JP5365897B2 - 位置決め装置 - Google Patents

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本発明は、面モータやリニアモータ等の位置決め装置に関し、特に、複数の歯をスライダとの対向面まで突出させたモータステータコアと、前記対向面から所定の間隙を介して対向配置されモータコアを内蔵する前記スライダとを備え、このスライダの位置検出の精度改善に関するものである。
スライダに搭載され、モータステータコアの歯と対向配置されたレゾルバ式位置センサを備える位置決め装置は、特許文献1〜3に技術的な開示があり、磁気回路のインピーダンス変化により対向する歯の相対位置を検出するレゾルバの原理についての詳細も開示されている。なお、位置決め装置の構成及び動作については、特許文献1で引用している特開2000−156127に詳細が開示されている。
図7は、レゾルバ式位置センサを備える従来の位置決め装置の断面図である。図8は、図7のレゾルバ式位置センサ部分の拡大断面図である。図は、紙面方向の断面を示しているが、位置決め装置では、紙面直交方向も同一断面構造を備える。
位置決め装置の基本構成は、所定の間隔で複数の歯が平面状に配置されたモータステータコア10と、このモータステータコア10に所定の間隙を介して対向配置される、モータコア20を内蔵するスライダ30よりなる。
スライダ30側に搭載されるレゾルバ式位置センサ40は、モータステータコア10の複数の歯と対向配置される複数の歯を有するコア51〜54を備える。各コア51〜54には、インピーダンス検出巻き線51a〜54aが巻回され、これに流す励磁電流で発生する磁束により、各コア51〜54とモータステータコア10間に磁気回路B1〜B4が形成される。
磁気回路B1の正弦波状に変化する磁気抵抗に基づいて、インピーダンス検出巻き線51aよりSin0相信号が検出される。同様に、磁気回路B2の磁気抵抗に基づいて、インピーダンス検出巻き線52aよりSinπ相信号が検出される。同様に、磁気回路B3の磁気抵抗に基づいて、インピーダンス検出巻き線53aよりCos0相信号が検出される。同様に、磁気回路B4の磁気抵抗に基づいて、インピーダンス検出巻き線54aよりCosπ相信号が検出される。これら検出信号の演算により位置信号が算出される。
図では、基本構成として4個のコア51〜54を示しているが、多数の歯を含む磁気回路でセンサを構成し、同様の構成を多数使用して平均化することで位置精度を向上させると共に、同様の構成で間隔を微小に変え配置することでバーニア効果を持たせて高調波を抑制する手法が採用されている。
特開2008−039543号公報 特開平4−127891号公報 特開2000−314606号公報
長尺のリニアモータや平面モータでは、モータステータコアを製作容易な所定長のブロックに分割し、長手方向につなぎ目11a,11b,11c,…11nで連結して作成する。また、長尺となったモータステータコアは機械的な剛性が低下するため、固定して使用する必要があり、固定ネジ60a,60b等でモータベース70に締結する構造が採用されている。
従来構造のレゾルバ式位置センサの磁気回路は、モータステータコア10を利用して構成しているが、巻き線の励磁電流で発生する磁束は、つなぎ目や固定ネジ部等を通過する場合があり、それらの部分の磁気回路のインピーダンスは他の部分と異なる値となる。
レゾルバ式位置センサは、磁気回路のインピーダンス変化を読み取る原理のため、この部分でのインピーダンスの乱れは、測定精度の悪化要因となる。この精度悪化は、平均化やバーニアでは吸収することができない場合がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、モータステータコアのつなぎ目や固定構造等によって測定精度が影響を受けないレゾルバ式位置センサを備える位置決め装置の実現を目的としている。
このような課題を達成するために、請求項1の発明は、
複数の歯をスライダとの対向面まで突出させたモータステータコアと、前記対向面から所定の間隙を介して対向配置されモータコアを内蔵する前記スライダとを具備する位置決め装置において、
前記スライダに搭載され、前記対向面から所定の距離に配置され、前記対向面から歯の深さ以内の歯先のみに磁束を通すようにした磁気回路を形成するレゾルバ式位置センサを備え
前記磁気回路は、互いのコアの一部を共通化して形成された一対のコアで構成され、これらのコアに巻回されたインピーダンス検出巻き線から、位相が180度シフトした位置信号を検出することを特徴とする。
本発明の構成によれば、次のような効果を期待することができる。
(1)磁気回路が、モータステータコアの歯先のみを通り、つなぎ目や固定構造部分を通らないので、モータステータコアのつなぎ目や固定構造等によって測定精度が影響を受けず、高精度の位置検出ができる。
(2)レゾルバのコアの構造が小型化されることで、位置センサ全体を小型・軽量化することが可能となる。
以下、本発明を図面により詳細に説明する。図1は、本発明が適用されたレゾルバ式位置センサを有する位置決め装置の一実施形態を示す断面図である。図2は、図1のレゾルバ式位置センサ部分の拡大断面図である。図7,図8で説明した従来装置と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
本発明が適用されたレゾルバ式位置センサの特徴は、レゾルバのコアとモータステータコア間で形成される磁気回路を、モータステータコアの歯先(歯の深さd以下)のみに磁束を通す小型の磁気回路構成とすることにより、モータステータコアのつなぎ目や固定構造の影響を受けない構造としたものである。
モータステータコア10には、深さdの歯がスライダ30に向けて所定の間隔で複数配置されている。歯の端面はすべて平滑な平面上に揃えられており、この平面を対向面Sとする。
磁気回路B1は、モータステータコア10の歯に近接して対向配置された一対のコア101a、101b及びこれらコア連結するヨーク部材に巻回されたインピーダンス検出巻き線101cで構成され、Sin0相信号が検出される。
同様に、磁気回路B2は、モータステータコア10の歯に近接して対向配置された一対のコア102a、102b及びこれらコア連結するヨーク部材に巻回されたインピーダンス検出巻き線102cで構成され、Cosπ相信号が検出される。
同様に、磁気回路B3は、モータステータコア10の歯に近接して対向配置された一対のコア103a、103b及びこれらコア連結するヨーク部材に巻回されたインピーダンス検出巻き線103cで構成され、Sinπ相信号が検出される。
同様に、磁気回路B4は、モータステータコア10の歯に近接して対向配置された一対のコア104a、104b及びこれらコア連結するヨーク部材に巻回されたインピーダンス検出巻き線104cで構成され、Cos0相信号が検出される。
各コア101a〜104bは、対向面Sから所定の距離を保って保持されている。磁気回路B1〜B4は、対向面S、すなわち、歯のスライダ30側の端面から深さd以内の歯先のみを通過するように形成される。
図では、基本構成として4個のコアを示しているが、同様の構成を多数使用し平均化することで位置の検出精度を向上させると共に、同様の構成で間隔を微小に変え配置することでバーニア効果を持たせて高調波を抑制する手法が、従来装置と同様に採用されている。
図3は、位置検出信号の演算を説明する機能ブロック図である。インピーダンス検出巻き線101cのインピーダンス変化は、インピーダンス電圧変換回路201でSin0信号s1に変換される。インピーダンス検出巻き線103cのインピーダンス変化は、インピーダンス電圧変換回路202でSinπ信号s2に変換される。減算器301により、s1とs2の差が演算され、Sin0−SinπのSin信号を得る。
同様に、インピーダンス検出巻き線102cのインピーダンス変化は、インピーダンス電圧変換回路203でCos0信号s3に変換される。インピーダンス検出巻き線104cのインピーダンス変化は、インピーダンス電圧変換回路204でCosπ信号s4に変換される。減算器302により、s3とs4の差が演算され、Cos0−CosπのCos信号を得る。
図4は、位置検出信号の演算を説明する波形図である。図4の(A)は歯毎の磁気抵抗がそろっている場合のSin0信号s1及びSinπ信号s2の波形を示している。図4の(B)は、信号s1とs2の差である信号e1の波形図である。Cos信号についても同様である。
図5は、本発明の他の実施形態を示すレゾルバ式位置センサの断面図である。互いに共有する磁気回路B1,B2は、コア401cを共通として形成された一対のコア401a,401b及びこれらコアに巻回されたインピーダンス検出巻き線401d,401eで形成され、これらインピーダンス検出巻き線より180度シフトした位置信号Sin0,Sinπを検出する。
同様に、互いに共有する磁気回路B3,B4は、コア402cを共通として形成された一対のコア402a,402b及びこれらコアに巻回されたインピーダンス検出巻き線402d,402eで形成され、これらインピーダンス検出巻き線より180度シフトした位置信号Cos0,Cosπを検出する。
磁気回路B1〜B4は、モータステータコア10の歯先のみを通るように構成される。
このように、Sin0,Sinπ及びCos0,Cosπで磁気回路を共有することにより、レゾルバのコアを小型化できるため、ひとつの歯でSin相及びCos相の信号が生成できる。コア素材のバラつきが大きく、透磁率がコア毎に異なる場合でも、Sin相Cos相はそれぞれ同じ歯より信号が生成されるのでその影響を軽減することができる。
図6は、本発明の更に他の実施形態を示す位置センサの断面図である。磁気回路B1〜B4は、棒状のコア501〜504と、このコアの軸方向に直交する方向に巻回されたインピーダンス検出巻き線501a〜504aで形成され、各磁気回路の磁路として空間の漏れ磁束を利用している点に特徴がある。
磁路として空間を使用しているため、励磁周波数を上げたときのコア材の周波数特性の影響が少なく、高い励磁周波数を使用できるという利点がある。高い励磁周波数とすることで位置検出の応答速度を向上できる。
このようなシンプルなコアとインピーダンス検出巻き線構造により、小型軽量の磁気回路を実現することができる。更に、インピーダンス検出巻き線は、棒状のコアの先端部より挿入して配置することができるので、製造工程を簡素化でき、コストダウンに貢献することができる。
なお、モータステータコア10の歯と歯の間の空間は、対向面Sまで非磁性体で埋められていてもよい。同様に、レゾルバ式位置センサも、コア同士の間の空間などが非磁性体で埋められていてもよい。
本発明による位置決め装置の一実施形態を示す断面図である。 図1のレゾルバ式位置センサ部分の拡大断面図である。 位置検出信号の演算を説明する機能ブロック図である。 位置検出信号の演算を説明する波形図である。 本発明の他の実施形態を示すレゾルバ式位置センサの断面図である。 本発明の他の実施形態を示すレゾルバ式位置センサの断面図である。 レゾルバ式位置センサを備える従来の位置決め装置の断面図である。 図7のレゾルバ式位置センサ部分の拡大断面図である。
符号の説明
10 モータステータコア
11a,11b,11c コアつなぎ目
20 モータコア
30 スライダ
40 レゾルバ式位置センサ
70 モータベース
101a,101b コア
101c インピーダンス検出巻き線
B1 磁気回路
S 対向面

Claims (1)

  1. 複数の歯をスライダとの対向面まで突出させたモータステータコアと、前記対向面から所定の間隙を介して対向配置されモータコアを内蔵する前記スライダとを具備する位置決め装置において、
    前記スライダに搭載され、前記対向面から所定の距離に配置され、前記対向面から歯の深さ以内の歯先のみに磁束を通すようにした磁気回路を形成するレゾルバ式位置センサを備え
    前記磁気回路は、互いのコアの一部を共通化して形成された一対のコアで構成され、これらのコアに巻回されたインピーダンス検出巻き線から、位相が180度シフトした位置信号を検出することを特徴とする位置決め装置。
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