JP5365036B2 - 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は液体吐出ヘッド及び液体吐出ヘッドを備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる。
ところで、シリアル型(スキャン型)画像形成装置において、記録速度を向上させるためにキャリッジの往路及び復路の双方向で印字して画像を形成する双方向印字を行なった場合、各色の打ち込み順序が往路と復路では逆になるために、インク滴の打ち込み順序に起因するバンド状の濃度ムラ(双方向色差)が発生することが知られている。
そこで、従来から双方向色差を低減するために、例えば、各1本のシアン,マゼンタ,イエローの順序の第1のヘッドと、この第1のヘッドの順序と逆順序の第2のヘッドとを、それぞれ1本のブラックのヘッドを中心として主走査方向に対称的に配設すると共に、往路走査時には、第1のヘッドで吐出を行い、往路走査時には第2のヘッドで吐出を行うようにすることが知られている。
また、特許文献1には、各2本のノズル列を有する4つのヘッドをノズル配列方向に並べて記録ヘッドを構成し、8本のノズル列を、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順に配置することが記載されている。
特開2006−347155号公報
また、特許文献2には、各2本のノズル列を有するヘッドを2つ並べて配置して記録ヘッドを構成し、1つのヘッドの一方のノズル列はブラック(K)、他方のノズル列は3分割してシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色を割り当て、更に2つのヘッド間において、ブラックのノズル列、カラーのノズル列、カラーのノズル列、ブラックのノズル列の順で配置することが記載されている。
特許第3552011号公報
しかしながら、特許文献2に記載のヘッドにおいても、記録ヘッドを2つのヘッドで構成しているために、各ノズル列に対応する液室のインクを供給する共通液室が4列必要であり、記録ヘッドのノズル列配列方向の幅が大型になるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、双方向色差を低減するノズル列配置をする記録ヘッドのノズル列配列方向の幅を小さくすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体吐出ヘッドは、
液滴を吐出するノズルが配列された複数のノズル列が、ノズル配列方向と直交する方向に配列され、
前記複数のノズル列には、
すべてのノズルから同じ色の液滴を吐出する少なくとも2つの第1ノズル列と、
ノズル配列方向で複数のノズル群に分けられて、各ノズル群から前記第1ノズル列から吐出する液滴の色とは異なる色の液滴であって、かつ、ノズル群相互間でも異なる色の液滴を吐出する第2ノズル列と、を含み、
前記第1ノズル列に液体を供給する第1共通液室と、
前記第2ノズル列のそれぞれのノズル群に液体を供給する第2共通液室がノズル配列方向に配列された第2共通液室列と、を有し、
前記第2ノズル列は、隣り合わせに3列以上配置され、
隣り合う前記第2ノズル列の間に、前記第2共通液室列が配置され、
2つの前記第2共通液室列の間に位置する前記第2ノズル列に対しては、前記2つの前記第2共通液室列から液体が供給され
ノズル配列方向と直交する方向において、前記2つの前記第2共通液室列の間に位置する前記第2ノズル列を中心として、各色の液滴を吐出する前記第1ノズル列と前記第2ノズル列は対称配置されている
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えている構成とした。
本発明に係る液体吐出ヘッドによれば、双方向色差を低減するノズル列配置の記録ヘッドにおけるノズル配列方向の幅を小さくすることができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、装置の小型化を図れ、双方向色差のない高画質画像を形成することができるようになる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。先ず、本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同ヘッドのノズル列及び共通液室配置を示す平面説明図、図2は同ヘッドのノズル位置及びノズル列群の説明に供する平面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、1枚のノズル板1に、液滴を吐出する複数のノズル10が配列された略同じ長さの4本のノズル列11−1、11−2、11−3、11−4が、ノズル配列方向と直交する方向にノズル列11−1、11−2、11−3、11−4の順に配列されている。
そして、ノズル列となるノズル列11−1とノズル列11−4は、すべてのノズル10から同じ色の液滴を吐出する。また、ノズル列となるノズル列11−2、11−3は、ノズル列11−1、11−4から吐出する液滴の色と異なる色の液滴であって、かつ、ノズル配列方向で3つのノズル群12a、12b、12cに分割されて、ノズル群相互間でもそれぞれ異なる色の液滴を吐出する。
ここでは、ノズル列11−1とノズル列11−4からはブラック(K)の液滴を吐出し、ノズル列11−2、11−3の各ノズル群12aはシアン(C)の液滴、ノズル群12bはマゼンタ(M)の液滴、ノズル群12cはイエロー(Y)の液滴をそれぞれ吐出する。なお、ノズル列11−1又はそのノズル10から吐出するKの液滴を「K1」、ノズル列11−4又はそのノズルから吐出するKの液滴を「K1」、ノズル列11−2の各ノズル群12a、12b、12c又はそのノズルから吐出するC、M、Yの液滴を「C1、K1、Y1」、ノズル列11−3の各ノズル群12a、12b、12c又はそのノズルから吐出するC、M、Yの液滴を「C2、K2、Y2」とする。
さらに、ノズル列11−1とノズル列11−4に対応する2つの第1共通液室13、13と、ノズル列11−2とノズル列11−3の各ノズル群12a、12b、12cに対応する第1共通液室13よりノズル列配列方向の長さが短い3つの第2共通液室14a、14b、14cがノズル配列方向に配列された1つの第2共通液室列14とを有している。
ここで、2つの第1共通液室13、13は、ノズル列11−1及びノズル列11−4の側方に配置されている。また、第2共通液室列14は、ノズル列11−2とノズル列11−3との間に配置され、ノズル列11−2とノズル列11−3の各ノズル10に対応する液室に共通にインクを供給する構成としている。
このように、ノズル列11−2とノズル列11−3の間に、つまり、2つの第2ノズル列の間に共通にインクを供給する1つの第2共通液室列14を配置したので、ヘッドのノズル配列方向の幅が短くなって小型化を図れ、また、第2共通液室列14を中心として各色の液滴を吐出する第1ノズル列と第2ノズル列が対称配置されているので、双方向色差を低減することができる。
この液体吐出ヘッドにおいては、図2に示すように、ノズル列11−1、11−2、11−3、11−4の各ノズル10間のピッチLnは同じであり、同じ色の液滴を吐出するノズル列間でのノズルピッチLhは、ノズルピッチLnの1/2である。そして、カラー画像を印刷するときには、ノズル列11−1、11−2、11−3、11−4をノズル配列方向で3つに分割したノズル列群31、32、33として使用する。ノズル群列31は、K1、C1、C2、K2のノズル列で構成され、ノズル群列32は、K1、M1、M2、K2のノズル列で構成され、ノズル群列33は、K1、Y1、Y2、K2のノズル列で構成される。
そこで、先ずカラー印字を行う場合のヘッド走査順序について図3を参照して説明する。
用紙40の領域41にカラー印刷する場合、1スキャン目はノズル列群33で用紙40の領域41を走査して、往路でブラック(K)、イエロー(Y)の順に印字し、復路でもブラック(K)、イエロー(Y)の順に印字する。次の2スキャン目はノズル列群32が用紙40の領域41を走査して、往路及び復路でマゼンタ(M)を印字し、同様に次の3スキャン目はノズル列群31が領域41を走査して、往路及び復路でシアン(C)を印字し、領域41にカラー印刷を行うことができる。
このとき、ブラック(K)は領域41上を合計3回スキャンすることになるので、上記のように1スキャン目に限らず、2又は3スキャン目で印字するようにしても、あるいは、そのうちの2回のスキャン、或いは3スキャンとも印字することもできる。また、カラー色の配置も上記のような順に限るものではない。
次に、モノクロ印字を行う場合のヘッド走査順序の第1例について図4を参照して説明する。
この場合、ノズル列11−2、11−3を使用せず(カラー液滴は吐出させず)、ノズル列11−1、ノズル列11−4でブラック(K)のみ吐出する。ここでは、相対的に使用頻度の高いブラックのノズル列11−1、11−4はほぼヘッド長さ分あるので、1スキャンで印字できる領域42が上記のカラー印刷時の領域41よりも大きい(送り方向の長さが長い)ので、記録速度はカラー印字よりも高速になる。
具体的には1スキャン目の往路で用紙側のノズル列(ノズル列11−4)でブラック(K2)を印字し、複路では往路で印字しなかった側のノズル列(ノズル列11−1)でブラック(K1)で印字する。この走査順序は、用紙への着弾時のインク浸透に時間を要する場合や吐出曲がりがある場合の白スジ防止には有効である。
次に、モノクロ印字を行う場合のヘッド走査順序の第2例について図5を参照して説明する。
この例は、モノクロ印字を行う場合の記録速度を第1例よりも更に速くしたものであり、具体的には、1スキャン目の往路で用紙側のノズル列(ノズル列11−4)でブラック(K)を印字し、複路の印字を開始する前に用紙40を搬送し新たな領域43に往路で印字しなかった側のノズル列(ノズル列11−1)でブラック(K)を印字することによって、第1例に対して2倍の記録速度で印字できる。
次に、本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図6を参照して説明する。なお、図6は同ヘッドのノズル列及び共通液室配置を示す平面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、1枚のノズル板1に、液滴を吐出する複数のノズル10が配列された同じ長さの第1ないしノズル列11−1、11−2、11−3、11−4が配列されている。
そして、第1ノズル列となるノズル列11−1とノズル列11−4は、すべてのノズル10から同じ色の液滴を吐出する。また、第2ノズル列となるノズル列11−2、11−3は、ノズル列11−1、11−4から吐出する液滴の色と異なる色の液滴であって、かつ、ノズル配列方向で少なくとも3つのノズル群12a、12b、12cに分割されて、ノズル群相互間でもそれぞれ異なる色の液滴を吐出する。なお、図1ではノズル群を明確にするために分けて図示しているが、図2に示すように、ノズル10は同じピッチで配列されている。
ここでは、ノズル列11−1とノズル列11−4からはブラック(K)の液滴を吐出し、第2、ノズル列11−2、11−3の各ノズル群12aはシアン(C)の液滴、ノズル群12bはマゼンタ(M)の液滴、ノズル群12cはイエロー(Y)の液滴をそれぞれ吐出する。なお、ノズル列11−1又はそのノズル10から吐出するKの液滴を「K1」、ノズル列11−4又はそのノズルから吐出するKの液滴を「K1」、ノズル列11−2の各ノズル群12a、12b、12c又はそのノズルから吐出するC、M、Yの液滴を「C1、K1、Y1」、ノズル列11−3の各ノズル群12a、12b、12c又はそのノズルから吐出するC、M、Yの液滴を「C2、K2、Y2」とする。
さらに、ノズル列11−1とノズル列11−4に対応する1つの第1共通液室13と、ノズル列11−2とノズル列11−3の各ノズル群12a、12b、12cに対応する第1共通液室13よりノズル列配列方向の長さが短い3つの第2共通液室14a、14b、14cがノズル配列方向に配列された2つの第2共通液室列14とを有している。
ここで、1つの第1共通液室13は、ノズル列11−1及びノズル列11−4の各ノズル10に対応する液室に共通にインクを供給する構成としている。また、2つの第2共通液室列14、14は、それぞれノズル列11−2、ノズル列11−3の側方に配置されている。
このようにノズル列11−1とノズル列11−4の間に、つまり、2つの第1ノズル列の間に1つの第1共通液室13を配置したので、ヘッドのノズル配列方向の幅が短くなって小型化を図れ、また、第1共通液室列を中心として各色の液滴を吐出するノズル列が対称配置されているので、双方向色差を低減することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図7を参照して説明する。なお、図7は同ヘッドのノズル列及び共通液室配置を示す平面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、前記第1実施形態の液体吐出ヘッドにおいて、ノズル列11−2とノズル列11−3との間に、更に第2ノズル列であるノズル列11−5が配置されている。このノズル列11−5は、ノズル列11−2、11−3と同様に、ノズル配列方向で少なくとも3つのノズル群12a、12b、12cに分割され、ノズル列11−1、11−4から吐出する液滴の色と異なる色の液滴であって、かつ、ノズル配列方向で少なくとも3つのノズル群12a、12b、12cに分割されて、ノズル群相互間でもそれぞれ異なる色の液滴を吐出する。
そして、ノズル列11−2とノズル列11−5との間、及びノズル列11−5とノズル列11−3との間に、それぞれ、第2共通液室列14、14を配置し、ノズル列11−2、11−5、11−3の各ノズル10が連通する液室に各色のインクを供給する構成としている。
この場合、図8に示すように、同じ色の液滴を吐出する3つのノズル列11−2、11−5、11−3をノズル配列方向に配置し、中央に位置するノズル列11−5の各ノズル10に対しては、2つの第2共通液室列14、14から交互に(1個おきに他の第2共通液室列14から)インクを供給する構成とすることができる。このようにすれば、図9に示すように、同じ色の液滴を吐出するノズル列16をノズル配列方向に配置し、各列毎に1つの共通液室17からインクを供給する構成(ノズルピッチLcは両方とも同じとする)とした場合に比べて、1つの共通液室が受け持つノズル数が少なくなり、したがって流量が少なくなるので、ヘッドの流体抵抗の設計余裕度が大きくなる。
また、この図8に示す例では、ブラック(K)のノズル列のノズルピッチLkをカラー(例えばシアン(C))のノズル列のノズルピッチLcの2倍にしている。これにより、画像品質で必要な高精細なカラー印字を行うことできるとともに、ビジネス用途などで多用されるブラックについて印字速度を優先することができる。
このように、ノズル列数を増やしても、同じ色(又は同じ特性)の液滴を吐出する2つのノズル列に共通の1つの第2共通液室列を配置したので、ヘッドのノズル配列方向の幅が短くなって小型化を図れ、また、ノズル列を中心として各色の液滴を吐出するノズル列が対称配置されているので、双方向色差を低減することができる。
つまり、ノズル列の数、及び色ないし液滴の特性の割り当ては上記各実施形態に限るものではなく、同じ色(あるいは特性)の液滴を吐出する隣り合う2つのノズル列間に共通にインクを供給する共通液室又は共通液室列を配置することで、ヘッドのノズル配列方向の幅が短くなって小型化を図れる。
次に、ブラック用の共通液室13とカラー用の共通液室14の構造について図10をも参照して説明する。なお、図10は流体抵抗と共通液室のノズル配列方向と直交する方向の断面における断面積(幅a×深さb)の関係の一例を示す説明図である。
流体抵抗Rfは幅aと深さbとの積すなわち流路断面積が大きくなると小さくなる。言い換えれば、幅a又は深さbのどちらかを一方を一定にした場合、その他方を大きくすれば流体抵抗Rfを小さくすることができる。
一方、記録速度を向上させるには、ノズル数を多くし、液滴吐出周波数を高くすることがある。すなわち、濃い画像を速く印字するときには短時間に多量のインクを流す必要があり、そのためにはインクが流れる流路の流体抵抗を小さくしておく必要がある。
そこで、使用頻度の高いブラック色を長い共通液室13に連通させる構成にしているので、共通液室13の流体抵抗を小さくする必要がある。前述したように流体抵抗を小さくするには流路形状パラメータである幅a又は深さbを大きくすれば良いのであるが、ヘッド幅が最小になるようにするには、次のようにすることが好ましい。
つまり、第1共通液室13と第2共通液室14a、14b、14cは、同じ深さにし、目標の流体抵抗になるように第1共通液室13の幅を決める。あるいは、カラー色のインクは短時間に多量のインクを流す必要がないので、第2共通液室14a、14b、14cの流体抵抗は第1共通液室13の流体抵抗よりも大きくてもよく、可能な限り第2共通液室14a、14b、14cの幅aを狭くする。
次に、液体吐出ヘッドの一例について図11及び図12を参照して説明する。なお、図11は図2のX−X線に沿うノズル列配列方向の断面説明図、図12は同ヘッドのノズル配列方向の断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、前記第1実施形態を適用したもので、ノズル板101と、流路板102と、振動板103とを順次接合し、これらによって液滴(インク滴)を吐出するノズル110が連通する流路であるノズル連通路105及び圧力発生室である液室(個別流路)106、液室106にインクを供給するための共通液室113、114に連通するインク供給口109などを形成している。
ノズル板101には、複数のノズル110が配列されたノズル列111−1、111−2、111−3、111−4を設けている。
また、振動板103のダイアフラム部を変形させて液室106内のインクを加圧するための圧力発生手段(アクチュエータ手段)である電気機械変換素子としての4つの積層型圧電素子部材121と、この圧電素子部材121を接合固定するベース基板122、122とを備えている。圧電素子部材121には、ハーフカットダイシングなどで溝加工を施して、振動板103を変形させる駆動圧電素子柱121Aと、液室間106の隔壁部106Aの支柱となる非駆動圧電素子柱121Bとを形成している。圧電素子部材121には駆動圧電素子121Aに駆動信号を印加する図示しない駆動回路(駆動IC)を搭載したFPCケーブル126を接続している。
そして、振動板103の周縁部及び中央部をフレーム部材130に接合し、このフレーム部材130には、ノズル列111−1、111−4の各ノズル110に対応する各液室106にインク(前述したようにブラックインク)を供給する2つの第1共通液室113、113を設けている。また、ノズル列111−2、111−3との間に、ノズル列111−2、111−3の各ノズル110に対応する各液室106にインク(前述したようにシアン、マゼンタ、イエローの各インク)を供給する1つの第2共通液室114を設けている。なお、第1共通液室13及び第2共通液室列114の各第2共通液室に外部からインクを供給するインク供給口119も設けらている。
このように構成した液体吐出ヘッドヘッドにおいては、例えば駆動圧電素子柱121Aに印加する電圧を基準電位から下げることによって駆動圧電素子柱121Aが収縮し、振動板103が下降して液室106の容積が膨張することで、液室106内にインクが流入し、その後駆動圧電素子柱121Aに印加する電圧を上げて駆動圧電素子柱121Aを積層方向に伸長させ、振動板103をノズル110方向に変形させて液室106の容積/体積を収縮させることにより、液室106内のインクが加圧され、ノズル110からインク滴が吐出(噴射)される。
そして、駆動圧電素子121Aに印加する電圧を基準電位に戻すことによって振動板103が初期位置に復元し、液室106が膨張して負圧が発生するので、このとき、第1共通液室113、第2共通液室列114の各第2共通液室から液室106内にインクが充填される。そこで、ノズル110のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
なお、このヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行うこともできる。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドを備える本発明に係る画像形成装置の一例について図13及び図14を参照して説明する。なお、図13は同装置の機構部の全体構成を説明する概略構成図、図14は同機構部の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型画像形成装置であり、左右の側板201A、201Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ233には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための本発明に係る液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド234を、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
また、キャリッジ233には、記録ヘッド234のノズル列に対応して各色のインクを供給するためのサブタンク235a、235b(区別しないときは「サブタンク235」という。)を搭載している。このサブタンク235には各色の供給チューブ236を介して、供給ユニット224によって各色のインクカートリッジ210から各色のインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ202の用紙積載部(圧板)241上に積載した用紙242を給紙するための給紙部として、用紙積載部241から用紙242を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)243及び給紙コロ243に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド244を備え、この分離パッド244は給紙コロ243側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙242を記録ヘッド234の下方側に送り込むために、用紙242を案内するガイド部材245と、カウンタローラ246と、搬送ガイド部材247と、先端加圧コロ249を有する押さえ部材248とを備えるとともに、給送された用紙242を静電吸着して記録ヘッド234に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト251を備えている。
この搬送ベルト251は、無端状ベルトであり、搬送ローラ252とテンションローラ253との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト251の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ256を備えている。この帯電ローラ256は、搬送ベルト251の表層に接触し、搬送ベルト251の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト251は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ252が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド234で記録された用紙242を排紙するための排紙部として、搬送ベルト251から用紙242を分離するための分離爪261と、排紙ローラ262及び排紙コロ263とを備え、排紙ローラ262の下方に排紙トレイ203を備えている。
また、装置本体の背面部には両面ユニット271が着脱自在に装着されている。この両面ユニット271は搬送ベルト251の逆方向回転で戻される用紙242を取り込んで反転させて再度カウンタローラ246と搬送ベルト251との間に給紙する。また、この両面ユニット271の上面は手差しトレイ272としている。
さらに、キャリッジ233の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド234のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む本発明に係るヘッドの維持回復装置である維持回復機構281を配置している。この維持回復機構281には、記録ヘッド234の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)282a、282b(区別しないときは「キャップ282」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード283と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け284などを備えている。
また、キャリッジ233の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける液体回収容器であるインク回収ユニット(空吐出受け)288を配置し、このインク回収ユニット288には記録ヘッド234のノズル列方向に沿った開口部289などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ202から用紙242が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙242はガイド245で案内され、搬送ベルト251とカウンタローラ246との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド237で案内されて先端加圧コロ249で搬送ベルト251に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ256に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト251が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト251上に用紙242が給送されると、用紙242が搬送ベルト251に吸着され、搬送ベルト251の周回移動によって用紙242が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ233を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド234を駆動することにより、停止している用紙242にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙242を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙242の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙242を排紙トレイ203に排紙する。
このように、この画像形成装置では本発明に係る液体吐出ヘッドを記録ヘッドとして備えているので、小型化を図れるとともに、双方向色差を低減して高画質画像を記録することができる。
なお、上記実施形態では本発明をプリンタ構成の画像形成装置に適用した例で説明したが、これに限るものではなく、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができる。また、狭義のインク以外の液体や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。
本発明に係る液体吐出ヘッドの第1実施形態を示すノズル列及び共通液室配置を示す平面説明図である。 同じくノズル位置及びノズル列群の説明に供する平面説明図である。 同ヘッドでカラー印字を行う場合のヘッド走査順序の説明に供する説明図である。 同ヘッドでモノクロ印字を行う場合のヘッド走査順序の第1例の説明に供する説明図である。 同ヘッドでモノクロ印字を行う場合のヘッド走査順序の第2例の説明に供する説明図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの第2実施形態を示すノズル列及び共通液室配置を示す平面説明図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの第3実施形態を示すノズル列及び共通液室配置を示す平面説明図である。 同実施形態における2つの第2共通液室列から3つのノズル列に対するインク供給の割り当ての説明に供する説明図である。 同じく比較例の説明に供する説明図である。 第1共通液室と第2共通液室の構造の説明に供する流体抵抗に関する説明図である。 液体吐出ヘッドの一例を示す図2のX−X線に沿うノズル列配列方向の断面説明図である。 同ヘッドのノズル配列方向の断面説明図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドを備える画像形成装置の一例を示す機構部の全体構成を説明する概略構成図である。 同じく機構部の要部平面説明図である。
符号の説明
1…ノズル板
10…ノズル
11−1〜11−5…ノズル列
12a、12b、12c…ノズル群
13…第1共通液室
14…第2共通液室列
14a、14b、14c…第2共通液室
101…ノズル板
102…流路板
103…振動板
106…個別液室
110…ノズル
111−1〜111−4…ノズル列
113…第1共通液室
114…第2共通液室
121…圧電素子部材
121A…駆動圧電素子柱
234…キャリッジ
235…記録ヘッド

Claims (4)

  1. 液滴を吐出するノズルが配列された複数のノズル列が、ノズル配列方向と直交する方向に配列され、
    前記複数のノズル列には、
    すべてのノズルから同じ色の液滴を吐出する少なくとも2つの第1ノズル列と、
    ノズル配列方向で複数のノズル群に分けられて、各ノズル群から前記第1ノズル列から吐出する液滴の色とは異なる色の液滴であって、かつ、ノズル群相互間でも異なる色の液滴を吐出する第2ノズル列と、を含み、
    前記第1ノズル列に液体を供給する第1共通液室と、
    前記第2ノズル列のそれぞれのノズル群に液体を供給する第2共通液室がノズル配列方向に配列された第2共通液室列と、を有し、
    前記第2ノズル列は、隣り合わせに3列以上配置され、
    隣り合う前記第2ノズル列の間に、前記第2共通液室列が配置され、
    2つの前記第2共通液室列の間に位置する前記第2ノズル列に対しては、前記2つの前記第2共通液室列から液体が供給され
    ノズル配列方向と直交する方向において、前記2つの前記第2共通液室列の間に位置する前記第2ノズル列を中心として、各色の液滴を吐出する前記第1ノズル列と前記第2ノズル列は対称配置されている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記第1ノズル列から吐出する液滴の色が黒であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記第1共通液室のノズル配列方向と直交する方向の断面における断面積は前記第2共通液室のノズル配列方向と直交する方向の断面における断面積よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 請求項1ないしのいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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