JP5368321B2 - 固相pH検出を用いたqPCR - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、pH感受性イオン感応電界効果トランジスタ(ISFET)を用いて増幅の結果としてプライマー伸長法から生じるプロトン放出を検出することによる、核酸増幅、例えばポリメラーゼ連鎖反応(PCR)増幅、リガーゼ連鎖反応または転写媒介増幅、の定量的リアルタイムモニタリングに関する。本発明は、この目的のためのpH感受性ISFETを含む検出機器を提供するものでもある。
発明の背景
定量的リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(qPCRまたはRT−PCR)はDNAまたはRNAの少量の複製、例えば遺伝子配列のクローニング、疾患に関連付けられた変異のための法医学的検査および遺伝学的検査、のための業界標準になっている。qPCRのほとんどの形態は標識されたプローブ(例えば、蛍光染料)を単位複製配列を検出するために必要とする。ここで開示されたqPCRは、標識プローブの必要性を避けている。それは、代わりにPCRサイクルの結果によって生じるプロトン放出のpH感受性ISFET検出によるものであり、チップ上で行なうことができる。
発行された国際特許出願WO03/073088で報告されているように、発明者らは既に、ISFETがオリゴヌクレオチド鎖における個々の核酸挿入に関連したプロトン放出を測定するために用い得ることを見出していた。pH感受性ISFETによる個々の核酸挿入の測定は、従来のサンガー法DNAシークエンシングに基づいたDNAシークエンシング、および、標的特異的核酸部位に対してデザインされたオリゴヌクレオチドプライマーの伸長を検出することにより対立遺伝子多型、例えば一塩基多型(SNPs)、の同定に要されることができる。プロトンがPCR産物でもあること、および、したがってqPCRが好ましくは低反応容量の容器におけるプロトン放出のISFET測定によっても達成されることを発明者らがさらに理解したことによって生じるものである。
すなわち、本発明の一態様において、サンプル中にある場合の標的配列の増幅のための緩衝化された核酸増幅混合物を含むサンプルにおける、核酸増幅の測定方法であって、
前記測定は、超えられるべきサンプルの緩衝能に対する閾値サイクル数より多い増幅の結果としての、標的配列の存在下におけるプロトン放出から生じるpH変化を検出することによって行なわれ、
前記検出は検出機器を採用し、
前記検出機器は、前記検出サンプルに晒された検出表面を有し、かつ前記トランジスタ表面におけるpH変化に応じた電気的出力信号を発生するように配置されたISFET、および、該ISFETからの電気的出力信号を検出するための手段を含む
ことを特徴とする測定方法が提供される。
検出において求められる感度を達成するために、増幅は、好ましくは、小さな(好ましくはナノ)容量、および、放出されたプロトンの数が迅速なpH変化をもたらし、サンプルの緩衝能が打ち負かされるような低緩衝能において実行される。したがって、かかる方法は、有利にはマイクロ流体デバイスまたはチップに備え付けられた統合されたpH感受性ISFETを備えたナノリアクタ中で行なわれてもよい。
本発明の実施形態は、添付の図面を参照して実施例のみによって記載されている。ここで:
図1は、緩衝化された反応媒体を用いたDNA鎖伸長の間に生じるpH変化を示す。 図2は、上記のようにDNAシークエンシングのために利用された電界効果トランジスタの回路図である。 図3は、上記のようにDNAシークエンシングのために採用された電界効果トランジスタのペアの回路図である。 図4は、すべて必要とされるdNTPSおよび1つのddNTPを反応混合物中に採用するDNA鋳型上のサンガー型のDNA塩基配列決定のための電界効果トランジスタのペアを用いて得られた結果の略図である。 図5は、標的核酸配列の増幅を生じるPCRサイクルを模式的に示す。 図6は、DNA配列決定のための本発明を適用して測定したDNA伸長を通してのプロトン放出を示す。 図7は、ISFETpH検出を用いた定量的リアルタイムPCRのシミュレートの結果を示す。 図8は、qPCRを実行するための低容量反応チャンバに組込まれたISFETを含むマイクロ流体デバイスの回路図である。 図9は、カバー(20)付きの反応チャンバ/ウェル(19)における固定サンプルのPCR測定を行なうためのマイクロ流路デバイスのさらなる概略図である。 図10は、本発明に係るPCR測定を行なうためのマイクロ流路デバイスの平面図および交差部分を示し、該サンプルはDNA変性、標的へのプライマーハイブリダイゼーションおよびプライマー伸長それぞれのために異なる温度に維持されたシリコンチップ基体(23)の領域を連続的に横断するマイクロ流体流路(22)、例えば、アクリルまたはパースペックスの基体、を通して流れる。PCRのためのサンプルの温度サイクルの3つの温度領域が示される。 図11は、必要な温度サイクルを達成するための異なる温度領域のチャンバにおいて後方または前方にサンプルが移動させられる本発明に係るPCR測定のための選択的マイクロ流体デバイス模式図である。
詳細な説明
pH感受性ISFET
上述のように、WO03/073088は、成長中のDNA鎖へのヌクレオチド塩基の結合が水素イオンの放出を生じることに基づいて(図6参照)、サンガー型のDNAシークエンシングのためにpH感受性ISFETを用いることを教示する。図1に示された結果は、DNA伸長反応とそのpHにおける効果を実証する。pHはガラス電極配置を用いて測定され、30秒毎の絶対値が測定された。そのようなDNA伸長の間に成長するヌクレオチド鎖の末端における個々のヌクレオチド挿入を測定することのできるISFETは、核酸増幅測定のために同様に提供される。上述のように、係るISFETは、例えば、その最上部がポリメラーゼの層であるイオン感受性窒化シリコン層とともに備え付けられる。該ISFETは、迅速なpH変化を検出でき、かつ、pH変化の1ms以内で測定された即時の応答速度を有している[Woias et al.,‘Modelling the short-time response
of ISFET sensors’, Sensors and Actuators B, 24-25(1995), 211-217]。ヌクレオチド挿入に続くフォローアップ反応はpH依存性であり、したがって、水素イオンの正味の消費または生産は、反応が起こるところのpHに依存する。一般に、該反応は、6から8.5、例えば、7から7.5、のpH範囲で行なわれる。この範囲では、水素イオンはヌクレオチド挿入の間全体的に遊離している。
DNA伸長または核酸増幅を測定するために用い得るようなpH感受性ISFETが図2に示される。WO03/073088に記載されるように、ISFETは酸化シリコン誘電体層1、窒化シリコン物質感受性層2、および酵素/電解質界面3を含んでいる。該層1、2および界面3は電源4およびドレイン5の間に配置されている(従来のFETの構成)。該FETはシリコンチップ上に備え付けられ、試薬混合物から保護するためにエポキシ樹脂中に封入される。該エポキシ樹脂はFETを水素および電荷移動から保護するのに役立つ[Matsuo and Esashi,‘Methods of ISFET fabrication’, Sensors and Actuators, 1(1981) 77-96]。FETゲート自体は試薬混合物に浸されるようにエポキシ樹脂で被覆されていない。
図2に示される酵素/電解質界面3は窒化シリコン層2のイオン感受性がDNAシークエンシングまたは核酸増幅の測定のためのプロトン検出に用いられるようにしている。物質感受性層2の表面および反応性媒体(例えば、酵素/電解質界面3)の間の荷電されたイオンの交換を発生することによりFETは機能する:
SiOH ←→SiO-+H+
SiOH2 + ←→SiOH+H+
SiNH3 + ←→SiNH2+H+
窒化シリコンを含むことは、窒化シリコンがない場合に得られるよりも、pH変化に対する増加されたより早い感受性を提供できるため有利である。また、窒化シリコンはFETを水素化および電荷移動から保護するのに役立つ。
非ネルンスト応答は、絶縁ゲート窒化シリコン表面における迅速なプロトン依存性の荷電イオンの結合および非結合によって引き起こされるFETの迅速な感受性を説明し、窒化シリコン層2全体における電圧降下の再生可能な変化をもたらす。窒化シリコン層2全体における電圧降下の変化は、pHの変化に関連している。電圧降下は計装回路を用いて測定され、ここでは個々のヌクレオチド挿入の検出が可能である。測定された電圧はフラットバンド電圧として言及されている。
酵素/電解質界面3は、公知の酵素関連方法[Starodub et al.,‘Optimisation methods of enzyme intergration with transducers for analysis of irreversible inhibitors’, Sensors and Actuators B 58 (1999) 420-426]を用いて窒化シリコン層の上に堆積される。該方法は、アミノシラン溶液を用いて窒化シリコン層2にシラン前処理を行ない、それからグルタルアルデヒドを用いてその表面を活性化する工程を含んでいる。緩衝液/ポリメラーゼ酵素溶液の液滴は、窒化シリコン層2の上に堆積され、酵素層3を形成するために約半時間乾燥されることができる。
図2に示される実施形態は、pH変化の測定を提供するための参照電極6を使用している。参照電極は比較的大きく作製が難しい。代わりの実施形態は参照電極を使用していない、しかし、第1のFETと同じ構造を有する第2のFETを代わりに使用し、酵素層3の代わりに非酵素結合層付きで提供される。この配置は、ノイズに対するシグナル比を改善する異なった方法が提供されるため有利である。
さらに選択的な実施形態が図3に記載され、WO03/073088にも既に記載されているがDNA伸長の測定の文脈においては単独では記載されていない。この実施形態の構成は公知の構造に基づいている[Wong and White,‘A self-Contained CMOS Integrated pH Sensor, Electron Devices meeting IEEE 1988]それは既にpHの緩やかな遅い動向を測定することを用いている。本実施形態は、第1のFET11の電源が接続された第1の演算増幅器10(第1のFETは酵素結合層を有している)、および第2のFET13の電源が接続された第2の演算増幅器12(第2のFETは酵素が結合されていない)
を含んでいる。第1および第2のFETのドレインは固定の電流源(示していない)に接続されている。第1および第2の演算増幅器からの出力は差動増幅器14へ移動され、出力信号VOUTを生じる出力の間の差を増幅する。差動増幅器14からのネガティブフィードバックは試薬混合物中に位置する貴金属電極15へ送られる。演算増幅器14は、水素濃度の変化にもかかわらずFET11,13へ同じ電圧を供給し続ける出力電圧を生じる。図3に示される実施形態は、FET11,13および演算増幅器10,12,15の製作を合理化することができるため有利である。
FET11,13は、演算増幅器10,12の第1ステージから配置されていてもよい。これはそれぞれの演算増幅器のために演算増幅器の入力部に位置された長い末端ペアの従来のFETを、第1または第2のFET11,13で置き換えることにより行なわれる。これは、第1および第2のFETが増幅回路の一部を形成することができるため有利である。
DNAシークエンシングのための図3に示す形態を用いて検出されたフラットバンド電圧の図例が図4に描かれている。フラットバンド電圧は、ヌクレオチド挿入に関連したpH変化を示すパルスおよびddNTP挿入および連鎖停止に関連した降下から構成される。より大きな降下の前の局所パルスの数は公知の塩基における停止前に存在する塩基の数を決定し、より大きい降下の大きさは試薬混合物中で用いられたddNTP:dNTPの比に依存し、その降下のための実際の長さの依存の理由から重要である。4つのddNTPSの各々を別々に含む異なる反応チャンバにおいての4回の工程の繰返しを通して、完全な塩基配列が描かれる。
イオン感受性FETを製作するために用いられる工程は以下のとおりである:
精製シリコン基板
ドーパントの添加:p型基板の製造
表面酸化:SiO2層生成
電源/ドレイン定義および植込み
LPCVD*を用いた窒化シリコン堆積
接触形成
パッシベーション
* 低圧化学蒸着
FETおよび特に図3に示されるもの、および増幅ステージは、PMOSトランジスタに置き換えまたは結合されてもよい。
核酸増幅の測定
図2または3に示されるような検出デバイス形式におけるpH感受性FETは、本発明によって核酸増幅を測定することを好適に採用してもよい。pH感受性FETのそのような使用は、qPCRを行なうことに関連してさらに以下に記載される。しかしながら、pH感受性FETは、転写介在増幅(TMA)またはリガーゼ連鎖反応(LCR)を含む核酸増幅のいずれかの形式を測定するのと同じ方法を採用することが好ましい。
PCRは、増幅プロセスのサイクル数を超えた増幅のために重要な各々のDNA鎖へのハイブリダイゼーションの特異的塩基配列へのターゲット化をプライマーが与える二重鎖DNAのフラグメントの増幅の工程である。それには図5に示されるようなPCRサイクルに対する3つのステージがある。それは以下に示すような耐熱性DNAポリメラーゼを含むプライマー伸長のための必要な成分の存在下での温度サイクルを通して達成される:
・変性:二重鎖鋳型DNAは2つのDNA鎖を結合する水素結合を破壊することにより、例えば、95℃において、2つの一本鎖に分離される;
・アニーリング:重要な塩基配列は、例えば55℃で実行される鋳型DNAの一本鎖へ
のハイブリダイズをする2つのオリゴヌクレオチドプライマーによって決定される;
・伸長:DNAポリメラーゼはdNTPsの存在下で各々のプライマーを伸長する、例えば72℃において
サイクルの伸長ステージにおいて、プロトンは各々のプライマーへの塩基の添加の結果として放出される。それは、本発明に基づいたPCR産物のリアルタイム定量のための基礎として用いられるこのプロトン放出である。上述したように、ISFET検出表面は緩衝化された増幅混合物に晒され、好ましくは、低容量反応チャンバまたは流路、例えばマイクロ流体デバイスのチャンバまたは流路中に配される。このように、例えば、低容量反応チャンバまたはウェルは好適に採用されることができ、例えば容量が1pLから約10μLのものである。これはISFETの上に図8に示すように設けられてもよく、ここではISFET(16)反応チャンバまたはウェル(18)の基体(17)に設けられ、マイクロ流路はサンプル輸送およびチャンバからの排出のために設けられる。チャンバは、PCR温度サイクルのためのアニーリングおよび変性温度の間(例えば、55および95℃の間)において加熱および冷却されることができる。プライマーおよびdNTPsなどの増幅のための試薬は,反応チャンバ内で乾燥されサンプルとともに導入されてもよい。標的塩基配列が存在する場合は、それからPCRサイクルの進行のある閾値を超えたpH降下により決定されることができる。標的塩基配列が存在しない場合は、プライマーは鋳型DNAにアニールせず、プロトン放出プライマー伸長は起こらないためpHの大きな変化が得られない。増幅混合物中のバッファの存在により、PCRサイクルによって生じるpH変化はまず緩衝作用によって計測される。しかしながら、一度、緩衝能が打ち消されると、図7に示されるようにpHの迅速な変化が測定される。pH変化が一定の閾値を通過する前のサイクルの数は、DNA鋳型の濃度に依存し、濃度が高いほどサイクルは少なくなり、公知の鋳型負荷に対する閾値に達するPCRサイクルの数を算出することにより鋳型DNAの定量が可能とされている。
上述のようなISFETが含む多数のチャンバは1つのマイクロ流体チップに備え付けられることができる。これは、例えばDNA指紋法用のショートタンデムリピート(STRs)の増幅が望まれる場合、または、遺伝学的テストのために同じ由来または異なる由来の多種のDNAサンプルを増幅すること、または1つのDNA鎖の異なるサイトを増幅することが望まれる場合に特に有益である。マイクロ流体チャンバ内に備えられたISFETは、DNAハイブリダイゼーションおよび伸長のための温度を制御する抵抗性チップ状発熱体および温度センサを備えたシリコンチップなどのチップの完全な部分であってもよい。そのようなチップはさらに統合された参照電極および導電率センサを備えていてもよい。
PCR測定のための統合されたアクチュエータ(ヒータ)を備えたシリコン内の1つまたは多数のナノリットル反応チャンバの製作は、Iordanovら‘Sensorised nanoliter reactor chamber for DNA multiplication, IEEE (2004) 229-232に例えば記載されている。このように製作されたチャンバ(図9参照)は、各々が本発明に基づいた核酸増幅の測定のための統合されたISFETとともに備え付けられてもよい。Iordanovらによって彼らの上記文献に記載されるように、未処理のシリコンおよび標準シリコン関連材料はTaqポリマーの阻害剤である。したがって、例えばシリコンゲルマニウムまたは歪みシリコン(このような材料のすべてを以後シリコン基材と呼ぶ)が核酸増幅のためのマイクロチップチャンバまたは流路の製作のために採用されるときは、SU8、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、パースペックス(登録商標)またはガラスなどのシリコンによるポリメラーゼ減退降下を避けるための材料で通常被覆される。
微小製作されたPCR用のシリコンガラスチップの表面パッシベーションは、ShoffnerらによってNucleic Acid Res. (1996) 24, 375-379にも記載されている。彼らの研究では、シリコンチップは標準的なフォトリソグラフィの手順を用いて製作され、115μmの
深さにエッチングされた。パイレックス(登録商標)ガラスカバーが各々のシリコンチップの最上部上に配置され、該シリコンおよびガラスは陽極接合された。いくつかのタイプの表面パッシベーションは供給されたチャンバ内での温度サイクルによるPCR増幅降下の改善の観点で調査された。酸化されたシリコン表面(SiO2)は従来のPCRチューブ内で行なわれる反応と比較して一貫した増幅が得られることがわかった。そのような表面は本発明に基づくISFETpH検出を備えた核酸増幅を実行するためのマイクロ流体デバイスの製作においても有利である。PCRマイクロ流体デバイスの製作における表面パッシベーションのさらなる議論のために参照文献としてZhangら‘PCR microfluidic devices for DNA amplification’in Biotechnology Advances (2006) 24, 243-が挙げられる。概観した論文に記載されるように、基材コーティングによる静的表面パッシベーションの代わりとして、サンプル中にパッシベーション剤を含むことができるようにしてもよい(直接的パッシベーション)。
固定サンプルにおけるPCR測定を実行するための上記のような低容量反応チャンバの代わりとして、PCR測定のサンプルマイクロ流体デバイスの流路またはチャンバを通した流れを生じさせるようにしてもよく、その流れがPCRのための温度サイクルが達成される異なる温度に連続的に晒されるようにしてもよい。このように、例えば,サンプルはPCRステージの変性、プライマーアニーリングおよびプライマー伸長に適した異なる温度領域を連続的に横断する流路またはチャンバ、例えばマイクロ流体デバイスの流路、例えばシリコンチップデバイス、を通して流れることとなるようにしてもよく、それらは変性、プライマーアニーリングおよびプライマー伸長のPCRステージの流路に沿った連続的反復に適した基体において設けられる異なる温度領域を連続的に横断する。チップ上で連続的フロー核酸増幅を行なうためのそのようなマイクロ流体構造は、例えば、Aurouxらによって‘Minaturised nucleic acid analysis’Lab Chip (2004) 4, 534-546に記載されており、増幅のISFET測定と組み合わされてもよい。図10および11に示されたようなタイプのマイクロ流体構造は、例えば流体ネットワークを決定するためのフォトリソグラフィを用いた標準的な微小製作技術、およびその後の例えばPMMA、アクリル、パースペックス(登録商標)またはガラス基材において必要な流路または複数流路を作り上げるためのエッチングまたは堆積工程の使用を通して製作されてもよい。流路の基体はヒータまたはヒートポンプ(ペルティエ)要素と同様に統合されたISFETおよび温度センサとともにシリコンチップに基材が結合されることによって形成されてもよく、そのような反応混合物はそれらのセンサおよびアクチュエータに直接的に接触し、温度制御のための回路を含んでいてもいなくてもよい。代わりに、流路の基体は反応混合物に直接的に接触するようなISFETに備えられたプリント回路ボード(PCB)および温度センサによって形成されていてもよい。PCBの表面は、その上にマイクロ流体プラットフォームが設置される平面ベースを提供するように平らにされることが必要とされる。PCBはヒータまたはヒートポンプ要素、センサインターフェイスおよび温度コントロール回路をさらに収容していてもよい。マイクロ流体流路またはチャンバ内に存在する試薬は選択された塩基配列の増幅のために適したサイトにおいて標的にハイブリダイズする能力のために選択されたプライマー、増幅に必要な酵素および過剰の全部で4つのdNTPsを含む緩衝化された増幅混合物のそれとなる。
このように、本発明に基づく温度サイクルを伴うPCRの測定のための一実施形態において、核酸増幅のためのサンプルは、基材(23)、例えばシリコンチップのシリコン基材、の上のマイクロ流体流路(22)(例えばアクリル、PMMAまたはパースペックスのプラットフォームに微小作製された)を通して流れるようになっており、変性、アニーリングおよび鎖伸長、変性のための95℃、プライマーの標的へのハイブリダイゼーションのための55℃およびプライマー伸長のための72℃その後の反復を伴う(図10参照の)ステージの流路の長さに沿って連続的反復のために適した基材または基体に設けられた温度領域を連続的に横断するように流れる。このように、連続的フロースルー増幅は達
成され基体に設けられた1つ以上のISFETを用いて本発明に従って測定されてもよい。それはリアルタイムPCR分析が増幅手順として達成されるように連続的フローPCRのための上記デバイスの流路に沿った多数の位置においてISFET検出器が設けられることが好ましい。
ポリシリコン抵抗などのオンチップ発熱体は、電流が流れたときの抵抗において浪費された電力のジュール加熱効果(P=I2R)を用いて反応混合物を加熱するために用いられてもよい。冷却はシリコン基材およびマイクロ流体プラットフォームを通した加熱浪費を通して達成されることができ、少量の反応混合物がシリコンチップ基体の効果的温度浪費と同様に含んでいることからそれは可能である。代わりに、加熱および冷却の両方のためのオンチップペルティエヒートポンプ要素が公知の方法で補充されることができる。温度均一性は反応混合物のためおよびISFETおよび他のオンチップ回路のための両方のために、チップ上の温度勾配を避けるために非常に重要である。これは発熱体の適切な配置によって達成することができる。
温度制御は比例・積分・微分(PID)コントローラによって達成されることができ、最も一般的な閉回路フィードバック制御システムの1つである。測定温度と標的温度との間の誤差は要求される加熱レベルを計算するために使用される。この出力レベルの計算は直接的な電流誤差(比例の)、誤差の歴史(全体)、および予測されるその変化速度に基づいた将来的誤差(派生物)に基づいて行なわれる。同様に、PIコントローラは、Iordanovら(2004)ibidに記載されるような誤差の現在および過去の値に基づいて温度を安定させる。代わりに,パルス幅変調または負荷サイクルなどの技術を実装されることができる。これらの技術において、ヒータ出力は大きさではなく一定に時間のパーセンテージとしてのヒータが「オン」である時間によって調整される。該「オン」時間測定温度と標的温度の間の誤差に反比例し、標的温度を近づけるために、発熱体の「オン」時間も減少される。
また、それは増幅混合物がマイクロチャンバ内で温度サイクルのための必要な温度領域の間で後方および前方に移動される往復システム(図11参照)を有するように選択されてもよい。そのようなオンチップサンプルシャントPCR(Aurouxらの上記参照論文に記載される)から生じる核酸増幅はマイクロ流体チャンバの壁内にISFETを備えることにより測定されることが好ましい。
PCRのためのマイクロ流体デバイスのさらなる詳細としては、本発明に従ってISFET検出のために改変されていてもよく、再び参考文献としてZhangら(2006)Biotech. Adv. 24, 243-284が挙げられる。その参照論文で議論されるように、そのようなデバイスは好ましくはシリコンチップの形態を取ることができる一方で、他のチップ基材の材料はガラス、さまざまなポリマーおよびセラミックスなどを採用してもよい.温度サイクルのための接触加熱の代わりとして、さまざまな非接触加熱方法を同じ参考論文でも議論されるように採用することができ、例えば熱風媒介加熱、IR光の利用、レーザ媒介加熱、誘導加熱およびマイクロ波照射を含んでいる。
上述のPCRシステムが温度サイクルを達成するように設計されている一方で、種々の等温核酸増幅技術が知られており、例えば一重螺旋置換増幅(SSDA)がある。そして、そのような技術を用いたDNAまたはRNA増幅は本発明に従ったISFET検出によって同様に測定されることができる。
装置
本発明のさらなる一態様において、本発明に従ったサンプルにおける核酸増幅の測定のための検出装置が提供され、上記装置は基体、例えばシリコン基材、の中または上にサン
プルを受入れるためのチャンバまたは流路を含んでおり、1つ以上のpH感受性ISFETが上記チャンバまたは流路内の核酸増幅の測定のために配置され、上記チャンバまたは流路内に存在する上記基体が増幅降下を改善するためのコーティングを有し、すなわち上記基体は上述のような表面パッシベーションを受ける。マイクロ流体デバイスは、上述のような如何なる形態も取り得る。基体の表面パッシベーションの必要性は、しかしながら、基体材料を選択することにより、または既に上述したような動的パッシベーションを採用する場合は避けることができる。
このように、本発明は、サンプル中の核酸増幅の測定のためのさらに一般的な検出装置を提供し、上記装置はマイクロ流体デバイスを含んでおり、サンプルを受入れるためのチャンバまたは流路が基体、例えばシリコン基材、の中または上に備えられ、1以上のpH感受性ISFETが上記チャンバまたは流路内の核酸増幅の測定のために配置される。上述のような低容量反応チャンバまたはウェルは固定サンプルまたは連続的フローPCR用のチャンバまたは流路におけるPCR測定のために備え付けられていてもよい。さらなるチャンバまたは流路が多数のサンプルの同時測定のために設けられていてもよい。上述のように、基体はサンプルの温度サイクルのための発熱体および温度センサを含んでいてもよい。
ビーズ上でのDNA伸長の測定
pH感受性ISFETがDNAシークエンシングのために使用されようと、ISFET表面に固定化されたDNA上のDNA伸長の代わりとして核酸増幅、例えばqPCR、のために用いられようと、DNA伸長はビーズ上で起こる。ビーズの使用は例えば図8に示されるように、反応チャンバまたは流路の底の水平面に配されたISFETと好適に結び付けることができ、ビーズはISFET検出表面の付近に定着する。ビーズは重力的定着のみでビーズがISFET検出表面付近に運ばれるようなものが選択されることができる。また、磁石/金属のビーズが選択され、磁気的にISFET検出表面付近に引込まれてもよい。ビーズはDNAの付着のためのどのような適切な材料、例えばシリカ、ポリスチレン、アガロースまたはデキストラン、から合成された球状粒子であってもよい。ビーズのサイズは重力沈降を助けるように、および、反応チャンバおよびポート入口および出口の妨害物を避けるための必要性と合致するように調整されていてもよい。ビーズは水または緩衝液を用いてセンサ表面から洗い流されることができる。ビーズへのDNAの結合は従来の方法、例えばビーズ表面の機能化、を用いて達成してもよい。スペーサを採用してもよい。ビーズの被覆率はビーズに対するDNAの比を調整することにより制御される。pH感受性ISFETがDNAシークエンシングまたは核酸増幅の測定に用いられ、より小さいサイズの制約がある場合、例えば、シリカビーズ(例えば直径約200nm)、および、ビーズに直接的に固定化された、またはカルボキシル基を有する官能基を供給するための次のビーズの修飾体に固定化されたDNAを好適に採用することができる。例えば、プラスチックビーズ(例えば約1μmのプラスチックマイクロビーズ)を好適に採用することができる。ISFETを核酸増幅の測定のために採用する場合、ビーズはサンプル中の標的DNAを捕捉するプローブDNAを運ぶことができる。
ISFET上に固定されたDNAプローブの使用
ビーズの使用の代わりとして、標的DNAの捕捉のためのDNAプローブは直接的または間接的にISFETに結合されていてもよい。そのようなDNAプローブの固定化は固体表面へのDNAプローブの固定化のための周知の方法、例えばDNAマイクロアレイ技術において周知のそのような技術、を用いることにより達成されてもよい。このように、ISFET上のDNAプローブ固定化はインサイチューオリゴヌクレオチド合成により(リソグラフィまたは他の方法により)達成されてもよい。
増幅のためのサンプルの準備
上述のような標的プローブの固定化はサンプルが標的核酸と標的以外の核酸の両者を含む場合に好ましい。プローブの固定化は標的以外の核酸または緩衝タンパク質からの標的の分離を可能とするためにそのようにされる。固定化プローブを用いて標的をISFET検出表面に近接させておくことにより、核酸増幅によって生じるpH変化が一定範囲に抑えられ、ノイズに対する信号の比の増加という利益を達成してもよい。
増幅のためのDNAは、口腔スワブ、血液サンプルまたは培養細胞などの種々の材料に由来するものであってもよい。本発明に従った核酸増幅の測定のためのサンプルの準備は、細胞、例えばクローンDNA配列、からの増幅のために必要とされる細胞の凝集および核酸の放出の工程の1つまたは両方を含んでいてもよい。これらの工程は、核酸増幅のためのデバイスと分離して、または、同じデバイス、例えば上述のPCRチップ、の一部に統合されて実行されてもよい。増幅のための放出された核酸は、例えば、上述のようなマイクロ粒子(ビーズ)に結合することによりさらに生成されてもよい。このような生体サンプルからの標的DNAの流出および生成は、Leeら‘Microchip-based one step DNA extraction and real time PCR in one chamber for rapid pathogen identification’, Lab Chip (2006) 6, 886-895に記載されるようなレーザ照射磁気ビーズシステム(LIMBIS)などの適切なラブオンザチップ(LOC)法を採用することにより、PCRと同じチップ上で達成することができる。
キット
本発明のさらなる態様において、サンプル中の標的核酸塩基配列を核酸増幅、例えばqPCR、によって検出するためのキットが提供され、反応チャンバまたは流路を含む検出デバイスおよび上述のような上記反応チャンバまたは流路内の核酸増幅の測定のためのpH感受性ISFET、例えばマイクロ流体チップの形成におけるそのような検出デバイス、を含んでおり、上記増幅のためのプライマーは反応チャンバまたは流路内またはキットとは別に備えられている。プライマーは、標的核酸用のビーズ固定化オリゴヌクレオチドプローブとともに備えられていてもよい。上述のように、検出デバイスの反応チャンバまたは流路はDNAポリメラーゼを含む反応チャンバ内で乾燥された他の試薬およびプライマー伸長のための必要なdNTPsを有していてもよい。
以下の参考文献は本発明に関する追加的な背景情報を提供する:
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以下の実施例では、DNA増幅のPCRサイクルに伴うpH変化のさらに詳細なシミュレーションにおいて記載され、これがどのようにして標的増幅のISFET検出に用いられるかが記載される。
実施例
図7は、10μM Tris HCl、pH7.5、0.4mM dNTPs、2mM
MgCl2、50mM KCl、0.05w/v%BSA、1U/μL Taqポリメラーゼ、1μM PCRプライマーペア、および、準備されたDNA鋳型(150〜15
0,000コピー)の複製混合物を採用する典型的なPCR増幅のためのPCRサイクルでのpH変化を示す。仮定上の単位複製配列は200塩基対であり、各々のdNTPの結合は1つのプロトンを放出する。初期pH値は7.5である。TrisおよびdNTPの濃度を考慮すると、各々のpH値における緩衝能を決定することができる。理論的pH変化は反応から放出されたプロトンの数および反応が起こるpHにおける緩衝能によって決定することができる。
上述のように、pH変化が一定の閾値に達する前のサイクルの数は、DNA鋳型の濃度に依存し、濃度が高いほどサイクル数は少なくなり、既知の鋳型の投入量に対する閾値に達するためのPCRサイクル数を計算することにより鋳型DNAの定量が可能となる。
理論的pH変化の計算
簡易化されたバージョンの反応において、一重伸長反応は以下のように記載することができる:
(1) HP310 -3−ヌクレオシド+DNA−3’OH=>H227 2-+DNA−O−PO(O-)−O−ヌクレオシド
(2) H227 2-=>HP27 3-+H+
ヌクレオチド挿入反応の即時の成分均衡が(1)に示され、伸長されたDNA鎖および正味荷電−2のピロリン酸(pKa1およびpKa2)が得られる。6から8.5のpH範囲において、いくつかのピロリン酸は(2)に示されるように第3のプロトン(pKa3)を解離させ、pHの低下をもたらす。
ピロリン酸のpKa
pKa1〜0.83
pKa2〜1.96
pKa3〜6.68
pKa4〜9.39
簡易化されたバージョンにおけるPCRサイクルの機能としてのpH変化の計算:
Figure 0005368321
ここで、dnは塩基の増加量であり、dpHはpH値の変化量である。
Figure 0005368321
ここで、[HA]0はTrisHCl、dNTP、DNAなどの緩衝能のある物質のトータル濃度であり、Kaはそれらの物質のプロトンの解離定数であり、[H+]はプロトン濃度である。
反応の初期pHが7.5と与えられると、150コピーのDNA、10μM TrisHClおよび400μM dNTPの反応混合物の総緩衝能を算出することができ、
β=βTris+βdNTP=1.08×10-4M(DNA濃度は無視できる)
そして、
Figure 0005368321
そして、新たな緩衝能は、新たな初期pH値および生産されたプロトン量で与えられる予想pH変化に基づいて計算することができる。

Claims (30)

  1. サンプル中にある場合の標的配列の増幅のための緩衝化された核酸増幅混合物を含むサンプルにおける、核酸増幅の測定方法であって、
    前記測定は、超えられるべきサンプルの緩衝能に対する閾値サイクル数より多い増幅の結果としての、標的配列の存在下におけるプロトン放出から生じるpH変化を検出することによって行なわれ、
    前記検出は検出機器を採用し、
    前記検出機器は、前記検出サンプルに晒された検出表面を有し、かつ前記トランジスタ表面におけるpH変化に応じた電気的出力信号を発生するように配置されたISFET、および、該ISFETからの電気的出力信号を検出するための手段を含む
    ことを特徴とする測定方法。
  2. 前記核酸増幅は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)増幅である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ISFETは、窒化シリコン層を備えている、請求項1または2に記載の方法。
  4. DNAポリメラーゼ酵素固定層を前記窒化シリコン層の上に備えた、請求項3に記載の方法。
  5. 参照電極が設けられた、請求項1から4のいずれかに記載の記載の方法。
  6. 増幅のための標的核酸がビーズ上に捕捉され、前記ISFET検出表面の付近に運び込まれた該ビーズ上で核酸増幅が起こる、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 増幅のための標的核酸が、前記ISFET上に固定されたプローブによって捕捉される、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  8. 前記ISFET検出表面が、1pLから10μLの低容量反応チャンバ内の前記サンプルに晒される、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記反応チャンバは、1つ以上のサンプルにおいて核酸増幅が同時的に測定され得る前記ISFETを含む、さらに1つ以上の別のチャンバを含むマイクロ流体デバイス内にある、請求項8に記載の方法。
  10. 前記反応チャンバは、抵抗オンチップヒータ部および温度センサを含むチップ上にあり、前記チャンバはPCR温度サイクルのために加熱または冷却されることができる、請求項8に記載の方法。
  11. 前記チップはさらにオンチップ温度制御回路を含む、請求項10に記載の方法。
  12. PCR測定用の前記サンプルは、マイクロ流体デバイスの流路またはチャンバを通して流れるようにされており、PCRのための温度サイクルが達成されるように流れながら連続して異なる温度に晒される、請求項2に記載の方法。
  13. 前記サンプルは、前記温度サイクルに適した異なる温度領域を連続的に横断するチャンバまたは流路を通して流れるようにされている、請求項12に記載の方法。
  14. 前記サンプルは、前記マイクロ流体デバイスの基体に備えられた異なる温度領域を連続的に横断するチャンネルを通して流れるようにされており、前記領域は、変性、プライマーアニーリングおよびプライマー伸長のPCRステージの流路に沿っての連続的反復に適したものである、請求項13に記載の方法。
  15. 前記流路に沿った異なる位置においてサンプルのpH変化を検出するために1以上のISFETが備えられた、請求項14に記載の方法。
  16. 前記サンプルは、マイクロチャンバ内の温度サイクルのために必要とされる温度領域の間を後方および前方に移動し、前記ISFETは前記チャンバの壁に備えられた、請求項12または13に記載の方法。
  17. 前記核酸増幅は等温核酸増幅である、請求項1に記載の方法。
  18. 標的核酸を核酸増幅のモニタリングによって検出する方法であり、前記緩衝能が超えられた時点での前記pH変化が前記標的核酸の検出に相関する、請求項1に記載の方法。
  19. 前記閾値サイクル数に達するために用いられる増幅サイクル数が、前記サンプル中に存在する前記標的配列の量を定量するために用いられる、請求項1に記載の方法。
  20. サンプルを加熱するために配置された1つ以上の発熱体と、サンプルのpHを測定するためのISFETを各々有するつ以上のISFET含有反応チャンバとが一体化されたシリコン基材を含む、
    サンプル中の核酸増幅測定用の検出装置。
  21. 前記ISFETの検出表面は窒化シリコン層で提供される、請求項20に記載の検出装置。
  22. さらに、1つ以上の温度センサーを含む、請求項20または21に記載の検出装置。
  23. 前記温度センサーは、前記サンプルの温度を制御するために、前記1つ以上の発熱体を制御するように配置される、請求項22に記載の検出装置。
  24. 前記反応チャンバが、前記シリコン基材の中または上で前記サンプルを受け入れるか、または、
    前記検出装置が、前記シリコン基材の中または上で前記サンプルを受け入れるための流路を含む、請求項20〜23のいずれかに記載の検出装置。
  25. 前記サンプルを含む1pL〜10μLの低容量反応チャンバが、前記ISFET上に設けられた、請求項20に記載の検出装置。
  26. 前記サンプルは、マイクロ流体デバイスの流路または反応チャンバを通して流れるようにされており、PCRのための温度サイクルが達成されるように連続して異なる温度に晒される、請求項20に記載の検出装置。
  27. 前記サンプルは、前記温度サイクルに適した異なる温度領域を連続的に横断する反応チャンバまたは流路を通して流れるようにされている請求項26に記載の装置。
  28. 前記サンプルは前記マイクロ流体デバイスの基体に備えられた異なる温度領域を連続的に横断する流路を通して流れるようにされており、前記領域は変性、プライマーアニーリングおよびプライマー伸長のPCRステージの流路に沿っての連続的反復に適したものである請求項27に記載の装置。
  29. 前記流路に沿った異なる位置においてサンプルのpH変化を検出するために1以上のISFETが備えられた請求項28に記載の装置。
  30. 前記サンプルは反応チャンバ内の温度サイクルのために必要とされる温度領域の間を後方および前方に移動し、前記ISFETは前記反応チャンバの各々の壁に備えられた請求項26または27に記載の装置。
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