JP5365028B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は,半導体記憶装置に関し,特に,フローティングゲートに電荷を蓄積する不揮発性の半導体記憶装置に関する。
不揮発性の半導体記憶装置のうち,フローティングゲートに電荷を蓄積するタイプのものは,フラッシュメモリとして広く普及している。この半導体記憶装置は,ビット線とワード線との交差位置に設けられたセルトランジスタはフローティングゲートを有し,セルトランジスタのドレインにビット線が,コントロールゲートにワード線が,ソースにソース線がそれぞれ接続される。そして,フローティングゲートに電子(負の電荷)が注入されていない状態(データ1,消去状態)と,注入されている状態(データ0,プログラム状態)とを記憶する。
プログラム動作は,全てのセルトランジスタを消去状態にしてから行われ,プログラム対象のセルトランジスタに対して,コントロールゲートに高い電圧パルス(例えば10V),ドレインに高い電圧パルス(例えば5V),ソースに低い電圧(例えば0V)を印加し,ドレイン・ソース間にホットエレクトロンを発生させフローティングゲートにその電子を注入する。そして,プログラムベリファイ工程で,コントロールゲートにプログラムベリファイ電圧を印加してセルトランジスタがオフであることを確認する。このプログラムベリファイをパスするまで,前述のプログラムパルスの印加が繰り返される。
リード動作では,選択したセルトランジスタのコントロールゲートにリード基準電圧を印加して,セルトランジスタが導通するか(電子の注入なしのデータ1)か非導通か(電子の注入ありのデータ0)をビット線の電位から検出する。
消去動作は,全てのセルトランジスタをプログラム状態にした後行われる。そして,消去動作では,セルトランジスタのドレインとソースをフローティング状態にして,コントロールゲートに負の電圧パルス,基板に高い正電圧パルスをそれぞれ印加し,ホイラーノルトハイムトンネル現象によりフローティングゲート中の電子を基板側に引き抜く。この消去パルスの印加はあるブロック内の全てのセルトランジスタに対して行われる。そして,消去ベリファイ工程で,各セルトランジスタについて,コントロールゲートに消去ベリファイ電圧を印加してセルトランジスタがオンであることを確認する。消去ベリファイを全てのセルトランジスタがパスするまで消去パルスに印加が繰り返される。
以下に示す特許文献1〜4には,プログラムパルスの電圧を徐々に上昇させてプログラム動作を行う不揮発性の半導体記憶装置が開示されている。
特開平11−110977号公報 特開2005―122841号公報 特開2005−174414号公報 特開2006−294142号公報
第1に,従来の不揮発性半導体記憶装置は,セルトランジスタの過消去の問題がある。消去動作では,ブロック内の全てのセルトランジスタに消去パルスを繰り返し印加し,個々のセルトランジスタの閾値電圧が消去ベリファイレベルまで低下したことを確認する。全てのセルトランジスタの消去ベリファイがパスするまで消去パルスの一括印加が繰り返される。よって,ブロック内のセルトランジスタの特性ばらつきに起因して,一部のセルトランジスタはフローティングゲートから電子が引き抜かれさらに正の電荷が注入されて負の閾値電圧の状態(過消去状態)になる。過消去状態になると,リード動作で選択されていないセルトランジスタのコントロールゲートが0Vの非選択状態であってもドレイン電流がリーク電流として発生し,選択されたセルトランジスタのオン,オフ状態をビット線電位から検出することができなくなる。
第2に,低電源電圧化と微細化に整合しない高耐圧のトランジスタが必要という問題がある。近年の電源の低電圧化と微細化の傾向により,内部回路を構成するトランジスタはより薄いゲート酸化膜を有する微少サイズにすることが求められ,閾値電圧を低くして低い電源電圧でも動作可能にすることが求められる。ところが,前述のとおり,プログラム動作において,セルトランジスタのコントロールゲート(ワード線に接続)と,ドレイン(ビット線に接続)を高い電圧に駆動する必要があり,そのためには,ワード線ドライブ回路やビット線選択回路を,厚いゲート酸化膜を有しゲート幅が大きい高耐圧トランジスタで構成することが求められる。
このような高耐圧トランジスタは閾値電圧も高く,低電圧電源では駆動することができない。近年では,電源の低電圧化により電源電圧は例えば2V前後まで低下し,微細化トランジスタの閾値電圧は0.2〜0.3Vになっているのに対して,前述の高耐圧トランジスタの閾値電圧は1V前後と高い。そのため,電源電圧で駆動すると高耐圧トランジスタのオン電流が小さく動作速度が遅くなるという課題がある。また,電源電圧を昇圧して高耐圧トランジスタを駆動したとしても,昇圧動作によりプログラム動作が遅くなるという課題がある。
さらに,セルトランジスタ自体も,微細化トランジスタと比較するとトンネルゲート酸化膜が厚く閾値電圧が高い。そのため,読み出し動作において,セルトランジスタのコントロールゲートに接続されるワード線を電源電圧よりも高い電圧に昇圧したリード基準電圧に駆動することが必要になる。近年では,リード基準電圧は例えば4〜5Vと低電源電圧の2V前後よりも高くなっている。よって,この昇圧動作によりリード動作も遅いという課題がある。
そこで,本発明の目的は,上記の従来の課題を解決した不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
さらに,本発明の目的は,セルトランジスタが過消去状態になってもリード動作を適正に行うことができる不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
さらに,本発明の目的は,高耐圧トランジスタにより駆動回路を構成したとしても,プログラム動作やリード動作が遅くならない不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために,本発明の第1の側面によれば,半導体記憶装置は,選択トランジスタとそれに接続されコントロールゲートを有する記憶トランジスタとを有する複数のメモリセルと,複数のメモリセルの選択トランジスタのゲートに接続される複数の選択ゲート線と,複数のメモリセルの記憶トランジスタのコントロールゲートに接続される複数のコントロールゲート線と,前記複数のメモリセルの記憶トランジスタのソースに接続される複数のソース線と,前記選択ゲート線に交差し前記複数のメモリセルの選択トランジスタに接続される複数のビット線とを有する。そして,複数の選択ゲート線を駆動する選択ゲート線ドライバ回路は,第1のゲート絶縁膜を有する第1のトランジスタにより構成され,前記選択ゲート線を電源電圧で駆動する。また,複数のコントロールゲート線を駆動するコントロールゲート線ドライバ回路と複数のソース線を駆動するソース線ドライバ回路とは,第1のゲート絶縁膜より厚い第2のゲート絶縁膜を有する第2のトランジスタにより構成され,それぞれのドライバ回路が,前記コントロールゲート線とソース線を電源電圧より高い昇圧電圧で駆動する。
さらに,プログラム時は,アドレス選択されたビット線を低下させそれ以外のビット線を高い電位にし,コントロールゲート線ドライバ回路が全てのコントロールゲート線に第1のプログラム電圧を印加し,ソース線ドライバ回路が全てのソース線に第2のプログラム電圧を印加し,選択ゲート線ドライバ回路がアドレス選択した選択ゲート線を電源電圧で駆動する。また,リード時は,コントロールゲート線ドライバ回路が全てのコントロールゲート線にリード基準電圧を印加し,選択ゲート線ドライバ回路がアドレス選択した選択ゲート線を電源電圧で駆動する。
プログラム電圧やリード基準電圧などの高い電圧をコントロールゲート線に印加するコントロールゲート線ドライバ回路は,アドレスに応じた選択動作を行わないので,選択動作による動作速度の低下を抑制することができる。また,選択ゲート線ドライバ回路は,アドレスに応じた選択動作を行うが,低い電源電圧で駆動可能な微細トランジスタで構成されるので,その選択動作は高速に行われる。
上記の目的を達成するために,本発明の第2の側面によれば,上記第1の側面において,さらに,プログラム動作では,コントロールゲート線ドライバ回路が,コントロールゲート線に印加する第1のプログラム電圧を第1の電圧から順次上昇させた第2の電圧に変更しながら,プログラム電圧の印加を繰り返す。第1のプログラム電圧の上昇に対応して,対応するプログラムベリファイ電圧も順次上昇させる。そして,過消去状態のセルトランジスタが存在する場合は,第1の電圧を十分低い電圧にした状態から順次上昇させることで,プログラム動作を適切に行うことができる。
本発明によれば,プログラム動作やリード動作を高速化することができる。また,セルトランジスタが過消去状態になってもリード動作を正常に行うことができる。
以下,図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し,本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図1は,従来の不揮発性の半導体記憶装置の構成図である。この半導体記憶装置は,複数のワード線WL0,WL1と,それに交差する複数のビット線BL0,BL1と,それらの交差位置に設けられたセルトランジスタMC00〜MC11とを有する。セルトランジスタMC00は,コントロールゲートがワード線WL0に接続され,ドレインがビット線BL0に接続され,ソースがソース線SL0に接続されている。他のセルトランジスタも同様である。また,ビット線BL0,BL1は,コラム選択回路Y−SELを介してセンスアンプSAに接続され,コラム選択回路Y−SELは,コラムデコーダY−DECにより選択されたコラム選択信号(図示せず)により対応するコラム選択スイッチを導通させ,選択されたビット線をセンスアンプSAに接続する。センスアンプSAからはデータ出力Doutが出力される。さらに,ワード線デコーダ・ドライブ回路WLDEC/DRは,ワード線WL0,WL1の一つを選択して所定の昇圧電圧Vpp1で駆動する。ソース線ドライバ回路SLDRは,ソース線SL0を所定の昇圧電圧Vpp2で駆動する。そして,昇圧回路PUMP1,PUMP2は,電源電圧Vccを昇圧して,第1,第2の昇圧電圧Vpp1,Vpp2を生成する。
図2は,セルトランジスタのVg−Id特性を示す図である。従来の半導体記憶装置において,フローティングゲートに電子(負の電荷)が注入されていない消去状態はデータ1に対応しセルトランジスタの閾値電圧は低く,フローティングゲートに電子が注入されているプログラム状態はデータ0に対応しセルトランジスタの閾値電圧は高い。消去状態のセルトランジスタは特性Vdata1を有し,プログラム状態のセルトランジスタは特性Vdata0を有する。よって,リード動作で,ワード線WLに特性Vdata0,Vdata1の間のゲート電圧Vgを印加すると,セルトランジスタは記憶データに応じて導通または非導通状態になる。このセル電流の有無によりビット線電位が異なり,センスアンプSAがそのビット線電位に基づいて記憶データDoutを出力する。
プログラム動作は全てのセルトランジスタを消去状態にしてから行われる。プログラム動作では,選択されたセルトランジスタのコントロールゲートをワード線を介して例えば10Vに駆動し,ドレインをビット線を介して5Vに駆動し,ソースをソース線を介して0Vに駆動する。これにより,セルトランジスタのドレイン・ソース間にホットエレクトロンが発生し,コントロールゲートに電子が注入される。その結果,セルトランジスタはプログラムベリファイレベルVpvを越えてプログラム状態の特性Vdata0になる。プログラムベリファイでは,コントロールゲートに例えば5,5V程度を印加してセルトランジスタが非導通状態になったか否かを確認する。
消去動作は全てのセルトランジスタをプログラム状態にしてから行われる。消去動作では,あるブロック内の全てのセルトランジスタについて,ソースとドレインをフローティング状態にして,コントロールゲートをワード線を介して例えば−9Vに,基板を例えば+9Vにそれぞれ駆動し,フローティングゲート内の電子(負の電荷)を引き抜く。その結果,セルトランジスタは消去ベリファイレベルVevを越えて消去状態の特性Vdata1になる。消去ベリファイでは,コントロールゲートに例えば2〜3Vを印加してセルトランジスタが導通状態になったか否かを確認する。
さらに,消去動作ではブロック内のセルトランジスタに一斉に消去電圧が印加されるので,一部のセルトランジスタの状態が過消去状態Ve1になる場合がある。この過消去状態Ve1のセルトランジスタは,リード動作でワード線が非選択状態(グランド電位)であってもリーク電流を発生しビット線の電位に影響を与える。よって,選択されたセルトランジスタの電流の有無をビット線電位で検出するリード動作に支障を与えてしまう。
また,ワード線デコーダ・ドライブ回路WLDEC/DRは,ワード線WL0,WL1の一つを選択して所定の昇圧電圧Vpp1で駆動し,ソース線ドライバ回路SLDRは,ソース線SL0を所定の昇圧電圧Vpp2で駆動する。よって,これらの回路は高耐圧トランジスタで構成される。高耐圧トランジスタは,微細化トランジスタに比較すると閾値電圧が高く,電源電圧Vcc(例えば2V前後)で駆動されても十分なオン電流を発生せず動作が遅くなる。また,昇圧回路PUMP1,2による昇圧電圧を利用するとオン電流は十分大きくなるが,昇圧動作によりアクセス速度の低下が生じる。
図3は,本実施の形態における半導体記憶装置に構成図である。図3には,2行2列のメモリセルMC00〜MC11が示されている。各メモリセルMCは,直列に接続された選択トランジスタSG00〜SG11と記憶トランジスタCG00〜CG11とを有する。メモリセルMC00を例にとれば,選択トランジスタSG00は,フローティングゲートを有しない通常のNチャネルMOSトランジスタであり,そのゲートは選択ゲート線SGL0に接続され,ドレインはビット線BL0に接続される。また,記憶トランジスタCG00は,フローティングゲートを有するNチャネルMOSトランジスタであり,そのコントロールゲートはコントロールゲート線CGL0に接続され,そのソースはソース線SL0に接続される。記憶トランジスタCG00は,従来の不揮発性半導体記憶装置のセルトランジスタと同等の構造であり,そのデータ記憶の原理も図2に示したものと同様である。
選択ゲート線SGL0,1は行方向に延びて配置され,選択ゲート線デコーダ・ドライバSGDEC/DRにより選択され駆動される。コントロールゲート線CGL0,1とソース線SL0も行方向に延びて配置されているが,アドレスによる選択は行われないので,列方向に延びるように配置されてもよい。コントロールゲート線ドライバCGDRとソース線ドライバSLDRとは,コントロールゲート線CGL0,1とソース線SL0をそれぞれ所定の昇圧電圧Vpp1,Vpp2で駆動する。そのために,昇圧回路PUM1,2が設けられている。
ビット線BL0,1は,選択ゲート線SGL0,1に交差して列方向に延びて配置される。ビット線BL0,1は,それぞれPチャネルMOSトランジスタからなるプリチャージトランジスタPpr0,1を介して電源電圧Vccに接続される。コラム選択回路Y−SELは,コラムデコーダY−DECによる選択信号に応じて,ビット線BL0,1のうち1本を選択し,センスアンプSAに接続する。また,選択されたビット線BLには,NチャネルMOSトランジスタからなるディスチャージトランジスタNdisが接続される。
メモリセルMCの選択は,選択ゲート線デコーダ・ドライバ回路SGLDEC/DRが選択ゲート線SGL0,1のいずれかをアドレスにより選択して電源電圧Vccで駆動し,コラム選択回路Y−SELがビット線BL0,1のいずれかを選択してセンスアンプSAまたはディスチャージトランジスタNdisに接続することで行われる。選択ゲート線SGL0,1のいずれかを電源電圧Vccで駆動することで,行方向に配置された選択トランジスタSG00〜SG11を導通させ,記憶トランジスタCG00〜CG11をビット線に接続する。さらに,ビット線BL0,1のいずれかを選択することで,単一のメモリセルMCを選択する。
本実施の形態の半導体記憶装置では,選択ゲート線SGL0,1がアドレスにより選択され且つ電源電圧Vccで駆動される。よって,選択ゲート線デコーダ・ドライバ回路SGDEC/DRは,微細化トランジスタQ1により構成される回路である。例えば,微細化トランジスタによるCMOS回路である。一方,コントロールゲート線CGL0,1は,プログラム動作時に高いプログラム電圧Vpp1で駆動され,ソース線SL0もプログラム動作時に高い電圧Vpp2で駆動される。よって,コントロールゲート線ドライバ回路CGDRとソース線ドライバ回路SLDRとは,高耐圧トランジスタQ2により構成される回路である。例えば,高耐圧トランジスタによるCMOS回路である。
そして,微細化トランジスタQ1で構成される選択ゲート線デコーダ・ドライバ回路SGDEC/DRは,アドレスに応じて選択ゲート線SGLを選択し,電源電圧Vccで駆動する。この回路は,微細化トランジスタQ1と低い電源電圧Vccとの組み合わせにより高速動作が可能である。一方,コントロールゲート線ドライバ回路CGDRとソース線ドライバ回路SLDRとは,高い電圧での駆動動作が必要であり高耐圧トランジスタQ2で構成されるが,アドレスに応じてコントロールゲート線やソース線を選択することはないので,高速動作は必要ない。
図4は,本実施の形態におけるトランジスタの種類を説明する図である。4つのブロックの左上から半時計回りに説明する。まず,微細化トランジスタQ1は,NチャネルまたはPチャネルMOSトランジスタであり,2V前後,好ましくは1.8Vの電源電圧Vccで駆動される。ゲート酸化膜Ox1は薄く,それにより閾値電圧Vth1は0.2V前後と低く,耐圧WV1も低い。この微細化トランジスタQ1により構成される選択ゲート線デコーダ・ドライバSGLDEC/DRは,微細化トランジスタQ1のブロック内に示されるとおり,PチャネルとNチャネルの微細化トランジスタQ1からなるCMOSインバータを最終段に有する回路である。PMOSのソースには電源電圧Vccが印加され,CMOSインバータのゲートにはVccとGNDの信号が印加される。
高耐圧トランジスタQ2は,NチャネルまたはPチャネルMOSトランジスタであり,5〜10Vの昇圧電圧Vppまたは電源電圧Vccで駆動される。ゲート酸化膜Ox2はOx1より厚く,それにより閾値電圧Vth2は0.8V前後とVth1より高く,耐圧WV2もWV1より高い。この高耐圧トランジスタQ2により構成されるコントロールゲート線ドライバCGLDRやソース線ドライバSLDRは,高耐圧トランジスタQ2のブロック内に示されるとおり,PチャネルとNチャネルの微細化トランジスタQ2からなるCMOSインバータを最終段に有する回路である。PMOSのソースには昇圧電圧Vppが印加される。
記憶トランジスタCGは,フローティングゲートを有するNチャネルMOSトランジスタであり,プログラム動作,リード動作などで昇圧電圧Vpp1,Vpp2が印加される場合があり,トンネル酸化膜とフローティングゲートとコントロールゲートとの間の酸化膜とからなる酸化膜Ox4はQ1,Q2より厚く,耐圧WV4,閾値電圧Vth4はQ1,Q2より高い。
また,選択ゲートトランジスタSGは,記憶トランジスタCGのフローティングゲートとコントロールゲートとを短絡した構造であり,プログラム動作などで昇圧電圧Vppが印加される場合がある。そして,トンネル酸化膜Ox3は,Q1,Q2より厚いが,CGの酸化膜Ox4よりは薄い。もしくはOx4と同じ厚さである。薄い場合にはそれに伴い,耐圧WV3,Vth3はQ1,Q2より高いがCGより低い。
次に,本実施の形態における半導体記憶装置のプログラム動作,リード動作,消去動作について順に説明する。
[プログラム動作]
図5は,プログラム動作を説明するための図である。また,図6,図7はプログラムシーケンスを説明する図である。そして,図8は,プログラム動作のフローチャート図である。プログラム動作は,全てのメモリセルMC00〜MC11内の記憶トランジスタCG00〜CG11が消去状態にされた後に,メモリセルを選択しておこなわれる。以下,仮にメモリセルMC00が選択されてプログラムされるものとする。
図6に示されるとおり,時間t1で,全てのビット線BL0,1がプリチャージトランジスタPpr0,1を介して電源電圧Vccにプリチャージされ,選択されたビット線BL0がコラム選択回路Y−SELを介してディスチャージトランジスタNdisによる接続されグランド電位までディスチャージされる。次に,時間t3でソース線駆動回路SLDRが全てのソース線SLを電源電圧Vccに駆動する。さらに,時間t4で,選択ゲート線デコーダ・ドライバ回路SGDEC/DRが,アドレスにより選択した選択ゲート線SG0を電源電圧Vccに駆動する。
この状態で,時間t5で,コントロールゲート線駆動回路CGDRが,全てのコントロールゲート線CG0,1をプログラム電圧Vpp1に駆動する。このプログラム電圧Vpp1は,後述する理由により,低い電圧から順次高い電圧に昇圧して印加することが望ましい。そして,最後に,時間t6でソース線駆動回路SLDRが全てのソース線SLを電源電圧Vccから5.5V程度の昇圧電圧Vpp2に駆動する。
図5の左側に,プログラム動作時の時間t5,t6での印加電圧が示されている。選択されたメモリセルMC00では,選択ゲート線SGL0が電源電圧Vcc,ビット線BL0がグランド電位であるので,選択トランジスタSG00が導通状態になる。選択されていないメモリセルでは,選択ゲート線SGLがグランド電位もしくはビット線BLがプリチャージレベルVccであるので,選択トランジスタSGが導通することはない。そして,時間t6で,記憶トランジスタCG00のコントロールゲートには昇圧されたプログラム電圧Vpp1が,ソース線SL0には昇圧された電圧Vpp2がそれぞれ印加され,ソース線SL0に接続されたソースからノードNAに向かって電流が流れホットエレクトロンHEが発生する。このホットエレクトロンHEが,トンネル効果により記憶トランジスタのコントロールゲートに注入される。
上記の通り,プログラムシーケンスでは図6に示したとおり,ビット線BLの駆動,ソース線SLの駆動,選択ゲート線SGLの駆動の後に,コントロールゲート線CGLの駆動が行われる。
時間t6での昇圧電圧Vpp1,Vpp2によるプログラムパルスが印加された後,図6に示すとおりBL,SG,CG,SLを全てグランド電位に戻した後に,プログラムベリファイが行われる。プログラムベリファイでは,選択ゲート線SGL0を電源電圧Vccに駆動し,ビット線BL0をセンスアンプSAに接続し,ソース線SL0をグランド電位にする。ただし,全てのビット線がプリチャージされ,選択ビット線がディスチャージされることはない。センスアンプSA内の負荷回路により選択されたビット線BL0は所定のレベルに維持される。そして,コントロールゲート線CGL0にプログラムベリファイ電圧Vpvが印加され,記憶トランジスタCG00が導通するか非導通かに応じて生じるドレイン電流Idの有無を,ビット線BL0の電位に基づいてセンスアンプSAが検出する。
プログラム動作とプログラムベリファイは,繰り返し行われる。プログラムベリファイで全ての記憶トランジスタの非導通状態が確認されるとプログラム動作は終了する。
プログラム動作の時間t2で全てのビット線BL0,BL1をプリチャージトランジスタPpr0,1からプリチャージしたが,プリチャージトランジスタを設けなくても,各ビット線にはソース線SL0からメモリセルMC00,MC01を介してプリチャージ電流を供給してもよい。その場合は,メモリセルMC00,MC01内の記憶トランジスタと選択トランジスタとを共に導通させることが必要である。
本実施の形態では,好ましくは,プログラム動作でのコントロールゲート線CGLの印加電圧Vpp1を,比較的低い電圧からプログラム動作を開始し,プログラムベリファイをパスする度に順次昇圧した電圧に変更する。その理由は次のとおりである。
プログラム動作では,選択トランジスタSG00が導通している状態で,コントロールゲート線CGL0に昇圧電圧Vpp1を印加し,ソース線SL0に昇圧電圧Vpp2(5.5V)を印加する。プログラム動作開始時は,記憶トランジスタCG00のフローティングゲートには電子は注入されていないので,その閾値電圧は低い。よって,昇圧電圧Vpp1が高い電圧の場合は,記憶トランジスタCG00のドレイン電流(ソース線SL0からノードNAに流れる電流)の値が大きく,選択トランジスタSG00の電圧降下が大きくノードNAの電位上昇が大きくなる。そのため,記憶トランジスタCG00のソースとドレイン間の電圧が小さく,十分なエネルギーレベルを持つホットエレクトロンHEが発生せず電子の注入が不十分になる。
そこで,図7に示すとおり,好ましい実施の形態では,プログラム動作の開始時はコントロールゲート線CGL0の昇圧電圧Vpp1を例えば6V程度の低い電圧にし,そのプログラム電圧を印加した後に例えば3,5V程度のプログラムベリファイ電圧でプログラムベリファイを行う。プログラムベリファイをパスしたら,昇圧電圧Vpp1を例えば8V程度に昇圧してプログラムパルスを印加する。その後例えば4.5V程度のプログラムベリファイ電圧でプログラムベリファイを行う。このプログラムベリファイをパスしたら,昇圧電圧Vpp1を10V程度に昇圧してプログラムパルスを印加し,例えば5,5V程度のプログラムベリファイ電圧でプログラムベリファイを行う。つまり,プログラム電圧Vpp1とプログラムベリファイ電圧とを順次上昇させながら,プログラムパルスの印加を繰り返す。
プログラム開始時に低い昇圧電圧Vpp1を印加することで,記憶トランジスタCG00のドレイン電流値を抑制することができる。それにより,ノードNAが上昇することが抑制され,記憶トランジスタCG00に十分なエネルギーを持つホットエレクトロンを発生させることができる。そして,一旦ある程度の電子がフローティングゲートに注入されて閾値電圧が上昇すれば,昇圧電圧Vpp1をより高い電位に変更して,記憶トランジスタのドレイン電流を同程度に抑制しつつ且つ十分なドレイン電流を発生させ,ホットエレクトロンを発生させる。そして,最後は,昇圧電圧Vpp1を従来例と同程度の10V程度にして,ホットエレクトロンを発生させてフローティングゲートに注入する。
上記のように,プログラムパルスを印加するときのコントロールゲートのプログラム電圧(昇圧電圧Vpp1)を順次高く変更するので,それに対応するプログラムベリファイ電圧も順次高くする。それにより,プログラムベリファイでは,それぞれの段階での記憶トランジスタの閾値レベルの上昇を確認することができる。
図8のフローチャートにしたがってプログラム動作を詳述する。プログラムシーケンスは図6に示したとおりである。この図6においてコントロールゲート線CGLには昇圧電圧Vpp1がプログラム電圧Vpとして印加される。そして,このプログラム電圧Vpは低い電圧から順次高い電圧に変更される。
最初にプログラム電圧Vp(=Vpp1)は前述のとおり6V程度の低い初期値Vpiに設定され,図6のシーケンスでコントロールゲート線CGLに印加される(S10)。コントロールゲート線CGLに初期値のプログラム電圧Vp=Vpiが印加され,ソース線SLに昇圧電圧Vpp2が印加されると,ホットエレクトロンHEが発生し,その電子がフローティングゲートに注入される。その後,プログラムベリファイが行われる(S12)。最初のプログラムベリファイ電圧Vpviも前述のとおり3.5V程度低い電圧に設定されている。
上記のプログラム電圧の印加S10とプログラムベリファイS12とが,プログラムベリファイをパスするまで(S14のYES)繰り返される。ただし,規定回数を過ぎると(S16のYES),現在のプログラム電圧Vp=Vpiでは電子の注入ができないので,プログラム電圧Vpを初期値Vpiより低い値に変更する(S18)。規定回数以内に初期値Vpiで電子の注入ができない場合とは,その記憶トランジスタCGが過消去状態にあり,閾値電圧が非常に低いか負になっている場合である。過消去状態の場合は閾値電圧が過剰に低いまたは負になっているので,初期値Vpiでも記憶トランジスタのドレイン電流が過剰に大きくなり,ノードNAが上昇し,ホットエレクトロンHEが有効に発生しない。そこで,例外的にプログラム電圧Vpp(=Vpp1)をより低い電圧または負電圧にして,プログラムS10とベリファイS12とをやり直すことが有効である。
初期値Vpiでのプログラムベリファイをパスすると(S14のYES),プログラム電圧Vpを所定値dV1だけ上昇させてプログラム電圧の印加を行う(S19,S20)。そして,プログラムベリファイ電圧Vpvも所定値dV2だけ上昇させてプログラムベリファイを行う(S19,S22)。このプログラムベリファイをパスするまで(S24のYES),上記の工程S20,S22を繰り返す。ただし,規定回数繰り返してもプログラムベリファイをパスできない場合は(S26のYES),そのメモリセルへのプログラムを不能と見なしてプログラムフェイルとなる(S28)。
プログラム電圧が最大電圧に達するまで(S30のYES),プログラムベリファイをパスするたびに(S24のYES),プログラム電圧Vpを所定値dV1ずつ上昇させてプログラム電圧の印加を行い(S32,S20),プログラムベリファイ電圧Vpvも所定値dV2ずつ上昇させてプログラムベリファイを行う(S32,S22)。プログラム電圧Vpが最大電圧,例えば10Vのときにプログラムベリファイをパスすると,次のアドレスのメモリセルに対して,プログラム動作を行う(S34)。
このプログラム動作では,選択ゲート線SGLがアドレス選択の対象になるが,選択ゲート線デコーダ・ドライバ回路SGLDEC/DRが微細化トランジスタQ1で構成され電源電圧Vccで駆動されるので,選択動作は高速に行われる。一方,コントロールゲート線CGLとソース線SLは昇圧電圧Vpp1,Vpp2で駆動されるが,それらを駆動するコントロールゲート線ドライバ回路CGDRとソース線ドライバ回路SLDRは,アドレスによる選択動作は行わず,全てのコントロールゲート線と全てのソース線を昇圧電圧で駆動する。よって,高耐圧のトランジスタQ2で構成されていても,プログラム動作を遅くする原因にはならない。
[リード動作]
図9は,リード動作を説明する図である。リード動作は,コントロールゲートの電圧がリード基準電圧Vrefになる以外は,プログラムベリファイと同様である。ソース線SLはグランド電位にされ,選択された選択ゲート線SGLは電源Vccに駆動され,選択されたビット線BLはセンスアンプSAに接続される。センスアンプには図示しない負荷回路が設けられ,ビット線BLを負荷回路を介して電源電圧Vccに接続する。さらに,全てのコントロールゲート線CGLにはリード基準電圧Vrefが印加される。
選択されたメモリセルでは,選択トランジスタSG00が導通状態になり,記憶トランジスタCG00がプログラム状態(閾値電圧大)であれば非導通,消去状態(閾値電圧小)であれば導通する。よって,記憶トランジスタの状態に応じて,ドレイン電流Idが発生または非発生となる。このドレイン電流Idの有無により,ビット線BLの電位が異なり,センスアンプSAがそれを検出する。
リード動作でも,選択ゲート線SGLとビット線BLのみがアドレスにより選択され,全コントロールゲート線CGLと全ソース線SLには,それぞれリード基準電圧Vrefとグランド電圧GNDとが印加される。よって,選択ゲート線SGLを駆動する選択ゲート線デコーダ・ドライバ回路SGLDEC/DRの高速動作により,リード動作のアクセスタイムは短い。
さらに,本実施の形態のメモリセルは選択トランジスタと記憶トランジスタとで構成されている。よって,リード動作において,選択ビット線に接続されている非選択のメモリセルの記憶トランジスタが過消去状態になっていても,選択トランジスタによりビット線に接続されないので,読み出し不良は生じない。
[消去動作]
図10は,消去動作を説明する図である。消去動作は,ブロック内の全てのメモリセルをプログラム状態にした後に行われる。図10の左側に示したとおり,消去動作は,ブロック内の全てのメモリセルに対して,選択ゲート線SGL0とソース線SL0をフローティング状態にし,記憶トランジスタCG00のコントロールゲートCGLに例えば−9Vの消去電圧Veを印加し,その基板に例えば+9Vの電圧Vsubを印加する。これにより,H−N(ホイラーノルトハイム)トンネル現象により,フローティングゲート内の電子(負の電荷)が基板側に引き抜かれる。
上記の消去パルスを印加した後に,消去ベリファイが行われる。図10の右側に示したとおり,消去ベリファイは,コントロールゲートの電圧が消去ベリファイ電圧Vevになる以外は,前述のプログラムベリファイ,リード動作と同じである。すなわち,選択された選択ゲート線SGL0が電源電圧Vccに駆動され,選択されたビット線BL0がセンスアンプに接続される。そして,全てのソース線SLがグランド電位にされ,全てのコントロールゲート線CGLが消去ベリファイ電圧Vevにされる。このとき,消去により十分に電子が引き抜かれて閾値電圧が低下していれば,記憶トランジスタCG00は導通せず,ドレイン電流Idは発生しない。消去が不十分で閾値電圧が低下していなければ,記憶トランジスタCG00は導通しドレイン電流Idが発生する。ドレイン電流Idの有無がビット線BL0を介してセンスアンプSAで検出される。
以上説明したとおり,本実施の形態の不揮発性半導体装置によれば,メモリセルが過消去状態になってもリード動作を正常に行うことができる。また,アドレスによる選択動作を電源電圧Vccでの駆動動作で行うので,その駆動回路を微細化トランジスタで構成でき高速化を図ることができる。昇圧電圧による駆動動作が必要なコントロールゲート線CGLとソース線SLとは,アドレスによる選択動作がなく,全てのコントロールゲート線と全てのソース線を一斉に駆動するので,それらを駆動する回路CGDR,SLDRの動作が高速動作の妨げにはならない。
以上の実施の形態をまとめると,次の付記のとおりである。
(付記1)
不揮発性の半導体記憶装置であって,
選択トランジスタとそれに接続されコントロールゲートを有する記憶トランジスタとを有する複数のメモリセルと,
前記選択トランジスタのゲートに接続される複数の選択ゲート線と,
前記記憶トランジスタのコントロールゲートに接続される複数のコントロールゲート線と,
前記記憶トランジスタのソースに接続される複数のソース線と,
前記選択ゲート線に交差し前記選択トランジスタに接続される複数のビット線と,
前記複数の選択ゲート線を駆動する選択ゲート線ドライバ回路と,
前記複数のコントロールゲート線を駆動するコントロールゲート線ドライバ回路と,
前記複数のソース線を駆動するソース線ドライバ回路とを有し,
前記選択ゲート線ドライバ回路は,第1のゲート絶縁膜を有する第1のトランジスタにより構成され,前記選択ゲート線を第1の駆動電圧で駆動し,
前記コントロールゲート線ドライバ回路とソース線ドライバ回路とは,前記第1のゲート絶縁膜より厚い第2のゲート絶縁膜を有する第2のトランジスタにより構成され,前記コントロールゲート線とソース線を前記第1の駆動電圧より高い昇圧電圧でそれぞれ駆動することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記2)
付記1記載の半導体記憶装置において,
プログラム動作時において,
アドレス選択されたビット線が低い電位にディスチャージされそれ以外のビット線が高い電位にプリチャージされ,
前記コントロールゲート線ドライバ回路が全てのコントロールゲート線に第1のプログラム電圧を印加し,前記ソース線ドライバ回路が全てのソース線に第2のプログラム電圧を印加し,前記選択ゲート線ドライバ回路がアドレス選択した選択ゲート線を前記第1の駆動電圧で駆動することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記3)
付記2記載の半導体記憶装置において,
前記第1の駆動電圧は電源電圧であり,
前記第1,第2のプログラム電圧は電源電圧から昇圧した電圧を有することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記4)
付記2記載の半導体記憶装置において,
リード動作時は,前記コントロールゲート線ドライバ回路が全てのコントロールゲート線にリード基準電圧を印加し,前記選択ゲート線ドライバ回路がアドレス選択した選択ゲート線を前記第1の駆動電圧で駆動することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記5)
付記2記載の半導体記憶装置において,
前記プログラム動作時において,
前記コントロールゲート線ドライバ回路は,前記コントロールゲート線に印加する第1のプログラム電圧を順次上昇させた電圧に変更しながら,当該第1のプログラム電圧の印加を繰り返すことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記6)
付記5記載の半導体記憶装置において,
前記プログラム動作時において,
前記コントロールゲート線ドライバ回路は,前記第1のプログラム電圧の上昇に対応して,対応するプログラムベリファイ電圧も順次上昇させることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記7)
付記2記載の半導体記憶装置において,
プログラム動作では,前記記憶トランジスタに前記ソース線から前記選択トランジスタに向かうドレイン電流を発生させ,
リード動作では,前記記憶トランジスタに,記憶データに応じて,前記選択トランジスタから前記ソース線に向かうドレイン電流を発生させることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記8)
付記2記載の半導体記憶装置において,
前記複数のビット線それぞれにプログラム時にビット線をプリチャージするプリチャージトランジスタが設けられ,
選択されたビット線をディスチャージする複数のビット線に共通のディスチャージトランジスタが更に設けられることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記9)
付記2記載の半導体記憶装置において,
前記複数のビット線には,前記ソース線からメモリセルを介してプリチャージ電流が供給されることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記10)
選択トランジスタとそれに接続されコントロールゲートを有する記憶トランジスタとを有する複数のメモリセルと,
前記複数のメモリセルの選択トランジスタのゲートに接続される複数の選択ゲート線と,
前記複数のメモリセルの記憶トランジスタのコントロールゲートに接続される複数のコントロールゲート線と,
前記複数のメモリセルの記憶トランジスタのソースに接続される複数のソース線と,
前記選択ゲート線に交差し複数のメモリセルの選択トランジスタに接続される複数のビット線とを有し,
プログラム動作では記憶トランジスタにソース線からドレイン電流を流し,リード動作では記憶トランジスタにソース線にドレイン電流を流すことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記11)
付記10記載の半導体記憶装置において,
前記プログラム動作時において,
前記コントロールゲート線に印加するプログラム電圧を第1の電圧から順次上昇させた第2の電圧に変更しながら,当該プログラム電圧の印加を繰り返すことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記12)
付記11記載の半導体記憶装置において,
前記プログラム動作時において,
前記プログラム電圧の上昇に対応して,対応するプログラムベリファイ電圧も順次上昇させることを特徴とする半導体記憶装置。
従来の不揮発性の半導体記憶装置の構成図である。 セルトランジスタのVg−Id特性を示す図である。 本実施の形態における半導体記憶装置に構成図である。 本実施の形態におけるトランジスタの種類を説明する図である。 プログラム動作を説明するための図である。 プログラムシーケンスを説明する図である。 プログラムシーケンスを説明する図である。 プログラム動作のフローチャート図である。 リード動作を説明する図である。 消去動作を説明する図である。
符号の説明
MC:メモリセル BL:ビット線
SG:選択トランジスタ CG:記憶トランジスタ
SL:ソース線 SGL:選択ゲート線
CGL:コントロールゲート線
SGDEC/DR:選択ゲート線デコーダ・ドライバ回路
CGDR:コントロールゲート線ドライバ回路
SLDR:ソース線ドライバ回路
Vpp1:昇圧電圧,第1のプログラム電圧
Vpp2:昇圧電圧,第2のプログラム電圧

Claims (6)

  1. 不揮発性の半導体記憶装置であって,
    選択トランジスタとそれに接続されコントロールゲートを有する記憶トランジスタとを有する複数のメモリセルと,
    前記選択トランジスタのゲートに接続される複数の選択ゲート線と,
    前記記憶トランジスタのコントロールゲートに接続される複数のコントロールゲート線と,
    前記記憶トランジスタのソースに接続される複数のソース線と,
    前記選択ゲート線に交差し前記選択トランジスタに接続される複数のビット線と,
    前記複数の選択ゲート線を駆動する選択ゲート線ドライバ回路と,
    前記複数のコントロールゲート線を駆動するコントロールゲート線ドライバ回路と,
    前記複数のソース線を駆動するソース線ドライバ回路とを有し,
    前記選択ゲート線ドライバ回路は,第1のゲート絶縁膜を有する第1のトランジスタにより構成され,前記選択ゲート線を第1の駆動電圧で駆動し,
    前記コントロールゲート線ドライバ回路とソース線ドライバ回路とは,前記第1のゲート絶縁膜より厚い第2のゲート絶縁膜を有する第2のトランジスタにより構成され,前記コントロールゲート線とソース線を前記第1の駆動電圧より高い昇圧された第1のプログラム電圧と第2のプログラム電圧でそれぞれ駆動し,
    プログラム動作時において,
    アドレス選択されたビット線が基準電位にディスチャージされアドレス非選択されたビット線が前記基準電位より高い前記第1の駆動電圧にプリチャージされ,
    前記ソース線ドライバ回路が全ての前記ソース線に前記第1の駆動電圧を印加した後,前記選択ゲート線ドライバ回路がアドレス選択した選択ゲート線を前記第1の駆動電圧で駆動し,前記コントロールゲート線ドライバ回路が全てのコントロールゲート線に前記第1のプログラム電圧を印加し,その後前記ソース線ドライバ回路が全てのソース線に前記第2のプログラム電圧を印加することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項記載の半導体記憶装置において,
    前記第1の駆動電圧は電源電圧であり,
    前記第1,第2のプログラム電圧は電源電圧から昇圧した電圧を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項記載の半導体記憶装置において,
    リード動作時は,前記コントロールゲート線ドライバ回路が全てのコントロールゲート線にリード基準電圧を印加し,前記選択ゲート線ドライバ回路がアドレス選択した選択ゲート線を前記第1の駆動電圧で駆動することを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項記載の半導体記憶装置において,
    前記プログラム動作時において,
    前記コントロールゲート線ドライバ回路は,前記コントロールゲート線に印加する前記第1のプログラム電圧を順次上昇させた電圧に変更しながら,当該第1のプログラム電圧の印加を繰り返すことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項記載の半導体記憶装置において,
    前記プログラム動作時において,
    前記コントロールゲート線ドライバ回路は,前記第1のプログラム電圧の上昇に対応して,対応するプログラムベリファイ電圧も順次上昇させることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 請求項記載の半導体記憶装置において,
    プログラム動作では,前記記憶トランジスタに前記ソース線から前記選択トランジスタに向かうドレイン電流を発生させ,
    リード動作では,前記記憶トランジスタに,記憶データに応じて,前記選択トランジスタから前記ソース線に向かうドレイン電流を発生させることを特徴とする半導体記憶装置。
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