JP5375112B2 - エンジンの動弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブリフト量を可変可能なエンジンの動弁装置に関する。
動弁のバルブリフト量を可変可能な可変動弁装置は従来から広く知られている。このような可変動弁装置は、駆動軸の外周に回転可能に支持された揺動カムを備えており、この揺動カムがリンクロッドにより制御軸の偏心カム部に回転可能に装着されたロッカアームに連動して揺動し、その揺動に応じて吸気弁をバルブスプリング反力に抗して押し開く構成となっている。ここで、このロッカアームは、前記駆動軸に設けられた駆動カムにリンクアームを介して連係されている。このような可変動弁装置は、多くの部材から構成されているため、製造誤差や組み付け誤差等に起因して気筒間でのバルブリフト量のバラツキが発生し易い。
そこで、例えば特許文献1には、上述した従来公知の可変動弁装置における気筒間のリフトバラツキを除去するために、前記ロッカアームに、リフト調整機構を設け、このロッカアームと前記リンクロッドとを回転可能に連係する支持ピンの該ロッカアームに対する位置を変更可能とした構造が開示されている。この特許文献1におけるリフト調整機構は、前記ロッカアームに一体に設けられた略矩形ブロック状の連係部と、この連係部の上面から内部に形成されて、固定ねじ部材が上方向から螺着する固定用雌ねじ穴と、前記連係部の両側面から前記雌ねじ穴に直交する方向へ貫通形成されて前記支持ピンが挿通されるピン挿通穴と、固定用雌ねじ穴と同軸状で前記連係部の下面から内部に形成されて、調整用ねじ部材が下方向から裸着する調整用雌ねじ穴と、を備え、前記支持ピンが前記固定ねじ部材と前記調整ねじ部材とに挟持されて、これらのねじの位置を変化させることによって、前記支持ピンの位置を変化させることができるようになっている。
また、例えば特許文献2には、上述した従来公知の可変動弁装置における気筒間のリフトバラツキを除去するためのリフト調整機能を前記リンクアームに設けたものが開示されている。すなわち、この特許文献2においては、前記リンクアームが、前記駆動カムに摺動自在に嵌合した大端部と、前記ロッカアームから突出するピン状部材に摺動自在に嵌合した小端部と、の2部材からなり、前記小端部に形成された雄ねじを、前記大端部に形成された雌ねじに螺合させることによって、前記小端部と前記大端部との距離、換言すれば前記リンクアームにおける前記駆動カム中心と前記ピン状部材の中心との間の寸法(長さ)を変更可能な構成となっている。
特開2006−105082号公報 特開2001−123809号公報
上述した特許文献1の可変動弁装置において、前記駆動カムの回転を前記揺動アームの揺動運動に変換する側を1次側(入力側)とし、当該揺動アームの揺動運動を前記リンクロッドを介して前記揺動カムの揺動運動に変換する側を2次側(出力側)とすると、前記リフト調整機構は、2次側に設けられていることになる。
そのため、この特許文献1のように、前記リフト調整機構を動弁装置の2次側(出力側)、すなわち前記揺動アームに設けると、当該揺動アーム自体の慣性質量が増し、さらに当該揺動アームの極慣性モーメント(Ip)が増加するだけでなく、動弁装置全体としての極慣性モーメント(Ip)が増加するため、高速運転に不利となるという問題がある。
また、特許文献2の可変動弁装置においては、前記リンクアームの大端部に対して前記リンクアームの小端部がねじ込み固定された構成のため、ねじの1/2ピッチでしか前記小端部と前記大端部との距離を変化させることができず、リフト調整の調整分解能が粗く、所期の調整精度を得ることができない虞がある。
そこで、本発明は、エンジン回転に同期して回転する駆動軸と、前記駆動軸に設けられた駆動カムと、該駆動カムの外周に相対回転可能に嵌合したリンクアームと、前記駆動軸と平行に設けられ、かつ主軸部と偏心カム部とを有する回転可能な制御軸と、該制御軸の偏心カム部に回転可能に装着され、かつ第1の回転支点を介して前記リンクアームに連係する揺動アームと、第2の回転支点を介して前記揺動アームに連係されたリンクロッドと、前記リンクロッドを介して前記揺動アームに連結され、該揺動アームに伴って揺動することにより動弁を押圧する揺動カムと、を備え、前記リンクアームが、前記駆動カムの外周に相対回転可能に嵌合する大端部と、前記第1の回転支点の外周に相対回転可能に嵌合する小端部と、前記大端部と前記小端部との間にあって両者を接続する連係部と、を有するエンジンの動弁装置において、前記リンクアームは、前記第1の回転支点の位置を変更することで前記動弁のリフト量を調整可能なリフト調整機構を有し、前記リフト調整機構は、前記リンクアームに形成された雌ねじ部にそれぞれ螺合する一対のねじ部材と、この一対のねじ部材によって前記リンクアームの前記小端部内で挟持される被支持部材と、を備え、前記小端部内で挟持される被支持部材の位置を変更することで前記第1の回転支点の位置が変更可能となるよう構成され、前記連係部には、前記被支持部材の軸方向に沿った貫通穴もしくは、前記一対のねじ部材のうちの一方が収容される収容穴が形成され、前記貫通穴もしくは前記収容穴によって前記連係部が肉抜きされていることを特徴としている。
本発明によれば、一対のねじ部材を回して第1の回転支点の位置を変更することで、動弁装置を分解することなく、動弁のリフト量を細かく調整することが可能となる。
また、リンクアームにリフト調整機構を設けることによって、揺動アームにリフト調整機構を設ける場合に比べて、揺動アームの慣性質量を小さくすることができる。そのため、揺動アームの極慣性モーメントが小さくなり、ひいては動弁装置全体の極慣性モーメントを相対的に低減することができる。
本発明の第1実施形態におけるエンジンの動弁装置の斜視図。 本発明の第1実施形態におけるエンジンの動弁装置の側面図。 本発明の第1実施形態におけるリンクアームの斜視図。 本発明の第1実施形態におけるリンクアームの正面図。 制御軸を挟んで揺動アームにリンクアームとリンクロッドが連結される動弁機構と、制御軸に対して同じ側で揺動アームにリンクアームとリンクロッドが連結される動弁機構を対比して示した模式図であり、(A−1)は制御軸を挟んで揺動アームにリンクアームとリンクロッドが連結される動弁機構において動弁を開弁するときのリンクの状態を示す側面図、(A−2)は(A−1)に示す動弁機構の正面図、(B−1)は制御軸に対して同じ側で揺動アームにリンクアームとリンクロッドが連結される動弁機構において動弁を開弁するときのリンクの状態を示す側面図、(B−2)は(B−1)に示す動弁機構の正面図。 リンクアームを模式的に示した説明図。 リンクアームに引張荷重を作用させときの変形の様子を有限要素法で調べた結果を示す説明図。 リンクアームと揺動アームとを離間させて示した説明図。 リンクアームと揺動アームとを離間させて示した説明図。 本発明の第2実施形態におけるエンジンの動弁装置の斜視図。 本発明の第2実施形態におけるエンジンの動弁装置の側面図。 本発明の第2実施形態におけるリンクアームとリフト調整機構を示す説明図。 本発明の第2実施形態における第2ねじ部材の斜視図。 本発明の第3実施形態におけるエンジンの動弁装置の斜視図。 本発明の第3実施形態におけるエンジンの動弁装置の側面図。 本発明の第3実施形態におけるリンクアームと筒状部材を示す説明図。 本発明の第3実施形態における筒状部材の斜視図。 本発明の他の実施形態を示す説明図。 本発明の他の実施形態を示す説明図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は、第1実施形態におけるエンジンの動弁装置10を模式的に示した説明図であって、図1は斜視図、図2は側面図である。
この動弁装置10は、1気筒あたり図示せぬ2つの動弁(例えば吸気弁)を備え、かつ動弁のバルブリフト量をエンジンの運転状態に応じて変更可能なものである。詳述すると、第1実施形態の動弁装置10は、低速低負荷域では、高速高負荷域に比べて、バルブリフト量が小さくなると共に、動弁のリフト作動角、すなわち動弁の開弁期間が小さくなるよう変更可能であり、高速高負荷域では、低速低負荷域に比べて、バルブリフト量が大きくなると共に、動弁のリフト作動角、すなわち動弁の開弁期間が大きくなるよう変更可能なものである。つまり、動弁装置10は、動弁のバルブリフト量が大きくなると動弁のリフト作動角も大きくなり、動弁のバルブリフト量が小さくなると動弁のリフト作動角も小さくなる。
動弁装置10は、エンジン前後方向(気筒列方向)に沿ってシリンダヘッド上部に回転自在に支持された駆動軸11と、駆動軸11に設けられた駆動カム112と、駆動カム112の外周面に相対回転可能に嵌合したリンクアーム12(詳細は後述)と、駆動軸11と平行に設けられ、かつ主軸部131と偏心カム部132とウェブプレート133とを有する少なくとも所定角度範囲で回転可能な制御軸13と、制御軸13の偏心カム部132に回転可能に装着され、かつリンクアーム12により揺動される揺動アーム14と、駆動軸11に回転可能に支持されるとともに、揺動アーム14に細長いリンクロッド15を介して連結され、揺動アーム14に伴って揺動することにより動弁(図示せず)を押圧する揺動カム16と、から大略構成され、エンジン回転に同期して回転する駆動軸11に応動して揺動カム16が揺動して動弁を開閉するものである。尚、駆動軸11及び制御軸13は図示せぬ軸受により回転自在に支持されている。
駆動軸11は、エンジンのクランク軸(図示せず)からトルクが伝達されて回転するものであって、円筒形状の駆動軸本体111と駆動カム112とから構成されている。駆動軸本体111の内部には、主油通路31が形成されている。駆動カム112は、駆動軸本体111に固定されており、駆動軸本体111と一体回転する。駆動カム112は、駆動軸本体111の軸心から偏倚した偏心回転カムであって、カムボディ112aとボス部112bとを有し、カムボディ112aとボス部112bとは一体形成されている。また、カムボディ112aの軸心は駆動軸本体111の軸心から径方向へ所定量オフセットするよう設定されている。
制御軸13は、主軸部131の軸心に対して偏心カム部132の軸心がオフセットしたクランク形状を呈し、主軸部131と偏心カム部132が薄板状のウェブプレート133を介して接続されている。この制御軸13は、アクチュエータ(図示せず)によって所定回転角度範囲内で回転するように制御される。アクチュエータは、クランク角センサやエアフロメータ、水温センサ等の各種センサからの検出信号から検出されたエンジンの現在の運転状態に基づいて制御軸13を回転制御するものである。そして、制御軸13が回転制御されると、偏心カム部132の偏倚位置が調整され、揺動アーム14の揺動中心が変更される。そして、制御軸13の回転角度位置に応じて動弁のリフトならびに作動角が、両者同時に、連続的に拡大、縮小する。
揺動アーム14は、キャップ141と、リンクアーム12に支持された第1の回転支点であり被支持部材であるピン部材21(後述)と連係するアームボディ142と、とから大略構成され、キャップ141とキャップ141よりも駆動軸11側に位置するアームボディ142とにより偏心カム部132を挟み込み、回転可能に支持している。換言すると、揺動アーム14は、制御軸13の偏心カム部132を回転可能に支持する制御軸支持部143と、リンクアーム12に支持されたピン部材21を回転可能に支持する断面円形の穴部18(後述する図8を参照)とを有している。制御軸支持部143は、キャップ141に形成されたキャップ側制御軸支持部36と、アームボディ142に形成されたアームボディ側制御軸支持部37とによって構成されている。尚、キャップ141とアームボディ142とは、ボルト38により結合されている。
リンクロッド15は、一端が第2の回転支点となるピン22を介して揺動アーム14のアームボディ142に回転可能に連結され、他端が回転支点となるピン23を介して揺動カム16に回転可能に連結されている。換言すれば、リンクロッド15は、一端がピン22を介して揺動アーム14の他端側に連結されている。つまり、リンクロッド15は、制御軸13に対してピン部材21と同一側に位置するピン22を介して揺動アーム14に連係されている。ここでピン22は、ピン部材21よりも偏心カム部132の軸心から離れている。
揺動カム16は、パイプ17に固設された一対の部材であり、パイプ17は、駆動軸11を挿通し、駆動軸11を中心として揺動自在となっている。そして、揺動カム16の回転により動弁が開閉するようになっている。
リンクアーム12は、図1〜図4に示すように、駆動カム112の外周面に相対回転可能に嵌合する大端部12aと、第1の回転支点としてのピン部材21の外周に相対回転可能に嵌合する小端部12bと、大端部12aと小端部12bとの間にあって両者を接続する連係部12cと、ピン部材21の小端部12b内の位置を変更することでリンクアーム12の長さを実質的に変更して動弁のリフト量を調整可能なリフト調整機構41と、を有し、揺動アーム14に隣接して配置されている。この第1実施形態においては、連係部12cに、駆動軸11軸方向(図4における紙面垂直方向)に沿った貫通穴42が形成され、連係部12cが肉抜きされている。
リフト調整機構41は、リンクアーム12に形成された雌ねじ部43a、43bにそれぞれ螺合する上下一対のねじ部材である第1ねじ部材44及び第2ねじ部材45と、これら第1及び第2ねじ部材44、45によってリンクアーム12の小端部12b内で挟持される円柱形状のピン部材21と、を備えている。
小端部12bの外周に一旦が開口する雌ねじ部43aと、連係部12cの貫通穴42に一旦が開口する雌ねじ部43bと、は大端部12aの中心と小端部12bの中心を通る直線と同軸状に形成されている。
第1ねじ部材44は、頭部が六角形に形成されている。第2ねじ部材45は、貫通穴42側の端面に、第2ねじ部材45を回す際に用いるスパナの断面形状と同じ断面形状となる穴(例えば六角形)が形成されている。
尚、ピン部材21の外周面のうち小端部12b内に位置して第1ねじ部材44及び第2ねじ部材45によって挟持される部分には、平面状の座面46が形成されている。
そして、リフト調整機構41は、小端部12bの外周側(図4における上側)から第1ねじ部材44を回し、連係部12cの貫通穴42側(図4における下側)から第2ねじ部材45を回すことで、ピン部材21の小端部12b内の位置を変更できるように構成されている。
ここで、第1実施形態の動弁装置10は、リンクアーム14に対する揺動アーム14の回転支点となるピン部材21と、揺動アーム14に対するリンクロッド15の回転支点となるピン22とが、揺動アーム14の制御軸13に対して対して同一側、すなわち揺動アーム14の他端側に位置するように設定されているので、駆動カム112で揺動アーム14を引き下げて動弁をリフトさせることになり、リンクアーム12には引っ張り方向の荷重が作用する。
以下、説明の便宜上、第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略するものとする。
図5を用いて詳述する。図5(A−1)は、制御軸13を挟んでピン部材21とピン22とが反対側に位置するタイプ(通常リンク)の可変動弁機構において、動弁を開弁するときのリンクの状態を示す側面図であり、図5(A−2)は通常リンクの可変動弁機構の正面図である。図5(B−1)は、上述した第1実施形態の可変動弁機構と同様に制御軸13に対してピン部材21とピン22とが同一側に位置するタイプ(引き下げリンク)の可変動弁機構において、動弁を開弁するときのリンクの状態を示す側面図であり、図5(B−2)は引き下げリンクの可変動弁機構の正面図である。尚、図5(A−1)、図5(A−2)、図5(B−1)、図5(B−2)においては、説明の便宜上、第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略するものとする。
図5(A−1)、図5(A−2)に示したような制御軸13を挟んでピン部材21とピン22とが反対側に位置するタイプの可変動弁機構においては、動弁が開弁するときに荷重が以下のように作用する。すなわち、駆動軸11が回転してカムボディ112aが上昇すると、リンクアーム12を介してピン部材21の位置も上昇する。すると揺動アーム14を介してピン22の位置が下降する。するとリンクロッド15を介して揺動カム16が押し下げられて動弁が開弁する。このように動弁が開弁するときは、図5(A−1)に示すように、リンクアーム12には圧縮方向に荷重が作用し、揺動アーム14の両端には上向き荷重が作用する。そして、揺動アーム14の両端には、同方向の荷重が作用するので、図5(A−2)に示すように、揺動アーム14に生じるモーメントMx1は揺動アーム14を倒すようなモーメントとしては作用しない。
これに対して、図5(B−1)、図5(B−2)に示したような制御軸13に対してピン部材21とピン22とが同一側に位置するタイプの可変動弁機構においては、動弁が開弁するときに荷重が以下のように作用する。すなわち、駆動軸11が回転してカムボディ112aが下降すると、リンクアーム12を介してピン部材21の位置も下降する。すると揺動アーム14を介してピン22の位置も下降する。するとリンクロッド15を介して揺動カム16が押し下げられて動弁が開弁する。このように動弁が開弁するときは、図5(B−1)に示すようにリンクアーム12には引っ張り方向に荷重が作用し、図5(B−2)に示すように揺動アーム14の制御軸軸方向に沿った一方の端部には下向き荷重が作用するが、揺動アーム14の制御軸軸方向に沿ったもう一方の端部には上向き荷重が作用する。
よって、リンクアーム12には、小端部12b上側と、大端部12aの下側に、それぞれ接触荷重が発生する。そのため、小端部内周面34とピン部材21とは、小端部内周面34の周方向に沿って均等に接触しない。また、大端部内周面33と駆動カム112とは、大端部内周面33の周方向に沿って均等に接触しない。具体的には、小端部内周面34では大端部12a側にクリアランスができやすくなり、大端部内周面33では小端部12b側にクリアランスができやすくなる。そして、揺動アーム14の制御軸軸方向に沿った両端に反対方向の荷重が作用するので、図5(B−2)に示すように、揺動アーム14を倒すような大きなモーメントMx2が発生する。尚、制御軸13に対してピン部材21とピン22とが同一側に位置するタイプの可変動弁機構においては、荷重間の距離をできるだけ小さくしてモーメントアームの長さを縮小すれば、揺動アーム14を倒すモーメントを小さく抑えることができる。つまり、ピン部材21とピン22との距離、すなわちリンクアーム12とリンクロッド15との距離、を小さくすることで揺動アーム14を倒すモーメントを小さく抑えることは可能である。換言すれば、リンクアーム12から揺動アーム14に作用する荷重の作用点を制御軸方向における揺動アーム14の中心に近づけることで揺動アーム14を倒すモーメントを小さく抑えることは可能である。
ここで、図6に示すように、第1実施形態で用いるような形状のリンクアーム12は、その形状から圧縮方向の剛性は高く、引張方向の剛性は低いことがわかる。つまり、上述した第1実施形態における動弁装置10のような「引き下げリンク」の可変動弁機構においては、リンクアーム12に大きな荷重が作用すると、「通常リンク」の可変動弁機構に比べて、リンクアーム12により大きな変形が生じることになる。
図7は、第1実施形態で用いるような形状のリンクアーム12に引張荷重を作用させときの変形の様子を有限要素法で調べた結果を示す説明図である。
この図7に示すように、引張荷重が作用するとリンクアーム12の大端部12aが著しく変形しており、明瞭なクローズ・イン(径が狭まって軸に巻き付く現象)が現れている。これは、リンクアーム12の小端部12b及び連係部12cの引張剛性に対し、大端部12aの引張剛性が著しく小さいために発生している。仮に、リンクアームの連係部12cの引張剛性が大端部に対して相対的に大きくなければ(小さければ)、連係部12cが伸び変形を起こす一方、クローズ・インは緩和される。
尚、第1実施形態のような可変動弁装置の各摺動部位の中で、PV値(P:面圧、V:すべり速度)がもっとも大きいのが大端部12a、すなわちリンクアーム12と駆動カム112との摺動面であり、前記クローズ・インを契機として、焼き付き等の摺動トラブルを招来する虞がある。
これに対して、上述した第1実施形態におけるエンジンの動弁装置10は、リンクアーム12に一対のねじ部材44、45でピン部材21を挟持するリフト調整機構41を設けると共に、リンクアーム12の連係部12cの肉抜きを行うことで、次の効果を得ている。
すなわち、リフト調整機構41を設けることで、第1ねじ部材44及び第2ねじ部材45を回して第1の回転支点の位置を変更することが可能となり、動弁装置10のバルブリフト量を動弁装置10を分解することなく細かく調整するすることができる。
また、リンクアーム12の連係部12cの肉抜きによる軽量化により、リフト調整機構41を設けた分の質量増加を吸収し、動弁装置10全体としての極慣性モーメントを低減することができる。
そして、リンクアーム12の連係部12cが貫通穴42を設けることにより肉抜きされ、連係部12cの剛性が若干低下させられているので、リンクアーム12の前記クローズ・インを緩和することができる。
また、リンクアーム12と揺動アーム14とを連係する第1の回転支点と、揺動アーム14とリンクロッド15とを連係する第2の回転支点とが、制御軸13に対して同一側に位置するよう構成された動弁装置10の場合、前記クローズ・インの緩和により、リンクアーム12と駆動カム112との焼き付き限界が高まり、前述の極慣性モーメント低減の効果と相まって、さらなるエンジンの高回転化が可能となる。
そして、図8及び図9に示すように、リンクアーム12と揺動アーム14との連係が、リンクアーム側から突出する被支持部材であるピン部材21を揺動アーム14に形成された穴部18に挿入することによって構成されているので、リンクアーム12から揺動アーム14に作用する荷重の作用点を制御軸軸方向における揺動アーム14の中心に近づけることができる。そのため、特に上述した第1実施形態のように、リンクアーム12と揺動アーム14との連係点(第1の回転支点)と、揺動アーム14とリンクロッド15との連係点(第2の回転支点)とが、制御軸13に対して同一側に位置するよう構成されて動弁装置10においては、リンクアーム12から揺動アーム14に作用する荷重に起因する揺動アーム14の倒れモーメントを大幅に低減することが可能となり、総じて揺動アーム14全体の倒れモーメントを大幅に低減することができる。
また、図9に示すように、ボルト38の軸線と、リンクロッド15から作用する荷重の中心線(リンクロッド15の制御軸軸方向の幅の中心線)、ピン部材21から作用する荷重の作用点、とが制御軸軸方向で略一致するように設定すれば、揺動アーム14に作用する全ての外力の作用線が、制御軸軸方向で一致することになるので、当該揺動アーム14に作用する倒れモーメントを極小にすることができる。
以下、本発明の他の実施形態について説明するが、説明の便宜上、第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略するものとする。
図10〜図13を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、上述した第1実施形態と略同一構成となっているが、リンクアーム12の連係部12cには、貫通穴42の替えて、第2ねじ部材45が収容される収容穴51が形成されている。この収容穴51は、小端部12bの内周面に開口するものであって、内周面が第2ねじ部45に螺合する雌ねじ部43bとなっている。
そして、リンクアーム12には、駆動カム112と大端部12aとの摺動面と、連係部12cの収容穴51と、を連通する油穴52が形成されている。
また、第2ねじ部材45には、第2ねじ部材45軸方向に沿ったねじ部材貫通穴53が貫通形成されている。このねじ部材貫通穴53の一部は、第2ねじ部材45を回す際に用いるスパナの断面形状と同じ断面形状(例えば六角形)となる工具係合部54となっており、この工具係合部54が前記スパナと係合するように形成されている。この第2実施形態では、ねじ部材貫通穴53の一端側に、断面が所定区間六角形となった工具係合部54が形成されている。
尚、この第2実施形態においては、小端部12b側からスパナをねじ部材貫通穴53に差し込み、第2ねじ部材45が所望の位置となるまで第2ねじ部材45を回転させる。
このような第2実施形態においては、上述した第1実施形態の作用効果に加え、収容穴が油だまりとして機能するため、特に機関始動時の潤滑性を向上させることができる。
そして、駆動カム112と大端部12aとの摺動面に供給された潤滑油は、油穴52を介して一旦収容穴51にて蓄えられることになる。
そのため、機関停止後長時間が経過しても、リンクアーム12と駆動カム112との摺動面に、油穴52を介して収容穴51内の潤滑油を供給可能なので、リンクアーム12と駆動カム112との摺動面の油切れを抑制することができる。
また、第2ねじ部材45にねじ部材貫通穴53を形成したことによって、リンクアーム12と駆動カム112との摺動面に供給された潤滑油を油穴52、収容穴51及びねじ部材貫通穴53を介してピン部材21まで導く潤滑油経路を構成することができ、ピン部材21まで潤滑することができる。
図14〜図17を用いて、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態は、上述した第2実施形態と略同一構成となっているが、一対のねじ部材44、45によって挟持される被支持部材が、円筒形状の筒状部材61であり、揺動アーム14にこの筒状部材61の内周面に回転可能に嵌合するピン部62が設けられている。
筒状部材61は、図17に示すように、外周面のうち第1ねじ部材44及び第2ねじ部材45によって挟持される部分に、平面状の座面63が形成されている。
このような第3実施形態においても、第1実施形態と同様に、動弁装置10全体としての極慣性モーメントの低減、リンクアーム12の前記クローズ・イン緩和、さらなるエンジンの高回転化が可能となる。
また、一般的に、リンクアームと揺動アームとの連係は、揺動アーム側から突出したピン状部材をリンクアーム側の穴部で回転可能に嵌合する構成となっている。そのため、この第3実施形態ように、リンクアームと揺動アームとを連係させる構成であれば、リンクアームのみの設計変更でリフト調整機構を設けることが可能となるので、既存の動弁装置に対して少ない設計変更でリフト調整機構を設けることが可能となる。
また、上述した第2及び第3実施形態においては、図18及び図19に示すように、第2ねじ部材45のねじ部材貫通穴53を油路として用いることによって、駆動軸11の主油通路31内の潤滑油を第2ねじ部材45と接する被支持部材21、61までを導き、被支持部材21、61を潤滑することができる。
すなわち、主油通路31、駆動軸本体111に形成された油供給穴71、駆動カム112に形成された油供給穴72、油穴52、収容穴51及びねじ部材貫通穴53と続く潤滑油の供給経路を形成することができる。
上述した実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) エンジン回転に同期して回転する駆動軸と、前記駆動軸に設けられた駆動カムと、該駆動カムの外周に相対回転可能に嵌合したリンクアームと、前記駆動軸と平行に設けられ、かつ主軸部と偏心カム部とを有する回転可能な制御軸と、該制御軸の偏心カム部に回転可能に装着され、かつ第1の回転支点を介して前記リンクアームに連係する揺動アームと、第2の回転支点を介して前記揺動アームに連係されたリンクロッドと、前記リンクロッドを介して前記揺動アームに連結され、該揺動アームに伴って揺動することにより動弁を押圧する揺動カムと、を備え、前記リンクアームが、前記駆動カムの外周に相対回転可能に嵌合する大端部と、前記第1の回転支点の外周に相対回転可能に嵌合する小端部と、前記大端部と前記小端部との間にあって両者を接続する連係部と、を有するエンジンの動弁装置において、前記リンクアームは、前記第1の回転支点の位置を変更することで前記動弁のリフト量を調整可能なリフト調整機構を有し、前記リフト調整機構は、前記リンクアームに形成された雌ねじ部にそれぞれ螺合する一対のねじ部材と、この一対のねじ部材によって前記リンクアームの前記小端部内で挟持される被支持部材と、を備え、前記小端部内で挟持される被支持部材の位置を変更することで前記第1の回転支点の位置が変更可能となるよう構成されている。
第1の回転支点の位置が変更されると、前記リンクアームの長さが実質的に変更されることになる。これによって、一対のねじ部材を回して第1の回転支点の位置を変更することで、動弁装置を分解することなく、動弁のリフト量を細かく調整することが可能となる。また、リンクアームにリフト調整機構を設けることによって、揺動アームにリフト調整機構を設ける場合に比べて、揺動アームの慣性質量を小さくすることができる。そのため、揺動アームの極慣性モーメントが小さくなり、ひいては動弁装置全体の極慣性モーメントを相対的に低減することができる。
(2) 前記(1)に記載のエンジンの動弁装置において、前記被支持部材は、円柱形状を呈してリンクアームから先端が突出するピン部材であり、前記ピン部材は、前記揺動アームによって回転可能に支持される。これによって、前記被支持部材は、第1の回転支点となって、揺動アームに回転可能に支持される。そのため、リンクアーム側から突出する被支持部材を揺動アームにより回転可能に支持することによって、リンクアームと揺動アームとが連係しているので、リンクアームから揺動アームに作用する荷重の作用点を制御軸軸方向における揺動アームの中心に近づけることができる。そのためリンクアームから揺動アームに作用する荷重に起因する揺動アームの倒れモーメントを大幅に低減することが可能となり、総じて揺動アーム全体の倒れモーメントを大幅に低減することができる。
(3) 前記(1)に記載のエンジンの動弁装置において、前記被支持部材は、円筒形状を呈する筒状部材であり、前記揺動アームには、前記被支持部材に回転可能に嵌合するピン部が設けられている。前記被支持部材には、第1の回転支点となる揺動アームのピン部が回転可能に嵌合する。また、一般的に、リンクアームと揺動アームとの連係は、揺動アーム側から突出したピン状部材をリンクアーム側の穴部で回転可能に嵌合するものである。これによって、リンクアームのみの設計変更でリフト調整機構を設けることが可能となるので、既存の動弁装置に対して少ない設計変更でリフト調整機構を設けることが可能となる。
(4) 前記(1)〜(3)のいずれかに記載のエンジンの動弁装置は、具体的には、前記第1の回転支点と前記第2の回転支点が、前記制御軸に対して同一側に位置している。
(5) 前記(4)に記載のエンジンの動弁装置において、前記連係部には、前記被支持部材の軸方向に沿った貫通穴が設けられ、この貫通穴によって前記連係部が肉抜きされている。これによって、リンクアームの重量を相対的に軽量化され、リフト調整機構を設けたことによる重量増加分を吸収することができる。また、リンクアームにおいては、小端部と大端部との剛性バランスが改善され、大端部の変形によるクローズインを防止することができる。
(6) 前記(1)〜(4)のいずれかに記載のエンジンの動弁装置において、前記連係部には、小端部の内周面に開口し、前記一対のねじ部材のうちの一方が収容される収容穴が形成され、この収容穴の内周面に前記雌ねじ部が形成されていると共に、この収容穴によって前記連係部が肉抜きされている。これによって、リンクアームの重量を相対的に軽量化され、リフト調整機構を設けたことによる重量増加分を吸収することができる。また収容穴が油だまりとなり、特に機関始動時の潤滑性を向上させることができる。
(7) 前記(6)に記載のエンジンの動弁装置において、前記駆動カムと前記大端部との摺動面と、前記連係部の収容穴と、を連通する油穴が前記リンクアームに形成されている。これによって、前記駆動カムと前記大端部との摺動面に供給された潤滑油は、前記油穴を介して一旦この収容穴にて蓄えられることになる。そのため、機関停止後長時間が経過しても、前記リンクアームと前記駆動カムとの摺動面に、前記油穴を介して前記収容穴内の潤滑油を供給可能なので、前記リンクアームと前記駆動カムとの摺動面の油切れを抑制することができる。
(8) 前記(7)に記載のエンジンの動弁装置において、前記収容穴に収容されるねじ部材には、当該ねじ部材軸方向に沿ったねじ部材貫通穴が貫通形成されている。これによって、前記リンクアームと前記駆動カムとの摺動面に供給された潤滑油を前記油穴、前記収容穴及び前記ねじ部材貫通穴を介して前記被支持部材まで導く潤滑油経路を構成することができ、前記被支持部材まで潤滑することができる。
10…動弁装置
12…リンクアーム
21…ピン部材
41…リフト調整機構
43a…雌ねじ部
43b…雌ねじ部
44…第1ねじ部材
45…第2ねじ部材

Claims (7)

  1. エンジン回転に同期して回転する駆動軸と、前記駆動軸に設けられた駆動カムと、該駆動カムの外周に相対回転可能に嵌合したリンクアームと、前記駆動軸と平行に設けられ、かつ主軸部と偏心カム部とを有する回転可能な制御軸と、該制御軸の偏心カム部に回転可能に装着され、かつ第1の回転支点を介して前記リンクアームに連係する揺動アームと、第2の回転支点を介して前記揺動アームに連係されたリンクロッドと、前記リンクロッドを介して前記揺動アームに連結され、該揺動アームに伴って揺動することにより動弁を押圧する揺動カムと、を備え、
    前記リンクアームが、前記駆動カムの外周に相対回転可能に嵌合する大端部と、前記第1の回転支点の外周に相対回転可能に嵌合する小端部と、前記大端部と前記小端部との間にあって両者を接続する連係部と、を有するエンジンの動弁装置において、
    前記リンクアームは、前記第1の回転支点の位置を変更することで前記動弁のリフト量を調整可能なリフト調整機構を有し、
    前記リフト調整機構は、前記リンクアームに形成された雌ねじ部にそれぞれ螺合する一対のねじ部材と、この一対のねじ部材によって前記リンクアームの前記小端部内で挟持される被支持部材と、を備え、前記小端部内で挟持される被支持部材の位置を変更することで前記第1の回転支点の位置が変更可能となるよう構成され
    前記連係部には、前記被支持部材の軸方向に沿った貫通穴が設けられ、この貫通穴によって前記連係部が肉抜きされていることを特徴とするエンジンの動弁装置。
  2. エンジン回転に同期して回転する駆動軸と、前記駆動軸に設けられた駆動カムと、該駆動カムの外周に相対回転可能に嵌合したリンクアームと、前記駆動軸と平行に設けられ、かつ主軸部と偏心カム部とを有する回転可能な制御軸と、該制御軸の偏心カム部に回転可能に装着され、かつ第1の回転支点を介して前記リンクアームに連係する揺動アームと、第2の回転支点を介して前記揺動アームに連係されたリンクロッドと、前記リンクロッドを介して前記揺動アームに連結され、該揺動アームに伴って揺動することにより動弁を押圧する揺動カムと、を備え、
    前記リンクアームが、前記駆動カムの外周に相対回転可能に嵌合する大端部と、前記第1の回転支点の外周に相対回転可能に嵌合する小端部と、前記大端部と前記小端部との間にあって両者を接続する連係部と、を有するエンジンの動弁装置において、
    前記リンクアームは、前記第1の回転支点の位置を変更することで前記動弁のリフト量を調整可能なリフト調整機構を有し、
    前記リフト調整機構は、前記リンクアームに形成された雌ねじ部にそれぞれ螺合する一対のねじ部材と、この一対のねじ部材によって前記リンクアームの前記小端部内で挟持される被支持部材と、を備え、前記小端部内で挟持される被支持部材の位置を変更することで前記第1の回転支点の位置が変更可能となるよう構成され
    前記連係部には、小端部の内周面に開口し、前記一対のねじ部材のうちの一方が収容される収容穴が形成され、この収容穴の内周面に前記雌ねじ部が形成されていると共に、この収容穴によって前記連係部が肉抜きされていることを特徴とするエンジンの動弁装置。
  3. 前記駆動カムと前記大端部との摺動面と、前記連係部の収容穴と、を連通する油穴が前記リンクアームに形成されていることを特徴とする請求項に記載のエンジンの動弁装置。
  4. 前記収容穴に収容されるねじ部材には、当該ねじ部材軸方向に沿ったねじ部材貫通穴が貫通形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載のエンジンの動弁装置。
  5. 前記被支持部材は、円柱形状を呈してリンクアームから先端が突出するピン部材であり、
    前記ピン部材は、前記揺動アームによって回転可能に支持されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエンジンの動弁装置。
  6. 前記被支持部材は、円筒形状を呈する筒状部材であり、
    前記揺動アームには、前記被支持部材に回転可能に嵌合するピン部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエンジンの動弁装置。
  7. 前記第1の回転支点と前記第2の回転支点は、前記制御軸に対して同一側に位置していることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のエンジンの動弁装置。
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