JP5362387B2 - 吊下げ機能付包装用箱 - Google Patents

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Description

この発明は、箱体形成片と一体に吊下片が設けられている吊下げ機能付包装用箱に関する。
従来、商品を収容して店頭に陳列する包装用箱には、店頭でフック等に吊り下げて陳列される吊下片が設けられたものがある。吊下片は、接着剤で箱体に接着されているものや、箱体を形成する箱体形成片に一体に設けられているものもある。箱体形成片に一体に設けられているものには、吊下片が収納可能に設けられ、必要なときに吊下片を引き出して陳列するものがある。
例えば、特許文献1に開示されている包装箱は、側壁の端縁に折曲片を連接し、折曲片の先端から多数の幅方向の折目線を有する連続帯を延出し、その先端に吊下片が設けられている。そして、折曲片を折り込み、連続帯を折り返す。この包装箱の使用方法は、吊下片を摘んで引き上げ、又は押し下げると、連続帯の折り返される折り目線が順次移動して、吊下片が側壁と蓋板の間から出没するものである。
特開2001−301747号
上記背景技術の場合、箱体の内側上方に吊り下げ片が収容され、箱体内に段差ができて、収納物の取り出しに支障を来す場合があった。また、組み立てる前の展開したシートの状態では、連続帯と吊下片が側方に突出しているため運搬や保管の際に邪魔となり、また切断されたり折れたりすることがあり、注意する必要があった。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で吊下片がブランクシートを有効に使用してコンパクトに設けられ、吊下片が不要なときは収納し必要なときには引き出すことができる吊下片付包装用箱を提供することを目的とする。
本発明は、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、この箱体形成片には、互いに平行に連接された複数枚の側面と、連接する前記複数枚の側面のうち連接方向の一方の端部に位置する前記側面の側縁部に連接して設けられた糊付片とを備え、連接する前記複数枚の側面のうち前記連接方向の他方の端部に位置する前記側面の内側となる裏面に、前記糊付片を糊付けして、前記複数枚の側面により筒体が組み立てられ、前記糊付片には、糊が塗布される部分以外の位置に形成された透孔と、前記透孔の周縁部に設けられ前記周縁部に対して交差する方向に前記透孔の中心に向かって突出する吊下片が設けられ、前記吊下片の先端部と反対側は、前記透孔の前記周縁部から前記糊付片の内側に達し、前記吊下片の側縁部に連続する一対の切断線で前記糊付片と区切られ、前記一対の切断線の間には前記吊下片を横断する複数本の吊下片折曲線が設けられ、前記吊下片は、前記吊下片の先端部から最も遠い前記吊下片折曲線で前記吊下片を折り曲げると、前記吊下片の先端部が前記糊付片に糊付けされた前記側面の端部から突出する吊下げ機能付包装用箱である。
また、前記吊下片は、前記吊下片の先端部から最も遠い前記吊下片折曲線で前記吊下片を折り曲げると、前記吊下片の先端部が前記糊付片に糊付けされた前記側面の端部から長く突出する。
さらに、前記糊付片は、前記側面の一つとほぼ同じ大きさに形成され、前記糊付片の内側には透孔が設けられ、この透孔の周縁部から前記吊下片が一体的に設けられている。
また、前記吊下片は、前記側面同士の連接方向に対してほぼ平行に設けられ、前記側面同士の間には、前記吊下片が突出可能なスリットが設けられている。
また、前記吊下片は、前記側面同士の連接方向に対してほぼ直角に設けられ、前記吊下片が突出する前記側面の端部には前記側面の内側にくぼむ切欠部が設けられ、前記吊下片の先端部から最も近い前記吊下片折曲線で前記吊下片を折り曲げたときに、前記吊下片の前記先端部が前記切欠部の内側に位置するものである。
本発明の吊下げ機能付包装用箱は、簡単な構造で操作性が良く、吊下片が不要なときは収納し、必要なときは簡単に引き出してフック等に吊下げることができるものである。これにより、店頭で陳列する形態を自由に変更することができる。また、箱体内に凸部がなく、収納物の取り出しに支障がなく、外観が綺麗であり、吊り下げ方向を任意に選択することができる。さらに、側方に突出した吊下片等がなく、作業の邪魔にならず、吊下片が折れたり破断したりすることもない。
この発明の第一実施形態の吊下げ機能付包装用箱の吊下片を収容した状態を示す斜視図(a)と、吊下片を引き出した状態を示す斜視図(b)である。 この発明の第一実施形態の吊下げ機能付包装用箱の展開図である。 この発明の第一実施形態の吊下げ機能付包装用箱の組立方法の一工程を示す展開図である。 この発明の第一実施形態の吊下げ機能付包装用箱の組立方法の次の工程を示す展開図である。 この発明の第一実施形態の吊下げ機能付包装用箱の折り畳んだ状態を示す正面図である。 この発明の第二実施形態の吊下げ機能付包装用箱の吊下片を収容した状態を示す斜視図(a)と、吊下片を引き出した状態を示す斜視図(b)である。 この発明の第二実施形態の吊下げ機能付包装用箱の展開図である。 この発明の第二実施形態の吊下げ機能付包装用箱の組立方法の一工程を示す展開図である。 この発明の第二実施形態の吊下げ機能付包装用箱の組立方法の次の工程を示す展開図である。 この発明の第二実施形態の吊下げ機能付包装用箱の折り畳んだ状態を示す正面図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図5はこの発明の第一実施形態を示すもので、この実施形態の吊下げ機能付包装用箱10は、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片12を組み立てて設けられている。
図2は箱体形成片12を表面から見た展開図であり、箱体形成片12は、側面14,16,18,20が、互いに平行に連接して形成されている。側面14,16,18,20は、連接している幅方向はほぼ同じ長さであり、連接方向の長さは側面14,18が長くて互いにほぼ等しく、側面16,20は短くて互いにほぼ等しい。さらに側面20の側縁部には、吊下げ機能付包装用箱10の組立状態で側面14の裏面に糊付けされる糊付片22が設けられている。側面14,16,18,20、糊付片22は、各々折罫線24,26,28,30で区切られている。
側面14において、側面同士の連接方向に対して直角な方向の一方の端部14aには、端部14aの中心に、凹状の切欠部32が設けられている。
側面16の、側面14の端部14aに隣接する端部には、矩形のフラップ34が折罫線36で区切られて設けられている。側面16の、折罫線36と反対側の端部には、台形状のフラップ38が折罫線40で区切られて設けられている。折罫線40は、折罫線24から離れて折罫線26に近づくほど側面16の中心側へ向かうようにわずかに傾斜している。
側面18の、側面16の折罫線36に隣接する端部には、矩形の外側上蓋片42が折罫線44で区切られて設けられている。折罫線44には、開封用のミシン線46が重ねて設けられている。ミシン線46は、折罫線44の中心で側面18の中心側へコの字形に折り曲げられている。側面18の、折罫線44と反対側の端部18aは、折罫線26,28付近が三角形状に切り欠かれている。
側面20の、側面18の折罫線44に隣接する端部には、矩形のフラップ48が折罫線50で区切られて設けられている。側面20の、折罫線50と反対側の端部には、台形状のフラップ52が折罫線54で区切られて設けられている。折罫線54は、折罫線30から離れて折罫線28に近づくほど側面20の中心側へ向かうようにわずかに傾斜している。
糊付片22は、側面14,18とほぼ同じ大きさの矩形に形成されている。糊付片22の、側面20の折罫線50に隣接する端部には、矩形の内側上蓋片56が折罫線58で区切られて設けられている。内側上蓋片56の、折罫線58の反対側の端部には、差込片60が折罫線62で区切られて設けられている。糊付片22の、折罫線58と反対側の端部には、底蓋片64が折罫線66で区切られて設けられている。底蓋片64の、折罫線66の反対側の端部には、差込片68が折罫線70で区切られて設けられている。
糊付片22の中心には、矩形の透孔72が設けられている。透孔72の、折罫線58に近くて平行に位置する周縁部72aには、透孔72の中心に向かって突出する吊下片74が設けられている。吊下片74は、周縁部72aに交差して透孔72に突出する一対の側縁部74aと、周縁部72aに対して平行な先端部74bが設けられ、一対の側縁部74aは、先端部74bに近づくほど互いの間隔が狭くなり吊下片74が台形状に形成されている。吊下片74の先端部74bと反対側は、透孔72の周縁部72aを越えて糊付片22の中に達し、吊下片74の側縁部74aに連続する一対の切断線76で糊付片22と区切られている。切断線76は、周縁部72aに対して直角な直線で、折罫線58に近づくほうに所定長さで延出し、その先端から周縁部72aに対して平行に互いに離れる方向に延出し、曲線を描きながらさらに直角に曲がり折罫線58に近づく方向に延出し、折罫線58に達する前で止められている。一対の切断線76の間には、3個の吊下片折曲線78,80,82が横断して設けられている。吊下片折曲線78,80,82は、周縁部72aに対して平行に互いにほぼ等間隔に設けられ、順に周縁部72aに近い方から並んで設けられている。透孔72に突出している吊下片74の中心には円形の透孔84が設けられている。
次に、この実施形態の吊下げ機能付包装用箱10の組立方法の一例について説明する。なお、ここでは図2が吊下げ機能付包装用箱10の箱体形成片12の表面を見たものであり、箱体形成片12の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、図3に示すように吊下片74の吊下片折曲線78を逆折りする。このとき、吊下片74の先端部74bは、糊付片22の折罫線58をわずかに越えて内側上蓋片56に達している。次に、図4に示すように折罫線28を正折りし、糊付片22の表面に、折罫線30と透孔72の間に折罫線30に沿って細長く糊86を塗布する。糊86とは透孔72を挟んで反対側にも糊86とほぼ同じ形状に糊88を塗布する。次に図5に示すように折罫線24を正折りし、側面14の裏面が糊86,88により糊付片22の表面に糊付けされる。このとき、側面14の切欠部32の中に吊下片74の先端部74bが位置している。
次に、商品を収容し包装する工場等において、折罫線24,26,28,30を各々90°に正折りし四角形の箱体にする。次に、折罫線40,54でフラップ38,52を90°に正折りし、その後折罫線66で底蓋片64を90°に正折りし、差込片68を側面18の裏面側に差し込んで係止し、底面が形成される。さらに、折罫線36,50でフラップ34,48を90°に正折りし、折罫線58で内側上蓋片56を90°に正折りし、差込片60を側面18の裏面側に差し込んで係止し、上面が形成される。外側上蓋片42の裏面側に図示しない糊を塗布し、折罫線44で外側上蓋片42を90°に正折りし、外側上蓋片42の裏面が内側上蓋片56の表面に接着され、上面が閉鎖される。
次に、この実施形態の吊下げ機能付包装用箱10の使用方法について説明する。まず、運搬や保管時には、吊下片74が邪魔にならないように、また破損しないように図1(a)に示すように、吊下片74の先端部74bに最も近い吊下片折曲線78が逆折りした状態を維持し、吊下片74の切欠部32からの突出量を小さくして収納した状態とする。店頭でフック等に吊下げて陳列するときは、切欠部32から僅かに突出する吊下片74を摘んで上方へ引き出す。これにともない、折られていた吊下片折曲線78が平坦に伸ばされ、次に吊下片折曲線80が折られて再び伸ばされ、最後に吊下片74の先端部74bから最も遠い吊下片折曲線82が逆折りされ、吊下片74は側面14の切欠部32から引き出される。そして、図1(b)に示すように、切欠部32から吊下片74が長く突出し透孔84が露出する。そして吊下片74の透孔84にフック等を挿通して吊下げ機能付包装用箱10を吊下げて陳列する。
この実施形態の吊下げ機能付包装用箱10によれば、簡単な構造で組立作業が容易であり、吊下片74が不要なときは収納し、必要なときに吊下片74を簡単な操作で引き出してフック等に吊下げて陳列することができる。吊下片74は、糊付片22の中に、透孔72と切断線76、吊下片折曲線82で区切られて設けられているため、ブランクシートを有効に使用して箱体形成片12の周囲の不要な面積が少なく廃棄する部分が少ないため、資源の無駄をなくし有効利用することができる。さらにこの吊下げ機能付包装用箱10は、吊下片74が糊付片22の中に設けられているため、組み立てる前の展開したシートの状態では吊下片74が側方に突出しないため、切断されたり折り曲げられたりすることがなく、安全である。吊下片74の側縁部74a、先端部74bはきれいな切断線で形成されているため、破断した跡等がなく、外観が良好である。糊付片22は側面14で覆われているため、側面の外観も良好となる。糊付片22の吊下片74の両側には、糊86,88が広い面積で塗布されて側面14に糊付けされているため、吊下げ機能付包装用箱10や吊下片74が安定していて使用し易いものである。特に、吊下げ機能付包装用箱10の内周面には凹凸が少ないため、内容物の挿入をスムーズに行うことができる。側面18の端部18aは、折罫線26,28付近が三角形状に切り欠かれているため、側面18の端部18aが棚等に確実に当接して自立し易くなる。吊下片74を収容した状態で、棚等に陳列するときに便利である。また、開封用のミシン線46が設けられているため、開封が容易である。
次にこの発明の第二実施形態について図6〜図10に基づいて説明する。なお、ここで、上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の吊下げ機能付包装用箱90は、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片92を組み立てて設けられている。
側面14の、側面16との間の折罫線24には、スリット94が設けられている。スリット94は、折罫線24を中心として両側に一定幅の太さを有して形成され、スリット94の長手方向の端部は、側面14側がS字状の曲線で形成され、側面16側がU字状の曲線で形成されている。
側面18の、側面16の折罫線36に隣接する端部には、矩形の外蓋片95が折罫線97で区切られて設けられている。折罫線97には、開封用のミシン線46が重ねて設けられている。ミシン線46は、折罫線97の中心で側面18の中心側へコの字形に折り曲げられている。折罫線97と反対側の端部には、矩形の外蓋片96が折罫線98で区切られて設けられている。
糊付片22は、側面14,18とほぼ同じ大きさの矩形に形成されている。糊付片22の、側面20の折罫線50に隣接する端部には、台形状の内蓋片100が折罫線102で区切られて設けられている。糊付片22の、折罫線102と反対側の端部には、台形状の内蓋片104が折罫線106で区切られて設けられている。
糊付片22の、折罫線30と反対側の側縁部22aの中心には、矩形の重ね片107が折罫線109で区切られて設けられている。重ね片107は、吊下げ機能付包装用箱90の組立状態で側面16の裏側面に重ねられるものであり、側面16のスリット94よりも大きく形成されている。
糊付片22の中心には透孔108が設けられている。透孔108は、折罫線30に対して平行な直線を下底108aとする台形状に形成されている。透孔108の下底108aに対して平行な上底の部分には、透孔108の中心に向かって突出する吊下片110が設けられている。吊下片110は、上底の部分に交差して透孔108に突出する一対の側縁部110aと、下底108aに対して平行な先端部110bが設けられ、一対の側縁部110aは、先端部110bに近づくほど互いの間隔が狭くなり吊下片110が台形状に形成されている。吊下片110の先端部110bと反対側は、透孔108の上底を越えて糊付片22の中に達し、吊下片110の側縁部110aに連続する一対の切断線112で糊付片22と区切られている。切断線112は、下底108aに対して直角な直線で、糊付片22の側縁部22aに近づくほうに所定長さで延出し、その先端から下底108aに対して平行に互いに離れる方向に延出し、曲線を描きながらさらに直角に曲がり側縁部22aに近づく方向に延出し、側縁部22aに達する前で止められている。一対の切断線112の間には、3個の吊下片折曲線114,116,118が横断して設けられている。吊下片折曲線114,116,118は、側縁部22aに対して平行に互いにほぼ等間隔に設けられ、順に吊下片110の先端部110bに近い方から並んで設けられている。透孔108に突出している吊下片110の中心には円形の透孔120が設けられている。
次に、この実施形態の吊下げ機能付包装用箱90の組立方法の一例について説明する。なお、ここでは図7が吊下げ機能付包装用箱90の箱体形成片92の表面を見たものであり、箱体形成片92の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、図8に示すように吊下片110の吊下片折曲線114を逆折りする。このとき、吊下片110の先端部110bは、糊付片22の折罫線109をわずかに超えて重ね片107に達している。次に、図9に示すように折罫線30を正折りし、糊付片22の表面に、折罫線30と透孔108の間に折罫線30に沿って細長く糊122を塗布し、さらに糊付片22の側縁部22aに沿って吊下片110を挟んで両側にそれぞれ細長く糊124を塗布する。次に図10に示すように折罫線26を正折りし、側面14の裏面が糊122,124により糊付片22の表面に糊付けされる。このとき、側面14のスリット94の中に吊下片110の先端部110bが位置している。
次に、商品を収容し包装する工場等において、折罫線24,26,28,30を各々90°に正折りし四角形の箱体にする。次に、折罫線40,54でフラップ38,52を90°に正折りし、その後折罫線106で内蓋片104を90°に正折りし、外蓋片96の裏面側に図示しない糊を塗布し折罫線98で外蓋片96を90°に正折りし、外蓋片96の裏面が内蓋片104の裏面に接着され、一方の端面が形成される。さらに、折罫線36,50でフラップ34,48を90°に正折りし、折罫線102で内蓋片100を90°に正折りし、外蓋片95の裏面側に図示しない糊を塗布し折罫線97で外蓋片95を90°に正折りし、外蓋片95の裏面が内蓋片100の表面に接着され、他方の端面が形成される。
次に、この実施形態の吊下げ機能付包装用箱90の使用方法について説明する。まず、運搬や保管時には、吊下片110が邪魔にならないように、また破損しないように図6(a)に示すように、吊下片110の先端部110bに最も近い吊下片折曲線114が逆折りした状態を維持し、吊下片110のスリット94からの突出量を小さくして収納した状態とする。店頭でフック等に吊下げて陳列するときは、スリット94から僅かに突出する吊下片110を摘んで上方へ引き出す。これにともない、折られていた吊下片折曲線114が平坦に伸ばされ、次に吊下片折曲線116が折られて再び伸ばされ、最後に吊下片110の先端部110bから最も遠い吊下片折曲線118が逆折りされ、吊下片110は側面14のスリット94から引き出される。そして、図6(b)に示すように、スリット94から吊下片110が長く突出し透孔120が露出する。そして吊下片110の透孔120にフック等を挿通して吊下げ機能付包装用箱90を吊下げて陳列する。
この実施形態の吊下げ機能付包装用箱90によれば、上記実施形態と同様の効果を有するものである。また、側面14,16の間の折罫線24に設けられたスリット94から吊下片110が突出するため、外観がすっきりとしている。スリット94の裏面には重ね片107が重ねられているため、外観が良好で異物の混入も防ぐことができる。
なお、この発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、吊下片の長さや幅は適宜変更可能であり、吊下片折曲線の本数も変更可能である。吊下片を取り付ける方向は、周囲全方向に自由に選定可能であり、吊下片を有する糊付片の糊付けの位置、糊付けの方法などは適選変更可能である。包装用箱の形状や大きさ、位置等、適宜変更可能である。また吊下げ機能付包装用箱の素材は、紙以外に、合成樹脂や紙と合成樹脂を積層したもの等、自由に選択可能である。4枚フラップの包装用箱にも簡単に対応可能な展開構成のため、大量生産にも適している。
10 吊下げ機能付包装用箱
12 箱体形成片
14,16,18,20 側面
22 糊付片
32 切欠部
72,84 透孔
74 吊下片
76 切断線
78,80,82 吊下片折曲線

Claims (3)

  1. 一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、この箱体形成片には、互いに平行に連接された複数枚の側面と、連接する前記複数枚の側面のうち連接方向の一方の端部に位置する前記側面の側縁部に連接して設けられた糊付片とを備え、
    連接する前記複数枚の側面のうち前記連接方向の他方の端部に位置する前記側面の内側となる裏面に、前記糊付片を糊付けして、前記複数枚の側面により筒体組み立てられ、
    前記糊付片には、糊が塗布される部分以外の位置に形成された透孔と、前記透孔の周縁部に設けられ前記周縁部に対して交差する方向に前記透孔の中心に向かって突出する吊下片が設けられ、
    前記吊下片の先端部と反対側は、前記透孔の前記周縁部から前記糊付片の内側に達し、前記吊下片の側縁部に連続する一対の切断線で前記糊付片と区切られ、
    前記一対の切断線の間には前記吊下片を横断する複数本の吊下片折曲線が設けられ、前記吊下片は、前記吊下片の先端部から最も遠い前記吊下片折曲線で前記吊下片を折り曲げると、前記吊下片の先端部が前記糊付片に糊付けされた前記側面の端部から突出することを特徴とする吊下げ機能付包装用箱。
  2. 前記糊付片は、前記糊付片に糊付けされた前記側面とほぼ同じ大きさに形成され、前記糊付片の内側には透孔が設けられ、この透孔の周縁部から前記吊下片が一体的に設けられていることを特徴とする請求項記載の吊下げ機能付包装用箱。
  3. 前記吊下片は、前記側面同士の連接方向に対してほぼ平行に設けられ、前記吊下片を有する前記糊付片に糊付けされた前記側面と、その隣接する側面との間の境界線には、前記吊下片が突出可能なスリットが設けられていることを特徴とする請求項1記載の吊下げ機能付包装用箱。
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