイパホルダ42、カム機構50、ガイド機構60、及び、移動機構(移動手段)70を有している。ワイパ41による払拭は、コントローラ1pによる制御の下、例えば、パージ動作後に、実行される。
ワイパ41は、ゴム等の弾性体から形成されている。ワイパ41は、副走査方向に延在した略直角三角形柱形状を有しており、直角部分を下側にして配置されている。ワイパ41は、副走査方向に関して吐出面10aと略同じ長さを有すると共に、副走査方向の全長に亘って一定の横断面(図6(b)参照)を有する。ワイパ41は、図6(b)に示すように、払拭時に吐出面10aに当接する先端41aから、払拭時におけるワイパ41の移動方向(図6(b)中左方向であって以下、単に「払拭方向」と称す。)下流側に向けて、吐出面10aから離隔するよう傾斜した斜面41bを有している。
ワイパホルダ42は、ワイパ41を固定する水平な板状部材からなる。ワイパ41は、ワイパホルダ42の上面中央に固定されている。ワイパホルダ42には、図6(a)に示すように、厚み方向に貫通した2つの孔42aが形成されている。これら孔42aは、副走査方向に関して、ワイパ41の固定領域を挟んで配置されている。また、ワイパホルダ42の長手方向(副走査方向)の各側面には、長手方向外側に突出した突起42bが形成されている。
ガイド機構60は、図5及び図6に示すように、2本の平行なシャフト61と、水平な板状部材(支持部材)63とを有している。シャフト61は、主走査方向に沿って延在する棒状部材である。板状部材63の副走査方向の両端部には、図6(a)に示すように、摺動部64が形成されている。摺動部(支持部材)64は、内部にシャフト61が通された中空管64aと、中空管64aと板状部材63とを繋ぐ連結部64bとを有している。こうして、板状部材63がシャフト61に沿って主走査方向にスライド可能に支持されている。また、板状部材63の副走査方向の各側面には、副走査方向に突出した突起63aが形成されている。これら2つの突起63aは、後述のガイド穴54に通されており、板状部材63がカム機構50を主走査方向に沿ってスライド可能に支持している。
また、板状部材63の上面であって孔42aと対向する位置には、上方に突出した2本のガイド棒65が形成されている。ガイド棒65は、孔42aの内径よりも若干小さい外径を有し、且つ、ワイパ41が吐出面10aと当接可能な位置(当接可能位置)に配置されていても上端が孔42aから抜けない程度の長さを有している。これにより、ワイパホルダ42が鉛直方向に移動した際に、板状部材63に対して水平方向にずれるのを防止することができる。
板状部材63とワイパホルダ42との間には、板バネ(付勢部材)80が設けられている。この板バネ80は、一端が板状部材63の上面に固定され、他端がワイパホルダ42の下面に固定されている。図6(b)に示すように、板バネ80は、横向きのU字に湾曲した外形を有し、U字の開口が払拭方向前方(下流側)に向いている。板バネ80の開口は、常に払拭方向前方に向かって若干窄んだ状態にある。また、板バネ80は、ワイパホルダ42が後述のガイド穴53に規制されることによって、板状部材63とワイパホルダ42との間において圧縮されるように配置されている。つまり、板バネ80は、ワイパホルダ42を板状部材63から離隔する方向(上方)に付勢している。そして、板バネ80は、ワイパ41が当接可能位置よりも上方にあるときに中立状態を取る。そのため、板バネ80は、待機位置(後述する)及び当接可能位置のいずれにおいてもワイパホルダ42が板状部材63から離れるように、ワイパホルダ42を付勢する。しかし、いずれの位置でも、板バネ80の開口は窄んでいる。これによって、ワイパ41の先端41aは、板状部材63の上面からの高さが低くなり、ワイプ装置40の高さを低くできる。また、拭き取られたインクは、ワイパ41の斜面41bを伝って払拭方向前方部から排出されることになるが、板バネ80の開口方向でもあるため、斜面41bの近傍でインクの回収ができる。インク回収は、板バネ80の外側を汚さない。さらに、窄んだ開口のため、インク回収時に板バネ80の内側も汚さない。
カム機構50は、図5及び図6に示すように、2枚の板状のカムプレート51と、2つの連結板52a,52bとを有している。2枚のカムプレート51は、副走査方向に関して、ワイパホルダ42を挟む位置に立設されている。また、各カムプレート51には、突起42bが通されたガイド穴53と、突起63aが通されたガイド穴54とが形成されている。これらガイド穴53同士、及び、ガイド穴54同士は、副走査方向に関して互いに対向して配置されている。本実施形態におけるガイド穴53はカムプレート51に貫通して形成されているが、突起42bを介してワイパホルダ42を支持することが可能であればカムプレート51を貫通しない溝状の穴であってもよい。なお、ガイド穴54もガイド穴53と同様にカムプレート51に貫通しない穴であってもよい。
ガイド穴53は、図5〜図7に示すように、カムプレート51の側面(吐出面10aと垂直な面)内方向であって払拭方向と交差する方向に傾斜した傾斜部53aと、傾斜部53aの払拭方向の前端(下流端)に形成され水平に延在する水平前端部53bと、傾斜部53bの払拭方向の後端(上流端)に形成され水平に延在する水平後端部53cとを有している。水平前端部53bは、水平後端部53cよりも下方に配置されている。すなわち、図7(a)に示すように、水平前端部53bは水平後端部53cよりも吐出面10aから下方に離れている。突起42bが水平前端部53bに存在するときに、ワイパ41は、吐出面10aと当接できない離隔高さに位置する。一方、図7(b)に示すように、突起42bが水平後端部53cに存在するときに、ワイパ41は、吐出面10aと当接可能な当接高さに位置する。このとき、ワイパ41の先端41aは、吐出面10aに対して僅かにオーバーラップする高さにある。このようにカム機構50(カムプレート51)には、その移動方向に応じてワイパ41の高さを変更する機能を有している。また、ガイド穴54は、水平方向(主走査方向)に延在しており、カムプレート51が突起63aによって主走査方向にスライド可能に支持されている。カムプレート51は、スライドすることで板状部材63に対してガイド穴54の長さだけ相対移動する。
連結板52aは、図6(b)に示すように、払拭方向に関して、カムプレート51の下流端同士を連結するように固定されている。一方、連結板52bは、払拭方向に関して、カムプレート51の上流端同士を連結するように固定されている。
移動機構70は、図2〜図4に示すように、主走査方向に沿って互いに離隔して配置された2つのプーリ71,72と、これらプーリ71,72に架け渡されたベルト73とを有している。ベルト73は、図6(b)に示すように、一端が連結板52aに固定されており、他端が連結板52bに固定されている。プーリ72は、駆動プーリであって、コントローラ1pによる制御の下、駆動モータ(不図示)の駆動により回転する。このプーリ72が正回転すると、ベルト73が払拭方向に移動する。このとき、ワイパ41、ワイパホルダ42及びカム機構50等も、シャフト61に沿って払拭方向に移動する。プーリ72が逆回転すると、ベルト73が払拭方向とは反対の退避方向に移動する。このとき、ワイパ41、ワイパホルダ42及びカム機構50等も、シャフト61に沿って退避方向に移動する。なお、払拭方向及び退避方向は、いずれも主走査方向に平行である。また、プーリ71は、従動プーリであって、ベルト73の走行に伴って回転する。
続いて、パージ動作後のヘッド10の吐出面10aを払拭するワイプ装置40の各部の動作について説明する。
払拭を開始する前、ワイプ装置40の各部は、待機モードにある。待機モードにおいて、ワイパ41等は、図2に示すように、自身の主走査方向に関する移動範囲の中で最も搬送ユニット21から離れた位置に配置されている。つまり、ワイパ41などは待機位置に配置されている。待機位置に配置されたワイパ41は、ヘッド10がワイプ装置40と対向するメンテナンス位置(図4、図7に示す位置)に配置されたとき、離隔高さにあるように配置されている。
例えば、コントローラ1pによる制御の下、ヘッド10のパージ動作が終了し、ワイパ41による払拭が指示されると、ワイプ装置40は払拭モードに移行する。このとき、搬送経路全体において各部の駆動が停止される。また、ヘッドフレーム3は、コントローラ1pによる制御の下、ヘッド移動機構(図示せず)によって、図2に太矢印で示すように主走査方向に沿って移動する。これに伴い、ヘッド10は、記録位置(図2中実線で示す位置。鉛直方向に関して搬送ベルト8と対向する位置)からメンテナンス位置(図2中二点鎖線で示す位置。図4参照)に移動する。
そして、コントローラ1pによる制御の下、プーリ72が正回転してベルト73が走行する。このとき、カムプレート51が、ベルト73の走行にともなって、待避位置から払拭方向(図中左方)に移動する。シャフト61と中空管64aとの静止摩擦力は、突起42bとガイド穴53の内側面、及び、突起63aとガイド穴54の内側面との静止摩擦力の和より大きく設定してある。このため、まずは、カムプレート51だけが払拭方向に移動する。カムプレート51が払拭方向に移動すると、水平前端部53bの上角部と接触していた突起42bが、傾斜部53aの上部と接触しながら斜め上方に移動した後、水平後端部53cの上角部と接触する。つまり、ワイパ41が吐出面10aに当接できない離隔高さから吐出面10aに当接可能な当接高さにまで移動する。その後、カムプレート51の払拭方向の移動に伴って、ワイパ41、ワイパホルダ42及びガイド機構60などが、シャフト61に沿って払拭方向に移動する。なお、カムプレート51は、ガイド穴54内に突起63aが通されているので、水平にしか移動しない。
そして、ワイパ41が吐出面10aと対向する位置に差し掛かったときに、ワイパ41の斜面41bに吐出面10aの縁が当接し、ワイパ41及びワイパホルダ42が板バネ80の付勢力に抗する下方に移動する。つまり、図7(b)に示すように、突起42bが水平後端部53b内において、その上部から若干離隔する位置に移動する。この後、ワイパ41の先端41aが吐出面10aと当接しながら払拭方向に移動する。このとき、ワイパホルダ42には板バネ80によって上方への付勢力が生じている。ワイパ41の先端41aは、吐出面10aを一定の力で押しながら払拭方向に移動する。そのため、吐出面10aからより確実に異物を払拭することが可能となる。
ワイパ41が吐出面10aと対向する位置を通り過ぎると、突起42bと水平後端部53cの上部とが当接する位置までワイパ41及びワイパホルダ42が上方に移動する。そして、この状態でワイパ41、ワイパホルダ42、カムプレート51及びガイド機構60などが払拭終了位置(主走査方向に関する移動範囲の中で最も搬送ユニット21に近い位置)まで移動することで、ワイパ41による吐出面10aの払拭が完了する。
この後、コントローラ1pによる制御の下、プーリ72が逆回転し、ワイパ41、ワイパホルダ42、カムプレート51及びガイド機構60などが待避位置に戻る。このときも、突起42bとガイド穴53の内側面、及び、突起63aとガイド穴54の内側面との静止摩擦力を足し合わせたものよりもシャフト61と中空管64aとの静止摩擦力の方が大きいため、まずはカムプレート51だけが退避方向に移動する。すると、水平後端部53cの上角部と接触していた突起42bが傾斜部53aの上部と接触しながら斜め下方に移動した後、水平前端部53bの上角部に接触する。つまり、ワイパ41が当接高さから離隔高さにまで移動する。そして、この状態でカムプレート51の退避方向の移動に伴って、ワイパ41、ワイパホルダ42及びガイド機構60などが吐出面10aと対向する位置を通過し、待避位置に戻る。こうして、ワイプ装置40の各部は、払拭に係る動作を終了し、再び待機モードに移行する。
その後、ヘッド10は、ヘッドフレーム3のヘッド移動機構による移動と共に、メンテナンス位置から記録位置へと移動する。コントローラ1pは、この段階で次の記録指令を受信すると、搬送経路全体を上記のようにアクティブにし、記録動作を再開する。一方、この段階で次の記録指令を受信しなければ、コントローラ1pは、キャップ(図示せず)で吐出面10aを覆い、次の記録指令を待つ。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ1によると、移動機構70がカムプレート51を払拭方向に移動させると、ワイパ41が吐出面10aに当接可能な当接高さにあるようにカムプレート51がワイパホルダ42の高さを変更する。このため、ワイパ41によって吐出面10aが払拭可能となる。一方、移動機構70がカムプレート51を退避方向に移動させると、ワイパ41が吐出面10aに当接できない離隔高さにあるようにカムプレート51がワイパホルダ42の高さを変更する。このため、ワイパ41と吐出面10aとを離隔させた状態でワイパ41を退避させることが可能となる。このように移動機構70でカムプレート51を払拭方向及び退避方向に移動させるだけで、ワイパ41で吐出面10aを払拭することと、ワイパ41と吐出面10aとを離隔させながらワイパ41を退避させることが可能となる。つまり、移動機構70に駆動力を付与する駆動源以外の別の駆動源を用いなくても、移動機構70によるカム機構50の移動だけでワイパ41の高さを変更することが可能となる。そのため、プリンタ本体に設ける部品点数を減らすことができ、プリンタ本体の小型化を図ることが可能になるとともに、プリンタ1の製造コストを低減させることができる。ワイプ装置40においては、このようなワイプ装置40を組み込むプリンタ本体の小型化を図ることが可能になるとともに、部品点数の減少に伴って製造コストを低減させることができる。
また、カム機構50がガイド穴53を有する2枚のカムプレート51を有しているので、その構成が簡易になる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、カム機構が、払拭方向及び退避方向の移動方向に応じてワイパの高さを変更することが可能であれば、上述のカム機構50以外の構成を有していてもよい。また、付勢部材としての板バネ80は、他の弾性部材から構成されていてもよいし、設けられていなくてもよい。また、上述の実施形態においては、カムプレート51に板状部材63の突起63aを通すガイド穴54を設けているが、ガイド穴54及び突起63aを設けなくてもよい。この場合、ベルト73によってカムプレート51が鉛直方向に振れにくくするように構成することが望ましい。
また、本発明の記録装置は、ライン式・シリアル式のいずれにも適用可能であり、また、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機等にも適用可能である。さらに、本発明の記録ヘッドは、インク滴以外の液滴を吐出してもよい。
1 インクジェットプリンタ(記録装置)
10 インクジェットヘッド(記録ヘッド)
10a 吐出面
40 ワイプ装置
41 ワイパ
42 ワイパホルダ
50 カム機構
51 カムプレート
53 ガイド穴
60 ガイド機構
61 シャフト
63 板状部材(支持部材)
70 移動機構(移動手段)
80 板バネ(付勢部材)

Claims (5)

  1. 液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有する記録ヘッドと、
    前記吐出面に沿う払拭方向に移動することによって前記吐出面上の異物の払拭を行うワイプ装置とを備えており、
    前記ワイプ装置が、
    ワイパと、
    前記ワイパを保持し、前記吐出面の面内方向であって前記払拭方向と直交する直交方向の両端部に前記直交方向外側に突出した突起を有するワイパホルダと、
    前記直交方向に前記ワイパホルダを挟んで配置され、前記ワイパホルダの前記突起が挿入される穴がそれぞれ形成された2枚のカムプレートを有し、前記カムプレートが前記払拭方向及び前記払拭方向とは反対の退避方向のいずれに移動しているかに応じて前記ワイパホルダの高さを変更する前記カム機構と、
    前記ワイパホルダを前記払拭方向に沿ってスライド可能に支持するガイド機構と、
    前記カムプレートを前記払拭方向及び前記退避方向のいずれかに選択的に移動させる移動手段とを含み、
    前記カムプレートの前記穴は、前記払拭方向に関して、前記穴の前端が前記穴の後端よりも前記吐出面から離れているとともに、前記穴の前端から前記穴の後端の範囲で前記ワイパホルダの前記突起が前記穴と相対移動可能に、当該カムプレートの面内方向であって前記払拭方向と交差する方向に延在し、
    前記ワイパホルダの前記突起と前記穴の内側面との静止摩擦力は、前記ワイパホルダのスライド移動に伴う負荷に比べて小さく設定されており、
    前記カム機構は、前記カムプレートが前記払拭方向に移動しているときには前記ワイパを前記吐出面に当接可能な当接高さとし、前記カムプレートが前記退避方向に移動しているときには前記ワイパを前記吐出面に当接できない離隔高さとすることを特徴とする記録装置。
  2. 前記ガイド機構は、前記ワイパホルダを支持する支持部材と、前記支持部材を前記払拭方向に沿ってスライド可能に支持するシャフトとを有し、
    前記支持部材と前記シャフトとの静止摩擦力が、前記ワイパホルダの前記突起と前記穴の内側面との静止摩擦力よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記支持部材は、前記直交方向の両端部から前記直交方向外側に突出した突起が形成された板状部材と、前記板状部材に繋がり前記シャフトにスライド可能に支持された摺動部とを有し、
    前記2枚のカムプレートは、前記直交方向に前記板状部材を挟んで配置され、前記板状部材の前記突起が挿入される別の穴がそれぞれ形成され、
    前記摺動部と前記シャフトとの静止摩擦力が、前記ワイパホルダの前記突起と前記穴の内側面との静止摩擦力及び前記板状部材の前記突起と前記別の穴の内側面との静止摩擦力の和よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 記ワイパホルダと前記板状部材との間には、一端が前記ワイパホルダに他端が前記板状部材に固定され、前記ワイパホルダを前記板状部材から離れる方向に付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  5. 液体を吐出する吐出口が開口した吐出面に沿う払拭方向に移動することによって前記吐出面上の異物の払拭を行うワイプ装置において、
    ワイパと、
    前記ワイパを保持し、前記吐出面の面内方向であって前記払拭方向と直交する直交方向の両端部に前記直交方向外側に突出した突起を有するワイパホルダと、
    前記直交方向に前記ワイパホルダを挟んで配置され、前記ワイパホルダの前記突起が挿入される穴がそれぞれ形成された2枚のカムプレートを有し、前記カムプレートが前記払拭方向及び前記払拭方向とは反対の退避方向のいずれに移動しているかに応じて前記ワイパホルダの高さを変更する前記カム機構と、
    前記ワイパホルダを前記払拭方向に沿ってスライド可能に支持するガイド機構と、
    前記カムプレートを前記払拭方向及び前記退避方向のいずれかに選択的に移動させる移動手段とを含み、
    前記カムプレートの前記穴は、前記払拭方向に関して、前記穴の前端が前記穴の後端よりも前記吐出面から離れているとともに、前記穴の前端から前記穴の後端の範囲で前記ワイパホルダの前記突起が前記穴と相対移動可能に、当該カムプレートの面内方向であって前記払拭方向と交差する方向に延在し、
    前記ワイパホルダの前記突起と前記穴の内側面との静止摩擦力は、前記ワイパホルダのスライド移動に伴う負荷に比べて小さく設定されており、
    前記カム機構は、前記カムプレートが前記払拭方向に移動しているときには前記ワイパを前記吐出面に当接可能な当接高さとし、前記カムプレートが前記退避方向に移動しているときには前記ワイパを前記吐出面に当接できない離隔高さとすることを特徴とするワイプ装置。
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