JP5369022B2 - 静電霧化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、帯電微粒子水を発生させる静電霧化装置に関し、詳しくは、装置全体のコンパクト化を実現するための技術に関する。
帯電微粒子水を発生させることのできる静電霧化装置として、放電電極を冷却して生成した結露水に電圧を印加することによって帯電微粒子水を生成するものが知られている(特許文献1参照)。
この静電霧化装置は図10に示すようなもので、多数の熱電素子2を両側から回路板50で挟み込むことによって熱交換ブロック60を構成している。回路板50は、絶縁基板51の片面に回路パターン52を形成したものであって、一方の回路板50の回路パターン52によって熱電素子2の放熱側の端部同士を電気接続させ、他方の回路板50の回路パターン52によって熱電素子2の吸熱側の端部同士を電気接続させている。
上記熱交換ブロック60の吸熱側の回路板50に、熱伝導性の冷却板70を介して放電電極1を接続させている。そして、上記熱交換ブロック60の放熱側の回路板50には、放熱部材71を接続させている。放電電極1には高圧リード線80を接続させており、該高圧リード線80を介して放電電極1表面の結露水に高電圧を印加することで、静電霧化現象によって帯電微粒子水を生成させる。
上記構成の静電霧化装置においては、熱電素子2と放熱部材71の間に、熱電素子2に通電を行うための回路パターン52や、この回路パターン52と放熱部材71の絶縁性を確保する絶縁基板51が介在している。そのため、放熱性能を向上させるためには、該放熱部材71として大型の放熱フィンを設ける必要があり、装置全体が大型化する要因となっていた。
特開2006−000826号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、放電電極に結露水を生成するための十分な冷却能力を保持したうえで、装置全体のコンパクト化を実現することのできる静電霧化装置を提供することを、課題とする。
上記課題を解決するために本発明を、放電電極1を冷却して生成した結露水に電圧を印加することで帯電微粒子水を生成する静電霧化装置において、放電電極1を冷却するために備えた熱電素子2の放熱側に放熱用通電部材14を接続させ、該放熱用通電部材14を介して熱電素子2に通電を行うように設け、放電電極1を内部空間に収容し且つ放熱用通電部材14を貫通させる筐体10を備え、放熱用通電部材14と筐体10とを貫通部にて固定させて設けたものとする。
このように、放熱用通電部材14を配置して放熱と通電をともに行う構成とすることで、冷却能力は確保したうえで装置全体をコンパクト化することができる。加えて、放熱用通電部材14を通じての放熱が筐体10を介しても行われるので、放熱効率がさらに向上する。
上記放熱用通電部材14は、接合される熱電素子2の通電方向を長手方向とする部材であることが好ましい。このようにすることで、放熱用通電部材14とこれに接合される熱電素子2を一連の細長い形状に構成することができ、さらなるコンパクト化が可能となる。また、放熱用通電部材14を通じて、冷却対象である放電電極1から極力離れた側にまで、熱電素子2から放出される熱を伝達することができる。これにより、放電電極1の冷却能力を確保することができる。
また、本発明の静電霧化装置においては、上記放電電極1と対向する位置に対向電極11を備えていることが好ましい。このようにすることで、放電電極1での静電霧化現象をさらに安定させ、該放電電極1から帯電微粒子水を安定生成することができる。
請求項1に係る発明は、一部材によって放熱と通電を行うコンパクトな構造によって、放熱効率を向上させることができ、したがって、放電電極に結露水を生成するための十分な冷却能力を保持したうえで、装置全体のコンパクト化が実現されるという効果を奏する。加えて、放熱用通電部材を通じての放熱が筐体を介しても行われるので、放熱効率がさらに向上するという効果を奏する。
また請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加えて、装置全体のさらなるコンパクト化が可能となるという効果や、冷却対象の放電電極から極力離れた位置で放熱を行うことで冷却能力を確保するという効果を奏する。
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明の効果に加えて、帯電微粒子水をさらに安定的に生成することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態における第1例の静電霧化装置を概略的に示す側面図である。 同上の静電霧化装置に用いる放熱用通電部材の変形例を概略的に示しており、(a)は第1変形例を用いた場合の側面図、(b)は第2変形例を用いた場合の側面図、(c)は第3変形例を用いた場合の側面図である。 本発明の実施形態における第2例の静電霧化装置を概略的に示しており、(a)は側面図、(b)は下面図である。 本発明の実施形態における第3例の静電霧化装置を概略的に示す側面図である。 同上の静電霧化装置に用いる放熱用通電部材を概略的に示しており、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 同上の放熱用通電部材の変形例を概略的に示しており、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 本発明の実施形態における第4例の静電霧化装置を概略的に示す側面図である。 本発明の実施形態における第5例の静電霧化装置を概略的に示す側面図である。 本発明の実施形態における第6例の静電霧化装置を概略的に示す側面図である。 従来の静電霧化装置を概略的に示す説明図である。
本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1には、本発明の実施形態における第1例の静電霧化装置の全体構成を概略的に示している。
図1に示すように、第1例の静電霧化装置は、熱電素子2をP型とN型で一対備え、両熱電素子2の吸熱側に、放電電極1を接合させたものである。熱電素子2としては、BiTe系のペルチェ素子を用いる。熱電素子2の配置は一対に限定されず、P型とN型を複数対備えた配置であってもよい。
放電電極1は、基台部1aの中央部分から放電部1bを突設した形状であり、真鍮、アルミニウム、銅、タングステン、チタン等の金属からなる。なお、放電電極1の材質は金属に限定されず、電気伝導性の高い材質であれば、導電性の樹脂、カーボン等の他の材質を用いてもよい。また、耐食性を向上させるために金や白金のめっきを施してあってもよい。放電電極1の基台部1aには、放電電極1への電圧印加を行うためのリード13を接合させている。
放電電極1の基台部1aの底面には、絶縁基板51の一面側を当接させてある。該絶縁基板51は、アルミナや窒化アルミニウム等の高熱伝導性の材質から成り、放電電極1に当接する側とは逆側の面上に回路パターン52を設けることで、回路板50を形成している。各熱電素子2の吸熱側は上記回路板50の回路パターン52に接合させており、該回路パターン52を介して、熱電素子2の吸熱側の端部同士を電気接続させている。熱電素子2と回路パターン52とは、半田や導電性接着剤を介して接合させる。
一対の熱電素子2のそれぞれの放熱側には、導電性および熱伝導性の材料(真鍮、アルミニウム、銅等)からなる放熱用通電部材14を接続させている。放熱用通電部材14は、熱電素子2の通電方向(図中の上下方向)を長手方向とした棒状の長尺部材である。
一対の放熱用通電部材14は、有底筒状をなす筐体10の底壁部10aに貫通接合させてある。筐体10は、その底壁部10aに、放熱用通電部材14を挿通させるための貫通孔17を一対形成したものであり、絶縁性材料からなる。両貫通孔17は、隣接する放熱用通電部材14同士の絶縁性を確保するため、所定距離を隔てて並行に形成してある。
放熱用通電部材14の筐体10への固定は、放熱用通電部材14の貫通孔17内への圧入固定であってもよいし、放熱用通電部材14を接着剤により貫通孔17内に固定するものであってもよい。固定用の接着剤として熱伝導性フィラーを混入させたものを用いた場合には、放熱用通電部材14の放熱性を向上させることができる。つまり、上記接着剤のような熱伝導性の固着体を介して放熱用通電部材14を筐体10に固定することで、放熱用通電部材14の放熱性がさらに向上することとなる。
筐体10は、絶縁性材料を用いて形成したものであり、その内部空間に放電電極1を収容するとともに、該放電電極1と対向する位置に対向電極11を支持している。対向電極11は、中央に放出孔12を貫通形成したリング状のものである。放電電極1と対向電極11との間には、両電極1,11間に高電圧を印加するための電圧印加部7を電気的に接続させてある。
筐体10の絶縁性材料としては、PBT、PPS、ポリカーボネート、液晶ポリマー、ABS等の樹脂が好適に用いられる。放熱用通電部材14の放熱性をさらに向上させたい場合には、筐体10の樹脂中に熱伝導性フィラーを混入させることも好ましい。また、筐体10の材質として、SUS、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等の金属を用いてもよい。この場合、筐体10と対向電極11との間には、絶縁材料(図示せず)を介在させて備える。
対向電極11の材質としては、SUS、銅、白金等の金属や、導電性の樹脂が好適に用いられる。また、導電性材料を用いて樹脂表面に電極をパターニングすることで、対向電極11を形成してもよいし、対向電極11の耐食性を向上させるために、金、白金等の耐食性が高い材料をコーティングさせてもよい。
図示の対向電極11は、平板の中央に放出孔12を開口させた形状であるが、静電霧化現象を安定的に発生させることのできる形状であれば、他の形状であってもよい。例えば、放電電極1を囲むドーム型に対向電極11を形成した場合には、放電電極1に対して電界をさらに集中させやすくなる。ドーム型の対向電極11にも放出孔12を開口させることは勿論である。
筐体10と対向電極11との接合は、ネジや接着剤を用いることが好適である。筐体10の材質が樹脂である場合には、筐体10と対向電極11との接合をヒートシールにより行ってもよい。
一対の放熱用通電部材14の端部には、貫通孔17を通じて筐体10外に突出した部分において、それぞれリード線9の一端側を接合させている。リード線9は、放熱性の観点から、できるだけ太いものや表面積の大きなものを用いることが好ましい。
上記構成からなる第1例の静電霧化装置において、一対の熱電素子2の吸熱側同士は、回路板50上の回路パターン52を介して電気接続される。また、一対の熱電素子2の放熱側同士は、放熱用通電部材14、リード線9を介して電気接続される。
直流電源(図示せず)によって、N型の熱電素子2からP型の熱電素子2に電流が流れるように(図中の白抜き矢印参照)電圧を印加すると、各熱電素子2の吸熱によって放電電極1が冷却され、該放電電極1の表面上に結露水が生成される。ここで、電圧印加部7によって放電電極1側がマイナスとなるように高電圧を印加すると、放電電極1表面の結露水は静電霧化現象を生じ、ナノメータサイズの粒径の帯電微粒子水を大量に生成する。
各熱電素子2の放熱は、直接接合される放熱用通電部材14、さらには筐体10やリード線9を介して、効率的に行われる(図中の黒塗り矢印参照)。というのも、上記したように第1例の静電霧化装置では、各熱電素子2の放熱側に放熱用通電部材14を接続させ、該放熱用通電部材14を介して熱電素子2への通電を行うように設けているからである。そのため、一対の熱電素子2と一対の放熱用通電部材14を電気的且つ機械的に接合させたコンパクトな構造によって、効率的な放熱が可能になっている。
また、棒状の放熱用通電部材14を通じて放熱を行うように設けたことで、放電電極1の冷却能力の確保にも寄与する。というのも、冷却対象である放電電極1から極力離れた側にまで、熱電素子2から放出される熱を伝達することができるからである。
加えて、上記したように第1例の静電霧化装置においては、筐体10を介して、放電電極1に対する一定の位置関係で対向電極11を配置してある。そのため、放電電極1において、外部環境に影響されることなく安定的に静電霧化現象を発生させることができる。また、放熱用通電部材14を通じての放熱が筐体10を介しても行われるので、放熱効率はさらに向上する。なお、対向電極11を備えない場合であっても、放電電極1の結露水に静電霧化現象を生じさせて帯電微粒子水を生成することは可能である。
図2には、放熱用通電部材14の各種変形例を示している。以下、図に基づいて各変形例の構成について述べる。
図2(a)に示す第1変形例では、熱電素子2に接合される放熱用通電部材14が、図1に示すような部材でなく、該熱電素子2の通電方向と直交する方向を長手方向とするように側方に伸びる長板状の長尺部材となっている。第1変形例の放熱用通電部材14を用いる場合、有底筒状をなす筐体10の側壁部10bに、放熱用通電部材14を挿通させるための貫通孔17を一対形成する。長板状の放熱用通電部材14の筐体10への固定方法は、図1に示す放熱用通電部材14を用いた場合と同様である。一対の放熱用通電部材14の端部には、貫通孔17を通じて筐体10の側方に突出した部分において、それぞれリード線9の一端側を接合させている。
図2(b)に示す第2変形例では、熱電素子2に接合される放熱用通電部材14が、該熱電素子2の通電方向を長手方向とするように伸びる長板状の長尺部材となっている。長板状の放熱用通電部材14の一端部(図中上端部)はL字状に屈折させており、該屈折部分の外側の平坦面に、熱電素子2の放熱側を接合させている。長尺に形成した放熱用通電部材14には、筐体10の底壁部10aの貫通孔17を通じて外側に突出した部分において、リード線9の一端側を接合させている。
図2(c)に示す第3変形例では、熱電素子2に接合される放熱用通電部材14が、ブロック状の部材となっている。ブロック状の放熱用通電部材14の端部には、筐体10の底壁部10aの貫通孔17を通じて外側に突出した部分において、リード線9の一端側を接合させている。上記放熱用通電部材14の断面形状は、円形、半円形、矩形等のいずれの形状であっても構わないが、熱電素子2と接合させる部分は平坦面に形成してあることが好ましい。
図1、図2に示すように、放熱用通電部材14の形状としては、棒状、板状、スパイラル状、蛇腹(コルゲート)状等の多様な形状が採用可能である。また、放熱用通電部材14を棒状部材とする場合において、その断面形状は多様なものが適用可能であり、丸棒状、角棒状等の形態が好適に用いられる。
次に、図3に基づいて本発明の実施形態における第2例の静電霧化装置を説明する。なお、第2例の基本的な構成は第1例と同様であるから、第1例と同様の構成については図中に同一符号を付して詳しい説明を省略し、第2例特有の構成についてのみ以下に詳述する。
第2例の静電霧化装置では、各放熱用通電部材14の熱電素子2に接合される側とは逆側の端部から、第二放熱用通電部材20を延設している。第二放熱用通電部材20の材質としては、放熱用通電部材14と同様の材質を用いることが好適である。放熱用通電部材14と第二放熱用通電部材20とは、一体に成形してもよいし、溶接、半田付け、導電性接着材等を用いて接合させてもよい。
各第二放熱用通電部材20には、リード線9の一端側を接合させる。リード線9は、やはり放熱性の観点から、できるだけ太いものを用いることが好ましい。
第二放熱用通電部材20は、放熱用通電部材14の貫通孔17を通じて筐体10外に突出した部分から、側方にむけて延設してある。図3(b)に示すように、一対の第二放熱用通電部材20はそれぞれ半円板状を成しており、全体として円板状の外形となるように隣接配置している。
図示例では、第二放熱用通電部材20を筐体10の底壁部10aに当接させているが、筐体10から離間させてあってもよい。また、第二放熱用通電部材20の筐体10に当接する側とは逆側の面に多数のフィン22を設けているが、フィン22を備えない形状であってもよい。
上記構成からなる第2例の静電霧化装置において、一対の熱電素子2の放熱側同士は、放熱用通電部材14、第二放熱用通電部材20、リード線9を介して電気接続される。そして、各熱電素子2の放熱は、放熱用通電部材14と第二放熱用通電部材20、さらには筐体10やリード線9を介して、効率的に行われる。
放熱についてさらに具体的に述べると、図中の黒塗り矢印に示すように、放熱用通電部材14の表面からは、筐体10内において効率的に放熱が行われる。第二放熱用通電部材20の表面からは、筐体10外において効率的に放熱が行われる。第二放熱用通電部材20のフィン22にむけて冷却風を送り込むように送風手段23を設ければ、さらに放熱性は向上する。
また、放熱用通電部材14と第二放熱用通電部材20は共に筐体10と当接しているので、該筐体10を通じても放熱が行われる。
次に、図4〜図6に基づいて、本発明の実施形態における第3例の静電霧化装置を説明する。なお、第3例の基本的な構成は第1例と同様であるから、第1例と同様の構成については図中に同一符号を付して詳しい説明を省略し、第3例特有の構成についてのみ以下に詳述する。
第3例の静電霧化装置では、各放熱用通電部材14の筐体10内に位置する部分から、放熱用のフィン25を突設している。フィン25は、放熱用通電部材14の軸方向と直交する方向に向けて突設されるものであり、該放熱用通電部材14の軸方向に等間隔を隔てて複数並設してある。フィン25の形状は、図5に示すような棒状のものであってもよいし、図6に示すような半円板状のものであってもよい。
上記構成からなる第3例の静電霧化装置においては、筐体10内において、放熱用通電部材14の表面からさらに効率的な放熱が行われる。
次に、図7に基づいて、本発明の実施形態における第4例の静電霧化装置を説明する。なお、第4例の基本的な構成は第1例と同様であるから、第1例と同様の構成については図中に同一符号を付して詳しい説明を省略し、第4例特有の構成についてのみ以下に詳述する。
第4例の静電霧化装置においては、放電電極1の基台部1aの底面に設けた絶縁膜30上に回路パターン31を形成し、該回路パターン31に対して、各熱電素子2の吸熱側を半田又は導電性接着剤で接合させている。各熱電素子2の吸熱側は放電電極1上の回路パターン31を介して電気接続され、N型の熱電素子2からP型の熱電素子2への通電によって該放電電極1を冷却する。
上記冷却により、放電電極1の表面には結露水が生成される。ここで、導電性材料からなる放電電極1側がマイナスとなるようにリード13を通じて高電圧を印加すると、放電電極1上の結露水に高電圧が印加され、放電部1b先端において帯電微粒子水が生成される。
次に、図8に基づいて、本発明の実施形態における第5例の静電霧化装置を説明する。なお、第5例の基本的な構成は第1例と同様であるから、第1例と同様の構成については図中に同一符号を付して詳しい説明を省略し、第5例特有の構成についてのみ以下に詳述する。
第5例の静電霧化装置においては、絶縁性材料からなる放電電極1の基台部1aの底面に、回路パターン31を直接形成している。該回路パターン31には、各熱電素子2の吸熱側を半田又は導電性接着剤で接合させる。各熱電素子2の吸熱側は上記回路パターン31を介して電気接続され、N型の熱電素子2からP型の熱電素子2への通電によって、該放電電極1を冷却する。
上記冷却により、放電電極1の表面には結露水が生成される。ここで、リード13を通じて放電電極1側がマイナスとなるように高電圧を印加すると、放電電極1上の結露水に高電圧が印加され、放電部1b先端において帯電微粒子水が生成される。
次に、図9に基づいて、本発明の実施形態における第6例の静電霧化装置を説明する。なお、第6例の基本的な構成は第1例と同様であるから、第1例と同様の構成については図中に同一符号を付して詳しい説明を省略し、第6例特有の構成についてのみ以下に詳述する。
第6例の静電霧化装置においては、導電性材料からなる放電電極1の基台部1aの底面に、各熱電素子2の吸熱側を半田又は導電性接着剤で直接接合させている。各熱電素子2の吸熱側は、冷却対象である放電電極1を介して電気接続され、N型の熱電素子2からP型の熱電素子2への通電によって、該放電電極1を冷却する。
上記冷却により、放電電極1の表面には結露水が生成される。ここで、対向電極11側に接続させてある電圧印加部7によって該対向電極11に対してプラスの高電圧を印加する。これにより、放電部1bが保持する結露水には、対向電極11に対してマイナスの高電圧が印加された状態となり、該結露水が生じる静電霧化現象によって帯電微粒子水を生成する。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記各例の実施形態に限定されるものではない。つまり、本発明の意図する範囲内であれば、各例において適宜の設計変更を行うことや、各例の構成を適宜組み合わせて適用することが可能である。
1 放電電極
2 熱電素子
11 対向電極
14 放熱用通電部材

Claims (3)

  1. 放電電極を冷却して生成した結露水に電圧を印加することで帯電微粒子水を生成する静電霧化装置において、放電電極を冷却するために備えた熱電素子の放熱側に放熱用通電部材を接続させ、該放熱用通電部材を介して熱電素子に通電を行うように設け、放電電極を内部空間に収容し且つ放熱用通電部材を貫通させる筐体を備え、放熱用通電部材と筐体とを貫通部にて固定させて設けたことを特徴とする静電霧化装置。
  2. 上記放熱用通電部材は、接合される熱電素子の通電方向を長手方向とする部材であることを特徴とする請求項1に記載の静電霧化装置。
  3. 上記放電電極と対向する位置に対向電極を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の静電霧化装置。
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